カテゴリー

ニュース内検索

2025年1月

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

ルーニースポーツのスカラシップが始動 植田正幸代表「レース界への恩返し」

スタートシーン

 12月1日、鈴鹿サーキットで行われたスーパーFJ表彰式の席上、ジャパンスカラシップシステム(畑川治代表)より、2025年からルーニースポーツ(植田正幸代表)が、スカラシッププログラムを行うことが発表された。

 対象となるレースはフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)で、スーパーFJ日本一決定戦で2位に入った小田優、同3位の加納康雅がスカラシップ対象に選出されたことも併せて発表された。

 この件に関して12月8日、鈴鹿サーキットで行われたFIA-F4第8戦に出場し、インデペンデントクラスで5位に入ったばかりの植田に話しを聞いた。

 「僕からJSSさんにスカラシップの企画を考えていますが、どうでしょうかと聞いたら『是非やって欲しい』とのことでした」

 JSSはその名の通り、スーパーFJで優秀な成績を収めたドライバーにJAF-F4(現フォーミュラ・ビート)への年間参戦サポート、FIA-F4参戦の資金援助を行ってきた。過去には牧野任祐、大湯都史樹、角田裕毅、三宅淳詞などがスカラシップを獲得し、上位クラスへのステップアップを果たしたが、諸般の事情で2019年を最後にこのプログラムは終了していた。

 「メーカー落ちした子とか、他にも速い子はたくさんいるのでその子らにチャンスを与えようと思っています。今回、小田選手と加納選手を選出しましたが、あと2人くらい加えて4人程度でFRJのテストを行い、1人にスカラシップを与える予定です」

 「FRJのマシンは2台持っているので、どうしても乗せたいドライバーがいれば、2台体制にするかも知れません。もしくは、4大会開催されるF110カップとか、地方サーキットを回ってコースを覚えることができるフォーミュラ・ビートに乗せることも考えています」

 スカラシップを獲得したドライバーは、2025年度のFRJ年間参戦権を得る。フォーミュラリージョナルは、昨年から若いドライバーがしのぎを削るマカオのワールドカップに採用され、トヨタも今シーズンからFRJに本格参戦を発表。将来的には全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権との統合もうわさされ注目度も高まっている。ここで優秀な成績を収めれば大きなチャンスをつかめそうだ。

 「いままでレースに使ってきた予算ですが、ぼくの分を減らして、その分を若い子のために使おうと思っています。レースがあるから仕事も頑張れてこれたので、恩返しの意味でも若い子にチャンスを与えようと思っています」

ルーニースポーツの植田正幸代表

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI

FCR-VITA

第4戦冨士決勝コメント 優勝・藤原大暉「4番手まで落ちたのは想定外だった」

優勝 藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

優勝した藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

 「実はファイナルラップの300Rでシフトミスしていまして(苦笑)。それでいったん(徳升選手に)前に出られたのですが、最終コーナーをピッタリ付いていければスリップストリームに入れるので、もしかしたらチャンスあるかなと。なるべく(コーナー)出口重視で、スリップが一番効く間合いで入っていったら、最後の最後で逆転できました。(序盤)4番手まで落ちちゃったのは想定外だったのですが、そこからは自分のスピードを取り戻せたというか、あれで吹っ切れたというか(笑)、よかったです」

2位 徳升広平(PassingMark VITA)

決勝2位の徳升広平(PassingMark VITA)

 「最後にやられちゃったのは しょうがない、あれもレースですね。やるだけやったので、出し切ったかなと思います。トラブルなく走り終えて、チャンピオン取れたのもチームのおかげであるので、ありがとうの一言に尽きます。(来年の)5連覇はございません(笑)。別のカテゴリーで頑張りますので、応援よろしくお願いします」

3位 奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

決勝3位の奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

 「届かなかったですね。ちょっと(タイヤの)内圧とかもアレ(失敗)があって、序盤アンダーステアに悩まされて、前について行くのに精いっぱいだったので、絡めなかったですね。それが何より悔しいです。後半内圧が上がっていって、やっとフロントが利くような感じになりましたが、負けました」

4位 井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

決勝4位の井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

 「ファイナルラップのオーバーテイクは やっぱり富士ってスリップストリームが効くので。最終コーナーでも差せる間合いだったのですが、そこは確実に、スリップで抜くことを意識して、最終コーナーを我慢し直線で抜いた、という感じです。急な参戦でしたが元々MECに出ていたので、先週の岡山からの連戦なので、その流れのまま、いい感じで来られました」

5位 下野璃央(Dr.Dry☆VITA)

決勝5位の下野璃央(Dr.Dry☆VITA)

 「最終ラップのオーバーテイクは、前で井本選手と落合選手がバトルしていたので、最終コーナーからの加速でそこに私が追いついて、スリップで前に出られたという感じで、狙い通りです。スタートで3台ぐらい抜けたので、それも狙い通りでした」

6位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

決勝6位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「ファイナルラップは普通にスリップストリームで抜かれちゃった、という感じです。あとはこの週末ずっと風が強くて、ストレート走っていても、コントロールタワーとグランドスタンドに挟まれた区間はいいのですが、そこまではすごい横風で失速していたので、最後はキツかったです。スタートはボチボチという感じでポジション上げて。そこから2位までは行けたのですが、ストレートで全体的にキツいところがあって。コーナーで何とかするのですが、何とかした分をストレートでやられちゃう感じで、そこが苦しかったです」

ジェントルマンクラス優勝 イノウエケイイチ選手(ワコーズEDニルズ)

ジェントルマンクラス優勝のイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)

 「うれしいですが、総合でもっと戦えるように、来年はちょっとやせてきます(笑)」

ジェントルマンクラス2位 山本龍選手(おさきにどうぞVITA)

ジェントルマンクラス決勝2位の山本龍(おさきにどうぞVITA)

 「ヘアピンで他のマシンがたぶんスピンして、横に当たってきて。そこから調子が悪くなり、ギアもうまく入らなくなり、それでずるずる順位を落としてしまうみたいな感じになっちゃったので。できればイノウエ選手のところ、近くまで行きたかったのですが、それはかなわず、ちょっと不甲斐ないレースでした。ジェントルマンクラス2位というのはいいとして、という感じですね(笑)。もうちょっと(総合で)上に、予選の順位でも上に行きたかったです」

ジェントルマンクラス3位 富田栄造選手(CPホールディングスニルズ)

ジェントルマンクラス決勝3位の富田栄造(CPホールディングスニルズ)

 「前回のレースの時にホントは3位で表彰台上がれると思っていたのですけれど、最終ラップにコースアウトして逃していたのですよ。それで今回はリベンジできてよかった、ありがとうございます。何とかミスもなく、コースアウトもなく、接触もなく完走できたので、よかったです。エンジン乗せ換えたばかりでちょっと遅いので、直線で(他より)1秒くらい遅くて、いくら後ろにつけても抜けない状況で離されて。最終コーナーでまた追いつくのだけど、という繰り返しで、でも楽しかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

FCR-VITA

第4戦冨士決勝 ファイナルラップのストレート、スリップストリームを得た藤原大暉が優勝 徳升広平は4連覇達成

優勝した藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

 富士スピードウェイを舞台に行われるFCR-VITAシリーズの最終第4戦決勝が12月21日に開催され、予選2番手からスタートの藤原大暉(ACE LINE'S VITA)がファイナルラップのフィニッシュラインまで展開したトップ争いに競り勝って優勝を飾り、2位フィニッシュの徳升広平(PassingMark VITA)がシリーズチャンピオンを獲得、4連覇を達成した。

 朝から行われた予選に続いて決勝は午前10時コースイン開始。冬の富士スピードウェイには日が差し気温は9度まで上昇しているが、時々強い風が吹き体感温度はかなり低い。49台がグリッドに整列すると午前10時17分フォーメーションラップ開始。路面温度もあまり上がってきていないようで、タイヤの内圧をレースのどの段階に合わせるか、各陣営悩んでいたようだ。気になるチャンピオンの行方は徳升が2位以内ならば自動的に決定。3位以下の場合は斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)と藤原の結果次第ということになる。

 49台全車がクリーンスタート、10周または30分間の決勝が開始された。

 蹴り出しがよかったのが2番グリッドから発進の藤原で、ポールシッター徳升の右サイドに並べかけてTGRコーナーにインから進入。サイド・バイ・サイドで第2コーナーを走り抜けると続くコカ・コーラコーナーで徳升が前に出てトップの座を守る。その後ろでは4番手スタートの落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が3番グリッドの奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)をTGRコーナー手前でオーバーテイク、3位に上がるも奥住がTGRコーナーの中で差し返してポジションを戻す。

 徳升~藤原選手~奥住~落合がワンパックでトップグループを形成、5位以下をやや引き離して第3セクターへ。パナソニック・オートモーティブコーナーを立ち上がる所からの加速で奥住、落合選手が続けて藤原をかわして順位を上げてコントロールラインを通過。2位奥住~3位落合~4位藤原という順に変わるが、それぞれ0.025秒、0.051秒しか差はない。そしてオープニングラップの混戦を抜けて順位を上げたのが井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)で8位から6位へアップ。逆転チャンピオンを狙う斎藤は6位から10位へとポジションを落としチャンピオンに赤信号がともるが、まだわからない。

 5台が出走のジェントルマンクラスでは1周目を終えてイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)が総合11位のクラストップ、山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)が総合16位のクラス2番手、富田栄造(CPホールディングスニルズ)が総合35位のクラス3番手を走っている。

 トップに立った徳升は順位を争う2位グループを引き離し3周目に1.6秒差。一方2位グループでは3周目に藤原が落合を攻略して3位に浮上する。4周目に藤原はここまでのファステストラップの1分58秒334を出して奥住に0.27秒差と接近、落合をはさんで5位永井歩夢(BBS VITA)、6位には下野璃央(Dr.Dry☆VITA)、7位に井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)が上がってくると4周目のTGRコーナーで下野と井本が相次いで永井をオーバーテイク。これで下野5位、井本6位で永井は7位にドロップ。

 5周目に入りストレートで奥住のスリップストリームから抜け出た藤原がコントロールライン上では0.036秒と僅かに前に出て2位に進出。トップ徳升から1.114秒差でレースは後半戦へ。

 勢いに乗る藤原は6周目に1分58秒192とファステストラップを更新、徳升との間合いを0.626秒まで削り取る。3位奥住、4位落合はやや離されそれぞれ0.9秒、0.7秒の間合い。7周目も藤原は1分58秒118とこの日のファステストラップをマークして徳升を0.178秒差にロックオン。テール・ツー・ノーズ状態で8周目に突入すると左サイドから並びかけてTGRコーナーにアプローチ。インサイドを守った徳升が先行してターンインするが、ややオーバースピードかラインがアウトにはらみ、クロスラインでインサイドに切れ込んだ藤原が前に出てついにトップが交代する。しかし徳升は食い下がって逆転のチャンスを伺っている。0.242秒差で8周目を終えた両者はTGRコーナーで今度は徳升が藤原のスリップストリームを使ってTGRコーナーでのチャンスを伺うが、ここは藤原が守って0.3秒差でファイナルラップへ。後方では井本が下野を仕留めて5位に浮上している。

 ファイナルラップ。TGRコーナーで徳升が再びチャンスを伺うがここは藤原が抑える。2台はバンパー・ツー・バンパーの車間で第2コーナーからコカ・コーラコーナーを抜けると、300Rで藤原が僅かに失速したのを見逃さずに徳升がアウト側からダンロップコーナーへのブレーキングで前に出てトップの座を奪い返す。しかし藤原は徳升のテールを逃がさず、両車はパナソニック・オートモーティブコーナーを立ち上がりフィニッシュラインに向けて加速競争。ぎりぎりまで徳升のスリップストリームを使った藤原が左サイドに躍り出て前に出るとトップでチェッカードフラッグの下を通過、優勝を勝ち取った。徳升は0.104秒及ばずの2位に終わったが、これで2024年のシリーズチャンピオンを確定させた。3位は奥住。ファイナルラップに接近戦となった4位グループはパナソニック・オートモーティブコーナーまでポジションを守っていた落合を立ち上がりで井本、下野が次々とオーバーテイク。井本4位、下野5位を獲得。落合選手は一瞬で6位に落ちるというFCR-VITAならではの厳しさを味わう結果になった。3台の間合いは僅か0.188秒だ。

 ジェントルマンクラスはイノウエが総合12位でトップ、山本が総合16位クラス2番手、そして77歳の富田が総合32位クラス3番手で表彰台に立った。

優勝は藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

決勝2位は徳升広平(PassingMark VITA)

決勝3位は奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

決勝4位は井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

決勝5位は下野璃央(Dr.Dry☆VITA)

決勝6位は落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

ジェントルマンクラス優勝はイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)

ジェントルマンクラス決勝2位は山本龍(おさきにどうぞVITA)

ジェントルマンクラス決勝3位は富田栄造(CPホールディングスニルズ)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

FCR-VITA

第4戦冨士公式予選コメント ポールポジション・徳升広平「みんなのおかげで取れたポールポジション」

ポールポジション 徳升広平(#16PassingMark VITA)1分57秒617(コースレコード)

ポールポジションを獲得した徳升広平(PassingMark VITA)

 「これはもう『みんなのおかげ』で取れたポールポジションですね。いろんな人がいろんなことを教えてくれて、うまくまとめられてよかったです。決勝もこの調子で行きたいと思います。チャンピオン取れるかはわからないですが、ミスのないように、2位以内で確定なのでここから逃げ切れるように、と言ってもそんなに甘くないので、頑張りたいです」

2位 藤原大暉(#39ACE LINE'S VITA)1分57秒957(+0.340秒)

予選2位の藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

 「やっぱり49台もいたので、きっちりクリアラップ取れたかといえば全然だめで、どこかでスリップストリーム使えて稼げたり、逆に詰まったりしてこのタイムだったので、決勝はしっかり戦っていけると思います。今週チームがガラっと変わって、車も一気に変わったので、チーム特有のセットアップがあって、それにドライビングを合わせるのに精いっぱいでした。セットアップのそれなりに煮詰めたのですが、ずっとタイムもパっとしなかったのが、予選になってしっかりタイム出せたので、そこは一安心ですね。決勝はなるようにしかならないので、しっかり戦います。絶対逃げられないレースになるので、あと寒いので、最初の(タイヤが)冷えた状態で、ミスとかしないように。シーズン通して戦っているので、クリーンにやりたいですね、でも行くときは行きます(笑)」

3位 奥住慈英(#66SEVEN x SEVEN WITH KFM)1分58秒065(+0.448秒)

予選3位の奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

 「クルマは交換しましたが、今年MECで僕が使ったマシンなので、違和感とかはありません。調子はいい感じです。トップと僅差なので、許容範囲かなと思っていて、決勝は勝負できると思います」

4位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)1分58秒215(+0.598秒)

予選4位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「VITAは先週岡山のMECに参戦して、そこから連戦です。FCRは8月以来ですね。VITAは(スーパーFJのような)フォーミュラでもなく、ハコでもなく中間のカテゴリーという感じで、S-FJの応用で走れるクルマではあるので、そこの点(乗り換えは)難しくはないです。4番手という結果は僕自身アタックラップを完璧な形で出たタイムではないので、もっとタイムが出るという感触は自分の中にあるという中での4番なので、決勝はもっと上にいけると思います。優勝狙って行きたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

FCR-VITA

第4戦冨士公式予選 シリーズ4連覇へ視界良好、徳升広平がコースレコードでポールポジションを獲得

ポールポジションは徳升広平(PassingMark VITA)

 富士スピードウェイを舞台に行われるFCR-VITAシリーズの最終第4戦公式予選が12月21日に開催され、シリーズランキングトップの徳升広平(PassingMark VITA)がポールポジションを獲得した。

 すっかり冬の装いの富士スピードウェイにやってきたVITAは49台。ここまで3戦を終えてシリーズランキングの首位は徳升の44ポイント。徳升はここまでシリーズ3連覇を果たしていて、今年4連覇目に挑んでいる。これを追うのが38ポイントの斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)と、30ポイントの藤原大暉(ACE LINE'S VITA)と3人がシリーズチャンピオンの目を残している。

 まずは午前8時5分に20分間の予選が開始。気温6度、路面温度もかなり低そうで各車は慎重にタイヤをウオームアップして残り時間13分あたりからタイムアタック開始。まず徳升が1分58秒733でトップに立つと、続く周回で下野璃央(Dr.Dry☆VITA)が58秒553でトップへ、先月16歳になったばかりの落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が58秒601で2番手、斎藤が58秒604で3番手に上がり徳升は4番手へドロップ。

 折り返しの残り10分には永井歩夢(BBS VITA)が1分58秒360で15番手から一気にトップに立つ。トップから10位までが1秒以内に並ぶ接戦だ。11番手には山本龍(おさきにどうぞVITA)が、1分59秒460というジェントルマンクラスのコースレコードを出してクラストップにつけている。

 その後もトップの座は1分58秒215の落合→58秒174の藤原と次々に入れ替わるが、残り時間6分に徳升が57秒795を出して7番手からトップに返り咲き。その後は徳升を上回る者が現れず上位が膠着状態になる中、自己ベストを更新して順位を上げたのが翁長実希(Car Beauty Pro RSS VITA)で58秒404で残り時間4分に11番手から5番手へポジションアップ。さらに残り2分、奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)が58秒065で3番手に浮上する。藤原は自己ベストを57秒957まで短縮するが2番手変わらず。

 残り1分でジェントルマンクラスの首位が交代。イノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)がクラスのコースレコードを更新する1分59秒050をマークして総合14番手クラストップへ。山本は0.038秒差の総合15位クラス2位、クラス3位は総合29番手の大沢良明(ビーンズスポーツYRC☆VITA)。

 チェカードフラッグが振られ各車最後のタイムアタック。ここで徳升はダメ押しの1分57秒617を叩き出し、コースレコードを更新して予選は終了。2番手0.340秒差で藤原、3番手0.448秒差で奥住という結果に。

 ジェントルマンクラスはイノウエが総合15番手でクラストップ、山本が総合17番手のクラス2位、大沢が総合30番手のクラス3位という結果になった。

 FCR-VITA第4戦決勝は本日午前10時15分に開始予定だ。

予選2位は藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

予選3位は奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

予選4位は落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

予選5位は永井歩夢(BBS VITA)

予選6位は斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿総合結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/17-18) Total Testing Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverTeamSession1
Session2
Session3
Session4
TimeBehindkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'51.248
*1'50.401
1'50.905
1'50.511
1'50.401-189.357
22荒尾 創大DELiGHTWORKS RACING-
*1'51.268
-
-
1'51.268 0.867187.882
32卜部 和久TODA RACING-
-
1'52.042
*1'51.323
1'51.323 0.922187.789
42三井 優介DELiGHTWORKS RACING*1'51.477
-
-
-
1'51.477 1.076187.529
537古谷 悠河TOM'S1'52.426
1'51.831
1'51.878
*1'51.493
1'51.493 1.092187.502
635佐野 雄城TOM'S1'52.764
1'52.077
1'51.679
*1'51.535
1'51.535 1.134187.432
736エステバン・マッソンTOM'S*1'51.631
1'57.924
-
-
1'51.631 1.230187.271
851ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'52.587
1'51.834
1'51.861
*1'51.705
1'51.705 1.304187.147
960伊東 黎明LM corsa1'52.435
1'52.392
*1'51.786
1'51.931
1'51.786 1.385187.011
1050野村 勇斗B-MAX RACING TEAM-
1'53.524
1'52.609
*1'51.919
1'51.919 1.518186.789
1152ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON1'53.084
1'52.296
*1'52.014
1'52.026
1'52.014 1.613186.630
1250小出 峻B-MAX RACING TEAM*1'52.579
-
-
-
1'52.579 2.178185.694
1353ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'55.771
1'53.830
*1'52.986
1'53.078
1'52.986 2.585185.025
148M1清水 康弘GNSY RACING1'54.968
1'54.498
1'53.345
*1'53.122
1'53.122 2.721184.802
155入山 翔ALBIREX RACING TEAM1'54.840
*1'54.710
-
-
1'54.710 4.309182.244
164M2影山 正美B-MAX RACING TEAM*1'55.703
-
-
-
1'55.703 5.302180.680
175下野 璃央ALBIREX RACING TEAM-
-
*1'55.995
-
1'55.995 5.594180.225
185豊島 里空斗ALBIREX RACING TEAM-
-
-
*1'56.400
1'56.400 5.999179.598
194M3RYO.IB-MAX RACING TEAM2'09.011
1'58.255
1'57.723
*1'56.558
1'56.558 6.157179.354

SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿4回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/18) Official Testing 4 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'50.511--189.168
22卜部 和久TODA RACING1'51.323 0.812 0.812187.789
337古谷 悠河TOM'S1'51.493 0.982 0.170187.502
435佐野 雄城TOM'S1'51.535 1.024 0.042187.432
551ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'51.705 1.194 0.170187.147
650野村 勇斗B-MAX RACING TEAM1'51.919 1.408 0.214186.789
760伊東 黎明LM corsa1'51.931 1.420 0.012186.769
852ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'52.026 1.515 0.095186.610
953ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'53.078 2.567 1.052184.874
108M1清水 康弘GNSY RACING1'53.122 2.611 0.044184.802
115豊島 里空斗ALBIREX RACING TEAM 1'56.400 5.889 3.278179.598
124M2RYO.IB-MAX RACING TEAM 1'56.558 6.047 0.158179.354

SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿3回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/18) Official Testing 3 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'50.905--188.496
235佐野 雄城TOM'S1'51.679 0.774 0.774187.190
360伊東 黎明LM corsa1'51.786 0.881 0.107187.011
451ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'51.861 0.956 0.075186.886
537古谷 悠河TOM'S1'51.878 0.973 0.017186.857
652ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'52.014 1.109 0.136186.630
72卜部 和久TODA RACING1'52.042 1.137 0.028186.584
850野村 勇斗B-MAX RACING TEAM1'52.609 1.704 0.567185.644
953ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'52.986 2.081 0.377185.025
108M1清水 康弘GNSY RACING1'53.345 2.440 0.359184.439
115下野 璃央ALBIREX RACING TEAM1'55.995 5.090 2.650180.225
124M2RYO.IB-MAX RACING TEAM 1'57.723 6.818 1.728177.580

SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿2回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/17) Official Testing 2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'50.401--189.357
22荒尾 創大DELiGHTWORKS RACING1'51.268 0.867 0.867187.882
337古谷 悠河TOM'S1'51.831 1.430 0.563186.936
451ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'51.834 1.433 0.003186.931
535佐野 雄城TOM'S1'52.077 1.676 0.243186.525
652ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'52.296 1.895 0.219186.162
760伊東 黎明LM corsa1'52.392 1.991 0.096186.003
850野村 勇斗B-MAX RACING TEAM1'53.524 3.123 1.132184.148
953ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'53.830 3.429 0.306183.653
108M1清水 康弘GNSY RACING1'54.498 4.097 0.668182.581
115入山 翔ALBIREX RACING TEAM1'54.710 4.309 0.212182.244
1236エステバン・マッソンTOM'S1'57.924 7.523 3.214177.277
134M2RYO.IB-MAX RACING TEAM 1'58.255 7.854 0.331176.781

SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿1回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/17) Official Testing 1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'51.248--187.915
22三井 優介DELiGHTWORKS RACING1'51.477 0.229 0.229187.529
336エステバン・マッソンTOM'S1'51.631 0.383 0.154187.271
437古谷 悠河TOM'S1'52.426 1.178 0.795185.946
560伊東 黎明LM corsa1'52.435 1.187 0.009185.931
650小出 峻B-MAX RACING TEAM1'52.579 1.331 0.144185.694
751ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'52.587 1.339 0.008185.680
835佐野 雄城TOM'S1'52.764 1.516 0.177185.389
952ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'53.084 1.836 0.320184.864
105入山 翔ALBIREX RACING TEAM1'54.840 3.592 1.756182.038
118M1清水 康弘GNSY RACING1'54.968 3.720 0.128181.835
124M2影山 正美B-MAX RACING TEAM 1'55.703 4.455 0.735180.680
1353ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'55.771 4.523 0.068180.574
144M3RYO.IB-MAX RACING TEAM 2'09.01117.76313.240162.042

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿総合結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/11-13) Total Testing Weather:Sunny/Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 102 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeam
Engine
Session1
Session2
Session3
Session4
Session5
Session6
TimeBehindkm/h
15
6
牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.743
1'36.417
1'36.253
*1'35.597
-
-
1'35.597-218.681
26太田 格之進DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
-
-
1'36.053
*1'35.656
-
-
1'35.656 0.059218.546
338阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.149
1'36.906
1'36.608
*1'35.967
-
-
1'35.967 0.370217.837
416
15
野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.022
1'36.705
1'38.077
*1'35.971
-
-
1'35.971 0.374217.828
564イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.881
1'37.102
1'37.699
1'36.252
*1'36.077
1'36.848
1'36.077 0.480217.588
665佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.761
1'36.337
1'36.604
*1'36.106
-
-
1'36.106 0.509217.522
739大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.086
1'36.956
1'37.987
*1'36.112
-
-
1'36.112 0.515217.509
836坪井 翔VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.876
1'37.057
1'36.973
*1'36.368
-
-
1'36.368 0.771216.931
97
8
野中 誠太Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
-
-
1'38.159
1'36.677
*1'36.383
1'36.999
1'36.383 0.786216.897
1012三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.218
1'37.211
1'37.003
*1'36.413
-
-
1'36.413 0.816216.830
1137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.305
1'38.546
1'36.983
*1'36.591
-
-
1'36.591 0.994216.430
1215岩佐 歩夢TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
-
-
1'37.331
*1'36.692
-
-
1'36.692 1.095216.204
137福住 仁嶺Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.968
*1'36.701
-
-
-
-
1'36.701 1.104216.184
1450小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'40.142
1'37.736
1'41.845
*1'36.803
1'37.656
1'37.490
1'36.803 1.206215.956
1519オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
-
-
1'39.339
*1'36.827
1'37.593
1'37.771
1'36.827 1.230215.903
167オリバー・ベアマンKids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
-
-
-
-
*1'36.940
1'38.891
1'36.940 1.343215.651
178関口 雄飛Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.219
*1'36.947
-
-
-
-
1'36.947 1.350215.635
1814大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
-
1'37.746
1'37.577
*1'37.268
-
-
1'37.268 1.671214.924
1919平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.252
*1'37.381
-
-
-
-
1'37.381 1.784214.674
203山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
*1'37.405
1'37.683
-
-
-
-
1'37.405 1.808214.621
2120高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.850
1'38.899
1'37.802
1'38.935
*1'37.545
1'39.709
1'37.545 1.948214.313
2238堤 優威VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
-
-
-
-
*1'37.567
1'37.834
1'37.567 1.970214.265
234笹原 右京KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.406
*1'37.603
-
-
-
-
1'37.603 2.006214.186
244ザック・オサリバンKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
-
-
-
-
*1'37.696
1'38.424
1'37.696 2.099213.982
253ジェームズ・ヘドリーKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
-
-
1'38.223
1'37.900
*1'37.745
1'39.035
1'37.745 2.148213.875
2636小林 利徠斗VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
-
-
-
-
1'39.175
*1'37.828
1'37.828 2.231213.693
274ファン・マヌエル・コレアKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
-
-
1'39.120
*1'38.063
-
-
1'38.063 2.466213.181
288小山 美姫Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
-
-
1'39.867
*1'38.078
-
-
1'38.078 2.481213.149
2939卜部 和久VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
-
-
-
-
*1'38.141
1'38.998
1'38.141 2.544213.012
3014小高 一斗docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
*1'38.213
-
-
-
-
-
1'38.213 2.616212.856
-65大草 りきPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
-
-
-
-
no time
-
no time--

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿6回目結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/13) Ofiicial Testing 6 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
164イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.848--215.856
28野中 誠太Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.999 0.151 0.151215.520
350小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.490 0.642 0.491214.434
419オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.771 0.923 0.281213.818
536小林 利徠斗VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.828 0.980 0.057213.693
638堤 優威VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.834 0.986 0.006213.680
74ザック・オサリバンKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.424 1.576 0.590212.399
87オリバー・ベアマンKids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.891 2.043 0.467211.396
939卜部 和久VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.998 2.150 0.107211.168
103ジェームズ・ヘドリーKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'39.035 2.187 0.037211.089
1120高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.709 2.861 0.674209.662

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿5回目結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/13) Official Testing 5 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
164イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.077--217.588
28野中 誠太Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.383 0.306 0.306216.897
37オリバー・ベアマンKids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.940 0.863 0.557215.651
420高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.545 1.468 0.605214.313
538堤 優威VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.567 1.490 0.022214.265
619オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.593 1.516 0.026214.208
750小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.656 1.579 0.063214.070
84ザック・オサリバンKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.696 1.619 0.040213.982
93ジェームズ・ヘドリーKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.745 1.668 0.049213.875
1039卜部 和久VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.141 2.064 0.396213.012
1136小林 利徠斗VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.175 3.098 1.034210.791
-65大草 りきPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿4回目結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/12) Official Testing 4 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.597--218.681
26太田 格之進DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.656 0.059 0.059218.546
338阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.967 0.370 0.311217.837
416野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.971 0.374 0.004217.828
565佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.106 0.509 0.135217.522
639大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.112 0.515 0.006217.509
764イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.252 0.655 0.140217.192
836坪井 翔VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.368 0.771 0.116216.931
912三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'36.413 0.816 0.045216.830
1037サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.591 0.994 0.178216.430
117野中 誠太Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.677 1.080 0.086216.238
1215岩佐 歩夢TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.692 1.095 0.015216.204
1350小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'36.803 1.206 0.111215.956
1419オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'36.827 1.230 0.024215.903
1514大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.268 1.671 0.441214.924
163ジェームズ・ヘドリーKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.900 2.303 0.632213.536
174ファン・マヌエル・コレアKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.063 2.466 0.163213.181
188小山 美姫Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.078 2.481 0.015213.149
1920高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.935 3.338 0.857211.302

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿3回目結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/12) Official Testing 3 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
16太田 格之進DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.053--217.642
25牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.253 0.200 0.200217.190
365佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.604 0.551 0.351216.401
438阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.608 0.555 0.004216.392
536坪井 翔VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.973 0.920 0.365215.578
637サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.983 0.930 0.010215.555
712三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.003 0.950 0.020215.511
815岩佐 歩夢TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.331 1.278 0.328214.785
914大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.577 1.524 0.246214.243
1064イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.699 1.646 0.122213.976
1120高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.802 1.749 0.103213.750
1239大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.987 1.934 0.185213.347
1316野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.077 2.024 0.090213.151
147野中 誠太Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.159 2.106 0.082212.973
153ジェームズ・ヘドリーKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.223 2.170 0.064212.834
164ファン・マヌエル・コレアKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'39.120 3.067 0.897210.908
179オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'39.339 3.286 0.219210.443
188小山 美姫Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'39.867 3.814 0.528209.330
1950小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'41.845 5.792 1.978205.265

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿2回目結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/11) Official Testing 2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
165佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.337--217.001
25牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.417 0.080 0.080216.821
37福住 仁嶺Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.701 0.364 0.284216.184
415野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.705 0.368 0.004216.175
538阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.906 0.569 0.201215.727
68関口 雄飛Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.947 0.610 0.041215.635
739大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.956 0.619 0.009215.615
836坪井 翔VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.057 0.720 0.101215.391
964イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.102 0.765 0.045215.291
1012三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.211 0.874 0.109215.050
1119平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.381 1.044 0.170214.674
124笹原 右京KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.603 1.266 0.222214.186
136牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.676 1.339 0.073214.026
143山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.683 1.346 0.007214.011
1550小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.736 1.399 0.053213.895
1614大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.746 1.409 0.010213.873
1737サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'38.546 2.209 0.800212.136
1820高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.899 2.562 0.353211.379

SUPER FORMULA

公式・ルーキーテスト鈴鹿1回目結果

公式テスト・ルーキーテスト -RIJ- (2024/12/11) Official Testing 1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.743--216.090
265佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.761 0.018 0.018216.050
37福住 仁嶺Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.968 0.225 0.207215.589
439大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.086 0.343 0.118215.327
538阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.149 0.406 0.063215.187
66牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.191 0.448 0.042215.094
712三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.218 0.475 0.027215.034
88関口 雄飛Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.219 0.476 0.001215.032
93山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.405 0.662 0.186214.621
1036坪井 翔VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.876 1.133 0.471213.589
1164イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.881 1.138 0.005213.578
1216野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.022 1.279 0.141213.270
1314小高 一斗docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.213 1.470 0.191212.856
1419平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.252 1.509 0.039212.771
154笹原 右京KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.406 1.663 0.154212.438
1620高星 明誠ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.850 2.107 0.444211.484
1737サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.305 2.562 0.455210.515
1850小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'40.142 3.399 0.837208.756

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿「ファーストガレージ」密着レポート(後編)

レース後のドライバーたち

 池澤利晃代表率いる「ファーストガレージ」は5名のドライバーを擁して鈴鹿サーキットで開催された「スーパーFJ日本一決定戦」にやって来た。

 前編ではチームの来歴や考え方を池澤代表に聞き、中編ではスポーツ走行、予選の様子を書いたが、後編は日本一決定戦のセミファイナル、ファイナルでのチームの戦いぶりについてレポートする。

<セミファイナル>

 明けて12月1日(日)決戦の日は朝から晴れ渡り、絶好のレース日和が予想される。前日に行われたA/Bグループの予選結果に従って、それぞれのグループのセミファイナルが6周で行われる。今年の日本一決定戦は実に53台ものエントリーを集めた。一方で決勝であるファイナルに出場可能なのは50台。つまり3台はファイナルに進出できないことになる。Aグループは27台、Bグループは26台の出走が予定されている。

 まずはAグループのセミファイナルが午前8時から開始。気温8度で路面は冷え切っている。予選でコースイン直後に止まってタイムが出ていない渡会太一も出走が認められ27台がグリッドに並んだ。酒井3番手、石井8番手、落合25番手から6周のレースに挑む。

 午前8時10分フォーメーションラップ開始。少しでもタイヤに熱をいれようと各車左右にウィービングを繰り返すが、逆バンクの手前で石井がコースオフ。すぐにコースに復帰するが後続はぎりぎりのブレーキンでこれを回避した。27台全車がグリッドについてレーススタート。

 各車クリーンスタートを切ったが酒井は第1コーナーで後続に差されて4位にポジションダウン。8番グリッドに戻ってスタートした石井もオーバーテイクを許して9位にダウン。一方25番手からスタートの落合はスタート直後の混戦をかいくぐって大きく順位を上げ、14位でオープニングラップを終えた。ここでフォーメーションラップでコースアウトした石井にドライブスルーペナルティが提示される。

 2周目に入ると酒井はさらにオーバーテイクを許し6位にダウン。予選の際のペナルティで後方からスタートした速い選手が次々とポジションを挽回して襲い掛かってくるのに対して防戦に追われている。トップは岡本大地だ。3周目に入り石井はドライブスルーペナルティを消化。最下位からの挽回を開始する。落合は13位へポジションアップ。

 わずか6周のレースは早くも後半戦。酒井はトップから8.19秒差の6位。5位グループ3台が0.5秒以内で順位を争う中に取り込まれてしまう。落合はまたも順位を上げて12位。5周目に酒井は第1コーナーで大外刈りから5位に順位を上げるが、メインストレートでは2台の先行を許し7位にダウン。日本一を争う上位ランカーは一瞬のミスも見逃してはくれない。落合はさらに順位を上げて10位。石井は22位。

 ファイナルラップ、トップはゆるがず岡本。5位グループ3台は連なって走り目が離せない。7位酒井は西ストレートで前を行く宮園のスリップストリームから抜け出し並びかけるが130Rでインを守られてオーバーテイクは不発に終わり7位フィニッシュ。怒涛の追い上げを見せた落合はファイナルラップにも前を仕留めて順位を上げてシングルの9位フィニッシュ。最下位から追い上げた石井は21位まで順位を上げて、それぞれファイナルへの出場権を獲得した。

