KYOJO CUP最終第5戦は11月1日、富士スピードウェイでファイナルレースを行い、ポールポジションからスタートした斎藤愛未が優勝、同時に今シーズンのチャンピオンも決めた。
ファイナルは午後0時47分にローリングラップを開始。一昨日初冠雪となった富士山は雲に隠れたが、雲間から太陽が顔を出し、場内は汗ばむ気候となった。気温23.8度、路面温度18.9度だ。21台が1周を回ってコントロールラインに戻り、シグナルグリーンでスタートが切られた。
上位陣のトップ10はグリッド順で1コーナーを通過し1周目の順位は、トップ・斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)、0秒6差で2位・佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、3位・翁長実希(nat KDDP KC-MG01)、4位・富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、5位・ハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)、6位・三浦愛(Team ReFa KC-MG01)、7位・松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)、8位・ペイジ・ラダッツ(富士山静岡レーシングKC-MG01)、9位・白石いつも(Team ReFa Aira KC-MG01)、10位・平川真子(NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01)と続く。
しかし、5位のバートンは左右のタイヤを逆に装着したためその後ピットイン。タイヤを入れ替え再コースインするも順位を落とす。2周目にはヘアピン入り口で8位のラダッツと9位の白石が接触し、ラダッツはスピン。白石はマシンを壊してこの場でリタイア、ラダッツは順位を落として再スタートを切った。このためここでセーフティーカー(SC)が導入された。
SC中の順位はトップ・斎藤、2位・佐藤、3位・翁長、4位・富下、5位・三浦、6位・松井、7位・金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01)、8位・平川、9位は20番グリッドから前車をごぼう抜きしてきた下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)、10位・佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)だ。
SCは5周を終わって退出。15周のレースは残り10周で再開された。トップ・斎藤は13コーナー立ち上がりからアクセルオン、2位・佐藤もうまく合わせて0秒2差で5周目のコントロールラインを通過。1コーナーで斎藤に並びかけるも、立ち上がりでは斎藤が前でトップを守った。
6周目、トップ・斎藤はここまでのファステストラップとなる1分45秒783を出して2位・佐藤との差を0秒4と広げる。この周、下野は前を走る平川をかわして8位、7周目には金本もパスし7位まで上がってきた。
8周目、トップの斎藤はさらにファステストを1分45秒491まで更新、2位・佐藤との差を0秒7とし、じりじりと広げ始める。3位・翁長は佐藤の背後0秒8差、斎藤の前にでないとチャンピオンの可能性がない4位・富下は翁長の後ろ0秒5差と上位進出は厳しい状況となりつつある。
9周目、トップ・斎藤はさらにペースアップ、ファステストを1分15秒147まで更新し、2位・佐藤との差を0秒8まで広げ、徐々に安全圏まで逃げつつある。
その後もトップ・斎藤は着実な走りで2位・佐藤を引き離しレースは終盤へ。斎藤を追いたい2位・佐藤だったが、逆に13周目にこのレースのファストストラップ1分45秒027をたたき出した3位・翁長が近づいてきた。
レースは15周を回って終了。斎藤は盤石の走りで優勝しチャンピオンも手中にした。2位には翁長の猛追を振り切った佐藤が、3位には翁長が入った。ランキングトップでこの大会を迎えた富下は4位でレースを終えた。
5位には三浦が、6位は松井、7位にはオーバーテークショーを演じた下野が、8位には平川が、9位には金本が、10位には岩岡万梨恵(FUKUDA racing KC-MG01)が続いた。
ランキング3位でこの大会を迎えた斎藤は、ポールポジション、スプリント優勝、ファイナル優勝と完全制覇。33ポイントを荒稼ぎし合計102ポイントで逆転での戴冠となった。このレース2位に入った佐藤は合計89ポイントとし富下を逆転してランキング2位に浮上。88ポイントの富下が3位でシーズンを終えた。
今シーズンのKYOJO CUPはこれで終了。来シーズンは4月11日、12日に開幕戦が行われる予定だ。3シーズン目に入るフォーミュラで行われるKYOJO CUPに期待したい。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

