SUPER FORMULA

第6戦富士フリー走行1回目 牧野任祐がトップタイム ポイントリーダーの宮田は5番手

フリー走行1回目:トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦のフリー走行1回目が7月15日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。トップタイムを記録したのは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)で1分22秒477だった。

 2023年シーズンも後半戦に入り、残りは4戦となった。現時点でランキングトップにいるのは第3戦鈴鹿、第5戦SUGOを制した宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)で75ポイント。同じく開幕戦富士、第4戦オートポリスで勝利したリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が63ポイントで続き、前年王者の野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は第4戦を欠場しながらも3位につける。

 なおTGM Grand Prixの53号車をドライブしてきた大湯都史樹はトレーニング中に負傷したため、残念ながら第6戦を欠場することになった。代わって大津弘樹が53号車をドライブする。大津は第4戦オートポリスでも野尻智紀の代役として参戦しており、今シーズンは2度目のスポット参戦となる。また第5戦終了後に発表があったとおり、VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車は今大会からジュリアーノ・アレジに代わって笹原右京がドライブすることになった。

 そうしたなか、フリー走行は午前9時より90分間で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。気温は24℃、路面温度は28℃だ。

 ここで序盤から速さを見せたのは牧野任祐。走り始めて5周目に1分23秒062を記録してトップに立つ。セッション中盤に入ったところでローソンが14周目に1分23秒055を記録して一時トップに立つが、牧野も14周目に1分22秒876までタイムを縮めて再びトップに。3番手には松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が1分23秒134で続く。

 走行開始から55分が経過したあたりで一時雨がぱらつき始めたが、走行に支障をきたすほどではない模様で、この時点でトップの牧野は17周目に1分22秒825までタイムを縮めてきた。チームメイトの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も24周目に1分23秒035を記録して2番手に浮上してきた。

 ところがその直後に大津弘樹(TGM GP SF23)が電気系のトラブルに見舞われ、ヘアピンのイン側でストップしてしまったため、フリー走行は残り23分を切ったところで赤旗中断となってしまう。

 車両回収ののち、フリー走行は午前10時15分に再開された。ここから各ドライバーは予選シミュレーションに取り掛かる。

 まずは残り10分を切ったところで笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)が1分22秒934で2番手に浮上。しかしその直後に佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が1分22秒766を叩き出していきなりトップに躍り出た。

 続いてローソンが終了間際に1分22秒601を叩き出すが、これを牧野が1分22秒477で上回ったところでセッションは終了。牧野任祐がトップタイム。2番手にリアム・ローソン、そして佐藤蓮が3番手という結果となった。

 ポイントリーダーの宮田莉朋は最後に1分22秒920までタイムを縮めて5番手。今大会からスーパーフォーミュラに復帰した笹原右京は6番手で午後の公式予選に臨むことになった。

 公式予選はこのあと午後2時20分よりノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目:2位はリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

フリー走行1回目:3位は佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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