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第3戦もてぎ決勝GT500クラス プレリュートの連勝を止めたのはニッサンZ!! 12号車TRS IMPUL with SDG Zの今季初優勝に星野監督男泣き

 2026オートバックス スーパーGT第3戦「もてぎGT250kmレース」の決勝が11月7日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスは12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が今季初優勝。ホンダプレリュードGTの連勝を阻止し、日産NISMO Z GT500に待望の勝利をもたらした。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:24,000人)

 第3戦決勝は午後2時より53周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。
今回はフォーメーションラップを2周行ってのスタートだ。

 トップ4は予選通りの順位で最初の1コーナーをクリア。後方ではベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)が三宅淳詞(リアライズコーポレーションZ)を抜いて5番手に浮上。

 しかしGT300クラスで多重クラッシュがあり、31号車apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫)、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(宮田莉朋/梅垣清)、777号車D'station Vantage GT3(近藤翼/チャーリー・ファグ)、30号車apr GR86 GT(織戸学/平良響)がストップ。このため2周目からFCYが宣言され、続いてSCに切り替えられた。

 SCは7周目にピットイン。8周目から追い越しが可能となると、すかさず1コーナーで野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)が笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)を捉えて12番手に浮上する。

 トップの64号車は1.456秒のリードを築いて8周目を終えた。

 9周を終えて64号車のリードは1秒897。10周目には1秒850秒と野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)も粘りを見せるが、そこから次第に16号車のペースが落ち始め、後方から福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)と国本雄資(WedsSport BANDOH GR Supra)が接近して来た。

 一方64号車のリードは15周目に4秒046まで広がった。

 そして16周目。ついに14号車が1-2コーナーで16号車のアウトに並びかけ、続く3コーナーでインを奪って2番手に浮上した。

 レースが規定周回の3分の1となる18周を終えると、19周目からピット作業を行うチームが相次ぐようになる。

 19周目に16号車、19号車、36号車、23号車、38号車が揃ってピットイン。坪井翔(au TOM'S GR Supra)は佐藤蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)の後ろでピットアウトする。

 続いて20周目に24号車、100号車、37号車がピットイン。コース上では36号車が23号車にヘアピン抜かれてしまい、ピットアウトしてきた100号車、24号車、37号車に前に出られてしまった。

 21周目に12号車,17号車がピットイン。22周目にはトップの64号車と14号車が揃ってピットイン。

 23周目に39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)がピットイン。タイヤ無交換でフェネストラズがピットアウトし64号車の前でコースに戻ったが、24周目のバックストレートで64号車の大草が39号車を抜き去った。

 大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)も27周目のバックストレートで39号車を抜いて実質2番手に。続いて28周目の90度コーナーで平峰一貴(TRS IMPUL with SDG Z)が39号車のインに飛び込む。抜き返そうとするフェネストラズを平峰は最終コーナーでねじ伏せ、実質3番手に。

 そして大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)が規定スレスレの35周目にピットに飛び込んだことでGT500クラスは全車がピット作業を完了。ここで64号車がトップに返り咲いた。ここで8号車は左フロントタイヤ1本のみを交換するという大胆な作戦に出る。

 この間に12号車が36周目の90度コーナーでインから14号車を捉えて2番手に。そのまま一気にトップとの差を縮めにかかり、37周目にその差は1.605秒に。

 そして39周目の1コーナーで遂に平峰が64号車のインに飛び込んでトップに躍り出た。

 続いて40周目の90度コーナーで太田格之進(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)がインから14号車を抜いて3番手。一気に64号車との差を縮めにかかる。

 42周目の90度コーナーで太田がインから64号車を捉えて2番手に。続いて14号車の大嶋も43周目の5コーナーでアウトから64号車を捉えた。

 その後はペースの落ちた8号車に14号車が接近。コースの各所で仕掛けていく14号車を太田は懸命に押さえ込みにかかる。

 それでも大嶋は49周目のヘアピンで遂にアウトから8号車を捉え、2番手を奪い返すと、64号車の大草も50周目のヘアピンでインから8号車を捉えて3番手に。

 この間に1分40秒台のハイペースで逃げる12号車は43周を終えて6秒645のリード。44周目にその差は9秒036に開いた。

 47周を終えて12号車のリードは15秒135となり、12号車TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)は最終的に後続に20秒461の大差をつけてチェッカーを受け、今季初優勝をものにし、日産勢としても待望の初勝利を挙げた。

 と同時に、第4戦富士から続いたホンダプレリュードGTの連勝を4でストップした。

 2番目にチェッカーを受けたのは14号車ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)。しかしレース後の車検でスキッドブロックの違反が見つかり、14号車には失格の裁定が降る。

 代わって2位に入賞したのは64号車Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)。8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)もこのレースを3位で終えた。

 またポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)はこのレースを10位で終えたことにより、5位の100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が坪井/山下組を2ポイント上回り、トップに浮上して明日の第8戦に臨むことに。

 優勝した平峰/バゲット組もドライバーズポイントを46に伸ばし、塚越広大/野村勇斗組に次ぐ4位に浮上。明日のレースの結果次第では逆転チャンピオンの可能性を残すこととなった。

 明日はいよいよ今シーズンの最終戦。第8戦「もてぎGT250kmグランドファイナル」が53周で行われる。公式予選は午前9時45分から。決勝は午後2時スタートだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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