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2024年10月

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿決勝 岡本大地が圧巻のポールトゥウイン 2位の小田優はジャパンリーグのチャンピオンを決める

優勝は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は6日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が、スタートでトップに立つと、2位以下を徐々に引き離し、独走でポールトゥウインを飾った。

 決勝は予定より25分遅れて、午後3時50分にフォーメーションラップが始まった。天候は晴れ、太陽は西に傾き、ピットビルの影はストレートを覆い尽くす。38台が1周を回りグリッドに着いた。

10周の決勝がスタートした

 スタートでは、ポールポジションの岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が蹴り出しよくトップで1コーナーへ向かう。初レースで予選2位の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)も見事なスタートを決め、岡本に続く。3位にも小田優(Drago CORSE TAKE)がつけ、上位3台は予選順位のままレースは始まった。予選4位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)はスタートで伸びず、4位には予選5位から迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が上がる。酒井は5位に落ち、6位には予選順位をキープした松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が続く。

 オープニングラップからトップ岡本は逃げる。130Rでは、落合を攻略した小田が2位に浮上。落合は3位に落ち、4位迫の後ろには予選7位から田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)が5位まで上がってきた。6位に松井、酒井は7位まで順位を落とした。

 予選17位から初レースに臨んだOKチャンピオンの藤井翔太(Drago CORSEスカラシップ)はミッションの4速を壊しピットイン。初レースをリタイアで終えた。予選18位の板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)もコース上でストップしてリタイアとなった。

 1周目、トップの岡本は2位に上がった迫を1秒3離して戻ってきた。2周目のデグナー入り口では、4位を走る迫が落合を捉えて3位に浮上した。

 3周目、5位を走る田上が、松井、酒井にパスされ7位に落ちる。予選11位から8位まで上がってきた加納康雅(イーグルスポーツ)はこの周ファステストラップをたたき出し、4周目には6位まで浮上するもニッポーコーナーでスピン、大きく順位を落とした。

 5周目、レースの折り返しには、トップ岡本は、2位の小田から3秒3差と大量リードを築く。小田の後ろ3位迫との差は0秒4、さらに4位落合との差も0秒4で、2位争いが激化してきた。その後ろ、少し離れて5位酒井、6位松井も接近戦だ。

 7周目のシケインでは、2位小田に3位迫がアウトから並びかける。2人はシケインを並走し、立ち上がりでは迫が小田を制して2位に浮上。しかし、ストレートでは再び並走となり、3周目の1コーナーでは小田がアウトから迫をパス。迫もあきらめず、続くS字でも並走に持ち込むが、ここは小田に軍配。小田は2位を守った。

 この小田と酒井のバトルで、2人に急接近してきたのは4位落合で、3台はワンパックとなった。落合はデグナーで迫のインに飛び込むが、2台は接触して両者スピン。このため、後ろを走っていた松井が3位に、酒井が4位に浮上した。落合はレースに復帰したが、迫はピットに入りリタイアとなった。

 8周目、トップ岡本は2位小田との差をさらに5秒5と広げた。2位小田、3位松井は単独走行となった。4位酒井と5位落合は接近戦。6位には予選12位から杉田悠真(LAPS with REV RACING)が上がってきた。

 9周目、5位落合が酒井を捉え4位に浮上。6位の杉田はスピンを喫し大きく後退した。9位争いをしていた鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)と八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)は、鈴木がシケインでスピンをしたため、八巻が避けきれずに追突。両者リタイアとなった。

 レースは10周で終了。トップ岡本は2位小田を6秒2ちぎり独走優勝。2位には小田が、3位には松井が、4位には落合が、5位には酒井が入った。終盤ペースを取り戻してきた田上は、杉田のスピンで6位を走っていた豊島里空斗(C.S.I Racing)を最終ラップでパス。6位に入った。

 ジェントルマンクラスは総合23位に入った中嶋匠(Aviator A one)が優勝、同24位の山根一人(光精工TK-Sport MYST)が2位、同25位の上吹越哲也(FTKレヴレーシングガレージ)が3位に入った。

 すでにJAFのチャンピオンは迫に決定しているが、全国を転戦するジャパンリーグは、この最終戦で2位に入った小田が、同シリーズのチャンピオンを決めている。

 鈴鹿・岡山シリーズはこれで全7戦が終了。他シリーズはまだ終了していないが、12月1日にはスーパーFJ日本一決定戦の決勝がここ鈴鹿で行われる。50台以上が参戦するともいわれており、近年まれに見る熱い日本一決定戦になりそうだ。

迫隆眞と落合蓮音の争い

小田優と落合蓮音の争い

酒井翔太と松井啓人の争い

決勝2位は小田優(Drago CORSE TAKE)

決勝3位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝4位は落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

決勝5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

決勝6位は田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2024/10/06) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
18岡本 大地FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'44.553--
243小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
1022'50.673 6.120 6.120
37松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'54.97310.420 4.300
451落合 蓮音ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1022'58.80114.248 3.828
522酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1023'01.28916.736 2.488
638田上 蒼竜Hobby base&ZAPSPEED ED
MYST KK-S2
1023'01.77917.226 0.490
727豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
1023'01.95417.401 0.175
818鈴木 七瀬FORM with雅企画
MYST KK-S2
1023'03.67719.124 1.723
910杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
1023'09.85125.298 6.174
1053石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1023'12.42327.870 2.572
1179居附 明利中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1023'12.75828.205 0.335
1236畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1023'13.21628.663 0.458
1371宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
1023'14.53729.984 1.321
1433磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
MYST KK-S2
1023'14.83030.277 0.293
1544宮園 拓真ABBEY RACING
MYST KK-S2
1023'16.52331.970 1.693
1652中川 賢太EAGLE SPORT
MYST KK-S2
1023'17.31632.763 0.793
1757東 慎之介サンセルモMYST ORM
MYST KK-S2
1023'18.65434.101 1.338
1899Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
1023'19.59635.043 0.942
1911梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1023'20.41035.857 0.814
2054中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
1023'20.46035.907 0.050
2178小田部 憲幸(株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED
MYST KK-S2
1023'21.08636.533 0.626
222吉田 紘大ATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
1023'21.85537.302 0.769
2317G1中嶋 匠Aviator A one
MYST KK-S2
1023'22.06137.508 0.206
2447G2山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1023'29.54544.992 7.484
259G3上吹越 哲也FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1023'48.4071'03.85418.862
264G4古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
1023'50.0941'05.541 1.687
2716地崎 壱星レプリスポーツKKS-II
MYST KK-S2
1023'50.8081'06.255 0.714
2872久保 直也だーはまレーシングAQUA-DL
WEST 07J
1023'55.7831'11.230 4.975
29*1元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1024'01.6771'17.124 5.894
3019G5大貫 直実グレード1・オートレット・SUZUBAN F109
ZAP F109
1024'58.0602'13.50756.383
3112及川 正人PONOS M2 KK-S2
MYST KK-S2
1025'06.0172'21.464 7.957
3231加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
923'36.1341Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-88八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
818'27.1312Laps1Lap
-58鈴木 悠太ZAP SPEED KK-S2
MYST KK-S2
818'27.4652Laps 0.334
-82大川 烈弥群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
819'04.0852Laps36.620
-*56迫 隆眞自動車工房ミストKデンタルオフィス
MYST KK-S2
819'15.8932Laps11.808
-55板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
12'25.7379Laps7Laps
-34藤井 翔太Drago CORSEスカラシップ
MYST KK-S2
13'02.8609Laps37.123
  • Fastest Lap: CarNo. 31 加納康雅(イーグルスポーツ) 2'16.237 (3/9) 153.447 km
  • CarNo. 1は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(黄旗中の追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo.31は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo.56は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1、1および2(妨害行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選 規定時間前のファストピットレーン侵入は訓戒のみ?

 5日行われたスーパーFJ鈴鹿シリーズ第7戦の予選では、ファストピットレーへの侵入が2分前と規定されているにもかかわらず、多くのマシンが3分前に進入。21台ものドライバーが訓戒を受けるという結果になった。

 原因を作ったのは迫隆眞だった。迫はファストピットレーン進入は3分前だと思い込んでいたようで3分前、真っ先にガレージから出て、ピット出口の先頭についた。これを見て、多くのドライバーがピットレーンに進入。クリーンエアで走れるかどうかは予選の戦略上、重要だ。予選はこのまま進行したが、終了後に全ドライバーが参加しての再ブリーフィングが行われた。

 2分前の進入は、鈴鹿では以前から行われており、今回改訂された規定ではない。レギュレーションでも明記され、事前のブリーフィングでも口頭で念を押されている。再ブリーフィングではこの注意喚起が行われ、ペナルティーを犯さなかったドライバーが退席後、違反ドライバーにペナルティーが科された。

 結局、多くのドライバーが違反したためか、ペナルティーは訓戒と罰金(再ブリーフィング料相当)となった。グリッド降格など、予選順位を変更する処置は取られなかった。ペナルティーの軽重は競技長の裁量だが、訓戒と罰金のみとはいえ、予選順位に変動がなかったのは、少し疑問が残る。ドライバーからも「これじゃ、やったもん勝ちではないか」という声も聞かれた。

 決勝はこの後、午後3時25分より10周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・岡本大地「赤旗は出ると思ってた」

ポールポジション 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

ポールポジションを獲得した岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「参戦は去年の開幕以来です。ここまで雨で新品のドライはみんな履けていませんし、タイヤも去年の開幕に出た感じと違うので難しかったです。日本一決定戦前で台数も多いし、初心者の人も多いし、絶対赤旗が出ると思っていたので、間合いを開けてタイヤを温め、計測1、2周目でアタックをしました。1コーナーから2コーナーを走っているときにやはり赤旗が出て、ぎりぎりタイムを残すことができました。赤旗後はタイヤが冷えて、リアがずるずるになりタイムアップは見込めませんでした。決勝はロングで走ってないので未知数ですが、先頭からなので、スタートから逃げ切れたらいいと思います」

予選2位 落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

予選2位の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

 「一つ足りませんでしたが、フロントローなのでうれしいです。デビュー戦のときは準備ができていませんでしたが、いろんなレースを重ねて、FJのマシンやコースの特徴をつかんで、自然に速くなってきた感じです。決勝は前を抜きに行く姿勢でいきたいと思いますが、後ろが来たときは守ってぐちゃぐちゃなるくらいなら、1台ずつゆっくり抜かれて下がった方がいいかなと思います。まずは表彰台、結果が欲しいです」

予選3位 小田優(Drago CORSE TAKE)

予選3位の小田優(Drago CORSE TAKE)

 「走り始めからいい感触で走れていなくて、赤旗が出たときがタイヤのピークで一番よかったんですが、タイムを出せませんでした。その後も何回かアタックはしましたが、思うようなタイムが出ませんでした。決勝はタイムが出ることは分かっているので、走りにくさを改善して優勝できたらと思います」

予選4位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

予選4位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「序盤の赤旗の周がベストラップで、行けたなと思ったら赤旗が出ました。赤旗解除後に、トータルベストは出ましたが、もうちょっと上がってた感じはありました。いままで苦戦してたので鈴鹿では予選ベスト順位です。決勝はぶつからないように表彰台に立ちたいと思います」

予選5位 迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

予選5位の迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

 「今週はドライでのテストができていなくて、路面状況も普段の練習とぜんぜん違っていて苦戦した予選になりました。タイヤを使ってアタックしてた周の最終コーナーで赤旗がでました。いろいろかみ合っていませんね。決勝はマシンを煮詰め直して、やれることはやって結果を残せるように頑張ります」

予選6位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

予選6位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

 「限界を超えすぎて、2回ぐらい飛び出しました。ベスト、ベストできていた周で赤旗がでました。赤旗後はみんなタイムを更新していませんでしたが、自分はできたので、そういう意味ではいいかなと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選 岡本大地が貫禄のPP 2位に落合蓮音が、3位に小田優が入る

ポールポジションを獲得した岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は5日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、久々参戦の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジションを獲得した。

 第6戦から三カ月半余り、長いインターバルを経て開催された第7戦は、エントリー38台と特別戦を除いては、近年最大となるエントリーを集めた。12月に1日にスーパーFJ日本一決定戦決勝がここ鈴鹿で開催されるため、その前哨戦として注目の大会となっている。2022年のもてぎ・菅生、筑波・富士シリーズのダブルチャンピオン・田上蒼竜、2021年~2022年の鈴鹿シリーズのチャンピオン・岡本大地、2022年の同シリーズのチャンピオン・居附明利とそうそうたる面々が名を連ねており、彼らがレギュラー組のベンチマークとなる。

 予選は午後1時10分、15分間の予定で始まった。柔らかい日差しが降り注ぎ、鈴鹿は初秋らしく過ごしやすい気候となった。

 計測2周目、まずは鈴鹿・岡山シリーズで既にチャンピオンを決めている迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が2分15秒926でトップに立つ。2位にはランキング2位の小田優(Drago CORSE TAKE)が僅差の15秒947で続き、3位には岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が16秒035でつける。

 ここで、鈴鹿初参戦の小田部憲幸((株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED)がS字でクラッシュ。その直後、計測3周目に岡本がタイムを2分15秒166まで縮めトップに立つと、ここで赤旗が提示され、予選は中断された。

 予選は午後1時27分より残り11分で再開された。ここでタイムを更新していたのは2分15秒221の小田と15秒822の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)で2位と3位に浮上してきた。

 さらに終了直前には、なんと鈴鹿2戦目の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)が2分15秒456をたたき出し、小田と酒井を飛び越え、2位に食い込む健闘をみせた。

 予選は終了。ポールポジションは貫禄の速さをみせた岡本。2位には落合が、3位には小田が、4位には酒井が入った。

 赤旗後、タイムを更新できなかった迫が5位まで落ち、6位には赤旗後にタイムを縮めてきた松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が入った。

 ジェントルマンクラスは総合30位に入った山根一人(光精工TK-Sport MYST)がポールポジションを獲得した。

 なお、予選開始前に多くのドライバーが規則で決められている、予選開始2分前以前にピットレーンに進入したため、終了後に全員参加して臨時のブリーフィングが行われたが、訓戒のみで順位に変動はなかった。

 決勝は明日6日、午後3時25分より10周で行われる。38台と台数も多く、鈴鹿初参戦のドライバーもいる。レースはセーフティーカーが入る可能性も高く、波乱の展開になるかも知れない。

予選2位は落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

予選3位は小田優(Drago CORSE TAKE)

予選4位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

予選5位は迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

予選6位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

ジェントルマンクラスポールポジションは山根一人(光精工TK-Sport MYST)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2024/10/05) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
18岡本 大地FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'15.166--154.663
251落合 蓮音ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
2'15.456 0.290 0.290154.332
343小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
2'15.521 0.355 0.065154.258
422酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
2'15.822 0.656 0.301153.916
556迫 隆眞自動車工房ミストKデンタルオフィス
MYST KK-S2
2'15.926 0.760 0.104153.798
67松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'15.955 0.789 0.029153.766
738田上 蒼竜Hobby base&ZAPSPEED ED
MYST KK-S2
2'16.148 0.982 0.193153.548
818鈴木 七瀬FORM with雅企画
MYST KK-S2
2'16.195 1.029 0.047153.495
927豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
2'16.212 1.046 0.017153.475
1088八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
2'16.248 1.082 0.036153.435
1131加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'16.301 1.135 0.053153.375
1210杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
2'16.445 1.279 0.144153.213
1358鈴木 悠太ZAP SPEED KK-S2
MYST KK-S2
2'16.494 1.328 0.049153.158
1444宮園 拓真ABBEY RACING
MYST KK-S2
2'16.499 1.333 0.005153.153
1554中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
2'16.514 1.348 0.015153.136
1653石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
2'16.754 1.588 0.240152.867
1734藤井 翔太Drago CORSEスカラシップ
MYST KK-S2
2'16.766 1.600 0.012152.854
1855板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'16.807 1.641 0.041152.808
1936畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'16.833 1.667 0.026152.779
2011梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'16.974 1.808 0.141152.622
2152中川 賢太EAGLE SPORT
MYST KK-S2
2'17.038 1.872 0.064152.550
2271宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
2'17.086 1.920 0.048152.497
2379居附 明利中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
2'17.122 1.956 0.036152.457
241元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
2'17.417 2.251 0.295152.130
2557東 慎之介サンセルモMYST ORM
MYST KK-S2
2'17.417 2.251 0.000152.130
2633磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
MYST KK-S2
2'17.430 2.264 0.013152.115
2799Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
2'17.534 2.368 0.104152.000
282吉田 紘大ATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
2'18.183 3.017 0.649151.286
2982大川 烈弥群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
2'18.472 3.306 0.289150.971
3047G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'18.552 3.386 0.080150.883
3117G2中嶋 匠Aviator A one
MYST KK-S2
2'18.658 3.492 0.106150.768
3278小田部 憲幸((株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED)
MYST KK-S2
2'18.747 3.581 0.089150.671
334G3古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
2'19.624 4.458 0.877149.725
3416地崎 壱星レプリスポーツKKS-II
MYST KK-S2
2'19.760 4.594 0.136149.579
359G4上吹越 哲也FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'20.562 5.396 0.802148.726
3672久保 直也だーはまレーシングAQUA-DL
WEST 07J
2'21.106 5.940 0.544148.152
3712及川 正人PONOS M2 KK-S2
MYST KK-S2
2'25.34310.177 4.237143.834
38*19G5大貫 直実グレード1・オートレット・SUZUBAN F109
ZAP F109
2'26.37311.207 1.030142.821
---- 以上基準タイム(130%)予選通過 ----
  • CarNo. 19は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.8(ホワイトラインカット)により、3グリッド降格とする。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿 鈴鹿初参戦・小田部憲幸「モータースポーツは楽しい」

鈴鹿初参戦の小田部憲幸((株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第7戦が鈴鹿で開幕した。今回38人と大量のエントリーを集めたが、その中には鈴鹿初参戦のドライバーが何人かいる。30歳を過ぎてからZAPのオーディションに受かり、鈴鹿に初参戦してきた小田部(こたべ)憲幸もその一人だ。

 小田部は今年33歳。スーパーFJでは若者か、年配のドライバーが多くこの年代のドライバーは珍しい。異色のドライバーだが、初参戦したレースで3位に入り、ポテンシャルは高そうだ。予選前に話しを聞いた。

 「2021年にZAPのオーディションを受けました。受かるとは思ってなかったんです。それまではサラリーマンで、妻が好きなことをすればいいと言ってくれました。初レースが3位でした」

 「モータースポーツは楽しいですね。鈴鹿は難しくて、タイム的にはチームメートの1秒落ちです。今回は優勝といいたいところですが、まず届かないので、トップ10には入りたいと思います。西はレベル高いですが、もまれて強くなりたいと思います。日本一も出ます」

 この後、予選が行われるが、まずはスタート位置に注目したい。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿 デビューレースのOKチャンピオン・藤井翔太「目標はプロドライバー」

デビューレースの藤井翔太(Drago CORSEスカラシップ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第7戦が鈴鹿で開幕した。今回38人と大量のエントリーを集めたが、その中には鈴鹿初参戦のドライバーが何人かいる。昨年、カートOKクラスでチャンピオンを獲得した藤井翔大もその一人だ。

 藤井は現在16歳、今シーズンは4輪にステップアップし、スーパーFJの練習を重ねてきた。今回、満を持して鈴鹿で初参戦を果たした。チームは名門のTAKE FIRSTで、やはりOKチャンピオンで昨年はS-FJ日本一に輝いた小田優がチームメートだ。予選前に話しを聞いた。

 「去年までのカートを卒業して今年からスーパーFJです。カートと違って大きな4輪は難しいです。タイム的にはトップから2秒落ちで、まだまだ上を狙える場所にはいません」

 「今回は日本一決定戦に向けて経験を積むために出てきました。目標はシングルフィニシュを目指していきたいと思います。来年も継続してスーパーFJに参戦する予定です。現実的な性格なので、最終的にはプロドライバーになれればいいと思います」

 カートのOKチャンピオンは小田の他にも渡会太一が今シーズン鈴鹿で初優勝を果たした。彼らを追って、藤井もスーパーFJでの活躍を期待したい。この後、予選が行われるが、まずは好位置につけるかどうかに注目したい。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

筑波・富士S-FJ選手権

第7戦筑波決勝ドライバーコメント 2位・石井大雅「もったいない抜かれ方だった」

優勝 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)

 「(厳しい展開だった?)ちょっと焦りましたけれど。酒井君との接触は俺がイン側に入っていて、それを閉められちゃったという感じで。(ダメージは?)アライメントが狂ったみたいなのとウイングがちょっとだけなので、こっちは軽症でした。これで正式結果が確定ならチャンピオンにも近づくので。次でちゃんと勝ちきって終わりたいですね」

2位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 「(伊藤とのバトルは?)ちょっとインを開け過ぎましたね。そういった意味では立ち回りの重要性というのが、もう後半戦ですけれどまだわかっていなかった。ちょっともったいない抜かれ方だったな、と思います。リスタート直後まではいいレースだったので、こういう結果になったのは残念です。トップに立って負けたのは富士と2回目だし。最終戦、筑波富士シリーズは1ポント差なので、そこを考えないっていうのは無理なので、頭の片隅には置いといて、次も優勝めざしてがんばります」

3位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

 「自分の予選の走りを思い出しながら、という感じで。途中まではペース的に悪くなかったので、なるべく攻めでいこうって考えていました。その通りにはできましたが、1位2位とはまだダイムの差があるので、そこは走りを直していきます。最終戦もがんばります」

4位 角間光起(ELIVレーシング10VED)

 「ペース的に、決勝の間上げていきたいところだったのですが、上がらなかったです。中断明けにバトルになって、伊藤選手と石井君の2台の争いについていければ、って思っていたのが、そこに気を取られすぎて、津田選手に第2ヘアピンで仕掛けられてしまうことになったので、そこは自分の甘さが出たレースだったなと思います。ポイントランキング的には次勝てば目があるので、今回の反省もいかして次頑張っていきたいなと思います」

5位 小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)

 (6位フィニッシュ直後の談話)「最低限の結果ですかね。前がいなくなって、クリーンにスタートできるかな、と思って。その通り(スタートは)よかったのですが、鈴木選手の脇に並ぶまでにはいかず、ノーズが入ったかな、くらいで。リスタートも同じくらいだったので、もうちょっと並びたかったかなって思います。ちょっといまいちでした。次は鈴鹿に修行しに行きます。こてんぱんにやられてもいいので」

6位 中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)

 (繰り上げ確定後の談話)「嬉しいところもありますが、ラッキーな6位という感じです(苦笑)。レースは(前に)ついて行くしかない感じで、速さも全然なくて、やれるだけは飛ばそう、みたいにずっと走っていました。順位あがって嬉しいという気持ちは受け止めて、もっと速くなって、次こそは実力で上にいけるようにと思ってがんばります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第7戦筑波決勝 トップを争う2台が接触 バトルを乗り越えた伊藤駿が4年ぶりの優勝を飾る

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦決勝は9月15日(日)に筑波サーキットで開催され、フロントロウからスタートの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)と伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)がスタート直後からトップ争いを展開するも接触、生き残った伊藤が赤旗明けの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)とのバトルも制して2020年以来の優勝を飾った。

 どこへ行っても「暑いね」が挨拶となる9月の筑波、午前中の予選から既にうだるような暑さだったが、決勝開始時点でさらに温度は上昇、気温35.9度、路面温度50.7度。ドライバーはぎりぎりまでスポットクーラーや扇風機の前で身体を冷やし、出走間際に慌ただしくレーシングスーツやヘルメットを着用してマシンに乗り込む。午後1時54分コースイン開始。コースでは時折風が吹き抜けていくが路面の熱を冷ますほどではない。

 午後2時2分フォーメーションラップ開始、ポールシッターの酒井を先頭にコースを1周するが、隊列の中から7番手の秋山健也(スーパーウインズKKS2)が離脱、ピットロードを力なく走るとピットエントリー手前で止まってしまう。秋山によるとドライブシャフトが折れたとのことで、KKS-2を投入以来マスタークラスのみならず総合で上位を争っている秋山の今日のレースはここで終わった。

 秋山を除く16台がグリッドに戻り、レッドライトが消灯して18周の決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートの酒井がホールショットを奪ってトップで第1コーナーへ。フロントロウから発進の伊藤が続き、3位石井、4位角間光起(ELEVレーシング10VED)とグリッド順に第1コーナーへ。後方で蹴り出しがよかったのが8番手スタートの落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)で、第1コーナーで6番手スタートの鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)のインを突いてポジションアップ。6位につける。同じくスタートがよかったのが10番手スタートの小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)で8位にジャンプアップ、同じく11番手スタートの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)も9位にアップしている。

 オープニングラップを終えてトップ酒井と2位伊藤のギャップは0.482秒。ストレートエンドでは3車身程度の差。3位石井はそこから0.38秒、4位角間も0.476秒とほぼ等間隔だが角間の背後には津田充輝(ファーストガレージKK-S2)が迫っている。

 酒井と伊藤の距離は2周目、3周目、4周目もほぼ変わらず0.4秒前後の間合い。3位石井も0.6秒差で続き、4位角間は0.3秒差の津田との防戦に追われているのか、じわじわと離されて4周目で1.5秒以上の差がついた。

 5周目に入って伊藤がペースを上げたか酒井に接近、テール・ツー・ノーズ状態でダンロップコーナーを抜けて第2ヘアピンで勝負に出て、インに伊藤、アウトに酒井という並びでターンイン。ここで酒井の右サイドポンツーンと伊藤の左フロントタイヤが絡む形になり、酒井が姿勢を乱してハーフスピン、そのままアウト側にストップしてしまう。伊藤はコースに踏みとどまりこれでトップ。しかしこのアクシデントで2位石井との間合いが0.176秒まで縮んで6周目に入ると、ここで赤旗が提示されてレースはいったん中断。コースアウトした酒井のマシンの撤去作業が行われる間全車メインストレートで待機となる。この直前に6位を走っていた落合がピットイン。トラブルのようでこのままリタイヤとなった。

 レース再開は午後2時24分。SCの先導で再開、残り10周の計15周で戦われることになった。

 SCがピットロードに入り伊藤の先導でレース再開。この時点でのトップ6は、

  • トップ 伊藤
  • 2位   石井
  • 3位   角間
  • 4位   津田
  • 5位   鈴木
  • 6位   小田部

 という順。秋山が不在となったマスタークラスは 総合9位の畠山退三(Hobby Base & zap speed)がクラストップ、総合11位の竹沢茂(スーパーウィンズ10V)が2番手だ。

 健闘が目立つのが12位の紀平啓佑(ELIVレーシング制動屋S2)で、昨年のスポット参戦以来1年ぶりのレース。予選ではタイムで最下位だったが決勝ではここまで順位を上げてきた。レース前の練習では昨年のシリーズ王者、小村選手をコーチに起用、大きな学びがあったと語っていたが、その成果が出ているようだ。

 全車きれいにリスタートを切ると、2位の石井の加速が伸びて第1コーナーではアウトからトップの伊藤に並びかけると、サイド・バイ・サイドで第2コーナーからS字を通過。第1ヘアピンでは石井がイン側、伊藤がアウト側でホィールが絡まんばかりの位置取りで旋回すると石井がトップを奪う。3位争いも熾烈で、角間を追い詰めた津田が第2ヘアピン進入でインから差してオーバーテイク、前に出る。しかし角間はバックストレートで津田のアウト側から並んで最終コーナーに飛び込む。両車そのままコーナーを抜けるがアウト側の角間が路側帯で踏みとどまる間に僅かにアクセルを戻したか、メインストレートでの加速で津田が先行。3位の座を奪い取る。

 トップに出た石井は伊藤に0.425秒の差をつけて通算8周目を完了、しかし今回マシンが好調だと話していた伊藤は諦めることなく前を追いかけ9周目は0.253秒差と石井を追い詰める。3位津田はこの2台から0.9秒近い差がつき、角間とは0.387秒差と依然緊迫している。

 そして11周目のコントロールライン上で伊藤は0.165秒差と石井のテールに食らいついて12周目に突入。メインストレートの後半で石井のスリップストリームから右サイドに抜け出て第1コーナー手前でオーバーテイク、トップの座を奪回する。石井も必死に追いすがるが伊藤はこの周59秒164のファステストラップを出して0.484秒差とすると、続く13周目0.654秒、14周目0.878秒と逃げを打つ。3位津田はそこから1.3秒差、4位角間も0.898秒とやや間合いがひろがり、以下5位鈴木、6位小田部と続く。

 ファイナルラップ、伊藤はさらにマージンをひろげて1.238秒の差をつけてチェッカードフラッグの下を通過、右手を掲げたガッツポーズで4シーズンぶりの優勝を誇示した。石井はまたしても2位で初優勝はお預け、ダルマの目はいつ入るのか。3位津田は開幕戦以来の表彰台、長らく続いたスランプからこれで脱却か。以下4位角間、5位鈴木、6位小田部というトップ6のフィニッシュとなった。

 しかしながらレース後の車検で5位フィニッシュの鈴木が失格となり、小田部が5位、そして7位フィニッシュだった中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)が6位に繰り上がった。

 鈴木の失格理由が「決勝レース後の車検不成立」ということでレース後車検を受けなかったということのようだ。

 今回の結果により、JAF筑波・富士シリーズのトップは84Pで伊藤が浮上、2位は83Pの石井、3位65Pの角間と、ここまでにチャンピオンの目が残った。

 筑波・富士S-FJ選手権最終第8戦は10月27日に筑波サーキットで行われる。

決勝4位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Miuze NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第7戦筑波決勝結果

SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/09/18) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 7 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
114伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1529'26.397--
253石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1529'27.635 1.238 1.238
352津田 充輝ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1529'29.135 2.738 1.500
491角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1529'30.326 3.929 1.191
578小田部 憲幸フォースリンクZAP ED
MYST KK-S2
1529'32.215 5.818 1.889
654中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
1529'32.580 6.183 0.365
739塚本 凜世F-BrainウィンズS2 ED
MYST KK-S2
1529'33.745 7.348 1.165
822内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1529'35.397 9.000 1.652
938M1畠山 退三Hobby Base & zap speed
MYST KK-S2
1529'35.646 9.249 0.249
1018水谷 誠HC桶川MRPytt ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1529'41.98615.589 6.340
1116M2竹沢 茂スーパーウィンズ10V
TOKYO R&D RD10V
1529'43.05316.656 1.067
1272紀平 啓祐ELEVレーシング制動屋S2
MYST KK-S2
1529'45.75319.356 2.700
1324甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1529'46.20819.811 0.455
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-51落合 蓮音ファーストガレージKKS-2
MYST KK-S2
55'43.15710Laps10Laps
-55酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
44'02.30711Laps1Lap
-3M-秋山 健也スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
-d.n.s--
-*58鈴木 悠太ZAP SPEED KKS2
MYST KK-S2
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 14 伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED) 59.164 (12/15) 124.434 km/h
  • CarNo.58は、筑波サーキット一般競技規則第45条違反(決勝レース中の車検不成立)により、失格とした。

筑波・富士S-FJ選手権

第7戦筑波公式予選ドライバーコメント 2位・伊藤駿「本来の位置に戻って来られたなという感じ」

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)58秒794

ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「タイム的には千分の2秒差だったので、運が味方したのかな、って思います。前半はすごいアンダーステアで、自分の技術でどうにかしようと思っていたのですが、苦しかったです。後半に自分でアンダーステアをどうにかするような走りになってきたので、一発(タイムが)出るかな、という感じになって、なんとかまとまった周だったので、ギリギリでしたね。決勝は前回からの流れもあるので、このまま普通にスタート切って、ポール・ツー・ウインしたいと思います」

2位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)59秒796(+0.002秒)

予選2位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「酒井君がよくやりましたよね、最後の最後でガツンとやられて、0.002秒差のトップなので、そこは純粋に『やったな』という気持ち。でも全体にクルマが調子よくて、なのでようやく本来の位置に戻って来られたなという感じがします」

3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)58秒972(+0.178秒)

予選3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 「0.178秒という差は縮められたはずのギャップでしたが、そのチャンスがあった周に走りを決めることができなかったので悔しいです。マシンも自分も調子はいいので、決勝に向けてはまずスタートをしっかりと決めて、その後の展開をうまくこなしてトップを狙います」

4位 角間光起(ELIVレーシング10VED)59秒084(+0.290秒)

予選4位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「思ったような動きが作れなくて、ホントは石井君の前に出るつもりだったのですけれど。自分としても、うまくいかなかったですね。悔しいです。(途中のピットストップは?)調整とかはしなくて、後半にかけて(コンディションが変化して)動きがよくなるかな、とそのまま行ったのですが。走り方もいろいろ試したのですが、悪い流れを変えることができなくて、そのまま終わってしまった感じです。決勝は スタートが得意なので、そこで石井君に食らいつけたらな、というふうに思っています」

5位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)59秒140(+0.346秒)

予選5位の津田充輝(ファーストガレージKK-S2)

 「ホントはもっとタイム上げたかったですが、昨日の練習の感じからすると、こんなものじゃないかな、と思って、特に焦ったりとかはないです。決勝のポイントは前回、前々回とスタート位置から2番とか順位落としたことが多いので、それを無くしていきたいです。仮にそう(出遅れ)だとしても、落ち着くことが大事だと思うので、そこを、気持ちを落ち着かせていきたいです」

6位 鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)59秒187(+0.393秒)

予選6位の鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)

「フォーミュラも筑波もあまり経験がないので、その中でも自己ベストを更新できたので、ベストは尽くせたかな、と思います。まだ今年カートをメインでやっていたので、8月ぐらいからフォーミュラに切り替えたので、徐々にスキルも上がってきたのかな、と思います。カートからの乗り換えも技術的には大差ないかな、と思うのでそんなに苦戦はしていないです。決勝はスタートがカートよりも大事なので、ちゃんとスタート決めて、そこからは慎重に完走することを目標にがんばります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第7戦筑波予選 酒井翔太が伊藤駿を逆転、ポールポジションを獲得

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦公式予選は9月15日(日)に筑波サーキットで開催され、酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が残り時間5分で伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)を千分の2秒差に逆転。ポールポジションを獲得した。

 ひと月半のインターバルで迎えた第7戦だが9月に入ってもうだるような暑さが続く北関東の筑波サーキットは、S-FJの予選が始まる午前9時45分時点で早くも気温33.1度、路面温度41.6度という厳しい暑さだ。第6戦の順位に従い、酒井~石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)~塚本凜世(F-BrainウィンズS2ED)という順に17台がコースイン。20分間のタイムアタックが始まった。

 ウオームアップを終えて計測2周目、早くも伊藤が1分を切って59秒218でトップ、2番手石井が59秒350、3番手津田充輝(ファーストガレージKK-S2)59秒515と続く。続く周回で石井は59秒180でいったんトップに立つものの、直後に伊藤が59秒052を出して再逆転。さらに酒井が59秒222で3番手へ。4番手は角間光起(ELEVレーシング10VED)の59秒334。角間は現在筑波富士シリーズ3位、筑波単独でのシリーズランキングでは首位に立っている。

 残り15分、伊藤は58秒台に入れて58秒796、酒井が59秒119で2番手へ浮上するが0.323秒の差がある。3番手石井で4番手に59秒253で落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)が上がってくる。

 3台が出場のマスターズクラスのトップは総合9番手の秋山健也(スーパーウインズKKS2)だ。

 酒井は残り14分に59秒075までタイムアップするが0.279秒差の2番手変わらず。4番手には59秒180で角間が再浮上。落合5番手で津田が6番手。

 後方で順位を上げて来ているのが昨年来の筑波参戦の小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)で、今年はもてぎ・SUGOシリーズを主戦場としているが、次戦までのインターバルが長いことからスポット参戦を実行。久しぶりの筑波に前日はカンを取り戻すのに苦労していたようだが、予選に入って1分2秒台の13番手からスタートし59秒879で10番手までポジションを上げて来ている。昨年も目立っていた黄色いTシャツの応援団も健在だ。

 残り12分、角間が59秒084で3番手へポジションアップ、また秋山も59秒277で5番手へ。KKS-2を投入して以来、マスタークラスのみならずオーバーオールでも上位へ食い込む速さを見せてきている。残り11分で石井が59秒081を出して再度3番手へ。酒井も59秒001とタイムを上げて58秒台に迫る。

 20分間の予選も折り返しを過ぎて残り時間10分。ここで伊藤がピットンイン、タイヤを点検するとピットアウトしていった。この頃からタイヤのピークが過ぎたのかタイムアップする選手が少なっており、そんな中自己ベストを更新して順位を上げたのが津田で、59秒140でチームメイトの落合を下して5番手。津田はこのところ伸び悩みが続き、練習ではいろいろと模索していると聞くが、そろそろ効果が出てきたようだ。

 残り5分。酒井がついに59秒を切って58秒794を出してトップに浮上。伊藤との差は0.002秒だ。伊藤もピットアウト後に自己ベスト更新を狙って走っているが更新できない。さらに石井も58秒972と58秒台に入れるが伊藤に及ばず3番手変わらず。以下角間~津田~落合と続くと、残り3分あたりで。酒井、伊藤、石井と立て続けにピットイン。タイムアップも限界に達したようだ。

 最後に自己ベストを更新してポジションアップしたのが鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)でチェッカードフラッグ後のアタックで59秒254をマーク、秋山をかわして7番手に上がった。

 ポールポジションの座は2戦連続で酒井の手に。伊藤は0.002秒差に泣いたが、徹底的にメンテナンスされたマシンは大いに復調したということで表情は明るい。3番手石井は筑波富士シリーズランキングトップながらここまで優勝がないため、期待とプレッシャーが入り混じった状態だ。以下4番手角間、5番手津田と続き、6番手には塚本がつけていたが、走路外走行複数回のペナルティでベストタイムが抹消され9番手にドロップ、繰り上がりで鈴木が6番手となった。

 マスタークラスのトップは総合7番手の秋山、2位は総合13番手の畠山退三(Hobby Base & zap speed)、3位は総合16番手の竹沢茂(スーパーウィンズ10V)という結果になった。

 筑波/富士第7戦決勝は午後2時5分スタート予定、今回もまたライバルだけでなく暑さとの闘いになる。

予選2位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

予選4位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

予選3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

予選5位は津田充輝(ファーストガレージKK-S2)

予選6位は鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)

予選7位、マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS2)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第7戦筑波公式予選結果

SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/09/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 7 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
155酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
58.794--125.217
214伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.796 0.002 0.002125.213
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
58.972 0.178 0.176124.839
491角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
59.084 0.290 0.112124.602
552津田 充輝ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
59.140 0.346 0.056124.484
658鈴木 悠太ZAP SPEED KKS2
MYST KK-S2
59.187 0.393 0.047124.385
73M1秋山 健也スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
59.237 0.443 0.050124.280
8*51落合 蓮音ファーストガレージKKS-2
MYST KK-S2
59.253 0.459 0.016124.247
9*39塚本 凜世F-BrainウィンズS2 ED
MYST KK-S2
59.296 0.502 0.043124.157
1078小田部 憲幸フォースリンクZAP ED
MYST KK-S2
59.318 0.524 0.022124.111
1154中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
59.358 0.564 0.040124.027
1222内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
59.446 0.652 0.088123.843
1338M2畠山 退三Hobby Base & zap speed
MYST KK-S2
59.614 0.820 0.168123.494
1418水谷 誠HC桶川MRPytt ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
59.688 0.894 0.074123.341
1524甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'00.232 1.438 0.544122.227
1616M3竹沢 茂スーパーウィンズ10V
TOKYO R&D RD10V
1'00.317 1.523 0.085122.055
1772紀平 啓祐ELEVレーシング制動屋S2
MYST KK-S2
1'00.380 1.586 0.063121.928
  • CarNo. 51は、筑波サーキット一般競技規則第19条1違反(複数回走路外走行)により、ベストラップを削除した。
  • CarNo. 39は、筑波サーキット一般競技規則第36条2違反(ピットエンド信号無視)により、最後尾スタートとする。

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あのニック・デ・フリースがSFに参戦?! TEAM IMPULが19号車での起用を発表

平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するITOCHU ENEX TEAM IMPULは8月24日〜25日にモビリティリゾートもてぎで開催される第5戦、および10月12〜13日に富士スピードウェイで第6戦、第7戦の19号車ドライバーにニック・デ・フリース(オランダ)を起用すると8月7日付で発表した。

 デ・フリースは2019年にFIA-F2でチャンピオンを獲得、その後はFormula Eに参戦して2020-21シーズンにチャンピオンを獲得しており、現在は世界耐久選手権(WEC)にトヨタ・ガズーレーシングから参戦している。

 2023年にはスクーデリア・アルファタウリで角田祐毅のチームメイトとしてF1に参戦していたが、成績不振を理由にシーズン途中で解雇の憂き目にもあっている。

 世界のトップカテゴリーを渡り歩いてきた実力派のデ・フリースが初めてのスーパーフォーミュラでどんな走りを見せてくれるか、要注目だ。

 なお、チームは最終戦鈴鹿大会の第8戦、第9戦については、第3戦、第4戦に参戦した平良響を再び起用することも併せて発表している。平良もまた、7月に富士スピードウェイで行われた第4戦において8位入賞を果たしているトヨタ育成期待の若手だ。こちらにも注目していきたい。

Tet: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第7~9戦SUGO 小出選手が2勝目を飾る、予選は両レースでPPを獲得

 B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、6月22〜23日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7~9戦に参戦し、小出選手が第7戦でポール・トゥ・ウィン、荒川選手は3戦ともコンスタントに上位入賞を果たしました。フレデリック選手は第8戦でポールポジションを奪う速さを見せましたが、不運なトラブルに見舞われるなど入賞1回にとどまりました。

 マスタークラスは、ドライコンディションの第7戦は今田選手が制しましたが、第8、9戦はDRAGON選手が、雨のなか速さを見せて連勝。この結果、二人の勝敗は今田選手の4勝2敗となりました。

■第7、8戦予選(6月22日(土)午前11時~11時30分)

 蒸し暑い天候のなか行われた予選。第7戦では、「うまくハマった」と小出選手が1分13秒260をマークしてポールポジションを獲得。フレデリック、荒川選手も僅差で続き、グリッド上位を独占しました。

 第8戦は、路面状況が変化するなかで全体的にタイムアップ。フレデリック選手が最後に1分13秒025をマークしてポールポジションを獲得しました。小出選手は路面の変化を読みきれずに4位、荒川選手は攻めた結果、ミスもあってタイヤの一番良い状態を使い切れず6位でした。

ドライバー Rd7予選タイム(順位) Rd8予選タイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 1分13秒332( 2) 1分13秒025( 1) 1(14)
50号車 小出 峻 1分13秒260( 1) 1分13秒236( 4) 1(14)
51号車 荒川 麟 1分13秒336( 3) 1分13秒328( 6) 0( 8)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:33度、路面温度:45度

■第7戦決勝(6月22日(土)午後3時35分~26周)

 スタートを決めた小出選手は、1周目から2位以下を引き離しにかかりました。他の選手がタイヤの摩耗からタイムが大きく落ち込むなかで、小出選手は毎周コンスタントに約0.5秒のマージンを築き、10周目には2位フレデリック選手との差を4.4秒にまで広げました。

 フレデリック選手は、この頃から左リヤタイヤにトラブルが出てペースダウン。大きく順位を落とし、21周目にピットでレースを終えました。タイヤは完全に剥離した状態でした。

 フレデリック選手の情報を無線で聞いた小出選手は、ペースをコントロールしながら残り周回を走りきって今季2勝目のチェッカーを受けました。荒川選手も堅実に走って3位フィニッシュ。2人揃って表彰台に上がりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック DNF 1分14秒782( 2/12) 0(14)
50号車 小出 峻 1位 1分14秒466( 1/12) 10(24)
51号車 荒川 麟 3位 1分15秒002( 8/12) 5(13)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:35度、路面温度:44度

■第8戦決勝(6月23日(日)午前9時~18周)

 レースは完全なウェットコンディションとなり、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなりました。3周終了時にSCラン解除になりますが、マスタークラスの藤原選手がスピン、ストップしてしまい、さらに2周のSCランが続いた後にリスタートとなりました。

 PPスタートのフレデリック選手は、3コーナーでやや膨らんで2位に落ち、その後は、中村、フレデリック、荒尾、小出選手のオーダーでレースは進みました。終盤になると、独走状態となった中村選手の後方で繰り広げられていた2位争いがヒートアップ。

 16周目に馬の背コーナーでミスをした荒尾選手を抜き3位に上がった小出選手は、最終ラップにも馬の背でフレデリック選手にアウトから仕掛けました。しかし、抑えようとしたフレデリック選手が小出選手に接触。小出選手は順位を落としてしまいました。3位でコースに復帰したフレデリック選手は、この接触でプラス5秒のペナルティとなり、正式結果は5位になりました。

 なお、レースは規定の30分を経過したため、予定されていた19周より1周少ない18周でチェッカーとなりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 5位 1分33秒082( 8/12) 2(16)
50号車 小出 峻 8位 1分32秒767( 4/12) 0(24)
51号車 荒川 麟 4位 1分32秒456( 2/12) 3(16)
  • 天候:雨、コース:ウェット、気温:18度、路面温度:22度

■第9戦決勝(6月23日(日)午後0時35分~16周)

 雨は降り続いていましたが、若干コンディションが回復したため、スタンディングスタートとなりました。「フォーミュラで雨のレースはほとんど経験がない」というPPスタートの小出選手は、タイヤのグリップ感を十分に掴みきれず、スタートダッシュを見せた4番グリッドの野中選手の先行を許すことになってしまいました。

 荒川選手は1つポジションを落として4位、最後尾スタートのフレデリック選手は1周目にマスタークラスの4台を抜いて8位となってレースは進みますが、徐々に霧が出始め、7周終了時に視界不良のためSCが導入されました。

 SCランが続くなかで、各車はタイヤを冷やさないようにウィービングをしながら再開を待ちましたが、視界は回復せずに規定の30分を超え、SC先導のまま16周でチェッカーとなりました。

 今大会を終えて、ポイントリーダー野中選手と2位小出選手の差は、12ポイントから7ポイントに縮まりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 8位 1分33秒063( 8/12) 0(16)
50号車 小出 峻 2位 1分32秒651( 4/12) 7(31)
51号車 荒川 麟 4位 1分32秒853( 6/12) 3(19)
  • 天候:雨、コース:ウェット、気温:20度、路面温度:23度
1号車ドライバー ケイレン・フレデリック選手コメント

 複雑な気持ちのレースウィークでした。オートポリスからさまざまな修正を加えた結果、本来のペースを発揮することができ、希望通りの位置で予選を通過することができました。PPと2位を取れたことには満足しています。

 しかし、レース1では私たちのコントロールが及ばない事態が起こって、レースを終わらせることになってしまいました。その結果レース3も最後尾スタートになってしまいました。レース2はPPスタートでしたが、ウェットでのSUGOは未経験でしたので、非常に難しいレースとなり、期待していた結果は得られませんでした。

 次の富士に臨むにあたって、チームの実力には自信を持っていますので、良い結果を残せるよう全力を尽くしたいと思います。我々にはもう少し運が必要ですね。

50号車ドライバー 小出 峻選手コメント

 今週末は調子は悪くなかったですね。一発に関してもロングに関しても良かったと思います。ただ、1レース目は満足のいく内容でしたが、2、3レース目に関しては、細部の詰めがまだ足りなかったように感じています。ベースの部分は他に比べて優位に立っていると思いますので、細部の足りない部分を埋めていけば、思い描く形になるはずです。

 シリーズポイントはまだ少しビハインドがありますが、ポイント差は縮まっていますし、何よりも手応えは十分感じていますので、やるべきことをやって、きちんと実力を出せば自ずと結果はついてくると思っています。

■51号車ドライバー 荒川 麟選手コメント

 オートポリスに続いて2大会目ですので、クルマにも慣れていますし、専有走行からスムーズに進めることができました。予選では少しミスもありましたが、ポールを狙える速さはありました。レースに関しては、オートポリスで失敗続きだったスタートに重点的に取り組んだ結果、徐々に改善され、3レース目では決めることができました。

 全体的に成長していることは実感できましたが、望んだ結果が出せていないので、悔しさの残る週末でした。

マスタークラス

 今大会は、今田選手、DRAGON選手、清水選手に加え、SFライツデビューとなる2023年FIA-F4インディペンデントカップチャンピオンの藤原誠選手がエントリーし、マスタークラスのフルメンバーが揃いました。

■第7、8戦予選

 木曜日の専有走行で好調だったDRAGON選手は、金曜日の走行でクラッシュしてしまい、十分な走り込みができないまま予選を迎えました。

 ドライコンディションとなった予選では、今田選手がディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せ、第7戦では0.2秒、第8戦では0.5秒の差をDRAGON選手につけ、ダブルクラスPPを獲得しました。

 清水選手と藤原選手の二人も僅差の争いを見せ、第7戦では藤原選手が0.1秒上回り、第8戦では二人とも大きくタイムアップするなかで、清水選手が0.1秒上回るという五分の速さを見せました。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 1分15秒336(M1) 1分15秒023(M1) 1+1(34)
8号車 清水康弘 1分17秒201(M4) 1分15秒952(M3) 0(10)
13号車 藤原 誠 1分17秒067(M3) 1分16秒060(M4) 0( 0)
30号車 DRAGON 1分15秒585(M2) 1分15秒554(M2) 0(21)

■第7戦決勝(26周)

 スタートで前に出るチャンスを狙っていたDRAGON選手が今田選手に並びかけますが、抜くまでには至らず、トップを守った今田選手が2周目以降も少しずつDRAGON選手との差を開いていきました。その差は、10周目には2.7秒まで広がり、その後もタイヤの摩耗によるタイムの落ち込みを最小限に抑えた今田選手が、今季無傷の4連勝を飾りました。

 このレースがデビューとなった藤原選手は、スタートから清水選手を従えて周回を重ねると、折り返しの13周目以降は3秒の差を保ったまま3位でチェッカーを受けました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合 8位) 1分16秒549(M2) 10(44)
8号車 清水康弘 M4位(総合11位) 1分17秒977(M3) 3(13)
13号車 藤原 誠 M3位(総合10位) 1分18秒131(M4) 5( 5)
30号車 DRAGON M2位(総合 9位) 1分16秒505(M1) 7(28)

■第8戦決勝(18周)

 悪天候のためSCスタートとなりましたが、雨のペースに自信を持つDRAGON選手は、SCランが解除されると、今田選手の背後からチャンスを窺い、8周目の1コーナーで前に出ると、1分35秒台を連発して徐々に今田選手を引き離しました。今田選手も終盤にはペースを上げますが、時すでに遅し。DRAGON選手が今田選手の連勝をストップするとともに、今季初優勝を飾りました。

 清水選手と藤原選手の争いは、藤原選手がSCラン中にスピンをしてしまい、早々に決着。清水選手は単独走行になりましたが、1分38秒から37秒へと徐々にペースを上げ、安定した走りを見せて3位でフィニッシュしました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M2位(総合10位) 1分35秒429(M2) 7(51)
8号車 清水康弘 M3位(総合11位) 1分37秒091(M3) 5(18)
13号車 藤原 誠 M4位(総合12位) 1分39秒657(M4) 3( 8)
30号車 DRAGON M1位(総合 9位) 1分34秒919(M1) 10(38)

■第9戦決勝(16周)

 雨が降り続き視界が悪い状況でしたが、DRAGON選手は1周目のバックストレッチで今田選手の背後につけると、アウトから一気に前に出てトップに立ちました。今田選手も食い下がりますが、DRAGON選手のペースが良く、差は徐々に広がっていきました。後方では、藤原選手が清水選手を従える形でレースは進みました。

 しかし、徐々に霧が出てきたことで視界不良となり、7周終了時にSCが入りました。その後も状況は変わらず、SC先導のまま規定の30分を超え、16周でレースは終了となりました。

 DRAGON選手が雨のレースで連勝しましたが、今田選手はPPポイントを獲得しているため、二人の差は1ポイント縮まったのみで、依然10ポイントの開きがあります。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M2位(総合10位) 1分35秒893(M2) 7(58)
8号車 清水康弘 M4位(総合12位) 1分38秒700(M3) 3(21)
13号車 藤原 誠 M3位(総合11位) 1分39秒448(M4) 5(13)
30号車 DRAGON M1位(総合 9位) 1分35秒270(M1) 10(48)
4号車ドライバー 今田信宏選手コメント

 1日目のドライの予選、第7戦決勝は良かったのですが、2日目はウェットにドライビングを合わせきれなかったという感じです。とにかく視界が真っ白でしたから、DRAGON選手を抑えるためにはかなりリスクを冒す必要がありました。少しマージンを取りすぎたかもしれませんが、今回はクルマを壊さないよう手堅く走りました。次の富士はコースが広く、ドライでもウェットでも攻めることができますので、逆襲したいと思います。

8号車ドライバー 清水康弘選手コメント

 2大会目の今回はコースコンディションが週末を通して移り変わるなか、SFLの経験値をしっかり積み重ねられたのでよかったです。今大会から影山正美さんをコーチとしてお招きし、学びのペースも格段にアップしました。自分に足りていない部分を丁寧に、確実に克服していきたいと思います。次の富士戦は気温も更に上がりますから、体調含めしっかり調整して迎えたいです。

13号車ドライバー 藤原 誠選手コメント

 ダウンフォースが何なのかということが、まだ掴みきれないというのが現状です。少しずつ詰めはしましたが、全体的に詰めきれていないという感じです。特に雨を想定していなかったので、単独走行になるとラインも分からずに戸惑いました。予習不足を反省しています。

 それでも難しいコンディションのレースで、クラッシュもなく無事デビュー大会を終えたことにはほっとしています。次の富士はランオフエリアも広いので、今回は試すことのできなかった限界を探る走りにトライしたいと思います。

30号車ドライバー DRAGON選手コメント

 金曜日の専有走行でクルマを壊してしまったので、ぶっつけの予選でクルマのチェックをしながら攻めることになりました。しかし、それでは今田選手に勝てるはずもなく、予選は完敗でした。ドライの第7戦も、最終コーナーの走りやタイヤの持たせ方を工夫して、ワンチャンスあるかと思っていましたが、ペースは今田選手の方が上回っていました。

 ただ、2日目は雨予報でしたので、雨になれば自信もありましたし、勝てる可能性はかなり高まると思っていました。結果2連勝できましたが、両レースとも今田選手の後ろからスタートしてコース上で抜いて勝てたことは大きかったですね。特に2レース目は1周目のチャンスを逃していたら、SCが入って2位で終わっていたと思います。

 次の富士は今田選手の得意コースですが、ここまで一度も勝てていない予選で何とか一矢報いたいと思います。

B-Max Racing Team Release

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝上位3人のコメント ジェシー・レイシー「マイケルにペナルティが出るとわかって、差を広げられないよう心がけた」

レース6優勝 ジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

優勝したジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

 「いいレースでした。スタートは良くなくて3位に落ちましたが、ペースは悪くなかったのですぐに(中村選手を)パスして、その後もプッシュしました。マイケルとの差は大きかったですが、エンジニアからの無線で彼に10秒ペナルティが課せられるとわかったので、そのギャップを2秒から3秒程度に保つようにマネジメントしました」

 「レース中盤からはプッシュしたので何度かファステストラップを記録しましたが、ミスもしていました」

 「レース中はタイヤを冷やすよう心がけました。レース3がこんなコンディションにならないといいのですが」

 「レース3も予選2位からのスタートですが、まだまだ速くなれると思っているので、勝てるように頑張ります」

レース6決勝2位 ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

決勝2位のミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「スタートシグナルが消える前にクラッチがつながってしまい、リヤタイヤが動いてしまいました。一度ストップしたんですが、ジャンプスタートを取られてしまいました。ペースは良かっただけに残念です」

 「4秒くらいまで引き離すことが出来ましたが、10秒は難しかったです。レースの中盤からは雨が止んだのでプッシュすることが出来ましたが、終盤はタイヤの内圧が下がってしまい、それ以上ペースを上げることが出来ませんでした。表面もヒートアップしていたので、冷やしながら走りました」

 「レース3も勝ちに行きたい。頑張ります」

レース6決勝3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

決勝3位のセバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

「(中村選手との接触について)30秒のペナルティをもらうことになりました。がっかりしましたけど、レースでは多くのことを学ぶことが出来たので、レース自体はエンジョイできました。インシデントについて中村には謝罪しました」

 「ここはいいサーキットで気に入っているので、次のレースも楽しみです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝 ジェシー・レイシーがFRJ初優勝! PPミハエル・サウターはペナルティに泣く

優勝したジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

 2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース7決勝が6月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2番手からスタートしたジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が今季初優勝を達成した。

 レース7決勝は午前9時15分より18周で行われた。昨夜からの雨は一旦収まっているものの、路面はまだ濡れており、競技団からウェット宣言が出されるなか、各車ウェットタイヤを装着してスタートに臨んだ。

 なお、予選3番手の堀尾風允(Sutekina Racing)は出走前にクラッチトラブルが発覚したため、残念ながら出走を取りやめている。

決勝がスタートした

 スタートでトップに立ったのはポールのサウター。中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が2番手にジャンプアップし、レイシーは3番手で1周目を終えた。

 中村を激しく追い上げるレイシーは2周目のヘアピンでインをつき、そのまま並走でリボルバーを立ち上がったが、このバトルはレイシーが勝利する。

 一方、トップを快走するサウターに対しては競技団からはジャンプスタートの裁定が下り、10秒加算のペナルティが課せられた。これでサウターはレイシーに10秒以上の差をつけなければ勝利を手にできない状況となる。

 3周を終えてのサウターのリードは2秒942。しかし2番手のレイシーが3周目、4周目とファステストラップを更新しながら追い上げたため、4周終わりでの差は2秒184となる。

 その後も二人はファステストラップを更新し合いながら周回を重ねるが、徐々にサウターがリードを広げていき、15周を終えた時点でその差は4秒090差に。16周目には4秒524差にまで広げたサウターだったが、結局タイムペナルティ相当分のリードを築き上げることは叶わず、最後は4秒815差でフィニッシュ。

 この結果、ジェシー・レイシーがここでFRJ初優勝を達成。ミハエル・サウターは10秒加算の結果2位となった。

 なお、3位を走行していた中村賢明はファイナルラップのダブルヘアピン二つ目でセバスチャン・マンソンと接触、残念ながらここでストップしてしまった。マンソンは3位でチェッカーを受けたが、このアクシデントによりマンソンには30秒のペナルティが課せられた。しかしそれでもなお後続との差は大きく、彼がそのまま3位表彰台を得ることになった。

 第3戦決勝レース8はこのあと午後1時35分より18周で行われる。

優勝はジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)

決勝2位はミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

決勝3位はセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)

決勝4位は中村賢明(TOM\'S FORMULA F111)

マスタークラス優勝は辻子依旦(PONOS RACING)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
153ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1831'07.268--
2*5ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1831'12.453 5.185 5.185
3*55セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1831'57.38950.12144.936
428中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1729'42.5141Lap 1Lap
545M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1731'39.8861Lap 1'57.372
662猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1732'18.2221Lap 38.336
723M2YUGOS2R Racing
N-SPEED
1532'28.3963Laps2Laps
---- 以上規定周回数(75% - 13 Laps)完走 ----
-3堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 5 ミハエル・サウター(G FORCE F111/3) 1'41.809 (15/18) 130.939 km/h
  • CarNo. 5は、FRJ競技規則第31条7(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 55は、FRJ競技規則第5条1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山予選後のコメント ミハエル・サウター「岡山はいいサーキット、楽しんで走っている」

レース6、7、8ポールポジション ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

レース6~8ポールポジションのミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「岡山は初めて走りますが、いいサーキットですね。楽しんで走っています」

 「ポールポジションを3回取りましたが、使えるタイヤは2セットなので、全てで勝つのは難しいと思います。でもどのレースでもいいので、一つか二つは勝ちたいですね」

 「明日は雨になるかもしれないので判断は難しいですが、新しい方のタイヤはレース1で使う予定です」

レース6、7、8予選2位 ジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

レース6~8予選2位のジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)

 「予選は1回目、2回目とも良かったです。予選1回目はずっとプッシュしていましたし、2回目もトップからコンマ2秒差でした。ただ2回目ではプッシュしているときにセクター2で飛び出してしまって、クラッシュしてしまいました」

 「ターン9(パイパーコーナー)の立ち上がりからオーバーステアが出て、グラベルに飛び出してしまいました」

 「レースには自信があります。岡山は鈴鹿やSUGOよりもオーバーテイクしやすいと感じていますから、優勝を目指して頑張ります」

レース6予選3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

レース6予選3位、レース7予選4位、レース8予選5位のセバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

「まだまだ速くならないといけませんね。ここのコースレイアウトはオーバーテイクしやすそうに感じるので、決勝では順位を上げていきたいです」

 「自分のドライビングに原因がありました。もっと攻めていかないといけませんでしたね。決勝では3レースとも優勝を目指します」

レース7、8予選3位 堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)

レース6予選4位、レース7,8予選3位の堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)

「昨日の専有走行が雨だったので、今日初めてドライで走ることになりましたが、みんな同じ条件ではあると思います。明日が雨という予報なので、この予選でドライタイヤを1セット潰してもいいくらいの気持ちで、とにかく周回を重ねようと。攻めきれなかったポイントがありながらも、なんとか絞り出した3番手で、あまり余裕はありませんが、まだやりようはあると思います」

 「岡山は2019年にFIA-F4で走ったきりだったので、今日走り始めて『速いなこりゃ?』と思いました(笑)F4よりパワーがあるので戸惑いましたね」

 「(連勝した)SUGOとはセッティングが違うので、まだ合わせきれてないよね、って感じです。決勝に向けて大きく変えてみようかなと思います。まずはスタートを決めて、追いついたら抜くだけです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山公式予選2回目 ミハエル・サウターがここでもトップ! 3レース全てでPPを獲得

レース7ポールポジションのミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

 6月29日に行われた2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦岡山大会の公式予選2回目はアクシデントが相次ぎ2度の赤旗が出される展開となったが、ここでもまた
ミハエル・サウター(G FORCE F111/3)がトップタイムを記録。サウターは3レース全てでポールポジションを獲得する結果となった。

 予選2回目は午前9時35分より15分間の走行でレース7のスターティンググリッドを決定する。天候は晴れ。路面はドライだ。

 各ドライバーともアウトラップ、ウォームアップに続いて3周目からアタックを開始。ここで1分28秒004を出したサウターがトップに立つ。

 4周目にはジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が1分27秒735までタイムを縮めるが、サウターも1分27秒707を叩き出して依然としてトップ。3番手には1分28秒108で堀尾風允(Sutekina Racing)が上がってきた。

 サウターは5周目に1分27秒425を記録。レイシーも1分27秒556までタイムを縮めるが、6周目のパイパーコーナーでレイシーがコースを飛び出し、エンケイブリッジ下にストップしてしまったため、赤旗中断に。

 車両回収ののち、予選は9時54分に再開されたものの、今度は猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が1コーナーでスピンアウトしたため、2度目の赤旗が提示されてしまい、そのまま予選は終了となった。

 この結果、レース7はミハエル・サウターがポールポジションを獲得。2番手はジェシー・レイシー、3番手は堀尾風允という結果となった。

 レース7決勝は明日の朝9時15分より18周で行われる。

レース7予選2位のジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)

レース7予選3位の堀尾風允(Sutekina Racing)

レース7マスタークラスポールポジションの辻子 依旦(PONOS RACING)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース7公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Race 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'27.425--152.483
253ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.556 0.131 0.131152.255
33堀尾 風允Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'28.108 0.683 0.552151.301
455セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'28.235 0.810 0.127151.083
528中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1'28.250 0.825 0.015151.057
645M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1'29.986 2.561 1.736148.143
762猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.172 2.747 0.186147.837
---- 以上基準タイム(110% - 1'36.168)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'37.78210.357 7.610136.332

Forumula Beat

第7戦富士決勝ドライバーコメント 2位・ISHIKEN「そのうち伊澤さん譲ってくれる」

優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

優勝したハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「最後にSCが入らなければ気持ち良く行けたと思うのですけれど、最後合わせられて前に行かれちゃいましたけど、結果は優勝で。(ハンマーレーシングの1-2だが?)それが一番嬉しいですね。こんなに早く実現するとは思っていなかったです(笑)」

2位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)

決勝2位のISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)

 「十勝は出てないですけど、前回のもてぎに続いて連続表彰台です。後残すのはてっぺんだけです。そのうち伊澤さん譲ってくれると思うので(伊澤と揃って爆笑)。(見事なオーバーテイクだったが?)あんなに全部きれいに決まると思わなかったですね」

3位 宇高希(TAKEFIRST F108)

決勝3位の宇高希(TAKE FIRST F108)

 「(初出場初表彰台?)正直展開に恵まれただけで、自分の走りはまだ課題があるのですけれど、結果を残せたのでよかったです。スリックタイヤで行きましたが、自分が下手くそで他の人よりタイヤ暖めるのに3周くらい余分にかかってしまいました。でもそこからはいい感じで。序盤にレインタイヤに行かれてしまうのは仕方ないと思っていたので。SC明けで徳升選手は抜けると思ったのですけれど、(ISHIKENとは)ミドルあたりのラインで入ってインを差されて、切り返しで狙いたかったですがだめでした。次のSUGOまでにちゃんと速くなって結果出せるように頑張ります」

4位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

決勝4位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

 「足りなかったですね、あと1周が難しかったな。仕方がない。レインタイヤはスリックよりも最初の3周はよかったですけれどね、その後は圧倒的にペース遅かったと思います。終わってみればスリックの方が正解だったのかなって感じですね。雲を見ていても黒いですし、これは(雨が)来たなと思ったのですけど、全然来ないし「おかしいなぁ」と思いながら走っていました(苦笑)。ま、こればっかりは誰にも読めないですね」

5位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)

決勝5位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「自分のペースどおり走れたので、結果はちょっと納得いかないですけれど、いいレースだったんじゃないかな、と思います。(スリックタイヤは?)最初はちょっと濡れていて霧の影響とかもあって苦しいなと思ったのですけれど。後半乾き始めてきたのでペースを取り戻すことができたので、先頭を走っていて行けるかなと思ったのですけれど。ちょっと接触とかあって、それがペナルティ対象に取られてしまったので、そこは僕も反省するところなのかな、って。前にいない僕が悪かったので、次は頑張ります」

6位(ジェントルマンクラス1位)植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝6位、ジェントルマンクラス優勝の植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

 「(久々ジェントルマンのトップ快走だったが?)あのまま雨がちょっとでも降ってくれたら、行けるなと思ったのですけれど。途中からドライになっちゃったので、やっぱりドライ(タイヤ)には勝てないですね(苦笑)。それでもなんとか総合3位に入れるかな、と思っていたのですけでど、あのSCで一気に詰まって、そしたらもうドライタイヤ勢がどっと来たので、苦しかったです。まぁでも楽しくレースできて、よかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOIME

Forumula Beat

第7戦富士決勝 終盤SCランから残り1周の超スプリント、酒井翔太がトップチェッカーもペナルティで降格、ハンマー伊澤が優勝

ハンマーレーシングが1-2でシャンパンファイト

 2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第7戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、雨上がりの微妙なコンデションの中、13周のレースの10周目に投入されたセーフティカー(SC)が12周目に退き、ファイナルラップ1周だけのレースで酒井翔太(ファーストガレージ F108)がトップでフィニッシュするも接触によるタイムペナルティ5秒加算で降格となり、2位フィニッシュのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が優勝となった。

 本日の最終レースとして午後4時コースインが始まったF-Be第7戦。午前の第6戦でジェントルマンクラス2位に入った長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)は欠場となり、出場は19台。

 雨はあがったものの路面は所々ウエットパッチが残っている微妙なコンデションな上に、いつ雨が降ってきてもおかしくない雲行き。ダミーグリッドについた各車は、スリックタイヤを履くものとレインタイヤを履くものが混在。しかもダミーグリッド上でもスリックからレインへ、反対にレインをスリックへと交換する選手がいて、グリッドはカオスな状況。果たして誰の選択が正解か?

霧でスタートディレイとなった

 そして午後4時20分のフォーメーションラップ開始直前に富士スピードウェイ名物の霧が立ち込め始め、ストレートからTGRコーナー方向が見通せないほどの濃霧、モニターの映像でもコーナーがまったく見えない箇所がある状態で、スタート進行はディレイ。その後嘘のように霧が晴れて、レースは15分遅れで、SCの先導でスタートすると宣言された。

レースはセーフティーカースタートなった

 SCの先導でレーススタート、すると1周目の終わりにポールポジションの金井亮忠(チームNATS 正義 001)がピットに飛び込んでくる。ここでスリックからレインへとタイヤを交換する事を決断したが、なんとタイヤの準備ができておらず大きくタイムロス。後で金井に聞いたところ、元々チームにはSCラン中にコースの状況を見てタイヤ交換に入る可能性があると告げてあったそうだが、年度が変わって新たな学生で編成された不慣れなチーム。悪いことに今回はメインイベントのWGTCアジアのマシンや機材が置かれたピットでの作業と環境の厳しさがあり、タイヤの準備が遅れてしまったようだ。これで20秒以上のタイムロスがあり、当初の見込みでは金井は隊列の最後尾につけてレース再開のはずが、隊列に追いつく前にグリーンフラッグが振られて20秒以上のビハインドを背負ってのレーススタートになってしまった。

 2周目にSCがコースを外れ3周目から本格的にレーススタート。金井不在でトップから発進のハンマー伊澤を先頭に酒井~宇高希(TAKEFIRST F108)~徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)~植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)~KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)という並びでレースが始まる。

 ハンマー伊澤と酒井はスムーズにスタート、一方スタートラインを越えた直後からバトルを始めたのが宇高、徳升、植田の3台で、並走でストレートを加速すると、TGRコーナーへは徳升が前を取って3番手、植田4番手、宇高5番手という順にターンイン。徳升と植田はダミーグリッド上でスリックからレインにタイヤ交換しており、一方宇高はスリックのままでスタート、とここではレインタイヤが有利な状況か。しかし徳升はTGRコーナーでアウトにはらんでコースアウト、すぐに復帰するが植田の先行を許してしまう。後方では5位に落ちた宇高にKAMIKAZEが襲い掛かりアドバンコーナー進入でオーバーテイクに成功。KAMIKAZEはグリッド上でレインからスリックに交換していたが、その後再度レインに戻した模様だ。彼がドライブする「SYNARGY RD04W」は昨年終盤にデビューしたこのカテゴリーでは久々のニューモデルだが、ここまでスタンディングスタートで度々エンジンストールを起こして苦慮していた。その後エンジンをチューナーに戻して設定してもらい、今回からスタートの問題は解消したと語っていた。

 レインタイヤの植田はペースが速く、100Rでアウトからスリックの酒井を抜いて2位にポジションアップ。さらに徳升もダンロップコーナー入口のブレーキングで酒井を仕留めて3位へ。このあたりはレインタイヤが有利なのか、植田と徳升は13コーナーでスリックのハンマー伊澤に肉薄。そして最終パナソニックオートモビルコーナーでインから植田がハンマー伊澤のインを突いて前に出る。しかしストレートに出るとハンマー伊澤の加速がよく、植田に並びかけてコントロールライン上では0.027秒差と僅かに前に出てトップで3周目を終了。3位徳升も0.266秒差とテール・ツー・ノーズ状態。4位に落ちら酒井はそこから約1秒の遅れ。KAMIKAZ5位、6位に宇高を仕留めた松井俊仁(ファーストガレージ FG108)が浮上しジェントルマンクラスの2位3位を構成。スリックタイヤで苦戦の宇高は7位へドロップ。

 4周目、ペースではレインタイヤの植田に分があり、TGRコーナー入口でハンマー伊澤をオーバーテイクしてトップ、徳升も植田に続きインからハンマー伊澤を仕留めて2位へあがる。植田の勢いは止まらず1分53秒801と徳升より2秒以上速いタイムでギャップを築く。久々にジェントルマンクラスのドライバーがトップを走る。一方3位に落ちたハンマー伊澤に今度は酒井が襲い掛かり、第2セクターでオーバーテイク、酒井3位、ハンマー伊澤4位に。ジェントルマンクラスによる5位争いも松井が先行しKAMIKAZEは6位に後退。続く5周目に酒井は徳升も片づけて2位へ浮上。本日3レース目の酒井だが16歳の体力は疲れを知らないのか。しかしこの間に植田は着々とギャップを築き、5周目終了時点で2位に4.059秒差と独走状態。酒井の後方、徳升とハンマー伊澤は0.6秒の差でトレイン状態だ。SCラン中のタイヤ交換でタイムをロスした金井は誰よりも速い1分52秒台で追い上げを敢行、14位までポジションを戻している。

 ここから酒井が反撃を開始、6周目に1分51秒943とここまでの最速タイムを叩き出すと植田とのギャップを一気に削り取り1.882秒まで追い上げる。路面コンデションも好転して来ており、ここからはスリックタイヤ勢の反攻が始まる。ハンマー伊澤も6周目の最終コーナーからの立ち上がりで徳升をオーバーテイク、3位の座を取り戻す。松井を挟んで宇高とこちらもスリックのISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)がKAMIKAZEを攻略して6位、7位に上がる。

 酒井はみるみるうちに植田に接近、7周目にテール・ツー・ノーズ状態に持ち込むとパナソニックオートモビルコーナーで勝負に出ると僅かに接触があり植田が姿勢を乱し、酒井が前でストレートに戻って来る。さらにハンマー伊澤も植田をオーバーテイクして2位へあがりコントロールライン上では酒井に0.570秒差。植田は2.5秒以上遅れたが3位を守っている。ハンマー伊澤はスリップストリームを活かして酒井のテールに食らいつき、テール・ツー・ノーズ状態でTGRコーナーに飛び込むが酒井もポジションを守る。8周目も両車の間合いは変わらず、ハンマー伊澤が1分50秒827とファステストラップを更新して酒井のテールを逃さず0.093秒差。3位に落ちて5秒以上の差をつけられた植田だが、第1セクターで最速タイムを出すなどまだスピードは失っておらず4位徳升とは2.5秒以上の差がある。そして宇高が松井を捕らえて5位に浮上。

 酒井にプレッシャーをかけ続けていたハンマー伊澤が勝負に出たのは9周目、ストレートで酒井の横に出るとTGRコーナーのブレーキング勝負でアウトから仕掛けて酒井をオーバーテイク。トップの座を奪い取ると、じわりと差をひろげて0.417秒差、さらに10周目に1.116秒までギャップをひろげる。

 このタイミングで酒井に対して、植田との接触でタイムペナルティ5秒加算が通達される。これで酒井が勝つためにはハンマー伊澤を逆転してなおかつ5秒以上の差をつけなければならなくなった。

 さらに時を同じくして、17位を走っていた新井誠二(ファーストガレージRK01)がアドバンコーナーでスピン、コース上で停止してしまい、ただちにSC投入が宣言される。このままSCランでフィニッシュかとも思われたがオフィシャルの素早い対応でマシンが撤去され、レースはファイナルラップを残して再開。残り1周の超スプリントが行われる。

 リスタート前の順位は トップ ハンマー伊澤、以下~酒井~植田(G1位)~徳升~宇高~ISHIKENというトップ6。ここまでが1.645秒以内のトレイン状態でレースは再開。そしてスタート直後のタイヤ交換で大きくポジションを失った金井が10位、トップと3.827秒差まで詰めている。泣いても笑ってもあとワンラップだ。

 酒井はハンマー伊澤をピッタリとマーク。仕掛ける雰囲気をまき散らしながらコントロールラインを通過するとさっそくオーバーテイクに取りかかり、右サイドから並走。TGRコーナー手前でインからハンマー伊澤を抜き去る。後方では植田が後続集団にのみ込まれてTGRコーナーでは徳升~植田~ISHIKEN~宇高の順でターンインする。この中ではISHIKENのペースが速く、TGRコーナーでインから宇高をオーバーテイクすると、アドバンコーナーへの進入で植田をインから仕留めて4位へ上がる。さらに宇高もダンロップコーナーで植田をインからオーバーテイク、これで植田は6位までドロップ。

 そして最終パナソニックオートモビルコーナー。酒井とハンマー伊澤は1車長の差。そして徳升とISHIKENがサイド・バイ・サイドでコーナーを立ち上がると最後のストレート勝負。そこに宇高も参戦して、ISHIKENと宇高がスリップストリームを使って徳升の前に出る。3台はもつれるようにフィニッシュラインを通過、3位ISHIKEN、4位宇高、5位徳升の順でその差は0.293秒だった。植田は最後同じジェントルマンクラスの三浦勝(NUTECルノー)に迫られたが守り切って6位、ジェントルマンクラス優勝となった。前方ではハンマー伊澤が酒井を追い詰めたが0.207秒及ばず。

 しかし酒井には5秒加算のタイムペナルティが課されているため、トータルタイムで5位に降着。これにより優勝ハンマー伊澤、2位ISHIKEN、3位宇高、4位徳升、5位酒井、6位植田という結果になった。ジェントルマンクラスは総合6位の植田が優勝、総合7位の三浦、総合10位の松井というクラストップ3となった。

 優勝したハンマー伊澤と2位のISHIKENは同じハンマーレーシングのチームメイト。両者はマシンを降りるとがっちりと握手。マシンビルダーでもあるハンマー伊澤にとっては自ら手掛けた「疾風」が1-2フィニッシュを飾るという本人いわく「夢だった」結果を手にすることになった。

 Formula Beat第8戦、第9戦は7月20-21日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦のシリーズは折り返し。シリーズの行方を占うのはまだ早い。

酒井翔太(#6)とハンマー伊澤(#19)の争い

優勝はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝2位はISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)

決勝3位は宇高希(TAKE FIRST F108)

決勝4位は徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

決勝5位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝6位、ジェントルマンクラス優勝は植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

決勝7位、ジェントルマンクラス2位は三浦勝(NUTECルノー)

決勝10位、ジェントルマンクラス3位は船井俊仁(ファーストガレージFG108)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

Forumula Beat

第7戦富士決勝結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1329'32.299--
216ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1329'36.441 4.142 4.142
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1329'36.634 4.335 0.193
427徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
1329'36.734 4.435 0.100
5*6酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1329'37.092 4.793 0.358
611G1植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
1329'38.382 6.083 1.290
734G2三浦 勝NUTECルノー
Renault FC106
1329'38.915 6.616 0.533
892KENBOWファーストガレージRK01
B-MAX RK01
1329'39.164 6.865 0.249
972金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1329'39.575 7.276 0.411
103G3船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1329'40.582 8.283 1.007
1122G4みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1329'44.62212.323 4.040
120G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-II
1329'46.45314.154 1.831
1382G6梅村 充史F302.MAZDA
Dallara F302
1329'46.47014.171 0.017
149G7KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1329'51.14318.844 4.673
1533D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
DOME F110
1329'51.73819.439 0.595
1678G8鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
1329'52.76120.462 1.023
---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ----
-85G-新井 誠二ファーストガレージRK01
B-MAX RK-01
819'05.6295Laps5Laps
-76G-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
411'13.2269Laps4Laps
-63G-長嶋 重登ミスト☆T.U.CGROUP
Dallara F301
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'50.212 (13/13) 149.047 km/h
  • CarNo. 6は、富士スピードウェイ一般競技規則第16条5.1.a(他車への衝突)により、タイムペナルティー5秒を科した。

Forumula Beat

第6戦、第7戦富士公式予選ドライバーコメント 第6戦PP・ハンマー伊澤「グリップする感じが薄かった」

第6戦ポールポジション/第7戦2位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

第6戦ポールポジション、第7戦予選2位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「セカンドベストでは金井さんに前に行かれてしまいましたね。とりあえず一発(タイム)出てよかったですけれど。GTアジアの影響か、路面にGTアジア仕様のラバーが乗り過ぎていて、グリップする感じが薄かったのですけれど、それは皆さん同条件ということで」

第6戦2位/第7戦ポールポジション 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

第6戦予選2位、第7戦ポールポジショのは金井亮忠(チームNATS正義001)

 「だいぶ良くはなってきているかな、と思います。富士は2年ぶりなので。クルマもその間に改良したりとか、仕様も変わっているので。ドライバーも一昨日一本しか乗っていなくて、それで今朝(フリー走行)走っただけで、そういった意味で、タイム出たかな、と思います。(フリー走行では旧型のサイドポンツーンで走っていたが?)戻しました(笑)。フィーリングはいいんですけれど、ストレートがめちゃくちゃ遅くて、そこが課題ですね。どうバランスしていくかというところで。スリップストリームについて並んでも行かれてしまうのですよ。明らかにダウンフォース出すぎている気がするので、そこをうまく削っていけたらな、とは思うのですけれど。その辺はレース本番で(試すのは)賭けになっちゃうので、難しいです。ただ明日雨になればハイダウンフォースなので(笑)、いいかもしれないです」

第6戦3位/第7戦3位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)

第6戦、第7戦とも予選3位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「最初タイヤがヒートする前は、いい感じでグリップするなと思っていたのですけれど。タイヤに熱が入ってきて、ヒートしだした時にちょっとオーバー(ステア)が止まらなくなっちゃって、第3セクターでタイムロスしちゃっていた。最後何とかタイム出せそうだなって時に引っかかっちゃって、ベストタイムを出し切ることができずに終わっちゃいました。自分のタイヤが暖まった時に、GTアジアの(ラバーの)路面ができちゃっていたので、それが難しかったです。明日は自分が得意な雨が降ってくれるのを願っています(笑)」

第6戦4位/第7戦4位 宇高希(TAKEFIRST F108)

第6戦、第7戦とも予選4位の宇高希(TAKE FIRST F108)

 「よかったと思います。朝いち(フリー走行)のフィーリングが、めちゃくちゃ悪い訳じゃなかったですけれど、もうちょっと良くなれば何とか前の方で走れるかなって思いがあったので。チームと話して、いいセッティングで走れてベストタイム出せたと思っています。(富士固有の難しさはある?)コース自体はあまり気にしていないのですけれど、このクルマがちょっと独特なところもあって。でも鈴木さんという速いドライバーが乗っているので、まだまだ自分が何とか追いつこうと、頑張ってクルマを理解しているところです」

第6戦5位/第7戦5位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

第6戦、第7戦とも予選5位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

 「(最後の方でタイム上がらなかった?)内圧上がり過ぎたかな、って思っていますけれど、ちょっとわかりません(笑)。明日雨ですからね、切り替えて、頑張りますよ。(今後は「徳升先生(高山短大で講師を務めている)」と呼ばないといけない?)いえいえ(苦笑)、生徒もう帰りましたので、先生言わんでいいです(笑)」

第6戦6位/第7戦6位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

第6戦、第7戦とも予選6位、ジェントルマンクラスポールポジションの植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

 「コースレコード出てよかったです。もうちょっと行きたかった、徳升の前ぐらい行きたかったですけれど(笑)。調子よかったので、まぁいいんじゃないですか、十分です。明日の決勝は雨なので、ちょっとどうですかね? クルマいまのところうまくセット出せていないので、スタート決めて、しのいでしのいでしのいで、というレースで勝ちたいですね(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

Forumula Beat

第6戦、第7戦富士公式予選 絶好調ハンマー伊澤と新体制の金井亮忠がポールポジションを分け合う

第6戦ポールポジション、第7戦予選2位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

第6戦予選2位、第7戦ポールポジショのは金井亮忠(チームNATS正義001)

 2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第6戦/第7戦公式予選が6月22日(土)に富士スピードウェイで開催され、第6戦はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)がタイムアップ寸前にトップを奪回してポールポジションを獲得、逆転を喫した金井亮忠(チームNATS正義001)だがセカンドベストタイムでは1位となり第7戦のポールポジションを獲得した。

 梅雨入りが宣言された東海地方だが本日の富士スピードウェイは午前中は好天に恵まれていた。しかし午後に入り雲が多くなり、F-Be予選が行われる午後2時半頃にはストレートを風が吹き抜けて雨の気配がただよっている。

 現在JAF選手権ポイントリーダーの酒井翔太(ファーストガレージF1088)を先頭に、1台が欠場して19台がコースインして20分間の予選が開始。気温26度、ドライコンディションだ。

 まずは残り14分、徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)が1分45秒405のトップタイムを出すと、すかざず酒井が44秒887を出してトップを奪い取る。さらに今回F-Be初出場の宇高希(TAKEFIRST F108)が45秒393で2番手へ、宇高は昨年のS-FJオートポリスシリーズのチャンピオンだ。これで3番手にドロップした徳升だが、続く周回で44秒320をマークして首位を奪回。さらに残り12分40秒に、金井が44秒434をマークして2番手へ。金井は日本自動車大学校で教鞭をとり、生徒が学校や現場でメカニックやエンジニアを務める実習を指導しながらレースを戦っている。今年も4月に新たな生徒によるチーム運営がスタートし、F-Beとしては新体制で今年度初のレースとなる。これで酒井は3番手にドロップ。4番手につける植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)はジェントルマンクラスのトップで44秒839を出している。宇高5番手で、ここ3戦連勝しているハンマー伊澤が45秒762で6番手に上がってくる。

 残り10分を切って予選は折り返し。徳升は1分44秒122までトップタイムを短縮。酒井が1分44秒146で2番手へ浮上。さらにハンマー伊澤も44秒364と1分44秒台に入れて3番手へ。金井4番手へダウン、宇高が5番手で続き植田はジェントルマンクラスのレコードタイムを更新し44秒494を出すも全体6番手へ。ジェントルマンクラス2位は全体7番手のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)、同3位は全体8番手の船井俊仁(ファーストガレージFG108)が続いている。

 残り8分、ハンマー伊澤はさらにタイムを削り取り1分43秒台に入れて43秒789でトップに立つ。徳升2番手、酒井3番手と後退。植田は44秒392と立て続けにクラスのレコードタイムを更新して5番手へ上がり金井6番手。さらに宇高が残り5分で44秒040を出して2番手へ上がり徳升と酒井を追いやると、今度は金井が44秒016を出して2番手へ。さらに残り3分30秒、酒井が43秒914を出して2番手へ再浮上、金井3番手、宇高4番手、徳升5番手、植田は6番手変わらず。クラス2位に長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)が総合7位で上がってくる。

 残り1分30秒、ハンマー伊澤がベストタイムを43秒731まで短縮、酒井も43秒880まで詰めるが0.149秒及ばす2番手。

 これで予選は決着かと思われた残り3秒、金井が1分43秒560を出してトップに躍り出るが、直後にコントロールラインを通過したハンマー伊澤が43秒446を叩き出して再逆転、金井に0.114秒の差で第6戦のポールポジションを獲得した。金井は2番手、以下3番手酒井、4番手初F-Beの宇高、5番手徳升、6番手ジェントルマンクラストップの植田という順になった。

 各選手のセカンドベストタイムで決まる第7戦のグリッドは、トップ金井、2番手ハンマー伊澤とポジションが入れ替わり、以下酒井、宇高、徳升、植田という順位となった。

 Forumula Beat第6戦、第7戦決勝は明日6月23日に行われる。朝から雨の予報で勢力図がどう変わるか、特に雨の鈴鹿の開幕戦で2位以下を30秒以上離す異次元の速さを見せて酒井の巻き返しが注目だ。

第6戦、第7戦とも予選3位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

第6戦、第7戦とも予選4位の宇高希(TAKE FIRST F108)

第6戦、第7戦とも予選5位の徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)

第6戦、第7戦とも予選6位、ジェントルマンクラスポールポジションの植田正幸(Rn-sports制動屋KK-ZS)

第6戦、第7戦とも予選7位でマスークラス予選2位の長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)

第6戦、第7戦とも予選8位でマスタークラス予選3位のKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

Forumula Beat

第7戦富士公式予選結果

FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1'43.594--158.569
219ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'43.683 0.089 0.089158.433
36酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1'43.914 0.320 0.231158.081
440宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1'44.096 0.502 0.182157.804
527徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
1'44.143 0.549 0.047157.733
611G1植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
R1'44.494 0.900 0.351157.203
763G2長嶋 重登ミスト☆T.U.CGROUP
Dallara F301
1'44.805 1.211 0.311156.737
89G3KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1'45.118 1.524 0.313156.270
916ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1'45.398 1.804 0.280155.855
103G4船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'45.500 1.906 0.102155.704
1134G5三浦 勝NUTECルノー
Renault FC106
1'46.130 2.536 0.630154.780
1222G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'46.255 2.661 0.125154.598
1392GKENBOWファーストガレージRK01
B-MAX RK01
1'47.575 3.981 1.320152.701
1476G7松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'47.813 4.219 0.238152.364
150G8渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-II
1'47.959 4.365 0.146152.158
1685G9新井 誠二ファーストガレージRK01
B-MAX RK-01
1'48.522 4.928 0.563151.368
1782G10梅村 充史F302.MAZDA
Dallara F302
1'49.024 5.430 0.502150.671
1833D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
DOME F110
1'50.486 6.892 1.462148.678
1978G11鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
1'52.290 8.696 1.804146.289
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.849)予選通過 ----
-55G13河野 靖喜ファーストガレージ&R-UP
FR2000
d.n.s---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(G: 1'44.520)を更新した。

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第7戦SUGO決勝記者会見 優勝・小出峻「タイヤを守った」

優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:優勝した小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートを普通に決めればトップで帰ってこられると思っていました。スタートは80点くらいで決まったという感じはなかったんですが、後ろとの距離も変らず、ホールショットを取れました。2周目にファステストを狙って、そこからタイヤをマネジメントして走りました。途中、フレデリック選手のタイヤに問題があると無線で聞いて、チームメートですし、ひやひやしたので、そこからペースを1秒くらい落としてタイヤを守り、リスク無くレースを終えました。あしたは天候も展開も荒れると思うので、無理せずにチェッカーを受けたいと思います」

2位 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:2位の中村仁(TOM\'S)

 「スタートはいままでで一番決まりました。3位を走ってて前のフレデリック選手に追いつく場面もあったんですが、処理するのに時間がかかりました。そこで小出選手に大きな差を築かれてしまったのでそこが課題です。ウエットはもてぎのテストで走りました。そこではいいパフォーマンスだったのですが、あしたは先入観を持たずに、いい走りをしたいと思います」

3位 荒川麟(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:3位の荒川麟(B-MAX RACING TEAM)

 「オートポリスでは3戦ともスタートが悪くて、今回スタート練習をして臨みました。スタートは、よかったのですが、中村選手に抜かれたので、そこは改善点です。フレデリックが厳しそうだったのですが、無理に追いつこうとせず、タイヤマネジメントをしながら最後に抜けたらと思っていました。ライツもクムホタイヤでの雨の経験は無いんですが、あしたは自分のできることをしっかりやって、いい結果で終れたらと思います」

決勝フォトセッション:上位3名のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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第7戦SUGO決勝 小出峻が今季2勝目 ケイレン・フレデリックはタイヤトラブルに泣く

優勝した小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦は22日、スポーツランドSUGOで26周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップに立つと、後続を引き離しながら今季2勝目を飾った。

 レースは午後3時35分にフォーメーションラップが始まる。気温も路面温度も高い。

 トップ3、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選2位のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、同3位の荒川麟(B-MAX RACING 324)は無難なスタートを切るが、同4位の中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)は好スタート。インから荒川に並びかけ、1コーナーで3位に浮上する。以下、5位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、6位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、7位に荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、8位に小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。

 2周目に入ったストレートでは6位の野中が古谷に並びかけ、アウトから1~2コーナーで5位に浮上した。

 トップに立った小出は3周目に2位のフレデリックとの差を1秒とすると、その後も徐々にタイム差を開いていく。フレデリックは左リアタイヤにトラブルをかかえており、ペースが上がらない。それでもフレデリックは、ここ抜きにくいSUGOで懸命に後続を抑える。

 15周目、トップ小出は2位のフレデリックとの差を8秒4まで開き独走態勢。フレデリックの左リアタイヤの状態はさらに悪化し、ゴムが剥離始めるとストレートスビードが伸びず、この周3位中村、4位荒川にストレートで並びかけられ、16周目の1コーナーで相次いでかわされ4位まで後退した。

 フレデリックはこの後も順位をずるずると落とし、ついにたまらず20周目にピットインしてリタイアした。

 トップの小出は、フレデリックの状況をチームから無線で知らされ、自身もタイヤをいたわりながら、ペースをコントロール。2位の中村にタイムは詰められるものの、26周を走って4秒差でゴール。今季2勝目を飾った。

 2位には中村が、3位には荒川が、4位には野中が、5位には古谷が、6位には荒尾が入った。

 マスタークラスは、PPの今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートでトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開きながら優勝。開幕から無傷の4連勝を飾った。

 第8戦決勝は明日23日、午前9時より19周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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第7戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
2633'13.506--
235中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
2633'17.600 4.094 4.094
351荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
2633'19.437 5.931 1.837
436野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
2633'20.307 6.801 0.870
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
2633'20.742 7.236 0.435
62荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
2633'21.438 7.932 0.696
738小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
2633'21.778 8.272 0.340
84M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
2633'57.78144.27536.003
930M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
2634'10.65557.14912.874
1013M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
2634'27.3521'13.84616.697
118M4清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
2533'28.2601Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ----
-1ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2025'55.7736Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'14.466 (2/26) 173.387 km/h

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第7戦、第8戦SUGO公式予選ドライバーコメント 第8戦PP・ケイレン・フレデリック「天と地の差」

第7戦ポールポジション、第8戦予選4位 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

第7戦ポールポジション、第8戦予選4位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 「木曜日の練習から調子自体は悪くなくて、安定して上にいました。ポールを確実にするためにエンジニアと話をして、ドライビングを見直しました。第7戦はうまくはまりましたね。第8戦は、第7戦からの路面の変化を読み切れなくて、ちょっとポールを取れませんでした。決勝ですが、やるべきことは普通にスタートして、そのまま危なげない走りで勝ちたいと思います。第7戦勝てば第9戦のポールなので第7戦の方が重要度は高いので、予選的にはトータルでよかったと思います」

第7戦予選2位、第8戦ポールポジション ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

第7戦予選2位、第8戦ポールポジションのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

 「第7戦が2位、第8戦がポールポジションで、2レースともにフロントローからスタートできることはとても嬉しいです。今回のリザルトはオートポリス大会と比べて天と地の差があります。チームがオートポリスからクルマを見直してくれて、今回のパフォーマンスを示すことができました。チームの持てる力、スピードをアピールすることができて良かったです」

第7戦予選3位、第8戦予選6位 荒川麟(B-MAX RACING 324)

第7戦予選3位、第8戦予選6位の荒川麟(B-MAX RACING 324)

 「第7戦は僅差で、トップが見えたので第8戦は思い切っていったら、セクター2で飛び出してしまいました。タイヤのいいところを使えずに沈んでしまいました。攻めた結果なのでしょうがないです。決勝ですが、オートポリスもここもぜんぜん抜けないので、スタート勝負になると思います。でも、スタートは得意ではないです」

第7戦予選4位、第8戦予選2位 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)

第7戦予選4位、第8戦予選2位の中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

 「第7戦はおおきなミスが響きました。第8戦も行けたかも知れないというタラレバがありました。そこが課題です。コースのコンディションとか読んで、一発で合わせきるという力がまだまだなくて未熟だと感じます。第7戦の大きなミスを修正して走れたのはよかったんですが、第8戦はその反面消極的になってしまいました。練習もロングで走りましたが、今日は暑いのでそこはシビアになってくると思います。スタートさえミスしなければ表彰台は乗れると思います」

第7戦予選7位、第8戦予選3位 荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

第7戦予選7位、第8戦予選3位の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

 「第7戦の予選はミスもあっていい形で終れませんでしたが、第8戦の予選ではうまくまとめることができ、まずまずの順位で終れてよかったです。第7戦はトップからコンマ3でしたが、自分のミスでそれ以上落としているのがあるので、それがなければちぎれたのかなと思います。決勝ですが、順位を上げられればいいですが、前回のレースもいいスタートを切れてないので、まずは普通にスタートしたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Shigeru KITAMICHI

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第7戦、第8戦SUGO公式予選 第7戦は小出峻が、第8戦はケイレン・フレデリックがポールポジション

第7戦ポールポジション、第8戦予選4位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

第7戦予選2位、第8戦ポールポジションのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦、第8戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い、第7戦は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第8戦はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がポールポジションを獲得した。

 第7戦の公式予選は午前11時から10分間で行われた。天候は晴れで、徐々に暑くなってきた。

 真っ先にコースインしたのは小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)。3周ウォームアップを行い、4周目に1分13秒574を記録しトップに立つ。このタイムを上回ったのは、3周目にアタックした古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)で13秒575で小林をかわしトップに立つ。

 さらに、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、1分13秒260でトップに立つと、2位にはケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が13秒260で続く。3位にも荒川麟(B-MAX RACING 324)が13秒336で上がってきた。

 4位には中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が上がり、古谷は5位、小林は6位まで順位を落とし予選を終えた。7位には荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が、ここまで2勝を飾っている野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が8位で続いた。

 ポールポジション(PP)小出と2位フレデリックとの差は0秒072、その後ろの3位の荒川は0秒004差、トップから8位荒尾まではなんと0秒490差で、僅差の予選となった。

 マスタークラスは総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。

 第8戦の公式予選は第7戦終了から10分間のインターバルで午前11時20分より10分間で行われた。

 ここでも小林が真っ先にアタックを敢行。1分13秒290でトップに立つ。古谷が13秒437で2位につけるが、直後、中村が13秒037をたたき出しトップに浮上。

 その中村を上回ったのはフレデリック。1分13秒025でトップに立った。その後、荒川がセクター1で全体ベストを更新しながらアタックを続けるが、コースアウトして万事休す。フレデリックが来日初PPを獲得した。2位には中村が、3位にはタイムを更新してきた荒尾が入った。

 第7戦PPの小出は振わず、4位。5位には小林が、6位には荒川が入った。

 マスタークラスは前戦に続き、総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。

 第7戦決勝は本日22日午後3時35分より26周で、第8戦決勝は明日23日午前9時より19周で行われる。

第7戦予選3位、第8戦予選6位の荒川麟(B-MAX RACING 324)

第7戦予選4位、第8戦予選2位の中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

第7戦予選7位、第8戦予選3位の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第7戦SUGO公式予選結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'13.260--176.241
21ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'13.332 0.072 0.072176.068
351荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'13.336 0.076 0.004176.058
435中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.440 0.180 0.104175.809
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'13.515 0.255 0.075175.629
638小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.574 0.314 0.059175.489
72荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'13.590 0.330 0.016175.450
836野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.750 0.490 0.160175.070
94M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'15.336 2.076 1.586171.384
1030M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'15.585 2.325 0.249170.820
1113M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'17.067 3.807 1.482167.535
128M4清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1'17.201 3.941 0.134167.244
---- 以上基準タイム予選通過 ----

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・迫隆眞「ルーキーでもこのくらい行くぞというのを見せつけた」

優勝 迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

優勝した迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 「速さがあるのはわかっていたので、一つ一つの動作を慎重に丁寧に、後ろとのギャップを築こうと走っていました。セーフティーカー明けに田中選手がきたのはきつかったです。最後のシケインですが、レースやるからには1位を目指さないといけないので、インの空いてるところを、気持ちで行きました。ルーキーで、なめられても困るので、このくらい行くぞというのを見せつけられてよかったと思います。あしたに向けてマシンのセッティングを含め向き合っていきます」

2位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝2位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「スタートは狙ってて蹴り出しはよかったんですが、前に出るところまでは行けませんでした。前半のうちに前に出ればレース展開は違ったと思うんですが、前についていくので必死でした。途中、田中君が来てからは譲りました。前の二人はレベルが違いましたね。SCは入るとは思ってなくて、運もあって最後2位になり最低限の表彰台は取れました。あしたはスタートポジション的にはきついですが、頑張って追い上げられたらと思います」

3位 堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

決勝3位の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

 「いままでカートで今年初めてフォーミュラに乗りました。カートの無いときに出てますが、スタートがうまくいかずまだまだです。岡山のスーパーFJが初戦で、鈴鹿は初めてでいろいろ分からないところが多かったです。スタートでエンストして順位が落ちてしまいました。運よく3番手になり表彰台に乗れてうれしいです。あしたは優勝できるように頑張ります」

4位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

決勝4位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「スタートをミスして7番手まで下がって、トップ争いできるところまで上がりましたが、際どい競り合いでうまく行きませんでした。130Rで抜きましたがシケインでインに入られて、あのまま行ったら当たっていたので、引かざるを得ない感じでした。チャンピオンのポイントを考えればベストな選択だったと思います。可能性は高くなったのであしたはやれることをやろうと思います」

5位 村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

決勝5位の村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

 「スタートが決まって2コーナーでアウトから仕掛けようと思ったら、タイヤが暖まっていなくて、そこで順位を上げられませんでした。その後の接触とかを生き残ることができて、リスタートで挽回しようと思ったんですが、フロントタイヤが暖まらなくて、2回とも苦戦しました。あしたはタイヤに熱を入れて最初から1位になれるよう頑張りたいと思います」

6位 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝6位の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「スタートがめちゃよくて1周目までに4位に上がれましたが、130Rでスピンをしました。すぐに復帰できたので大きく順位を落とさず8番手で戻れました。1台抜いて7番手になりましたが、渡会と一緒でペースがぜんぜん無くて、ストレートがめちゃくちゃ遅いので、自分たちから仕掛けることは何もできず、ミス待ちという感じでした。あしたはポールスタートですが、どれだけ守れるか分からないので、一生懸命頑張ります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿決勝 迫隆眞がポールトゥウインで初優勝 ポイントリーダーの白崎稜は痛恨のリタイア

優勝して手を上げる迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は2日、鈴鹿サーキットで10周の決勝を行い、迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がポールトゥウインで参戦2戦目にして初優勝を飾った。

 レースは午後3時5分にフォーメーションラップが始まった。気温11度と午前に比べ若干暖かくなった。1周を回り22台がグリッドに着きスタートが切られた。

 予選2位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が蹴り出しよく、ポールポジションの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)にイン並びかける。同3位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)もアウトから狙い3ワイドとなるがここは中央の迫が1コーナーを制しトップに立つ。その後ろ、八巻と渡会が2コーナーにかけて並走するがここはイン側の渡会が2位、八巻は3位につけた。

 八巻の背後には、チャンピオンシップを争う予選4位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)、同5位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が予選順位のまま続き、好スタートを切った予選8位の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が6位に上がってきた。S字では、4位田中が白崎、岡本にかわされ6位まで落ちる。

 トップに立った迫は2位渡会との差を広げ、3位八巻もペースが上がらない。4位の白崎には5位の岡本がヘアピン立ち上がりから背後につく。130Rでは白崎にアウトから仕掛けようとした岡本がスピン、360度回るがコース上にとどまり8位まで順位を落とした。

 1周目、トップ迫は2位渡会を1秒5離してコントロールラインに戻ってきた。その1秒3後ろ、3位八巻と4位白崎との差は0秒6。5位には田中が、6位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が、7位には予選13位から130Rの混乱をくぐり抜けてきた永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)が、8位には岡本が続く。

 続く2周目の1コーナー入口では、4位を走る白崎が単独スピン。コースアウトしてグラベルでマシンを止めた。なんとチャンピオンを争うポイントリーダーの白崎が序盤で消える大波乱となった。白崎のマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入される。

 2周目SC中の順位はトップ迫、2位渡会、3位八巻、白崎が消えたため4位田中、5位村田、6位堂園、7位永原、8位岡本だ。

 SCは3周終わりで退き、レースは4周目から再開される。迫はリスタートを決め2位渡会との距離を築くことに成功。3位八巻の背後には田中がつけ、1コーナーでインから3位に浮上。S字でも6位の堂園が村田を捉えて順位を5位に、8位の岡本も永原を捉えて7位に浮上してきた。

 4周目、トップ迫と2位の渡会の差は1秒。ここで渡会のスリップについた田中が1コーナーでアウトから2位に浮上した。3位に落ちた渡会だがあきらめず田中の背後につけ、チャンスをうかがう。

 5周目の130Rでは、スプーン立ち上がりで4位八巻の直後につけた堂園が130Rでアウトから八巻を捉え4位に浮上した。

 7周目にはトップを走る迫がこのレースのファステストラップとなる2分14秒330をたたき出して、2位に上がった田中との差を1秒3とする。

 トップが8周目を走行中に、久保直也(AQUAだーはまRacing)が2コーナーでコースアウト。このため2度目のSCが導入されることとなった。これでトップ迫のアドバンテージはリセットされた。

 SCは9周を回って退き、レースは最終ラップの1周で再開される。2度目のリスタートではトップ迫は2位田中との差を築けない。1コーナーではスリップについた2位田中に迫られ2コーナーで並走するが、田中を押し出し気味で押さえ込みトップを堅守。3位渡会も縁石に逃げた田中に並びかけようとするが、ここは田中が前、渡会は3位のまま。

 2位の田中はヘアピン立ち上がりから再びトップの迫に急接近。スプーンではアウトから迫の並びかけるがここはインの迫が前だが、オーバースピード気味で縁石に乗せた迫が立ち上がりで若干失速。再びテールトゥノーズとなった迫と田中だったが、ついに130Rで田中が迫を捉えてトップに立った。

 しかし2位に落ちた迫も諦めない。シケインでは強引に田中のインに飛び込むと、行き場を無くした田中はコースアウト。これで最後の最後に迫が再びトップに立った。失速した田中は、渡会と堂園にもパスされ4位でレースを終えることとなった。

 優勝した迫はスーパーFJ参戦2戦目にしてポールトゥウイン。堂園も参戦2戦目で3位表彰台に立った。ともに16歳だ。

 5位には八巻が入ったが、レース後の車検で車両規則違反が見つかり失格。繰り上がって5位に村田が、6位に岡本が入った。

 明日の最終第8戦は午後1時5分より12周で行われる。6位までのリバースグリッド制のためポールポジションは6位に入った岡本、以下村田、田中、堂園、渡会、迫のスターティンググリッドとなる。

 4位に入った田中は選手権ポイント10を追加し67ポイント。リタイアした白崎は82ポイントのままでその差は15ポイントに縮まり、チャンピオンの権利はこの2人に絞られた。しかし有効ポイント制のため白崎は3位以上に入らないと加点できない。リタイアのため20番グリッドからスタートする白崎が12周で3位まで上がるのは至難の業だ。その場合、田中は優勝でチャンピオンが決定する。チャンピオンのゆくえに注目したい。

10周の決勝がスタートした

度会太一と田中風輝の2位争い

迫隆眞と田中風輝のトップ争い

優勝は迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

決勝2位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝3位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

決勝4位は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

決勝5位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

決勝6位は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsprts Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2023/12/02) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
171迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
1026'15.138--
27渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'15.219 0.081 0.081
356堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1026'15.383 0.245 0.164
42田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
1026'15.530 0.392 0.147
511村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
1026'17.229 2.091 1.699
69岡本 大地FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'17.753 2.615 0.524
734小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SⅡ
MYST KK-S2
1026'17.848 2.710 0.095
836畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1026'20.502 5.364 2.654
955板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1026'21.886 6.748 1.384
1051永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
1026'23.499 8.361 1.613
1147山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1026'24.390 9.252 0.891
1215梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1026'25.86510.727 1.475
1379三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1026'27.17512.037 1.310
1421太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1026'27.38112.243 0.206
1517中嶋 匠Aviator A-ONE
MYST KK-S2
1026'28.03812.900 0.657
1632天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
1026'32.84317.705 4.805
1798JUNBlueStyle・APR鹿児島ER2C
WEST 17J
1026'37.15322.015 4.310
18*1元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1026'51.29336.15514.140
1945山岡 正輝PONOS M2 KK-SII
MYST KK-S2
1027'22.4801'07.34231.187
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-72久保 直也AQUAだーはまRacing
WEST 07J
719'07.0103Laps3Laps
-91白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
12'19.1579Laps6Laps
-*88八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 71 迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ) 2'14.330 (7/10) 155.626 km/h
  • CarNo. 1は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(リスタート時の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 88は、国内競技車両規則第2条2.7(ホイールベース/トレッド/最低地上高)違反により、失格とした。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・迫隆眞「入念にタイヤを暖めた」

ポールポジション 迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

ポールポジションの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 「前回のもてぎはハーフウェットの路面で難しくてタイムを上げることができませんでした。今回はそこを意識して予選に臨み、一発を出すことができてよかったです。周りより入念にタイヤを暖めたのでその差かなと思います。速さを見せることができたのはよかったです。バトルとか経験不足の部分もあるので、そこをカバーしていいレース展開を作って行けたらと思います。スタートが一番の問題で、まだ一回も成功したことがないので、そこが課題です。鈴鹿は先週1回練習しただけです」

2位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

予選2位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「悔しいです。タイヤのウオームアップが来なかったので、暖まらずに終わってしまいました。タイム差がコンマ1なので、決勝はうまくバトルしながら勝てたらと思います。ここ最近は勝っているのでちゃんと勝てるように頑張ります」

3位 八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

予選3位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

 「先頭で出たので位置取りとかタイヤの温めとかでのびのび走れてタイムが出ました。最速ラップを出したあとセクター1は決まって速かったんですが、逆バンクで黄旗が出てたので、距離を走るのをやめてピットに帰ってきました。走り続けたらタイムは上がったと思いますが、ポールは無理だったのでタイヤを温存しました。クルマの調子は悪くないのでタイヤのアドバンテージを生かして追い上げます」

4位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

予選4位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「今回、周りと比べてタイム差が離れています。決勝までに改善するところはあるので、決勝は上がれると思います」

5位 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

予選5位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「最後にタイヤが暖まってきたので13秒は出たと思いますが、自分のせいなので悔しいです。スピンは、デフを空転したまま立ち上がって、外側のタイヤを空転したままホイールスピンした状態だったので、イン巻になりました。決勝は、タイヤの温めの立ち上げはぼくが一番早いので、みんなが暖まる前に抜いて、頭を押させて行ければいいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選 S-FJ参戦2戦目、鈴鹿初登場の迫隆眞がいきなりポールポジション

ポールポジションは迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は2日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、参戦2戦目、鈴鹿初登場の迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がポールポジションを獲得した。

 2月25日に開幕した全8戦のシリーズもこのファイナルラウンドの2連戦で大団円を迎える。前大会は8月19~20日に残暑厳しい岡山で2連戦が行われたが、3カ月半のインターバルで季節は移り、初冬の鈴鹿に戻ってきた。

 チャンピオンシップをリードするのは白崎稜で82ポイント、2位には57ポイントで田中風輝がつけ、この2人がチャンピオンの可能性を残して最終大会を迎えた。

 公式予選は午前11時より20分間で行われた。鈴鹿は雲一つ無い好天に恵まれたが、気温8度と冷え込んだ。

 計測2周目、まずは小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SⅡ)が2分15秒228でトップに立つ。2位には八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)が15秒742で、3位には白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が16秒408でつける。

 計測3周目、白崎が2分14秒237でトップに立ち、2位には渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が14秒277で上がってきた。3位には岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が14秒607で続く。

 計測4周目、八巻が2分15秒052でトップに立つと、2位には田中風輝(M2 engineering KK-SII)が14秒129で上がってきた。白崎は3位に落ちた。

 計測5周目、トップ八巻はさらなるタイムアップを目指すが、逆バンクでイエローが出たのを見てピットイン。予選を終えた。

 計測6周目、ここまで8位につけていた迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がいきなり2分13秒751でトップに躍り出る。渡会も13秒803で2位に浮上。八巻は3位に落ちた。この周、白崎がシケイン立ち上がりでイン巻してスピン、コースアウト。ここで赤旗が提示され予選は終了した。

 ポールポジション(PP)は迫。先々週に行われた初レースのもてぎシリーズで2位デビューした16歳。ここ鈴鹿では1度練習したのみで、いきなりポールポジションを獲得してみせた。2位には渡会が、3位には八巻が入った。

 4位にはランキング2位の田中が、5位には赤旗原因となった同トップの白崎が、6位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が続いた。

 決勝は本日午後3時5分より10周で行われる。スタートが課題のPP迫の蹴り出し、またチャンピオンを争っている4位田中、5位白崎の動向にも注目だ。

予選2位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

予選3位は八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

予選4位は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

予選5位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

予選6位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsprts Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第7戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2023/12/02) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
171迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
2'13.751--156.299
27渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'13.803 0.052 0.052156.239
388八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
2'14.052 0.301 0.249155.948
42田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
2'14.093 0.342 0.041155.901
591白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
2'14.237 0.486 0.144155.734
611村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
2'14.410 0.659 0.173155.533
756堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
2'14.423 0.672 0.013155.518
89岡本 大地FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'14.607 0.856 0.184155.305
934小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'15.029 1.278 0.422154.820
1036畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'15.310 1.559 0.281154.499
1155板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'15.427 1.676 0.117154.365
121元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
2'15.560 1.809 0.133154.214
1351永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
2'15.760 2.009 0.200153.986
1415梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'15.793 2.042 0.033153.949
1547山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'16.362 2.611 0.569153.307
1621太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'17.090 3.339 0.728152.493
1717中嶋 匠Aviator A-ONE
MYST KK-S2
2'17.243 3.492 0.153152.323
1879三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
2'18.191 4.440 0.948151.278
1932天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
2'19.773 6.022 1.582149.565
2072久保 直也AQUAだーはまRacing
WEST 07J
2'22.714 8.963 2.941146.483
2198JUNBlueStyle・APR鹿児島ER2C
WEST 17J
2'23.199 9.448 0.485145.987
2245山岡 正輝PONOS M2 KK-SII
MYST KK-S2
2'37.56223.81114.363132.679
---- 以上基準タイム(130% - 2'54.029)予選通過 ----
-22及川 正人PONOS M2 KK-SⅡ
MYST KK-S2
3'01.15347.40223.591115.401

Inter Proto Series

第7戦、第8戦富士 第7戦を制した山下健太が逆転で初のインタープロト王者に輝く 第8戦優勝の阪口晴南は2ポイント差のランキング2位(IPMS)

 2023インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer第4大会が11月25日(土)・26日(日)に富士スピードウェイで開催され、第7戦は#44 山下健太(NAVUL)が勝利。第8戦は#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)が優勝したが、阪口を2ポイント差で逆転した山下が、自身初のシリーズチャンピオンに輝いた。

 今回も12台のIP車両が参戦したが、新たに#8 ルーニーアキランドダイワIPSが加わり、今季のSUPER GTのGT300クラスでシリーズチャンピオンに輝いた川合孝汰がインタープロトデビューを果たした。

 第3大会を終え、85ポイントを得ている阪口がランキングをリードしていたが、25日(土)に行われた公式予選で、山下が1分44秒752を記録しポールポジションを獲得。最終大会は通常の1.5倍のポイントが付与されるため、阪口との差を4ポイントに縮めた。

 2位には#37 福住仁嶺(キーパー号)、3位には#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)が入り、ポイントリーダーの阪口は4番手から決勝レースを迎えた。

 晴天に恵まれた26日(日)の決勝レース。まず行われた第7戦(9周もしくは17分)は、ポールポジションの山下が好スタートを決めた一方で福住が少し出遅れ、TGRコーナーでクインタレッリが2番手に浮上した。ポジションを落とした福住は、2周目のTGRコーナーからコカ・コーラコーナーにかけてクインタレッリに仕掛けていき、2番手を奪還。その隙をついて阪口もクインタレッリをとらえ、3番手に浮上した。また、後方でも複数台による接近戦が展開され、いつも以上に激しいバトルが繰り広げられた。

 トップの山下は、一時1.8秒のリードを築くも、レース後半になると後続のライバルに迫られる展開となった。7周目には福住が0.5秒後方まで接近すると、最終ラップのパナソニックコーナーで山下の攻略を狙ったが、順位の入れ替えはならず。わずか0.1秒差で山下が逃げ切り、今季4勝目を飾った。2位は福住、3位は阪口となり、この時点で山下がランキングで阪口を逆転。第8戦では2位以内に入れば無条件でチャンピオンが決められる状況となった。

 第7戦の順位をもとにグリッド再整列が行われ、今季の最終戦である第8戦(9周もしくは17分)のスタートが切られた。ここでは山下、福住、阪口による三つ巴のバトルが序盤から白熱。まずは2周目のコカ・コーラコーナーで阪口が2番手に浮上すると、徐々に山下との差を詰めていき、6周目のコカ・コーラコーナーで逆転を果たしてトップに浮上した。

 3位以下にポジションを下げてしまうとランキングで阪口に再逆転を許してしまう山下は、後方からの福住の追い上げを必死にしのぐ。最終ラップでの山下と福住の2番手争いは、パナソニックコーナーを立ち上がりゴールラインまで続いたが、最後まで順位が入れ替わることはなくチェッカーフラッグ。阪口が今季2勝目を飾った。2位には山下、3位に福住が続いた。

 これにより、山下が135ポイントとなり、自身初となるインタープロトのシリーズチャンピオンを獲得。阪口はわずか2ポイント届かずランキング2位。同3位は福住(108ポイント)となった。

 5台が出走したGR Supra GT4 EVOクラスは、#39 坪井翔(P.MU GR Supra GT4 EVO)が、予選でコースレコードを記録する速さでライバルを圧倒。決勝でも後続を寄せ付けない走りで2連勝を飾った。

IPS第7戦 優勝/シリーズチャンピオン:#44 山下健太(NAVUL)
 「1レース目のスタートで後ろを引き離せたので、このまま逃げ切れると思ったのですが、周回を重ねるにつれて後続に詰められる展開になりました。2レース目は厳しくなるだろうなと思ったのですが、その通りになりました。なんとか阪口選手を抑えたかったですけど、抑えきれなかったです。インタープロトは相手の後ろにつくと速さが戻ることがあるので、残り周回でチャンスはあるのかなと思いましたけど、仕掛けることはできませんでした。最終戦の結果は2位ですが、チャンピオンを獲ることができて嬉しいです。僕自身、インタープロトは長い間出ているのですが、チャンピオンを獲れていないことが気がかりでした。本当は勝って終わりたかったですけど、第1大会でレースができなかったことを考えると良かったです。すごいドライバーたちが参戦しているレースなので、このチャンピオンは誇りに感じます」
IPS第8戦 優勝:#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)
 「第7戦が終わった後に、チームにポイントを計算してもらい、僕が優勝して山下選手が3位にならないとチャンピオンを獲れないと聞きました。そうなると、自分としては勝つことだけを考えて、最後を締めくくれるようにということを考えました。ペースは良くないかなと思っていましたが、2レース目が始まると前についていくことができました。今回も力強いクルマを作ってくれましたし、ここまで安定して速さを引き出せたシーズンはなかったので、本当にチームの皆さんに感謝したいです」
株式会社インタープロトモータースポーツ

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ決勝ドライバーコメント 優勝・白崎稜「2番手以降をくっつけられたのはよかった」

優勝 91号車・白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)

優勝した白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「最初タイヤ暖まらない中イーブンでみんなとバトルして、ちょっと暖まってきたところで頭抜けて、そこでいい感じに抑えて、2番手以降をくっつけられたのはよかったですね。(2位以下を)抑えつけてやりあってくれた中で僕がタイムを伸ばせたので、そこで速さはあったかな、と思います。(日本一決定戦の)前座としてはいい結果だったと思うので、また今日のデータ取りから日本一に向けてちゃんと準備して、頑張っていきたいと思います。その前に鈴鹿・岡山シリーズのチャンピオンかかったレースがあるので、そこを取ってから来ます」

2位 71号車・迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

決勝2位の迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 「今回初めてのフォーミュラカーレースで、バトルも経験してなくて、そこは不安要素ではあったですけど。結果的に接戦の中2位まで上がることができて、よかったです。決勝前にちょっとマシンセッティングを変えて、決勝ではいい方向に動いたので、よかったです。(それは自分の意見で?)そうです」

3位 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

決勝3位の小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 「富士よりはバトルもうまくできたのかな、と思います。でも一人に時間をかけすぎていることが多いので、そこが今後の課題なのかなと思います。調子はよくてタイム的にも出たので、速いのは分かっていたので、次の日本一決定戦にはもうちょっとうまくなって、帰ってきます」

4位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービス M2 KK-SII)

決勝4位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

 「最初の方は密集して、スタートはいい感じで決まったのですけれど。その後の密集の中1コーナーで接触されたので、そこからちょっと順位を落として、自分の流れというかレースの組み立てがうまくいかなくて。そこからSCが入って距離は縮まったのですけれど、トップの子が逃げて、僕はずっと4番手でペースが上がらず、そのままゴールしました。日本一決定戦の為に今回練習みたいな感じで、ぶっつけ本番でしたけれど。その前に鈴鹿があるので、鈴鹿と日本一、両方取れたらいいなと思います」

5位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

決勝5位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「最初はいかないとチャンピオン無かったので、ガンガン行ったのですけれど。SC明けはちょっと迫選手とのバトルで気持ち的に守りがあって。行こうと思えば2位守れたとは思うのですけれど、何かありそうだったので、そしたら小田選手とかに抜かれちゃって。(ちょっと弱気になった?)後半は守りに入っちゃって、前半椎橋選手とか抜けたからイケイケだったのですけれど、SCで内圧も上がって、タレもあったので、厳しかったです。日本一決定戦はもう失う物もないので、ガンガン攻めていけると思います」

チーム監督 里見乃亜(RiNoA Racing project 代表)

チャンピオンを獲得した内田涼風と監督の里見乃亜氏(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「(ハラハラする展開だった?)一応ポイントも涼風わかっていましたし、この順位であればチャンピオン取れるのは分かっていたと思うので、序盤混戦だったので、リスクを減らして着実にポイント取って、という感じでチャンピオン取れたので。未勝利でチャンピオンはちょっと悔しいですけれど、彼のレースキャリアの中でチャンピオン取れたのはかなり重要だと思うので、結果も出たのでよかったです。日本一決定戦では優勝できるように、今年1回も勝てていないので、とにかく優勝めざして、頑張ります」

6位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

決勝6位の椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

 「途中EAGLEの子(迫)と2コーナーで意地の張り合いをして、アウト側に飛び出て、それでちょっとリズムが崩れて、それで抜かれたって訳じゃないですけどれど。1周目はよかったのですけれど。あとちょっとだったのですけれど。今シーズンは速さはずっとあったのですけれど、そこを活かしきれずに勝ちきれずに終わっちゃったなって感じです。日本一決定戦はそこ(速さ)は維持しつつ、今回みたいなぐちゃぐちゃのレースで生き残れるように、強さを身につけたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ決勝 白熱のトップ争いから抜け出し白崎稜が優勝 シリーズチャンピオンは内田涼風の手に

優勝した白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦決勝が11月18日(土)モビリティリゾートもてぎで開催され、白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)がポールポジションから出るといったんは2位に落ちたがすぐに挽回、途中SCランからのリスタートもそつなく決めてトップを守り10周のレースで優勝を飾った。

 朝の予選から僅か2時間のインターバルで行われた第7戦決勝。朝の冷え込みに比べれば陽ざしもあり気温11度まで上昇。路面もほぼドライコンディションになった。

 シリーズ参戦選手に加えてスポット参戦組も合わせて26台が出場。その中でシリーズチャンピオンの可能性を残しているのが6台だ。

  • 池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID) 60ポイント
  • 椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII) 57ポイント
  • 内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)56ポイント
  • 中澤凌 (ZAP NAKs 10V ED)    52ポイント
  • 豊島里空斗(C.S.I Racing ED)   45ポイント
  • 磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED) 43ポイント

 優勝20ポイントを筆頭に以下15-12-10-8-6-4-3-2-1ポイントが付与される。

 このチャンピオン争いを混沌とさせるのが、他のシリーズからやってきた有力選手たち。鈴鹿・岡山シリーズで現在首位の白崎、2位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)、オートポリスのチャンピオン宇高希(UDKナックル)、筑波・富士シリーズチャンピオンの小村明生(FIRST GARAGE REAXION)などなど、12月の日本一決定戦を目標にやってきた面々が予選から上位を占めて、レースとチャンピオンの行方を左右する。

 午前10時20分フォーメーションラップ開始。路面温度はまだ低そうで、各車タイヤの熱入れにマシンを振ってコースを1周。ここで11番グリッドの豊島がS字コーナーでストップ、コース脇にマシンを止めた。豊島によるとブレーキペダルのトラブルだそうで、無念のDNSとなってしまった。

 豊島を除いた25台がスターティンググリッドに戻り、レッドライトが消えてレーススタート。シリーズ最終戦の幕が切って落とされた。

 ポールシッター白崎はスムーズにスタート。蹴り出しがよかったのが3番手スタートの田中で一気に加速すると2番手スタートの堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)をかわして2位で第1コーナーに飛び込む。堂園3位、4位椎橋に続くのが内田で、第2コーナーで5番手スタートの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)の前に出る。第3コーナーでシリーズランキング首位の池田がコースアウト、大きく順位を落とし、チャンピオンシップに黄色信号がともる。

 トップ白崎と2位田中はテール・ツー・ノーズ状態、そこからやや離れて3位堂園、4位椎橋、5位内田、6位迫が連なって第4コーナーを通過。第5コーナーへのブレーキングで田中が白崎のアウトから被せるようにターンイン。トップを奪い取る。後方では堂園~椎橋~内田~迫が2列に並んでコーナリング。

 2位に落ちた白崎だが田中とほぼ並んでファーストアンダーブリッジを通過、サイド・バイ・サイドのままで130Rコーナーを通過する。しかしS字では田中が完全に前へ出る。3位グループでもポジションが入れ替わり3位椎橋、4位迫、5位内田、6位堂園の順に。白崎はダウンヒルストレートで田中の左サイドから90度コーナーへのブレーキング勝負に出るが、ここは田中がポジションを守る。

 オープニングラップを終えてトップ田中、0.328秒の差で2位白崎、3位椎橋、4位迫までの間隔がそれぞれ0.2秒、5位内田と6位堂園も0.293秒差と団子状態で続いている。2周目の第1コーナーでは迫が椎橋をインから仕留めて3位に浮上。

 ここから白崎が反撃を開始、第3コーナーで田中のアウト側からアプローチ、縁石ぎりぎりで踏みとどまり田中と並走するが続く第4コーナーでは田中が前、しかしS字の入り口で白崎がずばっとインを差すと田中とサイド・バイ・サイドでコーナリング、V字コーナーの進入で逆転、トップを奪い返す。白崎に前をふさがれた格好の田中に対して迫がアウトから被せていき田中はワイドにラインが取れない。迫がデビューレースとは思えないバトル巧者ぶりを見せる。後方ではS字で椎橋をかわした内田に続いて小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)がV字で椎橋のインを狙う。

 白崎~田中~迫~内田がひとかたまりになってヘアピンを旋回。ダウンヒルストレートを4ワイドで駆け降りる。そのすぐ後ろで椎橋~堂園~小田も3ワイドで先陣を争う。ここから白崎が頭一つ出て90度コーナーへターンイン、田中、迫、内田が並んで旋回するが田中が僅かに前で2位に、3位迫、4位内田の順でビクトリーコーナーへ。椎橋~堂園~小田のグループは堂園が僅かに前に出て90度コーナーを抜ける。小田が続き椎橋は7番手までドロップする。

 2周目を終えてトップは白崎、2位田中~3位迫~4位内田が0.222秒以内のワンパック、そこから0.4秒のギャップで5位堂園~6位小田~7位椎橋までが0.261秒以内で連なり3周目に突入。

 この中でまず第1コーナー進入で迫が田中をインからオーバーテイク、さらにその内側に切れ込んだ内田がレイトブレーキングで田中と迫をまとめて差して第2コーナーで2位に浮上する。もてぎをホームとする内田の面目躍如のパッシングだ。その後方では小田が堂園を捕らえて第2コーナーで5位に浮上するも3コーナーへの加速で堂園が再び前に出る。

 このタイミングで10位あたりのグループで接触が発生、小村が第4コーナー立ち上がりでスピン、スポンジバリアにクラッシュしてしまう。小村と磐上、村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)の3台が絡む接触があったもようだ。小村はここでリタイヤ。セーフティカー(SC)の導入が宣言され、激しかった序盤の攻防戦は水入りに。

 この時点でのオーダーは白崎~内田~迫~田中~小田~堂園の順で、シリーズチャンピオンシップ的にはトップ池田が21位に沈み、2番手椎橋が8位、4番手中澤が7位と、現在2位の内田が圧倒的に有利な状況だ。

 SCランは5周まで続き6周目からレース再開。トップを先導する白崎は落ちついてスタート。2位内田に対し迫が背後につけて第4コーナーを立ち上がるとストレートで並びかけて第5コーナーでアウト側からオーバーテイク。内田はチャンピオンシップを意識してかあまり抵抗せずに2位のポジションを明け渡す。このやりとりの間に白崎は2位以下とのギャップを築き、1.315秒の差で6周目を終了。2位迫と3位内田のギャップは0.394秒。さらに田中が0.561秒差の4位、小田が0.465秒差で5位。6位にはV字の立ち上がりで堂園を仕留めた中澤が浮上している。

 7周目、白崎は2位以下をじわじわ引き離し2.050秒差、2位に上がった迫と3位内田は0.468秒差。内田の背後には田中が迫り0.225秒とテール・ツー・ノーズ状態。内田は走りが守りに入っているのか。

 2位に上がった迫は8周目にここまでのファステストラップとなる2分5秒322を出して最後まで追撃の手を緩めない姿勢だ。内田も目が覚めたか2分5秒台にラップタイムを戻して田中との間合いを0.62秒まで戻す。

 膠着状態が一気に崩れたのが9周目、田中が内田のテールに張り付いてV字の進入でオーバーテイク、3位に浮上する。さらにヘアピンの入り口で小田が内田をアウトから大外刈り。内田は一気に5位にドロップする。ダウンヒルストレートでは小田が田中の右サイドから並びかけて90度コーナーでインを取って3位の座を奪い取る。ここで失速した田中を内田が差し返して、ビクトリーコーナーで再逆転、内田4位。

 ファイナルラップ、白崎は2秒以上のギャップで走り切り見事な優勝。2位にはデビューレースの迫が入り実力をアピールした。3位はファステストラップを出した小田が迫を0.151秒差まで追いつめて表彰台を獲得。第4コーナーで田中が内田のインから仕掛けてオーバーテイク、4位の座を奪回する。内田5位で6位にランキング2位の椎橋が上がっていて、この2者のうち前でフィニッシュした者がチャンピオンという状況に。ここは内田が踏ん張り5位のポジションを守り切ってフィニッシュ、64ポイント。椎橋6位63ポイントで内田のシリーズチャンピオンが決定した。

 パルクフェルメにマシンを運んだ白崎はヘルメットを脱ぐと満足そうな表情を見せた。1年前に筑波でキャリア初優勝を飾った時は初々しい笑顔を見せていたが、1年経って鈴鹿岡山シリーズのタイトルを争うほどに成長し、風格さえ漂うようになった。12月3日はその鈴鹿・岡山シリーズ最終戦。タイトルを取って翌週もてぎでのS-FJ日本一決定戦に戻って来ると、力強く宣言した。

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズはこれにて終了。シリーズチャンピオンは内田涼風。一昨年の佐藤樹に続いて里見代表率いる「RiNoA Racing project」がチャンピオンを輩出したことになる。

 そして12月9-10日と同じモビリティリゾートもてぎでS-FJ日本一決定戦が行われる。長かった2023シーズンも大団円を迎えつつある。

10周の決勝がスタートした

レース序盤のトップ集団

上位陣の争い1

上位陣の争い2

小田優(#34)と田中風輝(#2)の争い

迫隆眞(#71)と小田優(#34)の争い

優勝は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝2位は迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

決勝3位は小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

決勝4位は田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

決勝5位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)でチャンピオンも獲得

決勝6位は椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ公式予選ドライバーコメント ポールポジション・白崎稜「後ろの二人は怖いので、早く逃げてポール・ツー・ウインを」

ポールポジション・91号車 白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)2分6秒497

ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「濡れているところがあるので、昨日のレイン走行が功を奏したかなとはちょっと思います。クルマの感触はもてぎのレース自体が今日初めてで、走ったことがあるのも2年くらい前で、コースと合っているかはちょっとまだ微妙なところで。完全ドライは戦えるかわからないです。(僅差で鈴鹿勢が続いているが?)後ろの二人は怖いので(笑)、早く逃げてポール・ツー・ウインしようと思っています」

2位 56号車・堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)2分6秒532(+0.035秒)

予選2位の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

 「もてぎのレースは今日初めてです。レースは岡山しか出た事ないのですけれど、練習は鈴鹿とかでしていました。今日初めてもてぎのスリックのドライコンディションで走ったのですけれど、乗りやすい感じで、思ったより行けました。決勝に向けてはスタートがまだあまり慣れていないので、そこでちゃんと(順位を)キープして、それから抜いて行きたいなと思います」

3位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービス M2 KK-SII)2分6秒623(+0.126秒)

予選3位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

 「もてぎは今回初めてで、昨日の練習が初走行だったのですけれどレインで、ドライでは今日が初めてだったので、ぶっつけ本番という形で。3番手取れたのは自分の力を全力で出し切った結果です。決勝はこの感じでいくと十分狙えるので、一番高いポジションめざして頑張ります」

4位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)2分6秒762(+0.265秒)

予選4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

 「前回と同様にちょっと(前を)空けて出たのですけれど、ちょっとひっかかっちゃう回数が前の方の子より多かったのかな、というところで。その中では最大限(タイムが)出せたかなというところですね。決勝に向けてはクルマは調子良さそうなので、なんとかスタートで何台か抜いて、チャンピオン取れる順位で帰ってきたいと思います」

5位 71号車・迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)2分6秒767(+0.270秒)

予選5位の迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 「今回1日だけ練習してレース当日って感じなのですけれど。前半は毎ラップ、タイムアップすることができたのですけれど、ファイナルラップに前に詰まっちゃって。路面濡れていたので、毎ラップタイムが上がる中で、前に詰まっちゃったのが惜しいな、という感じです。決勝はフィーリングはよかったので、この調子で1位狙ってどんどん頑張っていきたいと思っています」

6位 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)2分6秒860(+0.363秒)

予選6位の小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 「もてぎはレースは初めてです。2日くらい走ったのですけれど。ハーフウエットで走ったことがなかったので、若干とまどう部分が多くて、ちょっと時間が足りなかったなって感じですね。決勝はこれから路面も乾いてきてほぼドライな路面で走れると思うので、一個でも前にいけることを意識して、走りたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ公式予選 ダンプコンディションで白崎稜が0.035秒差でポールポジション獲得。

ポールポジションは白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦公式予選が11月18日(土)モビリティリゾートもてぎで開催され、白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)がポールポジションを獲得した。

 8月のSUGOでの第6戦から3か月ぶりに開催された本大会は、シリーズチャンピオンのかかった最終戦。初冬のもてぎは前日の雨が残った寒い朝を迎えた。シリーズ参戦ドライバーに加えて12月の日本一決定戦を見据えてスポット参戦の選手、そして満を持してデビュー戦を迎えた新人も含む26台がエントリーした。

 午前8時ちょうどに20分間の予選開始。シリーズランキング6位の磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA EDを先頭に26台がコースイン。気温は7度で路面温度もかなり低い。そして前日に降った雨の名残がコースの各所に残っているが、全車スリックタイヤでコースインした。

 各車タイヤに熱をいれるべく左右にマシンを振ったり加減速を繰り返して周回を始めたが、大貫直実(グレード1スズバンF109)がV字コーナーでスピン、コースアウト。さらにビクトリーコーナーで太田浩(ミスト・セキグチ・制動屋)がスピン、コースアウトしてセッションは赤旗中断。

 午前8時10分、残り時間16分から予選は仕切り直し。各車は再度タイヤのウオームアップから始める。路面温度はかなり低くウエットパッチもある状況で、本格的なタイムアタックは残り8分を切った頃から開始。

 まずは残り7分30秒、今回スポット参戦の白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)が2分8秒148でトップに立つ。白崎は現在鈴鹿・岡山シリーズのポイントリーダー。もてぎでのレースは初めて、しかも昨日の練習走行が雨で、この予選で初めてスリックタイヤで走ってのタイム。適応能力の高さを感じさせる。2番手田中風輝(24systemタイヤサービス M2 KK-SII)で8秒52。田中は鈴鹿・岡山シリーズで現在2位。3番手に小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)の8秒706。小田は10月に富士スピードウェイで行われたS-FJジャパンリーグ・グランドファイナルでレースデビューし5位フィニッシュした18歳だ。4番手にシリーズランキング2位の椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)が9秒237、その後ろ5番手に今回S-FJデビューレースの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)が9秒371で続いている。白崎はさらにタイムを詰めて2分7秒684。今回はもてぎでの初レースとは思えない速さだ。

 残り5分、ここで迫が2分7秒223でトップに立つ。予選前に自信のほどを覗かせていた16歳が言葉通りのスピードを見せ始めた。しかしすかさず白崎が6秒497を叩き出してトップを奪い返すと、続いてこちらも鈴鹿・岡山シリーズ参戦の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)が7秒107で2番手へ。迫は3番手へドロップ。4番手は7秒716の小田。5番手にシリーズ4位でチャンピオンの目を残している中澤凌(ZAP NAKs 10V ED)、6番手田中の後方7番手にシリーズ3位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)、8番手シリーズ首位の池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)とシリーズタイトルを争う面々が並ぶ。

 残り3分、迫は自己ベストを2分6秒989と6秒台に入れて2番手に浮上するとがトップ白崎とは0.491秒の差。3番手堂園、4番手田中、5番手小田と続き、内田が7秒522で6番手へ浮上。残り1分で迫は6秒767までタイムを削り白崎まで0.270秒の差。

 残り40秒。内田が2分7秒056と自己ベストを更新して3番手へ上がると、磐上が6秒991でこれを上回り3番手、内田4番手。

 チェカードフラッグが振られて各車最後のタイムアタック。ここから順位は目まぐるしく入れ替わり、まず椎橋が2分6秒762で2番手へ。続いて田中が6秒623で2番手へ、しかし堂園が6秒532で逆転。椎橋は4番手へドロップ。迫、内田と続いていたが、最後に小田が6秒860で内田を追い落とし6番グリッドを獲得した。この間白崎のタイムを脅かす者は現れず、白崎のポールポジションが確定した。

 シリーズチャンピオンを争う面々はランキング2位椎橋4番手、3位内田7番手、4位中澤9番手、そしてランキング首位の池田は持ち前のスピードを発揮できず13番手から決勝を迎えることとなった。

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦決勝は本日午前10時10分コースイン予定。冷えた路面はどこまで持ち直すか、寒いもてぎだがレースは熱くなりそうな予感だ。

予選2位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

予選3位は田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

予選4位は椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

予選5位は迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

予選6位は小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ 注目選手にインタビュー 迫隆眞「デビューウインの自信はある」

デビューレースの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ最終第7戦は11月18日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催された。シリーズチャンピオンを争う選手に加えて、12月に開催される「スーパーFJ日本一決定戦」の前哨戦としてエントリーする選手も多数おり、26台がエントリーした。その中に今回スーパーFJレースデビューを迎える迫隆眞選手がいる。

 迫隆眞選手、2007年生まれの16歳。福岡の出身で6歳の時にレーシングカートを始める。2014年から2018年まで九州各地のカデットレースで活躍。2018年全日本カデットクラス鈴鹿シリーズ2位。2019年にはFPジュニア選手権の他ジュニアMAX茂木シリーズチャンピオン。2020年から全日本カート選手権に参戦するようになり、2021年には全日本にスポット参戦しながらジュニアMAX日本ランキング2位。昨年からはフォーミュラカーレース参戦に向けたトレーニングを開始し、今回満を持しての出場となった。

 デビューレースの予選を前に迫選手にインタビューを行った。

・迫選手一問一答

 ――カートレースのキャリアはどのくらい?

 「ジュニアMAXもてぎチャンピオンと全日本スポット参戦で表彰台に乗りました」

 ――ここ2年くらいレース出場の準備をしていた?

 「中学2年でカートレースは卒業して、フォーミュラの練習をしていました。最初の1年は月に1回練習できるかって感じだったのですけれど、今年は本格的にレースしようと思っていたので、いっぱい練習してきました」  ――昨日(11月17日)の練習はどうだった?

 「1本目は雨がひどかったので2本目だけ乗りました」

 ――フォーミュラーにはすっかり慣れた? カートとの違いは?

 「慣れましたね、フォーミュラはバネ(サスペンション)がついているので、そこに慣れるのにちょっと時間がかかったですけれど、今はもうフォーミュラに慣れて、いい感じです」

 ――今シーズンこの後の予定は?

 「今回の後は12月初めの鈴鹿のレースに出ようと思っています」

 ――来シーズンの予定は?

 「まだ未定です。参戦したい方向で、どこのシリーズとかも未定です」

 ――今日のレースでの目標は?

 「デビューウインできるように頑張りたいです。(自信はある?)そのために頑張ってきたので、自信はあります」

 レーシングカートの後しっかりフォーミュラでのトレーニングを積んできた様子で、16歳ながら満を持してのデビュー戦に自信ありという印象。チャンピオンがかかったシリーズ最終戦というテンションの高い舞台の中でどんな走りを見せてくれるか期待だ。

デビューレースの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2023/11/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1023'54.263--
271迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
1023'56.754 2.491 2.491
334小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SII
MYST KK-S2
1023'56.905 2.642 0.151
42田中 風輝24systemタイヤサービスM2 KK-SII
MYST KK-S2
1023'58.664 4.401 1.759
582内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1023'59.020 4.757 0.356
653椎橋 祐介FG&SW NMSP 919 KKSII
MYST KK-S2
1024'01.715 7.452 2.695
781池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1024'04.33910.076 2.624
823宇高 希UDKナックル
TOKYO R&D RD10V
1024'06.60212.339 2.263
986村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1024'06.82112.558 0.219
1036磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1024'09.29415.031 2.473
1115黒川 史哉ZAP SPEED 10V
TOKYO R&D RD10V
1024'13.83219.569 4.538
1283上野 晴紀ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1024'16.11421.851 2.282
1317飯田 有希Far East Racing・KK-SII・D-BONDS
MYST KK-S2
1024'20.87026.607 4.756
1497池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1024'21.31327.050 0.443
1524甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1024'21.98527.722 0.672
1679中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1024'23.70829.445 1.723
1721G1太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1024'25.05930.796 1.351
1816G2大貫 直実グレード1スズバンF109
ZAP F109
1024'36.26842.00511.209
1939鈴木 夢叶新潟国際自動車ワコーズED RD
TOKYO R&D RD10V
1024'36.38242.119 0.114
205梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1024'36.87942.616 0.497
2135青木 諒太かのせ温泉赤湯with AlbirexRT ED GIA
MYST
1024'44.00849.745 7.129
2278G3柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1024'50.42656.163 6.418
2338中島 哲也新潟国際自動車ワコーズED KKS
MYST KK-S
1025'24.2221'29.95933.796
24*56堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
922'25.3441Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-52小村 明生FIRST GARAGE REAXION
MYST KK-S2
24'25.6608Laps7Laps
-27豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 34 小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII) 2'04.797 (10/10) 138.494 km/h
  • CarNo. 56は、2023もてぎチャンピオンカップレースSpR.26.4.1(他車への衝突行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第7戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2023/11/18) Qualifying Weather:Fine Course:Half-Wet
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
2'06.497--136.632
256堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
2'06.532 0.035 0.035136.595
32田中 風輝24systemタイヤサービスM2 KK-SII
MYST KK-S2
2'06.623 0.126 0.091136.497
453椎橋 祐介FG&SW NMSP 919 KKSII
MYST KK-S2
2'06.762 0.265 0.139136.347
571迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
2'06.767 0.270 0.005136.341
634小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SII
MYST KK-S2
2'06.860 0.363 0.093136.242
782内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
2'06.976 0.479 0.116136.117
836磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.991 0.494 0.015136.101
979中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.402 0.905 0.411135.662
1081池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
2'07.542 1.045 0.140135.513
1127豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
2'07.571 1.074 0.029135.482
1286村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
2'07.583 1.086 0.012135.469
1397池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
2'07.712 1.215 0.129135.333
1452小村 明生FIRST GARAGE REAXION
MYST KK-S2
2'07.758 1.261 0.046135.284
155梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'07.764 1.267 0.006135.278
1623宇高 希UDKナックル
TOKYO R&D RD10V
2'07.773 1.276 0.009135.268
1715黒川 史哉ZAP SPEED 10V
TOKYO R&D RD10V
2'09.360 2.863 1.587133.609
1817飯田 有希Far East Racing・KK-SII・D-BONDS
MYST KK-S2
2'09.952 3.455 0.592133.000
1983上野 晴紀ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'10.092 3.595 0.140132.857
2024甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'11.171 4.674 1.079131.764
2116G1大貫 直実グレード1スズバンF109
ZAP F109
2'12.240 5.743 1.069130.699
2239鈴木 夢叶新潟国際自動車ワコーズED RD
TOKYO R&D RD10V
2'13.302 6.805 1.062129.657
2335青木 諒太かのせ温泉赤湯with AlbirexRT ED GIA
MYST
2'14.363 7.866 1.061128.634
2478G2柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'16.235 9.738 1.872126.866
2538中島 哲也新潟国際自動車ワコーズED KKS
MYST KK-S
2'19.63013.133 3.395123.781
---- 以上基準タイム(130% - 2'44.515)予選通過 ----
-*21G-太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
deleted---
  • CarNo. 21は、もてぎチャンピオンカップレースSpR.35.6(車両回収後のコースイン)により、全予選タイムを抹消した。

スーパー耐久

第7戦富士決勝 ST-XクラスはDENSO LEXUS RC F GT3が今季2勝目 中升ROOKIE AMG GT3が戴冠

ST-Xクラスのチャンピオンを獲得した中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)

 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE第7戦「S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス」は12日、フジスーピードウェイで決勝を行い、ST-Xクラスでは31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)が今季2勝目を飾った。同クラスのチャンピオンは3位に入った14号車中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)が獲得した。

 4時間レースは午後0時20分にローリングラップが始まった。天候は曇り、路面はドライだ。

ST-Xクラス優勝はDENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)

 ST-Xクラスは7台が参加。予選3位からスタートでトップに立ったのは31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)。これにポールポジションの14号車中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)、23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)、1号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)が僅差で続き序盤から4台がトップ争いを演じる。

 しかし31号車は徐々に集団から抜け出し、トップを堅持。中盤には1号車にトップを譲る場面もあったが、最終的には1分以上の大差をつけて優勝。今季2勝目を飾った。1号車は2位、3位に入った14号車が今季のチャンピオンを決めることとなった。

ST-Zクラス優勝は埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰)

 ST-Zクラスは前戦でチャンピオンを決めている52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰)がここでも優勝。今季4勝目を飾り、終わってみればシーズンを圧倒して有終の美を飾った。

ST-TCRクラスは不成立 AI\' CIVIC(坂井 一裕/藤井 正明/辻本始温)

 ST-TCRクラスは参加した2台がともにチェッカーを受けられなかった。よって表彰式も行われず、さみしい最終戦となった。

ST-1クラス優勝はD\'station Vantage GT8R(織戸学/谷口信輝)

 ST-1クラスは2台が参加。優勝は久しぶりにコンビを組んだ47号車D'station Vantage GT8R(織戸学/谷口信輝)。2号車シンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)はトラブルに見舞われながらも完走したため、チャンピンを獲得した。

ST-2クラス優勝はHonda R&D Challenge FL5(石垣博基/木立純一/柿沼秀樹/小林天翔)

 ST-2クラスは完走すればチャンピオンという13号車ENDLESS GR YARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)がトラブルで完走ならず。優勝した743号車Honda R&D Challenge FL5(石垣博基/木立純一/柿沼秀樹/小林天翔)がチャンピンを獲得した。HONDA R&DはCIVIC TYPE-R FL5をひっさげ今季フル参戦、初年度での戴冠となった。

ST-3クラス優勝はエアバスターWINMAX RC350 TWS(眞田拓海/伊藤鷹志/岡田衛/藤田真哉)

 ST-3クラスは参加5台中、4台にチャンピオンの可能性があるという混戦。優勝は39号車エアバスターWINMAX RC350 TWS(眞田拓海/伊藤鷹志/岡田衛/藤田真哉)だったが、3位に入った38号車 ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS(尾崎俊介/石森聖生/鶴賀義幸/石塚崇宣)が逃げ切ってチャンピオンを獲得した。

ST-4クラス優勝はTOM\'S SPIRIT GR86(矢吹久/松井孝允/河野駿佑/坪井翔)

  ST-4クラスは8台が参加。チャンピオンの可能性を残しているのは41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDY(石井宏尚/冨林勇佑/水野大)と60号車全薬工業G/MOTION' GR86(塩谷烈州/瀬戸貴巨/小野陽平)の2台。優勝したのはトップドライバーをそろえた86号車TOM'S SPIRIT GR86(矢吹久/松井孝允/河野駿佑/坪井翔)。2位に入った41号車がチャンピンを決めた。

ST-5クラス優勝はOHLINS Roadster NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)

 最大勢力のST-5クラスは13台が参加。ここまでランキングトップの72号車OHLINS Roadster NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)が優勝したたため文句なしの戴冠となった。

ST-QクラストップはCIVIC TYPE R CNF-R(武藤英紀/伊沢拓也/大津弘樹)

 車両開発が行われているST-Qクラスは6台が参加。271号車CIVIC TYPE R CNF-R(武藤英紀/伊沢拓也/大津弘樹)がトップでゴールした。

 来シーズン2024年のスーパー耐久は4月20日のスポーツランドSUGOで開幕。全7戦が行われる予定だ。

ST-Xクラスで優勝した永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀組(31号車・DENSO LEXUS RC F GT3)

ST-Xクラスででチャンピオンを獲得した鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也組(14号車・中升ROOKIE AMG GT3)

ST-Xクラスの表彰式

ST-Zクラスの表彰式

ST-1クラスの表彰式

ST-2クラスの表彰式

ST-3クラスの表彰式

ST-4クラスの表彰式

ST-5クラスの表彰式

ST-Qクラスの全ドライバーが登壇

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

スーパー耐久

第7戦富士決勝結果

【総合】

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
131ST-X1永井 宏明
小高 一斗
嵯峨 宏紀
DENSO LEXUS RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
apr
301344:01'22.209--
2*1ST-X2鳥羽 豊
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GTR GT3
NISSAN NISMO GTR GT3
HELM MOTORSPORTS
301344:02'28.2611'06.0521'06.052
314ST-X3鵜飼 龍太
蒲生 尚弥
平良 響
片岡 龍也
中升ROOKIE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
中升ROOKIE Racing
601344:02'52.6061'30.39724.345
4*23ST-X4DAISUKE
元嶋 佑弥
中山 友貴
TKRI松永建設AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TKRI
601344:03'01.5251'39.316 8.919
581ST-X5大八木 信行
坂口 夏月
青木 孝行
藤波 清斗
DAISHIN GT-R GT3
NISSAN NISMO GTR GT3
GTNET MotorSports
301344:03'03.7281'41.519 2.203
6*202ST-X6ポール・イップ
ホーピン・タン
マーチー・リー
KCMG NSX GT3
Honda NSX GT3
KCMG
301334:02'17.0531Lap 1Lap
7*777ST-X7星野 辰也
近藤 翼
浜 健二
ジェイク・パーソンズ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
D'station Racing
1324:02'44.3382Laps1Lap
847ST-11織戸 学
谷口 信輝
D'station Vantage GT8R
Aston Martin Vantage GT8R
D'station Racing
1284:02'15.8846Laps4Laps
952ST-Z1山崎 学
吉田 広樹
服部 尚貴
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT4
TOYOTA GR Supra GT4
埼玉トヨペットGreen Brave
601274:02'16.8917Laps1Lap
10885ST-Z2HIRO HAYASHI
平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR SUPRA GT4 EVO
TOYOTA GR Supra GT4
SHADE RACING
501274:02'37.7337Laps20.842
1122ST-Z3北園 将太
千代 勝正
山野 直也
Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CS
Porsche 718 Cayman GT4 RS CS
Porsche Team EBI WAIMARAMA
1274:02'52.0337Laps14.300
1234ST-Z4加納 政樹
大草 りき
安田 裕信
平安山 良馬
SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4
Audi R8 LMS GT4
TECHNO FIRST
201264:02'06.8698Laps1Lap
1320ST-Z5田中 優暉
平峰 一貴
大木 一輝
星野 一樹
ナニワ電装TEAM IMPUL Z
NISSAN Z GT4
ナニワ電装TEAM IMPUL
1264:02'08.9938Laps 2.124
1421ST-Z6山脇 大輔
ショーン・ウォーキンショー
宮田 莉朋
阿野 雄紀
ベンチャー投資のファンディーノAudi R8 LMS
Audi R8 LMS GT4
Audi Team Hitotsuyama
51264:02'23.2798Laps14.286
15111ST-Z7鵜塚 直人
マックス・サロ
地頭所 光
徳藤 一貴
BUZZ KR AMG GT4
Mercedes AMG GT4
KOTA RACING
1254:02'34.3729Laps1Lap
1675ST-Z8Nattavude C.
蘇武 喜和
Nattapong H.
Grant S.
Team Noah GR Supra GT4
TOYOTA GR Supra GT4
Team Noah
1244:02'53.66410Laps1Lap
17555ST-Z9池本 繁弘
たしろ じゅん
REVISION AMG GT4
Mercedes AMG GT4
AUTO FACTORY
1234:02'10.80311Laps1Lap
1819ST-Z10鈴木 建自
末廣 武士
福田 幸平
谷川 達也
BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 RS
Porsche 718 Cayman GT4 RS
Birth Racing Project【BRP】
1234:02'48.28511Laps37.482
1939ST-31眞田 拓海
伊藤 鷹志
岡田 衛
藤田 真哉
エアバスターWINMAX RC350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
TRACYSPORTS with DELTA
301224:01'31.81012Laps1Lap
2015ST-32甲野 将哉
長島 正明
冨田 自然
元嶋 成弥
岡部自動車フェアレディZ34
NISSAN Fairlady Z
OKABEJIDOSHA motorsport
401224:01'46.07012Laps14.260
2138ST-33尾崎 俊介
石森 聖生
鶴賀 義幸
石塚 崇宣
ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
TRACYSPORTS with DELTA
501224:01'59.97812Laps13.908
22743ST-21石垣 博基
木立 純一
柿沼 秀樹
小林 天翔
Honda R&D Challenge FL5
Honda CIVIC TYPE R FL5
Honda R&D Challenge
401214:02'21.24413Laps1Lap
2316ST-34鈴木 宏和
田中 徹
田中 哲也
小松 一臣
岡部自動車フェアレディZ34
NISSAN Fairlady Z
OKABEJIDOSHA motorsport
201214:02'41.18113Laps19.937
24271ST-Q1武藤 英紀
伊沢 拓也
大津 弘樹
CIVIC TYPE R CNF-R
Honda CIVIC TYPE R FL5
Team HRC
1204:01'41.80014Laps1Lap
2528ST-Q2加藤 恵三
山下 健太
大嶋 和也
豊田 大輔
ORC ROOKIE GR86 CNF concept
TOYOTA GR86 CNF concept
ORC ROOKIE Racing
1204:02'07.88314Laps26.083
266ST-22冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
シンリョウレーシングチーム
301204:03'12.56914Laps1'04.686
2755ST-Q3寺川 和紘
関 豊
井尻 薫
MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept
MAZDA 3
MAZDA SPIRIT RACING
1194:02'12.32415Laps1Lap
287ST-23下垣 和也
安斎 景介
吉岡 一成
新菱オートDIXCELエボ10
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
シンリョウレーシングチーム
101194:03'12.62615Laps1'00.302
2961ST-Q4伊藤 和広
山内 英輝
井口 卓人
廣田 光一
Team SDA Engineering BRZ CNF Concept
SUBARU BRZ
Team SDA Engineering
1184:01'56.66016Laps1Lap
3086ST-41矢吹 久
松井 孝允
河野 駿佑
坪井 翔
TOM'S SPIRIT GR86
TOYOTA GR86
TOM'S SPIRIT
301164:01'57.88818Laps2Laps
3112ST-Q5阪口 良平
堤 優威
前⽥ 育男
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept
MAZDA ROADSTER
MAZDA SPIRIT RACING
1164:02'23.27718Laps25.389
3241ST-42石井 宏尚
冨林 勇佑
水野 大
エアバスターWINMAX GR86 EXEDY
TOYOTA GR86
TRACYSPORTS with DELTA
401154:02'09.54919Laps1Lap
3318ST-43浅野 武夫
伊藤 慎之典
三上 和美
鈴木 翔也
WedsSport GR86
TOYOTA GR86
浅野レーシングサービス
101154:02'51.20419Laps41.655
3460ST-44塩谷 烈州
瀬戸 貴巨
小野 陽平
全薬工業G/MOTION' GR86
TOYOTA GR86
チーム ジーモーション
301154:03'13.94819Laps22.744
35884ST-45影山 正彦
国本 雄資
山田 真之亮
鶴田 哲平
シェイドレーシングGR86
TOYOTA GR86
SHADE RACING
101144:01'41.07420Laps1Lap
3666ST-46貫戸 幸星
猪股 京介
大野 尊久
稲垣 知博
odula TONE MOTUL ROADSTER RF
MAZDA ROADSTER RF
OVER DRIVE
101144:01'43.41320Laps 2.339
3725ST-35藤原 大輝
松田 次生
佐藤 公哉
荒 聖治
raffinee日産メカニックチャレンジ Z
NISSAN Fairlady Z
TEAM ZEROONE
101144:02'16.49920Laps33.086
38*216ST-47ISHIKEN
川原 悠生
妹尾 智充
HMRスポーツカー専門店86
TOYOTA 86
HMR Racing
1134:03'16.83021Laps1Lap
3972ST-51金井 亮忠
山野 哲也
野島 俊哉
OHLINS Roadster NATS
MAZDA ROADSTER
日本自動車大学校
301094:01'30.88025Laps4Laps
40225ST-24一條 拳吾
荒川 麟
奥住 慈英
奥本 隼士
KTMS GR YARIS
TOYOTA GR YARIS
KOBETOYOPET MOTOR SPORTS
201094:01'49.25625Laps18.376
4117ST-52西澤 嗣哲
大谷 飛雄
小西 岬
野上 敏彦
DIXCELアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO DIESEL
TEAM NOPRO
301094:01'58.63025Laps 9.374
42*88ST-53村上 博幸
吉田 綜一郎
有岡 綾平
岡本 大地
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
村上モータース
201094:02'28.74825Laps30.118
43110ST-54松田 利之
前田 樹
柳堀 翔太
ACCESS COURAGE VITZ
TOYOTA Vitz
Access Racing Team
1084:01'55.30226Laps1Lap
4467ST-55安井 亮平
内山 慎也
伊藤 秀昭
椋本 陵
YAMATO FIT
Honda FIT
TEAM YAMATO
1084:02'25.38426Laps30.082
454ST-56太田 侑弥
伊藤 裕士
新井 薫
見並 秀文
THE BRIDE FIT
Honda FIT
チームBRIDE
101074:01'26.91927Laps1Lap
4637ST-57ジョニー 小倉
川名 賢
加藤 芳皓
山本 浩朗
DIXCELワコーズNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
TEAM NOPRO
1074:02'12.31027Laps45.391
4750ST-58藤井 順子
國沢 光宏
染谷 太
大井 貴之
LOVEDRIVEロードスター
MAZDA ROADSTER
LOVEDRIVE RACING
1074:03'12.03527Laps59.725
48*11ST-59佐藤 元春
大島 良平
田代 良二
面野 一
栄建設・ホンダカーズ南札幌FIT
Honda FIT
D.R.C EZO
1064:01'31.40328Laps1Lap
49*222ST-510竹内 敏記
墨 真幸
西畑 正樹
Honda Cars Tokai J-net FIT
Honda FIT
Honda Cars Tokai
1064:03'09.95628Laps1'38.553
50290ST-511湊 雅之
横尾 優一
北川 剛
AutoLabo Racing素ヤリス
TOYOTA Yaris
AutoLabo
1064:03'17.15528Laps 7.199
512ST-12井田 太陽
加藤 寛規
高橋 一穂
吉本 大樹
シンティアムアップルKTM
KTM GT-X
KsフロンティアKTMカーズ
501034:01'30.31531Laps3Laps
52*32ST-Q6MORIZO
佐々木 雅弘
石浦 宏明
小倉 康宏
ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept
TOYOTA GR Corolla H2 concept
ORC ROOKIE Racing
1034:01'34.86231Laps 4.547
---- 以上規定周回数完走 ----
-*120ST-5-上田 純司
織⽥ 祥平
本多 永一
菊池 峻斗
倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER
MAZDA ROADSTER
MAZDA SPIRIT RACING
1074:00'30.36727Laps-4Laps
-*5ST-TCR-坂井 一裕
藤井 正明
辻本 始温
AI' CIVIC
Honda CIVIC TYPE R FK8
AI' RACING
1013:33'39.34133Laps6Laps
-97ST-TCR-遠藤 光博
中野 信治
小林 崇志
Racer HFDP CIVIC
Honda CIVIC TYPE R FL5
M&K Racing
40953:06'27.50639Laps6Laps
-26ST-Z-大塚 隆一郎
富田 竜一郎
名取 鉄平
篠原 拓朗
raffinee日産メカニックチャレンジZ GT4
NISSAN Z GT4
TEAM ZEROONE
20764:26'33.52358Laps19Laps
-*65ST-5-外園 秋一郎
伊藤 裕仁
太田 達也
丹羽 英司
odula TONE制動屋ロードスター
MAZDA ROADSTER
OVER DRIVE
10644:02'09.81270Laps12Laps
-13ST-2-花里 祐弥
石坂 瑞基
伊東 黎明
岡田 整
ENDLESS GR YARIS
TOYOTA GR YARIS
ENDLESS SPORTS
50574:01'39.67277Laps7Laps
-3ST-4-坂 裕之
小河 諒
菅波 冬悟
ENDLESS GR86
TOYOTA GR86
ENDLESS SPORTS
10-d.n.s--

【クラス別】

■ST-Xクラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-X class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
131永井 宏明
小高 一斗
嵯峨 宏紀
DENSO LEXUS RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
apr
301344:01'22.209--
2*1鳥羽 豊
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GTR GT3
NISSAN NISMO GTR GT3
HELM MOTORSPORTS
301344:02'28.2611'06.0521'06.052
314鵜飼 龍太
蒲生 尚弥
平良 響
片岡 龍也
中升ROOKIE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
中升ROOKIE Racing
601344:02'52.6061'30.39724.345
4*23DAISUKE
元嶋 佑弥
中山 友貴
TKRI松永建設AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TKRI
601344:03'01.5251'39.316 8.919
581大八木 信行
坂口 夏月
青木 孝行
藤波 清斗
DAISHIN GT-R GT3
NISSAN NISMO GTR GT3
GTNET MotorSports
301344:03'03.7281'41.519 2.203
6*202ポール・イップ
ホーピン・タン
マーチー・リー
KCMG NSX GT3
Honda NSX GT3
KCMG
301334:02'17.0531Lap 1Lap
7*777星野 辰也
近藤 翼
浜 健二
ジェイク・パーソンズ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
D'station Racing
1324:02'44.3382Laps1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----

■ST-Zクラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-Z class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
152山崎 学
吉田 広樹
服部 尚貴
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT4
TOYOTA GR Supra GT4
埼玉トヨペットGreen Brave
601274:02'16.891--
2885HIRO HAYASHI
平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR SUPRA GT4 EVO
TOYOTA GR Supra GT4
SHADE RACING
501274:02'37.73320.84220.842
322北園 将太
千代 勝正
山野 直也
Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CS
Porsche 718 Cayman GT4 RS CS
Porsche Team EBI WAIMARAMA
1274:02'52.03335.14214.300
434加納 政樹
大草 りき
安田 裕信
平安山 良馬
SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4
Audi R8 LMS GT4
TECHNO FIRST
201264:02'06.8691Lap 1Lap
520田中 優暉
平峰 一貴
大木 一輝
星野 一樹
ナニワ電装TEAM IMPUL Z
NISSAN Z GT4
ナニワ電装TEAM IMPUL
1264:02'08.9931Lap 2.124
621山脇 大輔
ショーン・ウォーキンショー
宮田 莉朋
阿野 雄紀
ベンチャー投資のファンディーノAudi R8 LMS
Audi R8 LMS GT4
Audi Team Hitotsuyama
51264:02'23.2791Lap 14.286
7111鵜塚 直人
マックス・サロ
地頭所 光
徳藤 一貴
BUZZ KR AMG GT4
Mercedes AMG GT4
KOTA RACING
1254:02'34.3722Laps1Lap
875Nattavude C.
蘇武 喜和
Nattapong H.
Grant S.
Team Noah GR Supra GT4
TOYOTA GR Supra GT4
Team Noah
1244:02'53.6643Laps1Lap
9555池本 繁弘
たしろ じゅん
REVISION AMG GT4
Mercedes AMG GT4
AUTO FACTORY
1234:02'10.8034Laps1Lap
1019鈴木 建自
末廣 武士
福田 幸平
谷川 達也
BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 RS
Porsche 718 Cayman GT4 RS
Birth Racing Project【BRP】
1234:02'48.2854Laps37.482
---- 以上規定周回数完走 ----
-26大塚 隆一郎
富田 竜一郎
名取 鉄平
篠原 拓朗
raffinee日産メカニックチャレンジZ GT4
NISSAN Z GT4
TEAM ZEROONE
20764:26'33.52351Laps47Laps

■ST-TCRクラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-TCR class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
---- 以上規定周回数完走 ----
-*5坂井 一裕
藤井 正明
辻本 始温
AI' CIVIC
Honda CIVIC TYPE R FK8
AI' RACING
1013:33'39.341--
-97遠藤 光博
中野 信治
小林 崇志
Racer HFDP CIVIC
Honda CIVIC TYPE R FL5
M&K Racing
40953:06'27.5066Laps6Laps

■ST-Qクラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-Q class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
1271武藤 英紀
伊沢 拓也
大津 弘樹
CIVIC TYPE R CNF-R
Honda CIVIC TYPE R FL5
Team HRC
1204:01'41.800--
228加藤 恵三
山下 健太
大嶋 和也
豊田 大輔
ORC ROOKIE GR86 CNF concept
TOYOTA GR86 CNF concept
ORC ROOKIE Racing
1204:02'07.88326.08326.083
355寺川 和紘
関 豊
井尻 薫
MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept
MAZDA 3
MAZDA SPIRIT RACING
1194:02'12.3241Lap 1Lap
461伊藤 和広
山内 英輝
井口 卓人
廣田 光一
Team SDA Engineering BRZ CNF Concept
SUBARU BRZ
Team SDA Engineering
1184:01'56.6602Laps1Lap
512阪口 良平
堤 優威
前⽥ 育男
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept
MAZDA ROADSTER
MAZDA SPIRIT RACING
1164:02'23.2774Laps2Laps
6*32MORIZO
佐々木 雅弘
石浦 宏明
小倉 康宏
ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept
TOYOTA GR Corolla H2 concept
ORC ROOKIE Racing
1034:01'34.86217Laps13Laps
---- 以上完走 ----

■ST-1クラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-1 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
147織戸 学
谷口 信輝
D'station Vantage GT8R
Aston Martin Vantage GT8R
D'station Racing
1284:02'15.884--
22井田 太陽
加藤 寛規
高橋 一穂
吉本 大樹
シンティアムアップルKTM
KTM GT-X
KsフロンティアKTMカーズ
501034:01'30.31525Laps25Laps
---- 以上規定周回数完走 ----

■ST-2クラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-2 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
1743石垣 博基
木立 純一
柿沼 秀樹
小林 天翔
Honda R&D Challenge FL5
Honda CIVIC TYPE R FL5
Honda R&D Challenge
401214:02'21.244--
26冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
シンリョウレーシングチーム
301204:03'12.5691Lap 1Lap
37下垣 和也
安斎 景介
吉岡 一成
新菱オートDIXCELエボ10
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
シンリョウレーシングチーム
101194:03'12.6262Laps1Lap
4225一條 拳吾
荒川 麟
奥住 慈英
奥本 隼士
KTMS GR YARIS
TOYOTA GR YARIS
KOBETOYOPET MOTOR SPORTS
201094:01'49.25612Laps10Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-13花里 祐弥
石坂 瑞基
伊東 黎明
岡田 整
ENDLESS GR YARIS
TOYOTA GR YARIS
ENDLESS SPORTS
50574:01'39.67264Laps52Laps

■ST-3クラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-3 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
139眞田 拓海
伊藤 鷹志
岡田 衛
藤田 真哉
エアバスターWINMAX RC350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
TRACYSPORTS with DELTA
301224:01'31.810--
215甲野 将哉
長島 正明
冨田 自然
元嶋 成弥
岡部自動車フェアレディZ34
NISSAN Fairlady Z
OKABEJIDOSHA motorsport
401224:01'46.07014.26014.260
338尾崎 俊介
石森 聖生
鶴賀 義幸
石塚 崇宣
ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
TRACYSPORTS with DELTA
501224:01'59.97828.16813.908
416鈴木 宏和
田中 徹
田中 哲也
小松 一臣
岡部自動車フェアレディZ34
NISSAN Fairlady Z
OKABEJIDOSHA motorsport
201214:02'41.1811Lap 1Lap
525藤原 大輝
松田 次生
佐藤 公哉
荒 聖治
raffinee日産メカニックチャレンジ Z
NISSAN Fairlady Z
TEAM ZEROONE
101144:02'16.4998Laps7Laps
---- 以上規定周回数完走 ----

■ST-4クラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-4 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
186矢吹 久
松井 孝允
河野 駿佑
坪井 翔
TOM'S SPIRIT GR86
TOYOTA GR86
TOM'S SPIRIT
301164:01'57.888--
241石井 宏尚
冨林 勇佑
水野 大
エアバスターWINMAX GR86 EXEDY
TOYOTA GR86
TRACYSPORTS with DELTA
401154:02'09.5491Lap 1Lap
318浅野 武夫
伊藤 慎之典
三上 和美
鈴木 翔也
WedsSport GR86
TOYOTA GR86
浅野レーシングサービス
101154:02'51.2041Lap 41.655
460塩谷 烈州
瀬戸 貴巨
小野 陽平
全薬工業G/MOTION' GR86
TOYOTA GR86
チーム ジーモーション
301154:03'13.9481Lap 22.744
5884影山 正彦
国本 雄資
山田 真之亮
鶴田 哲平
シェイドレーシングGR86
TOYOTA GR86
SHADE RACING
101144:01'41.0742Laps1Lap
666貫戸 幸星
猪股 京介
大野 尊久
稲垣 知博
odula TONE MOTUL ROADSTER RF
MAZDA ROADSTER RF
OVER DRIVE
101144:01'43.4132Laps 2.339
7*216ISHIKEN
川原 悠生
妹尾 智充
HMRスポーツカー専門店86
TOYOTA 86
HMR Racing
1134:03'16.8303Laps1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
-3坂 裕之
小河 諒
菅波 冬悟
ENDLESS GR86
TOYOTA GR86
ENDLESS SPORTS
10-d.n.s--

■ST-5クラス

S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-5 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
WHLapTimeBehindGap
172金井 亮忠
山野 哲也
野島 俊哉
OHLINS Roadster NATS
MAZDA ROADSTER
日本自動車大学校
301094:01'30.880--
217西澤 嗣哲
大谷 飛雄
小西 岬
野上 敏彦
DIXCELアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO DIESEL
TEAM NOPRO
301094:01'58.63027.75027.750
3*88村上 博幸
吉田 綜一郎
有岡 綾平
岡本 大地
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
村上モータース
201094:02'28.74857.86830.118
4110松田 利之
前田 樹
柳堀 翔太
ACCESS COURAGE VITZ
TOYOTA Vitz
Access Racing Team
1084:01'55.3021Lap 1Lap
567安井 亮平
内山 慎也
伊藤 秀昭
椋本 陵
YAMATO FIT
Honda FIT
TEAM YAMATO
1084:02'25.3841Lap 30.082
64太田 侑弥
伊藤 裕士
新井 薫
見並 秀文
THE BRIDE FIT
Honda FIT
チームBRIDE
101074:01'26.9192Laps1Lap
737ジョニー 小倉
川名 賢
加藤 芳皓
山本 浩朗
DIXCELワコーズNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
TEAM NOPRO
1074:02'12.3102Laps45.391
850藤井 順子
國沢 光宏
染谷 太
大井 貴之
LOVEDRIVEロードスター
MAZDA ROADSTER
LOVEDRIVE RACING
1074:03'12.0352Laps59.725
9*11佐藤 元春
大島 良平
田代 良二
面野 一
栄建設・ホンダカーズ南札幌FIT
Honda FIT
D.R.C EZO
1064:01'31.4033Laps1Lap
10*222竹内 敏記
墨 真幸
西畑 正樹
Honda Cars Tokai J-net FIT
Honda FIT
Honda Cars Tokai
1064:03'09.9563Laps1'38.553
11290湊 雅之
横尾 優一
北川 剛
AutoLabo Racing素ヤリス
TOYOTA Yaris
AutoLabo
1064:03'17.1553Laps 7.199
---- 以上規定周回数完走 ----
-*120上田 純司
織⽥ 祥平
本多 永一
菊池 峻斗
倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER
MAZDA ROADSTER
MAZDA SPIRIT RACING
1074:00'30.3672Laps-1Laps
-*65外園 秋一郎
伊藤 裕仁
太田 達也
丹羽 英司
odula TONE制動屋ロードスター
MAZDA ROADSTER
OVER DRIVE
10644:02'09.81245Laps43Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 81 DAISHIN GT-R GT3(GTNET MotorSports) 1'41.898 (97/134) 161.208 km/h
  • CarNo. 1-B, 23-Bは、大会特別規則第31条2(走路外追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 202-C, 777-Bは、シリーズ規則付則1.3(FCY中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 5-Aは、一般競技規則第16条5.1.1(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 12は、シリーズ規則第18条8(ゴーグル未着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 32-Dは、シリーズ規則第18条3(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 216は、大会特別規則第29条3(ピット滞在時間不足)により、ペナルティーストップ1秒を科した。
  • CarNo. 88は、シリーズ規則第18条8.1(タイヤ平置き)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 222は、シリーズ規則第18条11.2(ヘルメットバイザー閉め忘れ)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 65-Aは、シリーズ規則第10条4(他車への衝突+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 11は、シリーズ規則第18条8(ゴーグル未着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 120は、シリーズ規則第18条8および9(給油中の作業/ゴーグル未着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

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