全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 38 | | | 平良 響 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'39.775 | - | - |
2 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 23'42.739 | 2.964 | 2.964 |
3 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'43.543 | 3.768 | 0.804 |
4 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 15 | 23'50.100 | 10.325 | 6.557 |
5 | *50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 23'50.543 | 10.768 | 0.443 |
6 | 10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 15 | 23'58.293 | 18.518 | 7.750 |
7 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'59.465 | 19.690 | 1.172 |
8 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 15 | 24'00.642 | 20.867 | 1.177 |
9 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 24'01.586 | 21.811 | 0.944 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 15 | 24'05.062 | 25.287 | 3.476 |
11 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 24'26.571 | 46.796 | 21.509 |
12 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 24'26.848 | 47.073 | 0.277 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 15 | 24'49.396 | 1'09.621 | 22.548 |
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 38 平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320) 1'34.196 (14/15) 174.390km/h
- CarNo. 50は、統一規則第19条2.(黒白旗提示後の走路外走行)によりタイムペナルティー5秒を科した。
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の決勝が4月10日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が貫禄の走りで今季初優勝。自身通算7勝目をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第2戦決勝は午後2時30分にフォーメーション開始。スタート時の気温は23℃、路面温度は32℃。ホームストレートに若干の向かい風が吹く中、41周の戦いが始まった。
ポールポジションの野尻がトップで1コーナーに飛び込み、予選2番手の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)がそれに続くが、予選3番手の笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)はまたしてもエンジンストールに見舞われ、大きく順位を落としてしまった。
代わって3位には山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)、4位にはサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が上がり、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が5位。6位には予選8番手スタートの平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が続く。
しかしその後方では、予選13番手スタートの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)に最後尾からジャンプアップしてきた松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)がダンロップコーナーで追突するアクシデントが発生。スピンを喫した牧野がコース上でストップしたため、2周目から4周目にかけてセーフティーカーが導入された。
このSC導入の直前、小林は2周目の1コーナーでフェネストラズに並びかけ、コカコーラコーナーの手前で4位に浮上している。
レースは5周目にリスタート。トップの野尻は後続を大きく突き放してホームストレートに戻ってきた。2位は宮田、3位は山下、4位は小林とここまでは順調に5周目を走り終える。
ところがこの周のヘアピンで5位を走行していたサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)がスピンアウト。リヤタイヤにダメージを負って後退を余儀なくされる。
代わって5位に浮上した平川は7周目の1コーナーで小林のインに並びかけるが、小林はこれを押さえ込む。
すると今度は8周目の1コーナーでルーキーの三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)が平川を捉えて5位に浮上するが、平川は11周目に三宅を抜き返す。前を走っていた小林が10周目にタイヤ交換を行ったこともあって、この時点で平川は4位に浮上する。
続いて18周目の1コーナーで平川はオーバーテイクシステムを使って山下を攻略、3位まで浮上してきた。
山下は18周目にピットイン。三宅は20周目にピットに飛び込み、山下の前でコースに復帰する。
迫り来る山下を懸命に押さえ込む三宅だったが、22周目の1コーナーでついに山下が三宅を捉え、実質4位に浮上する。
するとこの周で平川がピットイン。チームインパルのクルーは昨日より1秒以上早い6秒1の作業時間でタイヤ交換を完了し、平川をコースに送り出した。
これが功を奏し、平川は24周目にタイヤ交換を行った2位の宮田を25周目に捉え、実質2位に浮上した。
これを見てトップの野尻は25周目にピットイン。タイヤ交換に要した作業時間は7秒3だ。続く26周目に一気に間合いを詰めていく平川だったが、野尻を捉えるには至らない。27周を終えた時点で両者の差は1秒444だ。
その後も野尻は1分24秒台前半のペースを保って平川を寄せ付けず、最後は1秒659差をつけて41周を走りきり、今季初優勝。昨年8月のもてぎ以来、自身通算7勝目をものにした。
2位は平川、3位には宮田が入った。
また、ルーキーの三宅は最後まで山下と接戦を展開、捉えることこそできなかったものの、5位入賞を果たし、2戦連続でポイントを獲得してみせた。
次の第3戦の舞台はフォーミュラの聖地、鈴鹿サーキット。二輪の全日本ロードレースと併催の2&4レースが行われる。4月24日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 39 | 居附 明利 | SAccess Racing Es MYST KK-S2 | 14 | 19'34.896 | - | - |
2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL/MYSY MYST KK-S2 | 14 | 19'35.316 | 0.420 | 0.420 |
3 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 14 | 19'36.480 | 1.584 | 1.164 |
4 | 61 | 高木 悠帆 | MYST KKSII MYST KK-S2 | 14 | 19'42.297 | 7.401 | 5.817 |
5 | 20 | 大木 一輝 | M2 KK-SⅡ MYST KK-S2 | 14 | 19'43.033 | 8.137 | 0.736 |
6 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 14 | 19'46.573 | 11.677 | 3.540 |
7 | 57 | 吉田 宣弘 | EXTREME☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | 14 | 19'49.315 | 14.419 | 2.742 |
8 | 51 | 岸本 尚将 | Tamayura athle ABBEY KKSⅡ MYST KK-S2 | 14 | 19'50.014 | 15.118 | 0.699 |
9 | 60 | 前田 樹 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | 14 | 19'51.414 | 16.518 | 1.400 |
10 | 12 | 小川 涼介 | MS KK-SII MYST KK-S2 | 14 | 19'51.880 | 16.984 | 0.466 |
11 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 14 | 19'54.133 | 19.237 | 2.253 |
12 | 1 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 14 | 20'07.970 | 33.074 | 13.837 |
13 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 14 | 20'15.714 | 40.818 | 7.744 |
14 | 98 | 天谷 伶奈 | スキルスピードKKSII MYST KK-S2 | 14 | 20'20.209 | 45.313 | 4.495 |
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 39 居附明利(SAccess Racing Es) 1'22.721 (7/14) 151.231km/h
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'10.882 | - | - |
2 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 41 | 1:01'12.541 | 1.659 | 1.659 |
3 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'13.376 | 2.494 | 0.835 |
4 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'25.924 | 15.042 | 12.548 |
5 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'26.721 | 15.839 | 0.797 |
6 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'29.088 | 18.206 | 2.367 |
7 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'41.969 | 31.087 | 12.881 |
8 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'45.930 | 35.048 | 3.961 |
9 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'46.822 | 35.940 | 0.892 |
10 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'47.220 | 36.338 | 0.398 |
11 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'48.796 | 37.914 | 1.576 |
12 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'50.584 | 39.702 | 1.788 |
13 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'51.540 | 40.658 | 0.956 |
14 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:01'52.400 | 41.518 | 0.860 |
15 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:01'54.224 | 43.342 | 1.824 |
16 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:02'02.353 | 51.471 | 8.129 |
17 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:02'03.525 | 52.643 | 1.172 |
18 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 41 | 1:02'08.978 | 58.096 | 5.453 |
19 | *50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 41 | 1:02'29.968 | 1'19.086 | 20.990 |
20 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 40 | 1:01'49.377 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 36Laps)完走 ---- |
- | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 0 | - | 41Laps | 40Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19) 1'23.665 (32/41) 196.340km/h
- CarNo. 50は、統一規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- 第2戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-
「昨日は思ったより動かないなあ、といった状態で耐え忍んだ予選と決勝でした。その辺りを、チーム無限は今年本当の意味で2台体制になりましたので、データ共有をしっかりしつつ、笹原選手のいいところを取り入れながら、自分の動かしたいようにクルマを動かすにはどうしたらいいか、というところを夜遅くまでチームと話し合って今日に臨みました。それがいい方向に機能して、Q1はマージンを持ちすぎたかなという部分はあったんですけど、自分としてはいい手応えを感じていまして。Q2ではタイヤの暖め方を変えたらいい方向にいくんじゃないか、と戦略を変更。それは自分のミスでうまくいきませんでしたが、いいステップを踏んで予選を戦って結果を得られたのは良かったと思います。決勝でもこの流れをキープして勝ち切りたいと思います」
「笹原選手とは戦略が違うことは事前にわかっていたので、彼の邪魔にならないところでアタックに入りたいなと思っていたんですけど、僕のミスでAコーナーで四輪脱輪をしてしまったので、その周は諦めて、なるべくタイヤの熱を上げすぎないようにして、笹原選手に一旦譲って願わくば彼のトウを使えればな、と思いました。離れすぎたのであまり効果は出なかったと思います。自分のミスもあったので反省すべき点はあります。次戦以降の予選でもしっかり修正して、また予選会見に戻って来られるように取り組んでいきたいです」
- 第2戦予選2位 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
-
「昨日の予選はトラブルがあって不本意な結果になりました。今日は昨日の予選決勝のデータを活かして臨もうということで走りました。Q1はそこそこ悪くなかったんですが、トップと差がありました。Q1のBグループはタイムが落ちていたので、コンディション変化が鍵になるのかな? と思いました。Q2ではその通りのコンディションになり、タイムを更新することができましたが、まだ少し足りませんでした。とはいえトヨタエンジンユーザーでは一番ですし、テストと変わらないくらいのパフォーマンスがあるので、ひとまずこの予選は予選で切り替えて、決勝はよりいい走りをしたいです」
- 第2戦予選3位 笹原右京(TEAM MUGEN)
- 「昨日に引き続き好調なパフォーマンスを発揮できていますが、Q2は欲をかきすぎて、求めすぎちゃったかなと思います。アタック自体もまとめきれなかった部分があったので、その結果が3番手だったのかなと思います。とはいえチーム無限として1位と3位で高いパフォーマンスを見せているので、決勝に関しても昨日の課題だったスタートを含めてきちんと決めれば、自ずと結果はついてくると思います。チームを信じて取り組んでいきたいです」
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が4月10日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、前年王者の野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が通算8回目のポールポジションを獲得した。
二日間で2レースを開催することになった開幕戦富士大会。二日目の今日はシリーズ第2戦の公式予選が午前9時25分から、決勝レースは午後2時30分から予定されている。
この日の富士スピードウェイは昨日に続いて快晴。公式予選Q1のグループAが走行を開始した時点の気温は気温21℃、路面温度30℃と、昨日の第1戦よりもさらに上昇した。一方、風の影響は昨日ほどではないようだ。
予選Q1
各グループ10分間で行われるQ1は、第1戦のレース結果に基づきつつ、同じチーム同士が一緒にならないよう配慮されてグループ分けが行われた。
グループAで印象的な速さを見せたのは、昨日もQ1をグループ4位で突破した三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)だ。
三宅は計測4周目からタイムアタックに取り掛かり、いきなり1分21秒796を叩き出してタイミングモニターの最上段に躍り出る。
同じグループで走っていた野尻や宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)も入念なウォームアップに続いてアタックを行ったが、野尻は1分21秒899、宮田は1分21秒843と今一歩及ばない。
さらに三宅は計測5周目にも区間ベストを連発し、1分21秒618までタイムを縮めたが、残念ながらこの周でトラックリミット違反を犯したと判定され、このタイムは抹消となってしまった。
それでもグループトップは三宅、2位宮田、3位野尻でグループAは終了。ここで福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)そして国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)が予選を終えることになった。
グループBには昨日の第1戦でポールポジションを獲得した笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が出走。いち早くアタックに入った小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)に続いてタイムアタックを行い、1分21秒898で2番手につけた。
グループトップは第1戦で決勝3位のサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)で、タイムは1分21秒729。グループAにはわずかに及ばなかったが、これは気温、路面温度の上昇も無関係ではなかっただろう。
3番手にはジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)がつけた。タイムは1分22秒001。第1戦優勝の平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が4番手だ。
昨日フロントローを獲得した新人の佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)は終了間際に1分22秒317を記録して6番手。新人二人を走らせるTEAM GOHは第1戦に続いて二人揃ってQ2進出を果たした。
一方、佐藤に弾き出される格好で牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)は7番手に終わり、ここで予選を終えることに。他に阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)がQ1敗退となった。
予選Q2
Q2は午前11時より7分間で行われた。開始時の気温は22℃、路面温度は31℃とさらに上昇、ホームストレートには若干の向かい風が吹く中での走行となった。
ここでも笹原はいち早くピットを離れて計測3周目からタイムアタックに取り掛かり、1分21秒731とQ1のタイムを更新してきた。
続いてグループAトップの三宅が1分21秒934を記録。しかしこのセッションは参加12台中10台が相次いで1分21秒台を叩き出す接戦となり、三宅は9位まで後退して予選を終えた。
チームメイトの佐藤は終盤1分21秒754と笹原に次ぐタイムを記録したが、それに続いて宮田が1分21秒717をマークしてその時点でトップに浮上する。
さらにコカコーラコーナーでのオーバーランで最初のアタックを断念した野尻が、チームメイトの笹原のスリップストリームを利用するなどして仕切り直したアタックで1分21秒522を叩き出し、最後の最後にトップに躍り出た。
これにより第2戦の公式予選は野尻がポールポジションを獲得、宮田が2番手、笹原が3番手という結果となった。
野尻のポール獲得は2021年8月の第5戦もてぎ以来。通算8度目だ。
第2戦決勝はこのあと午後2時30分より41周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
スーパーFJ鈴鹿シリーズ第2戦は10日、鈴鹿クラブマンレース第2戦、鈴鹿サーキット西コースで公式予選を行い、清水啓伸(Drago CORSE)がポールポジションを獲得した。
公式予選は前プログラムでクラッシュがあったため予定より10分遅れの午前11時10分より15分間で行われた。参加台数は14台。西コースでの開催ということで第1戦の25台より大幅に参加台数が減少した。前戦優勝の岡本大地も出走していない。鈴鹿は春がすみだが気温はぐんぐん上がり汗ばむほどの陽気となった。
まず3周目には卜部和久(MYST KK-SII)が1分23秒787でトップに立つ。4周目には清水啓伸(Drago CORSE)が23秒105で卜部を逆転しトップが入れ替わる。5周目には第1戦ポールポジションの森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)が23秒027でトップに浮上。
6周目には初めて23秒を切るタイム、1分22秒755をたたき出した清水が再びトップに浮上。清水はこの後、スピンなどがありタイム更新はならず。
2位には森山が1分22秒904で、3位には居附明利(SAccess Racing Es)が23秒059で続く。
9周目には居附が1分22秒848までタイムを縮め、森山を逆転し2位に浮上。初戦終了直前には森山が22秒797を出し、再び2位に立った。
しかし、予選終了まで清水のタイムを上回るドライバーは現れず、清水が鈴鹿シリーズ初のポールポジションを獲得した。2位の森山はわずか0.042秒清水に届かなかった。3位の居附も森山から0.009秒差と上位3人は0.051秒内に収まる僅差で予選を終えた。
4位には高木悠帆(MYST KKSII)が、5位には卜部が、6位には小川涼介(MS KK-SII)が続いている。
ポールポジションの清水は長崎県出身の16歳。鈴鹿のドライバー育成プログラムSRS-Fにも入校し、将来はF1ドライバーをめざす。
今回出走のメンバーで鈴鹿シリーズの優勝経験があるのは予選10位の吉田宣弘(EXTREME☆ミスト☆GY)のみ。吉田以外の誰が勝っても初優勝となる。決勝は午後3時45分より14周で行われる。
- ポールポジション 清水啓伸(Drago CORSE)
-
「5位までに終れればいいかなと思っていました。タイヤのピークのところでスリップを使ってタイムを出そうと思っていましたが、前に追いついてしまって寄せられスピンをしてしまいました。それまでは順調でストレートでもエンジンが伸びていていい感じでした。スピン後の後半はタイムを出せませんでした。森山選手と居附選手には追いついていけてなかったので同じくらいのタイムが出てるのかなとは思っていました。戻ってきてからチームの人が1位と言ってたのでポールが取れたのがわかりました」
「決勝ですが、上りのスタートでまだ3戦目ですし、苦手意識があるので決まるかどうか分かりません。トップに立てたら後ろを離していけるように、成功しなくても最小限にミスを抑え、2位、3位でも後ろで勉強しつつ優勝を狙えるようにがんばりたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.522 | - | - | 201.501 |
2 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'21.717 | 0.195 | 0.195 | 201.021 |
3 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.731 | 0.209 | 0.014 | 200.986 |
4 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'21.754 | 0.232 | 0.023 | 200.930 |
5 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'21.763 | 0.241 | 0.009 | 200.908 |
6 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'21.842 | 0.320 | 0.079 | 200.714 |
7 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'21.857 | 0.335 | 0.015 | 200.677 |
8 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'21.882 | 0.360 | 0.025 | 200.616 |
9 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'21.934 | 0.412 | 0.052 | 200.488 |
10 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'21.948 | 0.426 | 0.014 | 200.454 |
11 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'22.178 | 0.656 | 0.230 | 199.893 |
12 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.249 | 0.727 | 0.071 | 199.720 |
■Aグループ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Knock Out Q1 A Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | *55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'21.796 | - | - | 200.826 |
2 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'21.843 | 0.047 | 0.047 | 200.711 |
3 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.899 | 0.103 | 0.056 | 200.574 |
4 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'21.987 | 0.191 | 0.088 | 200.359 |
5 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'22.100 | 0.304 | 0.113 | 200.083 |
6 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.164 | 0.368 | 0.064 | 199.927 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'22.238 | 0.442 | 0.074 | 199.747 |
8 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'22.277 | 0.481 | 0.039 | 199.652 |
9 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.477 | 0.681 | 0.200 | 199.168 |
10 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'22.635 | 0.839 | 0.158 | 198.787 |
11 | *50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'22.733 | 0.937 | 0.098 | 198.552 |
---- 以上基準タイム(107% - 1'27.521)予選通過 ---- |
- CarNo. 50, 55は、シリーズ規則第19条2.(走路外走行)により、ベストタイムを削除した。
■Bグループ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Knock Out Q1 B Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'21.729 | - | - | 200.991 |
2 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.898 | 0.169 | 0.169 | 200.576 |
3 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'22.001 | 0.272 | 0.103 | 200.324 |
4 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'22.207 | 0.478 | 0.206 | 199.822 |
5 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'22.279 | 0.550 | 0.072 | 199.648 |
6 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'22.317 | 0.588 | 0.038 | 199.555 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.374 | 0.645 | 0.057 | 199.417 |
8 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'22.518 | 0.789 | 0.144 | 199.069 |
9 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.667 | 0.938 | 0.149 | 198.710 |
10 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'23.075 | 1.346 | 0.408 | 197.735 |
---- 以上基準タイム(107% - 1'27.450)予選通過 ---- |
- 第2戦優勝 小高一斗(TOM'S)
-
「まずペースがあまり良くなかったです。もう少し楽な展開で勝ちたかったなと思いました。スタート自体はそこまで悪くなく、いいスタートが切れましたが、そのあと路面温度が思った以上に上がってしまい、後半のペースが上がらなくなりました。本当は開幕戦から勝って行きたかったんですけど、とりあえず1勝できて良かったです」
「(中盤終盤と太田選手に詰め寄られていたが)今週末はフリー走行から順位がずっと下の方にいましたし、ずっと調子が良くなくて、高速域、低速域ともにグリップをさせることができていなくて悩んでいました。今でもそこまで改善しきれていないんですが、予選で2番、1番で追われたことが、今回勝てた一番の要因だと思います」
「(第3戦に向けての抱負を)次のレースも勿論勝ちたいですけど、4番手からのスタートなので抜くのが難しいのもわかっていますし、今年は本当にシリーズチャンピオンを目指しているんで、しっかりとポイントを取って、無駄なレースをしないようにしたいです」
- 第2戦決勝2位 太田格之進(TODA RACING)
-
「前半は(トップから)少し離れたんですけど、後半にかけてすごく接近することができました。結構接近したんで、小高選手をオーバーテイクできるかな? と思ったんですけど、初めてのスーパーフォーミュラ・ライツのレースで、後ろにつくとこんなにダウンフォースが抜けるんだな、と驚かされました。そんな中で最大限の走りをしましたが、抜くところまではいけずに、悔しいレースになりました」
「チームとしても、僕としても、昨日のレースはまずまずの順位で、あまり無理せずに2位なら2位でいいかと。第3レースのこともあるので慎重に構えていたんですけど、予想外に後ろから攻撃されてしまって、残念な形になってしまいました。今日も落とすわけにはいかないんですけど、勝ちたかったという気持ちは大きいですね」
「(第3戦は最後尾からのレースになるが)前のクルマについて、どのくらいダウンフォースが抜けるのか、というのは今のレースで学んだし、マシンごとの特性の違いも掴めた部分があるので、それを第3レースに活かせればと思います。最後尾からのスタートなので、上に上がるのは難しいこともわかるんですけど、チャンスがあれば、少しでも多くのポイントを取って帰りたいです」
- 第2戦決勝3位 平良響(TOM'S)
-
「第2レースも5位スタートということで、得意のスタートで1周目に絶対順位をあげていかないとチャンスがない、ということはわかっていました。予想通りスタートで前に行くことができて、2位を伺うところまでいけたんですけど、1コーナーで抜くまでにはいかず、3位を走ることになりました。後ろに川合選手が来ているのはわかっていましたし、予選でトップタイムを出しているので、メンタル的にはきつかったんですけど、しっかり前を向いてレースすることができたので、大きいミスもなく、3位で終わることができました」
「予選が終わったタイミングで、川合選手は第3セクターがものすごく速いことがわかりました。そこでミスをするとスリップに入られて、1コーナーで差されることがわかっていたので、第3セクターで絶対ミスしないように集中して走りました。逆に第2セクターはこっちの方が速いので、第2セクターで離せるところまで離すことも意識していました」
「(第3戦への抱負を)昨日も今日も5番手から2ポジションアップで3位でしたので、第3レースも3位から2台抜いて初優勝したいです」
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km
Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 1'22.755 | - | - | 151.169 |
2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL/MYSY MYST KK-S2 | 1'22.797 | 0.042 | 0.042 | 151.092 |
3 | 39 | 居附 明利 | SAccess Racing Es MYST KK-S2 | 1'22.806 | 0.051 | 0.009 | 151.076 |
4 | 61 | 高木 悠帆 | MYST KKSII MYST KK-S2 | 1'23.138 | 0.383 | 0.332 | 150.473 |
5 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'23.206 | 0.451 | 0.068 | 150.350 |
6 | 12 | 小川 涼介 | MS KK-SII MYST KK-S2 | 1'23.223 | 0.468 | 0.017 | 150.319 |
7 | 20 | 大木 一輝 | M2 KK-SⅡ MYST KK-S2 | 1'23.608 | 0.853 | 0.385 | 149.627 |
8 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'23.679 | 0.924 | 0.071 | 149.500 |
9 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 1'23.726 | 0.971 | 0.047 | 149.416 |
10 | 57 | 吉田 宣弘 | EXTREME☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | 1'23.732 | 0.977 | 0.006 | 149.405 |
11 | 60 | 前田 樹 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | 1'23.925 | 1.170 | 0.193 | 149.062 |
12 | 51 | 岸本 尚将 | Tamayura athle ABBEY KKSⅡ MYST KK-S2 | 1'24.164 | 1.409 | 0.239 | 148.638 |
13 | 1 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 1'24.197 | 1.442 | 0.033 | 148.580 |
14 | 98 | 天谷 伶奈 | スキルスピードKKSII MYST KK-S2 | 1'25.967 | 3.212 | 1.770 | 145.521 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2戦の決勝が4月10日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)がポール・トゥ・ウィンを達成。2022年の第16戦富士以来、実に1年4ヶ月ぶりの勝利をものにした。
第2戦決勝は午前9時25分より15周で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。
スタートではポールポジションの小高がホールショット。その後ろでは予選5番手スタートの平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)がスタートを決め、1コーナーで予選2番手の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)のインを伺うが、太田はきっちり押さえて2位をキープする。
4位には第1戦優勝の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)がつけ、予選3番手の川合孝汰(Rn-sports 320)はスタートで5位に交代するが、2周目の1コーナーで野中を捉えて4位に浮上、その後は平良を追い上げにかかる。
3周終わっての小高のリードは0秒936。4周目には0秒974と、なかなか太田を引き離せない。
その後も8周目に0秒694、10周目には0秒523と徐々に太田に詰め寄られる苦しい展開となる。
しかし太田も前車に近づくとダウンフォースが失われる、スーパーフォーミュラ・ライツの特性から、今ひとつ決め手を欠いた状況にあり、両者は僅差ながら膠着状態に陥った。
その後方では平良と川合が同じような接戦を繰り広げていたが、要所要所をきっちり押さえて集中力を切らさない平良の走りに、川合は攻略のチャンスを見出せない。
結局トップ4台は僅差のまま規定周回の15周を消化。小高は自身通算2勝目を達成。太田はSFLでの初表彰台を獲得。3位に入った平良は第1戦に続いての連続表彰台をものにしている。
第3戦決勝はこのあと午後4時35分より、同じく15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'39.179 | - | - |
2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 15 | 23'39.810 | 0.631 | 0.631 |
3 | 38 | | | 平良 響 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'44.825 | 5.646 | 5.015 |
4 | 10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 15 | 23'45.905 | 6.726 | 1.080 |
5 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'47.121 | 7.942 | 1.216 |
6 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 23'49.458 | 10.279 | 2.337 |
7 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 23'51.029 | 11.850 | 1.571 |
8 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 15 | 23'54.260 | 15.081 | 3.231 |
9 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 23'54.618 | 15.439 | 0.358 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 15 | 23'58.864 | 19.685 | 4.246 |
11 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 24'14.424 | 35.245 | 15.560 |
12 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 15 | 24'14.753 | 35.574 | 0.329 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 15 | 24'33.066 | 53.887 | 18.313 |
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1'34.146 (6/15) 174.482km/h
(最後尾から14台抜きで7位入賞という結果でしたが、予選から決勝までを振り返ってください)
「テストを重ねてきて、去年とは全く別物のクルマを作り上げてきたはずだったんですが、公式テストから今週の専有走行までで感じていた扱いにくさというか、コンディションに左右されやすいところが、予選でも決勝でも出てしまいました。今日は風向きも変わりましたし、路面温度も上がったり下がったりが激しい1日だったので、そこに左右されてしまったかな?と思います」
(スイートスポットの狭いクルマになっている?)
「そうですね。スイートスポットの狭い中で、いい部分を見つけるのが難しかったので、決勝に向けては去年ベースにリセットして臨みました。しかし決勝のペースもあまり良くなかったので、そこでの課題も多かったです。トップグループのペースには到底及ばないな、というのは感じていたので、なんとか知恵を絞り出して抜いてった感じです。タイヤが生きてる序盤の10周くらいでなんとか、OTの使い方や、相手へのプレッシャーの掛け方、タイヤのマネジメントも駆使して抜いていきました。それで順位を上げることができたのかなと思います。最後は坪井選手に追い上げられてしまう状態になっていたので、もうちょっと改良が必要だなと感じています」
(タイヤの使い方がキーポイントになっていた?)
「今日は特にそうでした。いつもの富士はここまで大きくコンディションが変化することがなかったと思うので、タイヤへの負荷のかけ方、使い方が重要でした」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
(デビュー戦を終えての感想を)
「今回僕は10位でポイントを取ることができました。予選から振り返るとQ1をグループ4位で通過することができましたが、Q2でセットアップを変更していただいて、セクター1、セクター2はトップグループと遜色ないペースで走れていたのに、セクター3をまとめることができず、12位タイム。前のドライバーが四輪脱輪のペナルティを受けたので11位でした。クルマのポテンシャルを引き出せなかったのが反省点でした。決勝はコールドタイヤでSFを走らせるのが初めてでしたが、ベテランドライバーは冷えた状態でもタイヤの情報を受け取ることに慣れているので、そこで順位を落としてしまったのが反省点でした。でも逆に順位を落としてもポイントが取れるぐらいレースペースが良かったので、マシンバランスは本当に良かったです。明日に向けては今日の悪い部分を見直して、まずは予選でいい順位からスタートできるように頑張りたいです」
(41周という長丁場だったが、体力面や戦術面で不安はなかったか)
「鈴鹿のテストから乗らせていただいてますが、やはりスーパーフォーミュラは体力的にライツより厳しく、冬の間はトレーナーさんについてもらって開幕戦に向けて準備してきたので、想像以上に体力面は楽でした。それでパフォーマンスをキープできたのかなと思います」
(パフォーマンス面では手応えを感じた?)
「そうですね。チームメイトの佐藤選手は予選で速かったですし、僕も1周をまとめれば上位に行けるだけのパフォーマンスが感じられたので、Q1を4位で通過できたことが自信にはなりました」
(第2戦への抱負を)
「今回は予選で沈んだのが響いたので、まずは予選をしっかり前の方でまとめられるように頑張りたいです」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 14 | 25'29.033 | - | - |
2 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 14 | 25'30.418 | 1.385 | 1.385 |
3 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 14 | 25'32.867 | 3.834 | 2.449 |
4 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 14 | 25'33.451 | 4.418 | 0.584 |
5 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 14 | 25'35.024 | 5.991 | 1.573 |
6 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 14 | 25'58.516 | 29.483 | 23.492 |
7 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 14 | 26'02.741 | 33.708 | 4.225 |
8 | 88 | 梅田 真祐 | Alfa Romeo GIULIETTA TCR J'S TECHCEN GIULIETTA TCR | 14 | 26'20.927 | 51.894 | 18.186 |
9 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 11 | 26'13.610 | 3Laps | 3Laps |
---- 以上規定周回数(75% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 98 猪爪杏奈(DOME RACING) 1'47.814 (2/14) 152.362km/h
(第1戦を振り返ってください)
「スタートを失敗して(後続に)飲まれてしまったのが全てだと思います。Bコーナーでスピンしてしまい、そこから追い上げる展開になってしまいました。レースペース自体はかなり良くて、ポイント圏内まで追い上げることができました。この経験は明日に活きると思うので、予選からしっかり前のポジションを取って、決勝ではしっかり表彰台に上がれるように頑張りたいです。体のダメージ自体はありませんでした。優勝できるだけのペースはあったので、悔しいですが切り替えていこうと思います」
(かなり手応えを感じていた?)
「そうですね。ペースもかなり良くて、あと数周もあればもう2台くらい抜けたはずなので、明日に向けてプラスに考えています」
(改めて第2戦の目標を)
「まずはスタートをしっかり決めて、表彰台に上がれるように頑張っていきたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
(スタートでは何が起きた?)
「原因がなんだったのか、まだ問題が精査できていません。僕自身の手順は問題なかったと思います。本当に(クラッチを)繋いだ瞬間にいきなりストールしてしまった感じで、自分でもあのコンマ数秒の間に何かできたかというと、何もできなかっただろうなというレベルで。あの瞬間は頭が...『あれ?加速しないぞ?』って。反応自体はむちゃくちゃ良かったので、繋がりすぎていたのか、クラッチの温度が上がりすぎていたのか。いずれにせよ勿体なかったです」
(左リヤタイヤのパンクチャーについては)
「あれも原因がわかっていません。デブリを踏んだ感触もなかったし、タイヤに過剰な負荷をかけた覚えもなかったので。ぶつけられたわけでもありませんから。その後は周回遅れになってしまったので邪魔にならないように走っていました。ロングランもできていませんでしたから。その中で明日につながるようなデータも収集できましたし、ペース的にも手応えがありました」
(スポット参戦を続けていた時と、レギュラーシートを得た今の状況はやっぱり違う?)
「全然違いますね。精神的にも、チームとの取り組み方も違います。代役となると、レースウィークの72時間のうちにきっちり爪痕を残さないといけないので。それに比べたらテストからコツコツと積み上げて、開幕戦の予選までの流れを作り上げていけたので、全然違うなと感じました。スポット参戦を続けて結果的に最後まで乗っていたシーズンと違って、一年を見据えての取り組み方などは全然違います」
「何よりチーム無限はGTでもお世話になっているチームですし、第二の家族みたいに感じていて、めちゃくちゃ心強いですし、チームスタッフの頑張りに刺激を受けて自分もより努力していこうと思えます。そういうチームと一緒に戦えることは、嬉しいですね」
(第2戦の抱負を)
「今日ポールポジションを獲得できて、速さを示すことはできたと思うので、明日も引き続き一番前からスタートしたいです。その上で明日こそはちゃんとスタートを切って、そのまま前でレースを終えられたらなと思います。優勝したいとか、表彰台に上がりたいとかって目標は特にセットしていませんが、前の方で戦った時に自分たちがどの位置で追えられるのか。とにかくベストを尽くそうという思いでやっています。今日起きた問題も、チームと一緒にやっていければ必ず解決できると思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第1戦優勝 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
-
「2020年以来という感じはしないんですが、そうですね、昨年は最高位が2位だったので悔しいシーズンでした。今シーズンは初戦から優勝できてよかったですし、シーズンオフにクルマがなかなか決まらなかったのが、今日の朝ようやくまとまってきました。そこに持って来れたのがよかったです。また明日もあるので、この勢いでいけば、また優勝のチャンスはあると思うので、しっかりと休んで、力を発揮したいと思います」
「今日よかったら明日も悪いわけがないので。でもライバルたちも追いついてくると思うので、さらに良くできるように、今日以上に引き離せるように準備したいと思います」
- 第1戦決勝2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-
「2位ということですが、一時はトップに立っていたので、もちろん悔しさはあります。レースとしては6番手のスタートだったので、非常に思い切ったチャレンジができましたし、内容としては満足しています。昨年も平川選手はロングランのペースが良かったので、非常に怖い存在だという印象がありました。昨年のチャンピオンだなんてことは一瞬で忘れ去られると思うので、しっかり自分で意識を強く持って、誰にも負けないという気持ちを持てました。チームメイトの笹原選手も予選では速かったですし。決勝では彼の望んだ結果ではなかったと思いますが、チームとともに前進して、チーム全員が揃って前にいて、優勝するという夢が実現できるように、明日以降もファンの皆さんの力を借りて、精一杯頑張ります」
「(平川選手とのバトルについて)背後に迫ってきたのは前の周のストレートからわかっていました。もちろんタイヤの要因などからトラクション性能も違っていたとは思いますが、『ああそこできたか』という感じはありました。もう少し僕の位置が前なら、平川選手のラインを潰していけたと思いますが、あのぐらい並ばれてしまうともう僕にできることは何もなかったので、潔くサイドバイサイドでいくしかないなと」
- 第1戦決勝3位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
-
「3位を獲得できて嬉しく思います。スタートがうまくいって3位に上がれましたし、リーダーに立つこともできました。リードを保つことができなかったのは残念です。できるだけ自分のペースを保ってタイヤ交換に入ったんですが、そこで野尻選手に抜かれてしまいました。ピットストップもスムーズでした。昨年はチームが苦戦していましたし、僕自身もほとんど走ることができなかったので、今年最初のレースで3位を獲得できたことを非常に嬉しく思います。明日もベストを尽くして頑張ります。できるだけ多くのポイントを獲得したいです」
「序盤にちょっとプッシュしすぎたかなあとは思います。今年はタイヤのスペックが変わっていて、消耗が早いように感じていました。それをマネジメントするのが難しかったけど、勉強になったし、いい経験になりました。タイヤ交換を済ませてからはいいペースで走れていたと思います」
- 優勝チーム監督 星野一義(carenex TEAM IMPUL)
-
「今回はすごくいいレースで、しかも野尻選手が、あそこでアウトに並ばれたら次はインを取られてしまうという展開の中、被せないでフェアでプロフェッショナルな走りをしてくれた。これは優勝以上に評価できると思います。優勝した平川選手も野尻選手も素晴らしいと思います」
「(平川選手と野尻選手のバトルを見ていた時の心境は?)僕は心臓に毛が生えていないので。スタッフ全員でタイムを見ながら、30周ぐらいを目処にタイヤ交換をしようと。でもひょっとしたら10周くらいで入るかもしれない。そこは成り行き次第でした。結果的によかったのは、平川選手がきちんと自分のパフォーマンスを発揮できるようにセットアップをでき、王者の走りを見せてくれた。それが一番嬉しい」
「今年はいろんなことがあると思うけど、昨日もどうしてタイムが出ないのかがわからなくて、夜遅くまでかかってやっと原因を突き止めた。そこで朝の予選までに対策をしたのが間に合って、平川選手が思いっきり走れるクルマを用意出来た。関口選手はまだちょっとアンダーステアが解消できず、思い通りに走れるところまでいかなかったが、残り9戦は二人で思い切り戦って欲しいし、チームの中でも競走してるから、作戦なんかなくて、二人に思い切り戦わせていく」
「さっきは(平川選手が)イングリッシュでインタビューに答えててびっくりしたね。これから世界に羽ばたくドライバーになってほしいね」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦の決勝が4月9日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選3番手からスタートした平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が前年王者野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)とのバトルを制し、自身通算3勝目を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ)
午後2時30分より41周で行われた第1戦決勝はスタートから大荒れの展開となった。
まずスタートでポールポジションの笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)がエンジンストール。笹原によれば、クラッチをミートした瞬間にエンジンがいきなり停止したという。現時点では原因を精査中とのことで、ドライバーにはなす術がなかったという。笹原はなんとか再始動してレースに加わったが、8周目に左リヤタイヤのパンクチャーに見舞われて予定外のピットインを強いられ、その後は周回遅れで走行を続けざるを得なかった。
これでトップに躍り出たのが予選3番手の平川。2番手にサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が続き、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が3位につける。
同じくフロントローからスタートした佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)もスタートで後続に飲み込まれてしまい、ダンロップコーナーで大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)に追突されてスピン、18位と大きく順位を落としてコントロールラインに戻ってきた。
さらにコカコーラコーナーでは福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)も後続に追突されてスピン。福住はその際に左のリヤタイヤをカットされたほか、フロアにもダメージを負ってしまったため、そのままレースを終えている。
トップ争いは、5周終わりのホームストレートでフェネストラズがオーバーテイクシステム(OTS)を作動させて平川を攻略、トップに浮上するが、平川は離されずに追い上げていき、14周目の1コーナーでOTSを使ってトップを奪い返した。
その後方では、予選6番手の野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が10周目にいち早くタイヤ交換を敢行。1分24秒台前半で周回を重ねるトップ2台に対し、野尻は1分24秒フラットから時折1分23秒台に入るハイペースで飛ばしに飛ばして順位挽回を図っていた。
15周を終えた時点でトップの平川との差は42秒391。これが19周目には41秒145となり、21周目にはタイヤ交換を行ったフェネストラズをピット出口で抜き去って実質2位に浮上、さらに23周目には平川との差を39秒771まで詰めてきた。
これを見て平川は25周目にピットイン、タイヤ交換を行って野尻の前でピットアウト。しかし1コーナーの飛び込みで早くも野尻の先行を許してしまう。
しかし勝負はそこで終わらなかった。
タイヤに熱の入った平川は反撃に転じ、27周目に自己ベストを更新して野尻との差を1秒468とすると、28周目には0秒623と一気に間合いを詰める。
そして30周目。
ホームストレートでOTSを作動させた平川は1コーナーでアウトから野尻に並びかけるが、野尻はこれを押さえこむ。しかし平川も諦めずにコカコーラコーナー、ダンロップコーナーと仕掛けていき、第13コーナーで野尻のアウトに並びかけると、そのままGR Supraコーナーでインに入ってトップを奪い返した。
その後も平川は1分23秒台のハイペースで一気に後続を突き放しにかかり、最後は野尻に5.623秒差をつけてチェッカーを受け、初戦を勝利で飾るとともに、自身通算3勝目をものにした。
2位は野尻。3位にはフェネストラズが入った。
また、予選最後尾からスタートした大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)は何と14台抜きの離れ業をやってのけて7位入賞を果たし、1周目のアクシデントで一時は大きく順位を落とした佐藤も、トップグループと遜色ないペースで粘り強く走行を続け、最後は9位でフィニッシュ。10位に入った三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)とともに、ルーキードライバー二人は揃ってポイントを獲得した。
なお、今大会は2レース制で行われるため、明日午前10時25分より第2戦の公式予選が、午後2時30分より同じく41周の決勝レースが行われる予定だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第1戦優勝 野中誠太(TOM'S)
- 「スタートで川合選手はかなり出遅れていたので、ここは前に行けると思ったんですけど、太田選手はかなり良い加速をしていたので、2番止まりかなあと思っていたら、1コーナーでインシデントがあって、そこでスルッといけたのは予想外でした」
「(レース後半の走りについて)バランスも徐々に変わってきていたので、慎重に合わせ込んでいたというか。常に100%でプッシュするのではなく、バランスとドライビングの帳尻をうまく合わせて行って、最後にまたプッシュするというレースの作り方をしていました」
「(フリー走行でトラブルが出るなど、波乱の週末だったと思うが、今はホッとしている?)ホッとしているというか、まさか勝てるとは思っていなかったので、驚いています。嬉しいです」
「(第2戦、第3戦への抱負を)今日のスタートが自分としてはいいとは思えなかったので、データを比べながらしっかりスタートできれば、いい展開でレースできると思うので、集中しながら準備していきたいです」
- 第1戦決勝2位 木村偉織(B-MAX RACING TEAM)
- 「このような形でB-MAXとホンダHFDPがタッグを組んで初めてのレース。HRCという体制になってから一番最初のフォーミュラのレースで表彰台という結果をお届けできたのは、チームやホンダの皆さんにとってもいいレースだったかなと思います。そんな中でも、もうちょっとああしとけばよかった、こうしとけばよかった、という反省点もあったレースでした」
「専有走行からいいところを掴めていた部分があり、それらをまとめきればタイムが出るな、という手応えがありましたが、予選でマシンのバランスに自分のドライビングを合わせ込むのがうまくいかなくて、納得のいく順位で終われませんでした」
「去年やっていたFIA-F4と比べると、距離も長いですし、タイヤやクルマの落ち方など、いろんな面で違います。その辺りを経験で積み上げていければいいなと思います」
「明日の第2戦は6番手からのスタートになりますが、1台1台抜いて行って、着実にポイントを稼ぎたいです」
- 第1戦決勝3位 平良響(TOM'S)
- 「予選でドライビングミスをしてしまって、6番手スタートになってしまったので、勝つのは難しいと思っていましたが、案の定トップの野中選手や木村選手はペースが速くて、途中ついていける部分もありましたが、セクター3の合わせ込みが足りなくて離されて行ってしまいました。得意のスタートではすごくいい反応と蹴り出しができていましたので、1コーナーまでに2、3台抜けるかなと思っていましたが、目の前で川合選手と太田選手の接触があり、避けるに避けれなくて詰まってしまいました」
「(後ろから小高選手が迫ってきていたが)小高選手は先輩ということもあって、後ろから迫って来られた時はメンタル的にびびってしまう部分もありましたが、そこはしっかり落ち着いて、後ろを見ずに前を追っかけるよう、気持ちを持っていきました」
「(明日について)去年も最高順位は3位で、2位とか1位は取れていないので、明日だったり、夏以降だったりも優勝を目指して、チャンピオン争いに絡んでいきたいです」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 14 | 25'26.182 | - | - |
2 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 14 | 25'26.401 | 0.219 | 0.219 |
3 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 14 | 25'28.384 | 2.202 | 1.983 |
4 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 14 | 25'30.871 | 4.689 | 2.487 |
5 | *73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 14 | 25'34.686 | 8.504 | 3.815 |
6 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 14 | 26'23.044 | 56.862 | 48.358 |
7 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 14 | 26'45.839 | 1'19.657 | 22.795 |
8 | 88 | 梅田 真祐 | Alfa Romeo GIULIETTA TCR J'S TECHCEN GIULIETTA TCR | 14 | 27'49.426 | 2'23.244 | 1'03.587 |
9 | *17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 13 | 27'50.808 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(75% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 65 加藤正将(Audi Team Mars) 1'47.940 (3/14) 152.185km/h
- CarNo. 73は、反則スタートにより、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 17は、シリーズ規則第22条22-10.(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 41 | 58'25.743 | - | - |
2 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 41 | 58'31.366 | 5.623 | 5.623 |
3 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 41 | 58'32.460 | 6.717 | 1.094 |
4 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 41 | 58'45.139 | 19.396 | 12.679 |
5 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 41 | 58'48.031 | 22.288 | 2.892 |
6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 58'58.094 | 32.351 | 10.063 |
7 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 58'59.734 | 33.991 | 1.640 |
8 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 41 | 59'01.036 | 35.293 | 1.302 |
9 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 41 | 59'01.318 | 35.575 | 0.282 |
10 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 41 | 59'09.419 | 43.676 | 8.101 |
11 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 41 | 59'12.587 | 46.844 | 3.168 |
12 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 41 | 59'15.712 | 49.969 | 3.125 |
13 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 41 | 59'16.933 | 51.190 | 1.221 |
14 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 59'20.082 | 54.339 | 3.149 |
15 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 41 | 59'25.305 | 59.562 | 5.223 |
16 | *6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 41 | 59'32.207 | 1'06.464 | 6.902 |
17 | *36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 41 | 59'32.749 | 1'07.006 | 0.542 |
18 | *7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 40 | 58'28.792 | 1Lap | 1Lap |
19 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 39 | 58'50.370 | 2Laps | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 36Laps)完走 ---- |
- | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 29 | 58'40.320 | 12Laps | 10Laps |
- | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 0 | - | 41Laps | 29Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 20 平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19) 1'22.941 (32/41) 198.054km/h
- CarNo. 6, 36は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 7は、反則スタートにより、ドライビングスルーペナルティーを科した。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が4月9日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が参戦2年目の初戦で遂に自身初のSFL優勝を達成した。
第1戦決勝は12時30分より21周で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。
出足良くスタートでトップに立ったのは予選3番手の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。ところが太田は1-2コーナーでポールポジションの川合孝汰(Rn-sports 320)とまさかの接触。2コーナー立ち上がりで力なくストップし、そのままレースを終えてしまう。川合もこのアクシデントでフロントウィングにダメージを負い、5位にポジションを落としてコントロールラインに戻ってくると、7周目にはそのウィングの一部がコースに脱落、そのままピットに戻ってレースを終えた。
代わってトップに立ったのは予選4番手の野中。これを予選5番手のルーキー、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が追う展開となった。3位には予選6番手の平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)が続く。
序盤から少しずつリードを広げ、12周目には木村との差を1秒471に広げた野中だったが、木村もレース後半に入ると徐々にペースを上げ、14周目にはその差を0秒989まで縮めてきた。
その後も木村は17周目に1分35秒043、19周目には1分34秒753と次々にファステストラップを更新して野中を追い上げ、20周終了時には0秒851後方にまで迫ってきたが、野中は最後まで木村にオーバーテイクのチャンスを与えず、そのまま21周を走り切って開幕戦を勝利で飾るとともに、明日の第3戦のポールポジションを獲得した。
フィニッシュライン上での2位の木村との差はわずか0.624秒。3位にはSFL参戦2年目の平良が続いた。
第2戦決勝は明日の朝9時25分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第1戦ポールポジション 笹原右京(TEAM MUGEN)
- 「参戦が決まってから時間がない中で、チームの皆さんは徹夜の連続でした。鈴鹿テストでも問題点を出しながら、この予選までにうまく仕上げてくれました。僕自身はチームとコミニュケーションを取りながら準備を進めてきたので、本当にコツコツ積み上げた結果だなと思います。嬉しいです」
「今年の予選フォーマットに関しては、スーパーGTで経験した方式に近いですし、Q2へのアジャストは、Q1がB組だったことで比較的予想がしやすかったです。」
「真っ先に僕がピットに戻ってきたので、ギリギリまで状況がわかっていなかったんです。無線で『ポール取れたかも』と言われた時は喜びというより『ホントに?』ていう感じで、ちょっと拍子抜けしたような感じでした。その後でチームスタッフが喜んでいる姿を見て、喜びが込み上げてきました」
- 第1戦予選2位 佐藤蓮(TEAM GOH)
- 「前日の(フリー走行の)段階ではトップからは離れていましたが、チームの皆さんに原因を探っていただきました。アドバイザー陣の伊沢拓也さん、岡田秀樹さん、山本雅史監督にもアドバイスをもらってこの順位を獲得できたので、本当に感謝しています。」
「テストも含めてホームストレートが追い風というのは、今回が初めての経験でしたが、伊沢アドバイザーからの注意点で1コーナーのブレーキングについてアドバイスをいただいて、それがQ1でうまくいきました。Q2ではコンディション変化の差が大きく、タイムを伸ばしきれませんでした」
- 第1戦予選3位 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
- 「テストではあまり順調に行っていなくて、試行錯誤を重ねながらシーズンオフのテストを進めてきました。なんとか昨日のフリー走行や今日の予選までにクルマを仕上げることができました。昨日も遅くまでミーティングをやって、しっかり準備を進めてきましたし、昨日起きたトラブルもしっかり解決して、今日は思いっきりいけたので、チームにも感謝しています。この会見にはレッドブルアスリートの3人が呼ばれましたが、僕が一番先輩なのに3番手だったのはちょっと悔しいので、レースでは一番前に行けるように頑張ります」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権がついに開幕!
第1戦の公式予選は4月9日に静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、フル参戦1年目の笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が見事自身初のポールポジションを獲得した。
スーパーフォーミュラの公式予選はこれまでQ1、Q2、Q3の3セッションからなるノックアウト方式で行われてきたが、今季からはQ1、Q2の2セッションのみとなり、A、Bの2グループの各上位6名でQ2を行うことになった。また今大会においては、クオリファイングライト(Qライト)と呼ばれる新たな仕組みが試験導入された。これは各車両のロールバーに取り付けられたLEDライトをタイムアタックの際に黄色く点滅させ、前を走るドライバーに注意を促すものだ。
予選Q1
第1戦の公式予選は午前9時30分にグループAのQ1がスタートした。走行時間は各グループ10分間だ。開始時の気温は16℃、路面温度は26℃。ホームストレートは追い風というコンディションでの走行となった。
ここでめざましい速さを見せつけたのがルーキーの佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)だった。
佐藤はコースオープンとともに真っ先にピットを離れると、計測4周目に1分21秒675を叩き出し、いきなりトップに躍り出る。一時はトラックリミット違反の審議が行われたが、対象となった周回はベストタイムを出した後の周だったため、佐藤のタイムはそのまま有効とされ、見事トップでQ2に駒を進めることになった。
前年王者の野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は1分21秒881で2番手、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分21秒940で3番手。以下、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)がQ2に進出した。
グループBもサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が1分21秒744、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が1分21秒896と実力者たちが好タイムを記録する中、フル参戦1年目の笹原が1分21秒835で2番手、佐藤と同じくこれがデビュー戦の三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)も1分22秒023で4番手に食い込んできた。
このほか宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)がQ2に進んだ。
予選Q2
Q2は午前11時05分より7分間で行われた。気温は18℃、路面温度は28℃とQ1よりやや高めだ。
各車2〜3周のウォームアップ走行ののち、黄色いランプを点滅させてタイムアタックに入っていく。まずは大津が1分22秒158を記録、続いて笹原が1分21秒404とQ1のタイムをコンマ4秒縮めてきた。
宮田や平川も自身のQ1のタイムを上回ったが、それでも宮田1分21秒727、平川は1分21秒708と、笹原には今一歩及ばず、笹原が自身初のポールポジションを獲得した。
さらに終了間際、Q1のグループAをトップで通過した佐藤が1分21秒668を叩き出して2番手に。午後に行われるデビューレースをフロントローからスタートすることとなった。
第1戦決勝はこのあと午後2時30分より41周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYSHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 21 | 33'24.794 | - | - |
2 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 21 | 33'25.419 | 0.625 | 0.625 |
3 | 38 | | | 平良 響 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 21 | 33'27.418 | 2.624 | 1.999 |
4 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 21 | 33'28.421 | 3.627 | 1.003 |
5 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 21 | 33'33.234 | 8.440 | 4.813 |
6 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 21 | 33'40.153 | 15.359 | 6.919 |
7 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 21 | 33'40.460 | 15.666 | 0.307 |
8 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 21 | 33'48.418 | 23.624 | 7.958 |
9 | 11 | M | 1 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 21 | 34'49.936 | 1'25.142 | 1'01.518 |
---- 以上規定周回数(90% - 18Laps)完走 ---- |
- | 30 | M | - | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 10 | 17'09.364 | 11Laps | 11Laps |
- | 4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 9 | 17'07.712 | 12Laps | 1Lap |
- | 10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 7 | 11'32.361 | 14Laps | 2Laps |
- | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 0 | - | 21Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 37 小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320) 1'34.717 (21/21) 173.430km/h
2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦、第2戦の公式予選が4月9日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、第1戦は川合孝汰(Rn-sports 320)、第2戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)と、いずれもルーキードライバーがポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時50分より30分間で行われた。ここでのベストタイム順が第1戦、セカンドベストタイム順が第2戦のスターティンググリッドとなる。第3戦は第1戦決勝の順位だ。
この日の富士スピードウェイは快晴。気温は14℃とまだまだ肌寒さの残るコンディションでの走行となった。
各車入念なウォームアップ走行を行い、計測4周目あたりから本格的なアタックに取り掛かる。まずは平木玲次(HELM MOTORSPORTS 320)が計測4周目に1分34秒516をマーク。続いて平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)が1分34秒429、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が1分34秒395、菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が1分34秒200と次々にタイムを削っていく。
そして残り時間が18分になろうかというところで川合孝汰(Rn-sports 320)が1分33秒858を記録。さらに太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が残り15分で1分33秒706を計測5周目に叩き出してトップに立った。
ここで全車一旦ピットイン。残り10分を切ったところで最後のタイムアタックに取り掛かる。
まずは2021フォーミュラ・リージョナル王者の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が1分33秒767で2番手に浮上。続いて2021FIA-F4王者の野中が1分33秒382でトップに浮上する。
しかし川合は1分33秒248を叩き出して再びトップに。太田は1分33秒381、小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)も1分33秒365で2番手に食い込む。
太田、小高はさらにアタックを続けるが、太田が1分33秒378、小高が1分33秒259を記録したところでチェッカーが提示され、予選は終了。
今季初参戦の川合が見事デビュー戦でポールポジションを獲得。セカンドタイムでは小高の1分33秒365が最高で、こちらも第2戦のポールポジションを獲得するという結果となった。
なお、予選2番手の小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)は、予選前にエンジン交換を行ったため、第1戦決勝において5グリッド降格となることが公式通知により決定している。
第1戦決勝はこのあと12時30分より21周で、第2戦決勝は明日の朝9時25分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.404 | - | - | 201.794 |
2 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'21.668 | 0.264 | 0.264 | 201.141 |
3 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'21.708 | 0.304 | 0.040 | 201.043 |
4 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'21.727 | 0.323 | 0.019 | 200.996 |
5 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'21.774 | 0.370 | 0.047 | 200.880 |
6 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.929 | 0.525 | 0.155 | 200.500 |
7 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'21.974 | 0.570 | 0.045 | 200.390 |
8 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'22.107 | 0.703 | 0.133 | 200.066 |
9 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'22.120 | 0.716 | 0.013 | 200.034 |
10 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.158 | 0.754 | 0.038 | 199.942 |
11 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'22.210 | 0.806 | 0.052 | 199.815 |
12 | *38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'26.220 | 4.816 | 4.010 | 190.522 |
- CarNo. 38は、シリーズ規則第19条2.(走路外走行)により、当該タイム(1'22.140)を削除した。
■Aグループ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Knock Out Q1 A Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'21.675 | - | - | 201.124 |
2 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.881 | 0.206 | 0.206 | 200.618 |
3 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'21.940 | 0.265 | 0.059 | 200.474 |
4 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'22.059 | 0.384 | 0.119 | 200.183 |
5 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.148 | 0.473 | 0.089 | 199.966 |
6 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'22.250 | 0.575 | 0.102 | 199.718 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'22.412 | 0.737 | 0.162 | 199.325 |
8 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'22.429 | 0.754 | 0.017 | 199.284 |
9 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.476 | 0.801 | 0.047 | 199.171 |
10 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'22.675 | 1.000 | 0.199 | 198.691 |
---- 以上基準タイム(107% - 1'27.392)予選通過 ---- |
■Bグループ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Knock Out Q1 B Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'21.744 | - | - | 200.954 |
2 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'21.835 | 0.091 | 0.091 | 200.731 |
3 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'21.896 | 0.152 | 0.061 | 200.581 |
4 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'22.023 | 0.279 | 0.127 | 200.271 |
5 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'22.035 | 0.291 | 0.012 | 200.241 |
6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.130 | 0.386 | 0.095 | 200.010 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'22.171 | 0.427 | 0.041 | 199.910 |
8 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'22.387 | 0.643 | 0.216 | 199.386 |
9 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'22.671 | 0.927 | 0.284 | 198.701 |
10 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'22.776 | 1.032 | 0.105 | 198.449 |
---- 以上基準タイム(107% - 1'27.466)予選通過 ---- |
- | *65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'29.793 | 8.049 | 7.017 | 182.941 |
- CarNo. 65は、シリーズ規則第19条2.(走路外走行)により、当該タイム(1'22.941)を削除する。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.365 | - | - | 175.942 |
2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'33.381 | 0.016 | 0.016 | 175.912 |
3 | 10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'33.460 | 0.095 | 0.079 | 175.763 |
4 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.493 | 0.128 | 0.033 | 175.701 |
5 | 38 | | | 平良 響 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.509 | 0.144 | 0.016 | 175.671 |
6 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'33.529 | 0.164 | 0.020 | 175.633 |
7 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.767 | 0.402 | 0.238 | 175.187 |
8 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'33.990 | 0.625 | 0.223 | 174.772 |
9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'34.137 | 0.772 | 0.147 | 174.499 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'34.421 | 1.056 | 0.284 | 173.974 |
11 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'35.730 | 2.365 | 1.309 | 171.595 |
12 | *4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'35.828 | 2.463 | 0.098 | 171.420 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'36.221 | 2.856 | 0.393 | 170.719 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- CarNo. 4は、シリーズ規則第19条2.(走路外走行)により。当該タイム(1'35.826)を削除した。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'33.248 | - | - | 176.162 |
2 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.259 | 0.011 | 0.011 | 176.142 |
3 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'33.378 | 0.130 | 0.119 | 175.917 |
4 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.382 | 0.134 | 0.004 | 175.910 |
5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'33.401 | 0.153 | 0.019 | 175.874 |
6 | 38 | | | 平良 響 | Kuo モビリティ中京 TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.492 | 0.244 | 0.091 | 175.703 |
7 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.742 | 0.494 | 0.250 | 175.234 |
8 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'33.834 | 0.586 | 0.092 | 175.062 |
9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'34.053 | 0.805 | 0.219 | 174.655 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'34.370 | 1.122 | 0.317 | 174.068 |
11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'35.576 | 2.328 | 1.206 | 171.872 |
12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'35.705 | 2.457 | 0.129 | 171.640 |
13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'36.192 | 2.944 | 0.487 | 170.771 |
---- 以上基準タイム(110% -1'42.624)予選通過 ---- |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'47.115 | - | - | 153.357 |
2 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 1'47.552 | 0.437 | 0.437 | 152.734 |
3 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 1'47.571 | 0.456 | 0.019 | 152.707 |
4 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'47.635 | 0.520 | 0.064 | 152.616 |
5 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 1'47.842 | 0.727 | 0.207 | 152.323 |
6 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 1'48.121 | 1.006 | 0.279 | 151.930 |
7 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 1'49.286 | 2.171 | 1.165 | 150.310 |
8 | 88 | 梅田 真祐 | Alfa Romeo GIULIETTA TCR J'S TECHCEN GIULIETTA TCR | 1'50.752 | 3.637 | 1.466 | 148.321 |
9 | *24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 1'53.190 | 6.075 | 2.438 | 145.126 |
---- 以上基準タイム(110% -1'57.826)予選通過 ---- |
- CarNo. 24は、一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該周回タイム(1'53.161)は採択しない。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'47.551 | - | - | 152.735 |
2 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 1'47.899 | 0.348 | 0.348 | 152.242 |
3 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 1'48.033 | 0.482 | 0.134 | 152.054 |
4 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 1'48.070 | 0.519 | 0.037 | 152.001 |
5 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 1'48.354 | 0.803 | 0.284 | 151.603 |
6 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'48.916 | 1.365 | 0.562 | 150.821 |
7 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 1'49.997 | 2.446 | 1.081 | 149.339 |
8 | 88 | 梅田 真祐 | Alfa Romeo GIULIETTA TCR J'S TECHCEN GIULIETTA TCR | 1'52.048 | 4.497 | 2.051 | 146.605 |
9 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 1'55.927 | 8.376 | 3.879 | 141.700 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'58.306)予選通過 ---- |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦/第2戦 -RIJ- (2022/04/08) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'21.822 | - | - | 200.763 |
2 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'21.979 | 0.157 | 0.157 | 200.378 |
3 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'21.996 | 0.174 | 0.017 | 200.337 |
4 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.077 | 0.255 | 0.081 | 200.139 |
5 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'22.136 | 0.314 | 0.059 | 199.995 |
6 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'22.139 | 0.317 | 0.003 | 199.988 |
7 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'22.151 | 0.329 | 0.012 | 199.959 |
8 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'22.164 | 0.342 | 0.013 | 199.927 |
9 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'22.194 | 0.372 | 0.030 | 199.854 |
10 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.201 | 0.379 | 0.007 | 199.837 |
11 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'22.281 | 0.459 | 0.080 | 199.643 |
12 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'22.440 | 0.618 | 0.159 | 199.258 |
13 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'22.450 | 0.628 | 0.010 | 199.233 |
14 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'22.543 | 0.721 | 0.093 | 199.009 |
15 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'22.589 | 0.767 | 0.046 | 198.898 |
16 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'22.594 | 0.772 | 0.005 | 198.886 |
17 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'22.600 | 0.778 | 0.006 | 198.872 |
18 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'22.790 | 0.968 | 0.190 | 198.415 |
19 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'22.896 | 1.074 | 0.106 | 198.162 |
20 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'22.904 | 1.082 | 0.008 | 198.142 |
21 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'22.997 | 1.175 | 0.093 | 197.920 |
- 優勝 澤龍之介(Sutekina Racing)
-
「走っていて気持ちが良かったです。レース2はドライセットにレインタイヤを履いたような状態でしたが、本格的に雨用のセットにして、タイヤが発熱する方向に振ったらバッチリでした」
「決勝前は3連勝ができるか不安で吐きそうなくらい気持ち悪かったのですが、今は全然平気です。ストレスが発散できました(笑)。ぜひ次戦も出場したいです。Sutekinaチームの皆さんよろしくお願いします。」
- 2位 小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)
-
「何事もなく普通に終わることができて良かったです。ただ、タイムを見るとトップと差がありますので、まだまだです。レース2からセッティングを変えましたが、考えていたのと逆の方向にいってしまった感じです。路面の回復に合わせてタイムアップができませんでした」
「小山選手がずっと後ろにいましたが、気にするとミスってしまうので、意識してミラーを見ないようにしていました」
- マスタークラス優勝 HIROBON(Rn-sportsF111/3)
-
「最初に片山選手が追い上げてきたときは勝負しました。でも、その後自分もスピンをしてしまって(笑)。まだまだですね。でも、この週末はいろいろ経験できましたので、今日は雨で良かったと思っています。もちろんドライがいいですけどね」
「TCRジャパンレースとリージョナルはスケジュールが重なっているのですが、3連勝してしまったので、どうしようかと悩んでいます」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Shigeru KITAMICHI
Yoshinori OHNISHI
4月3日、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第1戦レース3の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、降り続く雨のなか澤龍之介(Sutekina Racing)がまたしてもポール・トゥ・ウィン。この週末を3ポールポジション、3勝、3ファステストラップと完全勝利で締めくくった。
マスタークラスも、クラスポールスタートのHIROBON(Rn-sportsF111/3)が3連勝。初参戦とは思えない安定した走りを見せた。
雨は午後になっても止むことはなく降り続けた。ただ、コンディションは午前に行われたレース2とあまり変わっていないようだ。各チームはレース2での経験を踏まえてマシンをアジャストしてレースに臨んだ。
レース2と同様にセーフティカー(SC)ランでのスタートとなったが、雨量が多いためSCラン4周の後に実質のスタートが切られた。
好スタートを決めたポールポジションの3号車・澤は、「SCランで変更したセッティングが当たっているのが分かった」と、1周目から猛プッシュ。2位の97号車・小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)より2秒も速いラップタイムで周回を重ねる。
後方では6番手スタートの6号車・片山義章(Team LeMans F111/3)が、順位を上げようと急ぐ中でGRスープラコーナーでスピン。逆に8位まで順位を落としてしまい、マスタードライバーを抜いて4位まで順位を回復するのに、4周を費やすことになってしまった。
トップ澤は、2位小川との差を6周目4.9秒、8周目7.6秒、10周目には11.8秒と、毎周ごとにファステストタイムを更新しながら快走を続け、「ぶっちぎる」の言葉どおりのレースを見せる。
スタートから僅差で競り合ったのが2位小川と3位の8号車・小山美姫(F111/3)。その差は終始2秒以内と、小山は小川がミスをすれば即座に逆転可能な位置でレースを続けたが、「後ろは見ないようにした」という小川は、レース1,2の汚名返上と、最後まで小山を従えて走りきった。
30分が経過したため、レースは13周でチェッカーとなったが、澤は最後まで手を抜くことなく走り、最終的に20秒という大差をつけて完勝。ようやく自分の目指すレースができたと笑顔でマシンを降りた。
マスタークラスも、時折コースを外れるなど危ない場面はあったものの、HIROBONがクラス2位の14号車・田中優暉(アスクレイ☆イーグルスポーツ)に50秒近い大差をつけて3連勝。最後尾スタートの4号車・今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が最後は田中の背後まで迫り3位に入った。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2022/04/03) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 3 | | | 澤 龍之介 | Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM | 13 | 30'24.876 | - | - |
2 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 13 | 30'45.129 | 20.253 | 20.253 |
3 | 8 | | | 小山 美姫 | F111/3 Super License | 13 | 30'47.446 | 22.570 | 2.317 |
4 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 13 | 30'59.577 | 34.701 | 12.131 |
5 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 13 | 31'24.598 | 59.722 | 25.021 |
6 | 14 | M | 2 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 13 | 32'14.096 | 1'49.220 | 49.498 |
7 | 4 | M | 3 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 13 | 32'14.626 | 1'49.750 | 0.530 |
8 | 34 | M | 4 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 12 | 30'36.150 | 1Lap | 1Lap |
9 | 45 | M | 5 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 10 | 32'05.124 | 3Laps | 2Laps |
---- 以上規定周回数(75% - 9Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 3 澤龍之介(Sutekina Racing) 1'57.170 (12/13) 140.196km/h
- 優勝 澤龍之介(Sutekina Racing)
-
「タイヤがなかなか発熱せずに(セーフィティカー解除後の)1コーナーで飛び出してしまいました。その後は慎重に走りました。連勝でき、ファステストラップも獲れましたしたので良かったです」
「(ファステストをマークした周は)後方から追い上げられているのをエンジニアさんからの無線で知って、これはマズいと思って、攻められるところは攻めました」
- 2位 小山美姫(F111/3)
-
「終盤13コーナーでスピンして止まった車がありましたが、ダンロップコーナーから黄旗が振られていて、先が見えないので、コースを塞いでいるのかと思って減速しすぎました。それで追いつかれてしまいました」
「もっと攻めたかったのですが、思ったよりコントロールするのが難しくて攻めきれなかったですね。午後はもう少し攻めたいと思います」
- マスタークラス優勝 HIROBON(Rn-sportsF111/3)
-
「雨のレースはたぶん初めてです。一応、雨用のセッティングにして臨みましたが、前も見えなくて全然踏めなかったです。コースに留めるので精一杯でした。スピンしかけたり、危ない場面も何回もありました」
「(午後のレースは開幕3連勝がかかっていますが?)その期待は重いです(笑)。午後も雨と思いますが、もう少し何とかしたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Shigeru KITAMICHI
Yoshinori OHNISHI
4月3日、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第1戦レース2の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、雨のなか澤龍之介(Sutekina Racing)がポール・トゥ・ウィン。昨日のRace1に続き連勝を飾った。
マスタークラスも、クラスポールスタートのHIROBON(Rn-sportsF111/3)が安定した速さを見せ2連勝。
夜半から雨となり、決勝スタート時刻(午前9時50分)が近づいても雨が降り続き、コースは完全にウェット。
レースは安全性を考慮しセーフティカースタートとなった。その2周目、3番グリッドの97号車・小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)がヘアピンでスピン。再スタート後、元のポジションまで戻ったが、これは後にペナルティの裁定が下ることになる。
3周のセーフティカーランの後、スタートするが、その1コーナーでトップの3号車・澤が飛び出してしまう。幸いそのままトップの位置でコース復帰。マスタークラスの14号車・田中優暉(アスクレイ☆イーグルスポーツ)もコカコーラコーナーでコースオフするなど、その後もドライバーは冷えたタイヤで不安定なマシンをコース上に留めるのに四苦八苦することになる。
大きな順位変動はなく、8周を終えるが、ここでトップの澤を3秒差まで追い上げていた小川に無情のドライブスルーペナルティの指示が出て小川は後退。澤と同等のペースで走っていただけに、SCランでのスピンは大きな代償を払うことになってしまった。
9周を終えた順位は、澤、4秒遅れて8号車・小山美姫(F111/3)、さらに3秒遅れて6号車・片山義章(Team LeMans F111/3)とトップ3はほぼ等間隔でレースを進める。4位にはマスタークラストップの11号車・HIROBON(Rn-sportsF111/3)、小川、そして最後尾スタートから追い上げてきた4号車・今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、34号車・三浦勝(F111/3)、14号車・田中優暉(アスクレイ☆イーグルスポーツ)、45号車・辻子依旦(PONOS Racing)と続く。
ここから2位小山が、トップの澤を上回るペースで追い上げ、その差を10周目3.5秒、11周目2.9秒と詰め始める。これを無線で知った澤はペースアップ。このレースのファステストラップとなる1分59秒968を叩き出して突き放す余裕を見せた。
SCランで始まった雨のレースは、14周目に入ったところで時間制限の30分を経過したため、14周終了時でチェッカー。澤が昨日のレース1に続いて連勝を飾った。
マスタークラスは、「雨のレースはほとんど経験がない」と言いながらも、スタートから安定した走りを見せたHIROBONが、こちらも2連勝。
Race3の決勝が午後1時35分から15周(または30分)で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2022/04/03) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 3 | | | 澤 龍之介 | Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM | 14 | 31'58.132 | - | - |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | F111/3 Super License | 14 | 32'00.603 | 2.471 | 2.471 |
3 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 14 | 32'01.931 | 3.799 | 1.328 |
4 | *97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 14 | 32'41.956 | 43.824 | 40.025 |
5 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 14 | 32'55.700 | 57.568 | 13.744 |
6 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 33'33.782 | 1'35.650 | 38.082 |
7 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 14 | 34'09.124 | 2'10.992 | 35.342 |
8 | 14 | M | 4 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 13 | 32'39.811 | 1Lap | 1Lap |
9 | 45 | M | 5 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 10 | 26'36.379 | 4Laps | 3Laps |
---- 以上規定周回数(75% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 3 澤龍之介(Sutekina Racing) 1'59.968 (12/14) 136.927km/h
- CarNo. 97は、H項違反(SC中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- 優勝 澤龍之介(Sutekina Racing)
-
「新品タイヤでやや不安はありましたが、逃げ切れて良かったです。最後はタイヤがたれたのか少しペースは落ちましたが、ラップタイムも安定して走ることができたと思います」
「ただ、思ったようにペースは上げられなかったです。決勝に向けて少しセッティング変更をした影響もあったのかもしれません。その点では納得のいくレースとは言えません」
「でも、幸先の良いスタートが切れましたので、明日も続けて勝ちたいと思います」
- マスタークラス優勝 HIROBON(Rn-sportsF111/3)
-
「決勝のペースはあまり良くなかったのですが(初優勝の)気分は最高です。スタートは得意なので前に出ることができましたが、後ろからのプレッシャーが半端なくて(笑)、気にしてミラーを見ていたら抜かれました」
「序盤(田中選手に)前に出られて、これはマズいと思ったのですが(スピンしてくれて)助かりました。その後はミスしないように走りました」
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI
4月2日、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第1戦レース1の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、澤龍之介(Sutekina Racing)がポールポジションから独走で優勝を飾った。
マスタークラスは、好スタートのHIROBON(Rn-sportsF111/3)と田中優暉(アスクレイ☆イーグルスポーツ)が競り合ったが、田中の自滅でHIROBONが初参戦、初優勝を飾った。
気温は低いが快晴の下でスタートを迎えた。予選でクラッシュしてしまった4号車・今田信宏(JMS RACING with B-MAX)は、急きょマシンをファクトリーから運んで車両を交換したためピットからのスタート。
ポールシッター3号車・澤が抜群のスタートを見せたのに対し、予選2位の97号車・小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)はエンジンストール。大きく出遅れてしまった。この間隙を縫って前に出たのが、マスタークラスPPの11号車・HIROBON。いきなり2位にジャンプアップしたが、「後ろからのプレッシャーが凄かった」と1周を終えてコントロールラインに戻ってきたときには若手4台の後方5位に下がってしまった。
澤を追うのは8号車・小山美姫(F111/3)だが、両者の差は周回を重ねるたびにジワジワと開いていき、折り返しの8周を過ぎた頃には5秒にまで開いた。しかし、予選の差から考えると小山の健闘が光った。
トップ2のさらに5秒後方では6号車・片山義章(Team LeMans F111/3)と小川が序盤から常に1秒差以内で競り合い続ける。時折小川が仕掛けるものの、巧者片山に抑え込まれ前に出ることは最後まで叶わなかった。
徐々にペースを上げたトップ澤は、9周目にこのレースのファステストタイムとなる1分38秒093を記録するなど、38秒台の安定したペースで走り、2位小山との差を僅かずつ開いてチェッカーを受けた。
マスタークラスは、先行したHIROBONを14号車・田中が追い、2周目に前に出ると5周目まではクラストップを死守。しかし、田中は6周目のダンロップコーナーで痛恨のスピン。20秒近くをロスしてしまい3位に後退。ここからはHIROBONの独走となった。
ピットスタートの4号車・今田は序盤こそ慣れないクルマで様子を見ていたが、5周目あたりからはクラストップと遜色ないペースで走り、最終的に3位の34号車・三浦勝(F111/3)の8秒後方まで追い上げてフィニッシュ。明日に繋がる走りを見せた。
明日3日は、第2戦の決勝が午前9時50分から。第3戦の決勝が午後1時35分から、それぞれ15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2022/04/02) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 3 | | | 澤 龍之介 | Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM | 15 | 24'40.422 | - | - |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | F111/3 Super License | 15 | 24'47.783 | 7.361 | 7.361 |
3 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 15 | 24'52.048 | 11.626 | 4.265 |
4 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 15 | 24'53.772 | 13.350 | 1.724 |
5 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 15 | 25'17.069 | 36.647 | 23.297 |
6 | 14 | M | 2 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 15 | 25'21.843 | 41.421 | 4.774 |
7 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 15 | 25'28.643 | 48.221 | 6.800 |
8 | 4 | M | 4 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 15 | 25'37.306 | 56.884 | 8.663 |
9 | 45 | M | 5 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 14 | 24'50.069 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(75% - 11Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 3 澤龍之介(Sutekina Racing) 1'38.093 (9/15) 167.461km/h
- 第1,2,3戦総合PP 澤龍之介(Sutekina Racing)
-
「昨日の練習から調子は良かったのですが、トラブルもあってあまり走れませんでした。不安を抱えての予選でしたが、3戦ともポールが獲れて嬉しいです」
「予選1回目は気温が低かったのとカート走行の後でオイルが出たりしていて、グリップしなかったですね。2回目は気温も上がって改善されました」
「アベレージタイムも良いので、決勝は誰も前に出すことなくぶっちぎりで勝ちたいと思います。今年は全戦出場できるかはまだ分かりませんが、出るレースはすべて勝って結果を残します」
- 第1,2,3戦マスタークラスPP HIROBON(Rn-sportsF111/3)
-
「自分としてはまだまだ全然だめですね。温度差に対応するタイヤの熱の入れ方も分からないし、マシンのターボラグも掴みきれていません。理想には程遠い感じです」
「3戦すべてでクラスポールは嬉しいですが、本当にまだまだです。決勝では若手に食い込みオーバーオールの表彰台目指して頑張ります」
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI
4月2日、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第1,2,3戦の予選が静岡県・富士スピードウェイで行われ、澤龍之介がトリプルポールポジションを獲得した。マスタークラスも初参戦のHIROBONが3戦ともにクラスポールを獲得した。
開幕大会となる今回だが、エントリーは9台。若手4台、マスター5台という内訳だ。マシンは20台近くデリバリーされているはずなので、やや寂しい開幕だ。
それでも昨年スポット参戦し2勝を挙げた澤龍之介(Sutekina Racing)、同じくスポット参戦で1勝を挙げた小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)というステップアップを狙う若手に加え、F3などの経験も豊富で昨年スポット参戦ながら開幕3連勝を飾った片山義章(Team LeMans F111/3)、そしてWシリーズから凱旋参戦の小山美姫(F111/3)という多彩な顔ぶれが揃った。
マスタークラスは、今年はSFライツ、FRJ、FIA-F4とフォーミュラ3カテゴリーに参戦する今田信宏(JMS RACING with B-MAX)をはじめ、田中優暉(アスクレイ☆イーグルスポーツ)、三浦勝(F111/3)の継続参戦組に加え、昨年スポット参戦した辻子依旦(PONOS Racing)、FIA-F4やTCRシリーズで実績のあるHIROBON(Rn-sportsF111/3)というメンバーだ。
第1戦予選
4月を迎えたが、やや肌寒い天候となった富士スピードウェイ。午前9時25分から始まった第1戦の予選では、各車ゆっくりとタイヤを温めながら周回を重ね、予選時間の15分をフルに使ってのアタックとなった。
ここで常にタイミングモニターのトップに居続けたのが、澤、食い下がる小川を上回るタイムをマークし続け、最終的に1分38秒001までタイムアップ。小川に0.5秒弱の大差をつけて開幕戦のポールポジションを獲得。3位は小川から0.5秒遅れた小山と続いた。
ただ、気温の低さとカート走行の後だったことが災いしたようで、タイムとしては昨日の専有走行で澤がマークした1分36秒525には遠く及ばなかった。
マスタークラスは、本命とも言える今田のタイムが思うように伸びず、初参戦のHIROBONが1分39秒432と、総合でも4位に食い込む健闘を見せクラスポール。最後に逆転ポールを狙った今田は最終セクションでコースオフ、クラッシュしてしまい、不本意なクラス3位に沈んだ。クラス2位は田中。
第2戦予選
続いて行われた第2戦の予選も澤の速さが際立った。コンディションの良くなったなかで、開始8分すぎには1分37秒台に乗せると、その後も少しずつタイムを削り、最後のアタックで1分36秒861までタイムアップ。2位の小山にに約0.6秒差をつけ、連続ポールを決めた。
その小山と小川の2番グリッドを巡る争いは超僅差の戦いとなった。終盤、小川が1分37秒773をマークすると小山が37秒750と100分の2秒上回り逆転。次の周で小川が1分37秒579を出すと小山が37秒505と再逆転。競り勝った小山が2番グリッドを手にした。
マスタークラスは、今田が出走できず。HIROBONが「まだマシンを掴みきれない」と言いながらも安定した速さを見せ第1戦に続きクラスポールを獲得した。
第3戦予選
第1戦予選のセカンドラップでグリッドが決まる第3戦も澤が3戦すべてでポールポジションからのスタートすることになった。マスタークラスも初参戦のHIROBONがトリプルクラスポールを決めた。
第1戦の決勝は、本日14時05分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2022/04/02) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 3 | | | 澤 龍之介 | Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM | 1'38.459 | - | - | 166.839 |
2 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'38.521 | 0.062 | 0.062 | 166.734 |
3 | 8 | | | 小山 美姫 | F111/3 Super License | 1'39.403 | 0.944 | 0.882 | 165.255 |
4 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'39.607 | 1.148 | 0.204 | 164.916 |
5 | 14 | M | 2 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 1'39.803 | 1.344 | 0.196 | 164.592 |
6 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'40.090 | 1.631 | 0.287 | 164.120 |
7 | 4 | M | 3 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'40.538 | 2.079 | 0.448 | 163.389 |
8 | 34 | M | 4 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'42.128 | 3.669 | 1.590 | 160.845 |
9 | 45 | M | 5 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'46.580 | 8.121 | 4.452 | 154.126 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2022/04/02) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 3 | | | 澤 龍之介 | Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM | 1'36.861 | - | - | 169.591 |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | F111/3 Super License | 1'37.441 | 0.580 | 0.580 | 168.582 |
3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'37.579 | 0.718 | 0.138 | 168.344 |
4 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'38.260 | 1.399 | 0.681 | 167.177 |
5 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'38.564 | 1.703 | 0.304 | 166.661 |
6 | 14 | M | 2 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 1'39.542 | 2.681 | 0.978 | 165.024 |
7 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'40.774 | 3.913 | 1.232 | 163.006 |
8 | 45 | M | 4 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'43.832 | 6.971 | 3.058 | 158.206 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- | 4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | no time | - | - | - |
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2022/04/02) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 3 | | | 澤 龍之介 | Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM | 1'38.001 | - | - | 167.619 |
2 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'38.489 | 0.488 | 0.488 | 166.788 |
3 | 8 | | | 小山 美姫 | F111/3 Super License | 1'39.045 | 1.044 | 0.556 | 165.852 |
4 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'39.432 | 1.431 | 0.387 | 165.206 |
5 | 14 | M | 2 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 1'39.486 | 1.485 | 0.054 | 165.117 |
6 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'39.842 | 1.841 | 0.356 | 164.528 |
7 | 4 | M | 3 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'40.107 | 2.106 | 0.265 | 164.092 |
8 | 34 | M | 4 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'41.222 | 3.221 | 1.115 | 162.285 |
9 | 45 | M | 5 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'45.334 | 7.333 | 4.112 | 155.950 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |