毎年恒例の鈴鹿モータースポーツファン感謝デー2日目の3月11日、スーパーフォーミュラのフリー走行が鈴鹿サーキットフルコースで行われ、#18小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)がトップタイムを記録した。
フリー走行は午前9時より50分間で行われた。
序盤から積極的に周回を重ねたのはルーキーの#15福住仁嶺(TEAM MUGEN)と2015年以来のスーパーフォーミュラ参戦となる#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の二人。福住は積極果敢な走りで1’37.598を記録し、このセッションでは8番手に付けた。平川も2年間のブランクを感じさせない走りで1’37.431を出し、一時トップに立ってみせた。
しかし平川のタイムはミディアムタイヤで記録されたもの。中盤に入り#18小林がソフトタイムで1’36.566を記録してトップに立つと、#36中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、#16山本尚貴(TEAM MUGEN)らが次々にソフトタイヤで好タイムを記録、最終的に平川は7番手で走行を終えた。
もう一人のルーキー、#6松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION)は終盤ソフトタイムでアタックを試みたが、他のクルマに行く手を阻まれてこれは不発に終わり、1’38.650で16番手に終わった。
また、3月10日時点のエントリーリストではTBAとなっている#7UOMO SUNOCO TEAM LEMANSにはオリバー・ローランド、#50B-MAX Racing Teamには本山哲が乗り、ローランドは13番手、本山は19番手で走行を終えた。
ファン感謝デーではこのあと午後1時5分より「スーパーフォーミュラ・オープニングラップ」と題したレース形式のデモンストレーションが全19台参加で予定されている。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum