全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦、第17戦の公式予選が、9月12日、モビリティリゾートもてぎで行われ、回復した天候でドライコンディションのなか、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が、第16戦で初のポールを獲得。第17戦でもポールを奪い、貴重な2ポイントを獲得した。
マスタークラスは、ポイントリーダーのKEN ALEX(BUZZ RACING)が、抜き出た速さを見せつけダブルクラスポールを奪った。
前大会から2週間という短いインターバルで、最終大会を迎えたSFライツ。タイトル争いは、三井優介(DELiGHTWORKS)85.5p、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)82p、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)78.5pと、7ポイント差で競り合う三人に絞られている。
ここに、前大会で初優勝から三連勝を飾った鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、調子を上げているアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)が絡むと思われ、一層タイトル争いを複雑なものにしている。いずれにしても、近年稀に見る接戦となっている。
一方、マスタークラスは、KEN ALEX(BUZZ RACING)109.5p、DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)99pと、こちらは10.5p差。参加台数の少ないマスタークラスは点差がつきにくいため、ALEXがかなり有利な状況となっている。
第16戦公式予選
朝方までの小雨も止み、コースはドライコンディション。このコンディションが誰に味方をするのか。前日のダンプコンディションとなった練習走行では、鈴木がやや抜き出た速さを見せていた。
10分間の予選が始まると、各車慎重にウォームアップをしながら徐々にペースアップ。僅差でタイトルを争う三人にとっては、ポールポイントの1pも喉から手が出るほど欲しいところだ。
計測4周目に新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が、1分43秒261でトップに立ち、ジルテール1分43秒375、梅垣1分43秒371が僅差で続く。タイトルを争う三井はやや出遅れた感じだ。
ここから、各選手は少しずつタイムを削り取っていくが、ジルテールが計測最終周となる6周目に1分42秒983と、唯一人42秒台に入れて、自身初のSFライツでのポールを奪った。2位には、最後の最後に1分43秒093で新原を上回ったボーラが入り、新原は3位。
タイトルを争う梅垣は6位、三井は7位と、決勝次第ではあるものの、ジルテールがかなり優位に立つことになった。
第17戦公式予選
10分間のインターバルで行われた第17戦予選でも、ジルテールの速さは衰えることはなく、計測4周目に早くも1分42秒814をマーク。速さを取り戻した梅垣、新原も何とか1分42秒台に入れようと攻めるが、43秒を切ることはできなかった。
ライバル勢がもがくのを尻目に、ジルテールはその後も42秒台を連発。安定した速さを見せて、連続ポールを奪った。
梅垣は2位につけたが、三井はまたしても7位と、タイトルには黄信号が灯った。
両レースの予選を終えて、ポイントでは三井85.5p、梅垣82p、ジルテール80.5pと、7ポイントあった三者の差は5ポイントに縮まり、午後の第16戦決勝を迎えることになった。その結果次第ではあるが、ジルテールが逆転トップになる可能性はかなり高そうだ。
第16戦の決勝は、本日の午後3時15分から19周で、第17、18戦の決勝は、日曜日の午前9時20分、午後3時20分から、それぞれ14周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE





