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SUPER GT

第1戦岡山GTA定例会見 早ければ来季にもマレーシア戦実現か?!

 4月14日に岡山国際サーキットで行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見では、GT300クラスへのカーボンニュートラル燃料の使用や、タイヤの持ち込み本数の削減など、現在行なっている環境対策の今後の展開や、それに関連するGT500クラスの新たな車両規定の採用についての現状と今後のスケジュール、そして海外戦の復活など、今後のスーパーGTを取り巻く様々な重要課題について坂東正明代表取締役が答えた。要旨は下記の通り。 

(2024シーズンに向けた抱負)
 フォーミュラEに始まり、F1、秋にはWEC、WRCという4つの世界選手権が行われる中で、自分達としては学べるものを学んで日本のモータースポーツのあり方を考え、オーガナイザーや自動車メーカーとの関係、チームとの関係を踏まえて作り上げていく。

 自分達の部分としては、今年からGT300にも合成燃料50%の新しい燃料を使用する。我々はカーボンニュートラル燃料と呼んでいるが、近い将来にE-Fuelと呼べるものを使用したい。これを作る方法、作っていただけるところを検討し、最終的にはこれを国産化していくという考え方は今も変わっていない。

 それをやっていくために、今年のレギュレーションでは環境というものを考え、生産から運搬、組み込むタイヤの本数、リサイクルの方法まで見直して、本数を削減していく。岡山大会においては各チームの持ち込みセット数を4セットとしている。かなり大きな変化になるが、これをやりながら、E-Fuelの採用や環境に応じたクルマ作り、GT500クラスの将来像を考える。HEVを入れるのか、キャパシタの方向性など、どういった形で2027年規定を作り上げるのか。そういうものを踏まえる大事な年になる。2027年にテスト走行をしたいとなると、レギュレーションは2026年には決まっていないといけない。そのために2025年にはきちんとした方向を定めないといけないということで、昨日(13日)にもステアリングコミッティーを開催している。

 安全性については、GT500について5mmの車高アップを行った。これによりダウンフォースの削減を図ったが、クルマによって影響の出方は様々だ。いかなる状況においても技術陣は勝つためにスピードを取り戻そうとする。追いかけっこになるかもしれないが、いかにカーボンモノコックであっても(アクシデントの際の)痛みとかは出るので、今後もコーナリングスピードの低減に取り組んでいく。

(予選インターバルの変更、リザーブドライバー制度について)
 公式テストでの予選シミュレーションの結果から、今の8分間だとタイヤの温まりが不十分だということで、エントラント側から変更を求めてきた。そこでGTE(GTエントラント協会)とコミニュケーションを取りながら、(GTAの)テクニカル部会などと話し合った結果、導き出された結果だ。

 リザーブドライバー制度については、先日の富士テストで牧野任祐が体調不良で欠席となった時に、GT300のドライバー(小出峻)を代役に起用した実例がある。それならマニファクチャラーの側でGT300のチームのフォローをきちんとやるべきである、という考えのもとに設定した。

(海外ラウンドの復活について)
 スーパーGTは全日本選手権ではなく、インターシリーズであるので、海外戦を再度構築することはやっていかなければならないと考えている。コロナ禍の中でのロジスティクスの問題、実際コストを計算して費用対効果を検証しているが、まだ着地点が見つかっていないというのが現状だ。現時点で可能性があるのはマレーシアだと考えている。今のカレンダーだと6月、7月が空いているので、もし開催するならばそこになると思う。また海外戦が多くなって来れば、ウィンターシリーズを構築するという格好で東南アジアで何戦かを行うということを常に考えている。

 可能であれば来シーズンにもマレーシア戦をやりたいと思っているが、どこまで煮詰まるか。JAFのカレンダー申請が6月にあるので、そこまでに目処を立てたい。立たなければ再来年という格好になると思うが、できる限り努力していく。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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Forumula Beat

第2戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
181卜部 和久H・R F108
ZAP F108
1'42.664--160.005
227徳升 広平BLUE☆MAX-AAA-RK
B-MAX RK-01
1'43.413 0.749 0.749158.847
36酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1'43.604 0.940 0.191158.554
486椎橋 祐介ファーストガレージ
TATUUS TT104ZZ
1'44.324 1.660 0.720157.459
59G1KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1'44.534 1.870 0.210157.143
611G2植田 正幸Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
1'44.588 1.924 0.054157.062
716ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1'44.756 2.092 0.168156.810
83G3船井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'45.617 2.953 0.861155.532
90G4渡辺 義人エクシズレーシングWXR-MkII
WXR MK-II
1'46.798 4.134 1.181153.812
1022G5みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'46.902 4.238 0.104153.662
1117G6田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
1'48.983 6.319 2.081150.728
1276G7松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'49.125 6.461 0.142150.532
1336G8富澤 もぐら松伏光運転代行ハンマーR疾風
疾風
1'49.198 6.534 0.073150.431
1421G9村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1'50.931 8.267 1.733148.081
1578G10鈴木 尊文ウルトラ☆ハンマーR疾風
疾風
1'52.387 9.723 1.456146.163
1688G11JUN TSUKASAハンマーR☆疾風オッタントット
疾風
1'54.31611.652 1.929143.696
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.195)予選通過 ----
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦富士決勝ドライバーコメント 優勝・センドラフナトアレックス翔太「みんなにお礼を言いたいです」

優勝 センドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)

優勝したセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

 「今まで一番楽しいレースでした。(最後のオーバーテイクは作戦通り?)そうですね(笑)、ホントは最終ラップがもう1周あるかと思っていたので、そこで前に出て最終ラップをトップで走るっていう予定だったのですけれど、その前に抜く事ができたので。(最終コーナーからの立ち上がりに自信があった?)スリップに入れば、あのクルマであんなに長いストレートでは誰でもタイミングよくアクセル踏めばコンマ何秒も追いついちゃうので、そこはもうペースというよりスリップをどう使うか、っていうことで。最後に、マシンを仕立ててくれたチームやメカニックの方々、そして応援してくれるみんなにお礼を言いたいです」

2位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)

決勝2位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「激しいレースでしたね。駆け引きと言えば駆け引きですけれど、ま、しょうがないかなっていう気分で。(レースの)中身は全然悪くなかったし、自分もかなりいい走りができたので、結果は悔しいですけれど、結果以上に満足感がありますね。(いいバトルでした?)いや勝ちかったですけれど、やっぱり悔しいや(笑)。(最終コーナーの位置関係は?)あの距離だったらチェッカーの所までは大丈夫じゃないかな、って思ったのですけれど、思った以上にスリップストリームが効いていましたね。前を走っている時に、ああいう場面はどうしたらいいのかなってまだ分からないので、どこかの場面でそういうのを学べたらなと思います」

3位 黒川史哉(ZAP SPEED 10V)

決勝3位の黒川史哉(ZAP SPEED 10V)

 「途中シフトが、3と4でミスしちゃって、そこで一瞬心が折れかかったというか、立て直すのに時間がかかったというのがあります。(そこまではいいバトルだった?)途中で手が力み過ぎちゃって、4速のシフトをミスして、またペースが下がっちゃって。(前戦の筑波よりはいい感じになってきた?)筑波の時はタイヤの問題でちょっと(悩みが)ありましたけれど、条件が揃って本来の自分の速さがちょっとは出たのかなっていう感じがはあります」

4位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝4位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 「最初にストールしてしまって、最後尾から追い上げようと、予選でもタイムよかったので落ち着いて行こうと思って、まぁごぼう抜きをすることができました。スタートはギアの位置が悪かったみたいでもったいなかったです。自分がファステストラップを出したらしいので、そこは自信を持っていきたいなと思います」

5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝5位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「スタートの特にホイール掻きすぎちゃって、白煙上げちゃったのでそれがなかったら、もうちょっとトップの方に関われたのかな、って思います。それも自分が(マシンを)乗り換えた時の動かし方がまだ全然なので、そこが何とかできればよかったかな、と思います。(最後に内藤選手をオーバーテイクしたのは?)あれはもう何回も抜きにいったりしていたのですけれど、アウトから被せられて、これは厳しいなと思って、冷静に最後スリップ使って抜こうと考えていました、計算通りに抜けましたのでよかったと思います」

6位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

決勝6位の内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

「最後の最後に酒井君にストレートでスリップ使われて行かれちゃいましたね(苦笑)。それまではけっこういい感じではきていて、前のペナルティで4番手スタートだったのですけれど、元々予選6番手だったので、そこは元の位置にいる形なので、2年ぶりの(富士の)走行にしては、まぁまぁだったかなと思います。クルマの調子はかなりよくて、もっとドライバーが詰められればもっと上を狙えるクルマかなという感じです。富士はあと1戦ありますので、それまで練習して、もうちょい良い順位で終われるようにしたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦富士決勝 ドッグファイトの末に最終コーナーからの立ち上がりに賭けたセンドラフナドアレックス翔太が優勝

トップ3のドライバー

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝が4月13日(土)に富士スピードウェイで行われ、12周のレースは富士らしいスリップストリーム合戦の末にフロントロウからスタートのセンドラフナドレックス翔太(TRS・10V・ED)が伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)を0.130秒差で振り切って優勝、前戦筑波に続いての開幕2連勝を飾った。

 予定より10分ほど遅れて決勝は正午ちょうどにフォーメーションラップ開始。気温は18度で絶好のドライコンディションだ。13台全車がグリッドに並んでレーススタート。

決勝のスタートシーン

 ポールポジションから発進の黒川史哉(ZAP SPEED 10V)は蹴り出し良くホールショットを奪ってTGRコーナーにトップで飛び込んだのに対して、フロントロウに並んでいたアレックスは出遅れて3番手スタートの伊藤に2位を奪われてターンイン。しかしアレックスはただちに追撃態勢をとって伊藤の背後につける。後方では9番手スタートの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)がエンジンストールでグリッドに取り残される。予選4番手タイムを出していながら走路外走行のペナルティで5グリッド降格の憂き目を見ていた石井はさらに最後尾からレースを戦うことに。

 スタートこそ失敗したもののアレックスは伊藤にプレッシャーをかけ続けると最終コーナーをテール・ツー・ノーズ状態で立ち上がり、スリップストリームから右サイドに抜け出して伊藤に並びかけると0.027秒と僅かに前に出て2位を奪い返してオープニングラップを終了。2台のバトルの間にトップ黒川は0.668秒の差をつけている。4位はTGRコーナーで3ワイドから抜け出した酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)がひとつポジションを上げ、5位には降格で8番グリッドからスタートの梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)がジャンプアップ、逆にTGRコーナーで順位を落としたのが内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)で6位にダウン。しかし内藤はダンロップコーナー進入のブレーキングで逆転。梅本の前に出る。

 2周目、さっそくアレックスはトップ黒川の追撃を開始し、0.398秒差までギャップを削り取る。3位伊藤もアレックスを追走、0.388秒差につけると3周目のコントロールライン上では0.044秒差に接近、隙あらば仕掛けるそぶりを見せつけ続ける。上位3台からやや離されて4位争いも激化、3周目に内藤が4位に浮上するも0.232秒差で酒井、0.062秒差で梅本と続き、3ワイドで4周目のTGRコーナーにアプローチ。並走のままでコカ・コーラコーナーに飛び込むと梅本が痛恨のスピン、4位争いからは脱落。ジェントルマンクラストップの畠山退三(zap speed KK-S2)に続く8位でコースに復帰。こうした中団の混戦に乗じてポジションを上げているのがスタートを大失敗した石井で、11位まで挽回して1周目を終えると3周目には8番手まで進出。4周目にはここまでファステストラップとなる1分52秒024で6位までポジションを戻す。

 その4周目の第3セクターではトップ争いが勃発。ダンロップコーナー進入でアレックスがオーバーテイクに成功、首位に立つ。さらに伊藤も黒川に襲いかかり、最終コーナー立ち上がりで2位を奪い取ると、スリップストリームに引っ張られた勢いでアレックスに接近、一気に並びかけるとコントロールライン上では僅かに前に出て0.005秒の差でトップ躍り出る。これで黒川は3位にドロップ。伊藤はトップに立ったものの、アレックスからの激しいプレッシャーにさらされて逃げを打てない状態。一方3位黒川は様子見を決めたか2台からやや間合いを取る。アレックスはストレートで並ぶとトップを奪い返して5周目を終了。伊藤は0.018秒差、黒川は1秒以上の差をつけられている。4位内藤、5位酒井と続き、石井はこの周も51秒921とただ一人1分51秒台に入れてファステストラップを更新、酒井に1.231秒差まで接近。台風の目となりつつある。

 6周目もトップ2台は依然としてテール・ツー・ノーズ状態。ここで伊藤が焦れたのか7周目のコカ・コーラコーナー出口でアウト側にはみ出すがそこで踏みとどまる。これでアレックスとの差が0.6秒まで拡がるが、伊藤は再び追い上げを開始。8周目には0.113秒差と再びテール・ツー・ノーズ状態へ持ち込む。さらにこれをチャンスとみたか黒川もスパート。1分51秒829のファステストラップで0.664秒差まで伊藤に近づく。4位争いも再燃、内藤~酒井~石井が0.195秒以内のワンパックとなり3ワイドでストレートを通過するとそのままTGRコーナーからコカ・コーラコーナーまで並走。ここでポジションが入れ替わり石井4位、酒井が続き内藤は6位に落ちるがただちにリカバリ、第2セクターで酒井をかわして5位へ、酒井は6位。この2台がバトルしている間に石井は1.6秒までギャップをひろげて単独4位に持ち込む。

 9周目、ストレートでアレックスに並びかけた伊藤はTGRコーナー進入でオーバーテイク。再度トップに立つがアレックスが激しくプレッシャーをかけ、最終コーナー立ち上がりからスリップストリームに入ると並びかけてオーバーテイク、0.126秒差でトップの座を奪回する。伊藤も負けじと10周目のTGRコーナー進入でインから差し返すがここはアレックスが守り切る。3位黒川は0.961秒の差。アレックスと伊藤の接近戦は続き、10周目のコントロールを0.014秒差で通過するとサイド・バイ・サイドでTGRコーナーへ、ここでイン側を取った伊藤が再び前に出ると、そのままポジションを守って0.068秒差でファイナルラップへ突入。黒川はこの2台について行けず1.5秒の差。さらに5秒以上の差で石井が単独4位、5位内藤と6位酒井は依然として0.386秒差の接近戦が続く。ジェントルマンクラスは全体8位の秋山健也(スーパーウインズKKS-ED)がトップ、しかしクラス2位の畠山が0.014秒差とこちらもテール・ツー・ノーズ状態。

 ファイナルラップ、アレックスはコーナーごとに伊藤をつけ狙うが伊藤もスキを見せない。じりじりとした膠着状態のまま最終セクターへ。伊藤のテールに食らいついたアレックスが最終コーナーをクリア、スリップストリームから抜け出すと2台はフィニッシュラインに向けてサイド・バイ・サイドで身をよじるようにドラッグレースを展開。僅かにアレックスが前に出た状態でチェカードフラッグの下を通過、0.130秒の差で伊藤を振り切って優勝を飾った。伊藤は僅かに届かず2位。黒川3位と続き4位石井はファイナルラップにもファステストラップを更新、予選のペナルティ、スタートでのエンジンストールで最下位まで落ちたものの9台抜きを演じた。5位争いはストレートで内藤を仕留めた酒井が制し内藤6位。ジェントルマンクラスのトップ争いも第1セクターで畠山が秋山を逆転して振り切り、全体8位でクラス優勝を飾った。クラス3位には山根一人(光精工 TK-Sport MYST)が入った。

 激しいバトルを演じたアレックスと伊藤はポディウムに戻ってくるとクリーンなレースをたたえ合った。

 筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月5日(日)に筑波サーキットで恒例の「筑波サーキット・カーフェスティバル」として開催される。子供の日イベントとしてアトラクションやステージが行われふだんの筑波のスーパーFJでは見られない賑わいを見せるイベントで、どんなレース展開を見せるか。開幕2連勝のアレックスを誰が阻止するか。注目だ。

4位争い

優勝はセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

決勝2位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

決勝3位は黒川史哉(ZAP SPEED 10V)

決勝4位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

決勝6位は内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

マスタークラス優勝は畠山退三(ZAP SPEED KK-S2)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦富士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
173センドラ瀬戸 アレックス翔太TRS・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
1222'31.644--
214伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1222'31.774 0.130 0.130
315黒川 史哉ZAP SPEED 10V
TOKYO R&D RD10V
1222'33.045 1.401 1.271
453石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1222'38.059 6.415 5.014
555酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1222'46.08814.444 8.029
622内藤 大輝RaiseUP RCIT ED
MYST KK-S2
1222'46.12414.480 0.036
711梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1222'48.76317.119 2.639
838M1畠山 退三ZAP SPEED KK-S2
MYST KK-S2
1223'01.48429.84012.721
93M2秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
1223'02.99331.349 1.509
1047M3山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1223'03.74332.099 0.750
118M4野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
1223'19.47247.82815.729
1225M5フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1223'43.0561'11.41223.584
1318水谷 誠HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1223'46.3171'14.673 3.261
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 53 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2) 1'51.802 (12/12) 146.928 km/h
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦富士公式予選ドライバーコメント 3位・伊藤駿「スリップを使ってないので、このタイムなら上出来」

ポールポジション 黒川史哉(ZAP SPEED 10V)1分51秒176

ポールポジションの黒川史哉(ZAP SPEED 10V)

 「今回の新品のタイヤで中々データがなくて、昨日初めてはいてどうかなって感じだったので、正直不安もあったのですけれど、なんとかポール取れてよかったです。(タイムは満足?)ギリ50秒台入るかなという予想ではあったのですけれど、最後に僕が第3セクターのミスがあって、51秒止まりにはなったのですけれど、でもまぁよかったんじゃないかな。(スリップストリームは効いた?)どうなんだろう?ベストタイムが出た周はちょっと前が間が開いていたので」

2位 センドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)1分51秒195 +0.019秒

予選2位のセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

 「ベストタイムの周が、ファーストガレージのスリップを取っている周で、それまで前半は向うが僕のスリップ使って、後半は僕が使う感じで。だけどその僕がベストの周は向うが第3セクターのシケインの前でミスして、そこから僕はスリップなしで単独だったので、そこがスリップがあればもっとタイムは出ていたかな、と思います。(まだまだ行ける感じだった?)あとギアの問題もあって、そこはわからないですね。(富士は初めて?)初めてです、まぁ楽しいサーキットですね、好きなコースです」

3位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)1分51秒238 +0.062秒

予選3位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「何だかんだ0.06秒以内なので、しかも一人で走ってスリップ(ストリーム)使って走っていないので、それでこのタイムなら上出来だろうと、最高ですね。前回の不調が自分のせいではないとわかって満足です」

4位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)1分52秒039 +0.863秒

予選4位の内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

 「富士自体が一昨年の日本一決定戦以来で、予選ぶっつけだったので、正直思ったよりタイム出ていたので、そこはよかったのですけれど。もうちょい(タイムが)出る感じだったので、ちょっと前に引っかかったりと、位置取りでうまく行かない所があって。決勝はもう少し前で戦えるかな、というイメージがあります。富士はスリップ効く分筑波よりバトルもできると思うので、前の方とバトルして、もう少し前(の順位)で終われたらいいかな、と思います」(6位→4位へ繰り上がり)

5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)1分52秒127 +0.981

予選5位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「昨日初めてS-FJでドライブして、ずっと単独走行になっちゃって、ラインも分からないままで予選だったのですけれど、前のクルマのラインを見て自分も走り方を変えて、昨日よりはタイムも上がってきているので、決勝まもう少しそこにアジャストできれば、いいのかなって思っています」(7位→5位へ繰り上がり)

8位 梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)1分51秒954 +0.778秒

予選8位の梅本幸汰(Rn-sports制動屋KK-S2)

 「富士のレースは2回目です。(タイムはどうだった?)51秒台は練習で出ていなかったので出そうと思っていて、そこはクリアできましたですけれど、四脱(走路外走行)が多かったのと、第2セクターで1回34秒台入っていたのに、そのベストのラップがミスっていて、そこをまとめていたらもっと上に行ったかな、とは思うのですけれど。調子自体は悪くはないですけれど、もっとまとめたかったです。決勝はスタート決めて表彰台狙えるように頑張りたいです」(ペナルティで3グリッド降格 5位→8位)

9位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)1分51秒787 +0.591秒

予選9位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

「富士は初めてです。けっこう楽しいですけれど、タイムを見るとセクター2のタイムが遅れているので、そこは改善できれば、と昨日までは思っていたのですけれど、全然だめでした。スリップは使えて。富士ならではの楽しい部分は経験できました。決勝はセクター2を改善できるようにまた勉強して、活かせるように頑張ります」(ペナルティで5グリッド降格 4位→9位)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦富士予選 不調を脱した黒川史哉が連勝を狙うセンドラフナトアレックス翔太を残り50秒で下してポールポジション獲得

ポールポジションは黒川史哉(ZAP SPEED 10V)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦公式予選が4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、黒川史哉(ZAP SPEED 10V)が終盤のタイムアタックで1分51秒176を叩き出し、開幕戦優勝で好調の波にのるセンドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)に0.019秒の差でポールポジションを獲得した。

 標高の高い富士スピードウェイではコース脇では桜が咲き誇っている。4月らしいうららかな陽気で天気は快晴。午前8時30分の予選開始時点で気温は14度のドライコンディションだ。13台がドライタイヤでコースインすると20分間の予選が開始された。

 残り15分となったころから各車タイムアタックを開始、まずアレックスが1分52秒896のトップタイムを出すと、すぐさま黒川が1分52秒105でトップに立つ。黒川は前戦筑波では不調を訴えていたが、その後タイヤに起因するものと分かり自信を取り戻した模様だ。3番手は前戦がデビューレースだった石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)の52秒902。4番手にルーキーの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が53秒257でつけたが、すかさず2020年筑波王者の伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)が1分53秒016をマークして酒井を逆転する。6番手はジェントルマンクラス首位の野村大樹(WRS NOMURA KKS-II)ジェントルマンクラス2番手は今回も旧型のKKSを持ち込んだ秋山健也(スーパーウインズKKS-ED)が全体9番手。

 残り12分、石井が自己ベストを1分52秒180まで縮めて2番手へ浮上。アレックスに続く4番手には梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)が52秒521でつけるが、すぐに伊藤が52秒501で逆転。

 残り10分、石井が1分51秒839と1分51秒台に入れてトップ、アレックスも51秒867で2番手に立つが、すぐに黒川が51秒618でトップの座を奪い返す。黒川は最高速が212.598キロ/hと唯一時速210キロを超えている。石井2番手で伊藤が51秒850で3番へ割り込んでアレックスは4番手へドロップと目まぐるしく順位が入れ替わる。

 残り8分、それまで7位以下に沈んでいた酒井が1分52秒237で5番手へあがり、6番手には上位の常連、内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が52秒368で続く。

 さらに残り7分で伊藤が51秒589でトップに躍りでる。伊藤も前戦ではタイヤに苦しんでいたが今回は好調なようだ。黒川も51秒602と自己ベストを更新するが0.013秒の差で2番手。以下石井~アレックス~酒井~内藤と続く。

 2位番手に陥落した黒川だったが続く周回で1分51秒415を出して再び首位を奪回。しかし残り4分30秒、アレックスが51秒195をマークして黒川に0.2秒以上の差でトップへ。さらに伊藤が51秒238で2番手へ。黒川3番手へダウン。伊藤はここが限界とみたか2分を残してピットイン。

 黒川は次の周回で51秒254までタイムを削るがアレックスに0.059秒及ばず3番手のまま。これで予選も確定かと思った残り50秒。コントロールラインを通過した黒川のタイムは1分51秒176。アレックスを0.019秒上回りポールポジションを獲得。連勝を目指すアレックスがフロントロウに並び、伊藤3番手、石井4番手、梅本5番手、内藤6番手という結果に。

 しかしその後、走路外走行複数回の判定で石井は5グリッド、梅本は3グリッドそれぞれ降格となり、内藤が4番手、セカンドロウを確保。5番手には酒井、そして6番手にジェントルマンクラストップの野村が並ぶこととなった。以下7番手にジェントルマンクラス2位の畠山退三(zap speed KK-S2)梅本は8番手へ降格、同じく9番手に降格の石井とジェントルマンクラス3位の秋山が5列目に並んだ。

 決勝は午前11時40分コースイン予定。トップ黒川から3番手伊藤まで0.062秒の差しかなく、メインストレートでのスリップストリーム合戦が勝負のあやとなる富士スピードウェイでは最後まで激しいポジション争いが見られそうだ。

予選2位はセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

予選3位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

予選4位は内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

予選5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

予選6位、マスタークラスPPの野村大樹(WRS NOMURA KKS-II)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第2戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
115黒川 史哉ZAP SPEED 10V
TOKYO R&D RD10V
1'51.176--147.755
273センドラ瀬戸 アレックス翔太TRS・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
1'51.195 0.019 0.019147.730
314伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'51.238 0.062 0.043147.673
4*53石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1'51.767 0.591 0.529146.974
5*11梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1'51.954 0.778 0.187146.728
622内藤 大輝RaiseUP RCIT ED
MYST KK-S2
1'52.039 0.863 0.085146.617
755酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1'52.157 0.981 0.118146.463
88M1野村 大樹WRS NOMURA KKS-II
MYST KK-S2
1'53.288 2.112 1.131145.000
938M2畠山 退三ZAP SPEED KK-S2
MYST KK-S2
1'53.460 2.284 0.172144.781
103M3秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
1'53.886 2.710 0.426144.239
1147M4山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1'53.951 2.775 0.065144.157
1218水谷 誠HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1'55.423 4.247 1.472142.318
1325M5フェリペ昌WRS MASA KKS-II
MYST KK-S2
1'56.636 5.460 1.213140.838
---- 以上基準タイム(130% - 2'24.563)予選通過 ----
  • CarNo. 53は、一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、予選結果より5グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 11は、一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
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SUPER GT

第1戦岡山GTA定例会見 新たなシリーズパートナーにPONOS、シリーズスポンサーにアサヒビールが参画

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は4月14日に岡山国際サーキットで行われた定例会見の中で、ポノス株式会社がシリーズパートナーに、アサヒビール株式会社がシリーズスポンサーに加わったことを発表した。

 ポノスは「にゃんこ大戦争」をはじめとしたゲーム事業を展開している会社で、モータースポーツにおいても過去にトムスをスポンサードしており、現在もスーパーフォーミュラにおいてはナカジマレーシングのメインスポンサーとなっているほか、スーパーGTにもポノスレーシングとしてGT300クラスに参戦、この岡山大会でも11位と善戦した。また代表取締役の辻子依旦氏自身もドライバーとしてレースに参戦しており、先日鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリで併催されたポルシェカレラカップ・ジャパンではアマチュアクラス3位入賞を果たした実力を持つ。

 またアサヒビールは「アサヒスーパードライ」をはじめとしたビール類、酒類の製造販売を行う会社として広く知られており、今回はノンアルコールのビールテイスト飲料「ドライゼロ」のプロモーションの一環としてスーパーGTをスポンサードするほか、第2戦富士、第3戦鈴鹿、第4戦富士そして第5戦鈴鹿の4大会において特設ブースを開設してサンプリングを行うという。

 会見にはポノスの辻子依旦代表取締役と、アサヒビールからは村尾雄一副部長が出席。今回スーパーGTをサポートすることになった経緯と狙い、今後の展開について語った。

ポノス代表取締役 辻子依旦氏のコメント

坂東代表とポノスの辻子代表取締役

 「我々はゲーム事業を軸としてエンタメ事業を展開しており、スーパーGTにもポノスレーシングとして参加しております。このタイミングでレース事業を軸にしていきたいなと思い、多くの方に知っていただくきっかけになればと参画させていただくことになりました」
アサヒビールマーケティング本部新価値創造推進部 担当副部長村尾雄一氏のコメント

アサヒビールの村尾副部長と坂東代表

 「スーパーGTさんは今年で30周年を迎えられるということで、そういった節目の年に参加できることを非常に嬉しく思っております。ドライゼロは今年『気持ちアガる瞬間に』というテーマのもとにさまざまなプロモーションを展開しております。私も昨年の最終戦を視察させていただきまして、レースの迫力、サーキットの持つ高揚感、熱狂的な団の姿を目にし、ブランドの持つ世界観と一致するなということで協賛することにいたしました。自動車ファンが多いということもあり、ノンアルコールのドライゼロならではのことを考えられないかと、4大会においてブースを出展し、ドライゼロに氷を入れて飲んでいただくという体験の場を作っていきたいと考えております」
GTA代表取締役 坂東正明氏のコメント
 「また新たにパートナーを迎えることができて嬉しく思います。お互いにWin-Winになれる関係を作り上げ、モータースポーツをより一層知っていただければと思います。我々がより多くのお客さんをここに集めて見ていただける状態を作り上げれば、自ずから投資をしていただける皆さんも増えていくと思います。どうやってその環境を作っていくか。ここへくるお客さんに満足してもらって、またスーパーGTに来てみたいと思ってもらえるかをきちんと作り上げれば、パートナーの皆さんにもお返しができると思いますし、モータースポーツがより盛り上がると思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第1戦岡山優勝会見 坪井翔「第1戦、第2戦、第7戦、第8戦の4つを取りに行く」

GT500クラス 36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「3連勝ってGTではまずできることではないので、ここまでできたのはチームと、相方の山下選手と、みんなの力だと思うので、今回はすごく良かったと思います」

 「僕のスティントはセーフティーカーのあとのリスタートで3秒くらい離せたのかな、あれがかなり効いて余裕が生まれました。最初にチームと山下選手から『20秒ちぎってくれ』と言われていましたが、10秒ちょっとしかちぎれなかったので『あとは山下選手頼む』という感じでした」

 「次まではまだ(勝機が)あると思います。富士ですし。ですので第1戦、第2戦、第7戦、第8戦の四つを取れれば自ずと(チャンピオンが)見えてくると思いますので、この4つを取りに行くます」

山下健太(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「本当に内容的にいいレースで、チームにも坪井選手にも本当に感謝しています」

 「自分のスティントは、坪井選手が10秒くらい(リードを)築いてくれたのもあって、割と余裕を持って走れました。長いスティントだったので、チームから『タイヤをしっかりマネージしてね』と言われており、かなりマネージしたつもりでしたが、ちょっとやりすぎて4秒差くらいまで詰められる場面もありました。最後はもういいかなと思ってペースを上げて、10秒くらいまで差を広げられましたので、組み立てとしてはまあ良かったのかなと思いました」

GT300クラス 2号車muta Racing GR86 GT(muta Racing INGING)

平良響(muta Racing INGING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した平良響(muta Racing INGING)

 「初優勝ということで非常に嬉しいです。去年は悔しい2位が何回もあったので、今年こそは、と挑んだシーズンでした。優勝で始めるシーズン、非常に流れがいいのかなと思います」

 「スタートしてからは65号車を追っていく形でしたが、僕らは最初からタイヤ無交換でいく作戦だったので、タイヤを痛めず、残したまま堤選手に渡そうかなと。最後に周回遅れの集団にひっかったタイミングでピットに入れたので、非常にいいタイミングだったなと思います。その辺はチームとの連携がうまく取れましたし、自分の判断も良かったと思います」

堤優威(muta Racing INGING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した堤優威(muta Racing INGING)

 「非常に嬉しく思います。昨年は2位を3回取りましたが、勝てないシーズンを送ったので、開幕戦で勝てたことは非常に良かったです」

 「レース展開としては、最初から無交換でいくとチームから聞いていましたが、正直乗っていても非常にキツくて、ライバルとしては埼玉(トヨペット)勢を目安としてタイムを見ていましたが、タイムがどんどん落ちていく中で、どうやって走るかを自分なりに試しながら走って、なんとかLEONに追い付かれずに勝てたというところで。平良選手からもらったギャップがあったので、少しは楽に走れましたが、少しのミスも許されない展開で、非常に疲れました」

※ なお、会見前に行った抽選により、第2戦の公式予選Q1ではGT300クラスはグループB(このレースの決勝順位偶数のチーム)が先に走行することが決まった。

決勝フォトセッション:両クラスのウイナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山決勝 GT300クラスはタイヤ無交換が的中した2号車muta Racing GR86 GTの作戦勝ち

GT300クラスで優勝した堤優威/平良響組(2号車・muta Racing GR86 GT)

 4月14日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われた2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」のGT300クラス決勝は、予選2番手からタイヤ無交換作戦を敢行した2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)が待望の勝利を挙げた。

GT300クラスのスタートシーン

 第1戦決勝はポールシッターの篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)がスタートからトップを快走。予選2番手の平良響(muta Racing GR86 GT)が2位、井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が3位と序盤は予選順位のままでオープニングラップを完了する。その後方では和田久(アールキューズAMG GT3)に柴田優作選手(#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R)がアトウッドカーブで追突、22号車がコースを飛び出すアクシデントが発生し、セーフティーカー導入の一因となっている。

 8周目にセーフティーカーがピットインし、レースが再開されると、トップ3には変動はないものの、その後方では片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)を荒聖治(Studie BMW M4)が猛追する熾烈な4位争いが展開される。

 片岡は荒の猛攻を退けつつ、3位61号車との差を詰めていき、29周目にこれを捉えて3位に浮上する。

 33周目には2位の2号車がピットイン。タイヤ無交換で平良から堤優威に交代する。3位の4号車もこの周でピットイン、タイヤ交換を行って谷口信輝に交代した。

 一方、トップの65号車は50周目まで引っ張ってようやくピットイン。タイヤ4本を交換して蒲生尚弥が吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)の後ろ、3位でコースインした。52号車も25周目のピットインでタイヤ無交換作戦を敢行しており、順位を上げることに成功していた。

 これでトップに立ったのは堤優威(muta Racing GR86 GT)だ。

 後方では藤波清斗(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)と井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が8位争いをしていたが、59周目のダブルヘアピンで山内が藤波に追突してしまい、5号車はスピン。藤波がコース復帰に手間取ったこともあり、競技団からはFCYが宣言される。これにより5号車は22位まで後退することとなった。

 一方、3位に後退していた65蒲生は消耗したタイヤで周回を重ねる52号車を追い詰めていき、65周目のヘアピンでアウトから並びかけ、続くリボルバーでインを取って2位に浮上する。

 しかしトップの2号車との間には大きなギャップができており、蒲生は1周あたり1秒以上上回るペースで追い上げを図ったもののついに2号車のテールを捉えることはできなかった。

 この結果、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)はコンビ結成以来初の勝利をここで達成、2位には65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が続き、71周目のヘアピンで52号車を捉えた7号車Studie BMW M4(荒聖治/ニコラス・クルッテン)が3位に入った。

GT300クラス優勝はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

GT300クラス2位はLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)

GT300クラス3位はStudie BMW M4(荒聖治/ニコラス・クルッテン)

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山決勝 GT500は36号車au TOM'S GR Supraが優勝 トヨタGRスープラが1-2フィニッシュ!!

GT500クラスで優勝した坪井翔/山下健太組(au TOM\'S GR Supra)

 2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の決勝が4月14日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が他を寄せ付けない速さでスタートから逃げ切り、見事ポール・トゥ・フィニッシュを達成した。

(観客動員数:予選日8,500人/決勝日15,500人/大会総入場者数24,000人)

 第1戦決勝は午後1時30分より82周で行われた。スタート時点の気温は26℃、路面温度は39℃だ。

 なお前日の予選Q1でタイム抹消となり、Q2への出走を見合わせた8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8は規定によりピットスタートとなったため、岡山県警の先導によるパレードランを終えるとそのままピットイン、若干量の給油をおこなって最後尾で戦列に加わった。

GT500クラスのスタートシーン

 スタートでトップに立ったのはポールシッターの坪井翔(au TOM'S GR Supra)。予選2番手の関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が2位、3番手の牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が3位、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が4位とここまでは予選順位通りだ。

 しかしその後方では予選6番手のロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)が大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)に押し出される形で1コーナー立ち上がりで膨らみ、9位まで順位を落とす。

1周目のアクシデントでリタイアした太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)

 14号車の大嶋はベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)とのバトルの末、12号車に押し出される格好でリボルバーの立ち上がりでスピン、これを避けきれなかった太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が14号車に追突してしまい、コース外でストップしてしまった。

 またGT300クラスでも2台がアトウッドカーブで接触して1台がコースを飛び出すアクシデントが発生したため、早くも2周目からセーフティーカーが入った。

 14号車はリヤフェンダーとカウルにダメージを負っており、12号車も右フロントにダメージ。このためSC中に2台はピットに戻ってきたが、12号車がガムテープでの補修でコースに復帰したのに対し、14号車はガレージで大掛かりな修復作業をすることになり、コースに戻った時には39周遅れとなっていた。なおこの接触により12号車にはドライビングスルーペナルティが課せられることになった。

 7周終わりでSCはピットイン。8周目からレースは再開となる。すかさず逃げを打つ36号車の坪井の後方では39号車の関口、100号車の牧野、38号車の大湯が接近戦を展開。高星明誠(Niterra MOTUL Z)が5番手で続く。

 トップの坪井は12周を終えたところで3秒628のリード。その後ろで展開されている2位争いには3号車の高星も加わってきた。

 14周目のヘアピンで38号車の大湯がアウトから100号車の牧野に並びかける。押さえる牧野。すかさずリボルバーでインを狙って行く大湯。ここでも押さえる牧野。しかし18周目のアトウッドカーブで大湯は牧野にアウトから被せ、3位に浮上する。

 後方ではピットスタートを選択した野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)がSC導入にも助けられて着実に順位を上げていき、20周目の1コーナーで伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)のインに飛び込んで10位に浮上。21周目には名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)をも捉えて9位に浮上すると、後半を担当した松下信治も46周目に12号車を攻略して8位に浮上、見事ポイント圏内でフィニッシュしてみせた。

 一方、トップの36坪井は20周終わりで9秒667。規定周回の3/1を超える28周終わりには12秒071と着実にリードを広げていった。

 29周目には38号車と100号車が同時にピットに飛び込むが、ここで38号車は右フロントの交換に手間取ってしまい、100号車の先行を許してしまった。

 2位の39号車は31周終わりで23号車、64号車と共にピットイン。

 トップの36は32周終わりでピットイン。山下に交代する。これで暫定トップは笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)に。笹原はトップの山下と比較しても遜色のないペースで53周目まで引っ張り、ようやくジュリアーノ・アレジに交代。この作戦が功を奏して37号車は予選11番手から7位でフィニッシュすることに成功している。

 これでトップに返り咲いた36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は55周目に8秒213。70周目には7秒418、75周目には10秒421と着実にリードを広げていき、最後は2位以下に11秒011の大差をつけてチェッカーを受けた。これによりTGR TEAM au TOM'Sは昨年の第7戦オートポリスから負け無しの三連勝を達成。39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が100号車の追撃を退けて2位でフィニッシュしたことにより、トヨタGRスープラは開幕戦を1-2フィニッシュで飾ることとなった。

 また惜しくも3位に終わった100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)だが、シビックType Rのデビュー戦での表彰台獲得は必要最低限の結果だったとも言えるだろう。

 次戦の舞台はシリーズ最大の観客動員数を誇る富士スピードウェイ。5月4日に今季初の3時間レースが行われる。

F-15のウエルカムフライト

白バイ隊のパレード

GT500クラス優勝はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

GT500クラス決勝2位はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

GT500クラス決勝3位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山決勝結果

■GT500クラス

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2024/04/14) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
136坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS822:02'48.219--
239関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS822:02'59.23011.01111.011
3100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS822:03'00.48112.262 1.251
438石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS822:03'09.31921.100 8.838
523千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
BS822:03'12.76024.541 3.441
63高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NISMO NDDP
BS822:03'13.64325.424 0.883
737笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS822:03'13.99525.776 0.352
88野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS822:03'29.53441.31515.539
916大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS822:03'31.22643.007 1.692
1064伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL812:03'12.0751Lap 1Lap
11*12平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS812:03'16.1261Lap 4.051
1224松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH812:03'55.4241Lap 39.298
1319国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH792:03'58.0973Laps2Laps
---- 以上規定周回数(57 Laps)完走 ----
-*14大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS432:03'42.52639Laps36Laps
-17塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS0no time82Laps43Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 36 坪井翔(au TOM'S GR Supra) 1'20.674 (11/31) 165.243 km/h
  • CarNo. 12(ベルトラン・バゲット)は、SpR 13.1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 14(大嶋和也)は、SpR 13.1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2024/04/14) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
12堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS772:03'34.432--
265蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS772:03'39.327 4.895 4.895
37荒 聖治
ニコラス・クルッテン
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI772:03'55.06020.62815.733
452吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS772:03'59.33024.898 4.270
531小高 一斗
中村 仁
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS762:03'02.2841Lap 1Lap
696新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL762:03'04.3501Lap 2.066
787松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH762:03'07.5731Lap 3.223
888小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOC Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH762:03'22.2651Lap 14.692
94谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH762:03'22.6391Lap 0.374
106片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH762:03'23.4591Lap 0.820
1145ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI762:03'24.9391Lap 1.480
1260吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL762:03'25.4841Lap 0.545
1320平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI762:03'35.3201Lap 9.836
1425菅波 冬悟
松井 孝允
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH762:04'02.3231Lap 27.003
15*56佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH762:04'04.6051Lap 2.282
1618小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH752:01'54.6142Laps1Lap
1750イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH752:03'05.0862Laps1'10.472
1862平手 晃平
平木 湧也
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH752:03'05.3782Laps 0.292
19777藤井 誠暢
マルコ・ソーレンセン
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL752:03'48.5832Laps43.205
20360大滝 拓也
青木 孝行
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH752:03'52.4462Laps 3.863
21*9阪口 良平
冨林 勇佑
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH752:03'59.7392Laps 7.293
225藤波 清斗
塩津 佑介
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH732:02'48.3464Laps2Laps
2330永井 宏明
小林 利徠斗
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH722:02'55.0595Laps1Lap
24*48井田 太陽
柴田 優作
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH722:03'33.2555Laps38.196
2522和田 久
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH722:03'43.1595Laps 9.904
26*61井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL661:48'32.94111Laps6Laps
---- 以上規定周回数(53 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 61 山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT) 1'28.018 (4/36) 151.455 km/h
  • CarNo. 9(冨林勇佑)は、SpR附則3.16(SC中のピットイン)は、SpR附則3.16(SC中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 48(柴田優作)は、SpR附則3.16(SC中のピットイン)は、SpR附則3.16(SC中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 61(山内英輝)は、SpR 13.1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 48(井田太陽)は、SpR附則4.2.2(FCY中の減速違反)によりドライビングスルーペナルティーを科したが、SpR.13.10(ペナルティ未消化)により、決勝結果に40秒を加算した。
  • CarNo. 56(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、SpR.13.11(複数回の黒白旗)により、決勝結果に40秒を加算した。
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SUPER GT

第1戦岡山GTA/オートバックスセブン共同会見 小林喜夫巳会長「色んなところでモータースポーツファンをたくさん作っていきたい」

坂東GTA代表とオートバックスセブン会長の小林氏

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は4月14日、シリーズ第1戦が行われている岡山県美作市の岡山国際サーキットで、長年同シリーズのタイトルスポンサーを務めてきたオートバックスセブンとの共同会見を行った。

 2024年はスーパーGTの前身である全日本GT選手権(JGTC)が本格始動した1994年から数えて30年目の節目の年でもあり、オートバックスセブンにとっても大阪府大東市にオートバックス第1号店がオープンした1974年11月から数えて50周年の節目の年でもある。

 会見にはGTAの坂東正明代表と、オートバックスセブン取締役会長の小林喜夫巳氏が出席。

 小林会長は「昨シーズンはコロナ禍が明けたか明けてないかという中で始まり、本当に五感で感じられるレースが展開された。今シーズンもあの感じを忘れないように坂東代表と進めていきたい。スーパーGTは30年、我々も50年の節目の年を迎える。色んなところでモータースポーツファンをたくさん作っていきたいという思いで、さまざまなイベントをサーキットの近隣の店舗で行い、ファンに楽しんでいただきたい」と挨拶。

 坂東代表も「本当に長い間タイトルスポンサーとしてご協力いただいた。今後も引き続きやっていただく。モータースポーツの振興発展、認知度の向上をきちんとやっていく上でも、既存の600店舗という基盤の上に乗せていただいて、一緒に作り上げてくることができて本当によかった。それがあるから今があると思っている。継続して日本のモータースポーツ界を引っ張っていくリーダーとして、認知度の向上、価値観。そしてモータースポーツに関わる人々の手によって産業が成立し、経済効果を生み出す。それがモータースポーツの歴史、文化になっていくと思う。スーパーフォーミュラ、スーパー耐久といった国内レースを含めて、日本のモータースポーツのあり方というものを、F1やフォーミュラE、WRC、WECといった世界選手権から学びながら、方向性を固めて作り上げていきたい」とスーパーGTのみならず日本のモータースポーツ界全体を視野に入れた抱負を語った。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第1戦岡山ポールポジション会見 山下健太「(新予選方式は)今までより面白い感じもある」

GT500クラス 36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

山下健太(TGR TEAM au TOM'S)

予選記者会見:GT500クラスポールポジションの山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「ポールを取れたということで、最高のスタートを切れましたが、嬉しい反面、自分の結果は5番手という微妙な結果で、そこから大どんでん返しというぐらいの坪井選手のアタックが凄くて、坪井選手に感謝、チームに感謝という感じです。今後は足を引っ張らないようにしないと、という気持ちの方が強いです」

 「アタックは必ず1周で終わらせるというのと、インラップもなるべくタイヤを使わないで帰ってくる、というのを公式テストの段階から意識していましたが、アタック自体を控えめにするという意識はありませんでした」

 「自分が新品タイヤでアタックしたタイムを中古タイヤで肥えられてしまうのは非常複雑ですが、助けてもらえる部分もあるので、今までとは明らかに違いますね。やることは違いますが、今までよりも面白い感じはあります」

 「ロングランの調子はまずまずなので、決勝では自分が順位を落としたりしないように、しっかり開幕戦を優勝できるよう頑張ります」

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

予選記者会見:GT500クラスポールポジションの坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「朝から調子は割と良くて、特に僕が走った時のコンディションが良く、1分17秒台が出せるほどでした。予選でも割とその景色感に近い感じで走ることができました。1コーナーでは大失敗してしまったので、まだ伸び代があるなと思っていたので、帰ってきてポールだと聞かされた時にはびっくりしました。クルマのバランス的にもまだ詰め切れていない部分があり、乗り辛い中でQ1、Q2を走ることになりましたが、伸び代が感じられるという意味では凄くいい流れだし、テストからずっと好調できているので、この流れをしっかりキープして、明日につなげたいなと思います。岡山は時期的にもQ2の時間に気温や路面温度が下がるので、あまりタイムが落ちないんです」

 「そういえば僕がちゃんと走ってポールを取るのはこれが初めてなんです。嬉しいです。この予選方式だとQ2はそれなりにしか行けないので、Q1を走る方が負担は大きいんじゃないかと思いました」

 「いつも36号車は決勝が強いと思っていますが、今年パッケージが変わったので、やってみないとわからない部分はありますが、予選よりは決勝に自信を持っているつもりです。朝のフリー走行でも手応えは悪くなかったので、充分チャンスがあると思います。岡山は300kmとレース距離が短いので、予選順位が大事になることはわかっていました。一番前からスタートできることは有利ですし、あとは展開次第です。混乱に巻き込まれないように注意すれば勝機はあると思うので開幕戦を優勝したいです」

GT300クラス 65号車LEON PYRAMID AMG(K2 R&D LEON RACING)

篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

予選記者会見:GT300クラスポールポジションの篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

 「ものすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。Q1ではちょっとだけ悔いの残る部分がありましたが、Q2での蒲生選手のものすごいアタックで全てをひっくり返していただいたので、本当に感謝しかないです。合算の予選ということで今までのようQ1に通ればいいということでは無くなったので、結構緊張する予選でした。こういう結果で終われて本当にホッとしています」

 「公式テストの段階から、周回数を少なくしないといけない、という課題を持ってやってきたので、今回もその課題を感じながら走りました」

 「この予選方式のおかげで自分もポールを取ったと言えるのは嬉しいです」

 「予選Q1、Q2で使ったタイヤでまた明日スタートしますが、気温が上がる中でどこまで持つかわかりませんが、できるだけ持たせて勝ち切るレースがしたいなと思っています」

蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

予選記者会見:GT300クラスポールポジションの蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

 「シーズンの開幕戦で最高のスタートを切れたので、大変嬉しく思っています。Q1を走った篠原選手からのフィードバックと、チームのクルマのアジャストがうまく行ってQ2もうまく走ることができてよかったです」

 「ここまで来たら第1スティントのタイムを見て判断すると思いますが、明日も同じようなコンディションだろうと思うので、このままの調子で行けたら最高だなと思います」

予選フォトセッション:両クラスのポールシッター

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山公式予選 GT300クラスは65号車LEON PYRAMID AMGがポール獲得。 グループ2上位3台が下剋上を達成

GT300クラスポールポジションはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)

 岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われている、2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」GT300クラスの公式予選は、予選Q2で蒲生尚弥がトップタイムを叩き出し、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がポールポジションを獲得した。

予選Q1 復活の25号車HOPPY Schatz GR Supra GTがグループ1進出!

 グループAは午後2時に走行開始。 天候は晴れ。気温は23℃、路面温度29℃とTシャツで過ごせる暖かさだ。

 まずは吉田広樹(#52 Green Brave GR Supra GT)がウォームアップ2周で1分26秒933でトップに立つ。

 ケイ・コッツォリーノ(PONOS FERRARI 296)は1分28秒237で2番手、山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)は1分30秒135で3番手だ。

 山内は4周目に1分25秒862までタイムを縮めてトップに浮上。2番手はコッツォリーノで1分26秒258、吉田が3番手、平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)が4番手。このトップ4は5周終わりで早々とピットイン。

 小林利徠斗(apr GR86 GT )もピットに戻ってくるが、こちらは2周をしたのみで最下位の13位に終わった。

 その後、小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)が1分27秒051で4番手に浮上、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)が5番手で続くが、終了間際に小暮卓史(JLOC Lamborghini GT3)が1分26秒849で4番手に割って入った。

 この結果、61号車、45号車、52号車、88号車、18号車、56号車と20号車、そして25号車HOPPY Schatz GR Supra GT(菅波冬悟)がグループ1でQ2を走ることとなった。

 グループBは2時18分に走行開始。4周目に1分26秒118を記録した平良響(muta Racing GR86 GT)がトップに立ち、篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)が1分26秒182で2番手につける。ニコラス・クルッテン(Studie BMW M4)が3番手だ。

 平良は次の周で1分25秒985までタイムを縮めるとそのままピットへ。上位陣はいずれもチェッカーを待たずにピットへ。Q2に向けてタイヤを温存したいということか。

 結局、Bグループは2号車がトップ、65号車が2番手、7号車が3番手で終了。以下96号車K-tunes RC F GT3(新田守男)、87号車METALIVE S Lamborghini GT3(坂口夏月)、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ロベルト・メリ・ムンタン)、4号車グッドスマイル初音ミクAMG(片岡龍也)そして5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(藤波清斗)までがグループ1に進出した。

予選Q2 蒲生尚弥が地元岡山でPPを獲得!!

 予選Q2は2時54分にグループ2の走行で始まった。

 まずは河野駿佑(Syntium LMcorsa GR Supra GT)が3周目に1分27秒141(2分53秒678)でトップに立つが、これを冨林勇佑(PACIFICぶいすぽっNAC AMG)が4周目に1分26秒664(2分53秒439)で上回る。3番手は小高一斗(apr LC500h GT)で1分26秒900(2分53秒703)だ。

 9号車、60号車はここでピットイン。31号車はアタックを継続、5周目に1分26秒807(2分53秒610)でグループ2番手を確保した。

 グループ1の走行は3時10分に走行開始。グループAトップの井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分26秒651(2分52秒513)を叩き出すと、蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)がこれを上回る1分26秒016(2分52秒198)を叩き出してトップに。蒲生はそのまま終了まで3分を残してピットに戻ってきた。

 続いて堤優威(muta Racing GR86 GT)が1分26秒360(2分52秒345)を叩き出して61号車を上回る。堤はなおもアタックを続行するが、タイムは1分26秒280(2分52秒265)と65号車には一歩及ばず、2番手に終わった。3番手は61号車だ。

 その結果、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がポールポジションを獲得、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)が2番手、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が3番手となった。

 また、グループ2トップの9号車PACIFICぶいすぽっNAC AMG(阪口良平/冨林勇佑)は全体でも8番手のタイムを記録したことになり、順位入れ替えにより13番グリッドから明日の決勝に臨む。31号車apr LC500h GT(小高一斗/中村仁)も14番手、60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)は15番手スタートとなった。

GT300クラス予選2位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

GT300クラス予選3位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山公式予選 GT500クラスは36号車au TOM'S GR SupraがPPを獲得

GT500クラスポールポジションはau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

 2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300km」の公式予選が4月13日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、公式練習トップの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が新方式で初めての予選を制し、ポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

ニスモ新加入の千代勝正がトップタイム

 GT500クラスの予選Q1は午後2時34分に走行開始。既報の通り今シーズンから予選2セッションと決勝スタートを1セットのタイヤで戦うことになり、それに伴って公式予選はQ1とQ2に全車が参加し、タイム合算でスターティンググリッドを決めることとなった。このため全てのドライバーがタイヤの消耗を最小限に抑えながら順位を争うという難しいミッションに取り組む必要に迫られた。

 コースオープンとともに走行を開始するチーム、やや遅れてピットを離れるチームと判断が分かれるなか、高星明誠(Niterra MOTUL Z)、福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)、千代勝正(MOTUL AUTECH Z)らはやや遅れてコースへ。松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も残り5分でようやくピットを離れていった。

 まずは山下健太(au TOM'S GR Supra)がアウトラップに続いてウォームアップラップを2周行い、1分17秒813でトップに立つ。牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)も1分17秒841で2番手。平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)が1分18秒033で続く。

 しかしその直後、新たにトヨタ陣営に加わった大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が1分17秒649を叩き出し、山下のタイムを上回る。

 続いて千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が1分17秒489と大湯のタイムをも上回ってトップに躍り出た。

 松下もセクター1で全体ベストを叩き出す攻めの走りを見せるが、最終コーナー手前で痛恨のオーバーラン。10番手相当のタイムを記録するも、タイム抹消となり、惜しくも最下位の15番手に終わった。

 この結果23号車がトップタイム。38号車が2番手となり、3番手には福住仁嶺のドライブした14号車ENEOS X PRIME GR Supraが続き、36号車は39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)に次ぐ5番手に終わった。

終盤の大逆転劇!! 36号車au TOM'S GR SupraがPP獲得

 予選Q2は3時24分に走行開始。Q1ではタイム抹消で15番手に終わった8号車を除く14台がコースイン、タイムアタックに取り掛かる。結局8号車最後までピットに留まったため、明日の決勝をピットからスタートすることになった。

 コース上ではまずは三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が1分18秒301(2分36秒434)でトップに。これを石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)が1分18.504(2分36秒151)で上回る。

 続いて山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分18秒042(2分35秒883)、関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分17秒995(2分35秒787)と次々にタイムが更新されていく。

 そしてチェッカーフラッグ直前、坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分17秒748とQ1の山下をも上回るタイムを叩き出し、合算2分35秒561でトップに躍り出た。

 これにより36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)がポールポジションを獲得、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が予選2番手、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が3番手という結果に。

 Q1でトップタイムを記録した23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)は日産勢最上位ではあるものの、Q2のベストタイムが1分18秒757(2分36秒246)に留まり、6番手に終わっている。

 第1戦決勝は明日の午後1時30分より82周(300km)で行われる。初戦を制するのは果たしてどのチームになるのだろうか。

GT500クラス予選2位はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

GT500クラス予選3位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山公式練習 GT300トップは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT

公式練習:GT300クラストップタイムはSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 岡山国際サーキットで行われている2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式練習、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が混走序盤に最速タイムを記録。午後の公式予選に向けて幸先のいい滑り出しとなった。

 公式練習は始まっていきなり87号車METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)がバックストレートのコース脇でストップ。早くも赤旗中断となる。ドライバーは松浦孝亮だった。直ちにFROに牽引されてピットに戻ってきた87号車はエンジンが降ろされ、大掛かりな修復作業に入っており、公式予選への影響が懸念される。

 車両回収ののち、走行は午前9時37分に再開されたが、今度はピット出口で45号車PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥー)がストップ。FROが回収に向かうが、セッションはそのまま続行された。開幕戦ということもあり、各車さまざまなトラブルを抱えての走行となっている模様。

 なお、今シーズンよりJAF-GT仕様のフェアレディZを新たに製作して参戦することが発表されている11号車GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)は、車両の準備が間に合わず、開幕戦を欠場する旨がチームより発表された。

 そうしたなか、序盤トップに立ったのは6周目に1分26秒119を記録した61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)。96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が2番手につけ、88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が3番手だ。

 その後は各車ロングランに入ったか、大きな順位の変更はなく混走が終了、10分間の専有走行に移行した。

 だが、ここでも上位陣に大きなタイムアップは見られず、GT300クラスの公式練習は61号車、96号車、88号車の順位のままで終了した。

 昨年の第4戦での炎上事故から欠場の続いていた25号車HOPPY Schatz GR Supra GT(菅波冬悟/松井孝允)はクラウドファンディングによる資金調達の成果もあって見事な復活を遂げ、このセッションではトップから2秒436落ちの1分28秒555を記録。21位からの再出発となった。

 公式予選はこのあと午後2時より、A組のQ1がスタートする。新方式の導入がどうグリッドに影響するのか、要注目だ。

公式練習:GT300クラス2位はK-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

公式練習:GT300クラス3位はJLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第1戦岡山公式練習 GT500クラスは36号車au TOM'S GR Supraがダントツのトップ!

公式練習:GT500クラストップタイムはau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

 2024オートバックス スーパーGTがついに開幕。第1戦の公式練習が4月13日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、他を寄せ付けない速さを見せた36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時30分より混走85分間、専有走行10分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 開始早々にGT300車両がトラブルによりバックストレート脇でストップしたため、早くも赤旗中断となったが、停止車両は直ちにFROによって回収され、走行は午前9時37分に再開された。

 開始から15分が経過したところで坪井翔が自身の4周目に1分18秒082を記録。36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)がトップに立つ。坪井は6周目に1分17秒923までタイムを縮めてきた。

 2番手には39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)が3番手で続く。

 日産勢では千代勝正が1分18秒944を記録した23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が最上位の6番手につける。

 開始から間も無く30分が終了しようかというところでベルトラン・バゲットが1分18秒701を記録し、12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が2番手に上がってきた。

 セッション中盤に入ると牧野任祐が1分18秒607を記録して100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が2番手に浮上するが、すぐに松下信治が1分18秒458を記録して8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)がこれを上回る。

 この結果、36号車がトップ、8号車が2番手、100号車が3番手で混走は終了した。

 午前11時05分からの10分間の専有走行では大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が自己ベストを更新。38号車は1分19秒414で混走の14番手から13番手に浮上。続いて高星明誠(Niterra MOTUL Z)も1分19秒044で3号車を12番手から10番手に押し上げる。

 一方、トップの山下健太(au TOM'S GR Supra)は1分19秒151とタイム更新ならず。牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)は1分18秒581までタイムを縮めるも、順位は3番手のまま。そして野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)はセクター1で自己ベストを更新するが、ダブルヘアピンの一つ目で痛恨のスピン。ここでアタックを断念することに。

 この結果、公式練習は36号車au TOM'S GR Supraがトップ、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8が2番手、そして100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTが3番手という結果となった。

 Q1とQ2の合算という新方式に生まれ変わった注目の公式予選は、このあと午後2時34分にスタートする。

公式練習:GT500クラス2位はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)

公式練習:GT500クラス3位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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第1戦岡山公式練習結果

■GT500クラス

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2024/04/13) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
136坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'17.923--171.077
28野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'18.458 0.535 0.535169.910
3100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'18.581 0.658 0.123169.644
412平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'18.701 0.778 0.120169.385
539関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'18.713 0.790 0.012169.360
617塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'18.783 0.860 0.070169.209
714大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'18.814 0.891 0.031169.143
823千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
BS1'18.944 1.021 0.130168.864
916大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS1'19.040 1.117 0.096168.659
103高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NISMO NDDP
BS1'19.044 1.121 0.004168.650
1137笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'19.052 1.129 0.008168.633
1238石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'19.225 1.302 0.173168.265
1324松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'19.250 1.327 0.025168.212
1464伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'19.950 2.027 0.700166.739
1519国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'21.547 3.624 1.597163.474

■GT300クラス

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2024/04/13) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 1 GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'26.119--154.795
296新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'26.286 0.167 0.167154.496
388小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOC Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'26.356 0.237 0.070154.370
42堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'26.371 0.252 0.015154.343
552吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'26.579 0.460 0.208153.973
631小高 一斗
中村 仁
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'26.720 0.601 0.141153.722
720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'26.819 0.700 0.099153.547
86片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH1'26.965 0.846 0.146153.289
918小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'27.087 0.968 0.122153.075
1065蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'27.105 0.986 0.018153.043
1156佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'27.211 1.092 0.106152.857
129阪口 良平
冨林 勇佑
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'27.264 1.145 0.053152.764
13777藤井 誠暢
マルコ・ソーレンセン
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'27.267 1.148 0.003152.759
1460吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'27.298 1.179 0.031152.705
157荒 聖治
ニコラス・クルッテン
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1'27.372 1.253 0.074152.575
164谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'27.399 1.280 0.027152.528
1745ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI1'27.454 1.335 0.055152.432
1850イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'27.755 1.636 0.301151.909
195藤波 清斗
塩津 佑介
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'27.916 1.797 0.161151.631
2062平手 晃平
平木 湧也
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'27.961 1.842 0.045151.554
2125菅波 冬悟
松井 孝允
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'28.555 2.436 0.594150.537
22360大滝 拓也
青木 孝行
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'28.696 2.577 0.141150.298
2348井田 太陽
柴田 優作
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'28.811 2.692 0.115150.103
2430永井 宏明
小林 利徠斗
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'28.904 2.785 0.093149.946
2522和田 久
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'28.992 2.873 0.088149.798
-87松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YHno time---
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SUPER FORMULA LIGHTS

開幕大会は車両パーツの問題発生により延期が決定

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)を運営する、一般社団法人SFLアソシエーション(SFLA)は、4月27〜28日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催を予定していた開幕大会(第1、2、3戦)を延期すると発表した。

 今シーズンから、トムス製エンジンのワンメイクとなり、それに伴いアップデートされた車両(ダラーラ324)を用いるSFLは、すでに合同テストも2回行われ、開幕に向け参加チームは準備を進めていた。

 SFLAのリリースによると、アップデートパーツとしてダラーラ社から供給されたとパーツ(ベルハウジング)が、製造工程上の問題によりクラックが発生していることが先週になって確認されたとのこと。

 これにより、安全に配慮し た結果、延期という判断になったという。SFLAとしては代替開催に向け日程を調整中とのことだ。

 スーパーフォーミュラへの登竜門として、今シーズンもトヨタ、ホンダ両メーカーの育成ドライバーが鎬を削るSFLは、参加台数こそ少ないものの、注目の若手が参戦するシリーズ。レースウィークには多くの走行時間が設けられることから、育成カテゴリーとして果たす役割も大きい。

 不測の事態で開幕大会が延期されることになってしまったが、当初の予定どおり6大会18レースが開催されることを期待したい。

Text: Shigeru KITAMICHI

VITA岡山

2時間耐久レース岡山ドライバーコメント 総合優勝・大原学/甲野将哉組「ぼくたち真面目に生きているので」

■v.Granz

優勝 大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)
甲野「予選は、雨が降ってきたのでドライバーをピットに入れたらそれが違反だったようです。最後尾スタートから15周でトップですが、VITAの方たちが紳士的で抜かせてくれたので走りやすかったです。前のマージンをつぶそうと思ったときにセーフティーカーが入ったのもよかったです。ぼくたち真面目に生きているのでいいことがあるんですよ」
2位 K.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)
TOMISAN「必死に走っていました。無事に最後までつないでいただいてなんとか完走できたので、楽しかったです。雨は途中から上がりましたが、ブレーキは難しかったですね。優勝できませんでしたが、健闘したと思います」
3位 長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)
大野「スピンも無く、コースアウトも無く、ペナルティーも無く、ピット作業違反も無く、安全運転でした。運転免許はブルーですが今日はゴールド免許でした。計算違いは総合3位の予定がクラス3位だったことです。まーいいかなと。耐久レースは完走してなんぼなのでよかったです」

VITAクラス

優勝 清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)
伊東「最後尾まで落ちましたが、ピットに入るタイミングとセーフティーカーがばっちりでした。これで清水さんのランキングも首位に近いところまできたので、チャンピンをめざして頑張っていただきたいです。これからもそのフォローを精いっぱいしていきます」
2位 中川徹/太田達也組(106号車・Giddy Up VITA)
太田「ぼくたちはピットの戦略に恵まれませんでした。トップの方たちがいいところで入ったので厳しいと思いました。2人ともノーミスで頑張っていいペースで走れて、慎重に走り、接触もしなかったのでよかったです」
3位 猪股京介/武地孝幸組(39号車・odula TONE TMR VITA)
猪股「初めて雨の岡山を走って苦しかったですが、チームが完璧な作戦を立ててくれて、それをなぞっていったら3位になれました。スティントは最初僕が10分くらいで入って、そこから1時間弱ずつでした。最初のスティントを極端に短くする作戦で、セーフティーカーも入り、まさに作戦勝ちでした」
4位 MAKOTO/妹尾智充組(88号車・まこと君VITA)
妹尾「スタートして2コーナーでぶつけられて、スピンして内側に飛んでいきました。そこから必死に追い上げて、セーフティーカーが出る前にクラス2位でオーナー(MAKOTO)さんに渡しました。2台に抜かれて4位でしたが、見せ場を作れたので、内容的には悪くないし、オーナーさんをミニマムでなくて3~40分乗せることにしているので、妥当な順位なのかと思います」
5位 下垣和也/前嶋秀司組(14号車・SOUEISHA-VITA)
前嶋「サポートとしてきていますが、レースは楽しく走りたいので、最後けっこう盛り上がって残り1周くらいで5位に上がれたので面白かったです。最後は、前が見えて、にんじんがポロンとぶらさがった感じでした」 下垣「届かないと思っていましたが最後5周で一気に追いついて、見ていて最後の3周が一番面白かったです。助っ人が大活躍でした」
6位 蘭牟田政治/HIROBON組(4号車・JOKER☆ダイワN通商NUTEC制動屋)
HIROBON「ドライを想定していたので、雨のセットがうまく見つからず、序盤は苦戦しました。最後は雨量が減ってきてペースがよくなりました。でも、もうちょっと行きたかったですね」
Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

2時間耐久レース岡山 最後尾から28台抜きのv.Granz・大原学/甲野将哉組が総合優勝

総合&v.Granzクラスで優勝した大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)

 「チャレンジカップ2時間耐久レース」は24日、岡山サーキットで行われているチャレンジカップレース第2戦で2時間の決勝を行い、最後尾からスタートしたv.Granzの大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)が、53周を回って総合優勝を飾った。

 決勝は午後2時にセーフティーカー(SC)先導で、フォーメーションラップが始まった。雨は降ったりやんだりで、コースはウェット。ウェット宣言が出された。

 レース時間は2時間で、3分間のピットストップを2回行う義務がある。その際、ドライバー交代義務は無く、燃料給油も任意だ。VITA、N1-86、N1ロードスターに2時間耐久特別規則で規定されたポイント(通常の3分の2程度)が与えられるが、対象ドライバーは20分以上ドライブしなければならない。

 SCは1周を回ってピットロードに入り、いよいよ2時間レースの幕が開いた。

■v.Granzクラス

 3台が参加したv.Granzは、序盤から総合2位につけたK.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)がクラストップでレースをリード。しかし、後方から驚異的なペースで追い上げて来たのが、予選不通過で最後尾スタートとなった102号車アイフォア神戸vGranz(大原学/甲野将哉)だった。

 最後尾、29番グリッドからスタートした102号車は、2周目には早くも総合で11位、3周目には8位に上がると前を走るクラス3位の長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)を捉えて総合3位に浮上。

 11周目には総合2位でクラストップの11号車も捉えて、ついにv.Granzのトップに立った。さらに15周目には総合トップの車両までも捉え、わずか15周で28台抜きを達成した。

 102号車はこのまま一度もクラストップを明け渡すことなく2時間・53周を走ってぶっちぎりの優勝。2位には11号車が、3位には81号車が入った。

■VITAクラス

 22台が参加し最大勢力となったVITAクラスは、ポールシッター・清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)の清水が1コーナーでコースアウトして最後尾に落ちるという波乱で始まった。

 その後方でも、予選6位・MAKOTO/妹尾智充組(88号車・まこと君VITA)の妹尾と予選9位・SOUEISHA-VITA(14号車・下垣和也/前嶋秀司)の前嶋が接触。妹尾はスピンを喫し大きく順位を落とした。

 1周目、VITAのトップに立ったのは松本匡史/徳升広平組(999号車・m・dent with萬雲塾VITA)の徳升で、2位に中西亮平/有岡綾平組(66号車・BASIS RACING☆NAMS)の有岡、3位に中川徹/太田達也組(106号車・Giddy Up VITA)の太田、4位に中島僚斗/大崎達也組(219号車・&Gコーポレーション大崎塾VITA)の中島、5位に14号車・前嶋、6位に橋村剛/TAKE chan組(78号車・恵比寿アキランドVita制動屋)の橋村が続く。

 7周目、5位と一つ順位を落としていた219号車・中島がヘアピンでスピンしてストップ。ここで1回目のSCが導入された。

 この時点での順位はトップ999号車・徳升、2位106号車・太田、3位66号車・有岡、4位14号車・前嶋、5位竹中優/貫戸幸星組(86号車・HOJUST RACING VITA2号)の貫戸、6位にはスピンから追い上げて来た88号車・妹尾が上がってきた。

 レースは11周目から再開されるが、12周目には20位を走っていた戸田淳也/松本恭典組(36号車・真栄金属Vita)が1コーナーでコースアウト、早くも2回目のSCが導入された。

 15周目にはトップを走る999号車・徳升が1回目のピットストップを行いドライバーを松本に交代。これでトップには106号車・太田が上がり、2位に66号車・有岡が、3位には怒濤の追い上げを見せてきた88号車・妹尾が、4位には蘭牟田政治/HIROBON組(4号車・JOKER☆ダイワN通商NUTEC制動屋)のHIROBONが、5位には14号車・前嶋が、6位には木村一廊/川福健太組(61号車・KOO′ON with ABBEY)の川福が続く。

 19周目、トップを走っていた106号車・太田が1回目のピットストップ。ドライバーを中川に交代すると、トップには66号車・有岡が浮上、2位には88号車・妹尾が、3位には4号車・HIROBONが、4位には14号車・前嶋が、5位には78号車・橋村が、6位には谷川達也/吉村雅一組(105号車・ヨシムラオートVita)の谷川が上がってきた。

 21周目には14号車・前嶋が、22周目には88号車・妹尾が、23周目には78号車・橋村が、24周目には4号車・HIROBONがピットイン。14号車・は下垣に、88号車・妹尾は連続ドライブ、78号車・はTAKE Chanに4号車は藺牟田にドライバーを交代した。

 26周目にはヘアピンでコースアウトした車両があり、この日3度目のセーフティーカーが導入された。

 セーフティーカーが退くと、トップは66号車の有岡が、2位MC平田/青合正博組(16号車・Racing TEAM HERO'S)の平田、3位CHAY/妹尾俊郎組(525号車・KRS VITA)とまだピットインしていない3台が占める。そして4位には序盤のスピンで最後尾に落ち75号車・清水から交代した伊東が怒濤の追い上げで浮上してきた。

 28周目に66号車・有岡と16号車・平田が、31周目に525号車・妹尾がピットインすると、トップに浮上した75号車・伊東は32周目に2度目のピットイン。伊東は連続スティントでコースに復帰した。

 これでトップに立ったのは88号車・妹尾、2位に14号車・下垣、3位に66号車・有岡、4位に4号車・藺牟田、5位に78号車・TAKE Chan、6位に16号車・青合となる。

 39周目に88号車・妹尾と16号車・青合が、41周目に14号車・下垣が、42周目に66号車・有岡がピットインした。

 これでトップに立ったのは75号車・清水、2位には106号車・太田が浮上してきたが、その差は35秒と大量のリードとなった。3位には88号車・MAKOTOが続く。

 4位には猪股京介/武地孝幸組(39号車・odula TONE TMR VITA)の猪俣がつけた。39号車は序盤の5周目にピットインし猪股から武地に交代、29周目に再び猪股が乗り込むという変則のピット戦略が功を奏したようだ。

 5位には66号車・中西が、6位には14号車・前嶋が続く。

 43周目、レースは終盤に差し掛かってきた。大量リードのトップ75号車・清水、3位を20秒以上離す2位106号車・太田は安泰だが、3位の88号車・MAKOTOはペースが上がらず苦しい。6秒後方には4位の39号車・猪股が虎視眈々と3位浮上をうかがう。5位には66号車・中西が、6位には14号車・前嶋が続き、その背後には7位4号車・HIROBONが迫る。

 46周目、3位を走る88号車・MAKOTOはついに39号車・猪股に捉えられ4位に順位落とす。

 レースは終了。75号車・清水はVITAでただ一人53周を走ってぶっちぎりの優勝。2位には106号車・太田が、3位には39号車・猪股が、4位には88号車・MAKOTOが入った。66号車・中西はチェッカー直前にコースアウトしてチェッカーを受けられず。代わって5位には14号車・前嶋が、6位には4号車・HIROBONが入った。

 7位は999号車・徳升、8位は78号車・橋村、9位は66号車・平田、10位は61号車・川福の順でチェッカーを受けた。

 シリーズポイントランキングは、開幕戦優勝の武地が3位に入り6ポイントを追加して21、優勝した清水が10ポイント追加で22としたため清水がシリーズリーダーに立ち、武地は2位に落ちた。15ポイントのMAKOTOが3位で続いている。

■N1-86クラス

 N1-86は2台が参加。総合のポールポジションを獲得した中村賢明/松下仁組(28号車・HTP. JSMILE 86)が、序盤から総合トップを快走。最終的には52周を走って総合6位、クラス優勝を果たした。クラス2位には総合9位、50周で永井良周/長尾秀義組(19号車・GR Garage倉敷with NAGOYA)が入った。

■N1ロードスタークラス

 N1ロードスターは2台が参加。50周を一人で走りきった下坂和也(35号車・FIRST RACINGロードスター)が総合20位でクラス優勝。2位には48周を回り総合25位の大井正伸/雨宮恵司組(43号車・OTPアクレTSモリモトAZUR)が入った。

2時間レースの幕が切って落とされた

レースは雨の中、3度セーフティーカーが出る荒れた展開となった

総合&v.Granzクラス優勝の大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)

VITAクラスで優勝した清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)

N1-86クラスで優勝した中村賢明/松下仁組(28号車・HTP. JSMILE 86)

N1ロードスタークラスで優勝した下坂和也(FIRST RACINGロードスター)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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VITA岡山

2時間耐久レース岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/03/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
チャレンジカップ2時間耐久レース Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
1102v.Granz1大原 学
甲野 将哉
アイフォア神戸vGranz
532:00'24.438--
211v.Granz2K.K
飯田 裕樹
TOMISAN
HOJUST RACING ABBEY
532:01'25.5351'01.0971'01.097
375VITA1清水 康友
伊東 黎明
ENDLESS☆カーブテイックTrace
532:01'54.3851'29.94728.850
481v.Granz3長谷川 睦
寺島 大
大野 宗
CLEANLIFE ITAL ABBEY
522:00'34.7511Lap 1Lap
5106VITA2中川 徹
太田 達也
Giddy Up VITA
522:00'41.8461Lap 7.095
628N1-861中村 賢明
松下 仁
HTP. JSMILE 86
522:01'17.2111Lap 35.365
739VITA3猪股 京介
武地 孝幸
odula TONE TMR VITA
522:01'31.7991Lap 14.588
888VITA4MAKOTO
妹尾 智充
まこと君VITA
522:01'42.5101Lap 10.711
914VITA5下垣 和也
前嶋 秀司
SOUEISHA-VITA
522:01'54.1301Lap 11.620
104VITA6蘭牟田 政治
HIROBON
JOKER☆ダイワN通商NUTEC制動屋
522:01'54.4031Lap 0.273
11999VITA7松本 匡史
徳升 広平
m・dent with萬雲塾VITA
522:02'21.1971Lap 26.794
1278VITA8橋村 剛
TAKE chan
恵比寿アキランドVita制動屋
512:01'06.6902Laps1Lap
13*16VITA9MC 平田
青合 正博
Racing TEAM HERO'S
512:01'16.4982Laps 9.808
1461VITA10木村 一廊
川福 健太
KOO′ON with ABBEY
512:01'21.8212Laps 5.323
15333VITA11上田 裕司
西沢 耕治
野郎レーシング☆萬雲塾VITA
512:01'55.9862Laps34.165
16*223VITA12横山 慎太郎
友浦 淳成
TOMOURA BASE☆テックVITA
502:00'27.5003Laps1Lap
17105VITA13谷川 達也
吉村 雅一
ヨシムラオートVita
502:00'52.6253Laps25.125
1886VITA14竹中 優
貫戸 幸星
HOJUST RACING VITA2号
502:01'09.1223Laps16.497
1919N1-862永井 良周
長尾 秀義
GR Garage倉敷with NAGOYA
502:01'39.9323Laps30.810
2035N1-R1下坂 和也FIRST RACINGロードスター
502:02'21.5803Laps41.648
21525VITA15CHAY
妹尾 俊郎
KRS VITA
492:00'43.9624Laps1Lap
22*80VITA16森村 彰博
金城 貴洋
恵比寿B※RIGHT-VITA
492:00'56.7414Laps12.779
23111VITA17高橋 裕史
柿沼 一峰
リーガルトップ☆GプラチナVITA
492:01'45.5904Laps48.849
24*12VITA18近藤 説秀
田中 徳二郎
恵光院TSA-VITA
492:02'24.1524Laps38.562
2543N1-R2大井 正伸
雨宮 恵司
OTPアクレTSモリモトAZUR
482:01'23.1175Laps1Lap
2636VITA19戸田 淳也
松本 恭典
真栄金属Vita
482:02'30.5765Laps1'07.459
---- 以上規定周回数完走 ----
-66VITA-中西 亮平
有岡 綾平
BASIS RACING☆NAMS
501:57'47.4563Laps-2Laps
-*57VITA-武連 良治
中野 匠
TBR RAYBROS VITA
251:09'44.61328Laps25Laps
-*219VITA-中島 僚斗
大崎 達也
&Gコーポレーション大崎塾VITA
-失格--
  • CarNo. 223は、チャレンジカップ2時間耐久レース特別規則第13条3.10(コントロールライン手前での追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 80は、チャレンジカップ2時間耐久レース特別規則第18条3.2(燃料給油作業)違反により、競技結果に対して15秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 12は、チャレンジカップ2時間耐久レース特別規則第18条3.2(燃料給油作業)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 57は、岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則付則1.6(SC運用規定)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 219は、チャレンジカップ2時間耐久レース特別規則第17条1.1(ピット滞在時間不足)により、ペナルティーストップ1秒を科した。
  • CarNo. 219は、岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則45条6(ペナルティー無視)により、失格とする。
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VITA岡山

2時間耐久岡山公式予選ドライバーコメント v.Granz2位・長谷川睦/寺島大/大野宗組「目的の湯郷宴会は達成」

■v.Granz

ポールポジション K.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)
TOMISAN「時間ギリギリで乗りました。後ろにつながないといけないし、1周回っただけでアタックもできない状況でした。決勝は行けると思います。優勝めざして頑張ります」
2位 長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)
大野「1周回って帰ってきました。決勝ですが、ぼくらはABBEYの2群チームなので、周りの人が沈んでいくのを待って完走を目指します。スリックとレインなので、どこかでスリックに履き替えることになれば難しくなると思います。速いマシンなので不確定要素は少ない方がいいです。昨日は湯郷温泉に泊りました。目的の一つの宴会は達成しました(笑)」

■VITA

ポールポジション 清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)
伊東「昨日の雨の練習も調子がよかったので、今日もポールが取れると思い、ちゃんと取れたので、よかったです。決勝はこんな感じの微妙な天気だと思うので、オーナーの清水さんとしっかり走りきれば結果はついてくると思います。そろそろ優勝したいですね」
2位 松本匡史/徳升広平組(999号車・m・dent with萬雲塾VITA)
徳升「めちゃ悔しいです。しょうがないです。乗ってる感じではポールだと思っていました。自分の走ってる感覚とタイムにずれがありました。決勝は2時間あるので、せっかくチームに呼んでもらえたので、コツコツ走って最後は笑顔で終れたらいいと思います」
3位 中川徹/太田達也組(106号車・Giddy Up VITA)
太田「急きょ出場であんまり経験がないんですが、中川さんにいろいろ教えてもらいながら楽しんでいます。後半に行ったんですが、赤旗でクリアも取れず難しかったです。なんとか出せたタイムでした。ひとまず3番手になれてよかったです。決勝もこんなコンディションだと思うし、2人とも速く走れるので、優勝目指してがんばります」
4位 中西亮平/有岡綾平組(66号車・BASIS RACING☆NAMS)
有岡「最初に中西さんが走って、次にぼくが走ったんですが、出たら赤旗でアタックができずに終わってしまいました。決勝は2時間もあるのでその間に取り返したいと思います。目標は優勝ですが鈴鹿で速かったり、GTに乗ってた人もいるので、そこと勝負して何か得られればいいかなと思います」
5位 中島僚斗/大崎達也組(219号車・&Gコーポレーション大崎塾VITA)
中島「予選は大崎さんメインでしたが、タイムはぼくが出しました。とりあえずタイヤを暖めて基準タイムをクリアしようと思っていました。でも大崎さんに渡したときが赤旗続きでアタックできませんでした。タイムは狙ってなかったんですが、よかったです。金曜日からメカニックの人たちがクルマを作ってくれたので乗りやすかったです。決勝はサポートをしていただいている人たちの恩返しで、トップを目指して走りきります。」
6位 MAKOTO/妹尾智充組(88号車・まこと君VITA)
妹尾「普通にちゃんとまとめられたらポールはいけたと思うんですが、赤旗が出たタイミングで決められなくて、ペナルティーが出れば2グリッドくらい降格になるので、決勝は自分のお尻は自分で拭いて、追い上げようと思います。相方のMAKOTO選手も練習を頑張っててドライではすごく速いので、MAKOTO選手と一緒に頑張りたいと思います」
7位 竹中優/貫戸幸星組(86号車・HOJUST RACING VITA2号)
貫戸「VITAは初めてです。タイヤが暖まるのにすごく時間がかって、走り続けた人が上にきてるので、代わらなければよかったと思います。代わってすぐに赤旗だったので、タイヤの一番おいしいところを逃しました。決勝は順位を考えずに、危ないレースを無事生き残りたいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

2時間耐久岡山公式予選 N1-86の中村賢明/松下仁組が総合のポールポジションを獲得

総合&N-86クラスポールポジションの中村賢明/松下仁組(28号車・HTP. JSMILE 86)

 岡山国際サーキットで行われる名物・ハコレースの祭典「チャレンジカップ2時間耐久レース」は24日、チャレンジカップレース第2戦で公式予選を行い、中村賢明/松下仁組(28号車・HTP. JSMILE 86)が総合のポールポジションを獲得した。

 チャレンジカップ2時間耐久レースは日曜日のワンデーレース。24日に公式予選と決勝が行われる。参加可能クラスは、N1ロードスター(NA/ND)、N1-86、Nゼロ-86(クラス1/クラス2)、VITA、v.Granz、OTHERS CLASS(クラスI~IV)と多彩だ。

 VITAが22台、v.Granzが3台、N1-86が2台、N1ロードスターが2台と合計29台が岡山国際サーキットに集結した。

 公式予選は午前9時50分より25分間の予定で始まった。昨日から降り続いた雨は小雨となったが、路面はフルウエットでウェット宣言が出された。四国では桜の開花も伝えられるようになり、岡山国際サーキットも気温は暖かめ。サーキットを囲む山々は霧にかすんでいる。

 ドライバーは最大3名まで登録可能で、もっとも速いドライバーのタイムで予選順位は決定するが、登録ドライバー全員が上位3名の平均130%をクリアしなければ予選順位は認定されない。

 v.Granzは、予選序盤まずは、大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)の甲野が2分3秒382でトップに立つ。2位にはK.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)のTOMISANが、3位には長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)の大野がつける。

 VITAは、中島僚斗/大崎達也組(219号車・&Gコーポレーション大崎塾VITA)の中島が2分10秒963で、2位には竹中優/貫戸幸星組(86号車・HOJUST RACING VITA2号)の貫戸が、3位には下垣和也/前嶋秀司組(14号車・SOUEISHA-VITA)の下垣が続く。

 予選中盤には、甲野がタイムを2分2秒379まで縮めv.Granzトップのまま。VITAトップには清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)の伊東が7秒490で、同2位には松本匡史/徳升広平組(999号車・m・dent with萬雲塾VITA)の徳升が8秒790で上がってきた。

 ここで、松本恭典(36号車・真栄金属Vita)がアトウッドで、田中徳二郎(12号車・恵光院TSA-VITA)が1コーナーでコースアウトしたため赤旗が提示される。

 予選は10時13分から10時21分まで、残り8分で再開されるが、今度もアトウッドで柿沼一峰(111号車・リーガルトップ☆GプラチナVITA)と竹中優(86号車・HOJUST RACING VITA2号)がコースアウト。このため2回目の赤旗が提示された。

 各車、グリッドに整列し再開を待つが、予選は再開されることなく2回目の赤旗をもって終了。各ドライバー消化不良のまま予選は終了した。

 v.Granzでトップタイムを記録したのは甲野だったが、2度の赤旗でチームメートの大原学が乗るタイミングを失い予選落ち。ポールポジションはK.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)で、同2位には同僚の長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)が入った。

 VITAは、清水がタイムを2分6秒942まで縮めポールポジションを獲得。徳升もタイムを7秒527まで縮めたものの及ばず2位で予選を終えた。

 3位には中川徹/太田達也組(106号車・Giddy Up VITA)が、4位にはMAKOTO/妹尾智充組(88号車・まこと君VITA)が入ったがこの2台は黄旗追い越しでベストタイムを抹消された。

 106号車はセカンドベストが採用されても3位のままだったが、88号車は6位に降格。繰り上がって4位には中西亮平/有岡綾平組(66号車・BASIS RACING☆NAMS)が、5位には中島僚斗/大崎達也組(219号車・&Gコーポレーション大崎塾VITA)が入った。

 7位には竹中優/貫戸幸星組(86号車・HOJUST RACING VITA2号)が、8位には橋村剛/TAKE chan組(78号車・恵比寿アキランドVita制動屋)が、9位には下垣和也/前嶋秀司組(14号車・SOUEISHA-VITA)が、10位にはCHAY/妹尾俊郎組(525号車・ KRS VITA)が続いた。

 総合トップは、102号車が予選落ちとなったため序盤から総合の2位につけていたN1-86の中村賢明/松下仁組(28号車・HTP. JSMILE 86)が入った。

 N1-ロードスタークラスのポールポジションは下坂和也(35号車・FIRST RACINGロードスター)が獲得した。

v.GranzクラスポールポジションのK.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)

VITAクラスポールポジションの清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

2時間耐久レース岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/03/24) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2024 VITA岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
128N1-861中村 賢明
松下 仁
HTP. JSMILE 862'03.138--108.259
211v.Granz1K.K
飯田 裕樹
TOMISAN
HOJUST RACING ABBEY2'04.060 0.922 0.922107.454
375VITA1清水 康友
伊東 黎明
ENDLESS☆カーブテイックTrace2'06.942 3.804 2.882105.015
4999VITA2松本 匡史
徳升 広平
m・dent with萬雲塾VITA2'07.527 4.389 0.585104.533
5*106VITA3中川 徹
太田 達也
Giddy Up VITA2'08.707 5.569 1.180103.575
681v.Granz2長谷川 睦
寺島 大
大野 宗
CLEANLIFE ITAL ABBEY2'09.319 6.181 0.612103.085
766VITA4中西 亮平
有岡 綾平
BASIS RACING☆NAMS2'10.222 7.084 0.903102.370
8219VITA5中島 僚斗
大崎 達也
&Gコーポレーション大崎塾VITA2'10.963 7.825 0.741101.791
9*88VITA6MAKOTO
妹尾 智充
まこと君VITA2'11.726 8.588 0.763101.201
1086VITA7竹中 優
貫戸 幸星
HOJUST RACING VITA2号2'11.876 8.738 0.150101.086
1178VITA8橋村 剛
TAKE chan
恵比寿アキランドVita制動屋2'12.793 9.655 0.917100.388
1214VITA9下垣 和也
前嶋 秀司
SOUEISHA-VITA2'12.945 9.807 0.152100.273
13525VITA10CHAY
妹尾 俊郎
KRS VITA2'13.033 9.895 0.088100.207
14333VITA11上田 裕司
西沢 耕治
野郎レーシング☆萬雲塾VITA2'13.040 9.902 0.007100.201
1539VITA12猪股 京介
武地 孝幸
odula TONE TMR VITA2'13.17510.037 0.135100.100
164VITA13蘭牟田 政治
HIROBON
JOKER☆ダイワN通商NUTEC制動屋2'13.38410.246 0.20999.943
1757VITA14武連 良治
中野 匠
TBR RAYBROS VITA2'15.16312.025 1.77998.628
1816VITA15MC 平田
青合 正博
Racing TEAM HERO'S2'15.45712.319 0.29498.414
1935N1-R1下坂 和也FIRST RACINGロードスター2'15.52612.388 0.06998.363
2012VITA16近藤 説秀
田中 徳二郎
恵光院TSA-VITA2'15.75812.620 0.23298.195
21223VITA17横山 慎太郎
友浦 淳成
TOMOURA BASE☆テックVITA2'17.26114.123 1.50397.120
2219N1-862永井 良周
長尾 秀義
GR Garage倉敷with NAGOYA2'18.29915.161 1.03896.391
23105VITA18谷川 達也
吉村 雅一
ヨシムラオートVita2'19.13015.992 0.83195.815
2436VITA19戸田 淳也
松本 恭典
真栄金属Vita2'19.60616.468 0.47695.489
25*61VITA20木村 一廊
川福 健太
KOO′ON with ABBEY2'19.85216.714 0.24695.321
2643N1-R2大井 正伸
雨宮 恵司
OTPアクレTSモリモトAZUR2'22.27719.139 2.42593.696
2780VITA21森村 彰博
金城 貴洋
恵比寿B※RIGHT-VITA2'23.37120.233 1.09492.981
28111VITA22高橋 裕史
柿沼 一峰
リーガルトップ☆GプラチナVITA2'23.82320.685 0.45292.689
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-102v.Granz-大原 学
甲野 将哉
アイフォア神戸vGranz2'02.379 0.759-21.444108.930
  • CarNo. 88, 106は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項2.5.5.1 b)(黄旗区間での追い越し)により、ベストラップタイムを抹消した。
  • CarNo. 61は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項2.5.4.1 b)(赤旗中の追い越し)により、ベストタイムを抹消した。
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SUPER FORMULA LIGHTS

合同テスト富士 野中誠太がトップタイムで締めくくる

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の合同テストが、3月27日富士スピードウェイで行われた。快晴のもと行われたテストは、トムス勢が好調。午前は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、午後は野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がトップタイムを記録した。

 本来テストは2日間行われる予定だったが、初日は降り続いた雨でコースコンディションが悪化してキャンセルとなり、1日のみとなった。2日目は快晴、絶好のテスト日和となった。

セッション1

 午前のセッションは、今シーズンは数で勝るトムス勢が、TODA、B-Maxのホンダ勢を退ける形となった。

 唯一、B-Max勢で気を吐いたのはコーチ役としてマスタークラスの藤原車を駆った木村偉織(TEAM DRAGON 324)。1時間を経過する時点で、1分33秒070をマークして、2位荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)を0.5秒以上引き離し、チャンピオンの貫禄を見せた。

 セッション後半に入ると、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)らがトップタイムを更新。中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)も3番手タイムをマークし、最終的にトップ3はトムス勢が占めた。

 昨年のSFLシリーズ3位の実績を持つ小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)は、車両にエンジントラブルが出てしまい、満足にアタックすることができなかった。


セッション2

 午後に入っても、トムス勢がリードする形でセッションは進み、なかでもルーキーの二人が鎬を削った。開始50分過ぎに小林が1分33秒000という2番手以下を引き離すタイムをマークすると、その30分後に中村が1分32秒969と僅かに更新。

 この二人に同じくルーキーの荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が続いた。

 終盤に入ると、参戦4年目を迎える野中が意地を見せ、残り15分で1分32秒763トップに立つと、最後のアタックで更にタイムを縮め、1分32秒648でテストを締めくくった。

 2位には荒尾が食い込み、トムス勢の上位独占を阻止した。

 いまひとつ調子の上がらない昨年のチャンピオンチーム・B-Maxは、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が6位。小出に至っては、トラブルの修復に時間を要し、遅れてコースインしたものの、その後もエンジンは完調とは言い難く、トップスピードで5km/h以上遅いという状態が続き、消化不良のままテストを終えてしまった。

 今シーズンは4台に増えるマスタークラスは、終盤まで昨年のFIA-F4インディペンデントカップ王者の藤原誠(TEAM DRAGON 324)がトップタイムだったが、最後のアタックでSFLマスタークラスチャンピオンの今田信宏(JMS RACING TEAM)が逆転。先輩の意地を見せた。

 SFLの開幕は1か月後、4月27、28日にモビリティリゾートもてぎで迎える。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第2回合同テスト富士総合結果

第2回合同テスト -RIJ- (2024/03/27) Total Testing Weather: Course:
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 102 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Session1
Session2
TimeBehindkm/h
136野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.761
*1'32.648
1'32.648-177.303
238小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
*1'32.712
1'32.811
1'32.712 0.064177.181
32荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'33.193
*1'32.797
1'32.797 0.149177.019
435中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
*1'32.827
1'32.864
1'32.827 0.179176.961
5130木村 偉織TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
*1'33.070
-
1'33.070 0.422176.499
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'33.190
*1'33.153
1'33.153 0.505176.342
71ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.477
*1'33.207
1'33.207 0.559176.240
8300菅波 冬悟TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'35.253
*1'34.005
1'34.005 1.357174.744
950小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'34.385
*1'34.214
1'34.214 1.566174.356
104M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'35.938
*1'35.307
1'35.307 2.659172.357
1113M2藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'37.039
*1'35.473
1'35.473 2.825172.057
128M3清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
*1'36.219
1'36.545
1'36.219 3.571170.723
1330M4DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
*1'37.507
1'38.016
1'37.507 4.859168.468
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SUPER FORMULA LIGHTS

第2回合同テスト富士2回目結果

第2回合同テスト -RIJ- (2024/03/27) Official Testing 2 Weather:Fine Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
136野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.648--177.303
22荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'32.797 0.149 0.149177.019
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.811 0.163 0.014176.992
435中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.864 0.216 0.053176.891
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'33.153 0.505 0.289176.342
61ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.207 0.559 0.054176.240
7300菅波 冬悟TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'34.005 1.357 0.798174.744
850小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'34.214 1.566 0.209174.356
94M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'35.307 2.659 1.093172.357
1013M2藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'35.473 2.825 0.166172.057
118M3清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1'36.545 3.897 1.072170.147
1230M4DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'38.016 5.368 1.471167.593
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第2回合同テスト富士1回目結果

第2回合同テスト -RIJ- (2024/03/27) Official Testing 1 Weather:Fine Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.712--177.181
236野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.761 0.049 0.049177.087
335中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'32.827 0.115 0.066176.961
4130木村 偉織TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'33.070 0.358 0.243176.499
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'33.190 0.478 0.120176.272
62荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'33.193 0.481 0.003176.266
71ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.477 0.765 0.284175.731
850小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'34.385 1.673 0.908174.040
9300菅波 冬悟TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'35.253 2.541 0.868172.454
104M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'35.938 3.226 0.685171.223
118M2清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1'36.219 3.507 0.281170.723
1213M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'37.039 4.327 0.820169.280
1330M4DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'37.507 4.795 0.468168.468
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

クムホタイヤとSFLAによる会見が行われる

 2024年からスーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)のコントロールタイヤを供給するクムホタイヤと、SFLアソシエーション(SFLA)の共同会見が、3月26日、合同テストの行われている富士スピードウェイで行われた。

 クムホタイヤからはアジア営業担当役員兼日本法人長のキム・ソン氏、SFLAからは水野雅男代表理事が出席した。

 ソン氏は「クムホタイヤは2002年からスーパー耐久に、2006年からはスーパーGT300クラスにタイヤ供給してきました。その後は、タイヤ供給をしてきませんでしたが、今回のSFLをきっかけに、日本のレースファンにクムホタイヤをアピールすることができ嬉しく思います。日本の市場でもシェアを広げられるよう頑張ります」とコメントしました。

 クムホタイヤは今シーズンから2年間、SFライツのコントロールタイヤとして供給される。

(参考)SFLAのコントロールタイヤ決定のリリース
https://superformula-lights.com/topics/2024/02/29/2024_cont_tyre/

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA LIGHTS

合同テスト富士1日目は悪天候により中止


 3月26、27日の両日、富士スピードウェイで行われる予定だったスーパーフォーミュラ・ライツの合同テストだが、初日は連日降り続いた雨によりコースコンディションが悪化。午後1時30分から予定されていた走行はキャンセルとなった。

 明日は天候の回復が見込まれるため、予定どおり、午前2時間(9時〜11時)、午後2時間(1時20分〜3時20分)でテストが行われる予定だ。

Text: Shigeru KITAMICHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

スプリングトレーニング富士 雨のなかTH育成ドライバーが上位を占める

 恒例のFIA-F4スプリングトレーニングが、3月25日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、セッション1はホンダ育成ドライバーの洞地遼大(HFDP with B-Max Racing Team)が、セッション2はトヨタ育成ドライバーの卜部和久(TGR-DC Racing School)がトップタイムをマークした。

 5月のGWの開幕まで1か月と少し。今シーズンの参加者が一同に会して行われる合同テスト「スプリングトレーニング」は、各チーム、ドライバーにとって自分たちのポジションを確認するうえで非常に貴重な機会となる。

 また、F4に注目するコアなファンにとっては、このトレーニングで勢力図が見えてくるだけに、ここでの結果は非常に興味深い。特に今季は、新型車両MCS4-24+新開発のTOM'S製エンジンTMA43が導入される初年度となるだけに、気になるところだ。

 ところが、残念なことに当日は朝から雨模様。コースも前日からの雨で完全ウェットとなった。これでドライにおける勢力図は見えなくなってしまったが、こうなるとドライバーのポテンシャルが大きなウェイトを占めることになる。

 予定されたセッションは2回。1回目は予定どおり午後1時から3時30分まで。そして、2回目は当初スタート練習に当てられるはずだった30分間(午後4時30分から5時)が悪天候にため走行時間となった。

 結果からいうと、やはりトヨタ、ホンダの育成ドライバーが速かった。

 特に継続参戦となる3人、トヨタ育成の卜部和久と佐野雄城(TGR-DC Racing School)、ホンダ育成の野村勇斗(HFDP with B-Max Racing Team)は安定した速さを見せ、セッション1では、2位野村(2分00秒414)、3位卜部(2分00秒630)、4位佐野(2分01秒193)だった。

 そして、この3人を出し抜いたのが、やはりフル参戦2年目の洞地(2分00秒056)だ。今季からホンダ育成として参戦する17歳は、セッション終了間際にうまく1周をまとめてきた。

 注目は、この4人に続いて5位に入った下野璃央(Dr.Dry)だ。昨年はランキング19位と良いところなく終わってしまったが、今年に懸ける思いは強そうだ。

 セッション2は、卜部がトップタイム(2分00秒697)をマークし、野村、洞地、鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)佐野と続き、トップ5を育成ドライバーたちが占めた。

 ただ、今回は終日雨だったこと、また、車両のデリバリー時期に差があり、すでに走り込んでいる者もいれば、今回がシェイクダウンだった者もいるなど、バラつきがあり、エンジンの走行距離による微妙なパワー差もあったようだ。

 なお、今シーズンから総合を争う若手によるチャンピオンクラス、ジェントルマン対象のインディペンデントクラスに明確に分けられ、予選も別々、グリッドも分けられることになった。

 そのインディペンデントクラスは今回15台の出走があり、セッション1,2ともに、SFライツにも参戦し、今や最速ジェントルマンの今田信宏(B-MAX RACING TEAM)がトップタイムをマークした。

Text: Shigeru KITAMICHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

スプリングトレーニング富士2回目結果

【総合】

Spring Training -RIJ- (2024/03/25) Official Testing 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Official Testing 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
136卜部 和久TGR-DC Racing School2'00.697--136.099
250野村 勇斗HFDP WITH B-max Racing Team2'00.851 0.154 0.154135.926
351洞地 遼⼤HFDP WITH B-max Racing Team2'00.964 0.267 0.113135.799
437鈴木 斗輝哉TGR-DC Racing School2'01.084 0.387 0.120135.664
535佐野 雄城TGR-DC Racing School2'01.675 0.978 0.591135.006
633佐藤 樹Drago CORSE2'01.870 1.173 0.195134.790
787下野 璃央Dr. Dry2'01.881 1.184 0.011134.777
834清水 啓伸Drago CORSE2'02.097 1.400 0.216134.539
954佐藤 凛太郎PONOS RACING2'02.250 1.553 0.153134.371
1096藤原 優汰AKIRAND RACING2'02.379 1.682 0.129134.229
1199田中 風輝Bionic Jack Racing2'02.490 1.793 0.111134.107
1216新原 光太郎HYDRANGEA kageyama Racing2'02.910 2.213 0.420133.649
1397白崎 稜Bionic Jack Racing2'03.013 2.316 0.103133.537
1438梅垣 清TGR-DC Racing School2'03.855 3.158 0.842132.629
1544IC1今田 信宏B-MAX RACING TEAM2'04.303 3.606 0.448132.151
1614村田 将輝ZAP SPEED2'04.487 3.790 0.184131.956
1762森山 冬星HELM MOTORSPORTS2'04.517 3.820 0.030131.924
1826三枝 拓己FALCON MOTORSPORT2'05.183 4.486 0.666131.222
1945大宮 賢人PONOS RACING2'05.242 4.545 0.059131.160
2060熊谷 憲太OTG MOTORSPORTS2'05.315 4.618 0.073131.084
2157鈴木 悠太ZAP SPEED2'05.384 4.687 0.069131.012
2230IC2DRAGONB-MAX RACING TEAM2'05.705 5.008 0.321130.677
2346有村 将真フジタ薬局レーシング2'05.978 5.281 0.273130.394
2490Lin ChenghuaAKIRAND RACING2'06.821 6.124 0.843129.527
2598IC3IKARIBionic Jack Racing2'07.690 6.993 0.869128.646
2664HIROBONHELM MOTORSPORTS2'07.952 7.255 0.262128.383
272IC4仲尾 恵史AKILAND RACING2'08.781 8.084 0.829127.556
2811IC5植田 正幸Rn-sports2'09.061 8.364 0.280127.279
2963IC6鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS2'09.612 8.915 0.551126.738
3065富下 李央菜HELM MOTORSPORTS2'09.749 9.052 0.137126.604
319IC7ケン・アレックスBuzz Racing2'09.749 9.052 0.000126.604
3210IC8MOTOKIRn-sports2'10.87710.180 1.128125.513
3386IC9大阪 八郎Dr. Dry2'11.42510.728 0.548124.990
3440IC10⾚松 昌⼀朗イーグルスポーツ2'12.42011.723 0.995124.051
3561IC11坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS2'16.25615.559 3.836120.558
3655IC12KENTAROFIELD MOTORSPORTS2'16.50015.803 0.244120.343
375IC13小谷 泰弘Team 5ZIGEN2'26.80026.10310.300111.899
3823IC14YUGON-SPEED2'50.10449.40723.30496.569

【クラス別】

■Champion Ship Class

Spring Training -RIJ- (2024/03/25) Official Testing 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Official Testing C class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
136卜部 和久TGR-DC Racing School2'00.697--136.099
250野村 勇斗HFDP WITH B-max Racing Team2'00.851 0.154 0.154135.926
351洞地 遼⼤HFDP WITH B-max Racing Team2'00.964 0.267 0.113135.799
437鈴木 斗輝哉TGR-DC Racing School2'01.084 0.387 0.120135.664
535佐野 雄城TGR-DC Racing School2'01.675 0.978 0.591135.006
633佐藤 樹Drago CORSE2'01.870 1.173 0.195134.790
787下野 璃央Dr. Dry2'01.881 1.184 0.011134.777
834清水 啓伸Drago CORSE2'02.097 1.400 0.216134.539
954佐藤 凛太郎PONOS RACING2'02.250 1.553 0.153134.371
1096藤原 優汰AKIRAND RACING2'02.379 1.682 0.129134.229
1199田中 風輝Bionic Jack Racing2'02.490 1.793 0.111134.107
1216新原 光太郎HYDRANGEA kageyama Racing2'02.910 2.213 0.420133.649
1397白崎 稜Bionic Jack Racing2'03.013 2.316 0.103133.537
1438梅垣 清TGR-DC Racing School2'03.855 3.158 0.842132.629
1514村田 将輝ZAP SPEED2'04.487 3.790 0.632131.956
1662森山 冬星HELM MOTORSPORTS2'04.517 3.820 0.030131.924
1726三枝 拓己FALCON MOTORSPORT2'05.183 4.486 0.666131.222
1845大宮 賢人PONOS RACING2'05.242 4.545 0.059131.160
1960熊谷 憲太OTG MOTORSPORTS2'05.315 4.618 0.073131.084
2057鈴木 悠太ZAP SPEED2'05.384 4.687 0.069131.012
2146有村 将真フジタ薬局レーシング2'05.978 5.281 0.594130.394
2290Lin ChenghuaAKIRAND RACING2'06.821 6.124 0.843129.527
2364HIROBONHELM MOTORSPORTS2'07.952 7.255 1.131128.383
2465富下 李央菜HELM MOTORSPORTS2'09.749 9.052 1.797126.604

■Independent Cup Class

Spring Training -RIJ- (2024/03/25) Official Testing 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Official Testing Independent Cup class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
144今田 信宏B-MAX RACING TEAM2'04.303--132.151
230DRAGONB-MAX RACING TEAM2'05.705 1.402 1.402130.677
398IKARIBionic Jack Racing2'07.690 3.387 1.985128.646
42仲尾 恵史AKILAND RACING2'08.781 4.478 1.091127.556
511植田 正幸Rn-sports2'09.061 4.758 0.280127.279
663鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS2'09.612 5.309 0.551126.738
79ケン・アレックスBuzz Racing2'09.749 5.446 0.137126.604
810MOTOKIRn-sports2'10.877 6.574 1.128125.513
986大阪 八郎Dr. Dry2'11.425 7.122 0.548124.990
1040⾚松 昌⼀朗イーグルスポーツ2'12.420 8.117 0.995124.051
1161坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS2'16.25611.953 3.836120.558
1255KENTAROFIELD MOTORSPORTS2'16.50012.197 0.244120.343
135小谷 泰弘Team 5ZIGEN2'26.80022.49710.300111.899
1423YUGON-SPEED2'50.10445.80123.30496.569

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

スプリングトレーニング富士1回目結果

【総合】

Spring Training -RIJ- (2024/03/25) Official Testing 1 Weather:Rain Course:Wet
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Official Testing 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
151洞地 遼⼤HFDP WITH B-max Racing Team2'00.056--136.826
250野村 勇斗HFDP WITH B-max Racing Team2'00.414 0.358 0.358136.419
336卜部 和久TGR-DC Racing School2'00.630 0.574 0.216136.175
435佐野 雄城TGR-DC Racing School2'01.193 1.137 0.563135.542
587下野 璃央Dr. Dry2'01.406 1.350 0.213135.305
637鈴木 斗輝哉TGR-DC Racing School2'01.572 1.516 0.166135.120
762森山 冬星HELM MOTORSPORTS2'02.103 2.047 0.531134.532
897白崎 稜Bionic Jack Racing2'02.465 2.409 0.362134.135
916新原 光太郎HYDRANGEA kageyama Racing2'02.567 2.511 0.102134.023
1054佐藤 凛太郎PONOS RACING2'02.702 2.646 0.135133.876
1196藤原 優汰AKIRAND RACING2'02.725 2.669 0.023133.850
1299田中 風輝Bionic Jack Racing2'02.757 2.701 0.032133.816
1338梅垣 清TGR-DC Racing School2'02.795 2.739 0.038133.774
1434清水 啓伸Drago CORSE2'02.953 2.897 0.158133.602
1545大宮 賢人PONOS RACING2'02.982 2.926 0.029133.571
1633佐藤 樹Drago CORSE2'03.494 3.438 0.512133.017
1757鈴木 悠太ZAP SPEED2'03.686 3.630 0.192132.811
1860熊谷 憲太OTG MOTORSPORTS2'03.838 3.782 0.152132.647
1946有村 将真フジタ薬局レーシング2'04.499 4.443 0.661131.943
2044IC1今田 信宏B-MAX RACING TEAM2'05.073 5.017 0.574131.338
2114村田 将輝ZAP SPEED2'05.470 5.414 0.397130.922
2290Lin ChenghuaAKIRAND RACING2'05.875 5.819 0.405130.501
232IC2仲尾 恵史AKILAND RACING2'06.746 6.690 0.871129.604
2426三枝 拓己FALCON MOTORSPORT2'07.149 7.093 0.403129.193
259IC3ケン・アレックスBuzz Racing2'07.236 7.180 0.087129.105
2664HIROBONHELM MOTORSPORTS2'07.470 7.414 0.234128.868
2798IC4IKARIBionic Jack Racing2'08.590 8.534 1.120127.746
2863IC5鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS2'08.832 8.776 0.242127.506
2930IC6DRAGONB-MAX RACING TEAM2'09.540 9.484 0.708126.810
3011IC7植田 正幸Rn-sports2'10.66610.610 1.126125.716
3110IC8MOTOKIRn-sports2'11.04810.992 0.382125.349
3271IC9大山 正芳AKILAND RACING2'11.68511.629 0.637124.743
3340IC10⾚松 昌⼀朗イーグルスポーツ2'11.90111.845 0.216124.539
3465富下 李央菜HELM MOTORSPORTS2'12.02311.967 0.122124.424
3586IC11大阪 八郎Dr. Dry2'14.62414.568 2.601122.020
3655IC12KENTAROFIELD MOTORSPORTS2'15.30115.245 0.677121.409
3761IC13坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS2'17.34617.290 2.045119.602
3823IC14YUGON-SPEED2'39.11139.05521.765103.241
395IC15小谷 泰弘Team 5ZIGEN2'48.89048.834 9.77997.263

【クラス別】

■Champion Ship Class

Spring Training -RIJ- (2024/03/25) Official Testing 1 Weather:Rain Course:Wet
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Official Testing C class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverTeamTimeBehindGapkm/h
151洞地 遼⼤HFDP WITH B-max Racing Team2'00.056--136.826
250野村 勇斗HFDP WITH B-max Racing Team2'00.414 0.358 0.358136.419
336卜部 和久TGR-DC Racing School2'00.630 0.574 0.216136.175
435佐野 雄城TGR-DC Racing School2'01.193 1.137 0.563135.542
587下野 璃央Dr. Dry2'01.406 1.350 0.213135.305
637鈴木 斗輝哉TGR-DC Racing School2'01.572 1.516 0.166135.120
762森山 冬星HELM MOTORSPORTS2'02.103 2.047 0.531134.532
897白崎 稜Bionic Jack Racing2'02.465 2.409 0.362134.135
916新原 光太郎HYDRANGEA kageyama Racing2'02.567 2.511 0.102134.023
1054佐藤 凛太郎PONOS RACING2'02.702 2.646 0.135133.876
1196藤原 優汰AKIRAND RACING2'02.725 2.669 0.023133.850
1299田中 風輝Bionic Jack Racing2'02.757 2.701 0.032133.816
1338梅垣 清TGR-DC Racing School2'02.795 2.739 0.038133.774
1434清水 啓伸Drago CORSE2'02.953 2.897 0.158133.602
1545大宮 賢人PONOS RACING2'02.982 2.926 0.029133.571
1633佐藤 樹Drago CORSE2'03.494 3.438 0.512133.017
1757鈴木 悠太ZAP SPEED2'03.686 3.630 0.192132.811
1860熊谷 憲太OTG MOTORSPORTS2'03.838 3.782 0.152132.647
1946有村 将真フジタ薬局レーシング2'04.499 4.443 0.661131.943
2014村田 将輝ZAP SPEED2'05.470 5.414 0.971130.922
2190Lin ChenghuaAKIRAND RACING2'05.875 5.819 0.405130.501
2226三枝 拓己FALCON MOTORSPORT2'07.149 7.093 1.274129.193
2364HIROBONHELM MOTORSPORTS2'07.470 7.414 0.321128.868
2465富下 李央菜HELM MOTORSPORTS2'12.02311.967 4.553124.424

■Independent Cup Class

Spring Training -RIJ- (2024/03/25) Official Testing 1 Weather:Rain Course:Wet
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Official Testing Independent Cup class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverTeamTimeBehindGapkm/h
144今田 信宏B-MAX RACING TEAM2'05.073--131.338
22仲尾 恵史AKILAND RACING2'06.746 1.673 1.673129.604
39ケン・アレックスBuzz Racing2'07.236 2.163 0.490129.105
498IKARIBionic Jack Racing2'08.590 3.517 1.354127.746
563鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS2'08.832 3.759 0.242127.506
630DRAGONB-MAX RACING TEAM2'09.540 4.467 0.708126.810
711植田 正幸Rn-sports2'10.666 5.593 1.126125.716
810MOTOKIRn-sports2'11.048 5.975 0.382125.349
971大山 正芳AKILAND RACING2'11.685 6.612 0.637124.743
1040⾚松 昌⼀朗イーグルスポーツ2'11.901 6.828 0.216124.539
1186大阪 八郎Dr. Dry2'14.624 9.551 2.723122.020
1255KENTAROFIELD MOTORSPORTS2'15.30110.228 0.677121.409
1361坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS2'17.34612.273 2.045119.602
1423YUGON-SPEED2'39.11134.03821.765103.241
155小谷 泰弘Team 5ZIGEN2'48.89043.817 9.77997.263

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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

2024シーズンFIA-F4参戦体制(B-Max)

 HFDP WITH B-Max Racing Team(チーム代表 宮田雅史)は、2024シーズンのFIA-F4選手権の参戦体制を、下記のとおり決定いたしました。

 既報のとおり、ドライバーは、50号車に選手権参戦2年目となる野村勇斗選手、51号車にはHRS-Suzuka(ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿)においてスカラシップを獲得した洞地遼大選手を起用します。洞地選手も選手権フル参戦は2年目となります。

 監督(兼アドバイザー)には、HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)において広くドライバー育成に尽力している武藤英紀氏が就任いたします。

 今シーズンのFIA-F4選手権は、新型車両の導入によって、より安全でコンペティティブなシリーズとなることが予想されます。チームとして、若き才能を育てることはもちろんですが、彼らの夢を実現するためにも、チャンピオン獲得を至上命題にして1レース毎に結果を追い求めてまいります。応援よろしくお願いいたします。

Car No.

50

車両名 HFDP RACING TEAM
Driver 野村 勇斗 Yuto Nomura(18歳)
2023戦績 FIA-F4選手権4位(1勝)
エンジニア:今関 佳斗
Car No.

51

車両名 HFDP RACING TEAM
Driver 洞地 遼大 Ryota Horachi(17歳)
2023戦績 HRS Formulaスカラシップ獲得(次席)

FIA-F4選手権10位

エンジニア:村井 寛太
チーム代表 宮田雅史コメント
 「新たにHondaとのジョイントで参戦できることを光栄に思います。プロジェクトの目的である育成に主眼を置いて、武藤監督のもと、ドライバーが着実にトップカテゴリーへの道を歩むことができるよう、チームとして全力でサポートしていきます。結果を求めながら、1戦1戦を大切に戦っていきたいと思います」
チーム監督 武藤英紀コメント
 「このような⽴場でレースに関われる環境を⽤意してくださったHonda、B-Max Racing Team をはじめとする関係者の皆様に感謝申し上げます。今シーズンはマシンが⼀新され、チーム体制も⼤きく変わりました。ドライバーは昨年に続き野村勇⽃と、新たに洞地遼⼤が加⼊し戦います。⽬標はシリーズタイトル獲得ですが、何より⼤事なのはそこに⾄るまでのプロセスです。チーム全体が集中し、実⼒を発揮できる環境づくりに努めます。今シーズンの応援、よろしくお願いします」
50号車ドライバー 野村勇斗選手コメント
 「今シーズンは、チームがHFDP WITH B-Max Racing Team に変わり、マシンも新型になったので、新たな気持ちでシーズンに挑みます。⽬標はもちろんチャンピオンですが、皆様の⽬に留まるようなレースをして、開幕戦から圧倒的な強さでシリーズをリードしたいと思っています」
51号車ドライバー 洞池遼大選手コメント
 「今シーズンは、環境が変わりHFDP WITH B-Max Racing Team からFIA-F4に参戦することになり⼤変嬉しく思います。最終⽬標はシリーズチャンピオンを獲ることですが、その過程も⼤事にして、セッティングの勉強や⾛りの幅を増やすなど、ステップアップに必要なことをたくさん学んでいきたいと思います」
B-Max Racing Team Release
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筑波・富士S-FJ選手権

第1戦筑波決勝ドライバーコメント 3位・角間光起「表彰台は死守しようとめちゃくちゃ頑張りました」

優勝 73号車・センドラ船戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

優勝したセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

 「スタートは失敗しましたね。で、なんとかその後角間君と並んで第1ヘアピンもサイド・バイ・サイドで、ダンロップ(コーナー)でちょっと前に出られちゃって、そこで引かないで並んで行こうとするとたぶん当たっていたと思うので、一回前に行かせて3番手に落ちたのですけれど。で、第2ヘアピンで仕掛けてまたサイド・バイ・サイドになりまして、最終コーナー立ち上がっても向うが前でしたけれど、なんとか右側に出られて、インからストレートで抜く事ができました。ちょうど黄旗の手前でそこがけっこう重要で、そこで抜いてなかったら1位までは難しかったのではないかなと思います。SC明けはよかったです(笑)、狙って行けた感じで。本当はスタートがうまく行けばという事で、今後も練習してスタートはうまくならないと、もし前が本当に一緒ぐらいのペースの人だったらたぶん抜けないのじゃないかなって思いましたね。今回は2位のペースがそこまで一緒ではなかったので、抜けたのですけれど、スタートは今後の課題で、決められないとドライバーとして満足できないです」

2位 52号車・津田充輝(ファーストガレージKK-SⅡ)

決勝2位の津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

 「スタートはよかったです。その前に練習走行の時もけっこうスタート練習っぽいことをしていたので、その中でいい感じの回転数を見つけたのがよかったです。あとは今日のフォーメーションラップ中に、下(メーター)の回転数を見ていて試して、いい感じの回転を決められたので、スタートはうまくいったと思います。(リスタート後の状況は?)抜かれる前のコーナー(第2ヘアピンか)で少しミスをしたのがあって、そこからスリップストリームにつかれて、すっと入られた時に、自分としても並走からどうやって並びきればいいのかがわからなくて、それでちょっと簡単に抜かれてしまったのがあります。大きいクルマでどう戦えばいいのかが分からなくて、ていう感じがありました」

ファーストガレージ エグゼクティブアドバイザー・佐々木孝太

佐々木孝太エグゼクティブアドバイザー(ファーストガレージI)

 「(津田選手は)ちょっと練習では悩んでいたところもあったので、それが明確なところだったから、そこを直せば行けるんじゃない? と言ったら、今日本当に開花してくれたというか。練習ではウチの中では一番遅いぐらいっだったのですけれど。それで彼も一気に速くなってくれたし、レースは勝てればよかったけれど、ちょっとSCで(後ろに)つかれて、若干そこでプレッシャーに耐えられなかったのかな、というところはあるので。それでも上出来だと思います。これで自信つければもっと行けると思うし、次からいけると思います」

3位 91号車・角間光起(ELEVレーシング10VED)

決勝3位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「アレックス選手がスタート出遅れてくれて、そこを突いたという感じだったのですけれど、レースペースでもアレックス選手は一枚上とういか、常にどこのセクターでも速い感じだったので。逆にアレックス選手と津田選手が争っている間に漁夫の利じゃないですが、狙っていこうかなって思っていたのですけれど、そこにはちょっとペースが足りなかったなという感じですね。(終盤の内藤選手からのプレッシャーは?)けっこう感じていましたね(苦笑)。内藤選手も攻める時はアグレッシブに攻めるという印象を持っているので、ここで差されたらそれこそ表彰台はもちろん、2番手より上を狙うチャンスもなくなると思って、そこはなんとか死守しなきゃ、とめっちゃ頑張りました(笑)。それでもトップ3は何度か並びかけてバトルもありましたけれど、ちゃんとスペースも残して、フェアに戦ってくれたな、と思います、そこは十分楽しいバトルができたかな、と思います」

4位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

決勝4位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「(角間とのバトルは?)筑波は元々抜きにくいコースというのもあって、抜けそうな感覚ではあったのですけれど、なかなか入るまでには至らない感じがずっと続いてしまって。無理やり飛び込めば入れるとは思うのですが、接触とかレース中にするものではないので、普通にちゃんとレースしようと思うと、なかなか飛び込むチャンスはなかったですね」

5位 14号車・伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)

決勝5位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「スタートから順位を落とさなかっただけマシかな、と思います。一つ上げられたし。(どこで順位を上げた?)スタートの混戦をうまく切り抜けた感じですね。そこは経験値が出たかな、強気に行った方が勝てるし、で、そういう差かなと思います。あとは間違いなくタイヤです。中盤あたりは前のクルマと同じようなラップタイムを刻めていたので、なのでそうなんだろうな、と」

6位 55号車・酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝6位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「全然ダメでしたね。朝いちのセットのままで行ったら、路面温度とか路面の状況が変わってしまって、すごいオーバーステアになって、自分でうまくアジャストできればよかったと思っていいるのですけれど、序盤からぜんぜんそれができていなくて、苦しいレースになりました」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第1戦筑波決勝 ポールシッターのセンドラ船戸アレックス翔太がスタートでの出遅れを挽回して初優勝

優勝したセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権開幕戦決勝が3月17日(日)に筑波サーキット18周で行われ、ポールポジションのセンドラ船戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)がスタートに失敗するもセーフティカー(SC)明けの9周目にトップの座を奪い返すと、2位津田充輝(ファーストガレージKK-SⅡ)を寄せ付けずにフィニッシュまで走り切り、レースキャリア初の優勝を飾った。

 朝の予選に続いて決勝は午前11時39分フォーメーションラップ開始。晴れ間が覗くコースは気温17度、路面温度26度という絶好のドライコンディション、レッドライトが消灯しレーススタート。

決勝のスタートシーン

 スタートがよかったのはフロントロウから発進の津田で一気にトップに立つとホールショットを奪い第1コーナーへ。反対にポールポジションのアレックスは蹴り出しが弱く後続の集団にのみ込まれ、予選3番手の角間光起(ELEVレーシング10VED)にもインを差されて3位でターンイン。さらに予選4番手の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)もS字に向けてアレックスのスキを窺うが、ここはアレックスがポジションを守ると、これでアレックスのスイッチが入ったかS字出口で角間に並びかけると第1ヘアピンまで並走するが、ダンロップコーナー進入では再び角間が前に。しかしアレックスも諦めず第2ヘアピンで角間のテールに張り付くと最終コーナー入口でイン側から勝負をかけてバックストレートで並びかけ、サイド・バイ・サイドでメインストレートに出るとコントロールライン上では全くの同タイム。トップ津田から共に0.960秒で通過した。そこからの加速はアレックスに伸びがあり、第1コーナー手前で角間の前に出て2位へとポジションを上げ、津田追撃に取りかかる。4位内藤も0.234秒の差で3位に落ちた角間にプレッシャーをかける。

 後方では7番手スタートのルーキー石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)が前から発進の伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)をS字でとらえて、チームメイトの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)に続いて6位で第1ヘアピンに飛び込む。しかし4シーズンぶり参戦の伊藤のカンは鈍っておらず、ダンロップコーナー進入でアウトから石井をオーバーテイク、さらにバックストレートで酒井もかわして5位に進出してオープニングラップを終えた。

 各車2周目に突入。ここで今回レースデビューの水谷誠(HC桶川MRPYTTZAPED)が第1コーナーでスピン、アウト側のグラベルにはまった状態でストップしてしまい、コントロールタワーからSC投入が宣言される。

 SCランはそのまま7周目まで行われ、8周目からレース再開。津田を先頭にアレックス~角間~内藤~伊藤~酒井の順だ。

 この展開が利したのが2位のアレックス。スタートの失敗と角間とのバトルで1秒近くまで開いていたトップ津田との差が帳消しになり、8周目終了時には0.243秒差と津田のテールに迫った状態で9周目に突入。テール・ツー・ノーズ状態でチャンスを窺うと最終コーナーでイン側からオーバーテイク。津田を仕留めてトップの座を奪回すると0.194秒差で10周目へ。

 ここからアレックスは連続でファステストラップを更新、2位津田に対して10周目0.753秒差、11周目1.449秒差、12周目1.533秒差とジワジワ突き放しにかかる。その後ろでは3位角間に内藤が接近。その差は10周目0.266秒、11周目0.254秒、12周目0.39秒と一触即発の状態に。5位伊藤はこのペースについて行けず1.075秒のビハインド。さらに6位酒井もやや遅れ気味だ。

 2位津田は13周目に自己ベストを更新してアレックスとのギャップを1.195秒まで挽回するが、そこからアレックスが再度スパート。再び間合いを拡げると17周目、ファイナルラップと連続でファステストラップを更新して勝負あり。最終的に1.953秒までマージンをひろげてチェッカードフラッグの下を通過、2022年の最終戦でデビューし、その時2位でお預けになっていた初優勝を実力でもぎ取った。

 2位は津田、今回がフォーミュラでの初レースだったがしっかりポジションを守ってフィニッシュした。角間対内藤の3位争いは終盤に角間が踏ん張りギャップをひろげ、0.885秒差で表彰台の一角を守った。内藤4位、伊藤5位から2秒以上遅れたが15歳の酒井がチームメイトの石井を振り切って6位入賞。

 表彰台横にマシンを並べたアレックスはマシンに駆け寄ったピットクルーとがっちり握手。応援のメンバーとも抱擁を交わしてからヘルメットを脱ぐと満面の笑顔でガッツポーズをとった。

 3台が出走のマスターズクラスは8番グリッドからスタートの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)がポジションを守り切りクラストップでフィニッシュ。全体12位の畠山退三(ZAP SPEED KKS-Ⅱ)がクラス2位、全体13位の本間隆史(MATレーシングPJ10V)がクラス3位となった。

 筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦は4月13日(土)に舞台を富士スピードウェイに移して行われる。筑波とは打って変わって高速コースとなり、今回見られた勢力図がどう変化するか。興味は尽きない。

優勝はセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

決勝2位は津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

決勝3位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)角間光起(ELEVレーシング10V ED)

決勝4位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

決勝5位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

決勝6位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA
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筑波・富士S-FJ選手権

第1戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/03/17) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 1 筑波サーキット 2.045km

Pos No Cls Cls
Pos
Driver Car
Maker Model
Lap Time Behind Gap
1 73     センドラ船戸 アレックス翔太 TRS・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
18 23'26.425 - -
2 52     津田 充輝 ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
18 23'28.378 1.953 1.953
3 91     角間 光起 ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
18 23'29.785 3.360 1.407
4 22     内藤 大輝 RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
18 23'30.670 4.245 0.885
5 14     伊藤 駿 ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
18 23'31.850 5.425 1.180
6 55     酒井 翔太 ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
18 23'33.854 7.429 2.004
7 53     石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
18 23'34.911 8.486 1.057
8 3 M 1 秋山 健也 スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
18 23'36.786 10.361 1.875
9 39     塚本 凜世 F-BrainウィンズS2 ED
MYST KK-S2
18 23'37.849 11.424 1.063
10 15     黒川 史哉 ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
18 23'38.281 11.856 0.432
11 72     横田 康志朗 ELEVレーシング制動屋S2
MYST KK-S2
18 23'44.058 17.633 5.777
12 38 M 2 畠山 退三 ZAP SPEED KK-SII
MYST KK-S2
18 23'50.623 24.198 6.565
13 46 M 3 本間 隆史 MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
18 23'51.163 24.738 0.540
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
- 18     水谷 誠 HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
13 23'49.345 5Laps 5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 73 センドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED) 58.245 (18/18) 126.397 km/h
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SUPER GT

公式テスト岡山二日目のコメント 名取鉄平「次生さんも僕もトップタイムで終われていい感じだった」

 昨年GT300クラスを戦ったKONDO RACINGで今度はGT500クラスに挑戦する名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)。二日間の公式テストを終えての感想を聞いてみた。

「(GT500昇格の話は)昨年暮れにニスモさんからお話をいただいたので、しっかり準備に集中することができました」

 「(GT500には)テストで既に乗っていたので、特別何かあるというわけではありませんが、初めて500で岡山を走ってみてタイヤ開発が難しいな、と感じていました。二日目の午後は常にトップタイムでセッションを進められて、僕も次生さんもトップタイムで終わることができたので、いいフィーリングでした。ですがドライタイヤには課題が多いので、次生さんやチームと力を合わせてBSとの差を詰めたいです」

 「チームとしては8年優勝がないという状況なので、チームと次生さんとヨコハマタイヤさんと力を合わせて、なんとか優勝したいです。僕も初優勝がかかっているし、次生さんも通算最多勝がかかっているので」

 ベテラン松田次生とのコンビでチームに8年ぶりの優勝をもたらす日はいつか。名取の活躍に期待しよう。

Text Kazuhisa SUEHIRO
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選ドライバーコメント PP・センドラ船戸アレックス翔太「狙っていたタイムより出た」

ポールポジション 73号車・センドラ船戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)57秒866

ポールポジションのセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

 「狙ったタイムより出ましたね。57秒台は入るかなと思っていましたが、なんとか入ることはできました。クルマがバッチリで、問題なかったです。これから決勝も頑張ります」

2位 52号車・津田充輝(ファーストガレージKK-SⅡ)58秒112 トップと0.246秒差

予選2位の津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

 「まず前半は自分の出だしもよくて、いい感じで周回できていたのですけれど、後半になってから、自分の車両コントロールがうまくできなくなってしまって、そこは決勝の時にどうやって補正できるかっていうのが課題になってくると思います。(コントロールができないというのはドライビングの問題?)昨日から抱えていた問題があって、それが後半再発しているところがあって、今日は少しセッティング変えてみてトライして、1本目(のアタック)はよかった感じだったのですけれど、そこから後半になって気温が高くなるにつれて、また同じ症状が再発している感じではあります。決勝にむけてはそのへんを考えて、対策します」

3位 91号車・角間光起(ELEVレーシング10VED)58秒113 トップと0.247秒差

予選3位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「ちょっと不完全燃焼というか、うまく自分のベストをつなげることができなかったな、というところ。正直2番手の方とも千分の1秒差というすごい僅差なので、ちょっと悔しい結果に終わってしまったなという印象です。決勝はとにかく去年以上に接近しているというか、予選のタイムもみんな同じくらいで、バトル激しくなると思うので、バトルに関してはけっこう自信持っているので、なんとかそこで2番手、ないしはトップを狙って、挽回していきたいなと思います」

4位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)58秒176 トップと0.310秒差

予選4位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「最初の方は(調子が)よくて、ただ後半でタイヤの空気圧の問題とかあってちょっと(ペースが)落ち込んできたので、いったんピットに入ったのですけれど。その後もうまくいかなくて、そのままのタイムになってしまったという感じです。決勝はマシンというよりどちらかと言えばドライバーの問題なので、どうすれば速くなるか、というのを考えつつ、頑張りたいと思います」

5位 55号車・酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)58秒310 トップと0.444秒差

予選5位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「昨日の最後の練習と比べると、タイムは上がっているのですけれど、セットも変えているので、それで多少はよくなっているのですけれど。最後にちょっと(タイヤが)タレちゃって、思った以上にヒートが早くて、再度もうタイムを出せないな、と思っちゃったのですけれど。他の選手の後ろのスリップ(ストリーム)についてタイム出そうかなと思ったのですが、タイミング悪くて誰にもつけなくて、苦しい予選になっちゃったかな、という感じです。決勝はスタートをちゃんと決めて、抜かせられるところでしっかり抜いて、とりあえず1位めざして頑張ります」

6位 14号車・伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)58秒327 トップと0.461秒差

予選6位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「今回は自分じゃなくてタイヤの問題ですね。タイヤがダメで、なんかロットがちがうらしいです。新しいロットの方はよく(路面を)喰うらしくて。自分自身は何も問題ないです。クルマも全然問題なくて、ひたすらタイヤですね。決勝に向けては苦し紛れと言うか、セットいじって戦いやすくするか、みたいな感じですね。なんかちょっとふがいない結果なので、本当だったらここ(57秒台)行きたいのですけれど、ま、しょうがないですね」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第1戦筑波予選 久々参戦のセンドラ船戸アレックス翔太が他を圧するタイムでがポールポジション獲得

ポールポジションはセンドラ瀬戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権開幕戦公式予選が3月17日(日)に筑波サーキットで開催され、2022年の最終戦以来の出場となるセンドラ船戸アレックス翔太(TRS・10V・ED)がただ一人57秒台に入れて2番手の津田充輝(ファーストガレージKK-SⅡ)に0.246秒の差でポールポジションを獲得した。

 開幕を迎えた筑波・富士シリーズ。昨年の王者小村明生をはじめ上位ランカーがかなり抜け、替わりに新人や久々参戦の選手などを迎えて14台がエントリー。新たな勢力図が構成されることになる。

 午前8時43分、昨年ランキング4位、終盤2戦を連勝で終えて今シーズンはチャンピオン目指しての参戦となる角間光起(ELEVレーシング10VED)を先頭にコースイン。気温11度、路面温度16度のドライコンディションだ。

 各車ウオームアップを終えて残り17分、まずは内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が59秒374でトップに立つ、2番手は津田で59秒452、3番手角間59秒564と続く。各車ここから本格的なタイムアタックを開始。

 残り16分、アレックスがいち早く59秒を切って58秒803でトップに出るが、直後に角間が58秒590、内藤58秒624とアレックスを上回る。4番手にはマスターズクラスの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)が59秒012で進出。秋山は今シーズンからKKS2にマシンを変えて参戦を表明していたが、セッティングがまだ不十分ということで使い慣れたKKSでの出場となった。5番手酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)、6番手にはこちらもルーキーの塚本凛世(F-BrainウインズS2ED)が上がってくる。

 残り13分。アレックスは58秒268をマークして再びトップに立つと続く周回で58秒180までタイムを短縮。2番手角間も58秒398まで詰めるが0.218秒の差。3番手内藤58秒572で4番手には津田が58秒607でポジションを上げてくる。5番手の酒井を挟んでこちらもデビュー戦の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)が6番手へ。

 残り10分を切って予選は折り返し、ここからが勝負。内藤が58秒349で2番手に上がり角間3番手。さらに残り9分30秒で津田が58秒309で内藤を上回るが、すかさず内藤が58秒176を出してアレックスを上回りトップに立つ。また4シーズンぶり参戦の2020年チャンピオンの伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)が58秒626で6番手に上がってくる。

 残り8分、アレックスが58秒134で再びトップを奪回。0.042秒の差で内藤。3番手以降は津田~角間~酒井と続き6番手には石井が伊藤を逆転。

 残り7分、アレックスは58秒を切って57秒979、さらに57秒866とタイムを削り取る。2番手は津田が58秒112でポジションアップ。内藤は3番手にドロップ。4番手酒井、5番手角間、6番手石井の順。石井は残り5分で58秒310を出して5番手にアップ。

 その後アレックスを脅かすものは現れず、2番手津田に0.246秒の差をつけてポールポジションを獲得した。最後にポジションを上げたのが角間で残り3分時点で58秒260の4番手、さらに残り1分を切って58秒113をマークしたが津田に千分の1秒及ばずでフロントロウは獲得できず3番手。内藤4番手、酒井5番手に続いてチェッカー周に伊藤が58秒327を出して6番手に滑り込んだ。

 3台が出走のマスターズクラスは終始総合8番手前後のポジションを守っていた秋山が全体8位でクラストップ、今回初レースの畠山退三(ZAP SPEED KKS-Ⅱ)が全体12位クラス2番手、本間隆史(MATレーシングPJ10V)が全体14位のクラス3番手となった。

 決勝は午前11時25分コースイン予定。練習走行で好タイムを出して注目されていたアレックスが下馬評通りの速さを見せるか、デビュー戦の津田がカート仕込みの勝負強さを見せるか、昨年終盤一気に覚醒した感がある角間がその勢いを継続しているか。予選後に何人かの選手から今回供給されているダンロップタイヤについてロット違いによる性能差の指摘もあり、それがレースでどう作用するか、目が離せない。

予選2位は津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

予選3位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

予選4位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

予選5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

予選6位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS2)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第1戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/03/16) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 1 筑波サーキット 2.045km

Pos Cls Cls
Pos
Driver Car
Maker Model
Time Behind Gap km/h
1 73     センドラ船戸 アレックス翔太 TRS・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
57.866 - - 127.225
2 52     津田 充輝 ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
58.112 0.246 0.246 126.686
3 91     角間 光起 ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.113 0.247 0.001 126.684
4 22     内藤 大輝 RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
58.176 0.310 0.063 126.547
5 55     酒井 翔太 ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
58.310 0.444 0.134 126.256
6 14     伊藤 駿 ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.327 0.461 0.017 126.219
7 53     石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
58.375 0.509 0.048 126.116
8 3 M 1 秋山 健也 スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
58.594 0.728 0.219 125.644
9 39     塚本 凜世 F-BrainウィンズS2 ED
MYST KK-S2
58.682 0.816 0.088 125.456
10 15     黒川 史哉 ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.706 0.840 0.024 125.405
11 72     横田 康志朗 ELEVレーシング制動屋S2
MYST KK-S2
59.052 1.186 0.346 124.670
12 38 M 2 畠山 退三 ZAP SPEED KK-SII
MYST KK-S2
59.164 1.298 0.112 124.434
13 18     水谷 誠 HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
59.183 1.317 0.019 124.394
14 46 M 3 本間 隆史 MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
59.612 1.746 0.429 123.499
---- 以上基準タイム(130% - 1'15.439)予選通過 ----
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筑波・富士S-FJ選手権

第1戦筑波注目選手インタビュー 石井大雅「自分の走りを見せて、優勝めざしてがんばりたい」

 2024年JAF地方選手権、スーパーFJ筑波/富士シリーズが開幕を迎え、昨年とは大幅に選手が入れ替わった。今回は新人やカムバック組など8名について前日のスポーツ走行の合間にインタビューを行った。

 まずは今回スーパーFJのデビューレースを迎えた6名のドライバー。

横田康志朗(ELEVレーシング制動屋S2)

 72号車「ELEVレーシング制動屋S2」をドライブする横田康志朗。前田代表率いるELEVレーシングはエースの91号車角間と、各レースでスポット参戦する選手の2台体制でレースに出場する。横田は普段はメカニックを行っているが、その合間のトレーニングで成果が見られたことでフォーミュラマシンでのレース参戦とあいなった。

 ――レース参戦は初めて?

 「JAF戦が初めてなので、緊張しています。レーシングカートも遊び程度でした。

 ――練習やってみての感想は?

 「だいぶうまくなったなって感じると、もっと速い方がたくさん、上には上がいるんだなっていう感じでいて、心が折れちゃうような時もあるんですけれど。ただ、楽しもうと思っています」

 ――練習はかなり積んだ?

 「8か月ぐらいの間で月に1回とか2か月に1回とかでした。タイムは59秒7とかやっと入れたって感じですね」

 ――今後の参戦については?

 「いまのとこと考えていないですね。ただ今年はELEVさんのところで整備やチームのサポートというかたちで1年間続けて行こうとは思っています。後は今日(練習)と明日(レース)の結果次第で、自分はもっと伸びると思っているので、楽しみながら成長したいです。速い方がたくさんいるので学びながら成長できればと思います」

塚本凜世(F-BrainウィンズS2 ED)

 39号車「F-BrainウインズS2ED」の塚本凛世。2022年には全日本カート選手権に出場していた。

 ――練習はかなり積んだ?

 「今回の為に練習はかなりしました。だいたいいい感じには仕上がってきたので、結果が出せるといいな、という感じです」

 ――ここまで練習走行での調子は?

 「悪くはなかったかなーとは思います」

 ――カート出身という事でフォーミュラとの違いは苦労しなかった?

 「かなり苦労して、車重が重い分コントロールの難しさがより強くなって、そこにかなり苦戦していました」

 ――本番に向けて自信のほどは?

 「(自信は)あるかな(笑)。やれるだけがんばります」

石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 53号車「ファーストガレージ制動屋S2」の石井大雅はSIMレース出身だ。

 ――もともとはSIMレーサーだった?

 「グランツーリスモ中心にやって、その後iRacingとかやっていて、オーディションがあったのでファーストガレージさんを受けた、という感じです。マツ耐っていうマツダ車のレースには出ていましたが、JAF戦のレースは初めてです」

 ――実車に慣れるのは大変だった?

 「けっこう(クルマの)動かし方とかが違ったりとか、そのへんがけっこう難しいなとは思っています」

 ――その点は克服した?

 「半年間練習してきたので、そこはもう自信もってやって行きたいと思っています」

 ――明日のレースに向けては?

 「けっこう強敵ぞろいなので、がむしゃらにという訳ではないですけれど、自分の走りを見せて、優勝めざしてがんばりたいと思います」

津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

 52号車「ファーストガレージKK-SⅡ」の津田充輝はカートレース経験者。

 ――カートレースは何年ぐらいやった?

 「中学1年から始めて高校2年まで5年間やっていました。今19歳です」

 ――練習はかなり積んだ?

 「カートの練習は地元のサーキットでやっていたのですけれど、スーパーFJに関しては、1月くらいから本格的に始めて、月2,3回練習していたので、カートよりは練習回数少なくなってしまったです。その中でも全力を出せるようにがんばります」

 ――カートとフォーミュラの違いは大きい?

 「大きく感じます。特に車重が4倍くらいあるので、挙動の変化が自分の感覚とずれていて、そこにけっこう苦しんでいる面もあるので」

 ――そこはまだ慣れ切っていない

 「ただちょっと使いこなせてないところがちょっとある感じです」

 ――明日の目標は?

 「もちろん優勝です」

水谷誠(HC桶川MRPYTT ZAP ED)

 18号車「HC桶川MRPYTTZAPED」水谷誠はカートはじめモータスポーツ経験がまったくない状態でのレースデビューだ。

 ――今までレースに経験は?

 「何もないです(笑)、初レースになります」

 ――練習はけっこう積んだ?

 「走りましたね。ZAPさんのオーディションの時から2年ぐらい練習して」

 ――ここまで調子は?  「まだぜんぜん、58秒台に入れていないので、未経験な部分が多いです。そこを経験積んで勉強していきたいなと思います」

 ――明日の目標は?

 「まず完走というのがひとつと、真ん中ぐらい(の順位)に入れればいいなとは思います」

畠山退三(ZAP SPEED KK-SII)

 38号車「ZAP SPEED KKS-Ⅱ」畠山退三は主にサーキットトライアルで活躍してきた。

 ――今回がレースデビュー?

 「そうです、タイムアタックは経験あります」

 ――フォーミュラの練習はどのくらい積んだ?

 「1年くらいですね」

 ――タイムアタックとフォーミュラの違いはどう感じる?

 「ヨーを出してどう曲がるかというのがスーパーFJは必要なのですけれど、ハコ車は逆にそういうのはないので、旋回のしかたとかがまったく違いますね」

 ――筑波自体は慣れたコース?

 「1年練習しましたからね。それまではあまり」

 ――明日の目標は?

 「58秒台に入れたいですね、今は59秒2がベストです」

 ――決勝は18周と長いが大丈夫そう?

 「初めてなんでわからないですね(笑)。タイムアタックとは集中のしかたも違うと思うので。レースに出て課題が見えれば成長できるかなと思います」

 そして今回がデビューではないが注目の2選手。

酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 55号車「ファーストガレージKK-S2」の酒井翔太は筑波では初レースだが2月の鈴鹿クラブマンレースでデビューし、Formula-BeatとスーパーFJにダブルエントリー。雨の中F-Beでは2位に55秒の大差をつけて優勝と鮮烈なデビューを飾る一方で、同日のスーパーFJではトップから56秒の遅れで13位と真逆のリザルトとなり周囲を驚かせている。

 ――筑波の印象は?

 「普通のコースと違うライン取りだとか、コース独特のラインが今ちょっと苦戦しているところです。練習ではあまりいい結果残せていないのですよ。明日のレースに向けて今日調整できればなと思っています」

 ――練習はけっこうできた?

 「練習行ける時に行っていたので、ちょくちょくは来られていました」

 ――先月の鈴鹿はF-BeとS-FJで対照的な結果だったが原因は?

 「(マシンの)乗り換えだったり、ラインも少し違っていて、タイヤの太さも全然ちがうので、そこで一番苦戦しちゃったかな、と思います」

 ――カートの経験は?

 「2年くらいですね」

 ――カートからフォーミュラへの乗り換えは苦労しなかった?

 「(切り替えは)スムーズだったのかなという感じです。ギアの操作の違和感とかはあったのですけれど、そこさえ慣れれば、後は大丈夫でした」

 ――明日に向けての抱負は?

 「筑波で初めてのレースですけれど、周りのみんなに負けないように、ぶっちぎっての優勝目指して頑張ります」

伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 14号車「ZAP SPEED 10VED」の伊藤駿は2020年の筑波S-FJチャピオン。新型コロナの影響で4戦に縮小されたシリーズの3戦に出て全勝という強さを見せた。今回4シーズンぶりのレース参戦となる。

 ――4年ぶりのS-FJでのレースで、その間に何かレースはしていた?

 「そうですね、公式のレースは出ていなくて、個人的にクルマ乗り回したりKT100(レーシングカート)は乗ったりしていました」

 ――当時の調子は取り戻せている?

 「タイヤがついていればみんな同じなので、時になんの問題もないですから。ただ今年はけっこう速い人が多いらしくて、さすがに自信を持って優勝できるとは思わないですけれど、いいところまで行けたらな、と思います」

 ――今シーズンはフル参戦の予定?

 「そうです。あとはどこかしらスポットで遠征もしたいです」

 カートレース、SIMレース、サーキットトライアル、はたまた未経験からのレースデビューなど様々なルートからスターティンググリッドに並ぶ彼らの活躍に期待したい。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

RiNoA Racing project、2024年の体制発表

 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズに参戦する、里見乃亜代表率いるRiNoA Racing project「群馬トヨペットTeam RiNoA」が今シーズンの参戦体制を発表した。

 2020年に参戦を開始した同チームは 2021年に佐藤樹選手、昨年は内田涼風選手がそれぞれシリーズチャンピオンを獲得し、毎年トップ争いを見せている。今年は81号車に丸山陽平選手、82号車に大川烈弥選手を起用しシリーズ連覇、そして年末の日本一決定戦での優勝を目指す。

 丸山選手はカートレース出身で昨年はGRPシリーズ戦での優勝経験もある。大川選手は2021年からスーパーFJもてぎ・菅生シリーズに参戦、2022年は菅生で表彰台を獲得しシリーズ8位にランクインしている。

 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ開幕戦は4月27日、28日の2レース開催で幕を開ける。今年も「群馬トヨペットTeam RiNoA」の戦いぶりに注目が集まる。

Text: Junichi SEKINE

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SUPER GT

公式テスト岡山二日目のコメント 岩佐歩夢「想像以上にハコ車だな、と思った」

公式テスト1回目:急きょテストに参加した岩佐歩夢(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)

 今週末最大のサプライズは昨年までFIA-F2で活躍し、今シーズンからスーパーフォーミュラを戦うことになった岩佐歩夢の参加だろう。昨日急遽決まったというGT500マシンのドライブ。まずは今日のテストの感想を尋ねた。

 「すごく楽しめましたね。ドライは5周くらいでしたが、その5周の中でも感覚はすぐに掴めましたし、ウェットも走らせてもらえて、ドライ、ウェット両方乗れたことは大きな経験値になりました。ただ、ドライでもう少し走りたかったな、というのはあります。運転していてすごく楽しいクルマでしたので」

 「本当に急遽決まった感じです。元々は明日から海外に戻る予定にしていたんですが、牧野(任祐)が走れなくなったということでこの機会をいただきました。僕の経験の足しになれば、ということで参加を決めました。今季はSFに参戦しますが、目標はあくまでF1です。そのための経験値の足しになればということです」

 続いて実際に乗ってみてのGT500マシンの印象を尋ねた。

 「いろんなドライバーさんに話を聞くと、ハコの形だけどフォーミュラに近いよ、という答えが返ってきました。それを聞いてイメージしていたせいもあったのか、乗ってみたら想像以上にハコ車だな、と感じました。でも自分は四輪レースにはスーパー耐久から入っているので、自分のハコ車に乗っていた時の感覚が戻ってきた感じがして、数周の間に馴染めました。充実した周回でした」

 「岡山は2019年にスーパー耐久で走ったことがあったので、初めてではなかったんですが、かなり久しぶりだったので、まずはコースを思い出すところから始めました」

 今後のスーパーフォーミュラに活かせる点はどのあたりなのか。岩佐はこのように考えていた。

 「基本的にエアロダイナミクスを活かして走るクルマなので、ハコ車ですけどそこは似ています。このぐらいダウンフォースの効いているクルマというのは世の中にあまりないので、それに乗ることができたという点が自分のドライビング面の収穫でした」

 「自分が今季チャンピオンシップを戦うのはスーパーフォーミュラなので、今回の経験から活かせるものをピックアップして、スーパーフォーミュラで使い、自分のパフォーマンスを上げたいと考えています」

 「基本的にSFのため、という気持ちで今回来ています。スーパーフォーミュラの走行機会は多くないので、こうやってハイスピードでダウンフォースの効いたマシンで走れたというのはポジティブに捉えています」

 岩佐が今後再びGT500をドライブすることはあるのだろうか。このことを尋ねると、こんな答えが返ってきた。

 「もう一度GT500に乗るということは全く考えていません。今回はスケジュール的に空いていたし、レッドブルからもハイパフォーマンスなマシンに乗る機会があるなら積極的に乗ったほうがいい、と言われていましたので、ドライバーとしての経験を積ませてもらう機会として乗りました。このマシンの性能を肌身で感じられたこと、SFに活かせる点を感じられた事が今回の収穫でしたね」

 岩佐の目標はあくまでもF1。そこに繋がるチャンピオンシップとして今季はスーパーフォーミュラに専念する。そのことが改めて明らかになった一日だった。

公式テスト1回目:急きょテストに参加した岩佐歩夢(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

公式テスト岡山二日目のコメント 松田次生「8年ぶりの勝利を近藤監督にプレゼントしたい」

公式テスト1回目:チームを移籍した松田次生(KONDO RACING)

 終始ウェットコンディションの中で行われた岡山テスト最後のセッションは、24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が制した。セッション終盤にトップタイムを叩き出した松田に話を聞いた。

 「このコンディションなんでね。ウェットコンディションの中で初めてヨコハマさんのタイヤを履いたんですが、すごく良い感触でした。自分の中でもすごくフィーリングを掴めました。ただ、この気温でのタイヤと、この先のコンディションのタイヤは違ってくるので、そこでどう合わせこむか、ということをしっかりやっておかないといけません。でもパッと乗ってこのタイムを出せるのはすごくポジティブです。進化を感じます。感じますがこのコンディションでレースをするとは限らないんで、暖かい時を見据えて開発を進めていかないといけません。でも横浜さんには良い刺激になったんじゃありませんか」

 「予選シミュレーションではブリヂストン勢がQ1とQ2でタイムの落ち込みが少なかったですね。そこでヨコハマ勢は後れをとってしまいました。もっともっと貪欲に開発しないといけませんが、向いてる方向性は一緒なので、それをどう実現していくかが課題ですね」

 「タイヤにポテンシャルはあると思うし、クルマの方もエンジニアの村田(卓児)さんとはフォーミュラで一緒にやったことがあるので、すごく良いフィーリングです。まだまだ改良の余地はあると思いますが」

 続いて新しいチームの印象を聞いた。

 「ワークスはいろんなミーティングが多かったりしましたが、KONDO RACINGはアットホームというか、昔フォーミュラをやっていた時と同じ感じで。みんな同じ方向を向いていて、やる気もあるし、すごく楽しみですね。名取選手もウェットの中で非常に良いタイムを出しているので、すごくポジティブな雰囲気だなと思います」

 最後に今シーズンの抱負を聞いた。

 「チャンピオンは難しいかもしれませんが、それはやってみないとわからないことです。チームとして8年間優勝がないと聞きましたので、まずは勝利を挙げて近藤監督にプレゼントしたいです。僕の最多勝(25勝)もかかっていますしね」

 KONDO RACINGの8年ぶりの勝利と自身の通算最多勝を目指して、松田は今シーズンも全力で戦う。

公式テスト1回目:チームを移籍した松田次生(KONDO RACING)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

公式テスト岡山一日目のコメント 中村仁「小高先輩に少しでも近づけるように」

 昨年までFIA-F4を戦い、今季から31号車apr LC500h GTでGT300に参戦することになった期待のルーキーの一人が中村仁だ。この日行われた予選シミュレーションではQ1を担当し、A組のトップタイムをマークする。

 「まずは午前中のルーキーテストに合格できて一安心でした。午後は新品タイヤを履かせてもらってQ1でアタックしました。ちょっと反省すべき点もあるなか、それでもトップタイムを出すことができたのは良かったです。正直いうともう少し詰められる部分はありましたが」

 続いて今季ドライブすることになったLC500h GTの印象を尋ねた。

 「すごくポテンシャルの高いクルマだと思います。今回の予選シミュレーションでもQ1、Q2共にトップタイムでしたし、うまくチームとコミニュケーションが取れているので、これからも速くなっていくだろうと思います」

 チームメイトの小高一斗も中村と同じルートを通って現在はGT300とスーパーフォーミュラを戦っている。中村にとっては良いお手本となる存在だろう。

 「いろんな話をしてくれます。レースのコミニュケーションだけでなく世間話みたいなことも結構してくれます。すごく良い先輩です。スーパーフォーミュラ・ライツのことも、乗る前にいろいろアドバイスをくださいました」

 最後に今季の目標を尋ねた。

 「初年度なので、まずはクラッシュしないでちゃんと走り切ることを第一の目標とし、小高先輩に少しでも近づけるよう心がけて、チームの皆さんと頑張っていきます」

 まずは開幕戦岡山でどれだけの結果を残せるか。若いドライバーたちの活躍に注目しよう。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

公式テスト岡山一日目のコメント 福住仁嶺「すぐ結果を残すことも大事だが、まずはちゃんと仕事をこなす」

 スーパーGT公式テスト初日、最初のセッションでトップタイムを記録したのは、今季チームを移籍し14号車ENEOS X PRIME GR Supraをドライブすることになった福住仁嶺だった。福住は午後の予選シミュレーションでもQ1でトップタイムを記録してみせた。

 「岡山以外のサーキットでもテストをしてきましたが、乗り始めから違和感なく、順調にテストをこなしていますし、長い距離を走った上でこの公式テストを迎えられたので、非常に充実した一日を過ごせました」

 過去のレースリザルトを振り返っても、TGR TEAM ENEOS ROOKIEにとって岡山は非常に相性の良いサーキット。そのことを福住に尋ねると以下の答えが返ってきた。

 「相性がいいからこそ、失敗できないというプレッシャーを感じます。なるべく僕も落ち着いて、チームに貢献できるように頑張ります。開幕戦の目標は優勝ですけど、あまり考えすぎないように(笑) 移籍してすぐに結果を残すことも大事ですが、ちゃんと仕事をこなせるように心がけます」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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