スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は6日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が、スタートでトップに立つと、2位以下を徐々に引き離し、独走でポールトゥウインを飾った。
決勝は予定より25分遅れて、午後3時50分にフォーメーションラップが始まった。天候は晴れ、太陽は西に傾き、ピットビルの影はストレートを覆い尽くす。38台が1周を回りグリッドに着いた。
スタートでは、ポールポジションの岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が蹴り出しよくトップで1コーナーへ向かう。初レースで予選2位の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)も見事なスタートを決め、岡本に続く。3位にも小田優(Drago CORSE TAKE)がつけ、上位3台は予選順位のままレースは始まった。予選4位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)はスタートで伸びず、4位には予選5位から迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が上がる。酒井は5位に落ち、6位には予選順位をキープした松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が続く。
オープニングラップからトップ岡本は逃げる。130Rでは、落合を攻略した小田が2位に浮上。落合は3位に落ち、4位迫の後ろには予選7位から田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)が5位まで上がってきた。6位に松井、酒井は7位まで順位を落とした。
予選17位から初レースに臨んだOKチャンピオンの藤井翔太(Drago CORSEスカラシップ)はミッションの4速を壊しピットイン。初レースをリタイアで終えた。予選18位の板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)もコース上でストップしてリタイアとなった。
1周目、トップの岡本は2位に上がった迫を1秒3離して戻ってきた。2周目のデグナー入り口では、4位を走る迫が落合を捉えて3位に浮上した。
3周目、5位を走る田上が、松井、酒井にパスされ7位に落ちる。予選11位から8位まで上がってきた加納康雅(イーグルスポーツ)はこの周ファステストラップをたたき出し、4周目には6位まで浮上するもニッポーコーナーでスピン、大きく順位を落とした。
5周目、レースの折り返しには、トップ岡本は、2位の小田から3秒3差と大量リードを築く。小田の後ろ3位迫との差は0秒4、さらに4位落合との差も0秒4で、2位争いが激化してきた。その後ろ、少し離れて5位酒井、6位松井も接近戦だ。
7周目のシケインでは、2位小田に3位迫がアウトから並びかける。2人はシケインを並走し、立ち上がりでは迫が小田を制して2位に浮上。しかし、ストレートでは再び並走となり、3周目の1コーナーでは小田がアウトから迫をパス。迫もあきらめず、続くS字でも並走に持ち込むが、ここは小田に軍配。小田は2位を守った。
この小田と酒井のバトルで、2人に急接近してきたのは4位落合で、3台はワンパックとなった。落合はデグナーで迫のインに飛び込むが、2台は接触して両者スピン。このため、後ろを走っていた松井が3位に、酒井が4位に浮上した。落合はレースに復帰したが、迫はピットに入りリタイアとなった。
8周目、トップ岡本は2位小田との差をさらに5秒5と広げた。2位小田、3位松井は単独走行となった。4位酒井と5位落合は接近戦。6位には予選12位から杉田悠真(LAPS with REV RACING)が上がってきた。
9周目、5位落合が酒井を捉え4位に浮上。6位の杉田はスピンを喫し大きく後退した。9位争いをしていた鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)と八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)は、鈴木がシケインでスピンをしたため、八巻が避けきれずに追突。両者リタイアとなった。
レースは10周で終了。トップ岡本は2位小田を6秒2ちぎり独走優勝。2位には小田が、3位には松井が、4位には落合が、5位には酒井が入った。終盤ペースを取り戻してきた田上は、杉田のスピンで6位を走っていた豊島里空斗(C.S.I Racing)を最終ラップでパス。6位に入った。
ジェントルマンクラスは総合23位に入った中嶋匠(Aviator A one)が優勝、同24位の山根一人(光精工TK-Sport MYST)が2位、同25位の上吹越哲也(FTKレヴレーシングガレージ)が3位に入った。
すでにJAFのチャンピオンは迫に決定しているが、全国を転戦するジャパンリーグは、この最終戦で2位に入った小田が、同シリーズのチャンピオンを決めている。
鈴鹿・岡山シリーズはこれで全7戦が終了。他シリーズはまだ終了していないが、12月1日にはスーパーFJ日本一決定戦の決勝がここ鈴鹿で行われる。50台以上が参戦するともいわれており、近年まれに見る熱い日本一決定戦になりそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHISHI
鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2024/10/06) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 8 岡本 大地 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 22'44.553 - -
2 43 小田 優 Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 10 22'50.673 6.120 6.120
3 7 松井 啓人 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 22'54.973 10.420 4.300
4 51 落合 蓮音 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 10 22'58.801 14.248 3.828
5 22 酒井 翔太 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 10 23'01.289 16.736 2.488
6 38 田上 蒼竜 Hobby base&ZAPSPEED ED MYST KK-S2 10 23'01.779 17.226 0.490
7 27 豊島 里空斗 C.S.I Racing MYST KK-S2 10 23'01.954 17.401 0.175
8 18 鈴木 七瀬 FORM with雅企画 MYST KK-S2 10 23'03.677 19.124 1.723
9 10 杉田 悠真 LAPS with REV RACING MYST KK-S2 10 23'09.851 25.298 6.174
10 53 石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 10 23'12.423 27.870 2.572
11 79 居附 明利 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 10 23'12.758 28.205 0.335
12 36 畔柳 拓武 イーグルスポーツ MYST KK-S2 10 23'13.216 28.663 0.458
13 71 宮本 颯斗 leprix sport KKS-II MYST KK-S2 10 23'14.537 29.984 1.321
14 33 磐上 隼斗 アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 10 23'14.830 30.277 0.293
15 44 宮園 拓真 ABBEY RACING MYST KK-S2 10 23'16.523 31.970 1.693
16 52 中川 賢太 EAGLE SPORT MYST KK-S2 10 23'17.316 32.763 0.793
17 57 東 慎之介 サンセルモMYST ORM MYST KK-S2 10 23'18.654 34.101 1.338
18 99 Aki Jitranuwath ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 10 23'19.596 35.043 0.942
19 11 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 10 23'20.410 35.857 0.814
20 54 中村 ブンスーム ファーストガレージ10V TOKYO R&D RD10V 10 23'20.460 35.907 0.050
21 78 小田部 憲幸 (株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED MYST KK-S2 10 23'21.086 36.533 0.626
22 2 吉田 紘大 ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 10 23'21.855 37.302 0.769
23 17 G 1 中嶋 匠 Aviator A one MYST KK-S2 10 23'22.061 37.508 0.206
24 47 G 2 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 10 23'29.545 44.992 7.484
25 9 G 3 上吹越 哲也 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 23'48.407 1'03.854 18.862
26 4 G 4 古里 拓 FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 10 23'50.094 1'05.541 1.687
27 16 地崎 壱星 レプリスポーツKKS-II MYST KK-S2 10 23'50.808 1'06.255 0.714
28 72 久保 直也 だーはまレーシングAQUA-DL WEST 07J 10 23'55.783 1'11.230 4.975
29 *1 元山 泰成 ECOTEH WORKS MYST KK-S2 10 24'01.677 1'17.124 5.894
30 19 G 5 大貫 直実 グレード1・オートレット・SUZUBAN F109 ZAP F109 10 24'58.060 2'13.507 56.383
31 12 及川 正人 PONOS M2 KK-S2 MYST KK-S2 10 25'06.017 2'21.464 7.957
32 31 加納 康雅 イーグルスポーツ MYST KK-S2 9 23'36.134 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
- 88 八巻 渉 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 8 18'27.131 2Laps 1Lap
- 58 鈴木 悠太 ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 8 18'27.465 2Laps 0.334
- 82 大川 烈弥 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 8 19'04.085 2Laps 36.620
- *56 迫 隆眞 自動車工房ミストKデンタルオフィス MYST KK-S2 8 19'15.893 2Laps 11.808
- 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 1 2'25.737 9Laps 7Laps
- 34 藤井 翔太 Drago CORSEスカラシップ MYST KK-S2 1 3'02.860 9Laps 37.123
Fastest Lap: CarNo. 31 加納康雅(イーグルスポーツ) 2'16.237 (3/9) 153.447 km
CarNo. 1は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(黄旗中の追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
CarNo.31は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
CarNo.56は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1、1および2(妨害行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
5日行われたスーパーFJ鈴鹿シリーズ第7戦の予選では、ファストピットレーへの侵入が2分前と規定されているにもかかわらず、多くのマシンが3分前に進入。21台ものドライバーが訓戒を受けるという結果になった。
原因を作ったのは迫隆眞だった。迫はファストピットレーン進入は3分前だと思い込んでいたようで3分前、真っ先にガレージから出て、ピット出口の先頭についた。これを見て、多くのドライバーがピットレーンに進入。クリーンエアで走れるかどうかは予選の戦略上、重要だ。予選はこのまま進行したが、終了後に全ドライバーが参加しての再ブリーフィングが行われた。
2分前の進入は、鈴鹿では以前から行われており、今回改訂された規定ではない。レギュレーションでも明記され、事前のブリーフィングでも口頭で念を押されている。再ブリーフィングではこの注意喚起が行われ、ペナルティーを犯さなかったドライバーが退席後、違反ドライバーにペナルティーが科された。
結局、多くのドライバーが違反したためか、ペナルティーは訓戒と罰金(再ブリーフィング料相当)となった。グリッド降格など、予選順位を変更する処置は取られなかった。ペナルティーの軽重は競技長の裁量だが、訓戒と罰金のみとはいえ、予選順位に変動がなかったのは、少し疑問が残る。ドライバーからも「これじゃ、やったもん勝ちではないか」という声も聞かれた。
決勝はこの後、午後3時25分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
ポールポジション 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)
「参戦は去年の開幕以来です。ここまで雨で新品のドライはみんな履けていませんし、タイヤも去年の開幕に出た感じと違うので難しかったです。日本一決定戦前で台数も多いし、初心者の人も多いし、絶対赤旗が出ると思っていたので、間合いを開けてタイヤを温め、計測1、2周目でアタックをしました。1コーナーから2コーナーを走っているときにやはり赤旗が出て、ぎりぎりタイムを残すことができました。赤旗後はタイヤが冷えて、リアがずるずるになりタイムアップは見込めませんでした。決勝はロングで走ってないので未知数ですが、先頭からなので、スタートから逃げ切れたらいいと思います」
予選2位 落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)
「一つ足りませんでしたが、フロントローなのでうれしいです。デビュー戦のときは準備ができていませんでしたが、いろんなレースを重ねて、FJのマシンやコースの特徴をつかんで、自然に速くなってきた感じです。決勝は前を抜きに行く姿勢でいきたいと思いますが、後ろが来たときは守ってぐちゃぐちゃなるくらいなら、1台ずつゆっくり抜かれて下がった方がいいかなと思います。まずは表彰台、結果が欲しいです」
予選3位 小田優(Drago CORSE TAKE)
「走り始めからいい感触で走れていなくて、赤旗が出たときがタイヤのピークで一番よかったんですが、タイムを出せませんでした。その後も何回かアタックはしましたが、思うようなタイムが出ませんでした。決勝はタイムが出ることは分かっているので、走りにくさを改善して優勝できたらと思います」
予選4位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)
「序盤の赤旗の周がベストラップで、行けたなと思ったら赤旗が出ました。赤旗解除後に、トータルベストは出ましたが、もうちょっと上がってた感じはありました。いままで苦戦してたので鈴鹿では予選ベスト順位です。決勝はぶつからないように表彰台に立ちたいと思います」
予選5位 迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)
「今週はドライでのテストができていなくて、路面状況も普段の練習とぜんぜん違っていて苦戦した予選になりました。タイヤを使ってアタックしてた周の最終コーナーで赤旗がでました。いろいろかみ合っていませんね。決勝はマシンを煮詰め直して、やれることはやって結果を残せるように頑張ります」
予選6位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
「限界を超えすぎて、2回ぐらい飛び出しました。ベスト、ベストできていた周で赤旗がでました。赤旗後はみんなタイムを更新していませんでしたが、自分はできたので、そういう意味ではいいかなと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は5日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、久々参戦の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジションを獲得した。
第6戦から三カ月半余り、長いインターバルを経て開催された第7戦は、エントリー38台と特別戦を除いては、近年最大となるエントリーを集めた。12月に1日にスーパーFJ日本一決定戦決勝がここ鈴鹿で開催されるため、その前哨戦として注目の大会となっている。2022年のもてぎ・菅生、筑波・富士シリーズのダブルチャンピオン・田上蒼竜、2021年~2022年の鈴鹿シリーズのチャンピオン・岡本大地、2022年の同シリーズのチャンピオン・居附明利とそうそうたる面々が名を連ねており、彼らがレギュラー組のベンチマークとなる。
予選は午後1時10分、15分間の予定で始まった。柔らかい日差しが降り注ぎ、鈴鹿は初秋らしく過ごしやすい気候となった。
計測2周目、まずは鈴鹿・岡山シリーズで既にチャンピオンを決めている迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が2分15秒926でトップに立つ。2位にはランキング2位の小田優(Drago CORSE TAKE)が僅差の15秒947で続き、3位には岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が16秒035でつける。
ここで、鈴鹿初参戦の小田部憲幸((株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED)がS字でクラッシュ。その直後、計測3周目に岡本がタイムを2分15秒166まで縮めトップに立つと、ここで赤旗が提示され、予選は中断された。
予選は午後1時27分より残り11分で再開された。ここでタイムを更新していたのは2分15秒221の小田と15秒822の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)で2位と3位に浮上してきた。
さらに終了直前には、なんと鈴鹿2戦目の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)が2分15秒456をたたき出し、小田と酒井を飛び越え、2位に食い込む健闘をみせた。
予選は終了。ポールポジションは貫禄の速さをみせた岡本。2位には落合が、3位には小田が、4位には酒井が入った。
赤旗後、タイムを更新できなかった迫が5位まで落ち、6位には赤旗後にタイムを縮めてきた松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が入った。
ジェントルマンクラスは総合30位に入った山根一人(光精工TK-Sport MYST)がポールポジションを獲得した。
なお、予選開始前に多くのドライバーが規則で決められている、予選開始2分前以前にピットレーンに進入したため、終了後に全員参加して臨時のブリーフィングが行われたが、訓戒のみで順位に変動はなかった。
決勝は明日6日、午後3時25分より10周で行われる。38台と台数も多く、鈴鹿初参戦のドライバーもいる。レースはセーフティーカーが入る可能性も高く、波乱の展開になるかも知れない。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2024/10/05) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 8 岡本 大地 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'15.166 - - 154.663
2 51 落合 蓮音 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 2'15.456 0.290 0.290 154.332
3 43 小田 優 Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 2'15.521 0.355 0.065 154.258
4 22 酒井 翔太 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 2'15.822 0.656 0.301 153.916
5 56 迫 隆眞 自動車工房ミストKデンタルオフィス MYST KK-S2 2'15.926 0.760 0.104 153.798
6 7 松井 啓人 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'15.955 0.789 0.029 153.766
7 38 田上 蒼竜 Hobby base&ZAPSPEED ED MYST KK-S2 2'16.148 0.982 0.193 153.548
8 18 鈴木 七瀬 FORM with雅企画 MYST KK-S2 2'16.195 1.029 0.047 153.495
9 27 豊島 里空斗 C.S.I Racing MYST KK-S2 2'16.212 1.046 0.017 153.475
10 88 八巻 渉 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 2'16.248 1.082 0.036 153.435
11 31 加納 康雅 イーグルスポーツ MYST KK-S2 2'16.301 1.135 0.053 153.375
12 10 杉田 悠真 LAPS with REV RACING MYST KK-S2 2'16.445 1.279 0.144 153.213
13 58 鈴木 悠太 ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 2'16.494 1.328 0.049 153.158
14 44 宮園 拓真 ABBEY RACING MYST KK-S2 2'16.499 1.333 0.005 153.153
15 54 中村 ブンスーム ファーストガレージ10V TOKYO R&D RD10V 2'16.514 1.348 0.015 153.136
16 53 石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 2'16.754 1.588 0.240 152.867
17 34 藤井 翔太 Drago CORSEスカラシップ MYST KK-S2 2'16.766 1.600 0.012 152.854
18 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 2'16.807 1.641 0.041 152.808
19 36 畔柳 拓武 イーグルスポーツ MYST KK-S2 2'16.833 1.667 0.026 152.779
20 11 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 2'16.974 1.808 0.141 152.622
21 52 中川 賢太 EAGLE SPORT MYST KK-S2 2'17.038 1.872 0.064 152.550
22 71 宮本 颯斗 leprix sport KKS-II MYST KK-S2 2'17.086 1.920 0.048 152.497
23 79 居附 明利 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 2'17.122 1.956 0.036 152.457
24 1 元山 泰成 ECOTEH WORKS MYST KK-S2 2'17.417 2.251 0.295 152.130
25 57 東 慎之介 サンセルモMYST ORM MYST KK-S2 2'17.417 2.251 0.000 152.130
26 33 磐上 隼斗 アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 2'17.430 2.264 0.013 152.115
27 99 Aki Jitranuwath ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 2'17.534 2.368 0.104 152.000
28 2 吉田 紘大 ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 2'18.183 3.017 0.649 151.286
29 82 大川 烈弥 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 2'18.472 3.306 0.289 150.971
30 47 G 1 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 2'18.552 3.386 0.080 150.883
31 17 G 2 中嶋 匠 Aviator A one MYST KK-S2 2'18.658 3.492 0.106 150.768
32 78 小田部 憲幸 ((株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED) MYST KK-S2 2'18.747 3.581 0.089 150.671
33 4 G 3 古里 拓 FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 2'19.624 4.458 0.877 149.725
34 16 地崎 壱星 レプリスポーツKKS-II MYST KK-S2 2'19.760 4.594 0.136 149.579
35 9 G 4 上吹越 哲也 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'20.562 5.396 0.802 148.726
36 72 久保 直也 だーはまレーシングAQUA-DL WEST 07J 2'21.106 5.940 0.544 148.152
37 12 及川 正人 PONOS M2 KK-S2 MYST KK-S2 2'25.343 10.177 4.237 143.834
38 *19 G 5 大貫 直実 グレード1・オートレット・SUZUBAN F109 ZAP F109 2'26.373 11.207 1.030 142.821
---- 以上基準タイム(130%)予選通過 ----
CarNo. 19は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.8(ホワイトラインカット)により、3グリッド降格とする。
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第7戦が鈴鹿で開幕した。今回38人と大量のエントリーを集めたが、その中には鈴鹿初参戦のドライバーが何人かいる。30歳を過ぎてからZAPのオーディションに受かり、鈴鹿に初参戦してきた小田部(こたべ)憲幸もその一人だ。
小田部は今年33歳。スーパーFJでは若者か、年配のドライバーが多くこの年代のドライバーは珍しい。異色のドライバーだが、初参戦したレースで3位に入り、ポテンシャルは高そうだ。予選前に話しを聞いた。
「2021年にZAPのオーディションを受けました。受かるとは思ってなかったんです。それまではサラリーマンで、妻が好きなことをすればいいと言ってくれました。初レースが3位でした」
「モータースポーツは楽しいですね。鈴鹿は難しくて、タイム的にはチームメートの1秒落ちです。今回は優勝といいたいところですが、まず届かないので、トップ10には入りたいと思います。西はレベル高いですが、もまれて強くなりたいと思います。日本一も出ます」
この後、予選が行われるが、まずはスタート位置に注目したい。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第7戦が鈴鹿で開幕した。今回38人と大量のエントリーを集めたが、その中には鈴鹿初参戦のドライバーが何人かいる。昨年、カートOKクラスでチャンピオンを獲得した藤井翔大もその一人だ。
藤井は現在16歳、今シーズンは4輪にステップアップし、スーパーFJの練習を重ねてきた。今回、満を持して鈴鹿で初参戦を果たした。チームは名門のTAKE FIRSTで、やはりOKチャンピオンで昨年はS-FJ日本一に輝いた小田優がチームメートだ。予選前に話しを聞いた。
「去年までのカートを卒業して今年からスーパーFJです。カートと違って大きな4輪は難しいです。タイム的にはトップから2秒落ちで、まだまだ上を狙える場所にはいません」
「今回は日本一決定戦に向けて経験を積むために出てきました。目標はシングルフィニシュを目指していきたいと思います。来年も継続してスーパーFJに参戦する予定です。現実的な性格なので、最終的にはプロドライバーになれればいいと思います」
カートのOKチャンピオンは小田の他にも渡会太一が今シーズン鈴鹿で初優勝を果たした。彼らを追って、藤井もスーパーFJでの活躍を期待したい。この後、予選が行われるが、まずは好位置につけるかどうかに注目したい。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
優勝 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)
「(厳しい展開だった?)ちょっと焦りましたけれど。酒井君との接触は俺がイン側に入っていて、それを閉められちゃったという感じで。(ダメージは?)アライメントが狂ったみたいなのとウイングがちょっとだけなので、こっちは軽症でした。これで正式結果が確定ならチャンピオンにも近づくので。次でちゃんと勝ちきって終わりたいですね」
2位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)
「(伊藤とのバトルは?)ちょっとインを開け過ぎましたね。そういった意味では立ち回りの重要性というのが、もう後半戦ですけれどまだわかっていなかった。ちょっともったいない抜かれ方だったな、と思います。リスタート直後まではいいレースだったので、こういう結果になったのは残念です。トップに立って負けたのは富士と2回目だし。最終戦、筑波富士シリーズは1ポント差なので、そこを考えないっていうのは無理なので、頭の片隅には置いといて、次も優勝めざしてがんばります」
3位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)
「自分の予選の走りを思い出しながら、という感じで。途中まではペース的に悪くなかったので、なるべく攻めでいこうって考えていました。その通りにはできましたが、1位2位とはまだダイムの差があるので、そこは走りを直していきます。最終戦もがんばります」
4位 角間光起(ELIVレーシング10VED)
「ペース的に、決勝の間上げていきたいところだったのですが、上がらなかったです。中断明けにバトルになって、伊藤選手と石井君の2台の争いについていければ、って思っていたのが、そこに気を取られすぎて、津田選手に第2ヘアピンで仕掛けられてしまうことになったので、そこは自分の甘さが出たレースだったなと思います。ポイントランキング的には次勝てば目があるので、今回の反省もいかして次頑張っていきたいなと思います」
5位 小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)
(6位フィニッシュ直後の談話)「最低限の結果ですかね。前がいなくなって、クリーンにスタートできるかな、と思って。その通り(スタートは)よかったのですが、鈴木選手の脇に並ぶまでにはいかず、ノーズが入ったかな、くらいで。リスタートも同じくらいだったので、もうちょっと並びたかったかなって思います。ちょっといまいちでした。次は鈴鹿に修行しに行きます。こてんぱんにやられてもいいので」
6位 中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)
(繰り上げ確定後の談話)「嬉しいところもありますが、ラッキーな6位という感じです(苦笑)。レースは(前に)ついて行くしかない感じで、速さも全然なくて、やれるだけは飛ばそう、みたいにずっと走っていました。順位あがって嬉しいという気持ちは受け止めて、もっと速くなって、次こそは実力で上にいけるようにと思ってがんばります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA
2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦決勝は9月15日(日)に筑波サーキットで開催され、フロントロウからスタートの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)と伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)がスタート直後からトップ争いを展開するも接触、生き残った伊藤が赤旗明けの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)とのバトルも制して2020年以来の優勝を飾った。
どこへ行っても「暑いね」が挨拶となる9月の筑波、午前中の予選から既にうだるような暑さだったが、決勝開始時点でさらに温度は上昇、気温35.9度、路面温度50.7度。ドライバーはぎりぎりまでスポットクーラーや扇風機の前で身体を冷やし、出走間際に慌ただしくレーシングスーツやヘルメットを着用してマシンに乗り込む。午後1時54分コースイン開始。コースでは時折風が吹き抜けていくが路面の熱を冷ますほどではない。
午後2時2分フォーメーションラップ開始、ポールシッターの酒井を先頭にコースを1周するが、隊列の中から7番手の秋山健也(スーパーウインズKKS2)が離脱、ピットロードを力なく走るとピットエントリー手前で止まってしまう。秋山によるとドライブシャフトが折れたとのことで、KKS-2を投入以来マスタークラスのみならず総合で上位を争っている秋山の今日のレースはここで終わった。
秋山を除く16台がグリッドに戻り、レッドライトが消灯して18周の決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートの酒井がホールショットを奪ってトップで第1コーナーへ。フロントロウから発進の伊藤が続き、3位石井、4位角間光起(ELEVレーシング10VED)とグリッド順に第1コーナーへ。後方で蹴り出しがよかったのが8番手スタートの落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)で、第1コーナーで6番手スタートの鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)のインを突いてポジションアップ。6位につける。同じくスタートがよかったのが10番手スタートの小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)で8位にジャンプアップ、同じく11番手スタートの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)も9位にアップしている。
オープニングラップを終えてトップ酒井と2位伊藤のギャップは0.482秒。ストレートエンドでは3車身程度の差。3位石井はそこから0.38秒、4位角間も0.476秒とほぼ等間隔だが角間の背後には津田充輝(ファーストガレージKK-S2)が迫っている。
酒井と伊藤の距離は2周目、3周目、4周目もほぼ変わらず0.4秒前後の間合い。3位石井も0.6秒差で続き、4位角間は0.3秒差の津田との防戦に追われているのか、じわじわと離されて4周目で1.5秒以上の差がついた。
5周目に入って伊藤がペースを上げたか酒井に接近、テール・ツー・ノーズ状態でダンロップコーナーを抜けて第2ヘアピンで勝負に出て、インに伊藤、アウトに酒井という並びでターンイン。ここで酒井の右サイドポンツーンと伊藤の左フロントタイヤが絡む形になり、酒井が姿勢を乱してハーフスピン、そのままアウト側にストップしてしまう。伊藤はコースに踏みとどまりこれでトップ。しかしこのアクシデントで2位石井との間合いが0.176秒まで縮んで6周目に入ると、ここで赤旗が提示されてレースはいったん中断。コースアウトした酒井のマシンの撤去作業が行われる間全車メインストレートで待機となる。この直前に6位を走っていた落合がピットイン。トラブルのようでこのままリタイヤとなった。
レース再開は午後2時24分。SCの先導で再開、残り10周の計15周で戦われることになった。
SCがピットロードに入り伊藤の先導でレース再開。この時点でのトップ6は、
トップ 伊藤
2位 石井
3位 角間
4位 津田
5位 鈴木
6位 小田部
という順。秋山が不在となったマスタークラスは 総合9位の畠山退三(Hobby Base & zap speed)がクラストップ、総合11位の竹沢茂(スーパーウィンズ10V)が2番手だ。
健闘が目立つのが12位の紀平啓佑(ELIVレーシング制動屋S2)で、昨年のスポット参戦以来1年ぶりのレース。予選ではタイムで最下位だったが決勝ではここまで順位を上げてきた。レース前の練習では昨年のシリーズ王者、小村選手をコーチに起用、大きな学びがあったと語っていたが、その成果が出ているようだ。
全車きれいにリスタートを切ると、2位の石井の加速が伸びて第1コーナーではアウトからトップの伊藤に並びかけると、サイド・バイ・サイドで第2コーナーからS字を通過。第1ヘアピンでは石井がイン側、伊藤がアウト側でホィールが絡まんばかりの位置取りで旋回すると石井がトップを奪う。3位争いも熾烈で、角間を追い詰めた津田が第2ヘアピン進入でインから差してオーバーテイク、前に出る。しかし角間はバックストレートで津田のアウト側から並んで最終コーナーに飛び込む。両車そのままコーナーを抜けるがアウト側の角間が路側帯で踏みとどまる間に僅かにアクセルを戻したか、メインストレートでの加速で津田が先行。3位の座を奪い取る。
トップに出た石井は伊藤に0.425秒の差をつけて通算8周目を完了、しかし今回マシンが好調だと話していた伊藤は諦めることなく前を追いかけ9周目は0.253秒差と石井を追い詰める。3位津田はこの2台から0.9秒近い差がつき、角間とは0.387秒差と依然緊迫している。
そして11周目のコントロールライン上で伊藤は0.165秒差と石井のテールに食らいついて12周目に突入。メインストレートの後半で石井のスリップストリームから右サイドに抜け出て第1コーナー手前でオーバーテイク、トップの座を奪回する。石井も必死に追いすがるが伊藤はこの周59秒164のファステストラップを出して0.484秒差とすると、続く13周目0.654秒、14周目0.878秒と逃げを打つ。3位津田はそこから1.3秒差、4位角間も0.898秒とやや間合いがひろがり、以下5位鈴木、6位小田部と続く。
ファイナルラップ、伊藤はさらにマージンをひろげて1.238秒の差をつけてチェッカードフラッグの下を通過、右手を掲げたガッツポーズで4シーズンぶりの優勝を誇示した。石井はまたしても2位で初優勝はお預け、ダルマの目はいつ入るのか。3位津田は開幕戦以来の表彰台、長らく続いたスランプからこれで脱却か。以下4位角間、5位鈴木、6位小田部というトップ6のフィニッシュとなった。
しかしながらレース後の車検で5位フィニッシュの鈴木が失格となり、小田部が5位、そして7位フィニッシュだった中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)が6位に繰り上がった。
鈴木の失格理由が「決勝レース後の車検不成立」ということでレース後車検を受けなかったということのようだ。
今回の結果により、JAF筑波・富士シリーズのトップは84Pで伊藤が浮上、2位は83Pの石井、3位65Pの角間と、ここまでにチャンピオンの目が残った。
筑波・富士S-FJ選手権最終第8戦は10月27日に筑波サーキットで行われる。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Miuze NOINE
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/09/18) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 7 筑波サーキット 2.045km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 14 伊藤 駿 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 15 29'26.397 - -
2 53 石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 15 29'27.635 1.238 1.238
3 52 津田 充輝 ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 15 29'29.135 2.738 1.500
4 91 角間 光起 ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V 15 29'30.326 3.929 1.191
5 78 小田部 憲幸 フォースリンクZAP ED MYST KK-S2 15 29'32.215 5.818 1.889
6 54 中村 ブンスーム ファーストガレージ10V TOKYO R&D RD10V 15 29'32.580 6.183 0.365
7 39 塚本 凜世 F-BrainウィンズS2 ED MYST KK-S2 15 29'33.745 7.348 1.165
8 22 内藤 大輝 RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 15 29'35.397 9.000 1.652
9 38 M 1 畠山 退三 Hobby Base & zap speed MYST KK-S2 15 29'35.646 9.249 0.249
10 18 水谷 誠 HC桶川MRPytt ZAP ED TOKYO R&D RD10V 15 29'41.986 15.589 6.340
11 16 M 2 竹沢 茂 スーパーウィンズ10V TOKYO R&D RD10V 15 29'43.053 16.656 1.067
12 72 紀平 啓祐 ELEVレーシング制動屋S2 MYST KK-S2 15 29'45.753 19.356 2.700
13 24 甲山 晴翔 Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V 15 29'46.208 19.811 0.455
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
- 51 落合 蓮音 ファーストガレージKKS-2 MYST KK-S2 5 5'43.157 10Laps 10Laps
- 55 酒井 翔太 ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 4 4'02.307 11Laps 1Lap
- 3 M - 秋山 健也 スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 - d.n.s - -
- *58 鈴木 悠太 ZAP SPEED KKS2 MYST KK-S2 - 失格 - -
Fastest Lap: CarNo. 14 伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED) 59.164 (12/15) 124.434 km/h
CarNo.58は、筑波サーキット一般競技規則第45条違反(決勝レース中の車検不成立)により、失格とした。
ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)58秒794
「タイム的には千分の2秒差だったので、運が味方したのかな、って思います。前半はすごいアンダーステアで、自分の技術でどうにかしようと思っていたのですが、苦しかったです。後半に自分でアンダーステアをどうにかするような走りになってきたので、一発(タイムが)出るかな、という感じになって、なんとかまとまった周だったので、ギリギリでしたね。決勝は前回からの流れもあるので、このまま普通にスタート切って、ポール・ツー・ウインしたいと思います」
2位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)59秒796(+0.002秒)
「酒井君がよくやりましたよね、最後の最後でガツンとやられて、0.002秒差のトップなので、そこは純粋に『やったな』という気持ち。でも全体にクルマが調子よくて、なのでようやく本来の位置に戻って来られたなという感じがします」
3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)58秒972(+0.178秒)
「0.178秒という差は縮められたはずのギャップでしたが、そのチャンスがあった周に走りを決めることができなかったので悔しいです。マシンも自分も調子はいいので、決勝に向けてはまずスタートをしっかりと決めて、その後の展開をうまくこなしてトップを狙います」
4位 角間光起(ELIVレーシング10VED)59秒084(+0.290秒)
「思ったような動きが作れなくて、ホントは石井君の前に出るつもりだったのですけれど。自分としても、うまくいかなかったですね。悔しいです。(途中のピットストップは?)調整とかはしなくて、後半にかけて(コンディションが変化して)動きがよくなるかな、とそのまま行ったのですが。走り方もいろいろ試したのですが、悪い流れを変えることができなくて、そのまま終わってしまった感じです。決勝は スタートが得意なので、そこで石井君に食らいつけたらな、というふうに思っています」
5位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)59秒140(+0.346秒)
「ホントはもっとタイム上げたかったですが、昨日の練習の感じからすると、こんなものじゃないかな、と思って、特に焦ったりとかはないです。決勝のポイントは前回、前々回とスタート位置から2番とか順位落としたことが多いので、それを無くしていきたいです。仮にそう(出遅れ)だとしても、落ち着くことが大事だと思うので、そこを、気持ちを落ち着かせていきたいです」
6位 鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)59秒187(+0.393秒)
「フォーミュラも筑波もあまり経験がないので、その中でも自己ベストを更新できたので、ベストは尽くせたかな、と思います。まだ今年カートをメインでやっていたので、8月ぐらいからフォーミュラに切り替えたので、徐々にスキルも上がってきたのかな、と思います。カートからの乗り換えも技術的には大差ないかな、と思うのでそんなに苦戦はしていないです。決勝はスタートがカートよりも大事なので、ちゃんとスタート決めて、そこからは慎重に完走することを目標にがんばります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦公式予選は9月15日(日)に筑波サーキットで開催され、酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が残り時間5分で伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)を千分の2秒差に逆転。ポールポジションを獲得した。
ひと月半のインターバルで迎えた第7戦だが9月に入ってもうだるような暑さが続く北関東の筑波サーキットは、S-FJの予選が始まる午前9時45分時点で早くも気温33.1度、路面温度41.6度という厳しい暑さだ。第6戦の順位に従い、酒井~石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)~塚本凜世(F-BrainウィンズS2ED)という順に17台がコースイン。20分間のタイムアタックが始まった。
ウオームアップを終えて計測2周目、早くも伊藤が1分を切って59秒218でトップ、2番手石井が59秒350、3番手津田充輝(ファーストガレージKK-S2)59秒515と続く。続く周回で石井は59秒180でいったんトップに立つものの、直後に伊藤が59秒052を出して再逆転。さらに酒井が59秒222で3番手へ。4番手は角間光起(ELEVレーシング10VED)の59秒334。角間は現在筑波富士シリーズ3位、筑波単独でのシリーズランキングでは首位に立っている。
残り15分、伊藤は58秒台に入れて58秒796、酒井が59秒119で2番手へ浮上するが0.323秒の差がある。3番手石井で4番手に59秒253で落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)が上がってくる。
3台が出場のマスターズクラスのトップは総合9番手の秋山健也(スーパーウインズKKS2)だ。
酒井は残り14分に59秒075までタイムアップするが0.279秒差の2番手変わらず。4番手には59秒180で角間が再浮上。落合5番手で津田が6番手。
後方で順位を上げて来ているのが昨年来の筑波参戦の小田部憲幸(フォースリンクZAP ED)で、今年はもてぎ・SUGOシリーズを主戦場としているが、次戦までのインターバルが長いことからスポット参戦を実行。久しぶりの筑波に前日はカンを取り戻すのに苦労していたようだが、予選に入って1分2秒台の13番手からスタートし59秒879で10番手までポジションを上げて来ている。昨年も目立っていた黄色いTシャツの応援団も健在だ。
残り12分、角間が59秒084で3番手へポジションアップ、また秋山も59秒277で5番手へ。KKS-2を投入して以来、マスタークラスのみならずオーバーオールでも上位へ食い込む速さを見せてきている。残り11分で石井が59秒081を出して再度3番手へ。酒井も59秒001とタイムを上げて58秒台に迫る。
20分間の予選も折り返しを過ぎて残り時間10分。ここで伊藤がピットンイン、タイヤを点検するとピットアウトしていった。この頃からタイヤのピークが過ぎたのかタイムアップする選手が少なっており、そんな中自己ベストを更新して順位を上げたのが津田で、59秒140でチームメイトの落合を下して5番手。津田はこのところ伸び悩みが続き、練習ではいろいろと模索していると聞くが、そろそろ効果が出てきたようだ。
残り5分。酒井がついに59秒を切って58秒794を出してトップに浮上。伊藤との差は0.002秒だ。伊藤もピットアウト後に自己ベスト更新を狙って走っているが更新できない。さらに石井も58秒972と58秒台に入れるが伊藤に及ばず3番手変わらず。以下角間~津田~落合と続くと、残り3分あたりで。酒井、伊藤、石井と立て続けにピットイン。タイムアップも限界に達したようだ。
最後に自己ベストを更新してポジションアップしたのが鈴木悠太(ZAP SPEED KKS2)でチェッカードフラッグ後のアタックで59秒254をマーク、秋山をかわして7番手に上がった。
ポールポジションの座は2戦連続で酒井の手に。伊藤は0.002秒差に泣いたが、徹底的にメンテナンスされたマシンは大いに復調したということで表情は明るい。3番手石井は筑波富士シリーズランキングトップながらここまで優勝がないため、期待とプレッシャーが入り混じった状態だ。以下4番手角間、5番手津田と続き、6番手には塚本がつけていたが、走路外走行複数回のペナルティでベストタイムが抹消され9番手にドロップ、繰り上がりで鈴木が6番手となった。
マスタークラスのトップは総合7番手の秋山、2位は総合13番手の畠山退三(Hobby Base & zap speed)、3位は総合16番手の竹沢茂(スーパーウィンズ10V)という結果になった。
筑波/富士第7戦決勝は午後2時5分スタート予定、今回もまたライバルだけでなく暑さとの闘いになる。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/09/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 7 筑波サーキット 2.045km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 55 酒井 翔太 ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 58.794 - - 125.217
2 14 伊藤 駿 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 58.796 0.002 0.002 125.213
3 53 石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 58.972 0.178 0.176 124.839
4 91 角間 光起 ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V 59.084 0.290 0.112 124.602
5 52 津田 充輝 ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 59.140 0.346 0.056 124.484
6 58 鈴木 悠太 ZAP SPEED KKS2 MYST KK-S2 59.187 0.393 0.047 124.385
7 3 M 1 秋山 健也 スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 59.237 0.443 0.050 124.280
8 *51 落合 蓮音 ファーストガレージKKS-2 MYST KK-S2 59.253 0.459 0.016 124.247
9 *39 塚本 凜世 F-BrainウィンズS2 ED MYST KK-S2 59.296 0.502 0.043 124.157
10 78 小田部 憲幸 フォースリンクZAP ED MYST KK-S2 59.318 0.524 0.022 124.111
11 54 中村 ブンスーム ファーストガレージ10V TOKYO R&D RD10V 59.358 0.564 0.040 124.027
12 22 内藤 大輝 RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 59.446 0.652 0.088 123.843
13 38 M 2 畠山 退三 Hobby Base & zap speed MYST KK-S2 59.614 0.820 0.168 123.494
14 18 水谷 誠 HC桶川MRPytt ZAP ED TOKYO R&D RD10V 59.688 0.894 0.074 123.341
15 24 甲山 晴翔 Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V 1'00.232 1.438 0.544 122.227
16 16 M 3 竹沢 茂 スーパーウィンズ10V TOKYO R&D RD10V 1'00.317 1.523 0.085 122.055
17 72 紀平 啓祐 ELEVレーシング制動屋S2 MYST KK-S2 1'00.380 1.586 0.063 121.928
CarNo. 51は、筑波サーキット一般競技規則第19条1違反(複数回走路外走行)により、ベストラップを削除した。
CarNo. 39は、筑波サーキット一般競技規則第36条2違反(ピットエンド信号無視)により、最後尾スタートとする。
全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するITOCHU ENEX TEAM IMPULは8月24日〜25日にモビリティリゾートもてぎで開催される第5戦、および10月12〜13日に富士スピードウェイで第6戦、第7戦の19号車ドライバーにニック・デ・フリース(オランダ)を起用すると8月7日付で発表した。
デ・フリースは2019年にFIA-F2でチャンピオンを獲得、その後はFormula Eに参戦して2020-21シーズンにチャンピオンを獲得しており、現在は世界耐久選手権(WEC)にトヨタ・ガズーレーシングから参戦している。
2023年にはスクーデリア・アルファタウリで角田祐毅のチームメイトとしてF1に参戦していたが、成績不振を理由にシーズン途中で解雇の憂き目にもあっている。
世界のトップカテゴリーを渡り歩いてきた実力派のデ・フリースが初めてのスーパーフォーミュラでどんな走りを見せてくれるか、要注目だ。
なお、チームは最終戦鈴鹿大会の第8戦、第9戦については、第3戦、第4戦に参戦した平良響を再び起用することも併せて発表している。平良もまた、7月に富士スピードウェイで行われた第4戦において8位入賞を果たしているトヨタ育成期待の若手だ。こちらにも注目していきたい。
Tet: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、6月22〜23日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7~9戦に参戦し、小出選手が第7戦でポール・トゥ・ウィン、荒川選手は3戦ともコンスタントに上位入賞を果たしました。フレデリック選手は第8戦でポールポジションを奪う速さを見せましたが、不運なトラブルに見舞われるなど入賞1回にとどまりました。
マスタークラスは、ドライコンディションの第7戦は今田選手が制しましたが、第8、9戦はDRAGON選手が、雨のなか速さを見せて連勝。この結果、二人の勝敗は今田選手の4勝2敗となりました。
■第7、8戦予選(6月22日(土)午前11時~11時30分)
蒸し暑い天候のなか行われた予選。第7戦では、「うまくハマった」と小出選手が1分13秒260をマークしてポールポジションを獲得。フレデリック、荒川選手も僅差で続き、グリッド上位を独占しました。
第8戦は、路面状況が変化するなかで全体的にタイムアップ。フレデリック選手が最後に1分13秒025をマークしてポールポジションを獲得しました。小出選手は路面の変化を読みきれずに4位、荒川選手は攻めた結果、ミスもあってタイヤの一番良い状態を使い切れず6位でした。
ドライバー
Rd7予選タイム(順位)
Rd8予選タイム(順位)
Point(累計)
1号車
K.フレデリック
1分13秒332( 2)
1分13秒025( 1)
1(14)
50号車
小出 峻
1分13秒260( 1)
1分13秒236( 4)
1(14)
51号車
荒川 麟
1分13秒336( 3)
1分13秒328( 6)
0( 8)
天候:晴れ、コース:ドライ、気温:33度、路面温度:45度
■第7戦決勝(6月22日(土)午後3時35分~26周)
スタートを決めた小出選手は、1周目から2位以下を引き離しにかかりました。他の選手がタイヤの摩耗からタイムが大きく落ち込むなかで、小出選手は毎周コンスタントに約0.5秒のマージンを築き、10周目には2位フレデリック選手との差を4.4秒にまで広げました。
フレデリック選手は、この頃から左リヤタイヤにトラブルが出てペースダウン。大きく順位を落とし、21周目にピットでレースを終えました。タイヤは完全に剥離した状態でした。
フレデリック選手の情報を無線で聞いた小出選手は、ペースをコントロールしながら残り周回を走りきって今季2勝目のチェッカーを受けました。荒川選手も堅実に走って3位フィニッシュ。2人揃って表彰台に上がりました。
ドライバー
決勝順位
ベストタイム(順位)
Point(累計)
1号車
K.フレデリック
DNF
1分14秒782( 2/12)
0(14)
50号車
小出 峻
1位
1分14秒466( 1/12)
10(24)
51号車
荒川 麟
3位
1分15秒002( 8/12)
5(13)
天候:晴れ、コース:ドライ、気温:35度、路面温度:44度
■第8戦決勝(6月23日(日)午前9時~18周)
レースは完全なウェットコンディションとなり、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなりました。3周終了時にSCラン解除になりますが、マスタークラスの藤原選手がスピン、ストップしてしまい、さらに2周のSCランが続いた後にリスタートとなりました。
PPスタートのフレデリック選手は、3コーナーでやや膨らんで2位に落ち、その後は、中村、フレデリック、荒尾、小出選手のオーダーでレースは進みました。終盤になると、独走状態となった中村選手の後方で繰り広げられていた2位争いがヒートアップ。
16周目に馬の背コーナーでミスをした荒尾選手を抜き3位に上がった小出選手は、最終ラップにも馬の背でフレデリック選手にアウトから仕掛けました。しかし、抑えようとしたフレデリック選手が小出選手に接触。小出選手は順位を落としてしまいました。3位でコースに復帰したフレデリック選手は、この接触でプラス5秒のペナルティとなり、正式結果は5位になりました。
なお、レースは規定の30分を経過したため、予定されていた19周より1周少ない18周でチェッカーとなりました。
ドライバー
決勝順位
ベストタイム(順位)
Point(累計)
1号車
K.フレデリック
5位
1分33秒082( 8/12)
2(16)
50号車
小出 峻
8位
1分32秒767( 4/12)
0(24)
51号車
荒川 麟
4位
1分32秒456( 2/12)
3(16)
天候:雨、コース:ウェット、気温:18度、路面温度:22度
■第9戦決勝(6月23日(日)午後0時35分~16周)
雨は降り続いていましたが、若干コンディションが回復したため、スタンディングスタートとなりました。「フォーミュラで雨のレースはほとんど経験がない」というPPスタートの小出選手は、タイヤのグリップ感を十分に掴みきれず、スタートダッシュを見せた4番グリッドの野中選手の先行を許すことになってしまいました。
荒川選手は1つポジションを落として4位、最後尾スタートのフレデリック選手は1周目にマスタークラスの4台を抜いて8位となってレースは進みますが、徐々に霧が出始め、7周終了時に視界不良のためSCが導入されました。
SCランが続くなかで、各車はタイヤを冷やさないようにウィービングをしながら再開を待ちましたが、視界は回復せずに規定の30分を超え、SC先導のまま16周でチェッカーとなりました。
今大会を終えて、ポイントリーダー野中選手と2位小出選手の差は、12ポイントから7ポイントに縮まりました。
ドライバー
決勝順位
ベストタイム(順位)
Point(累計)
1号車
K.フレデリック
8位
1分33秒063( 8/12)
0(16)
50号車
小出 峻
2位
1分32秒651( 4/12)
7(31)
51号車
荒川 麟
4位
1分32秒853( 6/12)
3(19)
天候:雨、コース:ウェット、気温:20度、路面温度:23度
1号車ドライバー ケイレン・フレデリック選手コメント
複雑な気持ちのレースウィークでした。オートポリスからさまざまな修正を加えた結果、本来のペースを発揮することができ、希望通りの位置で予選を通過することができました。PPと2位を取れたことには満足しています。
しかし、レース1では私たちのコントロールが及ばない事態が起こって、レースを終わらせることになってしまいました。その結果レース3も最後尾スタートになってしまいました。レース2はPPスタートでしたが、ウェットでのSUGOは未経験でしたので、非常に難しいレースとなり、期待していた結果は得られませんでした。
次の富士に臨むにあたって、チームの実力には自信を持っていますので、良い結果を残せるよう全力を尽くしたいと思います。我々にはもう少し運が必要ですね。
50号車ドライバー 小出 峻選手コメント
今週末は調子は悪くなかったですね。一発に関してもロングに関しても良かったと思います。ただ、1レース目は満足のいく内容でしたが、2、3レース目に関しては、細部の詰めがまだ足りなかったように感じています。ベースの部分は他に比べて優位に立っていると思いますので、細部の足りない部分を埋めていけば、思い描く形になるはずです。
シリーズポイントはまだ少しビハインドがありますが、ポイント差は縮まっていますし、何よりも手応えは十分感じていますので、やるべきことをやって、きちんと実力を出せば自ずと結果はついてくると思っています。
■51号車ドライバー 荒川 麟選手コメント
オートポリスに続いて2大会目ですので、クルマにも慣れていますし、専有走行からスムーズに進めることができました。予選では少しミスもありましたが、ポールを狙える速さはありました。レースに関しては、オートポリスで失敗続きだったスタートに重点的に取り組んだ結果、徐々に改善され、3レース目では決めることができました。
全体的に成長していることは実感できましたが、望んだ結果が出せていないので、悔しさの残る週末でした。
マスタークラス
今大会は、今田選手、DRAGON選手、清水選手に加え、SFライツデビューとなる2023年FIA-F4インディペンデントカップチャンピオンの藤原誠選手がエントリーし、マスタークラスのフルメンバーが揃いました。
■第7、8戦予選
木曜日の専有走行で好調だったDRAGON選手は、金曜日の走行でクラッシュしてしまい、十分な走り込みができないまま予選を迎えました。
ドライコンディションとなった予選では、今田選手がディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せ、第7戦では0.2秒、第8戦では0.5秒の差をDRAGON選手につけ、ダブルクラスPPを獲得しました。
清水選手と藤原選手の二人も僅差の争いを見せ、第7戦では藤原選手が0.1秒上回り、第8戦では二人とも大きくタイムアップするなかで、清水選手が0.1秒上回るという五分の速さを見せました。
ドライバー
Rd4予選タイム(順位)
Rd5予選タイム(順位)
Point(累計)
4号車
今田信宏
1分15秒336(M1)
1分15秒023(M1)
1+1(34)
8号車
清水康弘
1分17秒201(M4)
1分15秒952(M3)
0(10)
13号車
藤原 誠
1分17秒067(M3)
1分16秒060(M4)
0( 0)
30号車
DRAGON
1分15秒585(M2)
1分15秒554(M2)
0(21)
■第7戦決勝(26周)
スタートで前に出るチャンスを狙っていたDRAGON選手が今田選手に並びかけますが、抜くまでには至らず、トップを守った今田選手が2周目以降も少しずつDRAGON選手との差を開いていきました。その差は、10周目には2.7秒まで広がり、その後もタイヤの摩耗によるタイムの落ち込みを最小限に抑えた今田選手が、今季無傷の4連勝を飾りました。
このレースがデビューとなった藤原選手は、スタートから清水選手を従えて周回を重ねると、折り返しの13周目以降は3秒の差を保ったまま3位でチェッカーを受けました。
ドライバー
決勝順位
ベストタイム(順位)
Point(累計)
4号車
今田信宏
M1位(総合 8位)
1分16秒549(M2)
10(44)
8号車
清水康弘
M4位(総合11位)
1分17秒977(M3)
3(13)
13号車
藤原 誠
M3位(総合10位)
1分18秒131(M4)
5( 5)
30号車
DRAGON
M2位(総合 9位)
1分16秒505(M1)
7(28)
■第8戦決勝(18周)
悪天候のためSCスタートとなりましたが、雨のペースに自信を持つDRAGON選手は、SCランが解除されると、今田選手の背後からチャンスを窺い、8周目の1コーナーで前に出ると、1分35秒台を連発して徐々に今田選手を引き離しました。今田選手も終盤にはペースを上げますが、時すでに遅し。DRAGON選手が今田選手の連勝をストップするとともに、今季初優勝を飾りました。
清水選手と藤原選手の争いは、藤原選手がSCラン中にスピンをしてしまい、早々に決着。清水選手は単独走行になりましたが、1分38秒から37秒へと徐々にペースを上げ、安定した走りを見せて3位でフィニッシュしました。
ドライバー
決勝順位
ベストタイム(順位)
Point(累計)
4号車
今田信宏
M2位(総合10位)
1分35秒429(M2)
7(51)
8号車
清水康弘
M3位(総合11位)
1分37秒091(M3)
5(18)
13号車
藤原 誠
M4位(総合12位)
1分39秒657(M4)
3( 8)
30号車
DRAGON
M1位(総合 9位)
1分34秒919(M1)
10(38)
■第9戦決勝(16周)
雨が降り続き視界が悪い状況でしたが、DRAGON選手は1周目のバックストレッチで今田選手の背後につけると、アウトから一気に前に出てトップに立ちました。今田選手も食い下がりますが、DRAGON選手のペースが良く、差は徐々に広がっていきました。後方では、藤原選手が清水選手を従える形でレースは進みました。
しかし、徐々に霧が出てきたことで視界不良となり、7周終了時にSCが入りました。その後も状況は変わらず、SC先導のまま規定の30分を超え、16周でレースは終了となりました。
DRAGON選手が雨のレースで連勝しましたが、今田選手はPPポイントを獲得しているため、二人の差は1ポイント縮まったのみで、依然10ポイントの開きがあります。
ドライバー
決勝順位
ベストタイム(順位)
Point(累計)
4号車
今田信宏
M2位(総合10位)
1分35秒893(M2)
7(58)
8号車
清水康弘
M4位(総合12位)
1分38秒700(M3)
3(21)
13号車
藤原 誠
M3位(総合11位)
1分39秒448(M4)
5(13)
30号車
DRAGON
M1位(総合 9位)
1分35秒270(M1)
10(48)
4号車ドライバー 今田信宏選手コメント
1日目のドライの予選、第7戦決勝は良かったのですが、2日目はウェットにドライビングを合わせきれなかったという感じです。とにかく視界が真っ白でしたから、DRAGON選手を抑えるためにはかなりリスクを冒す必要がありました。少しマージンを取りすぎたかもしれませんが、今回はクルマを壊さないよう手堅く走りました。次の富士はコースが広く、ドライでもウェットでも攻めることができますので、逆襲したいと思います。
8号車ドライバー 清水康弘選手コメント
2大会目の今回はコースコンディションが週末を通して移り変わるなか、SFLの経験値をしっかり積み重ねられたのでよかったです。今大会から影山正美さんをコーチとしてお招きし、学びのペースも格段にアップしました。自分に足りていない部分を丁寧に、確実に克服していきたいと思います。次の富士戦は気温も更に上がりますから、体調含めしっかり調整して迎えたいです。
13号車ドライバー 藤原 誠選手コメント
ダウンフォースが何なのかということが、まだ掴みきれないというのが現状です。少しずつ詰めはしましたが、全体的に詰めきれていないという感じです。特に雨を想定していなかったので、単独走行になるとラインも分からずに戸惑いました。予習不足を反省しています。
それでも難しいコンディションのレースで、クラッシュもなく無事デビュー大会を終えたことにはほっとしています。次の富士はランオフエリアも広いので、今回は試すことのできなかった限界を探る走りにトライしたいと思います。
30号車ドライバー DRAGON選手コメント
金曜日の専有走行でクルマを壊してしまったので、ぶっつけの予選でクルマのチェックをしながら攻めることになりました。しかし、それでは今田選手に勝てるはずもなく、予選は完敗でした。ドライの第7戦も、最終コーナーの走りやタイヤの持たせ方を工夫して、ワンチャンスあるかと思っていましたが、ペースは今田選手の方が上回っていました。
ただ、2日目は雨予報でしたので、雨になれば自信もありましたし、勝てる可能性はかなり高まると思っていました。結果2連勝できましたが、両レースとも今田選手の後ろからスタートしてコース上で抜いて勝てたことは大きかったですね。特に2レース目は1周目のチャンスを逃していたら、SCが入って2位で終わっていたと思います。
次の富士は今田選手の得意コースですが、ここまで一度も勝てていない予選で何とか一矢報いたいと思います。
B-Max Racing Team Release
レース6優勝 ジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)
「いいレースでした。スタートは良くなくて3位に落ちましたが、ペースは悪くなかったのですぐに(中村選手を)パスして、その後もプッシュしました。マイケルとの差は大きかったですが、エンジニアからの無線で彼に10秒ペナルティが課せられるとわかったので、そのギャップを2秒から3秒程度に保つようにマネジメントしました」
「レース中盤からはプッシュしたので何度かファステストラップを記録しましたが、ミスもしていました」
「レース中はタイヤを冷やすよう心がけました。レース3がこんなコンディションにならないといいのですが」
「レース3も予選2位からのスタートですが、まだまだ速くなれると思っているので、勝てるように頑張ります」
レース6決勝2位 ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)
「スタートシグナルが消える前にクラッチがつながってしまい、リヤタイヤが動いてしまいました。一度ストップしたんですが、ジャンプスタートを取られてしまいました。ペースは良かっただけに残念です」
「4秒くらいまで引き離すことが出来ましたが、10秒は難しかったです。レースの中盤からは雨が止んだのでプッシュすることが出来ましたが、終盤はタイヤの内圧が下がってしまい、それ以上ペースを上げることが出来ませんでした。表面もヒートアップしていたので、冷やしながら走りました」
「レース3も勝ちに行きたい。頑張ります」
レース6決勝3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)
「(中村選手との接触について)30秒のペナルティをもらうことになりました。がっかりしましたけど、レースでは多くのことを学ぶことが出来たので、レース自体はエンジョイできました。インシデントについて中村には謝罪しました」
「ここはいいサーキットで気に入っているので、次のレースも楽しみです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
Atsushi BESSHO
2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦のレース7決勝が6月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選2番手からスタートしたジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が今季初優勝を達成した。
レース7決勝は午前9時15分より18周で行われた。昨夜からの雨は一旦収まっているものの、路面はまだ濡れており、競技団からウェット宣言が出されるなか、各車ウェットタイヤを装着してスタートに臨んだ。
なお、予選3番手の堀尾風允(Sutekina Racing)は出走前にクラッチトラブルが発覚したため、残念ながら出走を取りやめている。
スタートでトップに立ったのはポールのサウター。中村賢明(TOM'S FORMULA F111)が2番手にジャンプアップし、レイシーは3番手で1周目を終えた。
中村を激しく追い上げるレイシーは2周目のヘアピンでインをつき、そのまま並走でリボルバーを立ち上がったが、このバトルはレイシーが勝利する。
一方、トップを快走するサウターに対しては競技団からはジャンプスタートの裁定が下り、10秒加算のペナルティが課せられた。これでサウターはレイシーに10秒以上の差をつけなければ勝利を手にできない状況となる。
3周を終えてのサウターのリードは2秒942。しかし2番手のレイシーが3周目、4周目とファステストラップを更新しながら追い上げたため、4周終わりでの差は2秒184となる。
その後も二人はファステストラップを更新し合いながら周回を重ねるが、徐々にサウターがリードを広げていき、15周を終えた時点でその差は4秒090差に。16周目には4秒524差にまで広げたサウターだったが、結局タイムペナルティ相当分のリードを築き上げることは叶わず、最後は4秒815差でフィニッシュ。
この結果、ジェシー・レイシーがここでFRJ初優勝を達成。ミハエル・サウターは10秒加算の結果2位となった。
なお、3位を走行していた中村賢明はファイナルラップのダブルヘアピン二つ目でセバスチャン・マンソンと接触、残念ながらここでストップしてしまった。マンソンは3位でチェッカーを受けたが、このアクシデントによりマンソンには30秒のペナルティが課せられた。しかしそれでもなお後続との差は大きく、彼がそのまま3位表彰台を得ることになった。
第3戦決勝レース8はこのあと午後1時35分より18周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 岡山国際サーキット 3.703km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 53 ジェシー・レイシー G FORCE F111/3 Bionic Jack Racing 18 31'07.268 - -
2 *5 ミハエル・サウター G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 18 31'12.453 5.185 5.185
3 *55 セバスチャン・マンソン G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 18 31'57.389 50.121 44.936
4 28 中村 賢明 TOM'S FORMULA F111 TOM'S FORMULA 17 29'42.514 1Lap 1Lap
5 45 M 1 辻子 依旦 PONOS RACING PONOS RACING 17 31'39.886 1Lap 1'57.372
6 62 猪爪 杏奈 ユピテル羽衣6 F111/3 HELM MOTORSPORTS 17 32'18.222 1Lap 38.336
7 23 M 2 YUGO S2R Racing N-SPEED 15 32'28.396 3Laps 2Laps
---- 以上規定周回数(75% - 13 Laps)完走 ----
- 3 堀尾 風允 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM - d.n.s - -
Fastest Lap: CarNo. 5 ミハエル・サウター(G FORCE F111/3) 1'41.809 (15/18) 130.939 km/h
CarNo. 5は、FRJ競技規則第31条7(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 55は、FRJ競技規則第5条1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
レース6、7、8ポールポジション ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)
「岡山は初めて走りますが、いいサーキットですね。楽しんで走っています」
「ポールポジションを3回取りましたが、使えるタイヤは2セットなので、全てで勝つのは難しいと思います。でもどのレースでもいいので、一つか二つは勝ちたいですね」
「明日は雨になるかもしれないので判断は難しいですが、新しい方のタイヤはレース1で使う予定です」
レース6、7、8予選2位 ジェシー・レイシー(Bionic Jack Racing)
「予選は1回目、2回目とも良かったです。予選1回目はずっとプッシュしていましたし、2回目もトップからコンマ2秒差でした。ただ2回目ではプッシュしているときにセクター2で飛び出してしまって、クラッシュしてしまいました」
「ターン9(パイパーコーナー)の立ち上がりからオーバーステアが出て、グラベルに飛び出してしまいました」
「レースには自信があります。岡山は鈴鹿やSUGOよりもオーバーテイクしやすいと感じていますから、優勝を目指して頑張ります」
レース6予選3位 セバスチャン・マンソン(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)
「まだまだ速くならないといけませんね。ここのコースレイアウトはオーバーテイクしやすそうに感じるので、決勝では順位を上げていきたいです」
「自分のドライビングに原因がありました。もっと攻めていかないといけませんでしたね。決勝では3レースとも優勝を目指します」
レース7、8予選3位 堀尾風允(SUTEKINA RACING TEAM)
「昨日の専有走行が雨だったので、今日初めてドライで走ることになりましたが、みんな同じ条件ではあると思います。明日が雨という予報なので、この予選でドライタイヤを1セット潰してもいいくらいの気持ちで、とにかく周回を重ねようと。攻めきれなかったポイントがありながらも、なんとか絞り出した3番手で、あまり余裕はありませんが、まだやりようはあると思います」
「岡山は2019年にFIA-F4で走ったきりだったので、今日走り始めて『速いなこりゃ?』と思いました(笑)F4よりパワーがあるので戸惑いましたね」
「(連勝した)SUGOとはセッティングが違うので、まだ合わせきれてないよね、って感じです。決勝に向けて大きく変えてみようかなと思います。まずはスタートを決めて、追いついたら抜くだけです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
6月29日に行われた2024年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦岡山大会の公式予選2回目はアクシデントが相次ぎ2度の赤旗が出される展開となったが、ここでもまた
ミハエル・サウター(G FORCE F111/3)がトップタイムを記録。サウターは3レース全てでポールポジションを獲得する結果となった。
予選2回目は午前9時35分より15分間の走行でレース7のスターティンググリッドを決定する。天候は晴れ。路面はドライだ。
各ドライバーともアウトラップ、ウォームアップに続いて3周目からアタックを開始。ここで1分28秒004を出したサウターがトップに立つ。
4周目にはジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が1分27秒735までタイムを縮めるが、サウターも1分27秒707を叩き出して依然としてトップ。3番手には1分28秒108で堀尾風允(Sutekina Racing)が上がってきた。
サウターは5周目に1分27秒425を記録。レイシーも1分27秒556までタイムを縮めるが、6周目のパイパーコーナーでレイシーがコースを飛び出し、エンケイブリッジ下にストップしてしまったため、赤旗中断に。
車両回収ののち、予選は9時54分に再開されたものの、今度は猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が1コーナーでスピンアウトしたため、2度目の赤旗が提示されてしまい、そのまま予選は終了となった。
この結果、レース7はミハエル・サウターがポールポジションを獲得。2番手はジェシー・レイシー、3番手は堀尾風允という結果となった。
レース7決勝は明日の朝9時15分より18周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
OKAYAMAチャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Race 7 岡山国際サーキット 3.703km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 5 ミハエル・サウター G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 1'27.425 - - 152.483
2 53 ジェシー・レイシー G FORCE F111/3 Bionic Jack Racing 1'27.556 0.131 0.131 152.255
3 3 堀尾 風允 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'28.108 0.683 0.552 151.301
4 55 セバスチャン・マンソン G FORCE F111/3 BIRTH RACING PROJECT【BRP】 1'28.235 0.810 0.127 151.083
5 28 中村 賢明 TOM'S FORMULA F111 TOM'S FORMULA 1'28.250 0.825 0.015 151.057
6 45 M 1 辻子 依旦 PONOS RACING PONOS RACING 1'29.986 2.561 1.736 148.143
7 62 猪爪 杏奈 ユピテル羽衣6 F111/3 HELM MOTORSPORTS 1'30.172 2.747 0.186 147.837
---- 以上基準タイム(110% - 1'36.168)予選通過 ----
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 1'37.782 10.357 7.610 136.332
優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)
「最後にSCが入らなければ気持ち良く行けたと思うのですけれど、最後合わせられて前に行かれちゃいましたけど、結果は優勝で。(ハンマーレーシングの1-2だが?)それが一番嬉しいですね。こんなに早く実現するとは思っていなかったです(笑)」
2位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)
「十勝は出てないですけど、前回のもてぎに続いて連続表彰台です。後残すのはてっぺんだけです。そのうち伊澤さん譲ってくれると思うので(伊澤と揃って爆笑)。(見事なオーバーテイクだったが?)あんなに全部きれいに決まると思わなかったですね」
3位 宇高希(TAKEFIRST F108)
「(初出場初表彰台?)正直展開に恵まれただけで、自分の走りはまだ課題があるのですけれど、結果を残せたのでよかったです。スリックタイヤで行きましたが、自分が下手くそで他の人よりタイヤ暖めるのに3周くらい余分にかかってしまいました。でもそこからはいい感じで。序盤にレインタイヤに行かれてしまうのは仕方ないと思っていたので。SC明けで徳升選手は抜けると思ったのですけれど、(ISHIKENとは)ミドルあたりのラインで入ってインを差されて、切り返しで狙いたかったですがだめでした。次のSUGOまでにちゃんと速くなって結果出せるように頑張ります」
4位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
「足りなかったですね、あと1周が難しかったな。仕方がない。レインタイヤはスリックよりも最初の3周はよかったですけれどね、その後は圧倒的にペース遅かったと思います。終わってみればスリックの方が正解だったのかなって感じですね。雲を見ていても黒いですし、これは(雨が)来たなと思ったのですけど、全然来ないし「おかしいなぁ」と思いながら走っていました(苦笑)。ま、こればっかりは誰にも読めないですね」
5位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)
「自分のペースどおり走れたので、結果はちょっと納得いかないですけれど、いいレースだったんじゃないかな、と思います。(スリックタイヤは?)最初はちょっと濡れていて霧の影響とかもあって苦しいなと思ったのですけれど。後半乾き始めてきたのでペースを取り戻すことができたので、先頭を走っていて行けるかなと思ったのですけれど。ちょっと接触とかあって、それがペナルティ対象に取られてしまったので、そこは僕も反省するところなのかな、って。前にいない僕が悪かったので、次は頑張ります」
6位(ジェントルマンクラス1位)植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
「(久々ジェントルマンのトップ快走だったが?)あのまま雨がちょっとでも降ってくれたら、行けるなと思ったのですけれど。途中からドライになっちゃったので、やっぱりドライ(タイヤ)には勝てないですね(苦笑)。それでもなんとか総合3位に入れるかな、と思っていたのですけでど、あのSCで一気に詰まって、そしたらもうドライタイヤ勢がどっと来たので、苦しかったです。まぁでも楽しくレースできて、よかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOIME
2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第7戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、雨上がりの微妙なコンデションの中、13周のレースの10周目に投入されたセーフティカー(SC)が12周目に退き、ファイナルラップ1周だけのレースで酒井翔太(ファーストガレージ F108)がトップでフィニッシュするも接触によるタイムペナルティ5秒加算で降格となり、2位フィニッシュのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が優勝となった。
本日の最終レースとして午後4時コースインが始まったF-Be第7戦。午前の第6戦でジェントルマンクラス2位に入った長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)は欠場となり、出場は19台。
雨はあがったものの路面は所々ウエットパッチが残っている微妙なコンデションな上に、いつ雨が降ってきてもおかしくない雲行き。ダミーグリッドについた各車は、スリックタイヤを履くものとレインタイヤを履くものが混在。しかもダミーグリッド上でもスリックからレインへ、反対にレインをスリックへと交換する選手がいて、グリッドはカオスな状況。果たして誰の選択が正解か?
そして午後4時20分のフォーメーションラップ開始直前に富士スピードウェイ名物の霧が立ち込め始め、ストレートからTGRコーナー方向が見通せないほどの濃霧、モニターの映像でもコーナーがまったく見えない箇所がある状態で、スタート進行はディレイ。その後嘘のように霧が晴れて、レースは15分遅れで、SCの先導でスタートすると宣言された。
SCの先導でレーススタート、すると1周目の終わりにポールポジションの金井亮忠(チームNATS 正義 001)がピットに飛び込んでくる。ここでスリックからレインへとタイヤを交換する事を決断したが、なんとタイヤの準備ができておらず大きくタイムロス。後で金井に聞いたところ、元々チームにはSCラン中にコースの状況を見てタイヤ交換に入る可能性があると告げてあったそうだが、年度が変わって新たな学生で編成された不慣れなチーム。悪いことに今回はメインイベントのWGTCアジアのマシンや機材が置かれたピットでの作業と環境の厳しさがあり、タイヤの準備が遅れてしまったようだ。これで20秒以上のタイムロスがあり、当初の見込みでは金井は隊列の最後尾につけてレース再開のはずが、隊列に追いつく前にグリーンフラッグが振られて20秒以上のビハインドを背負ってのレーススタートになってしまった。
2周目にSCがコースを外れ3周目から本格的にレーススタート。金井不在でトップから発進のハンマー伊澤を先頭に酒井~宇高希(TAKEFIRST F108)~徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)~植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)~KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)という並びでレースが始まる。
ハンマー伊澤と酒井はスムーズにスタート、一方スタートラインを越えた直後からバトルを始めたのが宇高、徳升、植田の3台で、並走でストレートを加速すると、TGRコーナーへは徳升が前を取って3番手、植田4番手、宇高5番手という順にターンイン。徳升と植田はダミーグリッド上でスリックからレインにタイヤ交換しており、一方宇高はスリックのままでスタート、とここではレインタイヤが有利な状況か。しかし徳升はTGRコーナーでアウトにはらんでコースアウト、すぐに復帰するが植田の先行を許してしまう。後方では5位に落ちた宇高にKAMIKAZEが襲い掛かりアドバンコーナー進入でオーバーテイクに成功。KAMIKAZEはグリッド上でレインからスリックに交換していたが、その後再度レインに戻した模様だ。彼がドライブする「SYNARGY RD04W」は昨年終盤にデビューしたこのカテゴリーでは久々のニューモデルだが、ここまでスタンディングスタートで度々エンジンストールを起こして苦慮していた。その後エンジンをチューナーに戻して設定してもらい、今回からスタートの問題は解消したと語っていた。
レインタイヤの植田はペースが速く、100Rでアウトからスリックの酒井を抜いて2位にポジションアップ。さらに徳升もダンロップコーナー入口のブレーキングで酒井を仕留めて3位へ。このあたりはレインタイヤが有利なのか、植田と徳升は13コーナーでスリックのハンマー伊澤に肉薄。そして最終パナソニックオートモビルコーナーでインから植田がハンマー伊澤のインを突いて前に出る。しかしストレートに出るとハンマー伊澤の加速がよく、植田に並びかけてコントロールライン上では0.027秒差と僅かに前に出てトップで3周目を終了。3位徳升も0.266秒差とテール・ツー・ノーズ状態。4位に落ちら酒井はそこから約1秒の遅れ。KAMIKAZ5位、6位に宇高を仕留めた松井俊仁(ファーストガレージ FG108)が浮上しジェントルマンクラスの2位3位を構成。スリックタイヤで苦戦の宇高は7位へドロップ。
4周目、ペースではレインタイヤの植田に分があり、TGRコーナー入口でハンマー伊澤をオーバーテイクしてトップ、徳升も植田に続きインからハンマー伊澤を仕留めて2位へあがる。植田の勢いは止まらず1分53秒801と徳升より2秒以上速いタイムでギャップを築く。久々にジェントルマンクラスのドライバーがトップを走る。一方3位に落ちたハンマー伊澤に今度は酒井が襲い掛かり、第2セクターでオーバーテイク、酒井3位、ハンマー伊澤4位に。ジェントルマンクラスによる5位争いも松井が先行しKAMIKAZEは6位に後退。続く5周目に酒井は徳升も片づけて2位へ浮上。本日3レース目の酒井だが16歳の体力は疲れを知らないのか。しかしこの間に植田は着々とギャップを築き、5周目終了時点で2位に4.059秒差と独走状態。酒井の後方、徳升とハンマー伊澤は0.6秒の差でトレイン状態だ。SCラン中のタイヤ交換でタイムをロスした金井は誰よりも速い1分52秒台で追い上げを敢行、14位までポジションを戻している。
ここから酒井が反撃を開始、6周目に1分51秒943とここまでの最速タイムを叩き出すと植田とのギャップを一気に削り取り1.882秒まで追い上げる。路面コンデションも好転して来ており、ここからはスリックタイヤ勢の反攻が始まる。ハンマー伊澤も6周目の最終コーナーからの立ち上がりで徳升をオーバーテイク、3位の座を取り戻す。松井を挟んで宇高とこちらもスリックのISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)がKAMIKAZEを攻略して6位、7位に上がる。
酒井はみるみるうちに植田に接近、7周目にテール・ツー・ノーズ状態に持ち込むとパナソニックオートモビルコーナーで勝負に出ると僅かに接触があり植田が姿勢を乱し、酒井が前でストレートに戻って来る。さらにハンマー伊澤も植田をオーバーテイクして2位へあがりコントロールライン上では酒井に0.570秒差。植田は2.5秒以上遅れたが3位を守っている。ハンマー伊澤はスリップストリームを活かして酒井のテールに食らいつき、テール・ツー・ノーズ状態でTGRコーナーに飛び込むが酒井もポジションを守る。8周目も両車の間合いは変わらず、ハンマー伊澤が1分50秒827とファステストラップを更新して酒井のテールを逃さず0.093秒差。3位に落ちて5秒以上の差をつけられた植田だが、第1セクターで最速タイムを出すなどまだスピードは失っておらず4位徳升とは2.5秒以上の差がある。そして宇高が松井を捕らえて5位に浮上。
酒井にプレッシャーをかけ続けていたハンマー伊澤が勝負に出たのは9周目、ストレートで酒井の横に出るとTGRコーナーのブレーキング勝負でアウトから仕掛けて酒井をオーバーテイク。トップの座を奪い取ると、じわりと差をひろげて0.417秒差、さらに10周目に1.116秒までギャップをひろげる。
このタイミングで酒井に対して、植田との接触でタイムペナルティ5秒加算が通達される。これで酒井が勝つためにはハンマー伊澤を逆転してなおかつ5秒以上の差をつけなければならなくなった。
さらに時を同じくして、17位を走っていた新井誠二(ファーストガレージRK01)がアドバンコーナーでスピン、コース上で停止してしまい、ただちにSC投入が宣言される。このままSCランでフィニッシュかとも思われたがオフィシャルの素早い対応でマシンが撤去され、レースはファイナルラップを残して再開。残り1周の超スプリントが行われる。
リスタート前の順位は トップ ハンマー伊澤、以下~酒井~植田(G1位)~徳升~宇高~ISHIKENというトップ6。ここまでが1.645秒以内のトレイン状態でレースは再開。そしてスタート直後のタイヤ交換で大きくポジションを失った金井が10位、トップと3.827秒差まで詰めている。泣いても笑ってもあとワンラップだ。
酒井はハンマー伊澤をピッタリとマーク。仕掛ける雰囲気をまき散らしながらコントロールラインを通過するとさっそくオーバーテイクに取りかかり、右サイドから並走。TGRコーナー手前でインからハンマー伊澤を抜き去る。後方では植田が後続集団にのみ込まれてTGRコーナーでは徳升~植田~ISHIKEN~宇高の順でターンインする。この中ではISHIKENのペースが速く、TGRコーナーでインから宇高をオーバーテイクすると、アドバンコーナーへの進入で植田をインから仕留めて4位へ上がる。さらに宇高もダンロップコーナーで植田をインからオーバーテイク、これで植田は6位までドロップ。
そして最終パナソニックオートモビルコーナー。酒井とハンマー伊澤は1車長の差。そして徳升とISHIKENがサイド・バイ・サイドでコーナーを立ち上がると最後のストレート勝負。そこに宇高も参戦して、ISHIKENと宇高がスリップストリームを使って徳升の前に出る。3台はもつれるようにフィニッシュラインを通過、3位ISHIKEN、4位宇高、5位徳升の順でその差は0.293秒だった。植田は最後同じジェントルマンクラスの三浦勝(NUTECルノー)に迫られたが守り切って6位、ジェントルマンクラス優勝となった。前方ではハンマー伊澤が酒井を追い詰めたが0.207秒及ばず。
しかし酒井には5秒加算のタイムペナルティが課されているため、トータルタイムで5位に降着。これにより優勝ハンマー伊澤、2位ISHIKEN、3位宇高、4位徳升、5位酒井、6位植田という結果になった。ジェントルマンクラスは総合6位の植田が優勝、総合7位の三浦、総合10位の松井というクラストップ3となった。
優勝したハンマー伊澤と2位のISHIKENは同じハンマーレーシングのチームメイト。両者はマシンを降りるとがっちりと握手。マシンビルダーでもあるハンマー伊澤にとっては自ら手掛けた「疾風」が1-2フィニッシュを飾るという本人いわく「夢だった」結果を手にすることになった。
Formula Beat第8戦、第9戦は7月20-21日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦のシリーズは折り返し。シリーズの行方を占うのはまだ早い。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 19 ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 13 29'32.299 - -
2 16 ISHIKEN HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 13 29'36.441 4.142 4.142
3 40 宇高 希 TAKE FIRST F108 ZAP F108 13 29'36.634 4.335 0.193
4 27 徳升 広平 BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 13 29'36.734 4.435 0.100
5 *6 酒井 翔太 ファーストガレージFG108 FG108 13 29'37.092 4.793 0.358
6 11 G 1 植田 正幸 Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS 13 29'38.382 6.083 1.290
7 34 G 2 三浦 勝 NUTECルノー Renault FC106 13 29'38.915 6.616 0.533
8 92 KENBOW ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 13 29'39.164 6.865 0.249
9 72 金井 亮忠 チームNATS正義001 NATS 001 13 29'39.575 7.276 0.411
10 3 G 3 船井 俊仁 ファーストガレージFG108 FG108 13 29'40.582 8.283 1.007
11 22 G 4 みきてぃ LP・Shop kts24 kts24 13 29'44.622 12.323 4.040
12 0 G 5 渡辺 義人 チームNATSエクシズWXR WXR MK-II 13 29'46.453 14.154 1.831
13 82 G 6 梅村 充史 F302.MAZDA Dallara F302 13 29'46.470 14.171 0.017
14 9 G 7 KAMIKAZE FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W 13 29'51.143 18.844 4.673
15 33 D 1 杉山 寛 ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 13 29'51.738 19.439 0.595
16 78 G 8 鈴木 尊文 ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 13 29'52.761 20.462 1.023
---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ----
- 85 G - 新井 誠二 ファーストガレージRK01 B-MAX RK-01 8 19'05.629 5Laps 5Laps
- 76 G - 松本 隆行 SHOUEI☆ミスト Dallara F307 4 11'13.226 9Laps 4Laps
- 63 G - 長嶋 重登 ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 - d.n.s - -
Fastest Lap: CarNo. 6酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'50.212 (13/13) 149.047 km/h
CarNo. 6は、富士スピードウェイ一般競技規則第16条5.1.a(他車への衝突)により、タイムペナルティー5秒を科した。
第6戦ポールポジション/第7戦2位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)
「セカンドベストでは金井さんに前に行かれてしまいましたね。とりあえず一発(タイム)出てよかったですけれど。GTアジアの影響か、路面にGTアジア仕様のラバーが乗り過ぎていて、グリップする感じが薄かったのですけれど、それは皆さん同条件ということで」
第6戦2位/第7戦ポールポジション 金井亮忠(チームNATS 正義 001)
「だいぶ良くはなってきているかな、と思います。富士は2年ぶりなので。クルマもその間に改良したりとか、仕様も変わっているので。ドライバーも一昨日一本しか乗っていなくて、それで今朝(フリー走行)走っただけで、そういった意味で、タイム出たかな、と思います。(フリー走行では旧型のサイドポンツーンで走っていたが?)戻しました(笑)。フィーリングはいいんですけれど、ストレートがめちゃくちゃ遅くて、そこが課題ですね。どうバランスしていくかというところで。スリップストリームについて並んでも行かれてしまうのですよ。明らかにダウンフォース出すぎている気がするので、そこをうまく削っていけたらな、とは思うのですけれど。その辺はレース本番で(試すのは)賭けになっちゃうので、難しいです。ただ明日雨になればハイダウンフォースなので(笑)、いいかもしれないです」
第6戦3位/第7戦3位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)
「最初タイヤがヒートする前は、いい感じでグリップするなと思っていたのですけれど。タイヤに熱が入ってきて、ヒートしだした時にちょっとオーバー(ステア)が止まらなくなっちゃって、第3セクターでタイムロスしちゃっていた。最後何とかタイム出せそうだなって時に引っかかっちゃって、ベストタイムを出し切ることができずに終わっちゃいました。自分のタイヤが暖まった時に、GTアジアの(ラバーの)路面ができちゃっていたので、それが難しかったです。明日は自分が得意な雨が降ってくれるのを願っています(笑)」
第6戦4位/第7戦4位 宇高希(TAKEFIRST F108)
「よかったと思います。朝いち(フリー走行)のフィーリングが、めちゃくちゃ悪い訳じゃなかったですけれど、もうちょっと良くなれば何とか前の方で走れるかなって思いがあったので。チームと話して、いいセッティングで走れてベストタイム出せたと思っています。(富士固有の難しさはある?)コース自体はあまり気にしていないのですけれど、このクルマがちょっと独特なところもあって。でも鈴木さんという速いドライバーが乗っているので、まだまだ自分が何とか追いつこうと、頑張ってクルマを理解しているところです」
第6戦5位/第7戦5位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
「(最後の方でタイム上がらなかった?)内圧上がり過ぎたかな、って思っていますけれど、ちょっとわかりません(笑)。明日雨ですからね、切り替えて、頑張りますよ。(今後は「徳升先生(高山短大で講師を務めている)」と呼ばないといけない?)いえいえ(苦笑)、生徒もう帰りましたので、先生言わんでいいです(笑)」
第6戦6位/第7戦6位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
「コースレコード出てよかったです。もうちょっと行きたかった、徳升の前ぐらい行きたかったですけれど(笑)。調子よかったので、まぁいいんじゃないですか、十分です。明日の決勝は雨なので、ちょっとどうですかね? クルマいまのところうまくセット出せていないので、スタート決めて、しのいでしのいでしのいで、というレースで勝ちたいですね(笑)」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第6戦/第7戦公式予選が6月22日(土)に富士スピードウェイで開催され、第6戦はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)がタイムアップ寸前にトップを奪回してポールポジションを獲得、逆転を喫した金井亮忠(チームNATS正義001)だがセカンドベストタイムでは1位となり第7戦のポールポジションを獲得した。
梅雨入りが宣言された東海地方だが本日の富士スピードウェイは午前中は好天に恵まれていた。しかし午後に入り雲が多くなり、F-Be予選が行われる午後2時半頃にはストレートを風が吹き抜けて雨の気配がただよっている。
現在JAF選手権ポイントリーダーの酒井翔太(ファーストガレージF1088)を先頭に、1台が欠場して19台がコースインして20分間の予選が開始。気温26度、ドライコンディションだ。
まずは残り14分、徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)が1分45秒405のトップタイムを出すと、すかざず酒井が44秒887を出してトップを奪い取る。さらに今回F-Be初出場の宇高希(TAKEFIRST F108)が45秒393で2番手へ、宇高は昨年のS-FJオートポリスシリーズのチャンピオンだ。これで3番手にドロップした徳升だが、続く周回で44秒320をマークして首位を奪回。さらに残り12分40秒に、金井が44秒434をマークして2番手へ。金井は日本自動車大学校で教鞭をとり、生徒が学校や現場でメカニックやエンジニアを務める実習を指導しながらレースを戦っている。今年も4月に新たな生徒によるチーム運営がスタートし、F-Beとしては新体制で今年度初のレースとなる。これで酒井は3番手にドロップ。4番手につける植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)はジェントルマンクラスのトップで44秒839を出している。宇高5番手で、ここ3戦連勝しているハンマー伊澤が45秒762で6番手に上がってくる。
残り10分を切って予選は折り返し。徳升は1分44秒122までトップタイムを短縮。酒井が1分44秒146で2番手へ浮上。さらにハンマー伊澤も44秒364と1分44秒台に入れて3番手へ。金井4番手へダウン、宇高が5番手で続き植田はジェントルマンクラスのレコードタイムを更新し44秒494を出すも全体6番手へ。ジェントルマンクラス2位は全体7番手のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)、同3位は全体8番手の船井俊仁(ファーストガレージFG108)が続いている。
残り8分、ハンマー伊澤はさらにタイムを削り取り1分43秒台に入れて43秒789でトップに立つ。徳升2番手、酒井3番手と後退。植田は44秒392と立て続けにクラスのレコードタイムを更新して5番手へ上がり金井6番手。さらに宇高が残り5分で44秒040を出して2番手へ上がり徳升と酒井を追いやると、今度は金井が44秒016を出して2番手へ。さらに残り3分30秒、酒井が43秒914を出して2番手へ再浮上、金井3番手、宇高4番手、徳升5番手、植田は6番手変わらず。クラス2位に長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)が総合7位で上がってくる。
残り1分30秒、ハンマー伊澤がベストタイムを43秒731まで短縮、酒井も43秒880まで詰めるが0.149秒及ばす2番手。
これで予選は決着かと思われた残り3秒、金井が1分43秒560を出してトップに躍り出るが、直後にコントロールラインを通過したハンマー伊澤が43秒446を叩き出して再逆転、金井に0.114秒の差で第6戦のポールポジションを獲得した。金井は2番手、以下3番手酒井、4番手初F-Beの宇高、5番手徳升、6番手ジェントルマンクラストップの植田という順になった。
各選手のセカンドベストタイムで決まる第7戦のグリッドは、トップ金井、2番手ハンマー伊澤とポジションが入れ替わり、以下酒井、宇高、徳升、植田という順位となった。
Forumula Beat第6戦、第7戦決勝は明日6月23日に行われる。朝から雨の予報で勢力図がどう変わるか、特に雨の鈴鹿の開幕戦で2位以下を30秒以上離す異次元の速さを見せて酒井の巻き返しが注目だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 72 金井 亮忠 チームNATS正義001 NATS 001 1'43.594 - - 158.569
2 19 ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 1'43.683 0.089 0.089 158.433
3 6 酒井 翔太 ファーストガレージFG108 FG108 1'43.914 0.320 0.231 158.081
4 40 宇高 希 TAKE FIRST F108 ZAP F108 1'44.096 0.502 0.182 157.804
5 27 徳升 広平 BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 1'44.143 0.549 0.047 157.733
6 11 G 1 植田 正幸 Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS R1'44.494 0.900 0.351 157.203
7 63 G 2 長嶋 重登 ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 1'44.805 1.211 0.311 156.737
8 9 G 3 KAMIKAZE FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W 1'45.118 1.524 0.313 156.270
9 16 ISHIKEN HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 1'45.398 1.804 0.280 155.855
10 3 G 4 船井 俊仁 ファーストガレージFG108 FG108 1'45.500 1.906 0.102 155.704
11 34 G 5 三浦 勝 NUTECルノー Renault FC106 1'46.130 2.536 0.630 154.780
12 22 G 6 みきてぃ LP・Shop kts24 kts24 1'46.255 2.661 0.125 154.598
13 92 G KENBOW ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 1'47.575 3.981 1.320 152.701
14 76 G 7 松本 隆行 SHOUEI☆ミスト Dallara F307 1'47.813 4.219 0.238 152.364
15 0 G 8 渡辺 義人 チームNATSエクシズWXR WXR MK-II 1'47.959 4.365 0.146 152.158
16 85 G 9 新井 誠二 ファーストガレージRK01 B-MAX RK-01 1'48.522 4.928 0.563 151.368
17 82 G 10 梅村 充史 F302.MAZDA Dallara F302 1'49.024 5.430 0.502 150.671
18 33 D 1 杉山 寛 ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 1'50.486 6.892 1.462 148.678
19 78 G 11 鈴木 尊文 ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 1'52.290 8.696 1.804 146.289
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.849)予選通過 ----
- 55 G 13 河野 靖喜 ファーストガレージ&R-UP FR2000 d.n.s - - -
'R'マークは従来のコースレコード(G: 1'44.520)を更新した。
優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)
「スタートを普通に決めればトップで帰ってこられると思っていました。スタートは80点くらいで決まったという感じはなかったんですが、後ろとの距離も変らず、ホールショットを取れました。2周目にファステストを狙って、そこからタイヤをマネジメントして走りました。途中、フレデリック選手のタイヤに問題があると無線で聞いて、チームメートですし、ひやひやしたので、そこからペースを1秒くらい落としてタイヤを守り、リスク無くレースを終えました。あしたは天候も展開も荒れると思うので、無理せずにチェッカーを受けたいと思います」
2位 中村仁(TOM'S)
「スタートはいままでで一番決まりました。3位を走ってて前のフレデリック選手に追いつく場面もあったんですが、処理するのに時間がかかりました。そこで小出選手に大きな差を築かれてしまったのでそこが課題です。ウエットはもてぎのテストで走りました。そこではいいパフォーマンスだったのですが、あしたは先入観を持たずに、いい走りをしたいと思います」
3位 荒川麟(B-MAX RACING TEAM)
「オートポリスでは3戦ともスタートが悪くて、今回スタート練習をして臨みました。スタートは、よかったのですが、中村選手に抜かれたので、そこは改善点です。フレデリックが厳しそうだったのですが、無理に追いつこうとせず、タイヤマネジメントをしながら最後に抜けたらと思っていました。ライツもクムホタイヤでの雨の経験は無いんですが、あしたは自分のできることをしっかりやって、いい結果で終れたらと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦は22日、スポーツランドSUGOで26周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップに立つと、後続を引き離しながら今季2勝目を飾った。
レースは午後3時35分にフォーメーションラップが始まる。気温も路面温度も高い。
トップ3、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選2位のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、同3位の荒川麟(B-MAX RACING 324)は無難なスタートを切るが、同4位の中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)は好スタート。インから荒川に並びかけ、1コーナーで3位に浮上する。以下、5位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、6位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、7位に荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、8位に小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。
2周目に入ったストレートでは6位の野中が古谷に並びかけ、アウトから1~2コーナーで5位に浮上した。
トップに立った小出は3周目に2位のフレデリックとの差を1秒とすると、その後も徐々にタイム差を開いていく。フレデリックは左リアタイヤにトラブルをかかえており、ペースが上がらない。それでもフレデリックは、ここ抜きにくいSUGOで懸命に後続を抑える。
15周目、トップ小出は2位のフレデリックとの差を8秒4まで開き独走態勢。フレデリックの左リアタイヤの状態はさらに悪化し、ゴムが剥離始めるとストレートスビードが伸びず、この周3位中村、4位荒川にストレートで並びかけられ、16周目の1コーナーで相次いでかわされ4位まで後退した。
フレデリックはこの後も順位をずるずると落とし、ついにたまらず20周目にピットインしてリタイアした。
トップの小出は、フレデリックの状況をチームから無線で知らされ、自身もタイヤをいたわりながら、ペースをコントロール。2位の中村にタイムは詰められるものの、26周を走って4秒差でゴール。今季2勝目を飾った。
2位には中村が、3位には荒川が、4位には野中が、5位には古谷が、6位には荒尾が入った。
マスタークラスは、PPの今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートでトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開きながら優勝。開幕から無傷の4連勝を飾った。
第8戦決勝は明日23日、午前9時より19周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 26 33'13.506 - -
2 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 26 33'17.600 4.094 4.094
3 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 26 33'19.437 5.931 1.837
4 36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 26 33'20.307 6.801 0.870
5 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 26 33'20.742 7.236 0.435
6 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 26 33'21.438 7.932 0.696
7 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 26 33'21.778 8.272 0.340
8 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 26 33'57.781 44.275 36.003
9 30 M 2 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 26 34'10.655 57.149 12.874
10 13 M 3 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 26 34'27.352 1'13.846 16.697
11 8 M 4 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 25 33'28.260 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ----
- 1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 20 25'55.773 6Laps 5Laps
Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'14.466 (2/26) 173.387 km/h
第7戦ポールポジション、第8戦予選4位 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)
「木曜日の練習から調子自体は悪くなくて、安定して上にいました。ポールを確実にするためにエンジニアと話をして、ドライビングを見直しました。第7戦はうまくはまりましたね。第8戦は、第7戦からの路面の変化を読み切れなくて、ちょっとポールを取れませんでした。決勝ですが、やるべきことは普通にスタートして、そのまま危なげない走りで勝ちたいと思います。第7戦勝てば第9戦のポールなので第7戦の方が重要度は高いので、予選的にはトータルでよかったと思います」
第7戦予選2位、第8戦ポールポジション ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)
「第7戦が2位、第8戦がポールポジションで、2レースともにフロントローからスタートできることはとても嬉しいです。今回のリザルトはオートポリス大会と比べて天と地の差があります。チームがオートポリスからクルマを見直してくれて、今回のパフォーマンスを示すことができました。チームの持てる力、スピードをアピールすることができて良かったです」
第7戦予選3位、第8戦予選6位 荒川麟(B-MAX RACING 324)
「第7戦は僅差で、トップが見えたので第8戦は思い切っていったら、セクター2で飛び出してしまいました。タイヤのいいところを使えずに沈んでしまいました。攻めた結果なのでしょうがないです。決勝ですが、オートポリスもここもぜんぜん抜けないので、スタート勝負になると思います。でも、スタートは得意ではないです」
第7戦予選4位、第8戦予選2位 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)
「第7戦はおおきなミスが響きました。第8戦も行けたかも知れないというタラレバがありました。そこが課題です。コースのコンディションとか読んで、一発で合わせきるという力がまだまだなくて未熟だと感じます。第7戦の大きなミスを修正して走れたのはよかったんですが、第8戦はその反面消極的になってしまいました。練習もロングで走りましたが、今日は暑いのでそこはシビアになってくると思います。スタートさえミスしなければ表彰台は乗れると思います」
第7戦予選7位、第8戦予選3位 荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)
「第7戦の予選はミスもあっていい形で終れませんでしたが、第8戦の予選ではうまくまとめることができ、まずまずの順位で終れてよかったです。第7戦はトップからコンマ3でしたが、自分のミスでそれ以上落としているのがあるので、それがなければちぎれたのかなと思います。決勝ですが、順位を上げられればいいですが、前回のレースもいいスタートを切れてないので、まずは普通にスタートしたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Shigeru KITAMICHI
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦、第8戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い、第7戦は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第8戦はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がポールポジションを獲得した。
第7戦の公式予選は午前11時から10分間で行われた。天候は晴れで、徐々に暑くなってきた。
真っ先にコースインしたのは小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)。3周ウォームアップを行い、4周目に1分13秒574を記録しトップに立つ。このタイムを上回ったのは、3周目にアタックした古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)で13秒575で小林をかわしトップに立つ。
さらに、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、1分13秒260でトップに立つと、2位にはケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が13秒260で続く。3位にも荒川麟(B-MAX RACING 324)が13秒336で上がってきた。
4位には中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が上がり、古谷は5位、小林は6位まで順位を落とし予選を終えた。7位には荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が、ここまで2勝を飾っている野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が8位で続いた。
ポールポジション(PP)小出と2位フレデリックとの差は0秒072、その後ろの3位の荒川は0秒004差、トップから8位荒尾まではなんと0秒490差で、僅差の予選となった。
マスタークラスは総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。
第8戦の公式予選は第7戦終了から10分間のインターバルで午前11時20分より10分間で行われた。
ここでも小林が真っ先にアタックを敢行。1分13秒290でトップに立つ。古谷が13秒437で2位につけるが、直後、中村が13秒037をたたき出しトップに浮上。
その中村を上回ったのはフレデリック。1分13秒025でトップに立った。その後、荒川がセクター1で全体ベストを更新しながらアタックを続けるが、コースアウトして万事休す。フレデリックが来日初PPを獲得した。2位には中村が、3位にはタイムを更新してきた荒尾が入った。
第7戦PPの小出は振わず、4位。5位には小林が、6位には荒川が入った。
マスタークラスは前戦に続き、総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。
第7戦決勝は本日22日午後3時35分より26周で、第8戦決勝は明日23日午前9時より19周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 1'13.260 - - 176.241
2 1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 1'13.332 0.072 0.072 176.068
3 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 1'13.336 0.076 0.004 176.058
4 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.440 0.180 0.104 175.809
5 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 1'13.515 0.255 0.075 175.629
6 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.574 0.314 0.059 175.489
7 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 1'13.590 0.330 0.016 175.450
8 36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.750 0.490 0.160 175.070
9 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 1'15.336 2.076 1.586 171.384
10 30 M 2 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 1'15.585 2.325 0.249 170.820
11 13 M 3 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 1'17.067 3.807 1.482 167.535
12 8 M 4 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 1'17.201 3.941 0.134 167.244
---- 以上基準タイム予選通過 ----
優勝 迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)
「速さがあるのはわかっていたので、一つ一つの動作を慎重に丁寧に、後ろとのギャップを築こうと走っていました。セーフティーカー明けに田中選手がきたのはきつかったです。最後のシケインですが、レースやるからには1位を目指さないといけないので、インの空いてるところを、気持ちで行きました。ルーキーで、なめられても困るので、このくらい行くぞというのを見せつけられてよかったと思います。あしたに向けてマシンのセッティングを含め向き合っていきます」
2位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)
「スタートは狙ってて蹴り出しはよかったんですが、前に出るところまでは行けませんでした。前半のうちに前に出ればレース展開は違ったと思うんですが、前についていくので必死でした。途中、田中君が来てからは譲りました。前の二人はレベルが違いましたね。SCは入るとは思ってなくて、運もあって最後2位になり最低限の表彰台は取れました。あしたはスタートポジション的にはきついですが、頑張って追い上げられたらと思います」
3位 堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)
「いままでカートで今年初めてフォーミュラに乗りました。カートの無いときに出てますが、スタートがうまくいかずまだまだです。岡山のスーパーFJが初戦で、鈴鹿は初めてでいろいろ分からないところが多かったです。スタートでエンストして順位が落ちてしまいました。運よく3番手になり表彰台に乗れてうれしいです。あしたは優勝できるように頑張ります」
4位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)
「スタートをミスして7番手まで下がって、トップ争いできるところまで上がりましたが、際どい競り合いでうまく行きませんでした。130Rで抜きましたがシケインでインに入られて、あのまま行ったら当たっていたので、引かざるを得ない感じでした。チャンピオンのポイントを考えればベストな選択だったと思います。可能性は高くなったのであしたはやれることをやろうと思います」
5位 村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)
「スタートが決まって2コーナーでアウトから仕掛けようと思ったら、タイヤが暖まっていなくて、そこで順位を上げられませんでした。その後の接触とかを生き残ることができて、リスタートで挽回しようと思ったんですが、フロントタイヤが暖まらなくて、2回とも苦戦しました。あしたはタイヤに熱を入れて最初から1位になれるよう頑張りたいと思います」
6位 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)
「スタートがめちゃよくて1周目までに4位に上がれましたが、130Rでスピンをしました。すぐに復帰できたので大きく順位を落とさず8番手で戻れました。1台抜いて7番手になりましたが、渡会と一緒でペースがぜんぜん無くて、ストレートがめちゃくちゃ遅いので、自分たちから仕掛けることは何もできず、ミス待ちという感じでした。あしたはポールスタートですが、どれだけ守れるか分からないので、一生懸命頑張ります」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は2日、鈴鹿サーキットで10周の決勝を行い、迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がポールトゥウインで参戦2戦目にして初優勝を飾った。
レースは午後3時5分にフォーメーションラップが始まった。気温11度と午前に比べ若干暖かくなった。1周を回り22台がグリッドに着きスタートが切られた。
予選2位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が蹴り出しよく、ポールポジションの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)にイン並びかける。同3位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)もアウトから狙い3ワイドとなるがここは中央の迫が1コーナーを制しトップに立つ。その後ろ、八巻と渡会が2コーナーにかけて並走するがここはイン側の渡会が2位、八巻は3位につけた。
八巻の背後には、チャンピオンシップを争う予選4位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)、同5位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が予選順位のまま続き、好スタートを切った予選8位の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が6位に上がってきた。S字では、4位田中が白崎、岡本にかわされ6位まで落ちる。
トップに立った迫は2位渡会との差を広げ、3位八巻もペースが上がらない。4位の白崎には5位の岡本がヘアピン立ち上がりから背後につく。130Rでは白崎にアウトから仕掛けようとした岡本がスピン、360度回るがコース上にとどまり8位まで順位を落とした。
1周目、トップ迫は2位渡会を1秒5離してコントロールラインに戻ってきた。その1秒3後ろ、3位八巻と4位白崎との差は0秒6。5位には田中が、6位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が、7位には予選13位から130Rの混乱をくぐり抜けてきた永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)が、8位には岡本が続く。
続く2周目の1コーナー入口では、4位を走る白崎が単独スピン。コースアウトしてグラベルでマシンを止めた。なんとチャンピオンを争うポイントリーダーの白崎が序盤で消える大波乱となった。白崎のマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入される。
2周目SC中の順位はトップ迫、2位渡会、3位八巻、白崎が消えたため4位田中、5位村田、6位堂園、7位永原、8位岡本だ。
SCは3周終わりで退き、レースは4周目から再開される。迫はリスタートを決め2位渡会との距離を築くことに成功。3位八巻の背後には田中がつけ、1コーナーでインから3位に浮上。S字でも6位の堂園が村田を捉えて順位を5位に、8位の岡本も永原を捉えて7位に浮上してきた。
4周目、トップ迫と2位の渡会の差は1秒。ここで渡会のスリップについた田中が1コーナーでアウトから2位に浮上した。3位に落ちた渡会だがあきらめず田中の背後につけ、チャンスをうかがう。
5周目の130Rでは、スプーン立ち上がりで4位八巻の直後につけた堂園が130Rでアウトから八巻を捉え4位に浮上した。
7周目にはトップを走る迫がこのレースのファステストラップとなる2分14秒330をたたき出して、2位に上がった田中との差を1秒3とする。
トップが8周目を走行中に、久保直也(AQUAだーはまRacing)が2コーナーでコースアウト。このため2度目のSCが導入されることとなった。これでトップ迫のアドバンテージはリセットされた。
SCは9周を回って退き、レースは最終ラップの1周で再開される。2度目のリスタートではトップ迫は2位田中との差を築けない。1コーナーではスリップについた2位田中に迫られ2コーナーで並走するが、田中を押し出し気味で押さえ込みトップを堅守。3位渡会も縁石に逃げた田中に並びかけようとするが、ここは田中が前、渡会は3位のまま。
2位の田中はヘアピン立ち上がりから再びトップの迫に急接近。スプーンではアウトから迫の並びかけるがここはインの迫が前だが、オーバースピード気味で縁石に乗せた迫が立ち上がりで若干失速。再びテールトゥノーズとなった迫と田中だったが、ついに130Rで田中が迫を捉えてトップに立った。
しかし2位に落ちた迫も諦めない。シケインでは強引に田中のインに飛び込むと、行き場を無くした田中はコースアウト。これで最後の最後に迫が再びトップに立った。失速した田中は、渡会と堂園にもパスされ4位でレースを終えることとなった。
優勝した迫はスーパーFJ参戦2戦目にしてポールトゥウイン。堂園も参戦2戦目で3位表彰台に立った。ともに16歳だ。
5位には八巻が入ったが、レース後の車検で車両規則違反が見つかり失格。繰り上がって5位に村田が、6位に岡本が入った。
明日の最終第8戦は午後1時5分より12周で行われる。6位までのリバースグリッド制のためポールポジションは6位に入った岡本、以下村田、田中、堂園、渡会、迫のスターティンググリッドとなる。
4位に入った田中は選手権ポイント10を追加し67ポイント。リタイアした白崎は82ポイントのままでその差は15ポイントに縮まり、チャンピオンの権利はこの2人に絞られた。しかし有効ポイント制のため白崎は3位以上に入らないと加点できない。リタイアのため20番グリッドからスタートする白崎が12周で3位まで上がるのは至難の業だ。その場合、田中は優勝でチャンピオンが決定する。チャンピオンのゆくえに注目したい。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsprts Forum
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2023/12/02) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 71 迫 隆眞 EAGLE ERS S-FJ MYST KK-S2 10 26'15.138 - -
2 7 渡会 太一 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 26'15.219 0.081 0.081
3 56 堂園 鷲 Kデンタルオフィス☆ミスト MYST KK-S2 10 26'15.383 0.245 0.164
4 2 田中 風輝 M2 engineering KK-SII MYST KK-S2 10 26'15.530 0.392 0.147
5 11 村田 悠磨 Rn-sports制動屋Vierueka MYST KK-S2 10 26'17.229 2.091 1.699
6 9 岡本 大地 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 26'17.753 2.615 0.524
7 34 小田 優 AUTOBACS Drago CORSE KK-SⅡ MYST KK-S2 10 26'17.848 2.710 0.095
8 36 畔柳 拓武 イーグルスポーツ MYST KK-S2 10 26'20.502 5.364 2.654
9 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 10 26'21.886 6.748 1.384
10 51 永原 蒼翔 ピットワークながはら/MYST MYST KK-S2 10 26'23.499 8.361 1.613
11 47 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 10 26'24.390 9.252 0.891
12 15 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 10 26'25.865 10.727 1.475
13 79 三瓶 旭 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 10 26'27.175 12.037 1.310
14 21 太田 浩 ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 10 26'27.381 12.243 0.206
15 17 中嶋 匠 Aviator A-ONE MYST KK-S2 10 26'28.038 12.900 0.657
16 32 天谷 伶奈 TODOROKI☆KKSII MYST KK-S2 10 26'32.843 17.705 4.805
17 98 JUN BlueStyle・APR鹿児島ER2C WEST 17J 10 26'37.153 22.015 4.310
18 *1 元山 泰成 ECOTEH WORKS MYST KK-S2 10 26'51.293 36.155 14.140
19 45 山岡 正輝 PONOS M2 KK-SII MYST KK-S2 10 27'22.480 1'07.342 31.187
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
- 72 久保 直也 AQUAだーはまRacing WEST 07J 7 19'07.010 3Laps 3Laps
- 91 白崎 稜 TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 1 2'19.157 9Laps 6Laps
- *88 八巻 渉 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 - 失格 - -
Fastest Lap: CarNo. 71 迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ) 2'14.330 (7/10) 155.626 km/h
CarNo. 1は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(リスタート時の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 88は、国内競技車両規則第2条2.7(ホイールベース/トレッド/最低地上高)違反により、失格とした。
ポールポジション 迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)
「前回のもてぎはハーフウェットの路面で難しくてタイムを上げることができませんでした。今回はそこを意識して予選に臨み、一発を出すことができてよかったです。周りより入念にタイヤを暖めたのでその差かなと思います。速さを見せることができたのはよかったです。バトルとか経験不足の部分もあるので、そこをカバーしていいレース展開を作って行けたらと思います。スタートが一番の問題で、まだ一回も成功したことがないので、そこが課題です。鈴鹿は先週1回練習しただけです」
2位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)
「悔しいです。タイヤのウオームアップが来なかったので、暖まらずに終わってしまいました。タイム差がコンマ1なので、決勝はうまくバトルしながら勝てたらと思います。ここ最近は勝っているのでちゃんと勝てるように頑張ります」
3位 八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)
「先頭で出たので位置取りとかタイヤの温めとかでのびのび走れてタイムが出ました。最速ラップを出したあとセクター1は決まって速かったんですが、逆バンクで黄旗が出てたので、距離を走るのをやめてピットに帰ってきました。走り続けたらタイムは上がったと思いますが、ポールは無理だったのでタイヤを温存しました。クルマの調子は悪くないのでタイヤのアドバンテージを生かして追い上げます」
4位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)
「今回、周りと比べてタイム差が離れています。決勝までに改善するところはあるので、決勝は上がれると思います」
5位 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)
「最後にタイヤが暖まってきたので13秒は出たと思いますが、自分のせいなので悔しいです。スピンは、デフを空転したまま立ち上がって、外側のタイヤを空転したままホイールスピンした状態だったので、イン巻になりました。決勝は、タイヤの温めの立ち上げはぼくが一番早いので、みんなが暖まる前に抜いて、頭を押させて行ければいいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は2日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、参戦2戦目、鈴鹿初登場の迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がポールポジションを獲得した。
2月25日に開幕した全8戦のシリーズもこのファイナルラウンドの2連戦で大団円を迎える。前大会は8月19~20日に残暑厳しい岡山で2連戦が行われたが、3カ月半のインターバルで季節は移り、初冬の鈴鹿に戻ってきた。
チャンピオンシップをリードするのは白崎稜で82ポイント、2位には57ポイントで田中風輝がつけ、この2人がチャンピオンの可能性を残して最終大会を迎えた。
公式予選は午前11時より20分間で行われた。鈴鹿は雲一つ無い好天に恵まれたが、気温8度と冷え込んだ。
計測2周目、まずは小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SⅡ)が2分15秒228でトップに立つ。2位には八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)が15秒742で、3位には白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が16秒408でつける。
計測3周目、白崎が2分14秒237でトップに立ち、2位には渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が14秒277で上がってきた。3位には岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が14秒607で続く。
計測4周目、八巻が2分15秒052でトップに立つと、2位には田中風輝(M2 engineering KK-SII)が14秒129で上がってきた。白崎は3位に落ちた。
計測5周目、トップ八巻はさらなるタイムアップを目指すが、逆バンクでイエローが出たのを見てピットイン。予選を終えた。
計測6周目、ここまで8位につけていた迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がいきなり2分13秒751でトップに躍り出る。渡会も13秒803で2位に浮上。八巻は3位に落ちた。この周、白崎がシケイン立ち上がりでイン巻してスピン、コースアウト。ここで赤旗が提示され予選は終了した。
ポールポジション(PP)は迫。先々週に行われた初レースのもてぎシリーズで2位デビューした16歳。ここ鈴鹿では1度練習したのみで、いきなりポールポジションを獲得してみせた。2位には渡会が、3位には八巻が入った。
4位にはランキング2位の田中が、5位には赤旗原因となった同トップの白崎が、6位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が続いた。
決勝は本日午後3時5分より10周で行われる。スタートが課題のPP迫の蹴り出し、またチャンピオンを争っている4位田中、5位白崎の動向にも注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsprts Forum
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2023/12/02) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 71 迫 隆眞 EAGLE ERS S-FJ MYST KK-S2 2'13.751 - - 156.299
2 7 渡会 太一 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'13.803 0.052 0.052 156.239
3 88 八巻 渉 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 2'14.052 0.301 0.249 155.948
4 2 田中 風輝 M2 engineering KK-SII MYST KK-S2 2'14.093 0.342 0.041 155.901
5 91 白崎 稜 TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 2'14.237 0.486 0.144 155.734
6 11 村田 悠磨 Rn-sports制動屋Vierueka MYST KK-S2 2'14.410 0.659 0.173 155.533
7 56 堂園 鷲 Kデンタルオフィス☆ミスト MYST KK-S2 2'14.423 0.672 0.013 155.518
8 9 岡本 大地 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'14.607 0.856 0.184 155.305
9 34 小田 優 AUTOBACS Drago CORSE KK-SⅡ MYST KK-S2 2'15.029 1.278 0.422 154.820
10 36 畔柳 拓武 イーグルスポーツ MYST KK-S2 2'15.310 1.559 0.281 154.499
11 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 2'15.427 1.676 0.117 154.365
12 1 元山 泰成 ECOTEH WORKS MYST KK-S2 2'15.560 1.809 0.133 154.214
13 51 永原 蒼翔 ピットワークながはら/MYST MYST KK-S2 2'15.760 2.009 0.200 153.986
14 15 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 2'15.793 2.042 0.033 153.949
15 47 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 2'16.362 2.611 0.569 153.307
16 21 太田 浩 ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 2'17.090 3.339 0.728 152.493
17 17 中嶋 匠 Aviator A-ONE MYST KK-S2 2'17.243 3.492 0.153 152.323
18 79 三瓶 旭 中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII MYST KK-S2 2'18.191 4.440 0.948 151.278
19 32 天谷 伶奈 TODOROKI☆KKSII MYST KK-S2 2'19.773 6.022 1.582 149.565
20 72 久保 直也 AQUAだーはまRacing WEST 07J 2'22.714 8.963 2.941 146.483
21 98 JUN BlueStyle・APR鹿児島ER2C WEST 17J 2'23.199 9.448 0.485 145.987
22 45 山岡 正輝 PONOS M2 KK-SII MYST KK-S2 2'37.562 23.811 14.363 132.679
---- 以上基準タイム(130% - 2'54.029)予選通過 ----
- 22 及川 正人 PONOS M2 KK-SⅡ MYST KK-S2 3'01.153 47.402 23.591 115.401
2023インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer第4大会が11月25日(土)・26日(日)に富士スピードウェイで開催され、第7戦は#44 山下健太(NAVUL)が勝利。第8戦は#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)が優勝したが、阪口を2ポイント差で逆転した山下が、自身初のシリーズチャンピオンに輝いた。
今回も12台のIP車両が参戦したが、新たに#8 ルーニーアキランドダイワIPSが加わり、今季のSUPER GTのGT300クラスでシリーズチャンピオンに輝いた川合孝汰がインタープロトデビューを果たした。
第3大会を終え、85ポイントを得ている阪口がランキングをリードしていたが、25日(土)に行われた公式予選で、山下が1分44秒752を記録しポールポジションを獲得。最終大会は通常の1.5倍のポイントが付与されるため、阪口との差を4ポイントに縮めた。
2位には#37 福住仁嶺(キーパー号)、3位には#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)が入り、ポイントリーダーの阪口は4番手から決勝レースを迎えた。
晴天に恵まれた26日(日)の決勝レース。まず行われた第7戦(9周もしくは17分)は、ポールポジションの山下が好スタートを決めた一方で福住が少し出遅れ、TGRコーナーでクインタレッリが2番手に浮上した。ポジションを落とした福住は、2周目のTGRコーナーからコカ・コーラコーナーにかけてクインタレッリに仕掛けていき、2番手を奪還。その隙をついて阪口もクインタレッリをとらえ、3番手に浮上した。また、後方でも複数台による接近戦が展開され、いつも以上に激しいバトルが繰り広げられた。
トップの山下は、一時1.8秒のリードを築くも、レース後半になると後続のライバルに迫られる展開となった。7周目には福住が0.5秒後方まで接近すると、最終ラップのパナソニックコーナーで山下の攻略を狙ったが、順位の入れ替えはならず。わずか0.1秒差で山下が逃げ切り、今季4勝目を飾った。2位は福住、3位は阪口となり、この時点で山下がランキングで阪口を逆転。第8戦では2位以内に入れば無条件でチャンピオンが決められる状況となった。
第7戦の順位をもとにグリッド再整列が行われ、今季の最終戦である第8戦(9周もしくは17分)のスタートが切られた。ここでは山下、福住、阪口による三つ巴のバトルが序盤から白熱。まずは2周目のコカ・コーラコーナーで阪口が2番手に浮上すると、徐々に山下との差を詰めていき、6周目のコカ・コーラコーナーで逆転を果たしてトップに浮上した。
3位以下にポジションを下げてしまうとランキングで阪口に再逆転を許してしまう山下は、後方からの福住の追い上げを必死にしのぐ。最終ラップでの山下と福住の2番手争いは、パナソニックコーナーを立ち上がりゴールラインまで続いたが、最後まで順位が入れ替わることはなくチェッカーフラッグ。阪口が今季2勝目を飾った。2位には山下、3位に福住が続いた。
これにより、山下が135ポイントとなり、自身初となるインタープロトのシリーズチャンピオンを獲得。阪口はわずか2ポイント届かずランキング2位。同3位は福住(108ポイント)となった。
5台が出走したGR Supra GT4 EVOクラスは、#39 坪井翔(P.MU GR Supra GT4 EVO)が、予選でコースレコードを記録する速さでライバルを圧倒。決勝でも後続を寄せ付けない走りで2連勝を飾った。
IPS第7戦 優勝/シリーズチャンピオン:#44 山下健太(NAVUL)
「1レース目のスタートで後ろを引き離せたので、このまま逃げ切れると思ったのですが、周回を重ねるにつれて後続に詰められる展開になりました。2レース目は厳しくなるだろうなと思ったのですが、その通りになりました。なんとか阪口選手を抑えたかったですけど、抑えきれなかったです。インタープロトは相手の後ろにつくと速さが戻ることがあるので、残り周回でチャンスはあるのかなと思いましたけど、仕掛けることはできませんでした。最終戦の結果は2位ですが、チャンピオンを獲ることができて嬉しいです。僕自身、インタープロトは長い間出ているのですが、チャンピオンを獲れていないことが気がかりでした。本当は勝って終わりたかったですけど、第1大会でレースができなかったことを考えると良かったです。すごいドライバーたちが参戦しているレースなので、このチャンピオンは誇りに感じます」
IPS第8戦 優勝:#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)
「第7戦が終わった後に、チームにポイントを計算してもらい、僕が優勝して山下選手が3位にならないとチャンピオンを獲れないと聞きました。そうなると、自分としては勝つことだけを考えて、最後を締めくくれるようにということを考えました。ペースは良くないかなと思っていましたが、2レース目が始まると前についていくことができました。今回も力強いクルマを作ってくれましたし、ここまで安定して速さを引き出せたシーズンはなかったので、本当にチームの皆さんに感謝したいです」
株式会社インタープロトモータースポーツ
優勝 91号車・白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)
「最初タイヤ暖まらない中イーブンでみんなとバトルして、ちょっと暖まってきたところで頭抜けて、そこでいい感じに抑えて、2番手以降をくっつけられたのはよかったですね。(2位以下を)抑えつけてやりあってくれた中で僕がタイムを伸ばせたので、そこで速さはあったかな、と思います。(日本一決定戦の)前座としてはいい結果だったと思うので、また今日のデータ取りから日本一に向けてちゃんと準備して、頑張っていきたいと思います。その前に鈴鹿・岡山シリーズのチャンピオンかかったレースがあるので、そこを取ってから来ます」
2位 71号車・迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)
「今回初めてのフォーミュラカーレースで、バトルも経験してなくて、そこは不安要素ではあったですけど。結果的に接戦の中2位まで上がることができて、よかったです。決勝前にちょっとマシンセッティングを変えて、決勝ではいい方向に動いたので、よかったです。(それは自分の意見で?)そうです」
3位 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)
「富士よりはバトルもうまくできたのかな、と思います。でも一人に時間をかけすぎていることが多いので、そこが今後の課題なのかなと思います。調子はよくてタイム的にも出たので、速いのは分かっていたので、次の日本一決定戦にはもうちょっとうまくなって、帰ってきます」
4位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービス M2 KK-SII)
「最初の方は密集して、スタートはいい感じで決まったのですけれど。その後の密集の中1コーナーで接触されたので、そこからちょっと順位を落として、自分の流れというかレースの組み立てがうまくいかなくて。そこからSCが入って距離は縮まったのですけれど、トップの子が逃げて、僕はずっと4番手でペースが上がらず、そのままゴールしました。日本一決定戦の為に今回練習みたいな感じで、ぶっつけ本番でしたけれど。その前に鈴鹿があるので、鈴鹿と日本一、両方取れたらいいなと思います」
5位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)
「最初はいかないとチャンピオン無かったので、ガンガン行ったのですけれど。SC明けはちょっと迫選手とのバトルで気持ち的に守りがあって。行こうと思えば2位守れたとは思うのですけれど、何かありそうだったので、そしたら小田選手とかに抜かれちゃって。(ちょっと弱気になった?)後半は守りに入っちゃって、前半椎橋選手とか抜けたからイケイケだったのですけれど、SCで内圧も上がって、タレもあったので、厳しかったです。日本一決定戦はもう失う物もないので、ガンガン攻めていけると思います」
チーム監督 里見乃亜(RiNoA Racing project 代表)
「(ハラハラする展開だった?)一応ポイントも涼風わかっていましたし、この順位であればチャンピオン取れるのは分かっていたと思うので、序盤混戦だったので、リスクを減らして着実にポイント取って、という感じでチャンピオン取れたので。未勝利でチャンピオンはちょっと悔しいですけれど、彼のレースキャリアの中でチャンピオン取れたのはかなり重要だと思うので、結果も出たのでよかったです。日本一決定戦では優勝できるように、今年1回も勝てていないので、とにかく優勝めざして、頑張ります」
6位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)
「途中EAGLEの子(迫)と2コーナーで意地の張り合いをして、アウト側に飛び出て、それでちょっとリズムが崩れて、それで抜かれたって訳じゃないですけどれど。1周目はよかったのですけれど。あとちょっとだったのですけれど。今シーズンは速さはずっとあったのですけれど、そこを活かしきれずに勝ちきれずに終わっちゃったなって感じです。日本一決定戦はそこ(速さ)は維持しつつ、今回みたいなぐちゃぐちゃのレースで生き残れるように、強さを身につけたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦決勝が11月18日(土)モビリティリゾートもてぎで開催され、白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)がポールポジションから出るといったんは2位に落ちたがすぐに挽回、途中SCランからのリスタートもそつなく決めてトップを守り10周のレースで優勝を飾った。
朝の予選から僅か2時間のインターバルで行われた第7戦決勝。朝の冷え込みに比べれば陽ざしもあり気温11度まで上昇。路面もほぼドライコンディションになった。
シリーズ参戦選手に加えてスポット参戦組も合わせて26台が出場。その中でシリーズチャンピオンの可能性を残しているのが6台だ。
池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID) 60ポイント
椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII) 57ポイント
内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)56ポイント
中澤凌 (ZAP NAKs 10V ED) 52ポイント
豊島里空斗(C.S.I Racing ED) 45ポイント
磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED) 43ポイント
優勝20ポイントを筆頭に以下15-12-10-8-6-4-3-2-1ポイントが付与される。
このチャンピオン争いを混沌とさせるのが、他のシリーズからやってきた有力選手たち。鈴鹿・岡山シリーズで現在首位の白崎、2位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)、オートポリスのチャンピオン宇高希(UDKナックル)、筑波・富士シリーズチャンピオンの小村明生(FIRST GARAGE REAXION)などなど、12月の日本一決定戦を目標にやってきた面々が予選から上位を占めて、レースとチャンピオンの行方を左右する。
午前10時20分フォーメーションラップ開始。路面温度はまだ低そうで、各車タイヤの熱入れにマシンを振ってコースを1周。ここで11番グリッドの豊島がS字コーナーでストップ、コース脇にマシンを止めた。豊島によるとブレーキペダルのトラブルだそうで、無念のDNSとなってしまった。
豊島を除いた25台がスターティンググリッドに戻り、レッドライトが消えてレーススタート。シリーズ最終戦の幕が切って落とされた。
ポールシッター白崎はスムーズにスタート。蹴り出しがよかったのが3番手スタートの田中で一気に加速すると2番手スタートの堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)をかわして2位で第1コーナーに飛び込む。堂園3位、4位椎橋に続くのが内田で、第2コーナーで5番手スタートの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)の前に出る。第3コーナーでシリーズランキング首位の池田がコースアウト、大きく順位を落とし、チャンピオンシップに黄色信号がともる。
トップ白崎と2位田中はテール・ツー・ノーズ状態、そこからやや離れて3位堂園、4位椎橋、5位内田、6位迫が連なって第4コーナーを通過。第5コーナーへのブレーキングで田中が白崎のアウトから被せるようにターンイン。トップを奪い取る。後方では堂園~椎橋~内田~迫が2列に並んでコーナリング。
2位に落ちた白崎だが田中とほぼ並んでファーストアンダーブリッジを通過、サイド・バイ・サイドのままで130Rコーナーを通過する。しかしS字では田中が完全に前へ出る。3位グループでもポジションが入れ替わり3位椎橋、4位迫、5位内田、6位堂園の順に。白崎はダウンヒルストレートで田中の左サイドから90度コーナーへのブレーキング勝負に出るが、ここは田中がポジションを守る。
オープニングラップを終えてトップ田中、0.328秒の差で2位白崎、3位椎橋、4位迫までの間隔がそれぞれ0.2秒、5位内田と6位堂園も0.293秒差と団子状態で続いている。2周目の第1コーナーでは迫が椎橋をインから仕留めて3位に浮上。
ここから白崎が反撃を開始、第3コーナーで田中のアウト側からアプローチ、縁石ぎりぎりで踏みとどまり田中と並走するが続く第4コーナーでは田中が前、しかしS字の入り口で白崎がずばっとインを差すと田中とサイド・バイ・サイドでコーナリング、V字コーナーの進入で逆転、トップを奪い返す。白崎に前をふさがれた格好の田中に対して迫がアウトから被せていき田中はワイドにラインが取れない。迫がデビューレースとは思えないバトル巧者ぶりを見せる。後方ではS字で椎橋をかわした内田に続いて小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)がV字で椎橋のインを狙う。
白崎~田中~迫~内田がひとかたまりになってヘアピンを旋回。ダウンヒルストレートを4ワイドで駆け降りる。そのすぐ後ろで椎橋~堂園~小田も3ワイドで先陣を争う。ここから白崎が頭一つ出て90度コーナーへターンイン、田中、迫、内田が並んで旋回するが田中が僅かに前で2位に、3位迫、4位内田の順でビクトリーコーナーへ。椎橋~堂園~小田のグループは堂園が僅かに前に出て90度コーナーを抜ける。小田が続き椎橋は7番手までドロップする。
2周目を終えてトップは白崎、2位田中~3位迫~4位内田が0.222秒以内のワンパック、そこから0.4秒のギャップで5位堂園~6位小田~7位椎橋までが0.261秒以内で連なり3周目に突入。
この中でまず第1コーナー進入で迫が田中をインからオーバーテイク、さらにその内側に切れ込んだ内田がレイトブレーキングで田中と迫をまとめて差して第2コーナーで2位に浮上する。もてぎをホームとする内田の面目躍如のパッシングだ。その後方では小田が堂園を捕らえて第2コーナーで5位に浮上するも3コーナーへの加速で堂園が再び前に出る。
このタイミングで10位あたりのグループで接触が発生、小村が第4コーナー立ち上がりでスピン、スポンジバリアにクラッシュしてしまう。小村と磐上、村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)の3台が絡む接触があったもようだ。小村はここでリタイヤ。セーフティカー(SC)の導入が宣言され、激しかった序盤の攻防戦は水入りに。
この時点でのオーダーは白崎~内田~迫~田中~小田~堂園の順で、シリーズチャンピオンシップ的にはトップ池田が21位に沈み、2番手椎橋が8位、4番手中澤が7位と、現在2位の内田が圧倒的に有利な状況だ。
SCランは5周まで続き6周目からレース再開。トップを先導する白崎は落ちついてスタート。2位内田に対し迫が背後につけて第4コーナーを立ち上がるとストレートで並びかけて第5コーナーでアウト側からオーバーテイク。内田はチャンピオンシップを意識してかあまり抵抗せずに2位のポジションを明け渡す。このやりとりの間に白崎は2位以下とのギャップを築き、1.315秒の差で6周目を終了。2位迫と3位内田のギャップは0.394秒。さらに田中が0.561秒差の4位、小田が0.465秒差で5位。6位にはV字の立ち上がりで堂園を仕留めた中澤が浮上している。
7周目、白崎は2位以下をじわじわ引き離し2.050秒差、2位に上がった迫と3位内田は0.468秒差。内田の背後には田中が迫り0.225秒とテール・ツー・ノーズ状態。内田は走りが守りに入っているのか。
2位に上がった迫は8周目にここまでのファステストラップとなる2分5秒322を出して最後まで追撃の手を緩めない姿勢だ。内田も目が覚めたか2分5秒台にラップタイムを戻して田中との間合いを0.62秒まで戻す。
膠着状態が一気に崩れたのが9周目、田中が内田のテールに張り付いてV字の進入でオーバーテイク、3位に浮上する。さらにヘアピンの入り口で小田が内田をアウトから大外刈り。内田は一気に5位にドロップする。ダウンヒルストレートでは小田が田中の右サイドから並びかけて90度コーナーでインを取って3位の座を奪い取る。ここで失速した田中を内田が差し返して、ビクトリーコーナーで再逆転、内田4位。
ファイナルラップ、白崎は2秒以上のギャップで走り切り見事な優勝。2位にはデビューレースの迫が入り実力をアピールした。3位はファステストラップを出した小田が迫を0.151秒差まで追いつめて表彰台を獲得。第4コーナーで田中が内田のインから仕掛けてオーバーテイク、4位の座を奪回する。内田5位で6位にランキング2位の椎橋が上がっていて、この2者のうち前でフィニッシュした者がチャンピオンという状況に。ここは内田が踏ん張り5位のポジションを守り切ってフィニッシュ、64ポイント。椎橋6位63ポイントで内田のシリーズチャンピオンが決定した。
パルクフェルメにマシンを運んだ白崎はヘルメットを脱ぐと満足そうな表情を見せた。1年前に筑波でキャリア初優勝を飾った時は初々しい笑顔を見せていたが、1年経って鈴鹿岡山シリーズのタイトルを争うほどに成長し、風格さえ漂うようになった。12月3日はその鈴鹿・岡山シリーズ最終戦。タイトルを取って翌週もてぎでのS-FJ日本一決定戦に戻って来ると、力強く宣言した。
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズはこれにて終了。シリーズチャンピオンは内田涼風。一昨年の佐藤樹に続いて里見代表率いる「RiNoA Racing project」がチャンピオンを輩出したことになる。
そして12月9-10日と同じモビリティリゾートもてぎでS-FJ日本一決定戦が行われる。長かった2023シーズンも大団円を迎えつつある。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
ポールポジション・91号車 白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)2分6秒497
「濡れているところがあるので、昨日のレイン走行が功を奏したかなとはちょっと思います。クルマの感触はもてぎのレース自体が今日初めてで、走ったことがあるのも2年くらい前で、コースと合っているかはちょっとまだ微妙なところで。完全ドライは戦えるかわからないです。(僅差で鈴鹿勢が続いているが?)後ろの二人は怖いので(笑)、早く逃げてポール・ツー・ウインしようと思っています」
2位 56号車・堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)2分6秒532(+0.035秒)
「もてぎのレースは今日初めてです。レースは岡山しか出た事ないのですけれど、練習は鈴鹿とかでしていました。今日初めてもてぎのスリックのドライコンディションで走ったのですけれど、乗りやすい感じで、思ったより行けました。決勝に向けてはスタートがまだあまり慣れていないので、そこでちゃんと(順位を)キープして、それから抜いて行きたいなと思います」
3位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービス M2 KK-SII)2分6秒623(+0.126秒)
「もてぎは今回初めてで、昨日の練習が初走行だったのですけれどレインで、ドライでは今日が初めてだったので、ぶっつけ本番という形で。3番手取れたのは自分の力を全力で出し切った結果です。決勝はこの感じでいくと十分狙えるので、一番高いポジションめざして頑張ります」
4位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)2分6秒762(+0.265秒)
「前回と同様にちょっと(前を)空けて出たのですけれど、ちょっとひっかかっちゃう回数が前の方の子より多かったのかな、というところで。その中では最大限(タイムが)出せたかなというところですね。決勝に向けてはクルマは調子良さそうなので、なんとかスタートで何台か抜いて、チャンピオン取れる順位で帰ってきたいと思います」
5位 71号車・迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)2分6秒767(+0.270秒)
「今回1日だけ練習してレース当日って感じなのですけれど。前半は毎ラップ、タイムアップすることができたのですけれど、ファイナルラップに前に詰まっちゃって。路面濡れていたので、毎ラップタイムが上がる中で、前に詰まっちゃったのが惜しいな、という感じです。決勝はフィーリングはよかったので、この調子で1位狙ってどんどん頑張っていきたいと思っています」
6位 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)2分6秒860(+0.363秒)
「もてぎはレースは初めてです。2日くらい走ったのですけれど。ハーフウエットで走ったことがなかったので、若干とまどう部分が多くて、ちょっと時間が足りなかったなって感じですね。決勝はこれから路面も乾いてきてほぼドライな路面で走れると思うので、一個でも前にいけることを意識して、走りたいと思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦公式予選が11月18日(土)モビリティリゾートもてぎで開催され、白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)がポールポジションを獲得した。
8月のSUGOでの第6戦から3か月ぶりに開催された本大会は、シリーズチャンピオンのかかった最終戦。初冬のもてぎは前日の雨が残った寒い朝を迎えた。シリーズ参戦ドライバーに加えて12月の日本一決定戦を見据えてスポット参戦の選手、そして満を持してデビュー戦を迎えた新人も含む26台がエントリーした。
午前8時ちょうどに20分間の予選開始。シリーズランキング6位の磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA EDを先頭に26台がコースイン。気温は7度で路面温度もかなり低い。そして前日に降った雨の名残がコースの各所に残っているが、全車スリックタイヤでコースインした。
各車タイヤに熱をいれるべく左右にマシンを振ったり加減速を繰り返して周回を始めたが、大貫直実(グレード1スズバンF109)がV字コーナーでスピン、コースアウト。さらにビクトリーコーナーで太田浩(ミスト・セキグチ・制動屋)がスピン、コースアウトしてセッションは赤旗中断。
午前8時10分、残り時間16分から予選は仕切り直し。各車は再度タイヤのウオームアップから始める。路面温度はかなり低くウエットパッチもある状況で、本格的なタイムアタックは残り8分を切った頃から開始。
まずは残り7分30秒、今回スポット参戦の白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)が2分8秒148でトップに立つ。白崎は現在鈴鹿・岡山シリーズのポイントリーダー。もてぎでのレースは初めて、しかも昨日の練習走行が雨で、この予選で初めてスリックタイヤで走ってのタイム。適応能力の高さを感じさせる。2番手田中風輝(24systemタイヤサービス M2 KK-SII)で8秒52。田中は鈴鹿・岡山シリーズで現在2位。3番手に小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)の8秒706。小田は10月に富士スピードウェイで行われたS-FJジャパンリーグ・グランドファイナルでレースデビューし5位フィニッシュした18歳だ。4番手にシリーズランキング2位の椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)が9秒237、その後ろ5番手に今回S-FJデビューレースの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)が9秒371で続いている。白崎はさらにタイムを詰めて2分7秒684。今回はもてぎでの初レースとは思えない速さだ。
残り5分、ここで迫が2分7秒223でトップに立つ。予選前に自信のほどを覗かせていた16歳が言葉通りのスピードを見せ始めた。しかしすかさず白崎が6秒497を叩き出してトップを奪い返すと、続いてこちらも鈴鹿・岡山シリーズ参戦の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)が7秒107で2番手へ。迫は3番手へドロップ。4番手は7秒716の小田。5番手にシリーズ4位でチャンピオンの目を残している中澤凌(ZAP NAKs 10V ED)、6番手田中の後方7番手にシリーズ3位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)、8番手シリーズ首位の池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)とシリーズタイトルを争う面々が並ぶ。
残り3分、迫は自己ベストを2分6秒989と6秒台に入れて2番手に浮上するとがトップ白崎とは0.491秒の差。3番手堂園、4番手田中、5番手小田と続き、内田が7秒522で6番手へ浮上。残り1分で迫は6秒767までタイムを削り白崎まで0.270秒の差。
残り40秒。内田が2分7秒056と自己ベストを更新して3番手へ上がると、磐上が6秒991でこれを上回り3番手、内田4番手。
チェカードフラッグが振られて各車最後のタイムアタック。ここから順位は目まぐるしく入れ替わり、まず椎橋が2分6秒762で2番手へ。続いて田中が6秒623で2番手へ、しかし堂園が6秒532で逆転。椎橋は4番手へドロップ。迫、内田と続いていたが、最後に小田が6秒860で内田を追い落とし6番グリッドを獲得した。この間白崎のタイムを脅かす者は現れず、白崎のポールポジションが確定した。
シリーズチャンピオンを争う面々はランキング2位椎橋4番手、3位内田7番手、4位中澤9番手、そしてランキング首位の池田は持ち前のスピードを発揮できず13番手から決勝を迎えることとなった。
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦決勝は本日午前10時10分コースイン予定。冷えた路面はどこまで持ち直すか、寒いもてぎだがレースは熱くなりそうな予感だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ最終第7戦は11月18日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催された。シリーズチャンピオンを争う選手に加えて、12月に開催される「スーパーFJ日本一決定戦」の前哨戦としてエントリーする選手も多数おり、26台がエントリーした。その中に今回スーパーFJレースデビューを迎える迫隆眞選手がいる。
迫隆眞選手、2007年生まれの16歳。福岡の出身で6歳の時にレーシングカートを始める。2014年から2018年まで九州各地のカデットレースで活躍。2018年全日本カデットクラス鈴鹿シリーズ2位。2019年にはFPジュニア選手権の他ジュニアMAX茂木シリーズチャンピオン。2020年から全日本カート選手権に参戦するようになり、2021年には全日本にスポット参戦しながらジュニアMAX日本ランキング2位。昨年からはフォーミュラカーレース参戦に向けたトレーニングを開始し、今回満を持しての出場となった。
デビューレースの予選を前に迫選手にインタビューを行った。
・迫選手一問一答
――カートレースのキャリアはどのくらい?
「ジュニアMAXもてぎチャンピオンと全日本スポット参戦で表彰台に乗りました」
――ここ2年くらいレース出場の準備をしていた?
「中学2年でカートレースは卒業して、フォーミュラの練習をしていました。最初の1年は月に1回練習できるかって感じだったのですけれど、今年は本格的にレースしようと思っていたので、いっぱい練習してきました」
――昨日(11月17日)の練習はどうだった?
「1本目は雨がひどかったので2本目だけ乗りました」
――フォーミュラーにはすっかり慣れた? カートとの違いは?
「慣れましたね、フォーミュラはバネ(サスペンション)がついているので、そこに慣れるのにちょっと時間がかかったですけれど、今はもうフォーミュラに慣れて、いい感じです」
――今シーズンこの後の予定は?
「今回の後は12月初めの鈴鹿のレースに出ようと思っています」
――来シーズンの予定は?
「まだ未定です。参戦したい方向で、どこのシリーズとかも未定です」
――今日のレースでの目標は?
「デビューウインできるように頑張りたいです。(自信はある?)そのために頑張ってきたので、自信はあります」
レーシングカートの後しっかりフォーミュラでのトレーニングを積んできた様子で、16歳ながら満を持してのデビュー戦に自信ありという印象。チャンピオンがかかったシリーズ最終戦というテンションの高い舞台の中でどんな走りを見せてくれるか期待だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2023/11/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 91 白崎 稜 TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 10 23'54.263 - -
2 71 迫 隆眞 EAGLE ERS S-FJ MYST KK-S2 10 23'56.754 2.491 2.491
3 34 小田 優 AUTOBACS Drago CORSE KK-SII MYST KK-S2 10 23'56.905 2.642 0.151
4 2 田中 風輝 24systemタイヤサービスM2 KK-SII MYST KK-S2 10 23'58.664 4.401 1.759
5 82 内田 涼風 群馬トヨペットRiNoA ED MYST KK-S2 10 23'59.020 4.757 0.356
6 53 椎橋 祐介 FG&SW NMSP 919 KKSII MYST KK-S2 10 24'01.715 7.452 2.695
7 81 池内 比悠 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 10 24'04.339 10.076 2.624
8 23 宇高 希 UDKナックル TOKYO R&D RD10V 10 24'06.602 12.339 2.263
9 86 村田 将輝 湘工冷熱ZAP SPEED ED MYST KK-S2 10 24'06.821 12.558 0.219
10 36 磐上 隼斗 アルビ富士吟景GIA ED TOKYO R&D RD10V 10 24'09.294 15.031 2.473
11 15 黒川 史哉 ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V 10 24'13.832 19.569 4.538
12 83 上野 晴紀 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 10 24'16.114 21.851 2.282
13 17 飯田 有希 Far East Racing・KK-SII・D-BONDS MYST KK-S2 10 24'20.870 26.607 4.756
14 97 池田 拓馬 TAKE FIRST & AMEROID MYST KK-S2 10 24'21.313 27.050 0.443
15 24 甲山 晴翔 Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V 10 24'21.985 27.722 0.672
16 79 中澤 凌 ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V 10 24'23.708 29.445 1.723
17 21 G 1 太田 浩 ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 10 24'25.059 30.796 1.351
18 16 G 2 大貫 直実 グレード1スズバンF109 ZAP F109 10 24'36.268 42.005 11.209
19 39 鈴木 夢叶 新潟国際自動車ワコーズED RD TOKYO R&D RD10V 10 24'36.382 42.119 0.114
20 5 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 10 24'36.879 42.616 0.497
21 35 青木 諒太 かのせ温泉赤湯with AlbirexRT ED GIA MYST 10 24'44.008 49.745 7.129
22 78 G 3 柴田 泰知 ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V 10 24'50.426 56.163 6.418
23 38 中島 哲也 新潟国際自動車ワコーズED KKS MYST KK-S 10 25'24.222 1'29.959 33.796
24 *56 堂園 鷲 Kデンタルオフィス☆ミスト MYST KK-S2 9 22'25.344 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
- 52 小村 明生 FIRST GARAGE REAXION MYST KK-S2 2 4'25.660 8Laps 7Laps
- 27 豊島 里空斗 C.S.I Racing ED MYST KK-S2 - d.n.s - -
Fastest Lap: CarNo. 34 小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII) 2'04.797 (10/10) 138.494 km/h
CarNo. 56は、2023もてぎチャンピオンカップレースSpR.26.4.1(他車への衝突行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2023/11/18) Qualifying Weather:Fine Course:Half-Wet
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 91 白崎 稜 TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 2'06.497 - - 136.632
2 56 堂園 鷲 Kデンタルオフィス☆ミスト MYST KK-S2 2'06.532 0.035 0.035 136.595
3 2 田中 風輝 24systemタイヤサービスM2 KK-SII MYST KK-S2 2'06.623 0.126 0.091 136.497
4 53 椎橋 祐介 FG&SW NMSP 919 KKSII MYST KK-S2 2'06.762 0.265 0.139 136.347
5 71 迫 隆眞 EAGLE ERS S-FJ MYST KK-S2 2'06.767 0.270 0.005 136.341
6 34 小田 優 AUTOBACS Drago CORSE KK-SII MYST KK-S2 2'06.860 0.363 0.093 136.242
7 82 内田 涼風 群馬トヨペットRiNoA ED MYST KK-S2 2'06.976 0.479 0.116 136.117
8 36 磐上 隼斗 アルビ富士吟景GIA ED TOKYO R&D RD10V 2'06.991 0.494 0.015 136.101
9 79 中澤 凌 ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V 2'07.402 0.905 0.411 135.662
10 81 池内 比悠 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 2'07.542 1.045 0.140 135.513
11 27 豊島 里空斗 C.S.I Racing ED MYST KK-S2 2'07.571 1.074 0.029 135.482
12 86 村田 将輝 湘工冷熱ZAP SPEED ED MYST KK-S2 2'07.583 1.086 0.012 135.469
13 97 池田 拓馬 TAKE FIRST & AMEROID MYST KK-S2 2'07.712 1.215 0.129 135.333
14 52 小村 明生 FIRST GARAGE REAXION MYST KK-S2 2'07.758 1.261 0.046 135.284
15 5 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 2'07.764 1.267 0.006 135.278
16 23 宇高 希 UDKナックル TOKYO R&D RD10V 2'07.773 1.276 0.009 135.268
17 15 黒川 史哉 ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V 2'09.360 2.863 1.587 133.609
18 17 飯田 有希 Far East Racing・KK-SII・D-BONDS MYST KK-S2 2'09.952 3.455 0.592 133.000
19 83 上野 晴紀 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 2'10.092 3.595 0.140 132.857
20 24 甲山 晴翔 Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V 2'11.171 4.674 1.079 131.764
21 16 G 1 大貫 直実 グレード1スズバンF109 ZAP F109 2'12.240 5.743 1.069 130.699
22 39 鈴木 夢叶 新潟国際自動車ワコーズED RD TOKYO R&D RD10V 2'13.302 6.805 1.062 129.657
23 35 青木 諒太 かのせ温泉赤湯with AlbirexRT ED GIA MYST 2'14.363 7.866 1.061 128.634
24 78 G 2 柴田 泰知 ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V 2'16.235 9.738 1.872 126.866
25 38 中島 哲也 新潟国際自動車ワコーズED KKS MYST KK-S 2'19.630 13.133 3.395 123.781
---- 以上基準タイム(130% - 2'44.515)予選通過 ----
- *21 G - 太田 浩 ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 deleted - - -
CarNo. 21は、もてぎチャンピオンカップレースSpR.35.6(車両回収後のコースイン)により、全予選タイムを抹消した。
ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE第7戦「S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス」は12日、フジスーピードウェイで決勝を行い、ST-Xクラスでは31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)が今季2勝目を飾った。同クラスのチャンピオンは3位に入った14号車中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)が獲得した。
4時間レースは午後0時20分にローリングラップが始まった。天候は曇り、路面はドライだ。
ST-Xクラスは7台が参加。予選3位からスタートでトップに立ったのは31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)。これにポールポジションの14号車中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良響/片岡龍也)、23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)、1号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)が僅差で続き序盤から4台がトップ争いを演じる。
しかし31号車は徐々に集団から抜け出し、トップを堅持。中盤には1号車にトップを譲る場面もあったが、最終的には1分以上の大差をつけて優勝。今季2勝目を飾った。1号車は2位、3位に入った14号車が今季のチャンピオンを決めることとなった。
ST-Zクラスは前戦でチャンピオンを決めている52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴/川合孝汰)がここでも優勝。今季4勝目を飾り、終わってみればシーズンを圧倒して有終の美を飾った。
ST-TCRクラスは参加した2台がともにチェッカーを受けられなかった。よって表彰式も行われず、さみしい最終戦となった。
ST-1クラスは2台が参加。優勝は久しぶりにコンビを組んだ47号車D'station Vantage GT8R(織戸学/谷口信輝)。2号車シンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)はトラブルに見舞われながらも完走したため、チャンピンを獲得した。
ST-2クラスは完走すればチャンピオンという13号車ENDLESS GR YARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)がトラブルで完走ならず。優勝した743号車Honda R&D Challenge FL5(石垣博基/木立純一/柿沼秀樹/小林天翔)がチャンピンを獲得した。HONDA R&DはCIVIC TYPE-R FL5をひっさげ今季フル参戦、初年度での戴冠となった。
ST-3クラスは参加5台中、4台にチャンピオンの可能性があるという混戦。優勝は39号車エアバスターWINMAX RC350 TWS(眞田拓海/伊藤鷹志/岡田衛/藤田真哉)だったが、3位に入った38号車 ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS(尾崎俊介/石森聖生/鶴賀義幸/石塚崇宣)が逃げ切ってチャンピオンを獲得した。
ST-4クラスは8台が参加。チャンピオンの可能性を残しているのは41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDY(石井宏尚/冨林勇佑/水野大)と60号車全薬工業G/MOTION' GR86(塩谷烈州/瀬戸貴巨/小野陽平)の2台。優勝したのはトップドライバーをそろえた86号車TOM'S SPIRIT GR86(矢吹久/松井孝允/河野駿佑/坪井翔)。2位に入った41号車がチャンピンを決めた。
最大勢力のST-5クラスは13台が参加。ここまでランキングトップの72号車OHLINS Roadster NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)が優勝したたため文句なしの戴冠となった。
車両開発が行われているST-Qクラスは6台が参加。271号車CIVIC TYPE R CNF-R(武藤英紀/伊沢拓也/大津弘樹)がトップでゴールした。
来シーズン2024年のスーパー耐久は4月20日のスポーツランドSUGOで開幕。全7戦が行われる予定だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
【総合】
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 31 ST-X 1 永井 宏明 小高 一斗 嵯峨 宏紀 DENSO LEXUS RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 30 134 4:01'22.209 - -
2 *1 ST-X 2 鳥羽 豊 平木 湧也 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS GTR GT3 NISSAN NISMO GTR GT3 HELM MOTORSPORTS 30 134 4:02'28.261 1'06.052 1'06.052
3 14 ST-X 3 鵜飼 龍太 蒲生 尚弥 平良 響 片岡 龍也 中升ROOKIE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 中升ROOKIE Racing 60 134 4:02'52.606 1'30.397 24.345
4 *23 ST-X 4 DAISUKE 元嶋 佑弥 中山 友貴 TKRI松永建設AMG GT3 Mercedes AMG GT3 TKRI 60 134 4:03'01.525 1'39.316 8.919
5 81 ST-X 5 大八木 信行 坂口 夏月 青木 孝行 藤波 清斗 DAISHIN GT-R GT3 NISSAN NISMO GTR GT3 GTNET MotorSports 30 134 4:03'03.728 1'41.519 2.203
6 *202 ST-X 6 ポール・イップ ホーピン・タン マーチー・リー KCMG NSX GT3 Honda NSX GT3 KCMG 30 133 4:02'17.053 1Lap 1Lap
7 *777 ST-X 7 星野 辰也 近藤 翼 浜 健二 ジェイク・パーソンズ D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 D'station Racing 132 4:02'44.338 2Laps 1Lap
8 47 ST-1 1 織戸 学 谷口 信輝 D'station Vantage GT8R Aston Martin Vantage GT8R D'station Racing 128 4:02'15.884 6Laps 4Laps
9 52 ST-Z 1 山崎 学 吉田 広樹 服部 尚貴 川合 孝汰 埼玉トヨペットGB GR Supra GT4 TOYOTA GR Supra GT4 埼玉トヨペットGreen Brave 60 127 4:02'16.891 7Laps 1Lap
10 885 ST-Z 2 HIRO HAYASHI 平中 克幸 清水 英志郎 シェイドレーシングGR SUPRA GT4 EVO TOYOTA GR Supra GT4 SHADE RACING 50 127 4:02'37.733 7Laps 20.842
11 22 ST-Z 3 北園 将太 千代 勝正 山野 直也 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CS Porsche 718 Cayman GT4 RS CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 127 4:02'52.033 7Laps 14.300
12 34 ST-Z 4 加納 政樹 大草 りき 安田 裕信 平安山 良馬 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 TECHNO FIRST 20 126 4:02'06.869 8Laps 1Lap
13 20 ST-Z 5 田中 優暉 平峰 一貴 大木 一輝 星野 一樹 ナニワ電装TEAM IMPUL Z NISSAN Z GT4 ナニワ電装TEAM IMPUL 126 4:02'08.993 8Laps 2.124
14 21 ST-Z 6 山脇 大輔 ショーン・ウォーキンショー 宮田 莉朋 阿野 雄紀 ベンチャー投資のファンディーノAudi R8 LMS Audi R8 LMS GT4 Audi Team Hitotsuyama 5 126 4:02'23.279 8Laps 14.286
15 111 ST-Z 7 鵜塚 直人 マックス・サロ 地頭所 光 徳藤 一貴 BUZZ KR AMG GT4 Mercedes AMG GT4 KOTA RACING 125 4:02'34.372 9Laps 1Lap
16 75 ST-Z 8 Nattavude C. 蘇武 喜和 Nattapong H. Grant S. Team Noah GR Supra GT4 TOYOTA GR Supra GT4 Team Noah 124 4:02'53.664 10Laps 1Lap
17 555 ST-Z 9 池本 繁弘 たしろ じゅん REVISION AMG GT4 Mercedes AMG GT4 AUTO FACTORY 123 4:02'10.803 11Laps 1Lap
18 19 ST-Z 10 鈴木 建自 末廣 武士 福田 幸平 谷川 達也 BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 RS Porsche 718 Cayman GT4 RS Birth Racing Project【BRP】 123 4:02'48.285 11Laps 37.482
19 39 ST-3 1 眞田 拓海 伊藤 鷹志 岡田 衛 藤田 真哉 エアバスターWINMAX RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACYSPORTS with DELTA 30 122 4:01'31.810 12Laps 1Lap
20 15 ST-3 2 甲野 将哉 長島 正明 冨田 自然 元嶋 成弥 岡部自動車フェアレディZ34 NISSAN Fairlady Z OKABEJIDOSHA motorsport 40 122 4:01'46.070 12Laps 14.260
21 38 ST-3 3 尾崎 俊介 石森 聖生 鶴賀 義幸 石塚 崇宣 ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACYSPORTS with DELTA 50 122 4:01'59.978 12Laps 13.908
22 743 ST-2 1 石垣 博基 木立 純一 柿沼 秀樹 小林 天翔 Honda R&D Challenge FL5 Honda CIVIC TYPE R FL5 Honda R&D Challenge 40 121 4:02'21.244 13Laps 1Lap
23 16 ST-3 4 鈴木 宏和 田中 徹 田中 哲也 小松 一臣 岡部自動車フェアレディZ34 NISSAN Fairlady Z OKABEJIDOSHA motorsport 20 121 4:02'41.181 13Laps 19.937
24 271 ST-Q 1 武藤 英紀 伊沢 拓也 大津 弘樹 CIVIC TYPE R CNF-R Honda CIVIC TYPE R FL5 Team HRC 120 4:01'41.800 14Laps 1Lap
25 28 ST-Q 2 加藤 恵三 山下 健太 大嶋 和也 豊田 大輔 ORC ROOKIE GR86 CNF concept TOYOTA GR86 CNF concept ORC ROOKIE Racing 120 4:02'07.883 14Laps 26.083
26 6 ST-2 2 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 30 120 4:03'12.569 14Laps 1'04.686
27 55 ST-Q 3 寺川 和紘 関 豊 井尻 薫 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept MAZDA 3 MAZDA SPIRIT RACING 119 4:02'12.324 15Laps 1Lap
28 7 ST-2 3 下垣 和也 安斎 景介 吉岡 一成 新菱オートDIXCELエボ10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 10 119 4:03'12.626 15Laps 1'00.302
