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2008年4月

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿 優勝ドライバーのコメント

080427Kataoka

#28片岡 龍也(PETORAS SYNTIUM BMW Z4 COUPE) マー(柳田選手)がつくってきたチームなので、勝てたけれど美味しいところだけをとったような複雑な心境です。 もちろん勝って嬉しいんですが、戦ってかったんじゃなく向こうにトラブルが出て、うちはノートラブルでしたから。今年、このチームを2台体制にしたことのメリットはいかせたと思います。 初めてのレースで、初優勝に貢献できました。相方の吉田選手は予想以上に良い仕事をしてくれたので、最後は楽でした。

まとめ:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿スーパー耐久500km -RIJ- (2008/04/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2008 Super Taikyu Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST1128PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
片岡 龍也
吉田広樹
YH873:19'01.195
2ST121ENDLESS ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / CBA-Z33
青木 孝行
藤井誠暢
YH871'02.662
3ST2137シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
大瀧賢治
HINOKI
YH843Laps
4ST2211オーリンズ・ランサー EVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
中谷 明彦
木下隆之
YH843Laps
5ST13360OCN@Koseiポルシェ
PORSCHE 911GT3 / JGN
長島 正興
松村 浩之
田中 篤
YH843Laps
6ST31333エクセディH.I.S.イングスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH834Laps
7ST2313ENDLESS ADVAN CS・Z
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
峰尾 恭輔
鈴木宏和
YH834Laps
8ST3227FINA ADVAN M3
BMW M3
小林 且雄
村田 信博
井上貴志
YH834Laps
9ST33*15岡部自動車ディクセル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島 正明
Igor Sushko
小松 一臣
YH834Laps
10ST34113カルラレーシング☆UNT Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
伊橋勲
堤 明彦
木村 崇
YH834Laps
11ST3539TRACY SPORTS eeiA NSX
HONDA NSX / ABA-NA2
井入 宏之
赤鮫 オヤジ
YH834Laps
12ST2430オートバックス森永チルミルランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
伊藤 俊哉
堀田誠
丹羽 昭善
YH825Laps
13ST2526エンドレス アドバン ウエッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
添田 正
中村 信也
朝倉宏志
YH825Laps
14ST3614岡部自動車ディクセル RX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
朝倉 貴志
山崎 学
古谷 直広
YH825Laps
15ST37777屏風浦工業ニューテック-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
福山英朗
DRAGON
吉田 基良
YH825Laps
16ST266DIXCEL☆新菱オートEVOⅨMR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関豊
野田 勝義
YH825Laps
17ST14*9Faust GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
安藤琢弥
堀 主知
佐藤 茂
YH816Laps
18ST382SATO TamTam制動屋 7
MAZDA RX-7 / FD3S
久保 宣夫
中村 旬
佐藤 敦
YH807Laps
19ST4151AGY ings インテグラ
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
井尻薫
黒木 英春
黒木 健次
YH807Laps
20ST3919高見沢整骨院☆真東☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
高見沢 一吉
池上 慎二
輿水 敏明
YH807Laps
21ST4287K'Z AUTO FACTORY MOTUL P.mu ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷 大介
デパマン石渡
YH807Laps
22ST4373CARACORT.SuowPeuk.ERG.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
Takamori.com
安達元気
藤田 弘幸
YH807Laps
23ST4476Racing Modulo ADVAN Type R
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
古橋譲
YH807Laps
24ST4569J'S RACING CIVIC ADVAN
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
梅本 淳一
久保田 英夫
YH798Laps
25ST4681ガレージ・プラスワン TB TRACY SPORTS ADVAN CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
橋本 達也
植田 正幸
北野浩正
YH798Laps
26ST4718FUNKY'SコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書健司
YH798Laps
27ST4877Mirage Factory インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
今村 透
黒田 保男
YH789Laps
28ST4955BOLD WORLD Absolute DS CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
谷川 達也
河村 直樹
斉藤慎輔
YH7710Laps
29ST41099GET WIN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
渡辺 孝弘
藤原能成
YH7611Laps
30ST41122MTO tri-Ace CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
石川 朗
五反田 義治
森山 健寛
YH7314Laps
---- 以上規定周回数( ST1: 60Laps / ST2: 58Laps / ST3:58Laps / ST4: 56Laps )完走 ----
-ST2-602享成自校鳥居歯眼科N.S.F明京・PTG・ings・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
岡田 道昌
鳥居 良彦
杉浦 真志
YH5532Laps
-ST2-20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
加藤 正将
小川日出生
YH2958Laps
-ST2-56眠眠打破ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
服部 尚貴
松本 達哉
白坂卓也
YH2463Laps
-ST1-50PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
Fariqe Hairuman
柳田 真孝
YH2067Laps
  • Fastest Lap: CarNo.50 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 COUPE 2'11.832 (3/20) 158.57km/h
  • CarNo.15,9は、スーパー耐久シリーズ2008シリーズ規則第13条(10)違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿決勝 Z4Mクーペが遂に初勝利! しかし勝ったのは片岡/吉田組

スーパー耐久シリーズ2008第1戦、「鈴鹿スーパー耐久500km」は、#28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 COUPE(片岡龍也/吉田広樹組)が2位以下を1分以上突き放す圧倒的な速さで87周を走りきり、Z4Mクーペに初の優勝をもたらした。

ST2クラスは#37シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー(和田久/大瀧賢治/HINOKI組)がクラス優勝。 8連勝のかかった#11オーリンズ・ランサーEVO Xは、レース終盤にまさかのアクシデントで後退、惜しくもEVO Xのデビューウィンを逃した。
また、ST3クラスは#333エクセディH.I.S.イングスZ(前嶋秀司/佐々木雅弘組)、ST4クラスは#51AGY ings インテグラ(井尻薫/黒木英春/黒木健次組)がそれぞれクラス優勝をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:15,000人)

080427st1top3 080427st2top3 080427st3top3 080427st4top3

080427start決勝レースは午後1時30分にスタート。
ポールポジションの#50Z4Mクーペを駆る柳田真孝が序盤からハイペースでトップを快走する一方、 予選2位の#1エンドレスZの青木孝行は1周目から#28片岡の猛チャージを受け、遂に5周目のシケインで2位の座を奪われてしまった。

この間に柳田は後続との差をじりじりと広げていき、一時は5秒以上のリードを築き上げる。
しかし、20周を目前にしてまたしても不運が50号車を襲った。
19周目に3秒以上のペースダウンを強いられた柳田は堪らず20周終わりでピットイン。
そのままアタマからガレージに突っ込んでしまった。
デファレンシャルのトラブルだ。
50号車はそのまま修復作業に3時間近くを要し、レース復帰を断念せざるを得なかった。

080427st1winner変わってトップに立った28号車は、そのまま一気に2位の1号車を突き放しにかかり、 最後は1分02秒662もの大差をつけてチェッカーを受け、Z4Mクーペに待望の勝利をもたらした。
この勝利は今回がデビュー戦の吉田にとっては勿論のこと、片岡にとっては2003年11月のもてぎ戦でグループN+クラスで勝って以来の、 ST1クラスでは初の勝利となった。

080427st2winnerST2クラスの優勝争いは終盤までもつれにもつれた。
ポールシッターの#6新菱オートがフロントハブの不具合で予定外のピットストップを強いられ、 #20RSオガワランサーがエンジンブローでストップと、有力チームが相次いで脱落していく一方で、 #11オーリンズランサーが途中オレンジボール旗提示による予定外のピットインを強いられながらも着実に順位を上げ、 36周目に遂にトップに立つ。

ところがレース終盤、総合トップが83周目に入り、オーリンズの8連勝も目前と思われたところでまさかのアクシデントが起きた。
後方からラップしようとした1号車と11号車がダンロップコーナーで接触。11号車はぐラベルに押し出された格好になり、 すぐ後方を走っていた37号車にトップの座を明け渡してしまったのだ。
猛然と追い上げにかかる#11木下隆之だったが、再スタートまでの間につけられた6秒ものビハインドを取り戻すには、 4周という距離はあまりにも短すぎた。

080427st3winnerST3クラスは、序盤に#39NSXと#333Zの2台による熾烈なトップ争いが展開された。
コース上では#333前嶋の猛追をかわしてトップを死守していた#39井入宏之だったが、 1回目の給油で自分のピットを通り過ぎてしまうという痛恨のミスを犯し、まんまとトップの座を奪われてしまう。
更に39号車は赤鮫オヤジに後退してからも130Rでのスピン、2コーナーでのコースオフなどが祟って徐々に順位を落とし、 結局クラス5位でレースを終えた。
変わってトップに立った333号車はその後も#27BMW M3の追い上げなどもあったがトップを守りきり、 総合でも6位でフィニッシュすることとなった。

080427st4winnerST4クラスはポールの#51インテグラが井尻、黒木英春両名の安定した走りで一度もトップを譲ることなく走りきったほか、2位、 3位にもDC5インテグラが続き、今季一挙に勢力を拡大したシビック勢は昨年王者の76号車の4位が最高という厳しい結果に終わった。

スーパー耐久第2戦は5月18日決勝。舞台は仙台ハイランドだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第4戦オートポリス決勝 国本京佑が初優勝! 井口卓人の連勝が止まる

 全日本F3選手権第4戦決勝は、予選3位の国本京佑(TOM'S)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り初優勝を飾った。また、ナショナルクラスも安岡秀徒(ル・ボーセ)が嬉しい初優勝を飾った。

 27日のオートポリスは朝から汗ばむ陽気。天候は薄曇で遠くに外輪山が霞み絶好のレース日和となった。13時、予定通りスーターティンググリッドへのフォーメーションラップが始まった。

f3_r04_r_kunimoto  スタートは昨日に続きポールシッターのカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)がミス。その横を予選2位の井口卓人(TOM'S)と国本京佑(TOM'S)がすり抜けていく。井口と国本は1コーナーでサイドバイサイド。昨日のように接触することもなく、国本が井口の前に出た。ヴァン・ダムは3位に落ちた。

 TOM'Sの3台は、1秒前後の間隔で4位のケイ・コッツォリーノ(NOW)以下を徐々に引き離しにかかる。

 序盤トップの国本に井口が迫る。井口は国本との差を10周目に入ったところで0.5秒差まで詰める。しかし、追い上げてきたヴァン・ダムを抑えるために、トップを追うどころではなくなり、国本との差は逆に広がっていく。

 終盤、井口は再び国本にその差0.5秒と迫るが、最後は国本がその差をコントロールして、嬉しい初優勝を飾った。2位井口、3位にヴァン・ダムと第2戦と同じくTOM'Sが1-2-3を決めることとなった。

f3_r04_r_hideto  ナショナルクラスは、またも予選クラストップだった山内英輝(TOM'S)がスタートを失敗。クラストップには安岡秀徒が立ち、クラス2位にアレキサンドレ・インペラトーリ(PTRS)、クラス3位には永瀬貴史(ハナシマ)が着けた。山内は1周目クラス5位で戻ってきたが、昨日のリプレイのように2周目に松下昌揮(AIM)を、4周目には永瀬を、8周目にはインペラトーリを捉え2位まで上がってきた。

 山内はさらにクラストップの安岡に迫り10周目あたりから両車は接近戦を演じ始める。この争いは終盤まで続くが、焦ったのか最後は山内がコースアウトして2位を失うという結末が待っていた。クラス2位にインペラトーリが、クラス3位にはザヒール・アリ(PTRS)が入った。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第4戦オートポリス決勝結果

mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/27) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2034'28.878
237C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE200.790
31Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE201.159
433Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE206.825
57C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C207.965
612C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V2016.098
762C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2030.968
863N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE2055.078
920Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE2056.563
10*8C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C2058.958
112C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C201'07.497
1219Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE201'12.153
1374N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE191 Lap 
1438N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE182 Laps
1518N松下 昌揮EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE182 Laps
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-5N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GE416 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TDP TOM'S F308) 1'42.240 (3/20) 164.577km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.19 ザヒール・アリ(PTRS F307)1'44,898 (2/20) 160.407km/h
  • CarNo.8は、2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.(接触行為)違反により厳重訓戒、競技結果に対し40秒加算、及びペナルティポイント1点を課す。

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿フリー走行結果

鈴鹿スーパー耐久500km -RIJ- (2008/04/27) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2008 Super Taikyu Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/h
1ST111ENDLESS ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / CBA-Z33
青木 孝行
藤井誠暢
YH2'10.422--160.289
2ST1250PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
Fariqe Hairuman
柳田真孝
YH2'11.724 1.302 1.302158.705
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
片岡 龍也
吉田広樹
YH2'12.346 1.924 0.622157.959
4ST31333エクセディH.I.S.イングスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH2'16.237 5.815 3.891153.447
5ST14360OCN@Koseiポルシェ
PORSCHE 911GT3 / JGN
長島 正興
松村 浩之
田中 篤
YH2'16.793 6.371 0.556152.824
6ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
加藤 正将
小川 日出生
YH2'17.326 6.904 0.533152.230
7ST226DIXCEL☆新菱オートEVOⅨMR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関豊
野田 勝義
YH2'18.548 8.126 1.222150.888
8ST2311オーリンズ・ランサー EVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
中谷 明彦
木下隆之
YH2'18.781 8.359 0.233150.634
9ST3239TRACY SPORTS eeiA NSX
HONDA NSX / ABA-NA2
井入 宏之
赤鮫オヤジ
YH2'19.239 8.817 0.458150.139
10ST2456眠眠打破ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
服部 尚貴
松本 達哉
白坂卓也
YH2'19.440 9.018 0.201149.923
11ST2537シーケンシャル エンドレス アドバンランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
大瀧 賢治
HINOKI
YH2'19.467 9.045 0.027149.894
12ST2613ENDLESS ADVAN CS・Z
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
峰尾 恭輔
鈴木 宏和
YH2'19.623 9.201 0.156149.726
13ST3327FINA ADVAN M3
BMW M3
小林 且雄
村田信博
井上 貴志
YH2'19.767 9.345 0.144149.572
14ST2726エンドレス アドバン ウエッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
添田 正
中村 信也
朝倉宏志
YH2'20.311 9.889 0.544148.992
15ST2830オートバックス森永チルミルランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
伊藤 俊哉
堀田誠
丹羽 昭善
YH2'20.336 9.914 0.025148.965
16ST34777屏風浦工業ニューテック-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
福山英朗
DRAGON
吉田 基良
YH2'20.340 9.918 0.004148.961
17ST3515岡部自動車ディクセル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島正明
Igor Sushko
小松 一臣
YH2'20.388 9.966 0.048148.910
18ST36113カルラレーシング☆UNT Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
伊橋勲
堤 明彦
木村 崇
YH2'20.52310.101 0.135148.767
19ST3714岡部自動車ディクセル RX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
朝倉 貴志
山崎 学
古谷 直広
YH2'21.31610.894 0.793147.932
20ST3819高見沢整骨院☆真東☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
高見沢 一吉
池上 慎二
輿水 敏明
YH2'23.56113.139 2.245145.619
21ST392SATO TamTam制動屋 7
MAZDA RX-7 / FD3S
久保 宣夫
中村 旬
佐藤 敦
YH2'23.67113.249 0.110145.507
22ST4151AGY ings インテグラ
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
井尻薫
黒木 英春
黒木 健次
YH2'26.16015.738 2.489143.030
23ST4218FUNKY'SコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書健司
YH2'26.22615.804 0.066142.965
24ST4377Mirage Factory インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
今村 透
黒田 保男
YH2'26.48516.063 0.259142.712
25ST159Faust GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
安藤琢弥
堀 主知
佐藤 茂
YH2'26.84116.419 0.356142.366
26ST4455BOLD WORLD Absolute DS CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
谷川 達也
河村 直樹
斉藤慎輔
YH2'27.61417.192 0.773141.621
27ST4573CARACORT.SuowPeuk.ERG.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
Takamori.com
安達元気
藤田 弘幸
YH2'27.71117.289 0.097141.528
28ST4669J'S RACING CIVIC ADVAN
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
梅本 淳一
久保田 英夫
YH2'28.13617.714 0.425141.122
29ST29602享成自校鳥居歯眼科N.S.F明京・PTG・ings・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
岡田 道昌
鳥居 良彦
杉浦 真志
YH2'28.30717.885 0.171140.959
30ST4781ガレージ・プラスワン TB TRACY SPORTS ADVAN CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
橋本 達也
植田 正幸
北野浩正
YH2'28.57818.156 0.271140.702
31ST4876Racing Modulo ADVAN Type R
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
古橋譲
YH2'28.85418.432 0.276140.441
32ST4922MTO tri-Ace CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
石川 朗
五反田 義治
森山健寛
YH2'29.90719.485 1.053139.454
33ST41099GET WIN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
渡辺 孝弘
藤原能成
YH2'32.03721.615 2.130137.501
34ST41187K'Z AUTO FACTORY MOTUL P.mu ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷大介
デパマン 石渡
YH2'32.78222.360 0.745136.830

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿フリー走行 エンドレスZが総合トップ

スーパー耐久2008第1戦鈴鹿の決勝前フリー走行は、2分10秒422と、予選と遜色ないタイムを叩き出した#1ENDLESS ADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)が総合とST1クラスのトップだった。

080427STFREE1フリー走行は午前8時45分より45分間で行われた。
予選から速さを見せていたBMW Z4Mクーペの2台とエンドレスZはここでもアタマ一つ抜けた速さを見せ、トップ3を占めた。
ここでのベストタイムは1号車の青木がセッション前半で出した2分10秒422だ。

総合4位には並みいるポルシェ勢、ランサー勢を押しのけ、 ST3クラスの#333エクセディH.I.S.イングスZ(前嶋秀司/佐々木雅弘組)が入った。
ST2トップは#20RSオガワADVANランサー(阪口良平/加藤正将/小川日出生組)で総合6位。 ST2ポールの#6ランエボIXが2番手、#11エボXがクラス3番手の総合8位と続く。

ST4クラスは予選から一貫して#51AGY ings インテグラ(井尻薫/黒木英春/黒木健次組)がトップを守っており、 シビック勢は55号車の4番手が最上位と、インテグラ優位の状況だ。

第1戦決勝は午後1時30分より、87周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿公式予選 柳田のスーパーアタックでNo.50ペトロナスZ4が逆転ポール!

鈴鹿サーキットで開催されているスーパー耐久シリーズ2008第1戦の公式予選は、#50PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(フェリーク・ハイムラン/柳田真孝組)がポールポジションを獲得。
柳田は2分9秒785と、コースレコードを1秒以上短縮してAドライバートップの#1エンドレスZを逆転してみせた。
ST2クラスは#6DIXEL☆新菱オートEVOIXMR(富舛朋広/関豊/野田勝義組)
ST3クラスは#333エクセディH.I.S.イングスZ(前嶋秀司/佐々木雅弘組)
ST4クラスは#51AGY ings インテグラ(井尻薫/黒木英春/黒木健次組)がそれぞれトップだった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

080426ST1PP 080426ST2PP 080426ST3PP 080426ST4PP

スーパー耐久の2008シーズンもいよいよ開幕。
今年は鈴鹿サーキットが第1戦の舞台だ。
公式予選は午後0時50分よりAドライバー、1時35分よりBドライバーの走行セッションが、各クラス15分間で行われた。

昨年予選で圧倒的な速さを何度もみせつけてきたBMW Z4Mクーペは今年から2台体制となり、 この2台ともが好タイムを連発して相変わらずの俊足ぶりをアピールする。

昨年王者の#1エンドレスZもAドライバーの青木孝行が2分10秒150と、昨年までのレコードタイムをいちはやく更新、 Aドライバーのトップに躍り出る。
トラブル解消に時間をとられてラスト5分で漸くコースインした#28Z4Mの片岡龍也もセッション終盤に2分10秒108を記録したが、 このタイムはセッション終了後に出されたものとみなされて無効となった。

更にBドライバー予選では、50号車の柳田が片岡のタイムを更に上回る2分9秒922をいきなりたたき出すと、 次の周では9秒785までタイムを縮めてAドライバートップのエンドレスZを逆転、見事ポールポジションを獲得した。

ST2クラスでは、今季から投入された2台のランサーエボリューションXのポテンシャルに注目が集まったが、 今回の予選に関しては既に熟成の進んでいるエボIXに軍配が上がった。Aドライバートップは#37エボIXの和田久、 Bドライバートップは#6エボIXの関豊で、タイム合算では6号車がトップとなった。

ST3クラスは#39NSXの井入宏之がAドライバートップ。Bドライバーは#333Zの佐々木がトップとなり、 両ドライバーとも安定した速さを見せた333号車が合算でトップとなった。

ST4クラスはAB両ドライバーともトップタイムを記録した#51インテグラがクラストップ。 昨年1台から一挙に6台にエントリー台数が拡大したシビック勢は、昨年王者の76号車のクラス4位が最上位となった。

スーパー耐久第1戦決勝は明日午後1時30分より、87周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿A,Bドライバー総合予選結果

鈴鹿スーパー耐久500km -RIJ- () A&B Total Qualify Weather: Course:
2008 Super Taikyu Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireA Driver
B Driver
Total
Time
Behindkm/h
1ST1150PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
Fariqe Hairuman
柳田真孝
YH2'11.108
2'09.785
4'20.893-160.259
2ST121ENDLESS ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / CBA-Z33
青木 孝行
藤井誠暢
YH2'10.150
2'11.006
4'21.156 0.263160.097
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
片岡 龍也
吉田広樹
YH2'13.556
2'11.731
4'25.287 4.394157.604
4ST14360OCN@Koseiポルシェ
PORSCHE 911GT3 / JGN
長島 正興
松村浩之
YH2'15.104
2'14.576
4'29.680 8.787155.037
5ST216DIXCEL☆新菱オートEVOⅨMR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関豊
YH2'17.879
2'15.868
4'33.74712.854152.734
6ST31333エクセディH.I.S.イングスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH2'17.273
2'16.854
4'34.12713.234152.522
7ST3239TRACY SPORTS eeiA NSX
HONDA NSX / ABA-NA2
井入 宏之
赤鮫オヤジ
YH2'15.961
2'18.428
4'34.38913.496152.376
8ST2237シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
大瀧賢治
YH2'17.479
2'17.756
4'35.23514.342151.908
9ST3327FINA ADVAN M3
BMW M3
小林 且雄
村田 信博
YH2'17.415
2'17.905
4'35.32014.427151.861
10ST2356眠眠打破ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
服部 尚貴
松本 達哉
YH2'18.089
2'17.728
4'35.81714.924151.587
11ST2411オーリンズ・ランサー EVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
中谷 明彦
木下 隆之
YH2'17.823
2'18.115
4'35.93815.045151.521
12ST2520RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
加藤 正将
YH2'17.917
2'18.518
4'36.43515.542151.249
13ST34113カルラレーシング☆UNT Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
伊橋勲
堤 明彦
YH2'17.318
2'20.069
4'37.38716.494150.729
14ST2613ENDLESS ADVAN CS・Z
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
峰尾 恭輔
鈴木 宏和
YH2'19.237
2'19.259
4'38.49617.603150.129
15ST35777屏風浦工業ニューテック-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
福山英朗
DRAGON
YH2'18.672
2'21.053
4'39.72518.832149.470
16ST3615岡部自動車ディクセル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島正明
Igor Sushko
YH2'20.230
2'19.822
4'40.05219.159149.295
17ST372SATO TamTam制動屋 7
MAZDA RX-7 / FD3S
久保 宣夫
中村 旬
YH2'20.232
2'21.019
4'41.25120.358148.659
18ST2730オートバックス森永チルミルランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
伊藤 俊哉
堀田誠
YH2'21.145
2'20.231
4'41.37620.483148.593
19ST159Faust GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
安藤琢弥
堀 主知
YH2'21.300
2'22.641
4'43.94123.048147.250
20ST4151AGY ings インテグラ
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
井尻薫
黒木 英春
YH2'22.904
2'22.805
4'45.70924.816146.339
21ST3819高見沢整骨院☆真東☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
高見沢 一吉
池上慎二
YH2'25.255
2'22.244
4'47.49926.606145.428
22ST4287K'Z AUTO FACTORY MOTUL P.mu ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷 大介
YH2'25.600
2'25.574
4'51.17430.281143.592
23ST4373CARACORT.SuowPeuk.ERG.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
Takamori.com
安達元気
YH2'26.453
2'26.191
4'52.64431.751142.871
24ST4476Racing Modulo ADVAN Type R
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
YH2'26.056
2'26.750
4'52.80631.913142.792
25ST4518FUNKY'SコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
YH2'25.432
2'27.671
4'53.10332.210142.647
26ST4669J'S RACING CIVIC ADVAN
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
梅本 淳一
久保田 英夫
YH2'27.599
2'25.868
4'53.46732.574142.471
27ST4781ガレージ・プラスワン TB TRACY SPORTS ADVAN CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
橋本 達也
植田 正幸
YH2'26.841
2'27.295
4'54.13633.243142.146
28ST4855BOLD WORLD Absolute DS CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
谷川 達也
河村 直樹
YH2'28.744
2'27.944
4'56.68835.795140.924
29ST4922MTO tri-Ace CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
石川 朗
五反田 義治
YH2'28.973
2'29.661
4'58.63437.741140.005
30ST41099GET WIN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
渡辺 孝弘
藤原 能成
YH2'29.828
2'29.855
4'59.68338.790139.515
31ST41177Mirage Factory インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
今村 透
黒田 保男
YH2'31.103
2'29.141
5'00.24439.351139.255
32ST2826エンドレス アドバン ウエッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
添田 正
中村 信也
YH2'23.358
2'36.955
5'00.31339.420139.223
33ST3914岡部自動車ディクセル RX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
朝倉 貴志
山崎 学
YH2'42.310
2'17.212
4'59.52238.629139.590
34ST29602享成自校鳥居歯眼科N.S.F明京・PTG・ings・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
岡田 道昌
鳥居 良彦
YH4'35.433
2'30.039
7'05.4722'44.57998.268

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿Bドライバー予選結果

鈴鹿スーパー耐久500km -RIJ- (2008/04/26) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2008 Super Taikyu Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST1150PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
柳田 真孝YH2'09.785-161.076
2ST121ENDLESS ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / CBA-Z33
藤井 誠暢YH2'11.006 1.221159.574
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
吉田 広樹YH2'11.731 1.946158.696
4ST14360OCN@Koseiポルシェ
PORSCHE 911GT3 / JGN
松村 浩之YH2'14.576 4.791155.341
5ST216DIXCEL☆新菱オートEVOⅨMR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
関豊YH2'15.868 6.083153.864
6ST31333エクセディH.I.S.イングスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
佐々木 雅弘YH2'16.854 7.069152.755
7ST3214岡部自動車ディクセル RX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
山崎 学YH2'17.212 7.427152.357
8ST2256眠眠打破ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
松本 達哉YH2'17.728 7.943151.786
9ST2337シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
大瀧賢治YH2'17.756 7.971151.755
10ST3327FINA ADVAN M3
BMW M3
村田 信博YH2'17.905 8.120151.591
11ST2411オーリンズ・ランサー EVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
木下 隆之YH2'18.115 8.330151.361
12ST3439TRACY SPORTS eeiA NSX
HONDA NSX / ABA-NA2
赤鮫 オヤジYH2'18.428 8.643151.019
13ST2520RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
加藤 正将YH2'18.518 8.733150.920
14ST2613ENDLESS ADVAN CS・Z
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
鈴木 宏和YH2'19.259 9.474150.117
15ST3515岡部自動車ディクセル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
Igor SushkoYH2'19.82210.037149.513
16ST36113カルラレーシング☆UNT Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
堤明彦YH2'20.06910.284149.249
17ST2730オートバックス森永チルミルランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
堀田誠YH2'20.23110.446149.077
18ST372SATO TamTam制動屋 7
MAZDA RX-7 / FD3S
中村旬YH2'21.01911.234148.244
19ST38777屏風浦工業ニューテック-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
DRAGONYH2'21.05311.268148.208
20ST3919高見沢整骨院☆真東☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
池上 慎二YH2'22.24412.459146.967
21ST159Faust GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
堀主知YH2'22.64112.856146.558
22ST4151AGY ings インテグラ
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
黒木英春YH2'22.80513.020146.390
23ST4287K'Z AUTO FACTORY MOTUL P.mu ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
水谷 大介YH2'25.57415.789143.605
24ST4369J'S RACING CIVIC ADVAN
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
久保田 英夫YH2'25.86816.083143.316
25ST4473CARACORT.SuowPeuk.ERG.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
安達 元気YH2'26.19116.406142.999
26ST4576Racing Modulo ADVAN Type R
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
小林 正吾YH2'26.75016.965142.455
27ST4681ガレージ・プラスワン TB TRACY SPORTS ADVAN CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
植田 正幸YH2'27.29517.510141.927
28ST4718FUNKY'SコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA / DC5
笠原 智行YH2'27.67117.886141.566
29ST4855BOLD WORLD Absolute DS CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
河村 直樹YH2'27.94418.159141.305
30ST4977Mirage Factory インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
黒田 保男YH2'29.14119.356140.171
31ST41022MTO tri-Ace CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
五反田 義治YH2'29.66119.876139.684
32ST411*99GET WIN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
藤原 能成YH2'29.85520.070139.503
33ST28602享成自校鳥居歯眼科N.S.F明京・PTG・ings・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
鳥居良彦YH2'30.03920.254139.332
34ST2926エンドレス アドバン ウエッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
中村 信也YH2'36.95527.170133.192

スーパー耐久

S耐:第1戦鈴鹿Aドライバー予選結果

鈴鹿スーパー耐久500km -RIJ- (2008/04/26) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2008 Super Taikyu Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST111ENDLESS ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / CBA-Z33
青木 孝行YH2'10.150-160.624
2ST1250PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
Fariqe HairumanYH2'11.108 0.958159.450
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE / E86
片岡 龍也YH2'13.556 3.406156.528
4ST14360OCN@Koseiポルシェ
PORSCHE 911GT3 / JGN
長島 正興YH2'15.104 4.954154.734
5ST3139TRACY SPORTS eeiA NSX
HONDA NSX / ABA-NA2
井入 宏之YH2'15.961 5.811153.759
6ST32333エクセディH.I.S.イングスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋 秀司YH2'17.273 7.123152.289
7ST33113カルラレーシング☆UNT Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
伊橋 勲YH2'17.318 7.168152.239
8ST3427FINA ADVAN M3
BMW M3
小林 且雄YH2'17.415 7.265152.132
9ST2137シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田久YH2'17.479 7.329152.061
10ST2211オーリンズ・ランサー EVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
中谷 明彦YH2'17.823 7.673151.682
11ST236DIXCEL☆新菱オートEVOⅨMR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝朋広YH2'17.879 7.729151.620
12ST2420RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平YH2'17.917 7.767151.578
13ST2556眠眠打破ランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
服部 尚貴YH2'18.089 7.939151.389
14ST35777屏風浦工業ニューテック-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
福山英朗YH2'18.672 8.522150.753
15ST2613ENDLESS ADVAN CS・Z
MITSUBISHI LANCER Evolution / CZ4A
峰尾 恭輔YH2'19.237 9.087150.141
16ST3615岡部自動車ディクセル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島正明YH2'20.23010.080149.078
17ST37*2SATO TamTam制動屋 7
MAZDA RX-7 / FD3S
久保宣夫YH2'20.23210.082149.076
18ST2730オートバックス森永チルミルランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
伊藤俊哉YH2'21.14510.995148.112
19ST159Faust GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
安藤琢弥YH2'21.30011.150147.949
20ST4151AGY ings インテグラ
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
井尻薫YH2'22.90412.754146.288
21ST2826エンドレス アドバン ウエッズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
添田 正YH2'23.35813.208145.825
22ST3819高見沢整骨院☆真東☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
高見沢 一吉YH2'25.25515.105143.921
23ST4218FUNKY'SコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫YH2'25.43215.282143.746
24ST4387K'Z AUTO FACTORY MOTUL P.mu ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一YH2'25.60015.450143.580
25ST4476Racing Modulo ADVAN Type R
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸YH2'26.05615.906143.131
26ST4573CARACORT.SuowPeuk.ERG.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
Takamori.comYH2'26.45316.303142.743
27ST4681ガレージ・プラスワン TB TRACY SPORTS ADVAN CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
橋本 達也YH2'26.84116.691142.366
28ST4769J'S RACING CIVIC ADVAN
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
梅本 淳一YH2'27.59917.449141.635
29ST4855BOLD WORLD Absolute DS CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
谷川 達也YH2'28.74418.594140.545
30ST4922MTO tri-Ace CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
石川 朗YH2'28.97318.823140.329
31ST41099GET WIN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
渡辺 孝弘YH2'29.82819.678139.528
32ST41177Mirage Factory インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
今村 透YH2'31.10320.953138.351
33ST3914岡部自動車ディクセル RX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
朝倉貴志YH2'42.31032.160128.798
34ST29*602享成自校鳥居歯眼科N.S.F明京・PTG・ings・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
岡田道昌YH4'35.4332'25.28375.899

Japanese F3

JF3:第3戦オートポリス決勝 各クラス上位3名記者会見

井口卓人(優勝)
f3_r03_r_pc_iguchi.jpg  「いろんな人からオートポリスは抜けないと聞いていたので、ポールからスタートが勝負だろうと思っていました。国本選手との接触はレーシングアクシデントで、どちらが悪いわけでもないんですが、ちょっと申し訳ないことをしたのかなとも思います。そのまま自分の走りができてぶっちぎりで勝てたのは幸せです。接触で国本選手はリアのホイールが割れて、ぼくもリムが少し曲がりました。今日は14周ですが、明日のような21周の長いレースだったら後半スローパンクチャーで走れなくなってかも知れないので、運が良かったのかも知れませんね」
ケイ・コッツォリーノ(決勝2位)
f3_r03_r_pc_kei.jpg  「今日はラッキーでした。前でいろいろあって井口選手の後ろにつくことができました。井口選手は速いし、後ろはバン・ダム選手と嵯峨選手がやりあってて、ギャップがあったのもラッキーでしたね。でなければバン・ダム選手に抜かれていたでしょう。セクター1、2、ストレートスピードは変わらないんですが、セクター3は全然井口選手に付いて行くことができませんでした」
カルロ・ヴァン・ダム(決勝3位)
f3_r03_r_pc_vandam.jpg  「スタートで勝負が決まってしまいました。ミスしたりトラックが汚れていたり、風が強かったりしましたが、前のクルマよりは速いスピードで走れていました。なかなか前に出られないのが残念でした。クルマは速いので明日はいいレースができるでしょう」
アレキサンドラ・インベラトーリ(ナショナルクラス優勝)
f3_r03_r_pc_imperatori.jpg  「予選から調子がよくありませんでしたが、スタートが決め手となりましたね。優勝できて嬉しいです。前半は安岡選手のミスを誘っていました。彼がいなくなってからは山内選手を抑えるのが大変でしたが、自分の走りに集中してゴールすることができました」
山内英輝(ナショナルクラス決勝2位)
f3_r03_r_pc_yamauchi.jpg  「すべてがスタートでした。抜きにくいコースでほぼ最後尾まで落ちて2位まで上がれて、速さを見せられたと思います。でも勝たなければ意味がないので、明日はスタートをちゃんと決めて、自分の走りをすることに気持ちを切り替えます」
松下昌輝(ナショナルクラス決勝3位)
f3_r03_r_pc_matsushita.jpg  「嬉しいの一言です。回りがみんな速いので付いていくのと後ろを抑えるので精一杯でした。これがぼくの実力です。セクター2が遅いのが問題ですね。予選でエンジンのトラブルも出て乗れていないんです。そんな中での3位は自分としては納得しています。ただ、1回勝っちゃうとあの味を忘れられないので悔しいといえば悔しいですけど」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第3戦オートポリス 井口卓人が開幕から3戦連続ポールトゥウイン!

 全日本F3選手権第3戦は26日、オートポリスで決勝を行い、ポールポジションからスタートした井口卓人(TOM'S)が一度もトップを譲ることなく開幕から3戦連続ポールトゥウインを飾った。

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 予選終了前から降り出した雨も間もなくやみ、午後になるとオートポリス上空には薄日も漏れ始めた。しかし、風は相変わらず強く吹いている。13時、16台のF3マシンがフォーメーションラップにスタートした。

 ポールポジションの井口卓人(TOM'S)は無難なスタート。その後ろのカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)はスタートをミス。素晴らしいスタートを切ったのは、予選3位の国本京佑(TOM'S)。井口に並びかけるが、1コーナーで両車が絡み国本は押し出されるようにコースアウト。再スタートを切るも後方集団に埋もれてしまった。バン・ダムは、ケイ・コッツォリーノ(NOW)、嵯峨宏紀(ル・ボーセ)にもパスされ4位に落ちた。

 トップに立った井口は一人旅、このまま悠々とトップを走りつづけ難なく開幕から3連勝を飾った。

 4位に落ちたバン・ダムは追撃を開始。レース中盤にようやく1コーナー立ち上がりで嵯峨を捕らえ3位に上がる。そして、2位のコッツォリーノを追うが、1秒差まで追い詰めたところでチェッカー。順位を一つ上げたに止まった。

 ナショナルクラスは、ポールの山内英輝(TOM'S)がスタートをミス。さらに1コーナーでの混乱でコースアウトし最後尾に落ちてしまった。これでトップに立ったのが安岡秀徒(ル・ボーセ)。2位に上がってきたのはアレキサンドラ・インベラトーリ(PTRS)。しかし、安岡はヘアピンでミスしてコースアウトし、レースを失ってしまった。

 一方、最後尾に落ちた山内は猛然と追撃を開始。異次元の速さで次々と順位を回復。ついには2位まで上がったがチェッカーでジ・エンド。3位には開幕戦優勝の松下昌輝が入った。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第3戦オートポリス決勝結果

mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/26) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 3 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
137C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1423'58.247
233Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE142.942
31Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE143.949
462C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1412.242
57C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1413.856
612C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V1414.513
78C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1421.645
820Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1447.374
938N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE1447.854
1036C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1448.630
1118N松下 昌輝EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE141'00.072
1219Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE141'00.544
135N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GE141'01.428
1474N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE131 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 --------
-63N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE86 Laps
-2C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C59 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TOM'S) 1'41.597 (2/14) 165.619km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.30 山内英輝(TOM'S) 1'44.765 (10/14) 160.611km/h

Japanese F3

JF3:第3,4戦オートポリス ポールポジション記者会見

井口卓人(第3戦ポールポジション)
f3_r03_pc_iguchi  「昨日の午後のセッションで走り初めからクラッシュしてしまい、流れが悪いかなと思ってたんですけど、頑張って自分の走りをすることができ1番と2番のポジションが獲れたことは嬉しいです。今日の第3戦は前に誰もいないので、視界もいいし気持ちよく走れば絶対に優勝できると思います。明日のコンディションも考えて今日のレースを作って行きたいですね。雨のレースになっても、雨のテストではトップタイムを獲っているので、結構自信はあります。早い段階から速く走れると思います」
カルロ・ヴァン・ダム(第4戦ポールポジション)
f3_r04_pc_van_dam  「ご覧のようにとても難しい予選でしたが、自信はありました。ずっとクルマも速かったんですが、タイミングがちょっと合わなくて、もう一度タイムを出すチャンスがありませんでした。でも、両戦ともフロントローですし、今回は2連勝できるんではないかと思います。雨も降ってきましたが、気にはなりません。もてぎのテスト以来好調なのは秘密ですけど、まぁ、チームワークがいいのといろんなセッティングを試した結果ということですね」
山内英輝(ナショナルクラス第3,4戦ポールポジション)
f3_r03_pc_yamauchi  「練習から調子が良くて、クルマのバランスもいいですね。チームも必死にやっていますし、自分も一生懸命走るだけなんで、自信を持って走ってたのがこの結果になったんだと思います。風の影響がすごくありました。予選直前にバイクが走っていたので路面の状況も悪かったですが、2セット目のニュータイヤの時には昨日の状態と変わりませんでした。2戦連続ポールトゥウインの完璧なレースをしたいですね」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第3,4戦オートポリス予選 カルロ・ヴァン・ダム、井口卓人がそれぞれPP!

 全日本F3選手権第3戦・第4戦は26日、オートポリスで予選を行い、開始当初から終始予選をリードしたカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)が第4戦のポールポジションを獲得した。しかし、セカンドベストタイムで争われる第3戦は、好タイムを揃えてきた井口卓人(TOM'S)がポールポジションに着くこととなった。

autopolis

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 オートポリスで開催される全日本F3も今年で3年目。過去2年間は8月に開催されていたが、今回はGW期間中の4月末開催。このため、路面温度も低く練習から全日本選手権クラスの各車はコースレコードを上回るタイムを叩き出し、予選もハイレベルな争いが期待された。

 10時20分、オートポリス上空は厚い雲に覆われ、かなりの強風が最終コーナーから1コーナーにかけて吹き荒れるなか、30分間の予選が始まった。開始20分は全日本選手クラスクラス、ナショナルクラス混走、最後の10分間は全日本クラス占有となる。

 開始早々、カルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)が早くもコースレコードとなる1'41.365でトップに着けると、さらに1'41.165とタイムを伸ばす。2位には井口卓人(TOM'S)が1'41.241で続き、3位には国本京佑(TOM'S)といつものTOM'S勢が予選をリード。

 そして、全日本クラスはほぼ全車がピットイン。ニュータイヤに履き替え、占有となる最後の10分間の勝負が始まる。ここでも、ヴァン・ダムがさらにタイムを1'40.150まで伸ばし、ポールを確定。2位には僅かの差で井口が入り、3位にはやはりTOM'Sの一角国本がつけることとなった。予選終了直前に小雨が降り出したが、趨勢に影響はなかった。

 全日本選手権クラスがいったんピットインした後はナショナルクラスの占有走行状態。ここでトップに立ったのはやはりTOM'Sの山内英樹。クラス2位の安岡秀徒(ルボーセ)を1秒近く離すぶっちぎりのタイムで3、4戦ともナショナルクラスのポールポジションを決めた。

 第3戦決勝は本日26日13時より14周で、第4戦は明日28日13時より20周で争われる。

Text & Photo: Yoshiori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第4戦オートポリス予選結果

mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/26) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 4 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'40.150--168.01
237C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'40.2630.1130.113167.82
336C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'40.8320.6820.569166.88
433Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FER1'41.1661.0160.334166.32
58C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204CR1'41.2081.0580.042166.26
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FER1'41.4201.2700.212165.91
77C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204CR1'41.4861.3360.066165.80
812C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VR1'41.4881.3380.002165.80
92C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204CR1'41.5491.3990.061165.70
1038N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE1'42.6392.4891.090163.94
1163N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'43.6323.4820.993162.37
1219Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'43.8653.7150.233162.00
1320Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'43.8693.7190.004162.00
145N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GE1'44.4014.2510.532161.17
1518N松下 昌輝EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE1'44.7704.6200.369160.60
1674N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE1'47.3077.1572.537156.81
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'50.45610.3063.149152.34
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'42.257)を更新した。

Japanese F3

JF3:第3戦オートポリス予選結果

mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/26) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 3 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
137C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'40.697--167.10
21Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'40.7850.0880.088166.95
336C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'41.0860.3890.301166.46
433Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FER1'41.2960.5990.210166.11
58C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204CR1'41.3470.6500.051166.03
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FER1'41.4630.7660.116165.84
77C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204CR1'41.5650.8680.102165.67
812C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VR1'41.6280.9310.063165.57
92C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204CR1'41.6490.9520.021165.53
1038N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE1'42.6861.9891.037163.86
1163N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'43.7973.1001.111162.11
1219Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'43.9233.2260.126161.91
13*20Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'44.2883.5910.365161.35
1418N松下 昌輝EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE1'44.7754.0780.487160.60
155N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GE1'44.8404.1430.065160.50
1674N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE1'47.4816.7842.641156.55
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'50.94110.2443.460151.67
  • セカンドベストタイム順で予選順位を決定した。
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'42.257)を更新した。
  • CarNo.20は、2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条1.により第3戦のみグリッドを1グリッド降格とする。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山 ARTA NSXが3位表彰台を獲得 (HONDA)

ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢拓也組)が3位表彰台を獲得

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2008年4月13日(日) 決勝 会場:岡山国際サーキット(3.703km) 天候:予選/晴れ 決勝/曇り時々雨 気温:18℃(14:00現在) 路面温度:27℃(14:00現在) 決勝レース:82周(303.646km) コースコンディション:決勝/ドライ 観客:2万9000人(主催者発表)

 4月13日(日)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて2008 オートバックス SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが開催された。

 開幕戦鈴鹿ラウンドでのHonda NSX-GT勢は、レギュレーションによるウエイトハンデの影響により苦戦を強いられた。しかし、この第2戦はNSX-GTが得意とするコーナーリング重視のサーキットであり、ライバル勢も開幕戦の成績により特別性能調整のウエイトハンデが課せられたために、拮抗した激しい戦いが予想された。

 12日(土)に開催された公式予選において、NSX-GTは予選1回目の上位10台で決勝グリッドが争われるスーパーラップに全車5台が出場した。スーパーラップにおいて、昨年の岡山ラウンド覇者である#1 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)が1分23秒815のタイムを記録して2番手のスターティンググリッドを獲得した。また昨年ポールポジションを獲得した#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)は5番手。#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)は7番手。#32 ロイック・デュバル/平中克幸組(EPSON NSX)は8番手、#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)は9番グリッドから決勝レースを迎えることとなった。

 13日(日)の決勝日は、午前中こそ晴れわたったが、マシンがスターティンググリッドにつく13時30分ごろには曇り空となり、ポツポツと雨粒が落ち始めた。しかし、コースコンディションに影響するほどの雨ではなく、ドライ路面でフォーメーションラップが開始された。気温18℃、路面温度27℃という少し肌寒いコンディションのもと、総勢38台(GT500クラス計16台)のマシンが14時3分にローリング・スタートを切った。

 オープニングラップは、大きな順位変動もなくクリーンなスタートとなった。10周目に入る時点で、トップの#23 XANAVI NISMO GT-Rと、2位を走行する#1 ARTA NSXのR.ファーマン選手との差は0秒785。5位を走行する#18 TAKATA童夢NSXの小暮卓史選手も、4位の#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rの背後につけてプレッシャーをかけ続けている。13周目の1コーナーで#100 RAYBRIG NSXの井出有治選手が#22 MOTUL AUTECH GT-Rをイン側からパスして6位に浮上した。

 NSX-GTは、エンジン搭載位置がマシン中央に位置するミッドシップ・レイアウトのため、理想的な重量配分を得られるが、フロントタイヤへの加重が低い分、新品タイヤの温度上昇に時間を要する。しかし、フロントタイヤへの負担が少なく、耐久性に優れているためにスティントの後半での勝負に自信を持っている。

