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2002 AUTOBACS 全日本GT選手権シリーズ第4戦 “TMTOUCH JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA” <決勝> Honda NSX-GT今季2勝目 Mobil 1 NSX(松田次生/R.ファーマン 組)優勝 チーム、ドライバーズ両部門でランキングトップに浮上 ■開催日 :2002年6月22日(土)~23日(日) ■開催地 :セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア) <全長5.543km> ■決勝レース :54周(約299.3km) ■天 候 :快晴 ■気 温/湿 度 :33.1℃/43.6%(23日15:00現在) ■路面温度 :45℃ ■コースコンディション:ドライ 6月23日(日)、マレーシアにあるセパン・インターナショナル・サーキットに おいて2002年全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第4戦「TMTOUCH JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」の決勝レースが行われ、ポールポジションスタートの松 田次生/ラルフ・ファーマン 組(Mobil 1 NSX)が今季2勝目を飾った。 Mobil 1 NSXは、R.ファーマン選手がスタート直後の1コーナーでトップの座を守 ると、そのままハイペースでリードを広げ、続いて22周目から交代した松田次生 選手が安定した走りで、2位に18秒もの大差をつける独走優勝を果たした。 他のHonda NSX-GT勢も、様々なアクシデントに見舞われながらも粘り強い走りをみ せ全車完走を果たした。前戦SUGOラウンドで2位表彰台を獲得した加藤寛規/光貞 秀俊 組(RAYBRIG NSX)はオープニングラップのアクシデントで16位まで順位を 落とすものの5位。3位走行中の8周目に他車に接触され大きく遅れた土屋圭市/ 金石勝智 組(ARTA NSX)は6位。タイヤのパンクに見舞われた伊藤大輔/ドミニク ・シュワガー 組(無限 NSX)は10位。オープニングラップでスピンを喫したセ バスチャン・フィリップ/リチャード・ライアン 組(TAKATA 童夢 NSX)は13位 となった。 この結果、チャンピオンシップ争いにおいてMobil 1 Nakajima Racingがチーム部 門のランキングトップへ、松田次生選手とR.ファーマン選手もドライバーズ部門の トップに浮上した。 ●Honda NSX出場チームと戦績(GT500クラス) No. マシン名 エントラント名 監 督 ドライバー H・W 予選 決勝 16 無限 NSX 無限×童夢プロジェクト 熊倉 淳一 伊藤 大輔/D.シュワガー 60 7位 10位 18 TAKATA 童夢 NSX S.フィリップ/R.ライアン 20 4位 13位 8 ARTA NSX AUTOBACS RACING TEAM AGURI 鈴木亜久里 土屋 圭市/金石 勝智 20 3位 6位 64 Mobil 1 NSX Mobil 1 Nakajima Racing 中嶋 悟 松田 次生/R.ファーマン 40 P.P 優勝 100 RAYBRIG NSX チーム国光with MOONCRAFT 高橋 国光 加藤 寛規/光貞 秀俊 40 6位 5位 ※タイヤ=全車ブリヂストン H・W=ハンディウェイト(kg) ○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー GT500クラスにおけるHonda NSX-GTチームは、過去2回開催されたマレーシアで のオールスター戦を戦ってきました。その経験を充分に活かした結果、レースウィ ークを通した各セッションでトップグループを形成することができました。その中 で、Mobil 1 NSXは決勝レースでも良い流れを維持できたことが好結果に結びつい たものと思います。ドライバーも暑さに耐えてよく頑張ってくれました。技術的に は、熱対策に力を入れてきましたが、その効果が充分に発揮されたことに満足して います。 選手権シリーズも、いよいよ折り返し点を過ぎましたが、これからもより一層の競 争力向上に努めますので、更なる応援を宜しくお願い致します。 優勝 #64 Mobil 1 NSX ○中嶋 悟(Satoru Nakajima)Mobil 1 Nakajima Racing 総監督 本当にパーフェクトなレースでした。スタートドライバーのファーマン選手が、柔 らかいタイヤを選択して序盤のリードを築き、松田選手が堅めのタイヤで踏ん張る という作戦が見事に当たりました。序盤でペースカーが入り、一旦築いたリードを 失った場面もありましたがファーマン選手が再びリードを広げてくれました。松田 選手も指示どおり2位に10秒差を保つ走りで頑張ってくれました。この結果には 本当に満足です。これからは、大変なハンディウェイトを積むわけですが、とにか く1、2点でも必ず獲れるようなレースをして最終戦の鈴鹿で3勝目を飾り、是非 ともシリーズチャンピオンを獲得したいですね。 ○松田 次生(Tsugio Matsuda)選手 体力的に厳しいレースでした。クールスーツは問題なく機能していたのですが、ド リンクに問題があって水分を補給することが出来ない状況でした。レース終盤は本 当に辛かったのですが、頑張って走ってくれたファーマン選手やスタッフのために もと、自分を奮い立たせました。第2、3戦はノーポイントに終わり、ファーマン 選手と「今回は必ず勝つぞ」と誓い合っていたので、優勝できたことを本当に嬉し く思っています。これからは、ハンディウェイトとの戦いとなりますが、上位を目 指して頑張ります。 ○ラルフ・ファーマン(Ralph Firman)選手 とにかく、スタート直後の1コーナーにトップで入ることを考えていました。それ ができれば、マシンとタイヤの状態は完璧だったので絶対に優勝する自信がありま した。後半のリードを守りきった松田選手も、とてもいいドライビングを見せてく れました。この優勝で貴重なポイントを獲ることができて本当に嬉しいです。 (決勝結果は省略させていただきました) ■GT500クラス・ドライバーズランキング 順位 No.ドライバー ポイント R1 R2 R3 R4 1 64 松田次生/R.ファーマン 45 22 1 22 2 6 脇阪寿一/飯田 章 37 1 16 20 3 16 伊藤大輔/D.シュワガー 35 9 13 12 1 4 1 竹内浩典/立川祐路 34 10 22 2 4 100 光貞秀俊 34 2 8 16 8 6 100 加藤寛規 26 2 - 16 8 7 8 土屋圭市/金石勝智 23 4 10 2 7 8 36 土屋武士/W.ガードナー 22 3 3 16 9 37 黒澤琢弥/P.モンティン 21 8 13 10 18 S.フィリップ/R.ライアン 18 17 1 10 22 本山 哲/M.クルム 18 4 4 10 11位以下略 ■GT500クラス チームランキング 順位 No. チーム ポイント R1 R2 R3 R4 1 64 Mobil 1 NAKAJIMA RACING 45 22 1 22 2 16,18 無限×童夢プロジェクト 43 17 13 12 1 3 1,33 TOYOTA TEAM CERUMO 38 10 22 2 4 4 6 ESSO TOYOTA Team Le Mans 37 1 16 20 5 100 チーム国光 with MOON CRAFT 34 2 8 16 8 6 36,37 TOYOTA TEAM TOM'S 29 3 10 16 7 22,23 NISMO 26 6 10 10 8 8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI 23 4 10 2 7 9 76 HITOTSUYAMA RACING 14 5 6 3 10 39 TOYOTA TEAM SARD 13 13 11位以下略 Honda Racing