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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO決勝ドライバーコメント 優勝・田上蒼竜「あと一個取れるものなら取って、今年を終わりたい」

優勝:13号車:田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)1分29秒630

優勝した田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 「雨が怖かったです(笑)。フォーメーションラップでポツっときて「うわこのタイミング?」と思っていたのですけど、途中で(雨足が)強くなって来ちゃって、ちょうど馬の背あたりからめちゃくちゃ(水滴が)当たる量が多くなって、それで慎重に行ったけどそれでもけっこう滑ったので怖かったですけど、スリリングで楽しかったです(笑)。(これで二つめのタイトル?)いろんな方に応援してもらってここまでやって来られたので、あと一個(日本一決定戦)取れるものなら取って、今年を終わりたいと思います」

2位:81号車:内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

決勝2位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「(スタートで村田選手の前に出たが?)そこまではいい感じで、ヘアピン(第4コーナー)で田上選手のインを刺そうと思ったのですけど、刺す間がなくて、その後逃げられちゃう形で終わってしまいました。雨は全然問題なかったですが、雨降るのなら最初から降って欲しかったな、という感じはあります。(雨で田上選手のペースも落ちてた?)あのままだったらバトルになったかもしれないです。(後は最終戦と日本一決定戦?)このまま勝ち逃げされちゃったら悔しいので、頑張ります」

3位:37号車:大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

決勝3位の大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

 「雨が来て、その状況への対応方法が分からなくて、ペースも分からなくて、けっこう(後ろと)キツキツになっちゃったのですけど、無事でよかったです。(ファイナルラップに)最終コーナーから上がってきた瞬間に「よかったー」と思いました(笑)」

4位:15号車:齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

決勝4位の齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

 「雨降ってから前のアルビレックスの2台がかなり苦戦していて。うちのメカニックがひとネタ(マシンに)仕込んでおいてくれて、雨降りだしてからすごいいいクルマでドンピシャだったので、そのおかげでついて行けました。(最後のオーバーテイクは?)最終コーナーはとりあえずクラッシュしてもいいから前の2台にくっつけるように全開で踏んでいこうと思って、気合いれて踏んでいって、そしたらスリップうまいこと使えて、タナボタだったけど、よかったです。とりあえず頑張ってよかったです」

5位:35号車:磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)

決勝5位の磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

 「(大川選手とのバトルは?)いやー、向うの方が上手で一本勝ちです(笑)。ストレートで並ばれちゃって、なすすべなく、ブロックもできずで。その後最終ラップの最終コーナーで追いついたのですけど、後ろから齋藤選手が来ていて、それを全然見ていなくて、結局0.004秒差で巻き返されちゃったので、これはもう僕の負けです。(村田選手のスピンは目の前だった?)コーナー立ち上がったら向うが横向いていて「あ、これは3位だ、あと9周10周絶対(この順位を)カバーしてやるぞ」という気持ちで走っていたのですけれど、途中雨が降り出して、僕の経験不足で対処しきれないところがあったりして、カバーできませんでした」

6位:26号車:村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)

決勝6位の村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

 「(スタート直後のスピンは?)最初タイヤが暖まっていなくて、前に必死に追いついて行って、あそこ(レインボーコーナー)ってけっこう(路面が)ボコボコしていて、それでバランス崩しちゃったみたいで。アクセル思いきり踏んでいたので、そのままスピンしちゃいました。(雨のせいではない?)違いますね、ただもうタイヤが暖まっていなかったためだと思います。(その後は頑張って挽回していたが?)もうちょっとで(5位まで)行けたんですけど(スピン後の)再発進でミスして、ギアがニュートラルに入っちゃって、そこで1秒くらい無駄にしたのがもったいなかったな、と思います」

7位:79号車:安藤弘人(ZAPSPEED10VED)※ジェントルマンクラス優勝

決勝7位、ジェントルマンクラス優勝の安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

 「ぶっちぎりの最後尾です(苦笑)。途中で(雨が)降ってきて滑り出して、そのへんが難しかったですけれど、スピンもせずに完走できたので、よかったなと思っています。(後ろから村田選手が迫ってきたが?)抜かされないように頑張ったのですけれど、あっという間に抜かされちゃいました(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO決勝 田上蒼竜がポール・ツー・ウインでシリーズタイトルを獲得

優勝は田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第6戦決勝はスポーツランドSUGOで11月13日(日)に12周で開催され、ポールシッターの田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)がスタートから飛び出し一度もトップを譲らずに完勝、ファステストラップも獲得のグランドスラムでシリーズタイトルを獲得した。

 晩秋のスポーツランドSUGOは雲が多いもののこの時期の宮城県としては気温はやや高め。しかし天気予報では午後から一部で雨の予報が出ており、決勝に向けて各チームはレインタイヤも準備していた。午後1時45分のコースイン時刻まで雨は落ちて来ず、ポールポジションの田上を始めエントリーした7台すべてが予選で使ったスリックタイヤを装着してスターティンググリッドに並んだ。

 午前中の予選終了間際にSPコーナーでクラッシュした大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)もインターバルの間に曲がってしまったリヤウイングを修復、カウル内に入り込んだグラベルの清掃も終えて、4番グリッドについた。

 ここまでの5戦を終えてポイントリーダーの田上は優勝1回、2位3回、4位1回で77ポイント。ランキング2位の内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)は2位1回、3位3回、5位1回で59ポイント。シリーズタイトル争いは実質この2人に絞られている。

 午後2時フォーメーションラップ開始、午前に続いて風速6メートルの風があり路面温度はかなり低いようで、各車タイヤに熱をいれるべくウィービングを繰り返してグリッドに戻ると、レッドライトが消えてスタートした。

 ポールシッターの田上は無難なスタート。その後ろ3番グリッドから発進の内田は、予選後のコメントでの公約通りロケットスタートで2番手の村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)の左サイドから前に出ると、第1コーナー進入でアウトからインに切れ込む大外刈りでオーバーテイク、さらに田上のインを狙うが、ここは田上が抑える。後方では5番手スタートの磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)が4番手のチームメイト、大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)をスタートでかわして4位に浮上して第1コーナーに進入する。

 内田は続く第3コーナー~第4コーナーと田上のスキを窺うが、田上はじわじわと差をひろげ、逆に3位に落ちた村田が内田のテールに肉薄してS字からハイポイントコーナーを通過する。しかしここで村田は逆転を焦ったか、レインボーコーナー出口でリヤが出て単独スピン。再スタートしたものの最下位に落ちてしまう。

 オープニングラップを終えて田上は内田に1.715秒の差をつけてコントロールラインを通過。内田は第1コーナーで2位に上がったものの、各セクターで田上から遅れをとっている状態だ。以下3位磐上、4位大川、5位齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)、6位安藤弘人(ZAPSPEED10VED)と続き村田は安藤から13秒以上遅れているが、ペースを上げて順位挽回を図っている。

 2周目、田上はラップライム1分31秒438、対する内田は32秒811とこの周もギャップが拡大、3.088秒差となる。内田から2.844秒遅れて磐上、さらに1.886秒差で大川が続くが大川の背後には僅か0.563秒で齊藤がつけている。

 3周目、田上はさらにギャップを広げ内田に4.013秒差。一方3位争いは磐上のペースが上がらず大川、齋藤の接近を許し、大川0.727秒、齋藤まで1.29秒と差が詰まりつつある。

 4周目、田上はさらにペースを上げ、セクター1からセクター4までベストタイムを更新し1分30秒315を出す。内田も31秒414と自己ベストを更新してはいるが。田上とのギャップはひろがる一方だ。さらに田上は6周目に29秒970というこのレースのファステストラップを叩きだし、7.123秒までリードをひろげ独走状態。

 この頃から雨がポツポツとモニターでも確認できるようになり。馬の背コーナー辺りでは路面もうっすら濡れてきているように見える。

 スピンで最下位に落ちていた村田は前を行く安藤よりラップ3秒以上速いペースで追い上げにかかり、6周目の最終コーナーでテールにつけると登り勾配10%のメインストレートでオーバーテイク、6位に浮上する。

 同じころ磐上対大川のチームメイト同士の3位争いが緊張を増し、5周目0.605秒差から6周目には馬の背コーナーの進入でぐっと間合いを詰めて、0.295秒差とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過する。続く7周目のSPコーナー出口から110Rコーナーで大川が並びかけると並走で最終コーナーを立ち上がりコントロールライン手前でオーバーテイクを完了、3位の座を奪い取る。磐上は順位を奪い返すべく大川の背後につけるが、最終セクターでは大川のペースが明らかによく、ここで磐上を突き放すと0.930秒差で8周目を終了。

 雨足が強まり路面は目に見えて濡れてきていて、この為田上もペースダウン、9周目は1分40秒までラップタイムを落とす。しかし追う内田も同様で、僅かにギャップを削り取るが8.770秒の差。

 後方では表彰台を賭けた3位争いが続いており、0.6秒で続く大川対磐上の戦いに後方から追いついてきたのが齋藤で、雨の中誰よりも速いペースで走り、9周目に2.2秒あった磐上との差を10周目には0.9秒まで縮める。11周目を終えて大川~磐上は0.763秒差、さらに齋藤0.902秒差でファイナルラップに突入する。

決勝2位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 ファイナルラップ。雨で終盤ペースは落ちたものの、田上は手綱を緩めることなく走り続け、内田に11秒259と大差をつけて、チャンピオンの意味か指で「1」を示しながらチェッカードフラッグの下を通過。文句なしの優勝を飾った。2位は内田、スタートで順位を上げると田上を追おうとしたが、やや一方的な展開になってしまった。

決勝3位は大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

決勝4位は齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

決勝5位は磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

決勝6位は村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

決勝7位、ジェントルマンクラス優勝は安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

 最後までもつれた表彰台争いは、大川が逃げ切りに成功。0.344秒差でぎりぎり3位に滑り込む一方で、大川を追うことに集中していた磐上に対して雨の中好タイム連発で接近していた齋藤が最終コーナーで磐上をロックオンすると、ゴールに向けて登り勾配10%のストレートで並びかけて、僅か0.004秒と数センチのハナ差で磐上を出し抜き4位を獲得。磐上は5位に終わった。 オープニングラップでスピン、最下位に落ちた内田はそこから追い上げ6位フィニッシュ。レース中のベストタイムでは田上に次ぐ2番手だった。ジェントルマンクラスは今回1台だけの出場だったが、安藤は7位、クラス優勝となった。

 今回の優勝で田上はシリーズポイントを98点まで伸ばし、2位内田とは24点差となり、最終戦を待たずにもてぎ/SUGOシリーズのチャンピオンが決定。筑波/富士シリーズと合わせて2つのスーパーFJ地方シリーズチャンピオンに輝いた。

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ最終戦は12月4日にモビリティリゾートもてぎで開催される。チャンピオンは決したが、ランキング2位の内田以下「このままで終われない」選手は多い。彼らの戦いにも注目だ。

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2022/11/13) Final Race Weather:Cloudy-Rain Course:Dry-Wet
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
113田上 蒼竜AsカンパニーZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'38.368--
281内田 涼風群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'49.62711.25911.259
337大川 烈弥アルビB-AutoダイテルED
TOKYO R&D RD10V
1219'01.69823.33012.071
415齊藤 慈岳FER WILD LIFE KK-S2
MYST KK-S2
1219'02.04223.674 0.344
535磐上 隼斗アルビビヨンドGIA KKS ED
MYST KK-S
1219'02.04623.678 0.004
626村田 悠磨Vieureka ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1219'07.36528.997 5.319
779G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1219'22.57944.21115.214
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 13 田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED) 1'29.970 (6/12) 143.508 km/h
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第6戦SUGO公式予選ドライバーコメント 3位・内田涼風「前に出る事を意識して、がむしゃらに入っていくしかない」

ポールポジション:13号車:田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)1分29秒630

ポールポジションの田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 「(四脱の通知があったが?)最後の周ではないですけど自覚あります(笑)。でもベストタイムの周ではないのでたぶん大丈夫でしょう(結局ペナルティはなし)。ペースは昨日より全然あるのですけど、ただ4月のタイム(29秒0)に比べてタイムの上りが悪いなというのがあって。けっこう感触はよかったのですけれど、それにタイムが付いて来ていないなって感じがあって。ただ昨日も新品タイヤ履いた次のセッションがタイムよかったので、決勝はもう少しタイムを伸ばしていけるように、頑張りたいと思います」

予選2番手:26号車:村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)1分30秒421 トップと0.791秒差

予選2位の村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

 「(田上選手に差をつけられた?)そうですね。最後の周(の走り)をまとめられていれば…、自分のギアのミスがあってうまく立ち上がれなくて。前も詰まっていて、タイムがちょっと出づらい状況だったので、そこがクリアに取れていれば、もうちょっといけたのかな、と思います。今度からは予選の時にちゃんとタイム出す時には間隔を考えて走れれば、と思いました」

予選3番手:81号車:内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED))1分30秒894 トップと1.264秒差

予選3位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「最初スリップ(ストリーム)について行こうと思ったのですけど、思ったより離れちゃって。反省としては、村田選手が後ろにいる時にスリップ使わせちゃったことですかね。決勝に向けては、もう(勝ちに)行かないとヤバいので前に出るしかないですね。田上選手の前に出る事を意識して、がむしゃらに入っていくしかないかな、と思っています。スタートは得意なので、追いついている時に仕掛けないと、ちょっとまずいと思っています」

予選4番手:37号車:大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)1分31秒051 トップと1.421秒差

予選4位の大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

 「(クラッシュのダメージは?)アーム類は大丈夫でウイングが曲がったので、それだけ直せば決勝はおそらくいけるかなと。SPイン(コーナー)の出口で、アウト側の縁石にちょっと乗せすぎちゃって、ぎりぎりまで行っちゃいました。(タイム的には?)30秒台に入れたかったというのはありますけど、タイヤが暖め切れなくて、なかなか苦労しました。周回重ねてちょっとずつはよくなってはいったのですけど、その前にコースアウトしちゃったので。マシン直してもらって頑張ります」

予選5番手:35号車:磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)1分31秒691 トップと2.061秒差

予選5位の磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

 「(タイム的には満足?)この周の時けっこうもったいなくて、馬の背でタイヤロックしてしまって、10キロくらい遅いペースで曲がってしまって。それがなければもう少し速かったと思うので、そこが一番悔しいところです。(昨日の練習走行2回目でスピン~コースアウトしたがマシンにダメージはない?)ないです。ちょっとビビっちゃって心のダメージがあるくらいで(笑)」

予選6番手:15号車:齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)1分31秒970 トップと2.340秒差

予選6位の齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

 「前回のレース以降新品タイヤを使っていなくて、(SUGOの)走行も半年ぶりだったので。昨日のタイムは超えたから、まぁこんなものかな、と。完全に走り込みが足りていない感じです。(決勝に向けては?)トップの田上選手や内田選手の後ろでけっこう(走りを)見られたので、そこと、データを見ながらいろいろ考えて、頑張ろうかな、という感じです」

予選7番手:79号車:安藤弘人(ZAPSPEED10VED)1分33秒130 トップと3.500秒差

予選7位でジェントルマンクラスポールポジションの安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

 「目標は31秒台を狙っていたのですけど、昨日の練習からちょっと調子が悪くて。久しぶり(の走行)だったもので、ちょっと感覚が戻ってなかったです。ただ最後の方になってきて、一番最後(の周回)でベストが出てたので、もうちょっと走りたいな、というのが本音ですね(笑)。練習不足が原因かな、と思います。決勝はまずスタートを決めて、ひとつでもポジションを上げられるように、頑張りたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO公式予選 田上蒼竜が大差でポールポジション獲得

ポールポジションは田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第6戦公式予選はスポーツランドSUGOで11月13日(日)に開催され、ポイントリーダーの田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)が2番手に0.791秒の大差をつけてポールポジションを獲得、シリーズタイトル獲得に向けて好位置につけた。

 宮城県のスポーツランドSUGOは晩秋の装いで、敷地内の木々も紅葉、黄葉が目立つ。エントリー7台とやや寂しい状況だが、シリーズ参戦しているレギュラー勢は顔をそろえた。

 午前10時、15分間の予選開始。齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)を先頭に全車コースイン、気温17度でドライコンディション。この時期にしては暖かいが、風速7メートルの風がコントロールライン上で右から左に吹き肌寒く路面温度も低いままのようだ。そのためかウオームアップ中の馬の背コーナーの進入などでタイヤをロックさせるマシンが散見された。

 路面温度の低さゆえか各車前半はウオームアップを続け、残り時間8分あたりからタイムアタックが本格化、まずは田上が1分31秒811といち早く31秒台に入れトップに立つ。2番手にはポイントランキング2位の内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)で32秒756、3番手に田上のチームメイトの村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)が32秒771でつけている。

 4番手は大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)、5番手齋藤、6番手磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)、7番手に今回唯一のジェントルマンクラス、安藤弘人(ZAPSPEED10VED)という順。

 残り6分30秒、田上はベストタイムを1分31秒016まで短縮、内田、村田も31秒576、32秒163と自己ベストを更新しているが田上のトップはゆるがない。4番手大川に続く5番手に磐上がポジションを上げ、アルビレックス勢が並ぶ。齋藤は6番手にドロップ。

 残り5分。田上は第1~第3セクターで全体ベストベストタイムを更新して1分30秒410とし、村田も30秒754と30秒台に入れて2番手へ浮上、内田は31秒396の自己ベストタイムながら3番手へと後退する。

 田上はさらにタイムを削り30秒087、29秒台に迫り村田に0.667秒の差をつける。内田は31秒036で村田に0.282秒差。後方では齋藤が5番手とアルビレックス勢に割って入り磐上が6番手。

 残り2分、田上はついに1分30秒を切り29秒929。しかしこの周回、SPコーナー入口で走路外走行があったと判定され、周囲をヒヤリとさせるが、これは1回だけの四脱ということでおとがめはなし。

 残り30秒、村田は1分30秒421までタイムを詰めるが田上には届かない。

 15分間の予選が終了しチェッカードフラッグが振られるなか、田上は最後のタイムアタックを行い、29秒630までタイムを削り、2番手村田に対し0.791秒差とスーパーFJの予選としては大きなギャップを築いてポールポジションを獲得。ZAP SPEED勢がフロントロウを独占した。

 田上はポールシッターに与えられるシリーズポイント1点を獲得し、目標である2つ目のシリーズタイトル制覇に向けて地歩を固めた。

3番手内田も最後の周回で30秒894まで自己ベストを更新したが、田上には1.264秒の大差。ここで優勝しないとチャンピオンシップ逆転の芽が消えるだけに厳しい状況だ。

 4番手は31秒051の大川、残り30秒で再び5番手に浮上したチームメイト磐上とのセカンドロウ争いに勝つべくチェッカードフラッグ後の周回でもアタックを続けたが、勢いあまってSPコーナーでスピン、リヤからタイヤバリアにクラッシュしてしまう。それでも4番手の座は守った。大川自身に怪我はなく、マシンはリヤウイングが曲がってしまったが、修復可能で決勝は問題ないとのこと。磐上は5番手、齋藤6番手と3列目に並び、安藤が7番手になった。

予選2位は村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

予選3位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選4位は大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

予選5位は磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

予選6位は齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

予選7位でジェントルマンクラスポールポジションは安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

クラッシュする大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

 もてぎ/SUGOシリーズ第6戦決勝は午後2時スタート予定。田上がポール・ツー・ウインでシリーズタイトルに決着をつけてしまうのか、その背後からスタートの内田が逆転で最終戦まで持ち越させるのか。スタートに注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2022/11/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
113田上 蒼竜AsカンパニーZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.630--144.052
226村田 悠磨Vieureka ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.421 0.791 0.791142.792
381内田 涼風群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1'30.894 1.264 0.473142.049
437大川 烈弥アルビB-AutoダイテルED
TOKYO R&D RD10V
1'31.051 1.421 0.157141.804
535磐上 隼斗アルビビヨンドGIA KKS ED
MYST KK-S
1'31.691 2.061 0.640140.814
6*15齊藤 慈岳FER WILD LIFE KK-S2
MYST KK-S2
1'31.970 2.340 0.279140.387
7*79G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'33.130 3.500 1.160138.638
---- 以上基準タイム(130% - 1'57.410)予選通過 ----
  • CarNo. 15, 79は、黄旗区間を走行した周回のタイムを採用しない。
  • CarNo. 79は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4条d)(ピットレーン入り口のホワイトラインカット)により、訓戒のペナルティーを科した。
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Inter Proto Series

第5戦、第6戦富士 第5戦は野尻智紀が今季2勝目をマーク、第6戦ではクインタレッリが6年ぶりに勝利を飾る

 2022インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer第3大会が11月12日(土)・13日(日)に富士スピードウェイで開催。第5戦は#7 野尻智紀(J POINT)がポール・トゥ・ウィンを果たし、ウエットコンディションとなった第6戦は#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)が、実に6年ぶりとなる勝利を飾った。

 第2大会から約3週間のインターバルで開催された第3大会では、インタープロトクラスは11台がエントリー。第2大会で初参戦した表参道メディカルクリニックが2台体制となり、新たに加わった27号車のプロクラスには、現在SUPER GT とスーパーフォーミュラで活躍するジュリアーノ・アレジが抜てきされた。

 22日(土)に晴天のもとで行われた公式予選では、ベストポジションでタイムアタックをしようと、前回以上に激しい駆け引きが行われ、最終的にトップ7台が0.4秒以内にひしめく大接戦となったが、そこで1分44秒357を記録した野尻が、2019年第2大会以来となるポールポジションを獲得した。

 23日(日)は一転して曇り空となり、非常に強い風が吹き荒れるなかで、第5戦が9周で争われた。スタート直後のTGRコーナーでは、いきなり4台が横並びで進入し、後方ではスピンする車両も続出するなど、波乱の幕開けに。ポールポジションの野尻がトップを死守すると、2番手に第2大会を終えてランキング首位につける#32 坪井翔(NETZ NOVEL MIE)が続き、そこに#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)、#44 山下健太(NAVUL)が追いついての四つ巴のトップ争いとなった。終始、追われる展開となった野尻だが、一度もトップを譲ることなく9周を走りきり、今シーズン2勝目を挙げた。2位には坪井、3位には阪口が入った。

 第5戦の到着順でグリッドに再整列し、第6戦のスタート準備に移っていくが、第5戦を6位で終えたクインタレッリがピットインし、ウエットタイヤに交換。この時点で上空には黒い雲が接近してきており、今にも雨が降ってきそうな状況だったが、いち早くタイヤを交換するという決断を下した。

 第6戦のフォーメーションラップが始まる頃には雨が降り始め、スタートを切る手前のところで、トップの野尻をはじめ数台がピットイン。坪井、山下、#37 福住仁嶺(キーパー号)がスリックタイヤのままでレース続行を決断し、第6戦がスタートした。

 インターバルの間にタイヤ交換を済ませていたクインタレッリのペースが圧倒的に良く、1周目でトップに浮上。そのまま後続を一気に引き離し、独走状態となる。最終的に2番手以下に対して40秒もの大差をつけ、2016年の第8戦(第4大会)以来、実に6年ぶりとなる優勝を飾った。2位にはスリックタイヤで粘った福住が入り、3位も同じく雨のなかをスリックタイヤで走りきった坪井が入った。

 注目のポイントランキングでは、目まぐるしく変わる天候の中で、両レースとも上位フィニッシュを果たした坪井が、87ポイントに伸ばし首位をキープ。第5戦を制した野尻が68ポイントで2番手に上がり、阪口が65ポイントで3番手となっている。なお、12月11日(土)・12日(日)に行われる最終第4大会は、獲得できるポイントが1.5倍となる。

 SUPRA GT4クラスとCCS-Rクラスは2レースとも接戦の展開となったが、SUPRA GT4クラスでは#45 片岡龍也(NTP SUPRA)が2連勝を飾り、CCS-Rクラスは、#39 堤優威(P.MU RACING CCS-R)が2大会連続で2連勝を飾った。

IPS第5戦優勝:野尻智紀(J POINT)
 「第1レースに関しては、けっこう風も強く、ところどころでミスをしてしまうところもありましたが、なんとかトップを守りきれてよかったです。第1レースでのクルマの状況と、これからの天候のことも加味して、第2レースの最初でタイヤを交換しました。あわよくば坪井選手も同じ作戦をとってくれたらいいなと思ったのですが、彼はそのままコースに留まる選択をしたので、残念ながら彼のほうが第2レースの順位が上になりました。そこは残念なところですけど、こればっかりは仕方ないかなと思いますし、雨の量など、もう少し展開が違っていれば……というタラレバはありますが、『こういうこともあるよな』と感じたレースでした」
IPS第6戦優勝:ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)
 「タイヤ交換のタイミングは完全に僕の判断でした。朝から天気予報も細かくチェックしていましたし、だいたい富士スピードウェイではBコーナー(ダンロップコーナー)あたりから雨が来るので、上空の雨雲を見て判断しました。結果的に、それがうまくいって良かったです。インタープロトで勝つのは本当に久しぶりなので、とても嬉しいです。最終大会はポイントも1.5倍で逆転のチャンスはあるし、この勝利でチームのモチベーションも上がると思うので、またしっかりと準備していきたいです。昨年亡くなられた東名スポーツの中野社長にも、やっと良い報告ができます」
株式会社インタープロトモータースポーツ
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KYOJO CUP

第3戦富士 5年ぶりにコースレコードを塗り替えた翁長実希が3戦連続ポール・トゥ・ウィン

 2022年のKYOJO CUP第3戦が11月13日(日)に富士スピードウェイで開催され、#37 翁長実希(KeePer VITA)が、3戦連続のポール・トゥ・ウィンを果たした。

 第2戦から3週間のインターバルで開催となった第3戦は19台で予選・決勝が争われた。

 13日(日)午前8時40分より行われた公式予選で、他を圧倒する走りをみせたのは、開幕2連勝中の翁長。今回は12日(土)に開催されたFCR-VITAにもエントリーしているほか、併催されているインタープロトシリーズPOWERED BY KeePerのジェントルマンレースにもエントリーしており、ハードなスケジュールをこなしていたが、疲れを全く感じさせない走りで、セッション序盤から1分59秒台のタイムを連発し、最終的には1分59秒069をマーク。2018年第4戦に小山美姫が樹立したコースレコード(1分59秒610)を5年ぶりに塗り替え、3戦連続のポールポジションを獲得した。

 12周で争われた決勝レースでは、しっかりとスタートを決めてトップでTGRコーナーを通過した翁長は、これまでと同じように後続との差を広げにかかる。これに対し、2番手スタートの#109 三浦愛(KYOJO TOKEN DREAM VITA)は、3番手スタートの#86 永井歩夢(Dr.DRY VITA)の先行を許しひとつポジションを落とすが、3周目に2番手を取り戻すとトップの翁長を追いかけていった。一進一退の攻防戦となったレース中盤だが、翁長は1分59秒台のタイムを刻み、7周目には2.3秒までリードを広げた。 後続でも手に汗握るバトルが多数展開される中、今回7番手からスタートした#38 猪爪杏奈(LHG Racing YLT VITA)が前のマシンを次々と追い抜き、3番手までポジションを上げてトップ2台を追いかけた。

 三浦、猪爪の追い上げにも期待がかかったが、最終的に翁長がスタートから一度もトップを譲らず、開幕3連勝を飾るトップチェッカーを受けた。2位には三浦、3位には猪爪が入った。今シーズンは、開幕戦から予選ポールポジション、決勝でのファステストラップ、優勝と獲得可能な最大ポイントを稼ぎ続けている翁長。合計で69ポイントまで伸ばし、悲願のチャンピオン獲得に王手をかけた。

第3戦優勝:翁長実希(KeePer VITA)
 「予選ではコースレコードのタイムを記録できましたが、個人的には1分58秒台を狙っていたので、あと0.069秒届きませんでした。そこは自分の至らなさだと思うので、満足はしていません。次戦の予選では58秒台に挑戦できればなと思います。決勝では風がかなり強くて、インフィールドでのアドバンテージがなくなり、これまでの私の富士での戦い方とは真逆な感じになりました。風量も走るたびに風の状況が変わっていて、ちょっと難しいなと感じたレースでした。(次回大会に向けて)私は、比較的冬場だったり、後半戦の方が得意なので、あまりプレッシャーは感じずに今まで通り行こうと思います。クルマも仕上がってきているので、とにかくクルマを速く走らせることに集中していけば、結果はついてくるかなと思っています」
株式会社インタープロトモータースポーツ
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SUPER GT

第8戦もてぎ アルナージュレーシング、完走ポイント3を獲得(Arnage)

 SUPER GT Rd.8は、11月5日〜6日にツインリンクもてぎで開催された「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」。

 前戦オートポリスからは一ヶ月以上のインターバルとなる最終戦に向けて、ガレージでは、入念なメンテナンスが行われた。ドライブシャフトのO/Hはもちろん、もてぎ用にギアレシオを交換。更に、給油口を元の位置に戻す作業も行われた。

 また、オートポリスで、パワーステアリングシステムに熱によるアラームが点灯したため、パワステポンプを冷却するためのダクトを更に追加する改造も行われた。

 週間天気は晴天が続き、朝夕の冷え込みは厳しいものの、日中20度前後の過ごしやすい気候が予想されていた。

 Arnage Racingは、2年ぶりとなるもてぎ開催の最終戦で、完走ポイント3を獲得して有終の美を飾りたいところである。

<11/5 公式練習〜予選>

 公式練習、公式予選の行われる土曜日は、早朝より真っ青に晴れ渡った空に太陽が眩しい、気持ちの良いドライコンディション。

 9時35分からの公式練習では、タイヤテストに重点を置いて走行が行われた。Arnage Racingは、もてぎラウンドのためにソフト目とハード目のタイヤを持ち込んでいた。まず阪口選手がハード目のタイヤを装着してコースインし、フィーリングを確かめたが、大きな問題はなく、バランスも良かった。しかし、ブレーキング時フロントのダイブが大きく、ターンインの姿勢が良くないとのマイナス評価もあったため、チームは続いてソフト目のタイヤテストに移った。それと同時に、ターンインの姿勢を改善すべくダンパーのセット変更も行なって、阪口選手にフィーリングを確認させた。ソフト目タイヤはグリップ感には優っていたが、セット変更のせいか、今度はアンダーオーバーの症状が出てリアが不安定になり、コーナーでのバランスが崩れるようになってしまった。

 この変調の原因をタイヤによるものか、セット変更によるものなのか特定するため、チームはマシンを何度かピットインさせて調整を試みた。その結果、現状セットにおいてはハード目タイヤを選択する方がベターのようにも思われた。

 しかし、ハード目のタイヤは、非常に温まりが悪く、タイヤ攻撃性の低いMC86には温めきれないことが懸念され、また、四輪タイヤ交換が義務となっている最終戦の決勝を戦うには、少しでもグリップの高いソフト目のタイヤをチョイスした方が得策なのではないかと考えたチームは、ドライバーも含めた全体で協議、決勝用のタイヤをソフト目タイヤと定めセットを煮詰めて行く方向性を取ることにした。

 そこでチームは、FCY訓練の時間になる前に、もう少しフロントが入るように車高とダンパーにセット変更を投入した。初期の入りは改善されたものの中間で再びアンダー傾向が出ることがわかったが、セットを決め切る前にタイムリミットとなってしまい、セットの完成は予選後までお預けとなってしまった。

 一方、チームは第3戦鈴鹿大会以来のレースとなる山下選手の慣熟走行にも力を入れた。初めはペースを掴むのに苦心していた山下選手だったが、ラップを重ねるうち、フィーリングを取り戻し、セット変更によるマシンの変化にも順応して、タイムを上げていった。

 14時20分、ドライコンディションが続く中、予選が行われた。Arnage Racingは、Rd.8もてぎのQ1をB組から出走することになっており、今大会も、阪口選手がQ2進出を賭けてコースイン。気温17度、路面温度27度と、午前中の公式練習時に比べると少しコンディションは良くなっている。阪口選手は根気よくタイヤに熱を入れ、タイミングを計っていたが、なかなかタイヤを温め切ることができない。5Lap目に1'47.246をマークしたものの、時間いっぱいとなってしまい、惜しくも山下選手にQ2へのバトンを繋ぐことはできなかった。

 Arnage Racingは、翌日の決勝を23番手から追い上げることとなった。

 予選後のメンテナンスの時間、チームはQ1前に完成させられなかった追加のセット変更をおこなった。更にフロントが入るように、車高とパッカーの調整を行った。そして、最終戦に有終の美を飾れるよう、メンテナンスに勤しんだ。

<11/6 決勝>

 翌日曜日も、雲ひとつない快晴に恵まれ、絶好のレース観戦日和となった。決勝前の20分間のウォームアップ走行で、阪口選手が5Lap、山下選手が4Lap、それぞれ走行し、セット変更後のフィーリングを確認した。しかし、まだフロントの入りが足りないことがわかったため、チームは決勝までのわずかな時間にウイングの調整を行い、更に車高も調整して、決勝に備えた。

 定刻13時、2周のフォーメーションラップの後、いよいよ最終戦もてぎラウンドの火蓋が切って落とされた。

 スタートドライバーを任された山下選手が、23番手から追い上げを開始。気温18度、路面温度31度と、コンディションは良好で、山下選手は少しポジションを落としながらも、慎重にラップを刻んでいた。

 ところが8Lap目に起こった多重クラッシュのために、FCYからセーフティーカーが導入された。そして並び替えをして走行しているうち、更にメインストレートで300クラスのライバルマシン同士が激しく接触する大きなアクシデントが発生。すぐ後ろを走行していた山下選手も、危うく巻き添えになるところだったが、辛くも潜り抜けることができた。しかし、レースはセフティカーに先導され、更に6周にわたって走行する事態となった。

 チームは山下選手のスティントをミニマムの18周に想定していたため、セーフティカー後、即座にピットインできるようメカニックが準備を進めていた。そして、21Lap目、レース再開、ピットレーンOPENと同時に、チームは15番手を走行していた山下選手をピットに呼び戻した。

 最終戦茂木ではドライバー交替時にタイヤ4輪交換が義務とされている。山下選手から阪口選手にドライバー交替を済ませた後、チームは正確な作業でタイヤを全輪交換し、23番手で阪口選手をコースに送り出した。

 阪口選手は26Lap目に決勝ベストとなる1'48.912をマークするなど、快調な走りを見せる。早々のピットインが功を奏し、全車がピット作業を終了した時点で17番手にまで浮上、その後も阪口選手は、着実にレースペースを築いていく。決勝前に投入したセットアップは効果を発揮し、阪口選手は1分50秒から51秒台前半の粒の揃ったタイムで、淡々とレースを続けた。レースの終盤になって、タイヤの熱ダレでペースを落とすライバルマシンを尻目に、阪口選手は冷静な走行でポジションをキープし続け、16番手でチェッカーを受けた。

 Arnage Racingは、最終戦にしてようやく目標としていた完走ポイント3を獲得することができ、2022のシリーズを終えることができた。

<一年を振り返って>

 コロナ禍となって3シーズン目となる2022年のシーズンは、感染拡大の中でも予定通りスケジュールをこなすことができ、制限がありつつもピットにお客様をお迎えして、少しずつ平常開催に近づいていく兆しを感じることのできるシーズンでもありました。そんな中で、いつも温かくチームを見守り応援してくださるスポンサーの皆さま、ファンの皆様のエールを常に背中に感じながら、Arnage Racingは今年もシーズンを戦い抜くことができました。チーム一同心より感謝致します。

 チーム結成から10年目、2022年のArnage Racingは、Mercedes AMG GT3からMC86にマシンをスイッチ。また、アネスト岩田様というチーム史上最強のスポンサー様の後ろ盾を得て、シーズンを戦うことができました。これまで以上にハイレベルな戦いが繰り広げられるSUPER GTにあって、Arnage Racingは、初めて取り組むマザーシャシーのMC86の特性を捉えることが難しく、シーズン前半はセットアップに苦心するレースが続きました。しかし、後半戦になり、ようやくセットアップの方向性が見えて、Rd.4富士では7位入賞と、願ってもない好成績を残すことができました。浮き沈みの激しいシーズンではありましたが、無事にシーズンを終えることができたのは、スポンサー様、MC86に関わってくださる多くのメーカー様、そして今シーズン共に戦ってくれた4人のドライバーの頑張りの賜物です。

☆Arnage Racing SUPER GT2022年シリーズの戦績

Round 14/16~4/17岡山国際サーキット16位完走
Round 25/3~5/4富士スピードウェイ25位完走
Round 35/28~5/29鈴鹿サーキット20位完走
Round 48/6~8/7富士スピードウェイ7位入賞
Round 58/27~8/28鈴鹿サーキット23位完走
Round 6 9/17~9/18スポーツランド菅生22位完走
Round 710/1〜10/2オートポリス21位完走
Round 811/5〜11/6ツインリンクもてぎ16位完走
Arnage Racing
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SUPER GT

第8戦もてぎGTA定例会見 「エキゾーストノートをこれからも」 GTAが環境対応ロードマップを発表

GT500クラスのスタートシーン

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は11月6日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで定例会見を行い、スーパーGTシリーズにおける環境対応ロードマップを発表した。

 "SUPER GT Green Project 2030"と名付けられたこのロードマップは、2030年までにシリーズ全体でのCO2排出量を半減させることを目標に様々な取り組みをこなうというものだ。

 これを実現するために参戦自動車メーカー、タイヤメーカー、エントラントと日本自動車連盟(JAF)、各レースのオーガナイザーが歩調を合わせてシリーズ全体のカーボンニュートラル化を推進する。ここでの排出量の算出と効果の測定にあたっては、JAFカーボンニュートラル分科会と連携し、モータースポーツ界におけるCO2排出量の算定方法を確立する。

 そのため、来シーズンからはカーボンニュートラルフューエル(CNF)を導入し、持ち込みタイヤのセット数を段階的に削減、タイヤをはじめとする部品のロングライフ化やさらなる燃費向上技術の開発促進に取り組む。

 また来場するモータースポーツファンの協力も仰ぎ、サーキット内のゴミ削減やプラスチックごみの再利用促進などを目指すほか、サーキットの周辺自治体との環境対応連携などを通じて地域社会と共生可能なモータースポーツイベントを実現する。

 こうした取り組みの進捗と結果を広く社会に周知し、モータースポーツファンのみならず幅広い層の理解を得ることにより、可能な限り長期間にわたり内燃機関車両やハイブリッド車による「音があるレース」を世界各国で開催するための環境づくりを推進していく。

 2023年からは化石燃料の不使用を目的とし、非食品バイオマス由来のCNFをハルターマン・カーレス・ジャパンから購入し、参加全チームに供給する。

 このため7日には最終戦を終えたばかりのもてぎで公式テストを実施し、そこで各チームがこの燃料を使用して現行車両を走らせ、従来のハイオクガソリンとの比較を行った。

 GTAは最終的にはこれを水素から製造するe-fuelに切り替えていく方針で、このe-fuelの国産化を早期に実現するため、各種技術協力に取り組んでいき、2027年からはこの国産e-fuelでレースを行っていくという。

 タイヤの持ち込みセット数については2023年シーズンは300kmレースにおいてドライ5セット、ウェット6セットまでとする。これは従来よりも1セットずつ少ない本数だ。さらに2024年からはドライ4セット、ウェット5セットとする。これにより、タイヤの製造段階と輸送時に排出されるCO2を削減していく。

 GT500車両についても、2024年から導入される新型車両において各種燃費向上技術の開発を促進するほか、2027年から導入される新型車両においてはHEVなどの電動化技術の採用を検討する。採用する場合、ハイブリッドシステムは各メーカーの開発領域とせず、IMSAやWECに導入されるLMDh車両のように共通部品として供給される予定だ。

 これらの取り組みを通じ、スーパーGTは2030年中にシリーズ全体のCO2排出量の半減を目指していく。「音があるレース」をこれからも続けていくために。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

2022年シリーズチャンピオン会見 平峰一貴「僕を使ってくれたニッサン、ニスモ、星野監督に本当に感謝している」

GT500クラスドライバーズチャンピオン 平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)

 「チャンピオンを取ることができて本当に嬉しく思います。これから数週間をかけて実感が湧いてくると思うんですけど。インパルに入って3年目を迎えますが、チャンピオンを取りたいけどなかなか取れないシーズンが続いていました。毎年チームメイトも違ったりで、今年バゲットさんが入ってくれて、凄く僕を奮い立たせてくれるというか、たくさん学ぶことができて嬉しく思います。今日のスタートを見ていても本当に強いなと思いました。19号車や17号車とバトルする場面がありましたが、本当にギリギリの戦いを見せてくれて、それでも生き残ってポジションを死守してくれて、僕に渡してくれました。本当にすごいドライバーだなと思っているし、今日も思いました」

 「僕のセカンドスティントは40ラップくらい行くからと前日から聞いていましたが、まあ長かったです。人生でこんなに長い40ラップはないなと思うぐらいでした。ただ僕の中では今回戦っているのは17号車と3号車だなと思っていましたし、後ろから17号車と3号車が来ているのは聞いていましたが、最後に1ミリでも前にいれば僕らがチャンピオンだと思っていたんで、とにかく強い気持ちを持って、最後まで戦い抜くぞ、ということを意識して戦っていました」

 「チェッカーを受けて、また勝手に涙が出てきました。ここまでに自分が挫折した一年が何年か前にありましたが、そこから這い上がってくるまでに僕を支えてくれた、いろんな人たちの顔が浮かび上がってきて、本当に感謝感謝です。そして僕を使ってくれたニッサン、ニスモさんと星野監督に本当に感謝しています」

GT500クラスドライバーズチャンピオン ベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)

 「みんなに感謝したいし、最高の気分です。僕はスーパーGTに参戦して9年になります。最初は苦戦したし、ホンダに乗っている頃はたくさん勉強もさせてもらいました。今年はニッサンとインパルさんが快く迎えてくれましたが、才能ある方々が揃っている素晴らしいチームです。クルマも凄くいいし、星野監督のことは以前から尊敬していました。今年は本当に最高の一年になりました。ブリヂストンやチームのおかげで夢のようなシーズンになりました」

 「今日のレースを振り返ると、本当にタフな1日でした。2番手からのスタートで、いつもは前ばかりを気にして走っていますが、今日はチャンピオンシップを意識して、後ろの3号車や17号車の動きを気にしながら走っていました。19号車との戦いもあり、接触もありましたがなんとか戦い続けることができました。僕らの方が速かったんですけど、なかなか追い越すことができませんでした。セーフティーカーが入った時も、タイヤカスを拾ってしまって、それがなかなか落ちてくれなくて焦りました。17号車にもヘアピンで抜かれましたが、すぐに抜き返してピットに戻ることができました。ピット作業は素晴らしかったし、その後はチームメイトが40ラップも2位を保って走ってくれました。プレッシャーの中で素晴らしい走りを見せてくれました」

GT500クラスチームチャンピオン 星野一義監督(TEAM IMPUL)

 「どうもありがとうございます。周りの人たちから『27年ぶりだよ』と言われて、そんなに前だったのかな、と。ブリヂストンのタイヤ開発の方々にも大勢来ていただいていて、何年もチャンピオンを取れなくて申し訳ない思いでした」

 「今日はドライバーにはプレッシャーを与えないように、頑張れとも言わずに普通に送り出しました。ドライバーを信頼しているし、マシンもいいし、タイヤの摩耗もきちんとチェックしていたので、全然心配ありませんでした。スタートをバゲットにして、セカンドを平峰くんにしました。両方とも特徴があり、ほとんど絡んでなくて、すごくいいドライバーです。今日はパーフェクトなドライビングで感謝しています。スタッフも毎回トップレベルのピット作業をしているし、高橋(紳一郎工場長)をはじめとするスタッフの力、大駅(俊臣チーフエンジニア)も、(星野)一樹もすごく成長しているんで。成長していないのは僕ぐらいです。もう来年から僕は自宅にいて報告だけ聞いていようかな、と思うぐらいスタッフは育っています」

GT300クラスドライバーズチャンピオン 藤波清斗(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)

 「今シーズンは開幕戦から優勝できて、そこからいきなり60kg積んで、その後も1ポイント3kgということでウェイトが増えていく一方でした。フラストレーションが溜まることもありましたが、その中でもヨコハマタイヤさんをはじめ、チームの皆さんや近藤監督も条件の厳しい中すごく必死に取り組んでくださって、ドライバーとしてこれは絶対結果を出さなきゃな、という気持ちにさせていただきました」

 「ずっとシリーズトップできてたんで、このまま最後までトップでいられたらな、と思っていたんですが、予選でスバルさんのクラッシュを見た時に、自分達もいつこういうことが起きてもおかしくないんだな、と感じて、気を引き締めて決勝に臨みました。スタートは順調に行って、JPさんにバトンを渡しましたが、まさかね、今までタイヤが取れたことなんかなかったんですけど、ここで? っていうところでアクシデントがあって、戦線離脱かなあなんて思って部屋に戻ったんですけど、あと20周ちょいあったんで、最後までしっかり見届けたいなと思ってピットに戻って、神頼みじゃないんですけど、祈っていました」

 「一緒に頑張っていたヨコハマ勢が素晴らしいポテンシャルで追い上げてくれて、助けていただいた形で、なんとか奇跡のチャンピオンを取り戻すことができました。タイヤが取れた時にJPさんが必死で戻ってきてくれて、スタッフさんもスムーズに新しいタイヤをつけてくれてコースインできたので、ちょっとしたことかもしれないけど、そういう力が最後にもう一回チャンピオンを取り戻せたのかなと思います。チャンピオンを取り戻せて嬉しいですし、近藤監督をはじめJP選手やエンジニアの米林(慎一)さんやチームの皆さんに本当に感謝しています」

GT300クラスドライバーズチャンピオン ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)

 「今日を振り返ると、ジェットコースターみたいに上がったり下がったりの盛りだくさんなレースだったと思います。自分達の手に負えないこともありましたが、あそこでSCでも出ないかな、何かチャンスがあるのかな、などと願いながら、それを信じて頑張りましたが、最後の20周くらいは無線でのコミニュケーションもなくなり、僕は自分のレースに集中して最後まで頑張ろうという気持ちで走っていました。最後に無線で『20位だったよ』と言われて、ああそうか、と思って3秒くらい経ったところで『僕らがチャンピオンだよ』と言われて非常に驚きましたし、どういうリアクションを取れば分からなくなって、泣きました」

 「非常に強いシーズンだったと思います。僕らはチャンピオンシップを獲得するためにベストを尽くしていました。今日はこんなことが起きましたが、それでも僕らを守る空の星があって、そのおかげで僕らは2年ぶりにチャンピオンを獲得できたのだと、嬉しく思います」

GT300クラスチームチャンピオン 近藤真彦監督(KONDO RACING)

 「昨日の予選でスバルがクラッシュしましたが、それを見ても全然喜べませんでした。2.5ポイント差しかなかったんですけど、スバルの前でゴールすれば僕らがチャンピオンだと思っていたし、2020年にチャンピオンをとって、2021年に2位になったこの二人のドライバーがいれば、絶対チャンピオンになれると思っていたんで、ライバル勢のクラッシュは本当に残念だなと思っていました」

 「その時にも『明日は我が身だな』みたいなことを実は思っていたんですが、決勝で本当にとんでもないことが起きてしまいました。そこで一度は部屋に戻って『これもレースかな』なんていろんなことを考えていたんですが、またピットに戻ってきたら、今度は一緒に開発を頑張ってきたヨコハマ勢の300が、よそのメーカーの300をグイグイ抜いてきて、自分達のポイントを少しずつ上げてってくれて、それでチャンピオンまで導いてくれたので、やっぱりレースは自分達だけでやっていないな、ということを強く感じました。レースの魅力というものを改めて肌で感じました」

 「今のGT300でチャンピオンを取ることは、GT500と同等か或いはそれ以上に難しいことだと思います。ライバルもたくさんいますしね。でもこの二人のドライバーが頑張って、チームも頑張って、ヨコハマタイヤも頑張ってくれているので、来年もチャンピオンを目指して、GT500でも星野監督のようにチャンピオンを目指していきたいと思います。今年一年本当にありがとうございました」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第8戦もてぎ優勝会見 山本尚貴「チーム国光とHRCの力を出し切れたレースになった」

GT500クラス優勝 No. 100 STANLEY NSX-GT

牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

 「自分のスティントはすごく順調にいってましたが、SCが入ってギャップがなくなってしまいました。それでもペース良く走ることができて、スーパーGTに出るようになってから一番気持ち良く走ることができたスティントでした。僕はすごく気持ち良く走らせてもらったんで、尚貴さんにはちょっと迷惑をかけてしまいました」

 「あっという間のシーズンだったなと思います。チーム国光に移籍して3年目のシーズンで、今年に関しては中盤戦でかなり苦労してしまいましたが、そこからチームの強さで巻き返すことができました。チャンピオンは取れませんでしたが、最終戦を勝って締めくくることができたので、来年にもつながると思いますし、来年タイトルを取り返せるように明日から頑張ります」

山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

 「まずはタイトルを獲得されたチームインパルと二人のドライバーに祝福を贈りたいと思います。僕たちは勝つことを一番に考えてレースを行いましたが、前半の牧野選手が素晴らしい走りでぶっちぎってくれて、このままピットに入ればチームも余裕を持って作業できるし、僕も少しでも楽に戦えるなと思ったんですが、大きいアクシデントがあって、ドライバーがみんな無事だったのは良かったんですけど、水を差された感じはありました」

 「課題だったウォームアップも非常に良かったですし、そこからは後続を見ながらの走りになりましたが、燃料が予定していた量まで入り切っていなかったようで、足りないかもしれないと無線で言われ、そこからほぼほぼリフト・アンド・コーストしながら燃費走行に徹していました。そうすることによって後続に差を詰められたり、ペースを落とすことでタイヤのコンディションが悪くなるので、そこは緩急をつけて、自分の経験を活かしながらなんとしてでも勝って締めくくれるようにと、そういう思いで走りました。タイトルは取れませんでしたが、チーム国光とHRCの力を出し切れたレースになったかなと思います。牧野選手にも感謝していますし、チームとしても最高の締めくくりができたと思います」

 「ここ数年ずっとチーム国光はタイトル争いを繰り広げていて、今年もチャンピオンは逃したものの、ランキングでトップ3で終わることができたので、また今年も強さを証明することができたと思います。そんなチームで走ることができて幸せに思います。来年もこのチームで牧野選手と戦うことができれば、来シーズンこそはタイトルを取り返して国光さんにいい報告をできればと思いますね」

GT300クラス優勝 No. 55 ARTA NSX GT3

木村偉織(ARTA)

 「初めてのポールスタートで緊張しっぱなしでした。本当は1位で逃げ切りたかったんですが、難しくて。でもやれるだけやりきって武藤さんに渡したので、後は祈るだけでした」

 「ARTAというチームで乗せてもらえると聞いた時は、すごく嬉しかったと同時に責任を感じていました。前半戦は全然うまくいかなくて、後半戦もトラブルもあったり、自分自身の弱さもあったりしましたが、最後の最後にいい仕事ができ、チームともいい関係やコミニュケーションができ、勉強の一年でした。GTもすごくたくさんのファンが来てくれるレースで、そこに参加できてみんなにパワーをあgwられる存在にちょっとでも慣れたら嬉しいと思っています。来年もシートがあれば引き続き頑張っていきたいです」

武藤英紀(ARTA)

 「木村選手が後ろとのギャップを築いてくれたので、僕はアウトラップから落ち着いてレースを築いていけたかな、と思います。ただ想像以上に路面温度に対して選んだタイヤが柔らかかったので、後半はペースを維持するのが厳しかったです。それでもチームとコミニュケーションを取りながら、マージンを生かして優勝することができました」

 「またGT300にARTAで走れる、木村選手と一緒にということで、楽しみにしていたシーズンでした。途中トラブルもあったりして、完走できないみたいなレースがずっと続いていましたが、最後に優勝で終われて本当に良かったなと思います。GT300はいろんな自動車メーカーが鎬を削って争うということで、GT500とは違う難しさがあるなと思いました」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第8戦もてぎ決勝 大波乱のレースを制したのはSTANLEY NSX-GT TEAM IMPULが27年ぶりの栄冠に輝く

GT500クラスでチャンピオンを獲得したカルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

GT300クラスでチャンピオンを獲得した

 2022オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmレース グランドファイナル」の決勝が11月6日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスはNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を達成。No. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が2位に入ったことにより、平峰/バゲット組がドライバーズチャンピオンを獲得した。GT300クラスもまたポールポジションからスタートしたNo. 55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)が今季初優勝。ドライバーズチャンピオンは藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(No. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が2年ぶりに獲得している。

(天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:予選日13,500人/決勝日26,000人/大会総入場者数39,500人) 

 第8戦決勝は午後1時より栃木県警の5台の白バイ、5台のパトカー(NSX、Z、GT-R、LC500、インプレッサ)の先導によるパレードラップに続いて63周で行われた。この日の気温は17℃、路面温度は30℃だ。

GT500クラスのスタートシーン

 ポールシッターの牧野任祐(STANLEY NSX-GT)がトップで1コーナーへ飛び込む。予選2番手の国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は3コーナーでベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)にインを突かれたものの、すぐに抜き返して2位でコントロールラインに戻ってきた。その後方では千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が5コーナーで野尻智紀(ARTA NSX-GT)と接触、8号車がスピンアウトし、最後尾に後退してしまった上、千代に対してはドライビングスルーペナルティが課せられ、こちらも後方に沈んでしまった。

 トップに立った牧野は後続との差を着実に広げていく。5周を終えた時点で2位国本との差は7秒199だ。この時点で2位国本、3位バゲットの差は0秒814だ。

 ところが9周目に入ったところで坪井翔(au TOM'S GR Supra)が3コーナー立ち上がりで永井宏明(apr GR86 GT )と接触。たまらずスピンした30号車に後続が次々に衝突する多重クラッシュが発生した。このアクシデントで佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)が4コーナーのイン側でストップ。ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)も予定外のピットインを強いられ、中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)もピットへ。これによりフルコースイエローが宣言される。

 さらにこのアクシデントでダメージを負ったNo. 25 HOPPY Schatz GR Supraからコース上にオイルが撒かれたため、トップが10周を終えたところでセーフティーカーが入った。これで牧野の築き上げた大量リードはリセットされてしまった。

 セーフティーカーランの最中にクインタレッリは修理を終えて3周遅れでコースに復帰。ところが隊列が14周目を終えようとしたところで2台のGT300車両が衝突により大破するアクシデントが発生してしまう。

 この影響でセーフティーカーランは20周目までつづき、21周目にようやくリスタート。すかさず松下信治(Astemo NSX-GT)がヘアピンでバゲットのインをつき、ダウンヒルストレートで並びかけるが、バゲットはこれを退けて3位を守り切った。

 規定周回数の3分の1を超えた22周目には2位のNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supraがピットイン。No. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT、No. 8 ARTA NSX-GT、No. 38 ZENT CERUMO GR Supra、そしてNo. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Zがこれに続き、19、3、16、8の順でピットアウトしていく。ここで高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)はアウトラップのうちに阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)抜いて順位を一つ上げてきた。

 続いてトップのNo. 100 STANLEY NSX-GTが23周終わりでピットイン。No. 12 カルソニックIMPUL Z、No. 14 ENEOS X PRIME GR Supraもこれに続いた。

 No. 17 Astemo NSX-GTは24周終わりでピットイン。No. 37 KeePer TOM'S GR Supraもこれに続いた。

 ここで塚越広大(Astemo NSX-GT)は平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)の後ろでコースインするが、後ろからきた山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)に先行を許してしまう。

 さらに塚越は高星の猛追を受ける。コースの各所で並びかけてくる高星を塚越は何度も退けながら周回を重ねていく。

 25周を終えた時点の順位は、まだピット作業を済ませていないNo. 36 au TOM'S GR Supraをトップに、No. 100 STANLEY NSX-GTが2位、No. 12 カルソニックIMPUL Zが3位につけ、No. 14 ENEOS X PRIME GR Supraが4位に続く。ポイントリーダーのNo. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Zは6位まで挽回してきた。一方、最初のスティントで2位を走っていたNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supraは7位まで順位を落としてしまっていた。

30周を終わったところで山本と平峰の差が0秒970に接近。31周終わって山本と平峰の差は0秒482に迫ってきた。100号車はピット作業の際に予定していた量の燃料が入っておらず、山本は燃費を意識しながらの難しいドライビングを強いられていたのだ。

 37周目にようやくNo. 36 au TOM'S GR Supraがピットイン。坪井からジュリアーノ・アレジに交代する。これでNo. 100 STANLEY NSX-GTが再びトップに立ち、No. 12 カルソニックIMPUL Zも2位に浮上した。

 その後も山本と平峰はコンマ5秒程度の間隔で周回を重ねていき、山下もそこに迫ってくる。その後方では51周目の1コーナーで高星が遂に塚越を抜いて4位に浮上してきた。

GT500クラス優勝はSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラス決勝で2位に入りチャンピオンを獲得したカルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

GT500クラス決勝3位はENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)

 山本は周回遅れを巧みに利用して平峰との差を広げにかかるが、平峰も諦めずに食らいつく。それでも山本は最後まで平峰に追撃のチャンスを与えずに63周を走り切り、No. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が今季初優勝を飾った。

 2位はNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、No. 14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)が3位に入った。

 ここまでドライバーズランキングでトップだったNo. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は4位と表彰台にあと一歩届かず。これによりドライバーズポイントは平峰/バゲット組が70.5、千代/高星組が66、山本/牧野組が62となり、2022年のドライバーズチャンピオンは平峰/バゲット組が、チームタイトルもTEAM IMPULが獲得することになった。

 TEAM IMPULのチャンピオン獲得は1995年の全日本GT選手権で影山正彦が獲得して以来。実に27年ぶりの快挙だ。 

GT300クラスのスタートシーン

 GT300クラスの優勝争いとチャンピオン争いはGT500クラス以上に目まぐるしい展開となった。

 まずはスタートでポールポジションの木村偉織(ARTA NSX GT3)がホールショットを決めるが、3コーナーで小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)がアウトから木村を捉え、序盤トップを快走する。3位には片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)がつける。

 それでも木村は諦めずに小林のテールに食らいつく。6周を終えてもなお小林のリードはわずか0秒739だ。  

 その後方では4周目のダウンヒルストレートで安田裕信(GAINER TANAX GT-R)が井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)をインから抜いて16位に。続いて青木孝行(RUNUP RIVAUX GT-R)も5周目の2コーナー立ち上がりで井口を捉えた。これでBRZは18位に後退。その後もどんどん順位を落としていった。

 8周目には永井宏明(apr GR86 GT )がGT500車両との接触からスピンするアクシデントが発生。これに複数台のGT500車両のほか松井孝允(HOPPY Schatz GR Supra)も巻き込まれ、コース上にオイルを撒いてしまう。これによりセーフティーカーが導入された。

 そして隊列が14周目を終えようとしたところでさらに大きなアクシデントが発生した。17位を走っていた冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)に中山友貴(apr GR SPORT PRIUS GT)が乗り上げたのだ。このアクシデントによりフロントを大破した31号車の中山は自力でクルマを降りたが、リヤに大きなダメージを負った5号車の富林はドクターの手を借りてクルマを降りることになった。相当な衝撃を受けているのだろう。

 車両回収ののち、レースは21周目からリスタート。

26周目を終えたところでトップのNo. 18 UPGARAGE NSX GT3はピットイン。小林崇志から太田格之進へ交代するが、ここでピットアウトに手間取って大きく順位を落としてしまった。

 これで再びトップに立ったNo. 55 ARTA NSX GT3は35周目まで引っ張ってようやくピットイン。木村偉織から武藤英紀に交代してそのままトップでコースに復帰した。2位には吉田広樹(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が浮上し、富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が3位につける。ポイントリーダーのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)は着実に順位を上げて4位に浮上してきた。

 この順位でレースが終われば藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組が60pt、大草りきが57pt、川合孝汰が57ptとなり、藤波/オリベイラ組がチャンピオンを獲得する。

 ところが56号車は43周目の3コーナーで右フロントタイヤがバーストし、4コーナー立ち上がりでホイールが脱落するという不運に見舞われる。なんとかピットにたどり着き、新しいタイヤを装着するオリベイラだったが、その後もペースが上がらず19位でこのレースを終えてしまうことになった。

 これで大草にチャンピオンの座が転がり込むかに思われたが、10号車を駆る富田の背後には56号車と同じヨコハマタイヤを履く松浦孝亮(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)が迫ってきた。必死に抵抗を試みる富田だったが、松浦は52周目の3コーナーで富田を捉えて3位に浮上すると、57周目の90度コーナーでは52号車の吉田をも捉えて2位に浮上してきた。

 富田はその後もペースが上がらず、徐々に順位を落としていき、最後は8位でチェッカー。最終的に49ポイントでシーズンを終えることになった。

 さらに52号車も3位に後退したことにより川合の獲得ポイントは48に留まったため、このレースをノーポイントで終えた藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2020年以来2年ぶりにドライバーズチャンピオンを獲得。チームタイトルもKONDO RACINGのものとなった。

GT300クラス優勝はARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)

GT300クラス決勝2位はBamboo AirwaysランボルギーニGT3(松浦孝亮/坂口夏月)

GT300クラス決勝3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

 一方、レースはピットストップ後にトップに返り咲いたNo. 55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)がそのまま後続に4秒048の差をつけて60周を走り切り、今季初優勝を達成。

 2位にNo. 87 Bamboo AirwaysランボルギーニGT3(松浦孝亮/坂口夏月)が入り、No. 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が3位という結果となった。

 2022オートバックス スーパーGTはこのレースを以て全日程を終了。明日の公式テストで2023年に向けた準備に入る。なおこのテストでは既報のとおり、来シーズンから参加全チームが使用するカーボンニュートラル燃料の走行テストが予定されている。

 2023シーズンの開幕は4月15〜16日。岡山国際サーキットで第1戦が行われる。

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
1100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS632:04'58.929--
212平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS632:05'00.141 1.212 1.212
314大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS632:05'00.817 1.888 0.676
4*3千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI632:05'01.724 2.795 0.907
517塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS632:05'14.93416.00513.210
637サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS632:05'25.40526.47610.471
719国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH632:05'32.86833.939 7.463
88野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS632:05'39.22440.295 6.356
936坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS632:05'44.19445.265 4.970
1038立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS632:05'48.96550.036 4.771
1116笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL632:06'10.1301'11.20121.165
1264伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL632:06'11.7121'12.783 1.582
13*23松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI602:05'02.2683Laps3Laps
---- 以上規定周回数(70% - 44Laps)完走 ----
-24佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH813'36.67755Laps52Laps
-39関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS813'37.20155Laps 0.524
  • Fastest Lap: CarNo. 100 牧野任祐(STANLEY NSX-GT) 1'38.350 (3/22) 175.74 km/h
  • CarNo. 3は、SpR13.1.a(CarNo. 8への衝突)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 23は、SpR27.3.(ピットストップ時のエンジン不停止)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
155武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS602:05'07.068--
287松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH602:05'11.116 4.048 4.048
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS602:05'15.272 8.204 4.156
418小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH602:05'18.29111.223 3.019
588小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH602:05'28.57921.51110.288
696新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL602:05'31.51924.451 2.940
74谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH602:05'32.18125.113 0.662
810富田 竜一郎
大草 りき
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL602:05'32.18525.117 0.004
97荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI602:05'57.95050.88225.765
10360青木 孝行
名取 鉄平
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH602:05'58.38351.315 0.433
1160吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL602:06'04.04456.976 5.661
122加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS602:06'13.6551'06.587 9.611
13*6片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH602:06'21.9741'14.906 8.319
1411安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL602:06'26.9001'19.832 4.926
159木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH602:06'33.7321'26.664 6.832
1650山下 亮生
阪口 良平
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH602:06'33.8831'26.815 0.151
17244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH2602:06'34.0741'27.006 0.191
1865蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS602:06'34.4021'27.334 0.328
19*56藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH602:06'42.8431'35.775 8.441
2061井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL592:04'22.7311Lap 1Lap
2120平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL592:05'07.2941Lap 44.563
2222和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH592:06'34.8661Lap 1'27.572
2348井田 太陽
田中 優暉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH592:06'47.1141Lap 12.248
---- 以上規定周回数(70% - 42Laps)完走 ----
-5冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1328'57.31947Laps46Laps
-*31嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1328'58.40647Laps 1.087
-30永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH713'34.63753Laps6Laps
-25松井 孝允
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH2713'35.35853Laps 0.721
  • Fastest Lap: CarNo. 55 木村偉織(ARTA NSX GT3) 1'47.734 (23/34) 160.43km/h
  • CarNo. 6は、SpR25.6.(ウォームアップ走行中のタイヤ脱落)により、罰金100,000円を科す。
  • CarNo. 31(中山友貴)は、SpR付則-3.13.(SC中のCarNo. 5への追突)により、ペナルティーストップ90秒(リタイアにつき未消化)および、罰金100,000円を科す。
  • CarNo. 11(安田裕信)は、H項2.10.14(SC中のピットレーン信号無視)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo. 56は、SpR25.6.(走行中のタイヤ脱落)により、罰金100,000円を科す。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第14戦もてぎ決勝上位3人のコメント 小出峻「今回は強さの部分を見せられた」

第14戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

優勝した小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「本当に嬉しいですし、ここまで支えてくださったチームの皆さん、スポンサーの皆さん、関係者の皆さん、応援してくださったファンの皆さんに感謝したいです」

 「昨日まで調子が良くなかったんですが、今日は気温も路面のラバーの載り具合も変わるので、そこを計算に入れてセッティングしてきました。ただ今回のレースはセッティングというより速さの部分、強さの部分を見せられたと思います。心も折れなかったし、駆け引きの部分をしっかり発揮できたなと思います」

 「(5周目について)仕掛けるところで仕掛けたかったんですが、抜ききれなかった。抜ききれないけどその後もしっかりカバーしながら次のコーナーで仕掛ける、というのを何度も繰り返して、やっと90度コーナーでしっかりと前に出られたという感じです。そこまでのコーナーも全力で抜いてやろうと思って走っていました」

 「(今シーズンを振り返って)一言で言うと、今シーズンはこの先のレース人生に欠かせない一年になると思いました。開幕前は圧勝で終えたいと思っていましたが、結果的にはそうならなかった。それは自分の経験不足が露呈したと思っています。レースは速いやつが勝つんじゃなくて、うまいやつ、強いやつが勝つんです。速さ以外の強さが足りてなかった結果が、最終戦までタイトルがもつれ込んだ理由です」

第14戦決勝2位 荒川麟(TGR-DC Racing School)

決勝2位の荒川麟(TGR-DC Racing School)

 「スタート自体は悪くなかったんですけど、その後セーフティーカーが入ってしまい、戦える周回数が少なくなってしまいました。嫌だなと思いながらも最後まで諦めずに走りました。小林選手を抜くことはできましたが、小出選手までは届きませんでしたね。小出選手のペース自体はそれほど変わらなかったので、前に出られたらな、とは思っていました」

 「(5周終わりのホームストレートについて)トップを狙って行ったんですが、あとちょっと足りませんでした。位置取りの問題で、挟まれる格好になっちゃって行き場がありませんでした」

「今シーズンはうまく噛み合ったレースがほぼなかった感じで苦しかったんですけど、それも成長の糧になると思います。オフシーズンの間に出た課題をしっかり洗い出して、来年何に出られるかわかりませんけど、そこでしっかり活かせるようにしたいです」

第14戦決勝3位 宮下源都(SKILL SPEED)

決勝3位の宮下源都(SKILL SPEED)

 「今年一年速さがあった時も結果につなげることができませんでした、ミスもあったし。やっと最終戦になって結果をまとめ上げることができました。チームの皆さんに感謝です」

 「今回は公式練習からペースに自信があって、トップグループについていくことができました。JAF-F4やスーパーFJで走り慣れたコースだったことも決め手ですね」

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第14戦もてぎ決勝 小出峻が逆転勝利で2022年のシリーズチャンピオンを獲得!!

小出峻(HFDP RACING TEAM)を先頭とするトップ争い

 2022年FIA-F4選手権シリーズ第14戦の決勝が11月6日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、予選2番手からスタートした小出峻(HFDP RACING TEAM)が今季9勝目を挙げて2022年のシリーズチャンピオンを獲得した。

決勝レースがスタートした

 午後8時20分より行われた第14戦決勝はスタートではいきなり多重クラッシュが発生し、直ちにセーフティーカーが導入されるという波乱の幕開けとなった。

 グリッド上でエンジンストールしてしまった下野璃央(Dr.Dry F110)に近藤善嗣(AdvaNceD IoTくじらRn)とSYUJI(RSS F110)が相次いで激突。下野の87号車はリヤ周りを大破したほか、SYUJIの27号車、近藤の99号車も走行不能の状況で、そのままリタイヤとなったのだ。

 一方、スタートでトップに立ったのはポールポジションの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)。2位が小出、以下荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)、宮下源都(WARMTECH Skill Speed)、大滝拓也(Media Do影山Racing F110)と続き、小出とチャンピオンを争うはずの三井優介(HFDP RACING TEAM)は6位まで後退してしまった。

レースは2度セーフティーカーが導入された

 セーフティーカーは4周終わりでピットイン。レースは5周目にリスタートする。ここでのトップは小林。2位に小出、以下荒川、宮下、大滝、三井と続く。

 2位の小出はS字、V字、ヘアピンと果敢に小林に並びかけ、90度コーナーでついにインから小林を抜き去ってトップに浮上する。

 小林も最終コーナーから1コーナーでトップ挽回のチャンスを窺うが、続く3コーナーで小出をアウトから抜こうとして痛恨のオーバーラン、この間に荒川と宮下の先行をも許してしまい、4位に後退してしまった。

 その直後、3-4コーナーで伊東黎明と奥住慈英(ATEAM Buzz Racing)が絡むアクシデントが発生。2台がグラベルにストップしてしまったため、7周目から再びセーフティーカーが導入された。

 セーフティーカーは8周終わりでピットイン。9周目からリスタートとなったが、規定の30分までの残り時間はこの時点で6分余り。

優勝は小出峻(HFDP RACING TEAM)

決勝2位は荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)

決勝3位は宮下源都(WARMTECH Skill Speed)

 結局トップの小出が11周を完了した時点でチェッカーが出され、レースは終了となる。これにより小出峻が第12戦オートポリス以来の今季9勝目を挙げた。

 2位は荒川麟、3位には宮下源都が入った。宮下は参戦2年目にして念願の初表彰台だ。

 この結果、小出は参戦3年目にして念願のシリーズチャンピオンを獲得。最終戦まで小出とタイトルを争った三井優介はランキング2位に終わったが、ルーキーイヤーの成績としては上出来だったと言えよう。

 これで2022年のFIA-F4選手権シリーズは全ての日程を終了した。今シーズンは40台というエントリー台数を記録し、過去最大の盛り上がりを見せたが、果たして来年はどんな戦いが繰り広げられることだろう。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第14戦決勝結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1130'35.978--
235荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1130'36.779 0.801 0.801
377宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1130'37.847 1.869 1.068
47三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1130'39.094 3.116 1.247
537中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1130'39.332 3.354 0.238
636小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1130'39.864 3.886 0.532
797岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1130'40.325 4.347 0.461
838平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1130'42.465 6.487 2.140
933岩崎 有矢斗ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1130'42.764 6.786 0.299
106西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1130'44.395 8.417 1.631
1113藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1130'44.713 8.735 0.318
1261佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1130'44.863 8.885 0.150
1322藤原 優汰アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1130'45.403 9.425 0.540
1441奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1130'47.36511.387 1.962
1562堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1130'47.96411.986 0.599
1663IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1130'49.56513.587 1.601
1716大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1130'49.64413.666 0.079
1832辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1130'50.16714.189 0.523
1981卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1130'50.38914.411 0.222
2047山本 聖渚BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1130'51.11615.138 0.727
2130IC2DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1130'52.05916.081 0.943
2215吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1130'54.05718.079 1.998
2396IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1130'54.62118.643 0.564
2486IC4大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1130'57.09621.118 2.475
2555IC5KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1131'02.86126.883 5.765
2629IC6小嶋 禎一SACCESS RACING FR22
SACCESS RACING
1131'02.99427.016 0.133
2771IC7大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1131'03.59527.617 0.601
2845IC8窪田 俊浩TOKAI DENSO F110
TOKAI DENSO MD
1131'03.67327.695 0.078
2911IC9DAISUKERn-sports F110
Rn-sports
1131'04.60028.622 0.927
3023IC10YUGOS2R Racing
N-SPEED
1131'11.04535.067 6.445
31*72IC11HIROBONアンダーレアキランドF110
AKILAND RACING
1131'27.09651.11816.051
3218洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1028'43.3641Lap 1Lap
3314新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1028'43.5961Lap 0.232
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
-80伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
516'00.5686Laps5Laps
-*31奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
516'40.9746Laps40.406
-*39地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
311'49.2518Laps2Laps
-87下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
011Laps3Laps
-99IC-近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
011Laps
-27IC-SYUJIRSS F110
RSS
011Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 5 小出峻(HFDP RACING TEAM) 1'58.407 (9/11) 145.968 km/h
  • CarNo. 31は、SpR151.1(衝突を起こしたもの)により、競技結果に40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 39は、SpR2.10.11(SC中の追突)により、競技結果に40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 72は、SpR2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に40秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER GT

第8戦もてぎポールポジション会見 牧野任祐「めちゃめちゃ叫んでいたので、今も喉が痛い」

GT500クラスポールポジション No. 100 STANLEY NSX-GT

山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

 「あまり予選でこんなに喜んだことはないぐらいに興奮しました。ここまでなかなかうまくいかなかった中で、この最終戦のこのタイミングでポールポジションを取ることが出来て、ドライバーの二人もそうですがチームとしても強さを見せることができて会心のポールポジションだったなと。今までのGT500のポールポジションの中でも一番嬉しかったなというぐらい、最高のポールポジションでした」

 「今週末はロングランの方が調子がいいんですが、それも明日のコンディションに合うかどうかがわからないので、明日のコンディションにしっかり合わせることが大事ですし、直接チャンピオンを争っている12と3が後ろにいます。Q2のアタックを見ても、特に3号車のウォームアップは速いと思うので、明日のスタートで仕掛けてくる可能性が十分あります。12号車も勢いのあるチームとドライバーなので。そこはしっかり警戒しつつ、逃げ切るだけですね。僕らは自力でチャンピオンを勝ち取る可能性はゼロなので、二人で今年ちゃんと勝って、みんなで祝いたいです。それを考えてレースしたいです」

牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

 「純粋にポールポジションが取れて本当に嬉しいです。前戦のオートポリスで、ギリギリで取れなかった悔しい思いがありました。あったんですが、Q1の尚貴さんのタイムを見た時は『勘弁してくれよ』と思いました。でも今はポールポジションが取れてホッとしています」

 「今週は僕が専有を走ったんですが、計測を2周行って、2周目でベストが出たので、だったら最初から1周目は感触を確かめに行って、2周目でどん、と行こうと思っていました。そこはプラン通りでした」

 「(ポールを取った後は)めちゃめちゃ叫んでいたので、今も喉が痛いです」

 「チャンピオンシップのこともありますけど、まずは尚貴さんが言ったようにちゃんと勝って、いいシーズンの終わり方をしたいかなと思います。後はどうなるかわかりませんけど、まずは勝ちに行きます」

GT300クラスポールポジション No. 55 ARTA NSX GT3

武藤英紀(ARTA)

 「ポールを取れたことが非常に嬉しいです。ここまでの流れを考えると、最終戦で取ることができて良かったなというのが率直な感想です」

 「Q1に関しては、タイヤのウォーミングアップに午前中は課題を感じていたんですけど、幸い太陽が出て路面温度が上がってくれたので、タイヤさえ暖まれば良いアタックができるんじゃないかなと思いっていました。ミスもなく、そんなに良い走りでもなかったんですけど、Q2に進むには充分なタイムだったので良かったです」

木村偉織(ARTA)

 「ポールを取れて素直に嬉しいです。赤旗もあり、イレギュラーな予選でしたし、初めてQ2を担当させていただくということですごくプレッシャーを感じていましたが、結果としてポールが取れて良かったです。走りにはミスもありましたが、この結果を素直に喜びたいと思います」

 「予選再開後はアウトラップのあとは2周しか計測できないって聞いていたので、タイヤの状況がどうだかわからなかったんですが、アウトラップからガンガン攻めて暖めに行って、アタックもフルプッシュで最後まで走り続けようと考えました。タイヤ自体は冷え切っていなくて、待っている間に芯まで熱が入ったので、我々にとっては有利な展開になったと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第8戦もてぎ公式予選 牧野任祐渾身の1周! No. 100 STANLEY NSX-GTが今季初のPP獲得

GT500クラスポールポジションはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT300クラスポールポジションはARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)

 2022オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmレース グランドファイナル」の公式予選が11月5日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスはNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、GT300クラスはNo. 55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)が、いずれも従来のコースレコードを上回るタイムを叩き出してポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時20分よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

予選Q1 No. 100 STANLEY NSX-GTがトップ通過

 GT500クラスの予選Q1は午後2時53分に走行開始。まずは千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)がアウトラップに続いてウォームアップラップ1周で1分36秒129を記録。ミシュランタイヤのウォームアップ性能の良さを窺わせる。

 これをウォームアップ2周でアタックに入ったのヨコヤマタイヤの佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)と山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が相次いで上回り、佐々木が1分35秒762で2番手、山本が1分35秒615でトップに立つ。山本のタイムは従来のコースレコードである1分35秒550(野尻智紀/ARTA NSX-GT、2018年第8戦Q2)に迫るものだ。

 佐々木はさらに次の周でもアタックを行い、1分35秒736までタイムを縮めてきた。続いて同じヨコヤマタイヤを履く国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)がウォームアップ3周で1分35秒924を記録して3番手につける。チェッカー直前にはウォームアップ4周の大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1分35秒951で4番手に飛び込んできた。

 以下、大津弘樹(Modulo NSX-GT)、野尻智紀(ARTA NSX-GT)、千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)そして平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)の8台がQ2に進出した。

 一方、タイトル争いの可能性を残す松下信治(Astemo NSX-GT)、山下
山下、宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)がここでノックアウトされてしまった。これによりポール・トゥ・ウィンが必須条件だった大嶋/山下組のチャンピオンの可能性は完全に消滅した。

 GT300クラスA組の公式予選は午後2時20分走行開始。まずは富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)がアウトラップ、ウォームアップラップに続いて3周目に1分45秒939をマーク。続いて元嶋佑弥(Weibo Primezランボルギーニ GT3)がウォームアップ2周に続いて4周目に1分46秒237。藤波清斗(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)も4周目に1分45秒985。武藤英紀(ARTA NSX GT3)は5周目に1分46秒039を記録した。

 この結果、トップは富田。2番手に藤波そして武藤が3番手という結果に。

 また谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)も1分46秒504を記録して8番手でQ2進出を果たした。

 一方、安田裕信(GAINER TANAX GT-R)は1分46秒805で10番手。GT300クラスのコースレコードホルダーであり、今回No. 360 RUNUP RIVAUX GT-Rからスポット参戦を果たした名取鉄平は1分46秒646で惜しくも9番手で予選を終えている。

今季初参戦の名取鉄平(RUNUP RIVAUX GT-R)はQ1で敗退

 B組の公式予選は午後2時38分に走行を開始。まずは井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がウォームアップ2周で1分45秒863をマークしてトップに立ち、ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC hololive NAC Ferrari)が1分45秒886で2番手につける。

 これに対し、セッション終盤にウォームアップ3周でアタックに入った小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)が1分45秒351を叩き出し、見事トップでQ2進出を果たす。同じくウォームアップ3周でアタックし1分45秒674を出した篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)が2番手につけ、井口は3番手でQ2に進むことになった。

 高木真一(K-tunes RC F GT3)も終了間際に1分45秒995を叩き出して5番手。最後に冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)が1分46秒115で6番手に滑り込んだ所で走行は終了したが、この冨林のアタックにおいて走路外走行があったとしてタイムが抹消されてしまう。

 それでも冨林は4周目に1分46秒719をマークしており、8番手に踏みとどまってQ2進出をものにした。

予選Q2  コースレコード更新でNo. 100 STANLEY NSX-GTがPPを獲得

 GT500クラスの予選Q2は午後3時44分に走行開始。日が傾き、路面温度は18℃という難しいコンディションでの走行となった。

 まずは今季4度のPP獲得を誇る阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分35秒306を記録、続いて高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分35秒916を叩き出す。

 続々とコースに出ていくライバルたちを尻目に残り6分30秒でようやく動き出した高星。千代に続いてミシュランのウォームアップ性能に自信があるのか。

 公式練習の終了間際にトップタイムを叩き出したベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)は、区間ベストを叩き出しつつもタイムは1分35秒752と阪口にあと一歩及ばない。

 しかし最後にアタックに入った牧野任祐(STANLEY NSX-GT)はセクター1で23秒925というダントツのタイムを記録すると、セクター2、セクター3でも自己ベストを更新、最後のセクター4も全体ベストで締めくくり、1分35秒194を叩き出し、野尻の持つコースレコードを更新してみせた。

 これによりNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)は今季初のポールポジションを獲得。逆転チャンピオン獲得に向けて貴重な1ポイントを手にした。

 予選2番手はNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が入り、ドライバーズランキング2位のNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が3番手。

 ポイントリーダーのNo. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は4番手から明日の決勝を戦うことになった。

GT500クラス予選2位はWedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

GT500クラス予選3位はカルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

 GT300クラスの予選Q2はウォームアップ1周でアタックに入った山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が最終コーナー立ち上がりで縁石に乗り上げ、まさかのスピン。ピットウォールにリヤから激しくぶつかってそのままストップしてしまった。これによりセッションは残り4分で赤旗中断となってしまう。クルマを降り、がっくりと項垂れる山内。

山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)はアタックラップでクラッシュ

 大破した61号車を回収した後、予選Q2は午後3時31分より残り時間5分で再開となった。一斉にコースに飛び出していく15名のドライバー。もうタイヤにじっくり熱を入れている時間はない。

 まずは木村偉織(ARTA NSX GT3)がウォームアップ1周で1分45秒904をマーク。これを太田格之進(UPGARAGE NSX GT3)が1分45秒121で上回ってトップに立つ。アウグスト・ファルフス(Studie BMW M4)は1分45秒938で3番手だ。

 しかし木村は2周連続でアタックに入っており、次の周で1分44秒798までタイムを上げて再びトップに躍り出た。一方、太田はそのままピットへ。最後に片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分45秒170を記録したところでチェッカー。

 この結果、GT300クラスはNo. 55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)がポールポジションを獲得。No. 18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)が2番手につけ、No. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が3番手という結果になった。

GT300クラス予選2位はUPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)

GT300クラス予選3位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 一方、ポイントリーダーのオリベイラは公式練習でコースレコードを上回るこうタイムを記録していたが、このQ2でのタイムは1分45秒985にとどまり、No. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)はまさかの7番手で予選を終えている。

 最後に栄冠を手にするのは果たしてどのチームなのか。第8戦決勝は6日の午後1時より63周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎ決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「今日は勝てたが、実力は後ろの二人がまだ上だと思う」

第13戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「本当に嬉しいですね。一年間を通して実力がついてきて、その中で変に力むところもありませんでしたし、練習どおりに丁度良く噛み合った結果でした。経験という点でも、これを糧にしてさらに進んでいきたいと思います」

 「今回のレースに関しては、結果としては勝ちですけど、実力とか経験という面では後ろの二人の方が上だと思っているので、早く二人に追いついて、本当の意味で僕の方が上に立てるように頑張っていきたいです」

 「僕自身の実力は出し尽くせた結果だとは思いますが、何かが噛み合わなかった時にも対処できる力がまだ足りていません。今回は僕の数少ない勝ちパターンに持ち込めた結果であって、そのパターンを広くしていければいいなと思っています」

 「こうやりたいな、と考えていることはやりましたが、後ろの二人は大ベテランなので、何をされるかわからなくてドキドキしつつも、やれるだけのことはやりました」

 「連勝はもちろんしたいですけど、本当の意味での実力はまだまだだと思っているので、そうしたことを勉強する意味でも、自分の力を発揮できるレースをしたいと思います」

第13戦決勝2位 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「最後残り2戦なので、良い感じで締めくくりたかったんですけど。自分としてやれることはやれたかなとは思います。序盤は食らいついていけたんですけど、後半ちょっとペースが小林選手に足りていませんでした。シンプルにそれだけです」

 「荒川選手に仕掛けられること自体、スピードが足りていなかったということなので、荒川選手に対しても、小林選手に対しても、スピードが足りていませんでした」

「最後のレースはできる限り全力を尽くします。ポイントも開いているので、その点では余裕もありますので、今できる自分の走り、ありのままの走りをできたらなと思います」

第13戦決勝3位 荒川麟(TGR-DC Racing School)

 「スタートがいつもより良くなくて、そこで抜くことができませんでした。小出選手よりはペースがありそうだなと感じたので、後半に向けて仕掛けられればと思ったんですが、あと少しのところで抜くことができないまま終わってしまいました。もう少しミスを誘えたりすればチャンスがあったかなと思いますけど、小出選手もミスがなくて惜しいところではありました」

 「前にクルマがいるとペースが上がらないところがあるので、後ろを走っていてもついていけるようにマシンバランスを見直して、明日に向けて取り組もうと思います。朝方のレースで気温も低いですし、また展開も変わってくると思うので、きちんと予想して明日に臨みます。最後にちゃんと勝って終わりたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎ決勝 小林利徠斗がポール・トゥ・フィニッシュでフォーミュラ初優勝を達成!!

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2022FIA-F4選手権シリーズ第13戦の決勝が11月5日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、初めてのポールポジションからスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)がそのまま逃げ切って初優勝をものにした。

 第13戦決勝は午後1時20分より13周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。日が高くなったことで気温、路面温度ともに上昇した中での戦いとなった。

13周の決勝がスタートした

 スタートでトップに立ったのはポールシッターの小林。2位に小出峻(HFDP RACING TEAM)、3位に荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)、そして三井優介(HFDP RACING TEAM)が4位と、ここまではスターティンググリッドの通りだ。その後方には予選7番手の岩澤優吾(BJ Racing F110)が上がってきた。

 トップ4台はテール・トゥ・ノーズのまま2周を消化するが、3周目に入ると小林が徐々に後続を引き離し始める。

レースは2度のセーフティーカーが導入された

 しかし4周目の90度コーナーで吉村渉(Media Do影山Racing F110)と佐藤巧望(HELM MOTORSPORTS F110)が接触するアクシデントが発生。吉村はすぐに走行を再開したが、佐藤のクルマがコースのイン側でストップしてしまったため、この日最初のセーフティーカー(SC)が導入される。

 車両回収ののち、レースは7周目から再開されたが、8周目に入ったところで鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)とバトルをしていたHIROBON(アンダーレアキランドF110)がS字でストップ。これにより2度目のSCが入った。

 コースマーシャルの迅速な回収作業もあり、レースは10周目から再開となる。残りは3周だ。

 トップを快走する小林の後ろで小出と荒川が激しいバトルを展開。何度も並びかけようとする荒川だったが、小出も要所要所を押さえる走りで荒川を押さえ込む。

 この間にトップの小林利徠斗は11周終了時点で1秒763のリードを築き上げ、その後も全く隙を見せずに13周を走り切りFIA-F4参戦初年度で見事初優勝をものにした。これまでレーシングカートしか経験してこなかった小林にとってはこれがフォーミュラ初優勝でもある。

決勝2位は小出峻(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2位は小出峻、3位に荒川麟、三井優介が4位に終わったことで、ドライバーズポイントでは小出がトータル254、三井が234とその差が20ポイントに開いた。

 2022シーズンの最終レース、第14戦決勝は6日の朝8時20分より13周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦、第14戦もてぎ予選上位3人のコメント 小林利徠斗「実力がついてる実感があり、それが自信につながってる」

第13戦、第14戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「一昨日、昨日の走行で予選想定で新品タイヤを履いた時のような、イメージ通りの走りができました。クルマも決まっていたし、ドライビングの面でもだんだん力がついてる実感があります。一年を通してすごく実力が上がってる感じがあって、それが自信につながっています。良いとか悪いの基準自体が上がってる感じで、良い方向に向かっています」

 「決勝については、一年間レースをやってきた経験があるので、変に新しいことに挑戦するよりも、今までやってきたことをしっかりこなせるかどうかだと思います」

 「もちろん結果もなきゃダメですけど、僕は結果だけでなく誰よりもクルマの運転が上手になりたい。その一心でやってきました」

第13戦、第14戦予選2位 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「(グループ分けをすることによって)多少はコンディションの違いが出てきますよね。そういう意味で僕は一つのグループで予選をやることを好むんですが、ちょっと今週は順調とは決して言えないですね。路面の問題だけじゃなく、セットアップやドライビングでのアジャスト力が足りてないことが原因です」

 「クルマのどこが、というのは特定できなくて、チーム全体として迷い道に入っている感じで、全体的にクルマの最大パフォーマンスを引き出せていない感じです」

 「最終戦ということで、チャンピオンも見えてきていますが、それに合わせて自分の走りを変えるのではなく、どんな状況でも自分の走りは変えない。その時できる最大のパフォーマンスを引き出すことを重視して、三年間培ってきたことを証明したいです」

第13戦、第14戦予選3位 荒川麟(TGR-DC Racing School)

 「最初の赤旗はそんなに気にはなりませんでしたが、ベストラップを出した周のセクター2で少しミスをしてしまいました」

 「クルマは木曜日からどんどん良い仕上がりになっていて、レースペースでは良いタイムが出ています。良いセットというか、ポイントを押さえている感じで、もてぎでは今までも代々いい結果を残せていますね」

 「決勝ではスタートをちゃんと決めたいです。もし決まらなくてもシミュレーションではいい結果が出ているので、その通りにできればと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第8戦もてぎノックアウトQ2結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
1100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BSR1'35.194--181.562
219阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YHR1'35.306 0.112 0.112181.348
312ベルトラン・バゲットカルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'35.752 0.558 0.446180.504
43高星 明誠CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'35.916 0.722 0.164180.195
524平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'36.000 0.806 0.084180.037
68福住 仁嶺ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'36.039 0.845 0.039179.964
764伊沢 拓也Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'36.523 1.329 0.484179.062
8*16笹原 右京Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'40.059 4.865 3.536172.734

■GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
155木村 偉織ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BSR1'44.798--164.923
218太田 格之進UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YHR1'45.121 0.323 0.323164.416
34片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YHR1'45.170 0.372 0.049164.340
465蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BSR1'45.217 0.419 0.047164.266
588小暮 卓史Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'45.757 0.959 0.540163.427
687松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'45.887 1.089 0.130163.227
756ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'45.985 1.187 0.098163.076
810大草 りきTANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'46.204 1.406 0.219162.740
952吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'46.547 1.749 0.343162.216
106片山 義章Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'46.759 1.961 0.212161.894
112加藤 寛規muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'47.081 2.283 0.322161.407
125平木 玲次マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'47.350 2.552 0.269161.002
139木村 武史PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1'47.534 2.736 0.184160.727
147アウグスト・ファルフスStudie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'54.031 9.233 6.497151.569
1596新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'59.12414.326 5.093145.089
1661山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DLdeleted---
  • GT500: 'R'マークは従来のコースレコード(1’35.550)を更新した。
  • GT300: 'R'マークは従来のコースレコード(1'45.654)を更新した。
  • CarNo. 16は、SpR-18.1(走路外走行)により、当該タイムを削除した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

もてぎ大会で第2世代のFIA-F4車両が公開される

2024年から使用される第2世代のFIA-F4車両

 スーパーGTとFIA-F4選手権を運営するGTアソシエイション(GTA)は11月5日、シリーズ最終戦となるもてぎ大会において第2世代のFIA-F4車両の実車を公開した。

 2024年から導入される新車両は既報の通り東レ・カーボンマジックがシャシーの製造と供給を行う。「MCS4-24」というモデル名が示すように、同社のグループ企業であるムーンクラフトが空力開発を担当している。FIAの求める最新の安全要件に準拠し、コクピット上にはHALOが取り付けられた。

 エンジンはトムス、タイヤはダンロップが供給と、これは現在と同様だが、最高出力は現在の160馬力から180馬力へとアップした。

 この日はピットウォークと並行してデモンストレーション走行が行われた。ドライブを担当したのはプロジェクトリーダーの服部尚貴だ。

 第2世代のFIA-F4車両は来年1月より受注を開始し、10月より順次デリバリーされる予定だ。

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第8戦もてぎノックアウトQ1結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
1100山本 尚貴STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'35.615--180.762
224佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'35.736 0.121 0.121180.534
319国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'35.924 0.309 0.188180.180
416大湯 都史樹Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'35.951 0.336 0.027180.129
564大津 弘樹Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'35.971 0.356 0.020180.092
68野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'36.028 0.413 0.057179.985
73千代 勝正CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'36.129 0.514 0.101179.796
812平峰 一貴カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'36.244 0.629 0.115179.581
---- 以上Q2進出 ----
923松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'36.390 0.775 0.146179.309
1017松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'36.440 0.825 0.050179.216
1114山下 健太ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'36.441 0.826 0.001179.214
1239関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'36.590 0.975 0.149178.938
1338石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'36.754 1.139 0.164178.634
1437宮田 莉朋KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'36.886 1.271 0.132178.391
1536坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'37.006 1.391 0.120178.170
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■GT300クラス(Aグループ)

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
110富田 竜一郎TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'45.939--163.147
256藤波 清斗リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'45.985 0.046 0.046163.076
355武藤 英紀ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'46.039 0.100 0.054162.993
488元嶋 佑弥Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'46.136 0.197 0.097162.844
57荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'46.332 0.393 0.196162.544
66ロベルト・メルヒ・ムンタンTeam LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'46.333 0.394 0.001162.542
787坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'46.414 0.475 0.081162.418
84谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'46.504 0.565 0.090162.281
---- 以上Q2進出 ----
9360名取 鉄平RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'46.646 0.707 0.142162.065
1011安田 裕信GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'46.805 0.866 0.159161.824
1130織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'46.991 1.052 0.186161.543
12244三宅 淳詞HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH21'47.137 1.198 0.146161.322
1325松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH21'47.558 1.619 0.421160.691
1422和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'48.777 2.838 1.219158.890
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■GT300クラス(Bグループ)

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
118小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YHR1'45.351--164.057
265篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'45.674 0.323 0.323163.556
361井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'45.863 0.512 0.189163.264
49ケイ・コッツォリーノPACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1'45.886 0.535 0.023163.228
596高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'45.995 0.644 0.109163.061
62堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'46.248 0.897 0.253162.672
752川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'46.539 1.188 0.291162.228
8*5冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'46.719 1.368 0.180161.954
---- 以上Q2進出 ----
920清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'46.760 1.409 0.221161.892
1060吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'46.902 1.551 0.142161.677
1131中山 友貴apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'47.229 1.878 0.327161.184
1250阪口 良平Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'47.246 1.895 0.017161.158
1348井田 太陽植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'48.886 3.535 1.640158.731
---- 以上基準タイム予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(GT300: 1'45.654)を更新した。
  • CarNo. 5は、SpR-18.1(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎ決勝結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1328'11.680--
25小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1328'13.919 2.239 2.239
335荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1328'14.780 3.100 0.861
47三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1328'15.853 4.173 1.073
531奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1328'16.622 4.942 0.769
697岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1328'17.425 5.745 0.803
737中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1328'17.944 6.264 0.519
877宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1328'18.189 6.509 0.245
980伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1328'19.802 8.122 1.613
106西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1328'23.28611.606 3.484
1113藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1328'23.74412.064 0.458
1214新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1328'24.19112.511 0.447
1318洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1328'25.51113.831 1.320
1422藤原 優汰アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1328'25.56113.881 0.050
1541奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1328'27.13515.455 1.574
1662堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1328'27.62415.944 0.489
1781卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1328'28.49816.818 0.874
1832辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1328'29.06217.382 0.564
1947山本 聖渚BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1328'29.68718.007 0.625
2030IC1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1328'32.83421.154 3.147
2187下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1328'33.07921.399 0.245
2239地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1328'33.78722.107 0.708
2363IC2鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1328'35.34023.660 1.553
2496IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1328'35.93924.259 0.599
2586IC4大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1328'37.26725.587 1.328
2699IC5近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1328'37.89826.218 0.631
2755IC6KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1328'38.60226.922 0.704
2829IC7小嶋 禎一SACCESS RACING FR22
SACCESS RACING
1328'40.06028.380 1.458
2945IC8窪田 俊浩TOKAI DENSO F110
TOKAI DENSO MD
1328'40.88229.202 0.822
3071IC9大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1328'43.68732.007 2.805
3111IC10DAISUKERn-sports F110
Rn-sports
1328'44.46332.783 0.776
3227IC11SYUJIRSS F110
RSS
1328'45.33033.650 0.867
3315吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1328'48.91837.238 3.588
3423IC12YUGOS2R Racing
N-SPEED
1328'50.21638.536 1.298
3538平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1124'26.3522Laps2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 11Laps)完走 ----
-*16大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1023'01.8613Laps1Lap
-72IC-HIROBONアンダーレアキランドF110
AKILAND RACING
715'20.8886Laps3Laps
-33岩崎 有矢斗ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
36'28.99810Laps4Laps
-*61佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
36'55.51010Laps26.512
  • Fastest Lap: CarNo. 36 小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'58.118 (11/13) 146.325 km/h
  • CarNo, 61は、SpR15.1.1(他車への接触行為)により、競技結果に40秒を加算した・
  • CarNo. 16は、SpR15.1.違反により、競技結果に40秒を加算した。
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SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習 GT500はカルソニック Z、GT300はリアライズGT-Rがトップタイム

公式練習:GT500クラストップタイムはカルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

公式練習:GT300クラストップタイムはリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

 2022オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmレース グランドファイナル」の公式練習が11月5日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスはNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、GT300クラスはNo. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がトップタイムを記録した。

公式練習:GT500クラス2位はRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)

公式練習:GT500クラス3位はCRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)

 公式練習は午前9時35分より混走85分、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。

 序盤トップに立ったのは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)で1分36秒399。関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分36秒687で続き、平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が3番手だ。

 開始から30分が経過した所で野尻智紀(ARTA NSX-GT)が1分36秒771を記録して3番手に。

 続いて38分が経過したところで高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分36秒391を記録してトップに浮上する。山本尚貴(STANLEY NSX-GT)も1分36秒607で3番手に上がってきた。

 その後は各車ロングランに入ったため、大きな順位の変動はないまま混走は終了するが、午前11時10分からの専有走行では、残り1分を切った所でベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)が1分36秒213を叩き出してトップに躍り出た。

 続いて牧野任祐(STANLEY NSX-GT)も自己ベストを更新するが、タイムは1分36秒504にとどまる。

 そしてチェッカーフラッグが提示された直後に大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1分36秒337で2位に食い込んできたところで公式練習は終了した。

公式練習:GT300クラス2位はWeibo Primezランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

公式練習:GT300クラス3位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 GT300クラスは、走行開始早々にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)がいきなりコースレコードを上回る1分45秒605を叩き出してトップに立つ。従来のレコードタイムは2021年に名取鉄平(UPGARAGE NSX GT3)が記録した1'45.654だ。その名取は今回No. 360 RUNUP RIVAUX GT-Rのセカンドドライバーとしてスポット参戦を果たしている。

 この時点での2番手は蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が1分46秒039。3番手は小暮卓史(Weibo Primezランボルギーニ GT3)で1分46秒090だ。

 残り1時間を切ったところで山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分45秒888を記録して2番手に浮上してきたが、すぐに小暮が1分45秒861までタイムを縮めてBRZを上回った。

 その後、残り時間が31分を切ったところでNo. 87 Bamboo AirwaysランボルギーニGT3が東コースのピット出口辺りでストップしてしまったためにフルコースイエローが宣言されたが、直ちに車両は排除され、コースはオールグリーンとなった。ドライブしていたのは松浦孝亮だ。

 GT300クラスはこの順位のままラスト10分間の専有走行に入った。

 まずは太田格之進(UPGARAGE NSX GT3)が1分45秒958と自己ベストを更新して4番手に浮上。

 続いて川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)、清水英志郎(シェイドレーシングGR86 GT)も自己ベストを更新したものの、清水は15番手、川合は16番手と振るわず。

 結局トップ3は混走の順位のまま動かず、トップがNo. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R、2番手にNo. 88 Weibo Primezランボルギーニ GT3そしてNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORTが3番手で公式練習は終了している。

 スーパーGT第8戦はこのあと午後2時20分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazihisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦、第14戦もてぎ公式予選 ルーキー小林利徠斗がダブルポールを達成

第13戦、第14戦ともポールポジションの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2022年FIA-F4選手権シリーズ第13戦、第14戦の公式予選が11月5日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、ルーキーの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が第13戦、第14戦ともにポールポジションを獲得した。

 2022シーズンの最終戦もてぎ大会にはインディペンデントカップも含めて39台のエントリーがあったため、公式予選はA組、B組に分かれて各20分間で行われた。

 A組の公式予選は午前8時25分に走行開始。天候は晴れ。コースはドライだが、気温、路面温度ともに低いコンディションのため、各車入念にウォームアップを行い、5周目からアタックに入る。

 ここでのトップタイムは小出峻(HFDP RACING TEAM)
で1分58秒526。三井優介(HFDP RACING TEAM)が1分58秒676で2番手につけ、以下伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)、平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)と続く。

 開始から17分が経過したところで山本聖渚(BJ Racing F110)がコースアウトしたことにより赤旗が出され、走行は一時中断となるが、車両回収ののち午前8時42分に残り時間7分で再開された。

 トップの小出はアウトラップに続いて1分58秒644、1分57秒937と着実にタイムを上げ、走行終了までトップの座を守り切った。

 小出とチャンピオンを争う三井も11周目に1分58秒161までタイムを縮めてきたが、小出のタイムにはあと一歩及ばず、2番手でチェッカーフラッグを受けることになった。

 続いて行われたB組の予選は当初予定より4分遅れの8時59分に走行開始したが、コースオープン直後に小嶋禎一(SACCESS RACING)が第4コーナーでストップしてしまったため、各車1周も計測しないまま赤旗が出され、予選は中断となってしまった。

 車両回収ののち、走行は午前9時4分より残り時間18分で再開となった。

 まずは4周目に1分58秒847を記録した荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)がトップに立つが、5周目には小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1分57秒750でトップに。岩澤優吾(BJ Racing F110)も1分58秒450で2番手に上がってきたが、荒川はすかさず6周目に1分57秒797を記録して2番手を奪い返した。

 トップの小林は7周目に1分57秒652とタイムをさらに縮め、ベストタイム、セカンドタイムともにB組のトップで走行を終了。さらにA組トップの小出のタイムをも上回ったため、第13戦、第14戦ともに小林利徠斗が自身初のポールポジションからスタートすることになった。

 荒川も8周目に1分57秒669と小林に迫るタイムを記録してB組の2番手で走行を終了。A組トップの小出に続く予選3番手で決勝に臨む。

 FIA-F4選手権第13戦決勝は5日午後1時20分から、第14戦決勝は6日午前8時20分から、共に13周で行われる。

第13戦、第14戦とも予選2位の小出峻(HFDP RACING TEAM)

第13戦、第14戦とも予選3位の荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Tags:

SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
112平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'36.213--179.639
216笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'36.337 0.124 0.124179.408
33千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'36.391 0.178 0.054179.307
419国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'36.399 0.186 0.008179.292
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'36.504 0.291 0.105179.097
624佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'36.556 0.343 0.052179.001
739関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'36.687 0.474 0.131178.758
88野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'36.711 0.498 0.024178.714
923松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'36.716 0.503 0.005178.705
1014大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'36.981 0.768 0.265178.216
1117塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'36.994 0.781 0.013178.192
1238立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'37.182 0.969 0.188177.848
1337サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'37.255 1.042 0.073177.714
1464伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'37.485 1.272 0.230177.295
1536坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'37.589 1.376 0.104177.106

■GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
156藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'45.605--163.663
288小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'45.861 0.256 0.256163.267
361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'45.888 0.283 0.027163.225
418小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'45.958 0.353 0.070163.117
565蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'46.039 0.434 0.081162.993
687松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'46.288 0.683 0.249162.611
74谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'46.388 0.783 0.100162.458
896新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'46.497 0.892 0.109162.292
955武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'46.751 1.146 0.254161.906
107荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'46.849 1.244 0.098161.757
112加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'46.885 1.280 0.036161.703
1210富田 竜一郎
大草 りき
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'47.089 1.484 0.204161.395
136片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'47.103 1.498 0.014161.374
1411安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'47.203 1.598 0.100161.223
1520平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'47.214 1.609 0.011161.207
1652吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'47.346 1.741 0.132161.008
1760吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'47.348 1.743 0.002161.005
1850山下 亮生
阪口 良平
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'47.520 1.915 0.172160.748
199木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1'47.600 1.995 0.080160.628
205冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'47.648 2.043 0.048160.557
21360青木 孝行
名取 鉄平
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'47.652 2.047 0.004160.551
2225松井 孝允
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH21'47.728 2.123 0.076160.437
2331嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'47.968 2.363 0.240160.081
2430永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'47.979 2.374 0.011160.064
25244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH21'48.216 2.611 0.237159.714
2622和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'50.191 4.586 1.975156.851
2748井田 太陽
田中 優暉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'50.484 4.879 0.293156.435
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第14戦もてぎB組公式予選結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Group B Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'57.652--146.904
235荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'57.756 0.104 0.104146.775
377宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1'57.880 0.228 0.124146.620
497岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'57.938 0.286 0.058146.548
537中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'58.051 0.399 0.113146.408
633岩崎 有矢斗ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'58.103 0.451 0.052146.343
731奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'58.122 0.470 0.019146.320
813藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1'58.280 0.628 0.158146.124
961佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'58.361 0.709 0.081146.024
1081卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'58.505 0.853 0.144145.847
1162堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'58.554 0.902 0.049145.787
1272IC1HIROBONアンダーレアキランドF110
AKILAND RACING
1'59.064 1.412 0.510145.162
1332辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'59.538 1.886 0.474144.587
1496IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1'59.849 2.197 0.311144.211
1539地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
2'00.448 2.796 0.599143.494
1686IC3大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
2'00.959 3.307 0.511142.888
1771IC4大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
2'01.230 3.578 0.271142.569
1823IC5YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'03.317 5.665 2.087140.156
---- 以上基準タイム(110% - 2'9.538)予選通過 ----
-29IC6小嶋 禎一SACCESS RACING FR22
SACCESS RACING
no time---
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎB組公式予選結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Group B Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'57.544--147.039
235荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'57.669 0.125 0.125146.883
377宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1'57.733 0.189 0.064146.803
497岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'57.915 0.371 0.182146.577
531奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'57.941 0.397 0.026146.544
637中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'57.982 0.438 0.041146.494
733岩崎 有矢斗ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'58.040 0.496 0.058146.422
813藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1'58.125 0.581 0.085146.316
961佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'58.229 0.685 0.104146.187
1081卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'58.324 0.780 0.095146.070
1162堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'58.436 0.892 0.112145.932
1272IC1HIROBONアンダーレアキランドF110
AKILAND RACING
1'58.720 1.176 0.284145.583
1396IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1'59.196 1.652 0.476145.002
1432辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'59.447 1.903 0.251144.697
1539地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'59.587 2.043 0.140144.527
1686IC3大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
2'00.797 3.253 1.210143.080
1771IC4大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
2'00.989 3.445 0.192142.853
1823IC5YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'03.252 5.708 2.263140.230
---- 以上基準タイム(110% - 2'09.413)予選通過 ----
-29IC6小嶋 禎一SACCESS RACING FR22
SACCESS RACING
no time---
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第14戦もてぎA組公式予選結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Group A Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'58.081--146.371
27三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'58.184 0.103 0.103146.243
316大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'58.628 0.547 0.444145.696
480伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'58.638 0.557 0.010145.684
538平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'58.711 0.630 0.073145.594
618洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'58.995 0.914 0.284145.246
714新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'59.024 0.943 0.029145.211
815吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'59.081 1.000 0.057145.142
922藤原 優汰アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'59.092 1.011 0.011145.128
1041奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1'59.114 1.033 0.022145.101
116西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'59.233 1.152 0.119144.957
1287下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'59.469 1.388 0.236144.670
1363IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'59.590 1.509 0.121144.524
1430IC2DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'59.655 1.574 0.065144.445
1547山本 聖渚BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'00.902 2.821 1.247142.955
1699IC3近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
2'01.614 3.533 0.712142.119
1755IC4KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
2'01.869 3.788 0.255141.821
1827IC5SYUJIRSS F110
RSS
2'02.015 3.934 0.146141.651
1945IC6窪田 俊浩TOKAI DENSO F110
TOKAI DENSO MD
2'02.629 4.548 0.614140.942
2011IC7DAISUKERn-sports F110
Rn-sports
2'03.615 5.534 0.986139.818
---- 以上基準タイム(110% - 2'10.127)予選通過 ----
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎA組公式予選結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2022/11/05) Group A Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'57.937--146.549
27三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'58.161 0.224 0.224146.272
380伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'58.306 0.369 0.145146.092
418洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'58.445 0.508 0.139145.921
56西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'58.581 0.644 0.136145.754
616大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'58.583 0.646 0.002145.751
738平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'58.586 0.649 0.003145.747
822藤原 優汰アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'58.831 0.894 0.245145.447
914新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'58.849 0.912 0.018145.425
1041奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1'58.914 0.977 0.065145.345
1115吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'59.016 1.079 0.102145.221
1230IC1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'59.233 1.296 0.217144.957
1363IC2鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'59.324 1.387 0.091144.846
1487下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'59.329 1.392 0.005144.840
1547山本 聖渚BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'00.047 2.110 0.718143.974
1655IC3KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
2'00.915 2.978 0.868142.940
1799IC4近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
2'01.197 3.260 0.282142.607
1827IC5SYUJIRSS F110
RSS
2'01.811 3.874 0.614141.889
1945IC6窪田 俊浩TOKAI DENSO F110
TOKAI DENSO MD
2'01.816 3.879 0.005141.883
2011IC7DAISUKERn-sports F110
Rn-sports
2'03.135 5.198 1.319140.363
---- 以上基準タイム(110% - 2'09.948)予選通過 ----
Tags:

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波決勝ドライバーコメント 2位・アレックス「もうちょい頑張れば勝てたと思うが、デビュー戦としてはいい」

優勝 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

優勝した白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 「途中自分のシフトミスが再発してしまったので、それは反省です。ただラップタイム自体はまわりより速かったかなと思うので、そこは、まぁよしとするんですけれど。次のレースは日本一決定戦なので、このミスはなくして次に挑みたいと思います」

2位 73号車・センドラ フナト アレックス ショウタ(Deep-R・10V・ED)

決勝2位のルーキーセンドラ・フナト・アレックス・ショウタ(Deep-R・10V・ED)

 「白崎選手が最後の方でミスして、あ、これは追いつけるかな、と思ったんですけれど、やっぱりそのまま。向うはミスしないで走り切れたので、その速さがあるために勝てなかったのだなと思います。ただ最初の方けっこう離されちゃって、これはちょっと、守るのも、後ろの方来るかな? と思ったのですけど、意外とペースをコンスタントに58秒台に入れておけば大丈夫かな、と思って、あまり攻め込まないで、攻めるとタイヤがすぐ終わっちゃうので、コンスタントに、追いつこうとしないで、ペースが落ちないように走ろうと思って、レースが終わりました。もうちょい頑張れば勝てたのかなと思いましたけど、デビュー戦としてはいいのかな、と思います。来年はフル参戦を目指しています」

3位 53号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

決勝3位の安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 「予選で感じていたこと(問題)は改善されずに終わってしまったという感じですね、何も起きることもなく。(中盤は前と差が詰まった?)アレックス選手もミスしているところがあって、その部分で追いついたというだけで、やっぱり彼が普通に走ったら置いて行かれれるし、よくて同等ぐらいで(彼が)ミスして縮まるという感じだったので、やっぱり勝てる力は今回まったくなかったです。次は日本一決定戦です、今年2レース走っているので、その経験を活かして、頑張りたいと思います」

4位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)

決勝4位の稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

 「(安田選手は追えなかった?)ずっと同じタイムで、中盤ちょっと速くなった所もあったのですけれど。やっぱり後半は安田選手の方が速かったので離れちゃったな、という感じではあります。前半まではじわじわ詰まっていたのですけれど、中盤以降はペースがたぶんファーストガレージの方が速かったので、そこで離れちゃったかな、という感じです。日本一決定戦はまだ未定ですが、何かの形で出てリベンジしたいなと思います」

5位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

決勝5位の内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

 「集中力はできるだけ切らさないように、ずっと攻めて走っていました。(クルマの調子は?)前半は調子がよかったのですけど、離されたらスリップも無くなっちゃって、徐々に離されてしまう、ちょっと苦しい感じがしました。この後は富士で11月(のレース)と日本一決定戦に出ようと思っています」

6位 52号車・岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

決勝6位の岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

 「自分の中ではけっこう頑張ってたのですけど、内藤選手のペース良かったです。(思ったよりペース上がらなかった?)今はこれがたぶん実力なんだろうな、と思ってます。今年の冬にあった速さがどこかに行ってしまいました(苦笑)。来年はたぶん違う上のステップを踏んでいきます。その前に今年表彰台乗りたかったですけど」

16位 24号車・甲山晴翔(Calling TRS-10V)

ルーキー甲山晴翔(Calling TRS-10V)は16位

 「(初レースの感想は?)ホントに悔しい結果で終わってしまいました。スタートでもうクラッチのつなぎ方をミスしてしまって、そこからうまくいかず。一回ポジションを上げられるくらいまで接近戦になったのですけど、そこでシフトミスしてしまって、また離れて、で、また最終コーナーで追いついて、の繰り返しでした。(レースは楽しめた?)楽しめました。来年はもてぎ/SUGOか、筑波/富士かはわからないですけどどちらかに参戦したいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波決勝 白崎稜、スーパーFJ初優勝をポール・ツー・ウインで飾る

優勝は白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第8戦決勝が10月30日(日)に筑波サーキットで行われ、ポールポジションからスタートの白崎稜(ZAPスタッフリソースED)が18周の間終始トップを守りチェッカードフラッグを受け、キャリア初の優勝を飾った。

 10月最後の日曜日の筑波サーキットは 秋空がひろがり気温も上昇。決勝スタート時点では気温18度。まさにレース日和という感じだ。

 全8戦で行われる筑波/富士シリーズ戦の最終戦、チャンピオンは前戦で田上蒼竜に決定しているが、2位争いは混戦。開幕戦で優勝し76ポイントの稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)、優勝こそないものの表彰台3回、全戦入賞で74ポイントの白崎稜(ZAPスタッフリソースED)、第6戦で優勝し73ポイントの安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)、の3人がランキング2位のチャンスを有している。

 午前11時20分、予定より10分遅れでコースイン。予選終了後に冷却水漏れが見つかった予選2番手のセンドラ フナト アレックス ショウタ(Deep-R・10V・ED)はパドックでリヤカウルを外して修理が行われていたが、無事に作業完了。フロントロウを獲得した期待の新人のデビューレースを迎えることができた。

決勝のスタートシーン

 17台全車がグリッドに整列してクリーンスタート。ポールポジションから発進の白崎を先頭に、アレックス~安田~稲葉と上位はグリッド通りの順位で第1コーナーに進入する。

 そんな中で好スタートを決めたのが10番グリッドから発進の山下友基(ELEVレーシングHRF10V)と11番グリッドから発進の宇髙希(TAKE FIRST)で、9番手スタートの澤井良太朗(オートルック 青池学園 10V)をかわしてそれぞれポジションアップ、さらに13番手スタートだった戸谷友規(DEEP-R・10V・ED)も前を行く本田千啓(オートルック ☆モダン☆10V)と澤井を抜いて11番手へ。オートルック勢は揃って順位を落とし澤井12位、本田13位。

 後方での攻防をよそにトップ白崎はアレックスに0.675秒の差をつけてオープニングラップを終了。3位安田1.328秒差、4位稲葉まで1.760秒差と指呼の間で続く。アレックスと同じく今回デビュースを迎えた甲山晴翔(こやまはると)(Calling TRS-10V)は15番グリッドから発進したがスタートで後方マシンにかわされ最下位、17位にポジションダウン。

 2周目、白崎は0.717秒と僅かだがアレックスとの差をひろげ、さらに3周目、4周目とファステストラップを更新して0.998秒、1.311秒とじわじわ引き離しにかかる。アレックスと3位安田の差は0.8秒前後を維持、さらに4位稲葉は安田に対し0.552秒→0.861秒→0.951秒と次第に遅れをとっている。

 5周目、白崎は58秒567とまたもファステストラップを更新しアレックスに1.526秒差。アレックスも3位安田、4位稲葉も自己ベストを更新して追走するが、白崎は0コンマ2秒以上速いタイムで周回している。5位内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)は上位4台からやや離され約2秒の差、6位岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)と0.8秒差でポジションを守っている。

 3台が出場のジェントルマンクラスのトップは全体14位の秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)がクラス2位の本間隆史(MATレーシングPJ10V)に2.2秒の差をつけている。

 6周目、7周目、8周目と白崎は安定したペースで走りアレックスとの差をキープ、アレックスと安田の差も0.49秒→0.675秒→0.831秒とじわじわ拡大、そんな中ペースを上げて安田のとの間合いを詰めているのが稲葉で5周目1秒以上にひらいたギャップを7周目に自己ベストの58秒802で安田との差を0.703秒差に詰め、安田は苦しいレースをしいられる。

 ここから2位グループ3台は膠着状態に陥り、僅かでもミスをすればポジションを奪われかねない神経戦に突入する。

 稲葉はさらに安田を追い詰め10周目0.517秒差、11周目0.443秒差とギャップを削る。しかり安田もこれに気付いたか13周目に58秒752の自己ベストを出して0.615秒差と稲葉を引き離す。

 レースのバランスが崩れたのは14周目、それまでまったく破綻の無かった白崎が59秒257とラップタイムを乱し、2秒以上に開いていたアレックスとの差が一気に1.526秒まで縮まる。続く15周目には1.336秒差、16周目には0.999秒差とアレックスは58秒台を連発して白崎に詰め寄る気配を見せる。しかしここで白崎はふんばり17周目58秒台に戻して再度アレックスを1.223秒差に突き放しファイナルラップ突入、一方アレックスの後方からは安田が0.464秒差に接近、緊張が高まる。これでアレックスは2位のポジションを守らざるをえなくなったか、ファイナルラップはポジションキープでフィニッシュ。

決勝2位はセンドラフナトアレックスショウタ(Deep-R・10V・ED)

決勝3位は安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

決勝4位は稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

決勝5位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

決勝6位は岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

 優勝は白崎、スタートでトップに立って一度もその座を譲らぬポール・ツー・ウインでスーパーFJ初優勝。1.279秒差の2位にはデビュー戦でトップグループに伍して譲らぬ戦いぶりを見せたアレックス。そのアレックスを0.37秒差まで追い詰めた安田が3位となった。安田から1秒離れて稲葉が4位。以下内藤、岩本と終わってみればスタート時点と同じ順位だったが、最初から最後まで気の抜けない、厳しいレースだった。

マスタークラス優勝は本間隆史(MATレーシングPJ 10V)

 ジェントルマンクラスはスタートから終始首位を走り大差をつけていた秋山が16周目にスローダウン、エンジンはパラついた音を発し、それでもゴールを目指して走行を続けていたがファイナルラップの第2ヘアピンでストップ、チェッカードフラッグをうける事はかなわず、クラス優勝は本間、2位に竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)があがり、秋山はチェッカーを受けられなかったが完走扱いでクラス3位となった。

ルーキー甲山晴翔(Calling TRS-10V)は16位

 また今回デビューレースを迎えた甲山はスタートで順位を落とすとその後は落ち着いてレースを走行、秋山のトラブルで16位に順位を上げてフィニッシュした。

 この結果筑波/富士シリーズのポイントランキングは白崎74点→94点で2位、安田73点→88点で3位、稲葉76点→86点で4位という順になった。(手元集計)

表彰式

マスタークラスの表彰式

 今シーズンの筑波/富士シリーズはこれにて終了。エントラントの中には12月10日-11日に富士で行われる「スーパーFJ日本一決定戦」への出場を予定している者もいる。彼らのシーズンオフはまだ当分やってこない。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/10/30) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 8 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
126白崎 稜ZAPスタッフリソースED
TOKYO R&D RD10V
1817'45.108--
273センドラ フナト アレックス ショウタDeep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
1817'46.387 1.279 1.279
353安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
MYST KK-S2
1817'46.757 1.649 0.370
414稲葉 摩人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1817'47.779 2.671 1.022
522内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1817'54.006 8.898 6.227
652岩本 瞬ファーストガレージ小倉学園S2
MYST KK-S2
1817'56.32011.212 2.314
779中澤 凌ZAP NAIZ 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'02.23017.122 5.910
891山下 友基ELEVレーシングHFR 10V
TOKYO R&D RD10V
1818'02.81317.705 0.583
972下村 剛司SウインズELEV'r KKS2
MYST KK-S2
1818'03.15318.045 0.340
1023宇高 希TAKE FIRST
TOKYO R&D RD10V
1818'04.41719.309 1.264
1166戸谷 友規Deep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
1818'04.93119.823 0.514
127本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
1818'05.19520.087 0.264
131澤井 良太朗オートルック青池学園10V
TOKYO R&D RD10V
1818'06.48421.376 1.289
1446M1本間 隆史MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
1818'27.85042.74221.366
1516M2竹沢 茂スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
1818'31.46446.356 3.614
1624甲山 晴翔Calling TRS-10V
TOKYO R&D RD10V
1818'31.65646.548 0.192
173M3秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
1717'19.5231Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 26 白崎稜(ZAPスタッフリソースED) 58.567 (5/18) 125.702 km/h
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筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波予選ドライバーコメント 2位・アレックス「ミスが無ければポールを取れたので、悔しさは決勝で晴らす」

ポールポジション 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)58秒243

ポールポジションの白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 「やっとポール取れたので、スポンサーして下さっている方々にやっといい報告ができます。僅差なのはわかっていたので、早くタイムを出せるように距離をちょっと稼いで、タイヤがタレてくる中ではグリップ限界を探すのに苦労したなという感じです」

2位 73号車・センドラ フナト アレックス ショウタ(Deep-R・10V・ED)58秒288 トップと0.045秒差

予選2位のセンドラフナトアレックスショウタ(Deep-R・10V・ED)

 「ちょっと悔しいですね。第1ヘアピンでちょっとミスして、そのミスが無ければポールポジションが取れたのじゃないれかと思ってます。決勝を走り切って勝ちたいと思います。(走行直後はかなり怒っていたけど、自分に対して?)ミスが無ければポール取れたので、それが悔しくて、その悔しさは決勝で晴らします」

3位 53号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)58秒320 トップと0.077秒差

予選3位の安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 「昨日から同じ症状が出ていて、新品タイヤ履いてもその症状がより出ちゃって、ちょっと乗りにくいな、という部分があったのですけど。でもこのタイム差見るとあとちょっとだたので。何ともセッティングもですけど自分が詰めきれれば、というところもあります。(症状というのは?)バランスがちょっと、昨日から前後バランス的によくなくて、いろいろよくはなってきてたのですけど、新品タイヤはいたらまた違うバランスになって、序盤から厳しいなというのは感じていたのですけど、それでも必至にアタックして、この差かな。決勝はスタートさえ決まって、後ろについて行ければ、何かしら抜けるチャンスはあると思うので、あきらめずに、頑張りたいと思います」

4位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)58秒436 トップと0.193秒差

予選4位の稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

 「ちょっとセット決まりきらなくて。いつもユーズドタイヤでセット出して新品ではまらない、っていうパターンだったのですけど、今回は新品タイヤを見越して(セッティングを)作ってもらったにも関わらず、やっぱり自分のフィードバックと合っていなくて。というのは僕のフィードバックの精度が低かったというのが一番の要因なんですけれど、まだクルマを分かりきれいなくて、第1ヘアピンと第1コーナーでそれぞれコンマ1秒ずつ(ロスしている)ってのはなんとなく自分でもそこが遅いと分かっていたので、うまく改善して決勝はトップ争いに加われるようにしたいと思います。(コースイン時のスピンは?)タイヤが冷えてて慌てた結果スピンしました、あれは後ろのドライバーに迷惑かけちゃいました」

5位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)58秒527 トップと0.284秒差

予選5位の内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

 「(終盤タイムが上がった?)路面温度も低くて、だんだんタイヤが暖まってきて、自分自身のコツもつかめてきて、どんどんいけるようになって、タイムよくなってきたな、という感じがします。(マシンの感触は?)前戦よりもいい感触ではありました。(決勝に向けては?)最終戦なので、悔いの残らないように、しっかり前を目指して、頑張っていきたいな、と思います」

6位 52号車・岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)58秒812 トップと0.569秒差

予選6位の岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

 「(終盤タイムが上がってきた?)ちょっとダメでしたね、うまくできなかったですね。だいぶ、思い通りにはいきませんでした。なんとか入賞(狙える)圏内には入れた、という感じです。(タイヤのタレは?)大丈夫そうです、あまり感じないです。決勝はロケットスタートでいきたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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筑波・富士S-FJ選手権

第8戦予選筑波 白崎稜、初のポールポジション、新人アレックス、デビュー戦でフロントロウ獲得

ポールポジションは白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第8戦公式予選が10月30日(日)に筑波サーキットで行われ、白崎 稜(ZAPスタッフリソースED)が終始トップを争うタイムをマークし、ポールポジションを獲得した。

 晩秋を迎えつつある筑波サーキットは 朝からすっきりと晴れ上がり、寒いながらもレースには絶好のドライコンディション。全8戦で行われる筑波/富士シリーズ戦の最終戦、チャンピオンは第7戦で田上蒼竜に決定しているが、2位争いは混戦、3人が争っている状況だ。

 午前8時40分、20分間の予選が開始。気温11度と冷え込んではいるが、タイヤやエンジンには良い条件だと各選手が話している。白崎稜(ZAPスタッフリソースED)を先頭に17台がコースイン、全車スリックタイヤ、今回デビューレースの甲山晴翔(こやまはると)(Calling TRS-10V)とセンドラ フナト アレックス ショウタ(Deep-R・10V・ED)も最後尾からコースインする。

 各車ウォームアップを終えて残り16分、まずは白崎がいちはやく1分を切り59秒360でトップに立つ。2番手稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の59秒744、稲葉はコースイン直後の第2ヘアピン出口でスピンを喫し周囲を心配させたがダメージはないようだ。 白崎は続く周回で58秒969と58秒台に入れ、稲葉が59秒187、そして3番手に第6戦優勝の安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)が59秒197でつけている。

 残り14分、ここで何と今回デビュー戦のアレックスが58秒916を出してトップに立つ。すかさず白崎が58秒658でトップタイムを更新するが、次の周回でアレックスは58秒628と再びトップへ返り咲き、先輩ドライバーに伍して戦える速さを見せている。もう一人の新人好山は15番手だ。白崎2番手、安田も58秒台に入れて3番手を守っている。今回3台が出場のマスターズクラスでは総合10番手の秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)がトップに立っている。

 残り12分、白崎が58秒324でトップを奪い返し安田も58秒574で2番手へ浮上、アレックスは3番手にドロップ。4番手に58秒663の稲葉が上がってくる。以下岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)、内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)と続く。

 残り10分を切って稲葉が58秒504で3番手へ上がりアレックス4番手、内藤も58秒858で岩本を押しのけ5番手。ここで白崎、安田が相次いでピットイン。終盤のタイムアタックに向けての調整か。

 残り6分、ここまで1分が切れずに下位に沈んでいた本田千啓(オートルック ☆モダン☆10V)が59秒104を出して7番手へ浮上、しかし即座に中澤凌(ZAP NAIZ 10VED)が59秒055で入れ替わり、さらに澤井良太朗(オートルック 青池学園 10Vが59秒035で取って代わり、さらに中澤が58秒986で7番手を取り戻す、と中団のグリッド争いもし烈だ。

 残り5分、白崎は58秒243とトップタイムを削り、安田も58秒402と自己ベストを更新するが届かない。アレックスは58秒448で稲葉を追いやり3番手へ。

 残り1分30秒、アレックスが58秒268とタイムを詰めて2番手に上がり、安田3番手へドロップ、激しい中団争いには下村剛司(SウィンズELEV'rKKS2)も参加し58秒952で7番手へ。稲葉、内藤も自己ベストを更新するが、4番手、5番手で変わらず。

予選2位はルーキーセンドラフナトアレックスショウタ(Deep-R・10V・ED)

予選3位は安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

予選4位は稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

予選5位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

予選6位は岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)

マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

 チェッカードフラッグが振られ、最後の周回でタイムを更新する者は現れず、白崎が初のポールポジションを獲得、フロントロウにはデビュー戦のアレックスが並び周囲を驚かせた。セカンドロウには3番手安田、4番手稲葉と、白崎と共にシリーズランキング2位を争う二人が並んだ。以下内藤、岩本が3列目。激しかった7番手争いは下村が獲得、中澤と4列目を分け合った。ジェントルマンクラスのトップが全体14番手の秋山、以下全体16番手の竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)同17番手の本間隆史(MATレーシングPJ10V)という順になった。

ルーキー甲山晴翔(Calling TRS-10V)は予選15位

 アレックスを同じく今回デビュー戦の甲山は1分を僅かに切れず1分0秒142で15番手からレースを迎えることになった。

 決勝は午前11時10分コースイン予定。シーズン最終戦ということである意味各選手の力関係が固まっている中、新人がフロントロウを獲得したことで決勝の展開は一気に予断を許さない状況になった。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/10/30) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 8 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
126白崎 稜ZAPスタッフリソースED
TOKYO R&D RD10V
58.243--126.401
273センドラ フナト アレックス ショウタDeep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
58.288 0.045 0.045126.304
353安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
MYST KK-S2
58.320 0.077 0.032126.235
414稲葉 摩人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.436 0.193 0.116125.984
522内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
58.527 0.284 0.091125.788
652岩本 瞬ファーストガレージ小倉学園S2
MYST KK-S2
58.812 0.569 0.285125.179
772下村 剛司SウインズELEV'r KKS2
MYST KK-S2
58.952 0.709 0.140124.881
879中澤 凌ZAP NAIZ 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.986 0.743 0.034124.809
91澤井 良太朗オートルック青池学園10V
TOKYO R&D RD10V
59.035 0.792 0.049124.706
1091山下 友基ELEVレーシングHFR 10V
TOKYO R&D RD10V
59.075 0.832 0.040124.621
1123宇高 希TAKE FIRST
TOKYO R&D RD10V
59.098 0.855 0.023124.573
127本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
59.104 0.861 0.006124.560
1366戸谷 友規Deep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
59.140 0.897 0.036124.484
143M1秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
59.187 0.944 0.047124.385
1524甲山 晴翔Calling TRS-10V
TOKYO R&D RD10V
1'00.142 1.899 0.955122.410
1616M2竹沢 茂スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
1'00.413 2.170 0.271121.861
1746M3本間 隆史MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
1'00.455 2.212 0.042121.777
---- 以上基準タイム(130% - 1'15.768)予選通過 ----
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筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波 初のレースを迎える新人ドライバー甲山晴翔とセンドラ・フナト・アレックス・ショウタにインタビュー

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第8戦が10月30日(日)に筑波サーキットで行われる。シリーズ最終戦ということもあり、例年、翌シーズンの本格参戦をにらんでエントリーする新人ドライバーがいるが、今回も2名のドライバーがレースデビューを飾る。

 この2名、両者カートを含めてレースの経験がまったくない点が共通で、最近スーパーFJにデビューする若手としては珍しい部類かもしれない。レース前日のスポーツ走行1本目が終わった時点で、インタビューをこころみた。</p >

甲山晴翔選手のコメント

 まずはゼッケン24番、甲山晴翔(こやまはると)選手。2年前からZAP SPEEDの研修生となり、昨年契約ドライバーに昇格、8月からスーパーFJでの練習に取り組んできた。今回はチームとは離れて独自にデビュー機会を得た。エントリーは「Calling TRS-10V」東京R&DのRD10Vをドライブする。

ルーキーのセンドラ・フナト・アレックス・ショウタ

 「レース経験はまったくないです。モータースポーツ自体も始めてからちょうど2年近く経過した感じです。(練習はけっこうした?)おもにもてぎで練習していて、今年の春ごろから筑波でも頻繁に走るようになりました。なのでホームコースはどちらかといえばもてぎです。今月末までZAP SPEEDさんと契約続いているのですけど、今回はスポットで。このマシンはレース直前に用意してもらって、スポンサーさんを集めて購入したものです。(どの程度のタイムが出ている?)今日の1走行目は(赤旗も多くて)全体的にうまくできていなくてタイム出てないです(筆者の手元計測で1分1秒~2秒程度)。あと2回練習走行して明日の初レースを迎えます」

センドラ・フナト・アレックス・ショウタ選手のコメント

 続いてはゼッケン73番、センドラ フナト アレックス ショウタ選手。こちらはDeepRacing所属。今シーズン、筑波のレース前のスポーツ走行でたびたび走る姿を見かけ、タイムも他のレース参戦している選手とそん色ないものがあり、筆者にとっては謎の存在だったのだが、今回チームからデビュー機会を得た。エントリーは「Deep-R・10V・ED」こちらも東京R&DのRD10Vをドライブする。

ルーキーの甲山晴翔(こやまはると)

 「(満を持してのデビュー?)けっこう練習していて、初めてのレースなのでまずは完走することが一番の目的です。練習でのタイムは悪くないと思う。(タイムどのくらい?)今日は新品タイヤで58秒5ぐらいいけた(今年の筑波での予選最速は5月の58秒1)ので、普通に走ればいい順位まではいけると思うので、頑張りたいと思います。レースの経験はなくて、カートは乗ってましたけどレースは出たことがないです。(緊張します?)します(笑)」

 あいにく1本目のスポーツ走行は赤旗が2回出て十分な連続走行ができなかったうえ、レースと違いクラスの異なるフォーミュラマシンや初めてスポーツ走行するドライバーもいるなど練習には厳しい状況だったが、両者コンスタントな周回を見せていた。

 明日の初レース、どのような走りを見せてくれるか期待したい。

Text & Photo: Junichi SEKINE
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

GTアソシエイションが「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」の募集を開始

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は、FIA-F4選手権へのステップアップをサポートする育成プログラム「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」の5代目チャレンジドライバーの募集を開始した。

 2015年のシリーズ発足から多くのエントリーを集め、現在F1に参戦している角田祐毅選手や昨年GT500クラスのドライバーズチャンピオンを獲得した坪井翔選手など、数多くのトップドライバーを輩出してきたFIA-F4選手権シリーズ。2022年シーズンも過去最大の40台を超えるエントリーを集めるなど、絶大な人気を誇っている。

 GTAは全日本カート選手権や各地で開催されているスーパーFJで活躍する若手ドライバーたちを対象に、FIA-F4選手権への参戦をサポートする「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」を2017年からスタートさせ、これまでに菅波冬悟、環優光、大竹将光、そして伊東黎明といったドライバーたちが「チャレンジドライバー」としてチャンスをつかみ、FIA-F4選手権を戦ってきた。4代目チャレンジドライバーの伊藤黎明は今シーズンも2回の表彰台を獲得して目下シリーズランキング7位につけている。

 残念ながら過去2シーズンは新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、新たなチャレンジドライバーの募集は行われていなかったが、GTAは来たる2023年シーズンに向けて「〝5代目〟チャレンジドライバー」を以下の内容で募集することを決定した。  

 FIA-F4選手権参戦を目指す若手ドライバーにとっては、大きなステップアップ支援を得られる願ってもないチャンスとなるはず。自らの将来を勝ち獲るためにも、このプログラムへ応募してみてはどうだろうか。

「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」募集要項

サポート内容

 2023年FIA-F4選手権へのGTAが指定するチームからのフル参戦サポート(GTAが設定する「OTG F4トレーニング」、「DUNLOP F4 トレーニング」等、レースウィーク付帯走行を含む)

  • FIA-F4車両レンタル費用(エンジンレンタル費用含む)
  • 工場およびレースウィークにおける車両メンテナンス費用
  • サーキットへの車両機材の運搬費用
  • レースウィークに使用する指定ダンロップタイヤ(3セット/1大会)
  • ガソリン・オイル・ブレーキパッド等の消耗品
  • レースへのエントリー費用
  • レース参戦用レーシングスーツ費用半額サポート(スーツメーカー自由。指定デザインあり、パーソナルスポンサーロゴ掲示応相談)

ドライバー本人の負担内容

  • ドライバー個人の競技ライセンスおよびサーキットライセンス取得費用、保険費用
  • レース参戦に必要なエクイップメント費用(ヘルメット、シューズ、グローブ、HANSデバイス、アンダーウェア等一式、レーシングスーツ費用半額)
  • ドライバー個人経費(交通費、宿泊費等)
  • レースウィーク(GTAが設定するトレーニング走行含む)以外の練習走行にかかる費用一式
  • 車両破損時の修復費用(修復に要するパーツ代金を含む)

1)「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」選考対象者

  • 2022年度に開催された「全日本カート選手権(OKまたはFS-125クラス)」出場経験者、または同「地方選手権S-FJシリーズ」出場経験者であること
  • 2023年FIA-F4選手権へのフル参戦が可能な競技許可証(ライセンス)を取得可能なドライバー(※国内競技運転者許可証A以上。ただし限定国内競技許可証Aを含む)
  • 過去にFIA-F4選手権、JAF-F4地方選手権、フォーミュラ・チャレンジ・ジャパンを含む上級フォーミュラカーレースへの参戦経験がないドライバー
  • 未成年者の場合、本プログラムへの応募および2023年FIA-F4選手権シリーズへの参戦に際し、親権者の同意が得られること。

2)応募手順

 以下のリンク先にある「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」応募用紙をプリントアウト、必要事項を記入の上、写真を貼付。また、応募用紙に「応募動機書/自己PR書(A4、書式自由)」を添付し、11月30日(水)必着にて、下記宛先の株式会社GTアソシエイションFIA-F4事務局まで郵送すること。

●応募申込書URL

 https://tinyurl.com/286vogyg

● 申込書宛先

株式会社GTアソシエイション FIA-F4事務局 担当/中野
〒142-0031 東京都品川区西五反田2-14-2 五反田YNビル3F
TEL :03-6426-2501 FAX :03-6426-2504

応募後の流れ

 応募された申込書にて1次書類選考審査を行い、12月初旬に下記2次選考進出者を決定し、各応募者への合否通知を行う。

 12月中旬に2次選考進出者への面談およびサーキットでの実走テストを行なった上で、最終選考を行う。(12月末 決定予定)

以上

SUPER FORMULA

2022シリーズチャンピオン会見 「チャンピオンは何回でも経験したい」

ドライバーズチャンピオン 野尻智紀(TEAM MUGEN)

チャンピオン記者会見:2022年ドライバーズチャンピオンの野尻智紀

 「今年から少しタイヤが変わって、開幕戦の予選は、あれ?ちょっと今年は厳しくなるのかなと思ったりもしました。でも、そこはチーム力で翌日の第2戦ではポールを取って、ポール・トゥ・ウィン。ここでシーズンの流れを作れたと思っています。そこからもチームはミスなく僕を毎回送り出してくれました。皆の頑張りが常に形になり続けるという、奇跡のようなシーズンでした」

 「ここにあるチャンピオントロフィーもずっと僕のものであってほしいと思います。それほど、このチャンピオンというものは素晴らしいものだと思っています。去年もこの(会見の)ときに思いましたが、何回でも経験したいです」

チームチャンピオン TEAM MUGEN監督 田中洋克

チャンピオン記者会見:2022年チームチャンピオン無限の田中洋克氏

 「これまでチームタイトルを取ったことがなく、初のタイトルです。昨日のワンツーフィニッシュも初めてでした。そういう最高の形でドライバーとチームタイトルが決まって、これ以上ないという形で決められたので、どう表現して良いのか……強い無限を見せることができて本当に良かったと思います」

 「シーズンを振り返ると、チームタイトルを取りたいという気持ちは当然ありましたが、野尻選手の2年連続タイトルというのをメインにチームとしては考えていました。そのためにも2台体制でお互いにフィードバックしながら、チーム力を高めながらチャンピオンを取りに行くということが非常に上手くいったと思います」

 「笹原選手には前半トラブルが出ましたが、それも後半には修正でき優勝もできましたので良かったと思います。野尻選手については、序盤ポールを連続で取ったり優勝したり凄い勢いでしたが、中盤からチャンピオンを意識して少し守りに入ったかなと感じ、何とか修正できないかと思っていました。でも昨日、今日のレースを見てほっとしています」

チャンピオン記者会見:2022年チームとドライバーチャンピオン

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝会見 野尻智紀「今まででベストと言えるレースでした」

優勝 野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

決勝記者会見:優勝した

 「ずっとポールから勝てないというレースが続いていて、勝ちたいという気持ちがどんどん強くなっていた時期もありました。ただ、今はチャンピオンを見据えて走るときだと自分に言い聞かせているという状態が、シーズン中ずっと続いていました」

 「今回は(そういうことが)何もないのでリスクを負って最初から最後までプッシュし続けました。昨日のレースが終わって、自分に挑戦するレースにしたいと思っていました。自分自身と戦い続け、個人的には今まででベストと言えるレースができたと思います」

2位 大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)

決勝記者会見:2位の

 「チャンスがあるのはスタートだと思い、そこに集中していました。スタートはかなり良く、野尻選手を抜くまでには至りませんでしたが、2番手で前半走れたのはレース展開を見据えると良かったと思います」

 「ピットに入るタイミングはちょっと早かったのですが、早かったことでSCが入って、トップに立てるチャンスがあるかもとも思いました。結局それは叶わなかったのですが、2番手の位置でしっかり走りきれました。今年の初表彰台になりますが、ダンディライアンに移籍して、なかなか上手くいかないことが多かったので、最後の最後でまとめることができて、チーム、応援してくれた皆さんに感謝したいです」

3位 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)

決勝記者会見:3位の

 「今日のレースは、スタートは改善されたのですが、後ろのホンダ勢が速くて抜かれてしまいました。その後3番手に上がって、セーフティカー出るまではクリーンエアーになってペースを上げることができました」

 「昨日のストラテジー(戦略)どおり進めようとしたところでセーフティカーが入ってしまって、ちょっと不運だったという印象です。タイヤ交換後は、皆マイレージはほぼ一緒ですし、追い抜くこともできませんでした。でも、自分の中ではクルマの課題点や改善点を確認できたレースでした」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝会見 優勝監督・田中洋克「2台体制はタイトルのために必要でした」

決勝記者会見:優勝チーム監督の田中洋克(TEAM MUGEN)

優勝チーム監督 田中洋克(TEAM MUGEN)

 「素直に嬉しいです。最終戦で優勝できればベストと思っていましたが、本当に優勝できて嬉しく思っています」

 「(野尻選手と笹原選手のピットインのタイミングが重なったことについて)笹原選手のフロントウィングが壊れたのはイレギュラーでしたし、野尻選手はセーフティカーも入りましたので、あれは仕方ないと思います。チームの皆も冷静に対応してくれましたので、大勢に影響はありませんでした」

 「最終戦が本来の野尻選手の持っている力だと思います。昨日まではチャンピオン獲得のプレッシャーが凄くかかっていて、守りに入るという力も働いたように思います。今日は全てのことから解き放たれて良いパフォーマンスを出してくれました。昨日とは全く顔つきが違っていました」

 「今年は2台体制での参戦でしたが、野尻選手の連続タイトルを取るためには必要なことでした。やはり1台では限界もあります。山本選手のときも1台でやってきましたが、非常に辛かったです。良いときはいいのですが、ハマってしまうと出られなくなってしまうというのが1台体制の弱点です。今年は何としても2台でやりたいという気持ちが強くありました」

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝 チャンピオン野尻智紀がポールトゥウィンで有終の美

チャンピオンを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権最終第10戦は30日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が優勝。今季2勝目で有終の美を飾った。

 決勝は午後2時30分にフォーメーションラップが始まった。気温21度、路面温度32度と汗ばむほどの陽気となった。

31周の決勝がスタートした

 スタートではポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップで1コーナーへ向かう一方、予選2位の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)は蹴り出しが悪く、2位には予選3位から大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が、3位には予選4位から笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が上がる。宮田は4位まで順位を下げた。5位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が、6位には平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が続く。

レースは序盤からセーフティーカーが導入される

 その背後では、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)が1コーナーでコースアウト。早くもセーフティーカー(SC)が導入された。SCは2周終わりで退き、レースは3周目から再開された。

 ここでは笹原がアンチストールが働いたのが失速。宮田と坪井にパスされ5位に落ちた。

 5周目には7位のサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が、前を走る平川をかわして6位に上がる。

 この間、トップの野尻は一時は2位の大津より1秒5前後速いタイムを刻んで後続を引き離しにかかる。9周目にはその差は5秒7となった。

 ピットウインドーがオープンとなる10周目には、多くのドライバーがピットインを行う。上位では笹原がピットに入った。11周目には大津、坪井もピットイン。

クラッシュした松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)

 13周目には、後方を走っていた松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が、パスしようとしたジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)と接触しコースアウト。これを見てSCが出ると踏んだトップグループもピットイン。野尻、宮田、フェネストラズ、平川などがピットに滑り込んできた。

 予想どおりSCは導入された。野尻はトップのままコースに復帰、2位には大津が、3位には宮田が、4位にはフェネストラズが、5位には坪井が、6位には平川が続く。

 SCは17周終わりでピットイン。レースは18周目から再開された。

 19周目にはペースの上がらない5位の坪井をスプーンで平川がパス。坪井はさらに山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)に、翌周には大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)にもパスされると、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)にも攻略され10位まで落ちてしまった。

 この間、トップ野尻は逃げる。25周目には大津との差は4秒7と広がる。3位の宮田はさらにその後方1秒5差で続く。

優勝は野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

決勝2位は大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)

決勝3位は宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM\'S SF19)

 レースはこのまま31周を走り終了。昨日、チャンピオンを決めた野尻が有終の美を飾った。2位には大津が、3位には宮田が入った。

 同ポイントでドライバーズタイトル2位で並んでいた、フェネストラズと平川の争いは、平川に先行して4位に入ったフェネストラズが2位、5位に終わった平川はランキング3位でシーズンを終えた。

 6位には山本が、7位には大湯が、8位には三宅が、9位には牧野が、10位には小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が入った。

ルーキーオフザイヤーを獲得した佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)

 また、ルーキーオフザイヤーは昨日第9戦で3位に入った佐藤蓮(TEAM GOH)が三宅を退け獲得した。

 これで今シーズンのスーパーフォーミュラは全日程が終了。12月には公式テスト/ルーキーテストが行われ、来シーズンは2023年4月8日に富士スピードウェイで開幕する。

表彰式

ドライバーズタイトルの表彰式

チームタイトルの表彰式

胴上げされる野尻智紀(TEAM MUGEN)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿決勝結果

第21回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2022/10/30) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 10 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
311:01'20.630--
26大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:01'27.487 6.857 6.857
337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
311:01'28.630 8.000 1.143
44サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
311:01'31.17910.549 2.549
520平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
311:01'34.49213.862 3.313
664山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:01'35.43314.803 0.941
765大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:01'39.33718.707 3.904
855三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
311:01'52.58331.95313.246
95牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:01'53.42932.799 0.846
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
311:01'53.64733.017 0.218
1119関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
311:01'55.12234.492 1.475
1238坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
311:02'00.36339.733 5.241
133山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
311:02'01.29440.664 0.931
1439阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
311:02'01.48440.854 0.190
1514大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
311:02'02.48441.854 1.000
1615笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
311:02'03.10542.475 0.621
1736ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
311:02'04.17043.540 1.065
1818国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
311:02'08.55047.920 4.380
19*53佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
311:02'26.9801'06.35018.430
---- 以上規定周回数(90% - 27Laps)完走 ----
-50松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1121'42.56420Laps20Laps
-12福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
0-31Laps11Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 53 佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19) 1'39.362 (24/31) 210.394 km/h
  • CarNo. 53は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章10.11(SC中の危険行為)により、競技結果に5秒を加算した。
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TCR JAPAN SUNDAY

第6戦鈴鹿決勝結果 喧嘩レースを制した塩谷烈州が初優勝 2位に入ったHIROBONがサタデーに続きサンデーシリーズでもチャンピオンを決める

優勝した塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION\')

 TCRジャパン・サンデーシリーズ第6戦は30日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が大荒れのレースを制して今季初優勝を飾った。2位に入ったHIROBONはサタデーレースに続いてサンデーレースでもチャンピオンを決めた。

 決勝は午後0時30分に8台が参加してフォーメーションラップが始まった。快晴の鈴鹿は汗ばむほどの陽気となってきた。

スタート直後のS字コーナー

 スタートではポールポジションの猪爪杏奈(DOME RACING)は、蹴り出しは良かったものの加速が伸びず、予選2位の塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')に並ばれてしまう。この2台は1コーナーで並走するも、接触しながら塩谷が前に出た。猪爪は2位に落ちる。予選3位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)も予選4位のMOTOTINO(55MOTO RACING)にかわされ4位にドロップ。5位に加藤正将(Audi Team Mars)、6位に植松忠雄(Floral Racing with UEMATSU)が続く。

 1周目のシケインでは猪爪がトップ塩谷のインに飛び込むも、ここでも接触しながら塩谷がトップを守った。

 5周目からは塩谷のペースが上がらないためか、猪爪に加え、MOTOTINOが追いつき、この3台は接近戦となる。

白熱のトップ争い

 6周目のストレートではこの3台はスリーワイドとなり、その直後には加藤も迫ってきた。1コーナーからS字にかけて並走していた塩谷と猪爪はS字で接触。ハーフスピンを喫した猪爪は5位まで順位を落とした。2位にはMOTOTINOが、3位には加藤が、4位にはHIROBONが繰り上がった。この周のシケインでは2位のMOTOTINOのインに飛び込んだ加藤がMOTOTINOと接触。MOTOTINOと加藤が失速した横をすり抜けてHIROBONが一気に2位まで浮上した。猪爪も加藤をパスして4位に上がった。

 猪爪は続くS字で加藤と接触してコースアウト。この混乱で後方を走っていた鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が3位に浮上した。4位は猪爪、5位はMOTOTINOとなる。

終盤の塩谷烈州とHIROBONのトップ争い

 2位に上がったHIROBONはトップの塩谷に接近。7周目に1秒7あった差を徐々に詰め始める。11周目にはその差は0秒3となったが、チャンピオンのかかっているHIROBONは無理をせず、12周を回って塩谷が初優勝を飾った。2位に入ったHIROBONはサタデーシリーズに続いてサンデーシリーズでもチャンピオンを決めた。

優勝は塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION\')

決勝2位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝3位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 上位2台に大きく遅れて、3位鈴木、4位猪爪、5位MOTOTINOは終盤、接近戦となるが、鈴木が逃げ切って3位でフィニッシュした。最終ラップに猪爪をパスしたMOTOTINOが4位、猪爪は5位でレースを終えた。

チャンピオンを獲得したHIROBON(左)、チーム監督の奥村浩一(中)、3位に入った鈴木建自

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
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TCR JAPAN SUNDAY

第6戦鈴鹿決勝結果

第21回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2022/10/30) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
162塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
1227'27.348--
219HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1227'27.978 0.630 0.630
317鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1227'30.974 3.626 2.996
455MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1227'31.806 4.458 0.832
5*98猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
1227'37.246 9.898 5.440
673大蔵 峰樹Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
1228'16.62449.27639.378
765加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
1229'40.2342'12.8861'23.610
8290植松 忠雄Honda CIVIC TCR
Floral Racing with UEMATSU
1127'51.9971Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 62 塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION') 2'14.432 (2/12) 155.508 km/h
  • CarNo. 98は、TCRJ競技規則第9条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に5秒を加算した。
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿予選会見 野尻智紀「優勝を待ち望んでいる方に応えたい」

PP 野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

予選記者会見:ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「今シーズン始まる前にはここまでポールポジション(PP)をたくさん取れるとは思っていませんでした。選手全員がほしいPPを6回も取れたことは嬉しく思います。チームの支えとファンの皆さんの支えがあってこそです。優勝を待ち望んでいる方も多いと思いますので達成できるよう、がんばります」

2位 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)

予選記者会見:2位の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

 「今日も2番グリッドですが、タイム差は縮まったと思います。昨日からポテンシャルを上げることができたので安心しました。過去は(同じ状況で)悪い流れになることがありましたが、良いポテンシャルで走ることができました。昨日はチーム側のミスもあって順位を大きく落としてしまったので、最後のレースは皆で達成感を味わえる素晴らしいレースにしたいと思います」

3位 大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)

予選記者会見:3位の大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

  「昨日の予選、決勝ともにペースが良くなくて、特に予選を大きく改善しなくてはいけないという状況だったのですが、チームと昨日夜遅くまでミーティングを重ねて、これまで良かったテストの雰囲気などを思い返して、データと照らし合わせて今日に臨みました。Q1の走り出しからタイヤのグリップが全く違って、Q1を2番手で通過でき、さらにそこからトップを取るしかないという気持ちで、攻めたセッティングを試みましたが、トップとは差がついてしまいました。でも、3番手で予選を終えられたことは嬉しく思っています」

予選フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第10戦鈴鹿公式予選 チャンピオン野尻智紀がポールポジション

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦は30日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がポールポジションを獲得した。

 鈴鹿は昨日より雲は多いものの早朝より穏やかな好天に恵まれ、公式予選が午前9時5分より行われた。気温は17度、路面温度は20度だ。ノックアウトQ1はA、Bグループに分けられそれぞれ上位6台がQ2に進出。Q2のタイムアタックで上位12台のグリッドが決定する。

■ノックアウトQ1(Aグループ)

 このセッションは10分で行われた。各車1周を回りピットインして、ニュータイヤに履き替えピットアウトする。各車ウォームアップに2周を費やし、3周目からアタックに入る。

 最初にアタックしたのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1分37秒410でまずはトップに立つ。次にアタックした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)は大湯のタイムを大きく上回る36秒860をたたきだしトップに浮上。

 3番手でアタックした笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)は、1分37秒144で牧野に続く2位に滑り込んできた。

 その後、トップ牧野と2位笹原のタイムを上回るドライバーは現れず、3位には昨日ノックアウトされたサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が1分37秒203で付ける。

 4位にはジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位には国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)が入り、大湯はなんとか6位に踏みとどまった。

 ここでは、昨日決勝で3位に入った佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)がノックアウトされた。

■ノックアウトQ1(Bグループ)

 このセッションも10分間で争われた。ニュータイヤに履き替え2周のウオームアップの後、各車アタックに入る。

 最初にアタックを始めたのは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)。Aグループトップ牧野のタイムを大きく上回る1分36秒440をたたきだしトップに立った。

 続いて、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)は1分37秒071で2位に立つが、直後大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が36秒650で2位に浮上した。

 その後、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分36秒695で3位に食い込む。4位には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が、5位には地元伊勢出身でルーキーの三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)が、6位には平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が続いた。

 山本は7位まで順位を落とし、ここノックアウトされた。他には、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)がここで予選を終えた。

■ノックアウトQ2

 このセッションは7分間で行われた。ここでは各車ニュータイヤを履いてコースインを待つ。残り5分前後で各車一斉にコースイン。2周ウォームアップの後アタックを開始する。

ポールポジションは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

予選2位は宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM\'S SF19)

予選3位は大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)

 ここでも野尻が真っ先にアタックを開始。なんと35秒台に迫る1分36秒003をたたきだし、トップに立つ。次にアタックを行った牧野は36秒789で2位、さらに笹原が36秒612で2位、大津が36秒482で2位と2位がめまぐるしく代わるが野尻のタイムには遠く及ばない。

 しかしその後アタックを行った、宮田が渾身の走りで1分36秒043をたたきだし、野尻のタイムに迫るもののわずかに及ばす2位に浮上した。

 大津は3位に、笹原は4位に後退。5位には坪井が食い込み、平川が6位に続いた。

 決勝レースは午後2時30分より31周で行われる。すでにチャンピオンは決定しているが、有終の美を飾るドライバーは誰になるのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsprts Forum
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