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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース2決勝ドライバーコメント 3位・鈴木悠太「フォーミュラはスタートが命」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージF110)
優勝した酒井翔太(FIRST GARAGE)

 「僕に抜くスピードがなかったので、結構ペース的には(トップと)一緒かな、と感じたので、相手がミスするのを待つしかないなと思っていて。5コーナーのところでミスを誘えたので、それで運良く抜くことができて、その後のペースが単独になっても変わらなかったので、なんとかそれで優勝することができました。クルマもちょっとずつ、エンジンも回ってきたので、そこは良くなったのかなという気がします」

2位 小松響(Rn-sports F110)
決勝2位の小松響(Rn-sports)

 「トラブルが出ちゃいまして。レースウィークを通じて出ていたのが、昨日は出なかったのが今日はそれが顔を出しちゃって。それがレースでも中盤から出始めて追いつかれて、その果てに自分がミスをしてしまいました。(トラブルは?)ミッションが上げ下げできなくなることがあって、それで飛び出しかけて追い抜かれちゃいました。トラブルなければ後ろを離していけたのですが、トラブル出始めてからはうまく走れなかったですね。次の機会があればリベンジしたいと思います」

3位 鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)
決勝3位の鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS)

 「スタートはちょっとミスしてしまいました。(その後のリカバリは早かったが?)そうですね、それだけに悔しいですね。速さはあったのですけれど、やっぱりフォーミュラのレースはスタート命、みたいな部分があるので。前日練習が雨で、スタート練習もできなかったこともありますが、とはいえそれは皆条件はイコールなので、もっと考えて、スタートさせなきゃな、と思いました」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース2決勝 酒井翔太が終盤にトップ小松響を仕留めて優勝を飾る

優勝は酒井翔太(ファーストガレージF110)

 F110 CUP東日本王者決定戦レース2決勝が10月20日(日)、モビリティリゾートもてぎにて行われ、ポールポジションからスタートの小松響(Rn-sports F110)に対して3番手スタートの酒井翔太(ファーストガレージF110)が粘り強く追い続けて8周目にオーバーテイク。逆転で優勝を飾った。

 予選に続いて定刻午前11時40分に決勝のフォーメーションラップ開始。秋晴れのもてぎは予選時に比べて18度まで気温が上昇、路面温度は27度で、風が強いものの絶好のドライコンディションだ。

 6台がフォーメーションラップを終えてグリッドに戻ってくるが4番手の落合は直前にストレートでスピン、前日と比べて大幅に低い気温にタイヤに熱入れしようとし過ぎたようだが、無事に再走してグリッドについた。レッドライトが消灯して10周のレースがスタート。

 ポールシッターの小松はスムーズに発進したが、フロントロウに並んだ鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)はスタートに失敗、出遅れる。3番グリッドの酒井、4番グリッドの落合蓮音(ファーストガレージF110)、5番グリッドの岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)、6番グリッドの小野陽平(REVERSAL STIRIT)が次々と鈴木をパス。予選で好位置につけた鈴木だったが一気に最下位まで落ちてしまう。

 小松は2位に上がった酒井を2車長ほど離してホールショットを奪い第1コーナーへターンイン。3位落合はフォーメーションラップでの失敗にも関わらず酒井の背後につけている。その後方では小野の加速がよく、岸のアウト側から並びかけると第2コーナー出口で前に出て4位浮上。

 6位に落ちた鈴木だが、V字コーナーでチームメイトの岸に接近。立ち上がりの加速で右サイドに出るとヘアピンへのブレーキングで岸をオーバーテイク。5位にポジションを上げる。小松と酒井の間合いはヘアピンで1車長差。落合はやや酒井に離されはじめ、90度コーナー出口ではラインを乱してアウト側の縁石までふくらむ。

 オープニングラップを終えてトップ小松と2位酒井の差は0.379秒。3位落合はそこから1.063秒の差で、むしろ4位の小野が近づきつつある。小野と5位鈴木は0.783秒差、鈴木にかわされた岸だが0.311秒差で食らいついている。

 小松は2周目、3周目と最速ラップを更新しながら酒井とのギャップを0.560秒→0.779秒と僅かずつ拡大していく。この2台のペースが2分0秒台と明らかに早く落合は3周目で3秒近く離されてしまい、4位小野、5位鈴木、6位岸までが1.4秒以内のワンパックになりつつある。

 この集団の中で勢いがあるのはやはり予選2番手タイムを出している鈴木で、続く4周目の第5コーナーで小野のインにノーズをねじ込むようにオーバーテイク、4位までポジションを取り戻す。5位に落ちた小野に今度は岸が接近、ヘアピンへのブレーキングで小野がミスすると一気に差を詰め、メインストレートでは0.258秒差とテール・ツー・ノーズ状態で通過。第2コーナーからの加速で小野に並びかけると第3コーナー進入でインから仕留めて5位に上がる。

 いったんは小松にリードを許した酒井だが4周目から反攻を開始。まず2分0秒239のファステストラップで小松と0.525秒差とし、続く5周目には0.368秒差と小松のマージンを削り取る。そこから4秒以上離された落合に対しては4位鈴木が忍び寄り、5周目0.279秒差とこちらも緊迫の度合いが増す。

 6周目、小松と酒井は0.319秒差でコントロールラインを通過、落合対鈴木の3位争いは、ダウンヒルストレートで落合のスリップストリームから抜け出した鈴木が90度コーナーへアプローチではイン~アウトとマシンを振ってプレッシャーをかける。テール・ツー・ノーズ状態で最終コーナーを抜けると鈴木が右サイドから並びかけて0.005差で7周目へ。そのまま第1コーナーでは鈴木が前で進入。落合は第3コーナーでポジションを取り返しに行くが、ラインがワイドになりかろうじて縁石で踏みとどまるも、これで3位争いが決着した。

 4位に落ちた落合に今度は岸が接近。S字ではテール・ツー・ノーズ状態になり、そのまま連なって後半セクションを通過、コントロールラインでは0.066秒差のサイド・バイ・サイド。第1コーナーに向けて岸がイン側にポジションを取るが、落合がアウトからかぶせるように順位を守る。第5コーナーでも岸がインからブレーキング勝負を挑むがここも落合が抑え込む。勢いは岸にあるが、落合もつけいる隙を見せない。

 7周目を終えてトップ小松と2位酒井は0.471秒の差。しかし続く8周目に酒井はいよいよ小松を仕留めにかかる。第2セクターで間合いを詰めるとV字コーナーで勝負に出て小松を一気にオーバーテイク。トップの座を奪い取ることに成功する。後方ではダウンヒルストレートで岸が落合の左サイドから仕掛けるが、90度コーナーでインを取った落合がここも守り切る。酒井はここから小松をじわりと突き放し9周目0.846秒差とし、その差を守ってファイナルラップも走りきりチェッカードフラッグの下を通過、優勝を飾った。2位小松につづいて3位鈴木、9周目にこのレースのファステストラップとなる1分59秒941をたたき出すも、スタートのミスが悔やまれるレースとなった。4位は終盤の岸の猛攻を封じ込めた落合が0.156秒差で先着、岸5位、6位小野という結果になった。

 ポディウムに戻った酒井は体重測定を終えるとチームメンバーに挨拶。激闘を乗り切った後とは思えない爽やかな笑顔は悔しさをにじませる小松とは対照的だった。

決勝レースがスタートした

決勝2位は小松響(Rn-sports F110)

決勝3位は鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)

決勝4位は落合蓮音(ファーストガレージF110)

決勝5位は岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)

