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SUPER FORMULA

第8戦SUGO決勝 福住仁嶺が今季2勝目を飾る 疑惑のSCで3位のイゴール・オオムラ・フラガは怒り心頭

シャンパンファイト

 8月9日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の決勝が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、7番グリッドスタートの福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)が、セーフティカーラン中のピット作業で逆転。チームに今季2勝目をもたらした。

 完璧な形でレースを主導したはずの、3位イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)は、セーフティカー(SC)の入るタイミングの遅さ、位置の悪さを指摘。ゴール後も憮然とした表情で表彰台に上がり、トロフィーを掲げず、シャンパンファイトも拒否。やや後味の悪いレースとなった。

 スタート前、各車がグリッドに並んだ段階で、上空に怪しげな雲が迫りつつあるものの、ドライであれば、SUGOでは2023年以来となる。ここ2年、雨のレースは、野尻、岩佐とチーム無限が制している。今大会、ここまですべてのセッションを制しているポールシッターの野尻は、今シーズンは未勝利だ。

 今季からサーキットによって異なる周回数となったピットウィンドウ(ピット作業ができる最低周回数)は、13周となっている。

 スタートは、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がトップを守って1コーナーへ。太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、フラガ、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、そして1つポジションを上げた福住、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)と続く。

 14周目、上位陣では最初に4位牧野がピットイン。そして、19周目には2位太田、20周目にはトップ野尻がピットに滑り込んだ。

 ペースの良かった3位フラガは、ステイアウトを選択。タイヤ交換をした野尻、太田のラップタイムを上回り、ここまではフラガ陣営のシナリオ通りのレース展開だった。

 25周目に、ステイアウト組の2位を走っていた坪井がピットイン。その次の周、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)がトラブルなどでコースサイドにストップ。

 これを確認したフラガが27周目にピットインすると、チームは完璧な仕事を遂行。フラガをコースに送り出し、野尻の前に出ることに成功。トップを奪った……はずだった。

 しかし、この後、コースに入ったSCは、本来ステイアウトしているトップの福住を抑えるはずが、フラガの前に入り、これで漁夫の利を得た福住と岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)は、丸々1周のマージンを持ってピットに入り、トップと2位のままコースに復帰した。

 36周目にリスタートすると、福住、岩佐、フラガ、太田、野尻、牧野の順になり、トップ3は最後まで僅差の攻防を見せたが、抜きどころの少ないコースで、順位を入れ替えることなく、チェッカーとなった。

 ゴール後、優勝した福住、2位の岩佐は揃って「ラッキーでした」と言い、優勝をレース運営の妙で逃したフラガは終始憮然とした表情を浮かべた。

 レース後、「なぜ、僕がここ(3位)にいるのかわからない」と、多くを語ろうとしなかったフラガも、その後の記者会見ではいつもの温和な表情に戻っていたが、それでもレース運営には納得できない様子だった。

 魅せるレースの続いているスーパーフォーミュラだが、今回の運営のミスともいえる判断は、せっかくのレースを後味の悪いものにしてしまう。再発防止のための十分な検証を行って欲しいものだ。

 次の大会は、10月9〜11日に富士スピードウェイで行われる。

優勝は福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

決勝2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝3位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

表彰式

決勝フォトセッション

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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