- 第13戦、第14戦ポールポジション、小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
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「霧上がりで路面も湿っていたので、タイヤのウォームアップに集中して走りました。そのおかげで序盤はタイムが出ていたんですが、いいペースで走っていたら前に追いついてしまい、クリアラップが取れなくなりました。それで一度間隔をあけてからアタックし直すことにしました」
「30分の予選はやったことがなかったので、どうしようかなと思いましたが、いろんな走り方を試すことができたので、結果的には良かったなと思います。20分だと一回赤旗が出るともうアタックのチャンスがなくなっちゃいますから、仕切り直せると思うと逆に気が楽でしたね」
「グループ分けしないほうが面白いな、とは思いますが、クリアラップが取りにくいので、一長一短はあるなあと思います」
「レースはレースで違った難しさがあるし、克服すべき点が多くあるので、最終戦だからではなく、このもてぎ大会で上手にレースをして、成長できるように頑張ります」
- 第13戦予選2位 中村仁(TGR-DC Racing School)
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「不完全燃焼な予選ではありましたね。最後の、一番路面が出来上がったところを狙ってアタックしようと思っていたのに、そこをうまく決められませんでした。悔しいです」
「初めの位置取りでスペースを作っても、その先でどうなるかわからないので、突っ走るわけにもいかないと思い、トラフィックと路面の様子を伺いながら走っていました。自分のドライビングを後半に合わせていくことができたので、そこは良かったんですが」
「今日は2番手、明日は4番手で、もちろんチャンピオンは狙っていますが、そこを気にしすぎても良くないんで、まずは落ち着いてレースすることを心がけて、着実に進めていこうと思います」
- 第13戦予選3位、第14戦予選2位 平安山良馬(Buzz Racing)
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「今日は30分1グループの走行になりましたが、最初の方は路面が濡れていたので、走れば走っただけタイムが出せると思ったので、落ち着いて普通に走っていたらそこそこいいタイムが出ました」
「最初は焦らず、止まらないようにゆっくり走って、そこからペースを上げていきました。それで最後にタイムを出そうと。そこはうまくいきましたね。トラフィックには結構引っかかりましたが、あれだけの台数が走るんだし、条件はみんな一緒だから仕方ないですよね」
「この順位が今の実力なんだなと、そこは受け止めて決勝を頑張りたいです。クルマは昨日の走り出しでは良くなかったんですけど、専有走行の終わりの方でいいセットを見つけることができました。そのセットで予選を走ってみたらいい結果が出ました。決勝もうまくいきそうなので頑張りたいです。目指すは優勝です」
- 第14戦予選3位 大宮賢人(PONOS RACING)
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「急遽全車出走になったので、場所取りが難しかったんですが、チームの方々にいいマシンを作ってもらったので、なんとか3番手タイムを出すことができて良かったです。今までも場所取りで苦労してきましたが、この結果には満足しています」
「路面は最初後半部分が濡れていたんですが、走るにつれてコンディションが良くなってきて、それにつれてタイムも上がってきました」
「決勝は2戦とも表彰台を目指して頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO

2023年FIA-F4選手権シリーズ第13戦、第14戦の公式予選が11月4日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)がダブルポールを獲得した。
公式予選は当初午前8時からA組の走行が始まる予定だったが、コースには早朝から濃い霧が立ち込めていたため、レースコントロールからはウェット宣言が出され、予選開始時刻は午前8時30分に順延。さらに今回は組み分けなしで全車が30分間の走行を行ってグリッドを争うことになった。
まずは小林が2分03秒404でトップに。計測2周目には2分01秒666までタイムを縮めてきた。2番手には 森山冬星(HFDP RACING TEAM)が2分01秒755で続く。
計測3周目に入ると大宮賢人(PONOS F110)が2分00秒737を記録。これを荒川麟(Dr. Dry F110)が2分00秒532で上回ってトップに立つ。2番手には平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)が2分00秒716で続く。
小林も計測4周目に2分00秒320を記録するが、すぐに大宮が1分59秒943でトップに。森山も2分00秒452までタイムを縮めて3番手。
計測5周目には卜部和久(BJ Racing F110)が1分59秒530を記録してトップに浮上。小林も1分59秒599までタイムを縮めるが、荒川が1分59秒541で2番手に割って入る。
さらに荒川は計測6周目に1分59秒444でトップに立つと、計測8周目には1分59秒333までタイムを縮める。平安山も1分59秒380までタイムを縮めて2番手につけるが、ここで中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が計測9周目に1分59秒306を叩き出して一気にトップに躍り出た。すかさず卜部が1分59秒303で中村を上回る。3番手の平安山に続いて野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が4番手に浮上してきた。
しかし残り時間が8分を切ったところで小林が1分59秒070を叩き出し、ここでトップに立つ。2番手は荒川で1分59秒174だ。
小林は次の周でも1分59秒060までタイムを縮めるが、荒川が1分58秒970を叩き出してトップを奪い返した。
すかさず小林も1分58秒734で再びトップに。3番手には1分58秒970と荒川と同タイムを記録した大宮が浮上してきた。
さらに残り時間が3分を切ったところで中村が1分58秒772を記録して2番手に食い込んできたところでチェッカー。 小林利徠斗がベスト、セカンドともにトップで2戦連続のポールポジションを獲得。第13戦は中村仁が2番手、平安山良馬が3番手からのスタート。明日の第14戦は2番手に平安山、大宮賢人が3番手から決勝に臨む。
第13戦決勝は4日午後1時10分より、第14戦決勝は5日の午前8時15分より、いずれも13周で行われる。



Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第13戦、第14戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
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「一昨日、昨日の走行で予選想定で新品タイヤを履いた時のような、イメージ通りの走りができました。クルマも決まっていたし、ドライビングの面でもだんだん力がついてる実感があります。一年を通してすごく実力が上がってる感じがあって、それが自信につながっています。良いとか悪いの基準自体が上がってる感じで、良い方向に向かっています」
「決勝については、一年間レースをやってきた経験があるので、変に新しいことに挑戦するよりも、今までやってきたことをしっかりこなせるかどうかだと思います」
「もちろん結果もなきゃダメですけど、僕は結果だけでなく誰よりもクルマの運転が上手になりたい。その一心でやってきました」
- 第13戦、第14戦予選2位 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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「(グループ分けをすることによって)多少はコンディションの違いが出てきますよね。そういう意味で僕は一つのグループで予選をやることを好むんですが、ちょっと今週は順調とは決して言えないですね。路面の問題だけじゃなく、セットアップやドライビングでのアジャスト力が足りてないことが原因です」
「クルマのどこが、というのは特定できなくて、チーム全体として迷い道に入っている感じで、全体的にクルマの最大パフォーマンスを引き出せていない感じです」
「最終戦ということで、チャンピオンも見えてきていますが、それに合わせて自分の走りを変えるのではなく、どんな状況でも自分の走りは変えない。その時できる最大のパフォーマンスを引き出すことを重視して、三年間培ってきたことを証明したいです」
- 第13戦、第14戦予選3位 荒川麟(TGR-DC Racing School)
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「最初の赤旗はそんなに気にはなりませんでしたが、ベストラップを出した周のセクター2で少しミスをしてしまいました」
「クルマは木曜日からどんどん良い仕上がりになっていて、レースペースでは良いタイムが出ています。良いセットというか、ポイントを押さえている感じで、もてぎでは今までも代々いい結果を残せていますね」
「決勝ではスタートをちゃんと決めたいです。もし決まらなくてもシミュレーションではいい結果が出ているので、その通りにできればと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO

2024年から使用される第2世代のFIA-F4車両
スーパーGTとFIA-F4選手権を運営するGTアソシエイション(GTA)は11月5日、シリーズ最終戦となるもてぎ大会において第2世代のFIA-F4車両の実車を公開した。
2024年から導入される新車両は既報の通り東レ・カーボンマジックがシャシーの製造と供給を行う。「MCS4-24」というモデル名が示すように、同社のグループ企業であるムーンクラフトが空力開発を担当している。FIAの求める最新の安全要件に準拠し、コクピット上にはHALOが取り付けられた。
エンジンはトムス、タイヤはダンロップが供給と、これは現在と同様だが、最高出力は現在の160馬力から180馬力へとアップした。
この日はピットウォークと並行してデモンストレーション走行が行われた。ドライブを担当したのはプロジェクトリーダーの服部尚貴だ。
第2世代のFIA-F4車両は来年1月より受注を開始し、10月より順次デリバリーされる予定だ。



Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

2022年FIA-F4選手権シリーズ第13戦、第14戦の公式予選が11月5日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、ルーキーの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が第13戦、第14戦ともにポールポジションを獲得した。
2022シーズンの最終戦もてぎ大会にはインディペンデントカップも含めて39台のエントリーがあったため、公式予選はA組、B組に分かれて各20分間で行われた。
A組の公式予選は午前8時25分に走行開始。天候は晴れ。コースはドライだが、気温、路面温度ともに低いコンディションのため、各車入念にウォームアップを行い、5周目からアタックに入る。
ここでのトップタイムは小出峻(HFDP RACING TEAM)
で1分58秒526。三井優介(HFDP RACING TEAM)が1分58秒676で2番手につけ、以下伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)、平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)と続く。
開始から17分が経過したところで山本聖渚(BJ Racing F110)がコースアウトしたことにより赤旗が出され、走行は一時中断となるが、車両回収ののち午前8時42分に残り時間7分で再開された。
トップの小出はアウトラップに続いて1分58秒644、1分57秒937と着実にタイムを上げ、走行終了までトップの座を守り切った。
小出とチャンピオンを争う三井も11周目に1分58秒161までタイムを縮めてきたが、小出のタイムにはあと一歩及ばず、2番手でチェッカーフラッグを受けることになった。
続いて行われたB組の予選は当初予定より4分遅れの8時59分に走行開始したが、コースオープン直後に小嶋禎一(SACCESS RACING)が第4コーナーでストップしてしまったため、各車1周も計測しないまま赤旗が出され、予選は中断となってしまった。
車両回収ののち、走行は午前9時4分より残り時間18分で再開となった。
まずは4周目に1分58秒847を記録した荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)がトップに立つが、5周目には小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1分57秒750でトップに。岩澤優吾(BJ Racing F110)も1分58秒450で2番手に上がってきたが、荒川はすかさず6周目に1分57秒797を記録して2番手を奪い返した。
トップの小林は7周目に1分57秒652とタイムをさらに縮め、ベストタイム、セカンドタイムともにB組のトップで走行を終了。さらにA組トップの小出のタイムをも上回ったため、第13戦、第14戦ともに小林利徠斗が自身初のポールポジションからスタートすることになった。
荒川も8周目に1分57秒669と小林に迫るタイムを記録してB組の2番手で走行を終了。A組トップの小出に続く予選3番手で決勝に臨む。
FIA-F4選手権第13戦決勝は5日午後1時20分から、第14戦決勝は6日午前8時20分から、共に13周で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2021FIA-F4選手権第13戦、第14戦の公式予選が11月27日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、第13戦、14戦ともに伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時15分より30分間で行われた。天候は晴れ。コースはドライだが、予選開始時の気温は4℃という寒さだ。
序盤トップに立ったのは野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)
。計測1周目に1'49.998を記録すると、その後も1'48.016、1'46.837と周回を重ねるごとに着実にタイムを上げていく。
これに対し、小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)は4周目に1'46.548を記録、野中を抜いてトップに浮上する。前戦もてぎ大会ではGT300クラスとのダブルエントリーをやってみせた大滝拓也(Media Do影山Giddy UP)も1'46.715までタイムを縮め、2番手に上がってきた。
さらに大滝は6周目に1'46.089を叩き出し、トップに躍り出る。2番手には1'46.317で荒川が続く。
続いて太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が8周目に1'45.637でトップに。小出も1'45.795で2番手、3番手には1'45.923で木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)と、残り14分の時点でホンダ勢が1-2-3を形成。4番手には大滝が続き、トヨタ勢の最上位は奥住の5番手という状況となる。
しかし残り13分を切ったところで伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)が1'45.392を叩き出してトップに躍り出る。野中も1'45.705、荒川は1'45.677までタイムを縮めてホンダ勢に割って入った。
さらに野中は1'45.238を計測10周目にマークして再びトップへ。続いて11周目に1(45.156までタイムを短縮するが、伊東は12周目に1'45.111を記録して再びトップに。野中は12周目以降はタイムが上がらなくなり、そのまま予選は終了した。
その結果、伊東黎明が第13戦、第14戦ともにポールポジションを獲得。野中誠太はいずれも2番手からのスタートとなった。
一方、ポイントリーダーの荒川麟は第13戦、第14戦ともに3番手となっている。
第13戦決勝はこのあと午後1時15分より、第14戦決勝は明日の午前8時
より、いずれも14周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
2019FIA-F4選手権第13-14戦の公式予選が11月2日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、前回のSUGO大会でチャンピオンを獲得した#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)がここでも頭ひとつ抜け出た速さを見せて第13戦、第14戦ともにポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時より30分間で行われた。この日のもてぎは快晴。しかし気温、路面温度ともに低い中での走行となった。
また今回からダンロップのワンメイクタイヤは新しいロットが投入されることになった。これは本来であれば先月のF1日本グランプリのサポートレースから使用される予定だったが、このレースが台風19号の影響で中止になったため、今回が初めての実戦投入となる。グリップ性能に大きな差異はないとのことだが、それでも若干の運動特性の違いやウォームアップ特性の変化があったようで、各ドライバーとも昨日の専有走行からその対策に追われることになった。
そうした中、事前テストを実施してもてぎ入りしたHFDP勢は専有走行から好調で、2回目の走行で佐藤がトップタイムを記録したほか、総合でも#5三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)が2位、#6太田格之進(SRS/コチラレーシング)が3位につけた。
公式予選では佐藤がクリアラップの確保に苦労したと言いながらも中盤以降に立て続けの1分57秒台の好タイムを連発、ベストタイム1分57秒438、セカンドベストタイム1分57秒531でトップに。第10戦オートポリス以来のポールポジションを獲得した。
予選2位は専有走行で総合トップの#24平木玲次(Media DoADVICS影山F110)。しかし終盤トラフィックに捕まったため、さらなるタイムアップを果たすことができず、セカンドベストでは4位に留まった。
ベストタイム3位は#37平良響(FTRSスカラシップF4)。平良も先週テストを行なってセットアップを見直して今週末を迎えたが、セカンドタイムでは9位に終わった。
セカンドベストタイム2位は三宅。2016年にここで優勝している#63川合孝汰(DENSOルボ一セIPG F4)が3位につけたが、川合は予選終盤にシフトトラブルに見舞われており、決勝への影響が懸念される。
第13戦決勝はこのあと午後1時5分より13周で行われる。
- 第13戦、第14戦ポールポジション(#7佐藤蓮 SRS/コチラレーシング)
- 走り始めはクリアラップが取れなくて。前車との間合いを調整しているうちにタイヤ性能のピークが過ぎてたと思うんですよ。それがなければコースレコードも狙えたのかなあと。そんな失敗した中でもポールポジションで、後ろとのマージン結構あるんで、昨日メカさんと煮詰めたセットアップとか、今朝のコンディションに合わせたセッティングが決まったのかなと思うんで、そこはポジティブな結果だと思います。タイヤのロットが変わり、少し特性も変わってて。僕らのチームは比較的早い時点からテストをしてきたので、新しい特性も掴んで予選に臨んだので。最後は2連勝して堂々と卒業したいと思います。
- 第13戦予選2位(#24平木玲次 Media DoADVICS影山F110)
- 序盤からずっとベストが出てて。ベストタイムを出した次の周に前のクルマに引っかかってしまいました。あそこでタイムを更新できていたらまた変わってきたと思うんですけど、それはまあ仕方ないですね。でも昨日から調子がいいんで。コンスタントに良いタイムが出ているので、午後の決勝は早めに前に出て逃げ切るレースができれば、と思います。もてぎは地元ですし、走っている回数も多いので慣れてるサーキットではあります。
- 第13戦予選3位(#37平良響 FTRSスカラシップF4)
- 路面温度と気温が低くて、タイヤが暖まりにくかったので、最初からアタックし続けて最後にばちっと出す、というつもりでした。ですから周回数も多めにしていました。最後は自分のミスを連発して、なかなかセカンド行ききれませんでした。これからは自己ベストを出した後も集中を切らさずにタイムが出せるようにしたいです。タイヤのロットが変わり、マシンの動きも変わっているのを感じています。先週テストをやってセッティングや自分の走り方を見直してここにきました。決勝は「打倒佐藤蓮」「打倒ホンダ」ということで、優勝目指して頑張ります。
- 第14戦予選2位(#5三宅淳詞 SRS/コチラレーシング)
- 今までになく気温が低かったので、「どうなるかなあ」不安が大きくて。クルマのセッティングは決まっていましたが、ここはブレーキばっか踏んでるコースなので、ブレーキングがうまく決まった時に限って最後にミスをしてしまう、みたいなことがあり、セカンドベストは2位ですが、ベストタイムをうまくまとめることができませんでした。チームメイトがあんなに良いタイムが出ているので、自分もあのぐらいのタイムを出していなければいけなかったと思います。これから決勝まで時間がありますし、データロガーを見直して研究したいと思います。決勝では苦手なスタートをしっかり決めて、上位で戻ってこられるように頑張ります。
- 第14戦予選3位(#63川合孝汰 DENSOルボ一セIPG F4)
- 昨日の練習走行からかなり僅差の接戦になっています。今回から使っているロットのタイヤが、一旦冷やしちゃうとタイムが出ない印象があったので、今日の予選は最初からフロントタイヤにしっかりと熱を入れるイメージで、少しずつペースを上げていくやり方をしていました。それはうまくいっていたと思います。前方を37号車平良(響)君がずっと走っていて、スターティンググリッドも彼の方が前だったんですが、僕も燃料タンクが軽くなればタイムが出ると思っていました。ところが残り10分くらいのところでシフトチェンジの不具合が出てしまいました。セカンドタイムが3番手というのはラッキーだったと思いますが、その最後の一発のタイムがもっと出ていれば、と、そこは残念ですね。ここはホームコースなので、決勝では久々に勝ちたいですね。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
全日本F3選手権第13,14戦は27日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い、第13戦は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が、第14戦はエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)がポールポジションを獲得した。
時折小雨が落ち、時折薄日が差すという天候で、路面はほぼドライというコンディションのなか、午前9時より30分間の予選が始まった。ベストタイムで第13戦のグリッドが、セカンドベストタイムで第14戦のグリッドが決定する。
1セット目のニュータイヤで、まずはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が1分13秒752でトップに立つ。
予選中ほどには、フェネストラズは13秒026までタイムを縮めるが、残り6分を切ったところで宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が1分12秒707と大幅にタイムを縮めトップに立った。
フェネストラズは最後のアタックで1分12秒866までタイムを縮めるも宮田には届かず2位。宮田のポールポジションが確定した。3位にはエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が続いた。
第14戦のグリッドとなるセカンドベストタイムでは、チームの事情で2回しかアタックできなかったという宮田のタイムが伸びず、速いタイムをそろえたアーメドが初ポールポジションを決めた。2位は宮田、3位にはフェネストラズが入った。
山口大陸が欠場のため代役として参戦した、スーパーフォーミュラドライバーのハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark F3)は、第13戦5位、第14戦6位に付けた。
また、負傷したシャルル・ミレッシの代役で日本初登場のエステバン・ムースエステバン・ムース(YTB by Carlin)は第13戦、第14戦とも9位の結果となっている。
マスタークラスはただ一人参加のDRAGON(TEAM DRAGON F3)が第13戦、第14戦とも総合12位でポールポジションを獲得している。
第13戦は本日午後2時30分より18周で、第14戦は明日28日午前10時より18周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum