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第6戦SUGO決勝GT500クラス 17号車Astemo HRC PRELUDE-GTの4年ぶりの勝利でプレリュードが3連勝を達成

 2026オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT300kmレース」の決勝が9月20日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは予選2位からスタートした17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が今季初優勝。2位に終わった前回鈴鹿大会のリベンジを果たすとともに、ホンダプレリュード-GTに第4戦富士以来の3連勝をもたらした。

(天候:曇り コース:ウェット/ドライ 観客動員数:予選日11,100人/決勝日19,000人/大会総入場者数30,100人)

 午前中に降った雨の影響で路面はハーフウェットの状況。これを鑑みて競技団はセーフティーカースタートを宣言。第6戦決勝は午後1時30分にセーフティーカーの先導でスタート。ただしGT500クラスについては全車がドライタイヤを装着してレースに臨む。周回数は84だ。スタート前に気温は24℃、路面温度は25℃だ。

 セーフティーカーは4周目にピットイン。5周目から追い越しが可能となる。

 すかさずSPアウトから加速に移るポールシッターの大草りき(Modulo HRC PRELUDE-GT)だったが、予選2位の野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)は離されずに追走。序盤はトップ2台が後続を突き放す展開となる。

 5周目の64号車のリードは僅か0秒270だったが、6周目に入ると大草がペースを上げ、徐々に17号車を引き離しにかかる。野村はタイヤのグレイニング見舞われ、マネジメントをしながらの苦しい走りを強いられた。

 その結果、64号車は16周目までに4秒676のリードを築き上げた。

 さらに17号車は、予選3位スタートの国本雄資(WedsSport BANDOH GR Supra)に追い上げられることとなり、17周目の馬の背で遂に先行を許してしまった。その後方では大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)と野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が馬の背で競り合い、8号車がアウトに大きく膨らんでポジションダウンしていた。

 17周を終えての順位は64号車、19号車、17号車、100号車、38号車、16号車、12号車、8号車、14号車、36号車、37号車、39号車、23号車、24号車の順。
64のリードは4秒273だ。

 その後、19周目の1コーナーで山下健太(au TOM'S GR Supra)が福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)を抜いて9番手、20周目には8号車をも捉えて8番手に浮上する。

 ところがGT500クラスが26周目に入ったところで、最終コーナーでコースアウトした周回遅れの永井宏明(apr GR86 GT)がスピン状態に陥り、一旦はコースを飛び出して戻ってきた所にやってきや16号車と激突。2台が共に大破してストップしたため、27周目にフルコースイエローが宣言され、続いてセーフティーカーが導入される。二人のドライバーは自力で車を降りた。永井は腕を負傷している様子だ。

 車両の回収とドライバーの救助を終え、セーフティーカーは32周目にピットイン。33周目から追い越しが可能にとなると、すかさず3番手の17号車がピットイン。ベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)、36号車の山下、そして最後尾の三宅淳詞(リアライズコーポレーションZ)もそれに続いた。

 この作戦が功を奏し、後半を担当した塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)は33周目にドライバー交代を行った64号車の前に出ることに成功する。

 一方、大草からステアリングを受け継いだイゴール・オオムラ・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT)はなかなか作動領域に入らないタイヤに苦しんで一旦は8号車、36号車の先行を許す。その後は追い上げに転じて43周目の1コーナーで36号車を抜いて6番手に浮上するが、66周目のSPインの立ち上がりで痛恨のコースオフ。大きく順位を落として予定外のピットインを強いられることとなった。

 また19号車も37周目までピット作業を引き伸ばす作戦が裏目に出て後方に沈むことに。代わって2番手に浮上したのは予選4位からスタートし、35周目に山本から牧野に交代した100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)だ。

 しかしそのさらに後方から追い上げてきたのが予選8位のサッシャ・フェネストラズ(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)だった。39号車は38周目にピットインし、関口雄飛からフェネストラズに後退すると、45周目に36号車を捉えて7番手に浮上、その後も64号車、12号車を次々に捉えて54周目には3番手に浮上する。

 60周目には100号車との差を0秒347まで縮め、65周目の1コーナーで猛然と100号車のインに飛び込むが、アウトに膨らんだところで100号車の牧野に抜き返されてしまう。

 しかしフェネストラズは66周目の1コーナーで再び100号車のインに飛び込み、周回遅れを巧みに使って100号車を抑え込み、2番手に浮上する。その後は100号車の背後に迫ってきた36号車の坪井とともに3台が1秒以内の感覚を保って周回を重ねるが、次々に現れる周回遅れの処理に手間取り、お互いに攻略の糸口を見つけられないまま終盤を迎えることとなった。

 結局、レースは17号車が着々とリードを広げて84周を走り切り、17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)今季初優勝を達成。塚越広大とAstemo REAL RACINGにとってはこれが2022年の第7戦オートポリス以来の優勝となり、今年GT500クラスに昇格した野村勇斗にとっては嬉しいGT500初優勝となるとともに、ホンダプレリュード-GTとしては第4戦富士以来負けなしの3連勝を達成することとなった。

 2位は39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)、100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が入り、ポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は100kgのサクセスウェイトを抱え、予選11位からのスタートとなりながらもしぶとく4位入賞を果たしてシリーズポイントを58に伸ばすこととなった。

 次戦の舞台は大分県のオートポリス。第3戦マレーシア大会の代替戦が11月のもてぎ大会で開催されることを受け、今回はフルウェイトでの3時間レースが行われる。10月18日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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