SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 #38立川通算17回目のポール獲得!GT300は#66アストンマーチンがまさかのQ1落ち

2012オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の公式予選が10月27日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が開幕戦岡山以来、今季2度目のポールポジションを獲得。立川はPP通算獲得回数を17に伸ばした。
GT300クラスは#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がポールポジションを獲得する一方で、ランキング2位の#66triple a Vantage GT3(星野一樹/吉本大樹組)はメカニカルトラブルによりまさかのQ1落ちを喫するという波乱の結果となった。(天候:晴れ コース:ドライ)

gt_r08_q_38 gt_r08_q_33

公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ、コースはドライながら、さすがに風は冷たさを感じさせる。
予選Q1では、公式練習でトップタイムを叩き出した#6エネオスSCが速さを見せ、伊藤大輔が1'41.280でトップに立つと、2番手には#38ZENTの立川祐路、3番手には#39デンソーの石浦宏明が続き、レクサスSCが1-2-3で他を圧倒する結果になった。
GT300クラスはタイトル争いの一角をなす#66triple aヴァンテッジがいきなりコース上にストップ、ノータイムに終わる波乱が。66号車は公式練習でもトラブルからストップしており、予選までに充分な修復作業ができなかったようだ。
一方トップタイムを記録したのは#911エンドレスポルシェの横溝直輝、#33ハンコックポルシェの影山が2番手につけた。

Q2では今週絶好調の#6エネオスSCを駆る大嶋和也と#39デンソーSCの脇阪寿一があわや接触という危ない場面があったものの、大嶋は最初のアタックから1分41秒台を叩き出す圧倒的な速さでここでもトップに立った。
2番手にもまた#38ZENTの平手晃平が続き、アンドレ・クートの駆る#19ウェッズスポーツSCが3番手と、またしてもレクサス勢が1-2-3。
結局2コーナーでのスピンによりタイムアップのチャンスを逃した#39デンソーSCと、第2戦富士でのロイック・デュバル欠場によりウェイトハンデを0に出来なかった#36ペトロナスSC、そして#12カルソニックGT-R、#17ケーヒンHSVの4台がここで脱落することとなった。
GT300は#33ハンコックポルシェの藤井がトップタイム。1'49.666を記録すると、#0初音ミクBMWの谷口信輝も1'49.712と僅差で続く。
一方JAF-GT勢は#31プリウスの新田守男、#16CR-Zの中嶋大祐が8、9番手でQ3進出を果たす一方で#61BR-Zの佐々木孝太はフロントサスの仕上がりが充分でなかったか、アンダーステア症状に苦しめられて13番手に終わった。

ポールポジションを決める最後の予選セッション、Q3でも#6エネオスは走りはじめから速さを見せつけ、伊藤は1'41.045と、Q1、Q2のベストタイムを更に上回ってみせたが、終了15秒前に#38立川が1'40.982とこの日唯一の1分40秒台を叩き出し、自身通算17回目のポールを獲得した。
3番手には本山哲の駆る#23モチュールGT-Rが食い込み、伊沢拓也の駆る#100レイブリックHSVが4番手につけた。
GT300クラスはここでもポルシェ同士の熾烈なポール争いが展開されたが、最後に笑ったのは影山正美の駆る#33ハンコックポルシェ。横溝の#911エンドレスポルシェはわずかコンマ2秒及ばなかった。

第8戦決勝は明日午後2時より53周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース