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SF:第7戦鈴鹿予選会見 「オンボード映像のDVDを死ぬほど見て研究しました」(#1石浦宏明)

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レース1,レース2ポールポジション #1石浦宏明(P.MU/CARUMO-INGING SF14)
sf-rd7-q-pc-ishiura 今回予選で2点を取るというのを目標にやってきたので、まずそこが取れてホッとしていますけど、正直そんなに順調に行くと思ってなかったし、チャンピオンシップも厳しいなと思っていたので、急にチャンスがきてびっくりしている状況でもあります。
前回の菅生がスーパーフォーミュラに復帰させてもらってから初めてというくらい悪いレースになってしまい、そこで一回落ち込んだことでチーム一丸となって、少しでも可能性のあるところは見直してきたし、しっかり準備をしてきて、国本ともクルマのこととかを話し合って2台で共有もできてるし、そういうチームの力で2台揃ってここまでいい勝負ができてると思うので、明日はどうなるかわからないけど、ここまではいい流れが作れてホッとしています。 今まで鈴鹿でポールを取ったことがなくて、鈴鹿で強い山本選手がどうやって走っているのかDVDで見て研究しました。僕らが見ると細かいラインどりやセットアップの方向性もわかるので、結構真剣に繰り返し見て、その成果が現れたのかなと思います。
去年は有利な状態で最終戦にきて、土砂降りの雨ですごくプレッシャーを感じましたが、今回は追うものの強みというか、思い切ってやるだけっていう気持ちできています。もちろん二連覇を狙っていますが、去年よりはだいぶ気楽です。
レース1予選2位,レース2予選3位 #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-q-pc-kunimoto フリー走行の走り始めからすごく調子が良くて、今回はかなりいけるな、と自信がありましたが、フリー走行の最後でニュータイヤを履いた時に思ったようなタイムが出せなくて、予選に向けてセッティングを合わせこんでいきました。
Q1、Q3とも自分の中ではベストの走りができたと思います。クルマもすごく完璧でタイムも上がっていったんですけど、それ以上に石浦さんが速くて、「なんでかな?」という感じです。明日2レースあるので、しっかり集中して、石浦さんにいっぱいお酒を飲ませて準備したいです(笑)
絶対チャンピオンとりたいです。自分の力をフルに出さないと取れないと思うし、そのために一年準備してきたので。明日も強い気持ちで戦うだけです。
レース1予選3位,レース2予選4位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)
sf-rd7-q-pc-nojiri 走り始めからすごく調子が良くて、逆にちょとバランスが取れすぎていたこともあって変に触るに触れない状況になって、予選までになかなか正解というセットアップにたどり着けなかったんですけど、まあまあいいセットアップで走れたかなと思いますし、自分でも力を出し切れたかな、という感じで。チームとコミニュケーションをとりながらいいクルマに仕上げられたと思います。でもやっぱり石浦さんにはまだまだ届かないなというところがあるので、そこは今後見直していこう、ということで。
レース1、レース2ともに上位からのスタートですが、僕自身はタイトルは考えてないし、ただ前を抜こうとするだけ、レースを面白くしたいなと思っているので。チームにもレース1でオーバーテイクボタンを5回使ってやろう、と話していて、そのぐらいロケットぐらいにカッ飛んでいこうと思っているので、ぶつかったらすいません、と。
レース1予選7位,レース2予選2位 #41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)
sf-rd7-q-pc-vandoorne-1 予選全体を通じては良かったと思うんですけど、レース1で7位に終わったのにはがっかりしました。鈴鹿ではオーバーテイクが難しいので、正直厳しいなと思います。Q2、Q3に向けてクルマをアジャストしたらすごく良くなって、それなりの結果が出せたと思います。石浦選手ともタイムが近いので、いいレースができると思います。
レース2は距離が長く、戦略も大きく影響するので、しっかり考えていい結果を出したいと思います。
チャンスはそれほど大きくはないと思うけど、チャンピオンの可能性はまだあります。石浦さんが2回ポールですけど、僕のペースも悪くないと思います。レース1は7番手で残念ですが、できるだけの走りは見せたいと思います。
浮き沈みは大きかったけど、全体としては素晴らしいシーズンでした。素晴らしい経験もできて、日本に来て本当に良かったと思っています。冬のテストがあまり良くなかったのに、それでも最終戦までチャンピオン争いに残れたのは幸せなことです。
ここで学んだことを是非来年のF1で活かしたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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