Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿公式予選 デュバル2戦連続ポール!ナカジマレーシングは今季2度目のフロントロー独占

2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦の公式予選が7月11日、 鈴鹿サーキットで午後1時45分よりノックアウト方式で行われ、#31ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)がチームメイトの#32小暮卓史を僅差で下し、前回の富士に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。
3番手にはルーキーの#10塚越広大(HFDP RACING)がつけ、 ナカジマレーシングの2台とともにホンダエンジンユーザーが予選1-2-3を達成した。

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Q1
ここでは上位11人までが次のQ2に進出する。
朝のフリー走行で圧倒的な速さを見せたナカジマレーシングの二人がここでも他を圧倒。
ユーズドタイヤながら揃って1分41秒台を記録し、小暮1位、デュバル2位と堂々の1-2独占。
しかも小暮はニュータイヤを温存するためにこのセッションを1アタックのみで乗り切ってみせる好調ぶりだ。
デュバルはセッション終盤にもう一度コースインしたが、ここでもユーズドタイヤを使用して再び41秒代後半を記録している。
3番手にはポイントリーダーの#2ブノワ・トレルイエ、ディフェンディングチャンピオンの#1松田次生が4番手に続く。 インパル勢は第3戦でナカジマレーシングが採用した、最初にフロントのみニュータイヤを履き、次の周でリヤを新しくする作戦を採った。

一方Q2進出を掛けた争いでは、チェッカー直後に塚越、#37大嶋和也がタイムアップを果たしてそれぞれ6位、10位に浮上、 開幕から苦戦の続く#48立川祐路とルーキーの#7国本京佑ここで予選を終えることとなった。

Q2
10分間のインターバルの後に開始された予選Q2では、残り時間5分を切った辺りで全車が一斉にアタックを始める展開となったが、 ここでもナカジマレーシングが1-2。今度はデュバルがトップだ。
小暮はここでニュータイヤを投入したが、なんとユーズドタイヤで出したQ1のタイムに届かず、2位に終わった。
インパル勢はここでも3人全員がQ1と同じタイヤの使い方で松田が3位、トレルイエが4位に入り、 2年目の平手もチェッカー直後に7位に浮上して、開幕以来5戦連続のQ3進出を果たした。
なお、#36アンドレ・ロッテラーがこのセッションで11位に終わったため、 今季全てのレースでQ3進出を果たしているのは平手のほかにはナカジマの2人だけとなっている。

チェッカー直後に7位に滑り込んだ平手のあおりを食ったのはその直前に8位に上がったばかりだった#41伊沢拓也。
これにより9位の伊沢、10位の#40リチャード・ライアン、11位のロッテラーがここで予選を終えた。

Q3
ポールポジションを掛けた最後の戦い、予選Q3でもナカジマレーシングの速さは群を抜いていた。
ここでは一番最初に仕掛けたロイック・デュバルが1分41秒214と今日一日でもベストのタイムを記録してみせた。
一方、小暮は肝心のアタックラップに入ったところ、S字でハーフスピンを喫してしまう。何とか次の周回でタイムを出したものの、 1分41秒726とデュバルには遠く及ばないタイム。それでも3位以下には0.5秒以上の差をつけて何とかフロントローを確保した。
3番手には、チェッカー直後に大幅なタイムアップを果たした塚越が入り、第3戦もてぎに続いて予選自己最高タイの結果を得た。
4番手は松田、5番手には石浦が入り、ポイントリーダーのトレルイエは6位に終わった。

しかしここでデュバルがポールポジションを獲得したことにより、ポイントランキングはトレルイエとデュバルが27ポイントで並び、 優勝回数でデュバルがランキングトップで明日の決勝に臨むこととなった。

第5戦決勝は明日午後2時30分より、43周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNSHI


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