SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 11 | 32'03.240 | - | - |
| 2 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 11 | 32'03.703 | 0.463 | 0.463 |
| 3 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 11 | 32'04.252 | 1.012 | 0.549 |
| 4 | 12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | 11 | 32'05.052 | 1.812 | 0.800 |
| 5 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 11 | 32'05.836 | 2.596 | 0.784 |
| 6 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 11 | 32'06.609 | 3.369 | 0.773 |
| 7 | 31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 11 | 32'07.271 | 4.031 | 0.662 |
| 8 | 88 | | | 荒川 麟 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 11 | 32'08.454 | 5.214 | 1.183 |
| 9 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 11 | 32'09.019 | 5.779 | 0.565 |
| 10 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 11 | 32'10.212 | 6.972 | 1.193 |
| 11 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 11 | 32'10.880 | 7.640 | 0.668 |
| 12 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 11 | 32'11.718 | 8.478 | 0.838 |
| 13 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 11 | 32'12.965 | 9.725 | 1.247 |
| 14 | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 11 | 32'13.968 | 10.728 | 1.003 |
| 15 | 38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 11 | 32'15.239 | 11.999 | 1.271 |
| 16 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 11 | 32'15.557 | 12.317 | 0.318 |
| 17 | 49 | | | 上野 大哲 | 恒志堂レーシング・EAGLE イーグルスポーツ | 11 | 32'16.890 | 13.650 | 1.333 |
| 18 | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 11 | 32'17.196 | 13.956 | 0.306 |
| 19 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 11 | 32'18.313 | 15.073 | 1.117 |
| 20 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 11 | 32'19.610 | 16.370 | 1.297 |
| 21 | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 11 | 32'20.975 | 17.735 | 1.365 |
| 22 | 80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 11 | 32'21.772 | 18.532 | 0.797 |
| 23 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 11 | 32'23.526 | 20.286 | 1.754 |
| 24 | 96 | IC | 1 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 11 | 32'25.554 | 22.314 | 2.028 |
| 25 | 78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 11 | 32'26.515 | 23.275 | 0.961 |
| 26 | 2 | IC | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 11 | 32'27.469 | 24.229 | 0.954 |
| 27 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 11 | 32'28.624 | 25.384 | 1.155 |
| 28 | 21 | IC | 3 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 11 | 32'29.827 | 26.587 | 1.203 |
| 29 | 30 | IC | 4 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 11 | 32'32.423 | 29.183 | 2.596 |
| 30 | 18 | IC | 5 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 11 | 32'34.260 | 31.020 | 1.837 |
| 31 | 23 | IC | 6 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 11 | 32'35.514 | 32.274 | 1.254 |
| 32 | *10 | IC | 7 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 11 | 32'38.561 | 35.321 | 3.047 |
| 33 | *36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 11 | 32'53.586 | 50.346 | 15.025 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Lapa)完走 ---- |
| - | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 8 | 23'54.865 | 3Laps | 3Laps |
| - | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 6 | 19'26.835 | 5Laps | 2Laps |
| - | 26 | IC | - | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 3 | 11'16.962 | 8Laps | 3Laps |
| - | 86 | IC | - | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2 | 9'38.730 | 9Laps | 1Lap |
| - | 44 | IC | - | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 11Laps | 2Laps |
| - | 13 | IC | - | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 11Laps | - |
| - | 97 | IC | - | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 0 | - | 11Laps | - |
| - | 71 | IC | - | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 0 | - | 11Laps | - |
| - | 11 | IC | - | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 0 | - | 11Laps | - |
| - | 55 | IC | - | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 0 | - | 11Laps | - |
| - | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 6 野村勇斗(HFDP RACING TEAM) 2'10.604 (9/11) 160.066 km/h
- CarNo. 10は、FIA-F4選手権統一規則第30条7.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 36は、FIA-F4選手権統一規則第15条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

2023年FIA-F4選手権シリーズ第7戦の決勝が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、三井優介(HFDP RACING TEAM)がポール・トゥ・フィニッシュを決め、第4戦鈴鹿以来の今季3勝目を挙げるとともに、昨年8月の第7戦から続く、鈴鹿での連勝記録を5に伸ばした。
第7戦決勝は午後2時10分にフォーメーション開始。天候は晴れ。路面はドライだ。周回数は11だが序盤からアクシデントが相次ぎ、3度のセーフティーカーが入る大荒れの展開となった。


スタートではポールポジションの三井が野村勇斗(HFDP RACING TEAM)を牽制しながらトップで1コーナーへ。3番手スタートの中村仁仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)も2コーナーでアウトから野村をかわして2位に浮上する。ところが2コーナー立ち上がりで後方集団5台が絡む多重クラッシュが発生。このためレースは2周目からセーフティーカーが導入されることになった。
アクシデントに巻き込まれたのはいずれもインディペンデントカップのドライバー。このうち今田信宏(JMS RACING with B-MAX)は走行を再開している。
この時点の順位はトップが三井、2位が中村、3位は野村、以下小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)、森山冬星(HFDP RACING TEAM)、大宮賢人(PONOS F110)、洞地遼⼤(HIROTEX AKILAND F110)、佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)、卜部和久(BJ Racing F110)だ。
3周目にセーフティーカーはピットイン。レースは4周目から追い越し可能となる。すかさず中村が1コーナーで三井のインを狙っていくが、三井はこれを巧みに押さえ込む。

しかしこの周の130Rで山崎令二郎(Media Do影山F110)がクラッシュ。このため5周目から再びセーフティーカーが入ってしまった。
6周目にセーフティーカーはピットイン。レースは7周目から再開となったが、リスタート直後の1コーナーで4位の小林と5位の森山が接触、森山はコースを飛び出してストップ、小林は9位にポジションを落としている。
しかしその小林も同じ周のシケインで他車との接触により18位までの後退を余儀なくされる。
これで洞地が4位に浮上した。
一方のトップ争いは8周を終えて三井が0.384のリード。3位の野村も中村を0.559秒差で追い上げていたが、この周の130Rで小松響(WARMTECH Skill Speed)がスピンして止まったため、10周目からこの日3度目のセーフティーカーが導入され、レースはそのままチェッカーという後味の悪い結末を迎えた。
これにより三井優介は第4戦に続いて今季3勝目を挙げ、昨年8月の第7戦以来の鈴鹿5連勝を達成した。2位は中村仁、3位には野村勇斗が入った。
第8戦決勝は明日の朝9時30分より11周で行われる。





Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

2003オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT450kmレース」の公式練習が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップタイムを記録した。
2023シーズンもいよいよ後半戦へ突入。チャンピオン争いはいよいよ熾烈になってきた。ところが今大会からGT300クラスは25号車HOPPY Schatz GR Supra GT (菅波冬悟/野中誠太)と244号車HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)がエントリーリストから姿を消している。これは第4戦富士での炎上事故を受けてのもの。いずれの車両も修復不能なほどに深刻なダメージを受けており、25号車の活動再開の目処は立っておらず、244号車は先日スーパーGTからの撤退をチームは表明している。
また100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)も、先週おこなわれたスーパーフォーミュラ第7戦決勝で発生したアクシデント影響から牧野任祐が公式予選日の走行を禁じられるという事態に陥っている。これは事故当日の医師の診断結果とSGTの脳震盪プロトコルを踏まえてチームが決定したもので、今日の公式練習と公式予選には山本尚貴のみが参加することとなった。
そうした中、公式練習は前に行われたFIA-F4の公式予選でA組、B組の両方で赤旗中断があった影響から、公式練習は当初予定より5分遅れの午前9時20分より混走85分、専有走行は各クラス10分間で行われた。この日の天候は晴れ。路面はドライだ。
まずは松下信治(Astemo NSX-GT)が4周目に1分49秒431、5周目には1分49秒388までタイムを縮めてトップに立ち、一旦ピットへ。これと入れ替わるように中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が5周目に1分48秒392を記録して17号車を上回る。佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)も5周目に1分48秒411で2番手につける。コースに復帰した松下も10周目に1分48秒687を記録して3番手。
開始から30分あまりが経過したところで福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が11周目に1分48秒271を記録してトップに浮上する。続いて野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)も8周目に1分48秒601を記録し、17号車を上回って4位に上がってきた。
開始から45分が経過したところで24号車の佐々木が1分48秒332を13周目に記録して再び2番手に。その後は大きな順位変動はなく、各車ピットイン、アウトを繰り返しながら粛々と決勝に向けた調整とデータ収集を行なって混走は終了した。
午前10時55分より行われた専有走行では、トップ3に変動はなかったものの、17塚越が1分48秒488までタイムを縮めて4番手。23クインタレッリも1分48秒609で6番手に上がってきた。
ポイントリーダーの3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は8番手、山本一人の走行となった100号車は10番手だ。
また、この専有走行が行われた際、1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がスプーンカーブで自らコースを外れてストップしており、このあとの予選への影響が懸念される。
一方、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が9周目に1分58秒796を記録してトップ、50号車ANEST IWATA Racing RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷悠河/小山美姫)が4周目に1分59秒680を記録して2番手につける。3番手は14周目に1分59秒797を記録した27号車Yogibo NSX GT3(岩澤優吾/伊東黎明)だ。混走はこの順位のままで終了した。
午前10時45分から10分間で行われた専有走行でも目立ったタイム変動はないまま走行は終了。トップは61号車、2番手50号車、3番手27番手という結果となった。
ポイントリーダーの7号車Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・スペングラー)は100kgのサクセスウェイトに苦しんだか、ベストタイム2分01秒190の19番手と苦しい滑り出しとなっている。
第5戦の公式予選はこのあと午後3時10分よりノックアウト方式で行われる。




Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第7戦、第8戦ポールポジション 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「ファーストタイムもセカンドタイムも同じくらいの位置にいるので、予選としてはまずまずの結果でした」
「(赤旗の影響は?)僕はウォームアップ中だったのでそんなに影響はなかったんですけど、アタック3周を含めて組み立ていた流れが崩れたのは残念でした。それでも再開に向けてうまくリセットできました。」
「鈴鹿は単独で走る方が得意なので、なるべく単独で走ろうと思っていました。1周でタイヤを温めて、そのままアタックに行きました。タイヤのピークは3周だろうなと考えていて、実際3周過ぎるとタイヤがたれてきたので、これ以上走っても良くないなと思って、やめました」
「去年から鈴鹿は四連勝しているので、鈴鹿の勝ち方は知っていますし、自信を持って走ります。チャンピオン獲得に向けて、この大会で2勝したいと思います」
- 第7戦、第8戦予選2位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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「A組のトップを取れたことは素直に嬉しいんですけど、総合で100分の5ぐらい遅れちゃったのはすごく悔しいです。路面コンディションはB組と大差なかったと思うので、余計悔しいです」
「(赤旗の影響は?)僕はその前にピットに入っていましたし、あれ以上走るつもりはありませんでした。最初から3周目、4周目を狙ってタイヤを温めていましたし、それ以上走ってもタイムは上がらないと思っていましたので」
「前回の鈴鹿でも三井選手に2回ともポール・トゥ・ウィンを取られているので、今回はやれることをやって初優勝を狙っていきたいです。富士から好調は維持できてると思うので」
- 第7戦、第8戦予選3位 中村仁(TGR-DC Racing School)
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「赤旗は予想していたんですが、あんなに早く出るとは思いませんでした。でも再開後もうまく位置どりをできたので、そこは良かったと思います」
「遅いクルマに引っかかって行ききれない周があり悔しかったですが、まあ仕方ないです。気温が高いので走り続けてもタイムは出ないなと思い、早めに走るのをやめました。三井くんは速かったですが、悪くはない結果だったと思います」
「決勝はスタートをミスらないようにして、最後までいいレースができればと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
■GT500クラス
SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 福住 仁嶺 大津 弘樹 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 32 | 1'48.271 | - | - | 193.082 |
| 2 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 10 | 1'48.332 | 0.061 | 0.061 | 192.973 |
| 3 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 16 | 1'48.392 | 0.121 | 0.060 | 192.867 |
| 4 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 42 | 1'48.488 | 0.217 | 0.096 | 192.696 |
| 5 | 8 | 野尻 智紀 大湯 都史樹 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 22 | 1'48.601 | 0.330 | 0.113 | 192.495 |
| 6 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 50 | 1'48.609 | 0.338 | 0.008 | 192.481 |
| 7 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 44 | 1'48.772 | 0.501 | 0.163 | 192.193 |
| 8 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 98 | 1'48.818 | 0.547 | 0.046 | 192.112 |
| 9 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 1'48.839 | 0.568 | 0.021 | 192.075 |
| 10 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 54 | 1'48.843 | 0.572 | 0.004 | 192.067 |
| 11 | 1 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 36 | 1'48.897 | 0.626 | 0.054 | 191.972 |
| 12 | 64 | 伊沢 拓也 太田 格之進 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 32 | 1'48.913 | 0.642 | 0.016 | 191.944 |
| 13 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 26 | 1'48.972 | 0.701 | 0.059 | 191.840 |
| 14 | 36 | 坪井 翔 宮田 莉朋 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 88 | 1'48.998 | 0.727 | 0.026 | 191.794 |
| 15 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 16 | 1'49.049 | 0.778 | 0.051 | 191.705 |
■GT300クラス
SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 33 | 1'58.796 | - | - | 175.976 |
| 2 | 50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 小山 美姫 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 1'59.680 | 0.884 | 0.884 | 174.676 |
| 3 | 27 | 岩澤 優吾 伊東 黎明 | Yogibo NSX GT3 Honda NSX GT3 Yogibo Racing | YH | 24 | 1'59.797 | 1.001 | 0.117 | 174.505 |
| 4 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 6 | 1'59.902 | 1.106 | 0.105 | 174.352 |
| 5 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 60 | 2'00.035 | 1.239 | 0.133 | 174.159 |
| 6 | 31 | 嵯峨 宏紀 小高 一斗 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 27 | 2'00.123 | 1.327 | 0.088 | 174.032 |
| 7 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 72 | 2'00.296 | 1.500 | 0.173 | 173.781 |
| 8 | 2 | 堤 優威 平良 響 加藤 寛規 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 90 | 2'00.338 | 1.542 | 0.042 | 173.721 |
| 9 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 12 | 2'00.493 | 1.697 | 0.155 | 173.497 |
| 10 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン 神 晴也 | DOBOT Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 45 | 2'00.514 | 1.718 | 0.021 | 173.467 |
| 11 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 21 | 2'00.555 | 1.759 | 0.041 | 173.408 |
| 12 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 9 | 2'00.567 | 1.771 | 0.012 | 173.391 |
| 13 | 9 | 阪口 良平 リアン・ジャトン 川端 伸太朗 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 2'00.653 | 1.857 | 0.086 | 173.267 |
| 14 | 10 | 安田 裕信 大草 りき | PONOS GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 39 | 2'00.664 | 1.868 | 0.011 | 173.251 |
| 15 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 24 | 2'00.826 | 2.030 | 0.162 | 173.019 |
| 16 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 100 | 2'00.924 | 2.128 | 0.098 | 172.879 |
| 17 | 52 | 吉田 広樹 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 90 | 2'00.924 | 2.128 | 0.000 | 172.879 |
| 18 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 上村 優太 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 6 | 2'01.122 | 2.326 | 0.198 | 172.596 |
| 19 | 7 | 荒 聖治 ブルーノ・スペングラー | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW M Team Studie × CRS | MI | 100 | 2'01.190 | 2.394 | 0.068 | 172.499 |
| 20 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 山田 真之亮 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 3 | 2'01.432 | 2.636 | 0.242 | 172.156 |
| 21 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 大滝 拓也 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 2'01.472 | 2.676 | 0.040 | 172.099 |
| 22 | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 塩津 佑介 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 78 | 2'02.142 | 3.346 | 0.670 | 171.155 |
| 23 | 5 | 冨林 勇佑 松井 孝允 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 2'02.968 | 4.172 | 0.826 | 170.005 |
| 24 | 48 | 井田 太陽 眞田 拓海 甲野 将哉 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 2'03.492 | 4.696 | 0.524 | 169.284 |
| 25 | 22 | 和田 久 城内 政樹 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 2'04.023 | 5.227 | 0.531 | 168.559 |
SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 2'08.874 | - | - | 162.214 |
| 2 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 2'09.196 | 0.322 | 0.322 | 161.810 |
| 3 | 12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | 2'09.540 | 0.666 | 0.344 | 161.382 |
| 4 | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 2'09.591 | 0.717 | 0.051 | 161.317 |
| 5 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 2'09.938 | 1.064 | 0.347 | 160.887 |
| 6 | 38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 2'10.067 | 1.193 | 0.129 | 160.726 |
| 7 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 2'10.278 | 1.404 | 0.211 | 160.467 |
| 8 | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 2'10.310 | 1.436 | 0.032 | 160.427 |
| 9 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 2'10.392 | 1.518 | 0.082 | 160.326 |
| 10 | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'10.471 | 1.597 | 0.079 | 160.229 |
| 11 | 49 | | | 上野 大哲 | 恒志堂レーシング・EAGLE イーグルスポーツ | 2'10.848 | 1.974 | 0.377 | 159.767 |
| 12 | 80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 2'11.104 | 2.230 | 0.256 | 159.455 |
| 13 | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 2'11.122 | 2.248 | 0.018 | 159.433 |
| 14 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 2'11.538 | 2.664 | 0.416 | 158.929 |
| 15 | 30 | IC | 1 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 2'11.829 | 2.955 | 0.291 | 158.578 |
| 16 | 10 | IC | 2 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 2'11.935 | 3.061 | 0.106 | 158.451 |
| 17 | 2 | IC | 3 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 2'12.227 | 3.353 | 0.292 | 158.101 |
| 18 | 26 | IC | 4 | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'13.012 | 4.138 | 0.785 | 157.168 |
| 19 | 71 | IC | 5 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 2'14.143 | 5.269 | 1.131 | 155.843 |
| 20 | 86 | IC | 6 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2'14.758 | 5.884 | 0.615 | 155.131 |
| 21 | *88 | | | 荒川 麟 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2'15.079 | 6.205 | 0.321 | 154.763 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'22.123)予選通過 ---- |
| - | 55 | IC | - | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | no time | - | - | - |
- CarNo. 88は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 2'09.008 | - | - | 162.046 |
| 2 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 2'09.313 | 0.305 | 0.305 | 161.665 |
| 3 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 2'09.739 | 0.731 | 0.426 | 161.133 |
| 4 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 2'09.789 | 0.781 | 0.050 | 161.072 |
| 5 | *31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 2'09.877 | 0.869 | 0.088 | 160.962 |
| 6 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 2'09.977 | 0.969 | 0.100 | 160.838 |
| 7 | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 2'10.174 | 1.166 | 0.197 | 160.594 |
| 8 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 2'10.277 | 1.269 | 0.103 | 160.469 |
| 9 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'10.716 | 1.708 | 0.439 | 159.928 |
| 10 | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 2'10.759 | 1.751 | 0.043 | 159.877 |
| 11 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 2'10.826 | 1.818 | 0.067 | 159.794 |
| 12 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2'10.873 | 1.865 | 0.047 | 159.738 |
| 13 | 44 | IC | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 2'11.305 | 2.297 | 0.432 | 159.211 |
| 14 | *96 | IC | 2 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 2'11.903 | 2.895 | 0.598 | 158.489 |
| 15 | 21 | IC | 3 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 2'12.245 | 3.237 | 0.342 | 158.079 |
| 16 | 13 | IC | 4 | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 2'12.278 | 3.270 | 0.033 | 158.040 |
| 17 | 78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 2'12.382 | 3.374 | 0.104 | 157.916 |
| 18 | *97 | IC | 5 | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 2'12.754 | 3.746 | 0.372 | 157.473 |
| 19 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 2'12.771 | 3.763 | 0.017 | 157.453 |
| 20 | 11 | IC | 6 | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 2'13.817 | 4.809 | 1.046 | 156.222 |
| 21 | 18 | IC | 7 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 2'14.783 | 5.775 | 0.966 | 155.103 |
| 22 | 23 | IC | 8 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 2'19.641 | 10.633 | 4.858 | 149.707 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'22.288)予選通過 ---- |
- CarNo. 31, 96, 97は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 2'08.854 | - | - | 162.239 |
| 2 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 2'09.074 | 0.220 | 0.220 | 161.963 |
| 3 | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 2'09.340 | 0.486 | 0.266 | 161.630 |
| 4 | 12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | 2'09.471 | 0.617 | 0.131 | 161.466 |
| 5 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 2'09.692 | 0.838 | 0.221 | 161.191 |
| 6 | *38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 2'09.865 | 1.011 | 0.173 | 160.976 |
| 7 | *88 | | | 荒川 麟 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2'09.869 | 1.015 | 0.004 | 160.971 |
| 8 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 2'09.954 | 1.100 | 0.085 | 160.866 |
| 9 | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 2'10.263 | 1.409 | 0.309 | 160.485 |
| 10 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 2'10.274 | 1.420 | 0.011 | 160.471 |
| 11 | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'10.399 | 1.545 | 0.125 | 160.317 |
| 12 | 49 | | | 上野 大哲 | 恒志堂レーシング・EAGLE イーグルスポーツ | 2'10.682 | 1.828 | 0.283 | 159.971 |
| 13 | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 2'10.979 | 2.125 | 0.297 | 159.607 |
| 14 | 80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 2'11.060 | 2.206 | 0.081 | 159.509 |
| 15 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 2'11.242 | 2.388 | 0.182 | 159.287 |
| 16 | 10 | IC | 1 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 2'11.625 | 2.771 | 0.383 | 158.824 |
| 17 | 30 | IC | 2 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 2'11.762 | 2.908 | 0.137 | 158.659 |
| 18 | 2 | IC | 3 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 2'11.964 | 3.110 | 0.202 | 158.416 |
| 19 | 26 | IC | 4 | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'12.537 | 3.683 | 0.573 | 157.731 |
| 20 | 71 | IC | 5 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 2'13.762 | 4.908 | 1.225 | 156.287 |
| 21 | 86 | IC | 6 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2'14.342 | 5.488 | 0.580 | 155.612 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'21.998)予選通過 ---- |
| - | 55 | IC | - | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | no time | - | - | - |
- CarNo. 88は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
- CarNo. 38は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第2条C)(走路外走行3回)により、第7戦予選結果より3グリッド降格とする。
SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 2'08.923 | - | - | 162.153 |
| 2 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 2'09.107 | 0.184 | 0.184 | 161.922 |
| 3 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 2'09.525 | 0.602 | 0.418 | 161.399 |
| 4 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 2'09.600 | 0.677 | 0.075 | 161.306 |
| 5 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 2'09.711 | 0.788 | 0.111 | 161.168 |
| 6 | *31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 2'09.777 | 0.854 | 0.066 | 161.087 |
| 7 | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 2'10.023 | 1.100 | 0.246 | 160.781 |
| 8 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 2'10.206 | 1.283 | 0.183 | 160.556 |
| 9 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'10.422 | 1.499 | 0.216 | 160.289 |
| 10 | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 2'10.526 | 1.603 | 0.104 | 160.161 |
| 11 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 2'10.613 | 1.690 | 0.087 | 160.055 |
| 12 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 2'10.724 | 1.801 | 0.111 | 159.920 |
| 13 | 44 | IC | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 2'11.080 | 2.157 | 0.356 | 159.484 |
| 14 | 13 | IC | 2 | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 2'11.432 | 2.509 | 0.352 | 159.057 |
| 15 | *96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 2'11.702 | 2.779 | 0.270 | 158.731 |
| 16 | 21 | IC | 4 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 2'11.761 | 2.838 | 0.059 | 158.660 |
| 17 | 78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 2'12.194 | 3.271 | 0.433 | 158.140 |
| 18 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 2'12.597 | 3.674 | 0.403 | 157.660 |
| 19 | *97 | IC | 5 | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 2'12.693 | 3.770 | 0.096 | 157.546 |
| 20 | 11 | IC | 6 | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 2'13.589 | 4.666 | 0.896 | 156.489 |
| 21 | 18 | IC | 7 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 2'14.565 | 5.642 | 0.976 | 155.354 |
| 22 | 23 | IC | 8 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 2'18.705 | 9.782 | 4.140 | 150.717 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'22.103)予選通過 ---- |
- CarNo. 31, 96, 97は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。

2023年FIA-F4選手権シリーズ第7戦、第8戦の公式予選が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、三井優介(HFDP RACING TEAM)がベストタイム、セカンドタイムともに他を寄せ付けない速さを見せ、第7戦、第8戦の両方でポールポジションを獲得した。
この鈴鹿大会もエントリー台数44と大盛況のFIA-F4選手権。公式予選は午前8時5分にA組の走行が開始された。天候は晴れ。コースはドライだ。
まずはポイントリーダーの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が計測1周目に2分11秒383でトップに立つ。これを6野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が計測2周目に2分9秒131で上回る。小林は2分10秒012までタイムを縮めるが、野村との差は0秒881だ。野村は計測3周目に2分08秒923とさらにタイムアップ。小林も2分09秒630とタイムを削ってきた。4周目にも2分09秒107とペースを上げる小林。野村はベスト更新には至らないものの2分09秒008とセカンドタイムでも小林を寄せ付けない。
トップの野村は残り時間7分で一旦ピットへ。この直後、S字コーナーで藤原誠(B-MAX ENGINEERING)がコースアウトしたため、ポストからは赤旗が提示され、予選は中断となった。予選は午前8時23分に残り時間3分で再開されたものの、トップの野村はガレージに留まる。小林も一旦はピットを離れたが、コントロールラインを通らずにピットに戻ってきた。
結局、A組の予選は野村勇斗がトップ、小林利徠斗が2番手で終了。3番手には大宮賢人(PONOS F110)がつけた。
続いてB組の予選が当初予定より5分遅れの午前8時40分より行われたが、集団が最初のコントロールラインを通過し、タイム計測が始まるや否や、1コーナーでコースアウトする車両があり、B組の予選もここで赤旗中断となる。飛び出したのは28KENTARO(Baum Field F4)だ。また中村賢明(トムスフォーミュラカレッジ F110)もアウトラップでスロー走行に陥り、そのままピットに戻っている。
車両回収ののち、予選は午前8時47分に再開。残り時間は17分だ。集団の先頭を走るのは三井優介。最初の計測でいきなり2分08秒874とA組の野村を上回るタイムを叩き出してトップに立つ。2番手は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)で2分09秒074だ。
計測2周目は遅いクルマに引っかかった影響もあり、三井2分09秒598、中村2分09秒208に留まる。それでも計測3周目には三井2分08秒854までタイムを更新、中村は2分09秒196とベスト更新はならず。
三井は残り4分を切ったところでピットへ。中村もここで走行を切り上げた。ベストタイム2分09秒340で3番手につける森山冬星(HFDP RACING TEAM)は走行を継続したものの、タイム更新はならず、予選はそのまま午前9時04分にチェッカーが提示された。
この結果、第7戦、第8戦共にポールポジションは三井優介、2番手に野村勇斗、3番手は中村仁となった。
第7戦決勝はこのあと午後2時10分より、第8戦決勝は明日の朝9時30分より、共に11周で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
B-Max Racing Team(SF チーム代表 宮⽥雅史)は、8 ⽉19〜20 ⽇、モビリティリゾートもてぎで⾏われた全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権第7戦に参戦し、松下選⼿はアクシデントでリタイア、ハイマン選⼿は15位で完⾛を果たしました。
シリーズも終盤戦に⼊り、是が⾮でもポイントの欲しいレースでしたが、好スタートを決めた松下選⼿は、スタート直後に前⽅で起きた多重クラッシュに巻き込まれリタイア。後⽅グリッドからスタートしたハイマン選⼿は、堅実な⾛りで完⾛したものの、今回もチームとしてポイントを獲得することはできませんでした。
残すは最終⼤会の鈴⿅2連戦です。今シーズンの締め括りとして、また来シーズンに繋がるレースとして、納得できる内容とすべく準備を整えて臨みます。
■予選(8月19日(土)午後2時50分~)
猛暑となった週末、Q1 Aグループに出走したハイマン選手は、初体験となったもてぎのコース攻略に手こずり11位。Q1 Bグループの松下選手は、午前中のフリー走行からセッティングを大幅にアジャストして臨みました。感触は悪くなかったものの、Q2進出ラインには僅かに届かず7位。それでも、13番グリッドとポイントを狙える位置からのスタートとなりました。

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ドライバー |
セッション |
タイム/順位 |
| 50号車 |
松下信治 |
予選 |
Q1(順位) |
1分33秒096( 7/11) |
| Q2(順位) |
—————- |
| 総合順位 |
13位 |
| 50号車 |
ラウル・ハイマン |
予選 |
Q1(順位) |
1分35秒263(11/11) |
| Q2(順位) |
—————- |
| 総合順位 |
22位 |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:35度、路面温度:51度
■決勝(8月20日(日)午後3時~37周)
連日の猛暑により、決勝はドライバーにとって体力的にかなり厳しい条件となりました。
松下選手は、スタートで好ダッシュから数台をかわすと、1コーナーアウト側からさらに前車を抜きにかかりました。ところが、続く2コーナー立ち上がりで、トップを競っていたローソン選手が縁石に乗り上げスピン。後続車はこれを避けきれずに多重クラッシュになってしまいました。右側のランオフエリアに逃げた松下選手でしたが、運悪くクラッシュで舞い上がった車両と接触。幸い怪我はありませんでしたが、1周もせずにレースを終えることになってしまいました。
レースは中断後にセーフティカー先導で再開され、ハイマン選手は16位から追い上げを図りました。無線のトラブルでピットインのタイミングを逃しましたが、21周目にタイヤ交換。その後は、1分36秒台後半から37秒台前半のタイムを安定して刻み、15位でチェッカーを受けました。

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ドライバー |
セッション |
タイム/順位 |
| 50号車 |
松下信治 |
決勝 |
順位 |
DNF |
| ベストタイム |
—————- |
| 51号車 |
ラウル・ハイマン |
決勝 |
順位 |
15位 |
| ベストタイム |
1分36秒695(18/19) |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:36度、路面温度:53度
- チーム監督 本山 哲コメント
-
ノブは、Q2に進出して流れを作れればなお良かったと思いますが、ポイントを狙えるグリッド位置を得て、明るい兆しが見えた予選でした。決勝のアクシデントは不運でしたが、ドライバーが全員無事で本当に良かったと思います。ただ、やはり予選のポジションを上げることで、アクシデントに遭遇するリスクも減りますので、その意味でも予選からレースをつくる必要があること改めて感じました。
ラウルは、初めてのコースで苦戦していましたが、尻上がりに良くなって、決勝後半では安定したペースで走ることができました。鈴鹿ではファンや関係者の印象に残る走りを期待したいと思います。
最終大会は、ノブ、ラウル、またチームにとっても今シーズンの集大成となりますので、しっかり完走してポイントを取りたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
- 50号車チーフエンジニア 宮田雅史コメント
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スタートは良かったですね。逆に良かったからアクシデントに巻き込まれてしまったともいえますが、これは結果論ですし、ドライバーに怪我がなくて本当に良かったと思います。フリー走行のロングランは悪くなかったので、最後まで走らせたかったというのが本音です。今シーズンは戦える位置にいると、なぜかトラブルやアクシデントに見舞われることが多いように思います。
最終大会までは2か月空きますし、コンディションも変わリますので、じっくり考えたいと思います。とにかく鈴鹿では最後まで走り切りたいですね。
- 51号車チーフエンジニア ティム・ネフ コメント
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レース前半はペースが上がらずに厳しかったですね。無線に問題があったので、想定より遅れてピットインすることになってしまいました。でも、後半のペースは悪くなかったですし、無線のトラブルがなければ、もう少し上のポジションに行けたかもしれません。今シーズンのなかではラウルのベストレースのひとつだと思います。
- 50号車ドライバー 松下信治選手コメント
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アクシデントに巻き込まれたドライバーが、全員大事に至らずに本当に良かったです。
スタートが決まって8番手あたりにいましたし、ポイントを取りたいという気持ちが強かったので、この結果はすごく悔しいです。暑いなか応援に来てくれたファンの人たちにも、良いレースを見せたかったですね。
最終大会は少し間隔が空きますが、しっかりクルマを直して臨みたいと思います。厳しいレースが続いていますが、昨年優勝した鈴鹿ですので、良い形で締め括りたいと思います。
- 51号車ドライバー ラウル・ハイマン選手コメント
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ビッグクラッシュでしたが、ドライバーが無事で本当に良かったと思います。
今回も難しいレースで、週末を通じてクルマを自分の思うようなセットに仕上げることはできませんでした。決勝では無線にトラブルが出て、チームの指示がまったく聞こえなくなり、ピットインのタイミングを逃してしまいました。前半はペースが良くなかったので、その間にかなりのタイムを失ってしまいました。
ここまで結果が出せていませんが、残る鈴鹿のレースも自らのポテンシャルを最大限に引き出してベストを尽くします。



B-Max Racing Team Press Release

2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝が8月20日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が第2戦富士以来の今季2勝目を挙げた。
併催の全日本ロードレースJSB1000クラスで赤旗中断があった影響で、第7戦決勝は当初予定より15分遅れの午後3時15分より37周で行われた。気温33℃、路面温度46℃の猛暑のなか、序盤からアクシデントの相次ぐ大荒れの戦いとなった。

スタートではポールポジションの野尻がトップで1コーナーに飛び込む一方で、予選2番手の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、予選8番手スタートの宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)がまさかのストールで後方に沈む。さらに2コーナーを立ち上がったところで縁石に乗り上げた予選3番手のリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)のスピンに牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が巻き込まれる多重クラッシュが発生したため、ポストからは直ちに赤旗が提示され、レースは中断となった。

牧野はメディカルセンターで診断を受け、腰の痛みを訴えたが深刻な状況ではなかった模様。他の3人に大きな怪我はなく、ローソンはリヤウィングを失いながらも自走でピットに戻ってきたが、関口、牧野、松下はここでレースを終えることになった。
レースは午後3時50分にセーフティーカーの先導により、1周終了時点の順位で再開された。トップはポールポジションの野尻、2番手に大湯都史樹(TGM GP SF23)。以下、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)そして山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)の順だ。ピットガレージで懸命の修復作業に取り組んでいたローソンの15号車も作業が間に合い、ピットレーンから最後尾でレースに加わった。
セーフティーカーは3周目にピットイン。4周目から追い越しが可能となった。上位7台の順位はそのまま。後方では宮田がここでラウル・ハイマン(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)をかわして16位。続いて5周目にジェム・ブリュックバシェ(TGM GP SF23)を捉えて15位まで挽回してきた。その後方ではローソンも5周を終えた時点で18位に。しかしローソンはその直後に赤旗中の作業違反ということでドライビングスルーペナルティを消化することになった。宮田は6周目に笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)、8周目には国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)をも捉え、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)がトラブルに見舞われたこともあって12位まで挽回してきた。
一方上位陣は大湯と太田、佐藤、阪口晴南(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が10周目にタイヤ交換を敢行。
ところがピットアウトしようとする佐藤とピットインしようとした太田が接触。これで太田はノーズ交換を強いられる。そのままコースに戻った佐藤もタイヤに不調を訴えて13周目にピットに戻ってきた。作業を終えてコースに出て行った太田も14周目にガレージにクルマを戻している。
続いて小林、小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)は11周目にピットに戻ったが、ここで小林はリヤタイヤの交換に手間取り、順位を失うことになる。
これによりトップの野尻に続いて2位に平川、3位に山本、4位に山下が続き、宮田は5位。10位でコースに復帰した大湯は16周目までに6位に順位を上げてきた。トップの野尻とは18周を終えたところで30秒080の差だ。ここで野尻との差を詰めていきたい大湯だったが、スタート時より下がり始めた路面温度の影響からか、なかなかペースが上がらず、22周目には31秒607と逆に差を広げられてしまう。この時点で路面温度は39℃に低下していた。
24周目に3位の山本がピットイン。トップの野尻と4位の山下も25周目にピットへ。これで平川がトップ、宮田が2位に浮上したが、その平川も26周目にはピットに戻ってきたが、右リヤタイヤの交換に手間取り、ピット出口で野尻と大湯の先行を許してしまった。さらに山本もタイヤに熱の入り切らない平川を90度コーナーでインから抜き去ろうとしたが、ここでインを閉めようとした平川と接触、左前輪にダメージを負って28周目の1コーナーでコースを飛び出し、そのままレースを終えることになった。
この間に暫定トップを走っていた宮田は29周目にピットイン。これで再び野尻がトップに復帰、2位大湯、3位に平川が続き、宮田はアウトラップの3周目に阪口に抜かれ、5位でコントロールラインに戻ってきた。宮田はすかさず31周目の3コーナーで阪口をアウトから抜き去り、4位に浮上する。
その前方では33周目のS字で平川が大湯を攻略して2位に上がってきた。しかし34周を終えた時点での野尻との差は10秒470。流石に残り3周で追いつくのは難しい状況。
結局、レースは野尻智紀が後続に7秒439の大差をつけてチェッカーを受け、今季2勝目をものにした。2位は平川亮、3位に大湯都史樹が続き、宮田莉朋が4位でフィニッシュした。
一方、宮田とチャンピオンを争うリアム・ローソンはタイヤ交換を29周目まで引っ張る作戦に出たが、これは実を結ばず14位ノーポイントでレースを終えた。
この結果、ドライバーズランキングは宮田が94ポイント、ローソンは86ポイントで再び宮田が単独トップとなった。
次戦のはいよいよ最終戦鈴鹿大会。10月28、29日に第8戦と第9戦がJAF鈴鹿グランプリとして行われる。




Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Kazuhiro NOINE
MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:31'13.699 | - | - |
| 2 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 37 | 1:31'21.138 | 7.439 | 7.439 |
| 3 | 53 | 大湯 都史樹 | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:31'29.155 | 15.456 | 8.017 |
| 4 | 37 | 宮田 莉朋 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'29.632 | 15.933 | 0.477 |
| 5 | 39 | 阪口 晴南 | P. MU/CERUMO・INGING SF23 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'46.572 | 32.873 | 16.940 |
| 6 | 4 | 小高 一斗 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'50.001 | 36.302 | 3.429 |
| 7 | *7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'50.471 | 36.772 | 0.470 |
| 8 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'51.847 | 38.148 | 1.376 |
| 9 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'52.451 | 38.752 | 0.604 |
| 10 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:31'53.928 | 40.229 | 1.477 |
| 11 | 55 | ジェム・ブリュックバシェ | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:31'55.352 | 41.653 | 1.424 |
| 12 | 36 | 笹原 右京 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 37 | 1:32'15.065 | 1'01.366 | 19.713 |
| 13 | *15 | リアム・ローソン | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:32'18.039 | 1'04.340 | 2.974 |
| 14 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:32'19.276 | 1'05.577 | 1.237 |
| 15 | 51 | ラウル・ハイマン | BYOUBUGAURA B-MAX SF23 B-Max Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 37 | 1:32'33.693 | 1'19.994 | 14.417 |
| 16 | *65 | 佐藤 蓮 | TCS NAKAJIMA RACING SF23 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 35 | 1:32'56.060 | 2Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 33 Laps)完走 ---- |
| - | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF23 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 27 | 1:15'29.355 | 10Laps | 8Laps |
| - | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 13 | 54'11.633 | 24Laps | 14Laps |
| - | 38 | 坪井 翔 | P. MU/CERUMO・INGING SF23 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 8 | 44'39.169 | 29Laps | 5Laps |
| - | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 0 | - | 37Laps | 8Laps |
| - | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 0 | - | 37Laps | - |
| - | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF23 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 0 | - | 37Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo. 20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23) 1'34.458 (29/37) 182.977 km/h
- CarNo. 15は、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第34条1.3(赤旗時のピットイン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 7は、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11.(アンセーフリリース)により、罰金5万円を科す。
- CarNo. 65は、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11.(アンセーフリリース)により、競技結果に30秒を加算した。
- 優勝 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)
-

「昨日のことがあったのでスタートが遅れました。でも1コーナーでアウトからまくって3位のままでした。2周目にトップに出ましたが、田中君が速いのはわかっているので、1周目にトップに立ちたかったです。そこからセーフティーカーが出ました。最後2、3周はニュータイヤを合わせきれず、若干タイムが落ちました。田中君が迫ってきましたが、リスタートをうまく決めて逃げ切れたのがよかったです。次の鈴鹿2レースをしっかり決めたいですね」
- 2位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)
-

「6位からのスタートでうまく決まって1周目で3台抜けたので、そこはよかったです。途中でセーフティーカーが入って、そこでのリスタートが悪かったです。最後は追い上げましたが、ぎりぎり周回が足りなかったです。もうちょっと周回があればトップには立てました。でも最低限のことはできたと思います」
- 3位 元山泰成(ECOTEH WORKS)
-

「これが今の実力ですが、1位じゃないので素直には喜べないです。思ったより路面もグリップせず、アンダー気味でした。堂園君が追い上げてきてミラーで見てたんですが、自分のペースで落ち着いて走りました。最後は堂園君もしんどそうでした。3位なので次にはつながるかなと思います」
- 4位 堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)
-
「予選はミッショントラブルでした。昨日は、4輪の初めてのレースで、スタートが難しくて、あと1台抜けていればポールだったので惜しかったです。今日はスタートで1速が入らなくて、14番手くらいまで下がってしまいました。今回はスタートが課題でした。ペース自体はトップ4は同じくらいなので、もうちょっと頑張らないといけないですね。今年はトヨタのスクールも受けています」
- 5位 板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)
-
「ペースがよくありませんでした。チームメートの元山選手とミストの堂園選手がきたので締めずに譲りました。ポールから5位というのはそのくらいの実力なのかなと思います」
- 6位 髙口大将(レヴレーシングKK-SII)
-
「くやしいですね。ニュータイヤがいいのは分かっていたのですが、暑かったので後半たれてくるだろうと思っていました。3位争いが詰まっていたので、いけるかなと思ってたんですが、ペースカーが入って、僕にとってはよくない展開になりました。チームメートとの争いになりましたが、ジャパンチャレンジのポイントもあるので6位か7位の違いはすごく大きくて、1コーナーから2コーナーで並走して前に出られましたが、意地で抜き返しました」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCRJサンデーシリーズ第3戦は20日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールトゥウインで優勝した。
決勝は猛暑のなか午前10時25分にフォーメーションラップが始まった。

スタートでは予選3位のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)がストール気味で出遅れる。ポールポジションの末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は背後に予選2位の猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)を従えて1コーナーへ。予選5位のMOTOTINO(55MOTO RACING)は前でストールしていたジョンウォンの横をすり抜け、1コーナーでアウトから予選4位の加藤正将(Audi Team Mars)に並びかけ、続く各コーナーでサイドバイサイドの争いを演じる。
オープニングラップのコントロールラインはトップ末廣、2位猪爪、3位MOTOTINO、4位加藤、5位鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)、6位ジョンウォン、7位梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)、8位玉田誠二(TAMADA Racing)の順で通過。
3周目の1コーナーでは6位を走るジョンウォンがインから前を走る鈴木に並びかけると、2コーナーで前に出て5位に上がった。
この間、トップを走る末廣は2以下を突き放しにかかる。2位を走る猪爪は、3位MOTOTINOと4位加藤が接近戦を演じていたため背後を脅かされることなく単独走行となった。
6周目の5コーナーではついに4位を走っていた加藤がMOTOTINOのインを差し3位に上がった。

この周、2位を走る猪爪が90度コーナーからビクトリーコーナーにかけて失速、1コーナー手前でインフィールドにマシンを寄せ、止めた。昨日に続きタイヤがバーストしたようだ。
2位の猪爪がいなくなったためトップ末廣と2位に上がった加藤の差は大きく広がった。ここから3位MOTOTINOと4位ジョンウォンのバトルが始まる。
8周目の1コーナーでは4位のジョンウォンがインから3位のMOTOTINOに並びかけ2コーナーで先行するが、MOTOTINOも負けじと3コーナで先行。ここはMITOTINOの勝ち。
10周目の1コーナーでもジョンウォンがMOTOTINOのインを差す。ここでは2コーナーでジョンウォンが前に出て、ついにこの決着に幕を下ろした。
レースは規定の13周を回って終了。末廣が2位以下を30秒以上ちぎる独走で土日シリーズを完全制覇した。2位には加藤が入った。ジョンウォンは終盤、加藤の背後までつけたが、パスはできず届かず3位でゴールした。
4位にはMOTOTINOが、5位には鈴木が、6位には梅本が、7位には玉田が入った。
第4戦は10月8日、富士スピードウェイに舞台を移し開催される。










Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは20日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って3番グリッドからスタートした白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が優勝した。
第6戦決勝は午前8時45分にフォーメーションラップが始まった。岡山は早朝からほぼ快晴。太陽は低いものの気温はぐんぐん上がり、酷暑のなかでスタートを迎えた。スターティンググリッドは昨日の第5戦の結果で決定されたが、上位6人がリバースグリッドとなり、ポールポジションは板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)、2番手は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)、3番手は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)、4番手は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)、5番手は元山泰成(ECOTEH WORKS)、6番手は第5戦優勝の田中風輝(M2 engineering KK-SII)となっている。

スタートでは昨日のジャンプスタートが頭をよぎったか、3番手の白崎の動き出しが悪く順位を落としそうになる。しかし、1コーナーではアウトからまくりポジションをキープ。トップ、板倉、2位髙口、3位白崎の順で1コーナを通過。バックストレッチからリボルバーでは髙口が白崎、田中に相次いでかわされ、4位に落ちる。
1周目のコントロールラインでは、板倉、白崎、田中、髙口、元山、三浦、堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)、宇高希(テイクファーストSAKURA)の順で戻ってきた。
2周目のアットウッドでは2位の白崎が板倉をかわし、早くもトップに立った。板倉はダブルヘアピンで田中にもかわされ3位に落ちる。
3周目にも板倉は元山と堂園にかわされ、ずるずると5位まで後退した。この間トップ白崎は2位に上がった田中との差を1秒1とする。

4周目、2コーナーで後方集団のアクシデントがあり、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。SCは8周を終わって退き、レースは9周目から残り4周で再開された。
9周目にトップ白崎は2位田中との差を1秒1とするが、10周目、11周目と田中がファステストを連発して追い上げを開始。しかし、タイム差は大きく、0秒8差まで追い上げたところで12周のゴールを迎えた。
3位の元山は4位に上がってきた堂園に背後を脅かされていたが、最後は突き放し3位元山、4位堂園の順でゴールした。
序盤に5位まで落ちたポールスタートの板倉だったが、そこからは粘り、この順位を譲らなかった。
終盤には髙口と三浦、チームメート同士の6位争いが白熱。最終ラップの1コーナーから2コーナーで並走するが、先輩の意地を見せた髙口が6位を守ってゴールした。







この結果、ポイントを82と伸ばした白崎がランキングトップを堅守。田中が57ポイントで2位に浮上、3位には47ポイントで元山がつけている。
第7戦、第8戦は12月2日、3日に舞台を鈴鹿サーキットに移し開催される。チャンピンシップは8戦中6戦での有効ポイントとなるため、3戦目から参加した田中は出場した全部のレースが加点される。全戦出場の白崎は2戦分のポイントを失うため、白崎と田中の差は思ったより少なそうだ。真夏から一転、初冬のレースとなる最終大会のチャンピオン争いに注目だ。
Text: Yosinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 91 | 白崎 稜 | TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 | 12 | 24'42.310 | - | - |
| 2 | 2 | 田中 風輝 | M2 engineering KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 24'43.163 | 0.853 | 0.853 |
| 3 | 1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 12 | 24'45.404 | 3.094 | 2.241 |
| 4 | 56 | 堂園 鷲 | Kデンタルオフィス☆ミスト MYST KK-S2 | 12 | 24'45.897 | 3.587 | 0.493 |
| 5 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Fレーシング MYST KK-S2 | 12 | 24'49.748 | 7.438 | 3.851 |
| 6 | 7 | 髙口 大将 | レヴレーシングKK-SII MYST KK-S2 | 12 | 24'51.324 | 9.014 | 1.576 |
| 7 | 6 | 三浦 柚貴 | LAPSレヴレーシング MYST KK-S2 | 12 | 24'51.439 | 9.129 | 0.115 |
| 8 | 12 | 小川 涼介 | HIROTEX M2 KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 24'52.839 | 10.529 | 1.400 |
| 9 | 23 | 宇高 希 | テイクファーストSAKURA TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'53.344 | 11.034 | 0.505 |
| 10 | 57 | 吉田 宣弘 | EXTREEME☆MYST☆KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 24'53.625 | 11.315 | 0.281 |
| 11 | 22 | 中川 賢太 | ギディアップKKS2セキグチ MYST KK-S2 | 12 | 24'57.369 | 15.059 | 3.744 |
| 12 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 24'58.256 | 15.946 | 0.887 |
| 13 | 0 | 池野 雄人 | LAPS MYST KK-S2 | 12 | 24'58.386 | 16.076 | 0.130 |
| 14 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 24'59.459 | 17.149 | 1.073 |
| 15 | 15 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 25'05.270 | 22.960 | 5.811 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 17 | 百瀬 翔 | Rn-sports制動屋&KMR MYST KK-S2 | 3 | 5'11.687 | 9Laps | 9Laps |
| - | 11 | 村田 悠磨 | Rn-sports制動屋Vierueka MYST KK-S2 | 3 | 5'12.166 | 9Laps | 0.479 |
| - | 47 | 山根 一人 | HKR TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 3 | 5'13.345 | 9Laps | 1.179 |
- Fastest Lap: CarNo. 2 田中風輝(M2 engineering KK-SII) 1'38.351 (11/12) 135.543 km/h
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 19 | 末廣 武士 | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 13 | 26'57.836 | - | - |
| 2 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS 3 LMS Audi Team Mars | 13 | 27'27.906 | 30.070 | 30.070 |
| 3 | 3 | チェ・ジョンウン | Hyundai Elantra N TCR KMSA MOTORSPORT N | 13 | 27'28.200 | 30.364 | 0.294 |
| 4 | 55 | MOTOTINO | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 13 | 27'29.467 | 31.631 | 1.267 |
| 5 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 13 | 27'31.451 | 33.615 | 1.984 |
| 6 | 69 | 梅本 淳一 | Honda CIVIC TCR J'S RACING CIVIC TCR FK7 | 13 | 27'45.840 | 48.004 | 14.389 |
| 7 | 7 | 玉田 誠二 | Audi RS 3 LMS TAMADA Racing | 13 | 27'47.171 | 49.335 | 1.331 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR 羽衣6 DOME RACING | 6 | 12'42.739 | 7Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 19 末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】) 2'02.137 (2/13) 141.510 km/h

2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝日、午前中に行われたフリー走行2回目は、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)がトップタイムをマークした。
昨日行われた予選で、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が3位1ポイントを得たことで、シリーズポイントで宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)と並ぶこととなった。タイトル争いはこの2人がメインだが、この戦いに割って入ろうとするのが、ポールポジションを獲得した王者・野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)だ。
今日、第7戦の結果次第では、三つ巴のタイトル争いになる可能性もある。
決勝日朝のフリー走行は、序盤にベストタイムをマークした可夢偉が1分35秒392でトップタイム。山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)、平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が続いた。
チャンピオンを争う二人、宮田は10位、ローソンは14位、そして野尻は5位。
各チーム決勝に向けて、さまざまな試行を行っているため、単純にタイムで優劣を決めることはできないが、虎視眈々と逆転チャンピオンを狙うポールシッターの野尻は順調に仕上がっていることは間違いなさそうだ。
決勝は、午後3時から37周で行われる。



Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/20) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'35.392 | - | - | 181.185 |
| 2 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF23 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'35.478 | 0.086 | 0.086 | 181.022 |
| 3 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'35.778 | 0.386 | 0.300 | 180.455 |
| 4 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'35.788 | 0.396 | 0.010 | 180.436 |
| 5 | 1 | 野尻 智紀 | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'35.815 | 0.423 | 0.027 | 180.385 |
| 6 | 36 | 笹原 右京 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'35.845 | 0.453 | 0.030 | 180.329 |
| 7 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'35.860 | 0.468 | 0.015 | 180.300 |
| 8 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'35.861 | 0.469 | 0.001 | 180.299 |
| 9 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'35.864 | 0.472 | 0.003 | 180.293 |
| 10 | 37 | 宮田 莉朋 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'35.889 | 0.497 | 0.025 | 180.246 |
| 11 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'35.908 | 0.516 | 0.019 | 180.210 |
| 12 | 39 | 阪口 晴南 | P. MU/CERUMO・INGING SF23 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'35.935 | 0.543 | 0.027 | 180.159 |
| 13 | 38 | 坪井 翔 | P. MU/CERUMO・INGING SF23 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.008 | 0.616 | 0.073 | 180.022 |
| 14 | 15 | リアム・ローソン | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.070 | 0.678 | 0.062 | 179.906 |
| 15 | 65 | 佐藤 蓮 | TCS NAKAJIMA RACING SF23 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.074 | 0.682 | 0.004 | 179.899 |
| 16 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.085 | 0.693 | 0.011 | 179.878 |
| 17 | 53 | 大湯 都史樹 | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 1'36.166 | 0.774 | 0.081 | 179.727 |
| 18 | 4 | 小高 一斗 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.236 | 0.844 | 0.070 | 179.596 |
| 19 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'36.444 | 1.052 | 0.208 | 179.209 |
| 20 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF23 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'36.495 | 1.103 | 0.051 | 179.114 |
| 21 | 55 | ジェム・ブリュックバシェ | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 1'36.536 | 1.144 | 0.041 | 179.038 |
| 22 | 51 | ラウル・ハイマン | BYOUBUGAURA B-MAX SF23 B-Max Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'36.921 | 1.529 | 0.385 | 178.327 |

TCRJサンデーシリーズ第3戦は20日、モビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時10分から15分間で行われた。早朝だが太陽が昇ると気温がぐんぐんと上昇。猛暑のなか予選は行われた。
2周目、チェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)が2分2秒858でトップに立ち、2位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が3秒633で、3位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が4秒022で、4位には玉田誠二(TAMADA Racing)が6秒392でつける。
3周目には末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が一気にタイムを2分1秒595まで縮めトップに立つ。またMOTOTINO(55MOTO RACING)も3秒481で3位に浮上。この時点の順位は、トップ末廣、2位ジョンウォン、3位MOTOTINO、4位鈴木、5位梅本だ。
4周目にはMOTOTINOが2分3秒142までタイムを縮めるが順位は変わらず。一度ピットインし前後タイヤを交換した加藤正将(Audi Team Mars)が2秒904で3位に入る。
ここで、コース上をゆっくりと周回しウォームアップを行っていた猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が2分1秒850で2位に浮上。この時点の順位は、トップ末廣、2位猪爪、3位加藤、4位ジョンウォンだ。
加藤はタイムを2分2秒485でまで縮めるも、その直後2秒441を出したジョンウォンに逆転され3位に落ちた。
ポールポジションを獲得したのは末廣。2位猪爪、3位ジョンウォン、4位加藤、5位MOTOTINO、6位鈴木、7位梅本、8位玉田の順で予選を終えた。
決勝はこのあと2時間余りのインターバルをおいて、午前10時25分より23分+1周で行われる。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | 末廣 武士 | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'01.595 | - | - | 142.141 |
| 2 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR 羽衣6 DOME RACING | 2'01.850 | 0.255 | 0.255 | 141.843 |
| 3 | 3 | チェ・ジョンウン | Hyundai Elantra N TCR KMSA MOTORSPORT N | 2'02.441 | 0.846 | 0.591 | 141.159 |
| 4 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS 3 LMS Audi Team Mars | 2'02.485 | 0.890 | 0.044 | 141.108 |
| 5 | 55 | MOTOTINO | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 2'03.142 | 1.547 | 0.657 | 140.355 |
| 6 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'03.633 | 2.038 | 0.491 | 139.798 |
| 7 | 69 | 梅本 淳一 | Honda CIVIC TCR J'S RACING CIVIC TCR FK7 | 2'04.022 | 2.427 | 0.389 | 139.359 |
| 8 | 7 | 玉田 誠二 | Audi RS 3 LMS TAMADA Racing | 2'04.932 | 3.337 | 0.910 | 138.344 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'13.754)予選通過 ---- |

TCRJサタデーシリーズ第3戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールトゥウインで優勝した。
決勝は、午後4時5分よりフォーメーションラップが始まった。もてぎ上空には雲が広がってきた。

ポールポジションの末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は蹴り出しはよかったもののその後が伸びず、また予選2位の猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)はスタートをミスしたため、1コーナー手前では予選3位MOTOTINO(55MOTO RACING)と予選4位加藤正将(Audi Team Mars)が4ワイドとなる。
1コーナーではアウトから末廣が先行するがスピードが乗らず、インから加藤と猪爪が末廣をパスして、トップ加藤、2位猪爪、3位末廣、4位MOTOTINOの順で2コーナーへ向かう。
3位猪爪の背後につけていた末廣は、V字コーナーでインを差し猪爪をパスし2位に上がる。さらに末廣は90度コーナーでインを差すとビクトリーコーナーで先行し、トップに躍り出た。
後方では梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)がバックストレートでアクセルペダルのトラブルのためマシンを止めて早くも戦列を去った。
トップに立った末廣は盤石。ここから2位以下を突き放し独走状態に持ち込む。
4周目には5位を走行していた鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がV字コーナーでスピンし最後尾の7位に落ちる。
2位争いは加藤と猪爪の間で繰り広げられていたが、最後尾からスタートしたチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)がオープニングラップで6位に上がると、4周目に5位、7周目にMOTOTINOをパスして4位に上がるとこの2人に追いついた。
延々と続いた2位争いだが、8周目にはついに猪爪がヘアピンで加藤にアウトから並びかけ、立ち上がりで2位に浮上。加藤は続く90度コーナーでブレーキングをミス、ジョンウォンにもパスされ4位に落ちた。
3位に上がったジョンウォンは、9周目に2コーナーから3コーナーで猪爪に並びかけ4コーナーでついに2位に浮上。3位に落ちた猪爪は続く5コーナーでコースアウト。タイヤがバーストしたようで戦列を去った。
ファイナルラップ手前の12周目には、トップ独走の末廣、2位ジョンウォン、3位に11周目に加藤をパスしたMOTOTINO、4位加藤、5位玉田誠二(TAMADA Racing)、6位鈴木の順で通過した。
レースはこのまま終了すると思われたが、なんと2位を走っていたジョンウォンがV字コーナー立ち上がりでストップ。ガス欠だったようだ。
優勝は独走で末廣、2位にMOTOTINO、3位に加藤、4位に玉田、5位が鈴木となった。
TCRJサタデーシリーズ第4戦は10月7日に富士スピードウェイで行われる。









Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の予選が、8月19日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ディフェンディングチャンピオンの野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がポールポジションを獲得した。
Q1 Aグループ
各車が残り2分を切ってからアタックに入った。
まずは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分33秒469でトップに立つが、これをリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が33秒339で更新。さらに、不調が続いていた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が復活の狼煙を上げる33秒072を叩き出す。
しかし、好調の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が最後に関口を逆転。32秒983をマークしてQ1Aグループを締めくくった。
順位:牧野-関口-ローソン-阪口-山本-可夢偉/-大嶋-山下-笹原-ブリュクバシェ-ハイマン
Q1 Bグループ
Aグループ同様、残り2分からのアタックとなったが、やや雲が出てコンディションが良くなったからか、全体的にAグループより速い32秒台での攻防となった。
坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING SF23)32秒849、宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)32秒619、野尻32秒666と、チャンピオンの可能性のある3人が好タイムをマークするが、これを最後に出し抜いたのは大湯都史樹(TGM GP SF23)。32秒387と2位以下をやや引き離すタイムをマーク全体トップタイムでQ2進出を決めた。
順位:大湯-宮田-野尻-太田-平川-坪井/-松下-佐藤-小高-国本-福住
Q2
ホンダとトヨタ、それぞれのエンジン搭載車が6台ずつQ2に進出。タイムはQ1より上がり、32秒台前半の争いとなった。
最初に可夢偉が32秒370をマーク。このタイムをターゲットに各車が次々とアタック。ローソン、太田、関口、大湯と次々に可夢偉のタイムを上回るが、32秒の壁は破れず。そんななか、ただ一人32秒を切ったのは、逆転で3年連続のチャンピオンを狙う野尻。
野尻は1分31秒955をマークし、チームが無線でポールポジションを取ったことを伝えると雄叫びを上げた。殊勲の2位はルーキーの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、3位にはローソンが入り、予選を終えた段階では、チャンピオン争いで無限チームの2人が優位に立つことになった。
順位:野尻-太田-ローソン-大湯-関口-可夢偉-平川-宮田-牧野-山本-坪井-阪口
決勝は、明日20日、午後3時から37周で行われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 19 | 末廣 武士 | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 13 | 26'49.750 | - | - |
| 2 | 55 | MOTOTINO | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 13 | 27'28.165 | 38.415 | 38.415 |
| 3 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS 3 LMS Audi Team Mars | 13 | 27'28.236 | 38.486 | 0.071 |
| 4 | 7 | 玉田 誠二 | Audi RS 3 LMS TAMADA Racing | 13 | 27'45.678 | 55.928 | 17.442 |
| 5 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 13 | 27'48.554 | 58.804 | 2.876 |
| 6 | 3 | チェ・ジョンウン | Hyundai Elantra N TCR KMSA MOTORSPORT N | 12 | 25'11.441 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR 羽衣6 DOME RACING | 8 | 16'45.054 | 5Laps | 4Laps |
| - | 69 | 梅本 淳一 | Honda CIVIC TCR J'S RACING CIVIC TCR FK7 | 0 | - | 13Laps | 8Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 19 末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】) 2'01.711 (2/13) 142.005 km/h
MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/19) Weather: Fine Course: Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Gr. | Driver | Car Team Engine | Q1 | Q2
|
| 1 | 1 | B | 野尻 智紀 | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'32.666 | 1'31.955 |
| 2 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.714 | 1'32.178 |
| 3 | 15 | A | リアム・ローソン | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'33.339 | 1'32.237 |
| 4 | 53 | B | 大湯 都史樹 | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 1'32.387 | 1'32.238 |
| 5 | 19 | A | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'33.072 | 1'32.293 |
| 6 | 7 | A | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'33.469 | 1'32.370 |
| 7 | 20 | B | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'32.747 | 1'32.385 |
| 8 | 37 | B | 宮田 莉朋 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'32.619 | 1'32.391 |
| 9 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'32.983 | 1'32.468 |
| 10 | 64 | A | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF23 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'33.412 | 1'32.487 |
| 11 | 38 | B | 坪井 翔 | P. MU/CERUMO・INGING SF23 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'32.849 | 1'32.761 |
| 12 | 39 | A | 阪口 晴南 | P. MU/CERUMO・INGING SF23 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'33.373 | 1'32.761 |
| ---- 以上Q2で決定 ---- |
| 13 | 50 | B | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF23 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'33.096 | |
| 14 | 14 | A | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'33.534 | |
| 15 | 65 | B | 佐藤 蓮 | TCS NAKAJIMA RACING SF23 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'33.127 | |
| 16 | 3 | A | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'33.557 | |
| 17 | 4 | B | 小高 一斗 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'33.379 | |
| 18 | 36 | A | 笹原 右京 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'33.643 | |
| 19 | 18 | B | 国本 雄資 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'33.439 | |
| 20 | 55 | A | ジェム・ブリュックバシェ | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 1'33.652 | |
| 21 | 12 | B | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'33.671 | |
| 22 | 51 | A | ラウル・ハイマン | BYOUBUGAURA B-MAX SF23 B-Max Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'35.263 | |

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは19日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って田中風輝(M2 engineering KK-SII)が優勝した。
決勝は太陽が高く昇り雲が掃けた酷暑のなか、午前11時35分にフォーメーションラップが始まった。

ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)は蹴り出しは鈍かったものの1コーナーまでに予選2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)を抑えてトップを堅守。2位は元山、3位には予選順位どおりに田中風輝(M2 engineering KK-SII)が続く。4位には予選5位から三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が、6位には予選6位から小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が、6位には予選7位から板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)が続く。
トップ白崎が2周目に入ったとき、なんと白崎にジャンプスタートで10秒のタイムペナルティーが科された。スタート前のレッドシグナル中にマシンが動いたのが原因だ。ピットから掲示された10秒のボードを見た白崎は、自覚があったとのことで、このペナルティーを知ることなる。
ここから白崎は2位以下を突き放しにかかる。4周目にはその差を3秒2まで広げた。5周目には、3位を走る田中がヘアピンで2位の元山を捉え2位に浮上。元山も田中とのスピード差があり無理をせずに3位に順位を落とす。
5周目には前を走る小川を捉えた板倉が5位に浮上。しかし、8周目には予選12位から猛然と追い上げて来た髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)が、板倉の背後に迫る。第6戦が6位までのリバースグリッドとなるため、板倉は無理をせず、髙口を前に出し6位に順位を戻す。
レースはこのまま12周を走って終了。トップでゴールをしたのは白崎だったが10秒ペナルティーだったため4位まで後退。今シーズンからジャンプスタートがドライビングスルーペナルティーからタイムペナルティー10秒になったことにすくわれた。
優勝は2位に入った田中で鈴鹿に続き連勝。2位には3位でゴールした元山が入った。
3位に入った三浦はシミュレーター出身の16歳。デビューレースで表彰台に登った。
4位には白崎、5位には髙口、6位には板倉が入った。
第6戦は明日20日、午前8時45分より12周で行われる。6位までのリバースグリッドのため板倉がポールからスタートすることとなる。序盤から順位の入れ替わる白熱したレースになりそうだ。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCRJサタデーシリーズ第3戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。
エントリーは前回の岡山大会から1台増加して8台となった。その1台が、今回から参加した韓国のヒョンデで、エラントラNをベースにしたTCR車両を持ち込んだ。KMSA MOTORSPORT Nからエントリーしたチェ・ジョンウォンがドライブする。
公式予選は午前11時10分から15分間で猛暑のなか行われた。
予選をリードしたのは、レギュラードライバーのHIROBONが岡山国際サーキットで行われているGTワールドチャレンジアジアに参加しているため代役でドライブした末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)。3周目に2分1秒595を出すとこのタイムを上回るドライバーは現れず、スポット参戦でいきなりポールポジションを獲得した。
末廣のタイムに続いたのがこちらも初登場のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)。2分2秒412で2位に入る。マシン、チーム、ドライバーともレベルは高そうだ。しかし、車検で車両規則違反が見つかれ残念ながらタイムは抹消された。
代わって2位には、ここまで土日シリーズ合わせて無傷の4連勝を飾っている猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が2分2秒581で入り、これにMOTOTINO(55MOTO RACING)が続いた。
4位には加藤正将(Audi Team Mars)が、5位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、6位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が7位には玉田誠二(TAMADA Racing)が続いた。
タイムを削除されたジョンウォンは午後のレースを最後尾からスタートする。
決勝は午後4時5分から23分+1周で行われる。猪爪の連勝が続くのかに注目だ。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦のフリー走行1回目が、8月19日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ディフェンディングチャンピオンの野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がトップタイムをマークした。
2023年シーズンも残り3戦となった。現在ランキングトップにいるのはここまで2勝86ポイントの宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)。これを1点差で追うのが3勝のリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)。チャンピオ争いは、この2人の一騎討ちの様相を呈しているが、今回の結果次第では61ポイントの野尻、50ポイントの坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING SF23)にもチャンスはあるという状況だ。
猛暑の中、午前9時20分から始まったフリー走行では、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF23)が開始早々に1分34秒685のトップタイムをマーク。
周回を重ねるに従いトップは大湯都史樹(TGM GP SF23)1分34秒608、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)1分34秒249、野尻1分33秒488と入れ替わりながらタイムアップしていく。
しかし、これらのタイムは昨年山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)がマークしたポールタイム1分30秒423には遠く及ばない。SF23になったことがかなりタイムにも影響しているようだ。
残り15分、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF23)のKCMGベテラン勢も1分33秒台に入れて上位につける。牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)の前回表彰台を射止めた2人も僅差で続く。
残り10分を切って、ほとんどの車両がピットイン。予選を想定したアタックが始まるが、大湯はスロー走行している車両に引っかかってしまいタイムアップならず。牧野もタイムを削り取るものの、野尻のタイムには届かず。ローソンも33秒台には入れるものの8番手止まり。
結局、野尻のタイムを上回る者は現れず、上位は、野尻-牧野-可夢偉-太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)-宮田-山本の順となった。
公式予選は午後2時50分よりノックアウト方式で行われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第5戦は19日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時より行われた。岡山県には熱中症警戒アラートが発表されているが、早朝より雲が広がったためこの時期にしては比較的過ごしやすい。18台が参加してセッションがスタートした。
予選は15分間で行われる予定だったが、開始早々5分を経過したあたりで、3周目を走行していた初参戦の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)がアトウッドのコース上で停止したため、マシン排除のため赤旗が提示された。
予選は8時11分より7分間で再開された。6周目には白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が1分38秒567でトップに立ち、2位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が38秒590で、3位には元山泰成(ECOTEH WORKS)が38秒790で3位につける。
7周目には元山が1分38秒418をたたき出し、一気にトップに浮上。白崎は38秒438までタイムアップしたものの2位に後退した。
8周目には1分38秒298までタイムを縮めた白崎がトップを奪い返す。元山はタイムを更新できず、2位に後退した。3位にはここまで後方に沈んでいた田中風輝(M2 engineering KK-SII)がタイムアップして滑り込んで来た。
予選はこのまま終了。ポールポジションは白崎、2位に元山、3位に田中が入った。4位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が、初参戦の三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が健闘して5位に入り、6位には小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が続いた。
決勝レースは午前11時35分より12周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がスタートでトップに立つと、2番手スタートの白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)と終始1秒以内の差で争う神経戦を制して優勝を獲得した。
12周で行われる決勝は定刻の13時20分にコースイン。予選に比べて気温はさらに上昇し34度、夏の日差しが照りつける路面の温度は60度を超えている状況で、グリッドに立つだけでその熱が伝わってくる。
13時35分フォーメーションラップ開始。15台全車がグリッドに戻りレッドライトが消灯されてレースがスタート。

ポールシッターの渡会がホールショットを奪い先頭で第1コーナーへターン。フロントロウから並んで発進の白崎も好スタートを見せるが渡会の前に出る事はできず2位のポジションキープ。いつもロケットスタートを見せる内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が6番グリッドから前を行く中澤凌(ZAP FOCS 10VED)を第1コーナーのインから差して5位に浮上する。上位陣はクリーンスタートからバトルをしつつ第1コーナーをクリアしたが、第2コーナー入口で14番手スタートの安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)と、インを突いた大村海太(ハンマーレーシング10V)が接触、安藤はスピンしてリヤからアウト側のグラベルにコースアウト。大村も姿勢を乱してアウト側に飛び出したところで安藤に再度接触。2台ともコースには復帰するがダメージが大きくそのままピットイン。今回初のスーパーFJレース参戦だった大村だがデビュー戦1周目にして無念のリタイヤを喫することとなった。
トップを走る渡会は2位白崎をじわじわと引き離し、0.729秒の差てオープニングラップを終了。後方では7番手スタートの池田拓馬(テイクファースト & アメロイド)が中澤に接近、最終コーナーからの加速で前に出て6位に順位を上げてコントロールラインを通過。中澤はオープニングラップで2つポジションを落として7位にダウン。
2周目、渡会を追う白崎はセクター1、セクター3と全体ベストのタイムでギャップを削り0.627秒差とする。この2台が速く、3位髙口大将(レブレーシングKK-S2)はそこから1.7秒以上離されている。その高口に迫るのが4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)で、0.296差と接近。池田対中澤の6位争いも激しく第3セクターで中澤が6位の座を奪い返す。3周目、渡会は1分29秒842とファステストラップを更新し、白崎との差を0.701秒とする。高口対椎橋の3位争いも激しくなり、4周目の第1コーナーで椎橋がインを突いてオーバーテイクに成功、3位椎橋、4位高口とポジションが入れ替わるが、このバトルの間にトップグループとの差は3秒以上に拡大してしまう。
渡会は4周目もファステストラップを更新して0.929秒のリード。しかし白崎も負けておらず5周目に1分29秒459と渡会より0.3秒以上速いファステストラップを出して0.613秒差、さらに6周目も0.503秒差とギャップを削り取る。3位椎橋は4位高口はやや離れて1.162秒の差。6位中澤はこの頃からペースが上がりはじめ、前を行く内田に0.247秒差とテール・ツー・ノーズ状態になり、6周目の第3セクターで攻略に成功、5位の座を奪い返す。
白崎にギャップを詰められていた渡会だが8周目には1分29秒287とこの日のファステストラップを叩き出して再び差を0.819秒と拡げる。レースは完全にこの二人のマッチレースの様相で、高口を突き放した3位椎橋だがこのペースにはついて行けず5秒以上の差を開けられてしまっている。この頃から順位争いが膠着する中で緊張が高まってきたのが内田対池田の6位争いで、6位に落ちた内田にやや元気がなく、7周目に0.248秒差と追いついた池田が8周目のセクター2で一気に間合いを詰めてセクター3でオーバーテイク、6位にポジションを上げる。
10周目に入ると白崎がスパート、再びトップ渡会とのギャップを削り始めて0.581秒差。11周目のバックストレートでテールに近づくとSPコーナーでは左右にマシンを振ってプレッシャーをかける。しかし渡会は動じることなく間合いを守り0.522秒の差でファイナルラップに突入。白崎はラストチャンスを狙って最終コーナーからの加速に賭けるが渡会はポジションを守り切って0.214秒の差でフィニッシュ。チェッカードフラッグの下をガッツポーズで通過し、ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。白崎はスタート直後からチャンスを狙い続けたがスキを見い出すことができず2位フィニッシュ。3位は中盤から単独走行となった椎橋。4位高口の背後には中澤がファイナルラップだけで0.4秒を削り取って最後はメインストレートで並びかけたが僅かに高口が前の0.052差で中澤5位、ポイントリーダーの池田は6位でシリーズランキング首位の座を守った。
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦は3か月のインターバルをおいて11月18~19日に予定されている。開幕2連勝でポイントを荒稼ぎした池田60ポイント、優勝こそないがコンスタントに入賞している椎橋57ポイント、、今回やや不調だった内田が56ポイント、以下中澤52、豊島45、磐上43と6位までにチャンピオン獲得の目がある。長いインターバルを味方につけるのは誰だ?






Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦公式予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)に0.090秒の差でポールポジションを獲得した。
モビリティリゾートもてぎでの第5戦から僅か2週間のインターバルで開催された本大会は全国を転戦するスーパーFJジャパンリーグの第4戦を兼ねており、もてぎSUGOシリーズ戦のレギュラーメンバーの他に有力選手が参戦して来ている。その筆頭ともいえるのが昨年4月のSUGO大会予選でコースレコードを叩き出した渡会だが、注目は目下鈴鹿/岡山シリーズのポイントリーダー白崎で、昨年筑波/富士シリーズ2位だった白崎は今年鈴鹿/岡山シリーズに転じてここまで4戦中2勝でポイントリーダーにつけている。そして同シリーズから高口大将(レヴレーシング KK-S2)も参戦、レギュラー組と対峙することになる。
15分間の予選は午前9時45分に開始。南東北に位置するスポーツランドSUGOも熱波に襲われており気温はすでに30度超え。10%勾配のメインストレートを駆け上がるマシンには向かい風が吹き付ける。内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)、池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)のTeam RiNoA勢を先頭に15台がコースインした。
まずは残り10分、白崎が1分30秒を切る1分29秒668のトップタイムをマーク。気温が高くタイヤのウオームアップが早いようだ。2番手は1分30秒079で渡会。次の周回で白崎は1分28秒905までタイムを短縮、渡会も1分28秒台に入れて28秒932、その差0.027秒。3番手にはもてぎ・SUGOシリーズ戦レギュラーの椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)が29秒005と渡会の0.1秒差につけている。4番手は29秒530の池田拓馬選手(テイクファースト & アメロイド)。池田は現在もてぎ・SUGOシリーズとジャパンリーグ両方でポイントリーダーに立っている。
残り7分、渡会が1分28秒704をマークしてトップに浮上、白崎、椎橋はひとつずつポジションを落とし、4番手に29秒421で高口が上がってくる。残り4分で渡会はトップタイムを1分28秒405まで削り白崎に0.311秒の差をつける。高口も1分28秒台に入れ3番手にポジションアップ。
渡会はここが今日の限界と見たか残り3分を切った時点でピットイン、タイヤを温存する作戦かタイムアタックを終了。一方で白崎は1分28秒606までタイムを縮め0.201秒差、さらにタイムアップ直前に28秒495で0.090秒差と渡会に迫るが逆転にはいたらずフロントロウに並んだ。
高口、椎橋はベストタイム更新がなかったが3番手、4番手でセカンドロウを確保した。5番手には2週間前のもてぎでキャリア初優勝を飾った中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)が29秒222で順位を上げ、6番手には池田がつけていたが、チェッカードフラッグが振られる中最後のタイムアタックで自己ベストを更新した内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が1分29秒386で6番手を奪い、池田は7番手にドロップした。
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝レースは本日午後1時20分コースイン予定。気温も路面温度もピークに達しそうな時間帯の過酷なレースになりそうだ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦が8月5日(土)にスポーツランドSUGOでで開催された。シリーズも終盤に差し掛かっているが、このタイミングでレースデビューを迎える選手もいる。今回はレーシングカート出身の31号車、大村海太(ハンマーレーシング10V)のデビューに注目し、予選を前に話を聞いた。
――これまでのキャリアは??
「レーシングカートをやっていました。去年は全日本に1回出ました。で、今回スーパーFJのデビュー戦です」
――今まで(スーパーFJでの)練習はどれくらい積んだ?
「昨日(金曜日)の走行とその前2週間くらい前に走っているだけですね。スーパーFJ以外でのサーキット走行は鈴鹿サーキットと鈴鹿南と、袖ケ浦フォレストレースウェイですね」
――スーパーFJとカートの違いはどう?
「全然違いますね、スーパーFJ乗った後にレーシングカート乗ると全然感覚が違っていて、まったくタイムが出ない感じです。スーパーFJだとコーナーでケツが滑るんですけど、カートは小回りがきいてそういうことがないので、ホントに感覚が狂いますね」
――レースに向けての意気込みを
「とりあえず完走と、楽しむことですね。しっかり走って」
――今日のレースの後の参戦予定は?
「特にはまだ決めていません。(まずはレースを経験してから?)はい、そうですね」
予選では出だしの1分33秒から31秒623まで自己ベストを短縮。トップからは3.2秒ほど差があったが、ほとんど経験がないという事で今後の伸びしろに期待したい。
Text & Photo: Junichi SEKINE


2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が逆転に次ぐ逆転の波乱の戦いを制した。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日20,200人/決勝日30,200人/大会総入場者数50,400人)
サポートレースが行われている間に降り始めた雨は、ウォームアップ走行が始まる頃には一旦止んでいたが、グリッド整列の最中に再び降り始め、そしてスタート直前に小康状態となった。この天候の変化を鑑み、競技団は第4戦決勝をセーフティーカースタートとする決定を下した。


午後1時45分、セーフティーカーの先導で100周の戦いが始まった。気温26℃、路面温度は33℃だ。セーフティーカーは2周終わりでピットへ。3周目から追い越しが可能となった。
ポールポジションの佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)はそのままトップで逃げ切りを図るが、その後方で4番手スタートの千代勝正(Niterra MOTUL Z)が第3セクターで2台のARTA NSXを次々に抜き去り、一気に2位に浮上してきた。
さらに千代は4周目のダンロップコーナーで早くも佐々木を攻め落とし、一気にトップに躍り出た。
この頃には雨は一旦止み、路面は徐々に乾きつつあった。
これにいち早く反応したのが24号車だ。佐々木は11周目にピットに飛び込み、給油とスリックタイヤへの交換を行った。国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)と宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)もこれに続く。
その後もスリックタイヤに履き替えるチームが相次ぐが、トップの3号車は15周目にようやくピットイン。これが仇となって3号車は39号車の後ろでコースインすることとなり、4位まで後退してしまった。
代わってトップに立ったのは、スリックへ交換してからハイペースで攻め続けた福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)。タイヤ交換のみでコースに戻った大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が2位につけ、同じくファステストラップを次々に更新しながら周回を重ねた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が3位だ。
2位の大嶋は徐々に福住との差を詰め、23周目の最終コーナーでついに16号車のインに飛び込んだ。両者は並走のままホームストレートを駆け抜け、1コーナーでようやく14号車がここでトップに立つと、その周だけで一気に1秒372のリードを築き上げる。

その後も着実にリードを広げる大嶋だったが、35周目に入ったところで佐藤公哉のドライブする244号車HACHI-ICHI GR Supra GTがマシントラブルにより出火し、コカコーラコーナー手前でストップするアクシデントが発生。これによりこの日最初のセーフティーカーが導入された。
車両排除ののち41周終わりでセーフティーカーはピットイン。42周目からレースは再開される。ここで周回遅れの23号車に詰まって14号車との差をつめられない16号車を39号車の関口が捉えて2位に浮上する。
その後も関口は徐々にトップとの差を詰めていったが、14号車は46周目に2度目のピットイン。40秒7の作業時間で山下健太をコースに送り出した。
続いて39号車も47周目にピットイン。給油とドライバー交代を行ったが、作業に49秒1を要したために中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は14号車の後ろでコースインすることとなった。
ここからGT500勢は相次いで2度目のピット作業を行うことになり、全車が作業を終えた時点で14号車が再びトップに立った。
ところが66周目に入ったところで再びGT300車両の火災が発生する。244号車と同じくつちやエンジニアリングが走らせる25号車HOPPY Schatz GR Supra GTだ。25号車はダンロップコーナー先のランオフエリアで激しい炎を上げ、これがタイヤバリアに引火しそうな状況となった。
このため当初はセーフティーカーが導入されたが、直ちにポストから赤旗が提示され、レースはここで中断となる。
さらに消火作業が行われている間に再び雨が激しく降り始めたため、再スタート時刻は何度も延期され、午後4時30分にようやくセーフティーカーの先導で走行は再開された。またこの天候変化を考慮し、レースコントロールは各車にウェットタイヤへの交換を許している。
セーフティーカーは71周目にピットイン。72周目から追い越し可能となった。
すかさず高星明誠(Niterra MOTUL Z)がこの周のダンロップコーナーでアウトからジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)を抜いて3位、74周目の100Rで39号車をアウトから抜いて2位に。そしてこの周終わりのホームストレートでインから14号車を抜き去って、遂に再びトップに立った。
さらに80周目の2コーナー立ち上がりで37号車が39号車を抜いて3位に浮上してきた。
大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)も83周目までに野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)、37号車、14号車を次々に抜いて2位にジャンプアップ。
83周目の最終コーナーでは37号車をアウトから抜こうとした8号車が縁石に乗り上げてスピン、大きく順位を落とすことに。
そして14号車が83周目に3度目のピットイン。84周目に1号車もピットイン。彼らはここでスリックタイヤへの交換を行ったが、この賭けは実を結ばず、14号車と1号車は周回遅れにまで後退してしまった。
その後は、7位で赤旗中断後のレースを再開していた山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が見事な追い上げを見せ、92周目に太田格之進(Modulo NSX-GT)を抜いて5位に浮上すると、93周目には1コーナーで38号車、100Rでは17号車を次々に捉えて3位に浮上した。
こうした後続のバトルを尻目にトップの3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は着実にリードを広げていき、最後は2位に45秒244の大差をつけて100周を走り切り、今季初優勝をものにした。
これに続いて16号車、100号車の順でチェッカーを受けたが、この2台は2度目のピット作業を行った際に、タイヤ交換が終わらないうちに給油を始めてしまったことが発覚。このため揃って40秒のタイム加算を受けることとなった。
これにより、4番目にチェッカーを受けた64号車Modulo NSX-GT(伊沢拓也/太田格之進)が2位に繰り上がり、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は3位、100号車は表彰台圏外の6位に後退してレースを終えた。


GT300クラスも天候とアクシデントに翻弄されて順位が激しく入れ替わる展開となった。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)だったが、追い越しが可能となった3周目のセクター3で予選2番手の井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が4号車を抜いてトップに。さらに予選3番手の石川京侍(GAINER TANAX GT-R)がこの2台を次々に捉えてトップに浮上した。
しかし路面が乾き始めると4号車が反撃に転じ、7周目の1コーナーで11号車を捉えてトップを奪い返した。さらに4番手スタートの元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)も7周目の最終コーナーで11号車を抜いて2位に上がってきた。
しかしその7周目からGT300勢も相次いでスリックタイヤを投入する展開となり、上位陣のタイヤ交換が一段落した12周目には4号車がトップ、88号車が2位、11号車が3位となった。
その後はトップ3に大きな変動がないまま淡々と進行したが、25号車の出火で赤旗中断となった後からレースは大きく動くこととなる。
まずセーフティーカーがピットインして追い越しが可能となった直後のコカコーラコーナーでトップの谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が痛恨のオーバーラン。これに乗じて安田裕信(PONOS GAINER GT-R)がトップに浮上し、富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)がそれに続く。
さらに72周目のコカコーラコーナーで11号車が10号車を捉えてトップに。しかしこの2台を4号車が追い詰め、73周目の1コーナーで10号車を捉えて2位に、78周目の2コーナー立ち上がりでは11号車をも攻め落としてトップを奪い返す。
しかし11号車は81周目にスリックタイヤへの交換を決断、3度目のピット作業を行った。すると4号車も84周目にスリックへ。その後はどのチームも相次いでスリックタイヤに交換することとなった。
その結果、いち早く行動に移った11号車GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)がトップを奪い返し、今季初優勝を達成。
これに7号車Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)が2位、6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が3位で続く形でレースは決着した。




第5戦の舞台は今季2度目の鈴鹿サーキット。決勝は8月27日に今季4度目の450kmとして行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

2023年FIA-F4選手権シリーズ第6戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が前日の第5戦に続いて2連勝を飾った。
第6戦決勝は午前8時にフォーメーション開始。天候は晴れだが昨日より雲の量が多めだ。路面はドライ。

スタートではポールの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)がそのままトップで1コーナーに飛び込み、予選2番手の小林が続く。その後方では4番手スタートの中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1コーナーでアウトから予選3番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて3位に上がってきた。
すかさずこの周終わりのホームストレートでスリップについた三井は2周目の1コーナーでインをついたが、中村はこれを退け、小林を追い上げにかかる。
小林は2周目の最終コーナー立ち上がりで抜群の加速を見せ、続くホームストレートでアウトから野村に並びかけ、3周目の1コーナー手前でトップに立った。野村の背後には中村と三井が迫る。
4周目の1コーナーで再び中村のインに飛び込んだ三井だったが、中村はここでも三井を退けると、この周のダンロップコーナーで野村のインに飛び込んで2位に浮上する。ホームストレートで抜き返そうと並びかけた野村だったが、ここでも中村はポジションを守った。

しかしトップの小林が5周目に入ったところで中島功(Rn. SHINSEI. F110)がコース脇にストップしたため、ここでセーフティーカーが導入された。
セーフティーカーは7周目にピットイン。8周目からレースが再開される。ところがここでトップの小林の加速が伸びない。これを後続の二人は見逃さず、1コーナー手前でインから中村、アウトからは野村が次々に小林に並びかけて抜き去っていく。ここでトップに立ったのは中村だ。
しかし小林はすかさず9周目の1コーナーで野村のインをついて2位に浮上する。その後方では佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)がダンロップコーナーで荒川麟(Dr. Dry F110)のインに飛び込んで5位に上がってきた。
9周終わって中村のリードは0秒564。10周目には0秒363差まで小林が詰めてきた。しかしここでインディペンデントカップに参戦するKENTARO(Baum Field F4)が1コーナーのグラベルに飛び出してしまったため、富士では一番のオーバーテイクポイントであるこの区間はダブルイエローとなってしまった。仕方なく中村の後方でチャンスを窺う小林。そのチャンスはファイナルラップでようやく訪れる。
トップ2台がファイナルラップに差し掛かろうとするちょうどその時、車両排除の終わった1コーナーポストの黄旗が解除されると、小林利徠斗はすかさずホームストレートで並びかけ、中村を抜き去ってトップを奪い返すと、そのまま逃げ切って今季3勝目をものにした。
2位に中村仁が続き、TGR-DC Racing Schoolが1-2フィニッシュを達成する。野村勇斗は最後まで三井優介の追撃を退けて3位フィニッシュ。昨日に続いての表彰台を獲得した。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。3週間後の8月26日に第7戦、27日に第8戦が行われる。



Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI