今大会の三浦愛は、FIA-F4などで活躍する若手が多く参戦するなかで、第10戦は予選3位、決勝はスピンもあり5位フィニッシュ。第11戦の予選は3回の赤旗中断のなか5位、決勝は追い上げてきたシリーズリーダー古谷悠河を抑え切ったものの順位は4位と、表彰台に届かずに終わった。
それでも初めてファステストラップを記録するなど収穫はあったようだ。本人にレースを振り返ってもらった。
「第10戦は、スタートで順位は守ったものの、レインボーで接触しそうになって失速、追いつかなくちゃと思った次の周にS字でスピン。すぐコースには戻りましたが、その後、今田選手を抜くのに手こずってしまいました。でもファステストを狙って走りました。終盤は思うような走りができたように思います」
「第11戦は、レースの内容としては悪くはなかったと思いますが、序盤のペースが課題です。(古谷選手との攻防では)自分の良いところと古谷選手の良いところを見極めて、落ち着いて走れたように思います。後半雨量が増えてきましたが、ペースは回りよりも良かったので、やっぱり序盤が課題です」
(三浦選手が抑え切ったことで古谷選手のチャンピオン決定が最終大会に持ち越しになりましたが)
「それは良かったです(笑)。それだけは阻止しようと思って臨みましたので」
「今回は表彰台には立てませんでしたが、第10戦で初めてファステストラップを記録しました。今までぎりぎりで逃していましたが、やっと取れました。第11戦は、最後まで古谷選手を抑えることができましたし、今シーズン課題としていたことのうち2つがクリアできました。最終戦に向けて手応えを得ることができました」
「まだ、タイヤが温まっていないときのタイムの出し方や、レースのポジション取りなど課題はありますが、最終戦も気持ちで負けないようにしたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
総合優勝 #77澤龍之介(D'stationF111/3)
「第10戦は少しマシンセッティングやタイヤの内圧を外してしまったので、今回はアジャストして臨みました。それが良かったと思います」
「大草選手は雨が強い印象があったので、後半追い上げられているときは不安でした。でも、エンジニアが無線で状況を教えてくれたので冷静に走れました」
「まだ何も決まってはいませんが、鈴鹿もぜひ出たいです」
マスタークラス優勝 #7畑 享志(F111/3)
「今度はちゃんと勝てました(笑)。クラッチがだめになっていてスタートは諦めていたんですが、意外にうまくいきました。もし出遅れても、最終コーナーが速かったので、そこで抜けるだろうとは思っていました」
「終盤はタイヤが限界を迎えてかなり厳しくて、ステキナレーシングの若手2人が迫ってきていましたが、意地で抑えました」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
10月9日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第11戦の決勝が宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、澤龍之介(D'stationF111/3)がポールポジションから逃げ切って今季2勝目を飾った。
マスタークラスは、序盤で順位を上げた#7畑享志(F111/3)が第10戦に続き連勝を飾った。
一向に好転しない天候は、第11戦のスタート時刻になっても冷たく細かい雨を降らし続けた。今回は全車レインタイヤを装着してスタートを迎えた。
ポールポジションの#77澤は好スタートで1コーナーに飛び込むと、1周目で早くも2.8秒のギャップを築いてコントロールラインに戻ってくる。これを追うのが予選2位の#45大草りき(PONOS Racing)と予選3位の#3小川颯太(Sutekina Racing)だが、#3小川はペースが上がらず、この後ズルズルと順位を落としてしまう。
一方、予選のクラッシュで最後尾スタートとなった#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)は、1周目に6位までジャンプアップ。まずは前を行く#8三浦愛(ARTA F111/3)を攻略しようと攻め立てる。
トップ#77澤は快調に飛ばし、7周目には2位#45大草に対し、6秒という大きなマージンを築くが、この頃から雨足が強くなり、やや硬目のセッティングで臨んでいた#77澤は#45大草に徐々に追い上げられることになる。
トップ2車には置いていかれたものの、3位#11太田格之進(Rn-sportsF111/3)は単独3位の座を確固たるものにし、その後方では#8三浦、#28古谷のバトルが続く。
降り続く雨の中、トップ2車の差は周回を重ねる度に縮まっていき14周目には2.8秒となった。
しかし、トップ#77澤は「大草選手に追い上げられてかなり不安でした」とは言うものの、残り周回を安定して走りきり、富士大会に続き、ここ菅生でも1勝をあげた。しかも、今回はポール・トゥ・ウィンという完勝だった。
#8三浦愛と#28古谷のバトルは終盤まで続いたが、#8三浦愛が「古谷選手と速いところが違っていたのでそこを確実に抑えるようにしました」と最後まで前には出さず、この結果、#28古谷のチャンピオン決定を最終鈴鹿大会に持ち越すことに成功した。
マスタークラスは、「最終コーナーが他車より速かった」という#7畑が、序盤で一気にトップに躍り出ると、そのまま逃げ切って連勝のフィニッシュ。
#7畑の連勝により、マスタークラスのチャンピオン争いは混沌としてきた。こちらも鈴鹿大会で決することになった。
Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2021/10/09) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 17 26'15.867 - -
2 45 大草 りき PONOS Racing PONOS Racing 17 26'17.973 2.106 2.106
3 11 太田 格之進 Rn-sports F111/3 Rn-sports 17 26'32.797 16.930 14.824
4 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 17 26'36.516 20.649 3.719
5 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 17 26'39.353 23.486 2.837
6 7 M 1 畑 亨志 F111/3 Team Super License 17 26'53.693 37.826 14.340
7 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 17 26'54.696 38.829 1.003
8 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 17 27'01.111 45.244 6.415
9 4 M 2 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 17 27'09.720 53.853 8.609
10 96 M 3 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 17 27'27.294 1'11.427 17.574
11 39 M 4 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 17 27'28.902 1'13.035 1.608
12 30 M 5 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 17 27'40.762 1'24.895 11.860
13 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 16 26'24.597 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15Lapsx)完走 ----
Fastest Lap: CarNo.45 大草りき (PONOS Racing) 1'29.259 (4/17) 144.651km/h
総合優勝 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「珍しくスタートが決まりました。スタートで抜くのは2回目くらいです(笑)。1周目はペースが上がらずに苦しかったですが、何とか守りきって、2周目以降は良いペースで走れました」
「Q2で自分のミスでマシンを壊してしまいましたが、こんなに完璧なマシンを用意してくれたチームに感謝です。次のレースは最後尾スタートですが、このペースで走れれば何とかなると思います」
マスタークラス優勝 #7畑 享志(F111/3)
「自分らしいレースでした(笑)。雨なのでスタートで早めに2速に入れたら、全然前に進まなくて抜かれました。そこからは気持ちを切り替えて1台ずつ抜くことを心掛けました」
「途中までなかなかペースが上がらなかったのですが、乾いたラインを走るようにしたら、どんどんペースが上がって前に追いつきました。最後は前が接触し、今田選手のペースが落ちていたので前に出ることができました」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Asako SHIMA
10月9日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第10戦の決勝が宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、2番グリッドから好スタートを決めた古谷悠河(TOM'S YOUTH)が独走で今季3勝目を飾った。
マスタークラスは、スタートで出遅れたもののトップ2車の接触で、#7畑享志(F111/3)がクラス優勝を飾った。
上空には暗い雲が垂れ込めているものの、雨は上がり、ややコンディションが回復しつつあるなか、スタート時刻を迎えた。
ほとんどのマシンがレインタイヤを履いてレースに臨むが、#3小川颯太(Sutekina Racing)と#5塩津佑介(Sutekina Racing)のチームメイト2人は、優勝を狙ってスリックタイヤでスタートするというギャンブルに出た。
好スタートを見せたのは、フロントローイン側、2番グリッドの#28古谷。スタートで出遅れることの多い#28古谷だが、ポールスタートの#77澤龍之介(D'stationF111/3)を1~2コーナーでかわしてトップに躍り出る。
この後、ややペースの上がらない#28古谷を、2周目に2位に上がった#45大草りき(PONOS Racing)、#77澤、#11太田格之進(Rn-sportsF111/3)が攻め立てるが、それを何とか凌いだ#28古谷は3周目から徐々に独走態勢を築いていく。
チャンピオン争いで#28古谷に先行したい#8三浦愛(ARTA F111/3)は、スタート後の混乱のなかで遅れ、おまけにスピンも喫してしまい、マスターズのなかに埋もれてしまう。
スリックタイヤでスタートした#3小川、#5塩津の2人は、完全に賭けが外れてしまい、後方に沈んでしまった。
周回を重ねる度に上位陣の差は開いていき、6周目からは縦に長い展開になる。快走を続ける#28古谷は、濡れた路面をものともせず、6周目3.4秒、8周目4.8秒、10周目6.5秒と着実に2位#45大草との差を開いていく。
結局、17周を危なげなく走りきった#28古谷が、2位を11秒以上離す独走で今季3勝目を飾るチェッカーを受け、シリーズチャンピオンを大きく引き寄せた。
マスタークラスは、終盤15周目の1コーナーでドラマが起きた。
トップを走る#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)のインに#96TAKUMI(B-MAX ENGINEERING FRJ)が飛び込むが、両者は接触。#4今田は遅れ、#96TAKUMIがトップでチェッカーを受けたが、1コーナーの行為が危険行為と判定されプラス10秒のペナルティ。
漁夫の利を得た#7畑が、今季2勝目を飾った。
Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2021/10/09) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 17 25'37.692 - -
2 45 大草 りき PONOS Racing PONOS Racing 17 25'49.185 11.493 11.493
3 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 17 26'03.685 25.993 14.500
4 11 太田 格之進 Rn-sports F111/3 Rn-sports 17 26'07.967 30.275 4.282
5 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 17 26'11.578 33.886 3.611
6 7 M 1 畑 亨志 F111/3 Team Super License 17 26'30.125 52.433 18.547
7 4 M 2 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 17 26'31.616 53.924 1.491
8 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 17 26'38.062 1'00.370 6.446
9 *96 M 4 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 17 26'39.254 1'01.562 1.192
10 39 M 5 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 17 26'54.469 1'16.777 15.215
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 17 27'05.155 1'27.463 10.686
12 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 16 26'10.019 1Lap 1Lap
13 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 25'47.397 2Laps 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15Lapsx)完走 ----
Fastest Lap: CarNo.8 三浦愛(ARTA F111/3) 1'29.051 (17/17) 144.989km/h
CarNo.3は、2021 FRJ選手権統一規則書第31条4.2)(スタート手順/3分前提示後の作業)により、協議結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
CarNo.96は、2021 FRJ選手権統一規則書第16条1.2)(危険なドライブ行為/他社のコースアウトを強いる)による、協議結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
第10,11戦総合PP #77澤龍之介(D'stationF111/3)
「1回目の予選は、プッシュし続けないとタイヤの温度が下がってしまうので常に前へ、前へという気持ちで走りました。結果として逆転できたという感じです」
「2回目は、大草選手にトップに出られたときは不安で仕方なかったです。最後の1周は集中していきました。最後の最後にタイムが出せて本当に嬉しいです」
「雨は得意意識はなかったのですが、こうして結果が出たので決勝は自信を持って臨みたいと思います」
第10戦マスタークラスPP #7畑 享志(F111/3)
「無理はしていないんですけど、それなりに走っての結果です。スーパーフォーミュラ・ライツで雨の菅生は経験がありましたので、その慣れはあったのかなと思います」
「予選2回目のクラッシュは一瞬でした。クルマが直れば、仕上がりは良いので、スタートで前に出られればいけると思います」
第11戦マスタークラスPP #4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「昨日のドライの専有走行はめちゃくちゃ良かったのでドライでやりたかったですが、雨も苦手意識はありません。どちらかというと好きです」
「1回目は、さぁ行こうというときに赤旗が出てしまいました。2回目の最後はワンラップはベストの走りをしようと思っていきました」
「まだチャンピオンの可能性はあるので、残りレースは4連勝を狙います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
10月9日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第11戦の予選が宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、第10戦に続いて#77澤龍之介(D'stationF111/3)がポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がクラスポールを獲得した。
第10戦の予選に続いて行われた第11戦の予選は、開始時間が近づくにつれ、小粒の雨ながら雨足がやや強くなってくる。
このため、雨に足をすくわれる選手が続出。度々赤旗で中断される予選となった。
開始早々、クラッシュを演じてしまったのは、シリーズリーダーの#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)。「自分のミスだった」とSPコーナーの出口で姿勢を崩しスピン。アウト側のガードレールに激しく接触。サスペンションを痛めてしまった。
これで1回目の中断。
残り12分で再開した予選だったが、ここまでマスタークラスのなかで抜き出たタイムをマークしていた第10戦のクラスポールシッター、#7畑享志(F111/3)が#28古谷と同じような形でクラッシュ。リアウイングを失ってしまった。
これで2回目の中断。
ここまでの順位は、#45大草りき(PONOS Racing)、#77澤、#3小川颯太(Sutekina Racing)がトップ3。マスタークラスは、#7畑、#4今田、#30DRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)と続く。
残り5分で再開した予選だったが、今度は#3小川がレインボーコーナーでコースアウト。グラベルにハマってしまった。
これで3回目の中断。
そして、残り3分で再開した予選はワンラップアタックとなった。
このチャンスをものにしたのが#77澤。雨の中、集中した走りで中断前に#45大草がマークしていた1分33秒141を僅か1000分の9秒上回り、逆転で連続ポールポジションをものにした。
マスタークラスは、逆転でシリーズチャンピオンを狙う#4今田が、現在のリーダー#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)を抑えてクラスポールを獲得した。
第11戦の決勝は、本日午後3時40分から25分レースとして行われる。
Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
10月9日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第10戦の予選が宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、前回初参戦の富士で優勝を飾った#77澤龍之介(D'stationF111/3)がポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、#7畑享志(F111/3)がクラスポールを獲得した。
シリーズも残すところ今回を含め2大会4レースだが、終盤になって若手ドライバーのエントリーが増えてきた。今回は新たにFIA-F4を戦う#11太田格之進(Rn-sportsF111/3)が加わり、もてぎ大会で2勝をあげた#45大草りき(PONOS Racing)も再エントリー。優勝候補となる若手は7人に増えた。
誰が勝ってもおかしくない状態だけに、予選から白熱した戦いが期待された。
未明から降った雨でコースコンディションはウエット。各ドライバーは15分という短い時間のなかで、慎重さを保ちながらも果敢にアタックを続ける。
開始からトップタイムをマークし続けたのは#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)。これに#77澤、#8三浦愛(ARTA F111/3)が続く形で進んだ。
#28古谷は少しずつタイムを上げ、1分33秒485まで詰めるが、コースコンディションも回復しつつあった終盤、#77澤が1分32秒519で逆転。#28古谷も1分32秒746で迫るが僅かに届かず。
#77澤が更にタイムアップし1分32秒489をマークしたところで、マスタークラスの#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)がS字コーナー手前でコースアウト。ストップしてしまったため、赤旗が提示され予選は終了となった。
再逆転を狙っていた#28古谷にとっては、悔しい終わり方となってしまった。
マスタークラスは「ウエットコンディションなので無理をしないよう走った」と言いながらも#7畑がクラスポールを獲得。最後に逆転ポールを狙っていた#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)は赤旗終了に悔しがることしきりだった。
第10戦の決勝は、本日午前11時40分から25分レースとして行われる。
Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2021/10/09) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'33.132 - - 138.635
2 45 大草 りき PONOS Racing PONOS Racing 1'33.141 0.009 0.009 138.622
3 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'33.665 0.533 0.524 137.847
4 11 太田 格之進 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'33.995 0.863 0.330 137.363
5 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'35.350 2.218 1.355 135.411
6 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'35.437 2.305 0.087 135.287
7 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'37.550 4.418 2.113 132.357
8 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'39.755 6.623 2.205 129.431
9 96 M 3 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'41.428 8.296 1.673 127.296
10 7 M 4 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'41.492 8.360 0.064 127.216
11 30 M 5 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'42.350 9.218 0.858 126.149
---- 以上基準タイム(110% - 1'42.445)予選通過 ----
- 34 M - 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'43.454 10.322 1.104 124.803
- 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH no time - - -
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2021/10/09) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'32.489 - - 139.599
2 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'32.746 0.257 0.257 139.212
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'32.931 0.442 0.185 138.935
4 45 大草 りき PONOS Racing PONOS Racing 1'32.943 0.454 0.012 138.917
5 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'34.269 1.780 1.326 136.963
6 11 太田 格之進 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'34.753 2.264 0.484 136.264
7 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'35.161 2.672 0.408 135.680
8 7 M 1 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'36.453 3.964 1.292 133.862
9 4 M 2 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'37.723 5.234 1.270 132.122
10 39 M 3 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'37.896 5.407 0.173 131.889
11 30 M 4 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'39.102 6.613 1.206 130.284
12 96 M 5 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'40.249 7.760 1.147 128.793
13 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'41.505 9.016 1.256 127.200
---- 以上基準タイム(110% - 1'41.838)予選通過 ----
今週末行われるフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)、スポーツランドSUGO大会のエントリーが発表された。
前回の富士大会に比べると台数は若干減ったものの、オーバーオールを争う若手が7台と過去最多になった。
メンバーは、スポット参戦ながら第4,6戦もてぎで優勝の大草りき(PONOS Racing)、オーディションを勝ち上がり第9戦富士で優勝を遂げた澤龍之介(D'station Racing)、第8戦富士で2~3位に入った#3小川颯太(Sutekina Racing)と#5塩津佑介(Sutekina Racing)、そして初登場の太田格之進(Rn-sportsF111/3)はマスタークラスの常連、植田のマシンでの参戦だ。
これを迎え撃つシリーズフル参戦組は、第5,7戦を制した古谷悠河(TOM'S YOUTH)と第8戦で初優勝を遂げた三浦愛(ARTA F111/3)だ。シリーズチャンピオンを争う2人、特に逆転チャンピオンを狙う三浦愛にとっては、FIA-F4経験のある若手を抑えての優勝が必要なだけに正念場となる。
マスタークラスも、田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)、TAKUMI(B-MAX ENGINEERING FRJ)、三浦勝(CMS F111)によるシリーズ争いがし烈になっており、こちらも目が離せない。
抜きにくい中速コースのスポーツランドSUGOが舞台なだけに、予選から激しい戦いが見られそうだ。
なお、今回は日程が変更になった関係で、10月9日(土)のワンデーレースとなる。
タイムスケジュール
08:00~第10戦予選
08:25~第11戦予選
11:40~第10戦決勝 【Youtubeライブ】
15:40~第11戦決勝 【Youtubeライブ】
エントリー
Driver(Car)/Entrant
#3 小川颯太(Sutekina Racing)/SUTEKINA RACING TEAM
#4M 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)/B-MAX ENGINEERING
#5 塩津佑介(Sutekina Racing)/SUTEKINA RACING TEAM
#7M 畑 享志(F111/3)/Super License
#8 三浦 愛(ARTA F111/3)/Super License
#11 太田格之進(Rn-sportsF111/3)/Rn-sports
#28 古谷悠河(TOM'S YOUTH)/TOM'S YOUTH
#30M DRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)/B-MAX ENGINEERING
#34M 三浦 勝(CMS F111)/CMS motor sports project
#39M 田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)/イーグルスポーツ
#45 大草りき(PONOS Racing)/PONOS Racing
#77 澤龍之介(D'station Racing)/D'station Racing
#96M TAKUMI(B-MAX ENGINEERING FRJ)/B-MAX ENGINEERING
※ゼッケン後のMマークはマスタークラス
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
目指すチームはトムス
短期間でトップカテゴリーにまで辿り着いたB-MAXレーシングだが、チームづくりはまだ道半ばだ。
二人三脚でチーム運営をする組田と宮田は、口を揃えて「目指すのはトムス」と言う。トムスは別格だと。だから、チームをスタートさせたときから、トムスに追いつけ追い越せを目標にやってきたという。
組田と宮田のタッグは、本田宗一郎と藤澤武夫に似ているかもしれない
組田は、かつてトムスの強さはどこにあるのかをレース関係者に聞いて回ったことがある。そこで見い出した強さの秘訣は、チームスタッフの定着率が高いこと、同じメンバーでやり続けることだった。
そこで、長期間一緒に働ける環境づくりを目指し、ある時からチーム運営のコアな部分は社員で行う路線に切り替え、社員を一人ずつ増やしていった。
チーム発足から11年で確実に目指す形には近づいている。あとは結果だ。
まずは1勝が目標
チームの目標を尋ねると、組田はこう答えた。
「目標は、スーパーフォーミュラでチャンピオンを取り、名実ともに日本一になることです。F3までは達成してきましたので、スーパーフォーミュラでチャンピオンを取るまでは続けたいと思っています」
「ただ、1勝もしていないのにチャンピオンなんて口にするのはおこがましい。まずは1勝です。今シーズンの残り2戦で何とか達成したいと思います」
B-MAXレーシングがまた一歩階段を上がることができるのか、10月17日の第6戦(もてぎ)、10月31日の最終戦(鈴鹿)に注目だ。
情熱を注ぐドライバー育成
B-MAXレーシングは、これまで全日本F3、SFライツで何人ものドライバーをサポートしてきた。
今シーズンSFライツで走る名取鉄平もその一人だ。名取は昨シーズンでホンダの育成枠を外れることになった。ただ、組田は育て方次第で伸びると見て声をかけた。組田は「彼がチャンピオンを獲って、どこかのメーカーに声をかけられたら僕の目標は達成です」と言う。
現在チャンピオン最右翼の名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
この組田の取り組みを、何のためにやっているのかと訝しがる関係者もいる。しかし、組田は意に介す様子はまったくない。「これは僕のパッション(情熱)です。それに尽きます」と言い切る。そして、可能であれば、自動車メーカーの育成プログラムにも関わりたいという。
組田のドライバー育成に対する拘りは、自らが若くして経営者になったとき、周りの人たちの助けで成長できた実体験が影響しているように思える。若者の可能性を信じ、手を差し伸べることが、相手と自分の人生において、また社会にとって財産になることを信じている。そして、組田にとってはそれが至上の喜びであり、情熱を注ぐに値することなのだ。
B-MAXへの期待
初回に、B-MAXレーシングは「特異な存在」と書いた。
そう感じるのは、メーカー色の薄いチームであること、外国人ドライバーを積極的に起用すること、海外のチームとジョイントすること、多くのカテゴリーに参戦していることなど、外から見えることだけではない。
それは、オーナーである組田のキャラクターによるところが大きいが、閉鎖的になりがちなレース界にあって、オープンな空気を醸し出しているところからくるものだと思う。これはB-MAXレーシングの大きな魅力である。
ぜひ、新しい風として、レース界、特にスーパーフォーミュラに刺激を与え、たとえ小さくてもファンのために変革を起こしてくれることを期待したい。
最後に、今回ファクトリーにお邪魔をし、組田、宮田両氏には貴重な時間を割いて話を聞かせていただいた。また丁寧な応対をいただいたことに深く感謝を申し上げたい。
(了)
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Shigeru KITAMICHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
望むはプロスポーツ化
フォーミュラカーの面白さに魅了され、スーパーFJからSFライツまで数多くのレースに参戦してきた組田のフォーミュラに対する想いは熱い。
スーパーフォーミュラで争うドライバーの凄さを十分に知るからこそ、国内最高峰のフォーミュラカーレースは、純粋にドライバーの戦いであってほしい、プロスポーツであってほしいと強く願っている。
松下信治はエンジンサプライヤー(ホンダ)の意向によって第2戦からの参戦を余儀なくされた
「他のプロスポーツでは、アスリートはスポンサーと対等であるのに比べ、スーパーフォーミュラではドライバーは自動車メーカーのサラリーマンのようになってしまっている」
「このため移籍も限定的で、これはプロスポーツとしての面白さをスポイルしている。トップフォーミュラに乗る選ばれたドライバーは、育成してくれたメーカーに縛られることなく自由に移籍ができるようになってほしい。そう思います」
B-MAXレーシングのファクトリー内には本格的なドライビング・シミュレーターが備えられている
「自動車メーカー、チーム、ドライバー、そしてメディアも、プロスポーツとしてスーパーフォーミュラをどう盛り上げていくのかを、真剣に考え、取り組んでほしい」
「ドライバーの争いだけではなく、技術競争の側面もあって、素晴らしいことをやっているのに、それが一般の人たちに伝わらないのが何とも歯痒いんです」
矢継ぎ早に溢れ出てくるトップフォーミュラへの想い。
この想いが形になるには時間がかかるだろうが「少しずつでも変えていきたい」と組田は言う。そのためには、まずは結果を出し、チームが力をつけることが必要だ。
スーパーフォーミュラは最高の勝負
組田はスーパーフォーミュラとスーパーGTの違いをこう表現する。
「スーパーGTは最高峰の“レース”、スーパーフォーミュラは最高の“勝負”」
勝負師の組田らしい表現だが、言い得て妙である。そして、こう付け加える。
勝負の拠点、ファクトリー内の作業スペースは非常にゆったりとしている
「スーパーGTは、ハンデキャップ制であえて勝ち続けることができないルールになっています。魅せるレースとして大成功だと思います。重くなったり(燃料の流量を)絞られたり、そういう中で速く走らせる技術というのは本当に凄い。ただ、フォーカスされるのはドライバーよりもクルマです」
「一方、スーパーフォーミュラはドライバーの勝負です。今年でいえば野尻選手はずば抜けて速い。あの速さは手が付けられない。野尻は速い。もうそれに尽きます。クルマが速いとは誰も言いません」
→
(10)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Shigeru KITAMICHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
スーパーフォーミュラへの参戦
B-MAXレーシングとして参戦するようになった2014年からの3年間は、全日本F3では名門トムスを脅かす存在になり、スーパーGT(GT300クラス)でもコンスタントにシリーズ上位に名を連ねるようになった。
組田自身も“DRAGON”として全日本F3(Nクラス)にステップアップを果たし、毎年順調に戦績を積み重ねていた。
しかし、チームの戦績や経営が安定し始めると、組田のなかでトップフォーミュラへの想いが募っていく。その想いは日に日に膨らんでいき、ついに2017年から念願のスーパーフォーミュラへ打って出ることを決断する。
参戦初年度は小暮卓史を起用して戦ったが最高位は12位、ノーポイントに終わった
組田は自分の性格を「慎重な部分と無謀な部分が同居している」と分析する。そして、「レースに関しては無謀な部分が出る」とも。
これまでも「結果は後で考えよう、とりあえずやってしまえという感じでした」。その典型がスーパーフォーミュラへのチャレンジだった。
この参戦をきっかけに、組田はB-MAXレーシングを会社組織として独立させるが、その社長に就くことになった宮田は当時のことをこう振り返る。
「組田さんから何の相談もなく(スーパーフォーミュラを)やるから、と言われました(笑)。僕はお金がとんでもなくかかりますからやめた方がいい。F3とは桁が違いますよと言いました」
これまで何かにつけて宮田に相談をしてきた組田だったが、トップフォーミュラへの想いは強く、その決断が揺らぐことはなかった。ここからのチームの苦労は想像に難くない。
新興チームの苦悩
他チームには、監督にタレント性、スター性があり、スポンサーを比較的集めやすいチームもある。しかし、B-MAXレーシングにはスター監督もいなければ、ネームバリューもない。このため、チーム運営はミドルフォーミュラに参戦するジェントルマンドライバーからの運営受託、屏風浦工業からのスポンサード、ドライバーの持ち込みスポンサーフィーなどが活動資金の中心になる。
ドライバーの選定にあたっても、いわゆるメーカー系チームではないB-MAXレーシングは、トヨタ、ホンダ系の有力若手ドライバーを乗せることは叶わない。必然的にその選択肢は限られ、勝てる可能性のある外国人ドライバーを乗せることになる。
2019年は海外チーム、motoparkとのジョイントでルーカス・アウアー(Red Bull SF19)を走らせ第3戦で初表彰台
しかし、コロナ禍の2020年は外国人ドライバーの来日がままならず、苦しいシーズンを過ごすことになった。
満を持して、昨年終盤好走を見せた松下信治を起用してフル参戦しようとした今シーズンも、スーパーGTで日産車に乗る松下がドライブすることに、エンジンサプライヤーのホンダが難色を示し、出鼻をくじかれてしまった。メーカーの支援を受けないチームの苦労は絶えない。
本山監督の起用
それでも、組田は勝つためにあらゆる手を尽くす。1998年、2001年、2003年、2005年とトップフォーミュラで4度のチャンピオンを獲得し、勝ち方を知る本山哲を監督に招聘したのもそのひとつだ。
「本山さんのレースに対する熱量は凄くて、勝つための厳しさも持っています。チームは厳しさのなかでしか急成長できないと思っています。だから、弱小チームですが来てくれませんかとお願いしたんです」と組田。
現役時代はずば抜けた強さを誇った本山哲を監督に迎えたことも結果に結びついている
ここまで読んだ方にはお分かりだろうが、組田が見込んで起用した人材は必ずチームに貢献し、結果をもたらす。
2019年ルーカス・アウアーとハリソン・ニューウェイが表彰台を獲得し、2020年はシリーズ終盤からドライブした松下が最終戦で表彰台に登った。今シーズンも出遅れは響いたが、第3戦オートポリスで3位、第4戦SUGOで4位、第5戦もてぎで3位と、安定したリザルトを残し、チームは確実に力をつけてきている。
もちろん、監督だけの力ではないが、チームをまとめ上げ、結果に繋げるうえで監督の果たす役割は大きい。
松下というポテンシャルの高いドライバーを得たことで、チームが目指す「まずは1勝」もそう遠くないところまできている。
→
(9)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
初年度でF3チャンピオンを獲得
2011年、関口を擁して臨んだ全日本F3選手権で、第3戦からの参戦にもかかわらず、関口は6勝を上げいきなりチャンピオンに輝く。関口のドライバーとしての才能が花開くとともに、宮田のエンジニアとしての能力が参戦初年度にして実証されたのである。
2011年9月、関口雄飛(B-MAX F308)がチャンピオンを決めたレースのスタートシーン
翌2012年は山内英輝、2013年は千代勝正を起用し、シリーズ3位を獲得したB-MAXエンジニアリングは、その実績をもって、ニスモに全日本F3におけるNDDP(ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム)を任せてほしいと申し出る。
当時、トヨタやホンダのように独自のドライバー育成システムを持たなかった日産は、全日本F3(Nクラス)とスーパーGT(GT300クラス)で、NDDPとして育成プログラムを展開していた。
その交渉が進むなかで、ニスモ側から思わぬ提案がなされた。全日本F3のNDDPを任せるので、セットでスーパーGTもやらないかというものだった。
スーパーGTへの参戦
フォーミュラに傾倒していた組田は、スーパーGTにはあまり興味がなかった。しかし、全幅の信頼を置いていた宮田が「日本でレースをやる以上、スーパーGTは絶対やるべきだ。チャンスがあるならやった方がいい」と助言し、スーパーGTにおいてもNDDPとのジョイントが決まった。
B-MAXレーシングが最初に手掛けたスーパーGTマシン B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス)
これを機に、B-MAXレーシングチームに改称し、2014年から全日本F3では「B-MAX Racing Team with NDDP」として、スーパーGTではエンラント名こそ「NDDP RACING」のままであったが、3号車のメンテナンスと開発を請け負うことになったのである。
こうして、また一歩階段を登ることになったB-MAXレーシングは、2017年から自チームでスーパーフォーミュラへの参戦を開始し、2018年からはスーパーGTでGT500クラスのGT-Rを任されることになる。
工場の片隅でスーパFJ2台から始まった弱小チームは、僅か8年という短期間で国内トップチームの仲間入りを果たすことになるのである。
→
(8)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
急きょ決まったF3参戦
関口のF4での雨中の激走を見ていた人がいた。名門チーム、トムスの監督、関谷正徳である。関谷は関口の走りに光るものを感じ、B-MAXエンジニアリングで全日本F3選手権に参戦することを提案する。提案にはトムスで空いているマシンをレンタルすることも付け加えられた。
2011年全日本F3第3戦、関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)は復帰レースで初優勝を飾る
これはF3に戻りたかった関口にとっては願ってもない提案だったが、B-MAXエンジニアリングにとっては戸惑いもあった。従業員が2人しかいないのにF3なんてできるのだろうか。不安になった組田はメカニックに尋ねた。するとメカニックは「F3をやるのが夢だった。せひやりたい」と言った。
B-MAXエンジニアリングにとって大きな賭けとなる挑戦が決まった瞬間だった。
宮田雅史エンジニアとの出会い
F3参戦は決めたものの、やはり経験のあるエンジニアがいないと話にならない。そこで、白羽の矢を立てたのが、現在B-MAXレーシングの社長を務める宮田雅史である。
宮田を組田に紹介したのは関口であるが、この必要なタイミングで最良の人物と巡り逢う強運は、組田が生来持ち合わせているものかもしれない。
組田の右腕としてB-MAXレーシングを取り仕切る宮田
当時、宮田はスーパーGTにランボルギーニで参戦していたJLOCチームのエンジニアを務めていた。国内ではあまり知られた存在ではなかったが、ルマン商会(現在のチームルマン)を経て、単身ヨーロッパに渡り、ルマン24時間レースに参戦したチーム郷、マクラーレン、アウディスポーツなどを渡り歩いた経歴を持つ隠れた逸材だったのだ。
「宮田との出会いは僕にとって非常に大きかった。彼の優秀さはすぐに分かりました。B-MAXをレーシングチームとして発展させるには手放してはいけない人材だと思いました」と組田の評価は高く、その後6年間、宮田はB-MAXエンジニアリングの専属エンジニアを務めることになる。
6年後の2017年、組田はB-MAXレーシングを別会社として立ち上げることになるが、その社長に宮田を就任させ、そこから本格的に、組田と宮田による二人三脚のチーム運営が始まるのである。
→
(7)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Shigeru KITAMICHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
オリジナルF4マシンの開発
2010年からF4にも進出したB-MAXエンジニアリングは、すでに入門用フォーミュラマシンのノウハウも蓄積していたため、コンストラクターとしても名乗りを上げることになる。
当時のF4は、日本自動車工業会(JMIA)が開発した共通のカーボンモノコックを使っており、いくつかのコンストラクターがマシン製作を行っていた。
RK-01は現在もJAF-F4において活躍中だ。画像は2016年西日本シリーズの澤田真治(B-MAX・RK01・TODA)
B-MAXエンジニアリングも、屏風浦工業と取引きのあった東京R&DのF4マシンをベースに、オリジナルF4マシン「B-MAX RK-01」を造り上げた。RKは組田龍司のイニシャルである。
そして、このマシンのデビューを演出したのが、今や押しも押されぬトップドライバーの関口雄飛である。
鮮烈のデビューウィン
2011年4月、東日本大震災の影響で開幕戦がキャンセルになったF4東日本シリーズの実質の開幕戦、第2戦が富士スピードウェイで開催された。ここにシェイクダウン間もないRK-01が登場し、関口雄飛のドライブにより雨の予選、ドライの決勝ともに圧倒的な速さを見せデビューウィンを飾ったのだ。
この勝利はマシン性能もさることながら、関口の力によるところが大きかったのは言うまでもない。
2011年若き日の関口雄飛(23歳)
関口はこの頃、2008年の海外挑戦を資金的な都合で断念し、帰国後参戦した全日本F3でもシートを失っていた。そこでスーパーFJでコーチを務めていた繋がりで、自らRK-01の開発ドライバーを志願しての参戦だった。
実は、関口を組田に引き合わせたのは、B-MAXエンジニアリングでスーパーFJに乗り、レーシングカート時代から関口を良く知るジェントルマンドライバー吉田基良だった。この縁がなければ、今のトップカテゴリーに参戦するB-MAXレーシングはなかったはずである。
「関口はその頃からちょっとアウトローな感じでした。僕はそういう選手が好きなんです。ちょっと跳ねっ返りぐらいの方が面白いじゃないですか」と組田は当時を思い出しながら目を細める。自身もそうだったから惹かれるのかもしれない。
このF4での勝利が、B-MAXエンジニアリングと関口にとって思いがけない飛躍をもたらすことになるのである。
→
(6)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
勝負師・組田の決断
話は遡るが、2006年からポルシェカレラカップに出場した組田は、3年間の参戦のなかで釈然としない思いを抱いていた。
それは、組田の勝負師たる性格、実業家としての経験に大いに起因するのだが、一つは、イコールコンディションと言われるレースでもマシンの差が大きく、速いチームで走らないと結果はついてこないということ、もう一つは、コスト面が明朗会計ではなく、投資額が速さに繋がっているのか曖昧であることだった。これにはどうしても納得できなかった。
B-MAXエンジニアリングのファクトリーにて
「勝負師」と書いたが、組田は勝負事は好きだがギャンブルは一切やらない。生きた金の使い方をすることに拘るのである。
「これは自分で納得できるよう、自らやる方がいい」。そう思った組田は、早速行動を起こす。本業がリーマンショックでダメージを受ける最中ではあったが、知り合いのメカニックを誘って、2010年にB-MAXエンジニアリングを立ち上げる。
工場の片隅からのスタート
ネーミングの由来は、屏風浦の「B」、一番になりたいという思い、常に全開という意味の「MAX」を組み合わせたものだ。
メンテナンスするのは、組田と、知り合いのスーパーFJが2台、従業員は1人という小さな所帯だったが、クルマをいかに速く走らせるかは本業にも役立つと考え、屏風浦工業のレース事業部としてスタートさせた。
現在、B-MAXエンジニアリングでは、SFライツ5台、FRJ4台、FIA-F4,3台ものフォーミュラを整備している
現在は、トップカテゴリーに参戦するB-MAXレーシングと、ミドルフォーミュラを中心にメンテナンスをするB-MAXエンジニアリングに分かれており、規模も比較にならないほど拡大しているが、チームは11年前に工場の片隅から始まったのである。
→
(5)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Shigeru KITAMICHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
念願のレース出場へ
社業で忙殺される毎日だったが、組田の唯一の趣味であるクルマやレースを忘れることはなかった。この間もサーキット走行会やレース観戦に出かけていた。
そして、会社を軌道に乗せた組田が37歳になった頃、親しくしていた、レースやチューニングカーの世界では知らぬ者はいないRE雨宮の社長から「レースをやりたいなら無理してでもやりなよ、やらないと後悔するよ」という一言をかけられる。この言葉が眠っていたレース参戦への想いを呼び覚ますことになる。
2004年ポッカ1000km PROMODET JUジャナイトポルシェ993(組田龍司/清水隆広/吉田泉)
2004年、知り合いのチューニングショップのポルシェ993で、まだスーパーGT選手権に組み込まれる前の「インターナショナル・ポッカ1000kmレース」に参戦。念願のレースデビューを果たすことになる。組田がレース参戦を志してから実に15年の時が流れていた。
翌2005年も同レースにRX-7で参戦する。この年、組田は現在使用するドライバーネーム“DRAGON”に通じる“ドラゴン・クミタ”の名前で出場している。
その後、2006年から3年間、ポルシェカップに出場する。ただ、あくまでも自分の手の届く範囲での参戦で、リセールバリューのあるポルシェなら、一番お金がかからないと判断してのことだった。
フォーミュラに魅了される
念願のレース参戦を果たし公私ともに充実した日々を送っていた組田だったが、順調だった会社経営にピンチが訪れる。2008年の終わりに世界を揺るがしたリーマンショックである。組田も会社のことを考え、一旦はレースの継続を断念しようと考えた。
しかし、長年の夢であったレースをどうしても諦めることができず、一番お金のかからないカテゴリーを探すなかでスーパーFJと出会う。後に組田がのめり込むフォーミュラカーの扉を開けた瞬間だった。
ここからの組田は、フォーミュラの魅力にハマっていく。
組田はフォーミュラカーを操るためにトレーニングを欠かさない
2009年から4年間は、全国で行われていたスーパーFJの地方シリーズに挑戦し、JAF-F4にもスポット参戦をする。ここでフォーミュラカードライビングの基礎を学んだ組田は、2013年、全日本F3選手権(Nクラス)にステップアップ。5年目には念願のNクラスチャンピオンを獲得する。
目標だったマカオGPに参戦
このチャンピオン獲得により実現したのが、当時組田が目標としていたマカオGP参戦だ。2017年の参加ドライバー中最高齢の49歳ではあったが、組田は年齢を感じさせない果敢な走りを見せた。しかし、世界屈指の難コースはそう簡単に攻略できるはずもなく、予選でクラッシュを演じるという洗礼を受けた。
翌年もマカオGPに参加が許された組田は、手堅く完走狙いに切り替え、見事18位というリザルトを残した。「人生で最も記憶に残る出来事。できることならもう一度チャレンジしたい」と、組田のマカオGPに対する想いは強い。
原動力はフォーミュラ愛
組田は、2018年からは全日本F3選手権のオーバーオールクラス、2020年からは新設されたSFライツとFRJに参戦し、マスタークラスのトップコンテンダーとしての地位を確実なものにしてきた。それは54歳の今も現在進行形である。
「フォーミュラに乗り始めたらもうハコ(ツーリングカー)には興味がなくなり、とにかくフォーミュラに乗りたくて、アマチュアが乗れる一番上のF3までまで行ったという感じです」と笑う組田だが、参戦を継続するための努力も怠らない。
多忙ななかにあっても、週5日、毎日2時間のトレーニングは欠かさないという。54歳にして体脂肪率は驚異の1桁である。
もし、サーキットで組田を見かけたら、こっそり観察してみることをお勧めする。その体躯はとても50代のものとは思えないほどである。
とにかく、この組田のフォーミュラ愛こそが、B-MAXレーシングの大きな原動力であることは間違いない。
さて、オーナー組田の考え方などはこの後も度々登場するが、組田が何者かはここで一区切りにして、いよいよ次回はB-MAXレーシングの誕生に迫っていこう。
→
(4)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
クルマとバイクに明け暮れた青春時代
組田龍司(以下、組田)は1967年、神奈川県横浜市で生まれた。育ちも横浜の生粋の浜っ子である。
この時代の若者には珍しくはないが、クルマとバイクをこよなく愛し、愛車を改造しては峠を走り、それを生き甲斐として日々暮らしていた。
走り屋なら誰もが抱くレースへの憧れも持ち続けてはいたものの、具体的な行動を起こしたのは、自動車メーカーに勤める社会人として、それなりの収入を得られるようになった22歳の頃。意外に遅かった。
昔の思い出を語るB-MAXレーシング/エンジニアリングの組田龍司代表
地元横浜でレースに参戦しているショップへ行き、レースに出るにはどのくらいの費用が必要なのかと尋ねた。当時、富士フレッシュマンレースにS13型のシルビアクラスが新設され、それに出場することを考えていた。
ところが、ショップから提示された額は「当時の給料では到底支払えるものではなかった」と、ここで膨らんでいたレース参戦の夢はあえなく萎んでしまう。借金をしてまでやることは考えず、俺には無理だとあっさり諦めてしまった。今ならレーシングカートから始めるのかもしれないが、当時の組田はその存在すら知らなかった。
遅咲きの組田は今や日本のジェントルドライバーの代表格だ
屏風浦工業の若き社長へ
時をほぼ同じくして、組田の父が創業した屏風浦(びょうぶがうら)工業にピンチが訪れる。父が癌を患い余命宣告されてしまったのだ。会社の経営に携わっていた父のブレーンからは後を継いでほしいと懇願され、組田は弱冠22歳にして経営のトップに就くことになる。
ちなみに屏風浦工業というやや古風に思える社名は、創業の地、横浜市磯子区の地名である。主な業務は、自動車メーカーが開発する新型車両(試作車)の部品製造である。
【屏風浦工業ホームページ】(リンク)
B-MAXレーシングのトランスポーターにも屏風浦工業のロゴが入っている
そこからの苦労は筆舌に尽くしがたいものだったようだ。中小企業は社長個人の信用、人脈で成り立っているものだということを思い知らされたという。もちろんレースに費やす時間はなく、社業に専念することになる。
「20代前半から30代半ばまでの経験は、ものすごく辛かったですが良い経験でした」と組田が語るように、そこで培われた反骨心とビジネスセンスは現在のレーシングチーム運営でも大いに発揮されている。
社長就任当時から組田にはぶれない思いがある。それは会社に世襲制は持ち込まないということだ。当時、自身が何の苦労もせずに会社を継いだことに後ろめたさがあったという。「一生懸命やっても上に上がれないのではやる気を失う。誰にもチャンスはあるようにしたい」と、今は日々社員を鼓舞し、その中から優秀な人が出ることを願っている。
この誰にもチャンスを与え、育てるという考え方も、レーシングチームの運営に生きている。
→
(3)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Shigeru KITAMICHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
いま、国内レースで気になるチームはどこかと尋ねたら、B-MAXレーシングチーム(以下、B-MAXレーシング)と答えるレースファンは多いのではないだろうか。
スーパーフォーミュラ、スーパーGT(GT500クラス)の2大トップカテゴリーに、ここ4、5年の間に相次いで参戦を開始しただけでなく、参戦を継続しているスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)、昨年からスタートしたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ(FRJ)など、実に多くのカテゴリーでB-MAXのロゴを目にするようになってきた。
2021年のスーパーフォーミュラを戦う松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)
スーパーフォーミュラでは、トヨタ、ホンダ系と言われるチームの多いなか、メーカー色の薄いチームとして活動し、外国人ドライバーを積極的に起用したり、海外のチームとジョイントしたりするなど、やや特異な存在としてシリーズに刺激を与えている。
今シーズン、スーパーGTにおいてGT-Rに乗る松下信治選手のスーパーフォーミュラへの起用を巡って、紆余曲折の末に第2戦から参戦にこぎ着けたことは記憶に新しい。
2021年のスーパーGTを戦うCRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)
また、チーム代表の組田龍司氏が現役のレーシングドライバーとして、SFライツ、FRJ、FIA-F4などに積極的に参戦していることも、他のチームには見られないユニークな点だ。
B-MAXレーシングはどのように生まれ、発展してきたのか、オーナーの組田龍司氏とは何者なのか、多くのレースファンが抱いている疑問を解くために、B-MAXのファクトリーに突撃取材を試みた。
まずはB-MAXレーシングのオーナー組田龍司氏とは何者なのかから紐解いていこう。
(文中敬称は略させていただきます)
→
(2)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
(1) |(2) |(3) |(4) |(5) |(6) |(7) |(8) |(9) |(10)
総合優勝 澤龍之介(D'stationF111/3)
「最高の気分です。めちゃめちゃスッキリしています。昨日のレースは後味が悪かったので本当に嬉しいです。スタートで絶対行くと決めていましたし、スタートは自信もありました。決まって良かったです」
「古谷選手が2番手に上がってきたときは、どう抑えるかを考えていましたが、ペースもあまり変わりませんでした。終盤は濡れた路面に気をつけて走りました」
「昨日の1レース目からチームと相談しながら徐々にセットアップして、今日のレースは最高の状態になりました。チームに感謝しています」
総合2位 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「スタートが全然ダメでした。前回のもてぎでは上手くいっていたのですが。レース中は内圧が上がらなかったのか、ずっとタイヤが温まらないままでした。あとは雨に乗ってしまってBコーナー(ダンロップコーナー)でミスをしてしまいました。でもあのミスがなくても追いつくのは厳しかったと思います」
「スピードは金曜日からありましたし、クルマの仕上がりは凄く良かったのですが、それを生かせなくて残念です。とにかくスタートですね。次の菅生では頑張ります」
総合3位 三浦 愛(ARTA F111/3)
「スタートも決まって、セーフティカーが入る前までは凄くいい展開だったのですが……。リスタートはリズムが掴めずに1コーナーまでに(澤選手に)詰められてしまいました。ニュータイヤで行ったのですが、リスタートから数周は温まらずに、ニュータイヤの良いところを使えずに終わってしまった感じです」
「菅生は皆テストができていないはずなので、同じ条件でやれると思います。自分の走りに集中できれば(優勝の)可能性はあると思っています。今回かなり手応えがありましたので、菅生もリズム良く走れればと思います」
マスタークラス優勝 田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)
「昨日のレースは良くなかったので、今回は慌てないようにしました。スタートが上手くいったのが勝てた要因です。バトルするとタービュランスで上手く走れないので、単独のほうが安定しています」
「若手2人が前で競ってくれたので、上手くスリップストリームも使えてついていけました。途中、抜こうとも思ったのですが、チームから止められました(笑)。当たるとまずいので最後は間隔を開けました」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
9月26日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第9戦の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、セーフィティカーラン明けのリスタートで好ダッシュを見せた澤龍之介(D'stationF111/3)が、昨日の雪辱を果たす走りで初優勝を飾った。
マスタークラスは、田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)が総合を争う若手に劣らぬ速さを見せて独走優勝を飾った。
富士スピードウェイの上空はどんより曇り、かなり肌寒い天候となった決勝。
初のポールポジションを奪った#8三浦愛(ARTA F111/3)と#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)、チャンピオンを争う2人のレギュラードライバーがフロントローに並び、その後方には、スポット参戦の#3小川颯太(Sutekina Racing)、#5塩津佑介(Sutekina Racing)、#77澤がスタートで前に出ようと虎視眈々と狙う。
スタートを制したのは#8三浦。ライバル#28古谷は鬼門のスタートで出遅れ5位まで後退。。1コーナー(TGRコーナー)は#8三浦、#3小川、#77澤と続き、#8三浦にとっては願ってもない幕開けとなった。
ところが、後方グリッドの#86大阪八郎(Dr.DRY F111/3)、#23YUGO(S2R Racing)がスタート後のストレートエンドで接触。コースサイドに止まってしまったため、1周目からセーフティカーが入る。
車両撤去まで3周を費やし、4周が終了したところで再スタート。タイミングを上手く取れなかったトップ#8三浦の後方に、1コーナで#3小川をかわした#77澤が迫る。次の周、勢いのある#77澤はストレートで#8三浦のスリップストリームに入ると1コーナーでトップに躍り出る。
その後、#8三浦は順位を挽回してきた#28古谷にも抜かれ3位にドロップ。しかし、#3小川、#5塩津とのバトルは制して3位を死守する。
8周を終えた順位は、トップ#77澤、2秒遅れて#28古谷、3秒遅れて#8三浦、更に2秒遅れて#3小川、#5塩津、そしてマスタークラスの#39田中が僅差で続く。
その後、周回を重ねる度に各車の間隔は開いていくが、唯一詰まっていったのがトップ#77澤と2位#28古谷の差。両者の差は10周目2.0秒、11周目1.8秒、12周目1.6秒と僅かずつ#28古谷が追い上げる。
しかし、この頃から雨が落ち始めコース後半が濡れ始める。この雨に足をすくわれたのが#28古谷。12周目のダンロップコーナーでブレーキをロックさせてしまい、僅かなタイムロスではあったものの、地道な追い上げが振り出しに戻ってしまった。
これで楽になったトップ#77澤は残り周回を着実に走りきって、初優勝のチェッカーを受けた。昨日はトップでチェッカーを受けながらペナルティで10位になってしまった悔しさを晴らす優勝に、マシンを降りた#77澤は何度も何度もガッツポーズを見せた。
マスタークラスは、序盤から総合を争う若手に伍して走った#39田中が今季3勝目。2位は#96TAKUMI(B-MAX ENGINEERING FRJ)、3位には#34三浦勝(CMS F111)が入った。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 15 30'05.526 - -
2 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 15 30'07.352 1.826 1.826
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 15 30'15.210 9.684 7.858
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 30'23.318 17.792 8.108
5 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 30'25.174 19.648 1.856
6 39 M 1 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 15 30'29.183 23.657 4.009
7 96 M 2 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 30'42.885 37.359 13.702
8 34 M 3 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 15 30'45.028 39.502 2.143
9 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 15 30'49.613 44.087 4.585
10 7 M 5 畑 亨志 F111/3 Team Super License 15 30'58.508 52.982 8.895
11 27 M 6 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 31'28.427 1'22.901 29.919
12 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 15 31'46.993 1'41.467 18.566
13 4 M 7 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 15 31'50.270 1'44.744 3.277
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
- 30 M - DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 8 19'49.351 7Laps 7Laps
- 86 M - 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 0 - 15Laps 8Laps
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 0 - 15Laps -
Fastest Lap: CarNo.28 古谷悠河(TOM'S YOUTH) 1'36.775 (10/15) 169.742km/h
総合優勝 #8三浦 愛(ARTA F111/3)
「今回は(ストレートスピードを稼ぐため)ダウンフォースを減らす方向にセッティングしました。その分コーナー区間はきつかったですが、決勝はこの方向で良かったと思います」
「2レース目は失敗するジンクスがあるんですが、スタートも決まりましたし、レース中も前に追いつこう、前の2台とバトルしたいと思っていてずっと集中できました」
「自分の力がついてきたという実感がありますし、それに(優勝という)結果がついてきたので自信になりました。これに満足はできませんが、明日のレースに向けて良い流れはできたと思います」
「これでシリーズポイントでも古谷選手との差を縮めることができましたし、まだシリーズチャンピオンも狙えますので、残りのレースも集中して臨みます」
優勝監督 松浦孝亮監督(チーム・スーパーライセンス)
「棚ぼたですけれど優勝は嬉しいですね。あの位置にいなければ優勝はありませんし、今回ストレートスピードが伸びずに苦しむなかでも、塩津選手など若手の前できちんとフィニッシュできたことは評価できると思います。澤選手にも決して負けていなかったと思います。競り合いでやや弱いところがあるので、そこが課題ですね」
総合2位 #3小川颯太(Sutekina Racing)
「リージョナルには昨日始めて乗りました。徐々にタイムは上がっていますが、まだ慣れていない感じです。結果には納得していませんが、結果だけでなくリージョナルマシンを乗りこなすことを課題としています」
「レース中は第3セクターで離れる傾向があって、やはり走り込みが足りないと感じています。明日のレースでも経験を積み重ねていきたいと思います」
総合3位 #5塩津佑介(Sutekina Racing)
「棚ぼたの3位なので嬉しさはあまりありません。でも、開幕戦ではレースペースが後半落ちてしまっていましたが、富士に来ての2レースはその課題はクリアできたように思います」
「新品タイヤも残していますし、明日のレースが一番良い状態で迎えることができると思いますので、チャレンジャーとして明日のレースを終えたときに成長していると思えるようにしたいです。今年はスーパー耐久メインですが、TCRやこのリージョナルなどチャンスを頂いているので、結果でお返ししたいと思います」
マスタークラス優勝 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「常々総合を争う若手と絡むようなレースがしたいと思っていました。今回は抜くところまでは至りませんでしたが、何度か並びかけるところまでいけたので良かったと思います。最後までプッシュできて満足のいくレースでした。明日は5番手スタートなので少し厳しいと思いますが頑張ります」
「コーチに佐々木大樹選手がついてくれて、シフトのタイミングやステアリングの舵角など細かいところまで指摘してもらっているので、それは大きいと思います。その積み上げがタイム短縮に繋がっていると思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第8戦の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、上位のアクシデントはあったものの、三浦愛(ARTA F111/3)が今シーズン8レース目、自身FRJ10レース目で嬉しい初優勝を飾った。
マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が総合でも5位に入る走りで連勝を飾った。
秋の気配が漂うなか、この週末の2レース目、第8戦のスタートを迎えた。
速さでは群を抜いているポールポジションの#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)だが、またしてもスタートをミス。#77澤龍之介(D'stationF111/3)、#8三浦愛が(ARTA F111/3)、#28古谷のオーダーで1周目を終える。
レース前「スタートで前に出て抑えられるところまで抑える」と言っていた#77澤は、その言葉どおり、2周目に#8三浦愛をかわして2位に浮上した#28古谷と好バトルを展開する。
#77澤はストレートスピードに勝る#28古谷を必死で抑え、1コーナーでインを刺されても2コーナー以降で並走して前に出るという、非常に見応えのある勝負を4周目から7周目まで見せた。
しかし、この攻防も8周目のコカコーラコーナーで終わることになる。ユーズドタイヤでややブレーキングポイントの手前だった#28古谷に、#77澤が追突。#28古谷は押し出される形でコースアウト。6位まで順位を落としてしまった。
これで#77澤、#8三浦愛、#3小川颯太(Sutekina Racing)、#5塩津佑介(Sutekina Racing)、#4今田、大きく遅れて#28古谷のオーダーになり、9周目からは膠着状態が続いた。
その後は、最終ラップに#28古谷が#4今田をかわして5位まで順位を回復した以外、上位陣に変動はなく、レースはそのままフィニッシュを迎えた。
しかし、レース後、#28古谷に追突した#77澤に対して30秒加算の裁定が下り、#77澤は10位に後退。2位フィニッシュの#8三浦愛がFRJ初優勝を飾ることになった。
やや後味の悪い幕切れになってしまったが、優勝をした#8三浦愛は「今回は前を追うことに集中できたことが結果に繋がったと思う」と結果が残せたことにほっとした表情を見せた。
マスタークラスは、#4今田が大きなリードを築いて連勝のフィニッシュ。2位にはオープニングラップで#30DRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)と接触して順位を落としていた#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)が徐々に順位を上げて入った。
第9戦の決勝は、明日午前10時35分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 15 24'47.444 - -
2 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 24'48.105 0.661 0.661
3 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 24'49.045 1.601 0.940
4 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 15 24'49.901 2.457 0.856
5 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 15 24'50.426 2.982 0.525
6 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 15 25'06.571 19.127 16.145
7 11 M 3 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 15 25'09.806 22.362 3.235
8 7 M 4 畑 亨志 F111/3 Team Super License 15 25'10.365 22.921 0.559
9 96 M 5 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'11.809 24.365 1.444
10 *77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 15 25'15.204 27.760 3.395
11 27 M 6 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'41.475 54.031 26.271
12 86 M 7 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 15 25'41.790 54.346 0.315
13 23 M 8 YUGO S2R Racing N-SPEED 15 26'08.525 1'21.081 26.735
14 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 15 26'32.242 1'44.798 23.717
15 34 M 9 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 13 21'52.867 2Laps 2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
- 30 M - DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 0 - 15Laps 13Laps
Fastest Lap: CarNo.28 古谷悠河(TOM'S YOUTH) 1'37.008 (13/15) 169.334km/h
CarNo.77は、FRJ SpR第16条1.1)(他車への衝突行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
総合優勝 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「本当にクルマが仕上がっていました。ただ、スタートで失敗しました。ホイールスピンが多くて。でも、焦ることなくストレートでスリップに入って1コーナーでパスすることができました」
「こういうレースがしたかったという形のレースがようやくできました。次のレースではデータを見てスタートを改善したいと思います」
総合2位 澤龍之介(D'stationF111/3)
「スタートでトップまで行けそうな感じもしましたが、接触してはいけないので無理はしませんでした。レース中は後方からのプレッシャーもあってきつかったですね」
「次のレースはスタートでトップに立って、抑えられるところまで抑えようと思います」
総合3位 三浦 愛(ARTA F111/3)
「スタートで前に出ていけるかなと思ったんですけど、2周目のストレートで抜かれてしまいました。原因は分からないのですが、少しエンジンの伸びが悪くてきつかったです。最後もついていくのが精一杯で横に出て並べる感じではありませんでした」
「マシンは予選で少しアンダー気味だったので、決勝ではセットチェンジしましたが、それが良い方向にいったと思います。あとはエンジンの伸びが戻ればいけると思います」
マスタークラス優勝 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「見栄えが良くない勝ち方でしたね。実力で勝ちたかったですが追いつけませんでした。DRAGON選手のトラブルは後ろから見ていて分かりました。後輪が徐々におかしくなっていきました」
「前半のペースがもうちょっと良ければとは思います。田中選手と競り合ったり、植田選手を抜くのに手こずりましたから。でも、6位スタートで2位まで上がって、優勝が転がり込んで来ましたから結果的には良かったと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第7戦の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、古谷悠河(TOM'S YOUTH)がスタートで出遅れたものの、すぐにトップに返り咲き、独走で今季2勝目を飾った。
マスタークラスは、好スタートから独走していたDRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)が最終ラップにトラブルで失速。今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が今季クラス初優勝を飾った。
やや怪しげな雲が近づくなか、各チームは雨を心配し空を見上げながら、マシンをグリッドに並べる。
スタートはポールシッター#28古谷がホイールスピンをしてしまい、予選2位の#8三浦愛(ARTA F111/3)に先行を許してしまう。しかし、この週末、ドライコンディションで抜群の速さを見せる#28古谷は焦ることなく、2周目のストレートエンドで#8三浦愛に並ぶと、難なくパスしてトップ奪還に成功。
その後の#28古谷はラップタイムで0.7秒から1秒程度後続より速いペースで周回を重ね、見る見るうちにその差を開いていく。
一方2位争いは、#8三浦愛、「混乱のなかで前に出るのは得意」とスタートでジャンプアップした予選5位#77澤龍之介(D'stationF111/3)、予選4位#5塩津佑介(Sutekina Racing)の3人がスタートから約1秒の等間隔で周回を重ねる。
この2位争いに迫ったのがマスタークラストップの#30DRAGON。レース前半は4位#5塩津を追い上げる勢いだったが、8周目あたりから明らかにペースが落ちてしまう。何とリアホイールのナットが緩んでしまい、バイブレーションと格闘しながら走っていたのだ。
トップをひた走る#28古谷の勢いは後半になっても衰えるどころか、ガソリンが減り軽くなったマシンでファステストラップを連発。2位との差を8周目6.7秒、9周目7.8秒、10周目9.7秒と着実に開いていく。
終盤、熾烈になった2位争いを尻目に#28古谷はその後もペースを緩めることなく、最終的に15周レースで13.7秒という大差を築いてチェッカーを受けた。
2位争いは#77澤が「ストレートの伸びがいまひとつだった」という#8三浦の追撃を抑えきってフィニッシュ。FRJ初レースで表彰台を射止めた。
マスタークラスは、ナットの緩みと格闘しながらもトップを守っていた#30DRAGONだったが、最終ラップについにその症状が酷くなりスローダウン。漁夫の利を得た昨年のチャンピオン#4今田が今季初優勝を飾った。
第8戦の決勝は、午後3時10分から17周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
第7戦、第9戦総合PP 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「予選1回目は路面が濡れていて、後半のタイムが出るときに毎ラップ他車に引っかかってしまって、ポールが取れるとは思いませんでした。予選が終わったときはこれはマズいと思っていましたが、セカンドも2位で意外に良かったという感じです」
「予選2回目は自分は練習走行のときとあまり変わらなかったのですが、他があまり良くなかったのかなと思います。自分としては想定していたタイムでしたが、こんなに差がついているとは思いませんでした」
第8戦総合PP #8三浦 愛(ARTA F111/3)
「1回目は凄く難しい路面でした。セクター3で舗装が変わったところがあって、そこが結構濡れていました。後半は乾いていきましたがラインを探って走る状態でした。後ろのクルマが段々離れていくのをミラーで確認して、無線でも古谷選手との差を聞いていました。自分の感覚とタイムの上がり方という点で、手応えは感じながら走れました」
「べストタイムのときもちょっとミスをしたり、もっと上手くまとめられたような気がしています。富士は走り込んでいますし、ここのところレースも続いているので、あとは気持ちの部分で負けないようにするだけです」
第7戦、第9戦マスタークラスPP 田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)
「路面が部分的に乾いていたりして難しいコンディションでした。もう少し行けそうな気もしていましたが、内圧も上がらなかったので無理をせずに抑えて行きました。でももう少し総合を争う若者に迫りたかったですね」
「2回目は走っている位置が悪かったですね。近づきすぎてしまってタービュランスの影響を受けてしまいました。スリップを上手く使える位置にいることができませんでした。経験不足です」
第8戦マスタークラスPP #4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「1回目はスピンをしてタイヤにフラットスポットを作ってしまい、ペースを上げようがなかったです。本当に悔しい。最低の予選でした。」
「2回目は1回目の鬱憤を晴らすつもりで行きました。あれでもミスをしていました。せっかくですから、総合でももうちょっと上に行きたかったですね。フロントローは無理でもセカンドローあたりに」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 15 24'34.214 - -
2 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 15 24'47.934 13.720 13.720
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 15 24'48.460 14.246 0.526
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 24'49.379 15.165 0.919
5 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 15 25'02.574 28.360 13.195
6 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 15 25'03.708 29.494 1.134
7 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'04.459 30.245 0.751
8 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 15 25'05.857 31.643 1.398
9 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 25'06.644 32.430 0.787
10 96 M 5 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'11.922 37.708 5.278
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 15 25'13.812 39.598 1.890
12 7 M 7 畑 亨志 F111/3 Team Super License 15 25'29.950 55.736 16.138
13 23 M 8 YUGO S2R Racing N-SPEED 15 26'12.521 1'38.307 42.571
14 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 14 24'37.656 1Lap 1Lap
15 27 M 9 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 13 25'50.825 2Laps 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
- 86 M - 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1 3'21.386 14Laps 12Laps
Fastest Lap: CarNo.28 古谷悠河(TOM'S YOUTH) 1'37.634 (14/15) 168.249km/h
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第8戦の予選が静岡県・富士スピードウェイで行われ、古谷悠河(TOM'S YOUTH)が2番手を大きく引き離しポールポジションを決めた。
マスタークラスは、1回目(第7,9戦)の予選を失敗した#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が立て直してクラスポールを獲得した。
1回目の予選終了から40分という短いインターバルで行われた2回目の予選だが、この間に他のレースの予選も行われ路面コンディションは急速に回復。完全ドライでのアタックとなった。
ここで他を圧倒する速さを見せたのが#28古谷。「予選1回目は上手く行かなかった」という#28古谷はアタック3周目から1分37秒台を連発すると、アタック4周目に1分36秒925をマーク。早々にライバルたちにダメージを与える好タイムを叩き出した。
熾烈だったのが2番手争い。#8三浦愛(ARTA F111/3)、#77澤龍之介(D'stationF111/3)にマスタークラスの#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が割って入るという展開を見せた。
「フロントローは無理としてもセカンドローは狙っていた」という#4今田は、最後まで総合の争いに加わったものの、最後は#3小川颯太(Sutekina Racing)に逆転を許し、総合5番手で予選を終えた。もちろんマスタークラスではトップタイムだ。
総合の2番手争いに決着がついたのはアタック最終周。#77澤が#8三浦愛を逆転してフロントローを獲得。それでも#77澤は「タイムには納得していない。コーナーの積み上げがこのタイム差だと思う」と0.928秒という大きな差にショックを隠せない様子だった。
第8戦の決勝は、本日午後15時10分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第7戦および第9戦の予選が静岡県・富士スピードウェイで行われ、古谷悠河(TOM'S YOUTH)が第7戦の、三浦愛(Super License)が第9戦のポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)が第7,9戦のダブルクラスポールを獲得した。
今大会はシリーズで最も多い16台がエントリー。D'Stationレーシングのオーディションを勝ち抜いた#77澤龍之介(D'stationF111/3)、そのオーディションで澤と争った#5塩津佑介(Sutekina Racing)、そして#3小川颯太(Sutekina Racing)とFIA-F4で実績のある3人が参戦。これを迎え撃つレギュラードライバーの#28古谷、#8三浦愛とのポールポジション争いが注目された。
季節はすっかり秋めいてきた。未明に雨が降ったため、コースはやや濡れたところも見られるという難しいコンディションでのアタックとなった。この予選1回目のベストタイムが午後に行われる第7戦の、セカンドタイムが明日行われる第9戦のグリッドとなる。
コースに濡れている部分もあったため、各ドライバーはコンディションの確認とタイヤを温めるために2周を費やし、3周目からアタックに入る。
ここでリードしたのはレギュラー組の#28古谷。路面コンディションの回復につれてベストタイムを更新し続け、タイムチャートのトップに名を連ね続けた。
これに食い下がったのが開幕戦でポールシッターとなった#5塩津、初参戦の#3小川、そして初のポールを狙う#8三浦愛。3人は常に#28古谷に迫るタイムをマークして逆転ポールを狙う。
このなかから予選終了直前、路面の回復とともに一気に台頭してきたのが#8三浦愛。その時点でトップに立っていた#5塩津(1分40秒592)、#28古谷(1分40秒719)の2人を上回る1分40秒531を叩き出し、トップに躍り出る。
しかし、最後のラップに#28古谷が意地を見せて1分40秒048をマーク。再逆転で第7戦のポールポジションを決めた。2番手は#8三浦愛、3番手は#3小川と続いた。
セカンドタイムで決まる第9戦のグリッドは、#8三浦愛が嬉しい初ポール。#28古谷、#3小川と続き、トップ3は第7戦と同じ顔ぶれとなった。
総合と同様に熾烈なアタック合戦を見せたマスタークラスは、#7畑享志(F111/3)、#11植田正幸(Rn-sportsF111/3)、#30DRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)、#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)の4人が順位を入れ替えながらアタックを続けたが、「単独走行で自分のペースで走れた」という#39田中が安定した速さを見せ、第7,9戦のクラスポールを獲得した。
第7戦の決勝は、本日午後12時05分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'36.925 - - 169.479
2 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'37.853 0.928 0.928 167.872
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'38.106 1.181 0.253 167.439
4 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'38.127 1.202 0.021 167.403
5 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'38.163 1.238 0.036 167.342
6 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'38.374 1.449 0.211 166.983
7 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'38.449 1.524 0.075 166.856
8 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'38.636 1.711 0.187 166.540
9 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'38.832 1.907 0.196 166.209
10 7 M 5 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'38.903 1.978 0.071 166.090
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'39.054 2.129 0.151 165.837
12 96 M 7 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'39.149 2.224 0.095 165.678
13 27 M 8 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'39.709 2.784 0.560 164.747
14 86 M 9 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1'40.355 3.430 0.646 163.687
15 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 1'44.341 7.416 3.986 157.434
16 23 M 10 YUGO S2R Racing N-SPEED 1'44.898 7.973 0.557 156.598
---- 以上基準タイム予選通過 ----
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'40.531 - - 163.400
2 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'40.719 0.188 0.188 163.095
3 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'41.029 0.498 0.310 162.595
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'41.892 1.361 0.863 161.218
5 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'42.003 1.472 0.111 161.042
6 39 M 1 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'43.358 2.827 1.355 158.931
7 30 M 2 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'44.483 3.952 1.125 157.220
8 7 M 3 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'44.497 3.966 0.014 157.199
9 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'44.867 4.336 0.370 156.644
10 4 M 5 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'46.292 5.761 1.425 154.544
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'46.389 5.858 0.097 154.403
12 96 M 7 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'48.865 8.334 2.476 150.891
13 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 1'49.938 9.407 1.073 149.419
14 86 M 8 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1'50.173 9.642 0.235 149.100
15 27 M 9 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'50.277 9.746 0.104 148.959
---- 以上基準タイム予選通過 ----
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 1'57.060 16.529 6.783 140.328
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'40.048 - - 164.189
2 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'40.182 0.134 0.134 163.970
3 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'40.264 0.216 0.082 163.835
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'40.592 0.544 0.328 163.301
5 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'40.916 0.868 0.324 162.777
6 39 M 1 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'42.335 2.287 1.419 160.520
7 11 M 2 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'43.457 3.409 1.122 158.779
8 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'43.995 3.947 0.538 157.958
9 7 M 4 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'44.336 4.288 0.341 157.441
10 34 M 5 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'44.740 4.692 0.404 156.834
11 4 M 6 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'44.844 4.796 0.104 156.678
12 96 M 7 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'47.016 6.968 2.172 153.499
13 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 1'47.671 7.623 0.655 152.565
14 86 M 8 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1'47.886 7.838 0.215 152.261
15 27 M 9 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'48.730 8.682 0.844 151.079
---- 以上基準タイム予選通過 ----
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 1'54.934 14.886 6.204 142.924
CarNo.23は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条(ピット出口のホワイトラインカット)により、予選結果より5グリッド降格のペナルティーを科す。
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦決勝は9月19日(日)に筑波サーキットで開催され、2番グリッドから飛び出した52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)が、18周にわたりポイントリーダー66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)のプレッシャーをはねのけ優勝。歓喜のチェッカードフラッグを受けた。
朝の予選から好天に恵まれた筑波サーキットは気温も27度まで上昇。直前の走行会でクラッシュや接触が相次ぎタイムスケジュールがずれ込み、予定より15分遅れて10台すべてがスリックタイヤでコースイン、フォーメーションラップに出て行った。ここまで4戦で3勝、3位一回でポイントランキング1位の野島は予選がふるわず4番グリッドから。4戦連続2位で野島を追い。今度こそ優勝が欲しい安田はその前の2番グリッドからスタートを迎えた。
赤信号が消えてレーススタート。ポールポジションの13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)が一瞬エンジンストールして出遅れたのに対し、安田の蹴り出しがよくアウト側から一気に武者の前に出ると野島もそれに続き、いったんアウト側に出てから1コーナー手前で進路を右に振り、コーナーの進入で武者のインを突く。左右を挟まれた格好になった武者はここは引かざるをえず、一気に3番手までポジションを落としてしまう。一方3番手スタートだった7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)は1コーナー途中でハーフスピン、野島だけでなく73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)、10号車・坂野貴殻(ZAPムトウ・サービス10V)のオーバーテイクを許し6位まで順位を落としてしまう。
トップ奪取に成功した安田だが、野島が食らいついてきており、1周目のコントロールラインを通過した所で0.561秒、コーナーではテール・ツー・ノーズ状態に接近する。さらにスタートで出し抜かれてしまった武者も体勢を立て直して、野島の背後につける。
2周目、3周目と安田は1分0秒前半のペースで逃げようとするが野島は離れず、3位武者はこの2台から僅かずつ引き離され、4周目には野島と1秒以上の差になる。
これまでの武者はここから差をひろげられたリ順位を落としていくという展開が目立ったが、今回は一味違い、5周目には逆に野島を追い上げて0.487秒の差まで詰める。一方野島は武者を意識したか安田との差が0.879秒まで開く。
レースはこの状態でいったん膠着状態になり、5周目、6周目、7周目と安田vs野島vs武者の神経戦の様相を呈したが、この状況を打破したのはトップを走る安田。9周目に野島との差を1秒055と突き放しにかかり、10周目1秒142、12周目1秒280とジワリと差を広げる。野島と武者のギャップは0.7秒前後で推移しており付かず離れずの状態。4位以下はそこから5秒近く離されているが、下村、坂野、本田が0.8秒以内のグループを形成している。
ここで今度は野島が踏ん張り安田とのギャップを1.3秒以上にひろげることは許さず、16周目1.170秒差、17周目0.902秒差とタイムを削り取って終盤戦に向かう。一方武者は変わらず野島の0.5秒前後の差で追っているが、こちらも決定的なチャンスがない状態。
下村を先頭とする4位グループは依然として接戦で、グループのしんがりをつとめる本田の後ろには、マスターズクラス首位の3号車・秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)が0.610秒差まで迫ってきた。
ファイナルラップ、野島はさらに安田を追い詰めるが0.664秒届かず、スタート直後からトップに立つと野島を抑えきった安田は右手を高々と上げてチェッカードフラッグの下を通過、待望のスーパーFJ初優勝をあげた。
2位は野島、ポールスタートの武者は0.463秒及ばずも、初表彰台を獲得した。4位グループの接戦も下村がしのぎ切って4位、5位坂野、6位本田という結果になった。
全体7位でフィニッシュしたのは秋山だったが、レース中の走路外走行が4回あったとしてペナルティ。フィニッシュタイムに2分加算され最下位という裁定が下り、マスターズクラス優勝は8位フィニッシュだった46号車・中村俊行(Sウインズ 10V Image)となった。
さらにその後の再車検で秋山のマシンのリヤウイングの高さがレギュレーションを超えていた、として最終的に秋山は失格という判定になった。
■決勝後のコメント
優勝 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)
「スタートは予定通り出られたので、後は抑えられると思っていた。途中ちょっとミスもあったが、後ろの距離を見て立て直せたので、きちんと完走できたことが勝因かなと思う。(マシンは何か変更した?)予選の状態のままで厳しかったが(自分の方を)アジャストした。(コンディションが)厳しいのはみんなわかっていたので、自分がそれに合わせないと、と思っていた。(拮抗したレースだったが?)逃げ切れなくて予定通りにはいけなかったが、あのペースなら抜かれないな、という自信はあったし、そのまま(逃げ切って)いけてよかった」
2位 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V・ED)
「スタートはうまくいったのだが、1位の安田選手までは追いつかなかった。そのまま逃げられてしまった。(ミスはなかった?)第1セクターのコーナーでは細かいミスが多かったと反省。(一度前に出られてしまうと難しい?)それなのでやはり予選で1位を取る必要があると思う」
3位 13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)
「(スタートは何があった?)ちょっとホイールスピンさせて(エンジン)ストールしかけた。スタートの練習不足が露呈してしまった。(その後は食らいついて行けてたが?)第2ヘアピンが(自分は)下手で、そこで差を付けられていた、他は問題なかった。(今回はしっかり順位を守り続けられた?)速さ的には自分の方が上だという思いもあって(前に)プレッシャーを与え続けて、ミスも誘発させたが(抜けなかった)。肝心のスタートがダメだったので、そこをもっと頑張らねば」
4位 73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)
「(スタートがよかった?)自分の中でもうまく行ったなと思う。(中盤以降接近戦だったが?)自分としてはもっと前を追えるようなペースで走りたかったが、そこはまだ実力不足だという感じ。後ろからガンガン来てたので、抜かれる事だけはないように気を付けて走った。結果的には4位を死守する走りになってしまったが、本当は前に追いつきたかったという気持ちがある。次は表彰台に届くように頑張る」
6位 7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)
「(スタート直後に順位を落としたが?)1コーナーにアウトから入ったところでクラッチが切れたような状態になり(駆動力を失って)横を向いてしまって2台に抜かれた。自分のミスだったのかよくわかっていないが、そのまま(レースとしては)終わってしまった。今シーズンはこういうパターンが多くて、残り2戦を頑張ってどうにかしたい」
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は10月24日(日)に予定されている。安田は今回の優勝でシリーズポイントを80まで伸ばし、トップ野島に7ポイント差と迫り、シリーズの行方はわからなくなった。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 52 安田 航 Fガレージ&SウインズSII MYST KK-S2 18 18'11.223 - -
2 66 野島 遼葵 Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V 18 18'11.887 0.664 0.664
3 13 武者 利仁 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 18 18'12.350 1.127 0.463
4 73 下村 剛司 SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 18 18'21.495 10.272 9.145
5 10 板野 貴毅 ZAPムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V 18 18'21.957 10.734 0.462
6 7 本田 千啓 オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V 18 18'22.411 11.188 0.454
7 46 M 1 中村 俊行 Sウインズ10V Image TOKYO R&D RD10V 18 18'35.374 24.151 12.963
8 91 澤井 良太朗 ELEVレーシングKKSII TOKYO R&D RD10V 18 18'36.252 25.029 0.878
9 71 M 2 林 寛樹 真不同ゼンカイレーシングED MYST KK-S2 18 18'42.440 31.217 6.188
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
- 3 M - 秋山 健也 スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S - 失格 - -
Fastest Lap: CarNo.52 安田航(Fガレージ&SウインズSII) 1'00.186 (7/18) 122.321km/h
CarNo.3は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第5章第2条c)(走路外走行4回)により、競技結果に対して2分加算とした。
CarNo.3は、国内競技車両規則第8章第2条2.6)(リアウイング高さ)違反により、失格とした。
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦予選が9月19日(日)に筑波サーキットで開催され、第1戦で無念のグリッドダウンを喫した13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)がポールポジションを獲得した。
前日の風雨から一転し、秋らしい抜けるような晴天となった筑波サーキットは路面もすっかり乾いた。今回各ドライバーが気にしていたのはストレート途中からS字コーナー出口までの区間の路面の舗装が新しくなったことによるコンディションの変化。グリップは明らかに向上しているが古い舗装との切れ目に僅かだが段差があり、特にS字出口のそれは左右の荷重移動からフルブレーキに移行する箇所にあたり繊細なフォーミュラマシンにとっては挙動が不安定になるという。
予選開始は9時45分、筑波シリーズの決め事として前回のレースの優勝者66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)を先頭にリザルトの順に10台のマシンがスリックタイヤでコースイン、20分間の予選が始まる。
まずはその野島が計測2周目に1分0秒477でトップタイムを出し、4戦連続2位で初優勝を期す52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)が1分0秒626で2番手につけると、次の周回で今シーズン予選が好調な7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)が1分0秒416でトップに浮上。上位は目まぐるしく入れ替わる。
5分経過時点で武者が1分0秒419をマークし本田と0.003秒差の2番手につけると、その直後に安田が1分0秒135を出してトップに立ち、野島も1分0秒341で2番手へ。しかし本田がすかさず1分0秒235でこの2台の間に割って入る。後方ではルーキーの91号車・澤井良太朗(ELEVレーシングKKSII)が1分0秒698で5番手に上がる。これまで東京R&DのRD10Vで参戦していた澤井だが今回は都合によりMYSTのKK-S2に搭乗する事になり、前日までの練習走行で両車の挙動の違いを理解することに腐心していると語っていた。今日はようやくなじんできたという印象だが第1ヘアピンの挙動が不安定でハーフスピンを喫するシーンも。
7分経過時点で武者が1分0秒082と59秒に迫るタイムでトップに立つと、次の周回で59秒827を出しいったんピットに戻る。1分0秒142で3番手の本田もピットイン、その間に2番手の安田が1分0秒020→59秒942と自己ベストを刻み続ける。また10号車・坂野貴殻(ZAPムトウ・サービス10V)が1分0秒300で4番手へあがり、野島は5番手までドロップする。
今回3台で選手権不成立となったがマスターズクラスでは3号車・秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)がトップで1分0秒415で全体6番手のタイムを出し、澤井は7番手へ。
路面温度が予想以上に上昇しているようで、各車がピットインしたりペースダウンしたりでタイヤのコンデションを整える動きを見せる中で順位を上げのが73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)。1分0秒478の自己ベストで澤井を追い落とし7番手に浮上。
15分が経過、残り5分となった頃から再度タイムアタックを始めるマシンが出始め、まずは安田が59秒859を出すがトップ武者には0.032秒届かない。続いて野島が1分0秒253を出して4番手に浮上。野島はさらに1分0秒201までタイムを詰めたが3番手本田に0.059秒差でポジションは変わらず。
各車順位変動までは至らない状況の中でジャンプアップして見せたのが下村で、残り時間2分というタイミングで自己ベストの1分0秒266をマークし5番手まで2ポジションアップ。
結局武者が早い段階でマークしたタイムを上回る者は現れず、ポールポジションが確定。武者にとってはデビューレースの第1戦でトップタイムを叩き出しながら走路外走行のペナルティでグリッド降格、ポールポジションを失って以来の雪辱を果たした。
フロントロウに並んだのは安田。2列目に本田とポイントリーダー野島がつける結果となった。
マスターズクラスは秋山が他を寄せ付けず全体7位、澤井を挟んで46号車・中村俊行(Sウインズ 10V Image)と71号車・林寛木(真不同ゼンカイレーシングED)が最後列に並んだ。
■予選後のコメント
ポールポジション 13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)59秒827
「59秒に入っているとは知らなかった。自分では納得いけていない走りで、特に最終コーナーがうまくいかず、これはポールジションは取れないなと思っていたのが取れた。嬉しいが、監督とデータロガーとかいろいろ検討しないと。(かなり僅差で後ろに速い選手が控えているが?)油断せずに集中力を高めてレースに挑みたい」
2位 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)59秒859 トップと0.032秒差
「金曜日(の練習走行)はいい調子で走れていて、感触もよかったのだが(今日は)思ったよりタイヤがグリップしなくて、セッション後半にタイム出せるかと期待していたが、フィーリング的にグリップ感が得らないままでアタックに入って合わせきれなかった。(予選後長い時間話し込んでいたが?)金曜日の走行データと比較して、どう修正していくかを話し合っていた。(決勝に向けていい材料見つかった?)アベレージタイムは周りのライバルよりはいいので(予選の)1発こそ負けたが、ついて行けばチャンスはあるとわかった。落ち着いて、いつも通りのスタートが出来て武者選手の後ろにピッタリつければ、絶対チャンスがあると思うので焦らず頑張りたい」
3位 7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)1分00秒142 トップと0.315秒差
「微妙だ。どうも乗れていない感じで、クルマはいいのだが、気持ちよく走れていない。(路面が変わったせい?)路面の状態はあまりよくなくて、外側が使えない感じ。イン側走ったりいろいろ試してはみたが、結果のとおりで合わせ込められなかった。決勝に向けては(マシンのセッティングは)そのままで行く。路面も良くなってくると思うので結果うまい具合に行ければいいなと思う。決勝はスタートから頑張る」
4位 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)1分0秒201 トップと0.374秒差
「(タイムが出なかった?)まとまりがなかった。1コーナー速い時もあれば、第1ヘアピン遅い時もありで、走りに一貫性がなかった。マシン的には問題ないので自分の(走りを)まとめることをしないといけない。それでスタートで前に出て行きたい。いつも通りの感じでスタートを決めて頑張りたい」
決勝は13時45分スタート予定。4連勝でランキングトップの野島を2位安田が今度こそ阻止するか、ポールポジションで再び速さを証明した武者が自ら誕生日を祝う花火を打ち上げるか。注目だ。
Text: Junichi SEKINE
Phot: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2021/09/19) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 13 武者 利仁 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 0'59.827 - - 123.055
2 52 安田 航 Fガレージ&SウインズSII MYST KK-S2 0'59.859 0.032 0.032 122.989
3 7 本田 千啓 オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V 1'00.142 0.315 0.283 122.410
4 66 野島 遼葵 Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V 1'00.201 0.374 0.059 122.290
5 73 下村 剛司 SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 1'00.266 0.439 0.065 122.158
6 10 板野 貴毅 ZAPムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V 1'00.300 0.473 0.034 122.090
7 3 M 1 秋山 健也 スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S 1'00.415 0.588 0.115 121.857
8 91 澤井 良太朗 ELEVレーシングKKSII TOKYO R&D RD10V 1'00.698 0.871 0.283 121.289
9 46 M 2 中村 俊行 Sウインズ10V Image TOKYO R&D RD10V 1'01.013 1.186 0.315 120.663
10 71 M 3 林 寛樹 真不同ゼンカイレーシングED MYST KK-S2 1'01.087 1.260 0.074 120.517
---- 以上基準タイム(130% - 1'17.925)予選通過 ----
初秋のスポーツランド菅生で、2年ぶりとなるSUPER GT Rd.5菅生が開催された。チームは前戦鈴鹿ラウンドの後、トランスミッションをおろしてギアをチェック、傷みの来ていたトランスアクスルのクラウンギアとピニオンギアを交換して、入念なチェックのうえ菅生ラウンドに臨んでいた。
9/11 予選日
スポーツランド菅生の空は、朝からどんよりと厚い雲に覆われていたが、雨の心配はなく、ドライコンディションで土曜日のスケジュールがスタートした。
午前中に行われた公式練習は、タイヤのテストを中心に走行が行なわれた。菅生ラウンドに向けて、チームはヨコハマタイヤが準備した通常のMH(ミディアム・ハードタイヤ)に加え、高温タイプのMHを持ち込んでいた。2年ぶりのサーキットに慣熟するため加納選手が数ラップを走行した後、柳田選手が両タイプのタイヤのフィーリングを確認したが、パフォーマンスの違いはそれほど見られない。チームは決勝での柳田選手のスティントをMAX周回数で見込んでいた。また翌日は路温、気温共に高温となることが予想されることから、チームは、高温タイプのMHでレースを戦うことを想定し、セッティングを行なっていった。現状の路面コンディションにタイヤがマッチしているようで、柳田選手が12Lap目に1'19.458をマークして21番手につけるなど好調なところを見せる。さらにセッティングが功を奏してか、レースタイムとしては非常に良い方向性を示していたが、リアの薄さが残っており、さらにセッティングを詰める必要があった。
ところがセッティングのためにピットインさせたマシンのエンジン付近からオイル漏れが発覚。メカニックは対応に追われることになる。
路面がうねっていることに加え、果敢に攻めるドライバーが縁石をヒットしてマシンの下面を強打したために、以前から何度か修復を繰り返してきたエンジンのクラックが再発、さらにエンジンのフロントカバーを止めているボルトが2本破断して、ボルト穴からもエンジンオイルが漏れていることがわかった。メカニックは懸命に修復を試みたが、カバーを固定しているボルトが長く、折損部分が奥深くに残っていることに加えて、複雑な配管が邪魔をして破損箇所にアクセスすることが難しく、なかなか破断したボルトを取り出すに至らない。
修復は困難を極め、チームは予選出走を断念して事態の収拾に専念することにした。
9/12 決勝日
決勝日の朝は、抜けるような青空に澄んだ空気が秋を感じさせる、絶好のレース日和となった。
夜半にかけての懸命の作業の結果、破断したボルトへのアクセスに成功、奥に残った折損ボルトを粉砕して新たにネジ穴を切り、新しいボルトで締結する作業が行われた。クラックとボルト穴からのオイル漏れはメカニックが時間をかけて接着剤を埋め込んでシールし、漏れ止めは成功したかに見えた。しかし、予選不出走のために受けた朝の車検で、再度オイルの滲みを指摘されて不合格を言い渡される。タイムリミットを超えると決勝出走は許可できないと言い渡されたチームは、時間ギリギリまで再修復、2度目の車検の末に合格、一時は危ぶまれた決勝への出走を許可された。
チームは決勝前のウォームアップ走行で加納、柳田両選手にマシンの状態をチェックさせ、レースを走行することに問題がないことを確認した。
13時30分、2年ぶりのスポーツランド菅生でのレースがスタート。最後尾の28番手から、第1スティントの柳田選手が気迫のこもった走りで追撃を開始。柳田選手はスタートラップで鮮やかなオーバーテイクを見せ、すぐにポジションを25番手とし、更に10Lapを過ぎる頃には22番手にまで浮上した。
26Lapを過ぎ、レースの3分の1が経過する頃からルーティンピットをするチームが出始めたため、見かけ上の順位はさらに上がり、柳田選手はスティント中盤の33Lap目には13位としたが、追撃の手を緩めない。マシンは燃料が軽くなり、柳田選手は1分22秒台の粒の揃ったタイムで激走、前方のライバルマシンをオーバーテイクし、さらにポジションアップするファイトを見せた。チームは作戦通り柳田選手のスティントをできるだけ引っ張り、ピットインをMAX周回数の52周に予定していた。
ところが43Lap目、500クラスのマシンが最終コーナーで燃えるアクシデントが発生、セーフティーカー導入となる。もともとチームは、タイヤ左側2本交換を想定していた。しかし、柳田選手からタイヤの状態が悪くないとの情報を得たチームは、このセーフティーカー導入でタイヤを休ませられるメリットも考慮し、チームとドライバーが協議した上でタイヤ無交換作戦に打って出ることを決断した。51周目ピットレーンがOPENになると同時にチームは柳田選手をピットに呼び戻し、給油とドライバー交代のみのルーティンピット作業を行ない、第2スティントの加納選手が15番手でコースに復帰した。
加納選手は柳田選手から受け継いだタイヤでレースを再開した。タイヤは明らかに熱ダレしており、加納選手は苦戦を強いられる。58Lap目に導入されたFCYのタイミングでうまくタイヤを休ませながら走行を続けたが、予想外に摩耗したタイヤではプッシュもままならず、コースにとどまることが精一杯だった。さらに残り6周となる76Lapのところで500クラスのマシンに接触され、順位を大きく落としてしまう。接触の際に右フロントホイルにダメージを受け、右タイヤのエアが少しずつ漏れたか、ブレーキすら真っ直ぐには止まれない状態だった。それでも加納選手はファイナルまでレースを続け、最終的に24位でチェッカーを受けた。
結局チームが目標としていたチームポイント3獲得には至らなかったが、前日のエンジントラブルをメカニックが懸命に修復し、決勝では作戦を尽くして両ドライバーが激走した菅生ラウンドは、これまでにない良いフィーリングがあり、次戦につながる価値のあるレースとなった。
x
Arnage Racing
スーパー耐久シリーズ2021パワードバイハンコック第5戦「SUZUKA S耐」は19日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝を行い、5時間を走ってST-Xクラスの星野敏/藤井誠暢/近藤翼組(777号車・D'station Vantage GT3)が総合優勝を飾った。
決勝は午前11時30分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は雲一つない秋晴れ。1周を回りローリングスタートで5時間レースの幕が開けた。
トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッター、植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有冶組(290号車・Floral UEMATSU FG 720S GT3)の澤。2位に予選2位、永井宏明/上村優太/中山雄一組(16号車・PC Okazaki 911 GT3R)の永井が続くが、星野敏/藤井誠暢/近藤翼組(777号車・D'station Vantage GT3)の藤井、永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗組(31号車・LEXUS RCF GT3)の小高、大八木信行/青木孝行/藤波清斗/大八木龍一郎組(81号車・DAISHIN GT3 GT-R)の青木に相次いでかわされST-Xクラス参加5チーム中の5位に落ちる。
トップを走る290号車の澤は、2周目のシケインでは777号車の藤井に、3周目の1コーナーで31号車の小高に、5周目には81号車の青木にかわされ、4位まで落ちた。
トップに立った777号車の藤井は後続を突き放しにかかる。13周目には2位81号車の青木との差を10秒と広げた。31号車の小高はジャンプスタートでドライビングスルーペナルティーを科されたたため、3位には290号車の澤が再浮上。4位には小高、5位には16号車の永井が続く。
26周目には3位を走る290号車の澤を31号車の小高が捉え3位まで順位を回復してきた。トップを走るのは777号車の藤井で、2位81号車の青木とは11秒差、3位の小高はさらに17秒差で続く。
32周を回ってジェントルマンドライバー義務ドライブ時間1時間を超え、5位を走る16号車の永井がピットイン。ドライバーを上村に交代してピットアウトした。
33周目には3位31号車の小高もピットインし、ドライバーを永井に交代。
35周を回って、2位81号車の青木を12秒リードしてトップを走る777号車の藤井がピットイン。同周には青木、290号車の澤もピットインし、それぞれドライバーを近藤、藤波、植松に交代した。
ピットアウト後も777号車の近藤はトップを堅守。2位には81号車の藤波が12秒差で続き、3位には290号車の植松が、その直後4位には31号車の永井が付ける。16号車の上村が5位から上位進出を伺う。
5位を走る16号車の上村は、前を走るジェントルマンドライバーの2人、31号車の永井を40周目に、290号車の植松を50周目にかわし3位まで浮上した。この間、トップを走る777号車の近藤に2位81号車の藤波が徐々に接近。その差は3秒まで縮まった。
58周目にはついに81号車の藤波が、777号車の近藤をパス、トップに立った。さらに、777号車には他車との接触のためドライビングスルーペナルティーが科された。777号車がペナルティーを消化すると、2位のポジションは守ったものの63周目にはトップ81号車・藤波との差は34秒と広がった。
65周目には16号車の上村が、68周目には31号車の永井が、70周目には290号車の植松が、71周目にはトップ81号車の藤波が、72周目には777号車の近藤がピットイン。それぞれドライバーを中山、嵯峨、井出、青木、星野に交代してピットアウトした。
一通りピットインが終わると、81号車青木はトップのまま。37秒差で2位に777号車の星野、3位に16号車の中山、4位に290号車の井出、5位に31号車の嵯峨が続く。
80周目、2位を51秒離してトップを快走していた81号車の青木が他車と接触。マシンにダメージを負い、修復のためピットガレージに入った。これでトップに立ったのは777号車の星野。25秒差で2位に16号車の中山、3位に290号車の井出、4位に31号車の嵯峨が続く。
85周目には作業違反でドライビングスルーペナルティーを科された3位を走る290号車の井出がペナルティーを消化。ポジションは守ったものの4位31号車の嵯峨が2秒差と迫ってきた。
101周目、トップを走る777号車の星野を9秒差まで追い詰めたところで16号車の山中がピットインし上村に、102周目には31号車の嵯峨が小高に、103周目にはトップを走る777号車の星野が近藤に、105周目には井出が川端に、それぞれ最終ドライバーに交代した。
これでトップに立ったのは777号車の近藤、2位には1秒差で16号車の上村が迫る。3位には大きく遅れて290号車の川端が、4位には31号車の小高が9秒差で続く。
トップ争いは777号車の近藤と16号車の上村に絞られた。108周目にはその差は1秒を切る。しかし近藤もここから粘る。122周目には一時2秒以上あった差を一気に0秒4差まで迫られるもここからラストスパートして差を広げる。逆に上村は給油のためピットイン。2位は守ったもののトップ近藤との差は大きく開いた。
これで777号車の近藤は安泰。777号車は5時間を走りきり今季2勝目を飾ると同時に今シーズンのチャンピオンを獲得した。
290号車の川端と81号車の小高の3位争いも白熱した。小高はファステストラップをたたき出して川端を追い詰めるもストレートの速い川端の背後についてもパスすることができない。それでもようやく、125周目に小高は川端を抜いて31号車が3位に浮上し、このまま逃げ切った。4位には290号車が入った。
ピットで修復を行っていた81号車は終盤にコースイン。しかし規定完走周回数に達せず、順位認定はならなかった。
11チームが参加したST-Zクラスは、序盤にトップに立った星野辰也/織戸学/篠原拓朗/浜健二組(47号車・D'station Vantage GT4)がそのまま逃げ切り優勝。2位にはポールシッターの鈴木宏和/久保凜太郎/塩津佑介/佐藤公哉組(311号車・FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4)が、3位には内田優大/山内英輝/菅波冬悟/小河諒組(3号車・ENDLESS AMG GT4)が入った。
2チームが参加したST-TCRクラスは、序盤トラブルに見舞われたものの遠藤光博/中野信治/小出峻組(97号車・Racer Hondaカーズ桶川CIVIC)が優勝。2位に入った芳賀邦⾏/蘇武喜和/霜野誠友/和田慎吾組(75号車・おとぎの国CIVIC TCR)が今シーズンのチャンピオンを決めた。
3チームが参加したST-1クラスは、飯田太陽/加藤寛規/吉本大樹/高橋一穂組(2号車・シンティアムアップルKTM)が、何度かコース上でスロー走行するトラブルに見舞われたものの圧倒的に速いラップタイムで2位以下を圧倒。優勝を飾り今シーズンのチャンピオンを決めた。2位には大山正芳/谷川達也/山本賢/齋藤真紀雄組(71号車・CSダイワN通商アキランドポルシェ)が、3位には堤優威/阪口良平/堀田誠組(38号車・muta Racing GR SUPRA)が入った。
5チームが参加したST-2クラスは、序盤から予選4位の大澤学/後藤比東至/石坂瑞基組(59号車・DAMD MOTUL ED WRX STI)がトップに立つと2位以下を2ラップちぎりそのまま優勝。2位に入った藤井芳樹/成澤正人/安斎景介/今井慎吾組(7号車・新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10)がチャンピオンを決めた。3位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(6号車・新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10)が入った。
6チームが参加したST-3クラスは、序盤からポールシッター冨林勇佑/大島和也/石井宏尚組(39号車・エアーバスターWinmax RC350 TWS)と予選2位の平木湧也/高橋知己/平木玲次組(62号車・HELM MOTORSPORTS RC350)の激しい争いとなった。最終スティントでは62号車が39号車に先行するも、これに田中徹/田中哲也/三宅淳詞組(244号車・QUEEN EYES 34Z)が追いつき、3台でのバトルとなる。最終ラップでは39号車が62号車をパスして優勝。62号車は2位に落ち、3位のは224が続いた。優勝した39号車がチャンピオンを決めた。
2チームが参加したST-4クラスは、終始ポールシッターの坪井翔/細川慎弥/堀尾風允組(310号車・GR Garage水戸インターGR86)がレースをリードし優勝。2位には国本雄資/石川京侍/清水英志郎組(884号車・林テレンプSHADE RACING 86)が入った。
10チームが参加したST-5クラスは、トップでレースを始めたポールシッターの橋本陸/貫戸幸星/大崎達也/勝木崇文組(456号車・odula Start5 Roadster)が順位を落とす中、一時、山西康司/松村浩之/篠田義仁組(50号車・LOVEDRIVEロードスター)や金井亮忠/山野哲也/猪爪杏奈組(72号車・TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター)がトップを走行するも、最終的には武地孝幸/太田達也/大野尊久/猪股京介組(66号車・odula TONE MOTULロードスター)がトップに浮上し優勝した。2位には順位を回復してトップに迫った456号車が、3位には50号車が入った。
賞典外のST-Qクラスは、蒲生尚弥/豊田大輔/山下健太/小倉康宏組(28号車・ORC ROOKIE Racing GR SUPRA)が総合42位に、井口卓人/佐々木雅弘/MORIZO/松井孝允組(32号車・ORC ROOKIE Corolla H2 concept)が同43位に入った。
最終第6戦は11月14日に岡山国際サーキットに舞台を移し、グループ1、グループ2でクラス分を行い、それぞれ3時間レースとして開催される。チャンピオンの決まってないST-Z、ST-4、ST-5クラスの争いに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
【総合】
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 777 ST-X 1 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 137 5:01'39.148 - -
2 16 ST-X 2 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 137 5:02'24.520 45.372 45.372
3 31 ST-X 3 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 137 5:02'57.649 1'18.501 33.129
4 290 ST-X 4 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 137 5:02'58.550 1'19.402 0.901
5 2 ST-1 1 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 128 5:01'55.424 9Laps 9Laps
6 47 ST-Z 1 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 128 5:02'19.885 9Laps 24.461
7 311 ST-Z 2 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 128 5:03'13.501 9Laps 53.616
8 3 ST-Z 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 128 5:03'27.419 9Laps 13.918
9 108 ST-Z 4 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 127 5:02'46.071 10Laps 1Lap
10 23 ST-Z 5 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 127 5:02'53.880 10Laps 7.809
11 885 ST-Z 6 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 127 5:03'39.399 10Laps 45.519
12 71 ST-1 2 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 126 5:01'51.574 11Laps 1Lap
13 500 ST-Z 7 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 126 5:01'55.832 11Laps 4.258
14 38 ST-1 3 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 126 5:02'03.123 11Laps 7.291
15 20 ST-Z 8 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 126 5:02'03.263 11Laps 0.140
16 22 ST-Z 9 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 126 5:03'06.580 11Laps 1'03.317
17 505 ST-Z 10 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 125 5:02'22.095 12Laps 1Lap
18 97 ST-TCR 1 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 125 5:03'08.610 12Laps 46.515
19 75 ST-TCR 2 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 124 5:02'04.083 13Laps 1Lap
20 39 ST-3 1 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 123 5:01'53.422 14Laps 1Lap
21 62 ST-3 2 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 123 5:01'54.284 14Laps 0.862
22 244 ST-3 3 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 123 5:01'54.644 14Laps 0.360
23 15 ST-3 4 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 122 5:01'56.708 15Laps 1Lap
24 52 ST-3 5 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 121 5:01'42.399 16Laps 1Lap
25 59 ST-2 1 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 120 5:01'59.981 17Laps 1Lap
26 310 ST-4 1 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 119 5:01'42.616 18Laps 1Lap
27 884 ST-4 2 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 119 5:02'50.409 18Laps 1'07.793
28 41 ST-3 6 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 119 5:03'28.709 18Laps 38.300
29 7 ST-2 2 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 118 5:03'48.850 19Laps 1Lap
30 6 ST-2 3 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 115 5:01'46.070 22Laps 3Laps
31 66 ST-5 1 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 113 5:02'09.616 24Laps 2Laps
32 456 ST-5 2 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 113 5:02'13.542 24Laps 3.926
33 50 ST-5 3 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 113 5:02'33.513 24Laps 19.971
34 72 ST-5 4 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 113 5:02'37.472 24Laps 3.959
35 4 ST-5 5 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 112 5:02'11.678 25Laps 1Lap
36 17 ST-5 6 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 112 5:02'14.127 25Laps 2.449
37 37 ST-5 7 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 112 5:02'47.868 25Laps 33.741
38 222 ST-5 8 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 109 5:03'33.919 28Laps 3Laps
39 111 ST-Z 11 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 108 5:03'56.300 29Laps 1Lap
40 78 ST-5 9 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 107 5:02'52.421 30Laps 1Lap
41 103 ST-5 10 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 106 5:03'21.697 31Laps 1Lap
42 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 95 5:02'11.294 42Laps 11Laps
43 32 ST-Q 2 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 90 5:04'12.276 47Laps 5Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
- 81 ST-X - 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 86 5:01'56.775 51Laps 4Laps
- 56 ST-2 - 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 74 5:02'45.490 63Laps 12Laps
- 225 ST-2 - 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 58 3:48'23.949 79Laps 16Laps
【クラス別】
■ST-Xクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 777 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 137 5:01'39.148 - -
2 16 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 137 5:02'24.520 45.372 45.372
3 31 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 137 5:02'57.649 1'18.501 33.129
4 290 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 137 5:02'58.550 1'19.402 0.901
---- 以上規定周回数完走 ----
- 81 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 86 5:01'56.775 51Laps 51Laps
■ST-Zクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Z class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 47 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 128 5:02'19.885 - -
2 311 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 128 5:03'13.501 53.616 53.616
3 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 128 5:03'27.419 1'07.534 13.918
4 108 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 127 5:02'46.071 1Lap 1Lap
5 23 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 127 5:02'53.880 1Lap 7.809
6 885 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 127 5:03'39.399 1Lap 45.519
7 500 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 126 5:01'55.832 2Laps 1Lap
8 20 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 126 5:02'03.263 2Laps 7.431
9 22 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 126 5:03'06.580 2Laps 1'03.317
10 505 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 125 5:02'22.095 3Laps 1Lap
11 111 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 108 5:03'56.300 20Laps 17Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-TCRクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-TCR class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 97 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 125 5:03'08.610 - -
2 75 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 124 5:02'04.083 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-Qクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Q class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 28 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 95 5:02'11.294 - -
2 32 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 90 5:04'12.276 5Laps 5Laps
■ST-1クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 2 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 128 5:01'55.424 - -
2 71 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 126 5:01'51.574 2Laps 2Laps
3 38 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 126 5:02'03.123 2Laps 11.549
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-2クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 59 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 120 5:01'59.981 - -
2 7 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 118 5:03'48.850 2Laps 2Laps
3 6 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 115 5:01'46.070 5Laps 3Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
- 56 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 74 5:02'45.490 46Laps 41Laps
- 225 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 58 3:48'23.949 62Laps 16Laps
■ST-3クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 39 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 123 5:01'53.422 - -
2 62 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 123 5:01'54.284 0.862 0.862
3 244 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 123 5:01'54.644 1.222 0.360
4 15 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 122 5:01'56.708 1Lap 1Lap
5 52 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 121 5:01'42.399 2Laps 1Lap
6 41 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 119 5:03'28.709 4Laps 2Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-4クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 310 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 119 5:01'42.616 - -
2 884 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 119 5:02'50.409 1'07.793 1'07.793
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-5クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 66 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 113 5:02'09.616 - -
2 456 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 113 5:02'13.542 3.926 3.926
3 50 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 113 5:02'33.513 23.897 19.971
4 72 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 113 5:02'37.472 27.856 3.959
5 4 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 112 5:02'11.678 1Lap 1Lap
6 17 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 112 5:02'14.127 1Lap 2.449
7 37 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 112 5:02'47.868 1Lap 33.741
8 222 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 109 5:03'33.919 4Laps 3Laps
9 78 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 107 5:02'52.421 6Laps 2Laps
10 103 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 106 5:03'21.697 7Laps 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
Fastest Lap: CarNo.31 小高一斗(LEXUS RCF GT3)2'05.189 (106/137) 166.989km/h
スーパー耐久シリーズ2021パワードバイハンコック第5戦「SUZUKA S耐」は19日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝前のフリー走行を行い、ST-Xクラスの永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗組(31号車・LEXUS RCF GT3)が総合でトップタイムを記録した。
フリー走行は午前8時50分より20分間で行われた。鈴鹿は台風一過の秋晴れに恵まれ、ストレートに対してやや強いフォローの風が吹く。
ST-Xクラスは小高が早々に出したタイムで永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗組(31号車・LEXUS RCF GT3)が総合でトップタイムを記録した。ポールシッターの植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有冶組(290号車・Floral UEMATSU FG 720S GT3)はクラス最下位の5位で走行を切り上げている。
ST-Zクラスは鈴木宏和/久保凜太郎/塩津佑介/佐藤公哉組(311号車・FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4)が、ST-TCRクラスは遠藤光博/中野信治/小出峻組(97号車・Racer Hondaカーズ桶川CIVIC)が、ST-1クラスは飯田太陽/加藤寛規/吉本大樹/高橋一穂組(2号車・シンティアムアップルKTM)が、ST-2クラスは野中誠太/平良響/翁長実希/一條拳吾組(225号車・KTMS GR YARIS)が、ST-3クラスは田中徹/田中哲也/三宅淳詞組(244号車・QUEEN EYES 34Z)が、ST-4クラスは坪井翔/細川慎弥/堀尾風允組(310号車・GR Garage水戸インターGR86)が、ST-5クラスは金井亮忠/山野哲也/猪爪杏奈組(72号車・TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター)がそれぞれトップタイムを記録している。
決勝レースはこの後、午前11時30分より5時間レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
【総合】
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 31 ST-X 1 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'05.016 - - 167.220
2 777 ST-X 2 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.927 0.911 0.911 166.010
3 16 ST-X 3 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'06.748 1.732 0.821 164.935
4 81 ST-X 4 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'06.835 1.819 0.087 164.822
5 290 ST-X 5 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'08.154 3.138 1.319 163.126
6 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'15.936 10.920 7.782 153.787
7 311 ST-Z 1 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'16.207 11.191 0.271 153.481
8 111 ST-Z 2 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'16.233 11.217 0.026 153.452
9 3 ST-Z 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'16.721 11.705 0.488 152.904
10 20 ST-Z 4 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'16.822 11.806 0.101 152.791
11 2 ST-1 1 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'16.929 11.913 0.107 152.672
12 500 ST-Z 5 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'16.977 11.961 0.048 152.618
13 885 ST-Z 6 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'17.221 12.205 0.244 152.347
14 505 ST-Z 7 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.451 12.435 0.230 152.092
15 38 ST-1 2 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'17.548 12.532 0.097 151.985
16 71 ST-1 3 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'17.916 12.900 0.368 151.579
17 22 ST-Z 8 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.220 13.204 0.304 151.246
18 97 ST-TCR 1 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'19.056 14.040 0.836 150.337
19 75 ST-TCR 2 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'20.040 15.024 0.984 149.280
20 23 ST-Z 9 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'21.071 16.055 1.031 148.189
21 244 ST-3 1 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'21.096 16.080 0.025 148.163
22 41 ST-3 2 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'21.740 16.724 0.644 147.490
23 52 ST-3 3 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'22.034 17.018 0.294 147.184
24 62 ST-3 4 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'22.477 17.461 0.443 146.727
25 39 ST-3 5 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'22.481 17.465 0.004 146.723
26 15 ST-3 6 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'22.859 17.843 0.378 146.334
27 225 ST-2 1 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'23.634 18.618 0.775 145.545
28 7 ST-2 2 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'24.269 19.253 0.635 144.904
29 6 ST-2 3 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'25.528 20.512 1.259 143.651
30 59 ST-2 4 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'26.382 21.366 0.854 142.813
31 310 ST-4 1 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'27.193 22.177 0.811 142.026
32 56 ST-2 5 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'27.235 22.219 0.042 141.985
33 884 ST-4 2 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'27.817 22.801 0.582 141.426
34 32 ST-Q 2 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'32.122 27.106 4.305 137.424
35 72 ST-5 1 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'35.692 30.676 3.570 134.273
36 103 ST-5 2 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'36.774 31.758 1.082 133.346
37 50 ST-5 3 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'37.328 32.312 0.554 132.877
38 37 ST-5 4 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'37.495 32.479 0.167 132.736
39 222 ST-5 5 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'38.954 33.938 1.459 131.517
40 17 ST-5 6 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'40.075 35.059 1.121 130.596
41 66 ST-5 7 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'40.556 35.540 0.481 130.205
42 456 ST-5 8 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'46.792 41.776 6.236 125.337
43 78 ST-5 9 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'48.345 43.329 1.553 124.181
- 47 ST-Z - 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 absence - - -
- 108 ST-Z - 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC absence - - -
- 4 ST-5 - 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE absence - - -
【クラス別】
■ST-Xクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 31 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'05.016 - - 167.220
2 777 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.927 0.911 0.911 166.010
3 16 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'06.748 1.732 0.821 164.935
4 81 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'06.835 1.819 0.087 164.822
5 290 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'08.154 3.138 1.319 163.126
■ST-Zクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Z class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 311 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'16.207 - - 153.481
2 111 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'16.233 0.026 0.026 153.452
3 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'16.721 0.514 0.488 152.904
4 20 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'16.822 0.615 0.101 152.791
5 500 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'16.977 0.770 0.155 152.618
6 885 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'17.221 1.014 0.244 152.347
7 505 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.451 1.244 0.230 152.092
8 22 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.220 2.013 0.769 151.246
9 23 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'21.071 4.864 2.851 148.189
- 47 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 absence - - -
- 108 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC absence - - -
■ST-TCRクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-TCR class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 97 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'19.056 - - 150.337
2 75 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'20.040 0.984 0.984 149.280
■ST-Qクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Q class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 28 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'15.936 - - 153.787
2 32 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'32.122 16.186 16.186 137.424
■ST-1クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 2 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'16.929 - - 152.672
2 38 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'17.548 0.619 0.619 151.985
3 71 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'17.916 0.987 0.368 151.579
■ST-2クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 225 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'23.634 - - 145.545
2 7 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'24.269 0.635 0.635 144.904
3 6 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'25.528 1.894 1.259 143.651
4 59 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'26.382 2.748 0.854 142.813
5 56 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'27.235 3.601 0.853 141.985
■ST-3クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 244 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'21.096 - - 148.163
2 41 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'21.740 0.644 0.644 147.490
3 52 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'22.034 0.938 0.294 147.184
4 62 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'22.477 1.381 0.443 146.727
5 39 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'22.481 1.385 0.004 146.723
6 15 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'22.859 1.763 0.378 146.334
■ST-4クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 310 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'27.193 - - 142.026
2 884 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'27.817 0.624 0.624 141.426
■ST-5クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 72 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'35.692 - - 134.273
2 103 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'36.774 1.082 1.082 133.346
3 50 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'37.328 1.636 0.554 132.877
4 37 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'37.495 1.803 0.167 132.736
5 222 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'38.954 3.262 1.459 131.517
6 17 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'40.075 4.383 1.121 130.596
7 66 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'40.556 4.864 0.481 130.205
8 456 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'46.792 11.100 6.236 125.337
9 78 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'48.345 12.653 1.553 124.181
- 4 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE absence - - -
スーパー耐久シリーズ2021パワードバイハンコック第5戦「SUZUKA S耐」は18日、三重県の鈴鹿サーキットで公式予選を行い、ST-Xクラスの植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有冶組(Floral UEMATSU FG 720S GT3)が総合のポールポジションを獲得した。
接近する台風14号のため、スーパー耐久の午前中のスケジュールはすべてキャンセルされた。そのためフリー走行は行われず、午後2時の公式予選からスケジュールは始まった。
台風は予想に反して速度を上げ、正午には三重県南部から伊勢湾を横断し太平洋に抜けた。そのため、午前中に降った雨も上がり、青空が広がりつつあるなか、公式予選は開始された。路面は乾きつつあるものの所々ウェットパッチが残る。
雨が予想されたため、上位クラスのAドライバー登録のジェントルマンドライバーから予選が始まるリスクを避けるためBドライバーから始まった。決勝のグリッドはBドライバー、Aドライバーの合算タイムで決定される。
5チームが参加したST-Xクラスは、B、Aドライバーともトップタイムを記録した植松忠雄/澤圭太組(290号車・Floral UEMATSU FG 720S GT3)が文句なしにポールポジションを獲得。2位には永井宏明/上村優太組(16号車・PC Okazaki 911 GT3R)が、3位には星野敏/藤井誠暢組(777号車・D'station Vantage GT3)が入った。
11チームが参加したST-Zクラスは、鈴木宏和/久保凜太郎組(311号車・FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4)がB、Aドライバーともトップタイムで2位以下を大きく離してポールポジション。2位には星野辰也/織戸学組(47号車・D'station Vantage GT4)が、3位には鈴木利男/松本武士組(108号車・アスラーダVer.SUPRA)が入った。
2チームが参加したST-TCRクラスは、芳賀邦⾏/蘇武喜和組(75号車・おとぎの国CIVIC TCR)がポールポジションを獲得。2位には遠藤光博/中野信治組(97号車・Racer Hondaカーズ桶川CIVIC)となった。
2チームが参加した賞典外のST-Qクラスは、蒲生尚弥/豊田大輔組(28号車・ORC ROOKIE Racing GR SUPRA)が総合21位で、井口卓人/佐々木雅弘組(32号車・ORC ROOKIE Corolla H2 concept)が同36位で予選を終えた。
3チームが参加したST-1クラスは、B、Aドライバーともトップタイムの飯田太陽/加藤寛規組(2号車・シンティアムアップルKTM)が2位を大きく離してポールポジション。2位に大山正芳/谷川達也組(71号車・CSダイワN通商アキランドポルシェ)が、3位に堤優威/阪口良平組(38号車・muta Racing GR SUPRA)が続いた。
5チームが参加したST-2クラスは、B、Aドライバーともトップタイムの冨桝朋広/菊地靖組(6号車・新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10)がポールポジション。2位に藤井芳樹/成澤正人組(7号車・新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10)が、3位に野中誠太/平良響組(225号車・KTMS GR YARIS)が入った。
6チームが参加したST-3クラスは、Bドライバーが2位に甘んじたもののAドライバーの頑張りで冨林勇佑/大島和也組(39号車・エアーバスターWinmax RC350 TWS)がポールポジション。2位には平木湧也/高橋知己組(62号車・HELM MOTORSPORTS RC350)が、3位には庄司雄磨/伊藤鷹志組(41号車・エアバスター55 Garage RC350 TWS)が付けている。
2チームが参加したST-4クラスは、坪井翔/細川慎弥組(310号車・GR Garage水戸インターGR86)が国本雄資/石川京侍組(884号車・林テレンプSHADE RACING 86)を上回ってポールポジションを獲得した。
10チームが参加したST-5クラスは、B、Aドライバーともトップタイムの橋本陸/貫戸幸星組(456号車・odula Start5 Roadster)がポールポジション。2位に金井亮忠/山野哲也組(72号車・TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター)が、3位に武地孝幸/太田達也組(66号車・odula TONE MOTULロードスター)が入った。
決勝レースは明日19日、午前11時30分より5時間レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Model Team WH Adriver Bdriver Total Time Behind
1 290 ST-X 1 植松 忠雄 澤 圭太 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'05.005 2'02.482 4'07.487 -
2 16 ST-X 2 永井 宏明 上村 優太 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'05.234 2'03.289 4'08.523 1.036
3 777 ST-X 3 星野 敏 藤井 誠暢 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.130 2'03.449 4'08.579 1.092
4 31 ST-X 4 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'06.058 2'03.456 4'09.514 2.027
5 81 ST-X 5 大八木 信行 青木 孝行 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'10.894 2'03.048 4'13.942 6.455
6 2 ST-1 1 飯田 太陽 加藤 寛規 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'11.306 2'11.129 4'22.435 14.948
7 311 ST-Z 1 鈴木 宏和 久保 凜太郎 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'13.209 2'11.719 4'24.928 17.441
8 71 ST-1 2 大山 正芳 谷川 達也 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'13.882 2'11.930 4'25.812 18.325
9 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 豊田 大輔 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'11.613 2'15.169 4'26.782 19.295
10 47 ST-Z 2 星野 辰也 織戸 学 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 2'14.564 2'12.981 4'27.545 20.058
11 108 ST-Z 3 鈴木 利男 松本 武士 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 2'15.695 2'12.783 4'28.478 20.991
12 500 ST-Z 4 大塚 隆一郎 金石 年弘 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'14.451 2'14.295 4'28.746 21.259
13 20 ST-Z 5 山口 智英 荒 聖治 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'15.079 2'13.869 4'28.948 21.461
14 38 ST-1 3 堤 優威 阪口 良平 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'14.821 2'14.494 4'29.315 21.828
15 3 ST-Z 6 内田 優大 山内 英輝 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'15.491 2'14.057 4'29.548 22.061
16 885 ST-Z 7 HIRO HAYASHI 平中 克幸 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'15.962 2'13.822 4'29.784 22.297
17 23 ST-Z 8 DAISUKE 元嶋 佑弥 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'16.908 2'13.200 4'30.108 22.621
18 75 ST-TCR 1 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'17.132 2'15.117 4'32.249 24.762
19 505 ST-Z 9 西村 元希 ショウン・トン エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.922 2'14.691 4'32.613 25.126
20 22 ST-Z 10 KIZUNA 千代 勝正 WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.845 2'13.841 4'32.686 25.199
21 97 ST-TCR 2 遠藤 光博 中野 信治 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'18.431 2'16.018 4'34.449 26.962
22 39 ST-3 1 冨林 勇佑 大島 和也 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'18.194 2'18.408 4'36.602 29.115
23 62 ST-3 2 平木 湧也 高橋 知己 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'18.438 2'18.396 4'36.834 29.347
24 41 ST-3 3 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'18.878 2'19.315 4'38.193 30.706
25 52 ST-3 4 服部 尚貴 吉田 広樹 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'19.625 2'18.692 4'38.317 30.830
26 244 ST-3 5 田中 徹 田中 哲也 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'20.221 2'19.472 4'39.693 32.206
27 15 ST-3 6 長島 正明 小松 一臣 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'20.468 2'19.267 4'39.735 32.248
28 6 ST-2 1 冨桝 朋広 菊地 靖 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'21.195 2'19.080 4'40.275 32.788
29 7 ST-2 2 藤井 芳樹 成澤 正人 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'21.668 2'21.775 4'43.443 35.956
30 225 ST-2 3 野中 誠太 平良 響 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'21.732 2'22.555 4'44.287 36.800
31 59 ST-2 4 大澤 学 後藤 比東至 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'22.697 2'22.722 4'45.419 37.932
32 310 ST-4 1 坪井 翔 細川 慎弥 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'23.074 2'24.544 4'47.618 40.131
33 884 ST-4 2 国本 雄資 石川 京侍 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'24.578 2'24.211 4'48.789 41.302
34 56 ST-2 5 加藤 英樹 廣田 築 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'29.470 2'25.211 4'54.681 47.194
35 32 ST-Q 2 井口 卓人 佐々木 雅弘 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'28.603 2'27.510 4'56.113 48.626
36 456 ST-5 1 橋本 陸 貫戸 幸星 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'31.325 2'31.496 5'02.821 55.334
37 72 ST-5 2 金井 亮忠 山野 哲也 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'31.936 2'32.229 5'04.165 56.678
38 66 ST-5 3 武地 孝幸 太田 達也 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'33.333 2'32.241 5'05.574 58.087
39 50 ST-5 4 山西 康司 松村 浩之 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'32.647 2'32.987 5'05.634 58.147
40 4 ST-5 5 太田 侑弥 伊藤 裕士 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 2'33.242 2'33.214 5'06.456 58.969
41 37 ST-5 6 井尻 薫 吉岡 一成 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'33.658 2'33.520 5'07.178 59.691
42 17 ST-5 7 大谷 飛雄 井上 雅貴 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'33.904 2'34.080 5'07.984 1'00.497
43 103 ST-5 8 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'35.055 2'34.111 5'09.166 1'01.679
44 222 ST-5 9 竹内 敏記 田中 真典 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'35.612 2'36.211 5'11.823 1'04.336
45 78 ST-5 10 藤井 順子 Jco IINUMA LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'41.464 2'37.396 5'18.860 1'11.373
- 111 ST-Z - 松田 利之 古谷 悠河 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'37.120 2'13.791 4'50.911 43.424