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SGT:第1戦岡山公式練習 #12カルソニックGT-R炎上で赤旗中断!トップタイムは#6エネオスRC F

2015年スーパーGT第1戦の公式練習が4月4日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスは昨年ポールポジションを獲得している#6ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資組)が1’19.609でトップタイムを記録。
GT300クラスは#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠組)がトップだった。

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スーパーGTの2015シーズンがいよいよ開幕。 第1戦の舞台は例年通り岡山国際サーキットだ。
ピットの設営や車両の搬入が行われた金曜日は雨に見舞われたものの、夜半には止んで、公式予選日は時折青空が覗くまでに天候は回復。
105分間の公式練習が開始された午前9時の段階ではまだ路面が僅かに濡れていたため、各車ウェットタイヤを装着してのスタートとなったが、コースコンディションはすぐに回復、セッション中盤には相次いでスリックタイヤが投入され、ラップタイムもそれにつれて上がっていった。

しかし走行開始から50分が経過したところで今季から新たにレクサスRC FのFIA-GT3仕様を投入した#60SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(飯田章/吉本大樹組)がリボルバーコーナーでスピンアウト、グラベルに捕まってしまったため、これを回収するために赤旗が提示されてしまう。 車両回収後9時58分に走行は再開されたが、それから5分余りして#12カルソニックGT-Rの排気系のあたりから出火。車はホームストレートに停止して激しく炎と煙を吹き上げたため、これの消火作業と車両回収のために二度目の赤旗が出されてしまった。 結局12号車はこのままガレージに戻され、修復作業のため最後まで走行に加わることはなかった。

この時点でトップタイムを記録したのは、元F1ドライバーのヘイッキ・コバライネンを迎え入れるなど、チーム体制を一新してきた#39デンソーRC F。 しかし専有走行では#38ZENT RC Fの立川祐路を皮切りに#100レイブリックNSXの伊沢拓也、#1モチュールGT-Rの松田次生、#37KeePer RC Fの平川亮らがコバライネンのタイムを上回り、最後は#6大嶋が昨年のコースレコードに迫る1’19.609を叩き出し、このセッションのトップとなった。 2位に#1モチュールGT-R、3位には#38ZENT RC Fがつけた。

一方、マザーシャシーの導入や車種変更により昨年とは勢力図が一変したGT300クラスは、500クラスにステップアップしたルーカス・オルドネスに変わって高星明誠を迎え入れた#3B-MAX NDDP GT-Rが1’26.799を記録してトップに。 2番手にはマザーシャシーのトヨタ86を得てスーパーGTに復帰したつちやエンジニアリングの#25VivaC 86MCがつける。ベテラン土屋武士のパートナーとしてGTデビューを果たした松井孝允はお隣の広島県福山市の出身だ。 3番手にはこちらも初めてのレギュラー参戦となる中山雄一が1’27.739を叩き出した#31プリウスがつけた。

スーパーGTの公式予選はこのあと午後2時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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