 続いてBグループのセミファイナル、午前8時50分コースイン。ファーストガレージ勢は7番グリッドに津田、最下位24番グリッドに中村がつける。グリッドへの試走で6番グリッドの松井がスプーンカーブ出口でクラッシュしてストップ。再スタートができずここでレースを終えてしまい、津田の右前方に穴があいた状態でレースが始まる。

 スタートの蹴り出しがよかったのが津田で、スタート直後に前の空席を埋めるように6位に上がるとS字の出口で先行車のインに並びかけて加速、デグナーカーブ手前でオーバーテイクに成功。5位にポジションを上げる。ピットではどよめきがひろがる。津田の勢いはよく、4位の伊藤の背後につけてプレッシャーをかける。西ストレートでは3位グループ3台がテール・ツー・ノーズ状態。最後尾が津田だ。オープニングラップを終えて津田はトップから3.066秒差の5位、中村も18位までポジションを上げている。ここで3位のを走る豊島にドライブスルーペナルティが掲示される。

 2周目も津田は前を行くマシンを追いかけ、3位を走っていた豊島がドライブスルーペナルティでピットへ向かったため4位にポジションアップ。 続く3周目も4位のポジションを守る。中村も16位まで浮上していたが、ここでその中村がヘアピンでストップしてしまう。ただちにセーフティカー(SC)投入が宣言される。

 SCランは4周目、5周目と続きレースは残り1周で再開。この段階で津田は4位。リスタートでは3位とやや間をあけて加速する。後方から5位のマシンが接近するが、そこに6位のマシンも近づき5位争いを開始。そのバトルのおかげで津田はやや間合いを拡げてそのままフィニッシュ。4位のポジションを守り切った。

 途中SCが入ったことでBグループトップの小田のフィニッシュタイムは17分25秒593、Aグループトップの岡本は13分29秒575。これによりファイナルの奇数グリッドはAグループ、偶数グリッドにBグループがつけることになる。ファーストガレージ勢のグリッドは8番グリッドに津田、11番手酒井、15番手落合、41番手石井という順になり、Bグループでリタイヤした中村は請願書で出走が認められてピットスタートする3台の2番目からレースに参加する。

●セミファイナル後のコメント

Aグループ7位 酒井翔太

 「タイヤを暖められず、新品をうまく使えなくて終わっちゃいましたね。黄旗区間で抜かれたりしていてそれがどうなるかわかりませんが、6番ぐらいになるんじゃないかなと思います。クルマの感触は昨日と変わっていないので、そこそこ、ですが、まだ自分で合わせられる余地が残っているので、ファイナルはしっかり合わせ込められたらな、と思っています」

Aグループ9位 落合蓮音

 「スタートがけっこううまく決まって、そこがよかった点ですね。あと前方でクラッシュとかスピンとかがある中で、そこはけっこううまく切り抜けてこられました。決勝は18番ぐらいからなので、そこからまたジャンプアップして、表彰台まで行きたいと思います」

Aグループ21位 石井大雅

 「フォーメーションラップでタイヤ暖めていたら、ちょっとリヤが出てしまいました。自分が焦っていたのかわからないですが、そこが反省です。ファイナルは追い上げるしかないので、去年椎橋さんジャンプアップ賞とりましたが、それを目指して頑張ります」

Bグループ4位 津田充輝

 「初めてのスタートで緊張しましたが、なんとかちゃんと加速に持っていけてよかったです。この朝の冷えた路面で、攻め切ることが自分の中でどうしてもできなくて、あまり攻めて走るという感じじゃなくなったのが、もったいなかったなというところでもあるのですが。セミファイナルということで、順位をキープしようかな、という意識が働いてしまいました」

Bグループ23位(リタイヤ)中村ブンスーム

 「ヘアピンでシフトアップしようとしたら、ギアが急に固くなって、入らなくなりました。ブレーキングしながらダウンシフトしようとしたら、そこで何か金属音がして、ニュートラルの状態からどこもギアが入らなくなったので、スローダウンして終わってしまいました。接触とかはなくて、マシントラブルです。ファイナルはまた追い上げのレースになってしまいますが、また気合入れて頑張ります」

 
池澤利晃チーム代表

 「微妙、としかいいようがないですね。フォーメションでの石井のコースアウトはよくなかったし、その前にダミーグリッドに向かう時には二人回っているので、それもよくないですね。セミファイナル自体でいうと、酒井はちょっとニュータイヤが暖まらなかったみたいですね。津田は頑張りました。7番手スタートから4位なので、練習通りの力を発揮できたのかな。あとは落合が最後尾あたりからひとケタまで上がったので、そこはよかったですね。本人も珍しく落ち着いて走っていたようで」

<ファイナル>

 いよいよ今年の集大成、日本一決定戦のファイナルだ。セミファイナルでのA/Bグループのそれぞれトップのフィニッシュタイムによって、A組が奇数列、B組が偶数列のグリッドにつくことになり、ファーストガレージ勢のグリッドは、津田8番手、酒井11番手、落合15番手、石井41番手ということになった。セミファイナルでリタイヤした中村は、他の2台とともにピットスタートとなり、2番目から出走する。ミッショントラブルは修復済みだ。

 コースイン直前、各ドライバーは意外とリラックスした表情でそれぞれマシンに乗り込んだ。ここまで来たらあとは頼れるのは自分のみ、という心境か。津田を除く4名はユーズドタイヤを選択。10周のスプリントでウオームアップの早さを選んだか。一方津田はニュータイヤを装着。12月とはいえ気温は13度まで上昇、日差しもあり路面は暖まりつつあり、すぐに性能を発揮できると踏んだようだ。グリッドへの試走で予選3番手と7番手のマシンが接触、クラッシュ。レース開始前に上位のグリッドが二つ空席ということになった。

 午後1時25分フォーメーションラップ開始、2台を欠いた45台が6キロのコースを1周してグリッドに整列。いよいよスタートかとピット内でも緊張が高まる中、グリッド後方でエンジンストールした車両が。なんと41番グリッドの石井だ。これによってスタート進行はフォーメーションラップからやり直し、レースは1周減算され、9周で行われることになる。石井は最後尾スタートに回され、ピット内ではちょっとだが弛緩した空気が漂う。

 仕切り直しのエキストラフォーメーションラップを終えて全車グリッドに整列。ピット内でも再び緊張感が高まり、レーススタート。

 ファーストガレージ勢も各車クリーンスタート。前2台が消えた8番グリッドの津田だったが後方の元山に第1コーナーでインからオーバーテイクを許し7番手でターンイン。一方11番グリッドの酒井は1台を仕留めて8位でオープニングを終えた。15番グリッドの落合は公約どおり10位までポジションアップ。それ以上にジャンプアップしたのが最後尾スタートに回された石井で、混戦をかいくぐって32位まで上昇。13台を抜いた計算だ。ピットスタートの中村は43位まで順位を上げている。

 2周目に入り津田は一度前に出した元山を抜き返して6位にアップ。トップとは5.997秒の差、さらに3周目には筑波富士チャンピオンの伊藤をオーバーテイクして5位に浮上、ニュータイヤ投入の効果が出始めてきたか。そして引き続き元気がいいのが落合で9位に浮上、前を行く酒井とはコントロールライン上で0.117秒差とテール・ツー・ノーズ状態だ。石井30位、中村39位とこちらも順位を上げている。

 酒井と落合のチームメイト同士のバトルは勢いのある落合が優勢で、4周目にポジションが入れ替わると落合はさらに前を行く元山も仕留めて7位まで順位を上げる。酒井は9位だ。続く5周目には酒井も元山を攻略して8位へあがってレースは後半戦へ。

 落合の勢いはとどまることを知らず、6周目、今度は伊藤と津田を抜いて5位まで浮上。ラップタイムも2分14秒797とトップ3台に劣らないスピードで走っている。ピットでも「蓮音速いな」と声がかかる。津田6位、酒井8位と続き、石井27位、中村36位とこの二人もじわじわ順位を上げている。

 一方津田はニュータイヤのピークが過ぎたかペースが上がらず、一度抜いた伊藤に7周目に逆転を許し7位にドロップ。後方からは酒井が0.478秒の差で接近している。後方ではここまで順調に順位を上げてきていた石井が36位にダウン、逆に中村は33位にアップ。

 8周目に津田と酒井の間合いは0.149秒とテール・ツー・ノーズ状態となりファイナルラップに突入すると、サイド・バイ・サイドで第1コーナーに進入すると酒井が前に出て7位、津田8位と入れ替わる。

 チェカードフラッグが振られ濃密な9周のレースが終了、優勝は岡本大地。悲願ともいえる初の日本一だ。その岡本から12.444秒の差で落合が5位。最後は伊藤に追い詰められたが0.142秒の差で振り切った。ファイナルラップのチームメイト対決を制して酒井が7位、津田は0.215秒届かずの8位と、ファーストガレージの3台がトップ10でフィニッシュした。ピットスタートから着実に順位を上げた中村が21個ポジションを上げて28位。7周目に順位を落とした石井だが、再度挽回して33位フィニッシュ。5台全車が完走した。

●ファイナル後のコメント

5位 落合蓮音

 「予選、今日のセミファイナルとからずっと追い上げるレースばかりだった感じで、タイムアタック失敗しなかったらここぐらいにいたかなというポジションに戻ってきた、という感じではあります。あと2ポジション上げられたらもっと楽しかったですが(笑)。追い上げのレース、S-FJでこういう経験少ないので、楽しかったです」

7位 酒井翔太

 「どっちのタイヤでいくか悩んで旧ロットで行ったのですが、僕のフィーリングは新ロットの方が乗りやすかったかな、というイメージで。周りがタイム上がっていく中で僕は上がっていけなかったので、そこは自分のよくないところだったとは思います。チームメイトとのバトルは途中ついていくのが精いっぱいで、とりあえず抜けるチャンスがあったら抜こうと思っていたので。前の津田君がちょっとミスして、それでうまく抜けたのかなと思います。レースウィーク全体を通しては、よくはなかったですね。昨日の予選から比べたら順位も下がってしまっているので、それはちょっと悔しいですね」

8位 津田充輝

 「前のセッションで乗った時の挙動に似ていて、タイヤも新しかったので、いい感じに上がっていったのですが、後半から自分の集中力の問題か、もしくはクルマの問題がわからないのですが、思ったように動かせなくなって。それでミスが続いて、呑まれちゃう、という展開でした。鈴鹿初レースなので、どんな展開になるかもわからないところもありながら、しっかり完走できたので、自分の中ではホっとしているところです」

28位 中村ブンスーム

 「ペースも徐々にアップして、前とのバトルも調子よく抜けて、自分の走りができて。他の選手のクラッシュとかもあって28番手。ぼくの想像した以上に順位が上がって、うれしかったです。今までオーバーテイクされる側だったので、こんなにオーバーテイクしたことはなかったので、自分にとってそれがすごく練習になりましたし、ほんとに楽しめましたし、今後の自分の自信につながって、楽しめました」

33位 石井大雅

 「ほんとに悔しい結果になりましたが、いい教訓になったかな、と思います。終盤に順位落としたのは逆バンクでスピンしてしまったからです。クルマは前を抜けるくらいのポテンシャルはあったので、ほとんど自分のせいだと思います。ほぼ自分のミスで今の順位になってしまったので、来年の富士(の日本一決定戦)に出られるなら、ちゃんと準備をして、臨みたいです」

 
佐々木孝太アドバイザー

 「まず(落合)蓮音は予選での失敗をきっちりと取り返したな、と。元々スピードがあったので、ちゃんと走り切って結果に繋げろよ、というふうには言ったのですが、その通りちゃんと結果として出してくれたので。これでひとつ、自信を持ってくれるといいと思います。(酒井)翔太は7位、うまいですし、すごくまわりを見ているのだけど、見えすぎちゃって、ベテランのようなレースになっているから、もうちょっと抑えるところは抑えるとか、そういうことができればあいつのスピードがもっと活きるんじゃないかな、とは思うのですよ。津田はホントに鈴鹿の経験少ないなかで、一番頑張っていたと思うのですが、残りの数周が、気持ちの問題なのか、クルマの問題なのかわからないけれど、ちょっと落ちちゃったのがもったいなかったな、と思います。でも決勝までの流れというのはよかったんじゃないかな。(中村)ブンちゃんは、いっぱい抜いたし、セミファイナルはトラブルでリタイヤしちゃったのが、かわいそうだったですが、20台以上抜いているので、ちょっと(全体の)流れが悪かったけれど、これもレースなので。きっと自信を持って帰ってくるじゃないかなと思います。石井は、いやー、ちょっとメンタルがね。原因わからないけれど、フォーメーションラップでスピンしたのか何かあったのは間違いないなくて、レース中にももう一回何かがあって、ということだから、技術というよりはその時のメンタルとか、気持ちの焦りなのか。何もそんなに追い込まれる状況でもないのに、そうなっているところはもうちょっと、気持ちも負けないようにトレーニングしていかないといけないし、いけたらね、他のドライバーと変わらないスピードがあるので、そのへんの悔しさは、しっかりと感じてもらって、来年以降に繋げてもらえたらいいなと思います」

池澤利晃チーム代表

 「まずは岡本君におめでとうを言わなければ、ですね。今回の大会は岡本選手につきますね。出始めた時から速くて、ずっと注目して見てきましたが、ようやく取れて、おめでとう、に尽きると思います。うちのチームもみんな頑張りました。落合は予選の失敗が悔やまれるところで、あれがなかったらもっと上まで行けたかな、と思います。酒井は上がったり下がったりで。津田も上がったり下がったり、もうちょっと耐えきれるかな、と思ったのですが。チームとしては参戦1年目のドライバーだけだったので、そこで経験の差が出たかな、と。裏をかえせば来年楽しみで、全員もう一回練習して、日本一取れるように。今までの中ではファーストガレージとしては一番いい成績ではありますが、まだまだこれで満足せずに、日本一取れるように全員で頑張っていこうと思います」

 こうしてファーストガレージの日本一決定戦への挑戦は過去最高のリザルトを残したものの、個々の選手の速さを見ると惜しかった部分も多々ある結果となった。池澤代表の視線はすでに来年富士スピードウエイで行われる大会に向いている。

A組セミファイナル前

石井セミファイナル

中村セミファイナル

セミファイナル前に中村にアドバイスする佐々木アドバイザー

セミファイナルで津田にアドバイスする佐々木アドバイザー

ファイナル前

ファイナル_ピットスタートを待つ中村

酒井セミファイナル

酒井ファイナル

落合ファイナル

津田ファイナル

ファイナルを見つめる池澤代表と佐々木アドバイザー

Text & Photo: Junichi SEKINE

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿「ファーストガレージ」密着レポート(中編)

佐々木の指導

 池澤利晃代表率いる「ファーストガレージ」は5名のドライバーを擁して鈴鹿サーキットで開催された「スーパーFJ(S-FJ)日本一決定戦」にやって来た。

前編ではチームの来歴や考え方を池澤代表に聞いたが、中編は日本一決定戦のスポーツ走行から予選までのチームの戦いぶりについてレポートする。

 「スーパーFJ日本一決定戦」のタイムテーブルは11月29日(金)からスタート。今年の「ファーストガレージ」の体制は5台という大所帯である。

 まずは今回参戦の5名のドライバーについて。いずれも今年からSーFJに参戦を始めた若手である。(文中敬称略)

 22号車「ファーストガレージKK-SII」の酒井翔太は今年2月の鈴鹿クラブマンレースでデビューした16歳。レーシングカート出身で今年は筑波/富士にフル参戦してシリーズ4位、他にもてぎSUGOシリーズに第3戦から参戦しシリーズ4位、さらに鈴鹿/岡山シリースとオートポリスのゴールドカップにもスポット参戦と、各地で経験を積んている。またフォーミュラBeat地方選手権にもシリーズ参戦し2位を獲得している。

 51号車「ファーストガレージKK-S2」の落合蓮音もカート出身の16歳、今年6月のS-FJ鈴鹿ラウンドでレースデビュー、この時はまだ15歳だった。その次雨の富士でのレースでは20番手スタートから10番手まで順位を上げる好走で注目を浴びた。筑波/富士シリーズに後半4戦だけの出場で10位。鈴鹿シリーズは初戦19位も直前の第7戦では予選2位/決勝4位に食い込んでいる。

 52号車「ファーストガレージKK-SⅡ」の津田充輝もカートレース出身の20歳の大学生。中学から高校2年までカートを行い今年S-FJデビュー、筑波/富士シリーズに1戦を抜かしてフル参戦。デビュー戦で2位を獲得しシリース5位。

 53号車「ファーストガレージ制動屋S2」の石井大雅は今回のメンバーで唯一のSIMレース出身。筑波/富士シリーズにフル参戦し最終戦までチャンピオンの目を残していたが2位。もてぎ戦と鈴鹿戦にもスポット参戦した。今回は月曜日の練習走行でコースアウトしたとかで、気合を入れなおすためにと高校球児のような坊主頭にしてきた。石井といえばいつもレースに持参するダルマが有名で、優勝したら両目を開けると誓っている。

 54号車「ファーストガレージ10V」の中村ブンスームは現在大学生でカートレース出身。筑波/富士シリーズに第4戦から参戦を開始。他の4名がMYST KK-S2で走る中、唯一東京R&DのRD10Vをドライブし、3戦に出場してシリーズ15位。鈴鹿/岡山シリーズ最終戦にもスポット参戦している。

<ダンロップ占有スポーツ走行>

 レースウィークの公式イベントはタイヤメーカー(ダンロップ)の専有によるスポーツ走行で幕を上げた。専有走行は午後3時20分から20分間。今年は大会開催日程が変更されため、レース前のスポーツ走行の機会が少なかく、遠来のドライバーとチームにとっては僅かな走行時間でも貴重なものになる。

 ファーストガレージの5人は準備を終えて次々とコースイン。しかしスプーンコーナーでストップした車両があり、すぐに赤旗が提示。セッション中断。

 マシンが撤去されると走行が再開されるが残り時間は3分で雨も降りだし各車僅かに走っただけでチェッカー。ほぼ何もできずに終わったセッションだが、落合4番手、酒井9番手、中村10番手、石井12番手、津田14番手で終了。マシンは翌日に向けてメンテナンスに入った。

<特別スポーツ走行>

 明けて11月30日(土)本日は朝からA組、B組に分かれて20分間の特別スポーツ走行から。まずはA組が午前8時45分開始。予選前のセッションはこれだけなので、ここで感触を掴まなければならない。A組の酒井、落合、石井の3台が出走する。 残り13分、落合が2分14秒233とトップタイムを出す。2番手に酒井が17秒334で続く。残り8分、ファーストガレージのマシンがスプーン出口でスピン、止まっているのがモニターに映し出される。3台は同じKK-S2、カラーリングも似ておりモニターの画面では判別がつかないためピット内は騒然となる。やがてラップタイムが更新されたことから酒井と落合は走行を続けていると判明、止まったのが石井だと判明した。

 残り5分、落合のタイムを上回る者は現れずトップは変わらず。酒井は2分16秒171で5番手までドロップ。意外と言っては失礼だが落合の好走にピット内も明るさが戻る。とはいえ石井のストップの原因は気になるところ。

 チェッカーが振られ20分間のA組走行は終了、最終ラップに岡本大地が2分14秒467までタイムを詰めるが0.234秒差で落合がトップタイム。酒井は10番手で走行を終えた。石井はノータイムに終わった。

 続いて午前9時20分、B組の特別スポーツ走行が開始、同じく20分間だ。ファーストガレージからは津田と中村が出走する。

 残り12分、トップは2分15秒台に入りタイムアタックが本格化か。ファーストガレージ勢では津田が残り10分に16秒576で6番手に上がってくる。津田はその後15秒966まで自己ベストを短縮するが、全体的にタイムが上がったことから13番手まで順位はダウン。逆に中盤から順位を上げたのが中村で、最終的に15秒823と津田を上回り8番手に浮上。両者それぞれ9周を走り切り予選に向けたデータを得た。

●特別スポーツ走行後 池澤代表のコメント

 「落合のタイムはショートカットで出たものなので、実際のトップは岡本選手ですね。でもそれを除いでも15秒フラットくらいは出ているので、まずまずかな。酒井の方はマシントラブルで、ラジエターに穴が開いてしまっていました。石井は二人について行こうとしてコースアウトしたようですね。B組の二人はもうちょっとタイム的にいけるかなと思ったのですが、津田は鈴鹿走るのが今回初めてなので、緊張しちゃったかなと思います。昨日3周とかしかできていないので、これで緊張取れて、予選、決勝もうちょっと頑張ってくれればいいかな、と思います」

<予選>

 同日午後からいよいよ予選。それに先立つこと10分ほど前、各ドライバーは思い思いのルーチンで心と体をほぐしていく。酒井はいつも余裕の表情でまわりと談笑、落合は屈伸を繰り返し、一方石井はピット内をうろうろと歩き回る。そんな折を見て、チームのエグゼクティブアドバイザーとして選手にアドバイスを送るのが佐々木孝太である。 佐々木に「選手にどんなアドバイスをしたのか?」を聞いた。

●佐々木孝太エグゼクティブアドバイザー

 「今日はけっこう風が強いので、風に対する考え方。筑波とかだとあまり関係ないと思うのですが、鈴鹿だとすごく風に対して走り方が変わるので、それを簡単にアドバイスしたくらいです。(各選手経験を積んで落ち着いてきた?)そうですね、すごい個性的なドライバーが集まって、それがみんなで切磋琢磨してくれているので。いいところは吸収して、ダメなどころはみんなでロガー見ながら反省したりしているから。みんな雰囲気はすごいいいですよね。最終的にはライバルなので、スタートしちゃえばアレ(バトル)ですけれど」

 まずはAグループ予選が午後2時から20分間で開始。酒井、落合、石井の3台が相次いでコースインする。しかしいきなり赤旗。S字でスピンした車両がある。

止まった車両がモニターに映るとピットでは「うちのクルマか?」と緊張が走る。今回止まったのが渡会太一だとわかると安堵の声が出るが、一方、渡会ほどの名手でもスピンするコンディションの厳しさかと別の危惧が出てくる。赤旗で全車ピットに戻るが、ファーストガレージ勢の3台はじめ、かなりの台数が即座にコースインできるファストレーンに並ぶ。  しかしここで落合が何かをアピール。すぐにクルーが駆け寄り話し込むと、マシンを列から押し出してピット前に戻して作業を始める。ドライバーの頭部保護にコックピット周りに装着されているプロテクターの右サイドが外れているようで、ピット裏のトランスポーターまで走って取ってきたスペアと交換する。赤旗中断中に処置できたことはラッキーだが、再開時のコース復帰の位置は後方になってしまう。

 午後2時10分に残り時間17分5秒から予選再開。各車もういちどウォームアップからやり直しだ。

 残り時間12分、そろそろ各車ペースが上がってくるところでトップは岡本大地で早くも2分14秒台。酒井は17秒729で8番手、石井19秒724で14番手につける。落合はまだインラップで2分53秒台だ。

 ここで第1コーナーアウト側のサンドトラップに飛び出して止まっているマシンが映し出される。遠目にもわかるファーストガレージのカラーリング、落合だ。ピット内ではうめき声があがる。予選は再び赤旗中断に。さらにnippoコーナーで止まってしまったマシンもいる。今回日本一決定戦挑戦のためチームを移った角間光起だ。

 この時点で酒井は12番手、石井は18秒516で15番手だ。落合と角間のマシンが移動され、予選は午後2時25分、残り時間9分41秒から再開された。

 各車再びタイヤを温めてタイムアタックを開始。残り時間5分を切って、酒井はまだ自己ベストが更新できず14番手にポジションダウン。石井は18秒281と僅かにタイムを短縮したがこちらも17番手にドロップ。しかし続く周回で酒井は第1、第2、第3セクターで自己ベストを刻むとコントロールラインを通過し2分15秒776をマーク、一気に4番手に順位を上げる。ピットでは歓声があがる。石井も16秒701を出して9番手に上がるが、こちらは後続が次々とタイムを出して直後に13番までダウン。

 20分が経過しチェカードフラッグが振られ、各車最後のアタック。酒井はいったん6番手まで順位を落とすが、最後のラップで2分15秒396を叩き出して5番手に再浮上した。石井も15秒949と2分15秒台に入れて9番手に進出した。その後の正式結果では2番手の車両に3グリッド降格、3番手の車両にベストタイム抹消のペナルティが課されて酒井は3番手、石井が8番手にグリッドが上がった。落合も26番手から25番手に昇格。

 酒井と石井のマシンがピットに戻ってくると。クルーが駆け寄りピットガレージ内に押し戻し、そこでようやく二人はコックピットから降りる。一方グラベルストップした落合のマシンはオフィシャルの手でピットに戻され、落合は徒歩で戻ってきた。

 続いて午後2時45分、予定より10分遅れでBグループの予選が開始。津田、中村の2名が出走する。朝に比べれば気温はかなり上がっており、路面も暖まってきているようだ。

 各車アウトラップを終えていよいよ走行が本格化。しかしここで赤旗が提示される。なんと中村が第1コーナーでコースアウトだ。中村のマシンはチーム唯一のRD10Vで特徴のあるフォルムをしているので判別が容易だが、その中村のRD10Vが第1コーナーをまっすぐ行ってしまい、サンドトラップを抜けてスポンジバリアに当たって止まっている。ピットでは「あちゃ~」という悲鳴があがるが、中村がマシンを降り立つのがモニターに映し出され、とりあえずドライバーの無事が確認された。

 午後2時56分、残り時間18分48秒から予選再開。各車もういちどウォームアップからだ。

 残り12分、この段階でトップは2分15秒949。ただ1台のファーストガレージ勢となった津田は20秒496とまだタイムアタックに入っていない。

 残り9分50秒、ここで津田がいきなり2分15秒877をマークしてタイミングモニターのトップに躍り出る。ピット内は一瞬「え?」という空気になり、ワンテンポ遅れて歓声があがるが、その直後にコントロールラインを通過したマシンが次々と津田を上回り、5番手にドロップ。それでもチームの中で唯一今回が初の鈴鹿という津田の快走に、中村のストップで沈んでいたピットの雰囲気が明るくなる。

 その後津田の順位は6番手まで下がるが、残り7分30秒、2分15秒412まで自己ベストを短縮して5番手に戻す。しかしすぐに6番手、7番手へとドロップ。この辺りの順位争いは目まぐるしい。トップの豊島里空斗が2分14秒950。

 残り3分30秒津田は自己ベストが更新できず7番手変わらず。6番手とは0.028秒の差しかないが、そこが詰められない。そんな状況で再び第1コーナーでクラッシュ。アウト側にコースアウトした車両がスポンジバリヤに接触して止まっている。ただちに赤旗が提示される、この時残り時間1分58秒。

 仮に予選が再開してもタイムアタックには入れないため、Bグループ予選はここで終了となった。津田の順位は7番手のままとなった。

 津田のマシンがピットに戻ってくると同じようにピットボックス内に押し戻される。Aグループの落合同様中村のマシンも搬送待ちということになる。

●予選後のコメント

Aグループ3番手 酒井翔太 2分15秒396 トップから0.937秒差

 「今週末、練習も走れなくて、昨日の走行も赤旗や最後雨降ってきたりして(走るのを)やめちゃったので、テストができていないな、という感じで。朝のスポーツ走行もラジエターに穴が開いて水が漏れちゃって、最初の2、3周しか走れなくて、クルマのフィーリングとか確認できなかったです。でも最終的に合わせられなかったのは自分なので、ちょっと悔しい予選と思っています。最後なんとか出たタイムなので、でもそのなんとか(出したタイム)から岡本選手に1秒くらい離されているので、岡本選手速いな、って印象です。とりあえずセミファイナルで上位に食いついて行って、ファイナルで表彰台と1位が取れたらなと思います」

Aグループ8番手 石井大雅 2分15秒949 トップから1.490秒差

 「昨日のスポーツ走行も今日のスポーツ走行も自分はミスして走れなかったので、それでもトップ10に入れたのはぎりぎり及第点だと思います。途中でタイヤのウォームアップが足りなくてロックさせてしまったのはあったのですが、レースウィークでまともに走ったのはこれ(予選)が初めてだったので、そこを修正できれば、セミファイナルは行けるかなと思います」

Aグループ26番手 落合蓮音 2分53秒776 トップから39.317秒差

 「いろいろありまして(苦笑)。グラベルにはまったのは僕のミスが原因です。まず最初にピットアウトした時に右側のヘッドレストが外れてしまって。偶然赤旗になってスペアのものをつけることができたのですが。再開時に集団から遅れてピットアウトすることになってしまって。スリップストリームを使いたい作戦でいたので、1周待ってトップ集団について行こうと思っていたのですが、それで2周ゆっくり走っちゃって、タイヤが温まり切れていなくて、その結果(スリップストリームを)待っていても無理だなと思ってここから行こう、と思った1コーナーでリヤが温まっていなくてグリップしなくて(飛び出した)」

Bグループ7番手 津田充輝 2分15秒412 トップから0.462秒差

 「初めて鈴鹿の予選を走ったので、どんな感じかな、スリップストリームとか探りながらだったので。あまり(前に)引っかからずに行ける場所を探しつつ。試行錯誤でしたが(笑)、なんとか走り切れたな、と思います。赤旗で待つのはつらくはなかったですが、そのあと2周目か3周目にスピンしちゃって、そこから再スタートしなきゃならなくて、あと最後の周も(赤旗で)無くなっちゃったので、2周分損したのが痛かったかな。もうちょっとタイム出たかもしれないな、みんなのタイムの上がり方を掲示で見ていたのですが、それを見ると、ここでもっとタイム出しておきたかったな、と思います」

Bグループ順位なし 中村ブンスーム タイムなし

 「アウトラップでクルマの挙動確認しながら行ったのですが、第1コーナーで急にリヤが抜けて、そのままスピンして壁(バリア)にぶつかってしまいました。そこはちょっと攻めすぎたのかな、と反省の気持ちです。まだみんなが集中してアタックする前だったですが、さっきチームの人からセクタータイム見ると僕が速くて、コーナーでは頑張れる。初期の速さがあったと思うので、明日のセミファイナルで頑張って追い上げて、決勝に挑みます」

池澤利晃チーム代表

 「いいこと悪いことあった予選です。酒井は朝の練習でトラブルが出て、ラジエターに穴が開いて走行が少なかったでしょうから、そんな中で(4番手は)よかったのではないでしょうか。頑張ったなと思います。石井もそうですね、周回数少なかった中、なんとかひとケタまで(順位を)上げてきたのはよかったのではないでしょうか。クラッシュしちゃった二人は、気負いすぎですね、行き過ぎましたね。なにより他のみなさんに迷惑かけちゃって申し訳ないです。津田も走り込みが足りない中で頑張ったと思います」

 ともにコースアウトした落合と中村は メカニックに混じってマシンの中の砂の除去やカウルの汚れのふき取りに精を出す。酒井、石井、津田の3名もメカニックとオンボード映像での振り返りなど、それぞれ明日のセミファイナル、ファイナルに向けた準備に余念がない。

石井

石井

石井のダルマ

中村

中村

クラッシュした中村車

落合

酒井

津田

津田

Text & Photo: Junichi SEKINE

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿「ファーストガレージ」密着レポート(前編)

ファーストガレージ・池澤利晃代表

 池澤利晃代表率いる「ファーストガレージ」は5名のドライバーを擁して鈴鹿サーキットで開催された「スーパーFJ日本一決定戦」にやって来た。

 ファーストガレージのスーパーFJ(S-FJ)参戦は2020年から始まり今年で5シーズン目。当初は安田航による1台体制で筑波シリーズに参戦。2021年には同シリーズ2位、2022年には2台体制に拡大して筑波/富士シリーズで安田3位、岩本瞬が5位。2023年にはもてぎ/SUGOシリーズにも活動を拡大。筑波/富士シリーズに小村明生を起用、小村自身7年ぶり、そしてチーム初のチャンピオンを獲得、またもてぎSUGOシリーズでは椎橋祐介が2位と結果を出した。

 迎えた2024年シーズンは体制を大きく拡大。16歳の酒井翔太を起用して、筑波/富士にフル参戦の他もてぎSUGOシリーズに第3戦から参戦、さらに鈴鹿/岡山シリーズとオートポリスのゴールドカップにもスポット参戦させて経験を積ませた。筑波/富士シリーズでは酒井の他に石井大雅もフル参戦、津田光輝も第2戦以外はフル参戦させたほか、中村ブンスームを第3戦から、落合蓮音を第4戦から同シリーズに起用。石井はもてぎと鈴鹿、落合は鈴鹿ともてぎ/SUGO、中村ももてぎと鈴鹿にもそれぞれスポット参戦と、全国のS-FJレースでファーストガレージのマシンが走る姿が見られた。

 S-FJ日本一決定戦には2020年もてぎ大会で初出場、安田が23位。2021年鈴鹿大会では安田が27位、2022年富士大会では安田が11位、2023年もてぎ大会では椎橋12位、小村17位とここまで実績を残せていないが、今年は必勝を期して5台体制で鈴鹿サーキットに乗り込んできた。同チームの素顔と戦いぶりをレポートする。

 まずは池澤利晃社長へのインタビュー。(以下敬称略)

 ――ファーストガレージ(http://www.first-garage.jp/)は元々マクラーレンなどのスーパーカーの販売を行う会社だという認識だが、レース活動を始めた経緯は?

 「実は私自身がファーストガレージに入ったのが去年の4月なので、それ以前の経緯はわかっていないのですが、先々代の会長(川原氏)の時代に若手に機会を与えようと始めたのだと思います」

 ――現在の参戦カテゴリーは?

 「スーパーFJ(S-FJ、フォーミュラBeat、今年始まったF110CUP、後はKYOJYOカップにもVITAで参戦しています。後はメンテナンスだけですが、86/BRZのクラブマンレースなど、お客様のクルマを預かってメンテナンスしてレースに出す、ということもやっています。現在のメインは会社で保有しているマシンをレンタルで走らせることですね」

 ――日頃のマシンのメンテナンスやレースイベントの時のメカニックなどは社内で行っている?

 「ほぼ、筑波のガレージに常駐しているメンバーで行って、足りないときには外部の人に手伝ってもらったりします」

 ――(S-FJに関しては)今シーズンからマシンの台数とドライバーの人数がかなり増えた印象だが?

 「最初に酒井会長から言われたのが筑波のレースをもっと盛り上げようということで。今まではオーディションとかやっていなかったのをやってみて、ドライバーを集めて、という感じです」

 ――最初のドライバーが安田選手?

 「S-FJではそうですね」

 ――ドライバーはカート出身者を重点的に起用している?

 「カートから来る子もいますが、今回のレースで言うと石井はカートの経験がなくSIMレース出身です。先週もてぎで走った野々垣はヤリスカップからですね。割と色々な(キャリアの)子がいます。一般の(レース経験ない)子もきますし」

 ――オーディションはどのくらいのペースで?

 「去年だと、10月ぐらいから始めて(オーディションに)応募があった方をテストして、他にも直接連絡があった方なども都度」

 ――採用の条件みたいなものはあるのか?

 「一応、若い子を乗せたい、というのはありますね。特にS-FJに関しては。もちろんジェントルマンの方で練習されている方もいますし、そんなに難しいことは言わず、ある程度の基準タイムを超えられる子であれば、経験はそこまで問いませんね。最初は筑波のコース1000で走らせて、問題なければコース2000に上げる。そこで1分切るぐらいになっていないと、若い子はだめですかね」

 ――カテゴリー的にはフォーミュラのピラミッドの中で下から上に上げて行こうという考え方か?

 「その通りですね、後はメーカーのオーディションからこぼれちゃった子たちに、もう一度レースができるようにして、そこからプロに入っていけるルートにもしたいです」

 ――今年S-FJをドライブしている子たちの中で、成績によってはF-Beに乗せてみようかとかいうことも考える?

 「オフシーズンになって練習させてみて、出られそうかどうか見きわめたいですね」

 ――昨年の筑波での小村選手(2016年チャンピオン)の起用には驚いたが、ああいったカムバックもあり?

 「全然ありだと思いますね。今の時代は昔と違って、ああいうパターンも面白いのかなと思います」

 ――現在ファーストガレージで参戦していないカテゴリーにドライバーを押し上げるようなパイプはあるのか?  「酒井会長がけっこういろんなチームと交流があるので、そういうところで紹介する、みたいなことはありますね。本人の希望と、受け入れ側の事情とかもありますが。今年若い選手が育って、これが2、3年後にどうなっているのか、楽しみだと思います」

 ――チームによっては「S-FJは1年、2年で卒業するカテゴリー」と考えているようだが?

 「ドライバーは一人一人成長度合いが違うので、その子のペースに合わせて、S-FJが1年で卒業の子もいれば、2年3年とスキルによって時間のかかる子もいるので、そこはドライバー個々に合わせていけばいいと思います」

 ――今年で言うと酒井翔太選手は各地のS-FJに出て結果も出し、F-BeでJAF戦はチャンピオンとれなかったが、総得点で競うグランドチャンピオンは獲得した。そういう子には上に行ってほしいでしょうし、そういった子が次々と出てきてくれるのが理想?

 「そうですね」

 ――酒井選手の他に落合蓮音選手も途中から大きく伸びた、ああいうブレイクスルーは何がきっかけだと思うか?

 「彼のケースでいえば、レースに早めに出た(15歳でデビュー)のがよかったのだと思いますね。早く経験積めたので。富士のレース(6月)で、雨で予選がキャンセルになって、ほぼ最後尾からのスタートで3周目に10位まで追い上げながら最後にスピンしてしまって、レース後泣いていて、よほど悔しかったのだろうと思います。最後にスピンして終わってしまって悔しかったというのが、きっかけだったのかもしれません。あとは練習ですね。彼はそのあと結構たくさん練習しました」

 ――F-Beの方はジェントルマンを起用したり、S-FJとはレースに対する立ち位置が違う?

 「予算がけっこうかかるので、なかなかフル参戦するというのは難しいですね。ジェントルマンは仕事のスケジュールがあるので」

 ――日本一決定戦については これまで4回出場して最上位が11位と苦労しているが、その原因は掴んでいるのか?

 「今までのメンバーでいうと、この3人(安田、椎橋、小村)は練習量が足りなかった、開催されるコースでの練習量ですね。去年まではそれほど走れていなかった。今年はちょっと切り替えて、レース(鈴鹿クラブマンレース)もそうですし、練習も8月くらいから結構行いました。鈴鹿はコースもいいですし走れる量が多いので、ドライバーのスキルアップにもいいです」

 ――そうすると今年は期待がもてる?

 「落合も酒井も練習でいいところを走っているし、いい感じですね。でも地元の速い選手がいますので、手ごわい選手ばかりです。こんなに台数があつまってよかったです」

 ――今後も育成がメインになる?

 「メーカーのオーディションうけるためのトレーニングとか、レースに興味を持った子供がレースに出られる年齢になる前の受け皿とか、ということをメインでやっていきたいと思います」

ファーストガレージ・ピット風景

Text & Photo: Junichi SEKINE

SUPER GT

2024年GT500クラスチャンピオン記者会見 山下健太「JLOCのオーディションは不合格」

36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

伊藤大輔監督

GT500クラスでチャンピンを獲得したTGR TEAM au TOM'Sチーム監督の伊藤大輔氏

 「2連覇を目標にスタートしたシーズンで、それを実現できました。喜びよりほっとしているのが正直なところです。36号車のテーマは毎戦、一人一人がミスなくキチンとして確実にポイントを重ねることでした。開幕優勝してダッシュできたのはよかったですが、それ以降はサクセスウエートの関係で、ドライバーはストレスを感じる場面が多かったのかと思います。ミスなくポイントを重ねることができて、最終的に2連覇で終えることができました。苦しいなか、ドライバーが辛抱して走ってくれました」

 「今年は予選のルールが変わって2人の合算になったのは、われわれにメリットがありました」

坪井翔

GT500クラスでチャンピオンを獲得した坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

 「3回目のチャンピオンを獲得することができました。それぞれのチャンピオンに意味はあります。1回目は大逆転で、2回目は最終戦までかかって、3回目は最終戦を待たずでした。3日目の今シーズンはランキングトップを一度も譲らずに取れましたし、速さ、強さを一番発揮できた年でした。ライバル勢に対しても36号車にはかなわないと思わせる素晴らしいシーズンでした」

山下健太

GT500クラスでチャンピオンを獲得した山下健太(TGR TEAM au TOM'S)

 「スーパーGTのクルマに初めて乗ったのは、JLOCのオーディションだったので、一緒にチャンピオンを取れてうれしいです。オーディションは不合格でしたが(笑)」

 「今年36号車に移籍してきて、絶対取らないといけない環境でした。シーズン始まる前は大丈夫だと思っていましたが、始まるとうまく乗れないときもあって、それがプレッシャーにもなり、最終戦に近づくにつれ、坪井選手がSFで勝つし、ダブルタイトルかかってるしという状況で、ちょっと、珍しく緊張を感じるレースが多かったですが、今ではなんとか、チャンピオンを取れるくらいのパフォーマンスは出せたのかなと思います」

 「今日のレースも気を抜けば2~3番に落ちる展開でしたが、押さえ切れたので、完璧な形でチャンピオンを取れてうれしいですし、坪井選手とチームと監督の大輔さんに感謝しています」

GT500クラスでチャンピオンを獲得したTGR TEAM au TOM'Sのドライバーと監督

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

2024年GT300クラスチャンピオン記者会見 元嶋佑弥「小暮選手はスーパースター」

88号車VENTENY Lamborghini GT3(JLOC)

則竹功雄監督

GT300クラスでチャンピンを獲得したJLOCチーム監督の則竹功雄氏

 「30年かかりました。1994年に手作りのカウンタックで参戦しました。カウンタックも協力はしてくれましたが、サテライトチームでした。2016年にダラーラと一緒にウラカンでレーシングカーを作るというプロジェクトがスタートして、『則竹、勝てるクルマを作ったから絶対チャンピオン取れ』といわれて7年かかりました。まさしく万感の思いで、ゆっくりうれしさに浸りたいと思います」

元嶋佑弥

GT300クラスでチャンピオンを獲得した元嶋佑弥(JLOC)

 「2017年、JLOCに最初リザーブとして入って、最初87号車をドライブしました。スーパGTに参戦できるかどうかというところで則竹代表に拾ってもらう形で、そこからスーパーGTのキャリアが本格的に始まりました。フル参戦始めて2年目で小暮選手と組ませてもらいました」

 「87号車の1年目が終わったときに『お前最高のパートナーを用意したから楽しみにしておけ』と言われて、それがまさか小暮選手とは思ってもいませんでした。幼い頃テレビの向こう側でむちゃくちゃ活躍して暴れている選手が、まさかぼくのチームメートになるとは思いませんでした。スーパースターの小暮選手と組ませてもらって、そのときに『僕このチームと心中します』と則竹代表に言いました」

 「則竹代表の一本気なスタイルに惚れましたし、そこらへんからこのチームでチャンピオンを取りたいという気持ちに変わってきました。時間はかかりましたが、昨年最終戦に勝てて、そこからチャンピオンまでこんなに早く来るとは思いませんでした。則竹代表に少しだけ恩返しできたのかと思います」

小暮卓史

GT300クラスでチャンピンを獲得した小暮卓史(JLOC)

 「GT500にずっと乗っていましたが、レース人生が終わりかなというときに、則竹さんにチャンスを与えていただきましたが、本当にここまで来られるとは思っていませんでした」

 「初めてチームで乗ったとき、500と違って一見簡単に乗れそうなんですが、突き詰めると奥の深い難しさがあって、元嶋選手の走りに圧倒させられて、ぜんぜんタイムもかなわないし、どうなっちゃうんだろなと思いました」

 「則竹さんの『信じてるから』という言葉がうれしくて、プレッシャーに感じて、これはなんとかしないといけない、チャンスを与えてくれたチーム、則竹さんに返していきたいという思いがありました」

 「ウラカンに慣れてきたなかでも、優勝がなかなかできなくて、ものすごくハードルが高いなと思いました。500も500の難しさがあってレベルの高いドライバーたちと戦うんですが、300は300でそのときのコース、マシン、タイヤが全部マッチしないと勝てません」

 「すごく苦労した5年間があって、昨年の最終戦で勝て、そこから流れがすごくよくなり、チームもレベルアップしました。本当にみんなのおかげです」

GT300クラスでチャンピオンを獲得したJLOCのドライバーと監督

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第5戦鈴鹿GT500クラス優勝ドライバー・監督記者会見 伊藤大輔監督「ドライバーに助けられた」

36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

坪井翔

GT500クラス決勝記者会見: 坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「フォーメーションが1周追加になってタイヤを暖めることができたのがよかったです。他のBS勢が違うタイヤを履いてるのはわかっていたので、スタート直後はタイヤの問題で厳しいと思いました。意外と引き離してマージンをもって走ることができ、その後もリードを広げることができました。いつものパターンに入ったのかと思いましたが、100号車が徐々に追いついてきたので、今日はレースペースがないのかなと感じていました。トップを守って山下選手につなぐことはできましたが、後半長くなるので、ちょっとつらいんじゃないかなと思ってバトンタッチしました」

山下健太

GT500クラス決勝記者会見: 山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「坪井選手のインフォメーション受けて、前半スティント違う、どう振る舞うか分からないタイヤを履きました。結果的には低め安定という感じで最後まで走れました。グリップ的には厳しく、後ろから迫られ40周くらいそういう展開でした。3号車が速くて何回も仕掛けられそうになったんですが、速いところ遅いところを見極めて、押さえるところが見えました。FCY明けで向こうがスピンしてくれたのは助かりました。あのまま後ろにいたら行かれてかも知れません。その後、後ろに17号車が来て、速いときと遅いときがよく分かりませんでした。シケインであの距離から入ってくるとは予想してなかったんですが、相手が止まりきれずに抜き返せたので、いい見極めはできたのかと思います。チャンピオンを決めた後のレースを勝って終わりたかったので、よかったです」

伊藤大輔監督

GT500クラス決勝記者会見: 伊藤大輔監督(TGR TEAM au TOM\'S)

 「ポールポジションを取ってのチャンピオンはうれしかったんですが、最終戦を勝利で終わりたいので気を緩めることなく挑みました。固めのタイヤを選んでいたのですが、そこを山下選手、坪井選手が腕でねじ伏せてくれました。山下選手のタイヤを選ぶときは、坪井選手のスティントを見ながらでしたが、同じタイヤでもメーカー間によってグリップの振る舞いが違うので、かなり迷いました。ピットのタイミングは争っているライバル勢と合わせるので、自分たちのペースを考えればもう少し伸ばすことも考えていましたが、勝ちたかったので、合わせてピットインしました。ドライバーに助けられた1日でした」

GT500クラスフォトセッション: 優勝したドライバー

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第5戦鈴鹿GT300クラス優勝ドライバー・監督記者会見 則竹功雄監督「100点満点のドライビング」

88号車VENTENY Lamborghini GT3(JLOC)

元嶋佑弥

GT300クラス決勝記者会見: 元嶋佑弥(JLOC)

 「今回もスタート担当で、路面温度が低い中でのスタートはなかなかないんですが、フォーメーションラップ2周に助けられました。ブリヂストンタイヤ勢が無交換でくるのは分かっていたので、少しでもギャップを築きたいと必死でプッシュしました。他車のアウトラップに飲み込まれて5秒くらいタイムロスがありました」

小暮卓史

GT300クラス決勝記者会見: 小暮卓史(JLOC)

 「元嶋選手がマージンを築いてくれたので、直接対決していた65号車との対決で有利になりました。こちらは2本交換でアウトラップに注意をしないといけなかったんですが、なんとか前をキープできたのが大きかったんだと思います。その後31号車、2号車をパスすることができたのは、タイヤに余力があったんだと思います。抜かないとチャンピオンになれなかったので、優勝できて本当によかったです」

則竹功雄監督

GT300クラス決勝記者会見: 則竹功雄監督(JLOC)

 「昨日から今日にかけて相当、伊与木エンジニアと戦略を練っていました。最大のライバルである65号車が入ったら彼らの前に出られるように入ろうと、そこで前に行ければ、2号車と31号車には小暮選手なら追いつくだろうと、伊与木エンジニアの想定の範囲内で動いていました。100点満点のドライビングを2人がしてくれた思います」

GT300クラス決勝フォトセッション: 優勝ドライバー

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第5戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/08) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
136坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS511:44'15.090--
217塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS511:44'16.603 1.513 1.513
312平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS511:44'24.432 9.342 7.829
4100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS511:44'31.17416.084 6.742
516大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS511:44'31.78816.698 0.614
614大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS511:44'32.29017.200 0.502
73高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS511:44'39.62924.539 7.339
823千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS511:44'46.34931.259 6.720
938石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS511:44'49.08233.992 2.733
1039関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS511:44'50.58435.494 1.502
1137笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS511:45'02.00846.91811.424
12*8野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS511:45'54.0261'38.93652.018
1364伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL501:44'27.4241Lap 1Lap
1419国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH501:44'27.5171Lap 0.093
15*24松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH501:45'35.6331Lap 1'08.116
---- 以上規定周回数(70% - 35 Laps)完走 ----

■GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/08) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
188小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH471:45'03.710--
22堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS471:45'12.960 9.250 9.250
331小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS471:45'15.39511.685 2.435
465蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS471:45'16.81913.109 1.424
56片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH471:45'16.99113.281 0.172
6777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL471:45'19.86516.155 2.874
761井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL471:45'25.44721.737 5.582
811富田 竜一郎
石川 京侍
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL5471:45'54.15350.44328.706
996新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL471:46'06.1991'02.48912.046
104谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH471:46'17.9721'14.26211.773
1152吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS461:44'20.5201Lap 1Lap
125塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH461:44'27.6051Lap 7.085
137荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI461:44'28.7521Lap 1.147
1460吉本 大樹
河野 駿佑
伊東 黎明
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL461:44'29.3421Lap 0.590
1525菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH461:44'59.4701Lap 30.128
1662平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH461:45'02.5401Lap 3.070
179阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH461:45'19.6641Lap 17.124
18360大滝 拓也
荒川 麟
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH461:45'21.6091Lap 1.945
1920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI461:45'37.9541Lap 16.345
2030永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH461:46'03.4731Lap 25.519
2150イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH461:46'10.0351Lap 6.562
2245ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI461:46'11.2301Lap 1.195
23*22和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH451:44'45.5992Laps1Lap
2418小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH441:40'39.5743Laps1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 35 Laps)完走 ----
-48井田 太陽
眞田 拓海
伊藤 鷹志
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2559'33.91122Laps19Laps
-*56佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH221:45'03.82325Laps3Laps
-87松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH819'29.92639Laps14Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo. 24 名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z) 1'47.135 (4/50) 195.130 km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo. 31 中村仁(apr LC500h GT) 1'58.934 (2/47) 175.771 km/h
  • CarNo. 8は、SpR.22.4(3基目のエンジン使用)により、ペナルティーストップ5秒を科した。
  • CarNo. 24(松田次生)は、SpR.26.11(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 56(佐々木大樹)は、SpR.26.11(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 22(和田久)は、SpR付則4.2.2(FCY中の減速)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦鈴鹿決勝結果

■Championクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/08) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
116新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1129'56.659--
250野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1129'58.047 1.388 1.388
362森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1129'58.585 1.926 0.538
438梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1129'59.759 3.100 1.174
535佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1130'00.702 4.043 0.943
654佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1130'01.218 4.559 0.516
737鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1130'01.538 4.879 0.320
860熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1130'01.967 5.308 0.429
933佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1130'03.071 6.412 1.104
1053酒井 翔太TGM Grand Prix
TGM Grand Prix
1130'03.250 6.591 0.179
1187下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1130'03.739 7.080 0.489
1214村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1130'04.157 7.498 0.418
1346有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
1130'06.139 9.480 1.982
14*90Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1131'57.7142'01.0551'51.575
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-97白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
38'00.3978Laps8Laps
-36卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
38'00.9118Laps 0.514
-*34清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
38'40.5208Laps39.609
-45大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
221'02.7299Laps1Lap
-26三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
12'44.25510Laps1Lap
-*51洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
-失格--

■Independentクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/08) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
163鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1130'08.224--
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1130'08.594 0.370 0.370
330DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1130'10.162 1.938 1.568
410中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1130'11.783 3.559 1.621
511植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1130'12.384 4.160 0.601
696齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1130'13.902 5.678 1.518
755KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1130'14.304 6.080 0.402
840⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1130'15.995 7.771 1.691
971大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1130'17.022 8.798 1.027
1021小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle36
Eagle Sports
1130'17.180 8.956 0.158
1198IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1130'18.193 9.969 1.013
124佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1130'20.73712.513 2.544
1386大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1130'25.34217.118 4.605
149ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1130'28.91720.693 3.575
1523YUGOS2R Racing
N-SPEED
1130'38.06029.836 9.143
1661坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1132'09.3532'01.1291'31.293
175小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1028'11.0911Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo. 51 洞地遼大(HFDP with B-Max Racing) 2'07.661 (11/11) 163.756 km/h
  • Fastest Lap(I): CarNo. 44 今田信宏(JMS RACING with B-MAX) 2'09.851 (10/11) 160.994 km/h
  • CarNo.90は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC活動中の追越し)により、競技結果に40秒を加算した。
  • CarNo.90は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC活動中の追越し)により、競技結果に60秒を加算した。
  • CarNo.34は、FIA-F4選手権統一規則第15条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に40秒を加算した。
  • CarNo 51は、FIA-F4選手権統一規則付則3.4.4.1(最低重量)違反により、失格とした。

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式予選結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGap
136坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS3'27.008--
217塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS3'27.208 0.200 0.200
3*14大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS3'27.364 0.356 0.156
424松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH3'27.605 0.597 0.241
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS3'27.673 0.665 0.068
616大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS3'28.313 1.305 0.640
719国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH3'28.414 1.406 0.101
83高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS3'28.441 1.433 0.027
937笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS3'28.763 1.755 0.322
1038石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS3'28.894 1.886 0.131
1123千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS3'28.985 1.977 0.091
128野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3'29.046 2.038 0.061
1339関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS3'29.249 2.241 0.203
1464伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL3'29.257 2.249 0.008
1512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS3'29.908 2.900 0.651

■GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGap
188小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH3'50.338--
261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL3'50.796 0.458 0.458
32堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS3'51.046 0.708 0.250
431小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS3'51.162 0.824 0.116
556佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH3'51.185 0.847 0.023
687松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH3'51.398 1.060 0.213
711富田 竜一郎
石川 京侍
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL53'52.551 2.213 1.153
86片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH3'52.817 2.479 0.266
94谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH3'52.820 2.482 0.003
1065蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS3'52.837 2.499 0.017
1152吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS3'53.161 2.823 0.324
12777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL3'53.183 2.845 0.022
135塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH3'53.919 3.581 0.736
14*30永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH3'55.822 5.484 1.903
---- 以上Upper14、以下Lower15 -----
1596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL3'53.149 2.811-2.673
1650イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH3'53.375 3.037 0.226
1718小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH3'54.037 3.699 0.662
1860吉本 大樹
河野 駿佑
伊東 黎明
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL3'54.277 3.939 0.240
1920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI3'54.940 4.602 0.663
2025菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH3'55.022 4.684 0.082
21360大滝 拓也
荒川 麟
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH3'55.880 5.542 0.858
2262平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH3'55.908 5.570 0.028
239阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH3'56.144 5.806 0.236
2445ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI3'56.245 5.907 0.101
257荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI3'56.425 6.087 0.180
2648井田 太陽
眞田 拓海
伊藤 鷹志
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH4'01.10710.769 4.682
2722和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YHno time--
  • CarNo. 14は、SpR.18.2(他車の妨害となるスロー走行)により、予選結果より5グリッド降格とする。
  • CarNo. 30は、SpR.18.2(他車の妨害となるスロー走行)により、予選結果より5グリッド降格とする。

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式予選 ポールポジション記者会見 坪井翔「空気を読まない結果」

■GT500クラス TGR TEAM au TOM'S

Q1担当 山下健太

予選記者会見:GT500クラスでポールポジションを獲得した山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「ポールを取ったらチャンピオンが決まるのは分かっていたので、ほっとしました。練習走行が思ったように走れなくて、不安を抱えた状態で予選に臨みました。チャンピオンがかかってる予選だと120%のアタックというより、4脱しないようにとか、そのへんに気を遣いながら走りました。思い当たるミスが2つくらいあって、微妙なアタックでしたが、トップとの差が100分の6秒で3番手だったので、最低限のことはできたと思います」

 「この状況から6番手フィニッシュとかになったら白けるので、しっかり勝って気持ちよく終わりたいと思います」

Q2担当 坪井翔

予選記者会見:GT500クラスでポールポジションを獲得した坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「見てる方には空気を読まない結果になってしました。スーパーGTは何が起きるか分からないので、予選で決めたいと思っていました。攻めようと思っていましたが、山下選手のようにぼくも置きにいって、いつものように気持ちよくアタックできませんでした。2人とも3位で、合算のありがたさを改めて感じています。しっかりリスクマネジメントはできたとは思います」

 「開幕戦もノーウエートのレースで勝ったので、ハンディーのないレースでしっかり勝ちたいと思います。チャンピオンらしいレースをして、ポールトゥウインで飾れるよう頑張ります」

■GT300クラス JLOC

Q1担当 小暮卓史

予選記者会見:GT300クラスでポールポジションを獲得した小暮卓史(JLOC)

 「クルマの調子がすごくよくてQ1でトップを取れました。落とせない予選で元嶋選手もいいタイムであしたに向けてポイントも縮まったので、モチベーションが上がりました」

 「あしたは力を全部出し切っていいレースをしたいと思います。いいレースをすれば結果はついてくると思っています」

Q2担当 元嶋佑弥

予選記者会見:G300クラスでポールポジションを獲得した元嶋佑弥(JLOC)

 「この予選、小暮さんがぼくを助けてくれるだろうと言っていましたが、そのとおりになりました。ありがとうございます。ぼくはミスなく自分の出せる精一杯で走りました」

 「あしたはスタートで行くと思います。この2戦、十何番グリッドから、嫌われるんじゃないかというくらいプッシュして、追い上げたレースだったのですが、先頭からスタートできるので、レースを楽しみながら走りたいです。何より30年レースをやってきた則竹会長にチャンピオンをプレゼントしたいと思います」

予選フォトセッション:両クラスのポールシッター

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第7戦鈴鹿決勝結果

■Championクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1130'20.390--
235佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1130'20.996 0.606 0.606
351洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1130'21.380 0.990 0.384
416新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1130'22.065 1.675 0.685
562森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1130'22.698 2.308 0.633
654佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1130'23.947 3.557 1.249
734清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1130'24.154 3.764 0.207
897白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1130'24.731 4.341 0.577
938梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1130'25.403 5.013 0.672
1087下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1130'26.168 5.778 0.765
1145大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1130'26.388 5.998 0.220
1260熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1130'26.461 6.071 0.073
1333佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1130'27.028 6.638 0.567
1436卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1130'27.456 7.066 0.428
1553酒井 翔太TGM Grand Prix
TGM Grand Prix
1130'28.449 8.059 0.993
16*37鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1130'28.771 8.381 0.322
1746有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
1130'29.471 9.081 0.700
1826三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
1130'33.48813.098 4.017
19*90Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1130'34.91114.521 1.423
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-*14村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
13'21.18610Laps10Laps

■Independentクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
163鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1130'31.123--
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1130'31.240 0.117 0.117
340⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1130'33.996 2.873 2.756
44佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1130'35.405 4.282 1.409
598IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1130'36.058 4.935 0.653
686大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1130'37.554 6.431 1.496
75小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1130'38.719 7.596 1.165
821小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle36
Eagle Sports
1130'38.805 7.682 0.086
971大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1130'39.455 8.332 0.650
1061坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1130'40.176 9.053 0.721
11*9ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1130'44.86413.741 4.688
1223YUGOS2R Racing
N-SPEED
1130'46.71215.589 1.848
1396齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1028'20.0221Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-11植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
820'30.7303Laps2Laps
-10中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
718'08.5164Laps1Lap
-*55KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
718'49.0034Laps40.487
-30DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
36'44.7048Laps4Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo. 50 野村勇斗(HFDP with B-Max Racing) 2'07.705 (3/11) 163.699 km/h
  • Fastest Lap(I): CarNo. 55 KENTARO(Baum Beauty Clinic) 2'10.552 (3/7) 160.129 km/h
  • CarNo. 37は、H項2.10.11(SC中のコースアウト)により、訓戒とした。
  • CarNo. 90は、FIA-F4 SpR.19.2(走路外走行)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 9は、FIA-F4 SpR.30.7(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 55は、FIA-F4 SpR.15.1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 14は、FIA-F4 SpR.26.9(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
117塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'43.840--201.321
2100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'43.874 0.034 0.034201.255
33高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'44.114 0.274 0.240200.791
436坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'44.449 0.609 0.335200.147
516大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS1'44.482 0.642 0.033200.084
637笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'44.546 0.706 0.064199.962
714大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'44.575 0.735 0.029199.906
864伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'44.579 0.739 0.004199.899
924松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'44.760 0.920 0.181199.553
1023千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'45.146 1.306 0.386198.821
1119国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'45.202 1.362 0.056198.715
1238石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'45.355 1.515 0.153198.426
138野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'45.511 1.671 0.156198.133
1439関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'45.766 1.926 0.255197.655
1512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'45.976 2.136 0.210197.264

■GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'55.763--180.586
22堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'55.839 0.076 0.076180.468
388小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'56.127 0.364 0.288180.020
46片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH1'56.649 0.886 0.522179.215
556佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'56.854 1.091 0.205178.900
696新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'56.984 1.221 0.130178.701
765蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'57.052 1.289 0.068178.598
831小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'57.105 1.342 0.053178.517
9777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'57.171 1.408 0.066178.416
1052吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'57.251 1.488 0.080178.294
1187松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'57.322 1.559 0.071178.187
1211富田 竜一郎
石川 京侍
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL51'57.820 2.057 0.498177.433
1320平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'57.868 2.105 0.048177.361
1418小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'57.999 2.236 0.131177.164
154谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'58.099 2.336 0.100177.014
1660吉本 大樹
河野 駿佑
伊東 黎明
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'58.168 2.405 0.069176.911
1745ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI1'58.280 2.517 0.112176.743
1850イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'58.284 2.521 0.004176.737
197荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1'58.339 2.576 0.055176.655
2025菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'58.650 2.887 0.311176.192
2130永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'58.791 3.028 0.141175.983
22360大滝 拓也
荒川 麟
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'58.856 3.093 0.065175.887
239阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'58.948 3.185 0.092175.751
2462平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'59.587 3.824 0.639174.812
2522和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'59.861 4.098 0.274174.412
2648井田 太陽
眞田 拓海
伊藤 鷹志
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2'00.896 5.133 1.035172.919
275塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH2'01.577 5.814 0.681171.950

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦鈴鹿公式予選結果

■Championクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
151洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
2'06.775--164.900
250野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
2'07.127 0.352 0.352164.443
362森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'07.317 0.542 0.190164.198
416新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
2'07.333 0.558 0.016164.177
535佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.364 0.589 0.031164.137
638梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.418 0.643 0.054164.068
745大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
2'07.543 0.768 0.125163.907
897白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
2'07.615 0.840 0.072163.815
954佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
2'07.683 0.908 0.068163.727
1060熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
2'07.793 1.018 0.110163.586
1137鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.945 1.170 0.152163.392
1234清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
2'07.978 1.203 0.033163.350
1333佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
2'08.140 1.365 0.162163.145
1436卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'08.202 1.427 0.062163.065
1587下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
2'08.378 1.603 0.176162.842
1653酒井 翔太TGM Grand Prix
TGM Grand Prix
2'08.576 1.801 0.198162.590
1714村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
2'09.064 2.289 0.488161.975
1890Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
2'09.118 2.343 0.054161.908
1946有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
2'09.643 2.868 0.525161.252
2026三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
2'10.653 3.878 1.010160.007
---- 以上基準タイム(105% - 2'13.426)予選通過 ----

■Independentクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
19ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
2'09.706--161.175
263鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'09.764 0.058 0.058161.102
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2'09.802 0.096 0.038161.056
430DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
2'09.981 0.275 0.179160.833
555KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
2'10.061 0.355 0.080160.734
640⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
2'10.237 0.531 0.176160.517
711植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
2'10.654 0.948 0.417160.004
896齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
2'10.715 1.009 0.061159.930
998IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
2'10.785 1.079 0.070159.844
1010中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
2'11.335 1.629 0.550159.175
115小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
2'12.565 2.859 1.230157.698
1286大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
2'12.677 2.971 0.112157.565
1371大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
2'13.356 3.650 0.679156.762
144佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
2'13.509 3.803 0.153156.583
1561坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'14.502 4.796 0.993155.427
---- 以上基準タイム(105% - 2'16.245)予選通過 ----
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'16.935 7.229 2.433152.665
-21小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle36
Eagle Sports
d.n.s---

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第7戦鈴鹿公式予選結果

■Championクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
151洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
R2'06.737--164.949
250野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
2'07.009 0.272 0.272164.596
316新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
2'07.246 0.509 0.237164.290
435佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.272 0.535 0.026164.256
562森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'07.310 0.573 0.038164.207
645大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
2'07.386 0.649 0.076164.109
738梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.398 0.661 0.012164.094
854佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
2'07.403 0.666 0.005164.087
997白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
2'07.449 0.712 0.046164.028
1034清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
2'07.733 0.996 0.284163.663
1160熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
2'07.772 1.035 0.039163.613
1237鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.910 1.173 0.138163.437
1336卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'07.972 1.235 0.062163.358
1433佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
2'08.065 1.328 0.093163.239
1587下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
2'08.326 1.589 0.261162.907
1653酒井 翔太TGM Grand Prix
TGM Grand Prix
2'08.397 1.660 0.071162.818
1714村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
2'08.927 2.190 0.530162.149
1890Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
2'08.933 2.196 0.006162.140
1946有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
2'09.643 2.906 0.710161.252
2026三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
2'10.419 3.682 0.776160.293
---- 以上基準タイム(105% - 2'13.347)予選通過 ----

■Independentクラス

SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2024/12/07) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
163鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
R2'09.126--161.898
29ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
R2'09.498 0.372 0.372161.434
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
R2'09.535 0.409 0.037161.386
455KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
R2'09.778 0.652 0.243161.086
530DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
R2'09.942 0.816 0.164160.881
640⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
R2'10.159 1.033 0.217160.614
798IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
R2'10.460 1.334 0.301160.242
811植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
R2'10.598 1.472 0.138160.073
996齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
R2'10.621 1.495 0.023160.045
1010中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
R2'10.863 1.737 0.242159.749
115小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
2'12.196 3.070 1.333158.138
124佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
2'12.457 3.331 0.261157.826
1386大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
2'12.536 3.410 0.079157.732
1471大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
2'12.560 3.434 0.024157.704
1561坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'13.778 4.652 1.218156.268
---- 以上基準タイム(105% - 2'15.855)予選通過 ----
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'16.660 7.534 2.882152.972
-21小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle36
Eagle Sports
no time---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(C: 2'06.779/角田裕毅)を更新した。
  • 'R'マークは従来のコースレコード(I: 2'10.944/DRAGON)を更新した。

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿 角間光起の挑戦「シングル圏内を狙っていた」

角間光起

 既報の通り、里見乃亜代表率いるRiNoA Racing project「群馬トヨペットTeam RiNoA」では今年の最終戦である「スーパーFJ日本一決定戦」に角間光起を起用した。

 角間はSIMレース出身で昨年5月に筑波・富士シリーズS-FJに「ELEV racing dream」からレースデビュー。この年終盤に2勝を上げてトップドライバーの仲間入りを果たすと今年も同じ体制で2勝を挙げランキング3位の結果を残している。日本一決定戦は昨年のもてぎ大会で23位に終わっており、今年はさらなる結果を求めてチームを移って参戦することを決めた。

 予選を翌日に控えた11月29日に角間に話を聞いた。

 ――今回RiNoAから参戦の経緯は?

 「元々日本一決定戦は出たいと思っていて、どういう体制で出ようかといろいろ考えていて、以前から里見代表とはご縁があったので、今回出させていただけることになりました。大変光栄なことだと思っていますし、僕自身ドライバー人生賭けています。過去にも鈴鹿で戦った実績があるチームなので、そこでドライブできることは僕自身が能動的に活動した結果なので、本当にうれしく思います」

 ――走ってみて学びは多い?

 「毎ラップ、毎コーナー学んでばっかりという感じで、テストも2回しかできていないので、そんな中で1周まとめきれるとかいう次元ではなくて、コーナーごとに気合い入れて毎周学んでいく感じですね。筑波は自分のホームとも言っていいくらい実績もあるし、経験もしたコースでしたが、鈴鹿は筑波とは全然違う、速度域も違うしクルマの動かし方も、求められることが全然違ってくるので、そういう部分でギャップを感じています」

 ――今回の大会の目標は?

 「でっかく言うと表彰台圏内とか優勝狙っていきたいですけれど(苦笑)。去年の日本一がぎりぎり完走できたのですが、本来シングル狙えたところが接触で下がってしまったので、なんとか無事に走りきってシングル圏内を狙いたいです」

 「例年に比べたらだいぶ練習時間が少ない(本日1本と、土曜日の朝に1本)スケジュールで大変なのですが、1周ごと、毎コーナーごと大事に走っていって、なんとかこの2日間でまとめきって、予選につなげていきたいと思います」

 11月30日の予選では角間はA組27台中19位。走路外走行があり2分15秒217というベストタイムが抹消され、17秒675というタイムが記録に残った。抹消されたベストタイムであれば3番手に入っていただけにペナルティが惜しまれる。

 翌12月1日、A組のセミファイナルではじわじわとポジションを上げて11位フィニッシュ。予選の時よりは本人にもチームにも笑顔が増えて感触がよかったことを伺わせた。そして迎えたファイナルレース、スタート前から上位で接触、リタイヤが出るなど例年のごとく激しいレースとなる中、11列目21番グリッドからスタートした角間は1周目に15位まで大きくポジションアップ。しかし5周目、他車からの接触があり29位まで順位を落として戻ってくる。角間はそこからリカバリを開始、6周目28位、8周目25位としてファイナルラップ、22位まで順位を戻してレースを終えた。最速ラップは2分15秒784。

 レース後の角間は悔しさをにじませていた。かくして角間の日本一決定戦は終了。今回のレースは来年以降のシート獲得に向けたアピールの意味合いもあったというだけに、残念な結果になったが、予選でのパフォーマンスなど見せられた部分もある。来年角間がどこで走っているか、期待したい。

角間光起

Text & Photo: Junichi SEKINE

Forumula Beat | Super FJ Championship | v.Granz | VITA CLUB

2025年から鈴鹿の入門レースは「SUZUKA CHAMPION CUP RACE」に名称変更 暫定日程も発表される

鈴鹿チャンピオンカップレースロゴ

 モビリティランド株式会社・鈴鹿サーキットモータースポーツ課は12月1日、今シーズンまで「鈴鹿クラブマンレース」として行われてきたシリーズ名称が、来シーズンから「SUZUKA CHAMPION CUP RACE」に変更されると発表した。併せて、シリーズロゴと来シーズンの日程も発表された。

 鈴鹿サーキットで行われている入門・参加型レースは、鈴鹿サーキットが開業した1962年から6年後の1968年に「鈴鹿シルバーカップレース」として誕生、今年で56年目を迎えていた。

 1988年には、世相的に「シルバー」が老人を連想されるようになったためシリーズ名を「鈴鹿フレッシュマントロフィーレース」に変更。1996年には「鈴鹿クラブマンレース」と名称変更し、今シーズンまで開催されてきた。

 シリーズ運営は今シーズンまで鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)と各JAF加盟クラブの併催という形で行われてきたが、来シーズンからは、SMSC、名古屋レーシングクラブ(NRC)、グループ.オブ.スピードスポーツ(GSS)、関西スポーツカークラブ(KSCC)の4クラブ合同での運営となる。

 新名称の「鈴鹿チャンピオンカップレース」は、同社が運営するモビリティリゾートもてぎで行われている同クラスの名称「もてぎチャンピオンカップレース」に合わせたものと思われる。

 来シーズンの「鈴鹿チャンピオンカップレース」の暫定日程は次のとおりで、開催レースは今シーズンと変わりない。

2025年度鈴鹿チャンピオンカップレース暫定日程

Text: Yoshinori OHNISHI

S-FJ日本一決定戦

来年の日本一決定戦は冨士スピードウエイに舞台を移し決勝は12月21日

2022年に富士スピードウェイで行われた日本一決定戦のスタートシーン

2022年に富士スピードウェイで行われた日本一決定戦のスタートシーン

 12月1日、鈴鹿サーキットで行われたスーパーFJ日本一決定戦の表彰式で、2025年の日本一決定戦は12月20~21日に富士スピードウェイで開催されることが発表された。

 スーパーFJの今シーズンの日本一決定戦・シリーズ表彰が行われた鈴鹿サーキットで、ジャパンスカラシップシステム(JSS)畑川治代表より、来年のS-FJ日本一決定戦が12月20~21日に富士スピードウエイで開催されることがアナウンスされた。

 富士スピードウェイでは、2022年にもスーパーFJ日本一が開催され、そのときは現在FIA-F4に参戦している清水啓伸が日本一の称号を手にしている。

 来年は、富士スピードウェイでの高速バトルに期待したい。

Text: Junichi SEKINE
Yoshinori OHNISHI
Photo: Hirokazu NOINE

S-FJ日本一決定戦 | Super FJ Championship | もてぎ・菅生S-FJ選手権 | オートポリスS-FJ選手権 | 鈴鹿・岡山S-FJ選手権

日本一決定戦表彰式 参加者の健闘を称え賞典を授与

日本一決定戦ファイナル優勝の岡本大地にトロフィーが贈呈

 2024年スーパーFJ日本一決定戦が鈴鹿サーキットで開催され、正式結果発表後に各賞の表彰式がパドック内の「ホスタビリティラウンジ」にて行われた。

各シリーズのチャンピオン表彰式

 まずは各地域のJAF地方選手権のチャンピオン達が表彰された。

  • もてぎ・SUGOシリーズ 小田優
  • 筑波・富士シリーズ  伊藤駿
  • 鈴鹿・岡山シリーズ  迫隆眞
  • オートポリスシリーズ 吉元陵(今回は欠席)

 各選手にはトロフィーが授与された。

ジャパンリーグ表彰式

 続いて「スーパーFJジャパンリーグ」の表彰。

  • シリーズチャンピオン 小田優
  • シリーズ2位     松井啓人
  • シリーズ3位     酒井翔太

 それぞれトロフィーと賞金が授与された。

 ここから日本一決定戦関連の表彰。まずはA/B各組のセミファイナルレース上位3名の表彰。

  • A組1位 岡本大地
  • A組2位 迫隆眞
  • A組3位 加納康雅
  • B組1位 小田優
  • B組2位 YUTA SUZUKI
  • B組3位 伊藤駿

 それぞれ賞金が授与された。

日本一決定戦ジャンプアップ賞は豊島里空斗

 ファイナルレースにおいて、グリッドから最も順位を上げた選手に対するジャンプアップ賞。

  • 豊島里空斗(36位→14位)

日本一決定戦ファイナルジェントルマン表彰式

 ジェントルマンクラス表彰

  • クラス優勝 山根一人
  • クラス2位 上吹越哲也
  • クラス3位 中嶋匠

 それぞれトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦ファイナルKDE賞は鈴木悠太

 今回新設された「KEDドライバー・オブ・ザ・ディ」には、今回鈴鹿ではレース2戦目で4位に入ったことでYUTA SUZUKIが選出され、トロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦ファイナル7位~10位

 そしてファイナルレース上位入賞者の表彰、まずは7位から10位まで

  •  7位 酒井翔太
  •  8位 津田充輝
  •  9位 宮園拓真
  • 10位 八巻渉

 それぞれトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦ファイナル1位~6位

 続いて1位から6位まで

  • 1位 岡本大地
  • 2位 小田優
  • 3位 加納康雅
  • 4位 YUTA SUZUKI
  • 5位 落合蓮音
  • 6位 伊藤駿
 1位から3位までにはJAFのメダル、全員にトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦ファイナルダンロップ賞は優勝した岡本大地

 そして最後に優勝の岡本大地に対しダンロップ賞としてチャンピオンキャップと賞金。続いて歴代チャンピオンの名が刻まれた大トロフィーが授与され、表彰式は終了。その後は歓談の場に。

 これでにて2024年のスーパーFJレースは全て終了。短いシーズンオフの後に新たなシーズンが始まる。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Yoshiori OHNISHI

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿ドライバーズコメント 日本一・岡本大地「ミスなくそつなく」

優勝 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

日本一決定戦ファイナル日本一に輝いた岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「新品タイヤのスタートで、そこからウォーミングアップしないといけなかったんですが、ダミーグリッドに着くときにはなるべく削らないように、熱が入らないようにケアしました。2回フォーメーションがあったのでタイヤも暖められ、そんなに荒れることなくレースができたんだと思います。レースはセーフティーカーが入ると、最後厳しくなるのであんまりプッシュせず、ミスなくそつなく走りました」

2位 小田優(Drago CORSE TAKE)

日本一決定戦ファイナル2位の小田優(Drago CORSE TAKE)

 「スタートは決まり、むしろ追いついていたんですが、3~4周目くらいまでの序盤の速さが、岡本選手より足りていなかったです。それが課題で、よくはなっていますがまだ追いつけていません。最後は追いつけましたが、やることはやって出し切ったのでしょうがないです。来年は上に上がりたいです」

3位 加納康雅(イーグルスポーツ)

日本一決定戦ファイナル3位の加納康雅(イーグルスポーツ)

 「はじめも3位で終わりも3位、3位にとりつかれていますね。前の2台は別格で、レベルの差を見せつけられました。鈴木選手は、ここでいかなかったらと思って130Rのアウトから抜きました。僕はタイムの上がり方が比較的遅いので、それが結果につながってるのかと思います」

4位 鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

日本一決定戦ファイナル4位の鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

 「納得できないスタートで、そこから単純にペースがなくて、加納選手のストレートが速くて130Rでアウトから抜かれてしまいました。そこからは、後ろとは同じペースだったので最初の離れたままで終わってしまいました。来年はFIA-F4の予定です」

5位 落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

日本一決定戦ファイナル5位の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

 「あと最低2台は抜きたかったですね。1周減ったのが痛かったです。セミファイナルで16台、決勝で10台抜きました。予選を走っていたらこの順位にはいたと思います。予選では皮むきをしてクルマを汚しただけでしたね。決勝はそれが生きたのかと思います。来年はFIA-F4に行きたいのでスポンサー大募集中です」

6位 伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

日本一決定戦ファイナル6位の伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

 「スタート順と同じですが、内容的には悔しいです。KK-S2の方が余裕がある感じで、こちら(RD10V)は目一杯でした。速いところ、遅いところがあるんですが、昨日の予選では、セクター3ではぼくが一番速くてセクター1はKK-S2が速いです。冷えてるときはKK-S2の方が行ける感じですね。アップグレードもしてうきうきでしたが、レースとなると厳しかったです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿決勝 岡本大地が日本一決定戦を完全制覇 8年越しの悲願が成就

日本一決定戦で優勝した岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ日本一決定戦は12月1日、鈴鹿サーキットでファイナルレースを行い、ポールポジションからスタートした岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が優勝、日本一の称号を手に入れた。

 決勝レースは午後1時10分に各車コースイン、グリッドへのレコノサンスラップが始まるが、なんと3番グリッドの迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)が、ウェービング中に7番グリッドの田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)に追突。両者マシンを壊しここでリタイアとなった。

 フォーメーションラップは1時25分に始まり、各車1周を回りグリッドに着いたが、ここでは後方41番グリッドの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)がストール。このためスタートディレイとなり、エクストラフォーメーションラップが行われ、レースは1周減算の9周で争われることとなった。

日本一決定戦決勝のスタートシーン

 3番グリッドの迫が抜けたなか、上位陣は無難なスタートを切り、グリッド順位どおり、トップ岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)、2位小田優(Drago CORSE TAKE)、3位鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)、4位加納康雅(イーグルスポーツ)、5位伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)の順で始まる。オープニングラップの130Rでは、4位の加納が130Rでアウトから鈴木を攻略、3位に上がった。また、6位には10番グリッドから元山泰成(ECOTEH)が上がってきた。

 2周目、6位を走る元山が津田充輝(ファーストガレージKK-SII)にかわされ7位に落ちる。津田は3周目には伊藤もかわしさらに5位まで浮上。

 この間、トップ岡本は4周目には2位小田を1秒5離し、徐々に独走態勢を築き始める。また、15番グリッドからスタートした落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)は、1周目に10位、3周目に9位、この周には7位まで上がってきた。

 6周目、トップ岡本と2位小田との差は1秒9まで広がる。3位の加納はさらに2秒4差、その後ろ鈴木との差は3秒2だ。この周、7位の落合が、伊藤と津田を攻略し一気に5位まで浮上した。

 7周目、トップ岡本と2位小田の差は変らず1秒9で、小田と同タイムで周回するようになる。7位に落ちていた伊藤が津田を抜き返し再び6位を奪った。

 8周目、2位の小田がトップ岡本との差を1秒7と縮めファイナルラップに突入。しかし追いつける差ではなく、9周を回って岡本が逃げ切り優勝。日本一の称号を手にした。

 3位には加納が、4位には鈴木が、5位には10台抜きの落合が、6位には伊藤が入った。

 岡本は2016年に日本一決定戦に初参戦。その後も参戦を続け、常に速さを見せてきたが、トラブルや接触で涙を飲んでいた。今回は予選、セミファイナル、ファイナルとすべてトップを取り完全制覇。8年越しについに悲願の日本一称号を手に入れた。

 これで各地4シリーズで行われた今シーズンのスーパーFJはすべて終了。来シーズンも熱い戦いを期待したい。

日本一決定戦優勝は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

日本一決定戦決勝2位は小田優(Drago CORSE TAKE)

日本一決定戦決勝3位は加納康雅(イーグルスポーツ)

日本一決定戦決勝4位は鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

日本一決定戦決勝5位は落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)

日本一決定戦決勝6位は伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

日本一決定戦の表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿ファイナルレース結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2024/12/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 Super FJ S-FJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
18岡本 大地FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
920'09.912--
243小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
920'11.497 1.585 1.585
331加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
920'14.205 4.293 2.708
458鈴木 悠太ZAP SPEED KK-S2
MYST KK-S2
920'19.388 9.476 5.183
551落合 蓮音ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
920'22.35612.444 2.968
614伊藤 毅ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
920'22.49812.586 0.142
722酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
920'23.86913.957 1.371
852津田 充輝ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
920'24.08414.172 0.215
944宮園 拓真ABBEY RACING
MYST KK-S2
920'26.85116.939 2.767
1088八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
920'31.42821.516 4.577
1136畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
920'35.07825.166 3.650
1286吉田 馨TAKE FIRST
MYST KK-S2
920'35.80025.888 0.722
136渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
920'36.41326.501 0.613
1427豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
920'37.76027.848 1.347
1561箕浦 稜己MYST制動屋KK-SII
MYST KK-S2
920'39.14729.235 1.387
1634藤井 翔太Drago CORSEスカラシップ
MYST KK-S2
920'40.70130.789 1.554
1755板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
920'42.16332.251 1.462
182吉田 紘大ATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
920'44.15334.241 1.990
1999Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
920'44.22834.316 0.075
2015永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
920'44.76334.851 0.535
2179三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
920'45.82635.914 1.063
2280角間 光起群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
920'47.04437.132 1.218
233三浦 柚貴レヴレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
920'47.50037.588 0.456
2478小田部 憲幸フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED
MYST KK-S2
920'48.99239.080 1.492
2557東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
920'50.10940.197 1.117
2647G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
920'51.34641.434 1.237
2721森田 真心エムタス/MYST
MYST KK-S2
920'52.05642.144 0.710
2854中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
920'56.40746.495 4.351
299G2上吹越 哲也FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
920'59.67349.761 3.266
3033磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA
MYST KK-S2
921'00.49650.584 0.823
3137阪本 一世免許とるなら大阪サヤマ@EAGLE
MYST KK-S2
921'00.76650.854 0.270
3253石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
921'05.82255.910 5.056
3311梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
921'08.46058.548 2.638
3417G3中嶋 匠Aviator A one
MYST KK-S2
921'08.89458.982 0.434
3589G4高橋 裕和イワモトレーシング★teamタカハシ
MYST KK-S2
921'14.8251'04.913 5.931
364G5古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
921'14.9001'04.988 0.075
3772久保 直也だーはまレーシングAQUA-DL
WEST 07J
921'22.7471'12.835 7.847
38*10杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
921'25.5821'15.670 2.835
3998G6JUNBlueStyle・APR鹿児島ER2C
MYST KK-S2
921'38.7801'28.86813.198
40*71宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
921'51.5541'41.64212.774
4139G7大貫 直実Grade1・AutoLet・F109
ZAP F109
922'21.6072'11.69530.053
4219G8大隈 雄策ミシマレーシングオガテックKKS-II
MYST KK-S2
922'33.0622'23.15011.455
4342G9大枝 博幸EDAテクノKKS-2
MYST KK-S2
922'34.2982'24.386 1.236
441元山 泰成ECOTEH
MYST KK-S2
818'16.0111Lap 1Lap
4582大川 烈弥群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
818'16.5401Lap 0.529
46*18鈴木 七瀬FORM with雅企画
MYST KK-S2
818'45.9871Lap 29.447
---- 以上規定周回数(6 Laps)完走 ----
-*48松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
0-9Laps8Laps
-38田上 蒼竜Hobby base&ZAPSPEED ED
MYST KK-S2
-d.n.s--
-16地崎 壱星レプリスポーツKKS-II
MYST KK-S2
-d.n.s--
-*56迫 隆眞ミスト制動屋Kデンタルオフィス
MYST KK-S2
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 8 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ) 2'14.045 (4/9) 155.957 km/h
  • CarNo. 10, 18, 48は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.1(危険な)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 71は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第52条7(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 71は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 56は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第52条2.1(スタート手順)違反、および第57条1.1(危険なドライブ行為)により、失格とした。

SUPER FORMULA LIGHTS

第3戦もてぎ決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2024/12/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1429'15.302--
238小林 利徠斗モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1429'17.322 2.020 2.020
337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1429'18.416 3.114 1.094
413荒川 麟TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1429'21.832 6.530 3.416
535中村 仁モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1429'22.466 7.164 0.634
636野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1429'23.085 7.783 0.619
72荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1429'23.652 8.350 0.567
84菅波 冬悟JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1429'25.71310.411 2.061
960伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1429'28.58213.280 2.869
105入山 翔IRISアルビレックス-RT
ALBIREX RACING TEAM
1429'30.30915.007 1.727
1130M1DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1429'44.28328.98113.974
128M2清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1429'44.51529.213 0.232
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
-1ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
35'26.96511Laps11Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(B-MAX RACING TEAM) 1'44.996 (4/14) 164.612 km/h

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿セミファイナルB組決勝ドライバーコメント 優勝・小田優「SCは出て欲しくなかった」

優勝 小田優(Drago CORSE TAKE)

日本一決定戦セミファイナルB組優勝の小田優(Drago CORSE TAKE)

 「欲を言えばSCは出て欲しくなかったですが、しょうがないですね。スタートも決まり、ミスもなくSC明けも順調に走れていたので、悪いところはなかったです。決勝は速さ的にも劣っているので、もうちょっと改善して臨みたいと思います」

2位 鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

日本一決定戦セミファイナルB組2位の鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

 「スタートを無難に決めて2位に上がりました。そこからのペースはよくなくて、後ろから追いつかれている感じでした。SCが入って、リスタートもそこそこでした。ペースが悪いので決勝までにチームと話して改善したいと思います」

3位 伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

日本一決定戦セミファイナルB組3位の伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

 「前の選手がドライブスルーだったのでオーバーテークしても意味がなかったですね。走った感じではぜんぜん戦えるし、こちらの方が速いので決勝も頑張ります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿セミファイナルA組決勝ドライバーコメント 優勝・岡本大地「タイヤのパフォーマンスを引き出せなかった」

優勝 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

日本一決定戦セミファイナルA組優勝の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「ペースはあまりよくありませんでした。タイヤに熱が入らなくて、溶ける前にグレイニングというか削れていったので、タイヤのパフォーマンスを引き出せませんでした。ファイナルは微調整して臨みたいと思います」

2位 迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)

日本一決定戦セミファイナルA組2位の迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)

 「タイヤの状況と路面温度を考えて、これかなという回転数がわかったので、スタートが決まり2台抜き、3位に上がりました。予選のタイムだとついていくのが精いっぱいだったのが、ファステストも出せたのでよかったと思います」

3位 加納康雅(イーグルスポーツ)

日本一決定戦セミファイナルA組3位の加納康雅(イーグルスポーツ)

 「スタートは決まったんですが、1コーナー抜けて2コーナーに入ったときに、岡本選手が速すぎて、S字でまったくついていけませんでした。その後、迫選手が追いついてきて、守れなくて行かせようかと思いましたが、いとも簡単にスパッと抜かれました。前の2台の速さはやばいですね。予選よりはタイムが出てるので上り調子で決勝は行こうと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿セミファイナルB組決勝 小田優が優勝 2位に鈴木悠太が、3位に伊藤毅が入る

日本一決定戦セミファイナルB組優勝は小田優(Drago CORSE TAKE)

 スーパーFJ日本一決定戦Bグループセミファイナルが12月1日、鈴鹿サーキットで行われ、予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝した。

 決勝前のグリッドへの試走では、なんと予選6位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)がタイヤを暖めるウエービング中にバックストレートでクラッシュ。グリッドに並ぶことなく松井はここでレースを終えた。車両の回収のため、定刻より5分遅れの午前9時に、23台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 ポールシッターの豊島里空斗(C.S.I Racing)は動き出しが鈍く、予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE)、同3位の鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)にかわされ3位で1コーナーへ向かう。トップ小田、2位鈴木、3位豊島の後ろ4位には予選順位をキープした伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)が、5位には予選7位から津田充輝(ファーストガレージKK-SII)が、6位には予選5位の吉田馨(TAKE FIRST)が続く。

 2周目、4位の伊藤が豊島をかわして3位に上がるが、この周、豊島がスタート手順違反でドライビングスルーペナルティーを科されピットイン、最後尾に落ちた。4位には津田、5位には吉田、6位には鈴木七瀬(FORM with雅企画)が繰り上がった。

 3周目、最後尾からスタートした中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)がミッショントラブルのためヘアピンでストップ。車両回収のためセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCは5周を回ってピットイン。レースは最終ラップの6周目に残り1周で再開された。トップ4台、小田、鈴木悠太、伊藤、津田は無難にリスタートを決め、この順位で1コーナーへ向かうとこの順位でチェッカーを受けた。

 5位争いは白熱した。5位の吉田、6位の鈴木七瀬、そして7位には予選13位から1周目に8位までジャンプアップ、2周目に7位に浮上してきた元山泰成(ECOTEH)、8位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)、9位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)が接近戦だ。この争いは、勢いのある元山に軍配、2台抜きを演じ5位でチェッカー、6位には吉田が、7位には鈴木が、8位には松原が、9位には八巻が入った。

 ファイナルレースのグリッドは、ゴールタイムの速かったA組優勝の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジション、2番グリッドにB組優勝の小田、3番グリッドにA組2位の迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)、4番グリッドにB組2位の鈴木悠太、5番グリッドにA組3位の加納康雅(イーグルスポーツ)、6番グリッドにB組3位の伊藤と以下順次交互に並べられる。B組でスタートできなかった松井はここで敗退、決勝には出場できないこととなった。

 ファイナルレースは午後1時25分より50台が参加して、10周で行われる。

日本一決定戦セミファイナルB組スタートシーン

日本一決定戦セミファイナルB組2位は鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

日本一決定戦セミファイナルB組3位は伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

日本一決定戦セミファイナルB組4位は津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

日本一決定戦セミファイナルB組5位は元山泰成(ECOTEH)

日本一決定戦セミファイナルB組6位は吉田馨(TAKE FIRST)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿セミファイナルA組決勝 岡本大地がポールトゥウイン

日本一決定戦セミファイナルA組優勝は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ日本一決定戦Aグループセミファイナルが12月1日、鈴鹿サーキットで行われ、岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)がポールトゥウインで優勝した。

 日本一決定戦が行われる鈴鹿サーキットは早朝から雲一つない快晴に恵まれた。フォーメーションラップは午前8時10分に27台が参加して始まった。上位25台がファイナルに進出する。

 ポールポジションの岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)は好スタートを切りトップで1コーナーへ向かう。予選2位の加納康雅(イーグルスポーツ)もスタートを決め岡本に迫るが、S字区間に入ると早くも岡本が後続を引き離しにかかる。3位には予選5位から2台をパスしてきた迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)が上がってきた。4位には予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)が、5位には予選10位から杉田悠真(LAPS with REV RACING)が上がり、6位に田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)が続く。

 2周目、岡本は2位の加納を1秒3離した。その加納の背後には迫が迫り、3周目に入った1コーナーでインから迫が加納をパスして2位に上がった。4位の酒井は5位の杉田をかわしてきた田上、杉田にもパスされ6位までドロップ。

 3周目、迫はこのレースのファステストラップとなる2分14秒442をたたき出し、トップ岡本を追う。3位落ちた加納は徐々に迫に離されるも4位に上がった田上よりペースはよく3位は安泰。4位の田上も後続から抜け出し単独走行となる。

 4周目、トップ岡本と迫の差は1秒1、5周目には1秒と徐々に縮まるが、6周のレースではなすすべもなく、岡本がトップでチェカー、2位に迫が、3位に加納が、4位に田上が入った。

 5位争いは白熱した。杉田、酒井、宮園拓真(ABBEY RACING)の3台の争いは、一時酒井が先行して5位に上がるも、最終的には杉田が5位、宮園が6位、酒井は7位でレースを終えた。

 ファイナルレースは午後1時25分より10周で行われる。

日本一決定戦セミファイナルA組決勝がスタートした

日本一決定戦セミファイナルA組2位は迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)

日本一決定戦セミファイナルA組3位は加納康雅(イーグルスポーツ)

日本一決定戦セミファイナルA組4位は田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)

日本一決定戦セミファイナルA組5位は杉田悠真(LAPS with REV RACING)

日本一決定戦セミファイナルA組6位は宮園拓真(ABBEY RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿セミファイナルB組決勝結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2024/12/01) Group B Semi Final Weather:Sunny Course:Dry
2024 Super FJ S-FJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
143小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
617'25.593--
258鈴木 悠太ZAP SPEED KK-S2
MYST KK-S2
617'26.781 1.188 1.188
314伊藤 毅ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
617'27.290 1.697 0.509
452津田 充輝ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
617'28.164 2.571 0.874
51元山 泰成ECOTEH
MYST KK-S2
617'30.929 5.336 2.765
686吉田 馨TAKE FIRST
MYST KK-S2
617'31.150 5.557 0.221
718鈴木 七瀬FORM with雅企画
MYST KK-S2
617'31.346 5.753 0.196
848松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
617'31.700 6.107 0.354
988八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
617'31.985 6.392 0.285
1034藤井 翔太Drago CORSEスカラシップ
MYST KK-S2
617'33.354 7.761 1.369
1136畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
617'33.685 8.092 0.331
1299Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
617'34.335 8.742 0.650
132吉田 紘大ATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
617'35.291 9.698 0.956
1479三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
617'37.81812.225 2.527
1516地崎 壱星レプリスポーツKKS-II
MYST KK-S2
617'41.99116.398 4.173
1637阪本 一世免許とるなら大阪サヤマ@EAGLE
MYST KK-S2
617'42.05416.461 0.063
17*47G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
617'42.09316.500 0.039
18*27豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
617'42.24716.654 0.154
1939G2大貫 直実Grade1・AutoLet・F109
ZAP F109
617'52.38226.78910.135
2098G3JUNBlueStyle・APR鹿児島ER2C
MYST KK-S2
617'52.57526.982 0.193
2171宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
619'01.0391'35.4461'08.464
2219G4大隈 雄策ミシマレーシングオガテックKKS-II
MYST KK-S2
515'22.5351Lap 1Lap
---- 以上ファイナルレース進出 ----
2354中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
24'44.4044Laps3Laps
-7松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 43 小田優(Drago CORSE TAKE) 2'15.185 (3/6) 154.641 km/h
  • CarNo. 47は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第53条1(スタート手順)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 27は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第52条5(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 71は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条3(黄旗中のスピン)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 71は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

SUPER FORMULA LIGHTS

第2戦もてぎ決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 -RIJ- (2024/12/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
138小林 利徠斗モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1424'35.437--
250小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1424'36.990 1.553 1.553
335中村 仁モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1424'38.287 2.850 1.297
41ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1424'44.980 9.543 6.693
52荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1424'45.55110.114 0.571
613荒川 麟TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1424'48.68413.247 3.133
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1424'49.60014.163 0.916
836野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1424'50.42314.986 0.823
94菅波 冬悟JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1424'53.30517.868 2.882
1060伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1424'57.01721.580 3.712
115入山 翔IRISアルビレックス-RT
ALBIREX RACING TEAM
1425'01.47226.035 4.455
1230M1DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1425'28.94053.50327.468
138M2清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1425'29.35853.921 0.418
---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 36 小林利徠斗(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC) 1'44.514 (4/14) 165.371 km/h

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿セミファイナルA組決勝結果

鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2024/11/28) Group A Semi Final Weather:Sunny Course:Dry
2024 Super FJ S-FJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
18岡本 大地FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
613'29.575--
256迫 隆眞ミスト制動屋Kデンタルオフィス
MYST KK-S2
613'30.779 1.204 1.204
331加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
613'32.961 3.386 2.182
438田上 蒼竜Hobby base&ZAPSPEED ED
MYST KK-S2
613'37.063 7.488 4.102
5*10杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
613'39.91610.341 2.853
644宮園 拓真ABBEY RACING
MYST KK-S2
613'41.07111.496 1.155
722酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
613'41.13511.560 0.064
882大川 烈弥群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
613'49.19519.620 8.060
951落合 蓮音ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
613'50.07520.500 0.880
1055板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
613'50.10520.530 0.030
1180角間 光起群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
613'51.93722.362 1.832
123三浦 柚貴レヴレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
613'52.49722.922 0.560
1361箕浦 稜己MYST制動屋KK-SII
MYST KK-S2
613'52.61423.039 0.117
146渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
613'53.05823.483 0.444
1521森田 真心エムタス/MYST
MYST KK-S2
613'53.55623.981 0.498
1678小田部 憲幸フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED
MYST KK-S2
613'54.99925.424 1.443
1757東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
613'55.77526.200 0.776
1815永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
614'00.60631.031 4.831
1917G1中嶋 匠Aviator A one
MYST KK-S2
614'05.35935.784 4.753
209G2上吹越 哲也FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
614'09.95340.378 4.594
21*53石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
614'12.94643.371 2.993
2272久保 直也だーはまレーシングAQUA-DL
WEST 07J
614'15.62346.048 2.677
2389G3高橋 裕和イワモトレーシング★teamタカハシ
MYST KK-S2
614'17.21547.640 1.592
244G4古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
614'30.5431'00.96813.328
2542G5大枝 博幸EDAテクノKKS-2
MYST KK-S2
614'59.9671'30.39229.424
---- 以上ファイナルレース進出 ----
2611梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
37'12.5473Laps3Laps
27*33磐上 隼斗アルビレックス・富士吟景GIA
MYST KK-S2
12'24.5325Laps2Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 56 迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス) 2'14.442 (3/6) 155.496 km/h
  • CarNo. 10は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条3(黄旗区間の走行方法)違反により、ファイナルレースで5グリッド降格とする。
  • CarNo. 53は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第52条5(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 33は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.1(危険なドライブ行為)により、訓戒およびファイナルレースにて最後尾スタートとする。

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿B組公式予選ドライバーコメント PP・豊島里空斗「1位は素直にうれしいが」

ポールポジション 豊島里空斗(C.S.I Racing)

日本一決定戦B組ポールポジションの豊島里空斗(C.S.I Racing)

 「1位は素直にうれしいですが、もうちょっと伸びたと思うので、悔しいです。最後の赤旗が出る周で前の鈴木選手に追いついていて、スリップもいい感じに使えていて、セクター2も自己ベストでしたが、赤旗が出てしまいました」

2位 小田優(Drago CORSE TAKE)

日本一決定戦B組予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE)

 「赤旗が出ると思って1回はタイムを出しました。最終ラップにアタックしようと思っていて、ぎりぎりまでタイヤを暖めていました。最後はセクター1で全体ベストでしたが、しょうがないですね。ただ今のタイムよりもコンマ3、4秒は速く走れることが分かったので、あしたのセミファイナルは大丈夫だと思います。セットも大きく変えるつもりです」

3位 鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

日本一決定戦B組予選3位の鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

 「場所取りとか赤旗とか不運はあり、自分のドライビングもまとまりませんでしたが、最低限のタイムは出せたと思います。最後赤旗が出た周は、セクター1、2がよかったのですが、みんな同じなのでそこまででタイムを出せなかったのは悔しいです。あしたはトップに出られる位置にいるので、3番以内でゴールすることを目標に頑張ります」

4位 伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

日本一決定戦B組予選4位の伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

 「不完全燃焼というか、一番おいしいところをミスしてしまって、他のクルマにつかえてしまいました。コンマ何秒かはロスしたと思うので、それがなければ結構いいところにいけたと思います。レースには期待が持てる結果です。けっこう(前と)間隔をとってクリアラップがとれるようにやっていたのですが、それでも引っかかっちゃいました」

5位 吉田馨(TAKE FIRST)

日本一決定戦B組予選5位の吉田馨(TAKE FIRST)

 「まず経験不足というのがあって、場所取りに苦戦したので、最初の方タイムが出せなかったです。最後の方になって、どんどんクルマも自分も(調子が)上がってきて、最後にまとめてこられて、最後の周でセクター1全体ベストが出たところで赤旗あ出てしまって、けっこう悔しさが残る予選になりました。それでも上出来と言えば上出来なので、この悔しさを切り替えて、明日に向けて準備していこうかと思います」

6位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

日本一決定戦B組予選6位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

 「よくないですね。MAXまで行ったつもりだったのですが、なんでですかね? 小田選手とか(最高速が)206キロとかスピードが出ていて、僕は202キロ出るか出ないかぐらいで、でもそれとは違う要因なのかな? と思ったり、なんとも言えないですね。セットアップでどうにかできるのか、コーナーの立ち上がりでどれだけ稼げるか、なので。彼ら(トップの豊島と小田)だけ別カテゴリーみたいな感じなんですが、それは今から言ってもストレートが速くはならないので。コーナーでもうちょい詰めるところを見つけるしかないので、そこに注力するだけです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Junichi SEKINE

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿A組公式予選ドライバーコメント PP・岡本大地「赤旗込みの戦略で組立を意識した」

ポールポジション 岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

日本一決定戦A組ポールポジションの岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「難しい予選でした。朝の練習からどんなに走ってもタイヤに熱が入らないとか、いろんな問題がありました。赤旗が2回出ましたが、タイヤに熱が入りそうなときに出で遮られたので、温度管理が難しかったです。ポールポジションは取れましたが、赤旗込みでの戦略とか、組立とかをすごく意識していて、いつもと同じ内圧だと熱が入りきらないので、内圧を上げたりとか、いろいろ考えていました。ただ赤旗が出たタイミングがよくて、ファストレーンで先頭に近いところに2回とも並べたので、ラッキーでした」

2位 加納康雅(イーグルスポーツ)

日本一決定戦A組予選2位の加納康雅(イーグルスポーツ)

 「一発のタイムがないので、前に食らいついていくしかないですね。いままでのレースの感じだと決勝のタイムはそこそこ出そうです。ベストが1秒近く遅いので、そこが気がかりです。原因はまったく分かっていません。スリップを使えればもうちょっと行けたと思いますが、100%攻めているかというと微妙なところもあるので、そのへんをあしたまでに煮詰めようと思っています」

3位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

日本一決定戦A組予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「今週はF4に乗ってたので鈴鹿で走れなくて、昨日も雨で乗れず、今日の朝に予選のシミュレーションをしようと思ってたらラジエターに穴が空いて水が漏れたので3~4周で戻ってきました。予選は不安のなかで走っていたので、クルマに合わせることができずにぎりぎり5番手でした。岡本選手とも実力差があったので、厳しかったですが、運よく3位に繰り上がりました。あしたは気を抜かずに岡本選手についていこうと思います」

4位 宮園拓真(ABBEY RACING)

日本一決定戦A組予選4位の宮園拓真(ABBEY RACING)

 「赤旗が出ていやな感じには思ったのですが、結果的に赤旗のタイミングがすごいよくて、再開後前の方から出られて、自分のペースで走れたので、そういう意味では自分にはよい方に働いた予選でした。調子は、今年(レースに)出ている中では一番いいと思っていますが、よくなってきているからこそ今の順位では満足できないというか、A組で言えば3位までコンマ4秒程度なので、明日のレースではまずそのあたりまで追い上げることができたらなと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Junichi SEKINE

S-FJ日本一決定戦

鈴鹿B組公式予選 豊島里空斗がポールポジションを獲得

日本一決定戦B組ポールポジションは豊島里空斗(C.S.I Racing)

 スーパーFJ日本一決定戦は11月30日、鈴鹿サーキットでB組の公式予選を行い豊島里空斗(C.S.I Racing)がポールポジションを獲得した。

 B組の公式予選は、定刻より10分遅れの午後2時45分より24台が出走し、20分間の予定で行われた。

 このセッションでも開始早々、中村ブンスーム(ファーストガレージ10V )が1コーナーでクラッシュ、いきなり赤旗が提示された。

 予選は午後2時56分より16分48秒で再開された。

 残り12分当たり、まずは豊島里空斗(C.S.I Racing)が1分15秒949でトップに立つ。2位には16秒391で小田優(Drago CORSE TAKE)が、3位には初レースの吉田馨(TAKE FIRST)が16秒827でつける。

 残り8分あたり、トップの豊島はタイムを2分14秒950まで縮める。小田も15秒068、吉田も15秒272まで更新するも2位、3位のまま。4位には伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)が、5位には津田充輝(ファーストガレージKK-SII)が、6位には藤井翔太(Drago CORSEスカラシップ)が続く。

 残り5分、上位2台、豊島と小田はタイム更新できず、3位には鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)が2分15秒130であがり、吉田は4位に、5位には松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が上がると伊藤は6位に落ちた。

 残り3分、伊藤が2分15秒146で再び4位を奪い返す。予選は残り1分を切った。ここから最後のアタックを開始した小田と吉田がセクター1を全体ベストを更新しながら通過。最後の逆転がなるかと思われたが、1コーナーで飛び出したマシンがあり、ここで2度目の赤旗が提示された。残り時間も少なく予選は再開されることなく赤旗で終了となった。

 ポールポジションを獲得したのは豊島、2位小田、3位鈴木、4位伊藤5位吉田、6位松井と続いた。

 セミファイナルB組のレースは明日12月1日、午前8時55分より6周で行われる。

日本一決定戦B組予選2位は小田優(Drago CORSE TAKE)

日本一決定戦B組予選3位は鈴木悠太(ZAP SPEED KK-S2)

日本一決定戦B組予選4位は伊藤毅(ZAP SPEED 10V ED)

日本一決定戦B組予選5位は吉田馨(TAKE FIRST)

日本一決定戦B組予選6位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

検索

最新ニュース