2026年JAF筑波・富士FJ1500/スーパーFJ選手権は第8戦を迎えてシーズンも終盤に差し掛かりつつあるが、今回もフォーミュラカーでのレースデビューを迎えた新人がなんと4名もエントリーした。
新潟自動車大学校(GIA)といえばモータースポーツ学科を有する学校としてレース界では知られており、例年学生主体で編成されたチームがスーパーFJにスポット参戦している。今年は在校生で「アルビレックスレーシングチーム」に所属している小林留魁(こばやし るいさ)がもてぎ・SUGOシリーズのチャンピオンを獲得している。今回は30号車「新潟国際自動車ワコーズEDKK」に大網駿輔、31号車「新潟国際自動車ワコーズEDRD」に栗原空、と2名のドライバーを擁して筑波サーキットにやってきた。
予選後、彼ら両名と、今回チーム代表を務める草野先生にショートインタビューを行った。
草野先生
――筑波での参戦は久しぶり?
「うちが筑波でS-FJに出るのは15、6年ぶりです。なので正直データが古いものしかないです。今回ドライバーも初のレースなので、次のレース(11月の富士)があるので、そこにむけて、レースの経験を積むために今回参戦しました」
――ますはデータ収集から?
「データもない中で様子見ながら、あとはクルマにドライバーが合わせるとことから。それからこうした大きなサーキットに慣れることを含めて、やっているという感じです」
――今回のレースの目標は?
「まずはレースを楽しむことが大事で、その雰囲気を知るところからスタートという感じです」
続いて、栗原空、大網駿輔、両選手にインタビュー。
栗原
――筑波がチームとして久しぶりでデータも古いということで、走ってみての感想は? 「コーナーを回るのが難しいです。回り込むコーナーが多いので、立ち上がりを決めるのがすごく難しいですね」
――今までこの規模のコースは経験がない? 「今回が初めての4輪レースデビューで、普段は学校の近くのミニサーキットで練習していて、カリキュラムの一貫でこうした(サイズの)サーキットに来ての初レースです」
大網
――今は何年生?
「モータースポーツ科2級整備士学科の2年生です、整備の勉強もしながらレースもやる、ということです」
――筑波の印象は?
「(コーナーからの)立ち上がりを意識して走らないといけないので、自分は突っ込みすぎてしまってラインが最初からインに寄っていたりして、難しいな、というのがあります。そこを合わせないといけないというのをが感じています」
――今日は路面が微妙(ところどころのウエットパッチが残った状態)だったが?
「初めてのコースで雨も降っていい経験ができたと思います」
――今日の予選はスリックで走った?
大網・栗原「そうです、いい勉強にはなりました」
続いて筑波サーキットのゲート正面にガレージを構える名門「オートルック・レーシング・ファクトリー」からも2名のドライバーがデビュー。
まずは、S-FJの28号車「オートルック 10V」の松本尚也。
松本尚也
――いままでのモータースポーツキャリアは?
「ロードスターパーティレースに2年前にスポットで出て、そこから今回フォーミュラのレースに初めて出ます」
――練習はどのくらい積んだ?
「月に1回くらい、ここ1年くらい練習してきました。とりあえず今回に合わせ込んできた形です」
――ハコとフォーミュラの違いはどう?
「だいふ雰囲気が違うので、旋回速度だったり乗り方とか全然違うので、まだそこは合わせきれていないと思っています」
――レースに向けては?
「まずは完走を目指して、ひとつでも上の順位で帰ってこられるように。がんばります」
そしてS-FJマスターズクラスの47号車「ARF DFR KKSⅡ」の塚原康弘。
塚原康弘
――いままでのモータースポーツキャリアは?
「20代にはカートに乗っていてました。その後マーチレース、K11とかK12とかでしたね。その時カートの経験が活きたのか、ここでポール・ツー・ウインを取れたこともありました。ただお金が厳しくてやめてしまって。なので本確定なJAF戦は25年ぶりぐらいですね」
――ブランクの間筑波を走ったりはしていた?
「ここは地元なので、マイカーとかで走っていました」
――今回参戦のきっかけは?
「自分は今60歳なのですが、最後にやり残したことという感じで。実は30代の頃にもチャレンジしたのですが、そこそこいいタイムが出ながら、仕事が忙しいくて断念してしまったのです。そんなことがあって、この歳で恥ずかしながら(苦笑)、もう一度やってみよう、というところです」
――レースは楽しめている?
「楽しめています」
インタビュー前の予選はウエットパッチが残る難しいコンディションで、トップグループでもタイムはドライの時の約5秒落ち、ポールシッターで1分3秒151だった。そんなコンディション下で栗原が6秒789、大網は8秒460、松本7秒664、塚原9秒206をそれぞれマーク。決勝へと歩を進めていった。今後の活動にも期待したい。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Asako SHIMA






