全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第17戦の決勝が、9月13日、モビリティリゾートもてぎで行われ、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が、昨日の第16戦に続いてポール・トゥ・ウィン。午後に行われる最終戦を待たずに、チャンピオンを獲得した。
マスタークラスは、清水康弘(ART TASTE RACING 324)がクラスウィン。KEN ALEX(BUZZ RACING)はリタイアとなったものの、DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)が2位となったことで、ALEXがチャンピオンを決めた。
夜半の雨で、朝方にはコースは濡れていたが、スタートを迎える頃には、日が差して路面も徐々に回復。全車ドライタイヤを装着してスタートを迎えた。
ポールスタートのジルテールが好スタート。別クラスの走行で、ストレートアウト側が乾いていたのも幸いして、3番グリッドの新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が続き、B-Max勢はジルテールのタイトル獲得に向け盤石の態勢となった。
逆に、フロントローイン側スタートの梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)は、好スタートを切ったものの、濡れた路面で攻められず3番手へ。
オープニングラップに、7位のアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)に佐藤凜太郎(B-MAX ENGINEERING 324)が接触。これが引き金となって多重クラッシュとなり、ボーラ、岡本大地(Buzz Racing)、マスタークラスのKEN ALEX(BUZZ RACING)はコース上でリタイア。佐藤もピットに戻ったももの、そこでリタイアとなった。
セーフティカーランとなり5周目にリスタートすると、レースは昨日の再現のような展開になった。トップのジルテールが1分43秒台のハイペースで、徐々に新原に対するマージンを築き、新原は、3位梅垣と4位鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を従えたまま周回を重ねた。
このレース前、ジルテールと3ポイント差でタイトルの可能性のあった三井優介(DELiGHTWORKS)は、チームメイトの卜部和久(DELiGHTWORKS)をかわせずに6位を走行し、このままではジルテールのタイトルが決定してしまう苦しい状況となった。
膠着状態となったレースは、終盤にオスカー・ブルツ(レクサス松山城北 TOM'S TGR-DC SFL)が、熊谷憲太(LMcorsa OTG 320)を抜いて7位に上がった以外は順位変動はなくフィニッシュを迎え、連勝を飾ったジルテールが今季5勝目のチェッカーを受けた。
三井が6位となったことで、ポイントはジルテール100.5p、三井88.5p。最終戦で逆転不可能な差になったことで、最終戦を待たずにジルテールのドライバーズチャンピオンが決定。ジルテールは、ウィナーズサークルで、表彰台で喜びを爆発させた。
マスタークラスは、ALEXのリタイアで、清水康弘(ART TASTE RACING 324)が逃げ、DRAGONが追う展開になったが、清水が逃げ切って、オートポリス大会以来となる今季4勝目を飾った。
DRAGONが2位になったことで、ALEXとDRAGONのポイント差は10.5pとなり、今季のマスター部門タイトルは、リタイアしたALEXが手にした。
今シーズンの最終戦となる第18戦の決勝は、本日、午後3時20分から14周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI










