2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第7戦公式予選が9月27日(日)に筑波サーキット開催され、FJ1500は石井大雅(ファーストガレージKK-F)、S-FJは須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)、がポールポジションを獲得した。
今年始まったFJ1500はここまで4勝の酒井翔太がランキング首位につけるが今回は十勝のFormula Beat出場で不参加。こうなるとランキング2位の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)に逆転のチャンスがある。S-FJは既に切替悠喜が第6戦まで全勝という圧倒的な強さでチャンピオンを決めたが、2位以下は混戦。内藤大輝(Raiseup GO&FUN)、秋山健也(スーパーウィンズKKS2)、相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)の3名が7ポイント以内で並び、計算上だけならさらに下位でもチャンスがある。
9月も終わりに近づきよい気候になるはずの筑波サーキットだったが生憎の曇り空。前日は終日雨が降っていて、午前9時20分の予選開始時刻でもコース上にウエットパッチが残っている。特にダンロップコーナーには水が残っているように見える。それでも各車はスリックタイヤを装着してFJ1500の光山を先頭にコースイン、20分間の予選が開始された。今回FJ1500が6台、S-FJが8台の計14台が出場だ。気温21.7度、路面温度24.5度。
まず残り時間16分、石井が58秒954のトップタイム。2位59秒077の光山、3位59秒665の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)とFJ1500がトップ3を占め、4位に1分00秒034でS-FJトップの相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)という並び。さらに残り15分にマスターズクラスの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)が59秒415で4位、S-FJトップに出る。相田59秒771で5位、S-FJの2番手にダウン。6位に内藤大輝(Raiseup GO&FUN)が59秒490でS-FJ3番手。
残り14分、トップ石井は第1、第2セクターで全体ベストを刻むと58秒217までトップタイムを更新。光山58秒511、鈴木58秒814とそれぞれ自己ベストを出すが順位変わらず。ここで須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)が59秒062のS-FJトップタイムで4位、さらに須藤のチームメイトで今回S-FJデビュー戦の佐藤充希(ELEVレーシングRD10V)が1分00秒028で10位、S-FJ6番手に浮上する。
残り12分、相田が59秒033でS-FJのトップへ出るがFJ1500勢の牙城は崩せず総合は4位。そのFJ1500勢の中では鈴木が58秒479で光山を逆転し2位。鈴木は前日のスポーツ走行中に第2ヘアピンからの立ち上がりで単独スピンからイン側ガードレールに右サイドからクラッシュ。真横からのヒットでマシンはアライメントが狂う程度のダメージで済んだが鈴木自身はコックピット内で右足を強く打ち付けて医務室へ。その後外の病院で診察をうけて打撲との診断。痛みは残るものの走行には支障ないと言っていたのを証明した。
残り10分を切って予選は後半戦。秋山が58秒837で総合4位のS-FJトップ。須藤、相田に続いて総合7位にルーキー佐藤が59秒126で上がりS-FJの4番手につける。前日のウエット路面でのスポーツ走行では先輩須藤を上回るペースを見せていたものの、ドライコンディションには不安があると話していたがドライでも戦闘力があるところを見せている。マスターズクラスではS-FJの秋山が58秒837でトップ、山本龍(お先にどうぞ⭐︎KK-F)が59秒505で総合10位、FJ1500マスターズクラスとしてはトップ。総合12位に1分00秒460のFJ1500マスターズクラス2位の野口伸周(野口商會ZAPSPEEDKKF)。野口はこれまでS-FJで出走していたが、今回はファーストガレージのFJ1500、48号車をレンタルして出場。まだ車両に慣れないがドライビングは楽しいとのことだ。
残り8分40秒、石井がトップタイムを58秒197まで短縮すると次の周回でピットイン。タイヤの調整を行ってピットアウトしていく。須藤が58秒715で再びS-FJのトップへ。総合3位FJ1500の光山とは0.204秒の差だ。相田58秒750でS-FJ2番手へ上がり秋山3番手へ。
残り2分、秋山が58秒745で相田を上回り5位、S-FJ2番手。KKS-2を得てからの秋山はマスターズクラスではなくS-FJ全体でのトップ争いに絡むことが目標と公言している。
残り1分、石井はさらにトップタイムを削り取って58秒132、2位鈴木に0.347秒の差をつける。3位光山も58秒499の自己ベストを出すが鈴木に0.020秒及ばない。
20分が経過しチェッカードフラッグが振られる。直前にコントロールラインを通過した石井は58秒056とダメ押しのトップタイム。そしてチェッカー掲示後の最後のアタックで光山が58秒436と鈴木を0.043秒上回り2位、フロントロウを獲得した。鈴木は総合3位でセカンドロウ、隣にはS-FJトップの須藤。3列目は秋山、S-FJ2番手でマスターズクラスでは文句なしのトップ。隣に秋山と0.005秒差のS-FJ3番手、相田という並びになった。デビュー戦の佐藤は総合9位、S-FJとしては5番手で内藤と並んで4列目からスタートとなった。
スーパーFJ/FJ1500第7戦の決勝は午後2時9分開始予定。トップタイムの石井がそのまま逃げるか、酒井翔太が不在でチャンピオンシップ逆転のチャンスがある光山が2週間前のもてぎに続いて連勝するか。そしてS-FJは今年の開幕戦でS-FJデビューした須藤に対して、FJ1600の時代から走っているベテランの秋山のバトルが見られるかが注目だ。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Asako SHIMA