29 61 ST-Q 4 伊藤 和広 山内 英輝 井口 卓人 廣田 光一 Team SDA Engineering BRZ CNF Concept SUBARU BRZ Team SDA Engineering 118 4:01'56.660 16Laps 1Lap
30 86 ST-4 1 矢吹 久 松井 孝允 河野 駿佑 坪井 翔 TOM'S SPIRIT GR86 TOYOTA GR86 TOM'S SPIRIT 30 116 4:01'57.888 18Laps 2Laps
31 12 ST-Q 5 阪口 良平 堤 優威 前⽥ 育男 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept MAZDA ROADSTER MAZDA SPIRIT RACING 116 4:02'23.277 18Laps 25.389
32 41 ST-4 2 石井 宏尚 冨林 勇佑 水野 大 エアバスターWINMAX GR86 EXEDY TOYOTA GR86 TRACYSPORTS with DELTA 40 115 4:02'09.549 19Laps 1Lap
33 18 ST-4 3 浅野 武夫 伊藤 慎之典 三上 和美 鈴木 翔也 WedsSport GR86 TOYOTA GR86 浅野レーシングサービス 10 115 4:02'51.204 19Laps 41.655
34 60 ST-4 4 塩谷 烈州 瀬戸 貴巨 小野 陽平 全薬工業G/MOTION' GR86 TOYOTA GR86 チーム ジーモーション 30 115 4:03'13.948 19Laps 22.744
35 884 ST-4 5 影山 正彦 国本 雄資 山田 真之亮 鶴田 哲平 シェイドレーシングGR86 TOYOTA GR86 SHADE RACING 10 114 4:01'41.074 20Laps 1Lap
36 66 ST-4 6 貫戸 幸星 猪股 京介 大野 尊久 稲垣 知博 odula TONE MOTUL ROADSTER RF MAZDA ROADSTER RF OVER DRIVE 10 114 4:01'43.413 20Laps 2.339
37 25 ST-3 5 藤原 大輝 松田 次生 佐藤 公哉 荒 聖治 raffinee日産メカニックチャレンジ Z NISSAN Fairlady Z TEAM ZEROONE 10 114 4:02'16.499 20Laps 33.086
38 *216 ST-4 7 ISHIKEN 川原 悠生 妹尾 智充 HMRスポーツカー専門店86 TOYOTA 86 HMR Racing 113 4:03'16.830 21Laps 1Lap
39 72 ST-5 1 金井 亮忠 山野 哲也 野島 俊哉 OHLINS Roadster NATS MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 30 109 4:01'30.880 25Laps 4Laps
40 225 ST-2 4 一條 拳吾 荒川 麟 奥住 慈英 奥本 隼士 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KOBETOYOPET MOTOR SPORTS 20 109 4:01'49.256 25Laps 18.376
41 17 ST-5 2 西澤 嗣哲 大谷 飛雄 小西 岬 野上 敏彦 DIXCELアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO DIESEL TEAM NOPRO 30 109 4:01'58.630 25Laps 9.374
42 *88 ST-5 3 村上 博幸 吉田 綜一郎 有岡 綾平 岡本 大地 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER 村上モータース 20 109 4:02'28.748 25Laps 30.118
43 110 ST-5 4 松田 利之 前田 樹 柳堀 翔太 ACCESS COURAGE VITZ TOYOTA Vitz Access Racing Team 108 4:01'55.302 26Laps 1Lap
44 67 ST-5 5 安井 亮平 内山 慎也 伊藤 秀昭 椋本 陵 YAMATO FIT Honda FIT TEAM YAMATO 108 4:02'25.384 26Laps 30.082
45 4 ST-5 6 太田 侑弥 伊藤 裕士 新井 薫 見並 秀文 THE BRIDE FIT Honda FIT チームBRIDE 10 107 4:01'26.919 27Laps 1Lap
46 37 ST-5 7 ジョニー 小倉 川名 賢 加藤 芳皓 山本 浩朗 DIXCELワコーズNOPROデミオ MAZDA DEMIO TEAM NOPRO 107 4:02'12.310 27Laps 45.391
47 50 ST-5 8 藤井 順子 國沢 光宏 染谷 太 大井 貴之 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 107 4:03'12.035 27Laps 59.725
48 *11 ST-5 9 佐藤 元春 大島 良平 田代 良二 面野 一 栄建設・ホンダカーズ南札幌FIT Honda FIT D.R.C EZO 106 4:01'31.403 28Laps 1Lap
49 *222 ST-5 10 竹内 敏記 墨 真幸 西畑 正樹 Honda Cars Tokai J-net FIT Honda FIT Honda Cars Tokai 106 4:03'09.956 28Laps 1'38.553
50 290 ST-5 11 湊 雅之 横尾 優一 北川 剛 AutoLabo Racing素ヤリス TOYOTA Yaris AutoLabo 106 4:03'17.155 28Laps 7.199
51 2 ST-1 2 井田 太陽 加藤 寛規 高橋 一穂 吉本 大樹 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 50 103 4:01'30.315 31Laps 3Laps
52 *32 ST-Q 6 MORIZO 佐々木 雅弘 石浦 宏明 小倉 康宏 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept TOYOTA GR Corolla H2 concept ORC ROOKIE Racing 103 4:01'34.862 31Laps 4.547
---- 以上規定周回数完走 ----
- *120 ST-5 - 上田 純司 織⽥ 祥平 本多 永一 菊池 峻斗 倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER MAZDA ROADSTER MAZDA SPIRIT RACING 107 4:00'30.367 27Laps -4Laps
- *5 ST-TCR - 坂井 一裕 藤井 正明 辻本 始温 AI' CIVIC Honda CIVIC TYPE R FK8 AI' RACING 101 3:33'39.341 33Laps 6Laps
- 97 ST-TCR - 遠藤 光博 中野 信治 小林 崇志 Racer HFDP CIVIC Honda CIVIC TYPE R FL5 M&K Racing 40 95 3:06'27.506 39Laps 6Laps
- 26 ST-Z - 大塚 隆一郎 富田 竜一郎 名取 鉄平 篠原 拓朗 raffinee日産メカニックチャレンジZ GT4 NISSAN Z GT4 TEAM ZEROONE 20 76 4:26'33.523 58Laps 19Laps
- *65 ST-5 - 外園 秋一郎 伊藤 裕仁 太田 達也 丹羽 英司 odula TONE制動屋ロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 10 64 4:02'09.812 70Laps 12Laps
- 13 ST-2 - 花里 祐弥 石坂 瑞基 伊東 黎明 岡田 整 ENDLESS GR YARIS TOYOTA GR YARIS ENDLESS SPORTS 50 57 4:01'39.672 77Laps 7Laps
- 3 ST-4 - 坂 裕之 小河 諒 菅波 冬悟 ENDLESS GR86 TOYOTA GR86 ENDLESS SPORTS 10 - d.n.s - -
【クラス別】
■ST-Xクラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-X class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 31 永井 宏明 小高 一斗 嵯峨 宏紀 DENSO LEXUS RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 30 134 4:01'22.209 - -
2 *1 鳥羽 豊 平木 湧也 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS GTR GT3 NISSAN NISMO GTR GT3 HELM MOTORSPORTS 30 134 4:02'28.261 1'06.052 1'06.052
3 14 鵜飼 龍太 蒲生 尚弥 平良 響 片岡 龍也 中升ROOKIE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 中升ROOKIE Racing 60 134 4:02'52.606 1'30.397 24.345
4 *23 DAISUKE 元嶋 佑弥 中山 友貴 TKRI松永建設AMG GT3 Mercedes AMG GT3 TKRI 60 134 4:03'01.525 1'39.316 8.919
5 81 大八木 信行 坂口 夏月 青木 孝行 藤波 清斗 DAISHIN GT-R GT3 NISSAN NISMO GTR GT3 GTNET MotorSports 30 134 4:03'03.728 1'41.519 2.203
6 *202 ポール・イップ ホーピン・タン マーチー・リー KCMG NSX GT3 Honda NSX GT3 KCMG 30 133 4:02'17.053 1Lap 1Lap
7 *777 星野 辰也 近藤 翼 浜 健二 ジェイク・パーソンズ D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 D'station Racing 132 4:02'44.338 2Laps 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-Zクラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-Z class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 52 山崎 学 吉田 広樹 服部 尚貴 川合 孝汰 埼玉トヨペットGB GR Supra GT4 TOYOTA GR Supra GT4 埼玉トヨペットGreen Brave 60 127 4:02'16.891 - -
2 885 HIRO HAYASHI 平中 克幸 清水 英志郎 シェイドレーシングGR SUPRA GT4 EVO TOYOTA GR Supra GT4 SHADE RACING 50 127 4:02'37.733 20.842 20.842
3 22 北園 将太 千代 勝正 山野 直也 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CS Porsche 718 Cayman GT4 RS CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 127 4:02'52.033 35.142 14.300
4 34 加納 政樹 大草 りき 安田 裕信 平安山 良馬 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 TECHNO FIRST 20 126 4:02'06.869 1Lap 1Lap
5 20 田中 優暉 平峰 一貴 大木 一輝 星野 一樹 ナニワ電装TEAM IMPUL Z NISSAN Z GT4 ナニワ電装TEAM IMPUL 126 4:02'08.993 1Lap 2.124
6 21 山脇 大輔 ショーン・ウォーキンショー 宮田 莉朋 阿野 雄紀 ベンチャー投資のファンディーノAudi R8 LMS Audi R8 LMS GT4 Audi Team Hitotsuyama 5 126 4:02'23.279 1Lap 14.286
7 111 鵜塚 直人 マックス・サロ 地頭所 光 徳藤 一貴 BUZZ KR AMG GT4 Mercedes AMG GT4 KOTA RACING 125 4:02'34.372 2Laps 1Lap
8 75 Nattavude C. 蘇武 喜和 Nattapong H. Grant S. Team Noah GR Supra GT4 TOYOTA GR Supra GT4 Team Noah 124 4:02'53.664 3Laps 1Lap
9 555 池本 繁弘 たしろ じゅん REVISION AMG GT4 Mercedes AMG GT4 AUTO FACTORY 123 4:02'10.803 4Laps 1Lap
10 19 鈴木 建自 末廣 武士 福田 幸平 谷川 達也 BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 RS Porsche 718 Cayman GT4 RS Birth Racing Project【BRP】 123 4:02'48.285 4Laps 37.482
---- 以上規定周回数完走 ----
- 26 大塚 隆一郎 富田 竜一郎 名取 鉄平 篠原 拓朗 raffinee日産メカニックチャレンジZ GT4 NISSAN Z GT4 TEAM ZEROONE 20 76 4:26'33.523 51Laps 47Laps
■ST-TCRクラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-TCR class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
---- 以上規定周回数完走 ----
- *5 坂井 一裕 藤井 正明 辻本 始温 AI' CIVIC Honda CIVIC TYPE R FK8 AI' RACING 101 3:33'39.341 - -
- 97 遠藤 光博 中野 信治 小林 崇志 Racer HFDP CIVIC Honda CIVIC TYPE R FL5 M&K Racing 40 95 3:06'27.506 6Laps 6Laps
■ST-Qクラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-Q class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 271 武藤 英紀 伊沢 拓也 大津 弘樹 CIVIC TYPE R CNF-R Honda CIVIC TYPE R FL5 Team HRC 120 4:01'41.800 - -
2 28 加藤 恵三 山下 健太 大嶋 和也 豊田 大輔 ORC ROOKIE GR86 CNF concept TOYOTA GR86 CNF concept ORC ROOKIE Racing 120 4:02'07.883 26.083 26.083
3 55 寺川 和紘 関 豊 井尻 薫 MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept MAZDA 3 MAZDA SPIRIT RACING 119 4:02'12.324 1Lap 1Lap
4 61 伊藤 和広 山内 英輝 井口 卓人 廣田 光一 Team SDA Engineering BRZ CNF Concept SUBARU BRZ Team SDA Engineering 118 4:01'56.660 2Laps 1Lap
5 12 阪口 良平 堤 優威 前⽥ 育男 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept MAZDA ROADSTER MAZDA SPIRIT RACING 116 4:02'23.277 4Laps 2Laps
6 *32 MORIZO 佐々木 雅弘 石浦 宏明 小倉 康宏 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept TOYOTA GR Corolla H2 concept ORC ROOKIE Racing 103 4:01'34.862 17Laps 13Laps
---- 以上完走 ----
■ST-1クラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-1 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 47 織戸 学 谷口 信輝 D'station Vantage GT8R Aston Martin Vantage GT8R D'station Racing 128 4:02'15.884 - -
2 2 井田 太陽 加藤 寛規 高橋 一穂 吉本 大樹 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 50 103 4:01'30.315 25Laps 25Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-2クラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-2 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 743 石垣 博基 木立 純一 柿沼 秀樹 小林 天翔 Honda R&D Challenge FL5 Honda CIVIC TYPE R FL5 Honda R&D Challenge 40 121 4:02'21.244 - -
2 6 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 30 120 4:03'12.569 1Lap 1Lap
3 7 下垣 和也 安斎 景介 吉岡 一成 新菱オートDIXCELエボ10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 10 119 4:03'12.626 2Laps 1Lap
4 225 一條 拳吾 荒川 麟 奥住 慈英 奥本 隼士 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KOBETOYOPET MOTOR SPORTS 20 109 4:01'49.256 12Laps 10Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
- 13 花里 祐弥 石坂 瑞基 伊東 黎明 岡田 整 ENDLESS GR YARIS TOYOTA GR YARIS ENDLESS SPORTS 50 57 4:01'39.672 64Laps 52Laps
■ST-3クラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-3 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 39 眞田 拓海 伊藤 鷹志 岡田 衛 藤田 真哉 エアバスターWINMAX RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACYSPORTS with DELTA 30 122 4:01'31.810 - -
2 15 甲野 将哉 長島 正明 冨田 自然 元嶋 成弥 岡部自動車フェアレディZ34 NISSAN Fairlady Z OKABEJIDOSHA motorsport 40 122 4:01'46.070 14.260 14.260
3 38 尾崎 俊介 石森 聖生 鶴賀 義幸 石塚 崇宣 ヒグチロジスティクスサービスRC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACYSPORTS with DELTA 50 122 4:01'59.978 28.168 13.908
4 16 鈴木 宏和 田中 徹 田中 哲也 小松 一臣 岡部自動車フェアレディZ34 NISSAN Fairlady Z OKABEJIDOSHA motorsport 20 121 4:02'41.181 1Lap 1Lap
5 25 藤原 大輝 松田 次生 佐藤 公哉 荒 聖治 raffinee日産メカニックチャレンジ Z NISSAN Fairlady Z TEAM ZEROONE 10 114 4:02'16.499 8Laps 7Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-4クラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-4 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 86 矢吹 久 松井 孝允 河野 駿佑 坪井 翔 TOM'S SPIRIT GR86 TOYOTA GR86 TOM'S SPIRIT 30 116 4:01'57.888 - -
2 41 石井 宏尚 冨林 勇佑 水野 大 エアバスターWINMAX GR86 EXEDY TOYOTA GR86 TRACYSPORTS with DELTA 40 115 4:02'09.549 1Lap 1Lap
3 18 浅野 武夫 伊藤 慎之典 三上 和美 鈴木 翔也 WedsSport GR86 TOYOTA GR86 浅野レーシングサービス 10 115 4:02'51.204 1Lap 41.655
4 60 塩谷 烈州 瀬戸 貴巨 小野 陽平 全薬工業G/MOTION' GR86 TOYOTA GR86 チーム ジーモーション 30 115 4:03'13.948 1Lap 22.744
5 884 影山 正彦 国本 雄資 山田 真之亮 鶴田 哲平 シェイドレーシングGR86 TOYOTA GR86 SHADE RACING 10 114 4:01'41.074 2Laps 1Lap
6 66 貫戸 幸星 猪股 京介 大野 尊久 稲垣 知博 odula TONE MOTUL ROADSTER RF MAZDA ROADSTER RF OVER DRIVE 10 114 4:01'43.413 2Laps 2.339
7 *216 ISHIKEN 川原 悠生 妹尾 智充 HMRスポーツカー専門店86 TOYOTA 86 HMR Racing 113 4:03'16.830 3Laps 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
- 3 坂 裕之 小河 諒 菅波 冬悟 ENDLESS GR86 TOYOTA GR86 ENDLESS SPORTS 10 - d.n.s - -
■ST-5クラス
S耐ファイナル富士4時間レースwithフジニックフェス -RIJ- (2023/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 ENEOSスーパー耐久シリーズSupported by BRIDGESTONE Round 7 ST-5 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Driver Car Maker Model Team WH Lap Time Behind Gap
1 72 金井 亮忠 山野 哲也 野島 俊哉 OHLINS Roadster NATS MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 30 109 4:01'30.880 - -
2 17 西澤 嗣哲 大谷 飛雄 小西 岬 野上 敏彦 DIXCELアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO DIESEL TEAM NOPRO 30 109 4:01'58.630 27.750 27.750
3 *88 村上 博幸 吉田 綜一郎 有岡 綾平 岡本 大地 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER 村上モータース 20 109 4:02'28.748 57.868 30.118
4 110 松田 利之 前田 樹 柳堀 翔太 ACCESS COURAGE VITZ TOYOTA Vitz Access Racing Team 108 4:01'55.302 1Lap 1Lap
5 67 安井 亮平 内山 慎也 伊藤 秀昭 椋本 陵 YAMATO FIT Honda FIT TEAM YAMATO 108 4:02'25.384 1Lap 30.082
6 4 太田 侑弥 伊藤 裕士 新井 薫 見並 秀文 THE BRIDE FIT Honda FIT チームBRIDE 10 107 4:01'26.919 2Laps 1Lap
7 37 ジョニー 小倉 川名 賢 加藤 芳皓 山本 浩朗 DIXCELワコーズNOPROデミオ MAZDA DEMIO TEAM NOPRO 107 4:02'12.310 2Laps 45.391
8 50 藤井 順子 國沢 光宏 染谷 太 大井 貴之 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 107 4:03'12.035 2Laps 59.725
9 *11 佐藤 元春 大島 良平 田代 良二 面野 一 栄建設・ホンダカーズ南札幌FIT Honda FIT D.R.C EZO 106 4:01'31.403 3Laps 1Lap
10 *222 竹内 敏記 墨 真幸 西畑 正樹 Honda Cars Tokai J-net FIT Honda FIT Honda Cars Tokai 106 4:03'09.956 3Laps 1'38.553
11 290 湊 雅之 横尾 優一 北川 剛 AutoLabo Racing素ヤリス TOYOTA Yaris AutoLabo 106 4:03'17.155 3Laps 7.199
---- 以上規定周回数完走 ----
- *120 上田 純司 織⽥ 祥平 本多 永一 菊池 峻斗 倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER MAZDA ROADSTER MAZDA SPIRIT RACING 107 4:00'30.367 2Laps -1Laps
- *65 外園 秋一郎 伊藤 裕仁 太田 達也 丹羽 英司 odula TONE制動屋ロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 10 64 4:02'09.812 45Laps 43Laps
Fastest Lap: CarNo. 81 DAISHIN GT-R GT3(GTNET MotorSports) 1'41.898 (97/134) 161.208 km/h
CarNo. 1-B, 23-Bは、大会特別規則第31条2(走路外追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 202-C, 777-Bは、シリーズ規則付則1.3(FCY中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 5-Aは、一般競技規則第16条5.1.1(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 12は、シリーズ規則第18条8(ゴーグル未着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 32-Dは、シリーズ規則第18条3(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 216は、大会特別規則第29条3(ピット滞在時間不足)により、ペナルティーストップ1秒を科した。
CarNo. 88は、シリーズ規則第18条8.1(タイヤ平置き)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 222は、シリーズ規則第18条11.2(ヘルメットバイザー閉め忘れ)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 65-Aは、シリーズ規則第10条4(他車への衝突+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 11は、シリーズ規則第18条8(ゴーグル未着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 120は、シリーズ規則第18条8および9(給油中の作業/ゴーグル未着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。