決勝日朝、午前9時15分から30分間行われたフリー走行は、ポールポジションの#8ロイック・デュバル(キグナス・スノコ・チームルマン)がトップタイムをマーク。#31中嶋大祐(ナカジマレーシング)が続いた。予選2位の#16山本尚貴(チーム無限)は16位に沈み、フロントローに並ぶ2人が明暗を分けた。
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朝のサーキット上空はやや雲が多いものの、秋の気配が漂う絶好のレース日和だ。6時間後の決勝に向け、各チームは決勝セッティングを施したマシンをコースに送り出す。
序盤は各マシンともセッティングを確認しながらの走行となったが、ここで一人気を吐いたのが予選でブービー(18位)に沈んだ#11中山友貴(HPリアルレーシング)。予選タイムに匹敵する叩き出し意地を見せた。しかし、これは決勝を見据えての走行ではなく、かなりマシンを軽くしてのアタックのようだ。
序盤から終盤まで常に安定したタイムをマークしたのが、#31中嶋大祐、#32小暮卓史のナカジマレーシングコンビ。最終的に3位と5位で走行を終え、決勝に向け仕上がりの良さを窺わせた。
逆に最後までもがき苦しんでいたのが、チーム無限の2台。予選でQ3に進出した#15佐藤琢磨は、時にコースから飛び出すほど攻め込んだもののタイムには繋がらず13位。予選でフロントローを得た#16山本尚貴に至ってはゼッケンと同じ16位と全くいいところなくフリー走行を終え、決勝に不安を残した。
現在シリーズ2位、ポールポジションの#8ロイック・デュバル(キグナス・スノコ・チームルマン)は残り2分でトップタイムを叩き出し余裕を感じさせた。ポイントリーダーでチャンピオン最右翼の#2アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・チームトムス)も4位と好調。決勝ではチャンピオンを争う2人の戦いも注目だ。
決勝は、午後3時スタート。68周で争われる。
Text:Shigeru KITAMICHIPhoto: Motorsports Forum