決勝6位は小野陽平(REVERSAL SPIRIT)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース2決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
122酒井 翔太ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
1020'10.672--
211小松 響Rn-sports F110
Rn-sports
1020'11.491 0.819 0.819
361鈴木 悠太HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1020'16.788 6.116 5.297
421落合 蓮音ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
1020'21.31910.647 4.531
562岸 風児HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1020'21.47710.805 0.158
678小野 陽平REVERSAL SPIRIT
小野 陽平/Yohei Ono
1020'22.72612.054 1.249
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 61 鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110) 1'59.941 (10/10) 144.101 km/h
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース2公式予選ドライバーコメント ポールポジション・小松響「昨日より余裕がないのでミスができない」

ポールポジション 小松響(Rn-sports F110)1分59秒945

ポールポジションの小松響(Rn-sports)

 「ちょっとまとめ切れなくて、もう少しタイム稼げたのですけれど、なんとかポールは取れたのでよかったです。昨日よりだいぶ涼しかったので、その分のタイムアップかな。決勝は(後ろとは僅差で)昨日より余裕がないので、ミスできないレースだと思います」

2位 鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)2分0秒178(+0.233秒)

予選2位の鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS)

 「ちょっとミスはあったのですが、その中でもいいタイムで。昨日はマシントラブルで止まってしまったのですが、今日は自己ベストも出せてちょっとホっとしています。(初めてのF110はスーパーFJと比べてどうか?)速度域も違いますし、パドルシフトなので、そこの操作は簡単かなって感じます。決勝はスタートを決めて、優勝目指して頑張りたいです」

3位 酒井翔太(ファーストガレージF110)2分0秒178(+0.242秒)

予選3位の酒井翔太(FIRST GARAGE)

 「エンジンをオーバーホールしてから200キロくらいしか走っていないので、ちょっとエンジン(の回転)が重いかなって気持ちはあるのですが。そんなことは言い訳にしたくないですね。最後にベストラップ出している時でもミスをしているのて、そこを改善して(前に)ついて行けば、決勝は昨日みたく抜いていきたいな、と思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース2公式予選 小松響がレース1に続いて連続ポールポジションを獲得

ポールポジションは小松響(Rn-sports F110)

 F110 CUP東日本王者決定戦レース2予選が10月20日(日)、モビリティリゾートもてぎにて行われ、前日のレース1でポール・ツー・ウィンを飾った小松響(Rn-sports F110)がポールポジションを獲得した。

 土曜日とは打って変わって朝から晴れ渡ったもてぎだが、夏日になったレース1と違って気温が大幅に低く、午前8時25分の予選開始時点で14度。各車ピットで入念に暖機してからの予選を開始。レース1で3位、巻き返しを誓っていた酒井翔太(ファーストガレージF110)を先頭に6台のF110がコースイン、15分間の予選が開始された。

 まずは各車タイヤの熱入れを行い残り時間9分となった計測2周目、酒井が2分1秒207でトップ。2番手小松1秒500、3番手落合蓮音(ファーストガレージF110)1秒923とレース1で表彰台に上がったメンバーが上位を占める。4番手岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)2秒638、5番手鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)3秒632、6番手小野陽平(REVERSAL STIRIT)3秒741と続く。

 残り7分を切って早くも予選は後半戦。小松が2分0秒478とレース1のポールタイムを上回りトップへ。酒井も0秒916と2分0秒台に入れるが2番手にドロップ。落合1秒246の3番手。岸~鈴木~小野もそれぞれ自己ベストを更新するが順位は変わらず。

 続く周回の最中に鈴木が90度コーナーでスピンするが再スタート。その前にコントロールラインを通過した酒井が0秒257のトップタイムをマークするも直後に小松が0秒032を出して再逆転する。落合は2分1秒をわずかに切れず1秒026で3番手変わらず。4番手岸2秒047で変わらず、スピンを喫した鈴木を小野が2秒743で上回り5番手にアップ。

 残り3分、首位の小松は2分を切って1分59秒945、昨年11月のFIA-F4でのポールタイムに1秒まで迫った。酒井は2分0秒187まで自己ベストを刻むが、この直後に鈴木が0秒178を出して2番手へ浮上する、小松とは0.233秒差。前日のレース1では見せ場がなかった鈴木だが本領発揮か。酒井3番手。落合は0秒473と2分0秒台に入れてきたが4番手、岸も1秒850まで自己ベストを更新するも5番手、小野6番手とそれぞれポジションを落とす。

 チェッカードフラッグが降られる中で小松と鈴木はこれが限界とみたか最後の周回は流したようだが、酒井は再逆転を狙ってチェッカー後の周回もアタックを続けるもタイム更新はならず3番手変わらず。4番手の落合もそのまま。5番手岸と6番手小野はそれぞれ2分1秒326と1秒480と最後まで自己ベストを更新するが順位変動はなく予選は終了した。

 レース2決勝はこのあと午前11時40分より10周で行われる。小松の連勝なるか。酒井、落合のファーストガレージ勢の前につけた鈴木がレースをかき回すか。ティーンエイジャーのバトルが期待される。

予選2位は鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)

予選3位は酒井翔太(ファーストガレージF110)

予選4位は落合蓮音(ファーストガレージF110)

予選5位は小野陽平(REVERSAL SPIRIT)

予選6位は岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース2公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/20) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
111小松 響Rn-sports F110
Rn-sports
1'59.945--144.096
261鈴木 悠太HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'00.178 0.233 0.233143.817
322酒井 翔太ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
2'00.187 0.242 0.009143.806
421落合 蓮音ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
2'00.473 0.528 0.286143.465
578小野 陽平REVERSAL SPIRIT
小野 陽平/Yohei Ono
2'00.755 0.810 0.282143.129
662岸 風児HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'00.870 0.925 0.115142.993
---- 以上基準タイム(110% - 2'12.113)予選通過 ----
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース1決勝ドライバーコメント 優勝・小松響「ヒヤヒヤでした」

優勝 小松響(Rn-sports F110)

優勝した小松響(Rn-sports)

 「何とか(ポール・ツー・ウイン)できました。ヒヤヒヤでしたけれど(苦笑)。スタートはうまく行きましたが、最初の第3コーナーで後ろを気にしたらタイヤをロックさせちゃって。その時にフラットスポットができてしまって、そこから大変でした。最初の3~4周は(後ろが)ビタビタだったのでぎりぎりで、集中して走って、後ろが飛び出したりして離れてからはちょっと気楽に走れたのでよかったです。後半は今週走れなかった分をいろいろ試せたのでよかったです。明日もこの調子でばしっと勝ちたいです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージF110)

決勝2位の酒井翔太(FIRST GARAGE)

 「ミスが結構多かったですね。(スタートで)何とか前に出られたのですが、ペース上がらなくて途中で抜かれてしまって。明日はそのあたりをもっと考えていきます」

3位 落合蓮音(ファーストガレージF110)

決勝3位の落合蓮音(FIRST GARAGE)

 「スタートは普通にミスした感じですね。(でも挽回できた)翔太君がミスしてなんとか前に出られただけだったので、あのまま行ってたら前に出られたかというと、厳しい感じでした。(調子はよかった?)ちょっとコーナーごとに速いコーナー、遅いコーナーがあって。その僕の方が速いコーナーはあったのですが、その速さより、僕の方が遅いコーナーの遅さ度合いが大きかったので、それで(酒井に)詰められちゃったかな、という感じです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース1決勝 小松響が2位以下のバトルに乗じて独走でポール・ツー・ウイン

優勝は小松響(Rn-sports F110)

 F110 CUP東日本王者決定戦レース1決勝予選が10月19日(土)、モビリティリゾートもてぎにて行われ、ポールポジションからスタートの小松響(Rn-sports F110)が、一度もトップを譲らぬ走りで完勝した。

 午前中の予選に続いて行われた決勝は午後2時50分にフォーメーションラップ開始。曇り空からは時折小雨がパラつくが路面を濡らすほどではない。6台の旧FIA-F4マシンがグリッドに整列。10周のレースがスタートした。

 ポールポジションの小松がスムーズに加速したのに対して、2番グリッドの落合蓮音(ファーストガレージF110)は蹴りだしが弱く3番手スタートの酒井翔太(ファーストガレージF110)にポジションを奪われる。出足がよかったのは5番手の岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)で、第1コーナーに向けて前を行く小野陽平(REVERSAL STIRIT)のインから飛び込むが、こちらは小野が第2コーナーからの立ち上がりで岸を抑える。酒井に2位を奪われた落合は第3コーナーでチャンスを伺うが、酒井がポジションを守る。後方のポジション争いも激しく、小野に抑え込まれた岸にチームメイトの鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)が襲い掛かる。鈴木はトラブルで予選を中断したためグリッドこそ最下位だが、トラブルが出るまでは4番手につけて、地力があることはわかっている。S字からヘアピンにかけて岸に迫りダウンヒルストレートでテール・ツー・ノーズになると続く90度コーナー出口で岸がプレッシャーに負けたかアウト側の縁石まで大きくはみ出し、鈴木が前に出て5位に上がる。

 オープニングラップを終えてトップ小松は2位酒井に0.361秒の差、酒井と3位落合も0.429秒差とほぼ等間隔。この3台がワンパックで、そこから1.237秒差で4位小野~5位鈴木~6位岸も1.3秒以内に等間隔の集団を形成している。

 2周目に入り勢いがあるのが鈴木で、5コーナーへのブレーキングで前を行く小野に接近すると、こちらも小野がアウト側の縁石にはみ出して失速。ファーストアンダーブリッジ内でサイド・バイ・サイドになると130Rへの進入でインから小野を仕留めて4位まで浮上する。

 小松は2周目、3周目と最速ラップを刻みながら2位の酒井に0.869秒の差をつける。一方酒井には落合が0.378秒差でプレッシャーをかけ続けている。4位以下はやや離される中、岸が5位に落ちた小野に対してヘアピンからの立ち上がりでテール・ツー・ノーズ状態になるとそのままダウンヒルストレートで右サイドに出てオーバーテイク、90度コーナーまでに前に出て5位を奪う。

 小松が4周目もファステストラップを更新し酒井を1.127秒差まで引き離すと、5周目に入り2位を争う16歳同士の対決がいよいよ火花を散らし始める。落合は酒井にプレッシャーかけ続けると、ビクトリーコーナー出口で酒井はラインを乱してアウト側の縁石ぎりぎりまではらんで失速。すかさず落合が並びかけて一気に前に出てコントロールラインを通過、2位の座を奪回する。酒井もすぐに立て直して落合を追い、落合のテールに食らいつくが、落合はスキを見せない。

 ファーストガレージの2台がポジションを争う間に小松はギャップをひろげ6周目も2.52秒差。さらに7周目には2分0秒983と今回のファステストラップを叩き出して3.054秒までリードを広げる。その後も小松は手綱をゆるめることなく走り抜け、最終的に2位落合に4.776秒の大差をつけて10周のレースをポール・ツー・ウインで飾った。落合と酒井の2位争いは終盤まで続いたが、落合は冷静に酒井の攻勢をしのぎ、2位のポジションを守った。酒井3位、4位鈴木は中盤からは単独走行となり、酒井にじわじわと1.044秒差まで近づいてフィニッシュ。岸対小野の5位争いは0.680秒差で岸が逃げ切った。

 ポディウムに戻ってきた小松は歓喜というよりはFIA-F4経験者としての役割を果たしたような落ち着いた様子で、それでもチーム関係者と握手を交わす頃には笑顔を見せた。

 F110 CUP東日本王者決定戦レース2は明日10月20日に予選/決勝が行われる。安定の小松かファーストガレージの16歳か はたまた新たな名が表彰台に刻まれるか、期待は尽きない。

10周の決勝がスタートした

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージF110)

決勝3位は落合蓮音(ファーストガレージF110)

決勝4位は鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)

決勝5位は岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)

決勝6位は小野陽平(REVERSAL SPIRIT)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース1決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F110 CUP Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
LapTimeBehindGap
111小松 響Rn-sports F110
Rn-sports
1020'20.432--
222酒井 翔太ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
1020'25.208 4.776 4.776
321落合 蓮音ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
1020'25.576 5.144 0.368
461鈴木 悠太HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1020'26.620 6.188 1.044
562岸 風児HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1020'34.96214.530 8.342
678小野 陽平REVERSAL SPIRIT
小野 陽平/Yohei Ono
1020'35.64215.210 0.680
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 11 小松響(Rn-sports F110) 2'00.983 (7/10) 142.680 km/h
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース1公式予選ドライバーコメント 3位・酒井翔太「いろいろツイていなかった」

ポールポジション 小松響(Rn-sports F110)2分0秒987

ポールポジションの小松響(Rn-sports F110)

 「ほぼライン上は乾いていたのですが、ちょっと外すと濡れちゃう感じで、なので注意して走っていました。去年乗っていたカテゴリーなので、感覚はわかっています。(自信をもってレースに挑める?)そうですね(笑)。昨日から走ったのですがこのクルマに乗るのが1年ぶりとかで、雨だったのでドライをあまり走れていないので、ぶっつけ本番みたいになっちゃったのがどうかな? どう走れるかな? というのが現状ですね」

2位 落合蓮音(ファーストガレージF110)2分1秒377(+0.390秒)

予選2位の落合蓮音(ファーストガレージF110)

 「初めてのF110のドライブで2位を取れたというのは嬉しいという気持ちもありますけれど、やっぱり1位を取りたかったなという方が強かったので、そこはすごく悔しいです。決勝はスタートからついていくレースというより、1位に出て逃げ切る、という作戦で行きたいです。クルマの感触は結構いい感じで、スーパーFJと違って、タイヤが太い分グリップ感や安心感があって、踏んでいける感じがあったので、そこでまずいつもよりいいなというのと同時にセットも間違っていなかったので、それでタイムも出たのかな、と思います」

3位 酒井翔太(ファーストガレージF110)2分1秒517(+0.530秒)

予選3位の酒井翔太(ファーストガレージF110)

 「最後のラップに第1、第3セクターで全体ベストが出ていたのですが、第2セクターの5コーナーで飛んで行っちゃって、そこでコンマ5~6秒落ちたのかな、という感じがありますね、あと赤旗の時はぎりぎり大丈夫かなと思ったらコントロールタワー通過する前に赤が出ちゃって、そのタイム抹消されてしまって。と、いろいろツイていなかったな、という感じです。ただ周りのペース考えたら僕の方が速いので。でも結構抜くのは大変そうかなってイメージもあります。そこは何とかできれば、いけます。F110は岡山でレースやって以来だったので久しぶりぶりです。ほかの選手もレース出ている人ばかりみたいですが、『この人速いな』って思っている相手はいないので、自信をもって行きたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース1公式予選 最年長23歳、小松響がポールポジションを獲得

ポールポジションは小松響(Rn-sports F110)

 F110 CUP東日本王者決定戦レース1予選が10月19日(土)、モビリティリゾートもてぎにて行われ、昨年FIA-F4に参戦していた小松響(Rn-sports F110)がポールポジションを獲得した。

 昨年までFIA-F4シリーズ戦で使われていたDOME F110で行われるF110 CUPは4月に岡山で開催された西日本王者決定戦に続いて、東日本王者決定戦がモビリティリゾートもてぎで10月19日~20日にわたって開催される。エントリーは6台と少ないものの、FIA-F4経験者やスーパーFJ経験者、そしてカートから4輪レースへ転向して今回初レースの選手など16歳から23歳までと、カテゴリーの狙いにマッチした顔ぶれになっている。

