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SUPER GT第7戦もてぎ予選1回目 レコード続出!暫定PPはMobil1 SC

2006オートバックスSUPER GT第7戦、もてぎGT300kmレースの公式予選1回目は#6Mobil1 SC(飯田章/片岡龍也組)が1分44秒095のコースレコードを樹立し、暫定ポールを獲得した。
GT300クラスでは、#11ジムゲイナーフェラーリダンロップ(田中哲也/青木孝行組)がトップタイムを記録して午後のスーパーラップに臨む。

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公式予選日を迎えたツインリンクもてぎは曇り。気温24度、路面温度32度、湿度が74%を越える蒸し暑い天候だ。
午前10時05分、いつものようにGT300の専有走行から予選は開始された。
前回の鈴鹿1000kmまでポイントリーダーだった27号車、密山/谷口組のヴィーマックはディレクシヴの撤退に伴い、今回からR&Dスポーツの1台として参加する。カーナンバーも61に変わり、チームポイントは継承されないが、ドライバーズポイントは有効。ここから二人はドライバーズチャンピオン獲得を目指して最後の3戦をたたかうこととなった。

GT300クラスは、早い段階から積極的にタイムを出しにいった#11フェラーリの田中哲也が専有残り時間7分で早々と1分54秒399を記録、これがこのセッションでのトップタイムとなった。
新体制で臨む61号車は、90kgのウェイトハンデの影響もあってか、このセッションでは13番手にとどまり、スーパーラップ進出は果たせなかった。
その一方で、同じR&Dスポーツからのエントリーとなる#62ウィルコムヴィーマック408R(柴原真介/黒澤治樹組)は1分54秒425の2番手タイムを記録した。

今回もSL進出をかけた9、10番手争いは熾烈を極め、残り3分で#46吉兆宝山Zが9番手タイムを叩きだすことで、それまで10番手だった#7雨宮アスパラRX-7が11番手に落ちてしまう。
しかし、この時点で7番手につけていた#96EBBROマジョーラ350Rが専有終了間際にスローダウン、ファーストアンダーブリッジでコース上にストップしてしまったため、黒澤琢弥がタイム計測できずにスーパーラップの出走権を失うこととなってしまった。
これで雨宮RX7が10番手に繰り上がる。

GT300専有走行に続いて行われたGT500専有走行では、まずニスモの2台とスープラ勢がコースに出て行き、早い段階でタイムを出しにいったものの、今回BSタイヤ装着のZには特別性能調整25kgが課せられており、これにウェイトハンデが加味された結果、2台ともタイムが伸び悩む。この時点でのトップは#66サードスープラのアンドレ・クート。

NSX勢、レクサスSC勢らがコースに出て行ったのは開始10分過ぎ。
ここから熾烈なタイムアタック合戦が始まる。
まずは#100レイブリックNSXのセバスチャン・フィリップが1分45秒182と、計測3周目にして速くもコースレコードを更新する。
#32EPSONのロイック・デュバル、#8ARTAの伊藤大輔らもそれに続く。

これに対してレクサス勢は#35BANDAIの服部尚貴が1分45秒095でトップに躍り出ると、#36オープンインターフェースのアンドレ・ロッテラーが1分44秒774に縮める。

これに対し、NSX勢は残り2分で#8ARTAの伊藤が1分45秒008、続いて#18TAKATA童夢の小暮卓史がいきなり44秒769を叩き出して、一気にトップへ。
しかし最後の1分間で#6Mobil1 SCの片岡龍也が44秒095を叩き出して逆転、これがこのセッションのトップタイムとなった。

Z勢では#24ウッドワンの7番手が最高位。
#22モチュール、#12カルソニックはリストリクターを絞ってウェイトハンデ50kg分を相殺してもなお、モチュール85kg、カルソニック55kgのウェイトの影響からそれぞれ13番手、15番手に留まった。

最後の20分間ではタイムを出しにいくチームはなく、各車予選通過基準タイムのクリアに専念することとなったが、ここで#47吉兆宝山Zがヘアピン手前でエンジンブロー、V字コーナーからヘアピンにかけて大量のオイルが撒かれたために10分間の赤旗中断となった。
47号車はこの時点でドライブしていた長島正興が記録していたタイムが2分30秒500に留まったため、この時点でクラス6番手のタイムを出していたにもかかわらずスーパーラップへの出走権を失った。これにより、#19ウェッズスポーツセリカがクラス10位に繰り上がり、午後のスーパーラップに進むこととなった。

第7戦の予選2回目、およびスーパーラップは午後2時15分より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA



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