11月8日、2026FIA-F4選手権第14戦の決勝が、モビリティリゾートもてぎで行われ、すでにチャンピオンを決めている白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)が、昨日の第13戦に続き優勝。14戦中8勝と圧倒的な強さで、今シーズンを締めくくった。
やや肌寒さを感じるものの、秋晴れのもと、8時45分に決勝がスタート。インディペンデントクラスは昨日の第13戦でシーズンを終えているため、このチャンピオンクラスのレースが、今シーズンのFIA-F4最後のレースだ。
昨日はスタートで逆転されてしまったポールシッター酒井涼(TGR-DC RS F4)は、しっかりとスタートを決め、白崎を従えて、1〜2コーナーをクリア。黒沢和真(HFDP with B-Max Racing Team)、1つポジションを上げた中井陽斗(JMS RACING with B-MAX)が続いた。昨日も表彰台に上っている中井は、S字で黒沢を攻略。1周目で早くも3位まで上がる。
ところが、この後方の5コーナーで、接触から数台がストップ。1周目からセーフティカーランとなった。
5周目のリスタートでは、白崎をしっかり牽制しつつ好スタートを決めたトップ酒井涼だったが、6周目、巧者白崎は後方からチャンスを窺い、通常はあまり仕掛けないビクトリーコーナーから最終コーナーで前に出ることに成功。
7周目以降は、白崎、酒井涼、中井の三人が抜け出してレースは進み、黒沢の脱落で4位には武藤雅奈(TGR-DC RS F4)が上がってきた。
9周目の3コーナーで、酒井涼がややラインを外し、中井に2位の座を譲ったころには、トップ白崎は2秒近いマージンを築いていた。白崎は、残る3周も2秒の差を保ったまま、チャンピオンらしい盤石の走りで、中井の追撃を振り切り、今季8勝目のチェッカーを受けた。
14戦8勝と、終わってみれば今シーズンは白崎の圧勝だった。メーカー育成のチームが守ってきた牙城を難なく崩し、初のプライベーターチームでタイトルを獲得したチャンピオンの来季に注目したい。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE
Katsuhiko KOBAYASHI












