F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9戦、第10戦公式予選 好調#5大湯が連続ポール!!

FIA-F4選手権第9戦、第10戦の公式予選が8月5日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)がベストタイム、セカンドタイム両方でトップとなり、2戦連続でポールポジションを獲得した。

fiaf4-rd9-rd10-q-5-1

fiaf4-rd9-rd10-q-8-1

fiaf4-rd9-rd10-q-6-1

fiaf4-rd9-rd10-q-1

公式予選は午前8時10分より30分間で行われた。この日の天候は曇り。朝から汗ばむ陽気の中での走行となった。

最初にトップに立ったのは#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)。1'46.516をアタック開始直後に記録してきた。2番手には#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)、3番手に大湯が続く。しかし開始から14分が経過したところで大湯が1'46.111を記録してトップに浮上、結局このタイムを誰一人上回ることができず、大湯は第6戦オートポリス以来、今季3度目のポールポジションを獲得、さらに後半のアタックでも1'46.238を出し、2戦連続でのポールポジションを獲得した。

ポイントリーダーの笹原は第9戦3位、第10戦2位と優勝の狙えるポジションを確保、角田も第9戦2位、第10戦4位となり、このHFDP勢に割って入る形で#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が第10戦で3位のポジションを得た。

第9戦決勝はこのあと午後1時30分より、第10戦決勝は明日朝8時40分より、いずれも15周で行われる。

第9戦予選PP、第10戦予選PP  #5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)
みんなペース的な部分は速いと思いますし、その中で僕自身の作戦がうまく決まったかな、というところがあると思います。
僕自身も調子が良いいですし、僕の中では順当です。無理しなくてもポール取れたし、しっかり自分の力を出し切れたという気持ちです。練習走行の段階から路面温度や天気も予想がついていたので、その中でしっかり引き離せたのは良かったです。ホンダとしてもチーム力の底上げをするためにしっかりテストをしてきましたし、レースに向けての気持ちはもチーム全体が強いと思います。トムスの宮田選手も結構速いと思いますし、僕自身のマージンがそれほどあるとは思っていません。接戦になると思います。でも前回の富士ではくらいつくので精一杯って感じでしたが、今回はやれるんじゃないかなと思います。決勝は、焦らず、集中しながらも周りをみることも忘れずに頑張ります。まだ菅生のこと引きずってるんで(笑)
第9戦予選2位 、第10戦予選4位  #8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)
練習から調子が良かっただけに悔しいのもありますが、ポールをとった大湯選手は練習から予選のことを考えてコツコツと準備をしてきていたので、そこでもう負けていたのかなという感じでした。2位は悔しいけど、納得です。セカンドタイムはもうちょっと行きたかったです。練習から単独走行を意識しすぎて、スリップの練習をしてこなかったので、スリップのつき方がうまくなかったと思います。そこは今後の課題です。富士はスリップが特に重要で、それができないと4位以内に入るのも難しいと思います。第1レースはしっかりスタートを決めて優勝したいと思います。
第9戦予選3位、第10戦予選2位  #6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)
比較的クリアラップが取りづらい状況でしたが、そうした中でもうまく場所どりができ、結果的に3周連続でほぼ同じくらいのタイムが出ました。ベストを取れるはずのラップは第3セクターで前に引っかかってしまいました。それまではポールを取れるくらいのペースだったので勿体無かったです。今週末は練習走行の順位はあまり良くなかったのですが、いろいろトライした中での順位でした。ですから予選はうまくまとめることができれば3位以内に入ると思っていましたので、最低限の結果は出せたと思います。富士はスリップも効き、オーバーテイクも可能なので。決勝はいつものように、しっかり楽しんで前を目指していければと思います。
第9戦予選4位、第10戦予選3位  宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)
譲っている時に走行ラインが他の車両と重なったことと、四輪脱輪があったことで1レース目はペナルティで3グリッド降格になりましたが、2レース目は3番ならまあいいかなと。抜けるコースだし、チャンスはあるんで。1レース目はどうなるかわかりませんけど、ベストを尽くしてやるだけなんで。練習走行の木曜日は調子が良かったんですが、金曜にいろいろセッティングを試して、そこから正しい判断ができなくて予選を失敗してしまいました。でも予選の中で原因は見つかったので、そこは良かったです。自分としては去年の8月のように優勝したいし、今年の5月の富士も優勝しているし、とにかく結果を残すしかないと思います。今年2回目のホームコースですからね。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース