スーパー耐久

S耐:第5戦鈴鹿決勝第1レース 20分あまりで赤旗終了、優勝は1号車のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3

 スーパー耐久シリーズ第5戦第1レースが21日、鈴鹿サーキットで行われた。レースは開始20分過ぎに他車のまいたオイルに乗り激しくクラッシュするマシンがあったため、選手救出のため赤旗終了。その時点でトップを走っていたPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ドミニク・アン/ファリーク・ハイルマン組)が優勝した。

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 10時より秋晴れの下、第1レース1時間のローリングラップが始まった。1周を回りレースがスタート。トップで1コーナーに入ったのはポール位置からPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ドミニク・アン/ファリーク・ハイルマン組)の谷口。4位グリッドからスタートしたポールシッターのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(片岡龍也/ジョノ・レスター/メルビン・モー組)のレスターはケーズフロンティアBMW Z4 GT3(阿部翼/飯田太陽/西田裕正組)の飯田をストレートでパス、1コーナーのインからスリーボンド日産自動車大学校GT-R(藤井誠暢/ガミさん組)のガミさんをもパスに早くも2位に上がってきた。

 その後方では、2コーナーでDIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5、GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EUR、ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラの3台が絡むアクシデントが発生。荒れる展開を予感するレースが始まった。

 レースは20分過ぎ、ST-3クラス2位を走っていたasset テクノ Z33(小泉和寛/吉田広樹/堀田誠組)が10周目の1コーナー手前でトラブルのため自身が吹き上げたオイルに乗りコースアウト。このオイルに乗ったレイジュンZ33リール(オサム/池谷勝則/田中勝喜組)のオサムが1コーナーで激しくクラッシュ。SCが導入されたが、オサム救出のためほどなく赤旗に切り替えられ、レースは中断。再開が困難と判断され9周時点で終了となった。

 総合優勝はその時点でトップを走っていたGT3クラスのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ドミニク・アン/ファリーク・ハイルマン組)。ST-1クラスはDIAMANGO BMW Z4(余郷敦/石原将光組)が、ST-2クラスはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)が、ST-3クラスはasset テクノ Z34(佐々木雅弘/前嶋秀司組)、ST-4クラスはリジカラS2000(松井猛敏/中島保典組)が、ST-5クラスはエンドレス アドバン Cyber Formula SINヴィッツ(山本幸彦/いとうりな組)が優勝となった。

 第2レースは12時30分より1時間で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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