カート

KART:RMC第3戦鈴鹿 奥田ももが女性で初優勝

メカニックと談笑する奥田選手

メカニックと談笑する奥田選手

メカニックとセットの確認 Ⅰ

メカニックとセットの確認 Ⅰ

下り25Rに向かう奥田選手

下り25Rに向かう奥田選手

メカニックとセットの確認Ⅱ

メカニックとセットの確認Ⅱ

ヒート前の儀式

ヒート前の儀式

ストレートをトップで疾走

ストレートをトップで疾走

ほとんどステアリングを切ることなく走行する奥田選手

ほとんどステアリングを切ることなく走行する奥田選手

課題であった下り25R Ⅰ

課題であった下り25R Ⅰ

課題であった下り25R Ⅱ

課題であった下り25R Ⅱ

優勝のチェッカー

優勝のチェッカー

チーム代表と

チーム代表と

 2015 鈴鹿選手権シリーズ第3戦 カートレースin SUZUKA RMCクラスが5月24日に鈴鹿サーキット南コースで開催され、奥田もも選手(HRS JAPAN)が女性で初めて優勝を飾った。

 まずRMC クラスとは、ROTAX MAX Challengeの略でオーストラリアのROTAX社がリリースする通称MAXと呼ばれるエンジンで、125cc・水冷・クラッチ&セルスターター装備・ハイパワー・イージーメンテナンス&ローコスト、世界中で人気のエンジンを使用する年間チャンピオンを獲得&選考を勝ち抜くと、世界中のMAXユーザーを集め世界チャンピオンを決めるGRAND FINALS(グランドファイナル)に出場できる。

 そのGRAND FINALS(グランドファイナル)を目指し鈴鹿選手権RMCクラスは国内のトップドライバーが参戦しハイレベルな戦いが展開される、過去には現在GP2で活躍している佐藤公哉選手が参戦していた。

 この日も元気いっぱい奥田もも選手は、午前に行われた公式予選で2番手のタイムを出し予選ヒートセカンドグリットからスタート、ファステストをたたき出し予選トップチエッカーを受ける、順調にポールポジションを獲得した奥田選手だったが、ある不安要素が消えないでいた。

 前回の鈴鹿選手権第2戦の決勝レース、この日も順調に勝ち進み迎えた最終ラップの下り25Rで痛恨のオーバーステアを出してしまう、スピードを失った奥田選手は続くヘアピンで後続の選手にパスされ勝利を目前で逃してしまった。

 プレッシャーに押しつぶされたと話す奥田選手、チームやチームメイト、メカニック、たくさんの応援してくれる人たちに「ホント申し訳ない!普段は涙を見せないのに泣いちゃいました」と悔しさを露わにした。

 そのレース後から、精神面を克服するために取り組んだことは、なでしこジャパンを夢に見て、高校3年間熱中した女子サッカー部の厳しい練習だった、来る日も来る日も苦しかった日々を思い出し、イメージトレーニングに努めた。

 それが実を結び決勝レースでは見違える走りを見せた、スタートで安全を選択し2番手で1コーナーをクリアするも、他のドライバーより毎ラップコンマ2秒勝るペースで、2周目の3コーナーでトップに立つとその後は2位以下を4秒弱離しぶっちぎりの優勝を飾った。

 注目すべきは、鈴鹿選手権RMCクラスが開催してから初の女性ドライバーの優勝者だということ、あのコンパクトなボディのどこから力が湧いてくるのか是非、次戦以降実際にサーキットまで足を運んで奥田もも選手を応援していただきたい。

奥田もも選手(HRS JAPAN)
 今回の優勝はただただ嬉しかったのとありがとうございますっていう気持ちでいっぱいでした。周りのサポートのおかげで優勝することが出来たので感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。
表彰式Ⅰ

表彰式Ⅰ

表彰式Ⅱ

表彰式Ⅱ

表彰式Ⅲ

表彰式Ⅲ

Text & Photo: Y'sPHOTO(Yoshiaki YOKOTA)


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