ワークスとしてはSUPER GTのGT500クラスに参戦する。またグラスルーツ活動支援 のため、プライベートチームの活動をサポートしていく。
1. SUPER GT
Z33型フェアレディZにて、SUPER GT(旧全日本GT選手権)に出場 する。
昨年に引き続き日産系チームの総監督を柿元邦彦が務め、 ニスモのチーム監督は出川洋が担当する。
また、ニスモはハセミモータースポーツ及びチームインパルへの技術支援を行い、日産系チー ムとしては全4台で同シリーズGT500クラスに出場する。
車両についてはニスモが開発を担当する。
2005年型フェアレディZの開発にあたっては、
①ドライバーの衝突安全性(側面衝突)の向上、
②空力性能向上(ストレートスピードの向上)
③接触時の損傷性の改善、
④作業性改良
の4点に重点を置いた。
■チーム体制
No. | エントラント | 監督 | ドライバー | 車両名 |
---|---|---|---|---|
1 | ニスモ | 出川洋 | 本山哲 リチャード・ライアン | ザナヴィニスモZ |
22 | ニスモ | ミハエル・クルム 柳田真孝 | モチュールピットワークZ | |
3 | ハセミモータースポーツ | 長谷見昌弘 | 金石年弘 エリック・コマス | G'ZOX・ハセミ・Z |
12 | チームインパル | 星野一義 | 井出有治 ブノワ・トルルイエ | カルソニックインパルZ |
2. プライベート支援
1) マーチカップレース/日産レーシングスクール
入門クラスでありながら、本格的なレースが楽しめるマーチカップレ ースを開催する。
車両は現行のK12型マーチをベースに、足回りや排気系に改良を加えている。
データロガー(記録装置)を標準装備して参加者の運転技術の向上を図ると共に、多くのユーザーにレーシン グカーの楽しさを体感してもらうことを狙いとする。
また、各サーキットでレース前にマーチカップカーを使用したレーシングスクール を開催し、サーキットマナーやメンテナンスについても指導していく。
2) 日本国内のプライベーター支援
SUPER GTのGT300クラス及びスーパー耐久シリーズに出場する プライベートチームに技術支援を行う。
SUPER GTには、3台のフェアレディZがプライベートチームから出場し、スーパー耐久シリーズ にはチームエンドレスからST1(旧クラス1)へ1台がエントリーする。
また、ST3(旧クラス3)にはプライベートチームから4台フェアレディ Zが出場する。