シビック決勝中に1コーナーで激しく振り出した雨は、すぐにやんでしまい、現 在はコース路面は完全にドライ。しかし、雲はひくく垂れこめ、いつ雨が振り出し てもおかしくない。風は、ストレート追い風が強い。 フォーメーションラップが終了し、グリーンライトと共にレーススタート。 上位トップ3は、まずまずのスタートを決め、順位通り1コーナーに進入してき た。 予選4番手からスタートだった#8 早田 岳史はスタートをミス。後方集団に埋 もれている。このおかげで5番手スタートの#3 フィリップ・ペーターが4位とな る。 5番目にコーナーに進入してきたのは、#33 道上 龍。続いて#27 川本 篤とい う順位だ。 LAP 2:#3 フィリップ・ペーターは1周目を周回してくる間に、#2 脇坂 寿一 を攻略し3位に這いあがってきている。 順位は#7 ペドロ・デ・ラ・ローサ、#23 加藤 寛規、#3 フィリップ・ ペーター、#2 脇坂 寿一、#33 道上 龍、#27 川本 篤。 まだまだ各車の間隔は非常に接近していて、すべての車両がバトルを行っ ている。 LAP 3:#3 フィリップ・ペーターはメインストレートでスリップから#23 加藤 寛規のインを奪い、2位まで順位を上げてきた。一方トップの#7 ペドロ ・デ・ラ・ローサは2位との差を徐々に広げ始めている。 順位は、#7 ペドロ・デ・ラ・ローサ、#3 フィリップ・ペーター、#23 加藤 寛規、#2 脇坂 寿一、#33 道上 龍、#4J 西宮 圭一。 LAP 4:トップと2位の差は更に明確に広がり始めた。 #33 道上 龍のスピードが上がらないのに乗じたJクラスの#4J 西宮 圭一がメインストレートでインを奪って総合5番手まで浮上してきた。し かし、トップ集団の4台とはかなり距離が離れ始めている。 LAP 5:トップと2位の差が、今度は縮まり始め、トップ4台はほぼ等間隔で走行 をしている。 LAP 6:トップと2位の差は明らかに接近し始め、ほぼテール・トゥ・ノーズ状態。 ここで#2 脇坂 寿一がメインストレートでスリップから#23 加藤 寛規 のインを奪い、これをパス。3番手に順位を上げる。 LAP 7:#7 ペドロ・デ・ラ・ローサと#3 フィリップ・ペーターのトップ争いは 激しさを増し始め、#3 フィリップ・ペーターはストレートでなんとか並 びかけようとインを伺う。しかし、残念ながら成功はしない。 LAP 8:#3 フィリップ・ペーターは1コーナーで#7 ペドロ・デ・ラ・ローサの サイド・バイ・サイドまで並びかけ、このままサントリーコーナーまで並 走してようやくトップの座を手に入れた。 4位に転落した#23 加藤 寛規はトップ3台と次第に間隔を取られてしま う。 LAP 9:順位は、#3 フィリップ・ペーター、#7 ペドロ・デ・ラ・ローサ、#2 脇 坂 寿一、#23 加藤 寛規、#4J 西宮 圭一、#33 道上 龍。 トップ3台は、非常に接近したままバトルをしている。ストレートで3台 が真横に並んだまま走行。#3 フィリップ・ペーターが一番イン側をキー プ。#7 ペドロ・デ・ラ・ローサは真ん中。#2 脇坂 寿一がアウト側だ。 まず、#2 脇坂 寿一がこのままでは1コーナーをクリア出来ないと判断 し、後ろに下がる。しかし、#3 フィリップ・ペーターと#7 ペドロ・デ ・ラ・ローサはゆずらないままコーナーにアプローチ。#7 ペドロ・デ・ ラ・ローサはアウトから強引にかぶせようとするが、#3 フィリップ・ ペーターが順位を守りきった。 LAP 10:トップを奪われた#7 ペドロ・デ・ラ・ローサだが、このままに済ますわ けがなく、ストレートであっさりインをゲットし、そのまま1コーナーで はトップへと返り咲いた。 LAP 11:トップ2台はテール・トゥ・ノーズ。 ここで背後から忍び寄っていた4位#23 加藤 寛規がストレートで#2 脇 坂 寿一のインを奪い、3位に浮上。 順位は、#7 ペドロ・デ・ラ・ローサ、#3 フィリップ・ペーター、#23 加藤 寛規、#2 脇坂 寿一、#4J 西宮 圭一、#33 道上 龍。 5位争いも、し烈になってきているようだ。 LAP 12:トップ2台の差は、0.527秒。 3位争いは未だに続いている。今度は#2 脇坂 寿一が1コーナーブレー キングで#23 加藤 寛規をパスするが、ブレーキが遅れすぎたためアウト 側にふくらんで姿勢を乱してしまった。この隙に#23 加藤 寛規はまた#2 脇坂 寿一を抜きかえして、3位の座をキープする。 LAP 13:トップ2台の間隔は0.768秒に広がった。 LAP 14:トップ2台の差は0.917秒まで広がってしまった。どうやら#3 フィリッ プ・ペーターのペースが上がらなくなってきているらしい。3番手との差 が急速に縮まってゆく。 4番手に甘んじていた#2 脇坂 寿一がようやくストレートで#23 加藤 寛規のスリップからインを奪い、パス。3番手に浮上する。 LAP 15:順位は、#7 ペドロ・デ・ラ・ローサ、#3 フィリップ・ペーター、#2 脇 坂 寿一、#23 加藤 寛規、#33 道上 龍、#4J 西宮 圭一。 #7 ペドロ・デ・ラ・ローサはどうやら独走態勢を築きつつある。 そのかわり2番手争いがし烈だ。ストレートで#3 フィリップ・ペーター のテールにしっかりと食らいついている#2 脇坂 寿一だが、今一歩伸び が足りずにパスするまでは至らない。 4位に転落した#23 加藤 寛規は、少し間隔をあけている。 LAP 16:#2 脇坂 寿一はようやくストレートで#3 フィリップ・ペーターを捉え たが、#3 フィリップ・ペーターはイン側を必死でキープしているため、 #2 脇坂 寿一はアウトからかぶせて見事にパス!! 2番手だ。 LAP 17:3番手に転落した#3 フィリップ・ペーターの背後から#23 加藤 寛規が 襲いかかる。#3 フィリップ・ペーターはまたもインをキープし、なんと か#23 加藤 寛規の攻撃をかわすが、ブレーキングがぎりぎりで1コー ナーで姿勢をかなり乱しながらのコーナリングとなっている。 LAP 18:またもストレートで#23 加藤 寛規が仕掛け、インを奪われてしまった#3 フィリップ・ペーターはなすすべもなく4位に後退する。 LAP 19:#3 フィリップ・ペーターはペースが上がらないようで、#23 加藤 寛規 との間隔が広がってゆく。 順位は、#7 ペドロ・デ・ラ・ローサ、#2 脇坂 寿一、#23 加藤 寛規、 #3 フィリップ・ペーター、#4J 西宮 圭一、#33 道上 龍。 LAP 20:トップと2位の差は0.952秒。 トップ4台は、それぞれ間隔を開けての走行。 LAP 21:#4J 西宮 圭一と争っていた#33 道上 龍だったが、ようやくここに来 てストレートエンドで#4J 西宮 圭一をパス。5位に上がってきた。 チェッカードフラグ。 /*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/