 R.ファーマン選手は、自身のスティント後半に入る21周目の1コーナーでトップを脅かす走りを見せると、背後につけて虎視眈々とトップをうかがう。小暮選手も同じ1コーナーで相手の隙を突いて4位に浮上し、5秒離れた3位を追うべくペースを上げる。ところが、22周目あたりから小雨が降り始め、観客にも雨具を装着する姿が見受けられるようになった。この時点では、まだドライ路面から変化するほどでもないものの、今後のレース戦略に影響を及ぼしかねない展開となってきた。

 33周目、2位を走行していた#1 ARTA NSXが、GT300クラスの車両との接触により左フロントタイヤがパンクしたために緊急ピットイン。タイヤ交換を済ませて伊沢拓也選手がコースに復帰した。この時点で11位に後退するが、トラブルのロスを最小限に抑えたピット作業は、レース後半でのばん回に期待を持たせた。

 40周目、ドライバー交代を終えた#18 TAKATA童夢NSXの道上龍選手が、コースに戻った周のバックストレート終わりで単独スピンを喫してコースアウト。ランオフエリアの砂で身動きがとれなくなったために、コースに復帰したものの大きなビハインドを負うこととなった。

 42周目、同じくドライバー交代をした#100 RAYBRIG NSXの細川慎弥選手も、ピットアウトをした周で単独スピンを喫して順位を下げた。

 ほぼ全車がドライバー交代を終えた52周終了時点で、トップは#23 XANAVI NISMO GT-R。約18秒離れた2位に#1 ARTA NSXの伊沢選手、4位に#32 EPSON NSXの平中克幸選手、6位に#17 REAL NSXの金石勝智選手、11位に#100 RAYBRIG NSXの細川選手、14位で#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が走行する。心配された雨も路面に影響するほどの量は降らず、ほぼ止んだ状態となった。

 残り25周となったレース終盤で、2位の伊沢選手と3位の#12 カルソニック IMPUL GT-Rがテール・トゥ・ノーズで争う展開となった。この2台は競いながらハイペースで走行し、62周終了時にはトップとの差を12秒台まで縮めている。伊沢選手は、R.ファーマン選手の接触によってハンドリングのバランスが乱れたマシンを操りながら、フル参戦2戦目とは思えない走りを見せた。

 63周目あたりから再び小雨が降り始め、路面コンディションに小さな変化が現れ始めた。65周目の最終コーナーからホームストレートの立ち上がりで、濡れた縁石にマシンをスライドさせた#17 REAL NSXがスピンを喫し、スポンジバリアに激しく接触した。この接触で#17 REAL NSXのマシンは大きなダメージを負ったために、金石勝智選手はマシンを降りて無念のリタイアとなった。

 さらに68周目、ハンドリングに苦しんでいた伊沢選手がコースアウトを喫して3位に後退。2位との差も11秒台に広がってしまうが、伊沢選手は3位のポジションを守りきって82周のチェッカーフラッグを受け、#1 ARTA NSXが今シーズン初の表彰台を獲得した。

 NSX-GT勢は、#32 EPSON NSXが5位、#100 RAYBRIG NSXが9位、#18 TAKATA童夢NSXが12位で完走を果たした。優勝したのは開幕2連勝となった#23 XANAVI NISMO GT-Rだった。

白井裕|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「前回の悔しい結果を受け、駆動系のトラブルなど、万全の対策を行い挑んだ第2戦でしたが、3位が最高位という結果となりました。今回はマシンの信頼性を含め、戦闘力をさらに向上させましたが、不運なアクシデントやミスなどが重なりました。岡山は得意とするサーキットですし、もっと上位を狙えたレースだけに残念です。ただ、1号車の伊沢選手は、アクシデントによるハンドリングのトラブルにうまく対処し、ルーキーながら我慢強い走りを見せ、参戦2戦目で表彰台を獲得することができ、うれしく思っています。次の富士に向けて、万全の態勢で挑みますので、応援よろしくお願いします」
ラルフ・ファーマン選手 (3位、#1 ARTA NSX)
「スタート時点で、マシンの状態は最高でした。チームスタッフはすばらしい仕事をしてくれました。優勝を目指していたので3位という結果には不満が残ります。でも、このコースレイアウトは追い越しが難しく、トップに立つチャンスが少なかったのと、バックマーカーとの接触は避けようがなかったアクシデントだったので、今回の結果は仕方がないと思います。タクヤ(伊沢選手)はトラブルを抱えたマシンで本当によくがんばってくれました。チャンピオン争いは、これからが本番だと思いますので2年連続タイトルを目指して全力を尽くしたいと思います」
伊沢拓也選手(3位、#1 ARTA NSX)
「先週のフォーミュラ・ニッポンでも(2位争いを繰り広げた)松田次生選手とバトルをしたので、今回は是非ともやり返したいと思っていました。でも、ラルフ(ファーマン選手)が接触したときの影響で、タイヤのアライメントが大きく狂っていたために、ハンドリングがとても難しい状況となっていました。結果的に、僕のミスで2位のポジションを失った形になったのでとても悔しいですが、3位表彰台を獲得できたことはとてもよかったと思います。今回は、いいパフォーマンスを披露することができたので、次戦の富士はラルフとともに優勝を狙いたいと思います。これからも応援をよろしくお願いいたします」

Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦岡山 レクサスSC430が追い上げ4位フィニッシュ (TOTOTA)

レクサスSC430が追い上げ4位フィニッシュ
3台のレクサスSC430がトップ10入りを果たしポイント獲得
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10番手スタートから追い上げ4位フィニッシュを果たしたレクサスSC430
(No.36 PETRONAS TOM\'S SC430)

 SUPER GTの第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月12日(土)、 13日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに23台の計39台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。

◆予選◆

 12日(土)曇り空ながら時折太陽が覗く天候の下で予選が行われた。レクサスSC430勢は苦戦を強いられ、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が予選1回目10番手で唯一スーパーラップに進出。10番手グリッドを確保した。ENEOS SC430 6号車が11番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が12番手、宝山 KRAFT SC430 35号車が13番手。DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車が15番手、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車は16番手グリッドとなり、決勝レースでの巻き返しを図ることとなった。  一方、GT300クラスではDOUBLEHEAD avex apr MR-S 31号車が予選1回目に8番手タイムをマークし、スーパーラップに進出。スーパーラップでも素晴らしい走りで6番手グリッドを獲得した。ウェッズスポーツセリカ19号車は11番手、TDPの若手コンビが駆るライトニング マックィーン apr MR-S 95号車はタイヤのマッチングに苦しみ、15番手グリッドとなった。

◆決勝◆

 13日(日)午後2時、空は雲に覆われ、降雨が心配されるコンディションで、82周で競われるレースのスタートが切られた。

 後方スタートを強いられたレクサスSC430勢だったが、時折小雨が路面を濡らす難しいコンディションとなり、スピンやクラッシュも多発する波乱の展開の中で、着実に走行。10番手スタートの36号車は終盤には5位までポジションアップを果たし、更に前を行くNSXを猛追。テール・トゥ・ノーズのバトルを展開し、73周目にはついにこれをパス、4位に浮上した。その後も36号車は2戦連続の表彰台獲得を目指し、ハイペースで更に上位を狙って行ったが惜しくも届かず、4位フィニッシュとなった。

 6位に13番手グリッドから追い上げた35号車、これに38号車が続き、レクサスSC430は3台がトップ10フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。

 GT300クラスでは、31号車が11位、95号車が12位でレースを終えた。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 不利なウェイトを課せられ、金曜日から大苦戦を強いられたが、決勝レースでは波乱に巻き込まれることなく、精一杯の結果を出すことが出来た。次戦の富士は得意のホームコースなので、表彰台を目指して全力を尽くす。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

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SGT:第2戦岡山決勝 XANAVI NISMO GT-Rが開幕2連勝! (NISMO)

「XANAVI NISMO GT-R」が開幕2連勝!! 「カルソニック IMPUL GT-R」が2位表彰台で、GT-Rは連続1-2フィニッシュ。

 薄く雲に覆われた空のもと、2万9000人の観客が見守る中、14時3分に82周の決勝レースがスタートした。全車無事に最初の周回を終了すると、トレルイエがドライブする首位の#23 GT-Rのあとに前年のチャンピオンカー#1 NSX、その後に#12 GT-Rが続いた。さらに、4位には「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)、6位には「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)が続くなど、GT-R勢が上位を占めた。#1 NSXは、序盤から#23 GT-Rの背後につけ逆転のチャンスを狙った。レース中盤にさしかかると一時#23 GT-Rの真横につけるなど猛攻を仕掛けたが、トレルイエは隙を見せず首位を守り続けた。

 レーススタート後20周前後からバラバラと小雨が降るようになった。ウェットレースになるほどの雨量ではないものの、縁石のペイント部分に乗ると急激にグリップを失うなど危険な箇所もあり、コースではスピンや接触などのアクシデントが発生しだした。31周目には#3 GT-Rが後続車からヒットされてスピンアウト。それを避けようとした#22 GT-Rがやはり他車と接触してボディに損傷を受けた。#22は車両をピットガレージに入れてボディパーツとサスペンションの修理を行ったため、大幅にタイムロスしたが再びコースに戻った。

 後半のハイライトは#12 GT-Rと#1 NSXの激しい2位争いであった。3位でドライバー交代した#12 GT-Rの松田は、#1 NSXにビタリとつけて追い抜くチャンスを伺った。このスリリングなバトルは約15周にもわたって続いたが、68周目に#1 NSXがスピンアウトして決着。その後、松田は本山がドライブする#23 GT-Rを追って激しい追い上げを続けた。一時17秒 あった両車の差は、最終的に2.5秒まで縮めたが逆転は叶わなかった。82周目のフィニッシュラインを#23 GT-Rがトップで駆け抜け、#12 GT-Rがこれに続き、開幕戦同様にNISSAN GT-Rの1-2フィニッシュとなった。

 本山はこれでGTレース通算9勝目となり、最多記録首位タイとなった。予選14位からレースをスタートした「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、8位に入賞してポイントを獲得。#3 GT-Rは10位完走。コースに復帰した#22 GT-Rも10周遅れながら、15位完走となった。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/motorsports/race/SUPERGT2008/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第2戦岡山決勝 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス #23XANAVI NISMO GT-R
ブノワ・トレルイエ
最高の結果です。連続で勝つことは殆ど不可能だと思っていましたが、 今日は歴史に残るレースになりましたね。
難しいコンディションでしたが、1スティント目で使ったタイヤが当たりでした。序盤から2位以下との間にギャップを広げる狙いでしたが、 カーナンバー1も速いクルマだったので、一時はサイド・バイ・サイドになりました。 それでもトラフィックをうまく使って抑えることができました。トラフィックの処理は難しかったけど、面白いレースでしたね。

本山 哲
フルウェイトということで、正直5位か6位、7位に入れれば上出来だろうと、 そうすればシリーズポイントの上でも有利になるな位に思っていましたが、金曜に走り出してすごく良い状況になってきました。 ここまでクルマを仕上げてくれたチームにすごく感謝しています。
僕のパートになってから雨が降ってきましたが、一番気をつけていたのはドライタイヤで走る間に絶対コースアウトをしないことと、 レインに換えるかどうかの見極めで、これがすごく難しかったです。
厳しい状況でも勝てたのは、GT-Rというクルマが岡山にあっていたからだと思いますから、富士以降はまずないでしょうね。 それでもポテンシャルはあると感じています。

 

GT300クラス #43ARTA Garaiya
新田 守男

正直ほっとしています。こんなに早く優勝のチャンスが回ってくるとは思っていませんでした。
ポールからスタートできたおかげで良い位置でレースできるなと思っていましたが、同じタイヤを履く46号車を気にしていましたが、 彼らのペースが上がらないのでこっちのタイヤまで心配になってきました。それで、 後ろがバトルしている間にギャップを広げてやろうとペースを上げたんですが、思いがけないクルマが迫ってきて、 ポルシェに抜かれてしまいました。
それでもメカニックさんたちのおかげで良い位置でコースに送り出してくれ、雨の中で真一も頑張ってくれましたから、 それが勝因だったと思います。

高木 真一
今日は亜久里さんが来ているということでプレッシャーを感じていましたが、勝てたので良かったです。
ピットアウトして暫く走っていても誰も前に現れなくて、そのうち無線で「10秒以上のマージンがある」と告げられました。 ピット作業が早かったことと、僕自身が最初からプッシュしていったことが良かったのかなと。
目の前でスピンするクルマが居ても無事避けられたので、運も良かったんでしょうね。
今回はミシュランも良いタイヤをもってきていました。タイヤでも新しい試みをしているので、今後もそれが重要な要素になると思います。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

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SGT:第2戦岡山決勝結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/13) Final Race Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-Wet
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500123XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS55822:01'56.605
2500212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS822.506
350031ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS8230.920
4500436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS+208233.310
5500532EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL8235.517
6500635宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS8258.030
75007*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS+108258.255
8500824WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH821'08.586
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS+1821'09.230
1050010*3YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS811Lap
115001125ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+1811Lap
125001218TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS811Lap
13500136ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS+1811Lap
145001439DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+1802Laps
15300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI766Laps
16300226ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH20766Laps
17300377クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
佐々木孝太
DL766Laps
18300446MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田 裕信
MI766Laps
19300562WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
黒澤治樹
密山 祥吾
YH766Laps
203006*81ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH10757Laps
21300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下みつひろ
影山 正美
HK+1757Laps
22300866triple a ムルシエラゴRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH757Laps
2330092プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH40757Laps
24300105プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
山野 直也
YH+1757Laps
253001131DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI+1757Laps
263001295ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI+1757Laps
27300134EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌輝
YH+1757Laps
28300147ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH55748Laps
293001570外車の外国屋&LMPポルシェ
PORSCHE 996GT3RS
赤鮫 オヤジ
山岸大
YH+1748Laps
3030016*88triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH739Laps
3130017110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH+1739Laps
325001522MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS407210Laps
3330018666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+17111Laps
343001987アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH6913Laps
353002011JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
植田正幸
YH+16616Laps
365001617REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+16517Laps
3730021111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+16319Laps
---- 以上規定周回数(GT500: 57Laps / GT300: 53Laps)完走 ----
-300-19ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
織戸 学
阿部 翼
YH+11072Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.23 本山 哲(XANAVI NISMO GT-R) 1'25.333 (3/82) 156.221km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.43 新田守男 (ARTA Garaiya) 1'32.726 (2/76) 143.766km/h
  • CarNo.38のリチャード・ライアン選手は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条14.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.3のロニー・クインタレッリ選手は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 b)(黄旗区間中の追越し)により、ペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.88は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第33条11.(タイヤ平置き前に他の者が受取り)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.81の藤井誠暢選手は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗区間中のスピン)により、ペナルティストップ20秒を課した。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山決勝 ザナヴィまさかの開幕2連勝!2位もカルソニックでGT-Rが連続1-2!!

2008スーパーGT第2戦、岡山GT300kmレースは、ポールポジションからスタートした#23XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が最後までトップを守りきり、開幕2連勝を達成。2位に#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)が入ったことにより、GT-Rが2戦連続で1-2フィニッシュを飾った。

GT300クラスも、ポールシッターの#43ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が、#26ユンケルポルシェ、 #77クスコスバルインプレッサらの猛追を退けて勝利した。

080413GT500Dr 080413GT300Dr

080413GT500Start第2戦決勝は午後2時にフォーメーションラップが開始された。
夕方からと言われていた雨はスタート進行の最中から僅かに降り始めていたが、全車スリックのままでスタートしていった。
GT500クラスは1コーナーでの混乱もなく、ポールのザナヴィGT-Rを駆るトレルイエがそのままトップでオープニングラップを制し、 そのまま後続を引き離しにかかる。

しかし予選2番手の#1ARTA NSXのスタートドライバー、ラルフ・ファーマンも懸命に追い上げ、 両者の差はなかなか2秒以上に広がっていかない。
それどころか、周回遅れが絡み始めた10周前後からは、テール・トゥ・ノーズ状態になる場面がしばしば見られるようになってきた。

そして遂に19周終わりのホームストレートで、ファーマンがアウトからトレルイエに仕掛けていく。
トレルイエも一歩も譲らず、2台は1コーナー、2コーナーと併走状態で駆け抜けていく。 結局この場面ではトレルイエが押さえ込むことに成功した。

ファーマンはその後もトレルイエの背後につけて執拗に隙をうかがっていたが、 33周目に周回遅れと接触したのを機に予定外のピットインを強いられた。
この接触が影響したか、交代した伊沢拓也もハンドリングに苦しみ、中々ペースを上げることができず、先行する23号車を追い上げるどころか、 後方から迫ってきた#12カルソニックGT-Rを押さえ込むのに手一杯の状況になり、 とうとう周回遅れに詰まってスピンした68周目に2位の座を明け渡す羽目に陥ってしまった。

その後方集団では4位の#3イエローハットGT-Rを筆頭に9台が団子状態で抜きつ抜かれつを繰り返す白熱のバトルが展開された。
その挙句、32周目のアトウッド立ち上がりで#38ZENTセルモSCに引っ掛けられた#3イエローハットGT-Rがスピン状態に陥り、 これを回避しようとした#6エネオスSCと#22モチュールGT-Rが激しくぶつかるアクシデントが発生する。
6号車はここでレースを終え、22号車はピットで修復作業に入り、10周遅れでコースに復帰した。
この混乱の最中、着実に順位を上げていった#36ペトロナスSC、#32エプソンNSXが4位、5位を占めることに。
スピンで順位を落とした3号車も無事10位で完走した。

080413GT500WINNER一方、トップの23号車は丁度半分の周回数を消化した41周終わりでピットイン。 交代した本山は一度も後続に脅かされることなく82周を走り切り、スーパーGT初の2連勝を飾った。これは全日本GT選手権時代を含めても、 1998年の第1戦、第3戦のペンズオイルニスモGT-R(エリック・ コマス/影山正美組)以来の快挙だ(第2戦はアクシデントと濃霧のため決勝中止となっている)

080413GT300StartGT300クラスは、8位スタートの#26ユンケルポルシェ、#77クスコインプレッサの2台が序盤から見せ場を作った。
2台は谷口信輝、佐々木孝太のドライブで猛烈な追い上げをみせ、瞬く間に順位を上げていく。
そして遂に30周目、谷口はガライヤをドライブする新田を捉え、トップに浮上した。
佐々木も3位に上げてきた。

080413GT300WINNERしかし43号車は33周終わりに行ったピット作業を僅か29秒でやってのけ、 アウトラップからハイペースで飛ばした高木の走りも奏功して再びトップの座を奪い返したばかりか、 10秒あまりの大量リードを築き上げることにも成功、そのままトップでチェッカーを受け、新車投入2戦目にして念願の勝利をものにした。

2位には圧倒的なストレートスピードをここでも発揮して序盤から見せ場を多く作った#26ユンケルポルシェ、 3位には雨交じりの困難なコンディションにAWDの利点をフルに生かした#77クスコインプレッサが入った。

次回第3戦は人気の富士500kmレース。
5月4日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦岡山GTA定例会見 「今回の決勝レースを性能調整対象外に」坂東氏がガチンコ勝負宣言!

スーパーGT第2戦の決勝日を迎えた岡山国際サーキットで、GTアソシエイションの定例記者会見が行われた。
念願の法人化が実現し、4月1日より株式会社GTアソシエイションが発足したことに伴い、委員長から代表取締役に役職名が変わった坂東正明氏と、執行役員に就任した秋田史氏の両名が今回も出席。
第1戦の結果を受けて実施された特別性能調整と、株式会社化について語るなかで、今回の決勝レースを性能調整の対象から外すことを明らかにした。

坂東正明代表取締役のコメント
今回の決勝がGT-Rについての評価を決定付けることになると思う。
今回の特別性能調整は一昨年よりスポーティングレギュレーションに盛り込まれた第41条1項に従ってブルテンを発行した。
まず開幕前にNSXの最低重量を1100kgから1150kgにすること、GT-Rの09規定前倒し投入を特認車両として許可することを決めた。
次に第1戦と第2戦の結果を受けて性能調整を実施するとしていたが「ただし、第1戦で同一車種が1-2位または1-3位になった場合は第1戦の結果で調整を行う」としており、実際そのとおりの結果になったので、性能調整を行った。
スポーツ部会では「1回以上の調整を行う」と取り決めているので、今後も3車種の性能を均衡させるために必要に応じて実施することになるが、今回の決勝レースについてはその対象から外すことにした。
これは、全てのエントラントがアクセルを緩めることなく、全開で戦う姿をお客さんに見せないといけない、との思いからだ。
ただしここまでの合同テストや金曜、土曜の走行データは今後の調整に役立てるよう積み上げていく。

株式会社GTアソシエイションはお陰様で4月1日に発足した。
資本金は8555万円、会計年度は1-12月で、取締役5名、監査役4名、執行役員5名でスタートする。常勤社員数は11名だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦岡山フリー走行結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/13) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150011ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'25.166-156.527
2500218TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'25.876 0.710155.233
3500323XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS551'26.023 0.857154.968
4500417REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'26.286 1.120154.496
550056ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS+11'26.380 1.214154.327
650063YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS1'26.424 1.258154.249
75007100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS+11'26.459 1.293154.186
8500822MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS401'26.495 1.329154.122
9500936PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS+201'26.509 1.343154.097
105001032EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL1'26.523 1.357154.072
115001124WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'26.598 1.432153.939
125001212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'26.729 1.563153.706
135001338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS+101'27.069 1.903153.106
145001435宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS1'27.084 1.918153.080
155001525ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+11'27.537 2.371152.288
165001639DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+11'27.662 2.496152.070
17300146MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田 裕信
MI1'32.925 7.759143.458
18300226ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'33.060 7.894143.250
19300377クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
佐々木孝太
DL1'33.109 7.943143.174
20300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI1'33.274 8.108142.921
21300566triple a ムルシエラゴRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH1'33.550 8.384142.499
22300681ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH101'33.823 8.657142.085
23300719ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
織戸 学
阿部 翼
YH+11'33.953 8.787141.888
24300862WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
黒澤治樹
密山 祥吾
YH1'34.059 8.893141.728
25300911JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
植田 正幸
YH+11'34.068 8.902141.715
26300104EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌輝
YH+11'34.124 8.958141.630
27300117ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH551'34.191 9.025141.529
283001233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK+11'34.307 9.141141.355
293001395ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI+11'34.655 9.489140.836
3030014*88triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH1'34.751 9.585140.693
31300155プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
山野 直也
YH+11'34.788 9.622140.638
323001631DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI+11'34.851 9.685140.545
3330017*110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH+11'34.994 9.828140.333
34300182プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH401'35.017 9.851140.299
353001970外車の外国屋&LMPポルシェ
PORSCHE 996GT3RS
赤鮫 オヤジ
山岸大
YH+11'35.33810.172139.827
3630020*111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+11'36.55111.385138.070
373002187アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH1'37.33512.169136.958
3830022666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+11'38.59213.426135.212
  • CarNo.110,111は、2008岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーンの速度規制)違反により罰金2万円を課す。
  • CarNo.88は、国際モータースポーツ競技規則付則H項4.1.1 o)(ダブルチェッカー)違反により罰金2万円を課す。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山フリー走行 反撃なるか、NSX勢! トップタイムはARTA

スーパーGT第2戦岡山の決勝前フリー走行は、#1ARTA NSX(ラルフ・ ファーマン/伊沢拓也組)が1分25秒166でトップタイム。2番手にも#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)と、 フリー走行ながら今季初めてNSXが1-2を達成した。
GT300クラスは#46レオパレスMOLA Z(星野一樹/安田裕信組)がトップだった。

080413Free500top  080413Free300top

決勝日を迎えた岡山国際サーキットは晴れ。しかし雲の量は多く、夕方からは雨との予報が出ており、決勝レースへの影響が心配される。
しかし現在は日が高くなるにつれて気温も上昇しており、コースコンディションは良好だ。
フリー走行は10分間のサーキットサファリに続いて午前9時より30分間で行われた。

第1戦鈴鹿からここまでGT-Rの速さばかりが目立ってきたが、このセッションでは昨年のチャンピオンマシンを駆るラルフ・ ファーマンが計時開始早々に1分25秒166を記録、TAKATA童夢の小暮も1分25秒876と、NSXが1-2位を占めたほか、 #17リアル4位、#100レイブリック7位、#32エプソン10位と、全てのNSXがトップ10圏内に入り、 決勝での反撃を大いに期待させる結果となった。

対するGT-R勢はポールシッターの#23ザナヴィニスモが相変わらずの速さを見せて3位、以下#3イエローハット6位、 #22モチュール8位と続く。

SC勢も#6エネオスの伊藤大輔が5番手、#36ペトロナスが9番手と、苦しいながらも徐々に巻き返してきた。

GT300クラスは昨日から好調なモーラZがここでもトップ、2位に#26ユンケルポルシェがつけ、 昨日車高違反で惜しくもノータイムとなった#77クスコインプレッサも3番手と、決勝での巻き返しに期待がかかる。
ポールシッターの#43ARTAガライヤも4番手とまずまずの位置だ。

第2戦決勝はこの後午後2時から、82周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO  Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦岡山予選 XANAVI NISMO GT-Rがポールポジション! (NISMO)

■「XANAVI NISMO GT-R」がポールポジションを獲得!!

 NISSAN GT-Rが1-2フィニッシュでデビューを飾った鈴鹿ラウンドから約1ヶ月。2008年のSUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km」の公式予選が4月12日に行われ、NISSAN GT-Rは特別性能調整として全車に50kgのウェイトが積まれたにも関わらず、ここでも力強いパフォーマンスを見せた。

 この日は上空を薄い雲が覆っているものの、気温は朝10時の時点で16度と暖かい。午前中に行われたGT500の公式予選1回目は、フォーミュラニッポン開幕戦で優勝した松田次生のドライブする「カルソニック IMPUL GT-R」(#12)が暫定ポールポジションを獲得。同じくハンディウェイトのない「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3) は、 ロニー・クインタレッリが3番手タイムを記録した。前戦で優勝している「XANAVI NISMO GT-R」(#23)は、55kgのハンディウェイトを積みながらもブノワ・トレルイエが4番手タイムを出し、ミハエル・クルムがアタックした「MOTUL AUTECH GT-R」(#22)も40kgのハンディウェイト負いながら5位に続き、GT-R勢は4台がスーパーラップに進出する こととなった。「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は14位で公式予選を終えた。

 午後3時30分過ぎに決勝レースのスタート位置を決定するスーパーラップ(SL)が行われた。決勝レースをハードよりのタイヤでスタートしたい各チームは、このスーパーラップでの勝負はタイヤのウォームアップにかかっていると見ていた。6番目にスタートしたミハエル・クルムの「MOTUL AUTECH GT-R」(#22)は、先にアタック走行を済ませていた#18 NSXに及ばすポジションダウン。しかし、次にスタートしたブノワ・トレルイエの「XANAVI NISMO GT-R」(#23)は、各セクターで驚くべき走りを見せ、午前中の自己タイムを0.2秒以上縮めるタイムで一躍トップに躍り出た。その後、「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3)はロニー・クインタレッリが4位のタイムを出し、1回目首位だった松田次生の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12)もタイムアップが果たせず、3位から決勝レースをスタートすることになった。

 ニスモの飯嶋嘉隆監督は、「昨日のテスト走行で良い結果が出ていましたが、さすがにポールポジションまでは予想外でしたので、とても嬉しいです。ドライバーが本当に良くがんばってくれました。また今年のクルマは、セッティング変更に対する反応が非常に素直なので、セットアップがしやすいのが特徴です。明日のレースは良い感じでスタートできそうです」と話していた。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第2戦岡山 ポールシッターのコメント

080412PP

GT500クラス #23XANAVI NISMO GT-R
ブノワ・トレルイエ

ベリーグッド。良いスーパーラップでした。
タイヤチョイスがうまくいったので、他のチームが3~4周かけて暖めていたところを僕らは1~2周で済ませることができました。 この大きなアドバンテージがあったので、自信を持ってスーパーラップに臨めましたよ。
チームのメカニックもいい仕事をしてくれました。クルマは殆どアジャストなしでも運転しやすかったです。
ウェイトのこともあり、今回の予選は5~6番手でいいと思っていたのにポールを獲れたのは、 やはりタイヤのアドバンテージが大きかったのだと思います。
(ウェイト増の影響について)重たいおかげで良くグリップしていますよ(笑)

本山 哲
(今日の結果は)昨日を終えた時点である程度見えていましたが、ここに来る前は7、8、9番手のどこか、 スーパーラップに残れれば良いやくらいに思っていました。
重さに対してのセットアップやタイヤチョイスが良かったですね。
今回はセットアップ、タイヤチョイスと、ブノワのドライビングあっての順位だと思います。 でもできればこれ以上は積ませないで欲しいですね(笑)
明日のレースは、1周の走り以上にウェイトの影響が大きいので、苦しい戦いになると思いますが、その中でも良い結果が残せるよう、 チャレンジしていきます。

 

GT300クラス #43ARTA Garaiya
新田守男

ニューカーになってこんなに早く結果が出るとは思っても居ませんでした。
ミシュランが良いタイヤをもってきたことと、それが今日のコンディションに上手くマッチングした結果だと思います。 午前中は低い路温に違和感がありましたが、午後は上手くマッチングしていました。ただ、 同じミシュランを履くZがスーパーラップでうまくいかなかったのが気がかりですね。
明日は晴れなら期待したいですが、雨ならクスコ(インプレッサ)がGT500を脅かすことになるでしょうね(笑)
Zもクスコもパフォーマンスが上がってるので、上位の5、6台はどこがきてもおかしくない状況ですが、 僕ららしいレースをできればと思っています。
今日は久々に亜久里さんが来ているので、その前でポールが獲れて良かったです。

高木真一
ポールが獲れるとは思っていませんでした。新田さんの頑張りで出た結果だと思います。
Zの状況を見てると、ミシュランが良いタイヤをもってきたのかなと思います。
でも岡山はアクシデントが多いので、気をつけていかないと。
ここまでテストでは雨に祟られることが多く、ドライでのロングランが充分やれていませんから、レースがテストみたいな状態ですが、 今年のタイヤは扁平率が上がったおかげで振動が減って乗りやすくなりました。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦岡山スーパーラップ結果

■GT500 Class

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Super Lap GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
123XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS551'23.517--159.618
21ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'23.815 0.298 0.298159.050
312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'23.907 0.390 0.092158.876
43YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS1'24.012 0.495 0.105158.677
518TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'24.103 0.586 0.091158.506
622MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS401'24.210 0.693 0.107158.304
7100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS+11'24.596 1.079 0.386157.582
832EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL1'24.651 1.134 0.055157.480
917REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'24.677 1.160 0.026157.431
1036PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS+201'24.822 1.305 0.145157.162

■GT300 Class

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Super Lap GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI1'31.796--145.222
246MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田裕信
MI1'32.196 0.400 0.400144.592
311JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
植田正幸
YH+11'32.211 0.415 0.015144.568
481ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井誠暢
YH101'32.238 0.442 0.027144.526
562WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
黒澤 治樹
密山祥吾
YH1'32.507 0.711 0.269144.106
631DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI+11'32.791 0.995 0.284143.665
72プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH401'33.003 1.207 0.212143.337
826ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'33.013 1.217 0.010143.322
94EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌輝
YH+11'33.286 1.490 0.273142.902
10*77クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
佐々木孝太
DLDeleted---
  • CarNo.77は、国内競技車輌規則第7章JAF-GT300第3条3.1.2)(最低地上高)違反により、SUPER LAPの記録を抹消する。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山予選2回目&スーパーラップ ザナヴィGT-R驚愕の速さ!最大ウェイトをものともせずにPP獲得

2008スーパーGT第2戦、岡山GT300kmレースのスーパーラップは、 前回優勝の#23ザナヴィニスモGT-R(本山哲/ブノワ・ トレルイエ組)がウェイト増をものともしない圧巻の走りでポールポジションを獲得。 鈴鹿に続いて2戦連続でフロントローから明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスは今季ニューボディを投入した#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)がポール。一方、 2番手タイムを記録して待望のフロントローを射止めたかに見えた#77クスコDUNLOPインプレッサ(山野哲也/佐々木孝太組)は、 最低地上高違反に泣いて10番手スタートとなってしまった。

080412GT500PP  080412GT300PP

予選2回目は午後2時30分にGT300クラスから開始された。
殆どのチームがこの後のスーパーラップや、明日の決勝を想定したチェックに専念する中、リストリクター径の違反で午前中ノータイムとなった、 #66ムルシエラゴだけは決勝進出を賭けて基準タイムクリアに挑む。
結局66号車は1分36秒903と18番手タイムながら、無事トップの107%をクリアして明日の決勝に臨むこととなった。
なお、今回から参戦を予定していたチームタケウチのレクサスIS350はこのセッションでも走行することができず、 岡山ラウンドでのデビューは見送られることになりそうだ。
ここでのGT300クラストップは#43ガライヤ、GT500は#1NSXと、ARTA勢がともにトップタイムを記録することとなった。

公式予選2回目が終了して5分後にスーパーラップが開始された。
午前中に66号車がノータイムとなったことで10位に繰り上がった#26ユンケルポルシェからアタックを開始する。 ドライブするのは谷口信輝だ。
谷口はここで1分33秒013と、午前中のタイムは上回れなかったものの、続く#4EBBRO 320Rの阪口良平が更にタイムを落としたため、クラス9番手に繰り上がった。

その他、#11ジムセンターF430の田中哲也、#77クスコインプレッサの佐々木孝太、 #43ARTAガライヤの新田守男らが午前中のベストタイムを更新し、#43ガライヤが見事ポールポジションを獲得したが、 予選後の車検で77号車の最低地上高不足が発覚、インプレッサはスーパーラップの記録が抹消され、 明日の決勝を10番手からスタートすることとなった。

GT300に続いて行われたGT500クラスのスーパーラップは、またしてもGT-R勢が上位にひしめく結果に。
中でも圧巻だったのは前回優勝の#23ザナヴィZの走りだ。
23号車は今回最大の105kg増という悪条件にも関わらず、セットアップとタイヤチョイスが見事にハマり、ブノワ・ トレルイエが1分23秒517と、2位以下をコンマ3秒引き離す圧倒的な速さでポールポジションをもぎ取って見せた。

しかし前年王者の#1ARTA NSXも、ラルフ・ファーマンが2番手に割って入って意地を見せる。
3番手には#12カルソニックGT-R、4番手に#3イエローハットGT-Rと、 前回惜しくもノーポイントに終わった2台が雪辱を睨んで続く。

SC430勢は唯一SL進出を果たした#36ペトロナスSCも10番手に終わり、性能調整の影響にここでも苦しむ結果となった。

第2戦決勝は明日午後2時より、82周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦岡山予選2回目結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Qualifying 2 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150011ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'24.936-156.951
2500218TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'25.326 0.390156.234
35003100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS+11'25.362 0.426156.168
4500423XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS551'25.644 0.708155.654
5500522MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS401'25.823 0.887155.329
6500612カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'25.980 1.044155.045
750073YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS1'26.028 1.092154.959
8500824WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'26.314 1.378154.445
9500932EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL1'26.379 1.443154.329
105001036PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS+201'26.565 1.629153.998
115001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS+101'26.651 1.715153.845
12500126ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS+11'26.836 1.900153.517
135001317REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'26.970 2.034153.280
145001435宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS1'27.054 2.118153.133
155001525ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+11'27.399 2.463152.528
165001639DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+11'28.230 3.294151.091
17300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI1'33.093 8.157143.199
18300262WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
黒澤治樹
密山 祥吾
YH1'33.492 8.556142.588
19300311JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
植田 正幸
YH+11'33.634 8.698142.371
20300446MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田 裕信
MI1'33.652 8.716142.344
21300526ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'33.685 8.749142.294
22300631DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI+11'33.864 8.928142.023
23300781ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH101'34.221 9.285141.484
24300819ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
織戸 学
阿部 翼
YH+11'34.356 9.420141.282
25300977クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
佐々木孝太
DL1'34.408 9.472141.204
263001095ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI+11'34.453 9.517141.137
27300114EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌輝
YH+11'34.546 9.610140.998
283001233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK+11'34.679 9.743140.800
29300132プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH401'34.690 9.754140.784
30300145プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
山野 直也
YH+11'34.708 9.772140.757
3130015110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH+11'35.07410.138140.215
3230016*7ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH551'35.18410.248140.053
333001770外車の外国屋&LMPポルシェ
PORSCHE 996GT3RS
赤鮫 オヤジ
山岸大
YH+11'35.50210.566139.587
343001887アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH1'36.28611.350138.450
3530019111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+11'36.66411.728137.909
363002066triple a ムルシエラゴRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH1'36.90311.967137.568
3730021666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+11'38.36213.426135.528
-300-288triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YHAbsence--
-300-52GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KHAbsence--
  • CarNo.7の折目選手は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条14.c. (追越行為妨害)により、訓戒及び罰金3万円を課す。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山予選1回目結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'23.645-159.374
250021ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'23.706 0.061159.257
350033YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS1'23.718 0.073159.235
4500423XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS551'23.751 0.106159.172
5500522MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS401'23.822 0.177159.037
6500617REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'23.952 0.307158.791
7500718TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'24.114 0.469158.485
8500832EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL1'24.151 0.506158.415
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS+11'24.179 0.534158.363
105001036PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS+201'24.504 0.859157.753
11500116ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS+11'24.732 1.087157.329
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS+101'24.820 1.175157.166
135001335宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS1'25.111 1.466156.628
145001424WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'25.197 1.552156.470
155001539DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+11'25.570 1.925155.788
165001625ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+11'25.580 1.935155.770
17300146MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田 裕信
MI1'31.767 8.122145.268
18300243ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI1'31.991 8.346144.914
19300381ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH101'32.022 8.377144.865
20300462WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
黒澤治樹
密山 祥吾
YH1'32.061 8.416144.804
2130052プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH401'32.194 8.549144.595
22300677クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
佐々木孝太
DL1'32.227 8.582144.543
23300711JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
植田 正幸
YH+11'32.284 8.639144.454
24300831DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI+11'32.309 8.664144.415
2530094EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口良平
松下 昌輝
YH+11'32.408 8.763144.260
263001026ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'32.483 8.838144.143
273001119ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
織戸 学
阿部 翼
YH+11'32.559 8.914144.025
2830012110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH+11'32.724 9.079143.769
29300137ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH551'33.046 9.401143.271
30300145プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
山野 直也
YH+11'33.110 9.465143.173
313001595ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI+11'33.287 9.642142.901
323001633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK+11'33.69510.050142.279
333001788triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH1'34.13010.485141.621
343001870外車の外国屋&LMPポルシェ
PORSCHE 996GT3RS
赤鮫 オヤジ
山岸大
YH+11'34.21810.573141.489
3530019111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤 翼
KH+11'34.64911.004140.845
363002087アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH1'35.10211.457140.174
3730021666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+11'36.37412.729138.324
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] GT500:1'29.548 / 1'38.362)----
-300-52GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KHAbsence--
-300-*66triple a ムルシエラゴRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YHDeleted--
  • CarNo.66は、国内競技車輌規第7章JAF-GT300 5.3.1.2 (エアリストリクター径)違反により、公式予選1回目の記録を抹消する。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山公式予選1回目 性能調整を跳ね除け、カルソニックGT-Rが暫定ポールを獲得!!

それでもGT-Rは速かった!
2008スーパーGT第2戦、岡山GT300kmの公式予選1回目は、#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・ フィリップ組)が性能調整をものともせず、1分23秒645をたたき出して暫定ポールを獲得、 前回1-2フィニッシュを達成したニスモ勢も4位、5位につけ、GT-R勢が相変わらずの速さを見せ付けた。
GT300クラスは#46MOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)が1分31秒767でトップ。 しかし前回2位で性能調整と併せて55kgを追加された#2紫電も見事6番手でSL進出を達成した。

080412Q1GT500TOP 080412Q1GT300TOP

公式予選1回目は午前10時丁度に開始された。

全てのセッションをGT-R勢が席巻した開幕戦鈴鹿の結果を受け、今回はそのGT-R勢と、3位、 4位に入ったSC430勢全車に性能調整としてそれぞれ50kg、40kgのウェイトが課せられることになった。
さらにレギュレーションに則り、前回優勝のザナヴィには55kg、2位モチュールには40kgのウェイトハンデが上乗せされる。

これにより岡山ラウンドではNSX勢が息を吹き返すものと思われた。
しかし予選が始まってみればトップにはカルソニック、3位にイエローハットと、前回ノーポイントの2台が入り、ザナヴィも4位、 モチュールも5位と、相変わらずの速さを見せ付ける。
NSX最上位はARTAの2番手。6番手以下にはリアル、TAKATA童夢、エプソン、レイブリックが続く。
SC430勢はペトロナスの10位が最高と、こちらは性能調整の影響をもろに受けた格好だ。

GT300クラスは46モーラZがトップ、ガライヤが2位、3位には復活したダイシンZがつける。
前回優勝の#7雨宮RX-7は55kgのウェイトハンデに加えて性能調整でも25kgが加算されたのが響いて14位と、苦しい予選となった。 しかし一方で、鈴鹿で2位の#2紫電はウェイトハンデ40kg、追加性能調整15kgをものともせず、混走終了間際になって、 それまでの11番手から6番手に急浮上してみせた。
これによりユンケルポルシェが11番手に後退し、惜しくもSL進出を逃した。

公式予選2回目は午後2時30分から、スーパーラップは午後3時5分から行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:松田次生が貫禄のポール・トゥ・ウィン (TOYOTA)

フォーミュラ・ニッポン開幕 松田次生が貫禄のポール・トゥ・ウィン
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ポール・トゥ・ウィンで圧勝した松田次生
(#1 LAWSON TEAM IMPUL)

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの2008年シーズンが開幕。第1戦は4月5日(土)と6日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。全8戦が予定されている同シリーズは、今季より1大会2レース制(第5戦、第6戦)やノックアウト方式採用の新予選システム、新ポイント制、パドルシフト導入など多くの新機軸が盛り込まれることとなった。

 また、昨年はGP2に参戦したTDPドライバー平手晃平(TP Checker IMPUL)、F3からのステップアップするTDPドライバー石浦宏明(Team LeMans)やR.ストレイト(STONEMARKET・BLAAK CERUMO/INGING)など、期待のルーキードライバーが多く参戦。新たに今季より、新人賞としてJRPルーキー・オブ・ザ・イヤーが制定されることとなり、その争いも注目される。

 5日(土)午前中の公式練習に続き、午後1時45分から注目の予選がスタート。まず第1セッションが20分で行われ、全20台中上位15台が第2セッションへと進出。続いて10分間の第2セッションで上位8台が最終第3セッションへと進んだ。特に、最終第3セッションへの進出を決める第2セッションでは、2番手から11台がコンマ5秒内に入る激戦となった。

 非常に僅差の、また上位13台がコースレコードを更新するというハイレベルな戦いとなった予選で、ポールポジションを獲得したのはディフェンディングチャンピオンである松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)。予選を前に行われた公式練習でもトップタイムをマークし好調な松田が全セッションでトップタイムをマーク。最終第3セッションでも2番手以下を大きく引き離す圧倒的なタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得した。また、3番手にはJ.P.デ・オリベイラ(KONDO RACING)、そしてフォーミュラ・ニッポンデビュー戦となる平手が2列目4番手と好位置につけた。

 6日(日)好天の下、午後2時半に65周で競われる決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションの松田は、スタートこそ首位を譲ったものの、すぐにその座を奪い返すと、その後はただ1人コンスタントに1分27秒台を刻みながら、後方との差を広げて行った。

 38周目にピットインし、一度は首位の座を譲るものの、全車がピットインを果たした48周目には再び首位に浮上。2位以下に40秒以上もの差を付けての首位独走となった。終盤はペースを落としたものの、それでも35秒もの差を付けてトップでチェッカー。圧倒的な強さで2008年の開幕戦を制し、ディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せた。

 2位には、ピットを遅らせる戦略を採った立川祐路(CERUMO/INGING)が入った。立川は48周目までピットインを遅らせ、一時は首位を快走。ピットインで一度3位まで落ちたものの、その後見事な追い上げで前を行くストレイトをパス。自身最高位タイとなる2位表彰台を獲得した。

 3位には、F3からのステップアップとなるルーキーのストレイト。デビューレースで3位表彰台を獲得し、昨年の全日本F3選手権2位の実力を証明して見せた。

 2列目4番手と予選で速さを見せた平手は、スタートでポジションを大きく落としてしまった。その後はパドルシフトのトラブルに見舞われ苦戦。苦しみながらも中団グループを走行していたが、53周目に他車と接触。リタイアに終わった。

 石浦は14番手からスタートを切り、20周目に突然のパンクに見舞われ後退。しかし、その後着実にレースを戦い、7位でフィニッシュ。フォーミュラ・ニッポンデビュー戦でポイント獲得を果たした。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:TDPドライバー井口卓人が開幕2戦をポール・トゥ・ウィン (TOYOTA)

TDPドライバー井口卓人が開幕2戦をポール・トゥ・ウィン
トヨタドライバーが2戦共に表彰台を独占
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デビュー戦で2戦連続ポール・トゥ・ウィンの
完全勝利を果たした井口卓人

 2008年全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月5日(土)と6日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 2008年の全日本F3は全9大会(18戦)が予定されているが、今季から旧型車輌を使用したナショナルクラスが開設され、全日本選手権クラスと混走でレースが行われることとなった。これに伴い、予選のフォーマットが変更され、今大会ではナショナルクラスとの混走、その後全日本の占有走行時間となり、その中でのベストタイムで第2レース(日曜日)のグリッドが決定、セカンドベストタイムによって第1レース(土曜日)のグリッドが決定される。

 今シーズンは参戦するドライバーも大きくその顔ぶれを変え、下位カテゴリで活躍した有望な若手ドライバーが多くステップアップ。トヨタ勢では、昨年のフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)のチャンピオンであるTDPドライバー国本京佑(ペトロナスチームトムス)、昨年のフォーミュラ・トヨタ(FT)チャンピオンのTDPドライバーK.コッツォリーノ(ナウモータースポーツ)、やはりFTやFCJで活躍を見せたTDPドライバー井口卓人(ペトロナスチームトムス)、そして昨年のドイツF3チャンピオンであるC.バンダム(ペトロナスチームトムス)らがチャンピオンを目指して参戦する。

 今大会には全日本クラスに9台、ナショナルクラスに7台がエントリーし、全日本クラスにはトヨタ・トムス1AZ-FEエンジン搭載車が5台出場。ナショナルクラスは出場全車がトヨタ・トムス3S-GEエンジンを搭載している。

 前日の4日(金)に行われた占有走行では、井口が好セットアップを見出し、トップタイムをマーク。国本、バンダムが続き、トムスの3台がトップ3を占めた。

 5日(土)午前10時45分から開始された予選は、最初の20分間ナショナルクラスとの混走、その後10分間全日本の占有走行となったが、井口の好調は続き、混走時間からコースレコードを更新する速さでトップタイム。その後もタイムを更新し、見事第1戦、第2戦共にポールポジションを獲得した。国本は第1戦3番手、第2戦2番手。バンダムがこれと入れ替わる形で第1戦2番手、第2戦3番手となった。

 新設されたナショナルクラスでは、TDPドライバー山内英輝(トムススピリット)が第1戦でポールポジションを獲得。第2戦も最前列2番手を確保した。

 続いて午後4時5分から15周で争われる第1戦決勝がスタート。ポールポジションの井口はスタートでやや遅れたが、すぐに首位を奪い返すと、その後は圧倒的な速さで後続を引き離し独走。そのままトップでチェッカーを受け、デビュー戦でのF3初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾った。

 一方、後方では2番手スタートのバンダムが単独走行。その後で3番手スタートの国本に4番手スタートのコッツォリーノが挑み、8周目に逆転。バンダムが2位、コッツォリーノ3位、国本4位という順位でフィニッシュした。  ナショナルクラスでは山内がポール・トゥ・ウィンで初優勝を挙げた。

 6日(日)午後12時55分から21周で競われる第2戦の決勝がスタートした。ポールポジションの井口は、今度は好スタートを切り、やはり序盤から後方を引き離して独走状態となった。一方、2番手グリッドの国本はスタートをミス。3番手グリッドのバンダムに先行を許し、バンダムが2位、国本3位でレースを開始した。

 その後、国本は再びコッツォリーノの激しい追い上げを受けたが逃げ切って3位でフィニッシュ。バンタムが2位。井口は開幕から2戦連続のポール・トゥ・ウィンを果たし、第2戦はトムスの3台が表彰台を独占。井口はこの週末、予選・決勝、ファステストラップの全てでトップという圧倒的な強さを見せた。

 ナショナルクラスでは、山内は2番手グリッドからのスタートであったが、スタートで遅れ、大きくポジションダウン。なんとかクラス3位まで追い上げたが、ホイールナットが緩むトラブルに見舞われピットイン。6位に終わった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 上位3人のコメント

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松田 次生(優勝)
去年タイトルを取ったとき、見出しに「ゼロ勝」と書かれて正直胸が痛かったので、 今年はチャンピオンらしく勝って見せようと思っていましたが、開幕戦で勝つことができ、 チームスタッフと去年からやってきたことが実ったのが嬉しいです。
スタートではプレッシャーからかクラッチの繋ぎ方が荒く、ストールしかかりました。伊沢君は良いスタートで前に出られましたが、 ずっとイン側を走っていたので、『曲がりきれないかも』と思っていたら、やはりはらんだので、上手くラインをクロスさせて抜きました。
新しいシステムを積んでることもあり、途中何がおきるか分からなかったので、序盤からペースを上げられるだけあげていき、 周回遅れを抜くときも、青旗を確認してから慎重に抜きました。
開幕前はプレッシャーでがんじがらめでしたが、勝てたことでそれが解けました。チーム全員に感謝していますが、 特にこういう体制を作ってくれた星野監督に感謝します。

立川 祐路(2位)
走り出しからクルマの調子は良かったです。予選が振るわなかったのは、タイム差が少ない中で少しミスをしてしまったのが響きました。 ですから決勝には不安ありませんでした。
スタートでは少しポジションを下げてしまい、燃料が重かったので思うようにペースが上げられませんでしたが、 周回を重ねるにつれて順位を上げていけるようになりました。
実は10周以上早くピットに入る予定だったんですが、途中で引っ張ることになったんです。僕らはQ3に残れなかったので、 ニュータイヤがもう1セットあり、ピットアウトしてからはそれを使って思い切り攻めました。
(ロベルトとのバトルは)チームメイトなので当たる訳にはいきませんが、まぁ面白かったです。

ロベルト・ストレイト(3位)
スタートはハードでした。スローコーナーでアンダーステアがきつくて、イザワやアンドレについていけませんでした。 それでもあまり差をつけられないよう、タイヤを労わりながらピットストップまで辛抱しました。
ピットストップ後は逆にオーバーステアが出てしまったので、タイヤを壊さないよう気を使って走りました。
もう少し上にいけたかも、とは思いますが、最初のレースとしてはベストなリザルトだとも思いますし、 トップ3に入れたことには満足しています。
(立川とのバトルについて)最初に抜かれたときは、タチカワのペースが速かったことと、 自分がまだピットストップ前だったことを考えて敢えて譲りました。変にブロックしてペースを落としても仕方ないですし。 2度目に抜かれたときは何とか抑えようと思いましたが、タチカワのアクセレーションが優れていたので抑えられませんでした。

星野 一義(優勝チーム監督)
嬉しいとともにほっとしています。
決勝前にも色々ありましたけど『あせることはない、調子は悪くないんだから』と言い聞かせてきました。松田選手のレースに対する心構えに、 みんなが引っ張られる形でレベルアップしているのがすばらしいと思います。
今日もアンドレを気にかけていましたので、彼には悪いですけど、ああいうことになってくれてほっとしました。
新しいシステムがつくことでいろんな不安を抱えながらのレースになりましたが、「力の松田」 の走りを見せていれば結果はいずれついて来ると思っていました。
ブノワもトラブルを抱えながら頑張ったと思いますし、平手も思い切りやってくれました。
最後に足回りというお金のかかる部分を壊したのは残念でしたが(笑)これからも「インパルに入ってよかった」 と思ってもらえるようにバックアップしていきたいです。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 松田が独走状態でポール・トゥ・ウィン!

4月6日、富士スピードウェイで開催された2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝は、 ポールポジションからスタートした#1松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)が後方の混乱をよそに終始独走状態で65周を走りきり、1年8ヶ月ぶりの優勝をもぎ取った。
2位には#48立川祐路(CERUMO/INGING)。こちらは実に6年5ヶ月ぶりの表彰台となった。 3位にはルーキーの#67ロベルト・ストレイト(STONEMARKET・BLAAK CERUMO/INGING)が入った。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数19,500人)

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決勝レースは午後2時30分スタート。
セカンドグリッドのルーキー、#56伊沢拓也が好ダッシュを決めてトップで1コーナーに飛び込むが、 ポールスタートの松田は冷静に伊沢のライン取りを読み、立ち上がりでラインをクラスさせてトップを奪い返した。
3番手には同じくルーキーの#67ロベルト・ストレイト、4番手にはスタート上手の#36アンドレ・ロッテラーが上がってきた。 朝のフリー走行で好調だった#3横溝直輝も#31ロイック・デュバルを抜いて5位。 抜かれたデュバルは2周目に順位挽回を図ろうと目論んだが、逆にダンロップコーナーでオーバーランを喫し、大きく順位を落とす。

ロッテラーはすぐにストレイトを捉え、11周目には遂に伊沢をも攻略して2位に浮上してきた。横溝もすぐに伊沢の背後に迫ってきた。
その後方では、予選で振るわなかった#7本山哲や#32小暮卓史、#2ブノワ・トレルイエといった実力派も着実に順位を上げていく。

ところがここで、今季から採用されたパドルシフトのトラブルが彼らを見舞う。
まず15周目に横溝がスローダウン。そのままガレージに突っ込んで修復作業に入ると、18周目には本山、 そして24周目には2位ロッテラーまでもがミッショントラブルでレースを失うこととなった。

こうした波乱の中、立川、クインタレッリ、小暮、トレルイエらは次第に順位を上げていく。立川は37周終わりでストレイトを捉え、 そのまま38周目の1コーナーまでにパス。更に伊沢をも39周目の1コーナーで同じように抜き去った。
丁度38周終わりでトップの松田がピットストップを行ったため、立川はここで暫定トップに立った。
伊沢も39周終わりでピットイン。既に9周目にタイヤ交換のためにピット作業を済ませていたデュバルのすぐうしろでコースに戻った。

40周終わりでストレイト、小暮も相次いでピットへ。
ここで短時間で作業を済ませた小暮はデュバルの前でピットアウト。
冷えたタイヤでペースの上がらない小暮にデュバルは盛んに仕掛けていくが、小暮も巧みに押さえ込んでいく。
そのため、痺れを切らしたデュバルはダンロップコーナー入口でブレーキを我慢しすぎてオーバーラン。 ところがこれを回避しようとラインを変えた小暮に伊沢が追突、拳を振り上げて怒りを露にする小暮だったが、 競技団の判定はレースアクシデント。
ここで初表彰台の夢を断たれた伊沢に比べれば、順位を落としつつもレースに戻った小暮やデュバルのほうがまだ幸運だったかもしれない。

ピットストップを思い切り引っ張る作戦に出た暫定トップの立川は48周終わりでピットイン。これによりトップは再び松田のものに。
立川はストレイトの後ろ、3位でコースに復帰した。

後方の混乱をよそに序盤からハイペースで飛ばし続けた松田はこの時点で既に2位ストレイトに40秒以上のマージンを築いていたが、 53周目に僚友のストレイトを攻略した立川がここからファステストを連発しはじめる。
Q2で予選を終えた立川には温存されていたニュータイヤがもう1セット存在したのだ。

次第に松田との差を詰めていく立川だったが、10周あまりという残り周回数では、このギャップをどうすることもできず、 そのまま松田1位、立川2位で65周をフィニッシュするしかなかった。3位はルーキーのストレイト。 2位の見えていた状況では手放しで喜べないかもしれないが、デビュー戦としては上出来でもある。

昨年シリーズタイトルを獲得しながらも、遂に1勝も上げることのできなかった松田だが、 2008年は開幕戦で見事な圧勝劇を見せてくれた。これは彼にとって2008年8月のオートポリス以来、1年8ヶ月ぶりの勝利、 通算3勝目だ。
2位立川も久々の表彰台。こちらは2001年11月の鈴鹿以来、実に6年5ヶ月以来の表彰台となった。

第2戦決勝は5月11日、鈴鹿サーキットにておこなわれる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝結果

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/06) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J651:36'33.664
248立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8J6535.165
367ロベルト・ストレイトSTONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGINGTOYOTA RV8J6538.118
42ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J6549.372
547ロニー・クインタレッリCERUMO/INGINGTOYOTA RV8J6549.595
632小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E6558.142
78石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J641Lap
841土屋 武士DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E641Lap
955井出 有冶AUTOBACS RACING TEAM AGURIHONDA HF386E641Lap
1031ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E641Lap
115金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E641Lap
1240松浦 孝亮DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E623Laps
-------- 以上規定周回(58 Laps)完走 --------
-*37荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J5411Laps
-4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J5411Laps
-3横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J5312Laps
-20平手 晃平TP checker TEAM IMPULTOYOTA RV8J5213Laps
-6平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E5213Laps
-56伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAM AGURIHONDA HF386E4124Laps
-*36アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J2540Laps
-7本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1748Laps
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.48 立川祐路(CERUMO/INGING) 1'27.274 (51/65) 188.221km/h
  • CarNo.37は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.37は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、競技結果に10秒加算のペナルティを課す。
  • CarNo.36は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第4章18.1違反(ピットレーン速度超過)により、ドライビングスルーペナルティを課したが、レース中に実行できなかったため、レース結果に対して30秒加算のペナルティとする。

Japanese F3

JF3:第2戦富士決勝 上位3名の優勝記者会見

優勝 井口卓人(TOM'S)
f3_r02_r_pc_iguchi  「昨日も予選から決勝にかけてすごく調子が良くて、今日もスタートさえ決まれば逃げて、自分の思うようなレース展開になると思って自信をもっていました。優勝できて嬉しいです。もう少し改良する点はありましたが、やれるこは100%成功したんじゃないかと思います」
2位 カルロ・バン・ダム(TOM'S)
f3_r02_r_pc_van_dam  「スタートがポイントになりましたね。うまくできた部分とできなかった部分がありました。あとは昨日と同じで井口選手が速かったですね。次戦のオートポリスは第1コーナーが右に曲がるのか左に曲がるのかも知りませんが、コースを覚えるのは得意なのでいろいろ学んでいい方向にいけばいいと思います」
3位 国本京佑(TOM'S)
f3_r02_r_pc_kunimoto  「スタートでミスして3位まで落ちたのが悔しいです。ただ、今日のレースは平常心でできたのでその部分に関しては満足しています。昨日は抜かれてしまいましたが、今日は前のクルマにだけ集中して走ることができました」

まとめ & Photo: Yoshiori OHNISHI

Japanese F3

F3:第2戦富士決勝 井口がぶっちぎりの速さで2連勝!

全日本F3選手権第2戦の決勝は、ポールシッターの#37井口卓人(TOM'S)が昨日に続いて開幕2連勝を飾った。

f3_r02_r_iguchi

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第2戦決勝は午後0時55分スタート。
ポールポジションの井口が後続をけん制しながらトップで1コーナーに飛び込むと、そのまま一気に後続を突き放しにかかる。
すぐ後方では#1カルロ・ヴァン・ダムが2番手スタートの#36国本京佑をサイド・バイ・サイドのバトルの末に抜き去って2位。
更にその後方は#33ケイ・コッツォリーノ、#62嵯峨宏紀、#12安田裕信、#8中山友貴、 #2中嶋大祐らが団子状態でバトルを繰り広げる。

結局この団子集団からはコッツォリーノが抜け出すことに成功し、3位国本との差を次第に詰め始める。
2周目の1コーナーでは8位を走行していた中嶋が安田、中山をまとめてぶち抜いて6位浮上、しかし次の周回では安田が抜き返して6位に。

コッツォリーノはレース中盤に国本を射程圏内に捉えたが、10周目のダンロップコーナーへの侵入で僅かに姿勢を乱し、 国本を取り逃がしてしまう。
更には、この2台が3位争いに躍起になっている間に、5周目の1コーナーで嵯峨を抜いて5位に浮上していた安田がじわじわと近づいてきた。

安田は18周を終えたところで遂にコッツォリーノのテールに喰らいつき、プレッシャーをかけ始める。 そして遂に20周目の1コーナーでインに飛び込んでいくが、曲がりきれずにオーバーラン。 しかしファイナルラップの1コーナーで遂にコッツォリーノ攻略を成功させ、このレースを4位でフィニッシュした。

序盤からトップを独走していた井口はその後もヴァン・ダムを全く寄せ付けないハイペースで飛ばし続け、 最後は8.774秒もの大差をつけてフィニッシュ。見事デビュー戦での開幕2連勝を達成した。
2位にはカルロ・ヴァン・ダム、3位には国本京佑がつけ、トムスが表彰台を独占する結果となった。

なお、ナショナルクラスは#18松下昌樹(EBBRO AIM 307)が優勝。 昨日優勝の#38山内英輝はトラブルにより惜しくもピットでレースを終えた。

全日本F3選手権第3戦&第4戦は4月26・27日、オートポリスサーキットで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2008/04/06) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 2 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
137C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2133'51.553
21Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE218.774
336C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2111.117
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V2114.228
533Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE2114.741
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2129.194
77C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C2131.775
88C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C2134.773
92C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C2135.308
1018N松下 昌輝EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE211'12.331
1120Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE211'14.317
1219Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE211'26.204
135N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GE201 Lap 
1474N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE192 Laps
1538N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE192 Laps
-------- 以上規定周回数 ( N: 18Laps / C: 18Laps ) 完走 --------
-63N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE417 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TDP TOM'S F308) 1'36.432 (12/21) 170.346km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.38 山内英輝(TDP SPILRIT F307) 1'39.273 (5/19) 165.471km/h

Formula Nippon

FN:2008年FNマシンラインアップ

LAWSON TEAM IMPUL
エントラント名: TEAM IMPUL
監督: 星野一義
エントラント代表者: 星野一義
ウェブサイト: http://www.impul.co.jp/
CarNo.1
松田 次生
(三重県)
2008_fn_01
CarNo.2
ブノワ・トレルイエ
(フランス)
2008_fn_02
KONDO RACING
エントラント名: KONDO RACING
監督: 近藤 真彦
エントラント代表者: 近藤 真彦
ウェブサイト: http://www.matchy.co.jp/
CarNo.3
横溝 直輝
(神奈川県)
2008_fn_03
CarNo.4
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
(ブラジル)
2008_fn_04
SG team 5ZIGEN
エントラント名: TEAM 5ZIGEN
監督: 木下 正治
エントラント代表者: 木下 正治
ウェブサイト: http://www.5zigen.co.jp/
CarNo.5
金石 年弘
(大阪府)
2008_fn_05
CarNo.6
平中 克幸
(北海道)
2008_fn_06
Team LeMans
エントラント名: TEAM LEMANS
監督: 土沼 廣芳
エントラント代表者: 土沼 廣芳
ウェブサイト: http://www.teamlemans.co.jp/
CarNo.7
本山 哲
(東京都)
2008_fn_07
CarNo.8
石浦 宏明
(東京都)
2008_fn_08
TP checker TEAM IMPUL
エントラント名: TEAM IMPUL
監督: 黒澤 琢弥
エントラント代表者: 高橋 紳一郎
ウェブサイト: http://www.impul.co.jp/
CarNo.20
平手 晃平
(愛知県)
2008_fn_20
PIAA NAKAJIMA
エントラント名: NAKAJIMA RACING
監督: 中嶋 悟
エントラント代表者: 藤井一三
ウェブサイト: http://www.so-net.co.jp/nakajimaracing/
CarNo.31
ロイック・デュバル
(フランス)
2008_fn_31
CarNo.32
小暮 卓史
(神奈川県)
2008_fn_32
PETRONAS TEAM TOM'S
エントラント名: PETRONAS TEAM TOM'S
監督: 舘 信秀
エントラント代表者: 舘 信秀
ウェブサイト: http://www.toyota-team-toms.com/
CarNo.36
アンドレ・ロッテラー
(ドイツ)
2008_fn_36
CarNo.37
荒 聖治
(千葉県)
2008_fn_37
DoCoMo DANDELION
エントラント名: DANDELION RACING
監督: 吉田 則光
エントラント代表者: 村岡 潔
ウェブサイト: http://www.dandelion-racing.com/
CarNo.40
松浦 孝亮
(愛知県)
2008_fn_40
CarNo.41
土屋 武士
(神奈川県)
2008_fn_41
CERUMO/INGING
エントラント名: CERUMO/INGING
監督: 竹内 浩典
エントラント代表者: 三塚 雄一
ウェブサイト: http://www.inging.co.jp/
CarNo.47
ロニー・クインタレッリ
(イタリア)
2008_fn_47
CarNo.48
立川 祐路
(神奈川県)
2008_fn_48
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
エントラント名: AUTOBACS RACING TEAM AGURI
監督: 鈴木 亜久里
エントラント代表者: 秋田 史
ウェブサイト: http://www.super-aguri.co.jp/
CarNo.55
井出 有治
(埼玉県)
2008_fn_55
CarNo.56
伊沢 拓也
(東京都)
2008_fn_56
STONEMARKET・BLAAK CERUMO/INGING
エントラント名: CERUMO/INGING
監督: 三塚 雄一
エントラント代表者: 佐藤 正幸
ウェブサイト: http://www.inging.co.jp/
CarNo.67
ロベルト・ストレイト
(ブラジル)
2008_fn_67

Formula Nippon

FN:第1戦富士フリー走行2回目 KONDO RACINGが1-2! トップはオリベイラ

2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦富士のフリー走行2回目は、#4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)が1分26秒399でトップ。2位にも#3横溝直輝がつけ、KONDO RACINGが1-2と決勝に向けての好調ぶりをうかがわせる結果となった。

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決勝日のフリー走行は午前8時30分より、30分間で行われた。
昨日の予選でいきなり上位に食い込んできたルーキーたちの速さはここでも健在で、見事フロントローを射止めた#56伊沢拓也が3番手、 予選は14位に終わった#7石浦宏明が4番手タイムをマークした。
予選4番手の#20平手晃平は最終的には8位に終わったが、セッション序盤から常に上位タイムをマークし続けており、 仕上がりは悪くなさそうだ。
その一方、金曜の練習走行から苦戦の続いている#40松浦孝亮はここでも18番手に留まり、依然として苦しい戦いが続いている。

こうしたルーキーたちの快走に対し、ポールシッターの#1松田次生は最終的に6番手、 昨日Q2落ちに終わった#32小暮卓史も5番手タイムをマーク。順位では遅れをとったがタイム差は殆どない状況だ。

このセッションを1-2で締めくくったKONDOの二人は、まず横溝が開始10分すぎに1分26秒716でトップに立ち、 その後も26秒515までタイムを詰めてくると、その10分後にオリベイラが26秒399で一気にトップに上がってきた。
オリベイラは昨年の同レースで3位表彰台に上がりながらレース後の車検で車高違反が見つかって失格となっているだけに、 このレースにかける思いは強い。
ここでの結果が決勝レースにどう生かされるかにも注目だ。

第1戦決勝は午後2時30分スタート。今シーズン唯一となってしまった300km、65周の戦いだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士フリー走行2回目結果

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/06) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
14ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J1'26.399--190.13
23横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J1'26.5150.1160.116189.87
356伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAM AGURIHONDA HF386E1'26.6130.2140.098189.66
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'26.6640.2650.051189.55
532小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'26.6910.2920.027189.49
61松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'26.7150.3160.024189.43
77本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1'26.8080.4090.093189.23
820平手 晃平TP checker TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'26.8790.4800.071189.08
937荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'26.9140.5150.035189.00
1067ロベルト・ストレイトSTONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGINGTOYOTA RV8J1'26.9300.5310.016188.97
1131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'27.0400.6410.110188.73
1236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'27.1230.7240.083188.55
1341土屋 武士DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'27.1820.7830.059188.42
145金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'27.2390.8400.057188.30
1547ロニー・クインタレッリCERUMO/INGINGTOYOTA RV8J1'27.2430.8440.004188.29
1648立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8J1'27.2840.8850.041188.20
172ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'27.2960.8970.012188.17
1840松浦 孝亮DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'27.5711.1720.275187.58
196平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'27.6691.2700.098187.37
2055井出 有冶AUTOBACS RACING TEAM AGURIHONDA HF386E1'27.9261.5270.257186.83
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第1戦富士ノックアウト予選総合結果

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/05) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
11松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'24.808R1'24.519R1'24.290
256伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAM AGURIHONDA HF386E1'25.653R1'24.924R1'24.568
34ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8JR1'25.340R1'25.006R1'24.594
420平手 晃平TP checker TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'25.192R1'25.124R1'24.644
567ロベルト・ストレイトSTONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGINGTOYOTA RV8JR1'25.422R1'25.119R1'24.654
6*36アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8JR1'25.158R1'25.167R1'24.820
7*31ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386ER1'25.230R1'25.073R1'24.820
83横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8JR1'25.367R1'25.125R1'24.883
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'25.350R1'25.200
1048立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8JR1'25.404R1'25.209
1132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386ER1'25.402R1'25.302
1247ロニー・クインタレッリCERUMO/INGINGTOYOTA RV8J1'25.715R1'25.376
1355井出 有冶AUTOBACS RACING TEAM AGURIHONDA HF386E1'25.644R1'25.477
148石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'25.5461'25.603
157本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1'25.6681'25.673
165金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'25.858
176平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'25.891
1841土屋 武士DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'25.895
1937荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'25.937
2040松浦 孝亮DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'26.464
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.31とCarNo.36は、2008年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第3章第24条10.により順位を決定した。

Japanese F3

F3:第1戦富士決勝 上位3人のコメント

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井口卓人(全日本クラス優勝)
ありがとうございます。
チームの皆さんが練習走行からいいクルマを作ってくださったので、普通に走ってるだけで自然にいいタイムが出ていました。 ですのであとは自分がベストを尽くして走るだけでした。
決勝の前にチームの方が『今日は楽しんで来い』と言ってくださり、同時に『明日のことを考えて今日のレースを組み立てろ』 とも言われましたので、決勝では色々考えながら走りました。そういう意味では非常に収穫のあったレースでした。
今日は最高の形で終われたので、明日も最高の形でレースをフィニッシュしたいです。

カルロ・ヴァン・ダム(全日本クラス2位)
ボクにとっては退屈なレースでした。前は速くて近づくこともできないし、後ろは追い上げてこないしで、 ボクはただシンプルにクルマを走らせていただけでした。明日こそは接戦を期待しています。
それでも、初めての日本、初めての富士のレースだという点では、良いスタートを切れたと思います。

ケイ・コッツォリーノ(全日本クラス3位)
すごく嬉しいです。
ウチのチームはトムスよりも新車の到着が遅れたので、テストも充分に行えませんでした。それでもメカニックさんが頑張ってくれて、 なんとか富士の合同テストには間に合わせてくれたんです。
ただ、自分の走りに関しては、井口選手やカルロさんのロガーと比べてもできてない点や足りない点がまだあって、昨日も頭を抱えてたんですよ。 それでも今日はちょっと変なコンディションになり、トムスも思ったほど速くなかったんで、決勝ではボクのドライビングと根性が生かせました。 僕はカルロさんと違って面白かったですよ(笑)国本選手とずっとバトルできましたから。明日もまたトムスとバトルして、 無理やりでも前に出て行くしかないと思います。

山内英輝(ナショナルクラス優勝)
スタート直後の1コーナーで抜かれて、すぐ2コーナーで抜き返して、その後はずっとトップを守りきりました。
F3に上がっても今までやってきたことをやるだけだと思うんで、そんなに意識はしていません。 そのときやるべきことをちゃんとやっていけば上に上がっていけると自信をもっていますから。

ザヒール・アリ(ナショナルクラス2位)
良いシーズンのスタートになりました。スタートがうまくいって1コーナーでトップに立てたんですが、すぐに抜き返されてしまいました。
F3は初めてですが、今日のレースは良い経験になりました。

アレキサンドラ・インペラトーリ(ナショナルクラス3位)
今日の結果には満足しています。
今回はテストなしで臨んだレースでした。初めての富士のレースでもありますし、どんな順位であっても自分のためになると思って走りました。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第1戦富士決勝 井口卓人が完勝で緒戦を制す

 全日本F3選手権第1戦は5日、富士スピードウェイで決勝を行い、ポールポジションの井口卓人(TOM'S)がスタートでトップに立つと他を寄せ付けない速さで15周を走り、デビューウィンを飾った。

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 フォーミュラニッポンノックアウト予選も終わり、陽も傾きかけた午後4時、全日本F3選手権今シーズン緒戦のフォーメーションラップが始まった。全日本選手権クラス8台と今シーズンから新設されたナショナルクラス7台の計15台が1周を回ってグリッドに着いた。

 スタートを制したのは井口卓人(TOM'S)。以下予選順にカルロ・バン・ダム(TOM'S)、国本京佑とTOM'S勢が続く。4位にケイ・コッツォリーノ(NOW)、5位に山本尚貴(Real)とここまでが予選順。予選6位の中山友貴(Real)は同6位の嵯峨宏紀(ルボーセ)にかわされ7位に後退した。

 トップの井口は徐々に後続を引き離しにかかる。2位バン・ダムから3位国本、4位コッツォリーノまでは僅差の接近戦だ。

 8周目の最終コーナーから約2周にわたって、3位国本と4位コッツォリーノはお互いコーナーを飛び出すほどの激しいサイドバイサイドのバトルを演じ観客を沸かしたが、速さに勝るコッツォリーノがかろうじて国本をかわし3位に上がった。

 10周目にはトップ井口と後続との差は5秒以上。井口は、その後も余裕の走りで、最終的には2位以下を7秒以上離して15周を走りきり、今シーズンの緒戦をF3初優勝で飾った。

 2位には、バン・ダムが、3位には国本を退けたコッツォリーノが入った。

 ナショナルクラスは、予選クラストップの山内英輝(TOM'S)が、序盤からトップに立つと迫るザヒール・アリを(PTRS)を最後まで抑えてクラス優勝を飾った。クラス3位には、アレキサンドラ・インベラトーリ(PTRS)が続いた。

第2戦は明日午後12時50分より21周で争われる。

Text: Yoshinori OHNSIHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第1戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2008/04/05) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 1 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
137C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1523'59.229
21Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE157.042
333Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE1512.424
436C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1512.809
57C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1515.319
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1519.007
78C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1519.388
82C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C1526.777
938N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE1551.701
1019Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1554.428
1120Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1554.662
125N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GE151'05.296
1318N松下 昌輝EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE151'09.587
1474N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE141 Lap 
-------- 以上規定周回数(N: 13Laps / C: 13Laps)完走 --------
-63N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE411 Laps
-12C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V015 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TDP TOM'S)1'35.535 (9/15) 171.945km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.38 山内英輝(TDP SPILIT TOM'S) 1'38.336 167.048km/h

Formula Nippon

FN:第1戦富士予選 上位3人のコメント

松田次生(ポールポジション)
080405Matsuda 昨日からセクター1、セクター2は良かったんですが、セクター3がちょっとピーキーな感じで、 それは今朝のフリー走行でも同様でした。でも他のチームを見てもセクター3は良さそうじゃなかったので、 僕らがセッティングを煮詰めてセクター3を直していけばもっと良くなると思って、 予選までにセッティングを変更したらそれがうまくいって、予選アタックではすごく良くて、 自分が感じていたとおりに走れてポールをとることができました。
チームのおかげだと思うし、エンジニアにも感謝しています。
これまで鈴鹿男と言われてきましたが、どこにいっても速いことを見せたかったので、今日富士でポールが取れて嬉しいです。

伊沢拓也(予選2位)
080405Izawa クルマは合同テストからずっと調子が良くて、予選に向けても手ごたえを感じていました。 昨日はトラブルが出たせいで9位に終わりましたが、クルマの調子は悪くありませんでした。
今日の予選は、Q1でボクが頑張りすぎて失敗してしまいましたが、Q2の前にセッティングを変更したらQ2、Q3と良くなりました。 クルマはずっと調子が良かったので、それが結果につながったのかなと思います。
Q3では岡田秀樹アドバイザーから『8番手で終わってもいいから全開で行け』と言っていただいたので、限界ぎりぎりまで攻めました。
明日の決勝については、まだ300キロ走ったことがないので、まずは完走を目指します。

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(予選3位)
080405JP クルマに少し問題があり、スローコーナーが遅かったので、予選に向けてそこを修正しました。 チームの作戦としてQ3で一番いいタイムが出るようにアジャストしていきました。Q3は完璧ではないけど良いアタックでしたが、 マツダはそれ以上に速くて届きませんでした。昨年(の失格)は残念でしたが、 レギュレーション違反を犯そうという意図はありませんでした。今年はそういうミスがないよう心がけています。
(ノックアウト方式について)観客にはよりエキサイティングな方式だと思いますが、ドライバーにとってはプレッシャーがかかります。 特にQ2、Q3の10分間は実にタイトで、どうしても一発勝負にならざるを得ません。 それでも今日はベストを尽くすことができたので良かったです。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

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