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第6戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・川福健太「いつかは筑波で勝ちたいなと思っていて今日やっと達成できた」

優勝 川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

優勝した川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

 「自分でもいい走りができたなと思います。自分が目指していたアベレージタイムを刻みながら、それをちょっとずつ更新しながらで、走りには満足しています。クルマはイシカワさんが走ったままで、何もいじっていなくて、シートとかもそのままでドライブできました。このクルマはMECで走っているのとは別の新しい個体で、僕はサーキットで走ったのは今回が初めてでした。フレームが新しい分の違いを感じますね。シャキっとしているというか動きが筑波のタイトコーナーとかでも最初の反応からよくて、クルマが曲がっている時の動きがいいな、足をすごく活かせているなというのがわかります。新車やっぱりいいな、と(笑)。筑波でレースキャリアをスタートさせて、志半ばで成績も残せずすぐに筑波を離れて、そこからはカートを10年ぐらいやって4輪をずっとやっていなかったので、いつかは筑波で勝ちたいなと思っていて、それが今日やっと達成できました。そういう意味では自分の中でも区切りがついて嬉しいですね。イシカワさんにいい報告ができます」

2位 柿沼一峰(G/P@ 恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)

決勝2位の柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)

 「2位が続いていますね。まあしょうがないです。もうちょっとちゃんと練習します。初めての筑波でも速かったのはクルマがいいのかな(笑)。とりあえずは何事もなく。来週ももてぎでレースがあるので、クルマをちょっといたわりたいとおもって、7周目くらいまでもう追いつかないと思って、ちょっとペースを落として、後ろだけ見ながら走っていました」

3位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝3位の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「いむらさんのペースが中々上がってこなかったので、後ろについているうちに(前の2台に)行かれてしまいました。いむらさんからのプレッシャーは、まぁよく知っている人なので、クリーンなバトルしてくれるだろうなと思っていたら、思っていた以上にクリーンで、とても楽しかったです。いいレースができました。これでシーズン2位を取れて、もうちょっと上の方がよかったですが(第2戦以降)表彰台をキープして2位だったので、来シーズンにつながるいいレースができたのではないかと思います」

4位 いむらせいじ(オートルックVITA-01)

決勝4位のいむらせいじ(オートルックVITA-01)

 「西濱さん速かったですね。こちらも速かったけれど、無理してまで抜き返しに行く必要もないので、あのままの感じでやりました。淡々と、大した見せ場もなく(苦笑)。西濱さんぜんぜんミスしなかったので、縮まるポイントがなかったです。お互い『縦』では勝負できない状況でした」

5位 山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

決勝5位の山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

 「いまいちマシンが、というのは言い訳になってしまいますが、前に近づいて走れたのでよかったのかなとは思います。ここ3戦くらいストレートが遅いな、と思っていましたが、今年はこのまま行こうと思っていたので、しょうがなかったですね。もうちょっと前に出られればよかったですね」

6位 佐藤考洋(tipo ETA VITA)

決勝6位の佐藤考洋(tipo ETA VITA)

 「8周目のオーバーテイクは 前を行く大沢さんと並木選手が第1コーナーで絡んで。当たってはいないと思うのですが、その隙に僕が前に出て。うまい具合に前に出られたので、そのまま逃げ切りたかったのですが、僕のクルマ直線がちょっと遅いので(苦笑)、直線でちょっとブロックラインを取りながら。あとコーナーはなんとかなるので、バックストレートだけどうにか並ばれないように、それだけ気にしながら走っていたら、前からは置いて行かれちゃったのですが、最後までどうにか大沢さんを抑えきったので、僕としては楽しくバトルができたなと思っています」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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VITA筑波

第6戦筑波決勝 代打出場の川福健太がポール・ツー・ウイン、16年ぶりの筑波で会心のレースを見せる

優勝した川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

 VITA筑波シリーズ第6戦決勝は11月23日(日)に行われ、欠場のイシカワヨシオに代わって急遽参戦が決まった川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)が、ホールショットを奪うとそのまま2位以下を突き放して後半から独走すると15周のレースを走り切って、16年前に果たせなかった筑波での優勝を遂げた。

 つくばVITAシリーズ最終戦決勝は予定よりやや遅れて12時13分にフォーメーションラップ開始。気温14度で朝よりは上がったものの曇り空のせいか肌寒い。路面温度18.5度とあがってきてレースにはいいコンディションだ。ポールポジションの川福はストレートの戻ったところでタイヤをバーンアウト、タイヤに熱を入れてスタートダッシュに賭けている様子が見てとれる。16台がグリッドに整列するとレッドライトが消灯してレーススタート。

 トップ川福が蹴り出しよく加速、2番手の柿沼一峰(G/P@ 恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)は僅かに反応が遅れたか、セカンドロウのいむらせいじ(オートルックVITA-01)が3番手から並びかけて第1コーナーでインを伺う。しかし柿沼がアウトから被せるように前に出てターンイン。2位のポジションを守る。いむら3位、4位西濱康行(ETA白波ワークスVITA)、5位山本龍(お先にどうぞ⭐︎VITA)、6位大沢良明(ビーンズスポーツVITA)とグリッド順に第1コーナーを通過する。

 好スタートの川福は2位以下をぐんぐん引き離し、第2ヘアピン進入までに後続と10メートル程度の差をつける。2位柿沼も3位いむらとの差を広げてオープニングラップを終了。トップ川福と2位柿沼は1.163秒の差、そこから0.905秒差でいむら、0.459秒差で4位西濱、0.221秒差で5位7山本、0.336秒の6位#27大沢、0.394秒差の7位並木海和(ViVa ETA VITA)まで連なった状態で3位グループが形成されている。

 2周目に入り柿沼がペースを上げて川福を上回るラップタイムで周回し1.070秒差と間合いを詰める。しかし川福はここで2段目ロケットに点火したか1分2秒990とペースアップ、ギャップを1.588秒までひろげると4周目には1.653秒差。しかし#83柿沼も負けじと5周目に1分2秒951の最速ラップで追う。

 後続も順位変動こそないものの、いむらを先頭とした3位グループは西濱0.187秒差、山本0.208秒差、大沢0.244秒差とトレイン状態で神経戦が続いている。さらに7位並木と8位チームメイトの佐藤考洋(tipo ETA VITA)が0.336秒差、9位#渡邊晴也(ELEVレーシングVITA)と10位土屋伊津季(ディープレーシングVITA)0.232秒差。14位倉田道夫(RSロゴスVITA)と15位内田美保乃(Raise UP miiisuke VITA)0.382秒差と随所で接近戦が広げらている。

 後続のバトルをよそにトップ川福は2位柿沼に対して7周目には1分2秒746と最速タイムを更新して2.037秒差とリードをひろげていく。いむらと西濱による3位争いは0.122秒差で7周目に入ると、第1セクターで西濱がいむらを捕らえてオーバーテイク、3位に浮上する。ここで7位を走っていた並木がコースサイドにマシンを止める。レース後の聞いたところでは急にエンジンが止まってしまったとのことだ。これで佐藤7位、以下各車ひとつずつ順位が上がる。この中で勢いのあるのが佐藤で、8周目には大沢を攻略して6位へと進出する。

 トップ川福は9周目1分2秒735と最速ラップを更新。10周目も1分2秒台で走ると、ここで勝負あったと判断したのかややペースを緩めた柿沼に4.201秒差と独走態勢を築き始めると、12周目に本日のファステストラップ、1分2秒712を叩き出して柿沼との差を6.764秒にすると、もはや彼を脅かすものはなく、ようやく手綱を緩めたか14周目に1分4秒台までペースダウンしてファイナルラップへと入る。この間にそれまで9位で頑張っていた渡邊が中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)のオーバーテイク許して10位にダウン、中島9位。おきねぇ(ORCシライワ設備ワコーズVITA)もジェネリック内田(RaiseUP コミネVITA)を仕留めて11位に上げる。

 チェカードフラッグが振られる中、川福は余裕のゴールイン。療養中のイシカワヨシオから託されたマシンをフィニッシュまで運びポール・ツー・ウインの完勝を飾った。以下2位柿沼、3位西濱が表彰台を獲得、西濱は5位フィニッシュの山本とのシリーズ2位争いを制した。4位いむら、6位佐藤というトップ6となった。

 これにて2025年VITA筑波シリーズは終了。来シーズンに向けた決意表明を語った選手もおり、早くも来シーズンが待ち遠しい。

優勝は川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

決勝2位は柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)

決勝3位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝4位はいむらせいじ(オートルックVITA-01)

決勝5位は山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

決勝6位は佐藤考洋(tipo ETA VITA)

トップでゴールする川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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VITA筑波

第6戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・川福健太「決勝に向けて速さは確認できた」

ポールポジション 川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)1分2秒570(コースレコード)

ポールポジションを獲得した川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

 「筑波は16年くらい前にFJ1600で1年間だけレースに出ていた時期があって、それ以来です。その時にあまりいい成績残せなかったので、いつかは、という気持ちがあったので、それが今日かなって思います。決勝に向けて速さは確認できたので、このままスタートを無難に決めて、ポール・ツー・ウインをめざして、頑張りたいと思います」

2位 柿沼一峰(G/P@ 恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)1分2秒715(+0.145秒)

予選2位の柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)

 「残念ながら1番にはなれなかったですね。まぁ悪くはないです。決勝は抜くところが少ないらしいですが、頑張って前について行くようにします」

3位 いむらせいじ(オートルックVITA-01)1分2秒802(+0.232秒)

予選3位のいむらせいじ(オートルックVITA-01)

 「前を走っている方たちは今年レギュラーでVITAに出ている方なので。僕は今年耐久を主にやっていて、スプリントはもてぎのv.Granzしかやっていなかったので。最後スケジュールが空いたので、ここは地元で慣れているからトップの方と遊べるかな、と思って昨日の練習走行だけで出場したのですが。思っていたよりもコンディション悪くなくて、1位の方はもうちょっとタイム出るかな、と思ったのがそこまででもなかったから、決勝もこれならちょっと遊べるかな、という感触です」

4位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分2秒953(+0.383秒)

予選4位の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「負けました(笑)。激しい予選で、感触はよかったのですが、タイムにはつながらなかったので。他の人たちはもっと行っていたのだと思います。タイムはもう少し行けたのじゃないかな、という気はしていますので、これで満足しているわけじゃないです」

5位 山本龍(お先にどうぞ☆VITA)1分3秒213(+0.643秒)

予選5位の山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

 「もうちょっと上に行きたかったですね。コンディションはけっこう滑る感じはありますけれど、そこそこでしたね。タイムはもっと出したかったです、ちょっとなにかいまいちでした」

6位 大沢良明(ビーンズスポーツVITA)1分3秒445(+0.875秒)

予選6位の大沢良明(ビーンズスポーツVITA)

「昨日は1分2秒台が出ていたので、そこは惜しかったのですが、感触は悪くないですね。路面が冷たいせいか、昨日よりは(グリップが)食い込まなかった気がします。トップとは1秒弱ありますが、決勝頑張ります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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VITA筑波

第6戦筑波公式予選 トップ3台がレコードブレイクする超速予選で代打出場の川福健太がポールポジションを獲得

ポールポジションは川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)

 VITA筑波シリーズ第6戦予選は11月23日(日)に行われ、イシカワヨシオに代わって急遽参戦が決まった川福健太(東京IRCvovoニルズVITA)が、開幕戦で兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がマークした1分2秒909を上回る2秒570のコースレコードを叩き出してポールポジションを取った。

 今年のシリーズ最終戦となる本大会。チャンピオンの座は第5戦まで全勝の兒島ですでに確定しているが、シリーズ2位については西濱康行(ETA白波ワークスVITA)64ポイント、3位山本龍(お先にどうぞ☆VITA)50ポイントで、まだ決着がついていない。 エントリーは16台。チャンピオンを決めている兒島は今回鈴鹿のスーパーフォーミュラでチーム無限のデータエンジニアを務めており欠場だ。

 15分間の予選は午前8時20分コースオープン。晩秋の筑波は朝から曇り空が広がって予選開始直前には小雨がぱらついていたが、路面を濡らすほどではなくドライコンディション。気温10度、路面温度13.5度というコンディションだ。西濱を先頭に全車コースインする。

 路面温度が低い為各車慎重にウオームアップを行い、計測3周目あたりからタイムアタックが始まり、まずは残り時間11分に、いむらせいじ(オートルックVITA-01)が1分5秒886のトップタイム、2番手佐藤考洋(tipo ETA VITA)の6秒086、3番手中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)6秒126と続く。そしてそれに続いてコントロールラインを通過した川福が4秒273をマークしてトップへ。川福が駆るのは今回体調不良で欠場となったイシカワヨシオのマシン。急遽代役出場が決まって16年ぶりという筑波だが、VITAのドライブはMEC120分レースにはイシカワと組んで第2戦鈴鹿、第3戦岡山で共にクラス優勝を飾っている。いむらも4秒608とタイムを詰めるが2番手にドロップ、3番手並木海和(ViVa ETA VITA)の4秒659につづいて山本が5秒098で4番手、西濱5秒313で5番手、土屋伊津季(ディープレーシングVITA)5秒608で6番手。

 予選残り時間10分を切って大きく順位を上げているのがおぎねぇ(ORCシライワ設備ワコーズVITA)で1分7秒416と13番手から9番手にアップ。さらに渡邊晴也(ELEVレーシングVITA)が5秒088を出して4番手へ。しかし直後に大沢良明(ビーンズスポーツVITA)が4秒613の3番手タイムをマーク、渡邊5番手にダウン。

 ここで佐藤が1分4秒150でトップに立ち、2番手西濱1分4秒199、3番手並木1分4秒249と3台が川福を上回るが、その上を行ったのが山本で1分3秒988とトップタイムをマーク、さらに1分3秒691とハードルを引き上げる。

 ここからポールポジションを競うトップ争いが激しくなり、まず西濱が残り時間8分に1分3秒222を出して首位を奪い取る。川福3秒691で2番手、3番手にはいむらが3秒781でつけて山本4番手と続く。さらに柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)が3秒107をマークしてトップ。初めての筑波でのVITAレースとのことで1分5秒台で10番手前後を走っていたが、ここで一気にギアをあげたようだ。さらに4番手に3秒737で大沢が上がってくる。

 残り時間7分で川福が1分3秒084でトップに返り咲き。1分2秒台が見えてきた。後方では55ジェネリック内田(RaiseUP コミネVITA)が4秒199で13番手から10番手へアップ。川福はさらにペースを上げて残り5分、ついに2秒763をマーク、コースレコードだ。2番手には西濱が3秒076とこちらも1分2秒台に迫る。並木3秒789で6番手浮上。

 残り時間5分を切って#8川福はセクター1、2と全体ベストを出すと、コントロールラインを通過し1分2秒570までレコードタイムを短縮した。

残り時間3分を切って終盤戦。柿沼が2秒766とこちらも兒島のレコードタイムを上回り、続いて残り1分30秒にはいむらも2秒844とレコードブレイク。シーズン最終戦にふさわしいハイペースな予選となってきた。4番手西濱、5番手山本、6番手大沢。

 15分間が経過しチェカードフラッグが振られ、トップ3台がコースレコードを上回った予選が終了。ポールポジション川福、2番手柿沼と初筑波VITAレースの両名がフロントロウに並び、3番手いむら、4番手西濱とこちらは筑波ベテラン組がセカンドロウ、5番手山本、6番手大沢が3列目スタートということになった。

 決勝は12時01分コースイン予定。チャンピオン不在の最終戦だがハイペースの戦いになりそうな予感がする。

予選2位は柿沼一峰(G/P@恵比寿NUTEC制動屋アラゴスタVITA)

予選3位はいむらせいじ(オートルックVITA-01)

予選4位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

予選5位は山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

予選6位は大沢良明(ビーンズスポーツVITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿シリーズチャンピオン会見 岩佐歩夢「自分の中ではまだまだうまくやらなければいけなかったなと思う」

2025年ドライバーズチャンピオン 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

2025年度ドライバーズチャンピオンを獲得した岩佐歩夢(TEAM無限)

 「全9戦の時ならだいたい3勝したドライバーがチャンピオンみたいな感じだったんで、今年は4勝ぐらいはしないときついよねみたいな話を開幕前の段階でしてたんですよね。なんですけど、前半戦はなかなか勝てなくて、やっとSUGOで勝てましたけど、結果的に今シーズン2勝でチャンピオンっていうのを考えると、自分たちがこうすべきだった、やるべきだった戦い方とはちょっと違った形だったかなと正直思っています」

 「レースをフィニッシュした時にしっかりと表彰台にいたっていうところは、まずすごく大きかったと思いますけれども、逆を返せば、リタイアで落としたレースっていうのが4戦以上はあると思うんですよね。そう考えると、そういったところはチャンピオンを取りに行く行き方ではないかなと正直思うんですね。昨日の自分のクラッシュも、まあ正直なところ全くいけなかったと思います。ただレベルが高くて、僅差でバチバチやってた中で本当に僅差で勝てたっていうところなんで、自分の中ではまだまだうまくやらなければいけなかったなと思います」

 「エンジニア、メカニック、そしてチーム全員が去年から同じ方向を向いて全力尽くしてくれてましたし、それがどんどんどんどん形になっていっているところに関しては、自信を持てましたし、すごく大きな支えになりました。もちろんチームだけじゃなく、その他の応援してくださっている方々、皆さんが本当にいたからこそ、こういった結果を取れたのは間違いないので、本当に皆さんに感謝したいと思います」

 「これからこのチャンピオンの価値を活かすかどうかはまた自分次第になってくると思うので、しっかりとこのチャンピオンという肩書き、日本一という肩書きをしっかりと活かせるような、この先の進み方をしていきたいと思います」

2025年チームチャンピオン DOCOMO TEAM DANDELION RACING チームプリンシパル村岡潔

2025年度チームチャンピオンを獲得したチームプリンシパル村岡潔氏(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「この今年をとるっていうのは、去年の喜びよりも、2年連続でとるっていうことが、やっぱりこのチームをやってきて、一つの区切りというか、一つ成長できる別の視界がやっと見えたなっていうことですよね。当然ドライバーのタイトルを取って、チームのタイトルを取るっていうのも重要なんですけど、我々のチームの力で用意できたクルマはドライバータイトルが取れるようなクルマではなかったとはいえ、チームで5勝もできたので、一番たくさん勝ったからチームタイトルが取れたという理屈にはちゃんと繋がってくるので、今年はやっぱり本当に力でもぎ取ったかなっていうところです。特に昨日、今日はドライバー2人が思い通りに走れなくても、きちっとポイントを取って、チームタイトルできちっとポイント差を取ってチームタイトルを取ったっていうところがやっぱり非常にありがたいなと。そういう意味ではドライバーには感謝しています」

 「かたやこうやって岩佐君がドライバーズタイトルを取ったし、去年は坪井君が取って、その時も言ったんですけど、やっぱりタイトルを取るっていうことに一番執着できたドライバーがドライバーズタイトルを取るんだなあと。そういう状況をうちのチームが作ってあげれなかった点でドライバーには申し訳なかった。でも、ドライバータイトルが取れなくてもチームタイトルを取らせていただいたのは、やっぱり、本当にファンのおかげとか、協賛企業だとか、HRCさんだとか、そしてドライバー2人の頑張り。本当にうちのチームは少ない人数なので、他のチームに対して取れるタイトルの重みが違うんです。プライベートチームが2年連続でメーカーのチームさんからこのタイトルを取ったっていうことはやっぱり大きなことになるし、そこはもう今日1日、これは自慢したいなと思います」

 「(来年のチームづくりについて)ドライバーのことは全く私は分かりません。私のところはホンダさんの育成を担っているので、若いドライバーを育ててくださいと言われれば、そのドライバーで走りますし、この2人でまた来年もと言われれば、来年もこれで走ります。そこはホンダさん次第だと思います。今年の我々の動きを活動を見て、このチームにはこういうドライバーだっていうことを決めていただけると思います。応援していただいている企業さんとは当然次のステップを目指して頑張ろうっていう話はしていきますけれども、それはもうこのカテゴリーをずっとやり続けるんですから、勝つことしかないので、来年もチームタイトルを取りたいねということだけです」

2025年ドライバー・オブ・ザ・イヤー イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

2025年度ドライバー・オブ・ザ・イヤーを獲得したイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「SFの開幕戦の時点では正直、勝てるか表彰台に登れるか分からなかっんですが、とりあえず1日ずつ、自分のベストを出し切るっていうことだけ集中してきました。シーズン真ん中ぐらいに来て自分のレベルがどういう立場にいるのか分かった上で、そこからチームとみんなで高いパフォーマンスを組み立ててきて、最後にここまで来れたのは本当に良かったです」

 「今までは経験が薄い部分、多分スピードはところどころあったんですけど、慣れてないことだったりとか、新しいことに対して対応がうまくできなかったことがたくさんあって、そこを一つずつ潰して、でもまた何か新しいことがまだやってきて、ようやくここの最後の2戦で、慣れた環境でパフォーマンスを引き出してっていうところができてきたので、そこら辺はしっかり成長できてすごい良かったです」

 「このシーズンの自分の目標は自分の存在感を示すっていうのがすごく重要だったと思います。過去一緒にカートとかでやり合った選手がスーパーフォーミュラとかスーパーGT500とか海外で活躍する中、そして自分がジュニアフォーミュラでやりあった選手がF1に行ったりしてて、なんで自分は2年前レースできてないんだっていうすごい悔しい思いを持った中、2023年の開幕式みたいなところに参加したんですけど、みんなのかっこいいプロモーションビデオが流れたりして、めちゃくちゃ本当に悔しかったんです。で、今年乗れることができて、メーカーの育成に関係してない分、このチャンスは絶対無駄にできないなっていうところで、本当に自分の意地で、やるしかないなって思った中で、本当に最後にこれを獲得できたのが本当に嬉しいです。そしてこのチームと一緒に頑張ってやってきた、この最後のパフォーマンスっていう部分はすごく大きく思ってますし、やっとそのトップと遜色ないパフォーマンスを得たんじゃないかなと思っているので、来年どうなるかはまだわからないですけど、自分の立場、そしてチームとも一緒にいい仕事ができたらいいんじゃないかなと思っています」

 「自分の家族は特に裕福ではないので、カートのときから、親が週5、週6とかで働いている中、石川県から毎週末琵琶湖とか関西まで、深夜でもカートを積んで連れて行ってくれました。レースができなかったときにも、どうにかまだチャンスを与えたいというところで、諦めないで支えてくれました。資金面でも大変苦労して、本当になんかもう全部できることもできないこともほぼやってくれました。アメリカに行ったときも、コストを下げるために自分と父でクルマのメンテナンスをして、シーズン全部の支払いができなくて、シーズンの途中から自分が乗っていたクルマに別のドライバーを乗せて、もう朝4時ぐらいまでそのクルマのメンテに付き合って、トランポに積んで、運んだこともあるし、それを全部乗り越えての今の結果なので、家族には本当に感謝しきれないです」

2025年度各賞を獲得した面々

2025年度ドライバーズチャンピオンを獲得した岩佐歩夢(TEAM無限)

2025年度ドライバーズチャンピオンを獲得した岩佐歩夢(TEAM無限)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿決勝会見 岩佐歩夢「最初チャンピオンを取ったのかどうかわからなかった」

第12戦優勝 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 優勝した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「もちろん率直に嬉しかったっていうのはありましたけど、単純に今回のこの最終戦のレースがなかなか苦しかったというか、後ろから佐藤選手から迫られるような形でしたけど、それをなんとか退けていって、プッシュプッシュしてっていう状況でずっと残り周回も情報で入ってたんですけど、全く減らないなっていうようなぐらいすごく長くて、その感覚の方が強くて、その苦しい中でも勝てたっていうところがすごくまずホッとしました」

 「最初チャンピオンを取ったのかどうかわからなかったんで、その情報が入った時に、ほっとする気持ちもありながら、ここまですごく取りこぼしが多い中で、ただ常にスピードがあってっていう状況で、正直今週末入って、昨日のレースがあのような形で終わっていて、正直苦しい状況だったと思うんですよね。まあでもしっかりとこう、みんなで力を合わせて、あのスタートも昨日ちょっと問題があったところからしっかりスタートできましたし、今日の2レースもペースも良くていいクルマがあって、ピットストップも本当に完璧で、もう本当に全てがうまくいったからこそ、取れた結果だったと思うので、それに対しての喜びっていうのが一番大きかったです」

 「基本的にピットタイミングに関しては、僕よりもエンジニア側の方が状況が見えているので、状況をしっかりと見てもらって、判断してもらったという形です。もちろん結果としてすごくいい判断だったと思いますし、ペースがあるっていうのも自分的には感じていて、ダントツっていうペースじゃなかったですけど、基本的にクリーンエアーがあればある程度いけるっていう感覚があったので、それをエンジニアに伝えて、あとの判断はチームに任せたという状態だったので、本当にいい判断だったと思いますし、リアクションも良かったですし、その辺も含めてすごく良かったと思います」

第12戦決勝2位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

決勝記者会見: 2位の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「最終レースは優勝しか見てなかったので、悔しいですね。SCが出てしまって思っていた戦略を取れず、一度後ろに下がる形となって、タイヤの差があまりない中で抜いていかなきゃいけなかったので、クルマはすごく調子は良かったものの、展開に恵まれなかった部分と、自分が攻めきれなかった部分があるので、自分の部分は反省したいなと」

 「開幕戦鈴鹿と最終戦鈴鹿では非常に高いポテンシャルがあったんですが、夏場の我々NAKAJIMAレーシングが少し不得意としているところで結果を出せてないので、そこをしっかり見直さないとシリーズランキング争い、チャンピオン争いには絡めないと思うので。そこはまあ、毎年行ってますから。ただ、ここ数年の中では一番いい状況でもあると思うので、頑張ります」

第12戦決勝3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「悔しいっていう気持ちだけなんですけど。チャンピオンを取るために今シーズンやってきて、やれることをやったと思いますし、3勝したし、多分一番優勝回数としては多くて、本当にやれることをやった中で、でも一年間、本当にチャンピオンのためだけにやってきたので、そういう心情でした」

 「ラスト数周はバイブレーションもすごくて、クルマの何かが壊れてるんじゃないかなっていうような症状がありましたね。それがあってもなくても順位が変わったことはないと思うんで、あれなんですけど、ストレートで(佐藤)蓮とちょっと当たって、それで右側のダメージというか、右側のタイヤのトーが変わっちゃったのかなと思うんですけど、そういうのもあって、バイブレーションがすごかったので、タイヤ取れないかなと心配してたんですけど。それでもペースは良かったのは良かったんで、最後離されたのは、結構その症状がひどくなってっていう感じで、後ろのイゴール選手はOTがないのは分かっていたので、少しだけマネージするけど、でも頑張ってもついていけないような状態に最後になったので、完走できただけでもラッキーって思った方がいいのかなっていうふうな思っています」

 「ご存知の通り、僕も牧野選手も本当に我が強くて、この2人を自由にやらせてくれるダンデライアンのチームは、ある意味寛大だなっていう思ってはいます。この僕たちがチームタイトルを取れてるっていうのは、お互い協力もしつつ、でも本当に高め合うというか、一番のライバルとして戦って、でも二人でちゃんと情報共有してみたいなところで、お互いに刺激を与えながらレースができているっていうのはチームとしても素晴らしいと思います。そこでチームの雰囲気だとか、いろいろ変なフリクションが生まれることもなく、一年間やってこれてるし。今年で3年一緒にやっていますが、非常にお互いのドライビングスタイルだとか、まあいろんなところを、2人でこう、チーム自体もそうだし、ドライビングだとか、まあいろんな部分のレベルを上げていけてるっていうようなふうに感じています。でも一年間通すとチームタイトルは取りましたけど、ここぞっていう時の底力みたいなのはやっぱり今回の無限さんはやっぱすごいなと思うし、NAKJIMAレーシングもここ最近本当に強敵ですし、ウカウカしていられないなと思ってます」

第11戦優勝チーム監督 田中洋克(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 優勝チーム監督田中洋克氏(TEAM MUGEN)

 「はい、もう率直にもうれしいの一言になります」

 「今週を振り返ると、昨日のレースでもうかなり厳しいなというふうな状況だと思ってはいたんですけども、スタッフやドライバーが本当に諦めずに最後まで走った結果が、こういう優勝をして、特にチャンピオンっていうので、あの、本当に嬉しく思いますし、なんかまだ信じられない気持ちでいるんですけども、もうなんかこうじゃないと勝てない、チャンピオンを取れないっていうような状況の中で、本当にきっちりみんな仕事をしてくれて、こういう結果があの取れたことを本当に嬉しく思ってます。」

Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第12戦鈴鹿決勝 岩佐歩夢が会心のポール・トゥ・ウィンで2025年のドライバーズチャンピオンを獲得!!!

 瑶子女王杯を受け取るチャンピオンの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第12戦の決勝が11月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が第8戦SUGO以来の勝利を挙げ、2025年のドライバーズチャンピオンを獲得した。

(天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:金曜日5,200人/土曜日28,000人、36,000人/大会総入場者数69,200人)

 第12戦決勝は午後2時30分より31周で行われた。スタート時の気温は17℃、路面温度は28℃だ。

決勝がスタートした

 スタートで一旦はポールポジションの岩佐と予選2位の野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が並ぶ形となるが、ここは野尻が自重して岩佐がトップで1コーナーへ。この隙に予選3位の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が2番手に上がり、野尻は3番手に。

 その後方では予選7位の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が2コーナー立ち上がりでアウトに膨らみ、9番手に後退してしまう。

 1周目の順位は岩佐、佐藤、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)とつづき、坪井は8番手でコントロールラインに戻ってきた。

 このレースでは特別規則により1周目からタイヤ交換が認められており、早速1周目に野尻とザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)そして小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)がピットイン。早くもタイヤ交換を行った。

 2周目には坪井、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、三宅淳詞(ThreeBond SF23)がタイヤ交換。坪井は野尻の前でコースに戻る。逆バンクで、デグナーで猛然と襲い掛かる野尻をタイヤの冷えた坪井は懸命に押さえ込み、シケインへ。ここで野尻は一旦先行するが、坪井はOTSを使ってホームストレートで並びかけ、3周目にタイヤ交換を行ってピットアウトしてきたサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)のアシストも受けてポジションを奪い返した。

 一方、トップの岩佐は4周を終えて1秒076のリード。佐藤、牧野、太田、フラガと続く。タイヤ交換を終えたドライバーの中では坪井が先頭で野尻、大湯、オサリバン、小林そしてフェネストラズの順で5周を完了した。

 6周目に太田がピットイン。タイヤ交換を終えて坪井の前でコースに戻る。懸命に追う坪井。しかしアウトラップから太田はハイペースで飛ばし、坪井の接近を許さない。

 7周目にはトップの岩佐と3番手のフラガがタイヤ交換を実施。坪井の前でコースに復帰したフラガに坪井は引っかかってしまい、ポジションを上げられず。

 これで8周終了時点の順位はトップが佐藤、2番手に牧野、3番手に福住が上がり、タイヤ交換組では岩佐の11番手を筆頭に太田、フラガ、坪井、野尻と続く。

 10周を終えて佐藤は2番手の牧野に2秒761の差をつける。11番手の岩佐との差は33秒183。佐藤はこのまま終盤までタイヤ交換を引き伸ばす作戦だったという。

 ところがこの周のシケインで大湯と野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が接触するアクシデントが発生。の中はピットに戻ったが、その場に大湯のクルマが残ったため、12周目からセーフティーカーが導入された。

 ここでタイヤ交換を終えていないドライバーが一斉にピットイン。これにより岩佐がトップに返り咲き、太田が2番手。佐藤は3番手で戻ることに成功、牧野4番手、フラガ5番手、福住6番手と続いて坪井は7番手、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)8番手と続いて野尻は9番手となった。

セーフティーカーは14周終わりでピットへ。15周目から追い越しが可能となる。すかさずフラガが1コーナーで大外から牧野を抜いて4番手に浮上した。  

 続いて佐藤が16周目のシケインで太田に並びかける。ここではポジションを譲らなかった太田だったが、この影響からか最終コーナーの立ち上がりで佐藤にインから並ばれて2番手を明け渡すことに。

 佐藤はその後も岩佐を追い上げにかかり、20周終了時点でその差を0秒528とする。二人は2020年にフランスF4を共に戦い、岩佐がシリーズチャンピオン、佐藤はランキング2位となった間柄だ。

 そして22周目の1コーナーでなんと坪井が阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)に抜かれて8番手に後退してしまう。これでシリーズタイトルの行方は岩佐が俄然有利となった。

 岩佐は23周目を終えた時点で佐藤との差を0秒838とするが、佐藤も24周目には0秒743差にまで詰めてきた。25周を終えたところでその差は0秒707となる。

 その後も26周目には0秒658差、27周目には0秒845差と一進一退の攻防が続き、0秒731差で30周を完了。ファイナルラップを迎えた。

 OTSを駆使しで岩佐を追う佐藤。しかし最後まで岩佐歩夢は付け入る隙を与えず、第8戦SUGOに続く今季2勝目をものにするとともに、シリーズポイントを224に伸ばし、8位に終わった坪井翔を4.5ポイント上回り、見事2025年のドライバーズタイトルを獲得した。

 2位は佐藤蓮、3位には終盤クルマの挙動に不安を抱えながらもフラガの追撃を振り切った太田格之進が入った。

 これにて全日本スーパーフォーミュラ選手権は2025年の全日程を終了。2026シーズンは4月3〜5日に栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで開幕、4日に第1戦、5日に第2戦を行う。

佐藤蓮と太田格之進の争い

優勝は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝2位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

決勝4位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝5位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

決勝6位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)は8位に終わりチャンピオン獲得ならず

引退レースの大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)は18位

優勝した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

優勝しチャンピオンを獲得した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

表彰式

グランドフィナーレ

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿決勝結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3157'05.362--
264佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3157'06.093 0.731 0.731
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3157'11.159 5.797 5.066
465イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3157'11.977 6.615 0.818
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3157'14.609 9.247 2.632
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3157'18.35512.993 3.746
738阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3157'19.39814.036 1.043
81坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
3157'22.56817.206 3.170
950小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
3157'23.89418.532 1.326
1016野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3157'28.26822.906 4.374
1128小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
3157'28.92823.566 0.660
1237サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
3157'32.96927.607 4.041
1320高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
3157'34.01428.652 1.045
143山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3157'34.74329.381 0.729
157小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3157'36.23030.868 1.487
1612三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
3157'38.58133.219 2.351
174ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3157'43.46638.104 4.885
1814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
3157'44.64439.282 1.178
1919オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
3157'44.86339.501 0.219
2010ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
3157'47.05641.694 2.193
---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ----
-29野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1018'16.33121Laps21Laps
-39大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
916'03.50822Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23) 1'40.205 (10/31) 208.624 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース15決勝上位3人のコメント 卜部和久「前だけ向いて常にフルプッシュだった」

レース15優勝 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

優勝した卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「前だけ向いて常にフルプッシュで、コーナリングしっかり攻めました。セットアップも決まってたんで、自信持って攻められたし、スリップに入りきられなかったのが、勝因なんじゃないかなと思ってます」

 「リヤが滑る問題は直ってないです。でもそんな完璧なクルマなんてそうそうなくて、ドライバーがカバーして乗ったり、我慢して乗る場面がほとんどなんで、そういう部分でもよく曲がってくれましたし、良かったんじゃないかなとクルマもすごい良かったです」

レース15決勝2位 小松響(Rn-sports F111/3)

決勝2位の小松響(Rn-sports)

 「ペースはあったので、スタートさえ普通に上手く決めれば勝てたレースなのかなっていう意味で、嬉しいですけど、悔しい方が強いですね」

 「なかなかやっぱ抜けないです。最初の2、3周はちょっとチャンスがあったので、1回仕掛けることができましたけど、それ以降はなかなか。近づいてしまうとダウンフォースが抜けちゃって。もう本当チャンスがなくて。なんかミスってくれたらなあと思いながら必死についていたのが、まあ彼も慣れてるんで、ミスはなくて、最後まで抜けなかったって感じですね」

 「フォーミュラレースは1年半ぶりぐらいです。昨年はFIA-F4の開幕戦だけだったので、それ以来まあちょこちょこ乗ったりはしてたんですけど、リージョーナルに乗ったのは今週初めてですし、まあそういう意味では結果だけで見たらいいんでしょうけど、勝てたレースだがらちょっと悔しいですね。1年間ルーニースポーツに帯同してて、その流れで乗せてもらえました。植田社長には感謝しかないです」

レース15決勝3位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)

決勝3位の鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 「レース自体は本当に何もできずに終わってしまいました。結局こうなることはわかってたんで、朝一のレースのトライは全然悪くなかったんですね。本当にあのまま2位で終わって、今回3位でしょっぱい感じになるんだったら、自分のチャンスをなるべく活かした自分の走りを周りの人に見せられたかなっていう、いい意味で捉えているんです。今年3カテゴリーに出てF4でチャンピオンで、リージョナルとS耐は2位だから、全然悪くないと思うんで。別に悔いはないですし、その代わり来年のステージで必ずチャンピオン取れるようになりたいなと思います」

 「(レース15について)みんなどんなタイヤを使ってるかわからなくて、Q1、Q2と新品をどこで使ってるかわからない状況でした。僕はQ1のタイヤを第3レースに使ったんですけど、ちょっとグリップがレベルが低かったかなっていう。タイヤの違いが差になったかなという。クラッシュの影響はありませんでした。チームの方々が迅速に直してくれたんで、あのすごいいい高いパフォーマンスです。」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース15決勝 卜部和久2連勝で今季通算3勝目

卜部和久と小松響のトップ争い

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第6戦レース15の決勝が11月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした卜部和久(B-MAX RACING F111)がレース14に続いて2連勝、今季通算3勝目を挙げた。

 レース15決勝は午前11時25分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 スタートでトップに立ったのは予選2位の卜部。ポールポジションの小松は2番手に後退し、予選3位の鈴木が3番手。4番手には予選5位の大宮が浮上したが、オープニングラップを終えてホームストレートに戻ってきたところでストップしてしまう。これにより梅垣が4番手に浮上した。

 2周目を終えた時点で卜部のリードは0秒282。2番手の小松が猛然と追い上げてきて、3周目のシケインでアウトから仕掛けるが、ここは卜部が押さえた。続いて4周目の1コーナーでもアウトから挑みかけた小松だったが、ここでも卜部はポジションを守り切る。

 4周を終えた時点で卜部のリードは0秒502。小松の背後には鈴木が0秒742差で迫ってきた。

 5周終了時点で卜部のリードは0秒520。6周目には0秒446と再び縮まってきた。小松と鈴木の差は0秒992、1秒064と僅かに広がってきた。

 7周目には0秒586と卜部のリードが広がる。鈴木も1分58秒378と卜部と同タイムで自己ベストを更新してきた。

 更に8周目に卜部は1分58秒241とファステストラップを更新。そのリードを0秒623に広げると、小松も9周目に1分58秒172を叩き出し、0秒427差に迫る。10周を終えてもその差は0秒447。11周目には0秒371と差は縮まってきた。

 それでも卜部は12周目に1分58秒207と自己ベストを更新、2台は0秒539差でファイナルラップへ。小松は最後まで卜部攻略の糸口を見出せず、卜部和久がレース14に続き2連勝。今季3勝目を挙げてシーズンを締め括った。

 2位は小松響。鈴木斗輝哉が3位で表彰台を獲得している。

決勝がスタートした

優勝は卜部和久(B-MAX RACING F111)

決勝2位は小松響(Rn-sports F111/3)

決勝3位は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

決勝4位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

決勝5位は小田優(Rn-sports F111/3)

決勝6位はリンチェンファ(BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3)

マスタークラス優勝は鳥羽豊(AIWIN)

優勝した卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

表彰式

マスタークラスの表彰式

シリーズチャンピオン表彰式: 2025年ドライバーズチャンピオンの梅垣清(TOM\'S FORMULA)

シリーズチャンピオン表彰式: マスタークラス2025年ドライバーズチャンピオンの鳥羽豊(AIWIN)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝上位3人のコメント イゴール・オオムラ・フラガ「クルマの中でめっちゃ泣きました」

第10戦優勝 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

決勝記者会見: 優勝したイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「最初からスタートがすごい肝心になるのかなとは、昨日の展開とかでも見てわかっていたので、とりあえずスタートをなるべく決めるように、序盤で結構速いマシンにアジャストしたつもりで挑みました。スタートの出だしで牧野選手に並べなかったかなと思ったんですけど、1コーナーに飛び込むまでは何があるかわからないので、諦めずとりあえず行ける場所から飛び込んでみたんですけど、それが意外とうまくいって、前に出ることができました」

 「そこからはタイヤも大きくタレることなく、すごい安定したペースで、最後まで結構速いペースでレース運びができたので、そこらへんは何も文句ないです。本当に良かったです。昨日みたいに、勝負仕掛けるのは、序盤がメインポイントになるのかなと思ってたんで、そこら辺はすごく注意して後ろを見てて、そこで1回収まったら、まあ多分大丈夫かなと。昨日のレースペースを見てもそういう想定だったので、それがちゃんと思い通りに、全部うまく運べました」

 「(ゴールの瞬間は)もう嬉しかったです。本当になんか、感謝だったり、嬉しさだったり、いろんな感情が上がってきましたけど、めちゃくちゃ嬉しかったです。めっちゃ泣きました。なんかもうゆっくりしか走れないぐらい、めっちゃなんか 大泣きしましたね。クルマの中では」

第10戦決勝2位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 2位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「悔しいレースでした。絶対取らないといけないレースだったと思うんで。ランキングは詰まったのは詰まったと思うんですけど、それ以上に取れなかったっていうのがあります。午後はレースフォーマットも違うし、まあどうなるかわかんないんですけど、とにかくやりきってシーズン終われたらと思います」

 「(スタートについて)昨日と比べたら、昨日の方が良かったかなと思うんですけど、可もなく不可もないスタートでした。抑えれると思って、僕はOT使わない判断をしたんですけど、後ろ(フラガ選手)は多分使ってたと思います。逆にあそこで残しといたら、あそこさえ守れればね、その先が絶対楽になるっていうのも分かってたんで、残したんですけど。まあ、そればっかりはタラレバなんで。OT使ってたら守れてたかなとか思ってたりもしますけど、何を言ってもたらればなんで終わったことは仕方ないんで。ちゃんと切り替えて、午後を頑張りたいと思ってます」

 「セクター1、2が遅くて、どちらかというとセクター3、4は僕の方が速いのかなと思ってます。イゴールの方が確かウィングが一個ついてるはずなんで、まあそこは関連してるのかなと思ってますが、ウイングだけの問題ではなく、なんかちょっと普段の鈴鹿とは今回違うなって印象があるので、なんとか午後に向けて。昨日6号車(太田選手)がかなりペース速かったんで、それも参考にして今日は行ったんですけど、今朝は6号車も結構苦戦してたんで、ちょっと考えないといけないなと思いました。朝のレースって、まあ基本的に普段やらないから、多少その違いとかもあるのかなと思うんですけど。午後はレース距離も伸びるし、1周目からウィンドウは開くけど、実際じゃあ入れるかって言われると結構厳しいと思うんで。そこはうまく対応できたらなと思います」

第11戦決勝3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「スタートは昨日悪かったんですけど、今日は別に悪くなくて。まあ普通のスタートを切れたと思います。マシンのバランスで結構苦労してたんで、終始前に挑戦するっていうのは難しかったかなっていうところでしたね」

 「昨日とはクルマのセットアップが多少違うっていうところで、それが影響したと思います」

 「昨日は良かったんで その良いところをしっかりと見極めて、午後のレースはもう一回そのような形でやっていきたいです」

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝 イゴール・オオムラ・フラガ初優勝! タイトル争いは最終戦へ

優勝したイゴール・オオムラ・フラガと中嶋悟監督(PONOS NAKAJIMA RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦(富士大会の延期レース)の決勝が、11月23日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、オープニングラップの1コーナーでトップに立ったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、ルーキーイヤーで初優勝を飾った。

 混戦のチャンピオ争いは、7位フィニッシュの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)を抑えて、依然リードを保っており、午後の最終戦で決着することになった。

 ピットイン義務のない19周のスプリントレースの勝負はスタートで決した。フラガは、フロントローイン側の2番グリッドから、太田を牽制しつつ牧野のアウト側から一気にトップに躍り出る。

 フラガ、牧野、太田、岩佐、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、そしてポイントリーダーの坪井と続いて、オープニングラップを終えると、上位は膠着状態となった。

 序盤、1分39秒台のハイペースを維持するフラガに対し、2位牧野も必死に食らいつくが、周回を重ねる度に僅かずつフラガが引き離しにかかり、レース折り返しの10周目でその差は1.7秒となった。

 3位以下の上位グループも、太田、岩佐、野尻、佐藤と、約2秒の等間隔となって、縦に長い展開に。

 6位の佐藤から6秒遅れた坪井は、終始、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)に攻められる形となるが、タイトル争いを考えるとポジションを落とすことは許されず、OTS(オーバーテイクシステム)を駆使しながら、上手く防戦し続けた。

 レース後半になっても、上位陣の状況は変わることなく、フラガがスーパーフォーミュラ参戦1年目ながら初優勝を飾り、ナカジマレーシングにとっても、3年ぶりの勝利をもたらした。

 この結果、シリーズポイントは、坪井が116.5p、太田と牧野が107p、岩佐104pとなり、最終第12戦は、実質この4人によるチャンピオン争い決定戦となった。

 注目の最終戦、第12戦決勝は、午後2時30分から31周で行われる。

スタート直後、イゴール・オオムラ・フラガと牧野任祐のトップ争い

優勝はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝2位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

決勝3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

決勝4位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝5位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

優勝したイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース15決勝結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 15 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1325'41.282--
210小松 響Rn-sports F111/3
Rn-sports
1325'41.956 0.674 0.674
338鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1325'45.662 4.380 3.706
437梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1325'47.308 6.026 1.646
511小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1325'58.99217.71011.684
648リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1325'59.64318.361 0.651
713M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1326'09.99728.71510.354
821猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1326'12.21330.931 2.216
951ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1326'15.82834.546 3.615
1044M2AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1326'17.14435.862 1.316
1146入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1326'20.40139.119 3.257
1240M3⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1327'00.1531'18.87139.752
1323M4YUGOS2R Racing
N-SPEED
1327'32.5651'51.28332.412
1418M5YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1026'46.6583Laps3Laps
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-45大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
12'00.77912Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 10 小松響(Rn-sports F111/3) 1'58.172 (9/13) 176.905 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦レース14決勝上位3人のコメント 梅垣清「チャンピオンは嬉しいが複雑」

レース14優勝 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

優勝した卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートはすごく良くて、うまく決めることができたんで、全くブロックせずに1コーナーに入れました。1秒弱のギャップを築けたので、このまま引き離していきたいなと思ったんですけど、鈴木選手のペースが良くて、思ったよりあっという間に後ろに付かれちゃった感じですね」

 「(鈴木選手とのバトルについて)バックストレートですごくスリップが効いて、相手のストレートスピードが速くて追いつかれたんですけど、シケインでのブレーキングも自信持ってそこまで行けてなくて。結構リアのロックが激しかったんで、簡単にバトルに持ち込まれちゃった感じですね。(4周目の1コーナーは)切り込めませんでした。ブレーキを踏んで、ちゃんと止めてから2コーナーに対して入っていこうとしたんですけど、それを読んで、ちょっと思ったより鈴木選手が早く切り込んだように僕は感じました。その後もペナルティ出るかなと思って、ちょっとヒヤヒヤしましたが、接触のことは忘れて走ろうと思って、運転に集中できたんで、そこも良かったポイントだったんじゃないかなと思います。(SC後は)スプーンが梅垣選手に比べて速かったんでスリップも入られづらいし、レースでは有利になるポイントでした」

 「最終戦は2番手グリッドからなんですけど、次もしっかりスタートを決めて、優勝して今年のリージョナルのシーズンを締めくくりたいなと思います」

レース14決勝2位 梅垣清(TOM'S FORMULA)

決勝2位の梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 「スタートでクラッチが切れなくて、なんか滑る感じがあって、全然発進できなかったんです。その後もなんか自分自身あまりペースがなくて、思うように走れず、ちょっと苦しかったなってイメージありますね。中高速あたりのコーナーで若干リアがきつかったので、なかなかアクセルを踏み切れませんでした」

 「(鈴木選手のアクシデントで2番手に上がったが)ペースが欠けてたので、卜部選手は追えませんでしたね。卜部選手、鈴木選手の方がペースが良くて、僕はちょっと我慢っていうか、なかなかプッシュしていけなかった」

 「(2位だけどちょっと悔しい感じ?)なんか複雑ですね、正直チャンピオンが決まったのは嬉しいんですけど。トヨタさんはじめ、チームの皆さんに全力でサポートしていただいたので、学ぶことも多かったですし、チャンピオンを取れたこともでかかったので、その経験をしっかり今後の人生に活かせればなと思います」

レース14決勝3位 大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝3位の大宮賢人(PONOS RACING)

 「スタート自体は自分自身すごい自信があって、良かったんですけど、その後の1コーナーの時に、多分、前のドライバー(梅垣選手)がちょっと失敗して、その内側から抜いていったんですけど、鈴木選手が見えてなくて結構寄ってきちゃって、その時に自分が行く場所なくなって引くしかなくて、スタートで抜いた分また戻っちゃったんですけど、そこはしょうがないと思ってます。スタートは良かったんで、そこはもう自信持って次も行けたらなと思ってます」

 「(その後の展開は)ギリギリついていけるなって感じのペースだったんで、あれ以上ペースを上げるのもなかなか厳しくて、近づきすぎたらすぐダウンフォースも抜けちゃうし。あともうちょっとあればって感じですね。僅差だと本当に抜けない状況なので、やっぱり次のレースもスタートが大事、スタートして1周目が大事になってくるんじゃないかなと思ってます」

 「次は5番手スタートで3列目になっちゃうんですけど、しっかりスタートを今みたいに決めて、1周目にちゃんといい場所に行けるように頑張りたいなと思います。その後もあとちょっとをつかめるように、毎周食らいついて行って頑張りたいですね。最低表彰台でもちろん優勝狙いますけど、自分のできることをちゃんとしたいなと思います」

Txet: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 10 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
165イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1931'45.406--
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1931'47.260 1.854 1.854
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1931'50.584 5.178 3.324
415岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1931'51.081 5.675 0.497
516野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1931'54.611 9.205 3.530
664佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1931'55.094 9.688 0.483
71坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1932'05.94020.53410.846
839大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1932'06.46721.061 0.527
98福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1932'13.12027.714 6.653
1014大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1932'17.38031.974 4.260
1138阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1932'18.38432.978 1.004
1212三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1932'18.96333.557 0.579
1350小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1932'20.07534.669 1.112
143山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1932'22.04236.636 1.967
157小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1932'22.67037.264 0.628
1628小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1932'24.54339.137 1.873
1737サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1932'25.13839.732 0.595
1829野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1932'26.43241.026 1.294
1920高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1932'30.00444.598 3.572
204ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1932'30.91145.505 0.907
2119オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1932'33.49948.093 2.588
2210ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1932'36.56551.159 3.066
---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 5 牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23) 1'38.600 (2/19) 212.020 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース14決勝 卜部和久が今季2勝目 梅垣清がシリーズチャンピオンを獲得

2位に入りチャンピオンを決めた梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第6戦レース14の決勝が11月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした卜部和久(B-MAX RACING F111)が今季2勝目を挙げた。

 レース14決勝は午前8時15分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 スタートでトップに立ったのはポールの卜部。

 予選2位の梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)はやや出遅れた格好となり、ここに予選3位の鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)と、抜群のスタートを決めた予選4位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が並びかけてきて3ワイドの状態で1コーナーに向かっていった。

 ここで鈴木が2番手に浮上し、梅垣は3番手、そのすぐ後ろに大宮がつけてコントロールラインに戻ってきた。

 卜部と鈴木の差は0秒422、梅垣と大宮も0秒315の僅差だ。

 鈴木は自力でシリーズチャンピオンを獲得するにはここで優勝するしかないと考えていた。そのためにもタイヤに熱の入り切らない最初の数周にかけていたという。

 その言葉通り3周目の1コーナーで、そして同じ周のシケインで仕掛けていく鈴木だったが、卜部は悉くこれを退ける。

 そして4周目の1コーナー。

 ここしかないと判断した鈴木はアウトから卜部に並びかけていったが、惜しくも接触。そのままグラベルに飛び出してしまい、タイヤバリアへ突っ込んでレースを終えてしまった。

 このアクシデントにより5周目からセーフティーカーが導入され、この周でピットイン。レースは6周目から追い越し可能となった。

 トップの卜部はここから10周目までに2番手の梅垣に1秒263の差をつける。3番手の大宮、4番手の小松も離されずに梅垣を追うが、いずれもオーバーテイクには至らない。

 結局卜部は梅垣に1秒573差をつけてチェッカーを受け、第3戦鈴鹿レース6に次ぐ今季2勝目を挙げた。

 2位にはポイントリーダーの梅垣清が入り、18ポイントを獲得。これによりノーポイントに終わった鈴木斗輝哉に31.5ポイント差をつけ、最終戦を待たずしてチャンピオンを獲得することとなった。

 そして最後まで梅垣を僅差で追った大宮賢人が3位で表彰台を獲得している。

 2025シーズン最後の戦い、レース15決勝はこのあと午前11時25分より13周または30分で行われる。

1周目シケインの攻防

卜部和久と鈴木斗輝哉のトップ争い

梅垣清と大宮賢人の3位争い

優勝は卜部和久(B-MAX RACING F111)

決勝2位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

決勝3位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝4位は小松響(Rn-sports F111/3)

決勝5位は小田優(Rn-sports F111/3)

決勝6位は猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース14決勝結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1327'22.925--
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1327'24.498 1.573 1.573
345大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1327'25.117 2.192 0.619
410小松 響Rn-sports F111/3
Rn-sports
1327'25.522 2.597 0.405
511小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1327'40.27817.35314.756
621猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1327'44.94822.023 4.670
751ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1327'49.65726.732 4.709
813M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1327'50.93528.010 1.278
946入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1327'51.87028.945 0.935
1023M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
1328'41.2261'18.30149.356
1140M3⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1225'50.2571Lap 1Lap
1244M4AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1022'14.5563Laps2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-38鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
35'54.04910Laps7Laps
-48リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
-d.n.s--
-18M-YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 10 小松響(Rn-sports F111/3) 1'57.282 (11/13) 178.247 km/h
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SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿決勝会見 野尻智紀「非常に難しい位置関係の1コーナーだった」

第11戦優勝 野尻智紀(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 優勝した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「いつも鈴鹿の予選ですと、僕はいつもセクター1が周りの選手に比べてちょっとアドバンテージがあってっていう状況だったんですけど、今週は何かいつもと違うのかなっていうところで、あんまりこうセクター1のアドバンテージがなくて、っていうところに個人的に違和感を感じていました。そのあたり含めていろいろとアジャストして、2回の予選を臨んでいったんですけども、やはりそこは変わらずというところでした。ただ前回の富士のFP2からロングも悪くないなって手応えもあって、今回も同様に、それなりにはいけるかなっていう印象はありましたので、そのあたりをミスなく、チームとしても僕としてもしっかり走れたのかなというところですかね」

 「スタートに関しては、僕はチャンピオンシップがほぼかかっていないっていう状況の中で、岩佐選手はポールで、すごく出遅れたようなところがあって、本音で言えば、スタートで前に出てそのままレースを引っ張るっていう形にしたかったんですけど、そんなに彼の邪魔もできないなっていうところで、僕の立場的にもすごく悩ましい位置関係の中、1コーナーに入っていくような形になっちゃってて。なんかそこが僕もあの感じで良かったのかなっていうのは正直思うところはあるんですけど、事前にこういうシチュエーションになったら、僕はこう行くみたいな話も彼とはしていた中で、若干僕の方が前に出ちゃっていたので、まあそうなると今度僕が行き切らないとっていう、絶妙な感じの位置関係になってしまったんです。非常にチームとしてもそうですし、チームメイトとしても非常に難しい位置関係の1コーナーだったかなというふうには思います。これが開幕戦とかだったら何も気にせず行けるんですけど、また今はまた状況が状況で、特にチャンピオンシップの渦中の一人であることは間違いないので、そのあたり含めて微妙な、瞬間瞬間で判断しなきゃいけなかったので、難しかったなという印象があります。その後に関しては、残念ながら岩佐選手がレースを離れてしまったので、イゴール選手に抜かれないようにっていうところで必死に走ってました。何よりもピットインで混乱しているような状況の中で、過去一早かったぐらいのピットストップだったんじゃないかなって,ここでしっかり決めてくれたチームにすごく感謝したいなという感じですね」

 「終盤に関してはある程度コントロールしていたところは当然ながらありますね。特にこの時期のこの時間っていうのは、すごく西日もきつかったりもしますし、コーナーによってはすごくミスを誘ってくるような日差しがあったりなかったり、そういった時の難しさみたいなものすごくあるこの時期の鈴鹿なので、若干抑えて、とにかく縁石に引っ掛けて飛び出したり、そういった大きなミスがないようにっていうことだけを最後の数周は考えてマネージしてました」

 「(これで坪井選手と25ポイント差に縮まったが)あ、そんな縮まったんですか?(87.5ですよ)あ、わかんないですけど。あ、そんなもんなんですね。あ、じゃあちょっと頑張ります。ありがとうございます」

第11戦決勝2位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

決勝記者会見: 決勝2位のイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「なんか嬉しい部分もありますし、シーズン通して、僕もチームも含めてすごくレベルアップできたシーズンだと思います。そういったところで、ちゃんとこの後半戦にかけて、最後の富士大会、鈴鹿大会はすごいいいパフォーマンスを見せれているんですけど、やっぱり優勝は目指したい、そこが最後の目的地なので、なんか手が届きそうで届かないみたいなところの悔しさはありますね」

 「特に終盤は多分、野尻さんが結構コントロールしてた部分はあると思うので、もしもっと接近してたら、多分ペースを上げてくるだろうし、本当にチャンスがあるとするんだったら、多分あのセーフティーカー明けのタイミングでしたね。そこで自分もOTSも積極的に使って、なるべくプレッシャーかけて、どこかでいけないかなって感じだったんですけど、隙もなく、仕掛けるチャンスがギリギリなかったですね」

 「(岩佐選手との接触インシデントについて)自分もレース人生かかってこの最終戦に挑んでるんで、もちろんタイトルかかってレースしてる人たちもいますけど、僕もこのレースすごく大事に見てるので、自分もちゃんと出し切って、結果的にはレーシングイシデントっていうところで、自分のミスではなかったのかなとは思うので、それはレース中もあんまり思い返さず、とりあえず野尻さんのリアエンドを見て、抜けるようにひたすらプッシュしてました」

 「明日のスタートもすごく重要になると思いますし、レースペースも多分もっと速いクルマはいるんですけど、決して悪くないところにいると思うので、そこら辺をうまくやれたらいいなと思っています」

第11戦決勝3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 決勝3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「7番手スタートだったので、ここを3番で終えられたっていうのは、スタート順位を考えればいい結果だったとは思うんですけど、ただセーフティーカー明け3位の位置でリスタートして、正直そこからのペースはなかったので、明日に向けてはちょっといろいろ考えないといけないなと思うんですけど。ただもう予選のことを考えなくていいというか、完全に決勝にフォーカスしできるので、本当にあと1日、しっかり詰めるとこ詰めてやれるだけのことをやって残り2戦、明日の午前中はボールからスタートできるので、もう本当にそこをまず取れるようにしっかり準備したいなと思っています」

 「前半の短いスティントでしたけど、ピット入るまでの方が正直フィーリングが良くて、そこからタイヤ替えてからが、正直自分の思ってる感じでは全然なかったので、後ろが坪井選手になったり大嶋選手になったりっていう状況でしたけど、もちろんチャンピオン考えても、何があっても坪井君には行かれることだけはダメっていうのは分かってたんで、なんとかそこは抑えられたんでよかったです。ただ日曜日の午後のレースに関しては距離ももうちょっと長いですし、まあ言っても明日も19周、短いですけど19周ある中で、ちょっと改善はしていかないといけないかなと正直思っています。ただ6号車のペースがかなり良さそうだったっていうのは分かっているので、そこと違うところも見ながら、なんとか自分にとってもいいところをつまめたらなと思っています」

 「もうやるだけなので。僕はシンプルに完全に追いかける立場なので、まずは明日の朝のレースを取れるようにしっかり準備して、その後午後に臨みたいなと思うので、とにかくやり切りたいなと思っています」

第11戦優勝チーム監督 田中洋克(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 優勝チーム監督田中洋克氏(TEAM MUGEN)

 「光栄です。チームとしても僕としても本当に嬉しいですし、今年のレース、ライバル勢も速くなってきたという理由も当然あるんですけども、予選は本当に速くて、1周走るのであれば本当にもうトップクラス。ただやっぱり決勝でペースをうまく上げられるクルマを作れなくて。それはもうチームの責任でもあるんですけども、ライバル勢も速くなってくる中で、なかなか勝てなかったんですね。でまあ、いろいろと、当然チームも野尻選手もすごく悩んで、いろいろトライをして、その中でようやくここで今年、本当に野尻選手らしいレースをして優勝できたっていうのは本当に嬉しいですし、明日はちょっと午前中のレースは5位からのレースですけども、明日午後のレースはグリッド2位からですし、期待しています」

 「もちろん野尻選手が今日優勝してポイントがつきましたし、岩佐選手はちょっと残念な結果ではあるんですけども、チャンピオンシップに向けてドライバー、チームともに、一丸となって戦いますので、はい、頑張ります。今日も相当ね、こういうケースの時はこうしようなんて考えてはいたんですけど、まあなかなかなかなかそううまくはいかないので、明日またあの、レーススタートして展開を見ていろいろ決めたいなと思います。ただ、2人とも全力で戦って走ってもらえれば、それで結果がついてくればいいかなと思っています」

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿決勝 野尻智紀が波乱のレースを制し今季初優勝、タイトル争いは読めない状況に

優勝した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦の決勝が、11月22日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、スタートでトップに立った野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が、逃げ切って今シーズン初優勝を飾った。

 2位は、最後まで野尻を追い続けたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、3位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が入った。

 波乱の前兆はフォーメーションラップからあった。10番グリッドの小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が、スロットルトラブルでストップ。これでスタートはやり直し。レースは1周減算され26周で行われることとなった。

決勝がスタートした

 そして、1周目には予想もつかなかった大波乱が起きる。

 予選まで完全に今大会の主役だった岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、スタートで出遅れ、野尻に先行を許すと、逆バンクで後方横に並んだフラガと接触。バリアにクラッシュしてしまい、早々に姿を消してしまったのだ。

 これで、野尻、フラガ、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、大きく順位を上げた牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が続いた。

 逆転チャンピオンを狙う岩佐にとっては悪夢のような出来事だったが、チームメイトの野尻がトップに立っており、タイトルを争う牧野が4位、坪井は6位、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がスタートで大きく遅れていたことはまだ救いだったかもしれない。

 波乱はまだ終わらず、今度は9周目の1コーナーで、14位を走行していたザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)がクラッシュ。これでセーフティカー(SC)が入ったが、タイヤ交換が許される10周終了時までSCランが続いたことで、全車がピットに滑り込みピットロードは大混乱となった。

 この状況で、あおりを食ってしまったのが3位を走行していた佐藤。チームは上位のフラガを優先して作業をするため、佐藤は14位まで大きく順位を下げることになってしまった。

 このピット作業を終えての順位は、野尻、フラガ、牧野、坪井、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、太田……。

 ここからレース後半を盛り上げたのは太田。タイトル奪取に向け1つでもポジションを上げたい太田は、14周目に山下を、16周目に福住を、さらに18周目に大嶋を抜くという、鬼神の追い上げを見せた。そして、終盤には4位の坪井の背後まで迫り、シケインで仕掛けるなど、観客を大いに沸かせた。

 また、太田の影には隠れてしまったが、佐藤も14位から9位まで挽回する走りを見せた。

 レースは、26周を盤石の走りで逃げ切った野尻の横綱レースで幕を閉じ、野尻は最終大会でようやく今季初優勝を飾った。2位のフラガは自己最高位。3位の牧野は悲願のタイトル獲得に向け、踏みとどまった。

 第11戦が思わぬ波乱となり、シリーズポイントは、4位に入った坪井が112.5pまで伸ばして、現時点ではやや優位になった。ただ、太田と岩佐が96p、牧野92p、野尻87.5pで続いており、明日のレースは坪井のグリッドがライバルに比べ下位であることを考えると、まだまだ読めない状況が続いている。

 第10戦決勝は明日午前9時50分から19周で、第12戦決勝は午後2時30分から31周で行われる。

野尻智紀とイゴール・オオムラ・フラガのトップ争い

優勝は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝2位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝3位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

決勝4位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝5位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

決勝6位は大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)

優勝した野尻智紀と田中洋克監督(TEAM MUGEN)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース13決勝上位3人のコメント 鈴木斗輝哉「明日も結果はどうあれ力を出し切る」

レース13優勝 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)

優勝した鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 「スタートきっちり決られたのは、今までのレースを振り返ってみても、ちゃんと克服できたレースだったんじゃないかなというふうには思います。そこからはQ2で卜部選手が速かったので、レースペースではどちらかといえば追われる展開なのかなっていうふうに思ったんですけど、それが結果的にこういうこう引き離すぐらいいいペースで走れたのは、明日のレースペースに対してはすごいポジティブな気持ちで考えられますし、内容としても非常によかったんじゃないかなというふうに思ってます」

 「(レース14、レース15に向けて)今日とはスタート順位が違えど、自分のやるべきことは変わらないですし、今シーズン最後のレースですから結果はどうであろうと、ちゃんと自分の力を出し切って、いいレースができればいいなというふうに思いますし、いい形で終わりたいですよね。それが最終的にチャンピオンに結びつければ、もっといいかなというふうには思っていますし、頑張りたいなと思います」

 「(F4同様に追い上げる展開となったが)F4もどちらかといえば、第1レースもいいレースができましたし、ちゃんと力を出し切ったんで、それが結果的に第2レースああいう形になったんで、まあ神のみぞ知るって感じじゃないですか」

 「(梅垣選手は)スタート順位が2レースとも違うんで、それによってってもありますし、自分じゃどうにもできないマシントラブルだったりとか、そういうのも最終戦は起きるもんなんで、それも含めてどっちが運持ってんのっていう話なんで、明日のレースに対しては自分のやるべきことに100%集中できればいいかなというふうに思っています」

レース13決勝2位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

決勝2位の卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートを決められたっていうのはすごくいいことでしたし、この後ちょっとペースがうまく上がらなかったんですけど、なんとか(後続を)抑えきれました。タイヤがきつい中で、後ろの方がペースはありそうだったんですけど、攻め切れたのは良かったなと思いますね」

 「後ろを見ながらなんですけど、途中ダンロップの出口ですごくリアが滑っちゃいました。終始リアがきつい展開だったんですけど、その中でもめちゃくちゃ滑るぐらいギリギリでずっと攻められてたんで良かったなと思います」

 「今日は思ったよりレースペースはなかったんですけど、チームとしっかり話し合って、明日に向けて何をするか、作戦をしっかり考えて、自信持っていこうと思うと思います」

レース13決勝3位 梅垣清(TOM'S FORMULA)

決勝3位の梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 「スタートで(卜部選手に)前に行かれたしまったのがまず誤算でした。自分も反応は良かったんですけれども、ホールスピンして、そこから伸びなくて、もうインに入られたんでもう引くしかなかったです。そこからは多少行き過ぎたりとかもあって抜けなかったので、多分ペースあっても抜けなかったなっていうイメージはあります。ちょっと厳しかったです」

 「今気持ちがダウンしてるんで、明日に向けて切り替えるしかないですね。今は悔しすぎてやばいです。明日は頑張ります。」

Txet: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿決勝結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2652'03.951--
265イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2652'05.110 1.159 1.159
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2652'09.685 5.734 4.575
41坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
2652'11.635 7.684 1.950
56太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2652'12.590 8.639 0.955
614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
2652'22.27818.327 9.688
78福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
2652'24.86620.915 2.588
837サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
2652'25.08721.136 0.221
964佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2652'27.41023.459 2.323
1012三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
2652'29.75625.805 2.346
113山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
2652'30.24026.289 0.484
1239大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2652'32.40928.458 2.169
1350小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
2652'33.54229.591 1.133
1438阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2652'38.98935.038 5.447
15*7小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
2652'40.12336.172 1.134
1629野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
2652'40.49136.540 0.368
1710ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
2652'42.83138.880 2.340
1820高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
2652'45.36741.416 2.536
19*19オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
2652'49.85145.900 4.484
---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ----
-4ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
819'30.34718Laps18Laps
-15岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
0-26Laps8Laps
-28小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
-d.n.s- -
  • Fastest Lap: CarNo. 65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23) 1'38.902 (13/26) 211.373 km/h
  • CarNo. 7は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 19は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則31.10(スタート)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース13決勝 鈴木斗輝哉がポール・トゥ・フィニッシュで今季5勝目

優勝は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第6戦のレース13決勝が11月22日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が今季5勝目を挙げた。

 レース13決勝は午後0時40分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 ホールショットはポールシッターの鈴木。予選3位の卜部和久(B-MAX RACING F111)がスタートを決めて2番手で1コーナーに飛び込み、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)は3番手。4番手に大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が続く。

 2周終わって鈴木のリードは1秒466。後方では卜部、梅垣、大宮が接近戦を展開し、そのさらに後方でスターとで小田優(Rn-sports F111/3)の先行を許した小松響(Rn-sports F111/3)が3周目の1コーナーで5番手を奪い返した。

 その後も鈴木は後続との差を僅かずつ広げていく。5周目を終わってそのリードは2秒063に。2番手争いは依然として梅垣が卜部をコンマ5〜6秒差で追っているが、今ひとつ決め手を欠いている状況だ。

 鈴木のリードは10周を終わって4秒461に。卜部、梅垣、大宮の接近戦はまだ続いている。

 結局鈴木は後続に4秒088差をつけて13周を走り切り、今季5勝目。2位に卜部、梅垣は3位でフィニッシュ。

 この結果ポイントリーダーの梅垣は250pt、優勝した鈴木は236.5ptとなり、その差は13.5ptに縮まった。

 第6戦レース14は明日の朝8時15分より、同じく13周または30分間で行われる。予選2位からスタートする梅垣と予選3位からスタートする鈴木。ここでポイント差は広がるのか縮まるのか。チームメイト同士によるチャンピオン争いは続く。

決勝がスタートした

決勝2位は卜部和久(B-MAX RACING F111)

決勝3位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

決勝4位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝5位は小松響(Rn-sports F111/3)

決勝6位は小田優(Rn-sports F111/3)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第11戦、第12戦鈴鹿予選後のコメント 野尻智紀「変なことが起きないように」

予選フォトセッション: トップ3のドライバーたち

予選フォトセッション: トップ3のドライバーたち

第11戦、第12戦ポールポジション 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「外から見てどうなのかわかんないんですけど、まあ自分たちとしてはまず一つ、自分たちの力を示せたセッションだったと思うので、すごくポジティブでした。昨日があまりっていうようなフィーリングの状態、パフォーマンスの状態からここまで持ってこれたというのが、まず一つ、本当に大きなポイントかなと思ってます。朝の一発目の予選から2回目の予選で大幅な違いはなかったんで、そこに対して細かいアジャストをドライビング含やっていきました」

 「決勝では今までやってる通り、自分たちの出せる力、持てる力を最低限出し切るっていうことが一番大事だと思います。それ以上のことは基本はできないんで。今までそういったチャレンジをして落としてきてるレースもいますが、だからといって抑えに入るわけじゃなくて。そこら辺がこのレースの難しさであり、面白さだと思います。ただいい位置からスタートできるっていうのはすごくポジティブなんで、まずスタートと、その後ぺースと、本当に一つ一つ、目の前のやるべきことを、チームと一緒にやっていきたいと思います」

 「持ち込みは良くなかったですけど、僕が訴えてたネガティブだったり、データで見れたネガティブ改善点っていうのを、今日に向けてエンジニア陣が本当にいい形で修正してくれたというだけです。今のところいい形で進んでるんで、予選と同じように自分たちの力を発揮できれば、自ずと結果がついてくるかなと思ってます」

第11戦、第12戦予選2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「いつも鈴鹿は我々調子いいですし、それをしっかりまとめられたかなっていうところですね」

 「昨日は思いのほかオーバーステアだったので、それが過去良かったデータと比較してどうかっていう部分で答えを見つけられたのでよかったです。ただ、まだまだ合わせきれなかった部分もあったりもしたんで、もうちょっとかなっていうのはありましたけど、いい予選だった感じです」

 「決勝はしっかりと前を見て走りたいなと思いますね。僕がすごくなんか重要なポジションにいる気がするので、それも含めてですけど、変なことが起きないように」

第11戦予選3位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「僕たちは、トップに立てることもあれば、そうでない時もありました。特に前回の富士以来、かなり上位に立てています。Q2で少しミスをしたとはいえ、トップ3に入るだけのパフォーマンスはあったと思います」

 「シーズンを通して順調に進歩していると思います。レースペースなどについてはあまりテストをしていないので、今のマシンの状態はまだ少し未知数です。でも、レースがとても楽しみです。最初の2レース、そして富士スピードウェイから延期になったレースも良いポジションからスタートできそうです。ですから、できる限りチャンスを活かして、できるだけ多くのポイントを獲得できるように頑張ります」

 「スプーンまではトップ2と互角の展開だったと思いますが、少しオーバーステア気味で、風向きも一定ではなかったと思います。吹いたり止まったり、色々なことが起こりました。少し運が悪かったのかもしれませんが、マシンを少しプッシュしすぎてしまったのだと思います。マシンのフィーリングがかなり違っていました。だから、全てをまとめることはできませんでしたが、パフォーマンスは十分にあると確信しています。風向きが変わっても、日が変わっても、今は、何というか、そういう意味では大きく後退しているわけではありません。だから、その点についてはかなり前向きで、全力で挑むつもりです」

第12戦予選3位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「昨日から好調というところもあって、ポールを狙ってはいったものの、セクター1での遅れが大きく、無限勢の後ろにつく形となってしまいました。ラウンド12に向けてのアジャストは非常にいいステップだったんですけど、まだ一歩足りず、タイム差は縮まったものの、ちょっと足りない予選だったなっていう反省はあります」

 「クルマの特性的なものでずっとセクター1で苦しんでる部分があったので、そこはなんともっていう感じですね」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿予選後のコメント 鈴木斗輝哉「いろんなことをやり切ればいい」

レース13ポールポジション、レース14、レース15予選3位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)

第6戦レース13ポールポジション、レース14、レース15予選3位 鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 「昨日のFPの調子がすごく良くて、いい形で終われてたので、正直予選は3レースもポールを取れるかなって感触があり、Q1のベストラップはポールが取れたんですけど、セカンドベストはうまく自分の中でまとめることができませんでした。他のドライバーの中には2周まとめられた選手もいたので、なんかマシンのセットアップがちょっとうまくはまってなかったのかなという感じがします」

 「Q2に関しては自分の中でうまくうまくなることができたんですが、ライバルの方がちょっと前に行ったかなって。コースレコードを取りたかったんですが、届きませんでした」

 「今日のレースはしっかりいろんなところをやり切ればいいと思います。明日はやっぱり別の風が吹くと思ってます。まあ何があるか分からないし、自分で今できることを全力でやろうかなと思います」

レース13、レース14予選2位、レース15予選4位 梅垣清(TOM'S FORMULA)

第6戦レース13、レース14予選2位、レース15予選4位 梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 「Q2に関しては1周しかなくて、Q1はまあ2周ぐらいだったんですけど、冬のグリップするっていうコンディションで考えたら、夏の方がすぐ垂れるとは思うんですけど、冬ですぐ垂れてしまって、一発しか美味しいところだった印象です。フロントもリアもどっちも減っててっていうイメージです」

 「僕はQ2に関してはゆっくり暖めていたつもりだったんですけど、1周目行ってまあまあのタイムで、もう1周行こうとしたら単純に垂れちゃったっていう。僕の想定では2周目に出そうと思ってたんです。本当はQ1の方がウォームアップの時は飛ばしてはいたんですけど、最後の方にタイムが出てって感じで、うまく噛み合ってなかったんです。路面変わったっていうのはあんま感じなくて、Q1Q2で燃料が減ってタイムアップしちゃったのがでかいと思います」

 「(チャンピオン争いについて)ポイントはちょっと離れてはいるんですけど、3レースもあるので結構厳しいな、この予選順位で言ったらちょっと厳しいなっていうイメージです。うまく抑えれるかっていうイメージだと思うんで、鈴木選手とのバトルなんですけど、自分自身がミスなく焦らず勝ちたいです」

「(マカオグランプリについて)結果はあんまり良くなかったんですけど、本当刺激的でした。メインレースは軽く前と接触して、前がスピンして行き場なくなってしまってたら、後ろからどんどん来てしまいました。独特の雰囲気に飲まれるというより、むしろ楽しいってイメージしかなかったです。1本目は様子見で行ってたんで初日はちょっと怖かったですけど、特に山側は。Q2以降は飛ばして行きました。来年はもし乗れたらリベンジしたいです」

レース13予選3位、レース14ポールポジション、レース15予選2位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

第6戦レース13予選3位、レース14ポールポジション、レース15予選2位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「タイヤの美味しい周もちょっと終わりかけてましたし、僕は鈴木君とちょっと離れた距離で、スリップ効くかなぐらいの距離でアタックしていたんですが、アタック2周目はその鈴木君がいなくなったんですよ。その分のタイムロスと、タイヤの分のタイムロスと両方で、予選終盤はタイムが上がりませんでした。タイヤはQ1、Q2ともニュータイヤでしたが、使えるのはいずれも1周だけでした。位置取りも悪くて、すごいトラフィックに捕まったり、ドライビングとクルマと両方を合わせきれなかったり、ちょっと課題の残るQ1でした」

 「Q2はベストタイムを出した後も燃料が減ることでタイムが出るかなと信じて行ったんですけど、アタック2周して1周目にベスト出て、2周目は垂れて、フィーリング的にもこれ以上出なさそうだなと思ったけど、まあ一応いった感じでした」

 「状態としては悪くないと思います。決勝は特にセット変更とかせずに、そのまま自信持って行こうと思ってます」

レース13、レース14予選5位、レース15ポールポジョション 小松響(Rn-sports F111/3)

第6戦レース13、レース14予選5位、レース15ポールポジョション 小松響(Rn-sports F111/3)

 「昨日までの練習では、ちょっと遅めでアタックしてうまくいってたんで、予選でもその流れでアタックしたんですけど、ベストタイムが出なかったので、逆にちょっと遅らせすぎちゃったのかなっていうのが感想ですね。昨日もSFの後に走っているんですけど、今回はSFが全車ニュータイヤで予選を戦った後なので、思ったよりも路面のグリップが上がったていて、セッティングもちょっと外しちゃったかなという感じでした。リアが重くなると思ってセットアップしたんですけど、それが逆に軽くなっちゃって、それでリアが結構フラフラしてて、怖かったですね」

 「今回リージョナルには初めて出てるし、SFと走ったこともないので、どうなるか分かりませんでした。フォーミュラのレースもちゃんとしたのは久しぶりなんで、まあちょっと未知数な部分があって、そこはうまくはまらなかったなと。今までのカテゴリーだとF4が一番早くて2分ちょっと。それに比べて10秒ぐらい速いんで、全然世界が変わって見えるので、なかなか余裕はないですね」

 「最初のレースは五番手からですけど。初めてのレースですし、スタートもどうなるかわかんないんで、しっかり完走して、3レース目のゴールでちゃんと勝てるように、頑張って追い上げたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース13決勝結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1325'27.655--
250卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1325'31.743 4.088 4.088
337梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1325'32.489 4.834 0.746
445大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1325'34.758 7.103 2.269
510小松 響Rn-sports F111/3
Rn-sports
1325'35.109 7.454 0.351
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1325'50.63322.97815.524
721猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1325'57.74330.088 7.110
8*44M1AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1326'08.19240.53710.449
946入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1326'11.69344.038 3.501
1040M2⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1326'14.45446.799 2.761
1151ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1326'27.43559.78012.981
1213M3鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1326'27.7991'00.144 0.364
1318M4YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1327'04.3621'36.70736.563
1423M5YUGOS2R Racing
N-SPEED
1225'53.5421Lap 1Lap
1548リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1020'18.8603Laps2Laps
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR) 1'56.949 (2/13) 178.755 km/h
  • CarNo. 44は、FRJ選手権統一規則第31条2(スタート手順)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース14公式予選 卜部和久がポールポジションを獲得

第6戦レース14ポールポジションは卜部和久(B-MAX RACING F111)

 11月22日に三重県の鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第第6戦の公式予選Q2は、卜部和久(B-MAX RACING F111)がポールポジションを獲得した。

 予選Q2は午前9時30分にコースオープン。ここでは各車ウォームアップ1周でアタックに着手した。

 まずは鈴木が計測2周目でいきなりQ1でのポールタイムを上回る1分55秒441を叩き出す。この時点で2番手の小田優は1分57秒071と大きく差がついている。

 しかしその後は卜部が同じ計測2周目に1分55秒160までタイムを縮めてトップに。梅垣清も1分55秒325で2番手に続き、鈴木は3番手に。4番手には大宮がつける。

 その後も周回を重ねる各車だったが、タイム更新することなくセッションは終了。結局卜部和久がそのままポールポジションを獲得。予選2位に梅垣清、3位に鈴木時也という結果となった。

 レース14は明日の午前8時15分スタート。13周または30分で行われる。

第6戦レース14予選2位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

第6戦レース14予選3位は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

第6戦レース14予選4位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

第6戦レース14予選5位は小松響(Rn-sports F111/3)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿公式予選 岩佐歩夢、連続ポールで逆転チャンプに向け虎視眈々

ポールポジションを獲得した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦のの公式予選が、11月22日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、第11戦に続く連続ポールを奪い、逆転チャンピオンに向けて、また一歩前進した。

■Q1グループA

 第11戦でポールを奪い、3ポイントを獲得した岩佐は、Q1から段違いの速さを見せた。

 福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)1分36秒999、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)1分36秒483と、タイムを刻むなか、次にアタックした岩佐は1分36秒027と、ライバルを引き離すタイムをマーク。

 ルーキーとは思えない速さを見せるイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)も1分36秒584と、岩佐のタイムに迫ることはできずにQ1を終えた。

 大健闘だったのは、最後にアタックした野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)。並みいる先輩ドライバーを押しのけ5番手に食い込んだ。野中の好走により、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が弾き出されQ1敗退となった。

 順位:岩佐-牧野-フラガ-フェネストラズ-野中-福住/大湯-大嶋-オサリバン-ラスムッセン-三宅

■Q1 Bグループ

 Jujuを除く全車がアウトインのウォームアップを行い、Jujuはコースがクリアななかでアタックをするべく、他車がピットに入ってくるタイミングでコースに出た。しかし、タイムは伸び悩み1分38秒台と、第11戦に続きQ1最下位からの脱出はならなかった。

 最初に好タイムをマークしたのは太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)。1分36秒291とグループAの岩佐に迫るタイムを出した。続いて、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)も太田を僅かに上回る1分36秒244で、この組トップで余裕でQ2に進んだ。

 野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)はやや伸び悩んだ感はあったが3番手。そして、4番手には、第11戦予選ではトラブルに泣いた小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)が、最後にタイムを出して食い込んだ。

 苦しい予選となっているトヨタエンジン勢は、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が5、6番手に入った。

 順位:佐藤-太田-野尻-小出-坪井-阪口/小高-山下-小林-高星-Juju

■Q2

 Q2進出の内訳は、チーム無限2台、ナカジマ2台、ダンデライアン2台、トムス2台、KCMG1台、TGM1台、セルモ1台、B-Max1台。

 最初に阪口が1分36秒674をマークすると、そのすぐ後にアタックした野尻は1分35秒973と、阪口のタイムを大きく上回った。

 続く福住は1分36秒400、太田、牧野のダンデコンビも36秒前半のタイムに留まるなか、岩佐が野尻のタイムを100分の6秒上回る1分35秒910をマーク。連続のポールポジションを決めるとともに、チーム無限は、第11戦に続いてフロントローを独占した。

 変則スケジュールのため、連続して予選が行われたが、明らかに、ホンダエンジン勢が優位に立っており、そのなかでも無限2台の速さが際立っている。

 2つの予選を終え、逆転チャンピオンを目論む岩佐は、ポールポジションポイントを加えて96ポイント。坪井との差を8.5ポイントとしし、この勢いが続けば逆転は確実な状況だ。窮地に立たされた坪井と名門トムスの逆襲はなるのか、まずは今日行われる第11戦の決勝に注目したい。

 順位:岩佐-野尻-佐藤-太田-牧野-フラガ-坪井-福住-フェネストラズ-阪口-野中-小出

 第12戦の決勝は、明日23日午後2時30分から31周で行われる。

ポールポジションは岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選2位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

予選4位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選5位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

予選6位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿公式予選 岩佐歩夢、逆転チャンプに向けポールポジション奪取

ポールポジションを獲得した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第11戦のの公式予選が、11月22日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、チームメイトの野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)を抑えてポールポジションを獲得した。

■Q1グループA

 いつもとは異なる早朝8時から始まった予選。グループAの注目は、逆転チャンピオンを狙う岩佐と牧野。予選のポイントを得るためにも、Q1から速さを示したいところだ。

 その岩佐は、2周のウォームアップ後に最初にアタックに入り、1分36秒693を叩き出した。3番目にアタックに入った牧野は1分36秒916で2位につける。

 その後、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が二人の間に割って入り、牧野は4位にドロップするが、Q1は余裕をもって通過。

 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が5番手、今季限りで引退を表明した大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が6番手でQ2に駒を進めた。

 順位:岩佐-佐藤-福住-牧野-フェネストラズ-大嶋/オサリバン-野中-阪口-高星-Juju

■Q1 Bグループ

 他のチームがユーズドタイヤで1周のアウトインのウォームアップを行うなか、独自のスタイルを貫く野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は、アウトインを行わずに、クリアな位置でコースイン。最初にアタックに入る。

 その野尻は1分36秒614をマークするが、これをイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、タイトルを狙う太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が逆転。ポイントリーダーの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)は4番手タイムでQ2に進んだ。

 作戦ミスを犯してしまったのは、三宅淳詞(ThreeBond SF23)。アタックに入ろうとした周にチェッカーが出てしまい、アタックができず最下位に沈んだ。

 また、セクター1をトップタイムで通過した小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)は、途中からエンジンがばらついてしまい加速せず。フリー走行から好調だっただけに悔しい結果となった。

 順位:太田-フラガ-野尻-坪井-小高-山下/大湯-小林-ラスムッセン-小出-三宅

■Q2

 Q2進出の内訳は、チーム無限2台、ナカジマ2台、ダンデライアン2台、トムス2台、KCMG1台、TGM1台、コンドー1台、ルーキー1台。

 このなかで、他チームと異なる作戦を取ったのがチーム無限。他車が続々とコースインするなか、ピットでステイ。残り4分30秒となったところで、コースに入った。

 1周少ないウォームアップで最初にアタックに入った野尻と岩佐は、その作戦が功を奏し、岩佐が1分35秒736、野尻が1分35秒945と、揃って35秒台に入れワンツー。二人がフロントローに並ぶという最高の予選となった。

 フリー走行から速さを見せていたフラガも、35秒台をマークして無限の二人に続き、チームメイトの佐藤が4番手。ナカジマレーシングが2列目に並んだ。

 以下、太田、フェネストラズ、牧野、福住と続き、ポイントリーダーの坪井は、トップ岩佐から1秒遅れの9番手と苦しい位置からのスタートとなった。

 予選の結果、岩佐がPPポイントの3ポイントを加えて、逆転チャンピオンに向けて、まずは第一関門をクリアした。

 順位:岩佐-野尻-フラガ-佐藤-太田-フェネストラズ-牧野-福住-坪井-小高-山下-大嶋

 決勝は、本日、午後2時30分から27周で争われる。

ポールポジションは岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選2位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

予選4位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

予選5位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選6位はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿公式予選結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Weather: Sunny Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
115A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.0271'35.910
216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.4381'35.973
364B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.2441'36.192
46B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.2911'36.206
55A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.4831'36.246
665Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.5841'36.302
71B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.6641'36.345
88A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.9991'36.400
937Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.5891'36.499
1038B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.9841'36.674
1129A野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'36.8841'36.745
1250B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'36.4611'37.036
---- 以上Q2で決定 ----
1339A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.014
1428B小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.026
1514A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.018
163B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.063
174Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.202
187B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.313
1919Aオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.869
2020B高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.365
2112A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.215
2210BジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.618
---- 以上予選通過 ----
Tags:

SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.910--217.967
216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.973 0.063 0.063217.824
364B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.192 0.282 0.219217.328
46B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.206 0.296 0.014217.296
55A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.246 0.336 0.040217.206
665Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.302 0.392 0.056217.080
71B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.345 0.435 0.043216.983
88A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.400 0.490 0.055216.859
937Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.499 0.589 0.099216.636
1038B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.674 0.764 0.175216.244
1129A野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'36.745 0.835 0.071216.086
1250B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.036 1.126 0.291215.438
Tags:

SUPER FORMULA

第12戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

Aグループ

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.027--217.701
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.483 0.456 0.456216.672
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.584 0.557 0.101216.446
437サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.589 0.562 0.005216.435
529野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'36.884 0.857 0.295215.776
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.999 0.972 0.115215.520
---- 以上Q2進出 ----
739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.014 0.987 0.015215.486
814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.018 0.991 0.004215.478
94ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.202 1.175 0.184215.070
1019オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.869 1.842 0.667213.604
1112三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.215 2.188 0.346212.851
---- 以上基準タイム(107% - 1'42.748)予選通過 ----

Bグループ

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 12 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.244--217.210
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.291 0.047 0.047217.104
316野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.438 0.194 0.147216.773
450小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'36.461 0.217 0.023216.722
51坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.664 0.420 0.203216.267
638阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.984 0.740 0.320215.553
---- 以上Q2進出 ----
728小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.026 0.782 0.042215.460
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.063 0.819 0.037215.378
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.313 1.069 0.250214.824
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.365 1.121 0.052214.710
1110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.618 2.374 1.253211.982
---- 以上基準タイム(107% - 1'42.981)予選通過 ----

Tags:

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース13、15公式予選 レース13は鈴木斗輝哉、レース15は小松響がポール獲得!!

第6戦レース13ポールポジション、レース15予選3位は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

第6戦レース13予選5位、レース15ポールポジションは小松響(Rn-sports F111/3)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第第6戦の公式予選Q1が11月22日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選Q1では鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)がトップタイム。セカンドベストタイムでは小松響(Rn-sports F111/3)がトップとなり、それぞれレース13、レース15のポールポジションを獲得した。

 予選Q1は午前9時5分にコースオープン。走行時間は15分間で、ここでのベストタイム順がレース13のグリッド、セカンドベスト順がレース15のグリッドとなる。天候は晴れ。路面はドライだ。

 まずは計測1周目に梅垣が1分59秒614をマーク。鈴木が2分1秒186で2番手につける。3番手の卜部は2分1秒388だ。

 残り時間7分30秒で51ジャジャンビンが1コーナーでスピンアウト。自力でコースに復帰する。

 この間に梅垣が計測3周目に1分56秒015をマークするが、鈴木がこれを上回る1分55秒928を叩き出してトップに浮上。3番手には大宮が1分56秒181で続く。

 さらに卜部が計測4周目に1分56秒037で大宮を上回り、3番手に食い込んできた。

 その後は各車ペースが伸び悩み、タイムが更新されない時間帯が続くが、小松響が計測5周目に1分56秒192、6周目に1分56秒195を記録。この結果セカンドベストタイムで小松がトップに浮上してきた。

 これによりレース13は鈴木斗輝哉がポールポジションを獲得。予選2位に梅垣清が続いて卜部和久が予選3位。

 レース15は小松響がポールポジション。予選2位に卜部和久、3位に鈴木斗輝哉という結果となった。

 レース13はこの後午後0時40分より、レース15は明日の午前11時25分より、いずれも13周または30分間で行われる。

第6戦レース13予選2位、レース15予選4位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

第6戦レース13予選3位、レース15予選2位は卜部和久(B-MAX RACING F111)

第6戦レース13予選4位、レース15予選5位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

第6戦レース13予選6位、レース15予選6位は小田優(Rn-sports F111/3)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース14公式予選結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'55.160--181.532
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'55.325 0.165 0.165181.272
338鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'55.441 0.281 0.116181.090
445大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'55.798 0.638 0.357180.532
510小松 響Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'55.959 0.799 0.161180.281
648リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1'56.875 1.715 0.916178.868
711小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'56.927 1.767 0.052178.788
821猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'57.323 2.163 0.396178.185
944M1AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1'57.446 2.286 0.123177.998
1013M2鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'57.661 2.501 0.215177.673
1151ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'57.905 2.745 0.244177.305
1240M3⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1'58.090 2.930 0.185177.028
1346入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'58.341 3.181 0.251176.652
1418M4YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
2'00.252 5.092 1.911173.845
1523M5YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'04.326 9.166 4.074168.148
---- 以上基準タイム(110% - 2'06.676)予選通過 ----
Tags:

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース15公式予選結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 15 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
110小松 響Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'56.195--179.915
250卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'56.332 0.137 0.137179.703
338鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'56.351 0.156 0.019179.674
437梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'56.360 0.165 0.009179.660
545大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'56.371 0.176 0.011179.643
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'57.388 1.193 1.017178.086
748リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1'57.751 1.556 0.363177.537
821猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'58.060 1.865 0.309177.073
944M1AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1'58.071 1.876 0.011177.056
1013M2鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'58.936 2.741 0.865175.768
1151ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'59.353 3.158 0.417175.154
1240M3⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1'59.501 3.306 0.148174.937
1346入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
2'00.474 4.279 0.973173.525
1418M4YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
2'01.020 4.825 0.546172.742
---- 以上基準タイム(110% - 2'07.814)予選通過 ----
-23M5YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'10.12113.926 9.101160.660
Tags:

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース13公式予選結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'55.928--180.329
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'56.015 0.087 0.087180.194
350卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'56.037 0.109 0.022180.160
445大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'56.181 0.253 0.144179.936
510小松 響Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'56.192 0.264 0.011179.919
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'57.361 1.433 1.169178.127
748リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1'57.608 1.680 0.247177.753
844M1AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1'58.015 2.087 0.407177.140
921猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'58.039 2.111 0.024177.104
1013M2鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'58.618 2.690 0.579176.240
1140M3⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1'59.187 3.259 0.569175.398
1251ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'59.251 3.323 0.064175.304
1346入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
2'00.391 4.463 1.140173.644
1418M4YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
2'00.745 4.817 0.354173.135
---- 以上基準タイム(110% - 2'07.520)予選通過 ----
-23M5YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'09.04113.113 8.296162.004
Tags:

SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿公式予選結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Weather: Sunny Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
115A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.6931'35.736
216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.6141'35.945
365Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.5081'35.976
464A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.8171'36.157
56B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.4331'36.229
637Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.0631'36.260
75A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9161'36.360
88A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.8541'36.369
91B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.7011'36.764
1028B小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.0661'36.962
113B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.1641'37.008
1214A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.0991'39.231
---- 以上Q2で決定 ----
1339B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.286
144Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.191
157B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.648
1629A野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.711
1719Bオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.991
1838A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.786
1950B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'42.270
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.332
2110AジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.905
---- 以上予選通過 ----
-12B三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'48.043
Tags:

SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.736--218.363
216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.945 0.209 0.209217.887
365Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.976 0.240 0.031217.817
464A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.157 0.421 0.181217.407
56B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.229 0.493 0.072217.244
637Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.260 0.524 0.031217.174
75A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.360 0.624 0.100216.949
88A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.369 0.633 0.009216.929
91B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.764 1.028 0.395216.043
1028B小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'36.962 1.226 0.198215.602
113B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.008 1.272 0.046215.500
1214A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'39.231 3.495 2.223210.672
Tags:

SUPER FORMULA

第11戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

Aグループ

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.693--216.202
264佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.817 0.124 0.124215.925
38福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.854 0.161 0.037215.842
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.916 0.223 0.062215.704
537サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.063 0.370 0.147215.378
614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.099 0.406 0.036215.298
---- 以上Q2進出 ----
74ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.191 0.498 0.092215.094
829野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.711 1.018 0.520213.949
938阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.786 1.093 0.075213.785
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.332 1.639 0.546212.598
1110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.905 3.212 1.573209.251
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.461)予選通過 ----

Bグループ

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.433--216.785
265イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.508 0.075 0.075216.616
316野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.614 0.181 0.106216.379
41坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.701 0.268 0.087216.184
528小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.066 0.633 0.365215.371
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.164 0.731 0.098215.154
---- 以上Q2進出 ----
739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.286 0.853 0.122214.884
87小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.648 1.215 0.362214.087
919オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.991 1.558 0.343213.338
1050小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'42.270 5.837 4.279204.412
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.183)予選通過 ----
-12三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'48.04311.610 5.773193.490

Tags:

SUPER FORMULA

第10,11,12戦鈴鹿フリー走行 イゴール・オオムラ・フラガがトップタイム

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第10、11、12戦のフリー走行が、11月21日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)がトップタイムをマークした。

 シーズンもいよいよ最終大会。最後までもつれたチャンピオン争いは、ディフェンディングチャンピオンの坪井翔(104.5p)がややリードを広げ、岩佐歩夢(90p)、太田格之進(90p)、牧野任祐(81p)、野尻智紀(63.5p)が追う展開となっている。

 濃霧で中止になった第10戦が、最終大会に組み込まれ3レース制となったため、計算上は野尻より下位のドライバーにも可能性はないとはいえないが、上位5人の争いになることは間違いない。

 レースウィークの金曜日。秋晴れとなった鈴鹿で、午前11時05分から1時間、午後2時10分から1時間のフリー走行が行われた。

 両セッションとも残り5分から予選さながらのアタックが行われ、午前のトップ6は、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、フラガ、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)。

 午後は、フラガ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、太田、牧野がトップ6となった。

 タイムは、総じて午後の方が良く、トータルではフラガがトップとなったが、チャンピオンを争う面々は概ね好調。明日の予選では、熾烈なグリッドの奪い合いが見られそうだ。

 明日は、午前8時から第11戦予選、午前10時05分から第12戦予選、午後2時30分から第11戦決勝(27周)が行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atushi BESSHO

SUPER FORMULA

第10-12戦鈴鹿フリー走行2回目結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/21) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 11 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
165イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.846--215.860
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.885 0.039 0.039215.773
364佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.899 0.053 0.014215.742
48福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.325 0.479 0.426214.798
56太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.342 0.496 0.017214.760
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.395 0.549 0.053214.643
750小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.431 0.585 0.036214.564
814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.449 0.603 0.018214.525
91坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.475 0.629 0.026214.467
1039大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.517 0.671 0.042214.375
1137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.635 0.789 0.118214.116
1238阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.679 0.833 0.044214.019
1329野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.859 1.013 0.180213.626
143山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.044 1.198 0.185213.223
1512三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.126 1.280 0.082213.044
1616野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.376 1.530 0.250212.503
177小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.546 1.700 0.170212.136
1828小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.595 1.749 0.049212.031
1920高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.608 1.762 0.013212.003
204ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.674 1.828 0.066211.861
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.980 3.134 1.306209.094
2219オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'45.151 8.305 5.171198.811
Tags: , ,

SUPER FORMULA

第10-12戦鈴鹿フリー走行1回目結果

第24回JAF鈴鹿グランプリ -RIJ- (2025/11/21) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 10-12 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.249--214.966
21坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.251 0.002 0.002214.961
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.263 0.014 0.012214.935
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.355 0.106 0.092214.732
516野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.465 0.216 0.110214.489
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.586 0.337 0.121214.223
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.628 0.379 0.042214.131
864佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.756 0.507 0.128213.851
915岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.808 0.559 0.052213.737
1050小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.835 0.586 0.027213.678
1138阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.875 0.626 0.040213.591
1212三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.953 0.704 0.078213.421
1314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.176 0.927 0.223212.936
143山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.253 1.004 0.077212.769
1529野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.320 1.071 0.067212.624
1628小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.406 1.157 0.086212.438
174ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.910 1.661 0.504211.356
1820高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.938 1.689 0.028211.296
1939大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.956 1.707 0.018211.258
2010ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.926 2.677 0.970209.207
2119オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'40.122 2.873 0.196208.797
2237サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'42.651 5.402 2.529203.653
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KYOJO CUP

第5戦富士ファイナル記者会見 3位・斎藤愛未「家庭と両立できるドライバーに」

優勝 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

ファイナルレースで優勝した下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

 ――今季10戦8勝、最終戦も勝ちました、今の気持ちを

 「振り返ってみたら、10戦中8勝という結果で終われて、第2大会で勝てなかったのがすごく悔やまれるところです。それ以外のレースは実力を発揮する走りができたので、よかったと思います」

 ――前回大会でタイトル獲得を決めての最終戦ということでしたが、この週末はどんな気持ちで臨んだか?

 「プレッシャーはまったくなくて、ただチャンピオン取って最終戦いどむからには優勝しないといけない、という思いはあったので、プレッシャーはなかったけれど、真剣にテストから取り組んで、予選も決勝も走りました」

 ――シリーズチャンピオンという称号を得て、来年以降の活躍が楽しみですが、これからどんなドライバーになっていきたいといった展望はありますか?

 「まずはKYOJO Formula初代チャンピオンを取れたので、チャンピオンとして女子の中で一番速いドライバーで、これからプロを目指す女子たちに憧れられるような、ドライバーになりたいです」

2位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

ファイナルレース2位の翁長実希(Kids com Team KCMG)

 ――今日のレースを終えた今の気持ちをお聞かせください

 「このまま勝ち逃げさせない、という気持ちで挑んだのですが、ちょっとこの週末はスピードが足りない所があった中でもしっかりたて直して、予選では3番手だったのですが、スプリントでは2番手、決勝でも2番手を守ることができた。そこで1番を追っていけなかったというのは自分のなかですごくつらい景色が12周あったので、この悔しさを忘れずに。いいところもシーズン通してあったと思うので、そこは自信を持って。足りないものも明確に、今シーズンたくさん学ばせてもらったので、チームや支えてくれた皆さんに、すごく申し訳ないシーズンになったのですが、しっかり恩返しができるように、来シーズンに向けて準備をしていきたいとおもいます」

 ――この週末を通してご自身の中でハイライトになるシーンや気持ちが動いた場面はありますでしょうか?

 「週末通して練習では9番手とかそういうところからスタートしたので、どうにもこうにも、というところから、予選の前でもまだ自信を持って挑めかなった自分の弱さもありましたし、どうにか、シーズン途中で落ち込んだ自分の成績と、気持ちをどうにか上げて終わりたい、と思って。スプリントではタイミングもよく仕掛けられて抜くこともできて、ペースもよかったので、そこは自信となるものを取り戻せたし、でもまだ足りない部分も確かにあるので、そこをオフシーズンでちゃんと準備して、来年はこれで成績出なかったら辞めるぐらいの覚悟でいきだいです」

 ――課題を克服した先に、どんなドライバーになりたいと思っていますか?

 「下野選手と似たような流れになってしまいますが、やはり憧れられるドライバー。私も憧れる人を見て今ここにいるので、自分がそういう姿を見せ続けて、自分がなりたい、夢を持ってもらえるような、ふるまいだったりレースだったり、もっと子供たちとか来てくれれば。レベルも上がるでしょうし、もっと盛り上げて、ここにいろいろな人が関わって行きたいと思われるようなドライバーになりたいです」

3位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

ファイナルレース3位の斎藤愛未(BigBoss W TEAM TOM’S)

 ――今日の3位という結果は今どう受け止めているでしょうか?

 「3位ということで負けた、という結果ではありますが、今年通して、初めてのフォーミュラのシーズンなので、わからないことだらけで、最初は大変で。最初はディフェンディングチャンピオンとして、時間に追われる前半戦になってしまって、雨もあまり得意じゃなくて順位を落としてしまったり、なんてこともあった中で、今日は雨での走りも少し成長した自分を見せられたのではないかな、と思います。ただやっぱりバトルの面では足りない部分もありましたし、まだまだ来年に向けて、成長できるところはたくさんあるな、としみじみ感じた決勝になりました」

 ――今シーズンを振り返った中で、ハイライトや印象に残っているシーンはありますか?

 「自分としては悪いハイライトになってしまうのですが、スプリントの最終コーナーでスピンしてしまったというのを自分の中で忘れてはいけないミスだし、そこはハイライトなのですが、逆にスプリントでフォーミュラで初めて勝てた時もハイライトです。その二つのハイライトを胸に刻んで来年につないでいきたいなと思います」

 ――来シーズン以降、将来的にどんなドライバーになりたいですか?

 「私は唯一の既婚者ということで家庭を持っている身であります。女性だとなかなか、結婚するとキャリアを築けない部分が世の中的にあると思うのですが、そんなことはないんだよ、というのを自分が体現していきたいなと思っているので、そこはしっかり結果を出して、家庭と両立できるようなドライバーになりたいと思います」

ファイナルトップ3のドライバーたち

2025年度KYOJO CUPチャンピオン・下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

2025年度のチャンピオン・下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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KYOJO CUP

第5戦冨士ファイナル チャンピオン下野璃央がポール・ツー・ウインで完全制圧

ファイナルレース優勝は下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

 KYOJO CUP Round5、Finalが11月9日(日)富士スピードウェイで行われ、下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が優勝した。

 土曜日の予選、Sprintレースに続いて行われるFinalはSprintのリザルトによってスターティンググリッドが決定。ポールポジションにはSprint優勝の下野、フロントロウ2番手には翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)が並ぶ。以下3番手斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)、4番手佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)、5番手佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、6番手Burton Hana(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)というグリッドに。

 後方もSprintレースでの結果順のグリッドとなるが、ペナルティによってSprint7位フィニッシュの岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)は8番手、9位フィニッシュの平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)は13番手にとそれぞれ降格。さらに1周目のクラッシュでDNFとなった6台については予選での順位によって、14位以下に白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)、金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)、永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)、富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、Kelsey Pinkowski(SatisPie KDDP KC-MG01) 、Flame Airikkala (CUBE FUNDER KDDP KC-MG01)の順で並び、最後尾20番手にDNSだった池島実紅(TGM Grand Prix KC-MG01)が、それぞれ出走を許可され20台全員がグリッドについた。

 富士スピードウェイは朝から立ち込めていた霧が晴れて視界が開けたものの、雨は小降りになったり強くなったりを繰り返している。SC先導によるスタートが決定され、定刻の午後1時に全車レインタイヤで12周のレースが開始された。気温、路面温度ともに14度で、これだけ気温の低いウエットコンディションはおそらく経験がないだろうという事で、各車SCの後方でタイヤの熱入れに余念がない。6番手スタートのHanaが出遅れたが、最後尾になっていなかったので、SC中に元の位置まで戻ることができる。

ファイナルレースはセーフティーカースタートとなった

 コースコンディションを見きわめるようにSCランは3周目まで続き、ここでSCのフラッシュライト消灯、下野がSprintの時と同様にGR GTコーナー出口から加速を開始。コントロールラインを通過し4周目にはいったところからバトル開始。今回も2位翁長はうまく合わせ込んで0.763秒差で続く。3位斎藤も1.330秒差だ。4位以降もリスタート時のポジションを守って4周目を走る中で、13番手の平川が1周の間に前を行く選手を次々と仕留めて10位までポジションアップ、さらに5周目には織戸茉彩(TGM Grand Prix KC-MG01)も片付けて9位。

 トップ下野はただ一人ウオータースクリーンのないアドバンテージを活かして4周目に早くも2.330秒、5周目に3.066秒とギャップを築きあげていく。2位翁長と3位斎藤は0.999秒差。以下2.916秒差で佐々木、1.802秒差で佐藤、Hanaが佐藤と0.421秒と接近している。下野のペースは2位翁長より0.7秒以上速いラップタイムを刻んでいて6周目4.440秒、7周目5.264秒と独走状態に。各車ペースが上がってきているが、毎ラップ下野が最速ラップを更新し続けている。そして後方では平川が6周目に岩岡、7周目に山本龍(ARF⭐おさきにどうぞ⭐KC-MG01)をオーバーテイクして7位まで上がってきた。

 9周目、ダンロップコーナーへのブレーキングで、11位のSitarvee Limnantharak(INGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01)が前を行く織戸に追突、Sitarveeはノーズを破損したまま再スタート。織戸も走り出すが19位までドロップ。そして下野は10周目にセクター1、セクター2と最速タイムを出して、コントロールライン上で1分54秒723と本日のファステストラップを叩き出して2位翁長との差を7.551秒まで拡大。翁長は一時1.5秒以上引き離していた斎藤に0.652秒と迫られていたが、ここで踏ん張りオーバーテイクのチャンスは与えず11周目も0.638秒差でファイナルラップ突入。

 下野は最後わずかにペースを緩めたがそれでも差を広げ、最終的に9.456秒の大差でチェカードフラッグの下を通過。危なげない勝利を飾った。翁長対斎藤の2位争いはテール・ツー・ノーズ状態で続いたが斎藤は0.427秒届かずで、翁長2位、斎藤3位に。以下4位佐々木、5位佐藤、6位Hanaというトップ6となった。

 新たにフォーミュラマシン「KC-MG01」を導入した2025年KYOJO CUPはこれにてシーズン終了。下野は今シーズン5大会10レースで8勝をマーク。シリーズポイントは149点と2位の翁長98点に大差をつけて、新生KYOJO CUPの初代チャンピオンを獲得した。

ファイナルレース優勝は下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

ファイナルレース2位は翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

ファイナルレース3位は斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

ファイナルレース4位は佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)

ファイナルレース5位は佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

ファイナルレース6位はハナ・バートン(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)

ファイナルレースの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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KYOJO CUP

第5戦富士ファイナル結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/11/09) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2025 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL
1226'34.332--
27翁長 実希Kids com KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1226'43.788 9.456 9.456
31斎藤 愛未BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM’S
1226'44.215 9.883 0.427
48佐々木 藍咲LHG KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1226'52.39218.060 8.177
538佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1226'54.67920.347 2.287
637ハナ・バートンBigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM'S
1226'56.94222.610 2.263
74平川 真子docomo business ROOKIE KC-MG01
docomo business ROOKIE
1227'01.05926.727 4.117
833岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1227'08.83334.501 7.774
912細川 由衣花富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1227'14.18239.850 5.349
1017白石 いつもAIWIN Re-Kobe KC-MG01
AIWIN Re-Kobe
1227'15.36441.032 1.182
1132金本 きれいミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01
MIHARA RACING TEAM
1227'16.80642.474 1.442
1239富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1227'18.68444.352 1.878
1353池島 実紅TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1227'19.13244.800 0.448
1487山本 龍ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1227'20.32845.996 1.196
1510フレイム・アイリッカラCUBE FUNDER KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1227'30.07855.746 9.750
1646永井 歩夢NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラKC-MG01
Dojo Racing
1227'35.2201'00.888 5.142
1755織戸 茉彩TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1227'39.5561'05.224 4.336
18*59シタルウイ・リムナンタラクINGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexzter
1227'51.9261'17.59412.370
1957ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1227'53.3911'19.059 1.465
---- 以上規定周回数(70% - 8 Laps)完走 ----
-9ケルシー・ピンコウスキーSatisPie KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
39'30.8119Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 86 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01) 1'54.723 (10/12) 143.187 km/h
  • CarNo. 59は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a/b(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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KYOJO CUP

第5戦富士スプリントドライバーコメント 優勝・下野璃央「タイヤ暖めるのに疲れました」

優勝 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

スプリント優勝の下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

 「(SCが長かった?)『この周でリスタート』と思っていたのより1周多くて、タイヤ暖めるのに疲れました(笑)。でもリスタート無事に切ることができてよかったです。(安定していた?)けっこう集中力も高かったですし、毎回なのですが、今年はけっこういいメンタル状態で、できていると思います。それは自信とかからくるのですかね? 明日は雨ですけれど(苦笑)。第4大会のスプリントも雨で勝てたので、頑張ります」

2位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

スプリント2位の翁長実希(Kids com Team KCMG)

 「スタートはよく反応できて、その後はしっかり。1コーナーは無理せずついて行ったのですが、早めに愛未ちゃんを抜いて行こうとヘアピンで仕掛けて、抜くことができました。そこからSC入ってきてしまったので、またタイヤ暖めからやりなおしました。リスタートはちょっと反応しきれない部分があって、少し差があったのですが、そこから置いて行かれるシチュエーションになってしまって。内圧もちょっと低めで出て行ったので、最後にフィーリングよくなったのですが、上がり切らないで終わってしまったな、という感じです。リスタートは落ち着いて集中していきました」

3位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

スプリント3位の斎藤愛未(BigBoss W TEAM TOM’S)

 「スタートではタイヤが暖まり切っていなくて。Aコーナーうまく回れなかったことで接近されて抜かれてしまったので、明日はもっと気合入れて(笑)頑張ろうと思います。(雨は慣れている?)この間練習したときも雨で走れたので、しっかり走れると思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Mizune NOINE
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KYOJO CUP

第5戦富士スプリント SCラン明けも盤石の下野璃央が優勝

スプリントトップ3のドライバーたち

 KYOJO CUP Round5 Sprintが11月8日(土)富士スピードウェイで行われ、予選トップからスタートの下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が優勝。Finalでのポールポジションを獲得した。

 今シーズンのKYOJO CUPはひとつのラウンドが予選、Sprint、Finalで構成されており、今回のRound 5では土曜日に予選とSprint、日曜日にFinalが行われる。Sprintは10周で争われ上位8人にシリーズポイントが付与される。

 また、スターティンググリッドについては向かって右の1番が空グリッドとなり、トップタイムを出した下野が2番グリッドにつくことになる。

 午前中の予選結果に対して、走路外走行複数回によるペナルティによるスターティンググリッドの変動があり、上位では4番手タイムを出した佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)が8番手へ、5番手タイムの佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が9番手へ、それぞれ4グリッドずつの降格になった。これによって、4番手は白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)、5番手に金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)がそれぞれ繰り上がった。なお池島実紅(TGM Grand Prix KC-MG01)はトラブルにより不出走となり19台で10周のスプリントレースが行われる。

 午後2時40分、フォーメーションラップ開始。KYOJOはローリングスタートでレースが始まる。時折陽が差すことがあるが天候は曇り。気温13度のドライコンディション。各車タイヤに熱をいれながらスタートを待つ。ここで5番手スタートの金本がTGRコーナーからの立ち上がりで単独スピン。ガードレールに接触してフロントを破損してストップ。幸い止まった個所がガードレールの開口部だったのでただちに移動され、ペースカーは1周で退きグリーンシグナル点灯、レーススタート。

スプリントレースがスタートした

 ポールシッター下野、2番手斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)、3番手 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)と上位はクリーンスタート。後方で加速がよかったのが7番手スタートの平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)で、スルスルと上位に進出するとTGRコーナーへのブレーキングでアウトから大外刈りで4位の白石に並びかけると4位を争ってコカ・コーラコーナーへとターン、インの平川が僅かに前に出る。

 しかしここで両車僅かに接触、白石はスピン。さらに後方でもコーナーアウト側に複数台が飛び出して接触やスピンを誘発してしまう。白石の他、金本、永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)、富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、Kelsey Pinkowski(SatisPie KDDP KC-MG01) 、Flame Airikkala (CUBE FUNDER KDDP KC-MG01)の6台が何らかのダメージを負ってその場でストップ。平川と細川由衣花(富士山静岡レーシング KC-MG01)は再スタートを切ったが最後尾。ただちにセーフティカー(SC)が投入され、車両の移動作業が開始される。この時点での上位はトップ下野、SC投入が宣言されるまでの間に翁長が斎藤とオーバーテイクしており2位翁長、3位斎藤。4位佐々木と続き、コカ・コーラコーナーでの混乱をかいくぐって5位にBurton Hana(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)、6位佐藤が順位を上げている。

 SCランは5周目まで続き、レース折り返しの6周目からリスタート。トップを先導する下野は5周目のGR GTコーナーから加速を開始。これに2位以下もうまく合わせて、コントロールライン上では2位翁長0.623秒差、3位斎藤1.267秒差でレース再開。4位以降もそれぞれ0.4秒程度の間隔でバトルを再開。しかし下野は「タイヤが冷えている間も速い」という評判通りさっそくリードを拡大。6周目を終えると2位翁長に早くも1.140秒の差、3位斎藤は1.972秒差だ。リスタートで順位を上げたのが山本龍(ARF⭐おさきにどうぞ⭐KC-MG01)で、織戸茉彩(TGM Grand Prix KC-MG01)を仕留めて9位にポジションアップ。

 7周目、トップ下野は1分45秒298のラップタイムで翁長との差を1.606秒に拡大。後方では佐藤がHanaをTGRコーナーでアウトからオーバーテイクして5位に上がる。TGRコーアーでは岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)もSitarvee Limnantharak(INGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01)を仕留めて7位へアップ。下野は8周目もラップタイムを更新、45秒274で翁長と2.301秒の差とする。

 下野はファイナルラップもペースを緩めることなく1分45秒台で走行しトップチェッカー。最後に45秒268と下野を0.001秒上回るファステストラップを出して意地を見せた2位翁長だが2.276秒の差がついた。以下3位斎藤、4位佐々木、5位佐藤、6位Hanaというトップ6となった。

 Sprintのリザルトをもって明日11月9日(日)午後1時にスタートするFinalのスターティンググリッドが決定。ポールポジションから出る王者下野に挑む選手が現れるか?

スプリント優勝は下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

スプリント2位は翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

スプリント3位は斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

スプリント4位は佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)

スプリント5位は佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

スプリント6位はハナ・バートン(BigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01)

スプリントで優勝した下野璃央と星野一樹監督、鉢呂敏彦オーナー

スプリントレースの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
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KYOJO CUP

第5戦富士スプリント結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/11/08) Sprint Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL
1023'24.974--
27翁長 実希Kids com KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1023'27.250 2.276 2.276
31斎藤 愛未BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM’S
1023'28.346 3.372 1.096
48佐々木 藍咲LHG KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1023'30.254 5.280 1.908
538佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1023'32.045 7.071 1.791
637ハナ・バートンBigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM'S
1023'35.80210.828 3.757
787山本 龍ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1023'39.89314.919 4.091
8*33岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1023'42.18117.207 2.288
955織戸 茉彩TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1023'42.48017.506 0.299
1059シタルウイ・リムナンタラクINGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexzter
1023'43.90118.927 1.421
1112細川 由衣花富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1023'47.55822.584 3.657
1257ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1023'51.48026.506 3.922
13*4平川 真子docomo business ROOKIE KC-MG01
docomo business ROOKIE
1024'09.92544.95118.445
---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ----
-17白石 いつもAIWIN Re-Kobe KC-MG01
AIWIN Re-Kobe
0-10Laps10Laps
-32金本 きれいミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01
MIHARA RACING TEAM
0-10Laps-
-46永井 歩夢NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラKC-MG01
Dojo Racing
0-10Laps-
-39富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
0-10Laps-
-9ケルシー・ピンコウスキーSatisPie KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
0-10Laps-
-10フレイム・アイリッカラCUBE FUNDER KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
0-10Laps-
-53池島 実紅TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 7 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01) 1'45.268 (10/10) 156.047 km/h
  • CarNo. 33は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1(危険な追い越し)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 4は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条5.1.a/b(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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KYOJO CUP

第5戦富士公式予選ドライバーコメント 2位・斎藤愛未「決勝になるとまた違った景色が見えてくる」

※予選直後のコメント

ポールポジション 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)1分44秒707(コースレコード)

ポールポジションの下野璃央(Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL)

 「昨日の練習から調子は悪くなかったので、想定通りのタイムです。シーズンはじめよりもみんなタイム差が縮まってきて、いつトップ取られてもおかしくないような状態が第3大会くらいから続いていたので、緊張はずっとしていたのですが、無事に(第4大会で)チャンピオンを取れて、この最終戦はちょっと気楽に行けますね」

2位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)1分44秒923(+0.216秒)

予選2位の斎藤愛未(BigBoss W TEAM TOM’S)

 「(タイヤの)ピークはしっかり使えたのですが。『たられば』になりますが、スリップ(ストリーム)が使えない位置にいたので、使いたかったなと思います。でも下野選手も単独でタイム出しているので、そういう意味では単純にコンマ2秒足りなかったのだなと思います。決勝になると周回数が伸びて、一発(のタイム勝負)ではないので、そこはまた違った景色が見えてくるのかなと考えています」

3位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)1分45秒001(+0.294秒)

予選3位の翁長実希(Kids com Team KCMG)

 「自分で思ったようには走れなくて、ベストなタイムを出せなかったので、そこは悔しいです。ホントはもっとタイム出たでしょうね。そこを出し切れなかったのが残念です。決勝はベストを尽くすだけです」

4位(8番手へ降格)佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)1分45秒115(+0.408秒)

予選4位の佐々木藍咲(Kids com Team KCMG)

 「フィーリングはよくなくて、四脱とか飛び出したりとか結構多かったので、そこがうまくまとめ切れなかったのが悔しいと思います。タイムはいろんなところで詰める余地がまだあって、Aコーナーとか第3セクターとかまだけっこう余っているところがあって、そこをもっと詰められれば上にいけたかなと思います」

13位 岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)1分45秒803(+1.096秒)

予選13位の岩岡万梨恵(FUKUDA racing)

 「今まで一番、トップとの差が1秒程度で、今回目標の10番手以内に行けたかなと思ったのですが、全然そんなこともなく、その差で今ちょっと落ち込んでいます(苦笑)13位の呪いが切れません。決勝は前にいるひとたちとコンマ1、2とか差があまりないので、落ち着いて淡々と行くだけかなと思います」

Text & Photo: Junichi SEKINE
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KYOJO CUP

第5戦公式予選 下野璃央がポールポジションを獲得

ポールポジションは下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)

 今年から新たにフォーミュラマシン「KC-MG01」によるシリーズとなった「KYOJO CUP」。シーズン最終戦となるRound5が11月8日(土)富士スピードウェイで行われ、上位9台がコースレコードを更新する激しい予選で、すでにRound4で王座獲得を決めている下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)がポールポジションを獲得した。

 10月のRound4から約1カ月のインターバルで迎えた本大会には20台がエントリー。シリーズチャンピオンは確定しているが、今シーズンの締めくくりということで各選手気合が入っている。

 20分間の予選は定刻の午前9時30分コースオープン。天候は曇りで気温12度、路面はドライコンディションだ。ここまでドライコンディションだった第2戦、第3戦でマークされたベストタイムは1分45秒台だが、昨日の練習走行では1分44秒台が出ていたという事で、今日の予選でレコードブレイクが期待される。

 各車ウオームアップから残り時間14分、計測3周目で下野が早くも1分45秒818をマーク、2番手は昨年のVITAによるKYOJOシリーズチャンピオンの斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)が46秒347で続く。3番手佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、4番手金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)と続いている。

残り12分40秒、下野が1分45秒320と、早くも斎藤が第2戦で出した45秒343を上回るコースレコードを出す。2番手には佐々木が45秒563で上がってくるが、すかさず佐藤が45秒402で逆転、斎藤も45秒665と自己ベストを更新するも4番手にドロップ、5番手 白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)45秒914、6番手平川真子(docomo business ROOKIE KC-MG01)46秒184。

 下野は続く周回で1分45秒167までレコードタイムを短縮するが、残り10分50秒に斎藤がこれを上回る45秒036を叩き出して元レコードホルダーの意地を見せる。さらに佐藤が45秒204で3番手、白石も4番手の45秒326と次々レコードブレイクする。5番手永井歩夢(NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラ KC-MG01)45秒446、6番手翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)544とポジションアップ。

 残り10分を切って予選は後半戦。下野は第1セクター、第2セクターと全体ベストを出すと1分44秒781と1分44秒台へレコードタイムを引き上げてトップを奪回。斎藤も44秒960と44秒台に入れるが2番手。3番手佐藤に続く4番手には45秒218の翁長、5番手45秒230の金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01)6番手45秒326の白石とここまでが従来のレコードタイムを上回っている。下野はここでピットイン、タイヤの内圧を調整するとピットアウト。

 残り5分を切って佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)1分45秒212までタイムアップ、翁長を上回り4番手へ浮上。白石も45秒219と自己ベストを短縮するが6番手変わらず。5番手に落ちた翁長だが残り3分に45秒001と44秒台に迫るタイムで3番手へ浮上する。4番手佐々木45秒115、5番手佐藤45秒135、6番手白石45秒219と続く。

 チェカードフラッグが振られて20分間の予選が終了。最後のタイムアタックで下野はさらにタイムを短縮。1分44秒707と従来の記録を0.636秒上回るコースレコードを叩き出してポールポジションを決めた。以下斎藤~翁長~佐々木~佐藤~白石というトップ6に加えて、7番手金本、8番手永井、9番手平川までがこれまでのレコードを超えるハイペースな予選となった。

 この後10周のSprintが本日の午後2時40分スタート予定。12周のFinalは明日11月9日(日)午後1時スタート予定だ。

予選2位は斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)

予選3位は翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)

予選4位は佐々木藍咲(LHG KDDP KC-MG01)

予選5位は佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

予選6位は白石いつも(AIWIN Re-Kobe KC-MG01)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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KYOJO CUP

第5戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/11/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 KYOJO CUP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
186下野 璃央Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01
Dr.Dry with ITOCHUENEX WECARS TEAM IMPUL
R1'44.707--156.883
21斎藤 愛未BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM’S
R1'44.923 0.216 0.216156.561
37翁長 実希Kids com KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
R1'45.001 0.294 0.078156.444
4*8佐々木 藍咲LHG KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
R1'45.115 0.408 0.114156.275
5*38佐藤 こころOPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
R1'45.135 0.428 0.020156.245
617白石 いつもAIWIN Re-Kobe KC-MG01
AIWIN Re-Kobe
R1'45.219 0.512 0.084156.120
732金本 きれいミハラ自動車エムクラフトRT KC-MG01
MIHARA RACING TEAM
R1'45.230 0.523 0.011156.104
846永井 歩夢NBAありそ鮨しKYOJOフォーミュラKC-MG01
Dojo Racing
R1'45.321 0.614 0.091155.969
94平川 真子docomo business ROOKIE KC-MG01
docomo business ROOKIE
R1'45.326 0.619 0.005155.961
1053池島 実紅TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1'45.375 0.668 0.049155.889
1139富下 李央菜OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01
TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
1'45.377 0.670 0.002155.886
1237ハナ・バートンBigBoss W TOM'S KYOJO KC-MG01
BigBoss W TEAM TOM'S
1'45.441 0.734 0.064155.791
1333岩岡 万梨恵FUKUDA racing KC-MG01
FUKUDA racing
1'45.803 1.096 0.362155.258
14*10フレイム・アイリッカラCUBE FUNDER KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1'45.879 1.172 0.076155.147
1559シタルウイ・リムナンタラクINGING 2W Singha Sittipol Nexzter KC-MG01
INGING 2W Zoomies Singha Sittipol Nexzter
1'45.961 1.254 0.082155.027
16*55織戸 茉彩TGM Grand Prix KC-MG01
TGM Grand Prix
1'46.284 1.577 0.323154.556
1712細川 由衣花富士山静岡レーシングKC-MG01
富士山静岡レーシング
1'46.339 1.632 0.055154.476
18*87山本 龍ARF☆おさきにどうぞ☆KC-MG01
Autolook Racing
1'47.167 2.460 0.828153.282
19*57ジャオ ユンチェンATEAM Buzz Racing KC-MG01
ATEAM Buzz Racing
1'47.325 2.618 0.158153.057
209ケルシー・ピンコウスキーSatisPie KDDP KC-MG01
Kids com Team KCMG
1'47.652 2.945 0.327152.592
---- 以上基準タイム(130% - 2'16.340)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'45.343)を更新した。
  • CarNo. 8, 38, 57は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行複数回)により、4グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 10, 55は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行複数回)により、3グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 87は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路外走行複数回)により、5グリッド降格のペナルティーを科す。
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