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2015年4月

Super Car Race Series

SCR:第1,2戦富士参戦ドライバー/マシンラインナップ

カテゴリー Photo No. Drivers/Car/Model
CategoryⅠ scr-lineup-32 32 テツオ・オギノ/飯田太陽組
ケーズフロンティアDirection R8 GT3
Audi R8 LMS ultra
scr-lineup-70 70 ナオリュウ/佐々木孝太組
OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
scr-lineup-90 90 テリー・ファング/阪口良平組
BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
scr-lineup-91 91 ジュン・サン・チェン/ユ・ラム組
BuddyClub-FIST-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
scr-lineup-92 92 モーリス・チェン/吉本大樹組
BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
scr-lineup-93 93 チ・ホアン/谷川達也組
BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
CategoryⅡ scr-lineup-7 7 ケン・セト/浅井亮博組
ASAI MOTORSPORT 458
Ferrari 458 Challenge EVO
scr-lineup-8 8 森国形/山崎学組
nano glass 458 EVO
Ferrari 458 Challenge EVO
scr-lineup-14 14 高森博士/田中勝輝組
石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
scr-lineup-36 36 林学/林祐介組
LB・108Racing
DRPORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
scr-lineup-47 47 J.TAD/吉田広樹組
相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
scr-lineup-51 51 任頼速人/竹内浩典組
PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
scr-lineup-52 52 上野嘉三/田畑勇組
Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
scr-lineup-73 73 船井俊仁/東 徹次郎組
TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge EVO
Photo: Hiroshi ICHIMURA

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Super Car Race Series

SCR:第2戦富士 NAORYU/佐々木孝太組がC1で初優勝

■SCRシリーズ2015年第2戦レースリポート

難しいコンディションの中AGE-AGEフェラーリのNAORYUが快走!台湾AAI吉本大樹組を抜いてカテゴリーⅠ初優勝!カテゴリーⅡも勝ってチームWウィン!!

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 前日の第1戦で大逆転勝利を演じた台湾AAIチームの吉本大樹(BMW Z4 GT3)がポール・ポジションからスタート。予選3位から好スタートで2位に浮上したAGE-AGEレーシングの佐々木孝太(フェラーリ458Itaria GT3)が序盤吉本の直後に迫ったものの、雨がぱらつきだし次第に差を広げられる展開に。佐々木同様好スタートで予選4位から3位に浮上したTetsuo Ogino(アウディR8LMS uitla) だったが、トップ2台を追うことができず単独走行。上位陣はこのままの順位でピットインしてドライバー交替。佐々木がピットインした時トップとは12秒以上の差があり、このまま吉本組が逃げるかと思われたがバトンを受けたNAORYUの猛追が始まった。この頃から雨が強くなり始めたこともあって、吉本から替わったM・チェンとの差を見る見る詰めて、ついに25周目、交替してからわずか6周目の最終コーナーでトップ浮上。NAORYUは残り周回を危なげなく走り切って、カテゴリーⅠにステップアップしてからわずか2戦目でうれしい初優勝を飾った。中盤まで3位を走行していたアウディR8の飯田太陽組はマシントラブルから後退。代わって予選8位から追い上げてきたAAIのJ・チェン/Y・ラム組(BMW Z4 GT3) が3位に入った。

 カテゴリーⅡはクラスPPスタートの任頼速人/竹内浩典組(フェラーリ458チャレンジEVO)がスタート直後にトラブル。AGE-AGEの東徹次郎(フェラーリ458チャレンジ)が序盤でスピンを喫しながらも猛烈な追い上げを見せてトップ浮上。バトンを受けた船井俊仁も好走してそのままゴール。これでAGE-AGEレーシングはⅠ、ⅡクラスWウィン達成となった。

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■ドライバーコメント

優勝:NAORYU
 「バトンを受けた時は路面が乾き始めていたのでここでトップに出ようとプッシュしました。雨が強くなってもテストでウェットはたくさん練習したので大丈夫でした。カテゴリーⅡと2台揃って優勝できて最高です」
優勝:佐々木孝太
 「僕たちのクルマは旧モデルなので離されるのは分かっていた。なんとかついて行って想定内のギャップでバトンを渡せてよかった」
2位:吉本大樹
 「もう少しペースを上げたかったが、雨が降ってきて厳しかった。それよりも後半を走ったモーリス(チェン)が雨の中をあれだけ速く走ったのは予想外でした。雨はほとんど経験ないと言っていたのに。いいレースができました」
3位:Jun San Chen
 「前半カテゴリーⅠの集団に追いついて抜くのに苦労した。前がクリアになってプッシュしようと思ったら雨が降ってきてしまった。でもクルマは悪くなかったし楽しいレースができたよ」
カテゴリーⅡ優勝 東徹次郎
 「序盤でスピンしてしまったが、それを取り戻してトップに立てて良かった。テストができなかったので予選が良くなかった。でも決勝はマシンバランスも良くなっていい感じで走れました」
カテゴリーⅡ優勝 船井俊仁
 「東君がトップで戻ってきてくれて、それを守ることができて良かった。雨が強くなってきたけど、僕はけっこう雨が好きなので大丈夫でした」

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レースクィーンリーダー夏野愛子が先導車をドライブ、人気ロックバンドT-BOLANの森本嵐士氏がSCRドライバーを激励。

 グランドスタンド裏の特設ブースでは、前日に引き続き「Kids Traffic Safety School Projects」が行われ、多くの家族連れが楽むとともに、SCRレースクィーンたちも会場に登場し、ファンと触れ合った。そのレースクィーンリーダーでモデル謙レーシングドライバーの夏野愛子は、SCR決勝レーススタート前にコースを1周する先導車のドライバーも務めた。レースクィーンスタイルからレーシングスーツ姿に変身。夏野愛子は現在SCR参戦を目指して特訓中。早速その成果を現し颯爽とスーパーカーをドライブした。

 また先日の第1戦には人気ロックバンドT-BOLANのヴォーカルで、今年はソロアルバムを制作中の森友嵐士氏が来場。森友氏はSCRの主宰者でプラチナドライバーとして自らも参戦する竹内浩典の友人であり、SCR & Kids Traffic Safety School Projectsの賛同者。表彰式に参加して入賞者にトロフィーを手渡すとともにミニライブを開催。弾き語りでヒット曲などを披露してくれた。スーパーカー世代でクルマ好きと言う森友氏は「小さい頃はスーパーカーが大好きでよくスーパーカー消しゴムを集めていました。スーパーカーレースはすごい迫力ですね。やっぱりサーキットでエンジン音を聞きながら観るのが一番。多くの方にサーキットに足を運んでもらいたいですね」と、スーパーカーレースに魅了された様子だった。

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Text: Hideyasu USUI
Photo: Eiji TAKEUCHI
Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第2戦富士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2015/04/21) Final Race Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-SemiWet
2015 SUPER CAR RACE Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
170CⅠ1ナオリュウ
佐々木 孝太
OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
331:01'07.130
292CⅠ2モーリス・チェン
吉本 大樹
BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
3337.720
391CⅠ3ジュン・サン・チェン
ユ・ラム
BuddyClub-FIST-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
331'20.375
473CⅡ1船井 俊仁
東 徹次郎
TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
331'24.147
5*7CⅡ2ケン・セト
浅井 亮博
ASAI MOTORSPORT 458
Ferrari 458 Challenge EVO
331'47.897
652CⅡ3上野 嘉三
田畑 勇
Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
332'00.810
7*14CⅡ4高森 博士
田中 勝輝
石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
321Lap
836CⅡ5林 学
林 祐介
LB・108Racing DR
Lamborghini Gallardo LP 570-4
312Laps
993CⅠ4チ・ホアン
谷川 達也
BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
312Laps
1047CⅡ6J.TAD
吉田 広樹
相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
285Laps
---- 以上規定周回数(C1: 27Laps / C2: 27Laps)完走 ----
-*32CⅠ-テツオ・オギノ
飯田 太陽
ケーズフロンティアDirection R8 GT3
Audi R8 LMS ultra
294Laps
-8CⅡ-森 国形
山崎 学
nano glass 458 EVO
Ferrari 458 Challenge EVO
726Laps
-90CⅠ-テリー・ファング
阪口 良平
BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
033Laps
-51CⅡ-任頼 速人
竹内 浩典
PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
033Laps
  • Fastest Lap: CarNo.92 モーリス・チェン/吉本大樹組(BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3) 1'40.541 (10/33) 163.384km/h
  • Fastest Lap: CarNo.7 ケン・セト/浅井亮博組(ASAI MOTORSPORT458) 1'44.473 (11/33) 157.235km/h
  • CarNo.7は、Super Car Race Series Sporting Regulations第23条6.(スタート進行手順)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.14は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(Wチェッカー)違反により、訓戒とする。
  • CarNo.32は、Super Car Race Series Sporting Regulations第29条2.(ピット作業)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティを科した。

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 レース後のコメント(チームルマン)

小林可夢偉(予選10位 決勝9位)
(国本)雄資のストールでえらいことになりました。
彼を避けようとして僕のアンチストールも入ってしまいました。
(終盤野尻に抜かれたことに関して)あれだけタイム差があったら抑え込むのは無理でした。今日のレースは一言で言って悲惨です。予選から流れが悪かった。想定外のことばっかり起きました。この経験をよく理解して、次のレースに向けて改善していかないといけませんね。
タイヤがどれだけもつのかわからないで走っていましたが、意外にもつなあと。わかっていればもうちょっと速いペースで走れたと思いますが、1セット目は内圧が高すぎました。
一発のタイムなら戦えると思いましたが、レースで勝つにはまだまだ足りないですね。
平川亮(予選15位 決勝12位)
スタートがうまくいきませんでした。目の前の小暮さんがスタートを失敗して、その前もずっと詰まっていてどうにもなりませんでした。その後はずっとパレードランみたいになってしまいました。
ピットに入って前がいなくなってからはいいペースで走れたので、ピットアウトの時にストールしていなければポイントは取れていたと思います。タイヤ無交換にしては悪くないペースでしたし、岡山に向けていいデータが取れたと思います。
岡山ではGTでも勝てているし、ストレートが短いので、エンジンの性能も僅差になると思います。それにトヨタエンジンもまだまだパワーアップしてくれると思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

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優勝 アンドレ・ロッテラー(トムス)
lotterer 1-2フィニッシュを達成できて、チームトムスに取っても最高の結果になりました。それができたのはチームの潜在能力が高いからだと思うし、実際クルマの戦闘力は非常に高かったです。
今日はスタートが決め手で、それがうまくいって後はシンプルなストーリーになりました。それでも安定したペースで周回を重ねるのは決してイージーではありませんでしたよ。
ピットストップまでに5秒くらいのマージンを作りたかったので、序盤は全力でプッシュしました。
2位 中嶋一貴(トムス)
kazuki 朝の走行は雨だったので、クルマのバランスを確認していましたがよくわからないままレースを迎えました。
決勝はスタートがキーだと思っていました。うまくいったんですけど、アンドレの前には出られませんでしたね。
山本が速かったので本当にきつかったです。最後は壊れてくれて楽になりましたけど、それまではずっと後ろを見ながら走っていました。
スプーンは明らかにこっちの方が速かったので、そこさえ押さえておけばなんとかなるとは思いましたが。
3位 クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(ダンデライアン)
kerthekeyan 朝の走行ではクルマの状態が良くなくて決勝が心配でした。スタートも良くなくてずっと石浦に前を抑えられて何周も走ることになってしまいました。最後に3位に上がれたのはラッキーでした。初めて表彰台に上がることができて嬉しいですし、新しく加入したチームにとってもこれでモチベーションが上がると思います。
優勝チーム監督 舘信秀(トムス)
tachi 長年レースをやってきましたが、中々こううまくいくことはありませんから非常にハッピーです。どうもありがとうございます。
予選が3位、5位に終わったので決勝は苦戦するかと思いましたが、スタートが決め手でしたね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 トムスが1-2フィニッシュ!!#2ロッテラー独走でトップフォーミュラ通算21勝を達成。

2015全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第1戦「鈴鹿2&4レース」の決勝が4月19日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選3番手の#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)がスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って優勝。
2位には#1中嶋一貴がつけ、トムスが1-2フィニッシュで幸先良く2015シーズンをスタートした。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:28,000人)

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第1戦決勝は午後3時にフォーメーション開始。
心配された雨は最後まで降ることはなく、終始ドライコンディションのまま43周を戦うことになった。

ホールショットを奪ったのは3番手スタートのロッテラー。
スタートで出遅れたポールシッターの#16山本尚貴(無限)を難なくかわし、一気に後続を突き放しにかかった。
2番手にはチームメイトの一貴、3番手には#38石浦宏明(セルモインギング)が続き、山本は4番手に後退して1コーナーを通過。しかし山本はその周のバックストレート、その先のホームストレートと立て続けにに2回オーバーテイクシステムを作動させて2周目の2コーナーで石浦をねじ伏せると、そのまま一気に一貴との差を縮めにかかった。
12周を終えたところで両者の差は0.78秒に。そこからはコンマ7~8秒の間隔で一進一退の攻防が続く。

レースが動いたのは28周目。
2位を走る一貴が先にピットに飛び込むと、それを見て取った山本がオーバーテイクシステムを駆使して猛然とプッシュ、そのまま29周終わりでピットに飛び込んで一貴の前でピットアウトしようと目論む。
ところが16号車は左フロントタイヤの交換に手間取り、15.5秒もの作業時間を要してようやくコースへ。
その鼻先を一貴がかすめて再び2位となった。
懸命に追い上げる山本は33周終わりで0.59秒差まで詰め寄るが、一貴も一歩も譲らない。
結局この戦いはファイナルラップに差し掛かって山本のエンジンが白煙を上げて力尽きるという形で決着することになった。

一方トップのロッテラーはこの間に後続との差を着実に広げ、最後は2位以下に9.484秒の大差をつけて43周を走りきり、見事開幕戦を制した。この勝利はロッテラーにとっては国内トップフォーミュラ参戦100戦目にして通算21回目の優勝となった。

山本のリタイヤによって3いに繰り上がったのは今季ダンデライアンに移籍した#41ナレイン・カーティケヤン。フォーミュラニッポン時代を含めてこれが初の表彰台となった。

また、久々に国内復帰を果たして注目を集めている元F1ドライバーの小林可夢偉はスタートで前のクルマに詰まって行き場をなくし、9周終わりでピット作業を行うという作戦に出たが、レース終盤ファステストラップを連発して追い上げてきた2年目の#40野尻智紀にかわされて結局9位に終わった。

次戦は7年ぶりの開催となる岡山国際サーキット。
5月23日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS431:14'01.371
21中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS439.484
341ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS4327.706
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS4338.999
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS4340.079
664中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS4343.908
711伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS4344.775
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS4351.669
98小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS4356.433
1065ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS431'09.785
1120アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS431'14.518
127平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS431'14.851
1318中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4ABS431'28.584
144ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS431'36.605
1516山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414EBS421Lap
163ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS421Lap
1739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS421Lap
----- 以上規定周回数(38Laps)完走 ----
-34小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414EBS637Laps
-10塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBSDNS-
  • Fastest Lap: CarNo.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1'40.912 (37/43) 207.16km/h

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

優勝 ニック・キャシディ(トムス)
f3-rd2-r-pc-cassidy 自分では昨日も含めて二つ勝てたと思っていますが、残念ながら昨日のレースはペナルティを受けてしまいました。
僕は納得していませんけど、出てしまった結果はもう仕方がありません。
それだけに今日の結果は嬉しかったです。クルマのセットアップも良くできていました。レース序盤は全力でプッシュして、そのあとはタイヤを労わる為に後ろとのタイム差を考えながらセーブしていました。ラスト5周は再びプッシュしましたが、それでもマージンは残していました。レース全体を通じて安定したペースで走りきれたことは良かったと思っています。
つぎのもてぎは初めてのトラックですが、マカオがそうだったように今までも初めてのトラックでいい結果を残せているので、自信はあります。
2位 高星明誠(B-MAX)
f3-rd2-r-pc-takaboshi 昨日はトムスの2台と比べてタイムが遅かったので、今日のレースに向けてチームと話をしてクルマを改善してきました。スタートで2位に上がることができ、そこから抑えることなくプッシュし続けて、クルマがどう変化していくのかを考えながら走っていました。
今週末で自分たちのクルマの速いところとダメなところがわかったのは良かったです。でもトップのクルマにペースを考えながら走られたのは悔しいです。
次のもてぎでは勝てる状態で走れるよう、きちんと準備をしていきたいです。
3位 山下健太(トムス)
f3-rd2-r-pc-yamashita 昨日は残念ながらノーポイントに終わったので、今日は絶対勝ちたかったです。イン側のグリッドが濡れているのはわかっていたんですけど、スタートが遅くて序盤のペースも良くありませんでした。それで後半勝負だなと思ったんですが、レース中盤に離され過ぎてしまいました。3番というのは微妙ですが、つぎにつながる結果だとは思います。
次のもてぎではちゃんとポイントを取りたいです。
Nクラス優勝 小河諒(トムス)
f3-rd2-r-pc-ogawa 鈴鹿は自分にとっていろんな意味で特別なサーキットです。
その鈴鹿で勝てたということで父のことを含めていい報告ができるレースになりました。
トムスは厳しいチームですが、今日のレースまでに考える時間をいただき、リフレッシュして走ることができました。すごく楽しい17周でした。
今日の目標は最初から最後までコンマ5秒以内のペースで走ることでしたから、序盤に無理をしないように走りました。
次のもてぎでも1周1周を大切にして戦いたいです。
Nクラス2位 三浦愛(EXCEDY)
f3-rd2-r-pc-miura 今日はアウト側の有利なスタート位置で、うまくスタートでトップに立ちましたが、小河選手が余裕を持ってついてきているのがミラーを見ていてわかりました。スプーンでミスをしてしまってシケインでインをつかれました。ミスをしたからとあそこでインを譲ったのはミスだったと思います。
レース終盤はタイヤだけでなく体もタレてきたので、まだまだやるべきことがたくさんあることを痛感しました。
シリーズの中では鈴鹿が一番体力的に厳しいので、もてぎでの3レースも鈴鹿に比べればきつくないと思います。
Nクラス3位 DRAGON(B-MAX)
f3-rd2-r-pc-dragon 苦手な鈴鹿のレースで目標を立ててきちんとそれを実行できたのは良かったです。前の二人との差も縮めることができましたし。これからも若い二人についていきたいです。
鈴鹿さえ乗り切れば、あとは得意なサーキットばかりです。次のもてぎも事前にしっかりテストして、少しでも差を縮めていけたらと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 #37キャシディがポール・トゥ・ウィンで今季初勝利。Nクラスも#38小河諒がF3初優勝

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2015全日本F3選手権第2戦の決勝が4月19日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#37ニック・キャシディ(PETRONAS TOM’S F312)がそのまま逃げ切って今季初勝利を挙げた。
Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が予選トップの#3三浦愛(EXCEDY RACING F307)を捉え、こちらもF3初優勝を達成した。

第2戦決勝は午前10時40分より17周で行われた。
朝から降っていた雨はスタート進行が始まる頃には収まり、路面はこのレースに先立って行われたスーパーフォーミュラのサーキットサファリの頃から次第に乾き始めており、全車スリックタイヤでの戦いとなった。

ホールショットを奪ったのはポールのキャシディ。
予選2番手の#36山下健太(トムス)はわずかに出遅れ、それをかわして#23高星明誠(B-MAX)が2番手に上がってきた。
序盤一気に後続を突き放しにかかったキャシディだったが、高星も3周目から徐々に差を縮めにかかり、レース中盤の11周目には0.6秒差にまで迫った。

しかしキャシディもレース終盤に再びペースを上げ、13周終わりで1秒差、15周目には1.7秒と高星を突き放し、最後は2.1秒にリードを広げてチェッカーを受け、今季初勝利を挙げた。
高星は終盤に入って山下の追撃を受けたもののなんとか2位でフィニッシュ、第2戦終了時点でランキングトップの座を守った。

Nクラスは予選トップの#3三浦がアウト側の有利なスタート位置から好発進。そのままトップで周回を重ねたが、5周目のスプーンでわずかにミスをしてしまい、一気に小河に差を詰められて1コーナーでトップの座を奪われた。
小河はそのまま三浦との差を着実に広げ、4.5秒もの大量リードを築いてF3初勝利をものにした。
2位に三浦愛、3位には#30DRAGONがつけた。

全日本F3選手権第2大会の舞台はツインリンクもてぎ。
5月9-10日に第3戦、第4戦、第5戦の3レースを開催する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineTireLapTotal_Time
Behind
1371ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1732'48.821
2232高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH172.153
3363山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH172.694
484高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH179.573
5225ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1713.581
626石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1715.421
777福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1716.170
8198ストルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1727.212
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1740.079
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1750.578
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1755.176
1230N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH171'30.112
1377N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH171'43.204
141310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH171'47.164
155N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH171'47.792
1618N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH161Lap
---- 以上規定周回数(15Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.37 ニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'55.094 (6/17) 181.64km/h

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行2回目 トップタイムは#34小暮。ポールの#16山本は12番手につける

全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦のフリー走行2回目が4月19日、鈴鹿サーキットで行われ、#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)が1’55.419でトップ。
ポールシッターの#16山本尚貴(TEAM無限SF14)は12番手だった。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から小雨がぱらつく難しいコンディション。
午前9時からのフリー走行2回目は各車ウェットタイヤでの走行となった。
唯一#7平川亮(ルマン)だけがスリックで走り始めたが、こちらも途中からウェットに交換して周回を重ねることになった。

周回を重ねるにつれて路面は次第に乾いていき、それにつれてラップタイムも1分59秒台から1分56秒台に上がっていく。
そうした中で序盤から好タイムを連発したのが小暮。
開始14分で1’56.184を記録してトップに立つと、次の周には1’55.992、さらにその10分後には1’55.419までタイムを短縮。これがこのセッションでの最速タイムとなった。
2番手は#3ジェームス・ロシター(コンドウ)で1’55.558、以下3番手に#64中嶋大祐(ナカジマレーシング)、4番手に#20アンドレア・カルダレッリ(インパル)とホンダ勢、トヨタ勢が交互に続き、トップから1秒以内に11台がひしめくといういつもながらの接戦となった。
今シーズンのスーパーフォーミュラは両メーカーほぼ互角の状態で決勝を迎えられそうな気配だ。

今季注目の元F1ドライバー#8小林可夢偉(ルマン)は1’55.652で5番手とまずまずの位置につけている。

第1戦決勝はこのあと午後3時より43周で行われる。
予報では曇り時々雨となっており、タイヤ選択を含めて難しいレースとなりそうだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行2回目結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/19) Free Practice 2 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
134小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'55.419--181.124
23ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'55.558 0.139 0.139180.907
364中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'55.566 0.147 0.008180.894
420アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'55.603 0.184 0.037180.836
58小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'55.652 0.233 0.049180.760
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'55.802 0.383 0.150180.525
711伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'56.022 0.603 0.220180.183
810塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'56.153 0.734 0.131179.980
92アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'56.287 0.868 0.134179.772
101中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'56.330 0.911 0.043179.706
117平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'56.343 0.924 0.013179.686
1216山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'56.721 1.302 0.378179.104
1338石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'56.894 1.475 0.173178.839
1465ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'56.944 1.525 0.050178.762
1541ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'57.034 1.615 0.090178.625
1618中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'57.225 1.806 0.191178.334
1739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'57.262 1.843 0.037178.278
1840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'58.384 2.965 1.122176.588
194ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'58.823 3.404 0.439175.936

Super Car Race Series

SCR:第1戦富士 吉本大樹、モーリス・チェン組のBMW Z4が逆転優勝

2015スーパーカーレースシリーズ、霊峰富士を背にいよいよ開幕!

 2年目を迎えたSCR、スーパーカーレースシリーズがいよいよ開幕。4月18日、初夏を感じさせる陽射しの中、青空にくっきりと浮かび上がった霊峰富士を背にカテゴリーⅠ、カテゴリーⅡに合計14台が参戦し熱き戦いをくり広げた。

台湾ショック!!Aドライバー予選でBMW Z4 GT3のJun San Chenが、Bドライバー予選で同じくBMW Z4を駆る吉本大樹がPP。AAIチームがWポール獲得!

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 公式予選、昨年はA、B両ドライバーのタイム合算でスターティンググリッドが決まったが、今年はAドライバー予選で第1戦のグリッドが決定。加えてAドライバーがスタートを担当。Bドライバー予選で19日第2戦のグリッドが決まることになった。そのAドライバー予選でPPを奪ったのが1分41秒920を記録した台湾の強豪AAIチームのJun San Chen(BMW Z4 GT3)。「クルマは好調、決勝も問題ない。行けると思うよ」と笑顔を見せた。

 続いて行われたBドライバー予選はトップが二転三転する激しいアタック合戦が展開された末、AAIチームからBMW Z4 GT3で参戦した吉本大樹がコースレコードを破る1分39秒966をたたき出してPP。同じくAAIの谷川達也(マクラーレンMP4-12C GT3)が2位に食い込み台湾AAIチームがトップ2を占めた。AAIは今回4台を参戦させ、2台がPP。他も上位に入る快挙。まさに台湾旋風が吹き荒れた予選となった。吉本は「クルマはいい感じに仕上がった。第1戦は相棒が頑張って4位につけたので後半巻き返したい。第2戦はPPから逃げたいですね」と、AAIチームの連勝をその視野に捉えたようだ。

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決勝は劇的な展開!4位スタートのAAI、BMW Z4 GT3がM・チェンから吉本大樹へつないで残り2周でトップ浮上の大逆転優勝。

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 迎えた第1戦、50分の決勝レースは劇的な展開となった。PPのJ・チェン(BMW Z4 GT3)がトップを守るも、予選3位から好スタートで2位に浮上したNAORYU(フェラーリ458Itaria GT3)が追いつき2周目の第1コーナーでトップ浮上。この後2台のデッドヒートが展開され、5周目に再びチェンがトップに立つと一気にスパート。NAORYUを引き離して行った。3位OGINO(アウディR8LMS uitla)、4位にM・チェン(BMW Z4 GT3)と続いた。

 そのM・チェンが12周目にピットインすると、3位のTetsuo OGINOが13周目、2位NAORYUが14周目にピットイン。それぞれ吉本大樹、飯田太陽、佐々木孝太に交替。ここから3人の猛追が始まった。16周目トップJ・チェンがピットインした時2位に15秒以上の差をつけていたが、まずは飯田太陽(アウディR8LMS uitla)が1周2秒以上速いペースで追い上げて24周目にトップに浮上。だがそれ以上にすごかったのが吉本(BMW Z4 GT3)だ。1分40秒台とトップ飯田より3秒も速いペースで22周目に3位、残り6分となった25周目に2位。この時点でトップとは3秒あまりの差。逃げる飯田、追う吉本。残り2周となった28周目。吉本は100Rでついにトップ浮上。そのまま逃げ切って劇的な優勝を飾った。2位飯田。26周目にY・チェンをかわした佐々木孝太が3位に滑り込んだ。

 カテゴリーⅡは予選でクラストップをゲットした上野嘉三/田畑勇組(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)が、スタート直後にオーバーランで遅れながらも上野-田畑とつないで快走。上位の脱落があったとはいえ残り4周となって再びトップに返り咲く劇的な展開の優勝となった。

■ドライバーコメント
優勝:吉本大樹
 「相棒のモーリスが予選と同じくらいのペースで走ってくれて、トップと大きな差がつかなかった。想像以上の速さで。それが大きかった。とにかく勝てて良かった。明日も勝ちますよ」
2位:飯田太陽
 「面白いレースだった。ABSが不調になってしまって、それが敗因です。トップが見えていただけに残念です。明日頑張ります」
3位:NAORYU
 「1周目か2周目でトップに出ようと思って頑張りました。相手もすごく速くてサイド・バイ・サイドの展開になったけど頑張りました。スリルがあって最高のレースでしたね」
カテゴリーⅡ優勝 田畑勇
「棚から物が落っこちてきた感じですね(笑)。上野君がすごく速かった。クルマは今日の予選ですごく良くなった。この調子で明日も優勝もらいたいですね」

 第2戦は19日午後1時55分スタート(60分レース)。カテゴリーⅠは吉本大樹/M・チェン組(BMW Z4 GT3)が、カテゴリーⅡは任頼速人/竹内浩典組(フェラーリ458 Challenge EVO)がPPからスタートする。

楽しみながら交通安全ルールを学ぶ「Kids Traffic Safety School Projects」開催。多くの家族連れが春の一日を満喫

 グランドスタンド裏では、今シーズンSCRシリーズ全戦で開催される「Kids Traffic Safety School Projects」が行われ、好天の元多くの家族連れが楽しんだ。これはサーキットで「たのしみ」、交通安全を「まなぶ」全く新しいイベントで、スーパーカーの魅力を通して、楽しみながら交通安全ルールを学ぶことができる参加体験型交通安全教室。信号機や横断歩道、道路標識などミチュア交差点を設置し、子供たちが自ら電気自動車を運転して、楽しみながら交通ルールを学ぶことができるもの。最初は自由に走っていた子供たちも、すぐに左側走行、一旦停止、赤信号で止まることを覚え、それができたことに笑顔を見せていた。イベントは19日も午前9時から行われる。

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Text: Hideyasu USUI
Photo: Eiji TAKEUCHI
Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第1戦富士決勝結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2015/04/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
192CⅠ1モーリス・チェン
吉本 大樹
BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
2951'12.613
232CⅠ2テツオ・オギノ
飯田 太陽
ケーズフロンティアDirection R8 GT3
Audi R8 LMS ultra
291.956
370CⅠ3ナオリュウ
佐々木 孝太
OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
299.201
491CⅠ4ジュン・サン・チェン
ユ・ラム
BuddyClub-FIST-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
2914.524
5*52CⅡ1上野 嘉三
田畑 勇
Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
281Lap
6*73CⅡ2船井 俊仁
東 徹次郎
TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
281Lap
714CⅡ3高森 博士
田中 勝輝
石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
281Lap
847CⅡ4J.TAD
吉田 広樹
相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
281Lap
9*93CⅠ5チ・ホアン
谷川 達也
BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
245Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-7CⅡ-ケン・セト
浅井 亮博
ASAI MOTORSPORT 458
Ferrari 458 Challenge EVO
272Laps
-51CⅡ-任頼 速人
竹内 浩典
PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1217Laps
-8CⅡ-森 国形
山崎 学
nano glass 458 EVO
Ferrari 458 Challenge EVO
1118Laps
-90CⅠ-テリー・ファング
阪口 良平
BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
DNS
  • Fastest Lap(C1): CarNo.92 モーリス・チェン/吉本大樹組(BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3)1'40.339 (18/29) 163.615km/h
  • Fastest Lap(C2): CarNo.7 ケン・セト/浅井亮博組(ASAI MOTORSPORT 458)1'43.715 (20/27) 158.348km/h
  • CarNo.73は、ピットレーン速度違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.93は、Super Car Race Series Sporting Regulations第23条6項(スタート進行手順)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.52は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第43条1.(ピットからの発進)違反により、訓戒とする。

Super Car Race Series

SCR:第2戦富士Bドライバー公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2015/04/20) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
192CⅠ1吉本 大樹BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
R1'39.966--164.324
2*93CⅠ2谷川 達也BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
R1'40.120 0.154 0.154164.071
390CⅠ3阪口 良平BuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
R1'40.500 0.534 0.380163.451
470CⅠ4佐々木 孝太OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
R1'40.872 0.906 0.372162.848
532CⅠ5飯田 太陽ケーズフロンティアDirection R8 GT3
Audi R8 LMS ultra
1'41.818 1.852 0.946161.335
651CⅡ1竹内 浩典PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1'43.335 3.369 1.517158.966
78CⅡ2山崎 学nano glass 458 EVO
Ferrari 458 Challenge EVO
1'43.623 3.657 0.288158.525
847CⅡ3吉田 広樹相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
1'43.757 3.791 0.134158.320
991CⅠ6ユ・ラムBuddyClub-FIST-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
1'44.166 4.200 0.409157.698
107CⅡ4浅井 亮博ASAI MOTORSPORT 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1'44.186 4.220 0.020157.668
1173CⅡ5東 徹次郎TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
1'44.440 4.474 0.254157.285
1252CⅡ6田畑 勇Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'44.812 4.846 0.372156.726
1314CⅡ7田中 勝輝石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
1'46.456 6.490 1.644154.306
1436CⅡ8林 祐介LB・108Racing DR
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'52.03812.072 5.582146.618
---- 以上基準タイム(110% - C1: 1'50.214 / C2: 1'53.928)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコードを更新しました。

Super Car Race Series

SCR:第1戦富士Aドライバー公式予選結果

富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2015/04/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191CⅠ1ジュン・サン・チェンBuddyClub-FIST-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
1'41.920--161.173
232CⅠ2テツオ・オギノケーズフロンティアDirection R8 GT3
Audi R8 LMS ultra
1'42.251 0.331 0.331160.652
370CⅠ3ナオリュウOLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'42.836 0.916 0.585159.738
492CⅠ4モーリス・チェンBuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3
BMW Z4 GT3
1'44.099 2.179 1.263157.800
552CⅡ1上野 嘉三Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'45.121 3.201 1.022156.266
673CⅡ2船井 俊仁TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
1'45.285 3.365 0.164156.022
77CⅡ3ケン・セトASAI MOTORSPORT 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1'46.087 4.167 0.802154.843
88CⅡ4森 国形nano glass 458 EVO
Ferrari 458 Challenge EVO
1'46.441 4.521 0.354154.328
947CⅡ5J.TAD相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
1'47.092 5.172 0.651153.390
1014CⅡ6高森 博士石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
1'47.224 5.304 0.132153.201
1136CⅡ7林 学LB・108Racing DR
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'48.284 6.364 1.060151.701
1293CⅠ5チ・ホアンBuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
1'48.839 6.919 0.555150.928
1390CⅠ6テリー・ファングBuddyClub-AAI-MP4-12C-GT3
McLaren MP4-12C GT3
1'49.047 7.127 0.208150.640
1451CⅡ8任頼 速人PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1'49.591 7.671 0.544149.892
---- 以上基準タイム(110% - C1: 1'52.569 / C2: 1'56.047)予選通過 ----

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 新しいマシンを迎えての開幕戦は、チーム一丸で難しいコンディションに立ち向かい、Arnage Racing3年目のシーズンを完走してスタート (Arnage)

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 待ちに待ったAUTOBACS SUPER GT 2015年シリーズの開幕。今年のGT300クラスには、マザーシャシーを使った車両や国産FIA-GT3車両となるLEXUS RCF GT3が加わってさらにバラエティに富んだラインナップとなり、28台のエントリーがシーズン直前に発表された。

gt-r1-arnage-04  チーム結成3年目となるArnage Racingは、シーズンオフの間にマシンをチェンジして2015年を戦うことを決意し、2月の半ばに新たなパートナーとしてMercedes-Benz SLS AMG GT3をガレージに迎えた。ファンの注目する中、車両名はSKT Exe SLS、ドライバーは昨シーズンと変わらず、固い絆で結ばれた加納政樹、ナニン・インドラ-パユーング、安岡秀徒の三人体制が発表された。昨季までの熱をそのままに、新たなシーズンもまた「チーム一丸」で戦いたいという一同の想いを乗せて、Arnage Racingは新たなステージに向かって走り出すことになった。

 3月14日、15日の岡山公式テストは、チームとしての実質上の車両シェイクダウンだったにも関わらず、「ここ数年来で一番走れた」(監督談)というほど順調に走行した。3人のドライバーも初めてのマシンの手ごたえをしっかりと受け止め、終盤にトラブルは出たものの、大変意義の大きいテストとなった。チームは、レースまでの3週間をトラブルが出た箇所を含め、ギアの交換や細かい調整に費やし、テストのデータを踏まえてセットアップを詰めていった。

April 4th Qualifying

  • 曇り/ドライ  気温:23℃→22℃ / 路面温度:28℃→28℃  入場者;9,300人

 例年強風や雹に祟られる開幕戦の岡山国際サーキットだが、今年はいつになく暖かいレースウィークとなった。しかし、天気予報は連日曇りと雨マークが並び、予選日も朝のフリー走行はウェット路面からのスタートとなった。

gt-r1-arnage-09  開幕戦を加納、安岡コンビで戦うArnage Racingは、予選日午前中の公式練習をスタート。少しでも新しいマシンに慣れておきたい両選手は、時間いっぱいを使って周回を重ねた。雨は上がったもののなかなかドライ路面にならない状況の中、時折マシンが見せる挙動の変化はつかみどころがなく、エンジニアが首をかしげる場面もあったが、両ドライバーは無事に41Lapを走行して、順調にマシンに習熟していった。*ベストラップは31Lap目に安岡選手が出した1’29.100(17位)

gt-r1-arnage-08  午後になって路面は完全にドライコンディションとなり、14時50分から予選がスタート。今シーズンも安岡選手が開幕戦のグリッドをかけて、車両をコースに進めた。しかし、安岡選手の気負いがプレッシャーとなって伝わったか、マシンは思うようにタイムを上げることができない。Q1でも上位陣の多くが1分27秒台前半のタイムを出すなか安岡選手は1’29.390と振るわず、Q2進出を許されなかった。

 なお300クラス予選の結果は下記のとおり。

  • P1 #10 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート / 千代 勝正 (1'26.532)
  • P2 #11 GAINER TANAX SLS 平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム (1'26.828)
  • P3 #55  ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志 (1'26.837)
  • P24 #50 SKT EXE SLS 加納政樹 / 安岡秀徒 (1'29.390)

April 5th Race Day

  • 曇り~雨/ウェット  気温:18℃→20℃ / 路面温度:20℃→19℃  入場者;17,000人

gt-r1-arnage-15  安岡選手にとっては非常に不本意となった予選日の夜、チームはセットアップをさらに詰めた。特に、公式練習の間に見え隠れしていた「つかみどころのなさ」の原因をさぐるべく、夜遅くまで何が効果的かを模索した。

 決勝日は朝から雨模様。9時から行われたフリー走行もウェットコンディションからのスタートとなった。チームは雨レースを想定してインターミディエイトで車両をコースに出し、前夜のセットアップの確認も含めて多くのチェックを行った。時折強くなる雨にクラッシュする車両も出て赤旗が提示されるなど、コンディションは難しい。しかし、加納、安岡両ドライバーは順調に12Lapを走行し、確かな手応えを得ることができた。

 午前中の走行の後半から雨は上がったが、コース上はまだまだドライコンディションには至らない。今後の雲行きは全く読めないながらも、雲が切れた空は明るくなっていた。チームは一旦、インターミディエイトタイヤでマシンをグリッドに送り出したが、エンジニアは路面が早めに乾くであろうと判断。ほとんどのチームがレインタイヤを選択する中、Arnage Racingはドライタイヤでレースを戦うことを選んでスタートの時を待った。

gt-r1-arnage-20  14時30分岡山県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップのあとフォーメーショ ンラップと続き、いよいよ2015年のSUPER GTの幕が切って落とされた。スタートドライバーを託された安岡選手は、24位から追い上げをかけるべく300km、82Lapのレースをスタートした。スタートしてからも路面はなかなかドライコンディションとならず、安岡選手は我慢の走りを強いられる。しかし、渾身のドライブでコースにとどまり、徐々に乾いていく路面に、次第にタイムを上げていく。23Lap辺りからコンディションはさらに好転し始め、タイヤが目覚めたようにペースを上げて29Lap目にはベストラップとなる1‘36.241をレコード、追い上げが期待された。

 ところが、33Lap目に差し掛かるころ再び空が暗転、雨が降り始める。これ以上安岡選手を苦しめるわけにはいかないチームは、急きょ36Lap目でマシンを呼び戻した。タイヤをインターミディエイトに交換、加納選手にドライバー交代をして22位でマシンをコースに戻した。

gt-r1-arnage-23  加納選手は、路面のコンディションにぴたりと合ったタイヤで怒涛の追撃を開始。霧雨のような雨が路面を濡らし続ける中、1分42秒から43秒という、上位車両にもまったく引けを取らない素晴らしいタイムで走行を続け、45Lap目に20位、61Lap目に19位と、少しずつ順位を上げていった。その後雨脚が強まるレース終盤になっても、加納選手の激走はとどまるところを知らず、82Lapの岡山ラウンドを見事に完走して18位でチェッカーをうけることができた。

 最後まで先の読めない難しいコンディションのレースとなったが、SLS AMG GT3を新たに迎えたArnage Racingは、雨の得意な安岡選手の気力を尽くした走りと、百戦錬磨のGTドライバーに勝るとも劣らない加納選手の激走のおかげで多くのものを得、2015年のシーズンを幸先の良い完走でスタートさせることができた。

  • P1 #31  TOYOTA PRIUS apr GT  嵯峨 宏紀 / 中山 雄一
  • P2 #55  ARTA CR-Z GT  高木 真一 /小林 崇志
  • P3 #21  Audi R8 LMS ultra リチャード・ライアン /藤井 誠暢
  • P18 #50  SKT EXE SLS 加納政樹 / 安岡秀徒
チーム代表 伊藤宗治
gt-r1-arnage-28  我々Arnage Racingは2015年、新しいシーズンを迎えるにあたって、車両をアストンマーチンからSLSに変更しました。スタッフ一同大変なシーズンオフを乗り越え、応援してくださる皆様のおかげで開幕戦に出走できたということは、代表として大変喜ばしいことです。心から感謝いたします。今日のレースを振り返ると、スタートをスリックで行く決断をしたものの路面がなかなか乾かずに、結果としてそこで激しく順位を落としたわけですが、安岡が渾身の走りでコースにとどまってくれ、加納が今後を期待させるような走行を見せてくれたおかげで、チームとしてのトータルを考えると悪いレースではなかったと思います。多くのスポンサーやファンの皆様のご期待に添えるほどの結果は得られませんでしたが、これに懲りず、引き続き応援のほどお願いします。
ドライバー 加納政樹
 車が変わって迎えた開幕戦、どんなレースになるのかなって思てたんですけど、乗り出しは良いような感触もありながら、タイヤを変えたら、どうなってんの?っていうことも起こって、みんな経験もないですから、いろんな初期的な「産みの苦しみ」みたいなものも経験しながらスタートしていくことになりました。決勝はいろんな作戦を考えたり、チャレンジあったりしながら、アルナージュらしくレースを戦えたんじゃないかな。前半スリックでスタートして、タイヤに熱が入るまで時間がかかりましたけど、安岡くんの激走もあってね。もうちょっと引っ張ってやろうと思ってたところにまさかの雨で、なかなか難しかったですね。でもまあ今の状況下から考えていけば、まずは完走をきちっとすることができたのと、車にもけっこうロングで乗れたんで、雨の状態で、特に乗りやすさみたいなのがやっと出てきた。そうやって、次に向けて、ちょっとずつSLSの知識も一つずつ上げていけたらね。前までは富士はちょっと…っていう形やったけど、SLSは直線も速いし、ブレーキも行けそうなんで、次の富士は楽しみにしてます。あとはドライの時のセッティングをもう少しみんなで詰めていけたら更にいい結果が出ると思うし。まずはきちっと完走したこと、それもチーム全員でとれたことが一番大事やし、それを続けていくことが大事やと思うんで、次戦もまず完走、欲を言えばポイントを獲れるように、頑張りたいです。
ドライバー 安岡秀徒
gt-r1-arnage-18  お疲れ様でした。結果は…残念です(苦笑)やっぱり、去年岡山はポイントを獲れるレースをして取り損ねているので、今年はしっかり取りたいねと加納さんと話していただけに、そういう流れに持って行けなかったことが残念です。ただ、今日のレースというか、今日朝の走行、午後の走行(レース)に関しては、ベストを尽くしたかなと。ギャンブル的な選択をしなきゃいけなくなるのは、昨日のせいなんで、そこが悔やまれる。ただまあそういう選択をさせてくれるチームには感謝というか、う~ん、すごいなと。はい、ドライで行きたかったのは僕なんで(笑)だから、コース上ではほんとにノーミスで、たぶん速く走れてあと5秒とかいう感じだったと思うので、やれるだけのことはやったと思います。とはいえ、次に向けてやらなきゃいけないことは山積みだなという感じです。次は三人なんで、フリー走行であれこれやろうとしてもなかなか時間がないと思うので、その間に伊藤さんと打ち合わせして、なんとか短い間にいろいろ前進させられたらと思ってます。 応援ありがとうございました。

 応援してくださったスポンサーの方々には深く感謝しますとともに、今シーズンも変わらぬ応援を賜りますようお願い申し上げますとともに、5月2日~3日に富士スピードウェイで開催される次戦富士ラウンドにおきましても、応援のほど宜しくお願いいたします。

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Arnag Racing TEAM RELEASE

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝記者会見 三浦愛「ラッキーな優勝でした」

優勝 ニック・キャシディ(トムス)(※この後、ペナルティで10位降格)
f3-rd1-r-pc-cassidy  「日本デビューで最高の一日です。ただチームメートとの接触があったので残念に思っています。接触の2ラップくらい前からペースが上がらなくなり、スプーンでコースオフし、バックストレッチから130Rで近づいてきて、シケインで左リアタイヤが当たってしまいました。もう少し意識していれば接触しなかったかも知れませんが、気付くのが遅かったです。でもポールポジション2回とファステストラップも取ることができ、最後の3ラップ前までは素晴らしい一日でした」
決勝2位 高星明誠(B-MAX)(※この後、繰り上がり優勝)
f3-rd1-r-pc-takaboshi  「予選から調子が良くなく3番手だったのは、運が良かったんだと思います。決勝はトムス2台に付いて行けなくて自分との戦いでした。ペース的にぜんぜん足りないのであしたに向けて改善していきたいと思います。あしたは勝ちを狙っていきます」
決勝3位 石川京侍(TODA)(※この後、繰り上がり2位)
f3-rd1-r-pc-ishikawa  「F3参戦にあたってサポートしてくださった本田技研工業株式会社、戸田レーシング様、ありがとうございました。昨日まではにっちもさっちもいかない状態だったんですが、昨日の夜チームと話し合いセット変更した結果、タイム差も縮まってテストからは自己最高位の予選4位となりました。スタートはうまくいったんですが、レースペースが悪く、抜かれてしまいましたが、最終的にラッキーで3位に上がれました」
Nクラス優勝 三浦愛(EXCEDY)
f3-rd1-r-pc-miura  「クルマはよかったんですが、予選で小河選手から0.3秒離れてしまいました。決勝はスタートを決めて前に出たいと思ってたんですが、スタートは良くなく、でも小河選手がミスをしたのでラッキーな優勝でした。レースペースも良くなく、これから戦って行くにはまだまだ改善していかなければならないところがたくさんあると痛感したレースでした。明日は初めてのポールポジションなので緊張しています」
Nクラス決勝2位 小河諒(トムス)
f3-rd1-r-pc-ogawa  「テストは3回とも順調にメニューをこなせて、ニック(キャシディ)選手のデータも見ることができ、自分の中でもスキルアップできた実感がありました。レースに向けて油断し、慢心していたのでこんな結果になってしまいました。スタートでストールして最後尾から追い上げました。ペースは悪くなかったんですが、結果を見ればどうでもいいことなので、あしたは予選2位から優勝してチームに感謝したいと思います」
Nクラス決勝3位 DRAGON(B-MAX)
f3-rd1-r-pc-dragon  「練習から自分でも苦手な鈴鹿ということで、ギャップが大きかったんですが、今いるポジションに必ずいるということを目標にしていました。スタートは普通にできて、小河くんの不幸なストールで前にいけたので、がんばって愛ちゃんに付いていこうと思ったんですが、違うクラスの車両に押さえ込まれて、一気に離されてしまいました。みなさん若い人で、おじさんはぼく一人だけなんですが、数合わせでいるんだと思われないようにがんばりたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿予選記者会見 PP山本「ホンダと無限ががんばってくれました」

ポールポジション 山本尚貴(無限)
sf-rd1-q-pc-yamamoto  「去年はホンダのロゴを胸に付けたドライバーがいなかったので、ホンダさんがんばってくれたんだと思います。ただ、エンジンさえ速ければいいわけでも無く、無限が車体をがんばってくれたことを形にすることができたので、ドライバーとして一つ仕事をできたことに満足しています。今日はウィンターテストからコンディションが変わっていて、ドライビングの修正に苦労しました。Q3までにクルマとドライビングを煮詰めることができて、赤旗の中断はありましたが、しっかりとコントロールしてポールポジションを取ることができたので、いい一日でした」
予選2位 ナレイン・カーティケヤン(ダンディライアン)
sf-rd1-q-pc-kerthekeyan  「ホンダに感謝したいと思います。トヨタとホンダ、両方のクルマを経験しているのはぼくだけだと思うんですが、ウィンターテストからホンダは進化してきたと思います。ニュースペックのエンジンは素晴らしいです。今朝から比較すると温度も上がってクルマの状態も良くなってきました。Q2ではいい結果を出すことができ、Q3では赤旗が出て狂ってしまった部分もありますが、2位に入れて本当にうれしく思います。今シーズンは楽しみです」
予選3位 アンドレ・ロッテラー(トムス)
sf-rd1-q-pc-lotterer  「テクニカルな問題もあり難しい一日でした。ホンダより0秒5遅いのは悔しいですが、それでも3位を獲得できたのでうれしいです。2秒も速かった去年のクルマと比較するとパフォーマンスが違います。パワーダウンしたクルマはタイヤの温度を上げることも難しく、運転も理解もしにくいです。明日のレースは一生懸命走って楽しみたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝 総合で高星明誠が、Nクラスは三浦愛が優勝

 全日本F3選手権第1戦は18日、鈴鹿サーキットで12周の決勝レースを行い、トップでゴールしたニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)がペナルティーで後退したため、高星明誠(B-MAX NDDP F3)が初戦で優勝を飾った。

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 第1戦決勝は、前プログラムのスーパーフォーミュラ予選で赤旗が出たため5分遅れて午後3時25分よりフォーメーションラップが始まった。

 スタートで飛び出したのはポールシッターのニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)。予選2位の山下健太(PETRONAS TOM'S F312)がインからトップをうかがうがこれを押さえ込みキャシディがホールショットを奪う。3位には予選3位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)をかわした石川京侍(TODA FIGHTEX)が上がってきた。

 2周目のシケインでは4位に落ちた高星が石川に並びかけ、ストレートで前に出、3位を奪い返す。

 トップ、キャシディは山下を引き離しにかかり、2秒前後の差を保ったままレースは進行。しかし、中盤を過ぎたあたりからペースの上がらないキャシディに少しずつ山下が差を詰め始める。10周目には1秒1差でコントロールラインを通過すると、11周目のスプーンでプレッシャーからかキャシディがハーフスピン。コースアウトしコースに復帰するも山下との差は一気に縮まった。

 この2台はなだれ込むようにシケインに突入。アウトにいた山下は行き場が無くインのキャシディと接触、タイヤバリアーにクラッシュすることとなった。キャシディはそのまま真っすぐショートカットを通ってコースに復帰。そのままファイナルラップを回ってトップでゴールした。

 しかしレース後、キャシディのこの行為に対して40秒加算のペナルティが科され、優勝は2位でゴールした高星。2位には石川が入り、3位は高橋翼(HDFP RACING F312)となった。

 Nクラスは、ポールシッターの小河諒(KeePer TOM'S F306)がスタートでストール。予選2位の三浦愛(EXCEDY RACING F307)がトップで1コーナーへ。2位にはドラゴン(B-MAX RACING F307)が続いた。

 最後尾まで落ちた小河は徐々に順位を回復。2位のドラゴンを抜き去ってトップ三浦を追うも、その差を3秒詰めたところでゴール。三浦が昨年の開幕大会に続いて自身2勝目を飾ることとなった。2位には小河が、3位にはドラゴンが入った。

 第2戦決勝は明日、午前10時40分より17周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選 山本尚貴(無限)がポールポジション

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 全日本選手権スーパーフォーミュラは18日、鈴鹿サーキットで第1戦の公式予選を行い、山本尚貴(無限)がポールポジションを獲得した。

 ノックアウト方式による公式予選は午後1時50分より20分間のQ1から始まった。

 各車、ユーズドタイヤで慣熟走行の後、ピットイン。終了7分前あたりからピットアウト、2周のタイヤへの熱入れを行った後、3周目からアタックラップに入った。

 ここでトップに立ったのは山本尚貴(無限)で1分38秒756。2位に野尻智紀(ダンディライアン)、3位に小暮卓史(ドラゴ・コルセ)、4位にナレイン・カーティケヤン(ダンディライアン)とホンダエンジン勢が好スタートを切った。

 また、平川亮(ルマン)15位、アンドレア・カルダレッリ(インパル)16位と意外なドライバーがQ1落ちとなった。

 Q2は午後2時20分から7分間。ここではトヨタからホンダに移籍してきたカーティケヤンが1分38秒598でトップタイム。2位に野尻、3位に山本と続き、期待の小林可夢偉(ルマン)は10位とQ2で敗退となった。

 Q3に進出したのは、カーティケアン、野尻、山本、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、国本雄資(セルモ・インギング)、中嶋一貴(トムス)、アンドレ・ロッテラー(同)、石浦宏明(セルモ・インギング)の8人。

 午後2時37分から7分間で始まったQ3は各車アタックラップに入る中、国本がデグナーでコースアウト、クラッシュして赤旗中断となる。

 再開後、7人が参加し残り3分で行われたQ3では、やはり山本が速い。1分38秒585をたたき出し、今シーズン初のポールシッターとなった。2位には好調のカーティケヤンが、3位にはトヨタ勢のトップ、ロッテラーが、4位には石浦、5位に中嶋一貴、6位にオリベイラ、7位野尻、8位にはアタックできなかった国本が入った。

 決勝レースは明日午後3時より43周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿JRPサタデーミーティング 可夢偉「フリー走行で3位は上々」

 日本レースプロモーション(JRP)は18日、開幕戦の行われている鈴鹿サーキットで恒例のサタデーミーティングを行った。第1部は今シーズンから参戦するベルトラン・バゲット(ナカジマ)、ウィリアムズ・ブラー(コンドー)、小林可夢偉(ルマン)が参加。2部にはドライバーからホンダ代表として山本尚貴(無限)、トヨタ代表として中嶋一貴(トムス)が、エンジン担当としてホンダから佐伯昌浩氏、トヨタから福島淳一氏が参加した。またJRPから代表の白井裕氏が参加した。

■第1部
ベルトラン・バゲット(ナカジマ)
sf-sm-baguette  「スーパーフォーミュラに参戦することができうれしく、また誇りに思います。世界的にもトップのドライバーが参戦してきているので、一緒に走ることができ光栄です。ナカジマレーシングがいい年になるようがんばりたいと思いますのでよろしくお願いします」
ウィリアム・ブラー(コンドー)
sf-sm-buller  「初めての日本です。トヨタ、コンドーレーシングには感謝しています。新しいクルマですべて新しいサーキットですが、調子も良く、岡山のテストも良かったですし、チームメートにもたくさん教えてもらっています。がんばります」
小林可夢偉(ルマン)
sf-sm-kamui  「初めての公式の練習で、いままでの冬のテストとは路面温度も違いますし、3番手というのは上々の結果だと思います。タイム差も小さいのでちょっと失敗すれば、後ろに下がる展開で、ハイレベルな戦いだと思い、気を引き締めてこの後の予選に臨みたいと思います」
白井裕(JRP代表取締役)
sf-sm-shirai  「昨年SF14を投入して6つのサーキットでコースレコードを更新できました。ここにいる可夢偉選手や新しい外国人ドライバーがどんな戦いをしてくれるのか楽しみにしています。いままでのドライバーとどのような戦いをしてくれるのか楽しみです」
■第2部
山本尚貴(無限)
sf-sm-yamamoto  「今回初めて15年仕様で走りましたが、ドライバビリティが扱いやすく、もともとのエンジンのベースがしっかりていています。ぼくの好みの煮詰めはもう少しして、予選にしっかりと臨みたいと思います。エンジンもクルマもレベルアップしていると思います」
佐伯昌浩(ホンダSFプロジェクトリーダー)
sf-sm-saeki  「今回15スペックが全車に搭載されています。テスト期間中は15年スペック1~2台で走ってたんですが、ぎりぎりまで遅らせて全車に搭載することができました。コンセプトとしてはチーム、ドライバーに迷惑をかけない扱いやすいエンジン、セッション中はセットアップに集中してもらうという信頼性を重視したエンジンに仕上げてきました。午前中も大きなトラブルは出ていないので予選結果で今年の前半の戦いが決まると思います」
中嶋一貴(トムス)
sf-sm-kazuki  「前回の岡山でリクエストしたことは形になっていると思います。予選とあしたのレースを走ればはっきり見えてくると思います。どうなるか楽しみにしています。ニュータイヤの持ち込みが3セットになったのはよくわかりません。新しいドライバーには不利なルールだと思います」
福島淳一(トヨタSFプロジェクトリーダー)
sf-sm-fukushima  「今年から担当になりました。昨年は中嶋選手がチャンピオンを取って、予想以上の成果を上げることができました。今年はそういうのをリセットして、チャレンジしたいと思います。改善のペースをゆるめるとあっというまに先に行かれてしまう世界なので、エンジンの熱効率と信頼性をあげます。ドライビングの部分で手は打ってきて、おおかたの部分は確認できたと思います。あとはふたを開けてみてどうなるかなというところです」
白井裕(JRP代表取締役)
sf-sm-shirai2  「エンジンのリストリクターを鈴鹿、富士で100から95に絞り、オーバーテイクの流量を上げているのが大きな変更です。鈴鹿で言うと1分37秒くらいを維持しながらメーカーには燃費を考えてもらいたいですね。午前中のフリー走行をみるとちょっと絞りすぎたかなと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineTireLapTotal_Time
Behind
1231高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1223'17.389
222石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH124.068
383高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH124.292
4224ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH126.475
575福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1213.772
6196ストルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1216.909
7287山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1224.981
83N1三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1230.242
938N2小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1233.297
10378ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1234.550
1130N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH121'03.459
12139吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH121'05.395
135N4アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH121'16.799
1477N5三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH121'18.159
1518N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH121'42.902
163610山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH102Laps
--- 以上規定周回数(10Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.37 ニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314) 1'54.255 (2/12) 182.97km/h
  • CarNo.37は、2015年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第15条により、競技結果に40秒加算、およびペナルティポイント1点を科した。

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選総合結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Driver Car
Team
Q1 Q2 Q3
1 16 山本 尚貴 TEAM 無限SF14
TEAM無限
1'38.756 1'38.903 1'38.585
2 41 クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'39.188 1'38.598 1'38.870
3 2 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'39.760 1'39.092 1'39.053
4 38 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'39.782 1'39.137 1'39.060
5 1 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'39.572 1'39.090 1'39.080
6 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
1'39.833 1'38.983 1'39.290
7 40 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'39.019 1'38.791 1'39.816
8 39 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'39.664 1'39.040 1'46.443
9 3 ジェームス・ロシター FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
1'39.372 1'39.229
10 8 小林 可夢偉 Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'39.363 1'39.263
11 10 塚越 広大 REAL SF14
REAL RACING
1'39.661 1'39.325
12 11 伊沢 拓也 REAL SF14
REAL RACING
1'39.797 1'39.410
13 34 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
1'39.096 1'39.419
14 64 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'39.835 1'39.963
15 7 平川 亮 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'39.873
16 20 アンドレア・カルダレッリ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
1'40.158
17 65 ベルトラン・バゲット NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'40.304
18 4 ウィリアム・ブラー FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
1'40.698
19 18 中山 雄一 KCMG Elyse SF14
KCMG
1'41.107

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Driver Car
Team
Engine Time Behind Gap km/h
1 16 山本 尚貴 TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E 1'38.585 - - 212.053
2 41 クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'38.870 0.285 0.285 211.441
3 2 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.053 0.468 0.183 211.051
4 38 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'39.060 0.475 0.007 211.036
5 1 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.080 0.495 0.020 210.993
6 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A 1'39.290 0.705 0.210 210.547
7 40 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'39.816 1.231 0.526 209.437
8 39 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'46.443 7.858 6.627 196.398

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Driver Car
Team
Engine Time Behind Gap km/h
1 41 クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'38.598 - - 212.025
2 40 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'38.791 0.193 0.193 211.610
3 16 山本 尚貴 TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E 1'38.903 0.305 0.112 211.371
4 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A 1'38.983 0.385 0.080 211.200
5 39 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'39.040 0.442 0.057 211.078
6 1 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.090 0.492 0.050 210.972
7 2 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.092 0.494 0.002 210.968
8 38 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'39.137 0.539 0.045 210.872
---- 以上Q3進出 ----
9 3 ジェームス・ロシター FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A 1'39.229 0.631 0.092 210.676
10 8 小林 可夢偉 Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A 1'39.263 0.665 0.034 210.604
11 10 塚越 広大 REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E 1'39.325 0.727 0.062 210.473
12 11 伊沢 拓也 REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E 1'39.410 0.812 0.085 210.293
13 34 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E 1'39.419 0.821 0.009 210.274
14 64 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E 1'39.963 1.365 0.544 209.129

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Driver Car
Team
Engine Time Behind Gap km/h
1 16 山本 尚貴 TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E 1'38.756 - - 211.685
2 40 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'39.019 0.263 0.263 211.123
3 34 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E 1'39.096 0.340 0.077 210.959
4 41 クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'39.188 0.432 0.092 210.763
5 8 小林 可夢偉 Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A 1'39.363 0.607 0.175 210.392
6 3 ジェームス・ロシター FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A 1'39.372 0.616 0.009 210.373
7 1 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.572 0.816 0.200 209.951
8 10 塚越 広大 REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E 1'39.661 0.905 0.089 209.763
9 39 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'39.664 0.908 0.003 209.757
10 2 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.760 1.004 0.096 209.555
11 38 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'39.782 1.026 0.022 209.509
12 11 伊沢 拓也 REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E 1'39.797 1.041 0.015 209.477
13 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A 1'39.833 1.077 0.036 209.402
14 64 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E 1'39.835 1.079 0.002 209.398
---- 以上Q2進出 ----
15 7 平川 亮 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A 1'39.873 1.117 0.038 209.318
16 20 アンドレア・カルダレッリ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A 1'40.158 1.402 0.285 208.722
17 65 ベルトラン・バゲット NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E 1'40.304 1.548 0.146 208.418
18 4 ウィリアム・ブラー FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A 1'40.698 1.942 0.394 207.603
19 18 中山 雄一 KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A 1'41.107 2.351 0.409 206.763
---- 以上基準タイム予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選 ニック・キャシディが連続で、Nクラスは三浦愛が初のポールポジション

 全日本F3選手権第2戦は18日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、ニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)が第1戦に続きポールポジションを獲得した。

f3-rd2-q-37 f3-rd2-q-36 f3-rd2-q-23 f3-rd2-q-3 f3-rd2-q-38 f3-rd2-q-30

 公式予選は第1戦の予選終了後、10分のインターバルを挟んで午前10時40分より10分間で争われた。

 ポールポジションを獲得したのは第1戦に続きニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)。1分52秒646で2戦連続のポールシッターとなった。

 2位には同僚の山下健太(同)がつけ、3位には高星明誠(B-MAX NDDP F3)が入り第1戦と同じオーダー。

 Nクラスは三浦愛(EXEDY RACING F307)が1分56秒135で初ポールポジションを獲得。2位には僅差で小河諒(KeePer TOM'S F306)がつけ、3位にドラゴン(B-MAX RACING F308)が続いた。

 第2戦の決勝レースは明日19日、午前10時40分より17周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿公式予選 ニック・キャシディが総合で、小河諒がNクラスでポールポジション

 全日本F3選手権第1戦は18日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、ニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)がポールポジションを獲得した。

f3-rd1-q-37 f3-rd1-q-36 f3-rd1-q-23 f3-rd1-q-38 f3-rd1-q-3 f3-rd1-q-30

 公式予選は午前10時20分より10分間で争われた。

 ポールポジションを獲得したのは昨年のマカオGPで3位に入り、今シーズンから全日本F3に参戦を始めたニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)。1分53秒049で最初のポールシッターとなった。

 2位には同僚の山下健太(同)がつけ、3位には高星明誠(B-MAX NDDP F3)が続いた。

 Nクラスは小河諒(KeePer TOM'S F306)が1分56秒349でポールポジションを獲得。2位に三浦愛(EXEDY RACING F307)が、3位にドラゴン(B-MAX RACING F308)が入った。

 第1戦の決勝レースは本日18日、午後3時20分より12周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行1回目 山本尚貴(無限)がトップタイム

 全日本選手権スーパーフォーミュラ18日、鈴鹿サーキットで今シーズンの第1戦が開幕。午前9時50分から行われたフリー走行では、山本尚貴(無限)がトップタイムを記録した。

sf-rd1-f1-16 sf-rd1-f1-1 sf-rd1-f1-8

 今シーズン、小林可夢偉(ルマン)の参戦などで話題を集めたスーパーフォーミュラがいよいよ鈴鹿サーキットで開幕。午前9時5分から1時間のフリー走行が行われた。

 開始10分過ぎ中嶋一貴(トムス)が1分39秒587でトップに立つとこのタイムを39秒367まで縮める。ここから終盤まで燃料多めでのロングランを行うチームが多いのかタイムを短縮するドライバーは現れず。

 終盤、残り7分を切ったところでピットインしていたマシンが続々とピットアウト。予選シミュレーションが始まる。今シーズンからニュータイヤの持ち込みが3セットに制限。予選に温存するため、各車ユーズドタイヤを投入してのアタックが始まる。

 ここで塚越広大(リアル)が1分39秒147でトップに立つと、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が39秒057、小林が38秒858とトップが目まぐるしく入れ替わる。

 そしてチェッカー直前に山本尚貴(無限)が1分38秒745でトップに浮上。フリー走行を締めくくった。

 2位には中嶋一貴が、3位には小林、4位野尻智紀(ダンディライアン)、5位オリベイラ、6位塚越、7位カーティケアン(ダンディライアン)、8位小暮卓史(ドラゴ・コルセ)と続いた。

 公式予選はこの後、午後1時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1371ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'52.646--185.583
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'53.135 0.489 0.489184.781
3233高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ311'53.346 0.700 0.211184.437
4224ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'54.213 1.567 0.867183.037
525石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'54.224 1.578 0.011183.019
676福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'54.557 1.911 0.333182.487
787高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'54.862 2.216 0.305182.003
8198ストルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'55.104 2.458 0.242181.620
93N1三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.135 3.489 1.031180.008
1038N2小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.192 3.546 0.057179.919
11289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'56.448 3.802 0.256179.524
121310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'58.213 5.567 1.765176.843
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.339 5.693 0.126176.655
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'59.597 6.951 1.258174.797
155N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'00.253 7.607 0.656173.843
1618N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'03.21610.570 2.963169.663
---- 以上基準タイム(110%: 2'04.346)予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1371ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'53.049--184.922
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'53.114 0.065 0.065184.815
3233高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ311'53.729 0.680 0.615183.816
424石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'53.919 0.870 0.190183.509
575福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'54.565 1.516 0.646182.475
6226ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'54.718 1.669 0.153182.231
787高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'54.936 1.887 0.218181.886
8198ストルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'55.260 2.211 0.324181.374
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'56.280 3.231 1.020179.783
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.349 3.300 0.069179.677
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.628 3.579 0.279179.247
121310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'58.071 5.022 1.443177.056
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.882 5.833 0.811175.848
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'00.287 7.238 1.405173.794
155N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'00.779 7.730 0.492173.086
---- 以上基準タイム(110%: 2'04.627)予選通過 ----
-18N-ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'05.82112.772 5.042166.150

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行1回目結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2015/04/18) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Driver Car
Team
Engine Time Behind Gap km/h
1 16 山本 尚貴 TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E 1'38.745 - - 211.709
2 1 中嶋 一貴 PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'38.786 0.041 0.041 211.621
3 8 小林 可夢偉 Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A 1'38.858 0.113 0.072 211.467
4 40 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'38.930 0.185 0.072 211.313
5 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A 1'39.057 0.312 0.127 211.042
6 10 塚越 広大 REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E 1'39.147 0.402 0.090 210.851
7 41 クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E 1'39.214 0.469 0.067 210.708
8 34 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E 1'39.440 0.695 0.226 210.229
9 2 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A 1'39.601 0.856 0.161 209.889
10 11 伊沢 拓也 REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E 1'39.671 0.926 0.070 209.742
11 39 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'39.714 0.969 0.043 209.652
12 3 ジェームス・ロシター FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A 1'39.746 1.001 0.032 209.584
13 7 平川 亮 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A 1'39.861 1.116 0.115 209.343
14 20 アンドレア・カルダレッリ LENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A 1'40.020 1.275 0.159 209.010
15 38 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A 1'40.122 1.377 0.102 208.797
16 4 ウィリアム・ブラー FUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A 1'40.266 1.521 0.144 208.497
17 18 中山 雄一 KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A 1'40.307 1.562 0.041 208.412
18 65 ベルトラン・バゲット NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E 1'40.374 1.629 0.067 208.273
19 64 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E 1'40.909 2.164 0.535 207.169

SUPER GT

SGT:第1戦岡山フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ決勝 牧野任祐がポールトゥウィンで2連勝

 JAF地方選手権F4東日本シリーズは12日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第2戦の決勝を行い、牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が22分46秒181で今シーズン2勝目を飾った。

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 ツインリンクもてぎは朝からの青空が急に雲に覆われ、波乱を予感させる中午後2時30分よりフォーメーションラップを開始。

 ここでなんとポールの牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)がスタートで出遅れポジションを一つ落とし、さらに2番グリッドの根本悠生(GUNZE・ZAP F108)がストール気味になり最後尾近くまでドロップしてしまう。ホールショットを決めたのは3番グリッドの加藤智(FEEL・RK01・TODA)でトップで1コーナーに飛び込んだ。

 しかし先週のFIA-F4開幕戦でも勝利し「怪物」とまで言われた牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が2周目の1コーナーまでに既にトップを奪還。その後後続をグングン引き離しにかかる。

 一旦最後尾近くまで飲み込まれた根本悠生(GUNZE・ZAP F108)だったがこちらも急速にポジションを回復。レース中盤までに3位に上がり、2位走行中の加藤智(FEEL・RK01・TODA)の背後に迫り2位争いを展開する。

 その後終盤にかけ根本悠生(GUNZE・ZAP F108)が仕掛け加藤智(FEEL・RK01・TODA)と1コーナーでサイドバイサイドに持ち込む。そのまま2台は2コーナー立ち上がりまでサイドバイサイドで一歩も譲らぬ好バトルを展開するが、このバトルは根本悠生(GUNZE・ZAP F108)に軍配、2位に上がった。

 一旦はトップを譲ったものの、落ち着いたレース運びで牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が2連勝を飾った。これでF4東日本開幕戦、FIA-F4開幕戦。そして今回と今シーズン負けなしの3連勝となった。しかもインフルエンザで体調が万全ではない状況での勝利はまさに「怪物」なのかもしれない。

 2位には根本悠生(GUNZE・ZAP F108)、3位には加藤智(FEEL・RK01・TODA)が入り、ここまで予選結果と同じオーダーでレースを終えた。4位にはアルミシャーシHパターンシフトながら予選6番手からポジションアップした加藤正将(ブライルバッテリーマーズ006)が入り、5位には佐々木祐一(仙台 DayDream☆F108)が入った。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ決勝 武村和希(ル・ボーセ)が第1戦に続き連勝

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第2戦は4月12日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が20分46秒011でセカンドグリッドから逆転優勝を飾った。

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 ツインリンクもてぎは爽やかに晴れ渡り、13時45分よりフォーメーションラップを開始。

 シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が第1戦に続きスタートに失敗。集団に飲み込まれ1コーナーまでに4番手までドロップしてしまう。

 代わってトップに立ったのは2番グリッドの武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)。 2番手には3番グリッドの徳升広平(ZAP SPEED 10VED)、3番手には4番グリッドの飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)が続く。

 しかしスタートで出遅れた川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が急速にポジションを回復し2周目までに2位に上がる。その後4台でトップ争いを展開し激しいバトルが予想された。

 しかしトップの武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が差を広げられないながらも落ち着いたレースを展開。

 2位に上がってプレッシャーをかけ続けた川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)のアタックを退け、開幕戦に続き2連勝を飾った。

 2位には川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が入り、予選とは逆の順位ながら地元ル・ボーセがワンツーフィニッシュとなった。また、川合孝汰はポールポジションの意地を見せファイナルラップに2分03秒422のファステストを記録した。3位には山浦聖人(ZAP オートスペース ED)が入り、4位には徳升広平(ZAP SPEED 10V ED)、5位には飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)が入った。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4東日本シリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
111A1牧野 任祐DODIE・制動屋・ルーニー
MYST KK-ZS
DL1222'46.181
214C1根本 悠生GUNZE ZAP F108
ZAP F108
DL123.098
310C2加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL1212.376
451A2加藤 正将ブライハルバッテリマーズ006
WEST 006
DL1226.540
54C3佐々木 祐一仙台DayDream☆F108
ZAP F108
DL1240.448
63C4中山 雅佳HITACHI BM RK01
B-MAX RK01
DL1245.885
717C5小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
DL1246.689
---- 以上規定周回数()完走 ----
-27C-シュウジB-MAX・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL
  • Fastest Lap: CarNo.14 根本悠生(GUNZE ZAP F108)1'52.233 (11/12) 154.01km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
163武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH1020'46.011
262川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH100.507
310山浦 聖人ZAPオートスペースED
TOKYO R&D RD10V
YH102.686
419徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH105.433
566飛田 陽宏Deep-R・10V関口ED
TOKYO R&D RD10V
YH1010.797
68飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH1012.529
780井上 雅貴NRS KK-SⅡ ED
MYST KK-S2
YH1025.294
830豊島 貴大FK・ASK・DT・HKS.μ
TOKYO R&D RD10V
YH1031.974
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.62 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーFPC) 2'03.442 (10/10) 140.03km/h

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ公式予選 牧野任祐が2戦連続ポールポジション

 JAF地方選手権F4東日本シリーズは4月12日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第2戦の公式予選を行い、牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が1分51秒843とアルミシャーシのマシンでありながら2戦連続のポールポジションを獲得した。

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 ツインリンクもてぎは昨日の雨から一転、爽やかな快晴の下午前10時15分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 序盤リードしたのは前戦ポールトゥウィンに続き、先週のFIA-F4でも優勝を飾り波に乗る牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)。2位には根本悠生(GUNZE・ZAP F108)、3位には加藤智(FEEL・RK01・TODA)といったオーダーで予選セッションが進行した。

 今回は上位ドライバーが中盤6周目辺りにベストラップを更新したあとは終盤タイムを伸ばせないまま予選が終了した。ポールポジションは牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)で1分51秒843。2位は根本悠生(GUNZE・ZAP F108)で1分52秒016とここまで僅差で0秒173差。3位は加藤智(FEEL・RK01・TODA)で1分53秒293。4位中山雅佳(HITACHI BM RK01)、5位佐々木祐一(仙台 DayDream☆F108)と続きここまで第1戦と同じ予選順位となった。

 第2戦決勝は本日4月12日、午後2時30分より12周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 F4東日本シリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
111A1牧野 任祐DODIE・制動屋・ルーニー
MYST KK-ZS
DL1'51.843--154.5476/11
214C1根本 悠生GUNZE ZAP F108
ZAP F108
DL1'52.016 0.173 0.173154.3086/10
310C2加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL1'53.293 1.450 1.277152.5699/11
43C3中山 雅佳HITACHI BM RK01
B-MAX RK01
DL1'54.452 2.609 1.159151.0247/11
54C4佐々木 祐一仙台DayDream☆F108
ZAP F108
DL1'54.959 3.116 0.507150.3586/11
651A2加藤 正将ブライハルバッテリマーズ006
WEST 006
DL1'55.066 3.223 0.107150.21811/11
717C5小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
DL1'56.070 4.227 1.004148.9189/11
827C6シュウジB-MAX・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL1'56.962 5.119 0.892147.78310/10
---- 以上基準タイム(130%: 2'26.099)予選通過 ----

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ公式予選 川合孝汰(ル・ボーセ)が2戦連続ポールポジション

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第2戦は4月12日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分03秒151でポールポジションを獲得した。

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 ツインリンクもてぎは昨日の雨から一転、爽やかな快晴の下午前9時45分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 開始間もなく8号車飯嶋郁陽(ZAP SPEED・ED)がスピンするものの再スタート。その後30号車豊島貴大(FL・ASK・DT・HKS・μ)が5コーナーでコースアウトを喫しやや波乱含みの序盤。しかしセッションは止まらず各車淡々とアタックを続けていく。

 上位のドライバーは終盤に向け続々とタイムアップを果たし、ラスト2周また は1周でのタイムで順位が決定した。ポールポジションは2戦連続となる川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)で2分03秒151。2位は武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)で2分3秒241と地元ル・ボーセがワンツーを決めた。

 3位は山浦聖人(ZAP ミマキエンジニア ED)で2 分3秒471、4位飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)で2分3秒683、5位に徳升広平(ZAP SPEED 10VED)で2分3秒701とここまで0秒550の中に入る激戦となった。

 第2戦決勝は本日4月12日、13時45分より10周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
162川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.151--140.3569/10
263武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.241 0.090 0.090140.2539/10
310山浦 聖人ZAPオートスペースED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.471 0.320 0.230139.99210/10
466飛田 陽宏Deep-R・10V関口ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.683 0.532 0.212139.7524/10
519徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.701 0.550 0.018139.7326/10
68飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'04.225 1.074 0.524139.1428/10
780井上 雅貴NRS KK-SⅡ ED
MYST KK-S2
YH2'05.628 2.477 1.403137.5887/10
830豊島 貴大FK・ASK・DT・HKS.μ
TOKYO R&D RD10V
YH2'08.700 5.549 3.072134.3052/3
---- 以上基準タイム(130%: 2'40.273)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 話題の新カテゴリー、FIA-F4に挑戦開始! 里見乃亜が第2戦で、8位入賞を果たす (ル・ボーセ)

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予選 4月4日(土)天候/雲 コース状況/ウエット

 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつであり、また今年からスタートするFIA-F4シリーズの第1ラウンドが4月4日(土)、5日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)で開催され、スーパーFJからステップアップを果たした里見乃亜が出場した。

 FIA-F4はシャシーやエンジン、タイヤがワンメイクで、スーパーFJとF3の中間に位置するカテゴリーだ。全戦が国内で最も人気のある、スーパーGTのサポートレースとして開催されることもあり、その注目度の高さを示すかのように、開幕ラウンドから32台ものエントリーを集めることとなった。昨年、スーパーFJをともに戦ったライバルどころか、上位カテゴリー経験者も多数出場しているだけに、激戦となるのは必至。その中で、どんな走りを見せ、どれだけシーズンを通じて成長できるか注目される。

 新シリーズの開幕とあって、すべてのドライバーが十分に走行を重ねられずにいたため、練習走行はレースウィークの月曜日から開始。もちろんチームも月曜日から走り始めて、マイレージを稼ぐこととなった。ドライビング、セッティングともに精度を上げて挑んだ予選は、あいにくのウェットコンディション。しかし、最終調整となった金曜日の専有走行、最後のセッションでウェットは経験しているため、特に戸惑うことなく走行を開始。また、早朝まで降り続いていた雨はすでにやんでいることもあり、徐々にコンディションが向上するのは明らかだったため、チームは後半にピークを迎えるよう指示を与える。予想どおりタイムは周を重ねるごとに短縮されるが、ややプッシュし始めるタイミングが遅れてしまう。そのため、終了間際に理想とするピークに達するまでには至らず、1分46秒021がベストタイムで第1戦は16番手からのスタートに。セカンドベストでグリッドが決められる第2戦は46秒548で、17番手とひとつ順位を落としてしまう。

 最も混乱の起こりやすいポジションから、どこまで順位を上げることができるか、さらに言えば混乱をしっかりと回避できるか注目された。

決勝第1戦 4月4日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 FIA-F4の決勝は、第1レースを土曜日、第2レースを日曜日に行うこととなっている。予選の興奮醒めやらぬうちに、歴史の第一歩を記す第1戦が開催された。時間の経過とともに路面状態は向上、ドライタイヤを装着して並んだグリッドには、スーパーGTやPCCJとの併催とあって、嵯峨宏紀や中山雄一、山下健太、久保凛太郎ら、ル・ボーセモータースポーツの先輩たちが勢揃い。激励やアドバイスが、力になったのは間違いない。

 レッドシグナルが消えて決勝が開始されると、それぞれのポジションは早々と変動する。オープニングラップでひとつ順位を上げ、さらなる上昇が期待されるも、2周目のWヘアピンで多重クラッシュが発生。前方でのアクシデントだったものの、しっかりと回避したことによって12番手に上がることとなる。それから間もなく車両回収のため、5周に渡ってセーフティカー(SC)ランが行われる。その間にオレンジボール旗でピットに戻った車両もあったことから、さらにひとつ順位が上がる。

 そして、8周目からバトルが再開。リスタートも問題なく、10周目に1台の先行を許すが、それでもゴールまで後続車両と激しいバトルを繰り広げ、入賞まであと一歩の12位でゴールする。しかし、SCラン中のオフィシャルからの指示の解釈違いでSCを抜いたため、55秒加算のペナルティによって20位へと降格してしまう。

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決勝第2戦 4月5日(日) 天候/雨 コース状況/ウエット

 明けて日曜日は天気予報が伝えていたとおり、しっかり雨模様。第2戦決勝では、予選に続いてウェットタイヤを装着することとなった。セーフティカースタートでレースは開始され、2周の先導の後、グリーンシグナルが灯されることに。

 だが、その直前の最終コーナー、さらにコントロールラインを越えてからも随所でスピンやコースアウトが続出。そんな混乱にも冷静な対応で、4ポジションアップとなる13番手へ。その後、先行車両の後退によって11番手に上がり、12周目にはバックマーカーとからんだ目の前の車両を避けて、ついに10番手に浮上する。そして、そのままポジションを保って10位でフィニッシュ。さらに、ペナルティを科せられたドライバーの降格により、8位という結果を得ることとなった。これに満足することなく、さらに順位を、そしてレース内容を高めることが期待される。

 次回のレースは富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に、5月2~3日に開催される予定となっている。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
シリーズ初年度と言うこともあり、クルマの納車が遅れたことで開幕前に十分なテストを行えず岡山入りすることになった。里見は、数回の走行をこなす中でクルマの特性を理解し、セッティングの方向性を見極めることが出来たが、クルマとドライビングが上手くかみ合わず、上位に着けるにはスピードが足りなかった。次戦富士では上位争い出来るよう、更なる挑戦が必要だ。
Driver 里見乃亜(Noa Satomi) COMMENT
第1戦はペナルティを受けてしまったのが最大の反省点ですが、レース中の混乱はすべて回避することができました。初めてのレースでチェッカーを受けるのが、いちばん低い目標ではありましたが、達成することができました。第2戦でも混乱は何回もありましたが、こちらもすべて回避できました。ただし後方のグリッドからスタートするため、危ない目に遭う確率も高くなります。今後の課題は予選をもっと大事に走ることです。今回のようにセミウェット状態でタイムの上がり幅を早くするなど、もっと内容を濃くしていきます。次の富士ではセッティングもまだ試さない状態でフィーリングよく走れたので、非常に楽しみです。
Le Beausse Motorsports

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 GTA定例会見 DTMとの交流戦は日欧2戦?!話し合いは順調に進行中

4月5日にGTAが岡山国際サーキットで行った定例会見では、GT300の件の他に、ドイツツーリングカー選手権(DTM)を主催するITRとの規則統一や交流戦の進捗状況についても坂東正明代表がコメントした。

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現在も技術面に関してはITRやマニファクチャラーと月に一回のペースで定期的な話し合いを行っており、2017年からはダウンフォースレスのモノコックを採用することが決まっており、詳細な部分のすり合わせの段階に入っている。
共通モノコックが採用されてから全国各地のサーキットでコースレコードを更新している現行のGT500クラス。坂東代表としては技術競争の中でスピードが上がっていくこと自体を否定するつもりはないという。しかし現在の開催サーキットの中には今のスピードに対して十分なエスケープゾーンが確保されているとは言い難い場所もあるため、安全面を考慮してある程度の制限をかけざるを得ないという。そのために、各メーカーのコスト負担にならないよう、車体上面ではなくモノコックの底面でダウンフォースを削減していく意向だ。
なおエンジンについてはNREをベースとし、コンピューターについてのすり合わせを行っているとのこと。現在スーパーGTではペクテル製のECUを使用しているが、DTMではボッシュが用いられている。ABSなども含めて、今後ボッシュと技術面の話し合いを進めていく。

また交流戦に関しても週一回程度ITR議長のハンス・ヴェルナー・アウフレヒトと通訳を介して電話で話し合いを続けているとのこと。
ITRの意向としては、スーパーGTに2台派遣するので、そちらからも2台来て欲しい、との提案があったようだが、現状は日本で1戦、ヨーロッパで1戦といった形になりそうだという。その場合の車両や機材の輸送の方法や費用負担、タイヤはどうするか(DTMはハンコックのワンメイク)などを話し合っているという。
すでにDTMのマニファクチャラーから日本のタイヤメーカーにも問い合わせが来ているといい、交流戦実現に向けて着実に前進しているようだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 GTA定例会見 FIA-GT3に溝付きタイヤを導入か?!

GTアソシエイション(GTA)は4月5日、スーパーGT第1戦が行われている岡山国際サーキットで定例会見を行い、今後のGT300クラスについての運用方針、GT500クラスとDTMの規則統一の進捗状況と交流戦の可能性について言及した。

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GT300クラスについては、まずFIA-GT3に対してはブランパン耐久シリーズを主催するSROとの合意に基づく性能調整(BOP)を導入することになった。その中で今回はBMWの給油ホースの流量をリストリクターで32πに制限、逆にポルシェについては緩和した。
ストレートスピードに勝るFIA-GT3と高いコーナリングスピードを誇るJAF-GTでは、ラップタイムが同等であっても、混走になるとストレートで前に出て抑え込むことのできるGT3が決勝では優位に立つケースがある。こういう場合に給油リストリクターで給油時間を調整することにより、JAF-GTにも勝機が出てくるとの狙いがあるようだ。

マザーシャーシについては開発途上にあるとの認識で当面は現行の調整値で固定するとのこと。
その中で各チームの「ものづくり」を尊重していきたいとの意向であり、具体例としてつちやエンジニアリングの25号車の取り組みを紹介した。

また先日ニュルブルクリンクで観客を巻き込んだ痛ましい事故が発生し、一人の方が亡くなったことを受け、詳細な対策は原因究明を待ってから、としながらも、GT3に関しては溝付きタイヤの導入を提案しているとのこと。
これは量産タイヤをそのまま使用するということではなく、市販タイヤと同様のフットプリントを採用した競技用タイヤを使用するとのこと。これによりスピードを抑制しつつタイヤメーカーのプロモーションに活用してもらおうという目論見だ。
これはGTAだけでなくSROやACOなども含めて、世界全体で取り組んでいくことを目指している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 坪井翔が2戦連続2位表彰台を獲得 (DRP)

FIA-F4開幕戦DRPレースレポート - 岡山国際サーキット(岡山県)
  • 4月4日(土)予選・第1戦決勝レース 曇り
  • 4月5日(日)第2戦決勝レース 雨
☆参戦ドライバー
ゼッケンドライバーマシンエントラント
36坪井翔FTRSスカラシップF4トムススピリット
38山田遼美人&DRP AKIBA FTRSガレージ茶畑
51三笠雄一B-MAX RACING F110B-max

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☆4月4日(土)8:10~ 公式予選

 SUPER GTのサポートレースとして今年から始まったFIA-F4は32台のエントリーが集まった。

 初の公式セッションは、30分間のアタックでベストタイムが第1戦の予選タイム、セカンドベストが第2戦の予選タイムとなる。天気予報通りのウェットコンディションとなったが、予選開始時には雨は止んでおり、難しいコンディションの中タイムアタックが開始された。

 前日までの練習走行では、トラブルやコースアウトが目立ち、毎走行赤旗が出る荒れ模様だったが、公式予選では路面コンディションを確認しながらの走行となり、全車ラップタイムを刻んで行く。毎周タイムが更新されて行く中で、特に坪井選手は上位タイムを常にキープする。30台ものマシンが周回を繰り返すことにより、明らかに路面コンディションが良くなっていく。

 その中でタイミングボードの最上段にタイムを刻んだのが坪井選手だった。1’43.404のタイムで初のポールシッターとなる。(セカンドベスト4位)三笠選手は、終盤に6番手までタイムアップするが、最後の最後でクリアラップを取ることができず11位までポジションを下げてしまった。(セカンドベスト11位)山田選手は、初のフォーミュラーレースで、初のウェットコンデションに対応しきれず21位となる。(セカンドベスト18位)

☆4月4日(土)13:50~ 第1戦決勝レース

 朝から雨は上がり、PCCJ予選、SUPER GT公式練習と走行が続きコースは完全なドライコンディショでFIA-F4初のスタートが切られた。無難なスタートを決めた坪井選手はトップで1コーナーへ侵入。背後には、練習走行で毎セッショントップタイムをマークしていた予選6位の牧野選手が迫る。バックストレートではスリップに入られるがなんとか抑え凌ぎきる。1周目終了時には、三笠選手が8位、山田選手は18位にポジションを上げた。そして2周目のリボルバーとハイパーコーナーの間で多重クラッシュが発生。三笠選手の背後だったが、山田選手はこのアクシデントを上手くかわし11位にポジションアップを果たした。

 ストップ車両回収のため3周目からセーフティーカーランが5周続き、残り周回数7周で再スタート。リスタートを上手く決めた坪井選手は、牧野選手を引き離したかに見えたが、牧野選手のスピードが速くすぐさまテールトゥーノーズに持ち込まれる。トップ争い2台は3位以下を離していく。しかし防戦を強いられる坪井選手は、11周目バックストレートでスリップに入られヘアピンで交わされて2位に後退。それでもなんとか食らいつき、同じくバックストレートでスリップに入るが、ストレートスピードが伸びず、逆に差が広がる展開になってしまった。その後は徐々に引き離されてしまい、2番手単独走行のままゴールで悔しい2位フィニッシュとなった。

 リスタート後の三笠選手は、1台づつパスして6位にポジションアップしたところで3位争いの5台のバトルとなる。その3位争いの先頭2台が接触。このアクシデントを回避する際に一つポジションを落としてしまうが接触された1台がリタイアしたため6位でチェッカーを受けた。

 山田選手は、リスタート後すぐさま1台を交わし10位へポジションアップ。初のフォーミュラーカーレースで21位スタートからの入賞ポイントゲットかと期待が高まった最終周に、持ちタイムの早い選手に抜かれ11位でチェッカー。しかし、初開催のレースは各所で荒れた展開となり、7選手ものペナルティーが発生し、三笠選手が5位、山田選手が8位に繰り上がった。この結果、開幕戦で3人の選手が揃って入賞と幸先の良いスタートを切ることができた。

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☆4月5日(日)11:10~ 第2戦決勝レース

 前日の夜から雨が降り始め、第2戦決勝レースはウェットコンディションとなる。初のウェットレースと前日の荒れた展開も考慮されてか、セフティカー先導でのローリングスタートとなった。路面コンデションを各選手に確認させるために、スタート後もセーフティーカーランが続き3周目からローリングスタートの直前、最終コーナーでトップの選手がスピンで後退。後続車両は上手くかわして、コントロールラインを通過するが、トップに立った選手が1コーナーでコースアウト。坪井選手は2番手にポジションアップするが、背後にまたストレートの速い牧野選手がバックストレートであっさり抜いていく。

 続いてトップに立った選手が、そのバックストレートエンドでコースアウトし牧野選手がトップに。坪井選手が2位とな る。またもや2台が後続を引き離していくが、第1戦以上に牧野選手のペースが速く独走状態となる。坪井選手はなすすべ無く2戦連続の2位フィニッシュとなった。

 三笠選手もスタート直後のタイヤが冷えている状態で、前車をどんどんパスしていき6周目には4位までポジションを上げていた。しかし、他車のタイヤが暖まってくると追い上げられてバトルの展開となる。迎えた11周目、1コーナーで背後の選手にインを突かれるが、少しオーバースピードで膨らんだため、クロスラインで抜き返す。しかし、姿勢を乱し相手選手と接触してしまい2台揃ってコースアウトリタイアとなってしまった。

 山田選手は、ウェットコンデションでのドライビングに苦労しているが、経験を積むためにもなんとかコース上にとどまり周回を重ねていく。初のウェットレースとは思えないステディーな走りで12位でチェッカーを受けることができた。

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坪井選手コメント
ポールからスタートした第1戦はどうしても勝ちたかったのですがスピードが足りませんでした。第2戦もあっさり牧野選手に抜かれて単独の2位走行となりましたが集中力を切らさず、現状できることは全てやりきったと思います。2戦連続の2位はシリーズを考えれば嬉しいですが、それ以上に牧野選手に完敗のほうが悔しいです。次戦はトヨタのホームコースなので、FTRSのエースとして絶対に勝ちたいと思います。
三笠選手コメント
予選を失敗してしまいました。ドライではペースもよく、もっと前からスタートできていればと悔やまれます。それでも去年できなかったレース中のバトルができて、トップ争いができることが分かったのは収穫です。第2戦のアクシデントでは、完全にクロスで抜き返せたと思ったのですが、少しアクセルを踏みすぎてスピンして相手選手に当ってしまいました。裁定はレーシングアクシデントでしたが、相手の選手には申し訳ないと思います。次戦の富士では、必ず上位からスタートして優勝します。
山田選手コメント
初の岡山国際サーキットを攻略しきれませんでした。木曜日の練習走行から、路面コンディションがいろいろ変わり、コースの攻略もマシンのセットアップもドライビングスキルも全て中途半端になってしまったと思います。自分自身は全く満足できていないのですが、荒れたレースを2戦ともに無傷で完走し、ポイントを取ったことはチームから褒めてもらえました。次の富士は練習したことがあるので、もっと上位でレースをしたいと思いますしその自信があります。
☆リザルト
【第1戦】
  • #36 坪井翔 FTRSスカラシップF4 予選1位 決勝2位
  • #51 三笠雄一 B-MAX RACING F110 予選11位 決勝5位
  • #38 山田遼 美人&DRP AKIBA FTRS 予選21位 決勝8位
【第2戦】
  • #36 坪井翔 FTRSスカラシップF4 予選4位 決勝2位
  • #38 山田遼 美人&DRP AKIBA FTRS 予選18位 決勝12位
  • #51 三笠雄一 B-MAX RACING F110 ’選11位 決勝リタイア

FIA-F4公式リザルト:http://fiaf4.jp/results

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ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース

SUPER GT

SGT:Audi Team HitotsuyamaがスーパーGT開幕戦で3位表彰台を獲得

1PQX34291PQX43752015/04/06
アウディジャパン(本社:東京都品川区 代表取締役社長 大喜多寛)がサポートするAudi Team Hitotsuyamaは、岡山国際サーキットで開催された2015 スーパーGT開幕戦にAudi R8 LMS ultraで挑戦し、GT300クラスにおいて3位表彰台を獲得しました。また、同じAudi R8 LMS ultraで今シーズンより参戦することになったAudi Team Racing Techも同レースで4位入賞を果たしています。

前日の予選で8番手グリッドを得たAudi Team Hitotsuyamaの第1ドライバーであるリチャード ライアンは、スタート直後より順調にポジションを上げていき、レース中盤には一時2番手まで浮上しました。後半戦を受け持った第2ドライバーの藤井誠暢も好調を維持、上位陣との激しい戦いを繰り広げた末に計76周を2時間12分11.202秒で走りきり、3位フィニッシュを果たしました。

今シーズンのAudi Team Hitotsuyamaは、ヨーロッパのGT3レースにAudi R8 LMS ultraで参戦して好成績をあげているベルギーWRT(W-Racing Team)のエンジニアを招聘。その豊富な経験やノウハウを生かすことで戦闘力をさらに向上させました。今回の3位表彰台獲得は、その成果を実証するものといえます。

アウディジャパンは、世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに参戦するAudi R18 e-tron quattroを始め、Audi カスタマーレーシングのAudi R8 LMS ultraを世界中のプライベートチームに供給するといった幅広いモータースポーツ活動を通じ、今後も革新、洗練とならぶブランドDNAのひとつであるスポーツイメージを高めていきます。

スーパーGT 第2戦は5月2 – 3日に富士スピードウェイで開催されます。

リチャード ライアン選手のコメント
「シーズンの幕開けとして、これほど素晴らしい結果はありません。今年の当面の目標は表彰台を獲得することでしたが、早速、その目標を達成できました。しかも、今日のレースはとても厳しい天候のもとで開催されました。週末を通じてチームワークは完璧で、ペースはとても速く、これらを表彰台に結びつけることができました。この結果をとてもうれしく思います。マシンの状態も完璧で、ウェットコンディションの性能は驚くほど優れたものでした。Audi R8 LMS ultraに新たな生命が吹き込まれたといえるでしょう。残りのレースを戦うことが楽しみで仕方ありません。ポイントランキングでも3番手につけていますので、この後もトップを目指して戦い続けていきます」

藤井 誠暢選手のコメント
「シーズン前のテストでWRTのエンジニアと初めてジョイントしたときから、彼らが用意してくれたセッティングや様々なオペレーションなどに驚きを感じざるを得ませんでした。このとき以来、リチャードとともに今シーズンに向けて大きな期待を抱いていました。そうした期待に早くも3位という成績で応えられたことをとても嬉しく思っています。ただし、我々の目標はさらに高いところにあるので、これからもその目標に向かって邁進していきます」

Audi Japan Press Center

SUPER GT

SGT:第1戦岡山 雨に翻弄されたレースでカルダレッリ/平川組LEXUS RC Fが劇的勝利! GT300クラスでは嵯峨/中山組トヨタ プリウスが圧勝で通算2勝目 (TOYOTA)

 新規格で2年目のシーズンとなるSUPER GTが開幕。開幕戦岡山は雨が降ったりやんだりと変わりやすい天候で順位もめまぐるしく入れ替わる波乱の展開。今季初フル参戦のルーキー、平川亮が初のポールポジションを獲得したKeePer TOM'S RC F 37号車が、途中首位を奪われるも、終盤雨量が増す中で劇的な逆転を果たし、チームとアンドレア・カルダレッリにとっては昨年に続く開幕戦2連覇。平川にとってSUPER GTでの初勝利を飾った。GT300クラスでは、5番手スタートの嵯峨宏紀/中山雄一組TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が序盤から首位に立つと独走。3位以下を周回遅れにする圧勝で約2年ぶり、プリウスにとって2度目の勝利を飾った。こちらも今季初のフル参戦となる中山にとってはGT初勝利となった。

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波乱の開幕戦でポール・トゥ・ウィンを飾った平川亮とアンドレア・
カルダレッリ(左)と3位に入った立川祐路と石浦宏明(右)

 SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月4日(土)、5日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。

 長かった国内モータースポーツのオフシーズンも終わり、日本で最高の人気を誇るレース、SUPER GTが開幕。SUPER GTは昨年より車両、エンジンの両方が全く新しいものとなったが、今季は基本的にそれを踏襲。熟成が進められたレーシングカーにより、更に熱いバトルが期待される。

 LEXUS RACINGは昨年よりLEXUS RC Fをベースにした車両に、新型の2リッター直列4気筒ターボの「RI4AG」エンジンを搭載。昨年は全8戦中、最多となる4勝を挙げたものの、僅か2ポイント及ばず、タイトル獲得はならなかった。

 今季も6台体制での参戦となるが、一部ドライバーが変更となり、更に強力な体制でタイトル奪還を目指す。

 ENEOS SUSTINA RC F 6号車の大嶋和也/国本雄資組、WedsSport ADVAN RC F 19号車の脇阪寿一/関口雄飛組の2台は昨年と変更無し。

 昨年最後までタイトルを争ったトムスの2台は、中嶋一貴がWECにフル参戦するため、PETRONAS TOM'S RC F 36号車に伊藤大輔が移り、ジェームス・ロシターとコンビを組む。伊藤が抜けたKeePer TOM'S RC F 37号車は、昨年速さを見せたアンドレア・カルダレッリと平川亮という若手コンビとなる。

 ZENT CERUMO RC F 38号車は、ベテラン立川祐路と、石浦宏明という組み合わせに。昨年38号車に乗っていた平手晃平がDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車に移り、元F1ドライバーのヘイッキ・コバライネンとコンビを組む。

 昨年、新規定の車両及びエンジンでの記念すべき初レースとなった開幕戦岡山では、LEXUS RC Fが1-2フィニッシュを飾っている。今週末のレースに先立ち、3月半ばに岡山で行われた公式テストでも速さを見せているLEXUS RACINGの活躍に期待がかかった。

 GT300クラスには、トヨタのハイブリッド技術を投入し、4年目となるTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が嵯峨宏紀と中山雄一のコンビで参戦。加えて、国際レース規格のGT3規則がベースとなるLEXUS RC F GT3がSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車として飯田章/吉本大樹のコンビで参戦。こちらも注目が集まった。

◆予選◆

 前日からの雨で、午前中の公式練習走行の序盤はウェットだったものの、その後路面も乾き、曇り空ながらドライコンディションで午後2時50分から、GT300クラスよりノックアウト方式での予選が開始された。

 GT500クラスは午後3時10分から15分間で予選Q1のセッションが開始されたが、ほとんどの車両が一度のアタックのため、開始から7分ほどは待機。残りが8分を切ったところで次々にコースへと向かった。

 残り2分を切ったところで本格的なアタックが開始され、まず6号車の国本がチームメイトの大嶋が昨年記録したコースレコードに迫るタイムを叩き出し、トップに立つと、37号車のカルダレッリも肉薄するタイムをマーク。その直後、38号車の石浦がコースレコードを更新するタイムで2台を上回り、トップに立った。

 予選Q1はLEXUS RC F同士の激しいアタック合戦となり、38号車、6号車、そして平手がアタックした39号車が3番手、4番手に37号車と続き、伊藤の36号車が7番手でQ1を通過。LEXUS RC Fは5台がQ2進出を果たした。

 関口がアタックした19号車は14番手グリッドから明日の決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスのQ2を経て、午後3時55分にGT500クラスの予選Q2(12分)が開始されたが、こちらも序盤は待機となり、残り8分半を切ったところで6号車の大嶋がコースイン。少し間隔を開けて37号車の平川、36号車のロシターと続いた。

 ライバル車も次々にコースインしていく一方で、38号車の立川と、39号車のコバライネンはなかなかピットを出ず、残り7分となったところでコースイン。コバライネンはコースイン直後からアグレッシブな動きでタイヤを温めていった。

 セッション終盤に入り、各車アタックが開始されると、6号車の大嶋が、Q1でコースレコードを更新した石浦のタイムに1000分の3秒まで迫るタイムでトップに。しかし、その直後、37号車の平川が0.1秒近くこれを上回る新レコードタイムをマークし、トップの座を奪った。

 その後この2台を上回るタイムは出ず、昨年SUPER GTにはスポットで2戦のみ参戦、今季より初めてフル参戦となる平川の37号車が、GTデビュー3戦目にして初のポールポジションを獲得した。

 2番手に昨年のポールシッターである大嶋/国本組の6号車、3番手に立川/石浦組38号と続き、LEXUS RC Fは3台がコースレコードを更新するタイムで、予選トップ3を独占した。  Q2は8台全車が1分19秒台に入れるハイレベルな争いとなる中、ロシターの36号車が6番手、コバライネンは8番手タイムとなったが、予選後、4番手の車両がタイム抹消となったため、一つずつグリッドが上がり、それぞれ5番手、7番手から決勝のスタートを切ることとなった。

 GT300クラスでは、今季より31号車でフル参戦となった中山がQ1を担当すると、6周目に好タイムをマーク。トップには僅か100分の1秒及ばなかったものの2番手につけ、Q2進出を決めた。

 一方、今季初めてSUPER GTのGT300クラスに参戦することとなったLEXUS RC F GT3の60号車は20番手でQ2進出ならず。とはいえ、開発段階のデビュー戦で、Q2進出ラインから0.7秒差と、まずまずの手応えを感じる予選Q1となった。

 予選Q2では、嵯峨が31号車のアタックを担当。僅差の激戦となったセッションで、5番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 5日(日)は朝から雨に見舞われ、午前中のフリー走行では、決勝を見込んでのウェットセッティングに勤しんだ。しかし、決勝が始まる少し前に雨は止み、各チームタイヤ選択、戦略に頭を悩ませたが、GT500のLEXUS RC F勢は全車がウェットタイヤを装着してのスタートとなった。

 午後2時半、曇り空の下、気温18度、路面温度20度、湿度74%のコンディションで、地元岡山県警の白バイ、パトカーの先導によるパレードランとフォーメーションラップを経て、82周の決勝レースがスタートした。

 トップ3グリッドのRC Fが順当にスタートを切り、5番手スタートの36号車ロシターが前を伺ったが、濡れた路面に足をすくわれスピン。幸いにもコース上でくるりと360度回転してすぐにレースに復帰したが、いくつかポジションを落とすこととなった。

 首位を逃げるカルダレッリの37号車は、一時は2位に5秒近い差をつけるも、周回を重ねていくうちに好転していく路面に、タイヤ選択が合わずグリップの低下に苦しむことに。逆に、そのコンディションにあわせてきたライバル勢の追撃を受け、24周目に3位に後退。しかし、大きく離されることなく、首位を追い続けた。

 一方、39号車は朝のフリー走行時のペナルティ、36号車もGT300クラスとの接触でドライブスルーペナルティを受けることとなり、大きく順位を落としてしまった。

 中盤戦に入ると、再び雨が降り始め、難しい判断の下、各チームドライバー交代とタイヤ交換、給油のためのピット作業が始まった。

 LEXUS RC F勢はライバルよりも遅めのタイミングでピットへ向かい、37号車は42周終了時にカルダレッリから平川へとドライバーチェンジ。ここでピットが素晴らしい作業を見せ、ライバルを逆転。全車がピットを終えた時点で、再び首位に復帰した。

 その後、路面状況が好転すると再びNSX勢が速さを見せ、周回遅れの車両で混み合う中、37号車平川はNSX 100号車と激しい首位争いを展開したが、惜しくも49周目に首位の座を奪われ、2位に後退。雨は止み、首位100号車と2位37号車との差は一時8秒近くまで広がった。

 しかし、残り20周を切ったあたりから再び雨が降り始め、路面の水量が増していくと、後半戦に向けタイヤを温存していた37号車平川はペースアップ。猛烈な勢いで首位との差を縮めていき、71周目に追いつくと、ダブルヘアピンでパス。首位を奪還した。

 その後方では、30秒ほどのギャップをおいて、GT-R、NSX、そして38号車石浦のLEXUS RC Fという3メーカーの車両による3位争いに。同じく後半の追い上げを狙っていた石浦は、ヘビーウェットコンディションをものともせぬ走りで残り5周で3位へ。なおもペースを緩めず、がっくりとペースの落ちた2位のNSXとの差を一気に縮めていった。

 残り4周で15秒差、計算上ではファイナルラップには2位に追いつくかと思われた38号車石浦だったが、周回遅れ車両にも阻まれ逆転はならず。最後は1.6秒差まで追い詰めたが惜しくも届かず3位でチェッカー。

 首位を逃げた37号車平川は、フル参戦初年度、SUPER GTでは参戦3戦目ということを全く感じさせない走りでヘビーウェットの終盤戦を独走。最後は2位に40秒もの大差をつけ、トップチェッカー。自身SUPER GTでの初勝利を劇的な逆転によるポール・トゥ・ウィンで飾った。トムスの37号車とカルダレッリにとっては、昨年の開幕戦に続く岡山2連勝となった。

 ペナルティを受け、大きく順位を落としながらも、終盤、元F1ドライバーの参戦で注目を集めたコバライネンが猛烈な追い上げを見せた39号車は5位フィニッシュ。6号車は交換したタイヤが合わず、再度のピットインを強いられ後退、9位フィニッシュ。19号車は14番手スタートから追い上げ10位に入り、LEXUS RC Fはメカニカルトラブルで無念のリタイアを喫した36号車をのぞく、5台がトップ10フィニッシュでのポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、5番手からスタートを切った嵯峨のドライブするプリウス31号車が1周目から果敢に前走車を攻め、2周目には2位、3周目には首位に浮上すると、なおもペースを緩めず、周回毎に後続との差を広げていった。

 44周目終了時にピットインし、嵯峨から中山へとドライバー交代。全車がピットを終えた時点で、再び2位に20秒以上の差をつけ独走を続けた。

 雨が止み、路面状況が向上したタイミングでやや差を詰められることもあったが、首位の座を脅かされるまでには至らず、雨脚が強まったレース終盤には、更にペースを上げ快走。最後は2位に42秒もの大差、3位以下を周回遅れとする圧倒的な速さで、今季開幕戦を制した。

 嵯峨とプリウスにとっては、2013年第2戦富士での初勝利以来、約2年ぶりの2勝目。今季よりフル参戦となった中山にとってSUPER GTでの初勝利を飾ることとなった。

 今大会デビューを飾ったLEXUS RC F GT3 60号車は、開発中車両のデビュー戦ながら、20番手スタートから着実に周回を重ね、10位でフィニッシュ。デビュー戦でポイント獲得を果たした。

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開幕戦2年連続勝利を飾ったKeePer TOM'S RC F 37号車
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GT300クラスでトヨタ プリウスでの2勝目を飾った
嵯峨宏紀(左)と中山雄一(右)
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
良いシーズンのスタートを切ることが出来た。今週は、常に好タイムで、ミスもなく、クルマの調子も非常に良くエンジョイ出来るレースウィークだった。オフシーズンにテストを頑張って来た結果だと思う。レースはとても難しいコンディションだった。特にタイヤ選択に悩んだが、結果的に戦略が奏功した。開幕戦はハンデがないので純粋に速さを競えることになり、そこで勝てたのは嬉しいが、シーズンはまだ長い。昨年は2ポイントでタイトルを逃したので、今年こそは昨年と違う結果を得たい。
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー 平川亮:
ポール・トゥ・ウィンが果たせ、幸先の良いスタートが切れたと思う。今日のレースはコンディションが本当に難しかった。タイヤの選択は、チームもぎりぎりまで雨の状況を見ながら考えてくれた。雨が降るというチームの判断を信じ、タイヤを温存していたので終盤ライバルをパスすることが出来た。今季、次戦以降はハンデを理解した上で、クルマのポテンシャルを引出し、レース中ミスをしないように、チームと力を合わせてシーズンを通して戦って行きたい。
ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 立川祐路:
レース中めまぐるしく雨量の変わる難しい路面コンディションで、使っているタイヤによって順位が大きく変化する難しいレースだったが、終わってみれば3位ということで、手ごたえはまずまず。これくらいで満足するつもりはない。今年は、クルマも戦える状態に仕上がっているので、コンスタントに良い結果を残して行きたい。あくまでも目標はタイトルだ。SUPER GTは、ウェイトハンデによって苦しいレースになることもあるので、そこでどれだけ耐えられるかだと思う。
ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 石浦宏明:
立川さんと同じタイヤを選んでいたので、雨が止み路面が乾くと厳しかった。雨量により、路面コンディションから走行のペースが変わるという中、とにかく、ぶつからない、スピンしないことを心がけた。今季、チームを移籍して、チームからの信頼も欲しかっただけに、表彰台に乗ることが出来たのは最初のステップ、シーズンの出だしとしては良かった。こういう難しいレースこそ、取りこぼし無く行くことが大事だと思う。昨年表彰台に乗っていないのにこういう事を言うのもなんだが、3位もあまり嬉しくはない。チャンピオンを期待されていると思うし、手ごたえを感じているので、最終的にはタイトルを獲れるよう頑張りたい。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
予選でタイヤの使い方を失敗してしまったのだが、今日の決勝についてはタイヤのパフォーマンスが良かったので、序盤から攻めてかなりマージンを作ることが出来、完璧だった。次戦は、WECに参戦する為欠場する。40キロハンデの置き土産があるが、佐々木選手に託したいと思う。佐々木選手には、今回も助言していただいた。佐々木選手は乗れば速いのは間違いないので、このままポイントを重ねていってチャンピオンを獲得したい。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一:
昨日は初めてGTの予選アタックを担当したが、クリアラップを取れて良いタイムが出た。決勝は、先に走った嵯峨選手が約20秒のマージンを築いてくれた。雨量の多いコンディションを望んでコースに出たが、降り始め、無線で金曽監督に勇気づけられるようなコメントをもらいながら走った。最後には、40秒近くのリードを保ってチェッカーを受けることが出来て良かった。次回は40kgのハンデを背負うことになるので状況は変わるだろうが、オフシーズンには、嵯峨選手、佐々木選手と共にテストでクルマを仕上げているし、クルマもどんどん良くなって来ているので、次戦以降もチーム全員で頑張る。
トヨタモータースポーツニュース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第2戦 決勝レース レポート

MJ15_0083_fineプレスインフォメーション 2015年4月05日

岡山. 天候:雨 路面:ウェット 気温:16度 路面:16度(スタート時)

4月5日(日)、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シーズン第2戦決勝レースが開催される岡山国際サーキット(岡山県)は早朝から強い雨。レース中は時折雨が止む時間帯もあったが、コース上に水たまりが残る等、カレラカップパイロットとチームにはスタート時の戦略的なセッティングが求められる路面コンディションとなった。

決勝スターティンググリッドのオーダーは、昨日の公式予選でのセカンドタイム順により、ポールポジションは#15元嶋佑弥、2番グリッドは#78近藤翼、以下、2列目は#12久保凛太郎と#19永井宏明、3列目はジェントルマンクラストップの#9武井真司と今年からオーバーオールでエントリーの#9星野敏、4列目はジェントルマンクラスの#24剛覇矢人と同#37久保田克明という順番だ。

ウェットコンディションを受けて、決勝レースはローリングスタート方式に変更された。カップカーと呼ばれるPCCJ参戦マシン911 GT3 Cup (Type991)は、RR(リヤエンジン・リヤドライブ)で、パワーは480馬力。まさにポルシェのアイデンティティたるキャラクターを持つレーシングカーだが、ハイパワーのRRゆえにウェットでのコントロールにはさらに繊細な感覚が求められるクルマでもある。ある程度様子を見ながらレースを進めていくか、あるいはそうした意識をチャンスと捉え、積極的に仕掛けていくか。各ドライバーの思案のしどころだ。

10時ジャスト。セーフティカー(SC)が2周のフォーメーションラップを先導した後、決勝レースの正式スタートが切られた。最前列の元嶋と近藤は第1戦同様に「スタートを制したほうがレースを有利に進められる」と考えていた。特に近藤は第1戦をポールポジションでスタートしながらも、元嶋に先行を許しての2位フィニッシュ。「ここで優勝して、ポイントをタイに戻さないといけない」と元嶋の後を追う。そしてアトウッドカーブで仕掛けた近藤。2台は並走しながらコーナーを旋回。しかし、ここでは近藤のトライは実らず元嶋がポジションをキープ。

一方の元嶋も近藤のプッシュを感じつつレースを進めていた。「スタートはまあまあうまくいったのですが、序盤はペースを上げられず、近藤選手に抜かれそうな場面もありました」。それでも元嶋は安定したラップタイムで周回を重ね、近藤を射程距離に寄せ付けない。そして8周目を迎えるあたりで、2番手を走っていた近藤に3番手の久保が急接近し2番手争いが俄然白熱する。今シーズンからPCCJ初参戦ながら、カップカーの車両特性とPCCJのレース展開や雰囲気を急速に習得してきている久保「昨日は少し離されましたが、ウェットでは同じペースで走ることができていました」と前を窺う。しかし、ここは近藤が2番手を守る。久保も無理に仕掛けず、カップカーを操る経験値を稼ぐことに重点を置いたようだ。終盤、雨が再びコースに落ちてきたが、大きな変動はなく元嶋がポールトゥフィニッシュで見事第1戦からの2連勝を決めた。そして2位の近藤、3位の久保も第1戦と同じ順位を獲得した。

ジェントルマンクラスは第1戦勝者の武井が安定した走りでレースを引っ張る。「前を行くオーバーオールの車両についていきたかったのですが、そこまでの状態ではないと判断しセーフティに行きました」という武井が鮮やかに開幕2連勝を決めた。同2位はジェントルマンクラス6番手スタートの#2田島剛。「前にしっかりついていき、路面の状況とタイヤのグリップの具合を把握しながら走ることができた。岡山は相性がいいんですよね(笑)」と2013年同クラスチャンピオンの実力を見せ2位フィニッシュ。同3位の久保田は「マシンもレースも勉強しながらですが、いいシーズンスタートを切れました」と笑顔を見せた。

これで、オーバーオールとジェントルマンクラスのポイントリーダーはそれぞれ2連勝を決めた元嶋、武井となった。「近藤選手、久保選手ともこのままではいないでしょうが、勝ち続けることを目指します」と元嶋。「レース後半にどういう勝負ができるかも分かったのは収穫。今年こそはチャンピオンを獲りにいきます」と武井。しかしシーズンは始まったばかり。すべての選手にチャンスがあり、まだまだ厳しい戦いが待ち受けていることだろう。

次回、第3戦-4戦は5月2日(土)、3日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に、同じくスーパーGTのサポートレースとして開催される。世界屈指
の高速コースを制しトップチェッカーを受けるのは誰か。そして幸先のよいスタートをきった元嶋と武井はどんな作戦で出るのか。早くも目が離せない展開となりそうだ。

■第2戦 決勝レース結果
Pos. / Car# Driver / Class / Car Name / Lap / Time / トップ差
1 / 15 元嶋 佑弥 / O / GARMIN PORSCHE / 15 / 30'21.545 / --
2 / 78 近藤 翼 / O / スカイレーシング / 15 / 30'21.839 / +0.294
3 / 12 久保 凛太郎 / O / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 30'23.449 / +1.904
4 / ▲19 永井 宏明 / O / ナインレーシング / 15 / 31'07.728 / +46.183
5 / 9 武井 真司 / G / ビンゴレーシング / 15 / 33'22.359 / +3'00.814
6 / 2 田島 剛 / G / タジマレーシング / 15 / 33'23.075 / +3'01.530
7 / 7 星野 敏 / O / D'station HAI 991 / 15 / 33'24.132 / +3'02.587
8 / 37 久保田 克昭 / G / ハナシマレーシング / 15 / 33'26.245 / +3'04.700
9 / 51 ポール イップ / G / KCMG ANNIKA 911 / 15 / 33'27.106 / +3'05.561
10 / 98 五藤 碇 / G / チームトーエイスピリット / 15 / 33'27.956 / +3'06.411
11 / 11 塚本 奈々美 / O / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 33'28.689 / +3'07.144
12 / 24 剛 覇矢人 / G / みきゃん MP-GT3 / 15 / 33'30.925 / +3'09.380
13 / 77 浜崎 大 / G / Voing Ventiler / 15 / 33'32.833 / +3'11.288
14 / 52 春山 次男 / G / はるやまbaby GT3cup / 14 / 33'18.650 / 1 Lap
15 / 10 斎藤 真紀雄 / G / ビンゴレーシング / 14 / 33'20.689 / 1 Lap
- 以上完走 -
-- / 25 内山 清士 / G / NK RACING / 12 / 25'12.801 / 3 Laps
ベストラップ

15 元嶋 佑弥 / O / GARMIN PORSCHE / 1'47.726 (5 / 15)
9 武井 真司 / G / ビンゴレーシング / 1'50.379 (8 / 15)
▲ゼッケンNo.19は、国際モータースポーツ競技規則 付則H項 第2章 2.9.10(SC中の追い越し)違反により、決勝結果に30秒を加算した。

O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス

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