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FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第6戦筑波決勝 FJ1500は酒井翔太のワンマンショー S-FJは切替悠喜が優勝でチャンピオン確定

FJ1500:優勝は酒井翔太(ファーストガレージ)

S-FJ:優勝は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第6戦決勝が8月30日(日)に筑波サーキット開催され、18周のレースは14周目のクラッシュによりセーフティカー(SC)ランとなりそのまま18周を終えてフィニッシュ。FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)がそれぞれ2位以下をちぎる独走から優勝を飾り、切替は6連勝でJAF選手権のチャンピオンを早々に確定させた。

 決勝は午前11時3分フォーメーションラップ開始。朝から曇天の筑波サーキットはこの時間でも気温21.8度、路面温度27.1度と8月とは思えない涼しいドライコンディション。7台のFJ1500と11台のS-FJ、計18台がグリッドに並ぶ。予選でサスペンショントラブルからコースアウトしたFJ1500のデワン クリストファー(InfernoR.KK-F)もマシンの修復を終えて12番グリッドについた。レッドライトが消えてレーススタート。

決勝がスタートした

 ポールシッターの酒井は好スタートを切ってホールショットを奪ったのに対して、フロントロウに並んでいた光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)の蹴り出しがやや弱く、3番手スタートの切替が並びかけるように第1コーナーへアプローチ。切替がイン側から光山を差してターンする。さらに切替の背後に加速のよかった5番グリッドのFJ1500石井大雅(ファーストガレージKK-F)も続く。第2コーナーでは切替が前に出るが光山がS字で差し返して2番手のポジションを取り返す。切替と並んで4番グリッドから発進のS-FJ須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)は加速がやや鈍く、石井の先行を許すと第1コーナーでは6番手スタートの鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)にインを奪われてサイド・バイ・サイドとなるがS字で何とか鈴木を抑え込む。第1ヘアピンでは石井が切替のインに飛び込み前に出てダンロップコーナーへ。石井3番手、切替4番手。バックストレートでは須藤に鈴木が再度並びかけて最終コーナーをインに鈴木、アウトに須藤で抜けると、鈴木が僅かに先行するが、縁石ぎりぎりを通した須藤の加速がよい。

 後続のバトルをよそにトップ酒井はみるみるギャップを築き、1.346秒の差でオープニングラップを終える。2番手光山と3番手石井の差は0.412秒、そこから0.403秒差でS-FJトップの切替。気が付けばファーストガレージ勢がトップ4を独占している。最終コーナーから並走で5位を争う鈴木と須藤はコントロールライン上では0.000秒差。僅かに鈴木のノーズが前に出ているように見え、第1コーナーでは鈴木が先行する。

 トップに立った酒井は2周目1.800秒、3周目2.399秒、4周目ここまでの最速ラップ58秒077で2.907秒と着実にリードをひろげていく。S-FJのトップ、総合4番手の切替もS-FJ2位の須藤との差を2.236秒としており、総合6番手の須藤は逆にS-FJ3位の秋山健也(スーパーウインズKKS2)から0.341秒差と迫られている。さらに後方では相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)と内藤大輝(RaiseUP GO&FUN)のS-FJ勢がバトル。相田8番手、内藤9番手からのスタートで、オープニングラップに内藤が間をオーバーテイクするも相田がテール・ツー・ノーズで追随、2周目のコントロールラインでは内藤に並びかけて0.000秒差で通過。3周目もリプレイを見るように0.000秒差でコントロールラインを通過すると4周目に相田が逆転、総合8番手S-FJ4位のポジションを奪い返す。

 かねてより「ライバルはFJ1500勢」を公言している切替は言葉通り3番手を走る石井に対して4周目0.412秒差、6周目0.449秒差とプレッシャーをかけ続けている。相田とのバトルに敗れた内藤は勢いがなくなり、6周目に山本龍(おさきにどうぞ☆KK-F)にもオーバーテイクを許しこれで山本総合9番手、内藤10番手。

 酒井は7周目に58秒058のファステストラップを出してリードは4.264秒、さらに8周目5.006秒まで拡大。既に主戦場がFIA-F4にある酒井にとって、FJ1500は格の違いを見せる場か。今回S-FJ初レースのヒロアキ(ZAP ミスタータイヤマン綾瀬)と長坂圭一郎(ARFラブカEIJ☆RD10V)はそれぞれ17番手、18番手からスタートしてここまで順位は変わらずだが順調に走行を重ねている。9周目には総合12位を走行していた古里拓(HOLOSレヴレーシング)がポジションを落として、これでヒロアキ16番手にアップ。

 10周目に入りレースは後半戦。順位はやや落ち着きを見せるが総合3番手石井と4番手切替は0.601秒差、さらに5番手鈴木も0.477秒差と接近戦。そこから5秒とやや離れるが、須藤対秋山、さらに相田も交えた総合6番手、S-FJの2位争いも0.7秒以内に3台が連なっている状態だ。

 その後も酒井は手綱を緩めることなく2番手光山との差を11周目6.492秒、13周目7.040秒とひとり旅状態。S-FJトップの切替も石井を攻めあぐねてはいるものの、同じS-FJの2位須藤に対しては7.379秒差とこちらも大きく引き離している。

 総合10番手までポジションを落としていた内藤に今度は同じS-FJの宇高が接近。6周目に0.715秒だった差を宇高がじわじわと削りって10周目には0.471秒差、13周目のコントロールライン上では0.179秒差とテール・ツー・ノーズ状態で14周目へ。ここが勝負どころとみたか第1コーナーへの進入で宇高が仕掛けるが両車接触、揃ってコースアウトしてしまう。後から関係者に聞いた話を総合すると、第1コーナーへはアウト側に内藤、イン側に宇高がつけてターンイン、やや前に出ていた内藤の右リヤタイヤと宇高のフロントウイングが接触したようだ。宇高はコースに復帰し走行を続けたが内藤はアウト側でストップしてしまう。

 これでSCの投入が宣言され、15周目を終えたところで酒井を先頭にした隊列が整えられ、最大で8秒まで拡がっていた酒井のリードもリセットされてしまう。この時点でレースは残り3周。SCランでも1周2分程度の筑波ではあっという間戻ってきてしまう。結局SCランのままでファイナルラップに入り、隊列は粛々とチェカードフラッグの下を通過した。トップ酒井と2位光山の差は0.802秒。あまりに遠い0.8秒だ。3番手は石井、FJ1500の3位だ。4番手S-FJ優勝の切替、これで開幕から6連勝だ。5番手FJ1500の4位鈴木、6番手S-FJ2位の須藤、前回の3位から1段表彰台を上がって、大会前の右足負傷で松葉杖をついて歩き回る前田代表の期待に応えた。7番手S-FJ3位の秋山、マスターズクラスの優勝でもある。マスターズクラスの2位は総合9番手の山本、クラス3位は総合10番手の青合正博(HERO'S RnSports)という結果となった。アクシデントから再スタートした宇高は1周減算の17番手にドロップ。これによりデビュー戦のヒロアキが総合14番手S-FJの7位、長坂は16番手でS-FJ9位という結果でフィニッシュした。

 S-FJは今回の優勝でJAF筑波/富士選手権の方は切替が120ポイント、今回DNFに終わった内藤が57ポイントのままで、残り3戦を内藤が全勝しても届かず切替のチャンピオンが確定した。また筑波ラウンドのみでカウントされる筑波シリーズの方も80対35で切替のチャンピオンが確定となった。FJ1500については酒井が95ポイント、光山78ポイントで、こちらはまだ逆転の目がある。

 筑波/富士S-FJ/FJ1500選手権第7戦は9月27日に筑波サーキットで行われる。S-FJのチャンピオンは決まったが2位以下の争いはまだ僅差だ。そしてFJ1500は誰が酒井を止めるかに注目だ。

S-FJ:内藤大輝と相田有羽音の争い

FJ1500:決勝2位は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝3位は石井大雅(ファーストガレージKK-F)

S-FJ:決勝2位は須藤叶多(ELEVレーシングKKSII制動屋)

S-FJ:決勝3位は秋山健也(スーパーウィンズKKS2)

FJ1500:優勝した酒井翔太(ファーストガレージ)

ジャパンリーグの表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

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