
2022年のSUPER GTは、4月17日岡山国際サーキットで開幕を迎えた。
コロナ禍3シーズン目となる2022シーズンは、多少の制限はあるものの、万全の感染対策のもと観客を迎え、久しぶりの華やかな開幕戦となった。
チーム結成10年目の節目を迎えたArnage Racingは、マシンをMC86にチェンジ。これまでチームと苦楽を共にしてきた加納政樹選手に加えて、2013年に2レースを共に戦い、2020年にはこのMC86で2度の表彰台を飾った阪口良平選手をBドライバーに、また、昨シーズンチームタイランドで指揮をとっていた松浦佑亮氏を監督に迎えて、体制を一新。さらに、チームはアネスト岩田様という強力なスポンサーのお力添えを得て、Bシード存続を賭けて新しい体制でシーズンに臨むことになった。
シーズン開幕に先立ち、3月に岡山、富士にて2度の公式テストが行われた。
岡山国際サーキットでのテストで、初めてMC86を走行させたチームだったが、ドライバーとチームがマシンに慣熟することが精一杯、また、富士テストでは天候に祟られ、雨の降り頻る中でまともな走行をすることができなかった。
しかし、両テストで、なんとかヨコハマタイヤ向けのセットアップの方向性を掴んだチームは、短いインターバルの間に、エンジンを本番用のエンジンに交換し、テストで得たデータから、リファインしたセットアップを入れて開幕戦に臨んだ。
4/16 予選日
搬入日は時折雨の降る寒々とした天気だったが、公式練習、予選の行われる土曜日になると天候は回復。9時20分より、90分間の公式練習が行われた。
ところが、Arnage MC86は、出走前の暖機中にシフトチェンジができなくなるというトラブルに見舞われていた。スタート時間が迫る中、エンジニアとメカニックが原因究明に奔走し、「シフターのプレッシャーセンサ」に異常があることが判明。メカニックが部品を交換して、10分遅れで阪口選手が公式練習のスタートを切った。しかし1Lapを走行するや、今度はトランスポンダーの表示異常が発生。表示は加納選手まま切り替わらず、阪口選手は急遽ピットインしてメカニックが対応に当たった。原因は振動によるものかとも思われたが、容易には解明できず、GTAからの指示でしばらくの間ピットにステイを強いられた。その後GTAの判断により、チームはサーキットからトランスポンダーを借り、マシンをコースに戻すことを許された。
その後もバックモニターの異常など、次々とトラブル起きたが、そんな中で、こま切れに走行することによって、細かいセットアップを繰り返し、なんとか満足の行く方向性を見出すことができた。
結局チームは90分間の公式練習を半分ほどしか走行すること出来ず、公式練習の終わる間際、300クラス専有走行の最後の最後でコースに出た阪口選手が、フレッシュなタイヤでアタックを試みた。しかし、時間切れ、チェッカーとなってしまった。それでも、なんとかチェッカー直前に出した1’27.295がベストとなり、Arnage Racingは、午前中の走行を24番手で終了することができた。
午後2時から行われた予選で、Arnage RacingはQ1をB組から出走することになっており、Q1を担当する阪口選手が満を持してコースに出た。しかし、直後にライバルマシンがクラッシュして赤旗提示となり、予選は8分間で行われることとなった。
阪口選手は慎重にタイヤに熱を入れてタイミングを図り、最後の最後6Lap目、1’25.815をマークして、見事Q1突破を果たした。Q1敗退のデッドラインとは、ほんの0.05秒の僅差であったが、阪口選手の気迫のこもったアタックで、Arnage Racingは2018年以来、4年ぶりにQ2に駒を進めることができた。
予定より23分遅れて15:16から始まったQ2を、今度は加納選手が担当し、並み居る強豪揃いのマシンを相手に果敢なアタックを繰り広げた。加納選手はターゲットとしていたタイムを大幅に上回る好アタックを見せ、加納選手がこれまで、岡山国際サーキットではマークしたことのなかった1分26秒台を叩き出した。
Arnage RacingはQ1からポジションを上げることはできなかったが、翌日の決勝を16番手からスタートすることになった。
幸先の良い好順位に意気上がるチームは、予選後のピット練習に勤しんで決勝に備えた。
4/17 決勝日
決勝が行われる日曜日も、朝から青空が広がり、雨の心配は全くない絶好のレース日和となった。
レース前のウォームアップ走行では、阪口選手が、グリップのある比較的新しいタイヤでコースに出て、前日の予選までのセットアップが現状の路面温度にマッチするかどうかのチェックを行い、問題がないことを確認した。その後、加納選手も古めのタイヤでチェックを行い、こちらも問題がないことを確認することができた。
チームは最終のピットシミュレーションも行い、決勝の時を待った。
午後2時、晴れやかな青空のもと、2022年のSUPER GT開幕を待ちわびた観衆が見守る中、開幕戦岡山大会がスタートした。
Arnage Racingのスタートドライバーは阪口選手。
16番手からレースを開始した阪口選手は、スタート時に1つ順位を落としたものの、すぐにポジションを回復して3ラップ目には15番手とし、レース開始直後の混走の中で順調にタイムを刻んでいった。レース開始から15Lap、路面温度は35度と初夏のレースを思わせる。スティントの序盤、1分29秒台と順調なタイムを刻んでいた阪口選手だったが、15Lap辺りからリアタイヤの消耗を訴え始める。
チームはタイヤ攻撃性の穏やかなMC86の特性を見込んで、柔らかめのタイヤをチョイスしていたが、予想以上にタイヤの消耗が進んでおり、21Lap以降、立て続けにGTR勢に抜き去られて18番手までポジションを落としてしまった。
ミニマム周回数となる25Lapを過ぎる頃から、ルーティンピットに入るチームが出始めると、コース上のArnage Racing は見かけ上13番手となる。阪口選手は、リアタイヤの摩耗で苦しみながらも、30Lap後半も1分30秒台でプッシュを続け、レースペースを死守する頑張りを見せた。
当初チームは、ルーティンピットのタイミングを燃料の許容しうる最大の50Lapと想定していた。しかし、苦しむ阪口選手をこれ以上引っ張ることはできないと判断したチームは、40Lap目のピットインを決断、見かけ上2番手で阪口選手をピットに呼び戻した。
開幕戦はタイヤ四輪交換が義務づけられており、チームは給油と前後のタイヤ交換を行ない、41Lap目、第2スティントの加納選手が21番手でコースに復帰してレースを再開した。そして、第1スティントの阪口選手が苦しみながら守り抜いたレースの流れを、第2スティントの加納選手が気迫のこもった走りで守り抜くという、Arnage Racingらしい展開を見せ始めた。
加納選手は、スティントの序盤、1分30秒台の非常に良いペースで走行を続けて、少しずつ前方に見えるマシンとのギャップ縮め、55Lap目、ついに同じMC86マザーシャシーの5号車を抜き去ることに成功。18位に浮上すると、さらに上位マシンのアクシデントに乗じてポジションを16番手まで回復した。
レースは終盤になってから、大きいクラッシュが2度発生し、残り10Lapを切ったところでFCYが出るなど荒れた展開となっていた。
この時点で、Arnage MC86と、300クラスのトップを走るマシンとのギャップは1Lap。しかし背後から迫る500クラスの先頭マシン14号車に抜かれると、チームが目標としているチームポイント3を逃してしまう。
加納選手は最後までプッシュを続けたが、僅かに逃げきれず、残り1Lapのところで14号車に抜かれ、惜しくも完走ポイント3を逃すことになった。
しかし、加納選手は、予選で阪口選手が築いた16位というポジションを落とすことなくチェッカーを受け、荒れたレースを無事に完走することができた。
Arnage Racing

- 優勝 松下信治(B-MAX Racing Team)
-

「天気が昨日の段階でわからなかったですが、できれば雨になって欲しいと思っていました。雨になったらスタート命だなと思ってて、スタートは良くて抜けて5番手に上がりました。ペースは思ったより良かったですが、トップ3が見えたくらいから縮まらなくなったので、長期戦になると思いました。トップも牧野選手もタイヤがきつそうだという無線が本山さんから来て、自分もタイヤが結構きつかったんですが、あきらめちゃいけないなと踏ん張ったのがよかったです。牧野選手とのバトルもしびれましたし、接触もあまりなくてクリーンなバトルでした。この前の富士は彼にぶつかったので、そういう意味でもいいレースでした。今回は勝たせてもらいましたが、予選で前に行かないとシリーズは厳しいと思っています。1台体制でまだまだビハインドなので、がんばりたいと思います」
- 2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「悔しいの一言です。とはいえ、チャンピオンシップを考えると2位というのは悲観する内容ではないです。シーズンが終わったときに転んでも2位だったと言えるように、これからのレースにこの悔しさをぶつけていきたいと思います。レースは序盤からグレイニングが出ていて、タイヤのピックアップに苦しみました。序盤で後続は離れたんですが、牧野選手が後ろに来ているというのも知っていました。自分のペースを維持するのが大変でしたが、最後までやれることはやれたと思います。心から松下選手におめでとうと言いたいです」
- 3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「去年も3位はいっぱいあったんですが、全く内容の違う3位というか、非常に悔しいレースでした。スタートは良くて3番手までポジションを上げることができました。最後きつくなるのが分かっていたので、序盤はまったくプッシュしませんでした。山下選手を抜いたあたりから野尻選手とのギャップが縮まってきたのが分かっていましたが、かなり詰まったタイミングで松下さんが後ろから来ていて、難しいシチュエーションでした。ペースを上げすぎるとタイヤがきつくなるし、松下さんが来てるし、でもぼくは守りに行くこともなかったし、勝つために攻めて、ペースを上げたので後悔していません。冷静に考えれば1、2位の2人より、ぼくの方がペースを上げるタイミングが早かったのかと思います。次のオートポリスは勝てるように準備したいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

優勝チーム監督 本山哲(B-MAX Racing Team)
「代表の組田さんのフォーミュラが好きという純粋な気持ちで始まったチームですが、最高峰のレースはレベルが高くて、日本のモータースポーツを引っ張るトップチームが在籍していて、日本のトップドライバーがいて、簡単なものではないです」
「GTとかいろんな絡みがあって、組田さんからスーパーフォーミュラのチームをひっぱてくれないかと声かけしていただきました。ぼく自身もフォーミュラニッポンから思い出のあるカテゴリーで、フォーミュラカーも好きだし、得意分野でいろいろ経験したことを生かせるので、是非やらせてくださいといいました」
「最初の数年はチームとして試行錯誤をしながら過ごしてきて、毎年、新たな要素を取り入れて、向上してきました。昨年から1台に集中して、ポールを取ったり表彰台に乗ることもできました」
「ノブ(松下信治選手)自身もそうですし、チームとしても優勝経験がないので、優勝を目の前にしても、うまくクリアできず、見えてはいるけど遠いなという実感でした。それを昨年のオフから今年にかけて、がんばってやってきたんですが、その気持ちが空回りしていて、オフのテストと開幕戦は結果が悪かったです。ノブ自身も力みと焦りがあってうまく回らなかったので、今回に向けてそのあたりを整理してきました」
「優勝は狙っていたわけではなく、チームとしてきちんとレースを作る、できなくてもトップ6には必ず入る、というところで週末を過ごそうと決めていました」
「予選はうまくいかなくて、今日は雨の中で、スタートポジションがアウト側でした。イン側は水が流れているので、そこに関してはラッキーでした。スタートで4、5番は行けるなと言ってたらその通りになりました。水が少ないときは、鈴鹿の高速コースはフロントタイヤはうまく扱っていかないといけないので、そこをエンジニアの田坂さんがクルマでなんとか対応しました。あとはノブ自身が、フロントタイヤだけケアすれば、必ず他のクルマが落ちてくるので、絶対チャンスがあると思っていました。ノブ自身も焦らずにしっかりやってくれたのが良かったです」
「レースでは、いろいろセーブさせたこともあって、序盤からレースの真ん中に行くまでは、ノブがうまくタイヤをセーブして、そこからプッシュするとタイムが出る状況になりました。そのあとも数周タイムを上げて、大きくラインを外して水のあるところも走って、非常に珍しく自分を抑えた我慢した走りをしてくれました。そういった地道な努力が結果に結びついたんじゃないかと思います。今回はぼく自身もそうですし、チームも落ち着いてしっかりやってくれたので、みんなに感謝しています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第6戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、スタートで後退するも最終ラップにトップを奪い返し優勝した。
決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まる。小康状態を保っていた雨も、この頃から再び落ち始めた。
ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)は、蹴り出しは良かったものの、ホイールスピンが多くスピードが乗らず、予選2位からスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)の先行を許し、2位に落ちる。3、4、5位には好スタートを切った予選4位の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、予選6位の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、予選7位の平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がそれぞれ上がってきた。予選3位の野中誠太(TOM'S)は6位まで落ちた。
トップに立った太田は1周目に2位の小高を1.5秒離し、コントロールラインに戻ってくるとここから2位以下を突き放しにかかる。6周目にはその差を2.9秒まで広げた。
しかし小高は7周目にはここまでのファステストラップをたたき出し、トップ太田との差を詰め始める。12周目にはその差は1秒を切った。
ここからトップ太田と2位小高の攻防が始まる。しかし、太田は小高を巧みにブロックし先行を許さない。

最終ラップ、東コースでペースの速い小高が、逆バンクで太田に並びかける。この2人はダンロップコーナーからデクナーまで併走し、ついに小高が太田を差しトップに立った。
太田の背後には2人のバトルに乗じて、接近していた古谷が迫る。



トップに立った小高は、西コースでペースアップ。太田を突き放して、17周を走り優勝した。2位には古谷の追撃を振り切った太田が入り、3位には古谷が入った。
4位以降の順位はスタート時と変わらず、4位に菅波が、5位に平良が、6位に野中が入った。

マスタークラスは、スタートでトップに立ったポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を2周目にDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)がパス。そのままリードを広げDRAGONが優勝した。

次大会、第4、5、6戦は5月21日~22日に大分県のオートポリスで決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ選手権は24日、鈴鹿サーキットで31周の決勝を行い、予選9位からスタートした松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が、雨の中、前車を次々とパス、初優勝を飾った。
午前中から降り続いた雨は午後になってもやむ気配は無く、午後2時30分、全車ウェットタイヤを履いてフォーメーションラップが始まった。このためタイヤ交換の義務は無くなり、ピットイン無しでの決勝レースとなる。気温は17度、路面温度は20度だ。
スタートでは、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は、予選2位の山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)に並びかけられるが、アウトからかぶせてトップを死守。2位には山下が続き、3位には好スタートを切った予選5位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が上がる。4位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が続く。
予選9位の松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)はスタートで6位まで上がると、オープニングラップで予選3位のサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)との攻防を制して5位まで上がってきた、フェネストラズは6位までドロップダウン。
野尻は1周目に2位以下を2.3秒離すと、その後も異次元のスピードで快走。6周目には2位の山下を12秒離して独走状態に持ち込む。
一方、2位の山下はペースが上がらない。7周目には逆バンクからダンロップコーナーにかけ、牧野にかわされ3位に落ちる。5位の松下も坪井をかわし4位に浮上した。
さらに松下は9周目に、山下をかわして3位に浮上。ペースの上がらない山下はたまらず、11周終わりでピットに入りタイヤを交換。大きく順位を落とした。
トップ野尻は、2位の牧野を11周目までは11秒ほど離していたが、ここから牧野が徐々に野尻との差を詰め始める。その後方の松下も一時は5秒強あった牧野との差を削り始めた。
16周目、トップ野尻と2位牧野の差は6秒1。牧野と松下の差は1秒を切った。ここから、牧野と松下の2位争いが勃発する。

牧野と松下は10周近く激しい接近戦を演じるが、ついに27周目のシケインで松下が牧野を仕留め2位に浮上する。
この時点で、トップ野尻と松下の差は3.1秒。あきらかにペースの上がらない野尻に松下が急接近。28周目にはその差は1.1秒。松下は29周目から30周目のストレートで野尻の背後に付け、ついに1コーナーでアウトから野尻をパスしてトップに躍り出た。

松下はこのまま31周を走り、優勝。2位には野尻が、3位には牧野が入った。



6位でレースを始めたフェネストラズは、8周目に前を走る坪井をパスして5位、前述のとおり山下がピットインで後退したため4位でレースを終えた。
KCMGの2人、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)と小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)はチームメート同士でバトルを演じていたが、16周目に国本をパスした小林が、5位、国本は6位に入った。
予選12位からスタートした平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)はスタートで14位まで順位を落とすが、怒濤の追い上げを見せ7位でゴールした。8位には大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が、9位には山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、10位には佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)が入りここまでがポイントを獲得した。

優勝した松下はSFでは自身初優勝。2017年からSFに参戦を始めたB-MAXにとっても6年目での初優勝となった。
第4戦は5月22日、舞台を大分県のオートポリスに移し決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'50.811 | - | - |
2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 17 | 37'52.039 | 1.228 | 1.228 |
3 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'52.860 | 2.049 | 0.821 |
4 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 37'55.085 | 4.274 | 2.225 |
5 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'56.661 | 5.850 | 1.576 |
6 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'57.631 | 6.820 | 0.970 |
7 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 38'02.958 | 12.147 | 5.327 |
8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 17 | 38'11.279 | 20.468 | 8.321 |
9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 17 | 38'16.378 | 25.567 | 5.099 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 17 | 38'28.187 | 37.376 | 11.809 |
11 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 38'41.109 | 50.298 | 12.922 |
12 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 38'55.752 | 1'04.941 | 14.643 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 17 | 39'23.790 | 1'32.979 | 28.038 |
---- 以上規定周回数(90% - 15Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 1 木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 2'12.161 (16/17) 158.180 km/h
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:01'18.681 | - | - |
2 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:01'23.734 | 5.053 | 5.053 |
3 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:01'26.794 | 8.113 | 3.060 |
4 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:01'37.100 | 18.419 | 10.306 |
5 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:01'40.575 | 21.894 | 3.475 |
6 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'03.285 | 44.604 | 22.710 |
7 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 31 | 1:02'05.062 | 46.381 | 1.777 |
8 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'06.490 | 47.809 | 1.428 |
9 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'10.245 | 51.564 | 3.755 |
10 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'11.168 | 52.487 | 0.923 |
11 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'11.768 | 53.087 | 0.600 |
12 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'22.134 | 1'03.453 | 10.366 |
13 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'31.989 | 1'13.308 | 9.855 |
14 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'36.378 | 1'17.697 | 4.389 |
15 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'37.018 | 1'18.337 | 0.640 |
16 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'38.107 | 1'19.426 | 1.089 |
17 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'47.141 | 1'28.460 | 9.034 |
18 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'47.637 | 1'28.956 | 0.496 |
19 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'49.092 | 1'30.411 | 1.455 |
20 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 30 | 1:01'54.761 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 27Laps)完走 ---- |
- | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 25 | 51'24.999 | 6Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 1 野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19) 1'55.285 (3/31) 181.335 km/h

- 優勝 太田格之進(TODA RACING)
-

「雨のスタートをどうしたらいいか分かっていなくて、いままでのデータを見ながら、このへんかなという感覚でスタートしました。まずはストールしないように、できれば1コーナーを抜かれずに回りたいと思ったんですが、2年目の選手が去年経験があるだけあって、スタートをすごく決めてきました。野中選手には、1コーナーで横並びというか向こうの方が前にいるくらいで並ばれてしまって、だめかなと思ったんですが、雨というのもあってアウト側からもう1回まくって抜き返すことができました。野中選手もフェアに戦ってくれたので、その点はすごく感謝しています。彼が外に出てきたらぼくも飛んでたと思います」
「チームがいいマシンを用意してくれていたのでペースはすごく良かったです。雨でリスキーなのでミスせずに逃げるだけでした。途中ファステストも狙ってて取ることができました。フルポイント獲得できたし、初優勝もきて安心しています」
「途中3秒弱離れたときにSCが出たので『やめてくれよ』と思いました。小高選手がリスタートがうまいのを知っていたので、プレッシャーも感じていましたし、なんとかSCを切り抜けられて、そこからは普通に走れば抜かれないだろうと思っていました」
- 2位 小高一斗(TOM'S)
-

「スタートが良くなくて、古谷選手に並ばれてしまったんですが、1コーナーで前に出ることができ、3番手をキープしました。前で太田選手と野中選手がバトルをしていましたが、ウエットで抜くのが難しいので序盤に仕掛けることにしました。結果的に1周目のS字で仕掛けたのは良かったんですが、その後、太田選手にじりじりと離され、追いつくことができなかったので、今後ウエットで自分とマシンのレベルアップをしていかなといけないです」
「3番手スタートで、最低でもポジションキープ、一つでも上の順位で帰ってくると決めていたので、優勝はしたかったですが、最低限のことはできたと思います」
- 3位 古谷悠河(TOM'S)
-

「6番手からスタートが抜群に良くて、1コーナーまでに3番手の小高選手の少し前に出るぐらいまで行きました。でも、前のクルマの水しぶきがすごすぎて、どこを走ってる分からなくなって、小高選手に『譲ってくれたの?』」って言われるくらい手前でアクセルをオフしてしまいました。もったいなかったです。その後4番手を走行していましたが、野中選手がコースオフするラッキーもあって、3番手でのチェッカーでした」
「チームの皆さんが素晴らしいクルマを用意してくれたのでペースも良くて、前が開けた後も何度か区間ベストが出たのでいいレースでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第5戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、スタートの攻防を制し、そのまま逃げ切りポールトゥウィン。SFL初優勝を飾った。
決勝は午前10時50分にフォーメーションラップが始まった。雨は早朝より降り続き、路面は完全なウェットとなった。
絶妙のスタートを切ったのは予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)。1コーナー手前でインからポールスタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)に先行。しかし太田もアウトからかぶせ、1~2コーナーで併走。太田がS字入り口でインから野中の前に出て、トップに立った。
野中は続くS字でも3位スタートの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。4位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が、5位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、6位には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が、7位には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が続く。
太田は1周目に2位の小高を0.9秒離して戻ってくると、3周目にはその差を1.5秒、5周目には1.8秒まで広げた。
6周目には8位を走る元嶋成弥(Rn-sports 320)がデグナーでコースアウト。グラベルに捕まったため、このマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
SCは8周終わりで退き、レースは9周目からリスタートが切られた。ここでも太田は絶妙のリスタートを決め、小高を0.7秒離してコントロールラインを通過。この周にはこのレースのファステストラップをたたき出し、トップを盤石のものとした。
10周目には3位を走る野中がS字でコースアウト。強引にコースに復帰するも、7位までポジションを落とした。
太田は、後続の混乱を尻目に、2位小高との差を保ち12周を走って、SFL初優勝を飾った。
2位には小高が、3位には野中が後退したため古谷が繰り上がった。4位には平良が、5位には木村が、6位には菅波が入った。
マスタークラスは、クラスポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が、スタートでオーバーオールクラスの平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)を抜き去ると終始、平木湧也を押さえる大健闘でクラス優勝を飾った。
第6戦はこの後、午後4時30分よりこのレースより5周多い17周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 12 | 28'55.931 | - | - |
2 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 28'57.060 | 1.129 | 1.129 |
3 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 28'59.338 | 3.407 | 2.278 |
4 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 29'00.118 | 4.187 | 0.780 |
5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'02.105 | 6.174 | 1.987 |
6 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'04.696 | 8.765 | 2.591 |
7 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 29'11.809 | 15.878 | 7.113 |
8 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'18.131 | 22.200 | 6.322 |
9 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 29'18.877 | 22.946 | 0.746 |
10 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'21.269 | 25.338 | 2.392 |
11 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 29'36.653 | 40.722 | 15.384 |
12 | *35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 29'37.470 | 41.539 | 0.817 |
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
- | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 5 | 11'14.402 | 7Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 2'09.996 (9/12) 160.814km/h
- CarNo. 35は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2.(危険な走路復帰)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント1点を科した。

全日本スーパーフォーミュラ選手権は24日、鈴鹿サーキットで午後からの決勝をにらんだ2回目のフリー走行が雨の中で行われ、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)がトップタイムを記録した。
午前中は曇りの天気予報は外れ、鈴鹿は朝から小雨が降り続くあいにくの天候となった。路面はフルウエットで気温は16度、路面温度は19度のコンディションで、午前8時45分より30分間のフリー走行が始まった。
開始直後から全ドライバーがコースイン。午後の決勝も雨が予想されるため、レインセットの確認を各チーム行うはずだ。
開始早々、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分54秒258でトップに立つ。すかさず、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1分54秒169でこれを上回る。
開始から10分足らず、セクター1でベストタイムを刻んでいた阪口はいきおい余ってスプーンコーナーで飛び出し、タイヤバリアにヒット。ここで赤旗が提示されセッションは中断した。
この時点で、トップは大湯、2位に阪口、3位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、4位に宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位に山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、6位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)が付けている。
セッションは9時4分から残り11分で再開された。この頃から雨脚も強くなってきた。
終了5分を切ったところで平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が53秒913でトップに浮上。坪井も4位、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)5位に上がる。
終了2分前、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が4位に、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が6位に浮上した。
チェッカー後、自己ベストを更新しながら走っていた坪井がスプーン手前でコースアウト。関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)もスプーンで飛び出した。このセッション、スプーンが鬼門となったようだ。
結局、トップは赤旗後、悪化するコンディションの中、ベストタイムを刻んだ平川。開始早々の雨量が少ない中でのタイムで大湯が2位。3位は赤旗の原因となった阪口、4位には小林、5位には坪井、6位には大津が続いた。
ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は12位とこのセッション振るわなかった。
決勝は午後2時30分より31周または75分で行われる。決勝はおそらく雨。野尻の連勝なるか、この雨のセッションでヘビーウェットにもかかわらずトップタイムを刻み、12番グリッドからスタートする平川の動向にも注目だ。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'53.913 | - | - | 183.519 |
2 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'54.169 | 0.256 | 0.256 | 183.107 |
3 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'54.258 | 0.345 | 0.089 | 182.965 |
4 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'54.382 | 0.469 | 0.124 | 182.767 |
5 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'54.437 | 0.524 | 0.055 | 182.679 |
6 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'54.559 | 0.646 | 0.122 | 182.484 |
7 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'54.630 | 0.717 | 0.071 | 182.371 |
8 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'54.819 | 0.906 | 0.189 | 182.071 |
9 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'54.949 | 1.036 | 0.130 | 181.865 |
10 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'55.460 | 1.547 | 0.511 | 181.060 |
11 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'55.666 | 1.753 | 0.206 | 180.738 |
12 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'55.840 | 1.927 | 0.174 | 180.466 |
13 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'55.876 | 1.963 | 0.036 | 180.410 |
14 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'56.058 | 2.145 | 0.182 | 180.127 |
15 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'56.075 | 2.162 | 0.017 | 180.101 |
16 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'56.623 | 2.710 | 0.548 | 179.255 |
17 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'57.946 | 4.033 | 1.323 | 177.244 |
18 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'58.027 | 4.114 | 0.081 | 177.122 |
19 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'58.672 | 4.759 | 0.645 | 176.159 |
20 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'59.180 | 5.267 | 0.508 | 175.409 |
21 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 2'03.613 | 9.700 | 4.433 | 169.118 |

- 優勝 小高一斗(TOM'S)
-

「スタートが大事なレースなので、そこに集中していいスタートが切れました。序盤のペースは悪くなかったんですが、後半ペースが上がらなくて、太田選手と野中選手が近づいてきました。ぎりぎり優勝できました。一度、デグーナー1個目でミスをして2個目で飛び出してしまいました。そこで太田選手に抜かれかけました。そういうミスも出やすくなるほど後半のバランスは厳しかったです」
- 2位 太田格之進(TODA RACING)
-

「ぼくもスタートは決まったんですが、小高選手は何年も出ているだけあってスタートはうまいなと思いました。野中選手もスタートがうまいのでそこもプレッシャーを感じていました。2番手をキープしたまま1周目を終えることができました。小高選手のライン取りを見ていて、序盤にベストタイムを出しに行ってるのが分かったので、勝負は最後になるだろという考えもあったので、少し離れて、ファステストラップ狙いで走りました。ファステストを取れたので作戦ははまりましたね。小高選手のミスもあって抜けるかなと思いましたが、3レース目もあるので無理をしませんでした」
- 3位 野中誠太(TOM'S)
-

「スタートは不安がありましたが、太田選手に近づく形で1コーナーに侵入できました。その点は今後につながるポイントでした。その後のペースは良くも悪くもありませんでしたが、後半まで落ちはなかったので、そこに関しては良かったのかと思います。ただピークタイムは良くないので、データを見て改善していけばいいかなと思います。後ろで二人の選手の挙動を見ることができ、詰まるところ離れるところも見えてきて、いろんな走らせ方を試すことができたので、自分にとってもプラスになったと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum

- ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「鈴鹿に入ってから調子を崩さないようにしていました。鈴鹿でもぼくのクルマが良くなってるのを感じていましたし、そこからしっかりアジャストをして、予選でもQ1からQ2に対してのアジャストも非常に良かったです。これだけ素晴らしいクルマを作ってくれたチームに感謝したいと思います。アタック自体ベストを出し切れたと思うし、本当に自信を持って走ることができました。あしたの決勝もここに帰ってこられるようにがんばりたいと思います」
- 2位 山下健太(KONDO RACING)
-

「スーパーフォーミュラに参戦して5年くらい結果がでなくて苦労しました。今回、まだ結果が出たわけじゃないんですが、うれしいです。去年はポイントを取れなかったので、いろんなところを見直してもらって、お金もかけてもらって、少しずつ調子が良くなってきました。本当はポールを取りたかったんですが、あしたに向けてはいいポジションだと思います。できれば野尻選手を抜いて勝ちたいんですが、表彰台で終われたらいいですね」
- 3位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
-

「素晴らしい予選でした。実は、ここまで来られるとは思っていませんでした。朝から調子も良くて、コンドーレーシングにとってはハッピーな日になりました。去年は苦戦をして難しいシーズンでした。今日2位と3位のグリッドを獲得できたのはうれしです。あしたは長いレースになるので、雨が降らなければいいですね。これからも野尻選手とフェアに戦って結果を出していきたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は23日、鈴鹿サーキットで第4戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が1度もトップを譲ることなく、ポールトゥウインで今季2勝目を飾った。
決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、予選2位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)とも絶妙のスタートを切り、この順位のまま1コーナーへ向かう。その後ろのドライバーも予選順位のままで、3位野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、4位古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、5位木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、6位平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、7位菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)でレースは始まる。
トップ小高は1周目に太田を0.9秒離してコントロールラインを通過すると、3周目にはその差を1.3秒まで広げた。
3位の野中は上位2台について行くことができず少しずつ遅れ始める。4位の古谷は5位の木村を背後に従え防戦一方。そこから大きく遅れて6位平良と7位菅波も接近戦を演じる。
5周目には7位を走る菅波が1コーナーで6位の平良にアウトからかぶせ2台は2コーナーで併走。3コーナー手前で菅波が6位に上がった。
トップ小高と2位太田は1秒前後の差で一進一退。7周目には小高がデグナーでミス。その差は0.3秒まで縮まった。
後半ペースの上がらないトップ小高と2位太田はここから接近戦を演じる。シケインでは並びかける場面もあったが、経験豊富な小高は太田のオーバーテイクを許さない。
この争いに乗じ、3位の野中もこの上位2人に急接近。一時は3人でのトップ争いとなったが、この順位はゴールまで変わらず、小高が12周を走り今シーズンの2勝目をポールトゥウィンで飾った。
2位には太田が、3位には野中が入った。
上位3人には大きく離されたが4位古谷と5位木村の争いも終盤まで続いた。10周目のシケインでは木村がアウトから古谷にかぶせ2人は併走。若干の接触もあったが、古谷が木村の先行を許さず、ゴールまでこの順位は変わらなかった。
6位には菅波が入った。
マスタークラスはポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が一時はオーバオールクラスのドライバーをオーバーテイクするなど健闘。総合11位でクラス優勝を飾った。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'45.426 | - | - |
2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 12 | 22'45.996 | 0.570 | 0.570 |
3 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'46.563 | 1.137 | 0.567 |
4 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'50.430 | 5.004 | 3.867 |
5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 22'50.772 | 5.346 | 0.342 |
6 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 22'54.137 | 8.711 | 3.365 |
7 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'58.832 | 13.406 | 4.695 |
8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 23'02.814 | 17.388 | 3.982 |
9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 23'16.073 | 30.647 | 13.259 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 23'16.278 | 30.852 | 0.205 |
11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 23'29.696 | 44.270 | 13.418 |
12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 23'32.331 | 46.905 | 2.635 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 23'37.225 | 51.799 | 4.894 |
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1'53.223 (4/12) 184.637km/h

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットでノックアウト方式の公式予選を行い、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が第2戦に続きポールポジションを獲得した。
ノックアウト方式の公式予選は午後3時10分より行われた。今シーズンから昨年までの3セッションから、Q1とQ2の2セッションに変更された。Q1はAグループとBグループで行われ各セッション上位6人がQ2に進出。12人でQ2が争われポールポジションが決定する。
天候は下り坂。鈴鹿上空の雲は厚くなり、1コーナーに向かってフォローの強い風が吹く。
■Q1 Aグループ
Q1は10分間で争われる。気温は24度、路面温度は31度だ。開始と同時に各ドライバー一斉にコースイン。
各ドライバー1~2周を回っていったんピットイン。その後ピットアウトしてウォームアップを行い、アタックが始まる。
最初にアタックを行ったのは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で、1分37秒352でまずはトップに立つ。
この山本のタイムを上回ったのはサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)で1分36秒914でトップに浮上。
この後、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が2位に付け、3位には国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)が上がる。山本は4位まで落ちた。
5位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が上がり、第1戦優勝の平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)は6位とぎりぎりでQ2進出を果たした。
ここでノックアウトされたのは、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)の4人となった。第1戦ポールポジションの笹原だったが、最初のアタックの1コーナーでコースアウトしたのが響いたようだ。
■Q1 Bグループ
ここでも各ドライバー、コースイン後1度ピットインしてその後ピットアウト。ウオームアップ周回を挟んでアタックが始まった。
最初のアタックを行ったのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1分37秒450でまずはトップに立つ。
このタイムを大きく上回ってきたのは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)。1分36秒957であっさりとトップに浮上した。
2位はめまぐるしく代わった。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が2位に立つとすかさず松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が取って代わる。さらに松下のタイムを更新した山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)が2位浮上した。その後ろ3位には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が付ける。
結局、トップタイムは野尻。2位に山下、3位に宮田、4位に小林、5位に松下、6位に大津となりここまでがQ2進出を果たした。
この2位争いの割を食ったのが大湯で7位まで後退。以下、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)がこのセッションでノックアウトされた。



■Q2
Q2は7分間で争われた。
ここでも野尻が早々にアタックを仕掛ける。いきなりQ1のタイムを大きく上回る1分36秒352を出しトップに立つ。
2位には国本が、3位には牧野が4位には坪井が、5位には小林が付けていたが、彼らのタイムを更新してきたのはQ1から好調の山下とフェネストラズのコンドーレーシングコンビ。山下は野尻のタイムに迫る0秒075差で2位に、フェネストラズは3位に浮上した。
4位には宮田が、5位には国本が、6位には牧野が入った。
決勝は明日24日、午後2時30分より31周で行われる。天候は曇りだが、降水確率は30%。雨が落ちれば予断を許さない争いになるかも知れない。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.352 | - | - | 216.967 |
2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.427 | 0.075 | 0.075 | 216.798 |
3 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.535 | 0.183 | 0.108 | 216.556 |
4 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'36.557 | 0.205 | 0.022 | 216.506 |
5 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.626 | 0.274 | 0.069 | 216.352 |
6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.675 | 0.323 | 0.049 | 216.242 |
7 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.910 | 0.558 | 0.235 | 215.718 |
8 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.000 | 0.648 | 0.090 | 215.518 |
9 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'37.037 | 0.685 | 0.037 | 215.435 |
10 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.113 | 0.761 | 0.076 | 215.267 |
11 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.123 | 0.771 | 0.010 | 215.245 |
12 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'37.172 | 0.820 | 0.049 | 215.136 |
■Aグループ
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q1 A Group Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.914 | - | - | 215.709 |
2 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.944 | 0.030 | 0.030 | 215.642 |
3 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.329 | 0.415 | 0.385 | 214.789 |
4 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.352 | 0.438 | 0.023 | 214.738 |
5 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.502 | 0.588 | 0.150 | 214.408 |
6 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'37.536 | 0.622 | 0.034 | 214.333 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'37.662 | 0.748 | 0.126 | 214.057 |
8 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'37.746 | 0.832 | 0.084 | 213.873 |
9 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.846 | 0.932 | 0.100 | 213.654 |
10 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'37.870 | 0.956 | 0.024 | 213.602 |
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.697)予選通過 ---- |
■Bグループ
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q1 B Group Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.957 | - | - | 215.613 |
2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.000 | 0.043 | 0.043 | 215.518 |
3 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.060 | 0.103 | 0.060 | 215.384 |
4 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.207 | 0.250 | 0.147 | 215.059 |
5 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'37.308 | 0.351 | 0.101 | 214.835 |
6 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.420 | 0.463 | 0.112 | 214.588 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.450 | 0.493 | 0.030 | 214.522 |
8 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'37.527 | 0.570 | 0.077 | 214.353 |
9 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'37.920 | 0.963 | 0.393 | 213.493 |
10 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.924 | 0.967 | 0.004 | 213.484 |
11 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'38.108 | 1.151 | 0.184 | 213.084 |
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.743)予選通過 ---- |


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦は23日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、第4戦は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、第5戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前11時35分より30分間で行われた。ベストタイムで第4戦のセカンドベストタイムで第5戦のグリッドが決定する。
各ドライバー予選開始と同時にコースイン。3周をウォームアップに費やし、4周目にアタックを行う。
ここでトップタイムを記録したのは1分52秒045で太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。2位に小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、3位に木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、4位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、6位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と続く。
この後、各ドライバーピットインを行い、2セット目のタイヤに履き替え再度アタック。
ここでは自身1回目のタイムを大きく更新した1分51秒450で小高がトップに踊り出てポールポジションを獲得。太田は1回目のタイムを更新するも小高に0秒338差と離され2位。3位には1回目のタイムを1秒弱縮めた野中が滑り込んできた。4位には古谷が僅差で続き、52秒を切れなかった木村が5位、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が入り、これが第4戦のグリッド順となった。
セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドは、速いタイムをそろえた太田がポールポジション。2位には野中が、3位には小高が、4位には菅波が、5位には木村が、6位には古谷が続いた。
マスタークラスは、第4戦、第5戦ともクラストップタイムだった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールポジションを獲得した。
この後、午後4時30分より第4戦決勝が12周で行われる。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットで1回目のフリー走行を行い、前戦優勝の野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイムを記録した。
フリー走行は午前9時50分より90分間で行われた。鈴鹿は薄曇り、やや強い風が1コーナーに向かって吹く春らしい陽気の中でセッションは始まった。
開始15分過ぎ、1分38秒454でトップに立ったのは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)で、2位に坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、3位に山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)、3位にサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、4位にジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、6位に野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が続く。
開始20分、遅めにコースインした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が1分38秒049でトップに立つ。宮田、坪井は2位、3位に落ち、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)も4位、5位に上がってきた。
開始25分、野尻が1分38秒259で、牧野と宮田の間に割って入り2位に浮上。ほとんどのドライバーはピットに入り待機中。
開始45分、フリー走行も半分が経過。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が5位に浮上した。
終了38分前、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分38秒020でトップに立つ。以下、2位牧野、3位野尻、4位宮田、5位坪井、6位大津と続く。
終了23分前、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が4位に浮上。
終了12分前、野尻が1分37秒729と38秒を切るタイムでトップに立った。
終了6分前、ピットインしていたドライバーが続々とピットアウトし、予選をにらんだ最後のアタックが始まる。
ここで2位に上がってきたのは、1分37秒792で山下。3位にはフェネストラズが上がるが、直後に宮田がフェネストラズを上回るタイムで3位に浮上。フェネストラズは4位に落ち、中盤に出したタイムで5位に笹原が、若干タイムを縮めた牧野が6位に続いた。
トップの野尻はタイム更新はならなかったが、他者の逆転を許さず、トップのままでフリー走行を切り上げた。
公式予選はこの後、午後3時10分よりノックアウト方式で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'52.045 | - | - | 186.579 |
2 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.226 | 0.181 | 0.181 | 186.278 |
3 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.267 | 0.222 | 0.041 | 186.210 |
4 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.357 | 0.312 | 0.090 | 186.061 |
5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.360 | 0.315 | 0.003 | 186.056 |
6 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.415 | 0.370 | 0.055 | 185.965 |
7 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.550 | 0.505 | 0.135 | 185.741 |
8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'53.358 | 1.313 | 0.808 | 184.418 |
9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'53.867 | 1.822 | 0.509 | 183.593 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'54.512 | 2.467 | 0.645 | 182.559 |
11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'54.557 | 2.512 | 0.045 | 182.487 |
12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'55.325 | 3.280 | 0.768 | 181.272 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'56.222 | 4.177 | 0.897 | 179.873 |
---- 以上基準タイム(110% - 2'03.397)予選通過 ---- |
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'51.450 | - | - | 187.575 |
2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'51.788 | 0.338 | 0.338 | 187.008 |
3 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'51.939 | 0.489 | 0.151 | 186.755 |
4 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'51.988 | 0.538 | 0.049 | 186.674 |
5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.087 | 0.637 | 0.099 | 186.509 |
6 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.247 | 0.797 | 0.160 | 186.243 |
7 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.304 | 0.854 | 0.057 | 186.148 |
8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'52.692 | 1.242 | 0.388 | 185.507 |
9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'53.751 | 2.301 | 1.059 | 183.780 |
10 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'53.977 | 2.527 | 0.226 | 183.416 |
11 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'54.302 | 2.852 | 0.325 | 182.894 |
12 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'54.433 | 2.983 | 0.131 | 182.685 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'55.982 | 4.532 | 1.549 | 180.245 |
---- 以上基準タイム(110% - 2'02.898)予選通過 ---- |
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'37.729 | - | - | 213.910 |
2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.792 | 0.063 | 0.063 | 213.772 |
3 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.820 | 0.091 | 0.028 | 213.711 |
4 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.976 | 0.247 | 0.156 | 213.371 |
5 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'38.020 | 0.291 | 0.044 | 213.275 |
6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.046 | 0.317 | 0.026 | 213.218 |
7 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'38.061 | 0.332 | 0.015 | 213.186 |
8 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.314 | 0.585 | 0.253 | 212.637 |
9 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'38.324 | 0.595 | 0.010 | 212.615 |
10 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.355 | 0.626 | 0.031 | 212.548 |
11 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.383 | 0.654 | 0.028 | 212.488 |
12 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'38.423 | 0.694 | 0.040 | 212.402 |
13 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'38.477 | 0.748 | 0.054 | 212.285 |
14 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'38.488 | 0.759 | 0.011 | 212.261 |
15 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'38.617 | 0.888 | 0.129 | 211.984 |
16 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'38.683 | 0.954 | 0.066 | 211.842 |
17 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'38.747 | 1.018 | 0.064 | 211.705 |
18 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'38.869 | 1.140 | 0.122 | 211.443 |
19 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'38.944 | 1.215 | 0.075 | 211.283 |
20 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'38.968 | 1.239 | 0.024 | 211.232 |
21 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'39.022 | 1.293 | 0.054 | 211.117 |

2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第3戦決勝はスポーツランドSUGOで4月17日(日)に開催され、鈴鹿から遠征の岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)が前日の第2戦に続いてスタートでトップを奪うとそのまま独走、危なげない勝利を飾った。
朝の予選に続いて快晴となったスポーツランドSUGO。コースの周囲では桜が見ごろでメインストレートからは遠く蔵王の方向に雪の山頂が見渡せる。
予選ではコースレコードが更新され、引き続き絶好のレースコンデションで、各ドライバーの表情も明るい。
12周で行われる決勝は12時59分フォーメーション開始。予選の時点と比べてやや風が強くストレートでは右サイドからの横風。13台全車がグリッドに並び決勝がスタート。

第2戦のリプレイを見るかのようにポールシッターの渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)はまたしても失速、2番グリッドから岡本が好スタートを決めて第1コーナーにはトップで進入する。渡会は2位へドロップ。その後方では3番手スタートの田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)の加速がにぶく、セカンドロウに並んでいた内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)がこれを仕留める。しかし田上は内田のテールに食らいつくとトップスピードの速さを活かしてバックストレートで3位のポジションを奪い返す。
1周目を終えて岡本は渡会に0.854秒の差をつけてコントロールラインを通過。3位を取り戻した田上だが内田とのバトルの間に上位からは離されギャップは1.859秒、その背後の内田~池内比悠(アルビLINKLINEGIAE)~村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)までの4台がほぼ等間隔で1.333秒差の中に連なって走る。
2位渡会は2周目に岡本とのギャップを削り0.615秒とするが、すかさず岡本が3周目の第1セクターでベストタイムを出して突き放す。これに焦ったか渡会は第2セクターでシフトミスを犯して大きく失速、田上に2位を奪われてしまう。
4周目、岡本は2位田上選手とのギャップをさらに広げて5.184秒差と独走状態。田上~渡会~内田はそれぞれ0.6秒程度で続き、その後方では一度は池内に5位を奪われた村田が順位を取り戻す。

5周目、メインストレートで田上に警告を示す黒白旗が掲示される。走路外走行が2度あったという判定によるもの。その田上の背後につけた渡会はスリップストリームを効かせて間合いを詰め、メインストレートでは左サイドから並びかける。そのまま2台は1コーナー~2コーナーとサイド・バイ・サイドで並走、3コーナーでイン側となった渡会がついに田上から2位のポジションを奪い返す。
ここから渡会は岡本を追い上げに入りたいところだが、その差は6周目終了時点で6.996秒まで拡大。3位に落ちた田上は勢いを失い渡会から1.729秒の差をつけられる。
単独走行となった4位内田の後方では池内と村田の5位争いがヒートアップ、4周目に一度は村田が池内の前に出るが、5周目に池内が再逆転。そこから池内は村田を振り払おうとプッシュすが村田も追撃、9周目に入るとテール・ツー・ノーズ状態になる。村田は各所で池内のミラーに姿を映してプレッシャーをかけるが池内はミスをせずつけ入る隙を与えない。
10周目、3位を走行する田上にフィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが宣告される。黒白旗での警告の後にも走路外走行があったと判定されたものだ。これで内田が実質的に3位。

渡会はその後も懸命の追走を見せ、8周目に1分28秒621、9周目1分28秒618、11周目に1分28秒575と立て続けにファステストラップを更新するが、岡本もほぼ同じペースで走っており、そのギャップは6.587秒→6.336秒→6.484秒と縮まらない。ファイナルラップも岡本が渡会を寄せ付けず6.730秒差でレースはフィニッシュ。第2戦に続いて岡本が2番グリッドからスタートで渡会をかわしての独走優勝という結果になった。




3番手でチェッカードフラッグを受けた田上は前述の通り10秒加算で4位に降格。代わって内田が連続の表彰台をゲット。池内対村田の5位争いは最後まで続き、0.086秒差でファイナルラップに突入すると1コーナーで村田がインを突くが池内がこれをしのぎ切って勝負がつき、そのままの順位でゴールラインを通過、池内5位、村田6位という結果になった。
2台が出走のジェントルマンクラスは第2戦無念のリタイヤだった夕田大助選手(LAPS・レヴレーシング)がチームメイトの上吹越哲也選手(FTK・レヴレーシングガレージ)との闘いを制してそれぞれ全体10位、11位でフィニッシュした。
■決勝後のコメント
- 優勝:8号車・岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)
-

「結果的にはスタートで(前に)行けて、そのまま逃げ切ったというレースだった。ただクルマの感触としてはなんかイケてなくて、ペースは高かったけど、あまり良くなかった。原因がよく分からなくて、タイヤの使い方だろうとは思うのだが、セッティングが7号車と8号車で違うので、そこから何か参考になることがあるかもしれない」
- 2位:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)
-

「スタートは自分のミスで抜かれてしまって、それさえ無ければ岡本選手と同じくらいのペースで走れていたので、もったいなかった。(ここでチームメンバーから「今日からこいつの名前は「一発屋」にしますのでよろしく」との声がかかり苦笑しながら)一発屋なんだそうです、それで終わらないようにしないと。速さはあるのは分かったので、後はミスとか無くしていって、これからのレースできたらと思う。タイヤは最終ラップになって急に(グリップが)落ちて来た感じだが、それまでは安定して走れていた。あれ以上周回していたらもっと落ちていったと思う」
- 3位:81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)
-

「後半になって田上選手に追いつきだしたのだが、やはりドライでの走らせ方を工夫しないと、という感じあ。バトルとかスタートはかなり決まって、そこは自信持ってよい所かな、と思う。一瞬田上選手の前に出たのだが、そこからの読みがちょっと外れて抜き返されてしまった。そういうところが反省点として、次戦もてぎで頑張りたい」
- 4位:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)
-

「反省材料がいろいろあり過ぎて……。走路外走行はアウトだったのは3つぐらい。結構ぎりぎりを攻めていて、たまに行き過ぎてしまったことがあった。渡会選手に抜かれてから、追いかけたくて気持ちが先走ってしまった。2回は自覚していたので、それ以上やらないように気を付けていたのだが、3回目は自覚してなくてぎりぎりだと思っていたのだが、ただどちらにしても、レースも完敗しているので・・。木曜金曜とドライで走れていないのが痛かったが、この経験を生かして次につなげたいと思う」
- 5位:36号車・池内比悠(アルビLINKLINEGIAED)
-

「終盤の村田選手との争いは苦しかった。タイヤ的にもセッティング的にも逆の方へ向いてしまったと思っていて、そこは今後見直して次頑張りたい。タイヤは前半のバトルしている時、3周目くらいからもうグリップが落ちてきてしまって、そこが一番悔しかった。それで防戦一方になってしまった」
- 6位:26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)
-

「池内選手とはちょっとバトり過ぎたかな、という感じ。自分があまりペースよくなかったので抜いても抜き返されてしまって、ストレートでもスリップつかれたらすぐに抜かれてしまった。内田選手を追いかけたかったのだが、もうちょっとうまくレース展開を作れるようになって、次回はそうできる(前を追いかける)ようにしたいと思う」


2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズの次戦第4戦はややインターバルが開いて7月3日に開催。開幕3戦を全て鈴鹿からの遠征組に取られてしまったレギュラー陣としては、この期間を利用してどう巻き返しを図るか、モビリティリゾートもてぎにその答えを持ち寄らなければならない。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第3戦公式予選は前日の第2戦に続いてスポーツランドSUGOで4月17日(日)に開催され、渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得した。
前日とは打って変わって朝から快晴。風も穏やかで絶好のレースコンディションとなったスポーツランドSUGO。エントリーは前日から1台が出走を取り消し。13台でのレースとなった。

予選開始30分前、各車予選準備に余念がない中、前日の第2戦で優勝した岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)のピットではマシンのリヤ部分が分解された状態で修理に取り組んでいた。ドライブシャフトに不具合が見つかったとの事で、残り時間に追われつつの作業だったが岡本に焦りの色はなく。実際予選開始時刻前には修理を終えていた。






午前9時、斎藤慈岳(FERWILDLIFEKKSII)を先頭に13台全車がスリックタイヤでコースイン、15分間の予選が開始される。
まずは残り11分、第2戦3位の内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)が1分32秒816のトップタイムを出すと次の周回で岡本が30秒952をマーク。第2戦2位の田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)が31秒143、池内比悠(アルビLINKLINEGIAE)31秒265と続き内田は4番手へとドロップ。
残り8分、岡本は29秒879とタイムを伸ばし、田上29秒884、それに続き、田上のチームメイトの村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)が30秒015で3番に進出する。 さらにそれまで中団に埋もれていた前日のポールシッター、渡会がセクター1、2、3とベストタイムで走り抜けると28秒510のトップタイムでコントロールラインを通過。残り6分、田上が29秒746で2番手につけるもすぐに内田が29秒673で前に出る。池内29秒837で4番手、岡本はいったんペースを落としている間に5番手まで落ちる。
渡会は1周スローダウンした後にさらにタイムを削り1分28秒267。ここで再び岡本がタイムアタックに転じて1分28秒116をマークしてトップに立ち、いよいよ2014年4月に記録された1分28秒101というコースレコードの更新が現実味を帯びてくる。田上も自己ベストの28秒780で3番手を取り戻す。
そして残り1分を切り渡会がついに1分27秒986をたたき出しトップを奪い返すとともにコースレコードを樹立。チェッカードフラッグが振られる中で田上、岡本がタイムアタックを続け、岡本はセクター1、2と自己ベストでトップ奪回をねらうが前を行く田上がSPコーナーで単独スピン、岡本はこれを回避するためにタイムロス。ポールポジション獲得はならなかった。
■予選後のコメント
- ポールポジション:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)1分27秒986
-

「昨日からペースがいいのは分かっていたので、予選もイケるだろうとは思って。ただアタックの周もミスしてしまったので、それが無ければもう少しタイムも上げられたと思う。決勝もこのまま勢いで行きたいと思が、後はスタートを失敗しないように、そこが一番肝心なので、スタートさえ決められれば行けると思う」
「ダンロップタイヤについては ヨコハマよりグリップが高いがタレるのも早いので、そこが難しい。決勝でどれだけ持つかが、まだちょっとよく分からない。昨日のレースでも途中でタレてきた感じで、決勝でもそこをどうマネージメントするかが難しい」
- 2番手:8号車・岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)1分28秒166 トップと0.180秒差
-

「最終ラップ、ベストで来ていたのだが第3セクターで目の前のクルマがスピンして、それを回避するのでタイムをロスしてしまい更新できずに終わってしまった。それでも昨日より状態はいい感じなので、レースは渡会選手について行きながら、抜ける所で抜きたい。昨日よりも後ろの田上選手もタイムを縮めて来ているので、まずは前と二人で逃げてからやり合わないと、後ろから来られてしまうと警戒している。12周のレースの中でその辺りのレースの組み立ても考えていきたい」
- 3番手:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)1分29秒000 トップと1.014秒差
-

「最後にSPコーナーで回ってしまったのは自分のミス。攻めすぎて外側にはみ出してしまい、踏みとどまれるかと思ったが、まだ濡れていた芝生に乗ってしまった。(タイムは向上したが)上との差が変わっていないなという印象。予選中は岡本選手、渡会選手をマークして、後ろについてアタックしてみたり、ラインを見てみたりもして、だいぶ意識はしてたが、自分で乗っていても分かるくらい離されていくな、という感じだった。まだ改善の余地があると今もチームで話していたので、そこをよく(改善)してから決勝に臨みたい」
- 4番手:内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)1分29秒184 トップと1.198秒差
-

「コンディションは昨日よりは改善できてはいるのだが、まだちょっと安定した感じではない。クルマのセッティングというより自分のアジャストの問題だと思う。決勝はスタートダッシュに賭ける戦略でいくしかないかな」
- 5番手:26号車・村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)1分29秒188 トップと1.202秒差
-

「昨日はあまり調子がよくなったのだが、今日セッティングを柔らかい方向にして走ったら自分としては感触がよくて、タイムもアップした。ただそれでも曲がっていない感じがすると言われたので決勝はもうちょっと柔らかくして臨んでみる」
- 6番手:36号車・池内比悠(アルビLINKLINEGIAE)1分29秒837 トップと1.851秒差
-

「走りの感触はまだよくなかった。最終ラップに賭けていた部分があるのだだが、黄旗と、前のクルマに詰まってしまった所があって、そこでタイムロスした。それがなければ前の村田選手にもっと迫れたと思う。決勝に向けては今のクルマが不安定な部分を解消して、あと昨日はスタートも失敗してしまったので、そこを改善してもっと順位を上げたい」
第3戦決勝は午後1時開始予定。渡会と岡本が二人で逃げきるのか、田上以下の地元組が巻き返すのか、鍵をにぎるのはスタートだ。
Text: Junichi SEKINE
Phot: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第2戦決勝はスポーツランドSUGOで4月16日(土)に開催され、フロントロウからスタートの岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)がスタートで飛び出すと12周のレースで2位以下を寄せ付けない走りで優勝を飾った。
午後1時の予選の段階ではコースの一部に川が横切り、縁石も濡れた箇所があったSUGOだが、決勝の時点では晴れ間ものぞきコースは完全にドライコンデション。しかし気温は低く風が強い状態で路面温度もかなり下がっている。未体験のダンロップタイヤでの決勝でこの状況が誰に有利に働くかはわからない。
午後3時55分フォーメーション開始、ポールポジションの渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)を先頭に各車タイヤに熱を入れながらコースを一周、14台がグリッドにつくとレッドランプが消えてレースが開始された。

2番グリッドから発進した岡本の蹴り出しがよかったのに対して渡会はスタートに失敗、加速が伸びずに後続車に飲み込まれる。セカンドロウからスタートの田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)が2コーナーで、内田涼風(すずかぜ)(群馬トヨペット Team RiNoA ED)が3コーナーでと、それぞれ渡会選手をかわして2位、3位に浮上する。渡会は4番手にドロップ。
ここで後続の中で夕田大助(LAPS・レヴレーシング)と斎藤慈岳(FERWILDLIFEKKSII)が3コーナーで接触、夕田がコースアウトしてグラベルに停止。脱出できないためセーフティーカー(SC)ランが宣言される。

SCランは5周目まで続き、6周目のコントロールラインからレース再開。ここで隊列の先頭を行く岡本はいったんスピードを落とすとSPコーナー出口から加速を開始。絶妙なリスタートを決めて2位以下を引き離すことに成功する。
一方4位に落ちていた渡会もこの機会をとらえて、メインストレートに来ると前を走る内田の背後からに右側に出てタイミングを計り、コントロールライン通過と同時に並びかけて、その勢いで1コーナーでインから内田をかわして3位に浮上。ただちに田上を追い上げる態勢にはいる。4位内田、5位村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)、6位池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)と続く。
岡本は2位田上を2.042秒差まで突き放して6周目を終了。田上の後ろの渡会は続く7周目に1分29秒230とここまでのファステストラップを出して0.258秒差で田上のテールに食らいついて8周目に突入。馬の背で渡会が田上選手に並びかけるがここは田上が抑えきる。この二人が攻防を繰り返す間に岡本は着々とギャップを稼ぎ10周目にはこのレースのファステストラップとなる1分28秒456をマーク、田上に6.442秒差と独走状態になる。田上と渡会は0.162秒差。

11周目のSPコーナーでは渡会が再度田上をロックオン。テール・ツー・ノーズ状態で最終コーナーをクリアすると10%の登り勾配のメインストレートで田上の右側に並びかけてコントロールラインを通過、ファイナルラップへ。そのまま1コーナー~2コーナーのイン側を突いた渡会がついに前に出て2位へ進出。田上はここまで死守した2位の座を失う。4位内田はここから大きく遅れて10秒以上のギャップがある。
岡本はスタートでトップに立って以来一度もその座を脅かされることなく2位に9.095秒の大差でチェッカードフラッグの下を通過、優勝を飾った。ファイナルラップに田上をかわして2番手でフィニッシュした渡会だったがこのバトルの最中に走路外走行があったと判定され、フィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが課されてリザルト的には5位。田上が2位、内田が3位、村田が4位、とそれぞれ繰り上がった。6位には池田をレインボーコーナーでかわした池内比悠選手(アルビLINKLINEGIAED)が入った。





3台で争われたジェントルマンクラスは鈴鹿から遠征の上吹越哲也(FTK・レヴレーシングガレージ)が全体11位で優勝、安藤弘人(ZAPSPEED10VED)が2位、オープニングラップでコースアウトした夕田はリタイヤとなった。
■決勝後のコメント
- 優勝:8号車・岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)
-

「スタートさえ決まれば逃げ切れるかな、とは思っていて、そこからは自分との闘いだった。予選でトップを取られてしまったので、クルマのセッティングを変えた。予選のクルマの状態に納得行けてなかったのでシャシーセッティングを大きく変えてかなり改善されたので、決勝は感触がよかった。予選では雨のセットのままだったので、決勝は完璧に(コンデションに)合わせられて、いいペースで走ることができた。タイヤも心配していたのだが調子よくて最後までパフォーマンスの落ちは感じなかった。明日もこの調子でいきたいが、今日ペナルティだった渡会選手も同じミスはしないだろうから、明日は彼とのマッチレースになって、今日みたいに楽には勝てないと思う」
- 2位:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)
-

「最後に渡会選手に抜かれてしまった。まだペースに差があるなぁという感じで、追いつかれ方がすごい勢いだった。SUGOは狭いから最後の方まで抜かれずにすんだのだが最終コーナーの立ち上がりで並ばれてしまって抑えきれなかった。スタートではまたストールしかけて危なかったのだが、前が2台がブレーキング勝負してくれたおかげで立ち上がりでインが開いていたのでそこへ飛び込んでいって前に出られた。セーフティカー明けが(岡本選手に)見事にやられてしまって、そこももったいなかったなというのがあって、完全にタイミングを外されてしまった。そういう所も勉強しないと」
- 3位:81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)
「スタートはかなり決まって(前に)行けたのだがセーフティカー明けにエンジンが息をつくようなトラブルが出てしまって、前と離れてしまった。自分のレース的には岡本選手との差がかなりあるので、明日までに自分が今できる事をアジャストしていく必要があると思ってる」
- 4位:26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)
-

「まずスタートがダメダメで、エンジンが止まりそうなくらいゆっくりになってしまった。後ろが引いてくれたからよかったが、それで順位を上げられずに終わってしまった。セーフティカー明けのリスタートの時にも、どこでスタートするかな?と思いながら自分も合わせてゆっくり走っていた時にいきなり(加速が)始まってしまって、前と相当離れてしまった。そこは次から、いつからリスタートするのか分からない、という事を頭にいれて走らないといけない」
- 5位:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)
-

「スタートで半クラッチの状態が長すぎて、出遅れてしまった。ペース自体は悪くなかったのだが、(田上選手を)抜くのに時間がかかってしまって、抜く時にも焦って四脱(走路外走行)してしまった。だいぶミスが多いもったいないレースだった。ペースはホントによかったので、ミスさえしなければ、明日は行けると思う」
- 6位:36号車・池内比悠(アルビLINKLINEGIAED)
-

「セーフティカー明けを結構狙っていたのにリスタートで一回順位を落としてしまった。前を行く池田選手がレインボーコーナーでミスしてくれたので順位を上げることができた。そこは狙い通りだったがリスタートでは失敗して下位に沈んでしまったので、そこは明日の課題だ。予選からきっちり行って、決勝も仕上げて行きたい。ドライのSUGOでダンロップタイヤで走るのも初めてだったので、そこもうまく合わせ込むことができなかったので、明日はきっちりセッティングして挑みたい」
2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第3戦は明日4月17日(日)に連戦で行われる。圧倒的な強さを見せる岡本に対してスピードを見せながら結果につながらなかった渡会が今度こそ一矢報いるか、この二人にやられっぱなしでは終われない地元勢の巻き返しなるか。注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第2戦公式予選は舞台をスポーツランドSUGOに移し、4月16日(土)に開催され、今シーズンレース初参戦の渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)がポールポジションを獲得した。
3月にモビリティリゾートもてぎで開催された開幕戦では鈴鹿から遠征の森山冬星が優勝したが、今回も鈴鹿を主戦場とする岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)が出場、2年連続で鈴鹿シリーズとS-FJジャパンチャレンジを制し、昨年10月にSUGOで開催されているレースでも優勝しているだけに、今回も台風の目になると予想される。同じく鈴鹿組の渡会も、昨年SUGOで4位に入っている。今年は岡本と同じチームに移籍して今回が今年初のレースだが、その走りが注目される。
木曜から今日の朝まで降り続いた雨はあがったもののどんよりと雲が広がっていて気温も低い。路面はほぼ乾いているもののレインボーコーナーには川がコースを横切っている状態。縁石もやや濡れているようで、午前9時から行われたスポーツ走行では足を取られてスピンするマシンもいた。
なにより問題なのはここまでドライ路面が無かった為に、今年から採用のダンロップのスリックタイヤでSUGOを走る機会が無いままで予選に挑まねばならないことだ。これまでレースが行われた各コースで「発動が早くヨコハマよりグリップするが、タレるのも早いので早めのアタックが吉」と言う声が聞かれている一方、今回の路面コンデションは時間が進むほどに改善されると予想される。その為アタックのタイミングとタイヤマネージメントは難しいことになる。 15分間の公式予選は午後1時10分開始。エントリーされた14台すべてがスリックタイヤを履いて、内田涼風(すずかぜ)(群馬トヨペット Team RiNoA ED)を先頭コースインした。各車路面コンデションを確かめるように周回を始める。
まずは残り11分、計測2周目に岡本が1分34秒672でトップに立ち、渡会が35秒763で2番手。いきなり鈴鹿遠征組が並ぶと、そのまま2人によるポールポジション争いが開始される。続く周回で渡会が32秒281を出してトップに立つと次の周に31秒086とタイムを刻み岡本に0.602秒の差をつける。しかし岡本も負けておらず残り7分に30秒897を出してトップの座を奪い返す。 二人の後ろでは田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)と内田が3番手の座を争ってラップごとに順位を入れ替えているが、トップ2台からは1秒以上の差がある。
残り5分、岡本が第1セクター、渡会が第2セクターとそれぞれ全体ベストを分け合い、この周回で渡会が1分30秒659でトップ、岡本は30秒719。3番手争いは内田が31秒168でいったんは前に出るが、すかさず田上が31秒085で逆転する。5位は池内比悠(アルビLINKLINEGIAED)、6位に大川烈弥(アルビ10VダイテルGIAED)とALBIREX勢が続いている。
残り3分30秒、岡本が1分30秒604で再度トップに立ち渡会は0.113秒差で2番手へ落ちるが、次の周回で30秒308を出して再逆転。しかし岡本は残り50秒で29秒955と29秒台に入れてこれをひっくり返す。これで勝負あったかと思われたが、チェッカードフラッグが降られる中で渡会は最後のタイムアタックを行い29秒726と岡本を上回るタイムをたたき出してポールポジションを獲得した。
田上対内田の予選3番手争いは、残り5分の段階で田上のチームメイト村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)と大川が間に割って入り、内田は一時6番手に追いやられるが、すぐに32秒085で田上に次ぐ4番手に再浮上、その後自己ベストの応酬が続いたが田上が30秒622でその座を守り、内田は31秒550で4番手、村田が31秒876で5番手につけ、池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)が最後の計測で31秒944を出して6番手にすべり込んだ。





■予選後のコメント
- ポールポジション:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)1分29秒726
-

「久しぶりのスーパーFJでの予選だったが接戦で楽しかった。走行するのも今年2回目で、チーム移籍して初のレース。路面はだんだん乾いてきて、レインボーコーナーだけが川が流れていて、そこをどううまく攻略するかがカギだった。攻めすぎて結構ミスが多かったが最後にまとめられたのでよかった。決勝も頑張る」
- 2番手:8号車・岡本大地選手(FTK レヴレーシングガレージ)1分29秒955 トップと0.229秒差
-

「自分には周囲の状況が分からないので、一生懸命走った結果だ。コースはレインボーコーナーに川が流れていて、そこの濡れている所と濡れていない所の差が激しく滑って難しいコンデションで、いまいちタイムが伸びなかった。(タイヤはどうだった?)ドライのSUGOでダンロップタイヤのスーパーFJが走ったのは初めてだと思うが、鈴鹿よりタイヤの表面が綺麗に摩耗しているので悪くはない感触だ。鈴鹿だと縦にスジができてしまうがここではできなかった。走っていて鈴鹿みたいに急に(グリップが)ドロップするみたいな所がなくて、普通に走ることができた。決勝は渡会選手が速いので、ついて行けたら、という感じで行く」
- 3番手:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)1分30秒622 トップと0.896秒差
-

「レインボーコーナーに川が出ていてレコードラインでは走れなかったが、それ以外の路面は乾いて。(マシンの感触は?)ドライコンデションが初めてなので感触がいいのか悪いのか自分でもよくわかっていなくて、トップからはコンマ9秒くらいは遅れていた。途中コンマ3くらいまで詰められたこともあったが、最後まで合わせきれなかった。それでも初めてにしてはいいんじゃないかなとは思う。決勝は前2台についてラインを学びながら走って抜いて行きたいなという感じ」
- 4番手:81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)1分31秒550 トップと1.824秒差
-

「タイム的にはまだ全然詰められる感じ。路面が完全には乾いていなくて、レインボーコーナーがかなり濡れていた。まだ自分がアジャストできていない所が多かった。決勝では思いきりいければと思う」
- 5番手:26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)1分31秒876 トップと2.150秒差
-

「コーナーに川が流れていた所があって、そこをどう走ればいいのか対処しきれなかった。遅いマシンにも引っかかってしまった。ストレートスピードは伸びていた様なのだがコーナーがいまいち上手く走れていなかった。決勝は前についていけたらな、と思う」
- 6番手:97号車・池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)1分31秒944 トップと2.218秒差
-

「タイムはまだまだイケる感じだったが、最後の方でもバックストレート手前(レインボーコーナー)で大きくミスしていたので、そこは残念だ。しっかり学んで決勝につなげたい。SUGOは前日に初めて走行して雨ばっかりだったのでこれが初めてのドライ路面だった。でもそれも皆が同じ条件だったので、もうちょっとイケたな、と思う」
決勝は午後3時45分開始予定。予選結果を見る限り3位以下を0.8秒以上も引き離している渡会と岡本の一騎打ちが予想されるが、初めてレースで使われるダンロップタイヤの特性がつかみ切れておらず予断は許さない。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
GT500クラス優勝 No.14 ENEOS X PRIME GR Supra
- 大嶋和也(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)
-
「去年も開幕戦を優勝しましたし、チームも一年間戦ってきてかなり成長できていたので、去年よりいい結果が残せるだろうと思ってここにきてはいましたが、まさかここまでうまくいくとは思っていませんでした。本当にびっくりしています。クルマは本当に調子良かったし、タイヤも最後までグリップが落ちることなく走ってくれました。本当にみなさんのおかげです」
「自分のスティントは想定より路面温度が高くて、周りよりも高温になると辛いタイヤを選んでいたので、不安を持ちながらの決勝スタートでした。20分間のウォーミングアップ走行のあと、エンジニアと相談してセッティング変更をしたところ、それがいい方向に働いてくれて、なんとかいいバランスにクルマが仕上がったので、一つのコーナーも気を抜くことなくコンマ1秒でも多くのマージンを作って健太に渡そうと思って、ピットインするまでプッシュし続けました。僕としては非常にいいレースができました」
- 山下健太(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)
-
「本当に良いクルマを作ってもらって、チームに感謝しています。前半のスティントは大嶋選手がすごく速くて、『10秒ちぎってくれたら嬉しいです』みたいなことを言ったんですが、17秒以上も広げていただいたので、これはもう勝つしかないなという感じでした。僕としてはその17秒差をもっと広げて勝ちたかったんですが、思ったよりもペースが上がらず、GT300との巡り合わせも悪かったし、BMWが飛んでったのも目の前だったし、2回目のFCYで前のクルマがハーフスピンして、それにぶつかったりと、色々危うい場面があり、最後は100号車にあそこまで迫られてしまったので、優勝したけどあんまり嬉しくないというか。それでもなんとか開幕戦勝ててシーズンに向けてはいい結果だったと思うので、次もまた頑張れると思います」
GT300クラス優勝 No.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
- 藤波清斗(KONDO RACING)
-
「今回は日曜日が暑いということで、レースウィーク中のタイヤ選択で非常に迷いました。でもレースが始まってみると、タイヤには問題がなく、クルマも思ってた以上によかった。テストの時からロングランはすごくよかったので、予選はちょっとあれでしたけど、5位スタートからトップまで上がってバトンタッチができました。JP選手には本当にいつも助けてもらっていたので、今回はちょっとでも役に立てて良かったなと思います」
- ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)
-
「本当に完璧なレースだったと思います。フジナミはスタートからレースをコントロールできていたし、スマートで賢いやり方をしていた。まさにチャンピオンらしい戦い方でした。全く慌てず、タイミングを見計らってオーバーテイクを仕掛けていた。素晴らしい第1スティントでした。そこで得られた情報から第2スティントのタイヤ選択に自信を持つことができましたし、スムーズに走ることができました。昨日セッティングを色々変えてみたことで、非常にいいクルマに仕上がりました。今回の結果を非常に嬉しく思います」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYSHI
2022オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の決勝が4月17日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)がポール・トゥ・ウィンを達成。GT300クラスは予選5番手からスタートしたNo.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が最初のスティントでトップに立ってそのまま逃げ切った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日6,600人/決勝日12,500人/大会総入場者数19,100人)
第1戦決勝は午後2時より82周で行われた。スタート時の気温は19℃、路面温度は41.9℃と、昨日の予選とはうって変わって汗ばむ陽気の中での戦いとなった。
GT500はスタートで大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)がホールショット。関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が2位につけて追い立てるが、周回を重ねるにつれて関口はじわじわと離され始め、3番手の牧野任祐(STANLEY NSX-GT)に追いつかれてしまう。6周目から現れ始めたGT300クラスの周回遅れを巧みに使って牧野を押さえにかかる関口だったが、接戦を展開するうちに立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)も二人に追いついてきた。
立川は11周目のヘアピンで牧野のインをつくが、牧野も一歩も引かずに並走。ダブルヘアピンの一つ目で立川を押さえ込んで3位を奪い返した。しかし立川は17周目のアトウッドカーブで今度はアウトから牧野に並びかけ、バックストレートで3位に浮上する。
この間に5位のベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)も集団に追いつき、18周を消化する頃には2位争いが4台によって展開されるようになる。
立川はその後、22周目のヘアピンで関口が周回遅れに詰まったところを見逃さず、インに飛び込んで2位に浮上した。
これを尻目にトップの大嶋は着実にリードを広げ、25周終了時点で2位関口との差を15秒803の大差をつけ、30周目には19秒780までリードを広げて31周目にピットイン、山下健太に後半を託した。3位に後退した関口も31周目にピットに飛び込んだ。
一方、2位の立川、4位の牧野は29周目にピット作業を済ませ、5位のバゲットは32周目にピットインした。
この結果、34周終了時点で山下が2位、中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が3位、平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)が4位。石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が5位、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)は6位となる。この時点でのトップはまだピット作業を済ませていない大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)だった。大湯は自分のスティントを52周目まで引っ張って漸くピットイン。これで再びNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraがトップに立った。
こうしたなか、平峰は36周目のヘアピンで中山のインをついて一時3位に浮上、石浦も37周目にヘアピンで中山を捉えて4位隣16号車のピットインでそれぞれ2位と3位に繰り上がる。中山は66周目にもヘアピンで山本の先行を許し、徐々に順位を落としていった。
するとその直後、ヘアピンで平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)にGT300の高木真一(K-tunes RC F GT3)が追突するアクシデントが発生、平手はその場でスピンを喫するも、すぐにレースに復帰したが、高木はフロントを破損した状態で1コーナーまで走ってコース上でストップしたため、トップが67周目に入ったところでこの日最初のフルコースイエロー(FCY)が宣言される。
なお、宣言が出される直前に高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)と松田次生(MOTUL AUTECH Z)がヘアピンで相次いで中山を捉え、それぞれ5位、6位に浮上する。
FCYは69周目に入ったところで解除となったが、その直後に松田が高星を捉えて5位に浮上、そのまま前方の2位集団との間隔を縮めにかかった。
2位を争う接戦はその後も続き、72周目のアトウッドカーブで石浦がアウトから平峰に並びかけ、並走状態のままヘアピンに飛び込むと、その隙をついて山本が最内に飛び込んで一気に2台を抜き去り、2位に浮上した。
するとこの間に2位集団との間合いを着実に縮めてきていた松田が平峰を捉えて4位に浮上、続く73周目のヘアピンでは石浦をもインからかわして3位に上がってきた。
平峰はその後、高星、さらには坪井翔(au TOM'S GR Supra)にも抜かれて7位まで後退してしまう。
こうした後続の接戦を尻目に、山下は10〜8秒の大差をつけて悠々とトップを快走していたが、76周目に入ったところでGT300のアウグスト・ファルフス(Studie BMW M4)と木村偉織(ARTA NSX GT3)が接触するアクシデントが発生。ファルフスがコース脇で止まってしまったために、この日二度目のFCYが宣言される。
FCYは山下が79周目に入ったところで解除となったが、車速を上げていった14号車の直前で周回遅れがスピン状態となり、これを山下はかわしきれずに追突してしまった。幸いその後の走行に支障はなかったものの、このアクシデントによりコントロールライン上で8秒956あったリードは80周終了時点で1秒948まで縮まってしまった。
しかし山下は残り2周を落ち着いて走り切り、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)は今季初優勝を達成。岡山では昨年に続いて2年連続で勝利を挙げることに成功した。
2位にはNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が入り、No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位。今季初登場のNissan Z GT500は早くも初戦で表彰台を獲得した。
GT300クラスはスタートでポールポジションの井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップに立ち、予選3番手スタートの大草りき(TANAX GAINER GT-R)が1コーナーで新田守男(K-tunes RC F GT3)のインに飛び込んで2位に浮上する。
さらに予選5番手の藤波清斗(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)もスタートを決めて3位に浮上すると、18周目にはダブルヘアピンで大草を捉えて2位に浮上、23周目のヘアピンではトップの井口にアウトから並びかけ、リボルバー、パイパーを並走した末にトップに躍り出た。
2位に後退した61号車は35周目にピット作業を行ったが、あろうことかエンジンの再始動に手間取って大きく順位を落としてしまう。
一方、トップの藤波は37周目にピットイン、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと交代。オリベイラは全車がピット作業を終えたところで再びトップに繰り上がると、その後も安定したペースで後続との差を広げていき、最後は2位に14秒734の大差をつけてフィニッシュ。GT500の14号車と同様に、No.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が昨年に続いて岡山2連勝を飾った。
2位には予選4番手スタートのNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)が入り、太田はデビュー戦で見事表彰台を獲得、3位にはNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が入った。
次戦の舞台は静岡県の富士スピードウェイ。今季3戦が予定されている450kmレースの最初の1戦が行われる。5月4日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 82 | 1:58'54.464 | - | - |
2 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 82 | 1:58'56.262 | 1.798 | 1.798 |
3 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 82 | 1:58'57.942 | 3.478 | 1.680 |
4 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 82 | 1:59'04.225 | 9.761 | 6.283 |
5 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 82 | 1:59'06.165 | 11.701 | 1.940 |
6 | 36 | 坪井 翔 ジュリアーノ・アレジ | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 82 | 1:59'07.998 | 13.534 | 1.833 |
7 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 82 | 1:59'15.253 | 20.789 | 7.255 |
8 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 82 | 1:59'15.407 | 20.943 | 0.154 |
9 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 82 | 1:59'19.161 | 24.697 | 3.754 |
10 | 8 | 野尻 智紀 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 82 | 1:59'19.803 | 25.339 | 0.642 |
11 | 37 | サッシャ・フェネストラズ 宮田 莉朋 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | 82 | 1:59'20.992 | 26.528 | 1.189 |
12 | 16 | 笹原 右京 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | 82 | 2:00'04.783 | 1'10.319 | 43.791 |
13 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 81 | 1:59'30.749 | 1Lap | 1Lap |
14 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 81 | 1:59'31.176 | 1Lap | 0.427 |
15 | 64 | 伊沢 拓也 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 81 | 1:59'34.940 | 1Lap | 3.764 |
---- 以上規定周回数(70% - 57Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 14 大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra) 1'20.632 (3/30) 165.329km/h
■GT300クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 56 | 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 77 | 1:59'46.884 | - | - |
2 | 18 | 小林 崇志 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 77 | 2:00'01.618 | 14.734 | 14.734 |
3 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 77 | 2:00'04.996 | 18.112 | 3.378 |
4 | 9 | ケイ・コッツォリーノ 横溝 直輝 | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 77 | 2:00'28.107 | 41.223 | 23.111 |
5 | 6 | 本山 哲 片山 義章 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans | YH | 76 | 1:59'14.110 | 1Lap | 1Lap |
6 | 10 | 富田 竜一郎 大草 りき | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 76 | 1:59'15.220 | 1Lap | 1.110 |
7 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 76 | 1:59'15.744 | 1Lap | 0.524 |
8 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 76 | 1:59'17.236 | 1Lap | 1.492 |
9 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 76 | 1:59'18.211 | 1Lap | 0.975 |
10 | 11 | 安田 裕信 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 76 | 1:59'19.119 | 1Lap | 0.908 |
11 | 34 | 柳田 真孝 井出 有冶 | BUSOU raffinee GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 BUSOU Drago CORSE | DL | 76 | 1:59'39.008 | 1Lap | 19.889 |
12 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 76 | 1:59'48.347 | 1Lap | 9.339 |
13 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 76 | 1:59'49.645 | 1Lap | 1.298 |
14 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 76 | 1:59'50.045 | 1Lap | 0.400 |
15 | *55 | 武藤 英紀 木村 偉織 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | 76 | 1:59'57.788 | 1Lap | 7.743 |
16 | 50 | 加納 政樹 阪口 良平 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | 75 | 1:59'03.108 | 2Laps | 1Lap |
17 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 75 | 1:59'19.431 | 2Laps | 16.323 |
18 | 5 | 冨林 勇佑 平木 玲次 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 75 | 1:59'25.552 | 2Laps | 6.121 |
19 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | 75 | 1:59'25.903 | 2Laps | 0.351 |
20 | 2 | 加藤 寛規 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 75 | 1:59'29.038 | 2Laps | 3.135 |
21 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 75 | 2:00'02.371 | 2Laps | 33.333 |
22 | 25 | 松井 孝允 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 74 | 1:59'49.078 | 3Laps | 1Lap |
23 | 48 | 井田 太陽 田中 輝揮 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | 74 | 1:59'51.663 | 3Laps | 2.585 |
24 | 7 | 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 70 | 1:48'28.991 | 7Laps | 4Laps |
25 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | 69 | 2:00'03.715 | 8Laps | 1Lap |
26 | 52 | 吉田 広樹 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 65 | 1:59'54.119 | 12Laps | 4Laps |
27 | *96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 61 | 1:33'49.068 | 16Laps | 4Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 53Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 9 ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC hololive NAC Ferrari) 1'27.395 (3/47) 152.535km/h
- CarNo. 96(高木真一)は、SpR.13-1.(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒を加算した。
- CarNo. 55(木村偉織)は、SpR.13-1.(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒を加算した。
SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/04/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 8 | | | 岡本 大地 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 17'52.576 | - | - |
2 | 7 | | | 渡会 太一 | SIGMA FTKレヴRG MYST KK-S2 | 12 | 17'59.306 | 6.730 | 6.730 |
3 | 81 | | | 内田 涼風 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 12 | 18'06.850 | 14.274 | 7.544 |
4 | *13 | | | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'13.383 | 20.807 | 6.533 |
5 | 36 | | | 池内 比悠 | アルビLINK LINE GIA ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'15.559 | 22.983 | 2.176 |
6 | 26 | | | 村田 悠磨 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'15.983 | 23.407 | 0.424 |
7 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO MYST KK-S2 | 12 | 18'18.220 | 25.644 | 2.237 |
8 | 97 | | | 池田 拓馬 | テイクファースト&AMEROID TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'20.449 | 27.873 | 2.229 |
9 | 37 | | | 大川 烈弥 | アルビ10VダイテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'21.800 | 29.224 | 1.351 |
10 | 0 | G | 1 | 夕田 大助 | LAPS・レヴレーシング MYST KK-S2 | 12 | 18'25.532 | 32.956 | 3.732 |
11 | 9 | G | 2 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 18'30.481 | 37.905 | 4.949 |
12 | 15 | | | 齊藤 慈岳 | FER WILD LIFE KKSII MYST KK-S2 | 12 | 18'32.813 | 40.237 | 2.332 |
13 | 34 | | | 磐上 隼斗 | アルビビヨンドKKS GIA ED MYST KK-S | 12 | 18'35.278 | 42.702 | 2.465 |
---- 以上規定周回数(10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 7 渡会太一(SIGMA FTKレヴRG) 1'28.575 (11/12) 145.768km/h
- CarNo. 13は、2022 SUGO国際レーシングコース4輪一般競技規則第4章第24条3.2)(トラックリミット)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
昨年まではFIA-GT3仕様のポルシェ911GT3を走らせていたHOPPY team TSUCHIYAだが、今季からはJAF-GT仕様のTOYOTA GR Supraを自社設計で製作して参戦する。残念ながら開幕戦では駆動系のトラブルにより予選出走を断念せざるを得なかったが、決勝にはクラス26番手からスタートし、22位で完走した。
そのHOPPY team TSUCHIYAを率いる土屋武監督に決勝スタート前、現在の状況と今季への意気込みを聞いた。

(今回のトラブルについて教えてください)
「駆動系トラブルでした。メインフレーム以外は自社設計で、自社で製造できないパーツは、レース仲間に紹介いただいた町工場の皆さんに協力していただいています。本当に人と人のご縁で繋がって、我々のレース活動を支えていただいています。今回破損したのはドライブシャフトでしたが、製造いただいた関西の会社までパーツを取りに行って修理しました」
「これは、昔ながらのレーシングチームのスタイルです。職人さん達がレーシングカーを作って競走する、という。日本のモータースポーツの文化ですよね。それがだんだんなくなってきていて、コストもかかってしまう傾向にあるので、我々はこういった文化を残したいという趣意があります。こういうやり方をしていくと職人も育ちます。ウチのメカニックは生え抜きで、ウチの親父(土屋春雄氏)の教え子でもあるので。そういうみんなに、昔ながらの経験をさせてあげたいという気持ちです。きっと親父もそう思っているだろうし、僕にできることはそうした環境づくりをすることです。たくさんの皆さんにご協力をお願いして、こういう形になった、というところです」
「ただ、作って走らせるだけじゃ意味がないので、ちゃんと優勝して、みんなの経験がしっかりと未来につながるように、という思いが強くあります」
(今回の目標は)
「まずは完走。できるだけ長く走ることが目標です。テストも含めてとにかく走れていないので、とにかくマイレッジを稼いで、それを糧にみんなが成長してくれればいいなと思います。本当にありがたいことにたくさんの方に応援していただいているし、注目していただいているので、それに応えるには優勝しかないと思いますし、できるだけ長く活動を続けることだと思います。やはりレーシングチームで一番大変なのは続けることなので、つちやエンジニアリングは51年目になりましたが、その火を消さないように頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/04/17) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 7 | | | 渡会 太一 | SIGMA FTKレヴRG MYST KK-S2 | R1'27.986 | - | - | 146.744 |
2 | 8 | | | 岡本 大地 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'28.166 | 0.180 | 0.180 | 146.444 |
3 | 13 | | | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.000 | 1.014 | 0.834 | 145.072 |
4 | 81 | | | 内田 涼風 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 1'29.184 | 1.198 | 0.184 | 144.773 |
5 | 26 | | | 村田 悠磨 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.188 | 1.202 | 0.004 | 144.766 |
6 | 36 | | | 池内 比悠 | アルビLINK LINE GIA ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.837 | 1.851 | 0.649 | 143.720 |
7 | 37 | | | 大川 烈弥 | アルビ10VダイテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 1'30.023 | 2.037 | 0.186 | 143.423 |
8 | 97 | | | 池田 拓馬 | テイクファースト&AMEROID TOKYO R&D RD10V | 1'30.189 | 2.203 | 0.166 | 143.159 |
9 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO MYST KK-S2 | 1'30.409 | 2.423 | 0.220 | 142.811 |
10 | 0 | G | 1 | 夕田 大助 | LAPS・レヴレーシング MYST KK-S2 | 1'30.507 | 2.521 | 0.098 | 142.656 |
11 | 34 | | | 磐上 隼斗 | アルビビヨンドKKS GIA ED MYST KK-S | 1'31.057 | 3.071 | 0.550 | 141.795 |
12 | 9 | G | 2 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'31.156 | 3.170 | 0.099 | 141.641 |
13 | 15 | | | 齊藤 慈岳 | FER WILD LIFE KKSII MYST KK-S2 | 1'31.537 | 3.551 | 0.381 | 141.051 |
---- 以上基準タイム(130% - 1'54.899)予選通過 ---- |
- 'R'マークの車両は従来のコースレコード(1'28.101)を更新した。
スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は4月17日、シリーズ第1戦の開催されている岡山国際サーキットで今後の環境対策について、ハルターマン・カーレス・ジャパンとの共同会見を開いた。
GTAは「10年後も音があるレース」を目標に、今後のスーパーGTにおいて、レギュレーションの見直し、カーボンニュートラル燃料の導入、そしてゴミの削減とリサイクル率の向上に取り組んでいく。
まずレギュレーションにおいては、燃費の向上とタイヤのロングライフ化を目指し、既報の通り今シーズンより3大会で450kmレースを実施する。ここではタイヤ交換を行わずに2スティントを走行することが求められる。さらに来季からはタイヤの持ち込み本数も削減していく。
カーボンニュートラルフューエルはドイツやイギリスに生産拠点を置く、ハルターマン・カーレス社が供給することが今回明らかになった。この燃料は第2世代バイオマス(一般的に植物ゴミを指す)由来のセルロースから生成された炭化水素と酸素含有物から作られており、バイオ成分100%を達成している。すでにトヨタ、ホンダ、ニッサンの3社においてベンチテストに着手しており、トヨタの評価では現状の無鉛ハイオクと同等の性能を発揮できるとのこと。
GT300に参戦しているアウディも燃料タンクや配管への影響を確認しており、それが済めば国産メーカー同様にベンチテストを実施するという。
会見にはハルターマン・カーレス社傘下の日本法人であるハルターマン・カーレス・ジャパンの川本裕喜社長が同席。同社が160年の歴史を持つ特殊燃料メーカーであること、ETSのブランド名でこれまでにMotoGPなどへレース専用燃料を供給してきたことなどを紹介した。スーパーGT以外にも、BTCCにこのCNFを供給する予定もあるという。
スーパーGTではこの燃料を2023年から公式テスト、公式戦において全ての車両が使用することを義務付ける。今後は8月の第5戦鈴鹿の翌々日から参加全43台で実走テストを実施する予定だ。
ゴミの削減、リサイクル率の向上については、昨年の鈴鹿大会で行ったゴミの分別での実績を踏まえ、全てのサーキットで実施していく。そこでの実績を数値化し、次年度の各サーキット目標を設定し、リサイクル可能なもののリサイクル率を100%にもっていく。これをレース関係者、ファン、そして自動車業界で取り組むことを目指す。
こうした目標を達成することで初めて、10年後においても音の出るレースを誰に気兼ねすることなく開催できる、と坂東代表は語った。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
シリーズタイトルスポンサーとして長年スーパーGTを支え、今年で25年目を迎えるオートバックスセブンとGTアソシエイション(GTA)は4月17日、第1戦の開催されている岡山国際サーキットで共同会見を開き、今年度はレース開催に先立ち、開催地近郊のオートバックスの店舗においてイベントを実施すること、併せてGT500、GT300のシリーズチャンピオンに対し、新たに賞金を贈呈することを発表した。
会見にはオートバックスセブンの代表取締役社長執行役員の小林 喜夫巳氏とGTAの坂東正明代表が出席、今回の主旨と今後の取り組みについて語った。
- 小林 喜夫巳代表取締役のコメント
-
「みなさまおはようございます。小林と申します。今年で25年目ということで、私たちはGTAさんと一緒に、開催地近郊の各店舗において、『スーパーGTエクスペリエンス サーキットへ行こう』というイベントを行います。一人でも多くのお客さんにモータースポーツを好きになって、是非とも足を運んでいただこう、という思いからです。同時に来季に向けて、チームとして皆さんと一緒に盛り上げようと取り組んできた恩返しじゃないですけど、シリーズチャンピオンにGT500は一千万円、GT300も同じく一千万円をプレゼントしようという企画を、つい先ほどGTAからご依頼いただきましたので、是非実施していこうと思います。どうぞ今年一年よろしくお願いいたします」
- 坂東正明代表のコメント
- 「オートバックスセブン様とは25年間、長きにわたりご支援をいただいてまいりました。心より感謝御礼を申し上げます。そのおかげをもちまして、その中でいろんなことを考え、グローバル化、認知度、価値観の向上を目指して様々なことに取り組んできた結果、今ここにスーパーGTがあります。単に継続的にご支援いただいたオートバックスセブン様のおかげだと思います。今後は長く付き合って良かったなと思っていただけるような恩返しをしていきたいと思います。先程もお話がありましたように、開催地近郊のオートバックス各店舗において事前プロモーションを共同でより大きなものに作り上げたいと思っております。また先程、シリーズスポンサー分以外に、GT500、GT300のシリーズチャンピオンに対する賞金が5分で決まりました(笑)(「5分じゃないでしょ」と小林社長からの合いの手)。これをきちんとした形でチームに報告できることを嬉しく思いますし、我々もきちんとした形で恩返しできるよう努めてまいります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/04/16) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 8 | | | 岡本 大地 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 23'54.978 | - | - |
2 | 13 | | | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'04.073 | 9.095 | 9.095 |
3 | 81 | | | 内田 涼風 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 12 | 24'12.059 | 17.081 | 7.986 |
4 | 26 | | | 村田 悠磨 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'12.790 | 17.812 | 0.731 |
5 | *7 | | | 渡会 太一 | SIGMA FTKレヴRG MYST KK-S2 | 12 | 24'13.124 | 18.146 | 0.334 |
6 | 36 | | | 池内 比悠 | アルビLINK LINE GIA ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'14.524 | 19.546 | 1.400 |
7 | 97 | | | 池田 拓馬 | テイクファースト&AMEROID TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'14.923 | 19.945 | 0.399 |
8 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO MYST KK-S2 | 12 | 24'15.780 | 20.802 | 0.857 |
9 | 37 | | | 大川 烈弥 | アルビ10VダイテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'19.185 | 24.207 | 3.405 |
10 | 15 | | | 齊藤 慈岳 | FER WILD LIFE KKSII MYST KK-S2 | 12 | 24'32.941 | 37.963 | 13.756 |
11 | 9 | G | 1 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 24'33.604 | 38.626 | 0.663 |
12 | 34 | | | 磐上 隼斗 | アルビビヨンドKKS GIA ED MYST KK-S | 12 | 24'33.615 | 38.637 | 0.011 |
13 | 79 | G | 2 | 安藤 弘人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'42.550 | 47.572 | 8.935 |
14 | 0 | G | 3 | 夕田 大助 | LAPS・レヴレーシング MYST KK-S2 | 0 | 0.000 | 12Laps | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 8 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ) 1'28.456 (10/12) 145.964km/h
- CarNo.7は、2022 SUGO国際レーシングコース4輪一般競技規則第4章24条3.2(トラックリミット)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/04/16) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 7 | | | 渡会 太一 | SIGMA FTKレヴRG MYST KK-S2 | 1'29.726 | - | - | 143.898 |
2 | 8 | | | 岡本 大地 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'29.955 | 0.229 | 0.229 | 143.532 |
3 | 13 | | | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'30.622 | 0.896 | 0.667 | 142.475 |
4 | 81 | | | 内田 涼風 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 1'31.550 | 1.824 | 0.928 | 141.031 |
5 | 26 | | | 村田 悠磨 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'31.876 | 2.150 | 0.326 | 140.531 |
6 | 97 | | | 池田 拓馬 | テイクファースト&AMEROID TOKYO R&D RD10V | 1'31.944 | 2.218 | 0.068 | 140.427 |
7 | 36 | | | 池内 比悠 | アルビLINK LINE GIA ED TOKYO R&D RD10V | 1'32.035 | 2.309 | 0.091 | 140.288 |
8 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO MYST KK-S2 | 1'32.054 | 2.328 | 0.019 | 140.259 |
9 | 37 | | | 大川 烈弥 | アルビ10VダイテルGIA ED TOKYO R&D RD10V | 1'32.422 | 2.696 | 0.368 | 139.701 |
10 | 0 | G | 1 | 夕田 大助 | LAPS・レヴレーシング MYST KK-S2 | 1'33.518 | 3.792 | 1.096 | 138.063 |
11 | 34 | | | 磐上 隼斗 | アルビビヨンドKKS GIA ED MYST KK-S | 1'33.921 | 4.195 | 0.403 | 137.471 |
12 | 15 | | | 齊藤 慈岳 | FER WILD LIFE KKSII MYST KK-S2 | 1'33.943 | 4.217 | 0.022 | 137.439 |
13 | 9 | G | 2 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'34.032 | 4.306 | 0.089 | 137.309 |
14 | 79 | G | 3 | 安藤 弘人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'36.668 | 6.942 | 2.636 | 133.564 |
---- 以上基準タイム(130% - 1'57.131)予選通過 ---- |
GT500クラスポールポジション No.14 ENEOS X PRIME GR Supra
- 山下健太(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)
-
「今年は開幕前のテストから非常に好調できていて、今朝の公式練習でも上位にいられたので、予選がどうなるかなと思っていたんですけど。自分のQ1は3番手とあんまり速くなかったんですけど、クルマの調子は良くて、もしかしたらQ2で大嶋先輩がポールを取ってくれるかな? と思っていました」
「(大嶋選手のアタックを)見ていたら、セクター1、セクター2とすごく速かったので、『これはいけるな』と思いました。本当に大嶋先輩に感謝しています」
「去年のレースは(接戦で)非常に苦しかったので、今年はスタートから逃げ切って勝てるように準備したいと思います」
- 大嶋和也(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)
-
「ここ数年ずっと僅差の2位ばかりで、しばらくポールから遠ざかっていたので、久しぶりにポールが取れてすごく嬉しく思っています。去年ルーキーレーシングができて、新しいガレージも建ててもらいましたし、人材的にもかなり補強してもらって、去年に比べてかなりチームがレベルアップしており、非常に有意義なテストもできていましたので、ミスがなければ当然この位置に来れるだろうという自信がありました。実際走り出してからもクルマのフィーリングがすごく良くて、多少はアジャストしましたが、それが全ていい方向に行きました。予選でも思い通りのクルマになってくれていたので、ほぼ完璧な流れで予選まで来れたという印象です」
「(チームの体制強化について具体的に教えてください)うちのチームはレースメカニックだけでなく、トヨタの社員さんも参加されています。そうした方々が働きやすく、早く技術を向上させて実戦で戦えるレベルになるようにと、そういったことを考えてもらいながら、トレーニングを重ねてきました。また今季から東條(力)さんが統括エンジニアで加わってくれました。速いクルマを作る能力はピカイチだし、レースの経験や勘の鋭さも加わったことで、より強いチームになったと思います」
GT300クラスポールポジション No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
- 井口卓人(R&D SPORT)
-
「『まさか』と思っています。びっくりしているのが本音です。昨シーズンが終わって、12月から今シーズンに向けてのテストが始まりましたが、今日に至るまで本当に思い通り走れない状況が多く、まさかここまでうまくまとめられるとは思っていませんでした。チームのここまでの努力と、ダンロップタイヤさんがチョイスしてくれたタイヤが今日のコンディションにものすごくハマったと思いますし、最後は山内選手のQ2のアタックが素晴らしかったので、こういう結果になったと思います。去年の開幕戦ではQ1で落ちて、山内選手に繋ぐことができなかったので、今回山内選手につなげたことを嬉しく思いますし、明日に向けてまた気持ちを引き締め直して頑張りたいと思います」
「(テストで苦戦した要因は)昨シーズンが終わってから、更なる進化を目指してECUを変更しましたが、それを完璧に合わせ込むことができなくて、最終的にこの開幕戦に向けては、凡そ去年の良かった状態に戻した中で、タイヤ選択などがいい方向に行ったのがこういった結果になったと思います」
- 山内英輝(R&D SPORT)
-
「練習では色々あって、なかなかタイムを出せませんでした。今年エンジニアが変わりまして、その井上さんとしっかりコミニュケーションをとって進めてきた結果がこのポールだと思うので、すごく嬉しいです。苦戦していた中で、自分の感覚が正しいかどうか、不安でいっぱいだったんですけど、今日それが正しかったことが証明できたので、それが嬉しいなと思います」
「今回はダンロップさんが、こういうコンパウンドの組み合わせだとすごくいい、というものを持ち込んでくれました。それがすごく発揮されました。多分96号車も同じ状況だと思います。ダンロップさんの力もものすごく大きかったです」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2022オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式予選が4月16日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)、GT300クラスはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。コースはドライ。予選Q1開始時の気温は13℃と公式練習同様にやや肌寒さの残る気候だが、春の陽射しのおかげで路面温度は35.7℃まで上昇してきた。
予選Q1:公式練習トップのNo.23 MOTUL AUTECH Zまさかの敗退! トップはNo.36 au TOM'S GR Supra
GT300のグループBの走行で赤旗中断があった影響で、GT500クラスの走行は当初予定より13分遅れの午後2時46分より10分間で行われた。
ここでは出走15台中上位8台がQ2に進出するのだが、コースオープンとなってすぐに大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が「エンジンが吹き上がらない」とのことでピットイン。そのままガレージに戻されて早くも脱落となってしまう。
コース上では、まず昨年ポールポジションを獲得した阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が計測4周目に1分17秒201の好タイムをマーク。そのあとにアタックした山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)は1分17秒426、公式練習トップの松田次生(MOTUL AUTECH Z)は1分17秒697と阪口にあと一歩及ばない。
しかしチェッカー直前に坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分17秒177を叩き出し、一気にトップに躍り出た。坪井は3月に岡山で行われた公式テストでも二日間を通じてのトップタイムを記録しており、36号車の仕上がりは上々の様子だ。
このほか関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は1分17秒460、佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)は1分17秒486、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)も1分17秒509までタイムアップ。平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)も終盤1分17秒521までタイムを縮めて7位に滑り込んだ。
その結果、23号車の松田は9位に後退。まさかのQ1落ちに終わってしまう。このほか高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)も14位に終わり、Nissan Z GT500は4台中2台が脱落。Honda NSX-GTに至っては出走5台中4台がQ1落ちという結果に終わった。
GT300クラスは、まずグループAでケイ・コッツォリーノ(PACIFIC Hololive NAC Ferrari)が1分24秒717といきなり従来のコースレコードを打ち破る速さを見せつける。これまでのレコードは2019年の第1戦で福住仁嶺(ARTA NSX GT3)の記録した1分24秒889だった。
これに続いて小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)が1分24秒967と、こちらもコースレコードに迫るタイムを記録して2番手につける。3番手は今季新たにJAF-GT仕様のTOYOTA GR86を投入したmuta Racing INGING。堤優威が1分25秒098をマークした。昨年王者の井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)は5番手でQ2進出。復帰2年目の本山哲(Team LeMans Audi R8 LMS)も7番手でQ2に駒を進めた。
グループBは開始直後に冨林勇佑(マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号)がアトウッドカーブの立ち上がりでコースオフ、バリアに突っ込んでストップしてしまったため、各車が計測を始める前に赤旗中断となってしまう。
車両回収ののち、午後2時33分に走行が再開されると、先週富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ・ライツ第1戦でポールポジションを獲得した川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が最初にタイムアタックを行なって1分25秒153をマーク。あとに続くドライバーが誰一人川合のタイムを上回れなかったため、埼玉トヨペット Green BraveはグループトップでQ2進出を果たした。
続いて新規参戦のSHADE RACINGに加入したベテラン平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)が1分25秒346、1分25秒161と着実にタイムを縮めて2番手に。富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が1分25秒232で3番手という結果となった。
なお、今季からJAF-GT仕様のTOYOTA GR Supraで参戦することになったHOPPY team TSUCHIYAは予選開始前に駆動系のトラブルに見舞われたため、予選出走を断念。チームはマシン修復の上、出走嘆願による決勝出走を目指すこととなった。
予選Q2:大嶋和也が6年ぶりにポール獲得! GT300はコースレコード連発の激戦に
ポールポジションを争うGT500クラスの予選Q2は、四輪脱輪でベストタイム抹消となった国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)を除く7台全てが1分17秒台、トップから7位までの差が0秒608という大接戦となった。
まずは平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)が1分17秒826をマークすると、NSX勢で唯一Q2進出を果たした牧野任祐(STANLEY NSX-GT)がこれを上回る1分17秒573を記録する。
さらに中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は2周のタイムアタックを敢行、1周目1分17秒602、2周目に1分17秒387を記録する。
しかし中山が2周目にアタックを行なっている最中に昨年優勝の大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分17秒251を叩き出してトップに浮上。その結果No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)がポールポジションを獲得。No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が2番手につけ、TOYOTA GR Supra GT500がフロントローを独占する結果となった。
大嶋にとっては2016年7月の第4戦SUGO以来、実に6年ぶりのポールだ。
3番手にはNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が続き、Nissan Z GT500最上位はNo.24 リアライズコーポレーションADVAN GT-R(佐々木大樹/平手晃平)の5番手だった。
GT300クラスは出走16台中9台が従来のコースレコードを上回るという激しい戦いが繰り広げられた。
まずは今季再び新田守男と組むことを選択した高木真一(K-tunes RC F GT3)がいきなり1分24秒798を叩き出すと、小暮卓史(Weibo Primez ランボルギーニ GT3)も1分24秒857を記録する。続いて山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分24秒286を叩き出してトップに躍り出た。
今季GT300クラスにデビューしたばかりの太田格之進(UPGARAGE NSX GT3)もセクター1で全体ベストを叩き出すなど、元気な走りを見せて1分24秒532を記録、続いて高木が1分24秒368までタイムを縮めたところでチェッカー。これによりNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションから明日の決勝に臨むことになった。
2番手はNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)のベテランコンビ。大草りきが1分24秒418をマークしたNo.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)が3番手となり、No.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)が4番手という結果となった。
第1戦決勝は明日の午後2時より82周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 14 | 大嶋 和也 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 1'17.251 | - | - | 172.565 |
2 | 39 | 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 1'17.387 | 0.136 | 0.136 | 172.261 |
3 | 100 | 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 1'17.544 | 0.293 | 0.157 | 171.913 |
4 | 38 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 1'17.729 | 0.478 | 0.185 | 171.504 |
5 | 24 | 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 1'17.812 | 0.561 | 0.083 | 171.321 |
6 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 1'17.834 | 0.583 | 0.022 | 171.272 |
7 | 12 | ベルトラン・バゲット | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 1'17.859 | 0.608 | 0.025 | 171.217 |
8 | 19 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 1'18.126 | 0.875 | 0.267 | 170.632 |
■GT300クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 61 | 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 1'24.286 | - | - | 158.161 |
2 | 96 | 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 1'24.368 | 0.082 | 0.082 | 158.008 |
3 | 10 | 大草 りき | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 1'24.418 | 0.132 | 0.050 | 157.914 |
4 | 18 | 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 1'24.532 | 0.246 | 0.114 | 157.701 |
5 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 1'24.566 | 0.280 | 0.034 | 157.638 |
6 | 9 | 横溝 直輝 | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 1'24.761 | 0.475 | 0.195 | 157.275 |
7 | 7 | アウグスト・ファルフス | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 1'24.762 | 0.476 | 0.001 | 157.273 |
8 | 88 | 小暮 卓史 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 1'24.857 | 0.571 | 0.095 | 157.097 |
9 | 20 | 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 1'24.871 | 0.585 | 0.014 | 157.071 |
10 | 52 | 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 1'25.023 | 0.737 | 0.152 | 156.791 |
11 | 65 | 蒲生 尚弥 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 1'25.069 | 0.783 | 0.046 | 156.706 |
12 | 6 | 片山 義章 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans | YH | 1'25.108 | 0.822 | 0.039 | 156.634 |
13 | 87 | 松浦 孝亮 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 1'25.259 | 0.973 | 0.151 | 156.357 |
14 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 1'25.607 | 1.321 | 0.348 | 155.721 |
15 | 2 | 加藤 寛規 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 1'25.877 | 1.591 | 0.270 | 155.231 |
16 | 50 | 加納 政樹 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | 1'26.992 | 2.706 | 1.115 | 153.242 |
■GT500クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | 坪井 翔 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 1'17.177 | - | - | 172.730 |
2 | 19 | 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 1'17.201 | 0.024 | 0.024 | 172.677 |
3 | 14 | 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 1'17.426 | 0.249 | 0.225 | 172.175 |
4 | 39 | 関口 雄飛 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 1'17.460 | 0.283 | 0.034 | 172.099 |
5 | 24 | 佐々木 大樹 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 1'17.486 | 0.309 | 0.026 | 172.041 |
6 | 100 | 山本 尚貴 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 1'17.509 | 0.332 | 0.023 | 171.990 |
7 | 12 | 平峰 一貴 | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 1'17.521 | 0.344 | 0.012 | 171.964 |
8 | 38 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 1'17.636 | 0.459 | 0.115 | 171.709 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 23 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 1'17.697 | 0.520 | 0.061 | 171.574 |
10 | 8 | 野尻 智紀 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 1'17.717 | 0.540 | 0.020 | 171.530 |
11 | 64 | 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 1'17.724 | 0.547 | 0.007 | 171.515 |
12 | 17 | 塚越 広大 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 1'17.822 | 0.645 | 0.098 | 171.299 |
13 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | 1'17.950 | 0.773 | 0.128 | 171.017 |
14 | 3 | 高星 明誠 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 1'17.993 | 0.816 | 0.043 | 170.923 |
15 | 16 | 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | 2'10.722 | 53.545 | 52.729 | 101.978 |
■GT300クラス Aグループ
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 9 | ケイ・コッツォリーノ | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 1'24.717 | - | - | 157.357 |
2 | 18 | 小林 崇志 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 1'24.967 | 0.250 | 0.250 | 156.894 |
3 | 2 | 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 1'25.098 | 0.381 | 0.131 | 156.652 |
4 | 96 | 新田 守男 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 1'25.261 | 0.544 | 0.163 | 156.353 |
5 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 1'25.321 | 0.604 | 0.060 | 156.243 |
6 | 87 | 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 1'25.400 | 0.683 | 0.079 | 156.098 |
7 | 6 | 本山 哲 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans | YH | 1'25.415 | 0.698 | 0.015 | 156.071 |
8 | 88 | 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 1'25.434 | 0.717 | 0.019 | 156.036 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 11 | 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 1'25.693 | 0.976 | 0.259 | 155.565 |
10 | 60 | 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 1'25.757 | 1.040 | 0.064 | 155.449 |
11 | 30 | 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 1'25.766 | 1.049 | 0.009 | 155.432 |
12 | 55 | 武藤 英紀 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | 1'25.798 | 1.081 | 0.032 | 155.374 |
13 | 22 | 和田 久 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | 1'27.091 | 2.374 | 1.293 | 153.067 |
14 | 48 | 田中 輝揮 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | 1'27.635 | 2.918 | 0.544 | 152.117 |
■GT300クラス Bグループ
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 52 | 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 1'25.153 | - | - | 156.551 |
2 | 20 | 平中 克幸 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 1'25.161 | 0.008 | 0.008 | 156.536 |
3 | 10 | 富田 竜一郎 | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 1'25.232 | 0.079 | 0.071 | 156.406 |
4 | 56 | 藤波 清斗 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 1'25.252 | 0.099 | 0.020 | 156.369 |
5 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 1'25.338 | 0.185 | 0.086 | 156.212 |
6 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 1'25.760 | 0.607 | 0.422 | 155.443 |
7 | 65 | 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 1'25.765 | 0.612 | 0.005 | 155.434 |
8 | 50 | 阪口 良平 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | 1'25.815 | 0.662 | 0.050 | 155.343 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 34 | 柳田 真孝 | BUSOU raffinee GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 BUSOU Drago CORSE | DL | 1'25.820 | 0.667 | 0.005 | 155.334 |
10 | 360 | 青木 孝行 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 1'25.960 | 0.807 | 0.140 | 155.081 |
11 | 31 | 嵯峨 宏紀 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | 1'26.920 | 1.767 | 0.960 | 153.369 |
- | 5 | 冨林 勇佑 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | no time | - | - | - |
2022オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式練習が4月16日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスはNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、GT300クラスはNo.9 PACIFIC Hololive NAC Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)がトップタイムを記録した。
公式練習は午前9時20分より混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は晴れ。開始時の気温は11℃。路面温度は23.6℃だ。
GT500クラスは、混走が始まってすぐに1分19秒277を記録した坪井翔(au TOM'S GR Supra)がまずはトップに立つ。坪井はその後1分18秒212までタイムを短縮して、ジュリアーノ・アレジに交代。アレジは1分21〜22秒台でコンスタントに周回を重ねた。
2番手は1分18秒375で千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)、大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分18秒721で3番手につける。その後は各車ロングランに入ったこともあり、大きな順位変動もないまま混走は終了。午前10時55分から10分間で行われた専有走行で予選を想定したタイムアタックに入った。
専有走行では、まず山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分18秒261を記録して2番手に浮上、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)もセクター1でベストタイムを更新、1分18秒308で3番手に上がってきた。
続いて高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分18秒255で山下を上回り、2番手に上がってくるが、混走では4番手につけていた松田次生(MOTUL AUTECH Z)が終了間際に1分18秒185を叩き出し、23号車が一気にトップに躍り出た。2番手は混走トップのNo.36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は3番手となった。
GT300クラスは開始早々に織戸学(apr GR86 GT)が1分26秒031でトップに。しかし混走中盤にケイ・コッツォリーノ(PACIFIC Hololive NAC Ferrari)が1分25秒248を記録してトップに立つ。先月の公式テストにへ木村武史/ケイ・コッツォリーノのコンビで臨んだ9号車だが、今回は木村に代わって横溝直輝が第2ドライバーとして参戦する。横溝は混走後半から専有走行を担当、タイム更新はならなかったが、精力的に周回を重ね、二人合わせて50周を走行した。
2番手は藤波清斗が混走中に1分25秒448を記録したNo.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が続き、No.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)が3番手。No.88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が4番手につける。
専有走行に入ると本山哲が1分26秒846を記録し、No.6 Team LeMans Audi R8 LMS(本山哲/片山義章)が5番手に上がってくるが、それ以外に目立った順位変動はなく、上位4台は混走でのタイム順のままで公式練習は終了、トップから6位のNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)までをFIA-GT3車両が占める結果となった。
第1戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km
Pos |
No |
Driver |
Car
Maker Model
Team |
Tire |
Time |
Behind |
Gap |
km/h |
1 |
23 |
松田 次生
ロニー・クインタレッリ |
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO |
MI |
1'18.185 |
- |
- |
170.503 |
2 |
36 |
坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ |
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S |
BS |
1'18.212 |
0.027 |
0.027 |
170.444 |
3 |
3 |
千代 勝正
高星 明誠 |
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING |
MI |
1'18.255 |
0.070 |
0.043 |
170.351 |
4 |
14 |
大嶋 和也
山下 健太 |
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE |
BS |
1'18.261 |
0.076 |
0.006 |
170.338 |
5 |
24 |
佐々木 大樹
平手 晃平 |
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING |
YH |
1'18.266 |
0.081 |
0.005 |
170.327 |
6 |
100 |
山本 尚貴
牧野 任祐 |
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU |
BS |
1'18.308 |
0.123 |
0.042 |
170.235 |
7 |
8 |
野尻 智紀
福住 仁嶺 |
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA |
BS |
1'18.561 |
0.376 |
0.253 |
169.687 |
8 |
38 |
立川 祐路
石浦 宏明 |
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO |
BS |
1'18.598 |
0.413 |
0.037 |
169.607 |
9 |
12 |
平峰 一貴
ベルトラン・バゲット |
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL |
BS |
1'18.602 |
0.417 |
0.004 |
169.599 |
10 |
39 |
関口 雄飛
中山 雄一 |
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD |
BS |
1'18.628 |
0.443 |
0.026 |
169.543 |
11 |
37 |
サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋 |
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S |
BS |
1'18.727 |
0.542 |
0.099 |
169.329 |
12 |
17 |
塚越 広大
松下 信治 |
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING |
BS |
1'18.763 |
0.578 |
0.036 |
169.252 |
13 |
16 |
笹原 右京
大湯 都史樹 |
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN |
DL |
1'19.062 |
0.877 |
0.299 |
168.612 |
14 |
19 |
国本 雄資
阪口 晴南 |
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH |
YH |
1'19.199 |
1.014 |
0.137 |
168.320 |
15 |
64 |
伊沢 拓也
大津 弘樹 |
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing |
DL |
1'19.375 |
1.190 |
0.176 |
167.947 |
■GT300クラス
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2022/04/16) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km
Pos |
No |
Driver |
Car
Maker Model
Team |
Tire |
Time |
Behind |
Gap |
km/h |
1 |
9 |
ケイ・コッツォリーノ
横溝 直輝 |
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing |
YH |
1'25.248 |
- |
- |
156.377 |
2 |
56 |
藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING |
YH |
1'25.448 |
0.200 |
0.200 |
156.011 |
3 |
18 |
小林 崇志
太田 格之進 |
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE |
YH |
1'25.761 |
0.513 |
0.313 |
155.441 |
4 |
88 |
小暮 卓史
元嶋 佑弥 |
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC |
YH |
1'25.785 |
0.537 |
0.024 |
155.398 |
5 |
6 |
本山 哲
片山 義章 |
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans |
YH |
1'25.846 |
0.598 |
0.061 |
155.287 |
6 |
96 |
新田 守男
高木 真一 |
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing |
DL |
1'25.888 |
0.640 |
0.042 |
155.211 |
7 |
61 |
井口 卓人
山内 英輝 |
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT |
DL |
1'25.941 |
0.693 |
0.053 |
155.116 |
8 |
20 |
平中 克幸
清水 英志郎 |
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING |
DL |
1'26.001 |
0.753 |
0.060 |
155.007 |
9 |
30 |
永井 宏明
織戸 学 |
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr |
YH |
1'26.031 |
0.783 |
0.030 |
154.953 |
10 |
7 |
荒 聖治
アウグスト・ファルフス |
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL |
MI |
1'26.039 |
0.791 |
0.008 |
154.939 |
11 |
10 |
富田 竜一郎
大草 りき |
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER |
DL |
1'26.060 |
0.812 |
0.021 |
154.901 |
12 |
87 |
松浦 孝亮
坂口 夏月 |
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC |
YH |
1'26.069 |
0.821 |
0.009 |
154.885 |
13 |
11 |
安田 裕信
石川 京侍 |
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER |
DL |
1'26.147 |
0.899 |
0.078 |
154.745 |
14 |
2 |
加藤 寛規
堤 優威 |
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING |
BS |
1'26.151 |
0.903 |
0.004 |
154.738 |
15 |
65 |
蒲生 尚弥
篠原 拓朗 |
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING |
BS |
1'26.218 |
0.970 |
0.067 |
154.617 |
16 |
55 |
武藤 英紀
木村 偉織 |
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA |
BS |
1'26.245 |
0.997 |
0.027 |
154.569 |
17 |
4 |
谷口 信輝
片岡 龍也 |
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO |
YH |
1'26.248 |
1.000 |
0.003 |
154.564 |
18 |
34 |
柳田 真孝
井出 有冶 |
BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE |
DL |
1'26.399 |
1.151 |
0.151 |
154.293 |
19 |
52 |
吉田 広樹
川合 孝汰 |
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave |
BS |
1'26.422 |
1.174 |
0.023 |
154.252 |
20 |
5 |
冨林 勇佑
平木 玲次 |
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH |
YH |
1'26.664 |
1.416 |
0.242 |
153.822 |
21 |
60 |
吉本 大樹
河野 駿佑 |
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa |
DL |
1'26.682 |
1.434 |
0.018 |
153.790 |
22 |
31 |
嵯峨 宏紀
中山 友貴 |
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr |
BS |
1'26.971 |
1.723 |
0.289 |
153.279 |
23 |
25 |
松井 孝允
野中 誠太 |
HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA |
YH |
1'27.136 |
1.888 |
0.165 |
152.988 |
24 |
50 |
加納 政樹
阪口 良平 |
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing |
YH |
1'27.295 |
2.047 |
0.159 |
152.710 |
25 |
360 |
青木 孝行
田中 篤 |
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS |
YH |
1'27.321 |
2.073 |
0.026 |
152.664 |
26 |
22 |
和田 久
城内 政樹 |
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS |
YH |
1'28.206 |
2.958 |
0.885 |
151.133 |
27 |
48 |
井田 太陽
田中 輝揮 |
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing |
YH |
1'28.673 |
3.425 |
0.467 |
150.337 |
- 優勝 居附明利(SAccess Racing Es)
-
「ここまで長かったです。予選は自分の感覚でセットしたのがあまり良くなくて、決勝はちょっと変えて挑みました。スタートは普通で、前に付いていって隙があれば抜く作戦でした。森山選手が清水選手を抜いたときに、ぼくも行こうと思いヘアピンで仕掛けたんですが、ブレーキが奥になって飛び出しそうになり、スプーンで大木選手に抜かれました。すぐ抜き返しましたが、前が遠くて追いつくかなと心配でした。タイヤもずるずるでしたが、焦らずに落ち着いて追い上げました。トップに立ってからは自分らしい走りをすれば勝てると思っていました」
- 2位 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)
-
「悔しいです。ミラーを見てたらオレンジのマシンが来てたので、やっぱり来たかと思いましたが、速かったですね。全力で走っていましたが、足らなかったです。ずっと2位だときついし、恩返しもしたいので次は勝ちたいです」
- 3位 清水啓伸(Drago CORSE)
-
「スタートは3回目で、完璧ではなかったですが、いままでで一番良かったです。そこからは緊張もあり予選のような走りができなくて2位に下がりました。その後の走りは良かったですがタイヤがきつくて、付いていくのも精一杯でした。居附選手を先に行かせて、森山選手とバトルの隙を狙っていました。最後は抜きに行ったんですが、タイヤのグリップもコース幅もありませんでした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ鈴鹿シリーズ第2戦は10日、鈴鹿クラブマンレース第2戦、鈴鹿サーキット西コースで決勝を行い、予選3位からスタートした居附明利(SAccess Racing Es)が、怒濤の追い上げで初優勝を飾った。
決勝は午後3時45分にフォーメーションラップが始まった。出走14台中、元山泰成(Ecotech Racing)と板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)がグリッドに付けずピットスタートとなり、卜部和久(MYST KK-SII)がメインスイッチのトラブルでエンジンがかからず、11台がグリッドを離れた。
スタートでは予選上位の3台、清水啓伸(Drago CORSE)、森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)、居附明利(SAccess Racing Es)が無難なスタートを決め、この順位のまま130Rに向かう。
1周目にはトップ・清水、2位・森山、3位・居附の順でコントロールラインに戻ってきた。4位には好スタートを決めた予選7位の大木一輝(M2 KK-SⅡ)が付け、5位に小川涼介(MS KK-SII)、6位に松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)が続く。
3周目には「緊張していた」とペースの上がらないトップ清水を2位の森山が捉えトップに浮上。3位の居附もヘアピンで清水を狙うが、オーバーラン。居附は続くスプーンでも飛び出しそうになり、背後につけていた大木に抜かれ4位に落ちる。
4位の居附は次の4周目には大木を捉えて3位に復帰。ここから居附はトップと2秒ほどあった差を徐々に詰め始める。
居附は7周目にはこのレースのファステストラップとなる予選を上回るタイムで2位の清水に急接近。10周目にはスプーンで清水を捉えて2位に浮上。トップの森山を負う。
12周目にはスプーン立ち上がりでトップ森山の背後に付け、13周目の130Rでついにトップに立った。
居附はこのまま逃げ切りうれしい鈴鹿シリーズ初優勝を飾った。森山は追いすがる清水を退け2位を堅守。3位には清水が入った。
7位でレースを始めた高木悠帆(MYST KKSII)は徐々に順位を上げ、11周目に大木をかわして4位でゴール。5位には大木が、6位には松田が入った。
鈴鹿シリーズ第3戦、第4戦は5月21日、22日にクラブマンレース第3戦で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
- 第3戦優勝 平良響(TOM'S)
-
「まず得意のスタートを活かそうということで、そこは集中していましたし、スタートが切られた瞬間のクラッチミートと出足はすごく良かったんですが、スタート直後の位置取りで木村選手の野中選手の間に入っちゃうところで締められてしまい、すぐに落ち着いて1コーナーで抜くことにしました。1位に立った瞬間からクルマのバランスが非常にいいと感じられたので、自信を持って走ることができました」
「(スタートが決まってトップに立った瞬間の心境は?)やった、というよりホッとしているという感じです。第1レース、第2レースともにスタートで2台抜きができていたので、第1レース、第2レースと同じようにスタートできればトップに立てる、ということは意識していました。ただポジションどりで失敗してしまったなあというところです」
「(非常に危なげのない走りだった)クルマが非常に乗りやすかったです。エンジニアさんともずっとレース前に改善点をいっぱい話し合ってきましたし、乗りやすいクルマをエンジニアさんと一生懸命作った、というところで安定した速いペースでミスなく走ることができたと思います」
「(次の鈴鹿に向けて一言)まだ15戦もあるので、まだまだ気を抜けません。第1レース、第2レースとチームメイトに勝たれて悔しかったので、最後に逆転で優勝できてホッとしています。鈴鹿に向けては去年のデータがいっぱいあるので、それを確認して完全な状態で挑みたいです」
- 第3戦決勝2位 木村偉織(B-MAX RACING TEAM)
-
「第1戦、第2戦とどちらも展開に恵まれて、第1戦は2位。第2戦はオーバーテイクせずにそのままの順位でした。課題はスタートだなと感じていて、今回はスタートをしっかり決めようと意気込んでいました。そういう意味では野中選手に並んで前に出られたのは進歩かなと思いますが、平良選手や小高選手はさらにスタートが上手いので、そこは負けてる部分です。もっと練習していかないといけませんしペース的にも足りてないところがあったので、自分のドライビングを見直したいと感じたレースでした」
「(今週末全体を振り返ってはどう思うか)練習走行では表彰台に乗れるかな、というぐらいの勢いがありましたが、予選では5位と6位に終わりました。そこで自信がなくなった部分もありましたが、結果的に2回表彰台に上がって富士ラウンドを終えることができたのは、自信にもつながりました」
「(鈴鹿に向けての抱負を)鈴鹿はチームが得意としているサーキットですし、僕も一番走ってきたサーキットですので、ホンダの皆さんのためにも、チームのためにも、優勝を届けたいという気持ちです」
- 第3戦決勝3位 野中誠太(TOM'S)
-
「スタートで出遅れたのがこの結果につながってしまいました。振り返ってみれば、3レースともいいスタートを切ることができず、改善されないまま終わってしまいまいた。それだけでなく、もう少し守れるところもあったと思います。でもいいところ、悪いところが見えてきましたので、次の鈴鹿のレースはもっとレベルアップしていかないといけない、ということが明確になりました」
「もともとスタートに関して不安要素はなかったんです。何かしらスタート練習と実際のスタートで違っている部分があると思うのでエンジニアさんと細かく分析して改善していかないと、こういうチャンスが来たときに結果に結びつけられないので、早急に対策していく必要を感じています」
「(鈴鹿に向けて一言)スピードに関して自信はありますが、それだけでは勝てないことがよくわかりました。レースウィークを組み立てながら、しっかり3レースを優勝で終われるように、エンジニアさん、チームの皆さんと協力しあって、いい形に繋げていけたらと思います」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦の決勝が4月10日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選3番手からスタートした平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)が念願のSFL初優勝を果たした。
第3戦決勝は午後4時35分より15周で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。
平良は抜群のスタートでポールポジションの野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、2番手の木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)の間に割って入ろうとしたが、二人も簡単には進路を譲らない。それでも平良は冷静に一度引いて1コーナーで2台を抜き去り、一気にトップに浮上する。2位は木村、野中は3位に後退して周回を重ねていく。
4位には小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)。菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が5位につけていたが、菅波は4周目に小高を捉えて4位に浮上、3位の野中を追い上げにかかる。
その後方では第1戦でのアクシデントにより最後列からスタートすることになった太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)と川合孝汰(Rn-sports 320)が1周目にマスタークラスの3台を抜き、太田が8位、川合は9位に浮上すると、2周目には太田が古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)を捉えて7位、3周目には平木玲次(HELM MOTORSPORTS 320)を捉えて6位と着実に順位を上げていった。
太田は5周目の1コーナーで小高にアウトから並びかけるが、小高は一歩も引かず、2台は並んだままコカコーラコーナーを通過、100Rでは小高が太田を退けた。太田はこの周のダンロップコーナーや13コーナーでも小高を攻め立てるが、小高も懸命に押さえ込む。
しかし7周目。太田は再びアウトから小高に並びかけ、立ち上がりでついに攻略に成功。このレースを5位で終えて貴重な2ポイントを獲得した。
こうして後続が激しいバトルを展開している間に、トップの平良は着実にリードを広げ、8周目には木村に対して1秒699の差をつけると、10周目には2秒015、12周目には2秒377、14周目には2秒852まで広げてファイナルラップに突入、参戦2年目にして念願の初優勝を達成するとともに、唯一開幕3連戦全てで表彰台を獲得し、トータル21ポイントでランキングトップに立った。
2位は木村、3位は野中がそのままの順位でフィニッシュ。第2戦優勝の小高は14周目の1コーナーで川合にも抜かれて7位ノーポイントに終わったため、野中が17ポイントでランキング2位となった。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。4月23-24日に第4、5、6戦が行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
(今日のレースを振り返ってください)
「昨日の予選ではクルマの高いポテンシャルをうまくまとめられなかったので、今日のQ1はそのことを心がけて走ったらトップが取れました。Q2でもセットアップを変えずにそのままいったんですけど、少しトラブルがありました。エンジンのアンチラグを入れていない状態でアタックに入ってしまいました。それで低速コーナーでの立ち上がりでタイムロスをしてしまって9番手に沈んでしまいました」
「決勝は昨日より気温も路面温度も高いので、序盤のスタートで順位を上げることもできましたし、中盤トップグループにもついていけたんですけど、ピットアウトしたあとの山下選手とのバトルでは、OTSを使った駆け引きなどで経験豊富な山下選手に前に出られてしまい、最後まで抜けない、というレースになりました。そうした部分を反省して鈴鹿に向けて対策しないといけないなと思います」
(トップドライバーたちと実際に戦ってみて、どういう感想を持ったか)
「クルマの調子が良くて、ロングランでもトップグループと一緒に走ることができましたし、予選でもQ1でトップを取れたのでペースの部分では自信がつきましたけど、やはりスタートとか、OTSの使い方では経験というか、自分でもっと考えないとベテラン勢には勝てないという印象が、戦ってみてさらに強まりました。鈴鹿でも130Rとか、ストレートの長い区間があるので、自分でも使い方を勉強して、どういうふうに使うかを考えないといけないなと思います」
(次のホームレースに向けての抱負を)
「鈴鹿はフォーミュラカーで一番走り慣れてるコースですし、体力的にはかなりきついサーキットだとは思いますが、しっかり準備して、予選ではさらに前からスタートして、優勝できるように頑張ります」
(地元のファンに向けてメッセージを)
「頑張るんで、応援よろしくお願いします」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第2戦優勝 野尻智紀(TEAM MUGEN)
- 「昨日は平川選手に負けて、悔しい思いというか、平川選手は流石にくるな、という感情がありました。予選で前にいかないと、押さえきれないかなと。そこで今日はポールポジションを取るべく、昨日のレースが終わってから、しっかりとクルマを見直しました。ここで2台体制がものすごく活きて、笹原選手のいい部分を僕の方に融合させながらアジャストを行なって、それがすごくいい方向にいって、一つの目標が予選で達成されました。そこから決勝はこのままの順位でいこうということで、セットアップも結構変えましたが、なんの不安もなく、最後まで高いポテンシャルを発揮できたので、今日は本当に素晴らしい一日になったと思います。チームと、応援してくださったファンの皆さんに最大限の感謝を送りたいと思います。ありがとうございました」
「(今シーズンは両メーカーのトップドライバー二人の争いになりそうだが)まだまだそんなことはないと思います。10戦もありますから。ルーキーの人たちも速いですし、今日隣にいる宮田選手も速いのはわかっているので、これからも気を抜かずに戦い続けたいと思います」
- 第2戦決勝2位 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
- 「今日は昨日とはコンディションが変わっていて、予測はしてて、クルマは合わせられたと思うんですけど、ドライビングを失敗して、予選で8番手に沈んでしまい、レースで挽回しようということで臨みました。スタートは良かったんですけど、位置取りなどでジャンプアップできませんでした。そのあとはペースも良くて、ピット作業も素晴らしく良くて、そこで宮田選手を抜くことができたし、野尻選手の近くまで行くことができました。でもまあ8番手からできたことは2番手までかなあと思います。ベストは尽くしたんですけど、まだまだ課題はあります。まだ2戦しか終わっていないので、次の鈴鹿大会に向けて、もっと強くなれるように研究していきたいと思います」
- 第2戦決勝3位 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
- 「今日は予選を2番で終わって、決勝も去年から課題だったスタートを普通に切ることができました。そういった部分でも昨年からの課題をしっかり克服した状態でレースに臨めました。昨日のレースでパフォーマンスがトップ3に比べて足りてないところがあったので、それを改善した上で臨みました。3位という結果ですけど、確実に前進していると思いますし、去年はこの順位にいることすらできなかったことを思えば、大きな進歩だと実感できました。まだ残りが8戦あるので、引き続きチームと努力したいと思います。表彰台に乗れたことと、応援してくださったファンの皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました」
- 優勝チーム監督 田中 洋克(TEAM MUGEN)
- 「1大会2レースというスケジュールの中で、短い時間の中でいろんな物事を決めなくちゃいけない。これがすごく大変でした。ただお客さんから見ると1日の中で予選と決勝が見られるというのはいいことではありますし、これを通常としてできるようになれば、もっとファンに喜んでもらえると思いますし、サーキットに足を運んでもらえると思います」
「今回は2位、1位と2戦連続で多くのポイントを獲得できたからよかったですけど、もし取れないと大きなビハインドになります。ですからこの開幕2レースは非常に重要なポイントになりますよね。ここでポイントを獲得できて本当に良かったと思います」
「(2台体制について)チームの雰囲気はすごくいいと思います。2台体制というのは2台のデータを(互いに)フィードバックすることが大前提じゃないですか。クルマを作っていく上でドライバー2人のコミニュケーションも非常によく取れていますし、エンジニア同士のコミニュケーションもよくできているので、理想の形に近い体制になったかなと思います」
「(1-2フィニッシュはいつ頃達成できそうか)今日の雰囲気からすると、次の鈴鹿でいけるんじゃないかと思っていますけど(笑)」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO