MAY RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2025/05/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 3 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージ制動屋KKS2 MYST KK-S2 | 58.607 | - | - | 125.616 |
| 2 | 51 | | | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSD S2 MYST KK-S2 | 58.717 | 0.110 | 0.110 | 125.381 |
| 3 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 58.878 | 0.271 | 0.161 | 125.038 |
| 4 | 38 | M | 1 | 畠山 泰三 | kks2 MYST KK-S2 | 58.997 | 0.390 | 0.119 | 124.786 |
| 5 | 3 | M | 2 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS2 MYST KK-S2 | 59.083 | 0.476 | 0.086 | 124.604 |
| 6 | 23 | | | 澤井 良太朗 | R.S studio with M.G.R.S TOKYO R&D RD10V | 59.227 | 0.620 | 0.144 | 124.301 |
| 7 | 15 | | | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 59.230 | 0.623 | 0.003 | 124.295 |
| 8 | 91 | | | 佐藤 颯太 | ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 59.238 | 0.631 | 0.008 | 124.278 |
| 9 | 8 | | | Makoto Mizutani | HC桶川MRPYTT ED TOKYO R&D RD10V | 59.577 | 0.970 | 0.339 | 123.571 |
| 10 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 59.578 | 0.971 | 0.001 | 123.569 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 1'16.354)予選通過 ---- |

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第4戦が25日、岡山国際サーキットで行われた。今シーズンからシリーズに参戦を始めた渡会太一(seven × seven Racing)は6番手スタート。スタートで一つ順位を上げると、2周目にチームメートのBANKCYをかわして4位、さらにトップグループのコースアウト、接触に乗じて2位に上がる。ここからトップ卜部和久と接近戦を演じていたが、8周目には卜部をアトウッドコーナーで仕留めてトップに立ち、そのまま優勝した。決勝レース後、話しを聞いた。
「6番スタートだったので苦しいかなと思っていましたが、練習の段階でドライは調子いいのは分かっていたので、自信もありつつ不安もありつつの感じでした。始まってみたら、けっこうペースよく走れて、前3台がごちゃついていたので、離されることもなく追いつけて、うまく抜くことができ、トップに立てました。開幕大会も昨日も悔しかったので、どうしても勝ちたいと思い、やっと勝てたので、ここから優勝を続けられるように頑張りたいと思います」
渡会は2004年生まれの22歳、小学1年生からカートを始め、2020年にはカートの最上クラスOKでチャンピオンを獲得した。2021年9月にはツインリンクもてぎ(現モビリティーリゾートもてぎ)のスーパーFJで四輪デビュー。その後、数々の優勝をスーパーFJで飾ると、2024年にはスーパーFJに出場する傍ら、MEC120に参戦。この年、6月に行われた冨士のスーパーFJでは、最後尾から優勝という快挙を成し遂げ、注目を浴びると、7月にオートポリスで行われたスーパー耐久の最高クラスST-X、DAISHINのドライバーに抜擢された。MEC120ではseven x sevenから参戦し、v.Granzクラスでシリーズチャンピオンを獲得した。
今シーズンはseven x sevenからスーパー耐久に出場する傍ら、同チームからPCCJへの出場も始めた。F1のサポートレースとして行われた開幕大会2連戦では、第1戦でいきなり3位に入る健闘をみせるが、第2戦ではコースアウトして14位。ここ岡山で行われた第3戦では4位といまいち波に乗り切れていない感があったが、ついに第4戦で優勝をもぎ取った。今後、伸びしろも期待でき、注目のドライバーだ。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第4戦が25日、岡山国際サーキットで行われ、6番グリッドからスタートした渡会太一(seven × seven Racing)が優勝した。
決勝レースのグリッドは、第3戦同様、予選が行われなかったため第2戦までのポイントランキング順となった。
- PP 卜部和久(HYPER WATER RACING)
- 2位 木村偉織(SKY GROUP 40)
- 3位 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING)
- 4位 Hiro(NGR)
- 5位 BANKCY(seven x seven Racing)
- 6位 渡会太一(seven × seven Racing)
- 7位 佐藤樹(Posrche Japan Junior Programme)
- 8位 浜崎大(VOING with VENTILER)
- 9位 Tiger Wu(BINGO RACING)
- 10位 MOTOKI(HIGHLIT with Rn-sports)
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午前10時30分からのスタート進行中には小雨も落ちたが、フォーメーションラップが始まる10時45分には雨もやみ、雲間から日差しも顔をのぞかせるようになった。だが、路面は依然としてウェットパッチの残る難しいコンディションだ。13台(内プロアマクラス5台、アマクラス3台)が1周を回り、グリッドに着き、シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

好スタートを切ったのは3番グリッドの伊東。1コーナーアウトから2番グリッドの木村に並びかけ2位に浮上した。続くヘアピンでもトップ卜部にアウトから仕掛けるがここは抜けず。4位にはBANKCY、5位には渡会、6位にはHiroが続く。
2周目、1コーナーでインから卜部に並びかけた伊東は、ついにモスSでトップに出ることに成功した。卜部は2位に落ち、木村が3位、ウィリアムコーナーでBANKCYをかわした渡会が4位に浮上した。
続くヘアピン立ち上がりではトップ伊東と2位卜部が接触。伊東はリボルバーコーナーでコースアウトし、これで2位には木村が、3位には渡会が上がる。さらに、レッドマンコーナー立ち上がりでトップ卜部と2位木村が接触。失速した木村は渡会にパスされ3位に落ちた。
2周目終わりの順位は、トップ卜部、2位渡会、3位木村、4位BANKCY、5位佐藤、6位Hiro、7位Tiger、伊東はコースに復帰したものの8位まで順位を落とした。
ここからトップ3台は接近戦。0秒3~5の間合いでお互いをけん制し合う。プロアマクラスの4位BANKCYはこれについて行けず遅れ始める。
8周目に入った1コーナーではトップ卜部に2位渡会が急接近。テールトゥノーズでモスSを立ち上がると、アトウッドコーナーでインを差した渡会がついにトップに躍り出た。パイパー立ち上がりでは、スピードに乗らない2位卜部を、レッドマンコーナーでインを差した木村が2位に浮上。卜部はこの周、トップから3位まで順位を落とした。
トップに立った渡会はここから2位に上がった木村を突き放す。3位の卜部はペースが上がらず木村との差は開くばかり。
レースは17周を回ってチェッカー。今シーズンから参戦を始め渡会が4戦目にして初優勝を果たした。2位には3秒3遅れて木村が、3位にはさらに7秒4遅れて卜部が入った。
プロアマクラストップのBANKCYは、序盤からプロクラスの佐藤を抑える健闘を見せる。終盤には後方から追い上げ、佐藤をパスしてきた伊東が背後まで迫ってきたが、これをしのいで総合で4位、アマクラスで優勝を飾った。
5位には伊東が、6位には佐藤が、7位にはアマクラスで優勝したHiroが入った。
第5戦はこの後、午後2時55分より17周で行われる。




Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Porsche Carrera Cup Japan Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 60 | Pro | 1 | 伊東 黎明 | SHOWA AUTO with BINGO RACING BINGO RACING | 17 | 31'23.092 | - | - |
| 2 | 78 | Pro | 2 | 木村 偉織 | SKY GROUP 40 SKY RACING | 17 | 31'23.768 | 0.676 | 0.676 |
| 3 | 7 | Pro | 3 | 卜部 和久 | HYPER WATER RACING HYPER WATER RACING | 17 | 31'24.215 | 1.123 | 0.447 |
| 4 | 99 | Pro | 4 | 渡会 太一 | seven × seven Racing seven × seven Racing | 17 | 31'24.419 | 1.327 | 0.204 |
| 5 | 91 | Pro | 5 | 佐藤 樹 | Posrche Japan Junior Programme POSRCHE JAPAN | 17 | 31'25.259 | 2.167 | 0.840 |
| 6 | 66 | Pro-Am | 1 | BANKCY | seven x seven Racing seven x seven Racing | 17 | 31'29.611 | 6.519 | 4.352 |
| 7 | 10 | Pro-Am | 2 | MOTOKI | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 17 | 31'30.102 | 7.010 | 0.491 |
| 8 | 77 | Pro-Am | 3 | 浜崎 大 | VOING with VENTILER Masaru HAMASAKI | 17 | 31'31.910 | 8.818 | 1.808 |
| 9 | 16 | Am | 1 | Hiro | NGR NGR | 17 | 31'32.647 | 9.555 | 0.737 |
| 10 | 36 | Am | 2 | Sky Chen | SKY MOTORSPORTS SKY MOTORSPORTS | 17 | 31'33.630 | 10.538 | 0.983 |
| 11 | 98 | Pro-Am | 4 | IKARI | BJRacing PORSCHE Bionic Jack Racing | 17 | 31'34.152 | 11.060 | 0.522 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 23 | Am | - | KENSUKE | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 10 | 16'05.077 | 7Laps | 7Laps |
| - | *88 | Pro-Am | - | Tiger Wu | BINGO RACING BINGO RACING | 10 | 16'39.532 | 7Laps | 34.455 |
- Fastest Lap: CarNo. 60 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING) 1'29.009 (3/17) 148.270 km/h
- CarNo. 88は、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第4章第18条2.1により競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 88は、PCCJ競技規則18.2.aにより競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- レース1優勝 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
-

「スタートからチェッカーまで一遍も譲らずにゴールできたから非常に良かったですし、前半のペースがすごく良くて。後ろのドライバーの引き離せたのも良かったかなと思います」
「(セーフティーカーについて)開いたギャップがちょっともったいないなというふうに若干思ったんですけど、それでも結果的にはトップでチェッカーを受けられたので、全然問題ありませんでした。まぁちょっとあそこでSC入ってくるのは、もうちょっと空気読んでくれたらいいなって感じがします(笑)でも速さは本当にあるので、個人的にはこのまま良い流れで次のレースになっていけたらいいなというふうに思います」
「(クルマについて)タイヤは問題なかったんですけど、SC明けのラスト3周で後ろのアームか何かが折れちゃって、ぺースが上がりませんでした。ラスト3周は結構ドキドキで、どんどん悪化していったんで、もうちょっと周回数が多かったら危なかったなって。特に思い当たることはないんですけど、疲労で折れちゃった感じだとは思いますね。」
「次は得意な富士なので、ホームコースでデータもいっぱいあるし、走り込んでるんで、次も優勝したいと思います」
- レース1決勝2位 大宮賢人(PONOS RACING)
-

「3レースの中でやっとしっかり走れたかなっていうのはありましたね。最後、時間来ちゃったと思うんですけど、最後までレースできて良かったと思います」
「最初にトップとの差が開いちゃって、セーフティーカー入ってチャンスかなって思ったんですけど、セーフティーカー明けのペースがなかなか上がりませんでした。最後は追いついたんですけど、バトルまではいかなかったですね」
「今回反省することもたくさんありました。それを次に活かして、表彰台の真ん中に登れるように頑張ります」
- レース1決勝3位 梅垣清(TOM'S FORMULA)
-

「目標最低限の表彰台に登れたということは一安心しましたけど、結果的に見ると優勝はできなかったので悔しいなという感じです。ポールを取れなかったというのが一番大きいですし、そこの自分の判断がもう少し足りてなかったなという気がします」
「(卜部選手とのバトルについて)バックストレートで並びかけて、ヘアピンのブレーキングで競り合って、ヘアピンの立ち上がりまでは、若干並走ぐらいで、そのまんまコの字1個目、2個目も並走で、ダブルヘアピンの1個目でインを刺しました」
「今回の開幕戦はすごい悔しい結果になってしまったので、次戦に向けて一発の速さだったり、レースの強さをしっかり磨き上げて、絶対ポール・トゥ・ウィンできるようにしていきたいなと思います」
- マスタークラス レース1優勝 鳥羽豊(AIWIN)
-

「頑張りました。ようやくレースできたなっていう感じで、順位云々のところよりもまずは楽しみたいなっていう。充分楽しめましたし、その前にちょっとぶつけられて、チームのみんながすごい努力して直してくれて、ギリギリ間に合わしてくれたんですよ。だから最終レースにどうにか出れてよかったです」
「(レース2のダメージは大きかったのか?)大きかったです。メカニカル的に難しいところを直さなきゃいけなくて、みんなすごい頑張ってギリギリ10分くらい前に出来上がりました。みんなに握手して本当にありがとうって言って出てたんで、さすがに猪爪さんくらいは抜いてこないと怒られるかなと思って。本当にうちのチームのメカさん素晴らしくて、若い子たちもいっぱいいるんですけど、技術力も半端じゃない。だから安心して全て任せられますし、もちろんチーフもすごい面白い方ですし、あとエンジニアの方も、トップエンジニアの方やっていただいて本当に助かってます。それも三浦愛ちゃんのコネクションなんですけど」
「(次戦以降は)まず本当にまだクルマに慣れてなくて、ターボエンジンの扱いをもっと調整できれば、もう少し若手に肉薄できるかなというふうに思っています」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race3の決勝が、5月25日、岡山国際サーキットで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR)が、今大会2勝目。マスタークラスは、鳥羽豊 (AIWIN)が同じく2勝目を飾った。
スタート前、雨粒が落ちてきて、各チームはグリッドにレインタイヤを持ち込んで、レインコンディションに備えた。しかし、すぐに雨は上がり、レインタイヤに履き替えていたチームは慌ててスリックに戻す場面も見られた。結局、全車スリックタイヤでスタートとなった。
スタートを制したのは、PPの鈴木。大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、卜部和久(B-MAX RACING F111)を従えてオープニングラップを終える。4位には梅垣清(TOM’S TGR-DC FR)が上がり、卜部を攻め立てる。
3周目、最後尾スタートの小田優(Rn-sports F111/3)が脅威の追い上げを見せ、5位に浮上。ただ、3位を争う卜部、梅垣とは10秒以上の差があり、この時点ではこれ以上のポジションアップは難しいと思われた。
6周目、梅垣がWヘアピンで卜部を捕らえて3位に浮上すると、7周目に小田にチャンスが訪れる。10位を走行していたジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)が最終コーナーで単独クラッシュ。これでセーフティカーが導入され、前車とのギャップはリセットされた。
車両が回収され、15周目にリスタートを迎えると、小田は執拗に卜部に迫り、この周のWヘアピンで攻略に成功。さらに3位の梅垣にも勝負を挑もうとした。しかし、仕掛ける前にアトウッドコーナーで自らコースオフしてしまい、小田の追走劇はここで終演となった。
レースは、スタートからトップを守った鈴木が、Race1に続いて今大会2勝目を飾ったが、実は車両にトラブルを抱えての薄氷の勝利だった。2位以下は大宮、梅垣、卜部と、今シーズン、トップ争いを繰り広げるであろうメンバーが上位を占めた。
マスタークラスは、総合でも5位に入った鳥羽が独走で制した。
次の大会は、6月28、29日に富士スピードウェイで行われる。









Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 17 | 30'20.201 | - | - |
| 2 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 17 | 30'20.496 | 0.295 | 0.295 |
| 3 | 37 | | | 梅垣 清 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 17 | 30'21.387 | 1.186 | 0.891 |
| 4 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 17 | 30'23.918 | 3.717 | 2.531 |
| 5 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 17 | 30'26.562 | 6.361 | 2.644 |
| 6 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 17 | 30'28.865 | 8.664 | 2.303 |
| 7 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 17 | 30'31.720 | 11.519 | 2.855 |
| 8 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 17 | 30'35.917 | 15.716 | 4.197 |
| 9 | 14 | M | 3 | 田中 優暉 | イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 17 | 30'36.574 | 16.373 | 0.657 |
| 10 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 16 | 28'54.650 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 6 | 9'27.254 | 11Laps | 10Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR) 1'26.315 (5/17) 154.444 km/h
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Porsche Carrera Cup Japan Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 99 | Pro | 1 | 渡会 太一 | seven × seven Racing seven × seven Racing | 17 | 26'06.051 | - | - |
| 2 | 78 | Pro | 2 | 木村 偉織 | SKY GROUP 40 SKY RACING | 17 | 26'09.433 | 3.382 | 3.382 |
| 3 | 7 | Pro | 3 | 卜部 和久 | HYPER WATER RACING HYPER WATER RACING | 17 | 26'16.928 | 10.877 | 7.495 |
| 4 | 66 | Pro-Am | 1 | BANKCY | seven x seven Racing seven x seven Racing | 17 | 26'23.781 | 17.730 | 6.853 |
| 5 | 60 | Pro | 4 | 伊東 黎明 | SHOWA AUTO with BINGO RACING BINGO RACING | 17 | 26'24.169 | 18.118 | 0.388 |
| 6 | 91 | Pro | 5 | 佐藤 樹 | Posrche Japan Junior Programme POSRCHE JAPAN | 17 | 26'27.824 | 21.773 | 3.655 |
| 7 | 16 | Am | 1 | Hiro | NGR NGR | 17 | 26'47.344 | 41.293 | 19.520 |
| 8 | 88 | Pro-Am | 2 | Tiger Wu | BINGO RACING BINGO RACING | 17 | 26'47.820 | 41.769 | 0.476 |
| 9 | 77 | Pro-Am | 3 | 浜崎 大 | VOING with VENTILER Masaru HAMASAKI | 17 | 26'54.094 | 48.043 | 6.274 |
| 10 | 98 | Pro-Am | 4 | IKARI | BJRacing PORSCHE Bionic Jack Racing | 17 | 27'12.434 | 1'06.383 | 18.340 |
| 11 | 10 | Pro-Am | 5 | MOTOKI | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 17 | 27'26.677 | 1'20.626 | 14.243 |
| 12 | 23 | Am | 2 | KENSUKE | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 17 | 27'36.454 | 1'30.403 | 9.777 |
| 13 | 36 | Am | 3 | Sky Chen | SKY MOTORSPORTS SKY MOTORSPORTS | 16 | 27'07.483 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 99 渡会太一(seven × seven Racing) 1'30.502 (5/17) 147.298 km/h

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race2の決勝が、5月25日、岡山国際サーキットで行われ、梅垣清(TOM’S TGR-DC FR)が、スタートのやり直し、セーフティカーラン、ペナルティなどで混乱したレースを制して、今季1勝目を飾った。マスタークラスは3台全車がリタイアで成立しなかった。
上空は雲が垂れ込めてはいるものの、天候は快方に向かっている。ただ、路面は夜半までの雨の影響で湿っていて微妙なコンディションだ。それでも、全車スリックタイヤをチョイスしてグリッドに並んだ。
ところが、フォーメイションラップで、アキタ(ACR FRegional)がスピン。マシン回収のため、スタートはやり直しとなった。
さらに、やり直しとなったスタートで、今度はポールシッターの鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR)、その後方の3番グリッドの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)は、グリッド位置を間違えてしまった。そのままフォーメイションラップは始まるが、2人にはその後、プラス5秒のペナルティが課されることになった。
スタート前から混乱したレースは、鈴木がリードして始まるが、2位につけた梅垣がややオーバーラン。好スタートから2位に上がった卜部和久(B-MAX RACING F111)は、濡れた路面で滑った大宮に押し出される形になり、順位を落としてしまった。
さらに後方では、マスタークラスの鳥羽豊 (AIWIN)と田中優暉(イーグルスポーツ)、入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局ベローナ)などが絡み、セーフティカーランが導入されるなど、混乱は続いた。
リスタートした5周目に、ジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)が、2コーナーでスピンを喫するが、すぐにコースに復帰するも最後尾にドロップ。
順位が落ち着いた6周目のオーダーは、鈴木、大宮、梅垣、小田優(Rn-sports F111/3)、卜部、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)、ジャンビンと、走行しているのは7台。マスタークラスはこの時点で3台すべてがリタイアとなってしまった。
乾きつつある路面で、ファステストを更新しながらトップを快走し、ペナルティの5秒を上回るギャップを築くと見られた鈴木だが、終盤にフロントウィングのフラップが外れて急激にペースダウン。
当初から2周減って16周となったレースは、鈴木の背後にまで大宮が迫り、その2秒後方に梅垣という順位でフィニッシュ。トップ2台の鈴木と大宮には、スタート位置を間違えたことで、プラス5秒のペナルティが課されていたため、梅垣が繰り上がって優勝。
さらにレース後、大宮には接触によりプラス5秒が加えられたため、4位に降格。2位は鈴木、3位には小田が繰り上がって、混乱したレースは終了した。
Race3の決勝は、本日、午後0時50分から18周で行われる。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
- レース2優勝 梅垣清(TOM'S FORMULA)
-

「形としては優勝ですが、自分の中では課題の残るレースでした。まだまだ改善しないといけないところもたくさんありました」
「SC明けから鈴木選手とのタイム差は意識してましたけど、レース序盤はのタイヤの熱がちゃんと伝わってなくて、そこのペース上げに苦しみました。中盤辺りから若干上げていけましたけど、最初が苦しんだなっていう印象でした」
「次のレース5番というか10番からですけど、さっきのレースでしっかり課題とか見つかったので、レース3ではもちろん優勝を目指しながらも、表彰台は必ず取れるように。いいレースとしたいなと思います。レース自体はちゃんと走ったらそこまで問題ないと思うので」
- レース2決勝2位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
-

「路面が濡れていて、グリッドの線が見えにくかったので行きすぎてしまいました。バックしようと思いましたが、後ろの大宮選手もオーバーしていたので、できませんでした」
「リードを広げようと思ってプッシュしていましたが、残り3周あたりでフロントウィングのフラップが外れてしまい、ペースを上げられませんでした」
「ペースは悪くないので、レース3はちゃんと勝てるように準備していきます」
- レース2決勝3位 小田優(Rn-sports)
-

「最初路面がちょっと濡れてて、そこを慎重に行き過ぎちゃったのが、トップ集団から離されちゃった原因です。タイヤのウォームアップはそこまで苦戦はしなかったんですけど、SCは長かったですし、気持ちの問題で負けちゃったのかなと思います」
「レース3はまた一番後ろからなので、少しでも順位を上げて、帰ってこれればいいなと思ってます。乗ってる距離も少ないですけど、それをどうにか補えるように、次の決勝まで準備したいと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 梅垣 清 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 16 | 30'02.329 | - | - |
| 2 | *38 | | | 鈴木 斗輝哉 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 16 | 30'05.220 | 2.891 | 2.891 |
| 3 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 16 | 30'09.303 | 6.974 | 4.083 |
| 4 | *45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 16 | 30'10.618 | 8.289 | 1.315 |
| 5 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 16 | 30'10.759 | 8.430 | 0.141 |
| 6 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 16 | 30'40.318 | 37.989 | 29.559 |
| 7 | 51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 16 | 30'49.931 | 47.602 | 9.613 |
| 8 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 16 | 30'55.948 | 53.619 | 6.017 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走---- |
| - | 13 | M | - | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 0 | - | 16Laps | 16Laps |
| - | *14 | M | - | 田中 優暉 | イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 0 | - | 16Laps | - |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR) 1'26.810 (13/16) 153.563 km/h
- CarNo. 38, 45は、競技規則第31条(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
- CarNo. 14は、競技規則第16条1により、決勝結果に30秒を加算した。
- CarNo. 45は、競技規則第16条1により、競技結果に5秒を加算した。
- 優勝 木村偉織(SKY RACING)
-

「予選もなくて、決勝もできるかなという状況でSCスタートとなり、『レース序盤がチャンスだよと』チームからも言われていました。ペースがなくて、離されるし、追われる難しい展開でした。自分のポジションを守ってゴールまでクルマを運べば、チャンスが来るだろうと頑張っていた結果が今回の優勝だと思います。最後は卜部選手が速かったですが、なんとか守り切れました」
- 2位 卜部和久(HYPER WATER RACING)
-

「中盤からのペースはよかったんですが、序盤はきつかったです。少しでもマージンを取ろうと思っていろいろ試しすぎたのがあだとなって、ダブルヘアピン一つ目で飛び出してしまいました。あしたの2つのレースは、今日のミスを取り返して2連勝を目指します」
- 3位 伊東黎明(BINGO RACING)
-

「スタートの感触はよくてトップを狙えると思いました。トップの選手が飛び出して2位に上がり、そこからはトップを追っていました。ペース的にも余裕があり、僕が分のあるところで抜こうと、ほんのちょっとブレーキを我慢しただけなんですが、ヘアピンでまったく止まらなくて、4番手に下がってしまいました。表彰台には乗りたくて順位を3位まで戻すことができました。優勝が近いところにいたので、それを逃したのが悔しいです。あしたはドライで走れると思うので2勝できるように頑張ります」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHIM

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第3戦が24日、岡山国際サーキットで行われ、2番グリッドからスタートした木村偉織(SKY GROUP 40)が優勝した。
決勝は午後3時35分、セーフティーカー(SC)先導でスタートが切られた。早朝より降り続いた雨は小降りになったが、路面は依然としてヘビーウエットだ。IKEDA(HYPER WATER RACING)が出走を取りやめたため、13台(内プロアマクラス5台、アマクラス3台)が出走した。
SCは3周を回って退き、4周目からレースはスタートした。トップ3台、卜部和久(HYPER WATER RACING)、木村偉織(SKY GROUP 40)、伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING)はグリッド順のまま、後続を大きく引き離してレースが始まる。しかし、トップの卜部はいきおい余ってレッドマンコーナーでコースアウト、3位まで後退した。
トップ木村と2位伊東は0秒5前後の差で接近戦。ペースは伊東の方がよさそうだが、雨のため木村を攻略しかねている。3位卜部はさらに2秒3後方につける。
7周目、3位卜部はここまでのファステストラップをマークし、徐々にトップ2台との差を削り始める。9周目には2位の伊東がヘアピン侵入でブレーキをロックさせコースアウト、4位に落ちた。
これでトップ木村は安泰かと思われたが、3秒1差で2位に上がった卜部が11周目にはこのレースのファステストラップとなる1分44秒015をたたき出し急接近。4位の伊東は3位に上がった渡会太一(seven × seven Racing)を攻略して3位まで順位を回復してきた。
13周目、トップ木村と2位卜部の差はついに1秒を切った。しかし木村も巧みに卜部をブロックし先行を許さない。
レースは規定時間の30分を過ぎ16周で終了。卜部を押さえきった木村が、鈴鹿の第2戦に続き2連勝を飾った。2位には卜部が、3位には伊東が、4位には渡会が入った。
5位には佐藤樹(Posrche Japan Junior Programme)が入り、6位にはプロアマクラスで優勝したBANKCY(seven x seven Racing)が入った。
アマクラスは11位に入ったSky Chen(SKY MOTORSPORTS)が優勝した。
第4戦決勝は明日25日午前10時35分から、第5戦決勝は午後1時55分より、それぞれ17周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2025 Porsche Carrera Cup Japan Round 3 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 78 | Pro | 1 | 木村 偉織 | SKY GROUP 40 SKY RACING | 16 | 31'47.488 | - | - |
| 2 | 7 | Pro | 2 | 卜部 和久 | HYPER WATER RACING HYPER WATER RACING | 16 | 31'48.630 | 1.142 | 1.142 |
| 3 | 60 | Pro | 3 | 伊東 黎明 | SHOWA AUTO with BINGO RACING BINGO RACING | 16 | 31'59.547 | 12.059 | 10.917 |
| 4 | 99 | Pro | 4 | 渡会 太一 | seven × seven Racing seven × seven Racing | 16 | 32'04.250 | 16.762 | 4.703 |
| 5 | 91 | Pro | 5 | 佐藤 樹 | Posrche Japan Junior Programme POSRCHE JAPAN | 16 | 32'34.017 | 46.529 | 29.767 |
| 6 | 66 | Pro-Am | 1 | BANKCY | seven x seven Racing seven x seven Racing | 16 | 32'34.610 | 47.122 | 0.593 |
| 7 | 77 | Pro-Am | 2 | 浜崎 大 | VOING with VENTILER Masaru HAMASAKI | 16 | 32'38.181 | 50.693 | 3.571 |
| 8 | 10 | Pro-Am | 3 | MOTOKI | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 16 | 32'40.150 | 52.662 | 1.969 |
| 9 | 88 | Pro-Am | 4 | Tiger Wu | BINGO RACING BINGO RACING | 16 | 32'41.181 | 53.693 | 1.031 |
| 10 | 98 | Pro-Am | 5 | IKARI | BJRacing PORSCHE Bionic Jack Racing | 16 | 32'57.870 | 1'10.382 | 16.689 |
| 11 | 36 | Am | 1 | Sky Chen | SKY MOTORSPORTS SKY MOTORSPORTS | 16 | 33'19.829 | 1'32.341 | 21.959 |
| 12 | 16 | Am | 2 | Hiro | NGR NGR | 16 | 33'21.871 | 1'34.383 | 2.042 |
| 13 | 23 | Am | 3 | KENSUKE | HIGHLIT with Rn-sports Rn-sports | 16 | 33'32.654 | 1'45.166 | 10.783 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 17 | Am | 4 | IKEDA | HYPER WATER RACING HYPER WATER RACING | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 7 卜部和久(HYPER WATER RACING) 1'44.015 (11/16) 128.162 km/h
- レース1優勝 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
-

「普通にレースしたかったですね。予選の結果が良かったんで、今回はそれが全てでした。コンディションも悪いですから、その中ではきっちりタイムを出せたことがよかったです」
「最初ダミーグリットに並んでる時は、ちょっとやばいかなと思ったんですけど、1周走ってきたら雨が止んでたんで、正直別にセーフティーを解除してレースできたんじゃないかと個人的には感じていました。とりあえず何事もなく終わったなと」
「明日の天気がちょっと晴れる予報なら理想ですけど、ちょっと怪しいですね。何事もなくレースやってほしいですし、優勝に向けて準備します」
- レース1決勝2位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)
-

「クルマはちょっと大きく変えてきた部分があるので、そこを見ておきたかったなとは思うんですけど、この雨量とコンディションではタイヤ温まらないですし、ならまあしょうがないかなって思いますね」
「川も増えてて、全然今の方がコース上の雨量は多かったですね。雨量は減ってたんですけど、路面の水溜りが多かったのでしょうがないですね。誰か犠牲になるより」
「僕はいけますけど、マスタークラスの方だったり、まだ経験が浅い方だったりすると、クラッシュしたで責任を取るのは自分自身なんですけど、運営側の責任も出てくると思うので、できるコンディションでもしづらかったんだと思います」
- レース1決勝3位 大宮賢人(PONOS RACING)
-

「何もしてないんで、何も感想がないっていうか、予選が大事だったなっていうのはありますね。その結果がそのままだったんで」
「でも今日は切り替えて、明日またドライでレースできることを願って、明日に準備していきたいと思います」
- マスタークラス レース1優勝 鳥羽豊(AIWIN)
-

「いやいや、もう何もレースしてないんで。ただ、大会の運営側としても賢明な判断だなと。まあ、走ってて本当にこれは無理だなというふうに思ってましたね。危なかったです。すごい雨量も多かったですし、コース上もすごい雨が多くて、今朝の雨で滑らなかったようなところも結構滑ったりとかしたんで、ダンプもできてたりなんかしましたので、そういった意味では賢明な判断だなとは思いました」
「やる側としてはもうびしょびしょになって終わっちゃっただけなんで、あれなんですけど、全員無事にね、何もなく終われたっていうのが一番良かったと思いますし、明日は今日の分も走りたいと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race1の決勝が、5月24日、岡山国際サーキットで行われ、降り続く雨のなかセーフティカー先導したレースはグリッド順のまま終了し、鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR)が優勝。マスタークラスは鳥羽 豊 (AIWIN)が優勝を飾った。
朝から降り続いた雨は、昼を過ぎても止む気配はなく、スタート時間を遅らせてセーフティカー先導でスタートした。
各車は、スタートに備えウィービングしてタイヤを温めようと試みるが、効果はあまりないように思えた。
1周、2周、3周と周回を重ねても、天候の回復は見込めず、審査委員会は6周目に入ったところで、赤旗を展示し、レースを中断。結局そのまま終了となった。
このため、順位に変動はなく、結果はグリッド順で決まり、鈴木が優勝。卜部和久(B-MAX RACING F111)、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)とともに表彰台に上がった。
明日は、天候の回復が見込まれており、“レース”が行われることを期待したい。
Race2、3の決勝は、明日5月25日の午前9時、午後0時50分からそれぞれ18周で行われる。







Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 4 | 11'23.010 | - | - |
| 2 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 4 | 11'23.926 | 0.916 | 0.916 |
| 3 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 4 | 11'24.298 | 1.288 | 0.372 |
| 4 | 37 | | | 梅垣 清 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 4 | 11'24.936 | 1.926 | 0.638 |
| 5 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 4 | 11'25.656 | 2.646 | 0.720 |
| 6 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 4 | 11'26.170 | 3.160 | 0.514 |
| 7 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 4 | 11'27.363 | 4.353 | 1.193 |
| 8 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 4 | 11'28.799 | 5.789 | 1.436 |
| 9 | 51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 4 | 11'29.574 | 6.564 | 0.775 |
| 10 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 4 | 11'30.639 | 7.629 | 1.065 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 3 Laps)完走 ---- |
| - | 14 | M | 3 | 田中 優暉 | イーグルスポーツ イーグルスポーツ | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 51 ジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111) 2'41.267 (3/4) 82.663 km/h
- レース1、レース2、レース3ポールポジション 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)
-

「結構難しいコンディションで、コースにとどまるのが精一杯の状況でしたが、その中でもタイム的には綺麗にまとめられたので、クルマのセットも含めて良かったです。特にQ1はいいタイミングで後ろを離すことができました」
「ポジション取りは結構大事で、真後ろについているとスモークで前が見えませんし、ハイドロプレーニングもすごいので危なかったです。なるべく自分がクリアなところを取れるように、ピットを出る前から戦いなので、その位置取りを上手くやって、あとは自分の走りができればいいかなっていう中で、いいタイムが出せました」
「(F4も3戦連続表彰台を獲得し、絶好調だと思うが、FRJでも3連勝できそうか?)ドライのセットがちょっと微妙ですけど、スタートが本当に肝心です。スタートで前に出たら、他車はダウンフォースが抜けちゃって追い抜けないと思うので、スタートだけは上手く決めて、あとは自分の走りができればと思います」
- レース1予選2位、レース3予選3位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)
-

「ピット位置が前の方なので、僕は他のチームほど位置取りっていう面では悩んでないのかもしれませんが、他のクルマとちょっとペースが違いすぎました。グリップ自体も足りない中、いろんなラインを試し、ベストライン見つけて走れたので、僕のできることはできたかなっていう予選でしたね」
「このチームでフォーミュラリージョナルに乗るのは、富士テストの時にシェイクダウンして、今日が2回目です。B-MAXとしても久々のリージョナルなので仕方ない面もあるのですが、データ量とかもちょっと劣ってるなっていうか、そこでも悩んでますね。他のチームとのデータ量の差が難しいなと。でも自分には昨年参戦していた経験もあるので、うまくそっちの方向に進めるようにしてます」
「決勝は、まずはスタートが一番大事だと思います。その後はドライビングでもセットでも両方試して、相手とのレースペースとの差を詰めていけたらなって思ってます。岡山自体はJAF-F4でも勝ってるし、割と得意なのかなと思います。得意なサーキットをしっかり自分にやれることをやって、次のレースにつなげられるようにしたいです。 今年はSFLとFRJ、それからスーパーGT、インタープロトとPCCJに参戦します。そのほか海外も2レース出てて。スポット参戦も合わせたら7カテゴリーで戦う予定です」
- レース1、レース2予選3位、レース3予選2位 大宮賢人(PONOS RACING)
-

「クルマのセットはもうちょっと突き詰められたのかなってのもありますけど、初めての岡山でリージョナルでの雨だったので、そこはちょっと苦戦しましたね。みんな同じ状況だと思うので、そこでいかに合わせられるかだったのかなと思います。ドライビングもセットもどちらも」
「岡山は開幕前に一回走行しましたが、レースで走るのはスーパーFJとJAF-F4で3年前ぐらいに出て以来。久々の岡山ですが練習は調子良かったです。だけどレースはちょっと、今の予選はもうちょっとだったかなって感じです。雨はまだちょっと積み切れてない感じですね」
「でも今の予選で結構、得るものもあったと思うので、決勝はエンジニアと相談して、雨量がちょっと多分強くなるとは思うんですけど、もちろん優勝を目指して、集中して頑張りたいと思います」
- レース2予選2位 梅垣清(TOM'S FORMULA)
-

「予選1回目は赤旗の影響もありますし、前の車両に詰まって、うまくクリーンラップが取れなくて、全然ベストを出せなかったというのはありますね。もうちょっとちゃんと走っていれば、全然上位に狙えたかなと思います」
「2回目の予選は状態としてもそんなに悪くなくて、もうちょっと区間ベストをつなげれば狙えたんじゃないかなと思います。ちょっと惜しいところでした。1回目より若干雨量が減って、タイムも上がっていったと思うんですけど、ただタイヤも硬いですし、すごい滑るような状況ではありました。 」
「決勝はトップからのスタートではないですけど、充分優勝を狙えると思いますし、そんなペースも悪くないと思うので、しっかり切り替えて集中して頑張りたいなと思います。リージョナルには初めて乗ったのが去年の10月1回目で、その後数回テストしました。F4とは勝手が違いますね。ドライだとタイヤも太くなるので、そこの違いも大きいし、車両自体の違いもあるので、若干最初その違いに適応させるのは難しかったです」
- マスタークラス レース1、レース2、レース3ポールポジション 鳥羽豊(AIWIN)
-

「リージョナルも初めてだし、でそのリージョナルのウエットも今日が初めてだったので、探り探りで入ってはいったんですけども、イメージとしては意外に、あ、これグリップするなっていうのがあって。で、行っては赤旗、行っては赤旗で終わったのが、あの一発目の予選で、もうちょっとしっかりと走り込んでいきたかったかな」
「2本目に関しては、1本目で『あ、結構グリップするんだな』っていう感触がありましたし、アウトラップで路面を見てみたら結構乾いてたんで『これはもう1本目からかなりいけそうだな』っていう感覚で、行っちゃったんですよ。自分でがそんなに攻めてそうじゃなかったんですけど、後から見てると結構行ってて、いやそれは止まれないよなっていう、なんとかね、ぶつからずに戻ってこれたんで、それは本当にありがたい、良かったなと思ってますし、メカさんたちもすごい綺麗にしてもらって、ちょっと後悔しきりですね。決勝も頑張ります」
「リージョナルはすごく良い車だと思います。ハンドリングはかなりニュートラルだし、エンジンも突然ドンとは来ないので扱いやすいです。もちろんダウンフォースもあるし、コーナリングもすごくいいし、気に入ってます。すごい楽しいクルマだなっていうのは感じてます。やりがいがありますし、もっとタイムを上げていかなきゃいけないなって思いましたし、ドライだったらまだやれることはたくさんあるので、もう少し慣れてくれれば、もう少し上にはいけるかなと頑張りました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)の第3、4、5戦が24日、岡山国際サーキットで開幕したが、朝から降り始めた雨が強くなり、公式予選は中止となった。
九州南部、沖縄が梅雨入りしたが、西日本はまだ梅雨入り前。しかし梅雨の走りか、岡山国際サーキットは早朝から降り始めた雨が徐々に強くなってきた。今回のPCCJ予選は、午前10時35分から行われる予定だったが、延期の後、開催は困難と判断されキャンセルとなった。
第3戦、第4戦の予選順位は第2戦までのドライバーランキング順で決定される模様。ポールポジションは卜部和久(HYPER WATER RACING)、2位が木村偉織(SKY GROUP 40)、3位が伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING)、4位がHiro(NGR)、5位がBANKCY(seven x seven Racing)、6位が渡会太一(seven × seven Racing)となる。
第3戦決勝は午後3時35分から行われる予定だが、雨がさらに強くなる予報も出ており、開催は微妙だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race1、2、3の公式予選が、5月24日、岡山国際サーキットで行われ、雨で赤旗中断が頻発するなか、鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR)が3レースともにポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、鳥羽 豊 (AIWIN)が、こちらも3レースともにクラスポールを奪った。
予選1回目
朝から降り出した雨は、予選が始まった9時にはやや強くなってきた。予選1回目のベスト、セカンドタイムでRace1、Race3のグリッドが決定する。
開始6分、これが日本で始めての公式セッションとなるジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)が、アトウッドでコースオフ。アタック前に雨の洗礼を受け、これで赤旗中断。ジャンビンは赤旗の原因を作ったとして、以降の出走はできなくなってしまった。
8分後に再開したが、田中優暉(イーグルスポーツ)がWヘアピン1つ目でコースオフ。またしても赤旗中断になってしまった。
そして、2度目の再開後にもコースオフする車両が出て、3度目の赤旗中断。結局、そのまま予選1回目は終了となり、終始トップを守り続けた鈴木が、2位卜部和久(B-MAX RACING F111)を大きく引き離す1分44秒台でポールポジション(PP)を奪った。3位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、4位は梅垣清(TOM’S TGR-DC FR)。
鈴木はセカンドタイムでも一人抜き出た1分44秒台をマークして、第3戦のPPも決めた。2位以下は大宮、卜部、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)と続いた。
マスタークラスは、鳥羽が1分51秒台で、2位のアキタ(ACR FRegional)を5秒引き離し圧倒。セカンドタイムも同様だった。
予選2回目
やや雨が弱くなったが、コースは依然オールウェット。この予選で、第2戦のグリッドが決まる。
開始5分で、マスタークラスの鳥羽が1コーナーで、田中優暉(イーグルスポーツ)がWヘアピンでコースオフを喫して、予選1回目から通算して4回目の赤旗中断となった。
再開後は、やはり鈴木が速く、1分44秒192をマークしてトップに立つが、これは走路外走行と判定され抹消。しかし、鈴木はそんなことを気にする様子もなく、次の周に1分43秒463を叩き出してトップに返り咲いた。
1回目予選は4位に甘んじた梅垣も、渾身のアタックで1分43秒台をマークするが鈴木には届かず。以下、大宮、卜部、猪爪と続いた。
マスタークラスは、赤旗の原因を作ってしまった鳥羽が1周目に1分51秒台をマークしており、これがポールタイムとなった。
Race1の決勝は、本日午後1時55分から18周で、Race2、3の決勝は、明日5月25日の午前9時、午後0時50分からそれぞれ18周で行われる。




Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/24) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'43.463 | - | - | 128.846 |
| 2 | 37 | | | 梅垣 清 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'43.774 | 0.311 | 0.311 | 128.460 |
| 3 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'45.297 | 1.834 | 1.523 | 126.602 |
| 4 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'46.272 | 2.809 | 0.975 | 125.440 |
| 5 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1'47.961 | 4.498 | 1.689 | 123.478 |
| 6 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'48.350 | 4.887 | 0.389 | 123.035 |
| 7 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 1'51.152 | 7.689 | 2.802 | 119.933 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'53.810)予選通過 ---- |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 1'54.827 | 11.364 | 3.675 | 116.095 |
| - | 14 | M | - | 田中 優暉 | イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 1'55.382 | 11.919 | 0.555 | 115.536 |
| - | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | d.n.s | - | - | - |
| - | 51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | d.n.s | - | - | - |
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/24) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'44.821 | - | - | 127.177 |
| 2 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'47.402 | 2.581 | 2.581 | 124.121 |
| 3 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'47.577 | 2.756 | 0.175 | 123.919 |
| 4 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1'49.281 | 4.460 | 1.704 | 121.986 |
| 5 | 37 | | | 梅垣 清 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'50.293 | 5.472 | 1.012 | 120.867 |
| 6 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 1'53.916 | 9.095 | 3.623 | 117.023 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'55.304)予選通過 ---- |
| - | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 1'56.581 | 11.760 | 2.665 | 114.348 |
| - | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 1'58.059 | 13.238 | 1.478 | 112.916 |
| - | 14 | M | 3 | 田中 優暉 | イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 2'14.045 | 29.224 | 15.986 | 99.450 |
| - | 51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 3'30.854 | 1'46.033 | 1'16.809 | 63.223 |
| - | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | no time | - | - | - |
OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2025/05/24) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'44.057 | - | - | 128.111 |
| 2 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'46.322 | 2.265 | 2.265 | 125.381 |
| 3 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'46.382 | 2.325 | 0.060 | 125.311 |
| 4 | 37 | | | 梅垣 清 | TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'46.877 | 2.820 | 0.495 | 124.730 |
| 5 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1'48.640 | 4.583 | 1.763 | 122.706 |
| 6 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN AIWIN | 1'51.365 | 7.308 | 2.725 | 119.704 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'54.463)予選通過 ---- |
| - | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 1'54.929 | 10.872 | 3.564 | 115.992 |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 1'56.383 | 12.326 | 1.454 | 114.543 |
| - | 51 | | | ジャ・ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 2'00.188 | 16.131 | 3.805 | 110.916 |
| - | 14 | M | - | 田中 優暉 | イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 2'05.555 | 21.498 | 5.367 | 106.175 |
| - | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 2'12.706 | 28.649 | 7.151 | 100.454 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦は18日、大分県のオートポリスで41周の決勝を行い、ディフェンディングチャンピオンの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が今季初優勝を飾った。
決勝は午後2時40分に41台が参加してフォーメーションラップが始まった。昨日から降り続いた雨も上がり、どんよりとした雨模様だが、霧も去り路面はドライコンディションとなった。
スタートでは、ポールシッターの野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が好スタートで1コーナーへ向かう一方、予選2位の山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)と同3位の小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)は加速が悪く、出遅れる。対して同5位の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)と同7位の岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)はロケットスタートを決め、一気に2位、3位まで浮上してきた。また、予選8位でポイントリーダー太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)もストールして一気に後方集団に飲み込まれてしまった。
オープニングラップ1周目の順位は、トップ野尻、2位坪井、3位岩佐、4位山下、5位福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、6位小林だ。
トップに立った野尻は徐々に2位坪井から逃げ始める。1周目に0秒9だった差は、9周目には3秒3まで開いた。坪井から1秒4差で岩佐が、さらに5秒遅れて山下が続く。
14周目、トップグループでは岩佐が真っ先にピットイン。ピットアウトすると、16周目に1分30秒201とここまでのファステストラップをマーク、さらに翌17周目には29秒659とこのレースのファステストラップをたたき出す。トップ野尻より秒単位で速く、差は37秒ほどだ。
オートポリスの場合、ピットインしてトップを守れるしきい値は35秒ほど。これをみて、岩佐のオーバーカットを阻止すべく、トップ野尻と2位坪井が19周目にそろってピットイン。タイヤを交換してピットアウトすると坪井が野尻に先行してコースイン。しかしその背後には岩佐が迫る。タイヤの冷えた坪井と野尻にはなすすべなく、岩佐が2台をパスして実質的なトップに立った。
20周目、後方集団を走っていたザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)が最終セクションでコースアウト。これでセーフティーカー(SC)が導入され、ピットインを行っていなかったドライバーがすべてピットインした。
これで名実ともにトップに立ったのが岩佐、2位坪井、3位野尻、4位山下、5位牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、6位佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)と続く。
SCが退きレースは26周目から再開されるが、なんと27周目を走行中のトップ岩佐の右フロントタイヤのナットが緩みスロー走行。岩佐は待避路にマシンを止めてリタイアとなった。
これでトップに立ったのは坪井、2位に野尻、3位に山下、4位牧野、5位佐藤、6位阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)となる。
トップ坪井を捉えるべく、オーバーテークシステムを駆使して2位の野尻が食らいつくも、31周目まで1秒切っていた差は、32周目からは開くばかり。41周を回って、坪井が今季初優勝を飾った。2位には野尻が、3位には山下が入った。
4位は佐藤、5位には29周目に牧野をパスした阪口が、6位には牧野、7位には小林、8位にはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、9位には福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、10位には大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が入り、ここまでがポイントを獲得した。ポイントリーダーの大田は13位でノーポイントに終わった。
ドライバーズ選手権では、6位に入り5ポイントを加算、65ポイントとした牧野がリーダーに立った。2位にはノーポイントの大田が61ポイントで続き、優勝した坪井が51ポイントとし3位に浮上してきた。
第6、7戦は富士スピードウェイに舞台を移し、7月19日、20日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/18) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 5 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:07'24.070 | - | - |
| 2 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:07'25.174 | 1.104 | 1.104 |
| 3 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:07'28.464 | 4.394 | 3.290 |
| 4 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:07'30.342 | 6.272 | 1.878 |
| 5 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:07'37.353 | 13.283 | 7.011 |
| 6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:07'55.939 | 31.869 | 18.586 |
| 7 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:07'57.365 | 33.295 | 1.426 |
| 8 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:07'58.822 | 34.752 | 1.457 |
| 9 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:07'59.936 | 35.866 | 1.114 |
| 10 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:08'00.264 | 36.194 | 0.328 |
| 11 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 41 | 1:08'00.769 | 36.699 | 0.505 |
| 12 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:08'01.156 | 37.086 | 0.387 |
| 13 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:08'03.192 | 39.122 | 2.036 |
| 14 | 19 | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:08'06.415 | 42.345 | 3.223 |
| 15 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:08'07.534 | 43.464 | 1.119 |
| 16 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:08'08.412 | 44.342 | 0.878 |
| 17 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:08'09.751 | 45.681 | 1.339 |
| 18 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:08'12.558 | 48.488 | 2.807 |
| 19 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:08'18.303 | 54.233 | 5.745 |
| 20 | *50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:08'21.539 | 57.469 | 3.236 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ---- |
| - | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 26 | 44'37.009 | 15Laps | 15Laps |
| - | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 18 | 27'54.621 | 23Laps | 8Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 15 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)1'29.659 (17/26) 187.671 km/h
- CarNo. 50は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条8(ピット作業)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦の決勝が、5月18日午後にオートポリスで行われ、ポールスタートのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が、独走で今季初優勝を飾った。
マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)が復帰大会で優勝を飾った。
好スタートからトップを守ったフレデリックは、抜群のスタートで2位に上がってきた佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を従えて1周目を終える。
ここまで負け無しの4連勝を飾っている佐野だが、このレースはユーズドタイヤで臨んだため、ニュータイヤを履くフレデリックのペースにはさすがについていけず、両者の差は周を重ねるたびにジワジワと開いていく。
3位古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)は、開幕大会では振るわなかったが、今大会は速さが戻ってきた。以下、4位小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)、エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)が続く。
トップのフレデリックと2位佐野の差は、折返しの7周目には4秒となり、フレデリックは完全にレースをコントロール。レース後半も完璧ともいえるレース運びを見せ、14周を走りきって今季1勝目のチェッカーを受けた。
佐野は、ニュータイヤでスタートした古谷にプレッシャーをかけられつつも2位を守り、シリーズを俄然優位に進めている。4位の小林は昨年ランキング2位を得ているだけに、今年はチャンピオン最右翼だったが、ここまで力を発揮しきれていない。
なお、今大会ツキに見放された感のある野村は、このレースでもフライングのペナルティを課されてしまい、5位フィニッシュながら結果は7位。ポイントを重ねることはできなかった。
代わって5位にはマッソンが入り、6位三井優介(DELiGHTWORKS)は開幕大会に続いてポイントを獲得した。

優勝のフレデリックは「非常に良いレースでした。スタートもまずまずで、ニュータイヤのマージンを活かして引き離すことができました。今週はクルマの感触も良かったし、チームも良い仕事をしてくれました。それに値する結果だったと思います」とコメント。
マスタークラスは、ユーズドタイヤでスタートした今田を、DRAGON(TEAM DRAGON 324)と清水康弘(GNSY RACING 324)が追うという展開となったが、清水は2周目に競り合いのなかでスピン。
そこからは、今田とDRAGONの一騎討ちとなったが、最後まで今田が抑えきって、怪我からの復帰レースで優勝を飾った。清水も追い上げ、最後は三人が連なってチェッカーを受けた。
次の大会は、7月21〜22日、岡山国際サーキットで行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/18) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 23'29.709 | - | - |
| 2 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 23'38.572 | 8.863 | 8.863 |
| 3 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 14 | 23'39.216 | 9.507 | 0.644 |
| 4 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 23'40.371 | 10.662 | 1.155 |
| 5 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 23'50.379 | 20.670 | 10.008 |
| 6 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 23'53.619 | 23.910 | 3.240 |
| 7 | *50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 14 | 23'54.789 | 25.080 | 1.170 |
| 8 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 23'56.235 | 26.526 | 1.446 |
| 9 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 14 | 23'59.338 | 29.629 | 3.103 |
| 10 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 24'04.977 | 35.268 | 5.639 |
| 11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 14 | 24'28.845 | 59.136 | 23.868 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 14 | 24'29.248 | 59.539 | 0.403 |
| 13 | 8 | M | 3 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 14 | 24'30.226 | 1'00.517 | 0.978 |
| 14 | 2 | | | 岩澤 優吾 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 24'32.696 | 1'02.987 | 2.470 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 58 ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX) 1'39.928 (2/14) 163.649 km/h
- CarNo. 50は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第13条10(スタート手順)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の予選が、5月18日、大分県・オートポリスで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がポールポジションを獲得した。
本来、土曜日に行われるはずだった予選だが、濃霧ため予選日のスケジュールはすべてキャンセル。決勝日の午前中にフリー走行もないまま、40分勝負のにぶっつけの予選が行われた。
予選前半は1分27秒台のタイムでトップ争いが繰り広げられ、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)1分27秒590、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)1分27秒575、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)1分27秒376、野尻1分27秒027、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)1分27秒020と、次々とトップタイムが塗り替えられていった。
折り返しとなる開始20分を過ぎたところで、野尻が1分26秒757と27秒の壁を破ると、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)も27秒切りで続いた。
そして、残り5分から全車が一斉にコースインして、予選のハイライト、最後のアタックが始まる……はずだった。
ここで、名手・野尻が「タイヤが温まり切らずに、いけると思ったらロックしてしまった」と痛恨のコースアウト。フロントウィングにダメージを負ってしまう。さらに、フェネストラズもスピオンして、コース上にストップしてしまった。
これで、誰も最後のアタックを行うことができず、消化不良のまま予選は終了。
予選中断の一因となった野尻が「迷惑をかけてしまった」と反省の弁を述べながらも、ポールポジションを獲得することになった。
今シーズン負け知らずのダンディライアンコンビは、太田が8位、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が13位と、誰もが予想しなかったグリッド位置からスタートすることになった。
Top10順位:野尻-山下-小林-福住-坪井-フラガ-岩佐-太田-フェネストラズ-佐藤
決勝は、本日、午後2時30分から41周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦の決勝が、5月18日の午前にオートポリスで行われ、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、独走で開幕から無傷の4連勝。マスタークラスも、清水康弘(GNSY 324)が同じく4連勝を飾った。
スタートで、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が出遅れ、佐野、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、野村、エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、好スタートを見せたザック・デビッド(B-MAX RACING 324)の順でオープニングラップを終える。
トップ佐野は、2位以下を上回るペースで周回を重ね、2位とのギャップを、5周目3.5秒、10周目7.0秒、15周目10秒と着実に開いていく。
一方、フレデリック、野村、マッソンによる2位集団では、10周目の1コーナーで野村にアウトから並びかけたマッソンを、野村が押し出すような形になり、この行為で野村にはプラス5秒のペナルティが課された。
結局、抜きどころの少ないコースで、大きな順位変動は起きずに、佐野が独走で悠々と4勝目のチェッカーを受けた。2位はフレデリック、3位は野村のペナルティにより繰り上がったマッソン、4位古谷、5位デビッド、6位小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)と、ここまでがポイントを獲得した。

優勝の佐野は「オートポリスに来て若干苦戦していましたが、うまく改善して優勝できて良かったです。スタートも少し路面が濡れていましたが、うまくミートできました。第5戦はユーズドタイヤでの出走になるので、なるべく上位でフィニッシュできるように頑張ります」とコメント。
マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON 324)がスタートでトップに立ち、清水が続いた。今田信宏(JMS RACING TEAM)は「序盤なぜかペースが上がらなかった」と、二人から徐々に遅れていく。
ところが、DRAGONのスタートはフライングと判定され、プラス10秒ペナルティとなった。これで無理することなく首位となった清水だが、17周目にDRAGONをかわして名実ともにトップになると、21周を走りきって、こちらも4連勝のチェッカーを受けた。
終盤ペースを取り戻した今田は、二人に迫る勢いを見せ、DRAGONの背後でフィニッシュ。繰り上がって2位となった。
第5戦の決勝は、本日、午後0時15分から14周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/18) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 5 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'26.757 | - | - | 193.949 |
| 2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'26.803 | 0.046 | 0.046 | 193.846 |
| 3 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'26.928 | 0.171 | 0.125 | 193.567 |
| 4 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'27.020 | 0.263 | 0.092 | 193.362 |
| 5 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'27.061 | 0.304 | 0.041 | 193.271 |
| 6 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'27.101 | 0.344 | 0.040 | 193.183 |
| 7 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'27.204 | 0.447 | 0.103 | 192.954 |
| 8 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'27.250 | 0.493 | 0.046 | 192.853 |
| 9 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'27.376 | 0.619 | 0.126 | 192.575 |
| 10 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'27.433 | 0.676 | 0.057 | 192.449 |
| 11 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'27.537 | 0.780 | 0.104 | 192.220 |
| 12 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'27.670 | 0.913 | 0.133 | 191.929 |
| 13 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'27.749 | 0.992 | 0.079 | 191.756 |
| 14 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'28.065 | 1.308 | 0.316 | 191.068 |
| 15 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'28.196 | 1.439 | 0.131 | 190.784 |
| 16 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'28.253 | 1.496 | 0.057 | 190.661 |
| 17 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'28.268 | 1.511 | 0.015 | 190.629 |
| 18 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'28.292 | 1.535 | 0.024 | 190.577 |
| 19 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'28.305 | 1.548 | 0.013 | 190.549 |
| 20 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'28.419 | 1.662 | 0.114 | 190.303 |
| 21 | 19 | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'29.061 | 2.304 | 0.642 | 188.931 |
| 22 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'31.118 | 4.361 | 2.057 | 184.666 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'32.829)予選通過 ---- |
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/18) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 21 | 35'33.037 | - | - |
| 2 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 21 | 35'46.357 | 13.320 | 13.320 |
| 3 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 21 | 35'48.910 | 15.873 | 2.553 |
| 4 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 21 | 35'50.652 | 17.615 | 1.742 |
| 5 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 21 | 35'51.659 | 18.622 | 1.007 |
| 6 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 21 | 35'52.231 | 19.194 | 0.572 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 21 | 35'52.900 | 19.863 | 0.669 |
| 8 | *50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 21 | 35'53.495 | 20.458 | 0.595 |
| 9 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 21 | 36'00.576 | 27.539 | 7.081 |
| 10 | 2 | | | 岩澤 優吾 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 21 | 36'01.290 | 28.253 | 0.714 |
| 11 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 21 | 36'01.823 | 28.786 | 0.533 |
| 12 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 21 | 36'42.309 | 1'09.272 | 40.486 |
| 13 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 21 | 36'48.123 | 1'15.086 | 5.814 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 21 | 36'57.812 | 1'24.775 | 9.689 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 18 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'40.160 (2/21) 167.995 km/h
- CarNo. 30は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(スタート手順違反)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 50は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1(ドライバーの遵守事項)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦の決勝は、本日16時15分から行われる予定だったが、霧は時折晴れかかるものの、また立ち込めるという状態で、視界不良により延期が決定した。
明日の天気予報は曇りとなっており、現状では午前8時30分から第4戦、午後0時15分から第5戦の決勝が予定されている。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI

悪天候により予選がキャンセルされた全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦は、本日1時間のフリー走行が行われる予定だったが、コースには霧が立ち込めたまま天候が好転せず、走行はキャンセルとなった。
明日の天気予報は曇りとなっており、午前9時40分から30分間のフリー走行(予選)、午後2時30分から決勝が予定されている。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦の公式予選は、5月17日に行われるはずだったが、舞台のオートポリスが早朝から深い霧と強い風雨に見舞われてしまった。このため、予選はキャンセル。前日の専有走行の結果で、第4戦は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第5戦はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が、ポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)が、両レースともクラスポールを奪った。
週末の天候が不安定なものになることは天気予報でも出ていたため、主催者は金曜日の練習走行スケジュールを事前に変更し、最後に30分間の仮予選を行っていた。
土曜日に予選ができる天候になれば、この仮予選は、ただの練習走行になってしまうため、ニュータイヤを温存する車両もあったが、ほとんどの車両は、ニュータイヤを2セット投入して、仮予選に臨んだ。
この30分間の走行のベストタイムが第4戦の、セカンドタイムが第5戦のグリッドとなる。
走行開始直前に雨粒が落ちてくるが、徐々にやんで、路面は完全ドライとなった。
まず速さを見せたのは、ここまで木、金曜日の練習走行で好調のフレデリックと、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)。セッション前半ではこの二人が、ベスト、セカンドタイムで順位を入れ替えてワンツーとなり、野村がこれに続いた。
一旦全車がピットに入り、残り8分から最後のアタックが始まった。
多くの車両が2セット目のニュータイヤを投入するなか、翌日の天候回復に懸けて、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)はニュータイヤを温存。最後のアタックには参加しなかった。
参加台数の少ないマスタークラスでは、グリッドが結果に与える影響は少なくなるが、清水康弘(GNSY RACING 324)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)も決勝を見据えてニュータイヤを温存した。
この最後のアタックで気を吐いたのが野村。1分37秒930と、開幕大会3連勝のライバル、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を抑えて、唯一の38秒切りを果たしトップタイム。初のポールポジションを獲得した。
以下、フレデリック、怪我から復帰のエステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)と続いた。
セカンドタイムもトップ6の顔ぶれは変わらなかったが、順位は大きく入れ替わり、フレデリックがトップ。以下、小林、野村、古谷、佐野、マッソンの順となった。
マスタークラスは、唯一最後のアタックを行った今田が、ダブル・クラスポールとなった。
第4戦決勝は、予定より遅れ本日午後4時15分から21周で、第5、6戦の決勝は、明日5月18日の午前8時40分、午後0時15分からそれぞれ14周で行われる。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/16) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'38.373 | - | - | 171.047 |
| 2 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.519 | 0.146 | 0.146 | 170.793 |
| 3 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'38.527 | 0.154 | 0.008 | 170.780 |
| 4 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'38.628 | 0.255 | 0.101 | 170.605 |
| 5 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.673 | 0.300 | 0.045 | 170.527 |
| 6 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.687 | 0.314 | 0.014 | 170.503 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'39.244 | 0.871 | 0.557 | 169.546 |
| 8 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'39.371 | 0.998 | 0.127 | 169.329 |
| 9 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'39.720 | 1.347 | 0.349 | 168.736 |
| 10 | 2 | | | 岩澤 優吾 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'39.771 | 1.398 | 0.051 | 168.650 |
| 11 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'40.019 | 1.646 | 0.248 | 168.232 |
| 12 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'41.870 | 3.497 | 1.851 | 165.175 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'42.101 | 3.728 | 0.231 | 164.802 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 1'42.314 | 3.941 | 0.213 | 164.458 |
- 本日悪天候のため、昨日最終5回目占有走行のセカンドベストタイムが予選結果となっています。
九州大会 AUTOPOLIS -RIJ- (2025/05/16) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'37.930 | - | - | 171.821 |
| 2 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.292 | 0.362 | 0.362 | 171.188 |
| 3 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'38.358 | 0.428 | 0.066 | 171.073 |
| 4 | 36 | | | エステバン・マッソン | PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.375 | 0.445 | 0.017 | 171.043 |
| 5 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'38.377 | 0.447 | 0.002 | 171.040 |
| 6 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'38.496 | 0.566 | 0.119 | 170.833 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'39.152 | 1.222 | 0.656 | 169.703 |
| 8 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'39.156 | 1.226 | 0.004 | 169.696 |
| 9 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'39.436 | 1.506 | 0.280 | 169.218 |
| 10 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'39.580 | 1.650 | 0.144 | 168.974 |
| 11 | 2 | | | 岩澤 優吾 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'39.612 | 1.682 | 0.032 | 168.919 |
| 12 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'41.215 | 3.285 | 1.603 | 166.244 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'41.465 | 3.535 | 0.250 | 165.835 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 1'42.265 | 4.335 | 0.800 | 164.537 |
- 本日悪天候のため、昨日最終5回目占有走行が予選結果となっています。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の予選は、5月17日に大分県・オートポリスで行われる予定だったが、早朝から深い霧と激しい風雨に見舞われ、予選はキャンセルとなった。
代わって、本日は午後2時30分から1時間、明日決勝日は午前9時40分から30分間のフリー走行が行われるスケジュールに変更された。明日のフリー走行が実質予選になるものと思われる。
Text & Photo: Shigeru KITAMICHI
優勝 中井陽斗(HELM GSTR F110)

「前のレースのスタートがいまいちだったので、しっかりイメージして、スタートしかチャンスないと思っていたので、そこでしっかり前に出られてよかったです。前に出てからは少しずつ離れたり、近づいたりを繰り返してレースが続いていたので、気持ちを落ち着かせて、後ろはあまり振り返らないで、ミラーも見ずに、前だけ見て走りました」
2位 酒井翔太(ファーストガレージF110)

「F110はスタートで毎回(順位が)落ちちゃっていて。自分のミスもあるのですが、クラッチの使い方、特に半クラッチのポイントもよくわからなくて、それで毎回順位を落としちゃっているな、という気がします。決勝のペースはそれほど悪くないと思うのですが、抜けるくらいのペースはなかったので、次のレースに向けてスタートを改善できればなと思います」
3位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

「4番スタートで一つグリッド空いていたので、それで最低限の結果は出せたという感じです。(今年は調子がいい?)去年に比べたら、悩んでいた時期もあったりしていたので、それがこうして余裕もって表彰台に上れるようになったのはチームのおかげ、いろんな方のおかげがあるので、感謝しつつ、次戦につないでいきたいと思います。FIA-F4の方はまだ満足した結果が出ていないので、F110の経験を活かして、もっと上を目指していきます」
4位 豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)

「表彰台が遠くて抜けなかったです。第3戦よりクルマ(速度)が伸びなかったです。さっきまでだったら最終コーナーで追いついて、第1コーナーで差せていたのができなくて、何回か抜かせそうなチャンスはあったのですが、ブレーキが負けていたので、そこが抜けなかったのが反省です」
5位 加納康雅(AKILAND F110)

「ひたすら単独でずっと走っている、みたいな感じでしたね。前のペースがなかなか速くて、思うように(順位を)上げられなくて。後ろからは酒井(涼)君来ていたのですが、ミラーに見えだした時はすごい追いついてきているなと感じたのですが、そこから意外と等間隔で(追いついて)こられないようでした」
6位 酒井涼(KF MOTORSPORT F110)

「大川選手をオーバーテイクした時まではいい感じで、ペースも前に比べたらだいぶよくなったのですが。SC明けのリスタートがオーバーテイクにつながらなかったですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」のRound2第4戦が5月11日(日)にスポーツランドSUGOで開催され、予選3番手からホールショットを奪った中井陽斗(HELM GSTR F110)がトップチェッカー、シリーズ初優勝を飾った。
12周または25分で行われる決勝は午後1時25分コースイン開始。午前中の第3戦でクラッシュした菊池貴博(きくちおやこF110)と鈴木悠太(ZAP SPEED F110)について菊池はエントリー取り消しの模様で5番グリッドは後続が前に詰めて、一方鈴木は決勝不出場という扱いで2番グリッドは空白という状態でスタートを迎えた。また予選通過タイムをオーバーしたYUGO(S2R Racing)は請願によりピットスタートとなった。
午前中の第3戦に引き続きスポーツランドSUGOは晴れ間が広がっているが、風が冷たく吹き抜け最終コーナー側から雨雲のようなものが近づいている。気温21度、路面温度42度のドライコンディションだ。午後1時40分、ポールシッターの酒井翔太(ファーストガレージF110)を先頭にフォーメーションラップ開始。グリッドに戻るとレーススタート。
スタートがよかったのが3番グリッドから発進の中井陽斗(HELM GSTR F110)で、空席の2番グリッドめがけてスタートを決めると一気に酒井翔太をかわしてトップで第1コーナーにインから飛び込む。4番手スタートの落合蓮音(HOJUST & EAGLE)も中井に続けと酒井翔太のインを差すが、これは酒井翔太が抑え込む。さらに5番手スタートの豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)もアウトから落合に被せていくが、これは落合が3位の座を守る。後方では7番手スタートの大川烈弥(群馬トヨペットチームRiNoA)が前を行く加納康雅(AKILAND F110)を第4コーナー入り口で攻略して5位に上がるが、S字に続くハイポイントコーナーで加納が差し返すとレインボーコーナーで前に出て5位を奪回する。
オープニングラップを終えてトップ中井と2位酒井翔太の差は0.511秒、そこから0.290秒差で落合、0.137秒差で豊島と2~4位は接近戦だ。5位加納は1.268秒差、6位大川は1.510秒差とややバラけ、大川は7位の酒井涼(KF MOTORSPORT F110)に0.538秒差と迫られている。2周目、3周目と中井と酒井翔太のギャップは0.5秒台でつかず離れず。3位落合もそこから0.5秒の間合いをキープしているが、4位豊島が0.3秒差でプレッシャーをかけ続けている。加納を挟んで大川と酒井涼のバトルは4周目に酒井涼がオーバーテイク、6位に上がる。
4周目、5周目と中井は第1、第2セクターで全体ベストを出して酒井翔太とのギャップを0.836秒まで拡大。このタイミングで7位を走行していた大川がSPアウトコーナーでイン側にまっすぐ飛び出してクラッシュ。バリアに刺さってしまう。大川によるとその手前で縁石に乗ってしまいコントロールを失ったとのこと。幸い大川自身にケガはなかったが、これでSCが投入される。
SCランは6周目から10周目まで続き、11周目から残り2周でリスタート。中井はSPアウトコーナーから加速を開始。酒井翔太はこれにうまく追随してコントロールライン上では0.409秒の差、3位落合0.259秒差、4位豊島0.330秒差、5位加納0.361秒差、6位酒井涼0.525秒差と連なってレース再開。前車のスキを突こうとすると後続が差しに来るという一瞬も気を抜けない状況をはらみながら隊列は進んでいく。その中で速いのが豊島で。第2、第4セクターで全体ベストを刻みながら落合に迫るが、コース全体でみると落合が0.077秒速く、ギャップは0.407秒に拡大してコントロールラインを通過。
トップ中井と2位酒井翔太は0.299秒差でファイナルラップに突入。酒井翔太は中井に激しく詰め寄るが後方の落合も0.283秒の差でプレッシャーをかけ続けている状況で、3台はもつれあうようにコースを周回するが、決定的なチャンスは訪れないままメインストレートに戻ってきてチェッカードフラッグの下を通過。中井が優勝を勝ち取った。2位酒井翔太、3位落合。以下4位豊島、5位加納、6位酒井涼というトップ6となった。
マシンをパルクフェルメに停めた中井に向けてHELM MOTORSPORTSの平木代表が駆け寄り16歳の初優勝を祝う。2位酒井翔太17歳、3位落合16歳。F110CUPの主宰者が望んだとおり、ティーンエイジャーたちによる表彰台となった。
F110CUP Round3は 7月26~27日にモビリティリゾートもてぎで開催される。アンファン・テリブルによる席巻が続くか注目だ。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/16) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 62 | 中井 陽斗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 12 | 21'14.246 | - | - |
| 2 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 21'14.515 | 0.269 | 0.269 |
| 3 | 21 | 落合 蓮音 | HOJUST & EAGLE イーグルスポーツ | 12 | 21'14.733 | 0.487 | 0.218 |
| 4 | 27 | 豊島 里空斗 | Dr. Dry Racing F110 T's TECHNO RF | 12 | 21'14.978 | 0.732 | 0.245 |
| 5 | 12 | 加納 康雅 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 21'16.106 | 1.860 | 1.128 |
| 6 | 77 | 酒井 涼 | KF MOTORSPORT F110 seven x seven Racing | 12 | 21'16.819 | 2.573 | 0.713 |
| 7 | 45 | 上野 晴紀 | TEJ-project TRANSIT ENGINEERING JAPAN | 12 | 21'17.747 | 3.501 | 0.928 |
| 8 | 97 | アイレ・ハルン | BJ Racing Pod Cafe Bionic Jack Racing | 12 | 21'18.489 | 4.243 | 0.742 |
| 9 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT F110 YOHEI ONO | 12 | 21'19.904 | 5.658 | 1.415 |
| 10 | 63 | 一宮 總太朗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 12 | 21'20.778 | 6.532 | 0.874 |
| 11 | 33 | 黒沢 和真 | HRDP★ハンマーR/F110 ハンマーレーシング | 12 | 21'24.812 | 10.566 | 4.034 |
| 12 | 66 | ジェフリー・ラム | LAM Motorsports Geoffrey Lam | 12 | 21'25.064 | 10.818 | 0.252 |
| 13 | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 12 | 21'47.436 | 33.190 | 22.372 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 81 | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットチームRiNoA RETSUYA OKAWA | 4 | 5'46.894 | 8Laps | 8Laps |
| - | 58 | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 21 落合蓮音(HOJUST & EAGLE) 1'22.975 (5/12) 155.606 km/h
- CarNo. 23は、国際モータースポーツ競技規則付則L項4.6.c(ピット出口のホワイトラインカット)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
優勝 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

「スタートは別に『決まった』という感じではなかったですが、トップの選手がミスした感じだったので、そこは運もあって前に出られてよかったです。(赤旗の時にピットロード入らなかった件は?)あれは、まぁ(笑)。でもおかげで気負わずに行けました、次間違えないように、気をつけます。リスタートは2回ともうまくいって、そこはよかったです。後ろの酒井選手のペースのないことにも助けられて、豊島選手が速そうだったので、酒井選手の後ろで時間取ってる間に逃げ切れたのが勝因だと思います」
2位 豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)

「フォーメションラップの時からクルマの状態がよくて、最初からいけるクルマだったので、皆さんに感謝というところです。その後も後半タレるかなと思っていたのですがSCとか入って、タイヤもそこまで(温度が)下がらないように暖めて、後半に翔太選手抜けたのはよかったと思います。オーバーテイクの時はブロックしてくるのかなと思ったらあっさり行かせてくれたのでそこはよかったですが、1位に届かなかったのはちょっと残念です。次のレースいい順位からスタートなので狙っていきたいです」
3位 酒井翔太(ファーストガレージF110)

「(スタートで)自分のミスが大きくでちゃったな、という感じがします。スタートで抜かれてしまって、その時に落合選手のタイヤとフロントウイングがちょっと当たって。バランスが崩れるほど当たった訳ではないですが、その後も昨日みたいに序盤からペース出すことができなかったです。次のレースもポールポジションからなので、そこはしっかい修正していければなと思います。(豊島とのバトルは?)普通に抜かれてしまいました、なんの抵抗もできなかったです」
4位 加納康雅(AKILAND F110)

「ペース的は悪くなくて、行けたのですが、やらかしちゃって。ノーズにダメージがありましたが、それより相手(鈴木)の方が出走できないくらい壊れちゃったので。判定(レーシングアクシデント)はそう出ましたけれど、僕ももうちょい避けておけばよかったかな、という思いもあります。もう1レースあるので、切り替えてがんばります」
5位 中井陽斗(HELM GSTR F110)

「前のクルマのクラッシュもあって順位があがったかなということで、自分はそんなにレースしていたという感じではなかったです。次のレースはもうちょっと前からスタートできるので、しっかり頑張りたいと思います」
6位 アイレ・ハルン(Aire Harun)(BJRacingPodCafe)

「(スタートはよかった?)今まで練習は2回しかやってなくてデビューでしたが、なかなか完璧なスタートできましたので、それでいい成績が出ました。4コーナーでHELMの1台を抜いてから、後ろがついてこなかったので、それはよかった。これからもっと速く走れるように、みんなは1週間前から練習していて、僕だけ木曜日の午後からしか走れなかったのですが、結果が出てよかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」の第2ラウンドがスポーツランドSUGOで開催され、まず第3戦が5月11日(日)午前に行われ、スタートでトップに立った落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が優勝した。
前日の予選とは打って変わって朝から晴天に恵まれたスポーツランドSUGO、午前10時10分のコースイン開始時点で気温20度、路面温度39度の好コンデションだが風速9メートルの風がメインストレートを吹き抜け、グランドスタンド後方の旗がはためいている。各車スリックタイヤでコースインを開始するが、予選15番手のジェフリー・ラム(LAM Motorsports)が予選時のホワイトラインカットにより、また予選通過タイムがクリアできなかったYUGO(S2R Racing)は請願により、それぞれピットスタートとなった。
午前10時25分フォーメーションラップ開始。14台がグリッドに整列して12周もしくは25分のレースがスタート。
蹴り出しがよかったのが2番グリッドから発進の落合で、ポールシッターの酒井がややもたつく間に並びかけると一気に前に出てホールショットを奪う。同じく出足がよかったのが4番手スタートの鈴木悠太(ZAP SPEED F110)で。3番手の菊池貴博(きくちおやこF110)の前に出る。第1コーナーへは落合~酒井~鈴木~菊池の順でターンイン。ハイポイントコーナーまでに落合は酒井に5メートル程度の差をつけてバックストレートへ。そしてSPアウトコーナーの出口からの立ち上がりで4位を走る菊池が姿勢を乱してスピン。アウト側のガードレールにクラッシュしてしまう。
オープニングラップを終えてトップ落合は2位酒井を大きくリード、3位鈴木の後方には豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)が接近し、メインストレート後半で並びかけると第1コーナーへのブレーキングでインからオーバーテイク、3位にポジションを上げる。鈴木の後方は加納康雅(AKILAND F110)が中井陽斗(HELM GSTR F110)を仕留めて5位に上がっている、中井は6位。トップグループが第2セクターに差し掛かった頃に菊池のマシン移動のためにセーフティカー(SC)投入が宣言される。落合を先頭に隊列を組んでレース再開を待つことに。SCランは5周目まで続き6周目からレースは再開。
先導する落合は最終コーナー手前から加速を開始、酒井を引き離すことに成功して0.609秒差でコントロールラインを通過する。酒井の後方、豊島の加速がややにぶく、0.131秒差で4位鈴木、0093秒差で5位加納と3台がテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過、ここで鈴木と加納が同時に左サイドに進路を変えて豊島をオーバーテイクするような動きを見せるが接触があり、鈴木が姿勢を乱して左サイドのガードレールに激しくクラッシュ、跳ね返された車体は横転しながら第1コーナーアウト側グラベルで停止する。ただちに赤旗が提示されレースは中断。鈴木のマシンはかなりのダメージだが幸いなことにドライバーはすぐにマシンを降りて無事が確認される。
落合を先頭にいったん各車ピットロードへ入ることになるが、落合だけは何故かコースにとどまりコントロールライン辺りでストップする。ブリーフィングで指示された赤旗時の手順を間違えたようで、オフィシャルの手でピットレーンまで戻される。落合にはレース後訓戒が下された。
赤旗による中断は17分間で解除され、ピットレーンに戻された落合を先頭にSCによる先導でレースは7周目から再開される。この時点の順位は落合~酒井~豊島~加納~中井と続き6位にはレースデビューのアイレ ハルンが上がってきている。アイレは12番グリッドからスタートで一気に前を仕留めてポジションアップ。10位で第1コーナーへ飛び込むと第2コーナーで9位に浮上、菊池のクラッシュで8位まで順位を上げ、さらに2周目の赤旗前に大川烈弥(群馬トヨペットチームRiNoA)もオーバーテイクして7位までポジションを上げていた。
SCは2周でコースを外れ9周目からバトル再開。落合はSPアウトコーナーから加速を始めて2番手以下を一気に引き離そうとするが今回は酒井もこれに追随。今回は0.408秒差で続く。3位豊島0.346秒差、4位加納0.188秒差とこちらも接近している。その後方ではアイレが中井のテールに張り付いてコントロールラインを通過、第1コーナーでアウトから仕掛けるそぶりを見せるが勢い余ってコースオフ、すぐに復帰するが中井を逃がしてしまい、第4コーナーでは逆に7位の一宮總太朗(HELM GSTR F110)からプレッシャーを受ける状況に。
落合は酒井との間合いをじわじわと拡げて0.992秒差まで離して9周目を終了。一方で豊島が酒井に接近してサイド・バイ・サイドでメインストレートを通過、11周目の第1コーナーでオーバーテイクに成功し2位に上がる。このバトルの間に落合はリードを1.660秒まで拡げてファイナルラップへ。豊島~酒井~加納~中井が0.4~0.6秒とほぼ等間隔。接近しているのが6位アイレと7位一宮で0.275秒の差だがアイレがしっかりとブロックしている。
12周を終えて落合がトップチェッカー、3月のもてぎでの第2戦に続いての連勝だ。2位豊島は最後に1分23秒356のファステストラップで追ったが届かず、3位酒井、4位加納、5位中井、6位アイレというトップ6となった。
なお決勝結果については鈴木と加納の接触について抗議が出されて審議になっており、暫定結果となっている。
F110CUP第4戦決勝は本日午後1時40分から行われる。勢いに乗る落合か、巻き返したい酒井か、それとも新たな優勝者が出るか、興味は尽きない。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/11) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 21 | 落合 蓮音 | HOJUST & EAGLE イーグルスポーツ | 12 | 38'33.957 | - | - |
| 2 | 27 | 豊島 里空斗 | Dr. Dry Racing F110 T's TECHNO RF | 12 | 38'35.496 | 1.539 | 1.539 |
| 3 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 38'36.432 | 2.475 | 0.936 |
| 4 | 12 | 加納 康雅 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 38'36.708 | 2.751 | 0.276 |
| 5 | 62 | 中井 陽斗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 12 | 38'37.473 | 3.516 | 0.765 |
| 6 | 97 | アイレ・ハルン | BJ Racing Pod Cafe Bionic Jack Racing | 12 | 38'41.953 | 7.996 | 4.480 |
| 7 | 45 | 上野 晴紀 | TEJ-project TRANSIT ENGINEERING JAPAN | 12 | 38'42.998 | 9.041 | 1.045 |
| 8 | 63 | 一宮 總太朗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 12 | 38'43.586 | 9.629 | 0.588 |
| 9 | 77 | 酒井 涼 | KF MOTORSPORT F110 seven x seven Racing | 12 | 38'43.831 | 9.874 | 0.245 |
| 10 | 33 | 黒沢 和真 | HRDP★ハンマーR/F110 ハンマーレーシング | 12 | 38'44.621 | 10.664 | 0.790 |
| 11 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT F110 YOHEI ONO | 12 | 38'45.575 | 11.618 | 0.954 |
| 12 | 81 | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットチームRiNoA RETSUYA OKAWA | 12 | 38'47.271 | 13.314 | 1.696 |
| 13 | 66 | ジェフリー・ラム | LAM Motorsports Geoffrey Lam | 12 | 38'51.525 | 17.568 | 4.254 |
| 14 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 12 | 39'16.418 | 42.461 | 24.893 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 58 | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 5 | 11'07.624 | 7Laps | 7Laps |
| - | 36 | 菊池 貴博 | きくちおやこF110 KIKUCHIOYAKO | 0 | - | 12Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 豊島里空斗(Dr. Dry Racing F110) 1'23.356 (12/12) 154.895 km/h
レース3、レース4ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージF110)

「序盤から滅茶苦茶いいフィーリングだったので、このレースウィークにしっかりクルマをつくり上げられたのが大きいのかなと思います。明日は2戦ともポールポジションなので、しっかり2レースとも勝てるように。(FIA-F4とF110の違いは?)全然違いますね、HALOがついている重さもそうですし、パワー感も結構違うので。根本的な走り方は似ていますが、僕はFIA-F4の方が苦手ですね。でもちょっとずつは良くなってきているので、FIA-F4の方でも結果が出せるようにがんばります」
レース3予選2位、レース4予選4位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

「タイヤを一度クールダウンさせるやり方を考えていたので、それと赤旗のタイミングがちょうど合った感じで、最後に一発タイムが出ました。(FIA-F4とF110の違いは?)新型(FIA-F4)の方が2年目ということでクルマのデータがまだ少ないし、ドライバーの経験も少ないので、その点難しいところもあります。F110より走りやすい部分もありますが、こっち(F110)の方がデータもありますし、セットはこれ、というがだいたい決まっているので、ドライビングに集中できるというところはいいところですね」
レース3予選3位、レース4予選5位 菊池貴博(きくちおやこF110)

「最初はちょっとタイムがあまり伸びなくて、赤旗出てしまって、それでちょっと焦る気持ちもあったのですけれど、そこから落ち着いて行こうと。ちょっとミスもあったのですが、3番手のタイムを出すことができたので、自分としてはすごい満足している予選になりました。調子は完璧なコンディションではなかったのですが、それでも状態のいいクルマに仕上げてくれたので、メカニックたちに感謝を言いたいですね。明日は3番手なので、表彰台でゴールしたいという気持ちが大きいです」
レース3予選4位、レース4予選2位 鈴木悠太(ZAP SPEED F110)

「調子はあまりよくないのですが、コーナリングはいいのですが、ストレートスピードが全然伸びなくて、ちょっと悔しいですね。そこは明日に向けての改善項目です。(SUGO独特の難しさみたいなものは?)路面が変わってから初めてだったので、フィーリングが全然違っていて、そこはちょっと難しくなったな、と思います」
レース3予選5位、レース4予選6位 豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)

「思うようにクリアラップが取れなくて、最後にやっと取れたので。ちょっと前に詰まってしまった部分がありました。もうちょっとクリアラップを増やしたかったです。最後はいい感じでいけたので、ちょっとミスしたところもあって、そこは要改善です」
レース3予選6位、レース4予選3位 中井陽斗(HELM GSTR F110)

「練習はすごく調子よくて、いい流れで来ていたのですが、予選でちょっと崩れちゃったという感じです。チームの皆さんのクルマはいい感じに仕上がっていたので、自分がそこに合わせきれなかったというのが正直なところです。雨も降ってそこの感覚の違いとか、まだまだ自分の力不足です。決勝ではクルマはいい感じに仕上がっているので、後は自分がしっかり考えて、集中して合わせ込むだけですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

今年から「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」と銘打ち本格的なシリーズがスタートした「F110 CUP」の第2戦がスポーツランドSUGOで開催され、5月10日(土)にレース3、4の予選が行われ、酒井翔太(ファーストガレージF110)が2レースともにポールポジションを獲得した。
1大会2レースで行われる本シリーズ、今回予選は1回で行われ、それぞれのベストタイムでレース3のグリッドを決め、セカンドベストタイムでレース4のグリッドが決定される。エントリーは16台。第1ラウンドに出場した中から3名が減り、入れ替わりでカートレース出身のアイレ ハルン(Aire Harun)(BJRacingPodCafe)が出場する。
午後2時30分、20分間の予選が開始。朝には雨が降っていたスポーツランドSUGOだが昼前には雨もやみ、他のカテゴリーのレースがあったおかげで路面はほぼドライコンデション、気温19度、路面温度28度だ。大川烈弥(群馬トヨペットチームRiNoA)を先頭に16台がスリックタイヤでコースインした。
各車ウオームアップを終えて残り時間15分30秒。酒井が1分23秒684でリーダーに。2番手に第2戦優勝の落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が23秒883で続く。以下豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)、鈴木悠太(ZAP SPEED F110)、酒井涼(KF MOTORSPORT F110)、上野晴記(TEJ-project)というトップ6。
残り14分、鈴木が1分23秒531でトップに立つも直後にコントロールラインを通過した落合が23秒285を出して逆転。菊池貴博(きくちおやこF110)が23秒945で5番手に上がる。さらに残り12分40秒、中井陽斗(HELM GSTR F110)が23秒493で4番手、酒井が22秒884でトップ、鈴木23秒193で2番手、豊島23秒222で3番手とそれぞれポジションアップし落合4番手。中井を挟んで6番手には23秒845で第1戦優勝の加納康雅(AKILAND F110)がポジションアップするが、菊池がただちに23秒592でその座を奪い返す。
残り時間11分、酒井は1分22秒849とトップタイムを短縮、セカンドベストが22秒884と共にトップだ。2番手に落合が22秒877でつけるがセカンドベストは4番手。残り10分を切って予選は後半戦。酒井はさらにタイムを詰めて第1から第4まですべてのセクターでベストタイムを更新すると1分22秒537。22秒905で2番手の落合に0.340秒の差をつける。最高速も212.181km/hと他のマシンより時速3~4キロ速い。セカンドベストも22秒849でトップ。残り8分40秒、中井が1分22秒822と落合を上回り2番手へ浮上。落合に続く4番手に鈴木が22秒982でつけて、セカンドベストでは2番手だ。
ここでHELMのもう1台、一宮總太朗(HELM GSTR F110)が第2コーナーでスピンからコースアウト、ストップしてしまう。これで赤旗となり予選は中断。この時点での上位は 酒井~中井~落合~鈴木~豊島~菊池という並びに。
酒井は赤旗直前の走行でも第1~第3セクターでベストタイムを出しており、第4セクター次第では1分21秒台が見えていただけに惜しまれる。
一宮の車両が撤去され、午後2時49分、予選は残り時間7分35秒から再開。各車再度タイヤのウォームアップを行い仕切り直しだ。
残り3分15秒、鈴木が1分22秒827で3番手へアップ、酒井とは0.285秒の差だ。さらに残り1分50秒、加納が1分23秒032で6番手へあがり、鈴木が22秒710を出して2番手へ。
残り時間30秒、酒井は最後のタイムアタックに突入、第1、第2、第3セクタートと区間ベストを更新して1分22秒241までトップタイムを更新、鈴木2番手、豊島3番手、中井4番手、加納5番手落合6番手。そして残り20秒で菊池が22秒698で2番手へ上がるが、残り10秒、落合が22秒472で菊池を上回り2番手となったところで20分間が経過しチェッカードフラッグ。酒井のレース3、4のポールポジションが確定した。
第3戦/第4戦のスターティンググリッドは
- 酒井 ポール(1分22秒241)/ポール(1分22秒468)
- 落合 2番手(1分22秒472)/4番手(1分22秒877)
- 菊池 3番手(1分22秒698)/5番手(1分22秒919)
- 鈴木 4番手(1分22秒710)/2番手(1分22秒721)
- 豊島 5番手(1分22秒776)/6番手(1分23秒013)
- 中井 6番手(1分22秒822)/3番手(1分22秒822)
というトップ6となった。中井はベストタイムとセカンドベストが同タイムだった。
F110CUPレース3決勝は明日5月11日(日)の午前10時25分から、レース4決勝は午後1時40分から、それぞれ12周もしくは25分間で行われる。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 1'22.468 | - | - | 156.563 |
| 2 | 58 | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 1'22.721 | 0.253 | 0.253 | 156.084 |
| 3 | 62 | 中井 陽斗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 1'22.822 | 0.354 | 0.101 | 155.893 |
| 4 | 21 | 落合 蓮音 | HOJUST & EAGLE イーグルスポーツ | 1'22.877 | 0.409 | 0.055 | 155.790 |
| 5 | 36 | 菊池 貴博 | きくちおやこF110 KIKUCHIOYAKO | 1'22.919 | 0.451 | 0.042 | 155.711 |
| 6 | 27 | 豊島 里空斗 | Dr. Dry Racing F110 T's TECHNO RF | 1'23.013 | 0.545 | 0.094 | 155.535 |
| 7 | 12 | 加納 康雅 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 1'23.032 | 0.564 | 0.019 | 155.499 |
| 8 | 81 | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットチームRiNoA RETSUYA OKAWA | 1'23.394 | 0.926 | 0.362 | 154.824 |
| 9 | 45 | 上野 晴紀 | TEJ-project TRANSIT ENGINEERING JAPAN | 1'23.456 | 0.988 | 0.062 | 154.709 |
| 10 | 77 | 酒井 涼 | KF MOTORSPORT F110 seven x seven Racing | 1'23.521 | 1.053 | 0.065 | 154.589 |
| 11 | 97 | アイレ・ハルン | BJ Racing Pod Cafe Bionic Jack Racing | 1'23.673 | 1.205 | 0.152 | 154.308 |
| 12 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT F110 YOHEI ONO | 1'23.836 | 1.368 | 0.163 | 154.008 |
| 13 | 63 | 一宮 總太朗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 1'23.960 | 1.492 | 0.124 | 153.780 |
| 14 | 33 | 黒沢 和真 | HRDP★ハンマーR/F110 ハンマーレーシング | 1'24.043 | 1.575 | 0.083 | 153.628 |
| 15 | 66 | ジェフリー・ラム | LAM Motorsports Geoffrey Lam | 1'25.441 | 2.973 | 1.398 | 151.115 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'30.937.)予選通過 ---- |
| - | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'32.069 | 9.601 | 6.628 | 140.236 |
- CarNo. 23は、SUGO-SpR 47.3(ピットアウト合流時の走行妨害)、嘆願書が受理された場合、Race4をピットスタートとする。
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | R1'22.241 | - | - | 156.995 |
| 2 | 21 | 落合 蓮音 | HOJUST & EAGLE イーグルスポーツ | 1'22.472 | 0.231 | 0.231 | 156.555 |
| 3 | 36 | 菊池 貴博 | きくちおやこF110 KIKUCHIOYAKO | 1'22.698 | 0.457 | 0.226 | 156.127 |
| 4 | 58 | 鈴木 悠太 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 1'22.710 | 0.469 | 0.012 | 156.104 |
| 5 | 27 | 豊島 里空斗 | Dr. Dry Racing F110 T's TECHNO RF | 1'22.776 | 0.535 | 0.066 | 155.980 |
| 6 | 62 | 中井 陽斗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 1'22.822 | 0.581 | 0.046 | 155.893 |
| 7 | 12 | 加納 康雅 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 1'22.829 | 0.588 | 0.007 | 155.880 |
| 8 | 81 | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットチームRiNoA RETSUYA OKAWA | 1'23.357 | 1.116 | 0.528 | 154.893 |
| 9 | 63 | 一宮 總太朗 | HELM GSTR F110 HELM MOTORSPORTS | 1'23.361 | 1.120 | 0.004 | 154.885 |
| 10 | 45 | 上野 晴紀 | TEJ-project TRANSIT ENGINEERING JAPAN | 1'23.438 | 1.197 | 0.077 | 154.742 |
| 11 | 77 | 酒井 涼 | KF MOTORSPORT F110 seven x seven Racing | 1'23.457 | 1.216 | 0.019 | 154.707 |
| 12 | 97 | アイレ・ハルン | BJ Racing Pod Cafe Bionic Jack Racing | 1'23.659 | 1.418 | 0.202 | 154.334 |
| 13 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT F110 YOHEI ONO | 1'23.675 | 1.434 | 0.016 | 154.304 |
| 14 | 33 | 黒沢 和真 | HRDP★ハンマーR/F110 ハンマーレーシング | 1'23.862 | 1.621 | 0.187 | 153.960 |
| 15 | *66 | ジェフリー・ラム | LAM Motorsports Geoffrey Lam | 1'25.389 | 3.148 | 1.527 | 151.207 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'30.717)予選通過 ---- |
| - | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'31.400 | 9.159 | 6.011 | 141.263 |
- 'R'マークは新たなコースレコードとなった。
- CarNo. 23は、SUGO-SpR 47.3(ピットアウト合流時の走行妨害)、嘆願書が受理された場合、Race3をピットスタートとする。
- CarNo. 66は、国際モータースポーツ競技規則付則L項4.6.c(ピット出口のホワイトラインカット)により、Race3をピットスタートとする。
優勝 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

「チームメイトのブンスーム選手が単独スピンで自分がトップという形になってしまったのですが、運はよかったのかなという気はします。ただ前に出たら抜かれることはないという自信はあったし吉田選手も後ろにいたので、気を緩めることなく最後までプッシュできたと思います」
2位 吉田馨(TAKE First kks-2)

「もっとペースが上げられるかと思っていたのですが厳しい感じでした。酒井選手のペースが終始上回っていたので、こちらも限界まで攻めていたのですが、自分の精度が悪くてけっこうミスもあったので、次はもっと精度を上げたドライビングをしていけたらなと思います」
3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

「ミスがあったりや接触もあったので、それがなければペースもよかったのですが。接触(2周目に松原選手と)がなければと思うと悔しいですね。あれで2位の吉田選手との間がひらいてしまいました。久しぶりの表彰台ですが、まだ上位との差がありますし、優勝と最終目標であるチャンピオンに向けてがんばります」
4位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

「ペースがずっとなかったので、防戦一方でした。抑えきることはできましたがペースがなくて、本当なら表彰台狙える位置に最初はいたのですが(後続を)抑えることしかできなかったです」
5位 KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS II)

「自分が唯一(五十嵐に)勝っているのが最終コーナーしかなくて。他のコーナーだと互角かちょっと離される状況で、(オーバーテイクに)行けるコーナーが第1コーナーしかなくて、そこはしっかりブロックされていて、外から頑張ろうと思いましたが、それもうまくいかずで、5位で終わってしまいました。調子はよかったのですが、せっかく追い詰めたのに結局抜くことができなかったのが悔しいですね」
6位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

「もったいなかったですね。自分のイメージ通りに(コーナーに)入っていったら意外とリヤが喰わなくて、そのままスピンしたって感じです。スピンしちゃったときは気持ちが沈んでしまいましたが、あきらめずに頑張って走って、なんとか6位に入賞できたので、そこは自分の速さを生かすことができたと思っています。この経験を活かして次こそは優勝をめざします」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2025年もてぎ・菅生スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝が5月11日(日)にスポーツランドSUGOで開催され、フロントロウからスタートの酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)がオープニングラップで先行する中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)のスピンに乗じてトップに立つと、2位以下を引き離して12周を走り切って優勝した。
SUGO Champion Cup第2戦として行われる本大会ではS-FJの他フォーミュラBeat第4戦、F110 CUP第3戦/第4戦と4つのフォーミュラカーレースが2日間にわたって行われる。S-FJはワンディレースということで、午前8時45分からの予選に続いて12時30分から決勝のスタート進行が開始。ちなみに酒井はこの4レース全てに出場というハードスケジュールで、土曜日のF-Beで優勝、本日午前10時10分からのF110が3位、続いてS-FJが3レース目となる。
12時45分フォーメーションラップ開始。時折陽が陰る時間があり気温は予選の時と変わらず20度だが、路面温度は39度まで上昇。依然として風が強く吹いておりメインストレートでは追い風、バックストレートでは向かい風となっている。13台がグリッドに整列してレーススタート。
ポールシッターの中村を先頭に加速する中で蹴り出しがよかったのは3番手スタートの松原将也(ZAPMARUTOKU10VED)で、中村の背後につけて2番手スタートの酒井と並走する。酒井の加速もよく、第1コーナーに向けて中村のインサイドにノーズをねじ込むが、ここは中村がトップを守ってターンイン、酒井、松原の順に。後方で出足がよかったのが5番手スタートの吉田馨(TAKE First kks-2)で第3コーナーまでに4番手スタートの三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)をかわして4位にポジションアップ。さらに6番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)も三ツ井を仕留めて5位に。
スタート直後はトップの座を守った中村だが、第4コーナーへの進入で姿勢を乱してスピン、最下位まで順位を落として再スタートする。その後方でも三ツ井が石井に接触、両車が失速する間に8番手スタートの五十嵐文太郎(Drago CORSE)が4位に順位を上げる。これで酒井~松原~吉田~五十嵐~石井~小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)という並びでバックストレートを通過、馬の背コーナーへのブレーキングで石井が五十嵐をアウトからオーバーテイク。4位へ浮上する。さらに最終コーナーで松原のラインがワイドになったのを見逃さず、吉田がインサイドから立ち上がりの加速で前に出て2位を奪い取る。1周目を終えてトップ酒井は2位吉田に1.233秒の差、3位松原は吉田と並走して0.096秒差で2周目に入ると吉田のスキをうかがうが、第4をコーナーでラインがアウトにおおきくはらみ逆にポジションを落としてしまう。これで石井3位、五十嵐4位、さらに小野を仕留めたKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS II)が5位に上がる。
トップ酒井は毎ラップ最速タイムを更新して2周目1.433秒、3周目1.635秒、4周目2.166秒と着実にリードを拡げていくが、5周目だけは吉田が1分28秒255と最速タイムで酒井とのギャップを1.930秒に削り取るが、これで再び酒井がペースアップ、6周目に2.274秒差に戻す。後方では五十嵐とYOSHIDAの4番手争いが激しくなり、4周目に1秒以上あった差が5周目0.315秒差、6周目には0.064秒差と並走でコントロールラインを通過、第1コーナーではYOSHIDAが五十嵐に仕掛けるが、ここは五十嵐が守る。その後もYOSHIDAが五十嵐にプレッシャーをかけ続け、サイド・バイ・サイドでメインストレートを駆け上がってくるが、五十嵐のノーズが僅かに前の0.008秒差で7周目を終え、8周目の第1コーナーで再び攻防を繰り広げるがイン側の五十嵐が抑える。
そしてオープニングラップのスピンで最下位に落ちた中村が次々とポジションを取り戻し、6周目に小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)~小野~三ツ井の3台が連なる6位グループの背後につけると7周目に三ツ井、小野のTeam RiNoA勢を仕留めて7位、さらに前を行く小林に0.323秒差まで詰め寄ると8周目にオーバーテイク、6位まで上がってくる。
酒井のペースはその後も衰えず、7周目、8周目と最速タイムを刻み9周目には本日のファステストラップ、1分27秒712のコースレコードを叩き出し2位との差を3秒まで拡大すると僅かにペースダウン。それでも吉田との差を僅かずつ拡げて残るラップを走り切り4.226秒の差でトップチェッカー、土日4レースのうち3レ-スを終えて2勝、各地のスーパーFJシリーズにまたがる5連勝を飾った、2位吉田、3位石井と続き五十嵐とYOSHIDAのドッグファイトはファイナルラップまで続いたが、五十嵐が0.170秒差でしのぎ切って4位、YOSHIDA5位、そしてオープニングラップのスピンから挽回した中村が6位となった。1台のみ出場のジェントルマンクラスは畠山退三(Hobbybace & zap-ED)が総合10位でフィニッシュした。
次回のもてぎ・菅生シリーズは7月19〜20日にSUGOでWヘッダー開催となる。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2025/05/11) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 22 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージ制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 17'48.934 | - | - |
| 2 | 6 | | | 吉田 馨 | TAKE first kks-2 MYST KK-S2 | 12 | 17'53.160 | 4.226 | 4.226 |
| 3 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋SII MYST KK-S2 | 12 | 17'55.141 | 6.207 | 1.981 |
| 4 | 43 | | | 五十嵐 文太郎 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 12 | 18'04.773 | 15.839 | 9.632 |
| 5 | 3 | | | KODAI YOSHIDA | T's TECHNO RF KKS II MYST KK-S2 | 12 | 18'04.943 | 16.009 | 0.170 |
| 6 | 57 | | | 中村 ブンスーム | ファーストガレージKKSII MYST KK-S2 | 12 | 18'05.457 | 16.523 | 0.514 |
| 7 | 82 | | | 三ツ井 光輝 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 12 | 18'08.063 | 19.129 | 2.606 |
| 8 | 14 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'09.717 | 20.783 | 1.654 |
| 9 | 36 | | | 小林 留魁 | アルビ新潟第一ホテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'11.160 | 22.226 | 1.443 |
| 10 | 38 | G | 1 | 畠山 泰三 | Hobbybase&zap-ED MYST KK-S2 | 12 | 18'23.625 | 34.691 | 12.465 |
| 11 | 15 | | | 松下 彰臣 | Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'25.852 | 36.918 | 2.227 |
| 12 | 33 | | | 磐上 隼斗 | アルビレックス・富士吟景with GIA MYST KK-S2 | 12 | 18'55.903 | 1'06.969 | 30.051 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 81 | | | 小野 大地 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 8 | 12'16.810 | 4Laps | 4Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 22 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋) 1'27.712 (9/12) 147.202 km/h
- CarNo. 22は、従来のコースレコード(1'27.867)を更新した。