2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第6戦公式予選が8月30日(日)に筑波サーキット開催され、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)がそれぞれポールポジションを獲得した。
6月21日富士での第5戦から2カ月のインターバルで開催の第6戦。全9戦の筑波/富士もいよいよ後半戦となる。FJ1500は3勝と2位1回の酒井翔太が第1戦優勝の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)に14ポイントの差でシリーズ首位につけている。一方S-FJは開幕から5連勝と圧倒的なパフォーマンスを見せる切替悠喜が100ポイントで2番手内藤大輝(RaiseUP GO&FUN)に43ポイント差をつけており、本大会で切替が優勝した場合、内藤が3位以内に入らないと切替のチャンピオンが確定してしまう(手元計算)。
なお本大会は全国の各サーキットを転戦して争われる「FJジャパンリーグ」の第5戦としても位置付けられている。ここまで岡山、富士、菅生で4戦を終えて酒井がトップに立っている。
20分間の予選は定刻の午前8時20分にコースオープン。筑波シリーズは規定によって前戦の成績順にコースインの為、5月の第3戦総合トップの酒井翔太を先頭に18台がコースインする。筑波サーキットは朝から曇り空で気温21.8度、路面温度27.1度と最近までの猛暑から一転、涼しい気候となった。前日に降った雨の痕跡が僅かに残っているが路面はドライコンディションだ。
各車路面を確かめるようにウォームアップを行い、3分経過の計測2周目、酒井が58秒824のトップタイム。2番手に58秒864のFJ1500光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)、3番手切替59秒062、4番手FJ1500の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)が59秒478、5番手内藤59秒554、6番手FJ1500の山本龍(おさきにどうぞ☆KK-F)59秒609と続いている。S-FJ3番手は総合7位の須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)だ。
残り時間16分、光山が58秒645のトップタイム。FJ1500でランキング2位につけている光山だが、表彰台ではつねに自分より上位にいる酒井に対する意識は並々ならぬものがある。そしてもう一人、S-FJでどこまでFJ1500を喰うことができるかがテーマの切替がこのタイミングで58秒645と光山と全くの同タイム。それぞれ酒井を上回る。
しかしこれを座視する酒井ではなく、続く周回で58秒430を出してトップの座を奪い返す。光山58秒498で2番手、切替3番手に続いて鈴木が58秒886で続き、5番手には須藤が59秒132でS-FJの2位につけている。さらにここに割り込んできたのが、久しぶりで筑波のレースに参戦の石井大雅(ファーストガレージKK-F)58秒919で5番手。3月のもてぎで以来となるFJ1500だがブランクはないようだ。
残り14分、酒井はトップタイムを57秒889まで引き上げて、自身が5月にマークしたコースレコード「57秒746」に迫る。2番手光山は58秒269、酒井とは0.380秒の差、3番手切替は58秒645で依然としてS-FJのトップだ。後方では序盤ウォームアップに時間をかけていたのか下位にいた相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)が58秒935とS-FJ2位のタイムで総合6番手へと浮上する。
ここから光山と切替はそれぞれ自己ベストを短縮するが酒井には届かない。残り12分にはS-FJのランキング2位で何としても本大会での切替のチャンピオンを阻止したいであろう内藤が58秒944で総合6番手、S-FJの3位へ。
残り11分、トップグループのタイム更新が止まる中で、須藤が58秒639とS-FJ2位のタイムで総合5番手へ。そして存在感を見せているのがS-FJマスターズクラスの秋山健也(スーパーウインズKKS2)で、FJ1500の山本を上回る59秒194の総合9番手、さらに後半戦に入る残り10分直前には58秒865で総合7番手、S-FJとしても3位となるタイムを出す。マスターズクラスではもちろんトップだ。
ここで総合12番手につけていたFJ1500のデワンクリストファー(InfernoR.KK-F)が第1ヘアピンでアウト側に飛び出し、スポンジバリア手前で止まったがグラベルにはまってしまう。マシン回収の為に赤旗が提示され予選はストップ。予選後にデワン本人に聞いたところ、S字通過中に左リヤサスペンションのボルトが折れてコントロール不能になりスピンしたとのことで、本人はダメージなし。パーツもあるので決勝までに修復可能だという。
ここまでの順位はトップ酒井、2番手光山、3番手切替(S-FJ1位)鈴木、5番手須藤(S-FJ2位)6番手石井、7番手秋山(S-FJ3位/マスターズクラストップ)となっている。20数年ぶりにこのクラスに参戦のヒロアキ(ZAP ミスタータイヤマン綾瀬)は17番手、そしてS-FJ初レースの長坂圭一郎(ARFラブカEIJ☆RD10V)は18番手、共にまだ1分が切れていない。
デワンのマシン回収に時間を要し、再度コースオープンになったのは午前8時37分、残り時間2分10秒というタイミングのためかトップ酒井はコースインせず。一方コースインした車両の中でもタイムアップするマシンは無くチェカードフラッグが振られて予選は終了した。順位は赤旗前のまま変わらず。FJ1500の酒井がポールポジション、同じくFJ15002位の光山がフロントロウに並び、S-FJトップの切替が3番グリッド。4番手は鈴木だったが赤旗時の追い越しがあったためペナルティで2グリッド降格。そのためS-FJ2位の須藤が4番グリッドにつき、5番グリッドにFJ1500の石井、鈴木が6番グリッドとなった。マスターズクラスはS-FJの秋山が7番グリッド、FJ1500の山本が10番グリッドにつく。
スーパーFJ/FJ1500の決勝は午前11時5分スタート予定開始予定。FJ1500は酒井を目標に戦う光山が勝機を見いだせるか、S-FJはチャンピオンに王手の切替に上り調子の須藤が挑めるか注目だ。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA







