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第5戦SUGOフリー走行1回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
137A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.997--195.636
25B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.108 0.111 0.111195.308
33B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.318 0.321 0.210194.689
438B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.399 0.402 0.081194.452
553B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'06.559 0.562 0.160193.984
64A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.565 0.568 0.006193.967
720A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'06.572 0.575 0.007193.946
815Bリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.636 0.639 0.064193.760
914B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.660 0.663 0.024193.690
1039A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.686 0.689 0.026193.615
1136Bジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.706 0.709 0.020193.557
1219B関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.748 0.751 0.042193.435
1350A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'06.906 0.909 0.158192.978
1418B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.920 0.923 0.014192.938
156A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.989 0.992 0.069192.739
1664A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.157 1.160 0.168192.257
1755Aジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'07.191 1.194 0.034192.160
1865B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.311 1.314 0.120191.817
191A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'07.574 1.577 0.263191.071
2012A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'07.881 1.884 0.307190.206
2151Bラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'07.986 1.989 0.105189.913
227A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'08.641 2.644 0.655188.100
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VITA岡山

第3戦決勝 藤原優太がポールトゥウイン 4台での2位争いは白熱

 岡山VITAシリーズ第3戦は6月11日、岡山国サーキットで決勝を行い、ポールポジションの藤原優太(TMR AKILAND VITA)がスタートで順位を落とすもその後挽回して優勝した。

 決勝は午後4時にフォーメーションラップが始まった。サーキットの上空は雲で覆われ雨模様だが、レース終了まで雨が落ちることはなかった。

 スタートでは予選2位の増本千春(SANNO MST SHIELD 01)が蹴り出しよくトップで1コーナーへ向かう。ポールポジションの藤原優太(TMR AKILAND VITA)、予選3位の長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)、予選4位の前嶋秀司(GO&FUN☆Trace☆VITA)、予選5位のMAKOTO(まこと君VITA CF亜衣)は混戦。

 トップに立った増本は「ぶっちぎろう」とオープニングラップのアトウッドコーナーで攻めすぎてしまい、ハーフスピン。この混乱を後ろで冷静に見てたのが前嶋で、バックストレートで前の2台がバトルしている隙に、続くヘアピンで見事トップに立つことに成功。2位には藤原が、3位には増本が、4位には長田が、5位にはMAKOTが続く。

 ところが後方集団のなかの1台が1コーナーでコースアウトしたため、1周も回らないうちにセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。ダブルヘアピン手前にはSCボードが掲げられたが、スタート直後で先陣争いをしていた何人かの選手は、これを見落としたか、ブレーキが間に合わなかったかで前のクルマを追い越すことになる。これがレース後の審議対象となった。

 1コーナーでコースアウトしたマシンは自力でコースに復帰したため、SCの回転灯は2周目のバックストレートで消灯。これを見て、トップの前嶋はヘアピン立ち上がりから、全開モード。2位以下を引き離してストレートに戻り、レースは3周目から再開された。

 2位の藤原だが、前嶋よりラップタイムは明らかに速く、すぐに前嶋の背後に追いついた。前嶋は「SC後の1周は藤原をブロックしたが、コーナーで速くて並ぼうとするから、何が違うんだと見ていた」と、観察しながらブロックするもスピード差にはあらがえず、ついに4周目のヘアピンで藤原の先行を許し、2位に落ちた。

 パスされた前嶋も藤原についていこうとするが「こりゃ無理だと思った」とその後は3位以下を押さえ込むことに専念する。

 トップに立った藤原は後続より0秒5ほど速いタイムを刻み、徐々に独走状態となる。2位に落ちた前嶋の後ろには、増本、長田が続きこの3人での争いとなるが、やがてこのグループにMAKOTOが追いつき4人での攻防となった。

 3位の増本は、ヘアピンの進入で何度か前嶋に先行するが、老獪なテクニックを駆使する前嶋は、増本のラインをつぶしオーバーテークを許さない。前嶋は「ヘアピンでしか来なかったし、ここだけ押さえれば余裕」と激しいバトルに苦も無く対応し、増本も「百戦錬磨、思っているところを通らせてもらえない」と脱帽。

 4位の長田も「前がすごすぎてもう勝負権はなかった」と諦めムード。5位のMAKOTOも「ついていくのがやっと、前のバトルを見るのはいい経験」と観客モード。両者、オーバーテークまでは考えていなかったようだ。

 結局この4人のトレイン状態は、最終となる10周目まで続くが、この順位のまま、なだれ込むようにフィニッシュラインを横切った。4者一様に「楽しかった」と口をそろえた。

 優勝は藤原。2戦目から参戦しVITAで初優勝を飾った。2位には前嶋、3位には増本が、4位には長田が入り、トロフィークラスで優勝した。

 5位にはMAKOTOが入ったが、SC時の追い越し違反でペナルティーが科され19位に降格。

 6位にはTAKE chan(恵比寿アキランドVITA制動屋)が入ったが、こちらも同じSC追い越し違反。「SCボードは見えていたが、ブレーキが間に合わなかった」と、20位降格となった。

 繰り上がって5位には中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)が、6位には松本匡史(m*dent with 萬雲塾VITA)が入った。

 次大会は、8月19日~20日のGTワールドチャレンジアジア&ジャパンカップのサポートレースとして第4戦、第5戦と2戦が行われる。

Text: Yoshiori OHNISHI
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VITA岡山

第3戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 VITA岡山シリーズ Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
131藤原 優太TMR AKILAND VITA
1019'00.243--
23前嶋 秀司GO&FUN☆Trace☆VITA
1019'03.450 3.207 3.207
36増本 千春SANNO MST SHIELD 01
1019'03.613 3.370 0.163
446T1長田 茂久TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA
1019'04.199 3.956 0.586
566中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1019'08.522 8.279 4.323
6999松本 匡史m*dent with 萬雲塾VITA
1019'09.724 9.481 1.202
775清水 康友カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋
1019'11.32411.081 1.600
871大山 正芳ダイワN通商アキランドビータ
1019'11.72511.482 0.401
934植島 禎一尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA
1019'18.06217.819 6.337
1015上田 裕司野郎レーシング☆萬雲塾VITA
1019'18.31918.076 0.257
11106中川 徹Giddy Up VITA
1019'18.70318.460 0.384
1257武連 良治TBR RAYBROS VITA
1019'19.42619.183 0.723
1339T2橋本 守生ダイワN通商アキランドビータ
1019'21.59921.356 2.173
144T3蘭牟田 政治NUTEC制動屋JOKER
1019'23.57623.333 1.977
1514T4下垣 和也SOUEISHA-VITA
1019'23.95523.712 0.379
1616T5吉田 郷史TEAM HERO'S NAMS
1019'28.90228.659 4.947
1770イシカワ ヨシオ東京IRC☆CF亜衣☆VITA
1019'30.52130.278 1.619
1830三尾 修まるさん★萬雲塾★VITA
1019'32.80732.564 2.286
19*88MAKOTOまこと君VITA CF亜衣
1019'34.51734.274 1.710
20*78T6TAKE chan恵比寿アキランドVITA制動屋
1019'37.77637.533 3.259
21*83柿沼 一峰恵比寿制動屋VITAプラチナ
1019'47.03746.794 9.261
2236戸田 淳也KSTアングル真栄金属ブラックスワン
1019'47.19646.953 0.159
23*91首藤 哲也JETの建売☆LBJ Racing
1019'49.90249.659 2.706
2417竹之内 宏樹TEAM HERO'S NAMS
1019'51.01750.774 1.115
25105T7吉村 雅一ヨシムラオートVITA
1019'54.22853.985 3.211
2661平田 純JRCパワースVITA
1020'02.3101'02.067 8.082
278難波 孝紘TEAM ASUKA
1020'06.2641'06.021 3.954
28*219T8中島 僚斗H&G NUTEC制動屋VITA
1020'14.6311'14.388 8.367
29*80森村 彰博恵比寿B*RIGHT-VITA
1020'20.1081'19.865 5.477
30*525T9CHAYKRS VITA
1020'26.1481'25.905 6.040
31*72近藤 保AKILAND VITA
1020'32.0121'31.769 5.864
32*44T10CCキタジョーCRAFT COMPANY VITA
1020'32.8881'32.645 0.876
---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ----
-58T-綾 真則フジタ薬局レーシング☆アポロ電工VITA
48'58.5826Laps6Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 31 藤原優(TMR AKILAND VITA) 1'45.754 (5/10) 126.055 km/h
  • CarNo. 78, 219, 80, 525, 72, 44, 88, 91は、2023岡山国際サー帰途4輪レース一般競技規則書附則1-5.(SC中の追い越し)により、競技結果に30秒を加算した。
  • CarNo. 83は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項2.2.5 b)(黄旗区間での追い越し)により、競技結果に30秒を加算した。
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VITA岡山

第3戦岡山公式予選 FIA-F4にも参戦する藤原優太がぶっちぎりでポールポジション

 岡山VITAシリーズ第3戦は6月11日、岡山国サーキットで公式予選を行い、参加ドライバー中最年少、17歳の藤原優太(TMR AKILAND VITA)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前11時50分より15分間で行われた。夜半から降った雨も上がり、前プログラムのレースでは、ドライタイヤを履いたマシンが勝つようになり路面は、ダンプコンディションから徐々に乾きつつある。予選開始直後に、ぱらついた小雨も上がり、天候が回復するなかでセッションは進行した。

 開始早々にタイムアタックを行ったのは「雨が降っていたので1回はタイムを出したかった」という増本千春(SANNO MST SHIELD 01)。いきなり1分45秒705でトップタイムをマークした。

 これに続いたのが参加ドライバー中最年少の藤原優太(TMR AKILAND VITA)。1分45秒822で2位につけていたが、次の周には45秒459でトップに躍り出ると、さらにタイムを45秒132まで更新し、他を圧倒するタイムでタイミングモニターのトップに君臨、そのままポールポジションを獲得した。

 藤原は別格のため注目は2位争いとなったが、予選が進行しても増本のタイムを更新する選手は現れない。逆に終盤、増本はタイムを1分45秒654と若干縮め、2位のポジションを守って予選を終えた。

 3位以下の争いはめまぐるしく順位が変わった。前嶋秀司(GO&FUN☆Trace☆VITA)、長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)、松本匡史(m*dent with 萬雲塾VITA)あたりで争われたが、終盤は1分46秒738を出した長田が逃げ切り3位に入った。また長田は、50歳以上を対象としたトロフィーカップではポールポジションとなった。

 4位には「一人で走るのはTCRJ以来で4年ぶり」という百戦錬磨の前嶋が1分46秒807でが入った。

 5位には「練習したかいがあった」と予選後半から順位を上げてきたMAKOTO(まこと君VITA CF亜衣)で1分45秒834で入った。

 6位には、1分45秒895で松本が入ったが、ピットレーンでスピード違反で2グリッド降格。6番グリッドからスタートするのは「ごっちゃんです」という植島禎一(尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA)となった。

 7位にも繰り上がって中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)が入り、8位は降格となった松本、9位には中川徹(Giddy Up VITA)、10位には大山正芳(ダイワN通商アキランドビータ)が続いた。

 ポールポジションを取った藤原は弱冠17歳。カートやドリフトにも出場し腕を磨き、今年はFIA-F4にも参戦を始めた。富士スピードウェイで行われた第1戦ではいきなり10位に入る健闘を見せている。

 決勝レースはこの後、午後4時より10周で行われる。藤原は2位以下を0秒522ちぎるタイムでポールを取ったが、2位の増本からは1秒以内に14台がひしめいている。藤原は逃げると思われるが、2位以下の争いに注目したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第3戦岡山公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 VITA岡山シリーズ Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
131藤原 優太TMR AKILAND VITA
1'45.132--126.801
26増本 千春SANNO MST SHIELD 01
1'45.654 0.522 0.522126.174
346T1長田 茂久TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA
1'45.738 0.606 0.084126.074
43前嶋 秀司GO&FUN☆Trace☆VITA
1'45.807 0.675 0.069125.992
588MAKOTOまこと君VITA CF亜衣
1'45.834 0.702 0.027125.960
6*999松本 匡史m*dent with 萬雲塾VITA
1'45.895 0.763 0.061125.887
734植島 禎一尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA
1'45.966 0.834 0.071125.803
866中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1'46.016 0.884 0.050125.743
9106中川 徹Giddy Up VITA
1'46.033 0.901 0.017125.723
1071大山 正芳ダイワN通商アキランドビータ
1'46.138 1.006 0.105125.599
1178T2TAKE chan恵比寿アキランドVITA制動屋
1'46.138 1.006 0.000125.599
1275清水 康友カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋
1'46.278 1.146 0.140125.433
1339橋本 守生ダイワN通商アキランドビータ
1'46.373 1.241 0.095125.321
1414T3下垣 和也SOUEISHA-VITA
1'46.580 1.448 0.207125.078
154T4蘭牟田 政治NUTEC制動屋JOKER
1'46.586 1.454 0.006125.071
1657武連 良治TBR RAYBROS VITA
1'46.684 1.552 0.098124.956
1715上田 裕司野郎レーシング☆萬雲塾VITA
1'46.691 1.559 0.007124.948
18*83柿沼 一峰恵比寿制動屋VITAプラチナ
1'46.692 1.560 0.001124.947
1916T5吉田 郷史TEAM HERO'S NAMS
1'47.026 1.894 0.334124.557
2091首藤 哲也JETの建売☆LBJ Racing
1'47.183 2.051 0.157124.374
2170イシカワ ヨシオ東京IRC☆CF亜衣☆VITA
1'47.212 2.080 0.029124.341
2230三尾 修まるさん★萬雲塾★VITA
1'47.624 2.492 0.412123.865
2344T6CCキタジョーCRAFT COMPANY VITA
1'47.799 2.667 0.175123.663
2417竹之内 宏樹TEAM HERO'S NAMS
1'47.845 2.713 0.046123.611
25105T7吉村 雅一ヨシムラオートVITA
1'48.149 3.017 0.304123.263
268難波 孝紘TEAM ASUKA
1'48.167 3.035 0.018123.243
2761平田 純JRCパワースVITA
1'48.472 3.340 0.305122.896
28219T8中島 僚斗H&G NUTEC制動屋VITA
1'48.547 3.415 0.075122.811
2936戸田 淳也KSTアングル真栄金属ブラックスワン
1'48.885 3.753 0.338122.430
30525T9CHAYKRS VITA
1'48.918 3.786 0.033122.393
31*80森村 彰博恵比寿B*RIGHT-VITA
1'49.263 4.131 0.345122.007
32*72近藤 保AKILAND VITA
1'49.411 4.279 0.148121.841
3358T10綾 真則フジタ薬局レーシング☆アポロ電工VITA
1'49.556 4.424 0.145121.680
---- 以上基準タイム(130% - 2'17.191)予選通過 ----
  • CarNo. 80, 72, 83, 999は、岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第8章第41条1.(ピットレーン速度)違反により、決勝スターティンググリッドを2グリッド降格とする。
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Forumula Beat

国産オリジナルシャシー、F3、フォーミュラルノー、FCJ Formula-Beatを戦うクルマたち 

 今年からFormula-Beat(F-Be)と名称を改めたJAF-F4選手権シリーズ。フォーミュラカーを用いたレースとしては世界的にも珍しくなった「モノづくりのできるカテゴリー」だ。

 発足当初は国内の各コンストラクターがJAF国内競技車両規則に沿って製作したオリジナルマシンによって戦われてきたが、現在は他のカテゴリーで使用されてきた車両を改造して参戦するチームやドライバーが目立つようになった。

 そこで今回は6月10-11日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われた第4戦、第5戦に参戦した車両をここに紹介していくことにする。

佐々木孝太のドライブスルZAP F108

 まずは第4戦、第5戦でポールポジションを獲得した佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)と、岡山大会二連勝を飾った卜部和久(H・R F108)の乗る「ZAP F108」。これはJAF国内競技車両規則に沿って設計、製作されたもので、日本自動車レース工業会(JMIA)が供給するUOVAと呼ばれるカーボンモノコックが使用されている。その名が示す通り開発には童夢が関わっており、現在はZAP SPEEDが製造・販売を行なっている。

大宮賢人の疾風

 そして第4戦、第5戦で3位となった大宮賢人(ハンマーR疾風)がドライブしていたのがハンマーレーシングが製作する「疾風」。これはフォーミュラルノー2.0で使用されたタトゥース製のシャシーに改造を施したもの。

富田自然のFC106

 冨田自然(Kデンタルオフィス)が乗るFC106は2006年から2013年まで日本レースプロモーション(JRP)が行なっていたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で使用された車両だが、このシャシーも元々はタトゥースがフォーミュラルノー2.0のために生産していたものだ。

KAMIKAZEのFR2.0

 KAMIKAZE(ファーストガレージ&ISP)の使用するFR2.0もタトゥース製のフォーミュラ・ルノー2.0車両だが、こちらは2008年以降に製造されたモデルであり、疾風のベースより1世代新しいものだ。サイドポンツーンの形状の違いが見て取れる。

安井和明のF301

米谷浩のF307は三浦愛が全日本F3で使用していた時そのままのカラーリング

田中諭のF307

 そして昨シーズンからはダラーラF307、F301といったF3マシンをF-Be仕様に改造したものも登場している。岡山大会には安井和明(ブースカ隊長)がF301、米谷浩(KK・ヨネタニ)と田中諭(ミスト制動屋)がF307を持ち込んだ。特に米谷の8号車は全日本F3選手権で使用された時そのままのカラーリングで持ち込まれている。

 これらの他カテゴリーからの流用車両はそのままではJAFの車両規則に合致しないため、ウィングやフロアパネル、サイドポンツーンなどを規則に沿って改造する必要がある。

ステップボトムの下に接合されたフラットなフロアパネル

 例えばF-Beのフロアパネルはフラットボトムであることが求められ、後端部の立ち上げも最大20mmまでしか許されないため、FR2.0やF3のようなステップボトムやディフューザーはそのままでは使用できない。このため、オリジナルのフロアの下にフラットボトムを接合する対応が取られている。

 ウィング形状も三次曲面形状は禁止されているため、長方形のシンプルな形状のものに交換されている。

前方に継ぎ足された側面防護体

 また、車体の中心線から最小550mmの両側に、ステアリングホイールの面から燃料タンクの背面まで連続した側面防護体を設けることが定められているため、その位置までサイドポンツーン前面を延長するモディファイが行われている。

 このように、空力を中心とした大幅なモディファイが必要となるため、オリジナルパーツで使用できるのはせいぜいモノコックとノーズコーンぐらい。足回りにも相当手を入れる必要があるという。格上のカテゴリーからクルマを持ってきたからといっても簡単に勝てたりはしないのだ。

 国産のオリジナルシャシーとF3とフォーミュラルノーが同じ土俵で接戦を繰り広げるF-Beはまさにカオス状態。FIA-F4が来年世代交代を予定していることを考えると、現在使用されているF110がF-Beに流入してくる可能性も大いに考えられる。今後の動向にも注目していきたい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝 6月12日付で正式結果が発行され、19号車WedsSport ADVAN GR Supraの優勝が確定

 6月4日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた、オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT450kmレース」の競技結果は、NDDP RACINGが控訴の意思を示したことにより留保されていたが、同チームがこれを取り下げたことにより、6月12日付で正式結果が発行された。

 NDDP RACINGの島田次郎監督によれば、「レギュレーションに明文化されていないルールによってペナルティの裁定を受けたことについて疑義があったため抗議し、却下されたので控訴の意思を示したが、その後の競技関係者との再協議の結果、今後の規則の明確化を約束されたため、正式な控訴手続きを行わないことにした」という。

 これにより優勝は19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、2位は36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)、1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)
が3位、3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は4位で順位は確定した。

 TGR TEAM WedsSport BANDOHと国本雄資の優勝は2016年10月の第7戦チャン・インターナショナル・サーキット以来通算2勝目。阪口晴南に取ってはこれが初のGT500優勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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TCR JAPAN SUNDAY

第2戦岡山決勝ウィナーコメント 猪爪杏奈「チャンスをうかがっていた」

優勝した猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 「スタートは、昨日と一緒でちょっと遅れました。3番手の選手が若干速かったので、並んでいく感じになって2コーナーとかはきつく押さえられたので、行けなかった感じです。なるべくタイヤが新しいうちにアトウッドとかヘアピンとか1コーナーで抜こうと考えてチャンスをうかがっていました。あの周のアトウッドでインが空いたので、並んで入って行って、突っ込んでいるわけではないんですが、思ったより左にはらむスペースがなくて、右に行かなきゃ行けなくて、強いブレーキを踏んだときに、ロックさせてしまいました」

 「その後は、タイムペナルティー5秒が加算されるかも知れなかったので、そのマージンを精いっぱい作りました。無線で何もないと聞いてからもレースなので最後まで戦いました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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TCR JAPAN SUNDAY

第2戦岡山決勝 猪爪杏奈が2連勝 土日シリーズを通して開幕から無傷の4連勝

優勝は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 TCRジャパンサンデーシリーズ第2戦は11日、岡山国際サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が、4周目にトップに立つとそのまま後続を引き離して2連勝を飾った。

 決勝は午後1時にフォーメーションラップが始まった。一時落ちていた小雨も上がり、上空は明るくなるなか、7台が参加してグリッドに着いた。

決勝レースがスタートした

 ポールポジションのHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は、蹴り出しが良かったもののその後が伸びず、3位まで順位を落とす。好スタートを切ったのは予選3位の加藤正将(Audi Team Mars)で、2台をパスしてトップに立った。2位には猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が続く。

 トップ加藤と2位猪爪はスタート直後からテールトゥノーズの争いを繰り広げる。3位のHIROBONは上位2台について行くことができず、背後にはMOTOTINO(55MOTO RACING)が迫ってきた。

 加藤正将と猪爪杏奈のトップ争い

 4周目のアトウッドでは加藤のインが空いたのみた猪爪が、加藤に並びかけるも両者は接触。これで猪爪がトップに立ち、加藤は2位に落ちた。

優勝は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 トップに立った猪爪は、2位の加藤より0秒3~0秒7速いタイムを刻み、徐々にその差を広げる。規定の23分が過ぎ、16周を回って2位以下を7秒6離して猪爪が優勝した。猪爪はサンデーシリーズ2連勝、サタデーシリーズともあわせて開幕から4連勝となった。

 3位でレースを始めたHITOBONはペースが上がらない。5周目のマイクナイトではMOTOTINOにインからかわされ4位、7周目には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)にもかわされ5位でレースを終えた。

決勝2位は加藤正将(Audi Team Mars)

決勝3位はMOTOTINO(55MOTO RACING )

 2位には加藤が入り、3位はMOTOTINO、4位が梅本、5位がHIROBON、6位が玉田誠二(TAMADA Racing)、7位が鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)という結果となった。

 第3戦はモビリティーリゾートもてぎに舞台を移し、8月19日にサタデーシリーズが、20日にサンデーシリーズが行われる。

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8上位3人のコメント リアム・シーツ「大きなリードは築けなかったが、ドライビングには自信があった」

レース8優勝 リアム・シーツ(SUTEKINA RACING TEAM)

優勝したリアム・シーツ(SUTEKINA RACING TEAM)

 「すごく嬉しいです。日本に来て初めて勝つことができました。チームには感謝しています」

 「いいスタートを切れましたが、大きなギャップを築くことができず、2位の選手に追われる展開になりました。でも木曜日からクルマはすごく良かったし、ドライビングにも自信があったので、それほど大きなプレッシャーは感じませんでした。クリーンエアの中で走っていたことも大きいですね」

 「もてぎは初めて走るサーキットだけど楽しみにしています。コースを覚えることから始めないといけませんが、しっかり準備をして臨みますよ」

レース8決勝2位 小川颯太(Bionic Jack Racing)

決勝2位の小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「スタートは大失敗というわけではありませんでしたが、リアム選手がいいスタートをしてきたので、前に出られてしまいました。前半はペースについていくことができなくて、後半は追いつくことができましたが、なかなか仕掛けられる間合いに詰めていくことができない、というレースでした」

 「近づくとダウンフォースが抜けてしまうので、ブレーキングも気をつけないといけないし、アンダーも出てしまいます。ダブルヘアピンからの立ち上がりは2速からターボで立ち上がることになるので、突っ込みで近づいてるように見えても出口で離されてしまいます。ですのでダウンフォースが抜けないように、意識してラインをずらして走らないといけませんでした」

 「あと数周あれば、とも思うんですけど、相手もなかなかミスをしなかったんで、難しかったですね」

 「次のもてぎにはいい思い出がないんですが、今年はクルマのセットアップもうまく決まっていて、チームもいい雰囲気できているので、やれるだけのことを全てやってもてぎに臨みたいです」

レース8決勝3位 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

決勝3位の金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

 「岡山のサーキットの特性上、スタートしかチャンスがないことはわかっていたので、昨日の失敗を踏まえて、いいスタートを切れるように頭の中でイメージしていました。いいスタートを切れて、5番手から3番手まで上がり、アトウッドもいい感じで立ち上がれたので2位に上がれるかな?と思ったんですが、イン側の車両に優先権があるコーナーなので、なかなか外側から回り込むことはできませんでした。特にフォーミュラカーだと抜くのは難しいですね」

 「週末を通して一番ペースも良かったし、この状態をベースに週末を迎えれば良かったんですけど。まあ色々試してここまで来れたので、いい週末にはなりましたね。もうちょっとできることがあったかな、とは思いますが」

 「今回は呼んでいただいた身だったので、次出られるかどうかは自分ではわかりませんが、機会があればまた出たいですね」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8決勝 接戦を制し、リアム・シーツが日本初優勝を達成

優勝したリアム・シーツ(SUTEKINA RACING TEAM)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース8決勝が6月11日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2番手から見事なスタートを決めたリアム・シーツ(Sutekina Racing)が最後までポジションを守り切り、日本初勝利を挙げた。

 レース8決勝は午後2時55分より18周で行われた。天候は曇り。路面はドライ。全車スリックタイヤを装着してスタートに臨んだ。

決勝のオープニングラップ

 スタートでトップに立ったのは予選2番手のシーツ。ポールシッターの小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が2位で続き、5番手スタートの金丸ユウ(Sutekina Racing)が3位にジャンプアップ。金丸は一気に小川をも捉えようかという勢いだったが、小川はこれを退けて2位でコントロールラインに戻ってきた。予選3番手の奥住慈英(Buzz Racing)は4位、予選4番手の岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)は5位とそれぞれポジションを一つずつ落としている。

 2周終わってシーツのリードは1秒092。小川と金丸の差は0秒606だだったが、小川は4周目に1分28秒812、8周目に1分28秒529とファステストラップを次々に更新してシーツを追いかける。しかしシーツも自己ベストを連発する走りで小川に付け入る隙を与えない。

優勝はリアム・シーツ(Sutekina Racing)

決勝2位は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝3位は金丸ユウ(Sutekina Racing)

 結局レースはトップ3が膠着状態に陥ったまま周回を重ねる展開となり、最後はリアム・シーツが小川颯太を僅か0秒485差で退けて来日以来初めての勝利を物にした。

 2位は小川颯太、スポット参戦の金丸ユウはこのレースでも3位を獲得し、岡山大会の全てのレースで表彰台を獲得している。

 FRJ第4戦の舞台は栃木県のモビリティリゾートもてぎ。7月22-23日にレース9、10、11を行う。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
127リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1826'47.373--
298小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1826'47.858 0.485 0.485
33金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1826'48.602 1.229 0.744
414奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
1826'50.271 2.898 1.669
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1827'07.10519.73216.834
662Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1827'40.87153.49833.766
799M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1827'42.97055.597 2.099
---- 以上規定周回数(75% - 13 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 98 1'28.529 (8/18) 150.581 km/h
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Forumula Beat

第5戦決勝上位3人のコメント 卜部和久「ここしかないと思って行った」

第4戦優勝 卜部和久(H・R F108)

優勝した卜部和久(H・R F108)

 「まさか勝てるとは思っていませんでした。運もありましたが、勝てて嬉しいです」

 「スタートで1位まで行きたかったんですが、一発で決めきれず、人の後ろを走ってダウンフォースが抜けちゃう苦しい状況が続きました。周回遅れの影響もあり、うまく前に出れましたが、そこからは意外とグリップしたので、そこで空力の影響が大きかったことを実感しました。僕も周回遅れに詰まりましたが、なんとか勝ててよかったです」

 「結構ダンプ路面で、濡れてたり濡れてなかったりが続いていて、ちょっとラインを外すと全然グリップしない、難しい路面でした。抜く時もふらついてしまいました。(佐々木選手を抜いた時は)ここしかない、と思っていきました。しっかり決め切れてよかったですね」

 「4連勝はできましたが、今回はポールを取ることができなかったので、これからのレースではポールを取って勝ちたいです」

第4戦決勝2位 佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

決勝2位の佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 「グリッドを行き過ぎちゃって。信号しか見ていなかった僕のミスです。今回のスタートはそれなりに決まったと思います。昨日の1周目がセーフティーな運転だったので、今回はちょっとプッシュ目で入りました。そこからはずっといい展開で、詰められていてもピタピタには来なかったので、なんとかこのペースを保って最後まで行きたいなと思っていたんですけど、周回遅れが出だして、そのうちの1台が明らかなブロックラインを走っていたので、こちらの加速が鈍ってしまい、そこで一気に抜かれてしまいました。自分の実力とかミスで抜かれたんなら納得いくんですけど、こういう形で抜かれたのは悔しいです」

 「次も出ます。クルマはすごく良くしてもらっているので、自分の実力と運に恵まれれば勝てると思います。次も若いやつ相手に頑張ります」

第4戦決勝3位 大宮賢人(ハンマーR疾風)

決勝3位の大宮賢人(ハンマーR疾風)

 「最初はもうちょっと前に出たかったんですけど、タイヤを温めるのに数ラップかかってしまって、そこで前に出られなかったのが勝てなかった理由だと思います」

 「どっちの3位もあんまり満足できる3位じゃなかったなと思います。最低限の結果という感じで。もうちょっと上を目指していかないとと思います。次の大会は予選からポールを取りに行って、もうちょっと戦えるスピードを身につけられればと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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TCR JAPAN SUNDAY

第2戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
1*98猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
1626'15.520--
265加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1626'23.181 7.661 7.661
355MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1626'35.48819.96812.307
469梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
1626'36.46420.944 0.976
519HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1626'55.07339.55318.609
67玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
1627'30.1621'14.64235.089
717鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1527'20.2061Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 98 1'37.116 (5/16) 137.267 km/h
  • CarNo. 98に白黒旗を提示した。
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Forumula Beat

第5戦岡山決勝 接戦を制し、卜部和久が4連勝を達成

優勝した卜部和久(H・R F108)

 Formula Beat(F-Be)第5戦の決勝が6月11日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2番手からスタートした卜部和久(H・R F108)が第4戦に続いて勝ち、第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばした。

 第5戦決勝は午前11時より15周で行われた。天候は曇りだが、路面には前夜の雨の影響がまだ少し残っている状況。それでも上位陣はいずれもスリックタイヤを選択。後方グリッドの7台がウェットタイヤでスタートに臨んだ。

決勝がスタートした

 フォーメーションラップではポールポジションの佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)がグリッド位置を通り過ぎてしまうハプニングがあったが、佐々木は落ち着いてスタートを決め、トップで1コーナーに飛び込んだ。予選3番手の卜部はオープニングラップで2番手スタートの大宮賢人(ハンマーR疾風)をかわして2位に浮上。以下徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)、 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)、河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)の順でオープニングラップを終了した。

 ラップタイムを更新しながら逃げようとする佐々木だったが、卜部も負けじと食い下がり、その差は5周を終えた段階でも僅か0秒646に留まった。

 1周目に卜部の先行を許し、その後も温まらないタイヤで我慢の走りを強いられていた大宮も5周を過ぎたあたりから本来のペースを取り戻し、7周目に1分32秒553とファステストを更新、2位の卜部との差を1秒765とすると、9周目には1分31秒989を叩き出し、佐々木とは1秒458差、卜部とは0秒965差にまで迫ってきた。この時点で佐々木と卜部の差は0秒493だ。

3台でのトップ争い

 その後も接戦を繰り広げながら周回を重ねるトップ3だったが、11周終わりのホームストレートで佐々木がバックマーカーに引っかかったのを見逃さず、卜部が12周目の1コーナーで佐々木のインに飛び込んでいく。一旦は2コーナーで抜き返した佐々木だったが、卜部はアトウッドカーブで再び佐々木のインをついてトップに浮上した。大宮もこれに乗じて佐々木に挑みかかるが、佐々木はバックストレートで2位を奪い返している。

 13周終わって卜部のリードは0秒509。佐々木の後ろには0秒363差で大宮が迫る。

 卜部は13周、14周とファステストを更新しながら後続を突き放しにかかる。佐々木も自己ベストを更新しながら追いかけるが、今一歩及ばず、最後は卜部が1秒025差をつけてフィニッシュ。

優勝は卜部和久(H・R F108)

決勝2位は佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

決勝3位は大宮賢人(ハンマーR疾風)

 これにより優勝は卜部和久、佐々木孝太が2位、そして大宮賢人が3位と、終わってみれば第4戦と同じ顔ぶれが表彰台に並ぶ結果となった。

 F-Be次戦の舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。スーパー耐久第3戦のサポートイベントとして第6戦が行われる。7月8日決勝だ。

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsprts Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦レース7決勝上位3人のコメント 金丸ユウ「勝負は残り7、8周だと思って耐え抜いた」

レース7優勝 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

優勝した金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

 「結構微妙なコンディションだったので、ピットからグリッドに行くまでにタイヤ選択を考えようと思いました。ピットからウェットで出ていってドライに履き替えると、タイヤが暖まらないと思ったので、まずドライで出ていって感触を確かめようと思いましたが、グリッドに着くまでには『スリックでいこう』と自分の中では決まっていました。周りの状況を教えてもらったら(スリックは)僕だけだったので、逆に気が楽になりましたね」

 「序盤は予想通りというか、めちゃくちゃ路面が濡れていたので、できるだけ雨量の少ないところやドライパッチを見つけて走りました。勝負は残り7、8周だと思ったので、そこまで耐え抜こうと」

 「(中盤以降は)グリップするところはグリップしていたので、ドライと同じように走れましたが、2コーナーとか11コーナーはウェットパッチがありましたので、そこだけ気をつけました。最後も全然プッシュしていなくて、8割ぐらいの走りであのタイムでしたから、もうほとんどドライコンディションだったんだと思います」

 「チームの方から無線でトップとの差がどのくらいか聞いていたので、残り5周で9秒くらいと聞いた時は『いけるな』と思いましたが、レースが半分行くまでは小川くんに追いつけるかどうかは微妙なところだったので、そこは耐え抜く感じでした」

 「昨日のレースで使ったタイヤをいま使ったので、予選で使ったタイヤはもう1セット残っています。5番スタートなので苦しいレースになるとは思いますが、スタートをちゃんと決めたいです。昨日少しミスしたので、そこを直して頑張りたいと思います」

レース7決勝2位 小川颯太(Bionic Jack Racing)

決勝2位の小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「予測できない状態だったので、あまりタイヤを潰さないように、トラクションをしっかりかけながらレース中盤まで行ったんですが、残り10周くらいでスリックの選手が結構いいペースできていることを知らされて、そこからプッシュしたんですが、ミラーを見ても追い付かれてる印象がなかったので、自分の持てる8割9割のペースで最後までしっかり勝負できるようにと思って走っていました」

 「タイヤは最後までグリップが残っていたので、序盤からもっとプッシュして、終盤にタイヤを使い切っちゃう感じで走っていれば、ウェットタイヤでも勝負できたのかなと思います。考えすぎちゃったなと。完全に自分の実力不足ですね。いい経験になりました」

 「次はスリックになればスタート勝負だと思うので、スタートしっかり決めてぶっちぎりで勝ちたいです」

レース7決勝3位 奥住慈英(Buzz Racing)

決勝3位の奥住慈英(Buzz Racing)

「普通に『こんなもんやろうなあ』って感じで走っていたら結構ペースが良くて、前にすぐに追いついたので、すぐに抜いてトップを追いかけていたら、オーバーテイクのたびに結構タイヤを使ってしまっていました。小川選手はタイヤをキープしながら走っていたのがわかったので、そこで追いつけないなと思いました。残り5周くらいでスローパンクチャーの症状が出てきたので、とりあえず最後まで走り切ろうと思いました。ドライの選手に対しては、仕方ないので余計に抗わないようにしました」

