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第14戦富士決勝結果

冨士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/09/07) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
138小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1523'45.602--
23三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1523'50.192 4.590 4.590
350野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1523'50.918 5.316 0.726
435佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1523'54.117 8.515 3.199
536エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1523'54.893 9.291 0.776
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1523'57.27211.670 2.379
751ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1524'07.40021.79810.128
860伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1524'09.86124.259 2.461
958ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1524'13.92428.322 4.063
10*1卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1524'19.57033.968 5.646
114M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1524'35.30549.70315.735
1230M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1524'38.33452.732 3.029
138M3清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1524'38.70353.101 0.369
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL ) 1'34.461 (3/15) 173.900 km/h
  • CarNo. 1は、SFL SpR.15.1.1(他車への衝突行為)により、タイムペナルティー10秒を科した。
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第13戦富士決勝 波乱のレースを野村勇斗が制し8連勝

優勝した野村勇斗と監督たち(B-MAX RACING TEAM)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦の決勝が、9月6日、富士スピードウェイスで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、オープニングラップで遅れたものの、最後は運も味方に優勝を飾った。野村はこれで8連勝。

 マスタークラスも、ペナルティあり、トラブルありのレースとなり、DRAGON(TEAM DRAGON 324)が、今季2度目のクラスウィンを遂げた。

 気温は30度近いが少し秋の気配も感じるなか、予定より少し遅れて午後1時25分に、21周のレースがスタート。

決勝がスタートした

 2番グリッドの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が抜群のスタートで、トップを奪い、その後方で佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)と野村が競り合うという形で幕を開けたレースは、1周目から波乱の展開となった。

 オープニングラップのダンロップコーナーで、トップ小林に、2位に浮上した佐野が接触して小林がスピン。直後にいた野村は、コース外に逃げるしかなく、大きく遅れてしまった。

 1周目を終えた順位は、佐野、エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL) 、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、そして6位に野村。

 しかし、ここから野村は諦めることなく追い続け、2周目5位、3周目4位、6周目には3位と着実に順位を挽回していく。

 この周に、1周目の接触は佐野に非があるとして、結果にプラス5秒のペナルティの裁定が下る。

 これで、佐野は2位を5秒以上引き離さなければ優勝を手に入れられなくなり、ここから全力でプッシュし続ける。2位マッソンに対するリードは、8周目3.1秒、10周目3.5秒と開き、13周目にはマッソンと野村が競り合う間にさらに差を広げる。

13周目、野村がマッソンを捕らえて2位に上がるが、この周の佐野と野村の差4.8秒。そして15周目には5秒となり、このままフィニッシュすれば佐野が優勝し、野村とのポイント差を縮めることになった。

 ところが、15周目のダンロップコーナーでマスタークラスの清水康弘(GNSY RACING 324)が、駆動系のトラブルからコース上にストップ。セーフティカー(SC)が入ってしまう。

 このSCランで、佐野の努力は水の泡となり、余裕を持って2番手でチェッカーを受けた野村が優勝。自身の連勝記録を8に伸ばした。

 佐野はペナルティ加算により、2位マッソン、3位古谷、4位三井に次ぐ5位。これでシリーズポイントは、野村106ポイント、佐野83ポイントとなり23点差。今大会の残る2レースでチャンピオンが決定する可能性も出てきた。

 なお、好スタートの小林もフライングの判定で、プラス10秒のペナルティ。7位まで挽回したが、結果は11位だった。

 マスタークラスは、レース中盤からは、清水と今田信宏(JMS RACING TEAM)が、トップを競り合ったが、清水のリタイア後は、今田の独走。しかし、今田にはフライングスタートの裁定(プラス5秒)が出ており、DRAGONがすっきりしない形ではあるものの、今季2勝目を上げることとなった。

 第14、15戦の決勝は、明日の午前9時5分、午後1時5分から、それぞれ15周で行われる。

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位はエステバン・マッソン(PONOS Racing TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S SFL)

マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON 324)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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第13戦富士決勝結果

冨士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/09/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 13 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
2136'08.127--
236エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
2136'09.371 1.244 1.244
337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
2136'09.935 1.808 0.564
4*3三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
2136'10.787 2.660 0.852
5*35佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
2136'11.153 3.026 0.366
651ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
2136'11.649 3.522 0.496
760伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
2136'14.081 5.954 2.432
858ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2136'14.499 6.372 0.418
9*1卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
2136'18.42710.300 3.928
1030M1DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
2136'20.61312.486 2.186
11*38小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
2136'21.78913.662 1.176
124M2今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
2136'22.78614.659 0.997
---- 以上規定周回数(90% - 18 Laps)完走 ----
-8M-清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1422'58.9167Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'34.781 (2/21) 173.313 km/h
  • CarNo. 3は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定/黒白旗提示後の走路外走行)により、訓戒およびペナルティーポイント1点とする。
  • CarNo. 35は、SFL SpR.15.1.1(他車への衝突行為)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 1は、SFL SpR.15.1.1(他車のコースアウトを強いるもの)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo.38は、SFL SpR.31.10(反則スタート/ジャンプスタート)により、タイムペナルティー10秒を科した。
  • CarNo. 4は、SFL SpR.31.10(反則スタート/ゆっくり動いた)により、タイムペナルティー5秒を科した。
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第13、14戦富士公式予選 野村勇斗と小林利徠斗がポールを分け合う

ポールポジションは野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

ポールポジションは小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦、第14戦の公式予選が、9月6日、富士スピードウェイで行われ、第13戦は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第14戦は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、ポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、清水康弘(GNSY RACING 324)が、ダブルクラスポールとなった。

 先週の菅生大会から2週連続の開催となった今大会。シリーズ全18戦中12戦を終えて、岡山大会からの7連勝で逆転シリーズリーダーとなった野村が95ポイント、開幕から4連勝を飾った佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が81ポイントと、タイトルはルーキーの二人に絞られた感じだ。

 近年、最終大会でタイトルが決まることが多いが、今大会の結果によっては、最終大会を待たずに決する可能性もある。予選は、タイトルを争う両者にとって重圧のかかるものとなった。

第13戦公式予選

 午前9時5分から行われた予選は、前日の荒天から一転、台風一過の晴天のもと行われた。

 3周のウォームアップの後、各車アタックに入り、野村が1分33秒082とトップタイム。これに小林が1分33秒248で続いた。佐野はこの周1分33秒447と二人に遅れを取り、連続アタックで1分33秒290まで詰めたが3番手。

 4番手以下は、三井優介(DELiGHTWORKS)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)と続き、総じてトムス勢が上位につけている。B-Max勢は、野村が一人、気を吐いている状況だ。

 マスタークラスは、菅生大会では今田信宏(JMS RACING TEAM)の後塵を拝した清水が、抜き出たタイムでクラスポールを獲得した。

予選2位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

予選3位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

マスタークラスポールポジションは清水康弘(GNSY RACING 324)


第14戦公式予選

 10分間のインターバルを挟んで行われた第14戦予選でも、野村と小林のポール争奪戦が繰り広げられた。

 野村が、4周目からの連続アタックで1分33秒661、1分33秒482とタイムアップして、トップに立つ。古谷(1分33秒538)、三井(1分33秒546)が迫るが、僅かに届かず。野村のダブルポールが確定かと思われた。

 しかし、そこまで1分34秒809で下位に甘んじていた小林が、最後のアタックで1分33秒376を叩き出して、野村を逆転。岡山大会から続いていた野村の連続ポールを阻止した。

 今大会で野村とのポイント差を縮めたい佐野は、5位に沈み、まだ予選の段階ではあるものの、チャンピオン争いはやや厳しい状況に追い込まれた。

 マスタークラスは、清水の速さが際立っており、2位の今田を0.4秒引き離して、連続ポールを手にした。

 第13戦の決勝は、本日、午後1時5分から21周で、第14、15戦の決勝は、明日の午前9時5分、午後1時5分から、それぞれ15周で行われる。

予選2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

予選3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S SFL)

マスタークラスポールポジションは清水康弘(GNSY RACING 324)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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第14戦富士公式予選結果

冨士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/09/06) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'33.376--175.921
250野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'33.482 0.106 0.106175.722
337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'33.538 0.162 0.056175.616
43三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'33.546 0.170 0.008175.601
535佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'33.660 0.284 0.114175.388
636エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'33.751 0.375 0.091175.217
758ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.889 0.513 0.138174.960
81卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'33.912 0.536 0.023174.917
951ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'33.969 0.593 0.057174.811
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'34.245 0.869 0.276174.299
118M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'35.524 2.148 1.279171.965
124M2今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'35.998 2.622 0.474171.116
1330M3DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'36.003 2.627 0.005171.107
---- 以上基準タイム(110% - 1'42.811)予選通過 ----
Tags:

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第13戦富士公式予選結果

冨士チャンピオンレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/09/06) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 13 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'33.082--176.477
238小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'33.248 0.166 0.166176.162
335佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'33.290 0.208 0.042176.083
43三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'33.441 0.359 0.151175.799
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'33.497 0.415 0.056175.693
636エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'33.874 0.792 0.377174.988
751ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'33.949 0.867 0.075174.848
858ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'34.009 0.927 0.060174.736
91卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'34.017 0.935 0.008174.722
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'34.030 0.948 0.013174.697
118M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'35.273 2.191 1.243172.418
1230M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'35.833 2.751 0.560171.411
134M3今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'36.020 2.938 0.187171.077
---- 以上基準タイム(110% - 1'42.527)予選通過 ----
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦もてぎ決勝ドライバーコメント 優勝・松原将也「悔しい方が大きい」

優勝 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)

優勝した松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「初めての優勝でうれしいが2割くらいです。悔しい方が大きいですね。ペナルティ出なければ自分は3位で終わっていたので。最初の段階で離されてしまっているので、そこが毎回の課題ですが、まだ全然直せていないので、悔しいですね」

2位 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)

決勝2位の小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)

 「最後はあと少しだったので頑張って(酒井を)抑えました。ストレートで自分が後ろについて、インがちょっと開いていたのでそこに突っ込んでいけば行けると思って、最後2位で追われてよかったです。思い通りではないですが運もありました」

3位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「同じくらいのペースなのでバトルになるとは思っていたのですが、やっぱりお互いギリギリで走っていました。接触はちょっと悔しいですが、なんとか表彰台は乗れたので、そこはよかったかなと思います」

4位 吉田馨(TAKE FIRIST KKS-2)※トップフィニッシュ直後の談話

決勝4位の吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「最後に絡んでしまったので、そこは酒井君に申し訳なかったです。うまい感じにペースを保って、前について行けていたので、そこはよかったなと思います」

5位 向畑疾走(ファーストガレージKKS2)

決勝5位の向畑疾走(ファーストガレージ制動屋S2)

 「まずスタートが遅れて、そこで順位を落とすのは最小限にしてたのですが、後ろから速い人が二人来ていて。1周目に抜かれたのですが、2周目はなんとか表彰台圏内やトップ争いに絡めるように頑張ったのですが、3コーナーでシフトミスしてしまって、それで一気に(順位が)下がってしまいました。中盤はペースよかったのですが、YOSHIDA選手に引っかかってしまって抜くのに時間かかりました。最後のオーバーテイクは自分の速いところをみつけて、一気に行って引き離すという感じでやれました。(ポールポジションのプレッシャーはあった?)前しか見ていなかったので集中していて緊張はしなかったです」

6位 YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKSⅡ)

決勝6位のKODAI YOSHIDA(T\'s TECHNO RF KKSII)

 「今日はぜんぜんペースが上がらなくて、後ろを抑えるのがやっとでしたが、最後に抜かれてしまって、ちょっと残念なレースだったなと思います。昨日と路面がまったく変わってしまって、それに適応できなくて、それが残念なところです。次回に向けて課題がすごく多いです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asasko SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦もてぎ決勝 吉田馨がトップチェッカーもペナルティで降着、松原将也が待望の初優勝

松原将也と小林留魁の争い

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第6戦決勝が8月31日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、6番グリッドからスタートの吉田馨(TAKE FIRIST KKS-2)序盤にトップに立ってそのままフィニッシュするも 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)との接触でフィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが課せられて4位に降着。2番手でフィニッシュした松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)がキャリア初優勝を遂げた。

 前日の第5戦に続いて開催の第6戦。スターティンググリッドは第5戦のリザルトにより、上位6台はリバースグリッドが適用された。 これにより、ポールポジションは第5戦6位の向畑疾走(ファーストガレージKKS2)がつくこととなる。向畑は今大会がスーパーFJデビューとなる20歳。ルーキーがいきなり上位選手の前でスタートすることになる。以下

  • 2番手 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)
  • 3番手 YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKSⅡ)
  • 4番手 松原将也
  • 5番手 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)
  • 6番手 吉田馨
  • 7番手 小田部憲幸((株)フォースリンク ZAP ED)
  • 8番手 三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED)
  • 9番手 畠山退三(Hobbybase&zap-E)
  • 10番手 松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)
  • 11番手 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)
  • 12番手 野口伸周(野口商會 ZAP10VED)
  • 13番手 小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ed)
  • 14番手 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)

 というスタート順となった。

 なお今大会は2レースの為、スリックタイヤ2セットが使用可能。すべてのチームが本日の第6戦にニュータイヤを投入してきた。

レースがスタートした

 午前11時10分フォーメーションラップ開始。前日ほどの酷暑ではないとはいえ気温32.8度、路面温度は58度に達している。ポールポジションの向畑を先頭に14台がスターティンググリッドに並びレーススタート。

 ポールシッターの向畑はやはりというべきかスタートに失敗、後続に飲み込まれてしまう。対していつもロケットスタートを決める小林が先行して第1コーナーへ飛び込む。さらに5番手スタートの酒井の加速が伸びてアウト側から前に出て2位、向畑3位。インに吉田、アウトに松原がサイド・バイ・サイドで第2コーナーを立ち上がる。勢いのある酒井は第3コーナーへの加速で小林をかわしトップへ。向畑~吉田~松原~YOSHIDA~三ツ井と続く。吉田は第5コーナーへのブレーキングで向畑のインを突いて3位に浮上。さらに小林をヘアピンの進入でインから仕留めて2位へと上がる。

 オープニングラップを終えてトップ酒井と2位吉田の差は0.833秒。そこから0.6秒差で3位小林だが4位向畑がテールにへばりついて0.075秒の差。5位松原も向畑に0.124秒とこちらも僅差、やや離れて6位YOSHIDAの順で2周目に。順位を落とした向畑が第1コーナーでアウトから小林に仕掛けるがここは小林が守る。向畑は第3コーナーでも小林のインを突くが抑え込まれて失速。逆に松原、YOSHIDAに第4コーナーで差されてポジションを落としてしまう。経験の差が出たか。これで松原4位、YOSHIDA5位、向畑6位に。YOSHIDAはダウンヒルストレートで松原に並びかけてアウトから90度コーナーまで並走するが松原が守り切る。トップ酒井は吉田とのギャップを1.035秒まで拡げて2周目を終了。3位小林、4位松原と続き、YOSHIDAを先頭として向畑と小田部までの3台が0.174秒差の5位グループを形成。この集団が3ワイドで3周目の第1コーナーへ飛び込むと小田部がエイペックスでスピン、再スタートを切るも最下位まで順位を落としてしまう。

 いったんは酒井に離された吉田だが、3周目に2分4秒745とファステストラップを出すと、4周目も酒井を上回るペースで周回し0.619秒差まで詰める。小林と松原も3位争いを続けており5周目にはサイド・バイ・サイドのバトルを展開するが小林が守って0.176秒差。さらにYOSHIDAと向畑の5位争いも0.283秒差と随所でバトルが展開してレースは後半戦へ。ジェントルマンクラスは畠山が総合9位でトップ。野口が総合13位のクラス2位だ。

 折り返しの6周目、2分5秒台で周回する酒井に対して吉田は4秒台、0.3秒速いペースで0.370秒差まで接近。小林対松原の争いはダウンヒルストレートでスリップストリームから抜け出した松原が90度コーナー進入でインからオーバーテイクに成功する。これで松原3位、小林4位。5位YOSHIDA、6位向畑の順だ。8周目も吉田が酒井に仕掛け続ける。第3コーナーでインからノーズをねじ込んでターンインするが酒井も譲らず、5コーナーではアウトから吉田がブレーキング勝負を挑むが一瞬タイヤをロックさせてここも先行できない。ダウンヒルストレートでも吉田が迫るが続く90度コーナーで停止した三ツ井の回収作業中のためイエローフラッグ。この周も吉田はチャンスを掴めず。この周向畑がルーキーらしからぬ勝負強さを見せてYOSHIDAを仕留めて5位へと上がる。

 0.319秒差で9周目へ入り酒井と吉田は依然テール・ツー・ノーズ。吉田は隙あらば斬る態勢だが酒井もしっかり守っている。ダウンヒルストレートで酒井のスリップから抜け出した吉田が90度コーナーでインに飛び込むとサイド・バイ・サイドでターンイン。アウト側の酒井も粘るがここで両車が接触。酒井がスピンする。これで吉田がついにトップ浮上。酒井はすぐにコースに復帰するうが、この間に松原と小林が通過し2位、3位。酒井は4位にドロップ。メインストレートに戻ってきて酒井が小林の前に出るが第1コーナーで小林が逆転して3位に戻す。

 ファイナルラップ。トップに出た吉田は僅かにペースを落としたがしっかり走りって2位の松原に2.620秒の差でトップチェッカー。3位小林は0.417秒差で4位酒井を抑えきった。以下向畑5位、YOSHIDA6位の順でフィニッシュ。しかしながら9周目の接触について吉田に10秒加算のペナルティが課されて4位に降着。これによって優勝は松原のものとなった。2位小林、3位酒井と繰り上がりに。松原はキャリア初優勝、小林も初の表彰台だ。

 優勝の松原は複雑そうな表情で表彰台に登壇したが結果は結果。チームの面々に祝福されスパークリングファイトの頃には笑顔を取り戻した。

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ最終第7戦は3カ月のインターバルで11月30日にモビリティリゾートもてぎで行われる。ポイントランキングはトップ酒井98点、2位吉田88点でこの二人にチャンピオン争いは絞られた。

上位陣はデッドヒート

酒井翔太と吉田馨のトップ争い

優勝は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

決勝2位は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)

決勝3位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝4位は吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

決勝5位は向畑疾走(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝6位はKODAI YOSHIDA(T\'s TECHNO RF KKSII)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Atsushi BESSHO
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
114松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'09.161--
233小林 留魁アルビ新潟第一ホテルED
TOKYO R&D RD10V
1021'11.881 2.720 2.720
322酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1021'12.298 3.137 0.417
4*6吉田 馨TAKE FIRST KKS-2
MYST KK-S2
1021'16.541 7.380 4.243
559向畑 疾走ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1021'18.639 9.478 2.098
62KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKSII
MYST KK-S2
1021'18.954 9.793 0.315
757中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1021'20.01610.855 1.062
881小野 大地群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1021'20.20611.045 0.190
938G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1021'24.32115.160 4.115
1015松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'30.91021.749 6.589
11*53石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1021'33.35224.191 2.442
1278小田部 憲幸(株)フォースリンクZAP ED
MYST KK-S2
1021'38.69829.537 5.346
138G2野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'52.06942.90813.371
---- 以上規定周回数完走 ----
-82三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED
MYST KK-S2
612'53.6104Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE FIRST KKS-2) 2'04.745 (3/10) 138.551 km/h
  • CarNo. 53は、もてぎチャンピオンカップレースSpR.28条4.1(衝突)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 6は、もてぎチャンピオンカップレースSpR.28条4.1(衝突)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「最後まで集中して走り切れた」

優勝 吉田馨(TAKE FIRIST KKS-2)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「すごいバトルして、ひと段落してという繰り返しだったので、緊張感がずっとあるようなレースでした。途中暑さでぼーっと、というか(笑)『暑いな』とか思う時もあったのですが、うまく立て直して、しっかり最後まで集中して走り切れたので、よかったです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「予選タイムが僅差なので決勝も接近戦だなと思っていたので、1周目に賭けていたのですが、ブレーキでリヤのフラフラ感があって、行くときは一発でいかないとダメだなと思って、ちょっと様子見てしまったという部分もありました。やっぱり最初に行き切っていかないとダメだったのかなと思います。吉田選手もミスがあって追いつく場面もあったのですが、やっぱり(ミスが)少なくて、その分離れず近づけもせずというレース後半でした」

3位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)

決勝3位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「そもそもスタートでまた順位を落としているので、そこがなければ。3位争いは自分にペースがあったと思うので、もっと優勝争いに加われたのかなと思います。スタートの蹴り出しはよくてもその後の数コーナーで抜かれているので、そこをうまくできないと」

4位 YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKSⅡ)

決勝4位のKODAI YOSHIDA(T\'s TECHNO RF KKSII)

 「(松原とのバトルは)かなりペースを上げていったつもりだったのですが、それでも食らいつかれてしまって。それで引き離せ勝ったのが、負けた原因だと思います。途中まで前を追いかけていたのですが、いなくなっちゃって、(松原と)一緒に走って追いつこうと思っていたのですが、それもできなくて、後ろを押さえる方向にスイッチしました。今日表彰台乗れなかった分、明日絶対勝ってやるという気持ちで行きます」

5位 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)

決勝5位の小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)

 「(今回もスタート決まった?)2速に入れる時にミスしてしまって、一瞬スローダウンして、そこで1台抜かれたのですが、90度で抜き返せたので、よかったです。レース展開としては前も後ろも間隔があいていたので、楽にレースができました。明日は初めてのフロントロウからのスタートなので、緊張しますけれど(笑)がんばります」

6位 向畑疾走(ファーストガレージKKS2)

決勝6位の向畑疾走(ファーストガレージ制動屋S2)

 「スタート失敗して4周目ぐらいまで後ろの方(畠山)とバトルになってしまって、シフトミスとかもあって抜き返されたりとかもありました。そのあたりまでけっこう緊張していて、後ろの方で埋もれていたのですが、そこからとにかく前を追いかける気持ちで走りました。そうしたら前がバトルしていてクラッシュしたりで順位も上がって、最後は自力で1台抜いて上がれました。初めてのレースで接近戦も経験して、楽しかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ決勝 吉田馨が隙を見せずにポール・ツー・ウイン ファイナルラップまで続いた表彰台争いは松原将也が獲得

吉田馨と酒井翔太のトップ争い

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第5戦決勝が8月30日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションから発進の吉田馨(TAKE FIRIST KKS-2)がスタートでトップに立つと一度も首位を譲らずポール・ツー・ウインの完勝を飾った。

 予選に続いて本日最後のレースとして行われた決勝は午後4時20分フォーメーションラップ開始。夏至から2カ月が経過し太陽の角度もやや低くなっているが、それまで十分熱せられた大気の温度は37度、路面温度は僅かに下がって52度と依然として厳しいコンディションだ。 14台のスーパーFJがグリッドに整列してレーススタート。

 ポールポジションの吉田はスムーズに発進したが、フロントロウから出た松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)は加速が鈍くセカンドロウの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)がアウトから前に出て第1コーナーへターンイン。第2コーナーでは出足が悪かった3列目スタートの小田部憲幸((株)フォースリンク ZAP ED)が8位まで順位を落とす。さらに第2コーナーでは6番手スタートの小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ed)がコースオフ、こちらも順位を落としてしまう。小田部と小野は接触があった模様だ。

 3位に落ちた松原に対して4位YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKSⅡ)が接近、テール・ツー・ノーズでチャンスを伺う。2位に上がった酒井は吉田のリヤに張り付いてS字ではインをうかがうが、ここは吉田が守る。松原対YOSHIDAの争いもS字でサイド・バイ・サイドになるとYOSHIDAが前に出て3位進出、松原はまたも序盤で順位を落としてしまう。

 ここで石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)で東コースのピットに入ってマシンを止める。あとで様子を聞いたところによると石井はリヤウイングが大きく破損していた。こうした混乱をよそに順位を上げてきたのが8番グリッドからスタートの三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED)、さらに前回のSUGOラウンドでもロケットスタートを決めて大きくジャンプアップした小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)で、三ツ井は8番手から5位、小林は9番手スタートから6位までポジションを上げている。

 オープニングラップを終えてトップ吉田と2位酒井の差は0.158秒。そこから1.8秒離れて3位YOSHIDAと4位松原も0.219秒差とテール・ツー・ノーズ状態。さらに5位三ツ井、6位小林というトップ6で 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)を挟んで8位にはジェントルマンクラスの畠山退三(Hobbybase&zap-E)、その後方9位にはカートレース出身で今回フォーミュラレースデビューの向畑疾走(むこはたはやて)(ファーストガレージKKS2)は11番グリッドから順位を上げてきている。

 第1コーナー接触した小野はピットに戻り、フロントウイングが大きく曲がっている小田部はそのまま11位で走行している。

 2周目に入り酒井は吉田を攻略しようとS字でインから狙うが吉田がアウトからしっかり守る。3周目、今度は第1コーナーで酒井がインを差すが吉田がアウトから被せて防御。第3コーナーでもアウトから酒井が狙うがここも吉田がスキを見せない。3位YOSHIDAはそこから1.3秒以上遅れて、松原は依然として0.418秒差で追っている。後方では向畑が畠山を攻略。8位にポジションを上げる。4周目も酒井の攻勢は続くが吉田も付け入る隙を見せずない。後方では6位小林が三ツ井を90度コーナーでアウトから攻略して5位に浮上。ロケットスタートが売りの小林だが、SUGOでは前に出たものの後続から攻めたてられて順位を落とすという展開だったが、今回はさらに順位を上げて成長を見せている。

 5周目を終えてトップ吉田と2位酒井は0.477秒の差。そこから2秒離れて3位YOSHIDAと4位松原も0.245秒の差。5位小林で小林に抜かて6位の三ツ井は今度は中村が0.153秒差に迫っている。しかしここで中村がチャンスを焦ったか6周目の第1コーナーで三ツ井の前に出たもののスピン。すぐに再スタートしたが向畑、小田部、畠山松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)に抜かれて11位にドロップ。新人向畑は7位で入賞が見えてきた。

 6周目に吉田は2分4秒753と本日のファステストラップを叩き出して、酒井を0.734秒差と突き放しにかかる。3位YOSHIDAと松原は依然としてテール・ツー・ノーズ、90度コーナーで松原がインから仕掛けるがYOSHIDAが守り切る。7周目、8周目と吉田はじわじわとギャップを拡げて1.025秒差。

 9周目、YOSHIDAに0.165秒と迫った松原がいよいよ攻勢を強める。第2コーナーをタイトに回ってYOSHIDAのインから並びかけると、続く第3コーナーではYOSHIDAが前、しかし第4コーナーからの加速で再びサイド・バイ・サイドになると5コーナーではインにYOSHIDA、アウトに松原でターン。松原クロスラインで加速に移るとファーストアンダーブリッジでYOSHIDAの前に出てついに3位のポジションを奪い取る。しかしYOSHIDAも引き下がらずヘアピンでインから再逆転、松原の前に。

 両車ダウンヒルストレートでサイド・バイ・サイドになると、90度コーナーでのブレーキングでYOSHIDAが僅かに前。しかしビクトリーコーナーでは松原が再度仕掛けて並走。ここはYOSHIDAが前でメインストレートに戻ってくる。5位小林に続いて向畑が三ツ井を攻略、ついに入賞圏内の6位まで上がってくる。

 ファイナルラップ突入、トップ吉田と酒井の差は0.701秒。そして3位を争うYOSHIDAと松原は0.275秒差でコントロールラインを通過。松原は仕掛けるチャンスを狙うかのように第3~第4コーナーを小さく旋回するとYOSHIDAと再びサイド・バイ・サイドになって第5コーナーに向けて加速。9周目と同様にアウトからクロスラインで切れ込みファーストアンダーブリッジで前に出る。前の周にオーバーテイクを仕掛けられたヘアピンでもYOSHIDAのラインを封じて僅かにギャップを築いてダウンヒルストレートへ。そのまま再逆転のチャンスをYOSHIDAに与えずビクトリーコーナーを通過。

 トップ吉田は最後まで酒井にスキをみせず0.645秒の差で完勝。今季3勝目をポール・ツー・ウインで飾った。2位酒井に続いて3位はファイナルラップの攻防を制した松原が表彰台を獲得、以下4位YOSHIDA、5位小林に続いて向畑がデビューレースで6位フィニッシュ、非凡さを見せた。ジェントルマンクラスの優勝は総合9位の畠山、クラス2位は総合12位の野口という結果になった。

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第6戦は明日8月31日(日)午前11時開始予定。スターティンググリッドは第5戦の結果で上位6台はリバースグリッドとなり、向畑~小林~YOSHIDA~松原~酒井~吉田というトップ6となる。

決勝がスタートした

優勝は吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝3位は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

決勝4位はKODAI YOSHIDA(T\'s TECHNO RF KKSII)

決勝5位は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)

決勝6位は向畑疾走(ファーストガレージ制動屋S2)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase&zap-ED)

ジェントルマンクラス決勝2位は野口伸周(野口商會ZAP 10V ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Atsushi BESSHO
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2025/08/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 5 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE FIRST KKS-2
MYST KK-S2
1020'58.171--
222酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1020'58.816 0.645 0.645
314松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'06.279 8.108 7.463
42KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKSII
MYST KK-S2
1021'07.176 9.005 0.897
533小林 留魁アルビ新潟第一ホテルED
TOKYO R&D RD10V
1021'08.103 9.932 0.927
659向畑 疾走ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1021'16.77218.601 8.669
778小田部 憲幸(株)フォースリンクZAP ED
MYST KK-S2
1021'17.66919.498 0.897
882三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED
MYST KK-S2
1021'18.22320.052 0.554
938G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1021'19.03620.865 0.813
1015松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'23.27625.105 4.240
1157中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1021'23.62425.453 0.348
128G2野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1022'07.7271'09.55644.103
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-*81小野 大地群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
0-10Laps10Laps
-*53石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
0-10Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE FIRST KKS-2) 2'04.753 (6/10) 138.543 km/h
  • CarNo. 81は、モビリティーリゾートもてぎ四輪一般競技規則書第30条4.1により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 53は、モビリティーリゾートもてぎ四輪一般競技規則書第30条4.1により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ公式予選ドライバーコメント 3位・酒井翔太「うまくかみ合わなかった」

ポールポジション 吉田馨(TAKE FIRIST KKS-2)2分5秒032

ポールポジションを獲得した吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 「路面温度がすごく高くて、思ったよりも滑るし、難しいコンディションだったので、最初の何周かがカギになるような予選でした。最初にアタックして、後はあわよくばタイム出ればと思っていたのが出なかったので不安はあったのですが、最初に出したタイムがポールポジションのタイムだったので、そこはよかったかなと思います」

2位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)2分5秒134(+0.102秒)

予選2位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「トップに近いタイムが出ていたのですが、昨日の練習に比べたら路面温度が高すぎてグリップしない感じでした。手応え的にはまったくよくない感じで。練習より1秒ぐらい落ちています。昨日の路面温度が低い時の車速でコーナーに入っていくと、どうしてもリヤが出てしまうので、全体的に突っ込み加減は変わらないですが、車速をちょっと落とし気味に入って走行していました」

3位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)2分5秒344(+0.312秒)

予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「昨日からマシンのセットを変更して、それが今日うまくかみ合わなかった感じでした。とりあえず昨日のセットに戻すのか、それとも変えていくのかはまだ決めていないですが、とのにかく合っていなかった感じですね。昨日と温度が全然違っていて、昨日曲がらない感じだったので、クルマの方で変えてみたのですが。今度は(温度が)高すぎて、逆にオーバーステア、みたいな感じになってしまったので、そこはレースに向けて何を変えたらいいのかをデータ見ながら改善できればなと思います。レースが4時からなので逆に微妙な感じで、その中間を狙っていければなと思っています」

4位 YOSHIDA KODAI(T’s TECHNO RF KKSⅡ)2分5秒641(+0.609秒)

予選4位のKODAI YOSHIDA(T\'s TECHNO RF KKSII)

 「昨日とまったく路面が違っていて、走りにくいなと思っていました。メーター見た時にはあまりよくないなと思っていました。タイヤを前よりしっかり使えるようになったので、タイムは伸びてきているので、この調子で決勝も頑張れたらと思います。決勝に向けては後ろがちょっとヘバっちゃったかなというのがあるので、そこも考えながら挑みます」

5位 小田部憲幸((株)フォースリンク ZAP ED)2分5秒687(+0.655秒)

予選5位の小田部憲幸((株)フォースリンクZAP ED)

 「久しぶりの予選はとても楽しかったです。よい緊張感で他の何事にも代えがたい感触で、限られた時間できちんとタイムを出さなければならないのが楽しいなと改めて思いました。結果は悔しいですが今の実力はこんなものかな、という感じです。私前にクルマいるのが得意じゃないので位置取りがちょっと悪かったかもしれないです。それでもまわりとそれほど変わっていないので。あとは決勝が大事なので、うまくまとめたいと思います」

6位 小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ed)2分6秒015(+0.983秒)

予選6位の小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「もうちょっと行けたかな、という感じですね。序盤のペースがちょっとなくて、後ろのクルマにやられちゃったのが伸びなかった原因かなと思います。後半も最後の2周はあまりよくなくて、タイヤもタレちゃって。最初の方にもっと勝負かけられていたらな、と思います。クルマは仕上がっているので、後は自分次第です」

Text & Photp: Junichi SEKINE
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ公式予選 吉田馨がポールポジションを獲得

ポールポジションは吉田馨(TAKE FIRST KKS-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第5戦公式予選が8月30日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催され、シリーズランキング2位の吉田馨(TAKE FIRIST KKS-2)が2分5秒032のトップタイムで2番手松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)に0.102秒の差をつけてポールポジションを獲得した。

 8月も終わりというのに猛暑が続く北関東のモビリティリゾートもてぎ。12時25分と暑さもピークとなりつつある時間帯の予選は気温34.7度、路面温度にいたっては61度と焼けつくような高さだ。YOSHIDA KODAI(T's TECHNO RF KKSⅡ)を先頭に14台がコースイン。15分間の予選が開始された。ここまで4戦を終えて第1戦、第2戦優勝の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が71ポイントでシリーズをリード。対して第1戦をスキップして第3戦、第4戦と連勝で来ている吉田が56ポイントでシリーズ2位さらにここ3戦連続で表彰台に上がっている石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)が46ポイントのシリーズ3位につけている。

 まずは計測1周目、吉田が2分5秒988でトップ、2番手YOSHIDA 6秒344、3番手石井6秒445、4番手三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED)6秒587、5番手小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ed)6秒587、6番手中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)6秒994と続く。さらに残り時間10分を切って松原が5秒666のトップタイムをマーク。

 残り時間8分30秒。吉田がセクター2、3、4とベストタイムを刻んで2分5秒032のトップタイム。YOSHIDAも5秒641で2番手。5番手にこのところ好調な小林留魁(アルビ新潟第一ホテルED)が6秒124で上がってくる。上位の中でやや遅れてコースインした松原はセクター1ベストタイムを出すと残り7分30秒に5秒323を出して再び2番手。吉田~松原~YOSHIDA~石井~小林の順で6番手に三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED)が6秒418で上がってくる。

 予選も後半戦で残り時間7分。ここまでタイムが伸びていなかった酒井が2分5秒347で3番手へ。2台が出場のジェントルマンクラスは畠山退三(Hobbybase&zap-E)が7秒177で全体11番手のクラストップ。今回が初のS-FJ参戦の野口伸周(野口商會 ZAP10VED)が9秒401で14番手クラス2位。

 残り5分。今回久々にS-FJ参戦の小田部憲幸((株)フォースリンク ZAP ED)が2分5秒741をマークして5番手。さらに残り4分で小野が6秒015で6番手。里見代表率いるTeam ReNoAは今回コーチとして、チームの卒業生で現在FIA-F4のポイントリーダーの佐藤樹が帯同している。2021年のシリーズを圧勝した選手のアドバイスの効果が出てきたようだ。

 路面温度がかなり高いためタイヤのピークが早く来ると各陣営話していたが、予想通りこの頃からタイムが伸び悩みになってくる。そんな中で自己ベストを更新してきたのが中村の6秒160と今回レースデビューの向畑疾走(ファーストガレージKKS2)の6秒518。それぞれ9番手、11番手だ。

 残り3分、松原が第4セクターでベストタイムを出すと2分5秒205をマーク。トップ吉田とは0.173秒の差だ。酒井も5秒344で3番手をキープ。

 15分の予選が終了しチェカードフラッグが振られる中、最後のアタックでタイムを縮めたのが松原で2分5秒134まで短縮、トップ吉田からは0.102秒の差でフロントロウを獲得した。3番手酒井、4番手YOSHIDA、5番手小田部、6番手小野というトップ6、ジェントルマンクラスは畠山が総合12番手でクラストップ、クラス2位の野口は総合14番手となった。

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第5戦決勝は本日午後4時20分スタート予定。ポールポジションの吉田にポイントリーダー酒井がどう挑むかが注目だが、このところ速さを増している松原がそこにどう割り込むかも目が離せない。

予選2位は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

予選3位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

予選4位はKODAI YOSHIDA(T\'s TECHNO RF KKSII)

予選5位は小田部憲幸((株)フォースリンクZAP ED)

予選6位は小野大地(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Atsushi BESSHO
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 5 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16吉田 馨TAKE FIRST KKS-2
MYST KK-S2
2'05.032--138.233
214松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.134 0.102 0.102138.121
322酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
2'05.344 0.312 0.210137.889
42KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKSII
MYST KK-S2
2'05.641 0.609 0.297137.563
578小田部 憲幸(株)フォースリンクZAP ED
MYST KK-S2
2'05.687 0.655 0.046137.513
681小野 大地群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
2'06.015 0.983 0.328137.155
753石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
2'06.124 1.092 0.109137.037
882三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA KYB ED
MYST KK-S2
2'06.132 1.100 0.008137.028
933小林 留魁アルビ新潟第一ホテルED
TOKYO R&D RD10V
2'06.143 1.111 0.011137.016
1057中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
2'06.160 1.128 0.017136.997
1159向畑 疾走ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
2'06.187 1.155 0.027136.968
1238G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
2'06.788 1.756 0.601136.319
1315松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.219 2.187 0.431135.857
148G2野口 伸周野口商會ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'09.111 4.079 1.892133.867
---- 以上基準タイム(130% - 2'24.721)予選通過 ----
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第5戦、第6戦もてぎ注目選手インタビュー 向畑疾走「目標は優勝」

 2025年JAF地方選手権、スーパーFJもてぎSUGOシリーズ第5戦/第6戦は8月30-31日にかけて開催された。14台のエントリーの中には今回初のS-FJレースを迎えた選手が2名いた。予選を控えた両名にショートインタビューを行った。

野口伸周

ルーキーの野口伸周(野口商會ZAP 10V ED)

 8号車「野口商會 ZAP10VED」をドライブする野口伸周(しんしゅう)はジェントルマンクラスの43歳。

 ――今までのモータースポーツ歴は?  「ほとんどなくて、二十歳の時にフォーミュラBMWを1年だけやった程度です」

 ――練習はどのくらい積んだ?

 「ZAPさんで2年ほどやってきました。おもに筑波ともてぎです。(では満を持してのレース?)いや、そんなことは全然なくて、まだまだです(苦笑)」

 ――レースウィークの調子は?

 「まぁまぁですね。4か月ほど前に帯状疱疹やったので、そこからリカバリしている状態です」

 ――今回のレースの目標は?

 「まずは問題なく完走することです」

 ――今後の参戦については?

 「今のところ予定はしていないですが、これから考えます。今日明日のレースの感触次第ですね。ほかのサーキットも走ってみたいと思っているので」

ルーキーの野口伸周(野口商會ZAP 10V ED)


向畑疾走

ルーキーの向畑疾走(ファーストガレージ制動屋S2)

 59号車「ファーストガレージKKS2」の向畑疾走(ハヤテ)はレーシングカート出身の20歳、大学生だ。

 ――今までのモータースポーツ歴は?

 「レーシングカートをやっていました。全日本の西地区のFS125クラスとか出ていました」

 ――練習はどのくらい積んだ?

 「いえ、木曜日に初めて乗って、フォーミュラで走るのが2回目です。木曜日にもてぎで初めて走って金曜も合わせて6セッション走りました」

 ――カートからの乗り換えは苦労しなかった?

 「まったく別物ですけれど、そこは6セッションの間にだんだん慣れてきました」

 ――今回のレースの目標は?

 「目標はもちろん優勝なのですが、昨日の最後のセッションではけっこうタイムが詰められて、表彰台は狙える位置なのかなと思うので。タイムはまだトップと差がありますが、レース展開でうまいこと前に出られたら、と思っています」

 チームによると向畑はレースウィークに初めてもてぎを走行。最初は2分8秒台と上位と大差があったが、走りこむにつれてタイムも向上、最後の練習では2分5秒台に入れてトップグループとそん色ないところまでタイムを詰めたとのことで、走りをまとめる能力は酒井翔太より上かもしれないと高く評価されている。

 遅咲きのジェントルマンとカート出身の20歳、対照的な二人だがレースでどんな走りを見せてくれるか楽しみだ。

ルーキーの向畑疾走(ファーストガレージ制動屋S2)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦SUGO決勝 野村勇斗が今大会4レース目もポールtoウィン!

優勝した野村勇斗と監督たち

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6戦(延期分)の決勝が、8月31日、スポーツランドSUGOで行われ、今大会ここまで無敗の野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、今レースもポールからトップを譲ることなく19周を走り切って、4連続ポール・トゥ・ウィンで今大会を締めくくった。

 マスタークラスは、同じく今大会絶好調の今田信宏(JMS RACING TEAM)が、優勝を飾り、こちらも今大会4連勝を飾った。

 スタート前、弱い雨が落ちてきたが、コースを濡らすまでには至らず、全車ドライタイヤでスタートを迎えた。

決勝がスタートした

 ポールポジションの野村は、スタートで佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)に迫られたものの、1コーナで巧みに抑えると、勝ちパターンに持ち込もうと、僅かずつ差を広げていく。しかし、今回佐野は序盤から粘って、7周以降は逆に少しずつ差を縮めていく。

 3位以下は、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、卜部和久(B-MAX RACING 324)と予選順で続いた。

 僅差の攻防を繰り広げる野村と佐野だったが、6周目に佐野にはフライングの裁定で、結果にプラス5秒のペナルティが課された。しかし、二人の攻防はペナルティの有る無しにかかわらず、後続を引き離しながら続いていく。

 14周目には、二人の差は0.3秒にまで縮まったが、佐野の追走もここまで。最後は野村が再び差を広げて逃げ切った。3位には古谷が入り、今大会2度目の表彰台に上った。

 今大会を無敗で終えた野村は、前岡山大会の初優勝から無傷の7連勝。どこまで連勝を伸ばすのか、来週末に行われる富士大会に注目だ。

 マスタークラスは、序盤こそ、トップ今田に、清水康弘(GNSY RACING 324)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)が僅差で続いたが、レース折り返しから今田選手が二人を引き離して、今大会4連勝を飾った。

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S SFL)

マスタークラス優勝は

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦SUGO決勝結果

全日本SFL選手権 第10戦/第11戦/第12戦/第6戦 -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1923'34.444--
2*35佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1923'40.384 5.940 5.940
337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1923'41.326 6.882 0.942
43三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1923'45.99011.546 4.664
538小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1923'46.82112.377 0.831
61卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1923'52.01217.568 5.191
736エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1923'52.54418.100 0.532
851ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1923'53.38918.945 0.845
960伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1923'55.18920.745 1.800
1058ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1923'56.06821.624 0.879
114M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1924'36.0771'01.63340.009
128M2清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1924'40.8141'06.370 4.737
1330M3DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1924'41.7381'07.294 0.924
---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'13.903 (6/19) 174.707 km/h
  • CarNo. 35は、SFL-SpR 31.10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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F110 CUP

第4戦岡山レース8上位3人のコメント 酒井涼「落ち着いて走ることに専念した」

レース8優勝 酒井涼(KF MOTORSPORT F110)

 「とりあえず僕、新品タイヤ履いてたんで、落ち着いていけば勝てるなっていう状況でした。本当落ち着いて走ることに専念して,って感じです。クルマは今週に入ってからはずっと好調でしたね」

レース8決勝2位 加納康雅(AKILAND F110)

 「スタートで豊島君を前に行かしちゃって、それをなんとかオープニングランプのヘアピンで外側から抜き替えして、あとは横ばいですね」

 「酒井選手はめちゃくちゃ速かったです。昨日パイパーコーナーでスピンしたらしくて、プレッシャーかけたワンチャン行けるかなと思ったんですけど、もう手も足も出なかったですね。(最後に落合選手が追い上げてきたが)これでもし抜かれでもしたら、俺はチームに帰れないって、もう意地でしたね」

レース8決勝3位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

 「最低限の結果だなと思います。1位を狙ってたし、ペース的にも1位とは変わらずに走れてはいたんで、そこはやっぱ悔しいところが大きい。」

 「最後スリップついてちょっとタイム上がったのはあったんですけど、それにしてもやっぱり予選の順位が痛かったんで、今後はすごい反省して、次に生かさないといけないですね。来月はFIA-F4のSUGOがあるんで、そこでミスしちゃ本当いけないんで。結果3位だったんですけど、同じミス繰り返さないといけない」

 「今シーズン応援してくださったスポンサーとかチームはじめ、両親に本当に感謝していますし、これからも頑張るので、応援してもらえると嬉しいです」

Text&Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦レース10 SUGO決勝 梅垣清が再びスタートを制して連勝を遂げる

優勝した梅垣清(TOM\'S FORMULA)

マスタークラスで優勝した鳥羽豊と三浦愛監督(AIWIN)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第4戦レース10の決勝が、8月31日、スポーツランドSUGOで行われ、2番グリッドの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、レース9の再現のようなスタートからトップに出て優勝を飾った。

 マスタークラスは、ラバル不在の鳥羽豊 (AIWIN)が優勝を飾った。

 曇り空の下、気温25度と過ごしやすい天候のなかスタートが切られた。

 午前中に行われたレース9では、スタート遅れてしまったポールシッターの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)だが、あろうことか、またしても出遅れて、梅垣だけでなく、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)にまで、先行を許してしまった。

 ここから3人が連なる形で、後続を引き離しながらレースは進んだ。実力拮抗の3者の差は、1秒と開くことはなく、レース折り返しまでは、その状態が続いた。

 しかし、15周を過ぎたあたりから、梅垣が大宮との差を開き始め、18周目に1.3秒、20周目には1.6秒まで広がった。

 終盤は、3位鈴木が2位大宮に迫ったが、仕掛けるまでには至らず、梅垣、大宮、鈴木の順でフィニッシュを迎えた。

 梅垣は、今大会2勝をあげ、シリーズでも鈴木を逆転。僅差ながらトップに躍り出た。

 4位は、14周目の1コーナーで、ジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)を捕らえた小田優(Rn-sports F111/3)が入った。

 マスタークラスは、総合8位の鳥羽が制した。

レースがスタートした

梅垣清と大宮賢人のトップ争い

優勝は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

決勝2位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝3位は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

マスタークラス優勝は鳥羽豊(AIWIN)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース10決勝結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
137梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2228'37.706--
245大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
2228'39.475 1.769 1.769
338鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2228'39.930 2.224 0.455
411小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
2229'05.30527.59925.375
551ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
2229'15.77638.07010.471
646入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
2229'20.27742.571 4.501
721猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
2229'20.72343.017 0.446
813M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
2229'20.96743.261 0.244
923M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
2129'46.9731Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR) 1'17.574 (11/22) 166.440 km/h
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F110 CUP

第4戦岡山レース8決勝 酒井涼が雪辱のポール・トゥ・ウィン!!

 「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」第4戦レース8決勝が8月31日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、昨日惜しくも勝利を逃した酒井涼(KF MOTORSPORT F110)が後続に付け入る隙を与えず、見事ポール・トゥ・ウィンでシーズンを締め括った。

 レース8決勝は午前8時45分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。気温は32℃。路面温度は36℃だ

 ホールショットを決めたのは酒井。予選3位の豊島里空斗(Dr.Dry Racing Fl10) が2番手に上がり、予選2位の加納康雅(AKILAND Fl10)が3番手。前日優勝の落合蓮音は9番手からのスタートながら、この1周で4台を抜き去り、5番手で帰ってくると、2周目には上野晴紀(TEJ―project)を捉えて4番手に浮上してきた。

 3周を終えた時点で酒井のリードは1秒100。2番手の豊島と加納のギャップは0秒977。その0秒411後方に落合が迫ってきた。

 4周目に入ると、加納が豊島をヘアピンで捉えて2番手を奪い返す。続いて落合も豊島を攻略し、3番手に浮上した。その後方では予選6位の杉田悠真(AKILAND F110)が上野を捉えて5番手に上がる。

 6周終わって酒井のリードは1秒470。加納と落合の差は1秒462だ。

 落合は8周目に1分33秒875、10周目に1分33秒815とファステストを更新し、加納を猛然と追い上げるが、11周目には杉田が1分33秒790を叩き出し、これがこのレースのファステストラップとなった。

 11周終わって酒井のリードは2秒101。もはや誰一人彼のポジションを脅かすものはなく、最後は後続に2秒104差をつけてチェッカー。酒井涼が最終戦でついに今季初優勝を成し遂げた。

 一方、11周終了時点で加納と落合のギャップは0秒488。最後までオーバーテイクのチャンスを模索する落合だったが、加納は最後までポジションを守り切り、加納康雅が2位、落合蓮音は3位に終わった。

Text&PHOTO: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER FORMULA LIGHTS

第12戦SUGO決勝 野村勇斗が追い上げられながらもポールtoウィンで6連勝

優勝した野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第12戦の決勝が、8月31日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、レース後半、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)の追走をかわして6連続ポール・トゥ・ウィンを飾った。

 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)が、段違いの速さを見せて、こちらも今大会無敗の3連勝を飾った。

 スタート前、僅かに雨粒が落ちてきたが、すぐに止み、曇り空の下、ドライコンディションで午前11時20分にスタートを迎えた。

決勝がスタートした

 ポールポジションの野村は好スタートを切り、佐野を従えて1コーナーをクリア。後方では、7位の三井優介(DELiGHTWORKS)と、8位の卜部和久(B-MAX RACING 324)が、2コーナー立ち上がりで接触。三井はスピンを喫し、卜部はピットに戻ってノーズを交換。ともに大きく遅れてしまった。

 トップグループには、この混乱による影響はなく、野村は1分13秒台を連発して佐野を引き離しにかかった。3位小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、4位エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL) 、5位ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、6位ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)はやや縦に長い展開になった。

 トップ野村と2位佐野の差は、6周目には早くも2.5秒に開き、このまま野村が独走に持ち込むかに思われた。

 しかし、ここから佐野が、序盤につけられた差を埋めにかかる。8周目以降、両者のペースは序盤の展開とは逆になり、佐野が1分13秒台を叩き出して、10周目1.8秒、14周目1.2秒、15周目には一気に0.8秒まで、その差を削っていった。

 最後までチャンスを窺った佐野だったが、野村はつけ入る隙を与えず、今回も逃げ切った。これで野村は6連勝。しかも、そのすべてがポール・トゥ・ウィンという快挙だ。

 3位以下の順位は序盤から変わらず、小林が表彰台に上り、マッソン、デビッド、フレデリックと続いた。

 マスタークラスは、スタートから今田がハイペースで飛ばし、2位清水康弘(GNSY RACING 324)との差を、10周目には6秒まで開いた。後半も今田は手を緩めることなく、終盤にベストラップをマークする走りで、最終的に19秒差をつけて独走で今季4勝目のチェッカーを受けた。

 第6戦(延長分)は、本日、午後3時20分から19周で行われる。

決勝がスタートした

接触によりスピンする三井優介(DELiGHTWORKS)

スピンしたDRAGON(TEAM DRAGON 324)

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

マスタークラス優勝は今田信宏(JMS RACING TEAM)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOIME
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SUPER FORMULA LIGHTS

第12戦SUGO決勝結果

全日本SFL選手権 第10戦/第11戦/第12戦/第6戦 -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 12 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1923'33.080--
235佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1923'33.584 0.504 0.504
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1923'38.755 5.675 5.171
436エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1923'43.63310.553 4.878
551ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1923'46.10113.021 2.468
658ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1923'46.68313.603 0.582
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1923'47.44914.369 0.766
860伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1923'59.21826.13811.769
93三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1923'59.35326.273 0.135
104M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1924'26.13553.05526.782
118M2清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1924'45.2301'12.15019.095
1230M3DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1925'00.0101'26.93014.780
131卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1724'28.3142Laps2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'13.789 (3/19) 174.977 km/h
Tags:

F110 CUP

第4戦岡山レース8決勝結果

GT World Challenge Asia Powered by AWS -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
177酒井 涼KF MOTORSPORT F110
seven x seven Racing
1218'59.206--
212加納 康雅AKILAND F110
AKIRAND RACING
1219'01.310 2.104 2.104
321落合 蓮音HOJUST & EAGLE
イーグルスポーツ
1219'01.640 2.434 0.330
471杉田 悠真AKILAND F110
AKIRAND RACING
1219'04.614 5.408 2.974
527豊島 里空斗Dr. Dry Racing F110
KIKUCHIOYAKO
1219'07.468 8.262 2.854
645上野 晴紀TEJ-project
TRANSIT ENGINEERING JAPAN
1219'08.513 9.307 1.045
762中井 陽斗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1219'09.37610.170 0.863
836菊池 貴博きくちおやこF110
KIKUCHIOYAKO
1219'11.48712.281 2.111
911斎藤 愛未Rn-sports F110
Rn-sports
1219'17.17117.965 5.684
1033サマンスキー 智子Bijoux / Hammer R F110
ハンマーレーシング
1120'33.3291Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-63一宮 總太朗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
23'25.39010Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 71 杉田悠真(AKILAND F110) 1'33.790 (11/12) 142.135 km/h
Tags:

F110 CUP

第4戦岡山レース7決勝上位3人のコメント 落合蓮音「次は宮田選手の記録を抜くぐらいの気持ちで」

レース7優勝 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

 「今回のレースに関しては、自分の走りもできましたし、満足いくレースだったと思ってます。ミスもなくいけてよかったんじゃないかなと。」

 「新品タイヤで出てって、周りのほとんどのドライバーが中古タイヤだったので、そこの点でもう僕は前半に行くしかないっていうので、とにかく前半逃げることを意識しました。明日は9番手というスタート順なんで、諦めてるわけじゃないんですけど、まだ勝ちに行きやすいポジションの時にかける方向で行きました」

 「明日は追い上げのレースにはなりますが、マシンのポテンシャルもすごく高いですし、チームの皆さんがすごくいいクルマを作ってくれてるんで、それに合わせて僕もクルマのポテンシャルを最大限に出して明日も勝ちたい」

 「(宮田莉朋選手のコースレコードを抜きたいと言っていたが)中古タイヤになるので冷静に考えれば難しいかもしれませんが、そのくらいの気持ちで、気は抜かずに行きたいなと。現実的に考えれば難しいかもしれませんが、抜けたらすごい嬉しいです」

レース7決勝2位 杉田 悠真(AKILAND Fl10)

 「もてぎからスタートはあまり上手いこといってなかったんですけど、今回それを改善することができて、結構いいスタートを切れました。酒井涼君と同じようなペースで、なかなか追いつことができませんでしたが、運良く前がスピンしてしまって、僕が上がったっていう感じですね。次は6番手スタートなので、スタートを今日のように上手いことやって上位を狙っていきたいと思います」

 「もちろん1位を狙ってたので、悔しい部分はあるんですけど、僕としては岡山は得意なコースで、予選はあんまり良くなかったんですけど、最低限のことはできたかなと思います。次はもちろんもう1位狙ってガンガン行っていきたいと思います」

レース7決勝3位 中丼 陽斗(HELM GSTR Fl10)

 「今日のレースのスタートは前のクルマがストールしちゃって、それを避けた関係で遅れちゃったんですけど、4位のポジションキープで走っていました。少しペースが足りてなくて、最後前のドライバーがスピンしちゃったので、それでラッキーという感じでした」

 「表彰台乗れたのは良かったですけど、まだまだトップスリーのドライバーたちと比べると、単純に速さが足りてないなと思うので、しっかりそこを改善していきたいと思います。明日も5番手スタートなので、まずは表彰台を目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース9決勝 梅垣清がスタートを制し逃げ切って優勝

優勝した梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第4戦レース9の決勝が、8月31日、スポーツランドSUGOで行われ、2番グリッドの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が好スタートからトップに出て逃げ切った。梅垣は今季4勝目。

 マスタークラスは、鳥羽豊 (AIWIN)が総合でも5位に入る走りで優勝を飾った。

 菅生は朝から上空に曇が垂れ込め、湿度は高いが気温は26度と昨日に比べて過ごしやすい。どんよりした天候のもと、午前10時にスタートが切られた。

 スタートで、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、やや出遅れたポールスタートの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)を抑えてトップに。以下、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、ジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)、鳥羽豊 (AIWIN)、小田優(Rn-sports F111/3)、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が続いてレースが幕を開けた。

 オープニングラップのS字コーナーで猪爪が僅かにコースオフ。8位に順位を落とす。

 トップ2車は、3位以下を引き離して一騎討ちに。周回を重ねる度に両者の差は詰まり始め、5周目に0.6秒あった差は、10周目には0.3秒となった。

 しかし、その後はまた0.6秒に開き、14周以降は、2位の鈴木がファステストラップを刻みながら追い上げるという攻防を見せた。

 結局、順位変動はなく、そのままチェッカーを迎え、梅垣が今季4勝目を飾った。

 3位は、終盤、単独走行になった大宮。4位は、マスタークラスの鳥羽に迫られる場面はあったものの、抑えきったジャンビンが第8戦に続く4位でフィニッシュ。

 レース10は、本日、午後2時から22周で行われる。

レースがスタートした

優勝は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

決勝2位は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

決勝3位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

マスタークラス優勝は鳥羽豊(AIWIN)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース9決勝結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
137梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2228'42.983--
238鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2228'44.174 1.191 1.191
345大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
2228'46.631 3.648 2.457
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
2229'13.93130.94827.300
513M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
2229'14.64931.666 0.718
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
2229'15.00732.024 0.358
746入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
2229'19.50136.518 4.494
821猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
2229'35.95952.97616.458
923M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
2129'48.0191Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR) 1'17.677 (17/22) 166.219 km/h
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F110 CUP

第4戦岡山レース7決勝 王者落合蓮音が独走優勝!

 「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」第4戦レース7決勝が8月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2位からスタートした落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が後続を大きく引き離す速さを見せつけ、第3戦もてぎでのレース5、レース6に続いて3連勝を飾った。

 レース7決勝は午前11時35分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの酒井涼(KF MOTORSPORT F110)。しかし落合はすぐに酒井をとらえてトップに浮上する。一方、予選3位の上野晴紀(TEJ -project)はスタートで痛恨のストール。グリッドから動き出せずにレースを終えることに。

 レースはトップの落合が頭一つ抜け出し、その後方で酒井と杉田悠真(AKILAND F110)が2位争いをしながらついていく展開となるが、酒井はパイパーコーナーで姿勢を乱たことで、杉田と中井陽斗(HELM MOTORSPORT)の先行を許してしまった。

 結局レース7は落合蓮音が後続を5秒548引き離す独走で優勝。2位に杉田悠真が続き、中井陽斗が3位という結果となった。

 レース8決勝は明日31日午前8時45分より12周で行われる。

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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F110 CUP

第4戦岡山予選上位3人のコメント 酒井涼「もっと僅差になると予想していた」

レース7、レース8ポールポジション 酒井涼(KF MOTORSPORT F110)

 「昨日の練習の感じだと、もう少しタイム的に周りと僅差になるのかなと思ったんですけど、意外と走り始めてから、自分が抜けてる感じだったので、別に焦ることなくアタックできました」

 「赤旗の影響は全然なくて、落ち着いて走れました。クルマも問題ありません」

レース7予選2位 落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

 「僕の思ったよりちょっと終わるのが早かった。スリップにつかれるのを嫌って譲ったりしてたら時間がなかった、みたいな感じなんで、僕の計算ミスっていうのが大きいです。そこは悔しいところで、チームにも申し訳ないなっていうのはありますね。15分でも少ないんですけど、赤旗でさらに短くなっちゃったんでそれがちょっと痛かった」

 「クルマのポテンシャルとしては全然トップ狙えるので、レース1は1位を狙っていけると思いますし、レース2も追い上げのレースで優勝は狙ってきたいです。 いやーもう普通にあれですね連勝を普通にチャンピオンも取ったし、勝って終わりたいって感じです」

レース7予選3位 上野晴紀(TEJ―project)

 「(赤旗中断で)残り周回は結構限られてたので、なるべく早い段階でタイムは出したいなと思ってました。時間もそうですし、位置取りがちょっと悪くて、前に詰まっちゃってって感じで、クリアラップが取れませんでした」

 「クルマ自体はそんなに悪くないので、決勝もやれるだけやってみます」

レース8予選3位 豊島 里空斗(Dr. Dry Racing F110)

 「延長がなかったっていうのもあって、ちょっと厳しかったかなと思うんですけど、位置取りは別に悪くはなかったです。前に居た落合選手と酒井選手が途中で後ろに下がって、僕だけ前に行ってアタックして、その次の周で僕が後ろ下がったんですけど、下がんないで前ずっと走っていたかったかなぁって。そのままアタックしていたらセカンドもベストもタイムが上がったと思います」

 「クルマは悪くないんですけど、時間がなかった影響でタイヤが全然暖まらなくて、内圧が想定より低めになっちゃいました。決勝は表彰台は行けるかなあと思ってます」

Text&Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER FORMULA LIGHTS

第11戦SUGO決勝 野村勇斗が連勝記録を伸ばすポールtoウィン

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第11戦の決勝が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、終始、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)に迫られながらも、抑えきって5連勝のチェッカーを受けた。

 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)が、終盤トップに立って第10戦に続いて連勝を飾った。

決勝がスタートした

 日差しが強くなり、気温も35度に達するなか、午後3時にスタート。

 ポールスタートの野村に、フロントローイン側スタートの佐野が並びかけるが、野村が何とか抑えてトップで1〜2コーナーをクリア。

 その後方で、2列目スタートの2人、アウト側に位置したザック・デビッド(B-MAX RACING 324)と、イン側のエステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)が接触。マッソンは4コーナー付近でクルマを止め、デビッドはピットに戻ってレースを終えた。

 このアクシデントで、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)が3位に浮上。同時に、セーフティカーが導入された。

 6周目のリスタートでも、佐野は最終コーナーから野村の背後につけて1コーナーで迫ったが、抜くまでには至らず、野村、佐野、少し離れて古谷、その後方に、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)、卜部和久(B-MAX RACING 324)が続くオーダーでレースは進んだ。

 トップ2人は、1分14秒台前半のタイムをマークしながら、1.3〜1.5秒の差を保ったまま、終盤へ。

 結局、膠着したレースはマスタークラス以外に動きはなく、野村が佐野を従える形でチェッカーとなった。野村は、岡山での初優勝から5戦連続でポール・トゥ・ウィンと絶好調。明日の第12戦、第6戦(延期分)もポールからのスタートだけに、どこまで記録を伸ばすのか注目される。

 マスタークラスは、スタートから清水康弘(GNSY RACING 324)がリードするも、10周経過時にフライングの裁定がくだり、プラス10秒のペナルティが課された。

 それでも、トップを走っていた清水だったが、16周目の1コーナーで、「清水選手のペナルティは分かっていたが、トップでチェッカーを受けようと思った」という今田に逆転を許して2位チェッカー。リザルトは、今田、DRAGON、清水の順となった。

 第12戦、第6戦(延長分)は、明日31日の午前11時30分、午後3時20分からそれぞれ19周で行われる。

エステバン・マッソンが接触、コースアウトでリタイア

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S SFL)

決勝4位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

マスタークラス優勝は今田信宏(JMS RACING TEAM)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER FORMULA LIGHTS

第11戦SUGO決勝結果

全日本SFL選手権 第10戦/第11戦/第12戦/第6戦 -RIJ- (2025/08/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 11 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1928'11.612--
235佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1928'12.785 1.173 1.173
337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1928'18.780 7.168 5.995
438小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1928'19.807 8.195 1.027
53三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1928'20.125 8.513 0.318
61卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1928'23.81212.200 3.687
758ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1928'24.95613.344 1.144
860伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1928'30.24918.637 5.293
94M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1928'54.53042.91824.281
1030M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1929'03.98152.369 9.451
11*8M3清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1929'09.77758.165 5.796
---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ----
-51ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
12'26.97118Laps18Laps
-36エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
0-19Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'14.016 (13/19) 174.441 km/h
  • CarNo. 8は、SFL-SpR 31.10(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦レース8SUGO決勝 鈴木斗輝哉がポールから独走で4勝目

優勝した鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第4戦レース8の決勝が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、独走で優勝を飾った。

 マスタークラスは、ライバル不在の鳥羽豊 (AIWIN)がスピンを喫しながらもクラス優勝を飾った。

 午後になって、日差しが強くなるなか、スタートを迎えた。

 ポールシッターの鈴木、3番グリッドから好スタートの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、2番グリッドの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)、ジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)、小田優(Rn-sports F111/3)、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)という順でオープニングラップを終えた。

 3周目に入るストレートで、猪爪が小田に仕掛けて前に出ると、小田はその後の馬の背コーナーでコースオフをしてグラベルにストップ。これでセーフティカーが導入された。

 6周目に入るところでリスタート。トップ鈴木はここでも好スタートを見せ、周回を重ねる度に2位大宮との差を開いていく。その差は、10周目には2秒以上となり、ここから鈴木は独走態勢を築いていく。

 レース後半の見どころは、大宮と梅垣の2位争いと、ジャンビンと猪爪の4位争い。

 特に2位争いは1秒以内の差で続いたが、大宮がミスなく安定した走りを見せたため、梅垣は仕掛けるチャンスを見いだせず、結局、順位は変わらずにフィニッシュとなった。

 ジャンビンと猪爪は、両者1分19秒前半のラップタイムで周回し、最後まで1.5秒の差は変わらずに、ジャンビンが自己最高位となる4位でチェッカーを受けた。

 マスタークラスは、鳥羽が途中スピンをしたり、SCからのリスタートで5秒加算のペナルティナルティを課せられたりしたものの、ユウゴウ(S2R Racing)に抜かれることはなく、クラスウィンを飾った。

 レース9、10は、明日日曜の午前10時、午後2時から、それぞれ22周で行われる。

レースがスタートした

優勝は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

決勝2位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝3位は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

マスタークラス優勝は鳥羽豊(AIWIN)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース8決勝結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2230'52.645--
245大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
2231'00.265 7.620 7.620
337梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
2231'00.828 8.183 0.563
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
2231'19.10026.45518.272
521猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
2231'19.71027.065 0.610
646入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
2231'25.16132.516 5.451
7*13M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
2232'18.8191'26.17453.658
823M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
2131'33.4411Lap 1Lap
911小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
38'08.32919Laps18Laps
---- 以上規定周回数(75% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR) 1'17.693 (14/22) 166.185 km/h
  • CarNo. 13は、H項2.10.10(SCリスタート)違反により、決勝結果に5秒を加算した。
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F110 CUP

第4戦岡山レース7決勝結果

GT World Challenge Asia Powered by AWS -RIJ- (2025/08/30) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
121落合 蓮音HOJUST & EAGLE
イーグルスポーツ
1218'44.786--
271杉田 悠真AKILAND F110
AKIRAND RACING
1218'50.334 5.548 5.548
362中井 陽斗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1218'52.881 8.095 2.547
477酒井 涼KF MOTORSPORT F110
seven x seven Racing
1218'53.829 9.043 0.948
512加納 康雅AKILAND F110
AKIRAND RACING
1218'55.94411.158 2.115
663一宮 總太朗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1219'01.91217.126 5.968
736菊池 貴博きくちおやこF110
KIKUCHIOYAKO
1219'02.53717.751 0.625
8*27豊島 里空斗Dr. Dry Racing F110
KIKUCHIOYAKO
1219'06.65921.873 4.122
911斎藤 愛未Rn-sports F110
Rn-sports
1219'07.57222.786 0.913
1033サマンスキー 智子Bijoux / Hammer R F110
ハンマーレーシング
1120'16.7471Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-45上野 晴紀TEJ-project
TRANSIT ENGINEERING JAPAN
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 21 落合蓮音(HOJUST & EAGLE) 1'32.831 (4/12) 143.603 km/h
  • CarNo. 27は、F110 CUP SpR 28.7(スタート手順)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER FORMULA LIGHTS

第10戦SUGO決勝 野村勇斗がポールtoウィンで4連勝を飾る

左から武藤英記監督、優勝した野村勇斗、佐藤琢磨HRCエグゼクティブ・アドバイザー

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10戦の決勝が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、完全にレースをコントロールし優勝を飾った。野村は岡山大会から4連勝。

 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートから逃げ切って今季2勝目を飾った。

 上空に雲が多くなるなか、午前10時30分のスタート時刻を迎えた。周回数が26周と、残る3戦より長いため、ほとんどの車両がニュータイヤを選択してスタート。

 ポールの野村が「これ以上ない」というスタートを決め、トップで1コーナーに飛び込む。2番グリッドのザック・デビッド(B-MAX RACING 324)は、エンジンをストール気味にしてしまい、出遅れ、代わって、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が2位、3位へポジションを上げる。

 4位はスタートで出遅れたデビッド、5位エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、6位ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)のオーダーでレースは進んだ。

 トップを快走する野村は、序盤で2位佐野との差を2秒強に開くと、あとは完全にペースをコントロール。きっちり1分14秒5のタイムを刻んで、余裕すら感じさせる走りで悠々逃げ切った。

 何とか野村のペースに食い下がったのは、佐野のみ。3位小林は二人から大きく離され、終盤は、後方から迫るデビッドの追い上げをかわすのに精一杯だった。

 パッシングの難しいSUGOでは、2周目以降順位変動はなく、唯一、終盤の23周目にマスタークラス2位を走っていたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が、「集中力を欠いた」と第4コーナー(ヘアピン)で単独スピンを喫して順位を落としたのみ。

 そのマスタークラスは、「クルマが決まっていた」という今田が毎周差を開き、独走で今季2勝目を飾った。この週末、ここまで流れが悪い清水康弘(GNSY RACING 324)が、DRAGONの脱落で2位に入った。

 第11戦の決勝は、本日午後3時から、第12戦、第6戦(延長分)は、明日31日の午前11時30分、午後3時20分からそれぞれ19周で行われる。

決勝がスタートした

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

マスタークラス優勝は今田信宏(JMS RACING TEAM)

優勝した野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER FORMULA LIGHTS

第10戦SUGO決勝結果

全日本SFL選手権 第10戦/第11戦/第12戦/第6戦 -RIJ- (2025/08/30) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
2632'21.980--
235佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
2632'23.794 1.814 1.814
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
2632'35.16113.18111.367
451ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
2632'36.18214.202 1.021
536エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
2632'36.94214.962 0.760
658ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2632'37.95915.979 1.017
73三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
2632'38.40316.423 0.444
81卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
2632'43.81721.837 5.414
937古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
2632'51.02429.044 7.207
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
2632'53.07231.092 2.048
114M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
2633'27.8801'05.90034.808
128M2清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
2532'47.5251Lap 1Lap
1330M3DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
2432'29.3052Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'14.088 (3/26) 174.271 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース8/9/10公式予選 鈴木斗輝哉がトリプルポールを獲得

第4戦予選レース8,9,10すべてポールポジションの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第4戦レース8、9、10の公式予選が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が3レースすべてでポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、2台の出走で鳥羽豊 (AIWIN)が、こちらもトリプルポール。開幕戦から続く連続ポール記録を10に伸ばした。

 鈴鹿大会から1か月半のインターバルで、年一度のSUGOへと舞台は移された。今大会はSFライツとの併催で卜部和久が欠場するなど、出走は9台とやや寂しいものとなった。

 朝から好天に恵まれた予選日。午前9時からレース8、9の予選が15分ずつ行われた。なお、レース10のグリッドはレース8予選のセカンドタイムで決定する。

レース8/10予選

 鈴木が1分17秒439のトップタイムをマークして始まった。梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が僅差で続いて、このトップ3は不動。3人が少しずつタイムを縮めるが、鈴木のトップは変わらず、1分17秒231でポールを奪った。

 トップ3に続いたのは、ようやく調子の上がってきたジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)。タイムは1分18秒台と、トップ3からは遅れたが、小田優(Rn-sports F111/3)、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)を抑えて4番グリッドを獲得した。

 マスタークラスは、ライバル不在の鳥羽が、総合7位でクラスポールを獲得した。

 なお、セカンドタイムで決まるレース10のグリッドも、レース8と変わらず、鈴木がポールポジションとなった。

レース9予選

 15分のインターバルで始まったレース9予選も、開始まもなくは梅垣がリードしたが、すぐに鈴木がレース8の予選タイムを上回る1分16秒890をマークして逆転。

 鈴木は1周のクールダウンラップの後に再度アタックを行い、僅かではあるが1分16秒802までタイムを縮めて、食い下がる梅垣、大宮を突き放した。

 4位以下は混戦となったが、1分18秒149をマークしたジャンビンが、1分18秒214と、大きくタイムを上げて総合でも5位となったマスタークラスの鳥羽を抑えて4番グリッドを獲得した。以下、小田、猪爪と続いた。

 レース8の決勝は、本日午後1時10分から、レース9、10は、明日日曜の午前10時、午後2時から、それぞれ22周で行われる。

第4戦予選レース8,9,10すべて予選2位の梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

第4戦予選レース8,9,10すべて予選3位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

第4戦予選レース8,9,10すべてマスタークラスポールポジションの鳥羽豊(AIWIN)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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F110 CUP

第4戦岡山公式予選 酒井涼がダブルポールを獲得

 「GSTR GRAND PRIX F110 CUP」第4戦の公式予選が8月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ酒井涼(KF MOTORSPORT F110)がレース7、レース8共にポールポジションを獲得した。

 2年目を迎えたF110カップもいよいよ最終戦。初年度は西日本、東日本各1大会のみだったが、今年は全4戦の拡大。すでにシリーズチャンピオンは落合に決定している。

 公式予選は午前8時30分より15分間の走行。しかし開始早々に赤旗中断があり、8時37分に再開と走行時間が限られるなか、酒井が3周目に1分34秒531をマーク。5周目には1分33秒648、6周目には1分33秒552と順調にタイムを縮め、ベストタイム、セカンドタイムともにトップで終えた。

 これにより酒井はレース7、レース8いずれもポールポジションを獲得。

 レース7の予選2位はベストタイム1分33秒671の落合蓮音(HOJUST & EAGLE)で続き、3位は上野晴紀(TEJ―project)で1分33秒712だった。

 レース8の予選2位は1分34秒213の加納康雅(AKILAND F110)で1分34秒213、3位は豊島 里空斗(Dr. Dry Racing F110)で1分34秒295だった。

 レース7決勝はこのあと午前11時35分より、レース8は明日31日の朝8時45分より、いずれも12周で行われる。

Text&Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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F110 CUP

第4戦岡山レース8公式予選結果

GT World Challenge Asia Powered by AWS -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
177酒井 涼KF MOTORSPORT F110
seven x seven Racing
R1'33.648--142.350
212加納 康雅AKILAND F110
AKIRAND RACING
R1'34.213 0.565 0.565141.496
327豊島 里空斗Dr. Dry Racing F110
KIKUCHIOYAKO
R1'34.295 0.647 0.082141.373
445上野 晴紀TEJ-project
TRANSIT ENGINEERING JAPAN
R1'34.325 0.677 0.030141.328
562中井 陽斗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
R1'34.389 0.741 0.064141.233
671杉田 悠真AKILAND F110
AKIRAND RACING
1'34.722 1.074 0.333140.736
736菊池 貴博きくちおやこF110
KIKUCHIOYAKO
1'34.766 1.118 0.044140.671
863一宮 總太朗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1'34.930 1.282 0.164140.428
921落合 蓮音HOJUST & EAGLE
イーグルスポーツ
1'34.939 1.291 0.009140.414
1011斎藤 愛未Rn-sports F110
Rn-sports
1'35.169 1.521 0.230140.075
---- 以上基準タイム(110% - 1'43.010)予選通過 ----
-33サマンスキー 智子Bijoux / Hammer R F110
ハンマーレーシング
no time---
  • 'R'マークは従来の従来のコースレコード(1'34.511)を更新した。
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F110 CUP

第4戦岡山レース7公式予選結果

GT World Challenge Asia Powered by AWS -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 GSTR GRAND PRIX F110 CUP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
177酒井 涼KF MOTORSPORT F110
seven x seven Racing
R1'33.552--142.496
221落合 蓮音HOJUST & EAGLE
イーグルスポーツ
R1'33.671 0.119 0.119142.315
345上野 晴紀TEJ-project
TRANSIT ENGINEERING JAPAN
R1'33.712 0.160 0.041142.253
471杉田 悠真AKILAND F110
AKIRAND RACING
R1'33.889 0.337 0.177141.985
562中井 陽斗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
R1'33.928 0.376 0.039141.926
627豊島 里空斗Dr. Dry Racing F110
KIKUCHIOYAKO
R1'33.952 0.400 0.024141.889
712加納 康雅AKILAND F110
AKIRAND RACING
R1'34.085 0.533 0.133141.689
836菊池 貴博きくちおやこF110
KIKUCHIOYAKO
R1'34.404 0.852 0.319141.210
963一宮 總太朗HELM GSTR F110
HELM MOTORSPORTS
1'34.585 1.033 0.181140.940
1011斎藤 愛未Rn-sports F110
Rn-sports
1'34.998 1.446 0.413140.327
---- 以上基準タイム(110% - 1'43.010)予選通過 ----
-33サマンスキー 智子Bijoux / Hammer R F110
ハンマーレーシング
no time---
  • 'R'マークは従来の従来のコースレコード(1'34.511)を更新した。
Tags:

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース9公式予選結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'16.802--168.113
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.074 0.272 0.272167.520
345大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'17.078 0.276 0.004167.511
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'18.149 1.347 1.071165.215
513M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'18.214 1.412 0.065165.078
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'18.223 1.421 0.009165.059
721猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'18.450 1.648 0.227164.581
846入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'18.767 1.965 0.317163.919
923M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'23.932 7.130 5.165153.832
---- 以上基準タイム(110% - 1'24.482)予選通過 ----
Tags:

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース10公式予選結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.439--166.730
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.578 0.139 0.139166.431
345大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'17.652 0.213 0.074166.273
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'18.507 1.068 0.855164.462
511小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'18.668 1.229 0.161164.125
621猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'18.768 1.329 0.100163.917
713M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'18.851 1.412 0.083163.744
846入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'19.744 2.305 0.893161.911
---- 以上基準タイム(110% - 1'25.183)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'25.559 8.120 5.815150.906
Tags:

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第4戦SUGOレース8公式予選結果

フォーミュラ・リージョナル第4戦レース8/9/10 -RIJ- (2025/08/30) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.231--167.179
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'17.420 0.189 0.189166.771
345大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'17.637 0.406 0.217166.305
451ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'18.182 0.951 0.545165.145
511小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'18.410 1.179 0.228164.665
621猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'18.686 1.455 0.276164.088
713M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1'18.787 1.556 0.101163.877
846入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'19.465 2.234 0.678162.479
---- 以上基準タイム(110% - 1'24.954)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'25.057 7.826 5.592151.797
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第10、11戦SUGO公式予選 野村勇斗がコースレコードでWポール獲得

第10戦、第11戦ともポールポジションの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10戦、第11戦の公式予選が、8月29日、スポーツランドSUGOで行われ、練習走行から好調の野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、勢いそのままに、コースレコードを更新する走りで、両レースのポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)と清水康弘(GNSY RACING 324)が、クラスポールを分け合った。

 今大会は、5月に悪天候で延期になった第6戦が組み込まれ、4レースが行われるため、通常とは異なり、金曜日の午後に予選が行われることとなった。そして、第12戦、第6戦の決勝グリッドは、第10戦、第11戦の決勝順位により決定するため、いつも以上に気の抜けない予選となった。

第10戦公式予選

 午後2時から行われた予選。B-Max勢はタイミングを計って後方からコースイン。計測3周目からアタックに入った。

 練習走行から好調を維持しているは野村は、3周続けて1分12秒台を連発。アタック最終周に、宮田莉朋が持つ1分12秒572(2020年10月に記録)を僅かに上回る、1分12秒568というコースレコードを叩き出して、ポールポジションを獲得した。

 終了間際までは、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が、野村に続いておりB-Max勢がトップ3を占めていたが、野村とポイントで並ぶ佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が3位に食い込む意地を見せた。

 5位は先週のSUPER GT(300クラス)で優勝を飾った小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、6位はエステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)が入った。

 マスタークラスは、練習走行でやや抜き出た速さを見せていた今田が、清水とDRAGON(TEAM DRAGON 324)を抑えて、クラスポールを獲得した。

第11戦公式予選

 10分間のインターバルを挟んで行われた第11戦予選でも、野村の速さが光った。第10戦予選と同じく3周目にアタックした野村は、1分12秒554と、コースレコードを更に縮めるタイムで、2位に入った佐野を丁度0.3秒引き離した。

 3位には、佐野に遅れること僅か1000分の2秒でデビッドが入り、両レースともトップ3は同じ顔ぶれとなった。

 4位以下は、マッソン 、フレデリック、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)が続いた。

 マスタークラスは、好調の今田が、コースインの際、ピットロード1コーナーアウト側のガードレールに、フロントウィングをヒットするという痛恨のミス。ウィングがぐらつきバランスを失ったマシンではタイムは伸びず、清水がポールを奪うことに成功した。

 第10戦の決勝は、明日30日、午前10時35分から26周で、第11戦は午後3時から19周で行われる。また、第12戦、第6戦(延長分)は、明後日31日の午前11時30分、午後3時20分からそれぞれ19周で行われる。

第10戦予選2位、第11戦予選3位のザック・デビッド(B-MAX RACING 324)

第10戦予選3位、第11戦予選2位の佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

マスタークラス: 第10戦ポールポジション、第11戦予選3位の今田信宏(JMS RACING TEAM)

マスタークラス: 第10戦予選2位、第11戦ポールポジションの清水康弘(GNSY RACING 324)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER FORMULA LIGHTS

第11戦SUGO公式予選結果

全日本SFL選手権 第10戦/第11戦/第12戦/第6戦 -RIJ- (2025/08/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 11 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'12.554--177.956
235佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'12.854 0.300 0.300177.223
351ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'12.856 0.302 0.002177.218
436エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'12.915 0.361 0.059177.075
558ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'12.916 0.362 0.001177.072
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'13.078 0.524 0.162176.680
738小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'13.128 0.574 0.050176.559
83三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'13.322 0.768 0.194176.092
91卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'13.372 0.818 0.050175.972
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'13.398 0.844 0.026175.909
118M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'15.457 2.903 2.059171.109
1230M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'15.835 3.281 0.378170.256
134M3今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'16.121 3.567 0.286169.617
---- 以上基準タイム(110% - 1'20.030)予選通過 ----
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第10戦SUGO公式予選結果

全日本SFL選手権 第10戦/第11戦/第12戦/第6戦 -RIJ- (2025/08/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'12.568--177.921
251ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'12.869 0.301 0.301177.186
335佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'12.893 0.325 0.024177.128
458ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'12.912 0.344 0.019177.082
538小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'13.014 0.446 0.102176.835
636エステバン・マッソンPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'13.065 0.497 0.051176.711
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'13.109 0.541 0.044176.605
81卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'13.195 0.627 0.086176.397
93三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'13.284 0.716 0.089176.183
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'13.286 0.718 0.002176.178
114M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'14.936 2.368 1.650172.299
128M2清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'15.556 2.988 0.620170.885
1330M3DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'15.640 3.072 0.084170.695
---- 以上基準タイム(110% - 1'20.054)予選通過 ----
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SUPER GT

第5戦鈴鹿GTA定例会見 猛暑対策で8月の開催見直しやナイトレースの実施について坂東代表が言及

GTA定例記者会見: 坂東正明GTA代表取締役

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は8月24日、シリーズ第5戦「鈴鹿GT300kmレース」が開催された三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットにて定例会見を開催した。

 今回も会見には坂東正明GTA代表取締役が出席。最初の代表質問で8月5日付のJAF公示で明らかになった2026年のカレンダーについてのコメントと、レースフォーマットがどうなるかについて聞かれた坂東代表は

 「この8月の暑さをどうするについてGTAの中で話し合っている。この暑さが継続すると想定するなら8月のレースそのものを見直し、F1並にチームのファクトリーや間にファクチャラー、タイヤメーカーのライン、パソコンも止めることも考えないといけない。オーガナイザーや自動車会議所のメンバー全員とも、8月の温暖化に対する体制見直しを真剣に課題としてやっていかなければならない」

 「ただ来年についてはJAFやFIAとの手続きが終わっている状態であるので、それを今から覆すのは難しいかもしれない。もし来年できなくても、その方向性はプロモーター、マニファクチャラー含めて認識をした上で、再来年度のカレンダーを決めていかないといけない」

 「我々もだがより多くのお客さんに集まっていただくにはこの炎天下での開催をどうするかを考えないといけない。夕方になれば気温が下がるわけでもないので、その辺も踏まえて、お客さんにとってどうするのが良いか考えないといけない」

 「これまではコストを考えて搬入を金曜日にし、日曜日にみんなが帰れるようにしてきたが、木曜に搬入し、金曜日に公式練習、土曜日に予選、日曜日に決勝とするなど、レースウィークの方法論についても真剣に議論していく」

 「レースフォーマットについては、開幕戦の岡山、コースの狭いSUGOそして最終戦のもてぎは300km。他のところは3時間、450kmか500kmというものをやる。あとは鈴鹿のレースはナイトレースも考える」

 と回答した。

 また先日の第4戦富士で実施されたスプリントレースについての見解を問われると、

 「現場は18時間稼働だったなどの声もあり、タイムスケジュールを見直す必要があることは認識している。金曜日に公式練習をして、土曜日一発の予選、レース1をやって、その結果がレース2のグリッドなど、いろんな組み方でお客さんに見せる時間帯を考えないといかんな、というふうに考えている」

 と、スプリントレースの実施は継続する方向性ではあるものの、今年のような公式練習、予選、決勝を二日繰り返す形は見直す可能性を示唆している。

 また質疑応答の中で来年の公式テスト、特に例年3月の最終週に予定されていた富士テストをどうするかについて質問があり、

 「来年も3月に2回実施することは変わらないが、月末にはF1日本グランプリが鈴鹿で開催されるので、そこは考慮する」

 とした上で

 「F1には26万人が来場すると聞く。その半分くらいは日本のファンなので、彼らにスーパーGTを知ってもらうにはどうするか、鈴鹿さんとも一緒に考えたい」

 との発言もでた。

 この鈴鹿大会は二日間で延べ48,000人が来場し、昨年の第3戦との対比でも動員増を達成している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

第5戦鈴鹿優勝記者会見 千代勝正「これはチーム全員で勝ち取った優勝」

GT500クラス 23号車MOTUL AUTECH Z(NISMO)

高星明誠(NISMO)

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した高星明誠(NISMO)

 「優勝できてすごく嬉しく思ってます。我々はシーズン序盤苦しんでいて、(サクセスウェイトが)軽い状況だっていうのはあるんですけど、その中でも優勝を励みに、今後はやっていきたいなというふうに思います」

 「僕のスティントは、今日のウォーマップからすごく速さがあるっていうのは、タイムから見て取れていました。その中でのスタートだったんですけど、ウォームアップはちょっときつかったのかなって印象あるんですけど、クルマはそこから追いつけていけるペースがあるっていうのは理解してて。どこかのタイミングで抜ける可能性はあったんですけど、ここで無理をしてもいいことがないなっていうふうに考えられていたんで、そこは抜けたら抜けたかったですけど、抜けなかったらピットだったり、後半スティントの千代さんに託していこうっていうふうに考えて走っていました」

 「我々今回勝ったのも、パフォーマンスが高かったというよりも、正直軽かったというのが大きい部分だと思っています。その中で次のSUGOも優勝、あるいは表彰台を取れるようになって、初めてパフォーマンスがあるというふうに思えると思うんで、次のSUGOは表彰台争いできる位置に実力でいけるように。今回の優勝に満足せずやっていけたらなと思っています」

千代勝正(NISMO)

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した千代勝正(NISMO)

 「レースも長かったんですけど、23号車に乗ってから勝てるまで非常に長かったなと思います。やっぱりうまくいかない時もたくさんあったんですけど、諦めずにチームが頑張ってくれて本当に良かったなと思います」

 「今日のレースに関しては、決め手は予選でまずフロントローになれたというところで、いいポジションからレースができました。あと、前半の高星選手の走りが非常に良くて、16号車に対して、本当に僅差でピットに飛び込めました。セーフティーカーのおかげで、ちょっと300のトラフィックの来るタイミングが変わったので、そこを狙いました。16号車も同じタイミングでピットに入りましたが。メカニックが一人病欠で、大事な左側のタイヤマンがいなかったんですけど、それをベテランのチーフの出口(裕介)メカニックに,現場で変わって、正直大丈夫かなと思ったんですけど、そんなブランクを感じさせないNISMOのお家芸のピットワークで、14号車の場に出たというところが、NISMOらしいレースができたと思いますし、アウトラップも自分なりにすごく頑張って、その後ピットインしてくるであろう3号車、あと14号車が来たのはちょっと意外だったんですけど、その前にも出れました。後半スティントは結構長くなるんで、タイヤをいたわりながらですけど、14号車が想定外に速くて、ちょっと楽ではなかったんですね。大嶋選手すごいいいペースで来てて、こっちもヒヤヒヤする場面になったんですけど、なんとか乗り切りました。これは全員で勝ち取った優勝だと思います。」

 「鈴鹿で勝ててぼーっとしてる間も無く、またSUGO、オーポリと続きますし、あまり休む暇はないので、23号車は。おっしゃるとおり、常に主役の一人でいなきゃいけないと思うので、そこはしっかりいい仕事できるようにしたいですし、よく考えたら23号車で初優勝だと思ったんですけど、ブリヂストンさんとも僕自身初優勝なので、 タイヤメーカーさんとも一緒に仕事させていただきながら、より良いタイヤを自分もうまく乗れるように努力して、残りの3レース、ドライバーとしてできる限りのことをやっていきたいなと思っております」

GT300クラス 7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(CARGUY MKS RACING)

ザック・オサリバン(CARGUY MKS RACING)

決勝記者会見: GT300クラスで優勝したザック・オサリバン(CARGUY MKS RACING)

 「このリザルトを非常に嬉しく思っています。今シーズンを振り返っても、クルマは常に速かったんですが、レースになると何か問題発生したりして、自分たちの速さを結果につなげることはなかなかできませんでしたが、今日はやっと、こうやって勝つことができたことは本当に素晴らしい。大変嬉しく思っております。」

 「僕のスティントについては、61号車にプレッシャーをかけるということが一番重要な役目だったと思います。(61号車の履く)ダンロップタイヤは後半の方でデグラデーションも出てくるだろうと、もうそこにプレッシャーをかける。はっきり言ってもう毎ラップ、毎ラップ予選みたいにずっとプッシュプッシュしてプレッシャーをかけ続けました。その後アンダーカットを狙ってピットインし、それもうまくいきました」

 「後半の利徠斗選手は素晴らしいレースをしてくれたと思います。60号車を追い越すことはとても難しかったとは思いますが、見事に本当にそれをやってのけて、自分のペースを最後まで崩さずに走ってくれました。感謝しております」

 「もちろんチャンピオンシップを獲得する可能性はあると思いますが、今はまだわかりません。これまで僕らは常にコンペティテブで、常にトップ5にいました。それは重要なことです。SUGO、オートポリス、もてぎ、どれも特徴の違うトラックですが、僕らはきっとうまくやれると思います。そのために毎週ベストを尽くして、その成果を見届けたいと思います。全てのチームが勝ちたいと思っているし、僕らも勝ちたいと思っています。一番の目標は最高の週末を過ごすこと。自分達が持っているコンディションの中で最高の週末を過ごし、それから最終的にどうなっているかを見ていきます」

小林利徠斗(CARGUY MKS RACING)

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した小林利徠斗(CARGUY MKS RACING)

 「まず優勝できたことは本当に貴重なことだと思います。ただ予選で速ければいいだけでもないですし、決勝はドライバー2人とも速くなければいけないですし、ピットワークも総合力の全てが良かった結果の優勝だと思いますので、本当に嬉しいですね。僕のスティントでは、まず無線が最後の最後まで聞こえなかったので、自分が今何番手を走っているかっていうところは正直把握しきれていなかったんですね。ただ、やるべきことは決まっていますし、まずなるべく安定して速く走ること、そしてもし前にクルマがいれば、一つでも前に出て帰ってくることだと思っていたので、そこに徹底して走り続けました。ペースは,後半までタイヤが減ったりしても、ある程度いいペースで走れていたんですけれども、まさか優勝もできているということは思ってもいなかったので、正直、帰ってきてからは驚きの方が大きかったですけど、本当にいいレースでした」

 「僕もザック選手と同じ部分もあるんですけど、今回勝てたということは非常に嬉しいとはいえ、クルマのトラブルも含めて、結果には響かなくても、いろいろまだ改善する点はあったり、ここからサクセスウェイトも増えたりとか、コースの状況も変われば、また課題も変わってくるでしょうから、その場面場面でしっかりベストを尽くしていきます」

決勝フォトセッション: 両クラスのウィナー

決勝フォトセッション: GT500クラスのウィナー

決勝フォトセッション: GT300クラスのウィナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Yoshinori OHNISHI
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第5戦鈴鹿決勝GT300クラス 7号車CARGUY Ferrari 296 GT3がぶっちぎりの初勝利

GT300クラスで優勝したCARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)

 スーパーGT「鈴鹿GT300キロレース」は24日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝を行い、GT300クラスは予選2位からスタートした7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)が優勝した。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日19,000人/決勝日29,000人/大会総入場者数48,000人)

 決勝は午後3時30分に三重県警白バイ先導のパレードラップが始まった。GT300クラスの参加は28台だったが、20号車シェイドレーシングGR86 GT(平中克幸/清水英志郎)がウォームアップ中の火災により出走を取りやめたため、27台が決勝に臨んだ。

 スタートは、ポールポジション61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の井口がトップで1コーナーへ向かう。2位に7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)のオサリバン、3位に5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(塩津佑介/木村偉織)の塩津、4位に60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)の河野、5位に777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)のファグ、6位に6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)の片山と上位陣は予選りの順位で始まった。

 61号車井口と7号車オサリバンは序盤から接近戦。4周目に500クラスのクラッシュでのセーフティーカーランを挟んで、18周目に7号車がピットインするまで0秒2~3差でのテールトゥノーズの争いを演じるが、井口も巧みに7号車を前に出さない。

 61号車井口が23周目にピットインし、山内に交代するもピット作業に時間を要し、先にピットインしドライバー交代していた60号車吉本、7号車小林、5号車木村、6号車メルヒにかわされ、実質5位まで後退してしまった。

 実質トップの60号車吉本と同2位の7号車小林は接近戦。少し離れて同3位には5号車木村が、同4位には6号車メルヒが、同5位には61号車山内がつける。

 26周目、61号車山内が6号車メルヒをかわして、実質4位に浮上。60号車吉本は7号車小林の攻勢に対して防戦一方だ。

 33周目にはデグナー立ち上がりでストップしたマシンがあり、フルコースイエロー(FCY)となる。FCYが解除されると、ついに35周目のスプーンで7号車小林が60号車吉本をパス。この時点ですべてのマシンがドライバー交代を行っていたため、名実ともにトップに立った。

 ここから7号車小林は2位以下より1秒前後速いラップタイムをたたき出し逃げる。2位に落ちた60号車吉本には5号車木村が接近してきた。4位には61号車山内が、5位には6号車メルヒが、6位には45号車PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/篠原拓朗)のケイが上がってきた。

 44周目、5位を走っていた6号車メルヒのタイヤがバックストレートでバースト。コース上に破片が散乱したため2度目のFCYとなる。

 FCYが解除されると、リスタートでの加速が上回った4位の61号車山内が5号車木村をパス。山内は3位に浮上することに成功する。

 レースはこのまま49周を回って終了。7号車小林は2位以下を15秒以上離すぶっちぎりでの優勝を飾った。2位には60号車吉本が、3位には61号車山内が、4位には5号車木村が、5位には45号車ケイが入った。6位には他車との接触で5秒加算のペナルティーをかされたものの4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)の谷口が入った。

 レース後の車検では、2位に入った60号車に最低重量違反のペナルティーが科され、失格。2位以下が繰り上がり、2位が61号車、3位が5号車、4位が45号車、5位が4号車となり、6位にはGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が入った。

 ドライバーラインキングでは、13位に入り3ポイントを加点した65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が64ポイントでトップのまま。2位につけていた777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が無得点で56.5ポイントにとどまったため得点差を広げた。3位には12位に入った2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)が52.5ポイントで、4位には4号車(谷口/片岡)が47.5ポイントでつけている。優勝した7号車(オサリバン/小林)が44.5ポイントで5位に浮上した。

 第6戦は、スポーツランドSUGOに舞台を移し、9月21日に決勝が行われる。

GT300クラスのスタートシーン

GT300クラス優勝はCARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)

GT300クラス決勝2位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

GT300クラス決勝3位はマッハ車検エアバスターMC86マッハ号(塩津佑介/木村偉織)

GT300クラス決勝4位はPONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/篠原拓朗)

GT300クラス決勝5位はGOODSMILE RACING & TeamUKYO(谷口信輝/片岡龍也)

GT300クラス決勝6位はGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)

GT300クラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Tags:
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