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2006年4月

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台 SUBARU MOTORSPORTS EXPRESS

スーパー耐久シリーズ2006 第1戦
「ハイランド・スーパー耐久レース」
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■開催月日:2006年4月22日-23日
■開催場所:仙台ハイランドレースウェイ
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◇PERMAGARD IMPREZAが3位表彰台に!
  2台のインプレッサは4、5位に入賞

 スーパー耐久シリーズ2006は4月22~23日、宮城県の仙台ハイランドレースウェイにおいて開幕し、32台(ST2クラスは9台)が参加した100周(406km)の決勝レースに出走した3台のインプレッサは、#22インプレッサが3位表彰台を獲得。ディフェンディングチャンピオンの#2インプレッサは4位、初陣となった#123インプレッサは5位と3台す べてが完走して入賞を果たした。

 予選の2日前となる20日、雨の中で新車のシェイクダウンを行っていた#2インプレッサが、ブレーキトラブルによってクラッシュ。メカニックの懸命な作業で予選日の朝には車両がサーキットに到着したが、セッティングの確認もできないまま予選へ臨むことになった。予選日は朝から晴天に恵まれた。グリッド予選の結果ソフトタイヤを 履いたランサー勢に対し、インプレッサ勢はハードタイヤを選択したこともあり、#22インプレッサがクラス4位(総合15位)、#123インプレッサがクラス5位(総合16位)、#2インプレッサがクラス6位(総合18位)というポジションを得た。

 23日決勝日の朝に行われたフリー走行で、#123インプレッサが突然白煙を上げてエンジンブロー。「原因が分からない」と峰尾は不安を隠しきれない。しかしメカニックの迅速な作業の結果、決勝レースまでには車両を間に合わせることができた。12時53分、100周の決勝レースがスタート。#2インプレッサがスタートダッシュを決めてクラス4位にポジションを上げ、3位の#20ランサーを追った。6周目には#123インプレッサも4位に上がり、#22インプレッサはその背後から2台を追う展開となった。レースの1/3を消化した34周で#123インプレッサはピットインしてクラス7位でコースに復帰。#22インプレッサも37周でピットインして6位でコースに復帰した。中盤は#22インプレッサが4位、#2インプレッサが5位、#123インプレッサが6位で走行。

 やがて、#2インプレッサが#22インプレッサをかわして4位へ浮上したころ、突然2位を走行中だった#13ランサーが左フロントを破損してスロー走行。これでインプレッサ勢はそれぞれひとつずつポジションを上げることになった。

 65周目、#2インプレッサが2回目のピットイン。給油、ハードコンパウンドタイヤに交換して6位でコース復帰。70周目に#22インプレッサがピットイン、5位でコースに戻った。もう1台の#123インプレッサは77周目に2回目のピットインを行い5位でコースへ。

 80周目に#22インプレッサが#2インプレッサをかわして3位へ。2位の#20ランサーとの差は約16秒だが、2台のペースに大きな差はなく、なかなか距離は縮まらない。終盤の93周目、4位を走行していた#22インプレッサのペースがガクンと落ちた。突然4速ギヤに入らなくなりインプレッサの太いトルクを利用して5速ホールドで走行することになったのだった。これで#123インプレッサが差を毎周5秒以上縮めて#2インプレッサに1秒854まで迫ったが、何とか#2インプレッサが逃げ切り4位、#123インプレッサは5位となった。また、#22インプレッサは3位のままチェッカーを受け、表彰台を獲得した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 [スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2006 第1戦
「Hi-landスーパー耐久レース」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2006年4月22日-23日
■開催場所:仙台ハイランドレースウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■「トータルスポーツings Z」が逆転で優勝
昨年最終戦からの連勝を飾る

 今年のS耐はいくつかのルール改正が行われたが、クラス3のZにとって最も影響が出そうな点は、全車に2回のピットインが義務付けられたこと。ターボパワーで1発の速さがウリのRX-7に対し、Zは燃費の良さが身上。ピットインが1回で済むレースでも、もう1回のピットイン(ピットでエンジンを切ることが義務付け)をしなければならないのだ。

 22日公式予選。ターボのブースト圧を上げたRX-7が有利な中、#33 Zの大井がコースレコードとなる1分55秒266でクラスポール(総合7位)を獲得した。ディフェンディングチャンピオンである#23Zの山田が3位。#19 Zの小林は8位につけた。またクラス1では#3 Zの影山がクラス4位とまずまずのポジションにつけた。

 23日の決勝日は前日同様朝から好天。12時53分に100周、約406kmの決勝レースがスタートした。オープニングラップ、#33 Zの大井はスプーンコーナーまでに3台にかわされクラス4位までドロップ。4周目、#23 Zが逆転してトップを奪ったが、12周目に#14 RX-7にトップを奪われてしまった。さらに、#14 RX-7に#23 Zが追突。2台は応急処置のため大きくポジションを落とし、これで#15 RX-7がトップに、#33 Zは8位にまでポジションダウンを喫することになった。レースの折り返し点に近い44周で#15 RX-7がピットイン。他の車両も最初のピット作業を済ませたこともあり、これで#7 RX-7がトップ、#33 Zが2位に。

 そして89周目に#15 RX-7が2回目のピットインをしている間に、伊橋が逆転、トップに立った。伊橋はそのままチェッカーを受けたあと、プラットフォームに車両を寄せてピット前を通過。スタッフが歓喜の渦に包まれた。#19 Zはクラス6位でゴール。また#23 Zは10位でチェッカーを受け、貴重な1ポイントを獲得した。

 いっぽう、クラス1の#3 Zは序盤に影山がポルシェやランサーを相手にバトルを演じてスタンドを沸かせた。2周目に3位に浮上した影山だったが、21周でピットインを済ませ青木に交代。青木は総合トップを走る#1 ポルシェの前、クラス6位でコースに復帰したが、ポルシェを寄せ付けない走りを披露。56周目には4位までポジションを上げたが、トップ3に追いつくには至らず4位でゴール、惜しくも表彰台を逃した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: ©NISOM

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台 ARTA DENAG GT3が完勝!

 4月23日、宮城県仙台ハイランドレースウェイでスーパー耐久開幕戦の決勝レースが行われた。ST1クラスは、今季から初のS耐本格参戦となるミシュランが表彰台を独占するという結果となった。優勝は#1 ARTA DENAG GT3(田中哲也/新田守男組)が予選の速さそのままに、決勝レースでもライバル不在の圧倒的な速さをみせつける展開となった。

 なお、今シーズンから各車には2回のピットストップが義務づけられ、使用できる燃料タンクもクラスには関係なく95Lという規定となった。

総入場者数 31,025人(4/23日曜日)

 晴天のドライコンディションで、早朝の7時50分から30分間で行われたフリー走行は、各車決勝を見据えたセッティングの中での走行となり、ここでも#1 ARTA DENAG GT3が1分55秒348のトップタイムをマークした。

0423_st_starts  午後12時53分、気温17度、路面温度31度の暖かさの中で、32台のマシンがフォーメーションラップからスタート。#1 ARTA DENAG GT3の田中はスタートからトップに立ち、ジリジリと後続を引き離す安定した速さで周回を重ねる。序盤は#28 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3の佐々木孝太がこれを追うが、15周目にはST2クラスの#11オーリンズランサーEVOIXの中谷明彦が総合の2番手につける展開となった。

0423_scape2s  29周目でトップの#1が1回目のピットストップを行うと、暫定のトップは#11のランサーとなる。#11が36周目にピットインすると#45スケープ45スペックスポルシェの伊藤真一がトップに。だが41周目には再び#1がトップを奪い返し63周目に2度目のピットストップを行い、新田へドライバー交代を行う。ここで#45の先行を許すものの#1は2番手でコースに復帰。67周目には再び#1はトップを奪い返した。

0423_arta1s  その後も新田が安定した走りで100周のチェッカーをトップで受けた。2番手には#45スケープ45スペックスポルシェ(伊藤真一/羽根幸浩組)が入り、3位には#28 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3(佐々木孝太/宮川やすお組)が入りST1クラスの表彰台はミシュラン勢で独占される結果となった。4位に横浜ユーザーの#3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行組)が入り5位にも横浜のニコカットGT3(谷川達也/清水康弘組)が入った。

0423_lancer1s  総合6位に序盤の速さが光ったクラス2の#11オーリンズランサーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)が入った。ST3クラスは総合12番手に#33トータルスポーツingsz(伊橋勲/大井貴之組)が、ST4クラスは総合20位に#73ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5(前嶋秀司/山本すばる/花岡隆弘組)が入った。

#1 ARTA DENAG GT3

0423_podimu1s 田中哲也
 「宮坂さん(監督)の決めた作戦通りにやりました。1スティント目はちょっとプッシュしましたが、2回目は合わせていった感じです。久しぶりの快勝ですね(笑)去年はもう1台(昨年のシリーズチャンピオン#25 ADVAN DENAG GT3)とレースをずっとやっていましたが、今回は自分たちのペースで最初から最後までコンスタントに走れました。今シーズンは幸先の良いスタートになりました。去年も開幕戦は勝てたんですが(笑)」

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台決勝結果

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2006/04/23) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2006 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.063km

PosNoClsPCar/TypeDriverTireLapTime/Bihind
11ST11ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
MI1003:21'23.026
245ST12スケープ45 スペックス ポルシェ
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI10053.646
328ST13SEICO carrera racing PORSHE911
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI1001'37.044
43ST14エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH991Lap 
58ST15ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH991Lap 
611ST21オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーエボルーション
中谷 明彦
木下 隆之
YH982Laps
720ST22RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーエボルーション
小川 日出夫
砂子 塾長
阪口 良平
YH982Laps
822ST23PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GH-GDB
池田 昌弘
清水 和夫
DL982Laps
924ST16PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH982Laps
102ST24FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ
吉田 寿博
小泉 和寛
DL982Laps
11123ST25エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ
峰尾 恭輔
木下 みつひろ
YH982Laps
1233ST31トータルスポーツ ingsz
日産フェアレディ Z33
伊橋 勲
大井 貴之
YH973Laps
1315ST32岡部自動車 アドバンRX-7
RX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YH973Laps
1427ST33FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3
木村 崇
小林 且雄
白木 洋平
YH973Laps
1583ST34BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
浅見 武
YH964Laps
1626ST26エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーエボルーション
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH964Laps
177ST35MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
RX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
仲田 祥健
YH964Laps
1819ST36バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH955Laps
1914ST37岡部自動車ディクセルRX-7
RX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH946Laps
2073ST41ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH946Laps
21999ST42P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH946Laps
2218ST43コスモソニック21FKインテグラ
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH937Laps
2316ST38H!NT.7
RX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH928Laps
2443ST39ゼナドリン ディクセル  MJ M3
BMW M3
一楽 智也
川口 正敬
YH919Laps
2513ST27シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーエボルーション
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH8911Laps
2688ST44KUMUHO PANE ROSSO RX-8
マツダ RX-8/SE3P
高橋 毅
松本 高幸
KH8911Laps
2798ST45KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
菅野 良男
金谷 真吾
YH8416Laps
2823ST310C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
尾本 直史
YH8416Laps
296ST28 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーエボルーション
冨桝 朋広
関 豊
DL7723Laps
3030ST29RSオガワ★eeiA★ランサー
三菱ランサーエボルーション
伊藤 勝一
和田 豊充
杉本 龍生
YH7525Laps
----<以上完走>----
-777ST3-東洋エノコスwithロールスYH NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
クラゴン
馬杉 力也
YH6733Laps
-17ST1-キーパー& RUNUP 、 KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
DL6337Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 田中哲也 ARTA DENAG GT3 1'55.409 2/63 126.739lm/h

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台フリー走行結果

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2006/04/23) Free-Practice Weather:Fine Course:Dry
2006 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.063km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
11ST11ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
MI1'55.348--126.81
28ST12ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH1'55.5560.2080.208126.58
311ST21オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーエボルーション
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'56.0080.6600.452126.08
43ST13エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH1'56.9421.5940.934125.08
528ST14SEICO carrera racing PORSHE911
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI1'57.4062.0580.464124.58
613ST22シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーエボルーション
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH1'57.6752.3270.269124.30
72ST23FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'57.7752.4270.100124.19
883ST31BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
浅見 武
YH1'57.8612.5130.086124.10
945ST15スケープ45 スペックス ポルシェ
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'58.1322.7840.271123.82
1030ST24RSオガワ★eeiA★ランサー
三菱ランサーエボルーション
伊藤 勝一
和田 豊充
杉本 龍生
YH1'58.5333.1850.401123.40
1124ST16PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH1'58.6423.2940.109123.29
1226ST25エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーエボルーション
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'58.8753.5270.233123.04
1320ST26RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーエボルーション
小川 日出夫
砂子 塾長
阪口 良平
YH1'59.1513.8030.276122.76
1423ST32C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
尾本 直史
YH1'59.1603.8120.009122.75
156ST27 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーエボルーション
冨桝 朋広
関 豊
DL1'59.4294.0810.269122.47
1627ST33FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3
木村 崇
小林 且雄
白木 洋平
YH1'59.6534.3050.224122.24
1722ST28PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GH-GDB
池田 昌弘
清水 和夫
DL1'59.9824.6340.329121.91
1833ST34トータルスポーツ ingsz
日産フェアレディ Z33
伊橋 勲
大井 貴之
YH2'00.1464.7980.164121.74
1914ST35岡部自動車ディクセルRX-7
RX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH2'00.2514.9030.105121.64
2017ST17キーパー& RUNUP 、 KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
DL2'00.6125.2640.361121.27
21777ST36東洋エノコスwithロールスYH NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
クラゴン
馬杉 力也
YH2'00.6125.2640.000121.27
227ST37MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
RX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
仲田 祥健
YH2'01.1485.8000.536120.73
2316ST38H!NT.7
RX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH2'01.3235.9750.175120.56
2419ST39バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH2'01.5606.2120.237120.33
2543ST310ゼナドリン ディクセル  MJ M3
BMW M3
一楽 智也
川口 正敬
YH2'02.3667.0180.806119.53
26999ST41P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH2'04.0608.7121.694117.90
2773ST42ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH2'04.7999.4510.739117.20
2898ST43KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
菅野 良男
金谷 真吾
YH2'06.88911.5412.090115.27
2988ST44KUMUHO PANE ROSSO RX-8
マツダ RX-8/SE3P
高橋 毅
松本 高幸
KH2'13.83018.4826.941109.29
3018ST45コスモソニック21FKインテグラ
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH7'22.089326.741308.25933.09
31123ST29エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ
峰尾 恭輔
木下 みつひろ
YH8'20.084384.73657.99529.25
-15ST3-岡部自動車 アドバンRX-7
RX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YHNo Time---

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台 ARTA DENAG GT3がPP!

 4月22日、宮城県仙台ハイランドレースウェイでスーパー耐久開幕戦の予選が行われた。

 晴天のドライコンディションで、12時50分から30分間で行われたドライバーズ予選では、#1 ARTA DENAG GT3(田中哲也/新田守男組)が1分52秒126のレコードタイムを田中がマークし、このセッションのトップタイムとした。

0422_arta_denags_2  14時40分から20分ずつの3つのセクションで分けられたグリッド予選では、気温13度、路面温度25度という状況だった。序盤にアタックをかけたのは#8ニコカットGT3(谷川達也/清水康弘組)で谷川の1分53秒159がトップタイムだったが、混走の終盤セッションで逆転に成功した#1田中の51秒981がポールポジションとなった。2番手には#28 SEICO carrera racing PORSCHE 911(佐々木孝太/宮川やすお組)、3番手には#8ニコカットGT3、4位に#3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行組)5位にはクラス2の#11オーリンズランサーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)が入った。

0422_arta_denag2s 0422_evos

#1 ARTA DENAG GT3

0422_arta_denag3s 田中哲也
 「(ライバルとなったシフトの#8)もこっちもタイヤが去年とは違うし、自分でもまだやり方がわかっていない段階です。クルマが決まってたし、コンディションにタイヤがあっていました。1回目の予選の方がコンディションが良かったんで、そのままのコンディションでうまく決まったら50秒台もいけたと思います。正直1秒台前半はいけると思っていたので・・・(タイムはちょっと不満です)」

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台グリッド予選結果

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2006/04/22) Grid Qualify Weather:Fine Course:Dry
2006 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.0296km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
11ST11ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
高木 真一
MIR1'51.981--129.54
228ST12SEICO carrera racing PORSHE911
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI1'52.6570.6760.676128.77
38ST13ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH1'53.1591.1780.502128.20
411ST21オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーエボルーション
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'53.7451.7640.586127.54
53ST14エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH1'53.8851.9040.140127.38
645ST15スケープ45 スペックス ポルシェ
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'54.5682.5870.683126.62
733ST31トータルスポーツ ingsz
日産フェアレディ Z33
伊橋 勲
大井 貴之
YHR1'55.2663.2850.698125.85
815ST32岡部自動車 アドバンRX-7
RX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YHR1'55.4003.4190.134125.71
913ST22シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーエボルーション
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH1'55.4773.4960.077125.62
1024ST16PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH1'55.5863.6050.109125.50
1120ST23RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーエボルーション
小川 日出夫
砂子 塾長
阪口 良平
YH1'55.8893.9080.303125.18
1223ST33C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
尾本 直史
YHR1'56.3224.3410.433124.71
1314ST34岡部自動車ディクセルRX-7
RX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YHR1'56.3944.4130.072124.63
14777ST35東洋エノコスwithロールスYH NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
クラゴン
馬杉 力也
YHR1'56.5294.5480.135124.49
1522ST24PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GH-GDB
池田 昌弘
清水 和夫
DL1'56.5774.5960.048124.44
16123ST25エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ
峰尾 恭輔
木下 みつひろ
TOSHI ARAI
YH1'56.6014.6200.024124.41
177ST36MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
RX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
仲田 祥健
YHR1'56.7424.7610.141124.26
182ST26FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'56.7604.7790.018124.24
1930ST27RSオガワ★eeiA★ランサー
三菱ランサーエボルーション
伊藤 勝一
和田 豊充
杉本 龍生
YH1'57.0135.0320.253123.97
2026ST28エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーエボルーション
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'57.1155.1340.102123.87
2127ST37FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3
木村 崇
小林 且雄
白木 洋平
YH1'57.3365.3550.221123.63
2219ST38バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH1'57.3845.4030.048123.58
236ST29 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーエボルーション
冨桝 朋広
関 豊
DL1'57.6045.6230.220123.35
2417ST17キーパー& RUNUP 、 KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'57.6755.6940.071123.28
2583ST39BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
浅見 武
YH1'58.2676.2860.592122.66
2616ST310H!NT.7
RX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH1'58.7706.7890.503122.14
2743ST311ゼナドリン ディクセル  MJ M3
BMW M3
一楽 智也
川口 正敬
立花 和幸
YH2'01.2599.2782.489119.63
2873ST41ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH2'01.9099.9280.650118.99
29999ST42P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH2'02.08510.1040.176118.82
3018ST43コスモソニック21FKインテグラ
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH2'02.14910.1680.064118.76
3198ST44KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
菅野 良男
金谷 真吾
YH2'03.28511.3041.136117.67
3288ST45KUMUHO PANE ROSSO RX-8
マツダ RX-8/SE3P
高橋 毅
松本 高幸
李 康太
KH2'07.68515.7044.400113.61
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台ドライバーズ予選結果

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2006/04/22) Drivers' Qualify Weather:Fine Course:Dry
2006 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.0296km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
11ST11ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
高木 真一
MIR1'52.126--129.38
28ST12ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YHR1'52.3240.1980.198129.15
328ST13SEICO carrera racing PORSHE911
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI1'53.5641.4381.240127.74
43ST14エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH1'54.6832.5571.119126.49
511ST21オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーエボルーション
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'54.7722.6460.089126.39
620ST22RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーエボルーション
小川 日出夫
砂子 塾長
阪口 良平
YH1'56.1264.0001.354124.92
745ST15スケープ45 スペックス ポルシェ
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'56.2704.1440.144124.77
813ST23シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーエボルーション
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH1'56.4594.3330.189124.56
92ST24FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'56.6514.5250.192124.36
10777ST31東洋エノコスwithロールスYH NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
クラゴン
馬杉 力也
YHR1'56.9774.8510.326124.01
116ST25 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーエボルーション
冨桝 朋広
関 豊
DL1'57.4735.3470.496123.49
1217ST16キーパー& RUNUP 、 KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'57.5035.3770.030123.46
1324ST17PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH1'57.5955.4690.092123.36
1426ST26エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーエボルーション
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'57.6525.5260.057123.30
15123ST27エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ
峰尾 恭輔
木下 みつひろ
TOSHI ARAI
YH1'58.2956.1690.643122.63
1619ST32バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH1'58.2986.1720.003122.63
1722ST28PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GH-GDB
池田 昌弘
清水 和夫
DL1'58.3536.2270.055122.57
1833ST33トータルスポーツ ingsz
日産フェアレディ Z33
伊橋 勲
大井 貴之
YH1'58.7096.5830.356122.20
1916ST34H!NT.7
RX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH1'58.7476.6210.038122.16
2030ST29RSオガワ★eeiA★ランサー
三菱ランサーエボルーション
伊藤 勝一
和田 豊充
杉本 龍生
YH1'58.7636.6370.016122.15
217ST35MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
RX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
仲田 祥健
YH1'59.1016.9750.338121.80
2227ST36FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3
木村 崇
小林 且雄
白木 洋平
YH1'59.1577.0310.056121.74
2314ST37岡部自動車ディクセルRX-7
RX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH1'59.4547.3280.297121.44
2483ST38BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
浅見 武
YH1'59.5567.4300.102121.34
2543ST39ゼナドリン ディクセル  MJ M3
BMW M3
一楽 智也
川口 正敬
立花 和幸
YH2'00.9468.8201.390119.94
2623ST310C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
尾本 直史
YH2'01.2989.1720.352119.59
2715ST311岡部自動車 アドバンRX-7
RX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YH2'01.3849.2580.086119.51
2873ST41ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH2'02.1079.9810.723118.80
2918ST42コスモソニック21FKインテグラ
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH2'03.34711.2211.240117.61
30999ST51P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH2'03.91611.7900.569117.07
3198ST43KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
菅野 良男
金谷 真吾
YH2'06.60714.4812.691114.58
3288ST44KUMUHO PANE ROSSO RX-8
マツダ RX-8/SE3P
高橋 毅
松本 高幸
李 康太
KH2'09.98917.8633.382111.60
<以上予選通過>
-913ST18BOMEX ADVAN  コルベット C6
Chevolet Corvette C6
山下 潤一郎
筒井 克彦
山路 慎一
YH1'58.206--117.89
  • 'R'マークはコースレコード
  • 予選通過基準タイム: (総合 130%) 2'26.473 / (ST1 110%) 2'03.938 / (ST2 110%) 2'07.364 / (ST3 110%) 2'09.794 / (ST4 110%) 2'15.436

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦事前情報(SUBARU MOTORSPORT EXPRESS)

スーパー耐久シリーズ2006 第1戦
「ハイランド・スーパー耐久レース」 事前情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開催月日:2006年4月22日-23日
■開催場所:仙台ハイランドレースウェイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇タイトルは渡さない!
インプレッサの参加台数も増え、06シーズンキックオフ

 スーパー耐久シリーズ(S耐)2006は、4月22~23日に宮城県の仙台ハイランドレースウェイにて開幕する。今年は昨年までのST5クラスが廃止され新たに2シータースポーツカー(排気量~2000cc)のSTクラスSportsが設定された。また各車両の燃料タンクは一律に95リットルと小型化された。さらにレース中に最低2回のピットインが義務付けられることになり、給油やドライバー交代を行わない場合でも一旦エンジンを切らなければならないことになった。

 インプレッサが区分されるSTクラス2は、駆動方式がAWDで排気量が2001~3500ccという車両、つまり2リッターターボのインプレッサとランサーの戦いが演じられるクラスで、今年も年間エントリー台数が11台(インプレッサ3台、ランサー8台)と激戦が予想される。

 開幕戦のSTクラス2には10台がエントリー(全クラス36台)。うち3台がインプレッサで、プローバレーシングディビジョンが昨年のチャンピオン#2 FUJITSUBO hpi IMPREZA(吉田寿博/小泉和寛)、昨年ランキング3位で車番/車名とドライバーの組み合わせを変更した#22 PERMAGARD IMPREZA(池田昌弘/清水和夫)を、さらにエンドレススポーツが#123エンドレス アライ アドバンGDB(峰尾恭輔/TOSHI ARAI/木下みつひろ)をエントリーした。#123インプレッサのTOSHI ARAIこと新井敏弘は、05年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)のチャンピオンで、ターマック路面でのスキルアップを狙い02年十勝24時間以来3年ぶりのS耐参戦となるが、今回のラウンドは出場しない見込み。

 仙台ハイランドレースウェイは1周4.063kmのアップダウンに富んだテクニカルサーキット。決勝レースは、ここを100周(約406km)して行われる。低い回転域で太いトルクを発生するインプレッサは、ドライバーの(高い)ギヤ選択とアクセルワークのスキルによって燃費走行が可能になる。このため2回のピット作業において給油量を均等にして常に比較的軽い車重で戦うことも、1回のピット作業をガソリンのスプラッシュ(少量給油)とフレッシュタイヤへの交換にとどめピットワークで時間を短縮することも、さらにタイヤに負担をかけずに燃費走行を続けることによって1回のピット作業をストップ&ゴーで済ませ、ピット作業の時間をカットすることなど、ライバルの動きを見ながら、さまざまな戦略を取ることが可能となる。さらに、インプレッサ同士でもタイヤ銘柄の違いにより、チームの作戦は異なるなど、興味の尽きない開幕戦になりそうだ。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 [スバルモータースポーツマガジン]

Text: ©スバルテクニカインターナショナル

その他

2006年度FTRSの開催について(トヨタモータースポーツニュース)

2006年4月17日
FTRS運営事務局
トヨタテクノクラフト(株) TRD
トヨタ自動車(株)

2006年度 『フォーミュラトヨタ・レーシングスクール』の開催について

 フォーミュラトヨタ・レーシングスクール運営事務局、トヨタテクノクラフト(株)TRDおよびトヨタ自動車(株)は、2006年度のフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(以下、FTRS)の開催内容を決定した。

 12年目を迎えたFTRSは、富士スピードウェイで開催され、昨年と同様にワンデイコースとスカラシップコースの二つのコースを設けた。

 ワンデイコースは、スキルアップを目指す幅広い年齢層を対象に、正しいドライビングの習得を目的とし、基礎を中心とした1日コースで開催する。スカラシップコースは、2泊3日の合宿形式で、基礎からの徹底した指導とともに、最終日には模擬レースを実施するなど実戦に向けた指導も行う。募集対象は、ワンデイコースが14歳以上のカートレース出場経験者又は普通運転免許所持者、スカラシップコースは14歳以上のカートレース出場経験者又は4輪レース出場経験者である。

 また、来シーズンのスカラシップ対象者を、今回のFTRS受講生より選抜する。スカラシップコース受講者の中から、将来性ある若干名のドライバーに対する支援・育成を行っていく。

 1995年にスタートしたFTRSは、トヨタのドライバー育成プログラム「TDP」の一環(スカラシップコース)として、世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍できるレーシングドライバーの発掘・育成と、正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の健全な拡大を目指している。講師は、日本人初のル・マン24時間レース総合優勝者である関谷正徳が校長を務め、経験豊富なトヨタ系レーシングドライバーが直接指導にあたる。

 なお、今シーズン、フォーミュラトヨタ・スカラシップ1期生の片岡龍也と平中克幸はSUPERGTおよびフォーミュラ・ニッポンに、2期生の平手晃平、小林可夢偉、3期生の中嶋一貴はF3ユーロシリーズに、同じく3期生の大嶋和也は全日本F3選手権及びSUPERGTに、5期生の国本京佑及び6期生の窪田善文と井口卓人もESSO・フォーミュラトヨタシリーズに参戦している。尚、今季のF3ユーロシリーズ、全日本F3選手権で、平手晃平、大嶋和也がそれぞれ勝利を挙げている。

【2006年度 フォーミュラトヨタ・レーシングスクール概要】
  《ワンデイコース》 《スカラシップコース》
(1)日程 第1回  9月22日(金)
第2回  9月23日(土)
第1回  7月 31 日(月)~8月2日(水)
第2回  8月 7 日(月)~ 9日(水)
第3回  8月21日(月)~23日(水)
第4回  8月28日(月)~30日(水)
(2)開催地 富士スピードウェイ ショートサーキット(静岡県駿東郡小山町)
(3)使用車輌 フォーミュラトヨタ・FT30
(4)講師 校長の関谷正徳ほか、トヨタ系レーシングドライバー
(5)受講対象者 14歳以上のカートレース出場経験者又は
普通運転免許証所持者
14歳以上のカートレース出場経験者又は
4輪レース出場経験者
(6)受講定員 各日程 10名(合計 20名) 各日程 10名(合計 40名)
(7)受講料 105,000円(昼食・税込み) 210,000円(宿泊費・食事・税込み)
(8)申込締切 開催日の1ヶ月前 各開催日の1ヶ月前
(9)申込先 フォーミュラトヨタ・レーシングスクール運営事務局
〒190-1211  東京都西多摩郡瑞穂町石畑1590-15
TEL:042-556-0911   FAX:042-556-2393
お問い合わせ先)
フォーミュラトヨタレーシングスクール運営事務局 田口・福木 042-556-0911
トヨタテクノクラフト(株)TRD 鈴木 045-540-2129
トヨタ自動車(株) 広報部 小金井 03-3817-9104

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

ロイック・デュバル(優勝)

0416_duval2  グレートなレースでしたね。
緊張していたためにスタートがうまくいかず、レース序盤はクインタレッリにずっと抑えられていましたが、ピットストップの判断がよく、クルーもいい仕事をしてくれたので、いいポジションでコースに戻ることができました。
最後の20周は非常に難しいコンディションで、ボクも残り10周のところでスプーンでスピンしてしまいましたが、なんとかビルドハイムを再び抜き返してトップに立てました。
今までスーパーGTや富士のレースではいい結果が出ていなかったので、今回優勝できたことはボクだけでなくチームにとってもいいことだと思います。

ビヨン・ビルドハイム(2位)

0416_wirdheim  僕のキャリアの中でも最高のレースになりました。
レース前半は、フルタンク時のパフォーマンスに問題がありましたが、周回を重ねるうちに良くなっていきました。ピットストップもうまくいきましたね。最後の20周は非常に難しいコンディションで、1コーナーで飛び出すんじゃないかと心配しながら走っていました。
予選結果がよくなかったことを考えれば、表彰台に上がれたことは本当に最高です。
チームにとってもハッピーな結果になりました。

ブノワ・トレルイエ(3位)

0416_treluyer  クルマは最高の状態でした。グリップも充分にありましたし。
スタートでは、赤ランプが点灯した瞬間に思わず動いてしまいました。自分でジャンプスタートだと判っていたので、ドライブスルーを命じられるまでは150%でプッシュしましたよ。
ペナルティを受けた後は、ロイックと同様、クインタレッリにずっと前を走られてしまい、なかなか抜けませんでした。
その後はピットストップでもフロントタイヤの交換がうまくいかなかったりで、レース終盤は自分が何位を走ってるのか全然把握できてませんでした。ファイナルラップになって無線で4位だと知らされたので、どうにかしてヤマモトを抜いてやろうと頑張ってシケインで抜きました。
順位を落としたり上がったりで、ファンも楽しめたんじゃないでしょうか。ボクもレースを楽しめましたからね。
でも、ここには優勝するつもりでやってきたので、正直3位に終わったことは残念に思います。

中嶋悟(優勝チーム監督)

0416_nakajima  まずはJRP会長として、今日のレースが無事に行われたこと、22台もの参加台数を集められたことに感謝します。
レースも白熱した展開になったことを喜ばしく思いますし、ましてやウチ(のチーム)が勝ったんですから尚更嬉しいですね。
こんな凄いレースをご覧にならなかったお客様は大変勿体無いことをしたと思いますよ。

TEXT : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿決勝 波乱のレースを制したのはデュバル!

鈴鹿サーキットで行われた2006全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝は、レース中盤から降り始めた雨のためにアクシデントが頻発する波乱の展開となった。
このレースを制したのは今季初来日の#31ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)。
巧みなレースコントロールと絶妙のピットタイミングで波乱の相次ぐ51周のレースを見事に制した。
2位には#40ビヨン・ビルドハイム(DoCoMo DANDELION)が入り、ポールシッターの#19ブノワ・トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)はペナルティやピット作業のトラブルに見舞われながらも3位を確保した。
(観客動員数:29,000人)

0416_duvals 併催レースの赤旗中断が相次いだため、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは、当初予定より大きく遅れ、15時20分スタートとなった。

スタートで2番グリッドの本山哲と15番グリッドの高木虎之介らがエンジンストールし、大きく順位を落とす中、1コーナーにトップで飛び込んだのはポールのトレルイエ。
2番手にはアンドレ・ロッテラーが続き、以下、ビルドハイム、松田次生、土屋武士、山本左近、金石年弘、ロニー・クインタレッリの順で1周を終了。
この時点で本山は21位、高木は22位に落ちている。

トップに立ったトレルイエは一気に後続を引き離しに掛かり、3周終了時点で2番手のロッテラーとの差を3.02秒、4周で4秒と、1周当たり1秒づつ突き放していくが、彼のスタートはフライングと判定され、5周目にドライブスルーペナルティのボードを提示されてしまう。
これにより、7周終わりでトレルイエはピットインすることとなり、平中の後ろ、13番手まで後退してしまった。

これでロッテラーがトップに立ったものの、右リヤタイヤがバーストしたために8周目のシケインでオーバーランしてしまう。
怒り心頭のロッテラーは緊急ピットイン。タイヤ交換と給油を行い、最後尾でコースに復帰した。

これでトップはビルドハイムとなった。
しかしすぐ後ろでは、松田が隙をうかがっている。その後ろにも土屋が迫っており、この3台がトップ集団を形成している。

10周目の1コーナーでトレルイエが平中のインをこじ開けて前に出た。これで順位を11位に戻した。更に12周目の1コーナーで立川のインを突いて9位に。

14周目のデグナーで平中がコースアウト、順位を15位まで落とした。

15周目にトレルイエは武藤を抜いて8位に。更に先行するデュバルに迫っていく。

16周終わりでデュバルがピットイン。タイヤ4本交換で18.1秒の作業時間。柳田の前でピットアウトしていく。
その柳田の後ろには既にピットストップを終えた本山が迫ってきた。

このあたりから気温と路面温度が下がりだした。

18周終わりで高木がピットイン。作業中にエンジンをストールしたため、26.5秒でピットアウトしていく。この影響で高木は最後尾に落ちた。

20周終わりでトレルイエがピットイン。しかし右フロントタイヤの締め込みに手間取り、37秒で漸くピットアウトすることとなった。これでほぼ、トレルイエの上位入賞の可能性はなくなったかに思われたが、トレルイエ自身はその後も諦めずに全開走行を続け、23周目には47秒台のファステストラップをたたき出してきた。

21周終わりで武藤がピットイン。タイヤ4本交換ながら、たった13秒で作業を終えてピットアウト、しかし出てすぐの1コーナーでコースアウトを喫してしまった。

23周目の1コーナーで小暮が立川を攻略して8位に上がる。
その前を行くのは、エンジン交換のためにグリッドを21番手に下げられながら、しぶとい走りで上位に上がってきた片岡だ。

25周終わりで3位の土屋と5位の金石が相次いでピットイン。しかし金石は作業時間が34秒もかかってピットアウト。

28周終わりで遂にトップのビルドハイムがピットイン。タイヤ4本交換で15秒9の作業時間。9位でコースに戻っていった。
これで松田がトップに立った。
松田は29周目に自己ベストを更新。

29周目の1コーナーでトレルイエが柳田のインを突いて14位に。

30周目に入ったところでピットレーンを雨粒がぬらし始めた。
ここで3位クインタレッリと4位片岡が相次いでピットへ。クインタレッリが先に作業を終え、片岡を抑えてピットアウト。
しかし片岡は34周目の1コーナーでクインタレッリを捉え、アウトから抜き去っていく。
クインタレッリは堪らずコースアウト。バリアに突っ込んでクルマを降りた。

この時点での順位は、1位松田、2位山本、3位小暮、4位デュバル、5位密山。
このうち、ピット作業を終えた中での最上位はデュバルだ。

松田は一向にピットに入るそぶりを見せず、31周、32周、33周と立て続けに自己ベストを更新していく。
35周終わりで松田は漸くピットイン。17秒4の作業時間でコースに戻っていくが、その鼻先をデュバルがかすめていく。

このあたりからラップタイムが一気に落ちてきた。とうとう雨の影響が出てきたようだ。
ポストからはオイル旗が出ている。
この時点でのトップは山本。20秒の間隔をおいて小暮が2番手だ。

しかし一旦落ちたラップタイムは37周目には持ち直した。
不安定な天候に翻弄され、各チームともレインタイヤへ交換すべきかどうかの判断がつかない。

39周目、金石のリヤから白煙が。エンジントラブルからオイルを吹き上げている。
これに乗り上げた星野が1コーナーでコースアウト。
この周の終わりでトップの山本がピットイン。19秒の作業時間でピットアウト。

これでピットストップを済ませていないのは小暮だけとなった。
しかし小暮はトップに立った直後のデグナーでコースアウト。
進入から完全に横を向いた状態だった。再び雨脚が強まり、かなり滑りやすくなってきたようだ。
これでビルドハイムに追いつかれた小暮は、41周目の1コーナーでトップの座を奪われる。続いてデュバル、松田、片岡らにも抜かれ、小暮は一気に5番手にまで落ちてしまった。

一方、2位に上がったデュバルはその勢いにのってビルドハイムとの差を詰めていき、この周のスプーンでインに車体をねじ込んでトップを奪い取る。
抜かれたビルドハイムの後ろには松田が迫ってきた。

消耗したタイヤでウェット路面を走っていた小暮は42周終わりで漸くピットイン。タイヤ交換はせずに作業時間19秒でコースに戻るが、大きく順位を落としてしまった。

43周目の130Rで松田がコースアウトするが、なんとか片岡を抑えてシケインを立ち上がっていく。

44周目のデグナーで本山がコースアウト。その脇をトレルイエがすり抜けていく。
この時点でトレルイエは5位に浮上した。

この時点でレインを装着しているのは密山と武藤だけだが、路面はかなり滑りやすくなっており、45周目の1コーナーで松田、片岡に続いて数台が相次いでコースアウトしてしまった。
これに乗じたトレルイエは遂に3位、表彰台圏内まで上がってきた。

路面コンディションの悪化に耐えかねた片岡、本山、松田、道上らは45周終わりでピットイン。レインタイヤに交換してコースに戻っていった。

スリックタイヤのままコースに留まり、3位を走行していたトレルイエは46周目のデグナーでコースアウト、続いて47周目の1コーナーでもコースアウト。これにより再び5位まで後退してしまった。背後にはレインを履いた武藤が迫ってきた。

残り周回は4周が時点でもトップのデュバル、2番手のビルドハイム、3番手の山本はまだスリックで粘っている。
しかしこの判断が功を奏し、48周目には山本が1分57秒台までタイムを戻してきた。更にはトレルイエが54秒台をたたき出す。

路面コンディションは再び回復の兆しをみせてきた。

この勢いを駆ってトレルイエは49周目の1コーナーでロッテラーのインに車体をねじ込み、4位を奪い返した。この周なんと51秒台だ。
続いてこの時点で6.5秒あった3位山本との差を50周目では1.5秒まで差を詰め、ファイナルラップのシケインでは遂に山本をねじ伏せて3位を取り返してみせた。

こうした激しいバトルが後方で繰り広げられる中、デュバルは後続を全く寄せ付けない走りで51周を走りきり、デビュー2戦目で日本での初勝利を飾った。

2位にはビルドハイム、3位にはトレルイエが入り、久々に外国人ドライバーが表彰台を独占する結果となった。
以下、4位山本、5位ロッテラー、6位にはルーキーの武藤が入り、デビュー2戦目にして初のポイントを挙げた。

次回第3戦は5月28日、ツインリンクもてぎで開催される。

TEXT : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/16) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry-Wet
2006 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime
131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E511:36'47.366 
240ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E512.172
3*19ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J5111.517
43山本 左近KONDOTOYOTA RV8J5112.220
536アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J5116.757
632武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E5123.686
77片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J511:01.202
81本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J511:14.475
920松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J511:14.638
1037土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J511:22.997
1141平中 克幸DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E511:33.812
1227密山 祥吾DPR DirexivHONDA HF386E501Lap
1334横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J501Lap
142星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J501Lap
156折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E501Lap
168高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J501Lap
1756小暮 卓史ARTAHONDA HF386E501Lap
185道上 龍5ZIGENHONDA HF386E465Laps
-------- 以上規定周回(45 Laps)完走 --------
-4柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J429Laps
-11立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J4011Laps
-55金石 年弘ARTAHONDA HF386E3813Laps
-33ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J3318Laps
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.19 ブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)1'47.749 22/51 194.02km/h
  • ペナルティ: CarNo.19 ドライビングスルー: 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第27条14.(スタート違反)により。(裁定時刻 15:31)

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿決勝は15時20分スタートに

 12時30分スタート予定だったフォーミュラ・ニッポン決勝だが、その前に開催された、インテグラ決勝、JSB1000決勝が相次いで赤旗中断、再スタートになったため、スタート時刻が15時20分に変更された。

Japanese F3

F3第3戦、第4戦上位入賞者のコメント

ロベルト・ストレイト(第3戦優勝 第4戦5位)

0416_streit 昨日はパーフェクトでした。スタートのときは位置取りはよくなかったんですが、上手い具合にポジションがキープできました。難しい路面コンディションだったので、後続とのギャップを保つよう心がけて走るのが大変でしたが、それ以外は何の問題もなく、いいレースでした。でも、今日はアンダーに悩まされていいレースができませんでした。走るにつれてフロントタイヤに負担がかかってしまい、いいレースになりませんでしたね。
次のもてぎでも勝つに越したことはないので、頑張ります。

伊沢拓也(第3戦4位 第4戦優勝)

0416_izawa2 昨日はフリーのときはいい状態でしたが、人の後ろに入ると挙動が不安定になったので、雨の中での走りが小さくなってしまいました。
今日は走り出しからクルマが凄く調子がよかったので、「今日はいける」と思ってました。
今まで負けて泣くことはあっても、勝って泣いたことはなかったんですが、さすがに今日はグっときちゃいましたね。
次のもてぎは一度も走ったことがないので、合同テストで速くコースを憶えて、頑張ります。

ファビオ・カルボーン(第3戦3位 第4戦2位)

0416_carbone_1 昨日は予選2位からいいスタートができました。クルマもウェットでは調子がよかったです。
今日はポールからのスタートだったのに勝てなくて残念です。No.2のクルマは速くて、追いつくことができませんでした。
次のもてぎは優勝あるのみです。

大嶋和也(第3戦2位 第4戦6位)

0416_ohshima 昨日は難しいコンディションでしたが、自分はミスが全くなくて、スタートも上手く決まりました。
逆に今日はミスが多く、前のストレイトも抜けそうで抜けませんでしたので、反省点の多いレースになってしまいました。スタートのときの反応はよかったんですが、ホイールスピンをさせてしまい、順位を落としてしまいました。
次のもてぎは得意なコースなのでなんとしても勝ちたいです。

エイドリアン・スーティル(第3戦5位 第4戦3位)

0416_sutil 今日は気分がいいです。自分のベストを尽くしたし、スタートもよかったので。
でもレース後半にカルボーンが抜けなかったのは残念です。こっちの方がストレートが遅かったので、何とかコーナーで詰めていこうとしたんですが、そのうちタイヤが厳しくなってしまって。
(次のもてぎは)勝ちます。表彰台が最低限の目標ですが、できることなら勝ちたいです。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

F3第4戦鈴鹿決勝 ルーキー伊沢が初優勝!

全日本F3選手権第4戦の決勝は、ルーキーの#2伊沢拓也(Honda 戸田・FIGHTEX)がポールシッターのファビオ・カルボーンを見事なオーバーテイクで仕留めて初優勝を遂げ、戸田レーシングに8年ぶりの勝利をもたらした。

0416_izawas 午前9時45分、フォーメーションラップがスタートした。
#75池田大祐(EMS)のクルマはグリッド上でエンジンが掛からず、ピットに押し戻された。
スタートではポールのトレルイエが堅実にトップをキープして1コーナーへ。
2番手アスマーと、スリーボンドが1-2体制を形成した。
大嶋は5番手に後退。
逆に10番手スタートの塚越は7番手にジャンプアップしてきた。

1周目のシケインで伊沢拓也が大外からアスマーをパスして2番手に浮上。
トップのカルボーンと2番手の伊沢のギャップは1.7秒。
伊沢から7番手の塚越までは1秒以内の差で集団を形成している。

2周を終えたところで伊沢とアスマーの間隔が1秒に広がった。

トップが3周目に入ったところで池田がエンジン始動に成功して戦列に加わった。
この周のダンロップコーナーで塚越がオーバーランからスピン。エンジンを再始動して再スタートするが、これで12番手に後退してしまった。

4周目の130Rでストレイトが大嶋を抜いて5位にあがる。
更に大嶋の背後には石浦が迫ってきた。
しかしこの周で塚越がファステストラップを記録。1分56秒408だ。

5周目の130Rでエイドリアン・スーティルがアスマーを捉えて3位に浮上。
5周を終えたところで一時2秒近かったトップと2番手の差がコンマ6秒に縮まってきた。

6周目のシケインで伊沢がアウトから並びかけるが、ここではカルボーンを捉えることはできなかった。
塚越が更にファステスト更新。1分56秒180。

7周目のシケイン進入で伊沢がタイヤスモークを上げる。
伊沢はなんとしてもシケインで勝負を仕掛けていきたいようだ。
しかしこれでカルボーンとの差が1秒3に開いてしまった。
残り周回は10周だ。
アスマーを抜き去って3番手に上がったスーティルも徐々に伊沢の背後に接近してきた。

8周目、塚越は岡田暁と磯崎元彦を一気に抜き去って10番手に浮上してきた。
9番手のジョニー・リードとの差は10秒7。

9周目。伊沢は再びカルボーンとの差をコンマ6秒に戻してきた。
その1.2秒後ろにはスーティルも迫っている。
塚越はリードとの差を一気に2.7秒詰め、8.040秒とした。

10周のシケインで三度仕掛ける伊沢。しかしカルボーンも必死で抵抗する。
しかし最終コーナーでしぶとく差を詰めた伊沢は、次の1コーナーでアウトからかぶせてトップを奪い取った。

トップに躍り出た伊沢は一気に後続を突き放しに掛かる。
11周を終えたところで2番手との差は1.4秒だ。
抜かれたカルボーンの背後にはスーティルが張り付き、隙をうかがっている。

12周目、伊沢とカルボーンの差は1.89秒になった。
14周目、遂に塚越がリードを捉え、9番手に浮上した。8位の安岡までは7秒ある。

カルボーンはスーティルを抑えるのが精一杯、とても伊沢を追える状況ではない。
結局伊沢は2番手に2.549の差をつけてフィニッシュ、見事デビュー4戦目にしてF3初優勝を達成した。
また、伊沢の所属する戸田レーシングの優勝は1998年第2戦筑波の加藤寛規以来、実に8年ぶりとなる。

次戦はツインリンクもてぎ。5月27・28日に第5戦、第6戦が行われる。
ここまで4戦を終えて4人のウィナーが誕生、シリーズの行方は混沌としてきた。

(TEXT : Kazuhisa SUEHIRO)

Japanese F3

F3第4戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/16) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
12伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C1733'19.346
212ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE172.549
31エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE173.154
414マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE179.793
54ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1711.597
636大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1711.673
733石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE1712.812
837安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1715.822
910塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C1720.138
103ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE1728.837
1174岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE1740.990
1250磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE1743.342
1375池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE152 Laps
-------- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 --------
-62嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE134 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.10 塚越広大(Honda無限F107) 1'56.180 6/17 179km/h
  • ペナルティ: CarNo.1 罰金5万円: 国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4,e)の違反(ピット出口のホワイトラインカット)により。

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿フリー走行 トップは平中

2006全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝前フリー走行が4月15日、快晴の鈴鹿サーキットで行われた。
トップタイムは#41平中克幸(DoCoMo DANDELION)。タイムは1分49秒477だった。
2番手には#31ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)、3番手は#55金石年弘(ARTA)だった。

0416_hiranakas 昨日降り続いた雨も朝には止み、決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは時折青空の覗く好天に恵まれた。
気温は13℃、路面温度は16℃

午前8時40分、決勝前のフリー走行が始まった。
晴れたとはいえ、未だ路面は大部分が濡れており、片岡龍也を除く全車がウェットタイヤで走行を開始する。

開始8分、道上龍がスリックに交換。
まだ時折水しぶきの上がるコンディション故、ラップタイムはブノワ・トレルイエの2分2秒093を筆頭に7番手の金石年弘までが2分2秒台だ。

残り18分、ロイック・デュバルが2分00秒888でトップに。
続いて平中克幸も2分1秒821とタイムを縮めて2番手に。
更に続いて高木虎之介が2分1秒606、ビヨン・ビルドハイムが1秒168と次々にタイムアップしてきて2番手が入れ替わる。

残り15分を切ったところでビルドハイムが最初に2分を切ってきた。1分59秒852。
既にスリックで走行している道上も2分0秒193にタイムアップ。

残り時間は14分を切った。そろそろスリックタイヤへの交換時期に入ったようだ。
ここで遂に本山もスリックを投入してきた。
ウェットタイヤで走っていたドライバーはこのあたりから次々にピットイン。

残り10分を切ったところでスリックタイヤのロニー・クインタレッリが1分56秒415でトップに立つ。トレルイエが1分58秒199でそれに続く。
高木虎之介が57秒183で2番手に。それを更に小暮卓史が57秒137で上回る。
トップのクインタレッリは更に1分52秒550までタイムを短縮してきた。
2番手の高木も54秒408まで短縮している。

残り5分を切ったところでデュバルが52秒886で2番手に立つが、その直後に高木虎之介が1分52秒513でトップに立った。

この頃にはもう、レコードライン上は完全にドライ。
残り時間は少ないが、まだまだタイムは短縮されていく。
残り2分を切ったところで片岡が1分52秒259。
しかしデュバル50秒186、高木51秒241、松田次生51.295、平中51秒745と次々にタイムを更新してきた。

ここでチェッカー。
このチェッカーラップで平中が1分49秒477を出して最後の最後にトップに立った。
以下デュバルが49秒565、金石49秒840、高木50秒476と各車最後までタイムを更新しながらフリー走行を終えた。

フォーミュラ・ニッポン第2戦決勝は今日午後2時30分より、51周で戦われる。

TEXT : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿フリー走行

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/16) Free Session Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2006 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141平中 克幸DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'49.477--190.96
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'49.5650.0880.088190.80
355金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'49.8400.3630.275190.32
48高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J1'50.4760.9990.636189.23
520松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'50.7051.2280.229188.84
637土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J1'50.8831.4060.178188.53
74柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J1'51.2921.8150.409187.84
832武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'51.3181.8410.026187.80
97片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J1'51.4481.9710.130187.58
1034横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'51.8352.3580.387186.93
1136アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'52.2262.7490.391186.28
1233ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'52.5503.0730.324185.74
1311立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'52.7433.2660.193185.42
145道上 龍5ZIGENHONDA HF386E1'53.1263.6490.383184.80
1556小暮 卓史ARTAHONDA HF386E1'53.2183.7410.092184.65
1627密山 祥吾DPR DirexivHONDA HF386E1'53.8184.3410.600183.67
1740ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'54.6105.1330.792182.40
182星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J1'55.8246.3471.214180.49
1919ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'58.1998.7221.059176.86
201本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J2'00.54311.0662.344173.43
216折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E2'01.21811.7410.675172.46
223山本 左近KONDOTOYOTA RV8J2'03.28513.8082.067169.57
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿予選記者会見

ポールポジション ブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)

0415_treluyer  「ポールポジションが獲れたのでぼくにとってはイージーなコンディションでしたね。また雨が降ってくるかも知れなかったので、スリックタイヤに換えるタイミングが難しかったです。チームマネージャーと相談しながら交換のタイミングを計っていました。場所によっては濡れているコーナーもあったので、注意をしてタイヤのウォームアップをしました。リスクを背負いながらのプッシュで、エキサイティングなラップだったと思います」

予選2位 本山 哲(arting IMPUL)

0415_motoyama  「コースコンディションが良くなっていくのはわかってたのですが、スリックタイヤに換えるタイミングが若干遅れてしまいました。クルマは濡れているときでもドライのときでも状態はよかったです。最後のアタックのときはすごく調子がよかったんですけど、前のクルマに追いついてしまったのは不運としかいいようがないですね。それがなければブノワのタイムは見えていたと思います」

予選3位 松田次生(mobilecast IMPUL)

0415_matsuda  「走り初めは、路面が乾いてたのでウエットセットでいったんですが、これではまずいとおもってドライセットに戻しました。ブノワがドライを履いているって無線で入ってきたんですが、タイヤ交換のタイミングがずれたのがこの順位になったのかなと思います」

チーム監督 星野一義(mbilecast / arting IMPUL)

0415_hoshino  「1-2-3というこれ以上はない結果なので気分がいいです。タイヤチェンジのタイミングだけでの順位なので、誰でも同じタイミングなら最前列にいけたと思います。ドライバーがデザイナーにいって交換のタイミングをとるんですけど、ウェットからドライのぎりぎりのタイミングでのチームの判断は、みんな本当にプロフェッショナルで、ぼくが現役の頃だったらあれだけ冷静な判断は出来ないんじゃないかと、チームのみんなに感謝しています」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第3戦鈴鹿決勝 ストレイトがポール・トゥ・ウィン

鈴鹿サーキットで行われている全日本F3選手権第3戦の決勝は、#4ロベルト・ストレイト(INGING)がスタートから後続を突き放し、昨年7月以来の勝利を挙げることとなった。
2位には第2戦優勝の#36大嶋和也(TOM'S)、3位にはベテランの#12ファビオ・カルボーン(ThreeBond)が入った。

0415_streit_2s 午前中の予選は常時ウェットコンディションで行われたが、フォーミュラニッポンの予選2回目の途中からレコードライン上はほぼドライコンディションになり、第3戦の決勝はスリックでの走行となった。
このため、決勝に先立って急遽10分間の特別フリー走行が設けられることとなり、スタート時刻は当初予定の午後4時から20分遅れの4時20分にフォーメーションラップがスタートした。

スタートはポールシッターのストレイトがトップをキープ。大嶋が2番手につけ、カルボーンは3番手に後退。
塚越がデグナーでフロントウィングを失ってスローダウン。そのままピットへ直行、最後尾に後退することになってしまった。
さらにスプーンでは嵯峨宏紀がスピン。こちらはすぐに戦列に復帰した。

1周を終わっての順位は、トップがストレイト、以下、大嶋、カルボーン、伊沢、スーティルの順。

ストレイトは徐々に後続を引き離しに掛かる。
2周終了時点で大嶋との差を2秒170に広げた。
大嶋の背後からはカルボーンがコンマ6秒の差で追走している。

3周終了時点では1-2位の差は2.769秒差に。
大嶋の後ろは1秒未満の差を保ってカルボーン、伊沢が続く。

伊沢を追っていた5番手のスーティルは5周目の逆バンク、9周目のスプーンと何度もコースを飛び出し、逆に伊沢との差を広げてしまった。

苦戦する大嶋の背後には相変わらずカルボーンがぴったりとつけて隙をうかがっている。

後方集団ではアスマー、石浦の7番手争いが過熱。
石浦は何度もアスマーに仕掛けるそぶりを見せる。
6周目のスプーンで遂に石浦がアスマーを捕らえた。両者バックストレッチをサイドバイサイドで走行の後、石浦が130Rでアスマーのインをつくが、アスマーも一歩も譲らない。

結局石浦は攻略のきっかけをつかめず、8位のままでチェッカーを受けることとなった。

その後もストレイトはじわじわとリードを築き上げ、6周で3秒3、7周で4秒、8周で4秒4とその差は開く一方だ。
ファイナルラップを迎える頃には、大嶋との差は5秒となった。
こうなっては大嶋にはなすすべもない。
懸命の追い上げでファイナルラップにその差を3秒9まで縮めるのが精一杯だった。

結局ストレイトは大嶋に全くつけ入る隙を与えず、独走状態でチェッカーを受け、昨年7月の鈴鹿以来全日本F3での2勝目を挙げた。
3位にはカルボーン。
4位にルーキーの伊沢拓也が入った。

次戦、第4戦は明日午前9時45分より17周で戦われる。

TEXT : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Japanese F3

F3第3戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Race Results Weather:Cloudy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
14ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1223'50.429
236大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE123.978
312ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE127.176
42伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C127.176
51エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1216.122
63ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE1217.355
714マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE1220.491
833石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE1221.440
975池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE1223.894
1074岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE1241.773
1137安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE121'27.586
1210塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C121'43.633
1350磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE111 Lap 
1462嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE102 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 ロベルト・ストレイト(INGING F306) 1'56.738 3/12 179.08km/h
  • ペナルティ: CarNo.37 競技結果に40秒加算: 国際モータースポーツ競技規則付則H項4.1.2 b)違反により(裁定時刻 17:02)

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿公式予選2回目 白熱のアタック合戦を制したのはトレルイエ。インパルまたも1-2-3!

2006全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の公式予選2回目は、めまぐるしく変化する路面コンディションの下で行われ、何度もトップが入れ替わる激戦となった。
この激しいアタック合戦を制したのは、#19ブノワ・トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)。タイムは1分45秒697だった。
2番手には#1本山哲(Arting TEAM IMPUL)、3番手に#20松田次生(mobilecast TEAM IMPUL)が入り、開幕戦に続いてインパル勢がトップ3を独占した。

0415_treluer_2s

午後2時40分、公式予選2回目が開始された。
まだ小雨は降っているものの、路面は乾き始めており、この天候が悪化しないうちにタイムを出しておこう、とばかりに各ドライバーともセッション序盤から一斉にタイムアタックに取り掛かる。
ここでトップタイムを記録したのは本山。1分58秒778と、ウェットで行われた午前中のタイムを大きく更新した。
以下、金石年弘が1分58秒834、小暮卓史1分59秒032とつづき、最後尾の密山祥吾まで全車が午前中のベストタイムを上回った。

開始8分、130Rで密山がスピン。コースに掛かった状態で真横を向いてストップしてしまった。
これをみて各車ピットイン。

ここで早速トレルイエがスリックタイヤを投入。
残り時間は34分だ。
さらに車高を調整したARTAの2台が残り31分でコースイン。
この間、本山はニュータイヤ(レイン)を装着して2度目のアタックを敢行、1分57秒708を叩き出した。

残り28分で松田がトップタイム。1分57秒620だ。
その直後、区間ベストを更新しながらスリックタイヤでアタックしていたトレルイエが57秒515を叩き出して一躍トップに。会心の走りに拳を突き上げるトレルイエ。
これを見た各チームは一斉にスリックタイヤの装着に取り掛かった。
2番手タイムの松田もピットに飛び込んでスリックへ交換。併せてフロントウィングの調整に掛かる。

トレルイエはなおもタイムを書き換えながらアタックを続行。しかし西コースで立川祐路に引っかかってしまう。それでもタイムは1分55秒430を記録し、さらにアタックを継続する。
タイムは遂に52秒795まで短縮された。
続いてアンドレ・ロッテラーが55秒872を記録して2番手に。
更にそのタイムを平中克幸が塗り替え、53秒410で2番手に上がってきた。
チームメイトの03年国際F3000チャンピオン、ビヨン・ビルドハイムも4番手につけてきた。
平中は次のラップでセクター1の区間ベストを塗り替えるが、デグナーで痛恨のコースアウト。すぐにコース復帰して仕切りなおしだ。

ここでロッテラーが1分52秒609を出してトップに。残り時間は17分だ。
一旦はコースオフした平中だったが、次のラップで再び区間ベストを立て続けに更新、一気に51秒478でトップに躍り出た。
続いて片岡龍也が52秒125で2番手につける。
その直後、本山が一気に50秒台を叩き出し、トップに戻ってきた。1分50秒324だ。

それを残り15分を切ったところで松田が49秒963で上回るが、本山も48秒881とやり返す。
さらに片岡もタイムアップ。49秒328を出して2番手に。

そして残り12分を切ろうか、というところでトレルイエが48秒671を叩き出して再びトップに上がってきた。

残り10分の時点の順位は
トップがトレルイエ、2位本山、3位片岡、4位にルーキーの武藤英紀、5位松田、6位デュバルの順。午前中ノータイムに終わった山本左近も7番手タイムを出してきた。
先ほどまでトップ争いを繰り広げていた平中は一気に11番手にまで後退している。

残り時間は5分を切った。
各車最後のアタックが始まった。
まずは松田が1分47秒856を叩き出してトップに立つ。
続いて本山が48秒250で2番手に。
それを一気にロイック・デュバルが上回り、47秒646でトップに躍り出る。

さらに残り3分を切ったところでロニー・クインタレッリが47秒545を記録するが、本山も46秒405と46秒台に入れてきた。
しかしここでまた、トレルイエが45秒697までタイムを削ってトップを奪い返す。
残り時間は1分を切った。

ここで道上龍がヘアピンでスピン。
この区間で黄旗が提示されて事実上この慌しい予選はここで決着。

ポールポジションはトレルイエ、2番手に本山、3番手に松田と、終わってみれば今回もまたインパル勢の1-2-3というグリッド順になった。
トレルイエは開幕戦の富士に続いて2戦連続のポールポジションから、明日の51周の戦いに臨む。

フォーミュラニッポン第2戦の決勝は明日2時30分スタートだ。

TEXT : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

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FN第2戦鈴鹿予選総合結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Qualfying Session Weather: Rainy Course: Wet
2006 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineQualify1
Qualify2
TimeDelaykm/h
119ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'01.460
*1'45.697
1'45.697-197.78
21本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J2'01.569
*1'46.405
1'46.4050.708196.47
320松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'01.470
*1'46.891
1'46.8911.194195.57
433ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J2'02.443
*1'47.000
1'47.0001.303195.38
53山本 左近KONDOTOYOTA RV8J-
*1'47.309
1'47.3091.612194.81
637土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J2'02.835
*1'47.447
1'47.4471.750194.56
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J2'02.710
*1'47.525
1'47.5251.828194.42
831ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'03.726
*1'47.646
1'47.6461.949194.20
955金石 年弘ARTAHONDA HF386E2'03.091
*1'47.681
1'47.6811.984194.14
1056小暮 卓史ARTAHONDA HF386E2'01.414
*1'47.690
1'47.6901.993194.12
11*7片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J2'03.226
*1'47.762
1'47.7622.065193.99
1240ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'02.912
*1'47.882
1'47.8822.185193.78
1341平中 克幸DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'01.418
*1'47.910
1'47.9102.213193.73
1432武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'02.467
*1'48.081
1'48.0812.384193.42
1511立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'03.654
*1'48.248
1'48.2482.551193.12
168高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J2'03.135
*1'48.268
1'48.2682.571193.09
174柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J2'02.664
*1'48.618
1'48.6182.921192.47
185道上 龍5ZIGENHONDA HF386E2'04.382
*1'49.107
1'49.1073.410191.60
196折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E2'06.833
*1'49.926
1'49.9264.229190.18
202星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J2'03.189
*1'50.220
1'50.2204.523189.67
2134横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J2'03.300
*1'50.944
1'50.9445.247188.43
22*27密山 祥吾DPR DirexivHONDA HF386E2'04.485
*2'03.825
2'03.82518.128168.83
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.7 公式通知No.5に基づき、決勝レースのグリッド位置を公式予選から10グリッド降格とする。
  • CarNo.27 公式通知No.14に基づき、最後尾グリッドでの決勝レース出場を認めた。

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FN第2戦鈴鹿予選2回目結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Qualfying Session #2 Weather:Rainy Course:Semi-Wet
2006 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'45.697--197.78
21本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J1'46.4050.7080.708196.47
320松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'46.8911.1940.486195.57
433ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'47.0001.3030.109195.38
53山本 左近KONDOTOYOTA RV8J1'47.3091.6120.309194.81
637土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J1'47.4471.7500.138194.56
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'47.5251.8280.078194.42
831ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'47.6461.9490.121194.20
955金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'47.6811.9840.035194.14
1056小暮 卓史ARTAHONDA HF386E1'47.6901.9930.009194.12
117片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J1'47.7622.0650.072193.99
1240ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'47.8822.1850.120193.78
1341平中 克幸DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'47.9102.2130.028193.73
1432武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'48.0812.3840.171193.42
1511立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'48.2482.5510.167193.12
168高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J1'48.2682.5710.020193.09
174柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J1'48.6182.9210.350192.47
185道上 龍5ZIGENHONDA HF386E1'49.1073.4100.489191.60
196折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E1'49.9264.2290.819190.18
202星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J1'50.2204.5230.294189.67
2134横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'50.9445.2470.724188.43
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'53.0967.3992.152184.85
2227密山 祥吾DPR DirexivHONDA HF386E2'03.82518.12810.729168.83
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 2006年全日本レースブルテンNo002-2006に基づき、T11(ヘアピンカーブ)で提示された黄旗により、下記のラップタイムを抹消した。
    • No. 2 1'49.042
    • No. 4 1'48.613
    • No.32 1'47.553

Formula Nippon

FN第2戦、F3第4戦鈴鹿 黄旗無視のドライバーにペナルティ

鈴鹿サーキットで行われている全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の公式予選1回目において、複数のドライバーがイエローフラッグ中にタイム更新があったとして、タイム抹消のペナルティが下されることとなった。

このセッションでは、開始早々に#3山本左近(KONDO RACING)がヘアピンでコースアウトし、タイムを記録できなかったが、この山本選手の車両が排除されるまでの間、11番ポストでイエローフラッグが提示されていた。
にもかかわらず、#7片岡龍也、#8土屋武士、#31ロイック・デュバル、#33ロニー・クインタレッリ、#55金石年弘の5名がこの間にタイムを更新していた。

同様にF3第4戦の公式予選においても、イエローフラッグ提示中にタイム更新があったため、#1エイドリアン・スーティル、#4ロベルト・ストレイト、#36大嶋和也の3名に、同様のペナルティが課せられた。

Japanese F3

F3第4戦鈴鹿公式予選結果(訂正版)

Pos. No. ドライバー エントラント シャシー エンジン Time Delay Gap
1 12 ファビオ・カルボーン ThreeBond DALLARA F305 SR20VE   2'07.285 - -
2 14 マルコ・アスマー ThreeBond DALLARA F305 SR20VE   2'08.096 0.811 0.811
3 2 伊沢 拓也 Honda・戸田FIGHTEX DOME F107 MF204C   2'08.391 1.106 0.295
4 *36 大嶋 和也 TDP TOM'S F305 DALLARA F305 3S-GE   2'08.638 0.828 0.247
5 62 嵯峨 宏紀 DENSO・ルボーセF306 DALLARA F306 3S-GE   2'08.826 1.541 0.188
6 *4 ロベルト・ストレイト INGING F306 DALLARA F306 3S-GE   2'09.113 0.672 0.287
7 *1 エイドリアン・スーティル DHG TOM'S F305 DALLARA F305 3S-GE   2'09.300 0.845 0.187
8 75 池田 大祐 EMS F306 DALLARA F306 3S-GE   2'09.422 2.137 0.122
9 37 安岡 秀徒 TDP TOM'S F305 DALLARA F305 3S-GE   2'09.459 2.174 0.037
10 10 塚越 広大 Honda 無限 F107 DOME F107 MF204C   2'10.065 2.780 0.606
11 3 ジョニー・リード INGING F306 DALLARA F306 3S-GE   2'10.178 2.893 0.113
12 33 石浦 宏明 広島トヨタDALLARAF305 DALLARA F305 3S-GE   2'10.313 3.028 0.135
13 74 岡田 暁 EMS F306 DALLARA F306 3S-GE   2'12.389 5.104 2.076
14 50 磯崎 元彦 GOLDON ZAP F305 DALLARA F305 3S-GE   2'12.969 5.684 0.580

予選通過基準タイム(110%) 2'20.716

2006年全日本選手権レースブルテンNo.002-2006に基づき、T4で提示された黄旗により、
下記のラップタイムを削除した。

No. 1  2'08.609  2'08.130
N0. 4  2'07.957  2'08.256
No.36  2'08.113

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿公式予選1回目結果(訂正版)

Pos. No. ドライバー チーム名 エンジン Time Delay Gap
1 56 小暮 卓史 ARTA HONDA HF386E   2'01.414 - -
2 41 平中 克幸 DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 2'01.418 0.004 0.004
3 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J   2'01.460 0.046 0.042
4 20 松田 次生 mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J   2'01.470 0.056 0.010
5 1 本山 哲 arting IMPUL TOYOTA RV8J   2'01.569 0.155 0.099
6 *33 ロニー・クインタレッリ BOSS・INGING TOYOTA RV8J   2'02.443 1.029 0.874
7 32 武藤 英紀 PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E   2'02.467 1.053 0.024
8 4 柳田 真孝 KONDO TOYOTA RV8J   2'02.664 1.250 0.197
9 36 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S TOYOTA RV8J   2'02.710 1.296 0.046
10 37 土屋 武士 DHG TOM'S TOYOTA RV8J   2'02.835 1.421 0.125
11 40 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo DANDELION HONDA HF386E   2'02.912 1.498 0.077
12 *55 金石 年弘 ARTA HONDA HF386E   2'03.091 1.677 0.179
13 *8 高木 虎之介 LeMans TOYOTA RV8J   2'03.135 1.721 0.044
14 2 星野 一樹 arting IMPUL TOYOTA RV8J 2'03.189 1.775 0.054
15 *7 片岡 龍也 LeMans TOYOTA RV8J 2'03.226 1.812 0.037
16 34 横溝 直輝 BOSS・INGING TOYOTA RV8J 2'03.300 1.886 0.074
17 11 立川 祐路 RECKLESS CERUMO TOYOTA RV8J 2'03.654 2.240 0.354
18 *31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 2'03.726 2.312 0.072
19 5 道上 龍 5ZIGEN HONDA HF386E 2'04.382 2.968 0.656
20 27 密山 祥吾 DPR Direxiv HONDA HF386E 2'04.485 3.071 0.103
21 6 折目 遼 M&O 5ZIGEN HONDA HF386E 2'06.833 5.419 2.348
- - 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) - - - - -
- 3 山本 左近 KONDO TOYOTA RV8J 計測できず - -

2006年全日本選手権レースブルテンNo002-2006に基づき、T11で提示された黄旗により、下記のラップタイムを削除した。

No. 7 2'02.911
No. 8 2'02.993
No.31 2'02.735 2'03.605
No.33  2'01.631
No.55 2'02.281

全車ともシャシー:ローラFN061、タイヤ:ブリヂストン

Japanese F3

F3第4戦鈴鹿 ポールはカルボーン

全日本F3選手権第4戦の公式予選は、#12ファビオ・カルボーン(ThreeBond)が2分7秒285を記録してポールポジションを獲得した。
2番手には第3戦ポールの#4ロベルト・ストレイト(INGING)、3番手には#14マルコ・アスマー(ThreeBond)がつけた。

0415_carbones

第3戦の予選から10分間のインターバルをおいて、第4戦の公式予選が開始された。
レコードライン上はだいぶ乾いてきたようで、各ドライバーとも走り出しから第3戦よりも大幅にタイムを短縮してきた。

ここでもストレイトが快調に周回。
2回目のアタックで2分9秒113をマークしてトップに立つが、残り5分の時点でカルボーンが9秒098を出してトップを奪い取る。
カルボーン、ストレイトに続くのは大嶋。続いてアスマーと、ここまでが9秒台だ。

残り時間が4分を切ったところでカルボーンが大嶋が相次いで8秒台を叩き出し、1-2番手につける。
カルボーンは次の周で更にタイムを8秒190まで短縮し、大嶋を突き放しに掛かる。
大嶋もタイム短縮を図るが、逆にストレイト、スーティルに先行されて4番手に。

大嶋はチェッカーを受けるラップで2分8秒113出して一時トップタイムに躍り出るが、カルボーンとストレイトは最後の最後に相次いで7秒台を叩き出して再び1位、2位を奪い返した。
さらにアスマーも8秒096を記録し、大嶋は最終的に4番手でこの予選を終えた。

5番手にはスーティル、6番手に伊沢、7番手に嵯峨、8番手に池田、9番手には安岡が入った。塚越はここでもタイムが伸び悩み、10番手に終わった。

第4戦の決勝は明日午前10時45分より、17周で戦われる。

Text : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Japanese F3

F3第4戦鈴鹿予選結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Wet
2006 All Japan F3 Championship Round 4 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE2'07.285--164.24
24ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE2'07.9570.6720.672163.38
314マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE2'08.0960.8110.139163.20
436大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'08.1130.8280.017163.18
51エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'08.1300.8450.017163.16
62伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C2'08.3911.1060.261162.82
762嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE2'08.8261.5410.435162.27
875池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE2'09.4222.1370.596161.53
937安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'09.4592.1740.037161.48
1010塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C2'10.0652.7800.606160.73
113ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE2'10.1782.8930.113160.59
1233石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE2'10.3133.0280.135160.42
1374岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE2'12.3895.1042.076157.91
1450磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE2'12.9695.6840.580157.22
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'20.55713.2727.588148.73

Japanese F3

F3第3戦鈴鹿予選結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Wet
2006 All Japan F3 Championship Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
14ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE2'09.361--161.60
212ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE2'09.6690.3080.308161.22
336大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'10.1600.7990.491160.61
42伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C2'10.8591.4980.699159.75
510塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C2'11.0581.6970.199159.51
61エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'11.2191.8580.161159.32
737安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'12.2462.8851.027158.08
83ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE2'12.4123.0510.166157.88
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE2'12.5603.1990.148157.70
1014マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE2'12.8693.5080.309157.34
1133石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE2'13.0673.7060.198157.10
1275池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE2'13.4484.0870.381156.65
1350磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE2'14.7855.4241.337155.10
1474岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE2'16.3406.9791.555153.33
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'22.70313.3426.363146.49

Japanese F3

F3第3戦鈴鹿 ストレイトがポール

全日本F3選手権第3戦の公式予選が4月15日、鈴鹿サーキットで行われ、#4ロベルト・ストレイト(INGING)がポールポジションを獲得した。タイムは2分9秒361だった。
2番手には#12ファビオ・カルボーン(ThreeBond)、3番手には第2戦優勝の#36大嶋和也(TOM'S)がつけた。

0415_streits フォーミュラニッポンと同じく予定より5分遅れの11時20分、F3第3戦の公式予選が開始された。

富士に続いて大嶋が速い。最初の計測から2分11秒892でトップに立つ。
2番手に塚越広大、3番手に伊沢拓也とFD出身ドライバーが続く。
4番手は2年目の安岡秀徒だ。

大嶋は2周目に10秒776までタイムを削り、3周目も区間最速をマークして走行していたが、スプーンで姿勢を乱してスピン。しかしすぐに走行を再開、次の周で10秒689とタイムアップする。
しかしこの間にロベルト・ストレイトが2分10秒276と大きくタイムを縮めてトップを奪った。更にストレイトは次の周で9秒936を出し、一気に後続を突き放しに掛かる。

予選も終盤に差し掛かって大嶋、カルボーン、伊沢らが立て続けに自己ベストを更新して順位を上げていくなか、塚越はタイムが伸び悩んで徐々に順位を落とし、一時は6番手にまで後退してしまう。塚越は最後の最後にタイムを削ってきたものの、11秒058が精一杯で5番手で予選を終えた。

結局このセッションはストレイトがポールのままチェッカー。
2番手にカルボーン、3番手に大嶋、4番手伊沢、5番手塚越、開幕戦優勝のスーティルは6番手でこの予選を終えた。

第3戦の決勝は今日午後4時から12周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿公式予選1回目 ホンダ勢快調!小暮が暫定PP!!

2006 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の公式予選1回目が4月15日、鈴鹿サーキットで行われ、#56小暮卓史(ARTA)が2分1秒414で暫定ポールを獲得した。
2番手には#41平中克幸(DoCoMo DANDELION)、3番手には#19ブノワ・トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)がつけ、ルーキーでは#32武藤英紀(PIAA NAKAJIMA)の8番手が最上位だった。

0415_kogures

公式予選日の鈴鹿は朝から小雨が降り続いていたが、スーパーバイクの予選の途中から小降りになり、フォーミュラニッポンの予選が始まるまでには雨は上がった。
しかし路面はまだウェット状態だ。
今日の気温は一日中10度前後で推移するとの予報が出ている。

フォーミュラニッポンの公式予選は当初予定より5分遅れの10時20分に開始された。
ロイック・デュバルを先頭に各車一斉にコースイン。
全車ウェットタイヤでの走行。メインポストからは「WET PRACTICE」のボードが提示されている。

開始5分で早くも山本左近がヘアピンでコースアウト。コース復帰できない状況だ。

松田次生が3周目に2分1秒622を出してトップに。ロニー・クインタレッリが2分1秒631で続く。松田は5周目に1秒498、6周目に1秒470までタイムを縮める。

開始から15分経過したところで小暮卓史が2分1秒414を出してトップに立つ。
平中克幸が2分1秒418の僅差で2番手につけるが、タイムを出した翌周にデグナーで大きくはらんで縁石に乗り上げ、ピットイン。

第1戦ではトヨタエンジンを積むインパル勢の速さが際立っていたが、鈴鹿ではホンダ勢も巻き返してきているようだ。

開始からしばらくは様子を見ていた昨年王者の本山哲だが、20分経過したところで漸く5番手タイムを出してきた。

立川祐路は7周走ったところでピットへ。クルマはガレージに引っ込められ、エンジンカウルを開けられた。ミッションから煙が出ており、修復に時間が掛かりそうだ。

35分経過したところで高木虎之介がデグナーでコースアウトしたが、そのままコースへ復帰してピットへ戻る。

残り10分の時点での順位は
小暮、平中、松田、クインタレッリ、本山、金石、トレルイエ、武藤の順。
トップ8はトヨタエンジンとホンダエンジンが4台づつと互角の状態になっている。

残り7分を切ったあたりから各車ニュータイヤに履き替えて最後のアタックに出て行く。
残り3分を切ったところで、本山、トレルイエが相次いで区間ベストを更新して走行、しかしセクター3、4が伸び悩んだ本山は2分1秒台には入ったものの順位は変わらず。
続いてトレルイエが1秒460を出して3番手に。
本山は2周連続でタイムアタックを敢行するが、1秒569に留まり、このセッションを5番手で終えた。

ここでチェッカー。
結局上位陣で最後に順位を上げたのはトレルイエのみとなり、4周目にベストタイムを記録した小暮の暫定ポールが決定した。
2番手に平中、3番手にトレルイエ、4番手松田、5番手本山、6番手クインタレッリの順で午前中の予選は終了した。

ルーキー勢では武藤英紀が8番手で最上位、9番手に柳田真孝がつけている。

公式予選2回目は今日午後2時40分から、午前中と同じく45分間で行われる。

(TEXT:Kazuhisa SUEHIRO)

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿予選1回目結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Qualfying Session #1 Weather:Rainy Course:Wet
2006 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
156小暮 卓史ARTAHONDA HF386E2'01.414--172.18
241平中 克幸DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'01.4180.0040.004172.18
319ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'01.4600.0460.042172.12
420松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'01.4700.0560.010172.10
51本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J2'01.5690.1550.099171.96
633ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J2'01.6310.2170.062171.87
755金石 年弘ARTAHONDA HF386E2'02.2810.8670.650170.96
832武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'02.4671.0530.186170.70
94柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J2'02.6641.2500.197170.43
1036アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J2'02.7101.2960.046170.36
1131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'02.7351.3210.025170.33
1237土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J2'02.8351.4210.100170.19
137片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J2'02.9111.4970.076170.08
1440ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'02.9121.4980.001170.08
158高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J2'02.9931.5790.081169.97
162星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J2'03.1891.7750.196169.70
1734横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J2'03.3001.8860.111169.55
1811立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'03.6542.2400.354169.06
195道上 龍5ZIGENHONDA HF386E2'04.3822.9680.728168.07
2027密山 祥吾DPR DirexivHONDA HF386E2'04.4853.0710.103167.93
216折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E2'06.8335.4192.348164.82
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 2'09.9138.4993.080160.92
223山本 左近KONDOTOYOTA RV8J2'54.68353.26944.770119.68
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

その他

全日本ラリー選手権第1戦SUBARU MOTORSPORTS EXPRESS

2006全日本ラリー選手権 第1戦 「ツール・ド・九州2006 in 唐津」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2006年4月7日-9日 ■開催場所:佐賀県唐津市 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇SUBARUラリーチームジャパンが全日本参戦 その初陣を勝田範彦が優勝で飾る

今年の全日本ラリーは新機軸が山盛りだ。2駆4駆合体に加えて総合優勝が盛り込まれ、これによりターマックラリーでの2駆FFマシンの活躍がクローズアップされることになった。さらにRBマシンが全日本を走れなくなり、FIAグループN規定に準じた日本独自のRN/RJ車両だけで争われることとなった。 さらにクラス分けもこれまでのC、B、AからJN-4(2000ccを超える)JN-3(1600ccを超え000ccまで)、JN-2(1400ccを超え1600ccまで)JN-1(1400ccまで)となった。これはWRCと同じ排気量区分である。これで全日本ラリーのスタイルは一気にWRCに近づいたともいえる。 その第1戦は、これまで2輪駆動部門の全日本として佐賀県七山村で開催されてきたツール・ド・九州。今シーズンの注目は、誰がチャンピオン奴田原を止めるか?ということ。その筆頭はインプレッサを駆る勝田範彦だ。勝田は今回から全日本戦に参戦を開始したSUBARUラリーチームジャパン(SRTJ)のドライバーだ。 戦いは勝田が序盤から快調にリード。それを昨年度の全日本ダートトライアルSA2クラスチャンピオン北村和浩インプレッサが追う展開だ。奴田原はこの2台に続く3番手。勝田はSS4まで連続ベスト。結局レグ1の8SS中6SSでベストをたたき出し、北村を逆転して2番手に上がった奴田原に29秒のリードを築いてレグ1を終えた。 明けてレグ2、SS9こそ奴田原に譲ったものの勝田はSS10、11と連続ベスト。思い通りの展開で、緒戦を優勝で飾ることとなった。2位にはレグ1終盤のスピンで一時は5位まで後退したものの、レグ2で追い上げて北村が入った。 「緒戦ということで、まだまだセッティングを詰めなければいけない個所もあります。まだまだ速くなりますよ」と勝田。 一方の北村も「2位という順位は悔しいけど、ラリーは楽しかった。舗装はどうなのか、自分自身でも未知数だったけど、クルマはいいし、走り方もわかってきた」とこちらも力強いコメント。 次戦の四国ラウンドも、勝田の得意とするターマックラリー。さらにラリーに慣れた(?)北村と、今回に続きインプレッサが1-2フィニッシュを飾れるか? 大いに期待できそうだ。
■Race Results
Pos Cl-Pos. Driver - Co Driver Car Time/Diff
1. JN4-1 勝田範彦 - 北田 稔 SUBARUラリーチームジャパン・インプレッサ 47:50.5
2. N4-2 北村和浩 - 晝田満彦 think3・DLインプレッサ +50.7
3. JN4-3 石田雅之 - 清田恵次 C-ONE POTENZA LANCER +58.8
4. JN3-1 榊 雅広 - 井出上達也 J&S クスコ KYB・BS インテグラ +1:10.1
5. JN3-2 アキラ - 安東貞敏 ARUZE TRD C-ONE CELICA +1:16.0
6. JN3-3 横尾芳則 - 石丸智之 ARUZE TRD C-ONE CELICA +1:17.0
7. JN4-4 大庭誠介 - 高橋 巧 REPSOL・ADVAN ランサー +1:19.9
8. JN2-1 高橋悟志 - 船木一祥 ミツバ レビン +1:27.0
9. JN4-5 田口幸宏 - 佐藤忠宜 アドバンPIAAカヤバ ランサー +1:19.9
10. JN4-6 徳尾慶太郎 - 大庭正璽 BPF・クスコ・ADVAN・KYBランサー +1:40.0
◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。 [スバルモータースポーツマガジン]

©スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SUPER GT第2戦岡山決勝 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

■「MOTUL AUTECH Z」が3位表彰台を獲得!
「イエローハットYMSトミカZ」4位
「カルソニック インパルZ」6位入賞

 4月9日(日)、岡山国際サーキットで「OKAYAMA 300km Race」決勝レースが行われ、7位からレースをスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/山本左近)が3位に入賞。「イエローハットYMSトミカZ」(#3横溝直輝/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が4位、「カルソニック インパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)が6位 に入った。午後2時のレーススタート時の気温は18度、晴天のドライコンディションであった。観客は56,100名。

 スタートを知らせるグリーンライトが点灯した直後の第1コーナーで多重スピンが発生。予選8位の位置にいた「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/松田次生)は後方の車両に押し出されたマシンに追突され、グラベルベッドにコースアウトした。ドライバーの本山には怪我はないもののマシンの右リアフェンダーを破損。本山はレースを続行したが、オレンジディスクフラッグ(ピットイン指示)が提示されたため、ピットインした。応急処置を施してコースに戻ったが、38台の出場車中の最後尾となった。本山は挽回を図るためにペースを上げて周回した ものの、16周目のレッドマンコーナー手前で突然エンジンが停止。そのままリタイヤとなった。

 #22 Zのクルムは、この混乱に巻き込まれずに序盤のレースを7位で周回し、先行する#32 NSXを追った。背後につけて追越しのチャンスを待っていたところ、そのプレッシャーに音を上げた同車は単独スピンアウト。17周目には5位に浮上した。37周目にピットインし、山本左近にドライバー交代。その後力強い走りでレース中盤以降を周回、67周目に他車のペナルティストップによって3位となると、これを守りきり、3位でチェッカーフラッグを受けた。
 #3 Z、#12 Zもファイトあふれる走りを見せ、それぞれテールトゥノーズのデッドヒートを展開、グランドスタンドに詰めかけた観客を湧かせた。

 「WOODONE ADVAN KONDO Z」(#24 エリック・コマス/柳田真孝)は、スタート時の混乱の影響でコマスがコースアウト。コマスは後方から失地回復を図り、47周目に交代した柳田が11位でフィニッシュラインを越えた。その後上位車のペナルティ加算により10位に繰り上がり、ポイントを獲得した。

 なお、8日の予選では、GT300クラスで「吉兆宝山ディレッツァZ」(#46)が2戦連続のポールポジションを獲得。「エンドレスアドバンCCI Z」(#13、予選2位)とともにZがフロントロウを独占した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: ©NISMO

SUPER GT

SUPER GT第2戦岡山トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT第2戦 混戦の岡山でレクサスSC430 が5位入賞
首位争い目前の立川祐路/高木虎之介組が
痛恨のペナルティで後退。渾身の追い上げ

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痛恨のペナルティから追い上げ5位入賞を果たした
レクサスSC430(No.1 ZENTセルモSC)

 2006年SUPER GTの第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月8日(土)、9日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。  今季トヨタが投入した新型車両、レクサスSC430は、開幕戦でデビューウィンを達成し、その余勢をかって第2戦岡山に参戦。前戦の鈴鹿とは大きく状況が異なるツイスティな岡山での戦いぶりに注目が集まった。  今大会にはフルグリッド38台の決勝レース出走枠に対してGT500クラス15台、GT300クラス26台の総勢41台がエントリーし、予選落ち車両の発生する盛況ぶりとなった。  トヨタ勢はGT500クラスに4台のレクサスSC430と2台のトヨタスープラ、GT300クラスには2台のトヨタMR‐Sと2台のトヨタセリカが出場した。

◆予選◆

 公式予選の行われた8日(土)は、空は晴れたものの風が強く、黄砂の影響で埃っぽいコンディションの下、午前10時から公式練習1回目セッションがスタート。
 トヨタ勢は、ZENTセルモSC1号車が7番手、triple aサードスープラGT66号車が9番手につけてスーパーラップへの進出を決める一方、開幕戦の優勝により60kgのハンディウエイトを搭載するOPEN INTERFACE TOM'S SC430 36号車はシフトミスによるタイムロスが響き、僅差の11番手で、スーパーラップ進出はならなかった。
 午後2時15分から各クラス15分間の2回目セッションのあと、午後2時50分から行われたスーパーラップでは、1号車が4番手と順調な仕上がりをアピールし、66号車も9番手グリッドを獲得した。
 また、GT300クラスではウエッズスポーツセリカ19号車がスーパーラップに進出し、9番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 9日(日)も好天に恵まれ、人気のワンメイクレース、ネッツカップアルテッツァシリーズ・キング・オブ・アルテッツア第1戦などのサポートイベントに続いて、ほぼ定刻の午後2時2分に決勝レーススタートが切られた。
 しかし、ローリングスタートの際、11番手スタートの36号車と、13番手スタートの35号車は痛恨のフライング・ペナルティを課されて後退を余儀なくされた。
 一方、4番手スタートの1号車は4位をキープしたまま31周目にピットへ向かいドライバー交代を実施。着実に順位を上げて中盤のピット作業が一巡した46周目には2位への躍進を果たした。
 その後も安定したペースで首位を懸命に追った1号車だったが、66周目に黄旗追い越しによるペナルティストップ10秒を課され無念の後退。
 これで、一時7位まで順位を落とした1号車だったが、終盤戦へと渾身の逆転追撃を敢行。75周目には6位、76周目には5位まで挽回し、さらに4位をも猛追。ファイナルラップでは並びかけたものの、惜しくも追撃はかなわず5位でチェッカー。表彰台は逃したが、貴重なポイントを獲得。36号車も8位、25 号車も9位で入賞を果たした。  また、GT300クラスでは、MR-S101号車が9位、セリカ19号車が10位に入賞した。

ZENT セルモ SC 1号車 ドライバー高木虎之介のコメント:
 今回は表彰台に上がれるポテンシャルはあったが、ペナルティなどでそれは叶わなかった。しかし、これもレース。次の富士戦ではミスなく戦い、うっぷんを晴らしたい。

ZENT セルモ SC 1号車 ドライバー立川祐路のコメント:
 全く身に覚えのないところで黄旗追い越しのペナルティを取られてしまった。残念だが、失ったポイントは戻らない。この借りを次戦で返すべく、富士では必勝を期して頑張る。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 今回は残念な結果となってしまったが、反省すべきところは反省して今後に繋げたい。また、レクサスSC430については、相応のポテンシャルを確認することは出来たと思うが、まだまだ、新型車としてやるべきことはたくさんある。次戦富士での戦いに向けて熟成を進めるべく全力を尽くす。

Text & Photo: ©トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SUPER GT第2戦岡山ホンダリポート

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Honda NSX-GT 1-2フィニッシュ
TAKATA童夢NSXがポール・トゥ・ウイン
ドライバーズ、チーム部門ともランキングトップに浮上

2006年4月9日(日)・決勝
会場:岡山国際サーキット 天候:予選/曇り 決勝/晴れ 気温:18℃(15:00現在) 決勝レース:82周(303.646km) コースコンディション:決勝/ドライ 観客数:5万6100人(主催者発表)

 8日(土)の公式予選は曇り空のもと、ドライコンディションで行われた。午後になると朝から吹きつけていた風が強まり、中国大陸からの黄砂(こうさ)と周辺の山の杉花粉による影響で、サーキット周辺が白くかすむほどであった。スーパーラップ開始時点での気温は17℃、路面温度は25℃と好条件であったが、埃っぽく滑りやすい状態となった。

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 このスーパーラップには、初日から好調な走りをみせていたHonda NSX-GTの4台すべてが進出し、タイムアタックを行った。この結果、#18道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が1分24秒043を記録し、ポールポジションを獲得した。道上選手は実に5年ぶり(ロックタイト 無限 NSXで獲得した2001年JGTC第1戦岡山)のポールポジション獲得となった。2番手には#100セバスチャン・フィリップ/細川慎弥組 (RAYBRIG NSX)が1分24秒074で続き、開幕から2戦連続でHonda NSX-GTがフロントローを独占した。開幕戦で3位表彰台を獲得した#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)は40kgのハンディウェイトを積みながらも5番手、#32ロイック・デュバル/武藤英紀組(EPSON NSX)は6番手からのスタートとなった。

 9日(日)の決勝レースは天候に恵まれ、気温18℃、路面温度28℃、ドライコンディションで計38台(GT500クラス計15台)のマシンがスタートした。

 スタート直後の1コーナーで3台のマシンがアクシデントを起こしたが、Honda NSX-GT勢は巻き込まれずに走行。ホールショットはポールポジションスタートの#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が奪い、トップ5にNSX-GTが4台も入る上々のスタートを切った。オープニングラップは、トップに#18 TAKATA童夢NSX、2位に#100 RAYBRIG NSXのS.フィリップ選手、4位に#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手、5位に#32 EPSON NSXの武藤英紀選手と続いた。

 トップグループは4周目にレースのファステストラップとなる1分25秒632を記録した道上選手と2位のフィリップ選手がリードし、3位の#3 イエローハットYMS トミカZに2秒以上の差をつける。9周目、武藤選手が5位からポジションを一つ落とすが、4位のR.ファーマン選手は3位との差を徐々に詰めてプレッシャーを掛け続けていく。

 しかし、14周目に4位を走行する#8 ARTA NSXと#36 OPEN INTERFACE TOM’S SC430、#35 BANDAI DIREZZA SC430の3台に対し、スタート時のフライングによるドライブスルー・ペナルティが下され、R.ファーマン選手は10位に後退を余儀なくされる。さらに 17周目、#32 EPSON NSXの武藤選手がマイクナイト・コーナーでスピンし、タイヤバリアに側面をヒットしてリタイアを喫してしまう。

 その流れを断ち切るかのように、トップを快走する道上選手は2位のフィリップ選手との差を20周時点で7秒191に広げ、S.フィリップ選手は3 位を6秒986の差をつけてNSX-GTが1-2態勢で大きなリードを保った。一方、ペナルティを受けて順位を落としたR.ファーマン選手は激しい走りで 22周目に8位までばん回した。

 37周終了時に#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手がピットインしてドライバー交代を行った。続く38周終了時にトップを走行する#18 TAKATA童夢NSXの道上選手と、#100 RAYBRIG NSXのS.フィリップ選手がピットイン、リアタイヤのみの交換と燃料補給を#18 TAKATA童夢NSXが34.1秒、#100 RAYBRIG NSXが31.2秒と、すばやくピット作業を済ませて、小暮卓史選手、と細川慎弥選手がコースに復帰した。今回、NSX-GTはソフトタイヤを選択していたが、車体バランスが良く、タイヤに優しい走りをするNSX-GTの長所が生かされてピット作業でのマージンを築くことができた。

 ほぼ全車がドライバー交代を行った46周目時点で、#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手が2位の#1 ZENT セルモ SCに17秒425の大差をつけた。#100 RAYBRIG NSXの細川選手は3位に後退したものの、1秒弱の差で2位にプレッシャーを掛け続け、#8 ARTA NSXの伊藤大輔選手は7位まで浮上した。

 トップを走行する小暮選手は快調に走行を重ね、65周時点で2位に28秒以上の大差をつける。さらに、66周目に2位を走行していた#1 ZENT セルモ SCにピットイン・ペナルティが下されたため、68周目に細川選手が再び2位に返り咲いた。

 そして82周=303.646kmのレースは、スタートから安定したペースでトップを守り抜いた#18 TAKATA童夢NSXが2位に40秒の大差をつけてポール・トゥ・フィニッシュを飾った。続く2位に#100 RAYBRIG NSX が入り、NSX-GTが1-2フィニッシュを飾った。NSX-GTの勝利と1-2フィニッシュは昨年の第5戦もてぎラウンド(優勝:RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組/2位TAKATA童夢NSX 道上龍/小暮卓史組)以来となる。道上選手とTAKATA童夢NSXは、2003年JGTC第5戦富士ラウンド以来の勝利となり、小暮選手は初優勝となった。 #8 ARTA NSXは7位入賞を果たした。

 この結果、シリーズ・ポイントランキングのドライバーズ部門で道上 龍選手と小暮選手は38ポイントを獲得し、トップに浮上した。チーム部門でもTeam Honda Racing(#18)が28ポイントを獲得してトップに立っている。

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コメント

優勝 #18 TAKATA童夢NSX
■道上龍(Ryo Michigami)選手
 「2003 年シーズン以来の優勝をすることができて、今年は流れがきていると感じています。決勝用のセッティングも素晴らしく、スタートさえ上手くいけば、全開で離せるだけ離そうと思っていました。2位に10秒程の差をつけることができましたが、目標としては20秒程引き離して、ピットイン時にタイヤを4本とも交換したいと考えていました。でも、先にピットストップをしたRAYBRIG NSXがリアタイヤのみの交換でしたので、我々も2本しか交換しませんでした。その後は、小暮選手が2位に40秒近い差をつけてくれたので安心して観ていました。今回、岡山ラウンドで初めてHondaファンシートが設置されましたし、応援して下さっているファンの方のためにも優勝したいと思っていました。ありがとうございました」

■小暮卓史(Takashi Kogure)選手
「道上選手からトップでバトンタッチされたときに2位とのマージンが結構あったので楽でした。タイヤの2本交換は過去に経験していたので特にプレッシャーは感じませんでした。最終的に40秒近いマージンを稼ぐことができましたが、39秒の次は40秒にしなくてはというのがドライバーの性分なので、大きな差だとは思いませんでした。チームからは『ペースを落とせ、落とせ』と言われていましたが、僕はペースを落とすと安心してかえって失敗してしまうタイプなので、落としませんでした。クルマの仕上がりは本当に良いので、今後もシリーズチャンピオンをねらって、勝てるときに勝っていきたいと思います」

■白井裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「いつもNSX-GTにご声援いただき、ありがとうございます。おかげさまで、そのご期待に1-2フィニッシュで応えることができました。前回の鈴鹿では非常に悔しい負け方をしたので、ここ岡山に向け万全の準備で挑みました。テストにおいてはレースディスタンスでのシミュレーションを中心に行い、良い結果がでていましたので自信はありましたが、レースで18号車の道上、小暮両選手が完璧と言える仕事をしてくれましたし、100号車のフィリップ、細川両選手もよく頑張ってくれたので、この成績が残せたことは喜ばしい限りです。次戦の富士はストレートが長く、NSX-GTにとって厳しいサーキットですが、このいい流れをつなげていきたいと思っています。次戦もご声援をよろしくお願いします」

Text & Photo: ©HONDA

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス優勝 #18TAKATA童夢NSX
道上 龍
0409_michigamis 練習走行からずっとクルマの状態がよくて、良い流れできていたので、勝てそうな感触はありましたが、今日それを実現できて本当に嬉しいです。
2003年から遠ざかっていた優勝ができたし、今シーズンは良い流れができているな、と感じています。
決勝ではスタートから全開で離せるだけ離すつもりでしたが、10秒程度の差しか作れませんでした。本来なら20秒以上引き離す予定で、タイヤも4本交換したかったんですが、そこまでの差は作れなかったし、レイブリックがリヤ2本交換だったので、ウチもリヤ2本でいくことにしました。

小暮 卓史
0409_kogures バトンタッチされた時点で道上選手が充分なリードを作ってくれていたので、安心して走れました。リヤ2本交換に関しても、ボクは既に何度か経験しているし、クルマの状態も良かったので自信がありました。
今シーズンのことを考えても、勝てるときにはチャンスを逃がさずに勝っていくべきだと思っているので、優勝も今回で終わりにしないで、どんどん勝っていきたいです。

GT300クラス優勝 #27direxiv ADVAN 320R
谷口 信輝
0409_taniguchis 今週はずっと調子がよかったので、今回はチャンスだと思っていました。
岡山に来る前はそれほど自信がなかったんですが、サーキットに来て合同テストで走ってみたら、予想以上のタイムが出ていたので、「いけるんじゃないの?!」って思ったんです。
その割には予選結果は良くなかったんですが、決勝では序盤苦しいのは判っていたので我慢して走っていたら、思ったとおりスティントの終盤に上位に上がれて、トップで蜜山にバトンタッチできて、そのままトップでフィニッシュできました。ボクにとっては理想の展開でしたね。

蜜山 祥吾
0409_mitsuyamas ドライバー交代した後、スターターがなかなか回ってくれなくてタイムをロスしてしまい、コースに戻ったときにはボクスターがすぐ後ろにまで迫っていました。
でも、裏のストレートの後のヘアピンまで我慢できればあとはなんとかなる、と思い、必至でブロックして押さえ込みました。
その後は何のバトルもなかったので、練習みたいに淡々と走りました。
(ディレクシブの初優勝について)海外のGP2組が勝ったりしていたので、こっちも早く結果を出したかった。だから今回勝てて嬉しいです。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

S-GT第2戦岡山決勝 NSXが1-2フィニッシュ!

2006オートバックスSUPER GT第2戦 岡山GT300㎞は、ポールポジションからスタートした#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が後続を全く寄せ付けず、2位に40秒051の大差をつけてGT500クラスを制した。
2位には#100RAYBRIG NSX(セバスチャン・フィリップ/細川慎弥組)が入り、NSXが1-2フィニッシュを達成した。
GT300クラスは、#27direxivADVAN320R(蜜山祥吾/谷口信輝組)が、激しいバトルを制して初優勝を遂げた。
(観客動員数:56,100人)

060409_wingt500 午後2時、決勝がスタートした。
ポールシッターの#18道上龍がホールショットを決め、一気に後続を突き放しに掛かる。
#100セバスチャン・フィリップ、#3横溝直輝が続き、ここまでは予選順位どおりだ。
しかしその後方では、#66アンドレ・クートと#23本山哲が1コーナーで絡んでコースオフ。2台ともすぐに戦列に復帰したが、ザナヴィZは右リヤフェンダーを大きく破損、これに対してオレンジボールが出され、4周目に本山はピットイン。
フェンダーの応急処置と、右リヤタイヤのチェックにかかるが、結局19周目のレッドマンコーナーの手前でストップ。昨年に引き続いて不運な結末を迎えることとなった。

順調に後続との差を広げていく1位道上、2位フィリップの後方では、3位横溝を4位ファーマンが激しく追い立てるが、横溝も懸命に押さえ込む。その更に後方では、#32武藤、#22クルムが激しい5位争いを展開、これに#36ロッテラー、#12トレルイエらが次第に接近してくる。
ところが14周目、#8、#35、#36にドライブスルーペナルティ。
ロッテラーはすぐにピットイン。11番手に後退してコースへ。
4位を走行していたファーマンは次の周回でピットイン。10番手まで後退した。
続いてダンブレックもピットイン。

その後も武藤、クルム、トレルイエの3台は接戦を繰り広げていたが、18周目の最終コーナー手前で武藤が痛恨のスピンアウト。タイヤバリアに突っ込んでストップしてしまった。
クルムと接触した可能性がありそうだ。
武藤はなんとか再始動し、そのままピットへ。右リヤを破損している模様で、そのままガレージへ戻されてしまった。

ペナルティで後退していた#8ARTA NSXだが、ファーマンはしぶとく走行を続け、すぐ前を走る#25織戸学を追い立て、22周目のヘアピン進入で織戸のインをついて8番手に上がる。

31周終わりで#1ZENTセルモSCがピットイン。高木虎之介から立川祐路に交代して33秒でピットアウト。これをきっかけに各車相次いでピットへ。

34周終わりで#3イエローハットZがピットイン。横溝からオリベイラに交代して38秒4でピットアウトするが、既にピット作業を済ませていた#1セルモSC立川にこの周で3位の座を明け渡すことになってしまった。

37周終わりで#22モチュールZがピットイン。クルムから山本左近に交代。冷えたタイヤに手間取る山本はアウトラップでコースをはみ出し、復帰の際に後方から来た車と危うく接触しそうになるが、その後は安定したペースで#3オリベイラを追い上げていく。
この周で#8ARTAもピットイン。伊藤大輔にバトンタッチして上位復帰を目論む。

トップのTAKATA童夢は39周終わりでピットイン。道上は2位レイブリックに12秒3の差をつけて小暮卓史にNSXを託す。作業時間は34.1秒だ。
2位のレイブリックも続いてピットへ。フィリップから細川慎弥にバトンタッチ。

その細川を激しく追い詰め、42周目の1コーナーで攻略したオリベイラがなんと2コーナーでスピン。これで#3イエローハットZは#22モチュールZにも抜かれてしまった。

この時点でのトップは、まだピットストップを済ませていない#12カルソニックZ。
2位TAKATA童夢NSXとは41秒のギャップがある。

トレルイエは46周終わりでTAKATA童夢に37秒差をつけて漸くピットイン。
星野一樹に交代、33秒7で作業を済ませ、3位でコースに戻っていく。
しかしタイヤの温まっていないカルソニックZは、アトウッドカーブであっさりとモチュールZに抜き去られてしまう。

これで再びトップは#18TAKATA童夢NSXに。
2番手には#1ZENTセルモSCがつけているが、その差は18秒にもなっている。
3番手は#100レイブリックNSX、4番手に#22モチュールZがつけている。

星野は後方から追い上げてきたオリベイラにも激しく追い立てられ、50周目のヘアピンでインを突かれて6位に落ちてしまう。
オリベイラはなおもハイペースで追い上げ、60周目には山本のテールに張り付いた。しかし山本もつけ入る隙を与えない。逆に周回遅れを利用して突き放しに掛かる。

66周目、#1ZENTセルモSCに黄旗追越によるペナルティのボードが出された。
67周終わりで立川がピットイン。10秒ストップの後に7位でコースに戻っていく。
これでレイブリックが2位に上がり、NSXの1-2体制が出来上がった。

75周目、ヘアピン進入で星野をインから抜き去った伊藤大輔だったが、星野に立ち上がりで抜き返され、逆にレッドマンで後ろから来た立川にパスされてしまった。
立川は更に76周目のヘアピンで星野を攻略し、5位に浮上。さらに前を行くオリベイラをも追い詰めていく。ファイナルラップであわや接触という激しいバトルを繰り広げるも、オリベイラも一歩も引かず、立川の猛追を押さえ込んで4位を死守した。

トップの小暮はその後も順調に飛ばしていき、最終的には2位細川に40秒051の大差をつけてチェッカーを受けた。

TAKATA童夢NSXの優勝は2003年第5戦、旧レイアウトで行われた最後の富士のレース以来だ。
昨年TAKATA童夢に加入した小暮にとっては初めてのGT優勝だ。

060409_wingt300_1 GT300クラスは、ポールの#47吉兆宝山Zがスタートを制するが、6周目に#110松田秀士が#47佐々木孝太をパス。トップを奪うと、一気に後続を突き放しに掛かる。佐々木の背後からは#27谷口信輝が迫ってくる。佐々木と谷口が2位争いを展開する間に松田はリードを広げていく。

19周目、クラス4位につけていた#13影山正美がペースの上がらない#27谷口をパス、3番手に上がると、2位を走る佐々木との差をも詰めていく。22周目には早くもテール・トゥ・ノーズ状態に持ち込み、数周を待たずにこれを抜き去っていった。
これで#46吉兆宝山Zは3位に後退、今回もポールポジションの優位を活かせなかった。

30周を終わっての順位は
#110、#13、#27、#46
トップの松田は影山に対して4.8秒のリード。
影山も谷口に対して4.5秒差をつけた。

39周終わりで松田秀士がピットへ。菅一乗に交代して9番手でコースに復帰。
この間に影山を抜き返していた谷口がトップに立った。

影山は47周終わりでピットイン。藤井誠暢に交代して5位でコース復帰。

トップに立っていた#27ディレクシブ320Rは50周終わりでピットイン。蜜山祥吾に交代して32秒8でコース復帰すると、背後に迫ってきた#110ボクスターの猛追をタイヤの冷えた状態ながらも力ずくで押さえ込み、トップを死守する。

3番手には#11フェラーリの青木孝行が上がってきた。
青木は68周目の1コーナーでオーバーランした菅抜き去り、2位に浮上するが、トップ蜜山を脅かすまでには至らず、#27ディレクシブがチーム結成以来始めての優勝を岡山の地で成し遂げることとなった。
蜜山にとっては2002年の第7戦美祢以来、谷口にとっては2004年の第2戦菅生以来の優勝である。

(TEXT: Kazuhisa SUEHIRO  PHOTO:Keiichiro TAKESHITA)

SUPER GT

SUPER GT第2戦岡山決勝結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2006/04/09) Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClassCls
Pos
Car
Model
DriverTireWHLapTotal_Time
Behind
118GT5001TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS20822:01'16.217
2100GT5002RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
BS8240.051
322GT5003MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
山本 左近
BS108246.307
43GT5004イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS821'01.377
5*1GT5005ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS821'01.799
612GT5006カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
BS10821'06.718
7*8GT5007ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS40821'44.175
8*36GT5008OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS60811Lap
925GT5009ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH811Lap
10*24GT50010WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
エリック・コマス
柳田 真孝
YH+1811Lap
11*6GT50011Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
BS811Lap
1235GT50012BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+1811Lap
13*66GT50013triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS793Laps
1427GT3001direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口 信輝
YH+1775Laps
1511GT3002JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL766Laps
16110GT3003TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田 秀士
菅 一乗
YH10766Laps
1713GT3004エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井 誠暢
YH766Laps
1846GT3005吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
番場 琢
DL10766Laps
1988GT3006アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
檜井 保孝
YH40766Laps
2062GT3007WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
八木 宏之
YH766Laps
2126GT3008MOTOタイサンエンドレスGT3R
PORSCHE 911GT3RS
山路 慎一
西澤 和之
YH766Laps
22101GT3009TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木 真一
MI757Laps
2319GT30010ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪 薫一
YH15757Laps
24*2GT30011Privée Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH10757Laps
2552GT30012プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
竹内 浩典
嵯峨 宏紀
KH+1757Laps
265GT30013プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+1748Laps
27666GT30014ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
高崎 保浩
YH+1748Laps
28777GT30015梁山泊 apr MR-S
TOYOTA RX-7
田中 実
大嶋 和也
MI+1739Laps
2910GT30016T&G FACE NETWORK DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL+1739Laps
3070GT30017外車の外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 996GT3RSR
石橋 義三
平川 晃
YH7210Laps
3147GT30018吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田 裕信
DL+17210Laps
32910GT30019洗剤革命TEAM UEMATSU&石松RSR
PORSCHE 996GT3RSR
植松 忠雄
菊地 靖
YH7210Laps
339GT30020LeyJun ADVAN モスラーMT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中 勝喜
YH6913Laps
3496GT30021EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤 翼
DL+16319Laps
3514GT30022ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
峰尾 恭輔
HK6319Laps
-------- 以上規定周回数完走 ( GT500: 57Laps / GT300: 53Laps ) --------
-87GT300-トライク ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西 康司
WADA-Q
YH205230Laps
-32GT500-EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤 英紀
DL1765Laps
-23GT500-XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田 次生
BS301567Laps
  • Fastest Lap: CarNo.18 道上龍 1'25.632 (4/38) 155.675km/h
  • ゼッケンNo.25は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第29条 14.①(接触行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。(14:14)
  • ゼッケンNo.8、36、35は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条 15.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(14:20)
  • ゼッケンNo.6は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条 15.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:04)
  • ゼッケンNo.1、66は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2b違反(黄旗区間での追い越し)によりペナルティストップ10秒を課した。
  • ゼッケンNo.8は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b違反(黄旗区間での追い越し)により、競技結果に37秒を課した。(16:04)
  • ゼッケンNo.2は、35は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第29条 14.①(接触行為)により、競技結果に27秒を加算した。
  • ゼッケンNo.24は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 d違反(青旗無視)により、訓戒及び罰金2万円を課した。(17:01)

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 スタートでザナヴィZとサードスープラが接触!

スーパーGT第2戦は午後2時にフォーメーションラップがスタートした。
最初の1コーナーを制したのはポールの道上。
後方では#66サードスープラと#23ザナヴィZが絡んでコースアウト。
両者ともすぐに戦列に復帰したが、ザナヴィの右リヤフェンダーが大破。
走行に支障が出ている模様だ。
また、2コーナーでは#24WOODONE Zがストップ。

1周目を終わっての順位は
#18、#100、#3、#8、#32の順。

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 フリー走行トップは両クラスともZ!

岡山国際サーキットで行われている、2006オートバックスSUPER GT第2戦、岡山GT300KMレースの決勝前ウォームアップ走行は、GT500、GT300ともZが1-2体制を築き上げた。
GT500のトップは#22MOTUL AUTECH Z(ミハエル・クルム/山本左近組)で、タイムは1分25秒524。
GT300は#46吉兆宝山DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢組)の1分32秒390がトップだった。

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決勝日を迎えた岡山国際サーキットは快晴。予想最高気温14℃、降水確率は0%。
決勝前のウォームアップ走行は午前9時30分より30分間で行われた。

昨日の予選ではポールの#18TAKATA童夢をはじめ、#100レイブリック、#8ARTAらのNSX勢の速さが目立ったGT500クラスだが、このセッションではZ勢が健闘、#22モチュールオーテック、#12カルソニックが1、2位を占めた。
ポールのTAKATA童夢も3番手につけ、記者会見で決勝への自信を語った道上、小暮の言葉を裏付けることとなった。
レクサスSCの最上位は#35バンダイDIREZZAの4番手。5番手#3イエローハットYMS、6番手#23ザナヴィニスモ、とここまでの上位6台が1分25秒台、更にはトップから1秒以内に11台がひしめき、決勝での接戦が大いに期待される。

一方GT300では、予選順位どおり#46吉兆宝山DIREZZA、#13エンドレスADVANの2台のZが上位を占め、仕上がりの良さをここでも見せ付けた。3、4番手には#27ディレクシブ、#62ウィルコムのヴィーマック勢がつけ、5番手には開幕戦でも速さを見せていた#2プリベチューリッヒ紫電が入った。

両クラスとも接戦必至のスーパーGT第2戦の決勝は、午後2時より82周で戦われる。

(TEXT: Kazihisa SUEHIRO)

SUPER GT

SUPER GT第2戦岡山フリー走行結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2006/04/09) Free Practice WeatherFine: Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClassCls
Pos
Car
Model
DriverTireWHTimeDelaykm/h
122GT5001MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
山本 左近
BS101'25.524-155.872
212GT5002カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
BS101'25.694 0.170155.563
318GT5003TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS201'25.796 0.272155.378
435GT5004BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+11'25.928 0.404155.139
53GT5005イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'25.949 0.425155.101
623GT5006XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田 次生
BS301'25.960 0.436155.081
732GT5007EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤 英紀
DL1'26.114 0.590154.804
866GT5008triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS1'26.194 0.670154.660
98GT5009ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS401'26.229 0.705154.598
10100GT50010RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
BS1'26.305 0.781154.462
1136GT50011OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS601'26.495 0.971154.122
1224GT50012WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
エリック・コマス
柳田 真孝
YH+11'26.638 1.114153.868
136GT50013Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
BS1'26.924 1.400153.362
141GT50014ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS1'26.931 1.407153.349
1525GT50015ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH1'26.952 1.428153.312
1646GT3001吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
番場 琢
DL101'32.390 6.866144.288
1713GT3002エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井 誠暢
YH1'32.748 7.224143.731
1827GT3003direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口 信輝
YH+11'32.956 7.432143.410
1962GT3004WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
八木 宏之
YH1'32.991 7.467143.356
202GT3005Privée Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'33.112 7.588143.170
2196GT3006EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤 翼
DL+11'33.122 7.598143.154
22110GT3007TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田 秀士
菅 一乗
YH101'33.330 7.806142.835
2387GT3008トライク ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西 康司
WADA-Q
YH201'33.495 7.971142.583
2426GT3009MOTOタイサンエンドレスGT3R
PORSCHE 911GT3RS
山路 慎一
西澤 和之
YH1'33.656 8.132142.338
2511GT30010JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1'33.775 8.251142.157
26101GT30011TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木 真一
MI1'33.950 8.426141.892
2747GT30012吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田 裕信
DL+11'34.041 8.517141.755
2814GT30013ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
峰尾 恭輔
HK1'34.399 8.875141.218
2988GT30014アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
檜井 保孝
YH401'34.565 9.041140.970
305GT30015プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+11'34.750 9.226140.694
31666GT30016ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
高崎 保浩
YH+11'34.919 9.395140.444
3219GT30017ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪 薫一
YH151'34.939 9.415140.414
33777GT30018梁山泊 apr MR-S
TOYOTA RX-7
田中 実
大嶋 和也
MI+11'35.103 9.579140.172
349GT30019LeyJun ADVAN モスラーMT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中 勝喜
YH1'35.63810.114139.388
3552GT30020プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
竹内 浩典
嵯峨 宏紀
KH+11'35.83210.308139.106
3670GT30021外車の外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 996GT3RSR
石橋 義三
平川 晃
YH1'35.87810.354139.039
3710GT30022T&G FACE NETWORK DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL+11'37.25311.729137.073
38910GT30023洗剤革命TEAM UEMATSU&石松RSR
PORSCHE 996GT3RSR
植松 忠雄
菊地 靖
YH1'47.97722.453123.460

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 ポールポジション記者会見

GT500クラス(#18 TAKATA童夢NSX)
060408_rm_1 060408_tk_2

道上 龍
今週は練習走行からずっと流れがよかったので、今回はポールを獲る確信がありました。
でも予選1回目はクルマのフィーリングがよくなくて、アンダーが出ていましたし、他とのタイムも詰まっていたので、スーパーラップに向けてセットアップを変えました。それですごくよくなりましたね。
僕自身ポールは5年ぶりですが、そのときは無限のNSXだったので童夢に移ってからは初めてになります。
決勝は、二人で何十周もシュミレーションしてきたし、セットアップもできているので、逃げられるレースに持ち込めれば、と思っています。

小暮 卓史
道上選手が凄くいい走りをしてくれて、この場に来ることができました。道上選手にも、クルマを仕上げてくれたチームスタッフにも感謝しています。
明日の決勝ですが、ボクは木曜金曜とずっとロングランをやってきて、セットアップもできているので、ポールという良いスタート位置を活かして、優勝目指して頑張ります。
(ライバルは)GT500は全員がライバルですけど、強いてあげれば同じNSX勢です。レイブリックとか。

GT300クラス(#46 吉兆宝山DIREZZA Z)

060408_ks_2 060408_tb_2

佐々木 孝太
前回は天気がああいう状態だったこともあり、まぐれと見られてる面があったので、今回こそは正真正銘のポールを獲るんだ、と思っていました。
鈴鹿ではもともとクルマの状態が厳しかったというのもあったんですが、今回はクルマも仕上がってますし、番場選手も頭を坊主にして気合を入れてきてくれてるので、前回みたいなことはないと思います。いつでも全開で頑張っていきたいです。

番場 琢
開幕戦から2回連続でここにこられたことについては、孝太選手やチームのスタッフに感謝しています。鈴鹿では僕が失敗してレースを台無しにしてしまいました。今回はああいうミスを絶対しないと誓ってここにきました。頭のことはどうでもいいんですけど(笑)そう思ってきたので、今回はミスをしないよう、孝太選手から受け取ったクルマをゴールまで100%プッシュしながら無事に完走しようと思っています。

(TEXT&PHOTO : Kazuhisa SUEHIRO)

SUPER GT

SUPER GT第2戦岡山予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第2戦
「OKAYAMA GT 300km RACE」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2006年4月8日
■開催場所:岡山国際サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■「イエローハットYMSトミカZ」が3位セカンドロウ

 SUPER GT第2戦は、開幕戦の鈴鹿ラウンドから3週間のインターバ ルの後、岡山国際サーキットに舞台を移して開催された。

 公式予選1回目は、午前10時からスタート。20分のGT300専有走行時間ののちGT500の専有時間が始まった。「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/松田次生)と、「WOODONE ADVAN KONDO Z」(#24 エリック・コマス/柳田真孝)の2台が序盤からタイムアタックを敢行。約10分経過した後、残りのマシンが一斉にコースインし、入り乱れてのアタック合戦が始まった。この中でまず集団を抜け出したのは、「イエローハットYMSトミカZ」(#3 横溝直輝/ジョアオ・パオロ・ディ・オリベイラ)。横溝がアタックランを担当し、トップタイムの1分24秒014を記録した。そして「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/山本左近)はクルムがタイムアタックして1分24秒386の4位、「カルソニックインパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)はトレルイエが1分24秒408を出して5位のポジションを得た。序盤にアタックした本山の#23 Zは1分24秒807がベストタイムであったが、ポジションは10位でスーパーラップ進出権をぎりぎり確保した。

 公式予選2回目は午後2時20分、スケジュールより5分遅れてスタートした。15分間の専有走行をGT300、GT500の順に行うもので、スーパーラップに進出を決めたチームはタイムアタックの準備に集中し、そうではないチームは決勝レースに向けた準備を実施した。公式予選1回目トップ10台によるスーパーラップは、午後3時28分に本山哲が駆る「XANAVI NISMO Z」(#23)のコースインにより開始した。3周終了時の本山のタイムは1分25秒151。その後2台が本山のタイムを上回われなかったため、#23 Zは8番目のスターティンググリッドを獲得した。6番目にスタートしたブノワ・トレルイエの「カルソニック インパルZ」(#12)はアタックラップ全周を通じてタイムが伸びず、1回目のタイムより約1秒遅れの1分25秒435で10位となった。続く「MOTUL AUTECH Z」(#22)が3連続ポールポジションを目指してミハエル・クルムがコースインしたが、やはり全体的にタイムが伸びず1分24秒510で7位に後退した。スーパーラップ最後の「トリ」としてアタックランをスタートした「イエローハットYMSトミカZ」(#3)は横溝が激しい走りをみせ、1分24秒155の3番手タイム。決勝レースは2列目グリッドからスタートすることとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: ©NISMO

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 予選総合結果

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 18 TAKATA 童夢 NSX *道上 龍
小暮 卓史
BS 20 1' 24.043
☆ 2 100 RAYBRIG NSX *セバスチャン・フィリップ (F)
細川 慎弥
BS 0 1' 24.074
☆ 3 3 イエローハットYMSトミカZ *横溝 直樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(BR)
BS 0 1' 24.155
☆ 4 1 ZENT セルモ SC *立川 祐路
高木 虎之介
BS 0 1' 24.219
☆ 5 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
*ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 24.316
☆ 6 32 EPSON NSX *ロイック・デュバル(F)
武藤 英紀
DL 0 1' 24.356
☆ 7 22 MOTUL AUTECH Z *ミハエル・クルム (D)
山本 左近
BS 10 1' 24.510
☆ 8 23 XANAVI NISMO Z *本山 哲
松田 次生
BS 30 1' 25.151
☆ 9 66 triple a サード スープラGT *アンドレ・クート (POR)
平中 克幸
BS 0 1' 25.243
☆ 10 12 カルソニック インパル Z *ブノワ・トレルイエ (F)
星野 一樹
BS 10 1' 25.435
11 36 OPEN INTERFACE
TOM'S SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー (D)
BS 60 1' 24.820
12 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
土屋武士
YH 0 1' 24.909
13 35 BANDAI DIREZZA SC430 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL 0 1' 24.917
14 6 Mobil 1 SC 飯田 章
片岡 龍也
BS 0 1' 25.455
15 24 WOODONE ADVAN KONDO Z エリック・コマス (F)
柳田 真孝
YH 0 1' 26.430

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 46 吉兆宝山 DIREZZA Z *佐々木 孝太
番場 琢
DL 10 1' 30.664
☆ 2 13 エンドレス アドバンCCI Z *影山 正美
藤井 誠暢
YH 0 1' 30.939
☆ 3 27 direxiv ADVAN 320R 密山 祥吾
*谷口 信輝
YH 0 1' 31.605
☆ 4 110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER 松田 秀士
*菅  一乗
YH 10 1' 31.608
☆ 5 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP *田中 哲也
青木 孝行
DL 0 1' 31.698
☆ 6 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R *柴原 眞介
八木 宏之
YH 0 1' 31.762
☆ 7 26 MOTO タイサンエンドレスGT3R *山路 慎一
西澤 和之
YH 0 1' 32.296
☆ 8 2 Prive Zurich・アップル・紫電 高橋 一穂
*加藤 寛規
YH 10 1' 32.344
☆ 9 19 ウェッズスポーツセリカ 松田 晃司
*脇阪 薫一
YH 15 1' 32.706
☆ 10 88 アクティオ ムルシエRG-1 *マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH 40 1' 33.025
11 47 吉兆宝山 DIREZZA Z 長島 正興
安田 裕信
DL 0 1' 32.201
12 96 EBBRO BTEC MAZIORA 350R 黒澤 琢弥
黒澤 翼
DL 0 1' 32.217
13 777 梁山泊apr MR-S 田中 実
大嶋 和也
MI 0 1' 32.325
14 101 TOY STORY Racing MR-S 新田 守男
高木 真一
MI 0 1' 32.385
15 14 ハンコックエンドレスポルシェ 木下 みつひろ
峰尾 恭輔
HK 0 1' 32.792
16 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH 0 1' 32.920
17 52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
嵯峨 宏紀
KH 0 1' 33.129
18 87 トライクジャパン ムルシエRG-1 山西 康司
WADA-Q
YH 20 1' 33.368
19 666 ライフワークBOMEXアップルNSX 周防 彰悟
高崎 保浩
YH 0 1' 33.470
20 10 T&G FACE NET WORK DUNLOP F360 ヒロミ
尾本 直史
DL 0 1' 33.782
21 910 洗剤革命TEAM UEMATU&石松RSR 植松 忠雄
菊池 靖
YH 0 1' 34.036
22 9 NOMAD ADVAN LeyJun MT OSAMU
田中 勝喜
YH 0 1' 34.158
23 70 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
平川 晃
YH 0 1' 34.841
- - 以上38台を選抜 - - - - -
- 55 DHG ADVAN FORD GT 光貞 秀俊
池田 大祐
YH 0 1' 34.325

☆印は、スーパーラップ選抜車両
□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ

No.70は、2006SUPER GT Sporting Regulations 第3章 第25条8.(ワイルドカード参加車両)により決勝に選抜した。

No.55は、2006 AUTOBACS SUPER GT 2006 GTAブルテンNo.002-S(OKAYAMA GT 300KM RACEの決勝スタート上限台数(38台))により、決勝出場車両選抜漏れとした。

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 スーパーラップ結果

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 18 TAKATA 童夢 NSX *道上 龍
小暮 卓史
BS 20 1' 24.043 - -
2 100 RAYBRIG NSX *セバスチャン・フィリップ (F)
細川 慎弥
BS 0 1' 24.074 0.031 0.031
3 3 イエローハットYMSトミカZ *横溝 直樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(BR)
BS 0 1' 24.155 0.112 0.081
4 1 ZENT セルモ SC *立川 祐路
高木 虎之介
BS 0 1' 24.219 0.176 0.064
5 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
*ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 24.316 0.273 0.097
6 32 EPSON NSX *ロイック・デュバル(F)
武藤 英紀
DL 0 1' 24.356 0.313 0.040
7 22 MOTUL AUTECH Z *ミハエル・クルム (D)
山本 左近
BS 10 1' 24.510 0.467 0.154
8 23 XANAVI NISMO Z *本山 哲
松田 次生
BS 30 1' 25.151 1.108 0.641
9 66 triple a サード スープラGT *アンドレ・クート (POR)
平中 克幸
BS 0 1' 25.243 1.200 0.092
10 12 カルソニック インパル Z *ブノワ・トレルイエ (F)
星野 一樹
BS 10 1' 25.435 1.392 0.192

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 46 吉兆宝山 DIREZZA Z *佐々木 孝太
番場 琢
DL 10 1' 30.664 - -
2 13 エンドレス アドバンCCI Z *影山 正美
藤井 誠暢
YH 0 1' 30.939 0.275 0.275
3 27 direxiv ADVAN 320R 密山 祥吾
*谷口 信輝
YH 0 1' 31.605 0.941 0.666
4 110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER 松田 秀士
*菅  一乗
YH 10 1' 31.608 0.944 0.003
5 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP *田中 哲也
青木 孝行
DL 0 1' 31.698 1.034 0.090
6 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R *柴原 眞介
八木 宏之
YH 0 1' 31.762 1.098 0.064
7 26 MOTO タイサンエンドレスGT3R *山路 慎一
西澤 和之
YH 0 1' 32.296 1.632 0.534
8 2 Prive Zurich・アップル・紫電 高橋 一穂
*加藤 寛規
YH 10 1' 32.344 1.680 0.048
9 19 ウェッズスポーツセリカ 松田 晃司
*脇阪 薫一
YH 15 1' 32.706 2.042 0.362
10 88 アクティオ ムルシエRG-1 *マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH 40 1' 33.025 2.361 0.319

*印がアタックドライバー

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 公式予選2回目結果

予選2回目

Pos. No. Cls P Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 18 500 1 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 20 1' 25.461 - -
2 1 500 2 ZENT セルモ SC 立川 祐路
高木 虎之介
BS 0 1' 25.480 0.019 0.019
3 8 500 3 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 25.701 0.240 0.221
4 100 500 4 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
細川 慎弥
BS 0 1' 25.797 0.336 0.096
5 12 500 5 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
星野 一樹
BS 10 1' 25.944 0.483 0.147
6 3 500 6 イエローハットYMSトミカZ 横溝 直樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(BR)
BS 0 1' 25.979 0.518 0.035
7 32 500 7 EPSON NSX ロイック・デュバル(F)
武藤 英紀
DL 0 1' 26.027 0.566 0.048
8 22 500 8 MOTUL AUTECH Z ミハエル・クルム (D)
山本 左近
BS 10 1' 26.145 0.684 0.118
9 25 500 9 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
土屋武士
YH 0 1' 26.404 0.943 0.259
10 66 500 10 triple a サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
平中 克幸
BS 0 1' 26.431 0.970 0.027
11 35 500 11 BANDAI DIREZZA SC430 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL 0 1' 26.619 0.904 0.026
12 24 500 12 WOODONE ADVAN KONDO Z エリック・コマス (F)
柳田 真孝
YH 0 1' 26.702 0.948 0.044
13 36 500 13 OPEN INTERFACE
TOM'S SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー (D)
BS 60 1' 26.792 0.949 0.001
14 6 500 14 Mobil 1 SC 飯田 章
片岡 龍也
BS 0 1' 26.987 1.500 0.551
15 23 500 15 XANAVI NISMO Z 本山 哲
松田 次生
BS 30 1' 29.135 1.516 0.016
16 27 300 1 direxiv ADVAN 320R 密山 祥吾
谷口 信輝
YH 0 1' 32.056 - -
17 13 300 2 エンドレス アドバンCCI Z 影山 正美
藤井 誠暢
YH 0 1' 32.060 0.004 0.004
18 46 300 3 吉兆宝山 DIREZZA Z 佐々木 孝太
番場 琢
DL 10 1' 32.402 0.346 0.342
19 87 300 4 トライクジャパン ムルシエRG-1 山西 康司
WADA-Q
YH 20 1' 33.250 1.194 0.848
20 110 300 5 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER 松田 秀士
菅  一乗
YH 10 1' 33.662 1.606 0.412
21 2 300 6 Prive Zurich・アップル・紫電 高橋 一穂
加藤 寛規
YH 10 1' 33.768 1.712 0.106
22 26 300 7 MOTO タイサンエンドレスGT3R 山路 慎一
西澤 和之
YH 0 1' 33.868 1.812 0.100
23 14 300 8 ハンコックエンドレスポルシェ 木下 みつひろ
峰尾 恭輔
HK 0 1' 33.916 1.860 0.048
24 88 300 9 アクティオ ムルシエRG-1 マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH 40 1' 34.235 2.179 0.319
25 55 300 10 DHG ADVAN FORD GT 光貞 秀俊
池田 大祐
YH 0 1' 34.239 2.183 0.004
26 101 300 11 TOY STORY Racing MR-S 新田 守男
高木 真一
MI 0 1' 34.603 2.547 0.364
27 5 300 12 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH 0 1' 34.751 2.695 0.148
28 96 300 13 EBBRO BTEC MAZIORA 350R 黒澤 琢弥
黒澤 翼
DL 0 1' 34.763 2.707 0.012
29 70 300 14 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
平川 晃
YH 0 1' 35.064 3.008 0.301
30 47 300 15 吉兆宝山 DIREZZA Z 長島 正興
安田 裕信
DL 0 1' 35.099 3.043 0.035
31 777 300 16 梁山泊apr MR-S 田中 実
大嶋 和也
MI 0 1' 35.199 3.143 0.100
32 52 300 17 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
嵯峨 宏紀
KH 0 1' 35.442 3.386 0.243
33 9 300 18 NOMAD ADVAN LeyJun MT OSAMU
田中 勝喜
YH 0 1' 35.452 3.396 0.010
34 11 300 19 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
青木 孝行
DL 0 1' 35.682 3.626 0.230
35 910 300 20 洗剤革命TEAM UEMATU&石松RSR 植松 忠雄
菊池 靖
YH 0 1' 36.104 4.048 0.422
36 10 300 21 T&G FACE NET WORK DUNLOP F360 ヒロミ
尾本 直史
DL 0 1' 37.228 5.172 1.124
37 666 300 22 ライフワークBOMEXアップルNSX 周防 彰悟
高崎 保浩
YH 0 1' 37.637 5.581 0.409
38 62 300 23 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R 柴原 眞介
八木 宏之
YH 0 1' 54.534 22.478 16.897
19 300 24 ウェッズスポーツセリカ 松田 晃司
脇阪 薫一
YH 15 出走せず - -

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ/HK:ハンコック
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

S-GT第2戦岡山 道上5年ぶりのポール!

2006オートバックスSUPER GT第2戦、岡山GT300KMレースのスーパーラップは、道上龍のドライブする#18TAKATA童夢NSXが5年ぶりにGT500クラスのポールポジションを獲得することとなった。
GT300クラスは、佐々木孝太のドライブする#46吉兆宝山DIREZZA Zが開幕戦の鈴鹿に続いて2戦連続ポールを達成した。

060408_q2gt500

060408_q2gt300

公式予選2回目は午後2時20分、当初予定より5分遅れで始まった。
開始時の気温は17度、路面温度は25度とのこと。
今回は全車とも予選基準タイムをクリアしているので、ここでタイムを出す必要はない。
スーパーラップ進出チームはそれへ向けての最終チェック、そうでないチームは決勝を想定して走ることとなる。

GT300、GT500の順で各15分の計時セッションの後、午後2時55分、スターティンググリッドを決めるスーパーラップが開始された

まずはGT300から。
最初にコースインするのは#26の911GT3。ドライバーは山路慎一だ。
2周のウォームアップランの後にタイムアタック開始。
タイムは1分32秒296とまずまずのタイム。

これに続く前回優勝の#88ムルシエラゴ(マルコ・アピチェラ)、#2紫電(加藤寛規)、#19セリカ(脇阪薫一)らはタイムが伸び悩み、山路の後塵を拝することとなった

しかし5番目にコースインした#11フェラーリの田中哲也が1分31秒698と、一気に山路のタイムをコンマ6秒上回ってトップに立つ。

次にアタックした#62ヴィーマック(柴原眞介)は田中のタイムに一歩及ばなかったが、7番目にアタックした#46Zの佐々木孝太は開幕戦に続いて会心のアタックを見せ、1分30秒664でトップに立った。

続いてコースインした#110ボクスター(菅一乗)、#27ヴィーマック(谷口信輝)#13Z(影山正美)らは佐々木のタイムに届かず、影山2番手、谷口3番手、菅4番手に終わり、GT300クラスは佐々木孝太が2戦連続でポールを獲得することとなった。

続いてはGT500。

トップバッターの#23Z(本山哲)は1分25秒151、2番手の#66スープラ(アンドレ・クート)は1分25秒243と平凡なタイムに終わるも、4番目にアタックした#32NSX(ロイック・デュバル)は1分24秒356、続く#1SC(立川祐路)は1分24秒219と大幅にタイムアップ。二人は午前中に自身が出したタイムをも上回ってきた。

続く#8NSXは今回はラルフ・ファーマンがドライブ。1分24秒316とこちらもタイムアップを果たしたものの、立川には届かなかった。

6番目に出走した#12Zのブノワ・トレルイエはまさかの1分25秒435。一気に6番手に後退。
続く#22Z(ミハエル・クルム)も1分24秒510に終わった。

8番手出走は#18NSX(道上龍)は1分24秒043を叩き出して一気にトップへ。続く#100NSX(セバスチャン・フィリップ)は1分24秒074と僅差で2番手に。道上とフィリップの出したタイムは午前中の横溝のトップタイムをも上回る好タイムだ。

そして最後のアタッカー、#3Zの横溝直輝がコースイン。
前半セクションでは道上のタイムを上回るも、インフィールドに梃子摺り、1分24秒155で3番手にタイムに留まった。これで#18TAKATAのポールポジションが確定した。道上にとっては2001年の鈴鹿以来5年ぶりのポールだ。

これにより、GT300では吉兆宝山、エンドレスと2台のZがフロントローを独占、GT500はTAKATAとレイブリックの2台のNSXがフロントローを独占することとなった。
なお、今回は最大出走台数が38台と定められているため、#55DHG ADVAN FORD GTが予選落ちとなった。

スーパーGT第2戦の決勝は、4月9日午後2時より、82周で行われる。

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