 「次は3番スタートなので、勝ちます。次はトップで戻ってきたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第5戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2023 Formula Beat Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
181卜部 和久H・R F108
ZAP F108
1523'18.638--
26佐々木 孝太ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1523'19.663 1.025 1.025
320大宮 賢人ハンマーR疾風
疾風
1523'20.552 1.914 0.889
447徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1523'24.807 6.169 4.255
519ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1523'37.92619.28813.119
655G1河野 靖喜ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1523'47.25128.613 9.325
770山口 登唯BLUE-MAX新村工業所RK
B-MAX RK01
1523'48.76130.123 1.510
811G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1524'23.2791'04.64134.518
93G3船井 俊仁ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1524'26.5751'07.937 3.296
1040冨田 自然Kデンタルオフィス
TATUUS FC106
1424'03.3611Lap 1Lap
119G4KAMIKAZEファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1424'29.0061Lap 25.645
128G5米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
1424'41.3641Lap 12.358
1321G6村瀬 和也ミストセキグチ:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1323'53.8752Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-1安井 和明ブースカ隊長
Dallara F301
47'15.70811Laps9Laps
-17G-田中 諭ミスト制動屋
Dallara F307
49'34.88011Laps2'19.172
-46有村 将真アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
36'13.92912Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 81 卜部和久(H・R F108) 1'31.559 (14/15) 145.598 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝 スリックタイヤが大正解!! 金丸ユウが逆転優勝を成し遂げる

優勝した金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

  フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース7決勝が6月11日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選4番手からスタートした金丸ユウ(Sutekina Racing)が見事な追い上げで終盤トップに立ち、今季初勝利を挙げた。

 レース7決勝は午前9時55分より18周で行われた。昨夜からの雨は止んでいたものの、路面はまだ濡れた場所が多く、タイヤ選択が難しいコンディション。そのためポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)はグリッド整列の段階からウェットタイヤを選択。予選2番手のリアム・シーツ(Sutekina Racing)、3番手の岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)はスリックタイヤでピットを離れたが、グリッド上でウェットに交換。しかし4番手スタートの金丸はコースインから履いていたスリックタイヤでそのままスタートに臨んだ。

決勝がスタートした

 スタートではポールの小川がそのままトップで1コーナーを通過。シーツと岩澤は並走状態で1コーナーへ飛び込む。ここで岩澤が一旦シーツの前に出るが、モスエスまでにシーツがポジションを奪い返し、トップ小川、2位シーツ、3位岩澤で戻ってきた。

 マシントラブルで予選を走れず、最後尾スタートとなった奥住慈英(Buzz Racing)は1周目から猛烈な追い上げで4位までジャンプアップ。スリックタイヤを選択した金丸は苦しい走りを強いられて5位と一つポジションを落とした。

 奥住は2周目のバックストレートで早くも岩澤を抑えて3位に浮上。セクター1、セクター2と全体ベストも叩き出してシーツを追い上げ、3周目のアトウッドでこれをも攻略した。続くヘアピンでは2位を奪い返そうとするシーツだったが、奥住はこれを押さえ込んだ。シーツはダブルヘアピンでも奥住のインを狙っていったが、ここでも奥角に押さえ込まれ、そればかりか後ろから来た岩澤に抜かれてしまい、4位にポジションを落としてしまった。

 この間にトップの小川は奥住に対して4秒421のリードを築き上げるが、前が開けた奥住はさらにペースを上げ、4周目にその差は3秒621に縮まった。

 そしてこの周、スリックタイヤを選択した金丸が1分38秒733にペースを上げてきた。まだトップ小川の1分37秒242、奥住の1分36秒442には及ばないが、金丸のラップタイムはここからさらに上がっていき、トップ2台との差はみるみる詰まっていく。

 金丸はまず8周目のヘアピンでシーツを捕らえて4位に浮上すると、同じ周の最終コーナーで早くも岩澤のインをついて3位に浮上した。この時点でトップを走る小川との差は18秒074だった。

 その後も金丸は次々にファステストラップを更新し、10周終了時点で小川との差を14秒238とすると、12周終わりのホームストレートで奥住を捉えて2位に浮上してきた。小川との差は9秒828だ。

 路面コンディションの回復に合わせてどんどんペースを上げていく金丸に対し、小川も濡れたところを選んで走りながら自己ベストタイムを出すなど、懸命の抵抗を試みるが、その後も小川のリードはどんどん削られていく。

 そして16周目。ついに金丸が小川のテールに食らいつき、最終コーナーでインに飛び込んでトップに躍り出ると、そのまま一気に後続を突き放しにかかり、最後は小川に5秒934差をつけてフィニッシュラインに飛び込んだ。

優勝は金丸ユウ(Sutekina Racing)

決勝2位は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝3位は奥住慈英(Buzz Racing)

 この結果、金丸ユウが今季参戦2レース目で優勝を達成。2位は小川颯太。最後尾から見事な追い上げを見せた奥住慈英は終盤スローパンクチャーに見舞われながらも最後まで走り切って3位表彰台を獲得した。

 FRJ第3戦はこのあと午後2時55分よりレース8決勝を18周で行う。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forunm
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
13金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1828'59.407--
298小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1829'05.341 5.934 5.934
314奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
1829'38.88439.47733.543
427リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1829'45.75046.343 6.866
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1829'54.99355.586 9.243
699M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1729'15.7261Lap 1Lap
762Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1729'25.7011Lap 9.975
---- 以上規定周回数(90% - 13 Lpas)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 3 金丸ユウ(Sutekina Racing) 1'32.650 (18/18) 143.883 km/h
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TCR JAPAN SUNDAY

第2戦岡山公式予選 HIROBONがポールポジション 猪爪杏奈は2位

ポールポジションはHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 TCRジャパンサンデーシリーズ第2戦は11日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、HIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時45分から行われた。朝から小雨が降っていたが予選開始時にはほぼやんだ。路面はウエットでウエット宣言が出されるなか、15分のセッションが始まった。

 この予選でも梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)と玉田誠二(TAMADA Racing)以外は、2周ほど回ってピットインを行い、前後のタイヤを組み替えてピットアウトしていく。

 残り5分を切ったあたりから各車タイムアタックを開始。まずはHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が1分55秒943でトップに立つ。2位には加藤正将(Audi Team Mars)が56秒587で、3位には猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が57秒906でつける。

 HIRONONは残り30秒あたりで、タイムを1分54秒080と大幅に更新。加藤はタイム更新をならず。ここまで3位の猪爪はチェッカー直前にフィニッシュラインを通過し、最後のアタックに入る。セクター1で全体ベスト、セクター2で自己ベストを出し、ポールポジションの期待が高まったが及ばす、それでも1分54秒972で2位に浮上した。

予選2位は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

予選3位は加藤正将(Audi Team Mars)

 ポールポジションはHIROBON、2位に猪爪、3位に加藤、MOTOTINO(55MOTO RACING)、5位に鈴木、5位に梅本、7位に玉田誠二(TAMADA Racing)が入った。

 決勝は午後1時より23分+1周で行われる。ここまで土日シリーズを通して3連勝を飾っている猪爪の連勝は続くのか、止めるドライバーが現れるかに注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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TCR JAPAN SUNDAY

第2戦岡山公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
119HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'54.023--116.913
298猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
1'54.972 0.949 0.949115.948
365加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1'56.587 2.564 1.615114.342
455MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1'57.596 3.573 1.009113.361
517鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'58.522 4.499 0.926112.475
669梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
2'00.485 6.462 1.963110.643
77玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
2'02.330 8.307 1.845108.974
---- 以上基準タイム(110% - 2'05.426)予選通過 ----
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TCR JAPAN SATURDAY

第2戦岡山決勝ウィナーコメント 猪爪杏奈「わたしの方が奥にいけていた」

優勝した猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 「予選はタイム差があったんですが、余裕は感じていませんでした。わたしは50キロのウエートで、2番手のMOTOTINO選手は無しで、同じシビックでスタートダッシュもいいですし、スタートとオープニングラップの1周目が勝負だと思っていました。予想どおり前に行かれて、ペナルティーは受けたみたいですが、自分としては褒められるものではありませんでした。ブレーキはヘアピンで並んだときに、わたしの方が奥に行けてるなという自信があり、MOTOTINO選手もホームコースなので、タイヤが落ちてくる前に抜いてしまわないと思い、1コーナーのブレーキングで前に出ました。リスタートもうまくいってよかったです。あしたは雨のスリックになる可能性があって経験がないんですが、がんばりたいと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第4戦岡山決勝上位3人のコメント 卜部和久「1-2コーナーの攻防で前に出られて良かった」

第4戦優勝 卜部和久(H・R F108)

優勝した卜部和久(H・R F108)

 「スタートしか抜けるところがないと思っていました。思ったより決勝ペースも良くて、すごくいい決勝になったと思います」

 「動き出しもクラッチミートも普通だったんですが、1-2コーナーの攻防で前に出られて良かったです。その後は自分のベストを尽くすことだけ考えて走りました。順調にガスが減っていく中で、それなりにタイムを上げることができて良かったです」

 「(FIA-F4から2週連続参戦となったが)たくさんトレーニングしているんで、体力面の不安はありません。次は3番手からのスタートになりますが明日は多分雨なんで、気をつけて頑張ります。イメージトレーニングをしっかりやって決勝に挑みたいと思います」

第4戦決勝2位 佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

決勝2位の佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 「決勝はもうちょっといいイメージで行ったんですが、いまいちでしたね。スタートは可もなく不可もなくという感じでしたが、1-2コーナーでクルマがあまり曲がらなくて、このままだと押し出す格好になるなと思って、ちょっと引いてついて行こうと思ったんですが、ついて行けなかったですね」

 「駆動系への負担は気にしないようにしていたんですが、でもまあちょと安牌だったかなというのが反省点です。どっちにしても厳しいペースだったと思いますが、もうちょっと何かできたかなと思います」

 「明日は天候がウェットになるんで、勢いある子たちに負けないように、何か考えます。秘策はありません。岡山は全然雨で走っていませんから」

第4戦決勝3位 大宮賢人(ハンマーR疾風)

決勝3位の大宮賢人(ハンマーR疾風)

 「スタートでクラッチを早く離しすぎてストールさせてしまいました。そこからはとにかく追い上げることだけを考えて走りました。徳升選手に追いついてからは、抜くまでに相当手こずってしまいました。アトウッドの進入を抑えて、立ち上がりで並べるようにしていったら、バックストレートで前に出ることができました」

 「スタートを失敗したので、最低限3位で帰ってこないとと思って走りました、明日はスタートを失敗しないように頑張ります。雨は得意なので、トップを目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第4戦岡山決勝 スタート直後の先陣争いを制し、卜部和久が今季3勝目を挙げる

優勝した卜部和久(H・R F108)

 Formula Beat(F-Be)第4戦の決勝が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2番手からスタートした卜部和久(H・R F108)が見事なスタートダッシュを見せて後続を突き放し、第3戦鈴鹿に続いて今季3勝目を挙げた。

 第4戦決勝は午後3時より15周で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。

スタート直後の1~2コーナー

佐々木孝太と卜部和久のトップ争い

 スタートから1-2コーナーでポールの佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)と2番手スタートの卜部がいきなりサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げ、卜部がトップに立つ。佐々木は接触を避けるために一旦引かざるを得なかった格好だ。その後方ではハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が3位、Gクラスの河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)が4位に浮上してきた。3番手スタートの大宮賢人(ハンマーR疾風)は痛恨のストールにより、一気に13位までポジションを落とし、そこから追い上げて10位でオープニングラップを終えている。

 しかしその後方、アトウッドカーブでピットスタートの有村将真(アポロ電工フジタ薬局MT)がコースを飛び出したため、レースは2周目からセーフティーカーが入る波乱の幕開けとなった。

 セーフティーカーがピットに戻り、レースが再開されたのは4周目。区間ベストを連発して一気に後続を突き放しにかかる卜部。追う佐々木。その後方では伊澤と河野が接戦を展開している。更にその後方では大宮が4周目を9位、5周目を7位で戻ってきた。

 5周を終わって卜部のリードは1秒374。2位の佐々木に続いて3位には河野と伊澤を捉えた徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)が浮上してきた。6周目にはいると河野も伊澤を抜いて4位に浮上する。伊澤はトラブルに見舞われてペースが上がらず、7周目にピットイン。そのままレースを終えている。

 これで順位は卜部、佐々木、徳升、河野、そして大宮の順に。大宮は8周目に河野を捉えて4位まで挽回してきた。ここまでファステストを連発して逃げ続けた卜部のリードは8周目を終えて2秒045に広がった。

優勝は卜部和久(H・R F108)

決勝2位は佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 佐々木も自己ベストを更新しながら懸命に卜部を追うが、卜部は1周も手綱を緩めることなく攻め続け、最後は佐々木に4秒226の大差をつけて今季4勝目を挙げた。

決勝3位は大宮賢人(ハンマーR疾風)

決勝4位は徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝は河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)

決勝6位は冨田自然(Kデンタルオフィス)

 スタートで大きく出遅れた大宮も10周を終えたところで前を走る徳升のテールに食らいつき、13周目のアトウッドでついにこれを攻略して、3位表彰台をもぎ取っている。

 F-Be第5戦決勝は明日の午前11時より15周で行われる。

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6上位3人のコメント 小川颯太「2周目以降はミラーを気にせず自分のドライビングに集中した」

レース6優勝 小川颯太(Bionic Jack Racing)

優勝した小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「スタートはあまり自信がないんですけど、集中して臨みました。大失敗したわけではなかったんですが、それでも並ばれてしまいました。並んだまま1コーナーに入りましたが相手の方もスペースを残してくれたので、このバトルに関しては良かったなと思います。そこからは自分のペースを守って走り、自己ベストを出せました」

 「オープニングラップだけは後ろを見ながら集中しながら走りましたが、最終コーナーを曲がってからはミラーを気にせずに自分のドライビングに集中して走り切ることができました」

 「予選は新品、新品で行ったので、今はいい方のタイヤとレースで使ったタイヤが残っています。午前中のレースがドライだったらそこでいい方のタイヤを先に使って、有利な感じで二連勝を飾って、最後のレースは今日のレースでの状態を考えて走ります」

レース6決勝2位 岩澤優吾(Bionic Jack Racing)

決勝2位の岩澤優吾(Bionic Jack Racing)

 「スタートはうまく行って、4番手に上がり、金丸選手を抜いて1コーナーにブレーキして入ったんですが、アウト側から金丸選手が来ていたのがよく見えてなくて、立ち上がったら思ったより近くにいて迷惑をかけちゃいました。その後も3番手を走っていたら、2コーナーでリアム選手がコースアウトしていたので、そこで2位に上がりました。そこからトップを追いかけていたんですが、ペースがちょっとずつ足りませんでした。自分でも色々トライしながら走っていたんですが、後ろから金丸選手が来ていて、プレッシャーを感じました。プッシュしながら走りましたが、自分でも走り方をもっと考えないとと思います」

 「オーバーステアは解消されてはいませんでしたが、予選に比べれば改善していました。ただレース後半に行くに従ってしんどくなってきたので、セットアップの部分を見直さないとと思います」

 「リージョナルのドライビングを理解している途中ですが、ちゃんと習得できればFIA-F4のように表彰台に上がれると思います」

 「明日はドライならスタートでトップに立てれば面白いレースができそうだなと思います。雨ならどのカテゴリーでも自信はあるので、心配はしていません」

レース6決勝3位 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

決勝3位の金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

 「このレースだけスポットで参戦することになっていて、今後のレースは予定していません。昨日岡山入りしてテストから走らせてもらっています。持ち込みのセットから色々試させてもらって、時間のない中でいいポイントに辿り着かない状態で予選を迎えました。予選1はそこまでバランスが悪くなかったんですが、予選2に向けてトップとのタイム差を縮めるためにセットを変えたところ、逆方向に行ってしまったという形で、予選2の方がポジションが悪くなりました。そこからセットを見直して決勝を走ったら、そんなに悪くない状態になりました」

 「1周目は岩澤選手の横に並んで1コーナーを立ち上がったら、岩澤選手がはらんできたので、接触を避けるために外に出るしかありませんでした。レースペース自体は悪くなかったんですが、前の選手に近づくとダウンフォースが抜けてしまうので、本当のレースペースがどこまで行けたかはわからなかったんですが、感触としてはトップからコンマ1かコンマ2ぐらいのところまでは行けたかなと思います」

 「今回は僕がスタートをミスしてしまって岩澤選手に前に行かれましたが、それがなければ無難に2番手は行けたなと思います。明日はスタートを無難に決めて、レースペースはここからどれだけ良くできるかを、今日のデータをもとにチームと考えて頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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TCR JAPAN SATURDAY

第2戦岡山決勝 50キロのサクセスウエートもなんのその、猪爪杏奈が独走で2連勝

優勝は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 TCRJサタデーシリーズ第2戦は10日、岡山国際サーキットで決勝を行い、途中セーフティーカーが導入されるレースを圧倒的なスピード制した猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が優勝した。

 決勝は午後1時にフォーメーションラップが始まった。上空の雲は厚くなり、風も出てきて過ごしやすいなか1周を回って7台がグリッドに着いた。

オープニングラップのダブルヘアピン手前

 好スタートを切ったかに見えたのは予選2位のMOTOTINO(55MOTO RACING)。ポールポジションの猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)を制してトップで1コーナーへ向かう。2位は猪爪、同3位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)はスタートをミスして5位まで順位を落とす。代わって3位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が、4位には加藤正将(Audi Team Mars)が上がってきた。

 2位に落ちた猪爪だが、アトウッド立ち上がりからMOTOTINOに並びかけ、ヘアピンでインから早くもトップに立った。ところが、猪爪は最終コーナーで行きすぎて失速。コントロールラインではハナ差でMOTOTINOが先行したものの、1コーナーでは猪爪はブレーキングでアウトからMOTOTINOをパスし、再びトップに立った。

 ここで2位に落ちたMOTOTINOにスタート違反で10秒のタイムペナルティーが科される。4周目にはそのMOTOTINOが2コーナーでコースアウトしてクラッシュ。セーフティーカーが導入されることとなった。

 クラッシュパッドの修復に時間を要し、レースは8周目から再開。トップの猪爪はリスタートを決め、2位以下を寄せ付けない。8周目には2位の梅本を1秒8離すと、サクセスウエート50キロを積まれているとは思われないスピードで独走状態に持ち込む。規定時間の23分が経過し、13周を回ってぶっちぎりでの優勝を飾った。

決勝2位は梅本淳一(J\'S RACING CIVIC TCR FK7)

決勝3位は加藤正将(Audi Team Mars)

 2位争いは梅本と加藤の間で繰り広げられたが、加藤も決め手がなく、0秒6~0秒8差で周回を重ねる。結局、梅本が2位、加藤が3位でゴールを迎えた。

 4位には2位争いに加われなかったHIROBONが、5位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、6位には玉田誠二(TAMADA Racing)が入った。

表彰式

 サンデーシリーズ第2戦は明日11日、午前8時45分から予選が、午後1時より決勝が23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第4戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 Formula Beat Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
181卜部 和久H・R F108
ZAP F108
1525'45.524--
26佐々木 孝太ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1525'49.750 4.226 4.226
320大宮 賢人ハンマーR疾風
疾風
1526'06.17020.64616.420
447徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1526'09.19123.667 3.021
555G1河野 靖喜ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1526'12.13026.606 2.939
640冨田 自然Kデンタルオフィス
TATUUS FC106
1526'13.34827.824 1.218
770山口 登唯BLUE-MAX新村工業所RK
B-MAX RK01
1526'14.58529.061 1.237
83G2船井 俊仁ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1526'31.01745.49316.432
99G3KAMIKAZEファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1526'42.27356.74911.256
108G4米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
1526'52.2351'06.711 9.962
1117G5田中 諭ミスト制動屋
Dallara F307
1426'10.5341Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-1安井 和明ブースカ隊長
Dallara F301
917'05.9366Laps5Laps
-19ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
612'13.5289Laps3Laps
-11G-植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
12'02.99614Laps5Laps
-46有村 将真アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
0 0.00015Laps1Lap
-21G-村瀬 和也ミストセキグチ:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 81 卜部和久(H・R F108) 1'31.009 (11/15) 146.478 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝 小川颯太がポール・トゥ・フィニッシュで今季3勝目を獲得

優勝した小川颯太(Bionic Jack Racing)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース6の決勝が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ。ポールポジションからスタートした小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が序盤のバトルを制してトップを独走、今季3勝目をものにした。

 レース6決勝は午後2時より18周で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。

スタート直後、リボルバーの立ち上がり

 スタートでポールの小川に予選2番手のリアム・シーツ(Sutekina Racing)が並びかけ、両者並走状態で1コーナーに飛び込み、そのままの状態で2コーナーに向かうが、小川はなんとかポジションを守って立ち上がっていった。

 その後方では予選4番手の奥住慈英(Buzz Racing)がスタートで無念のエンジンストール、最後尾に後退してレースを始めることに。5番手スタートの岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)はこれをかわして3番手スタートの金丸ユウ(Sutekina Racing)に挑みかかり、3位にジャンプアップ。金丸はダートに逃げて接触を回避するが、そのまま4位で岩澤を追う。

 更にその後方ではワン・ジョンウェイ(HELM MOTORSPORTS F111/3)がアトウッドでオーバーランするが、なんとかクルマを壊さずにコースに復帰した。

 2周目に入ると、小川を僅差で追っていたシーツが2コーナーで痛恨のオーバーラン、ここで4位にポジションを落とす。代わって岩澤が2位、金丸が3位に順位を上げた。

 トップの小川は5周目までにそのリードを2秒730に広げる。

 その後方ではスタートで最後尾に落ちた奥住がファステストラップを何度も更新しながら追い上げを開始、9周目には6位のワンの背後に迫ったが、10周目の2コーナーでワンをアウトから抜こうとしてコースをはみ出し、そのままピットに戻ってレースを終える。ワンもこのバトルでダメージを負ったのか、14周目にピットインしてそのままクルマを降りた。

 一方、トップの小川はその後も2位岩澤との差を着実に広げ、11周目にはその差を4秒521とする。金丸は更にその1秒4後方だ。

優勝は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝2位は岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝3位は金丸ユウ(Sutekina Racing)

 15周終わって小川のリードは6秒284。一方岩澤と金丸の差はここにきて0秒789と接近してきた。

 結局小川颯太は一度もトップを明け渡さずに18周を走り切り、最後は2位の岩澤に7秒591の大差をつけてフィニッシュ。今季3勝目をものにした。2位は最後まで金丸を押さえ切った岩澤優吾、今大会から参戦した金丸ユウは今季初戦を3位表彰台で終えた。

 FRJ第3戦はこのあと、レース7決勝を明日の朝9時55分から、レース8決勝は午後2時55分から、いずれも18周で行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第4戦、第5戦岡山ポールシッターのコメント 佐々木孝太「一戦一戦若い子たちに勝つことで、ファーストガレージのクルマは強いんだって思わせたい」

第4戦、第5戦ともポールポジションの佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

第4戦、第5戦ポールポジション 佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 「卜部くんと大宮くんはFIA-F4にも出てて、上位で頑張っているので、なんとか負けないようにと。僕はもう腕では勝てないと思うので、クルマのセットアップを頑張りました。ここ2戦色々とクルマもトラブったり、いい状態じゃなかったのですが、今回色々煮詰められて、そこで勝てたのかなという感じです。チームのみんなが頑張ってくれたおかげです」

 「年齢をカバーするセットアップを一生懸命考えて、予選に関しては行けたかなと思います。決勝も体力も15周ぐらいならなんとかなるかなと。そこで疲れないクルマを作ろうかなと」

 「開幕2戦はドライブシャフトのトラブルでまともにレースできていなくて、もてぎもトラブルでバタバタしてセットもできない状況でした。前回のもてぎからリヤの足回り一式を変えたんですよ。それでセットが狂ってしまい、難しかったんですが、今回はその仕様でやっと通常のクルマに戻りました。ドライブシャフトだけじゃなくてトレッドもみんなと同じように広げたんです。そのためにロワアームも全部換えました。そのせいでもてぎでは煮詰めきれませんでしたが、今回は若い子たちと勝負できる仕様、求めているものに近づきました」

 「ここまで三連勝してるようなものなので、ここで二連勝したいですね。全部出られるわけじゃないけど、若い子たちが出ている時にちゃんと勝ちたいですね。とりあえずチャンピオンどうこうじゃなくて、一戦一戦若い子たちに勝ちたい。そうすることでファーストガレージのクルマは強いんだって思わせたい。それが一番です」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山ポールシッターのコメント 小川颯太「ここには三連勝を決めるつもりできている」

第3戦岡山レース6~8で3戦連続ポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing)

第3戦レース6、7、8ポールポジション 小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「昨日は僅差だったので、今回は集中して走りました。今日の予選は路温が上がった以外は昨日の走行とコンディションがほぼ変わらなかったので、クルマの動きなどに影響は感じず、思っていた通りのバランスで走りました。2回目の予選は路面温度が更に上がってタイヤのピークが早くきてしまい、そこからのタレの影響で思い切ったアタックができませんでした」

 「最初の予選は走るたびにタイムが上がっていたのに、2回目はピークを過ぎてから少しずつタイムが落ちていったので、これは厳しいかなと思って早めにピットに入りました」

 「今週末は三連勝を決めるつもりで来ています。落ち着いてスタートを決められればいけると思うので、頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1826'44.913--
297岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1826'52.504 7.591 7.591
33金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1826'53.359 8.446 0.855
427リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1826'56.74611.833 3.387
599M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1827'37.62752.71440.881
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-62Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1218'34.0346Laps6Laps
-14奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
913'57.1999Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 14 奥住慈英(Buzz Racing) 1'28.428 (8/9) 150.753 km/h
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TCR JAPAN SATURDAY

第2戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
1325'09.999--
269梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
1325'15.600 5.601 5.601
365加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1325'16.520 6.521 0.920
419HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1325'22.29912.300 5.779
517鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1325'33.80623.80711.507
67玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
1325'37.42727.428 3.621
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-*55MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
35'10.52510Laps10Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 98 猪爪杏奈(Honda CIVIC TCR) 1'36.706 (2/13) 137.849 km/h
  • CarNo. 55は、TCR JAPAN SERIES REGULATIONS 29-9.(シグナル消灯前に前進)により、決勝結果に10秒を加算した。
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Forumula Beat

第4戦、第5戦岡山公式予選 佐々木孝太が復活の連続ポールポジションを達成!!

第4戦、第5戦ともポールポジションは佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 Formula Beat(F-Be)第4戦、第5戦の公式予選が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ベテラン佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)が2戦連続でポールポジションを獲得した。

 今季初めての2レース開催となる岡山大会にはGクラス6台を含む16台がエントリー。公式予選は午前10時25分より15分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。ここでのベストタイム順が第4戦、セカンドタイム順が第5戦のスターティンググリッドとなる。

 まずはアウトラップに続いて卜部和久(H・R F108)が1分33秒637。2周目には1分31秒751を記録してトップに立つ。2番手は大宮賢人(ハンマーR疾風)で1分32秒071、ハンマー伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が1分32秒580で3番手だ。

 しかし計測3周目に入ると佐々木が1分31秒534を叩き出してトップに浮上、卜部は1分31秒618で2番手、1分31秒803の大宮が3番手だ。

 ここから大宮が計測4周目に1分31秒539で2番手に浮上すると、5周目には1分31秒539を出してトップに浮上するが、佐々木も計測6周目に1分31秒296を叩き出して再びトップに。次の周でも1分31秒127とさらにタイムを縮めてきた。

 これに対し大宮はそこからタイムを上げることができないままチェッカーが提示されることに。その直後、卜部が1分31秒316を記録、土壇場で佐々木と大宮の間に割って入った。

 この結果、ベストタイム1分31秒127、セカンドタイム1分31秒296と共にトップの佐々木孝太が第4戦、第5戦両方のポールポジションを獲得。佐々木のポール獲得は第1戦鈴鹿以来。ここまでドライブシャフトの折損に悩まされてきた佐々木だが、もてぎ大会から対策部品の装着やトレッドの拡張など、リヤ周りを一新し、今週末ついにその苦労が実った格好だ。

第4戦予選2位、第5戦予選3位は卜部和久(H・R F108)

第4戦予選3位、第5戦予選2位は大宮賢人(ハンマーR疾風)

 第4戦の2番手は卜部和久、3番手は大宮賢人という結果に。第5戦は1分31秒539の大宮が2番手、卜部は1分31秒618で3番手からスタートすることになった。

 F-Be第4戦決勝はこのあと午後3時より、第5戦決勝は明日の午前11時より、いずれも15周で行われる。

第4戦、第5戦とも予選4位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

第4戦、第5戦とも予選5位は徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

第4戦、第5戦とも予選6位は河野靖喜(ファーストガレージ&ISP)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7公式予選 小川颯太が4連続ポールを達成

第3戦レース7ポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース7の公式予選が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)がレース6、レース8に続いてポールポジション。小川はこれで第2戦鈴鹿のレース5から4戦連続、今季通算で7度目のポールを獲得した。

 この日2回目の公式予選は午前10時から15分間の走行。ここでのベストタイムでレース7のグリッドが決定する。

 各ドライバー続々とコースインしてアタックに取り掛かるが、ここで奥住慈英(Buzz Racing)のエンジンに火が入らず、ガレージから一歩も出ることができない状況に。結局トラブルは解決せず、奥住は一周も走ることなく予選を終えることとなった。

 コース上ではアウトラップに続いて1周のウォームアップ走行を行ってアタックに入った小川がいきなり1分27秒910を叩き出す。

 同じくウォームアップ1周でアタックを始めた岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)が2本目のアタックで1分27秒502を記録して小川を上回るが、3本目のアタックでは小川が1分27秒244を出して逆転。その後は1分27秒369、1分27秒315とタイムが伸びなかったため、小川はチェッカーを待たずに早々とピットイン。そのままトップで予選を終えた。

 これに対し、ウォームアップ2周でアタックに取り掛かったリアム・シーツ(Sutekina Racing)は最初のアタックで1分27秒922を記録すると、2本目では1分27秒748、3本目で1分27秒594とタイムを縮め、最後は1分27秒466を記録して、こちらも早めに予選を終えた。

 序盤に一時トップに立った岩澤はその後タイムが伸びず、2本目のアタックで記録した1分27秒502を最後まで上回ることができなかった。

第3戦レース7予選2位のリアム・シーツ(Sutekina Racing)

第3戦レース7予選3位の岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)

 この結果、第3戦レース7は小川颯太がポールポジションを獲得、リアム・シーツが予選2番手、岩澤優吾が3番手から明日の決勝に臨むことになった。

 第3戦レース7決勝は明日の朝9時55分より18周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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TCR JAPAN SATURDAY

第2戦岡山公式予選 猪爪杏奈がコースレコードを大幅に更新しポールポジション

ポールポジションは猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 TCRJサタデーシリーズ第2戦は10日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前10時10分より15分間で行われた。台風3号の影響もなく薄曇りで、柔らかい日差しが差し、蒸し暑い。

 梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)以外のドライバーは1周を回ってピットイン。温まりの良い前輪と悪い後輪を組み替えて再びコースインを行う。

 コースにステイした梅本は1分37秒500からタイムを37秒191まで縮めまずはトップに立つ。

 このタイムを更新してきたのは1分36秒724でHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)。2位にはMOTOTINO(55MOTO RACING)が36秒964で続く。翌周、MOTOTINOはタイムを36秒283とコースレコードの36秒477を更新しトップに浮上。

 しかし残り4分を切ったところで、満を持してタイムアタックを行った猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が、1分36秒936と他を圧倒してトップ。このタイムでポールポジションを決めた。

予選2位はMOTOTINO(55MOTO RACING )

予選3位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 2位にはMOTOTINOが、3位にはHIROBONが入った。4位は序盤のタイムで梅本が、5位には加藤正将(Audi Team Mars)が、6位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、最後尾の7位には玉田誠二(TAMADA Racing)が入った。

 決勝は本日午後1時より、23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6、レース8公式予選 好調小川颯太が共にポールポジションを獲得

レース6、レース8ともポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース6、レース8の公式予選が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)がレース6、レース8共にポールポジションを獲得した。 

 FRJの2023シーズンもいよいよ中盤戦。第3戦のエントリー台数は7台。そのうちマスタークラスは1台。この中には国内外の様々なレースで活躍してきた金丸ユウ(Sutekina Racing)や、昨年までFIA-F4で戦っていた奥住慈英(Buzz Racing)が新たに加わった。またHELM MOTORSPORTSからは中国人ドライバーのワン・ジョンウェイが参戦している。

 そうした中、1回目の公式予選は午前9時35分より15分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。二日間で3レースが予定されている今大会は、この走行におけるベストタイムがレース6のスタート順、セカンドタイムがレース8のスタート順となる。

 まずは1周のウォームアップを挟んで岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)が1分28秒556を記録すると、これを小川が上回り、1分28秒155でトップに立つ。続いてリアム・シーツ(Sutekina Racing)が1'28.196で2番手に上がってきた。

 小川はその後も1分27秒759、1分27秒705、1分27秒685、1分27秒645と着実にタイムを縮めていく。それに対してシーツも1分28秒104、1分27秒963、1分27秒910とタイムを更新するが、小川にはあと一歩及ばない。

 他のドライバーよりやや遅れてコースに入った金丸は計測3周目に1'28.791を記録して5番手につけると、次の周で1'28.222を記録して3番手に浮上、その後も1'28.070、とタイムを更に縮めてきた。

 更に奥住も計測6周目に1分28秒132を記録して4番手。序盤3番手につけていた岩澤は計測8周目に1分28秒181を記録するにとどまり、5番手まで後退するが、セカンドベストタイムでは1分28秒195と金丸や奥住を上回るタイムを記録した。

レース6、レース8とも予選2位のリアム・シーツ(Sutekina Racing)

レース6予選3位、レース8予選5位の金丸ユウ(Sutekina Racing)

レース6予選4位、レース8予選3位の奥住慈英(Buzz Racing)

 この結果、レース6、レース8のポールポジションは小川颯太が獲得。リアム・シーツもレース6、レース8共に2番手となり、金丸ユウがレース6の3番手、レース8は岩澤優吾が3番手からスタートすることとなった。

 FRJ決勝レース6はこのあと午後2時より、レース8は明日の午後2時55分より、いずれも18周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第5戦岡山公式予選結果

2023-formula-beat-rd5-okayama-qualifying-result

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 Formula Beat Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16佐々木 孝太ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1'31.296--146.017
220大宮 賢人ハンマーR疾風
疾風
1'31.539 0.243 0.243145.630
381卜部 和久H・R F108
ZAP F108
1'31.618 0.322 0.079145.504
419ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'31.892 0.596 0.274145.070
547徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1'32.028 0.732 0.136144.856
655G1河野 靖喜ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1'32.742 1.446 0.714143.741
740冨田 自然Kデンタルオフィス
TATUUS FC106
1'32.873 1.577 0.131143.538
870山口 登唯BLUE-MAX新村工業所RK
B-MAX RK01
1'33.072 1.776 0.199143.231
91安井 和明ブースカ隊長
Dallara F301
1'33.762 2.466 0.690142.177
1011G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'33.925 2.629 0.163141.930
119G3KAMIKAZEファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1'34.336 3.040 0.411141.312
123G4船井 俊仁ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1'34.482 3.186 0.146141.094
138G5米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
1'36.415 5.119 1.933138.265
1421G6村瀬 和也ミストセキグチ:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1'37.549 6.253 1.134136.657
1517G7田中 諭ミスト制動屋
Dallara F307
1'38.971 7.675 1.422134.694
1646有村 将真アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
1'50.92819.63211.957120.175
---- 以上基準タイム(130% - 1'58.930)予選通過 ----
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Forumula Beat

第4戦岡山公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 Formula Beat Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16佐々木 孝太ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1'31.127--146.288
281卜部 和久H・R F108
ZAP F108
1'31.316 0.189 0.189145.985
320大宮 賢人ハンマーR疾風
疾風
1'31.368 0.241 0.052145.902
419ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'31.764 0.637 0.396145.273
547徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1'32.006 0.879 0.242144.891
655G1河野 靖喜ファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1'32.713 1.586 0.707143.786
740冨田 自然Kデンタルオフィス
TATUUS FC106
1'32.859 1.732 0.146143.560
870山口 登唯BLUE-MAX新村工業所RK
B-MAX RK01
1'32.915 1.788 0.056143.473
91安井 和明ブースカ隊長
Dallara F301
1'33.710 2.583 0.795142.256
1011G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'33.863 2.736 0.153142.024
119G3KAMIKAZEファーストガレージ&ISP
Formula Renault 2.0
1'34.251 3.124 0.388141.439
123G4船井 俊仁ファーストガレージ&ISP
ZAP F108
1'34.289 3.162 0.038141.382
138G5米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
1'35.967 4.840 1.678138.910
1421G6村瀬 和也ミストセキグチ:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1'37.549 6.422 1.582136.657
1517G7田中 諭ミスト制動屋
Dallara F307
1'38.800 7.673 1.251134.927
1646有村 将真アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
1'43.64812.521 4.848128.616
---- 以上基準タイム(130% - 1'58.652)予選通過 ----
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.244--152.799
227リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'27.466 0.222 0.222152.411
397岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.502 0.258 0.036152.349
43金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'27.786 0.542 0.284151.856
599M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1'29.904 2.660 2.118148.278
662Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.357 3.113 0.453147.535
---- 以上基準タイム(110% - 1'35.969)予選通過 ----
-14奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
d.n.s---
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース8公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.685--152.031
227リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'27.942 0.257 0.257151.586
314奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
1'28.183 0.498 0.241151.172
497岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'28.195 0.510 0.012151.151
53金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'28.220 0.535 0.025151.109
699M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1'30.304 2.619 2.084147.621
762Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.479 2.794 0.175147.336
---- 以上基準タイム(110% - 1'36.454)予選通過 ----
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.645--152.100
227リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'27.910 0.265 0.265151.641
33金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'28.070 0.425 0.160151.366
414奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
1'28.132 0.487 0.062151.259
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'28.181 0.536 0.049151.175
699M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1'30.101 2.456 1.920147.954
762Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.364 2.719 0.263147.523
---- 以上基準タイム(110% - 1'36.410)予選通過 ----
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TCR JAPAN SATURDAY

第2戦岡山公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
R1'35.936--138.955
255MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
R1'36.283 0.347 0.347138.454
319HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'36.724 0.788 0.441137.823
469梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
1'37.191 1.255 0.467137.161
565加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1'37.494 1.558 0.303136.735
617鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'37.747 1.811 0.253136.381
77玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
1'40.322 4.386 2.575132.880
---- 以上基準タイム(110% - 1'45.530)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'36.477)を更新した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

第3戦鈴鹿GTA定例会見 FIA-F4第2世代車両はFIAの手続きを終えて生産準備へ

2024年から使用される第2世代のFIA-F4車両

 6月4日に三重県の鈴鹿サーキットで行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見では、来季からの導入が決まっている第2世代のFIA-F4車両の受注状況をはじめとする現状についても坂東正明代表が明らかにした。

 第2世代車両については、クラッシュテストをはじめとするFIAの審査手続きが先月末に完了し、現在は11月末のデリバリー開始に向けて生産体制の構築を進めている。本格的な受注手続きはこれからだが、現時点で約30台の受注を見込んでいるとのこと。

 また不要となる現行車両の今後の用途に関しては、製造元の童夢よりスクールカーとしての使用できないか、との問い合わせが来ており、GTAとしては歓迎する意向だという。またFormula Beatなどのカテゴリーへの転用も認める方向だが、GTAが主体となって何かを行う予定はないとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿GTA定例会見 GT300クラスへのカーボンニュートラル燃料導入について、今季中は見送ることをGTAが発表

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は6月4日、シリーズ第3戦の行われている三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を行った。

 GTAはこの会見の中で、本大会からGT300クラスでも使用される予定になっていたカーボンニュートラル燃料(CNF)について、今シーズン中の導入を見送り、改めて来季の導入に向けて仕様の見直しを行うことを明らかにした。

 CNFは2021年末に導入が決まり、昨年はGT500クラスにおいてベンチテストや実車テストを実施。そして昨年の最終戦もてぎの翌日や、今季開幕前に岡山と富士で行われた公式テストでは参加するすべての車両を用いて検証を進めてきた。

 その結果、揮発性が低い特性に起因する、エンジンオイルへの混ざりやすさ(希釈)の問題が明らかとなった。最悪の場合これが原因でオイル切れを起こす可能性がある。

 GT500クラスについては各メーカーで対策を講じてきたが、市販車両であるFIA-GT3も参加するGT300については導入時期を今回の鈴鹿大会に延期するとともに、それに向けて第2戦富士の翌週にGTエントラント協会主催のテストを鈴鹿サーキットで行い再度検証を行うとしていた。

 しかし5月19日付のプレスリリースで、GT300クラスへの第3戦からのCNF導入を再度見送ることが明らかになり、今後の動向について注目が集まっていた。

 導入延期の理由について坂東代表からは、エンジンオイルへの希釈の問題は当初各メーカーでベンチテストを行なっている段階では問題なかったが、実車テストの段階で明らかとなった。各チームは現在も前向きに取り組んでいるものの、GT3車両を製造するメーカーからこの燃料を用いて450kmレースなどを行なった場合、エンジンの品質保証ができない可能性があるとの声が出つつあるとの説明があった。

 このため、今後はGT500については現行のCNFの使用を継続していくが、GT300については今季の導入を保留とし、GT300車両に適合した燃料を新たに作り直し、来季からの導入を目指す。その結果、場合によってはGT500とGT300で仕様の異なる燃料となることもあり得るとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝 控訴が行われたためGT500クラスの競技結果は留保

 6月4日、鈴鹿サーキットで行われたオートバックススーパーGT第3戦「鈴鹿GT450kmレース」は、レース途中のアクシデントにより赤旗をもって終了した。暫定結果では3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)の優勝となっていたが、給油回数義務を消化していないため、ペナルティーの対象となるのではないかという各チームからの抗議を受け、大会審査委員会は審議の結果3号車を降格とした。これに対してNDDP RACINGは抗議をしたが大会審査委員会は却下。これを不服としてNDDP RACINGがJAFに控訴したためGT500クラスの競技結果は留保となっている。

 午後6時に3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)を優勝とする暫定の競技結果が発表されたが、これ対してSUPER GT Sporting Regulations(SpR)第14条1.(抗議の提出)に基づき、午後7時15分、1、14、17、19、36、37、38、39、64、100号車の監督より大会審査委員会に抗議が提出された(公式通知No. 38)。

 この抗議を受け午後8時30分、大会審査委員会はこの抗議を正当と認め(公式通知No. 39)、同40分に19号車WedsSport ADVAN GR Supra(TGR TEAM WedsSport BANDOH)を優勝、3号車には60秒のペナルティーを科し4位に降格とする改訂版の暫定結果を発表した。

 NDDP RACINGは午後9時20分、SpR第14条1.に基づきこの暫定結果に抗議(公式通知No. 40)。しかし、同30分大会審査委員会はこの抗議を却下(公式通知 No. 41)した。

 これを不服としたNDDP RACINGは午後10時25分、SpR第14条3.(控訴の手続)に基づき、JAFに控訴(公式通知No. 42)。よってJAFのモータスポーツ審査委員会の裁定が確定するまで、GT500クラスの競技結果は留保されることとなった。

 審査の裁定までは1~2カ月を要するものと思われ、再控訴が行われなければ、その裁定をもって結果が確定することとなる。

Text: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/06/04) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
119国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH4581:59'51.274--
236坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS40581:59'53.368 2.094 2.094
31平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS14582:00'16.57725.30323.209
4*3千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI42582:00'19.49228.218 2.915
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS32582:00'20.82929.555 1.337
614大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS32582:00'32.98741.71312.158
716福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS2582:00'40.34549.071 7.358
824佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH582:01'12.1321'20.85831.787
917塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS30582:01'19.8881'28.614 7.756
1038立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS12582:01'24.2861'33.012 4.398
1137笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS10582:01'26.4351'35.161 2.149
128野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS22582:01'33.6191'42.345 7.184
13*23松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI50571:59'02.6281Lap 1Lap
1464伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL2572:00'29.6301Lap 1'27.002
1539関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS12572:00'30.3211Lap 0.691
---- 以上規定周回数(70% - 40 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 36 坪井翔(au TOM'S GR Supra) 1'48.321 (1/29) 192.99 km/h
  • CarNo. 23は、SpR.13-1.a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、未消化につき競技結果に対して40秒を加算した。
  • CarNo. 3は、2023-GTAブルテンNo. 028-S.4(給油義務)により、競技結果に対して60秒を加算した。

■GT300クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/06/04) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
17荒 聖治
柳田 真孝
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI15541:59'31.713--
22堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS45541:59'32.320 0.607 0.607
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS51541:59'33.096 1.383 0.776
456ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH66541:59'47.05415.34113.958
511富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL541:59'50.93519.222 3.881
661井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL541:59'56.04024.327 5.105
760吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL9541:59'59.24927.536 3.209
810安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL18542:00'15.19543.48215.946
930永井 宏明
織戸 学
上村 優太
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH542:00'19.38747.674 4.192
1020平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL542:00'28.05456.341 8.667
1125菅波 冬悟
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH3542:00'28.82657.113 0.772
1265蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS72542:00'31.48959.776 2.663
1331嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS9542:00'34.5591'02.846 3.070
14360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH542:00'35.7811'04.068 1.222
156片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH12542:00'37.3981'05.685 1.617
16244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH33542:00'44.3411'12.628 6.943
1750イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH542:00'46.6231'14.910 2.282
184谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH6542:00'53.0881'21.375 6.465
19*5冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH542:01'14.5481'42.83521.460
20*27岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH24542:01'19.0011'47.288 4.453
2188小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH15542:01'29.9221'58.20910.921
2296新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL6542:02'11.4392'39.72641.517
2387松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH12531:58'14.2191Lap 1Lap
249阪口 良平
リアン・ジャトン
川端 伸太朗
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH531:59'35.9231Lap 1'21.704
2548井田 太陽
甲野 将哉
眞田 拓海
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH532:00'50.4111Lap 1'14.488
2622和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH521:59'27.5462Laps1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 37 Laps)完走 ----
-18小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH60510'57.68649Laps47Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 61 山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT) 1'59.740 (2/41) 174.59 km/h
  • CarNo. 5は、SpR.27-1.3(燃料補給中の作業)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 18(小出峻)は、SpR.26-11(ピットレーン速度制限)違反につきドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。
  • CarNo. 27は、SpR.27-1.3(燃料補給中の作業)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 96は、SpR附則-3,16(SC中のピットイン)のペナルティー未消化につき、競技結果に対して100秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER GT

第3戦鈴鹿優勝記者会見 千代勝正「状況が状況なので、素直に喜べない」

GT500クラス優勝 * 3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)

千代勝正(NDDP RACING)

GT500クラスで優勝した千代勝正(NDDP RACING)※留保中

 「状況が状況で、僕たちも勝てるレースではなかったので、素直に喜べる状況ではないんですけど、次生さんが無事ということが一番ですし、あれだけのクラッシュでも守ってくれる、GT500の車両の安全性とスタッフの皆さんに本当に感謝したいです」

 「この450kmというレースはすごく複雑な戦略が必要で、23号車はアンダーカット狙いで早めにピットに入って、長いスティントでペースを上げていましたが、僕らは逆にできるだけ長く引っ張りました。タイヤの状態や周りの状況を考えた作戦でしたが、その結果あの時点でトップに立っていたのは本当にラッキーで、願ってできたわけじゃありません。あそこでピットに入っていれば6番手か7番手で戻れる読みではあったんですが、すごく難しいレースで、鈴鹿ではもう一回450kmレースがあるので、今回の経験をそこに生かしていかないとチャンピオンシップは難しいだろうなと思います。これを糧に次も頑張りたいと思います」

高星明誠(NDDP RACING)

GT500クラスで優勝した高星明誠(NDDP RACING)※留保中

 「予選順位が順位だったので、どこまで追い上げられるかって気持ちでしたが、千代選手が順位を上げてきて、トップと同じとはいかないまでも、いいタイムを刻めていたので、僕もそれに続かないとと思っていました」

 「作戦的にはセカンドスティントまで引っ張ると最初から決めていて、タイヤを労わりながら走ったんですけど、その中でいいタイムを刻めて、ピット入った後も6、7番手まで行ける感触がありました。そこから赤旗になるとは正直想像していなくて、SCが入った時点で『うわあ、やってしまった』って思っていました。こういう結果になって優勝できたことはシーズンを考えるとプラスなので、すこは素直に受け入れたいなと思います。ただ実力的には100号車や36号車の方が速くて、僕たちはまだまだ足りないと思っているので、次の富士以降は自分達に何が足りないかを見つめ直して、挑んでいきたいなと思っています」

GT300クラス優勝 7号車Studie BMW M4(BMW Team Studie × CSL)

荒聖治(BMW Team Studie × CSL)

GT300クラスで優勝した荒聖治(BMW Team Studie × CSL)

 「こういう状況なので、あまり手放しに喜べない、そういう気持ちではあるんですが、自分が担当したスティントに関してはほぼ作戦通りに進められて、いいペースで走行できたかなと思います」

 「GT300クラスに関しては、1周目にピットインした車両が上位に来る展開になりましたが、その戦略を実現するためには我々のもってるM4GT3のパフォーマンスと、ミシュランタイヤのパフォーマンス、これがなければできませんでした。その武器を準備してくれたチームに感謝しています。手放しで喜べませんが、よかったなという印象です」

柳田真孝(BMW Team Studie × CSL)

GT300クラスで優勝した柳田真孝(BMW Team Studie × CSL)

 「優勝できたんですけど、次生選手がヘリで運ばれているという状況が心配です。同年代で一緒にやってきた仲なので、とても心配です。とはいえ、優勝に関しては素直に嬉しいですし、このチームで僕がずっと走っているわけではなくて、ブルーノ選手が走れない時に僕が出てるので、そういう中での優勝、荒さんとは2006年にも一緒に戦って勝っているので、一緒に表彰台に上がれたことは嬉しいです。こうやってチームに呼んでもらって、乗せていただいたことが嬉しいです」

 「早めに一回目の給油義務を終えて、次に僕に代わった、そこでのピット作業が速かったですし、52号車を抜くことができました。あとは2号車がピットアウトしてきた時に、ウォームアップがきつそうでしたが、僕らのウォームアップは良好だったので、抜くことができました。そのあとはもうペース的には2号車や52号車に追いつかれてしまうかな、と思いましたが、我々はストレートが速かったので、コーナーさえ押さえれば、西コースで引き離すことができました」

* この会見の後、複数のチームより抗議が提出され、競技団はこれを正当なものとして受理、3号車に対して60秒加算のペナルティを課した。その結果、優勝は19号車WedsSport ADVAN GR Supraに変更となっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝 レースは大クラッシュにより赤旗終了 19号車WedsSport ADVAN GR Supraが初勝利を挙げる

GT500クラス優勝はWedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

GT300クラス優勝はStudie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)

 2023オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT450kmレース」の決勝が6月4日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。レースは終盤に大きなクラッシュが発生したため、赤旗中断となり、そのまま終了の決定がなされたため、その時点で給油義務を消化したチームの中でトップにいた19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が今季初優勝という結果となった。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日11,000人/決勝日22,000人/大会総入場者数33,000人)

パレードラップが始まった

 第3戦決勝は午後1時30分に三重県警の白バイ7台、パトロールカー3台の先導によるパレードランに続いて行われた。周回数は77。第2戦富士に続いての450kmレースだ。

GT500クラスのスタートシーン

 ポールポジションの坪井翔(au TOM'S GR Supra)がそのままトップで1コーナーへ飛び込み、国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が2位、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が3位と上位陣は予選順位のままでオープニングラップを終了。

 その後方ではタイム抹消で最後尾スタートとなった平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)を抜いて14位で戻ってきた。

 3周終わって坪井は2位1秒314秒差をつける。4周目は1秒650と僅かづつリードを広げていく。

 その後方では7周目にベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)がシケインでアウトから牧野任祐(STANLEY NSX-GT)を抜いて3位に浮上する。

 坪井はこの間もトップを快走していたが、8周目に入ったところで小出峻(UPGARAGE NSX GT3)がホイール脱落によりヘアピンでストップするアクシデントが発生。これによりフルコースイエローが宣言され、9周目に入ったところでセーフティーカー(SC)が導入されたことで坪井が築き上げたリードは失われてしまう。

 車両回収に続いてSCは12周終わりでピットイン。13周目にレースが再開されると、坪井は再び後続との差を広げにかかる。

 この間に3位の1号車は19周目、2位の19号車は26周目に最初の給油を行った。19号車はここで早くも阪口晴南に交代する。

 トップの36号車は29周目に最初のピットイン。ここで坪井から宮田莉朋に交代する。ここで19号車、1号車の先行を許してしまったばかりか、ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)にもアウトラップでかわされ、4位にまで後退してしまった。

 これにより19号車がトップに浮上。これを1号車が僅差で追う展開となる。

 しかし1号車は42周目に2度目のピット作業を行い、バゲットから平峰一貴に交代。

 これに対しトップの19号車と3位の23号車は46周目に2度目のピット作業を行い、ここで23号車は松田次男に交代した。

 これで再び36号車がトップに。宮田は48周目まで引っ張って2度目のピット作業を行い、19号車と1号車そして23号車の前でピットアウトする。直後の1コーナーで19号車の先行を許した宮田は一時6秒以上の差を坂口につけられたが、タイヤに熱が入ってからは阪口を1秒以上上回るハイペースで追い上げに転じ、58周目には2秒094までその差を縮める。

 このままいけば宮田が坂口の背後に食らいつくのは時間の問題かと思われた。

 しかしその直後、シケインの手前で並走する2台のGT300車両を大外から一気にかわそうとした松田がそのうちの一台と接触、コントロールを失ってもう一台を巻き込む形でタイヤバリアに突っ込むアクシデントを引き起こしてしまう。

 これにより23号車は大破。乗っていた松田は直ちに救出され、一命を取り留めたものの、レースはここで赤旗中断となり、そのまま終了との裁定が下された。

GT500クラス優勝と思われたNiterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)はペナルティーで降格し4位

 これによりレースは58周終了時点の順位に基づき、当初はその時点で暫定トップにいた3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)がそのまま優勝とされた。

 しかし3号車はこの時点でただ1台だけ2度目の給油を終えていなかったことから、GT500クラスに参戦する10のチームより抗議が提出された。その結果、競技団はその抗議を正当なものとして受け入れ、3号車に対してピットストップ相当分の60秒のタイムペナルティを課すとの裁定を下した。

GT500クラス決勝2位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

GT500クラス決勝3位はMARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

 その結果、給油義務を消化した中で最上位にいた19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が優勝、36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が2位そして1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が3位となった。

GT300クラスのスタートシーン

 GT300クラスは序盤に最初の給油を済ませた7号車Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)と2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)、そして52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が正攻法でトップをひた走る61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)を出し抜く形でレース中盤からトップグループを形成。

 その中で27周目に川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)をデグナーで抜いた平良響(muta Racing GR86 GT)が29周目にトップに立つが、2度目のピット作業を終えた39周目に、すでにピット作業を終えていた柳田真孝(Studie BMW M4)にデグナーでインから抜かれ、2位に後退してしまう。

GT300クラス決勝2位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)

GT300クラス決勝3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

 その後もテール・トゥ・ノーズの状態で周回を重ねていた7号車と2号車だったが、56周目に入ったところでレースが赤旗終了となったため、その時点でトップにいた7号車Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)がそのまま優勝、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)が2位に入り、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が3位という結果となった。

 次戦の舞台は今季2度目の富士スピードウェイ。8月6日に450kmレースを行う。

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝上位3人のコメント 三井優介「速さを見せつけられたレースだと思う」

第4戦優勝 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

優勝した三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「二連勝ということで、速さを見せつけられたレースかなと思います。ただシケインでミスをしてしまった凡ミスがあったので、そこは次戦に生かす経験にしていきたいです。SC明けの周でしたが、ブレーキングでホイールをロックさせてしまいました。そこでタイヤにも影響を与えたと思うので、あれがなければファステストも伸ばすことができたかなと思います」

 「昨日は前を走っていましたし、攻めてもいなかったので、タイヤは通常の1レース目の状態に近かったです」

 「今回作った流れをもとに、フィジカル面やドライビング面など、準備万端の状態で次の富士に臨みます」

第4戦決勝2位 森山冬星(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

決勝2位の森山冬星(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「単純に速さがなかったのと、経験値の差だったかなと思います。SC明けは昨日の経験を活かして決めることができましたが、ダウンフォースがS字で抜けてしまいました。そこが課題かなと思います。またレース後半はリヤタイヤがオーバーヒート気味になってズルズル滑っていました」

 「ダウンフォースへの影響はスーパーFJとは全然違いますね。スーパーFJは全然ダウンフォースが抜けないし、スリップも効きますからオーバーテイクできるんですけど、その辺で経験値の差が出たかなと思います」

 「(次の富士までは)シミュレーターもありますし、色々できることはありますから。前回の富士は悪かったので、しっかりその経験をプラスにして、自分の強みに変えたいと思います」

第4戦決勝3位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

決勝3位の野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

「地元の鈴鹿では勝ちたかったんですが、三井選手が予選から速かったです。鈴鹿はもう一回あるので、そこでは絶対二連勝したいですし、次の富士でも二連勝したいです。ここから先はチャンピオンシップを考える上でも重要になってきますから」

 「無難に表彰台は取れていますが、まだ優勝できていないので、次こそはと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第3戦鈴鹿予選会見 山内英輝「井口選手がどれだけ悩んでいたかを感じていたので、Q1を通過できたことでホッとしたし、Q2でタイムを出せたことが嬉しい」

(*)GT500クラス 24号車 リアライズコーポレーションADVAN Z

佐々木大樹(KONDO RACING)

 「練習中からすごく調子が良くて、というか昨年の後半戦からどこへ行っても速くて、流れとしては本当に調子がいい中で、開幕戦と第2戦は不運があったので、平手さんがここでポールを取れたことが本当に嬉しいです。自分としてもQ1はいいアタックができました。みんなとアタックタイミングが違ったので、スロー走行車をかき分けていく形になり、100パーセント集中できたわけではなかったんですが、クルマとタイヤが本当に調子良かったので、しっかり自分の仕事ができました。決勝もこの調子で頑張ります」

 「」

平手晃平(KONDO RACING)

 「ニッサンに移籍して初めてのポールですごく嬉しいです。前回ポールを取ったのが2016年の最終戦のもてぎだったので、嬉しいですし、昨年の中盤戦から速さ、強さを見せていたのに、今年は開幕戦から2戦続けて不運でレースをまとめ切れず、結果を残せなかった。特に前回の富士なんかは残り5周で他車のクラッシュに巻き込まれてしまい、それまで表彰台圏内を争っていたのに、大樹にもチームにもすごく申し訳ない気持ちでした。」

 「ただ自分としては、ここまでチームもうまく回ってきていると思うし、クルマもタイヤも自信のあるものをオフシーズンの間に頑張って作ってきました。鈴鹿は昨年も調子悪くなかったですし、Q1の大樹のアタックを見て、クルマもタイヤも決まってるんだなというのがわかって、いい意味でプレッシャーを感じました」

 「彼の走りやデータを見ながら、どうしてもポールを取りたいと。いつも19号車にやられてばっかりなので、なんとか大樹にもチームにもニッサン、ニスモにも恩返ししたいなという気持ちで必死にアタックしたまでです」

GT300クラスポールポジション 61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(R&D SPORT)

井口卓人(R&D SPORT)

 「率直にホッとしている、という思いが強くあります。開幕戦も第2戦もQ1を担当させてもらって Q2に進めないというかなり歯痒い2戦を過ごしたので、ニュル24時間へ行っても、富士24時間へ行っても、ずうっとQ1のことばかり考えていました。なんか夢でもQ1が出てきて『また落ちてんじゃん』と」

 「そういうことの繰り返しで、今シーズンQ1通れるのかな? という不安な思いで鈴鹿に乗り込みましたが、走り出しからクルマはバランスが良くて、そこから予選に向けてのチームのアジャスト、コンディションに合ったタイヤ、すごくトータルバランスが良かったのでQ2に繋ぐことができましたし、山内選手も素晴らしいアタックでポールを取ってくれたので、チームと山内選手にすごく感謝しています」

山内英輝(R&D SPORT)

 「井口選手と一緒で、すごくホッとしています。1戦目、2戦目がうまく噛み合わなかった中での鈴鹿だったので、どうしてもここでポールポジションを取って、決勝に向けてもポイントを取りたいという思いでここにきたので、このポールポジションはすごく価値あるものだと思います。井口選手がどれだけ悩んでいたかも傍にいてすごく感じていたので、友人として、Q1を通過できたところでホッとしましたし、Q2でタイムを出せたことが嬉しい気持ちでいっぱいです」

 「」

(*)24号車は予選後の車検不合格により、タイム抹消の裁定がこの会見後に下されている。

 

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
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