 まずはレース1予選が19日の午前10時5分から15分間で開始。朝まで降っていた雨がところどころにウエットパッチになって残るコンディションで、レースコントロールは「WETコンディション」を宣言しているが、全車スリックタイヤでコースイン。25度の気温に路面は乾いていくという判断か。

 各車路面の確認とウォームアップを行い残り時間10分を切ったあたりからタイムアタックを開始。まずは岡山で開催されたF110 CUP西日本大会にも出場した16歳の酒井翔太(ファーストガレージF110)が2分4秒301のトップタイム。2番手には酒井のチームメイトで今年からスーパーFJに参戦を始めた落合蓮音(ファーストガレージF110)が4秒335でつける。こちらも16歳だ。3番手小松、4番手は小松同様FIA-F4経験者の19歳、小野陽平(REVERSAL STIRIT)、5番手の鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)は今年からS-FJに参戦しているカート出身の16歳だ。6番手岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)もカート出身の17歳で今回がレースデビュー。ちなみに「風児(ふうじ)」という名前は両親がレースファンで富士スピードウエイから取ったそうで、双子の姉の名は「紗加(すずか)」だという。

 残り8分、小松が2分2秒984でトップに立つもすぐに酒井が2秒347で再度トップへ。小松2番手で3番手に落合が3秒143で続く。このタイミングで鈴木が第3コーナー手前でストップ。トラブルのようだ。

 2番手にドロップした小松だが残り6分30秒で1秒438をマークして再びトップに立つ。さらに落合が2秒272までタイムを削って2番手へ浮上、酒井3番手に後退。ここで鈴木のマシンの回収のため赤旗が提示され予選は中断となる。

 この時点での順位は

  • 1位 小松 2分1秒438
  • 2位 落合  2秒272(+0.834秒)
  • 3位 酒井   2秒347(+0.909秒)
  • 4位 鈴木   3秒605(+2.167秒)
  • 5位 岸    3秒956(+2.518秒)
  • 6位 小野   4秒000(+2.562秒)

 鈴木の車両が回収されて残り6分秒から予選は再開。レコードラインはほぼドライになっている。鈴木を除く5台は次々とコースに復帰し再度タイヤに熱をいれるとタイムアタックに入る。まずは岸が残り1分50秒で2分2秒303をマークして3番手へ浮上。小松もベストタイムを2分1秒276まで短縮、落合1秒565、酒井2秒029までタイムを詰めるが順位変わらず、それまで最下位だった小野が2秒102で4番手へ。

 残り1分を切って各車最後のアタック。酒井が第1セクターで小松のベストタイムを塗り替えると落合も第2セクター全体ベストを出す。しかし最終的にベストタイムをマークしたのは小松で、2分0秒987をマークしてポールポジションを獲得。落合は1秒377、酒井1秒517とそれぞれ自己ベストを更新したが順位は変わらず2番手、3番手。以下4番手小野、5番岸、6番手鈴木という順でレース1のグリッドが確定した。

 レース1決勝はこのあと午後2時50分より10周で行われる。

予選2位は落合蓮音(ファーストガレージF110)

予選3位は酒井翔太(ファーストガレージF110)

予選4位は小野陽平(REVERSAL SPIRIT)

予選5位は岸風児(HELM MOTORSPORTS F110)

予選6位は鈴木悠太(HELM MOTORSPORTS F110)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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F110 CUP東日本王者決定戦

もてぎレース1公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/19) Qualifying Weather:Sunny Course:Wet
2024 F110 CUP Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
111小松 響Rn-sports F110
Rn-sports
2'00.987--142.855
221落合 蓮音ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
2'01.377 0.390 0.390142.396
322酒井 翔太ファーストガレージF110
FIRST GARAGE
2'01.517 0.530 0.140142.232
478小野 陽平REVERSAL SPIRIT
小野 陽平/Yohei Ono
2'02.102 1.115 0.585141.551
562岸 風児HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'02.153 1.166 0.051141.491
661鈴木 悠太HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'03.605 2.618 1.452139.829
---- 以上基準タイム(110% - 2'13.423)予選通過 ----
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース7決勝ドライバーコメント 優勝・加藤正将「スタートだけ耐えればなんとかなる」

優勝 加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

優勝した加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

 「スタートがうまく行って前に出られました。温存したニュータイヤをフロントにつけて出たのでウォームアップに時間かかるかなと予想していましたが、スタートだけ耐えればなんとかなるかな、という思いでいました。気温のせいかもしれませんが、中盤終盤もタイヤのマネジメントとか乗り方をうまくできて、最後までペースが保てました。最終ラップだけちょっときつかったですが、それ以外はしっかりまとまっていました」

2位 チェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

決勝2位のチェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

 「(コースインの試走を2周走ったのは?)国際的なルールではピットクローズまでは何周でもできることがあるので、それを考えていたのですが、もてぎのルールは1周だけだったのでした。加藤選手に前に出られて、1周目にペナルティのことがわかった瞬間に、ちょっと頑張る気力が下がってしまいました。(今回は)スタートはあまり重要視していなくて、昨日みたいに後ろで様子を見てからという作戦だったのですが、集中力がなくなってしまいました。(来週のスーパー耐久は?)今回はシーズン途中からの参戦で、来年のフル参戦に向けてのデータや経験を積むのが目的です」

3位 志賀卓弥(Audi Team Mars)

決勝3位の志賀卓弥(Audi Team Mars)

 「表彰台よりもまず完走が目標だったので、それだけで僕の中では満足でした。あとはミスらずにタイムもできるだけ落とさないようにという努力はしたのですが、ブレーキだったりタイヤだったり、おいしいところを前半で使い切っちゃったみたいです。スタートも失敗してしまって。スタートボックスの中にちゃんと入ったと思ったのですが、もうちょっと後ろの方がいいかなとか、ちょっと(位置を)下げて。で、スタートシグナルを見たらすでに三つ目まで点灯していて、焦って1速に入れたのですが、まだ回転が上がっていなくて遅れちゃいました(苦笑)。それでも無理せずにゆっくり抜いていこうと思って、あとは淡々と、でした」

Text : Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース7決勝 ロケットスタートを決めた加藤正将がポールシッターのチェ・ジョンウォンを振り切り今季2勝目

優勝は加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

 TCRジャパン第3戦レース7決勝は10月20日(日)、モビリティリゾートもてぎで行われ、予選2番手の加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)がスタートでトップに立つと、ポールシッターのチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)のペナルティにも助けられ23分プラス1周を走り切り優勝を飾った。

 第6戦に続いて開催の第7戦決勝は午前9時10分フォーメーションラップ開始。30度近くまで気温が上がった前日とはうって変わってもてぎの気温は14.8度。晴れてはいるが冷たい風がコースを強く吹きぬけて、体感温度はさらに低く路面も冷えている。

 第6戦レース中に第1コーナーを直進してスポンジバリアに当たってリタイヤした志賀卓弥(Audi Team Mars)、ミッショントラブルでスタートできなかったキム・ソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)もリペアを終えて3番手、4番手グリッドに並んだ。

 しかしコースインの際にチェだけはピットロードを通過して2周試走したのちにダミーグリッドについた。規則により、グリッドへの試走は1周と定められているため、これは後でペナルティの対象になる。

 寒いながらも絶好のドライコンディションの中、4台で決勝がスタートした。

 ポールシッター、チェのスタートは加速がややにぶく、対して2番手スタートの加藤は抜群の出足を見せてチェの前に出てホールショットを奪って第1コーナーへターンイン。2列目では3番手志賀の蹴りだしが弱く、キムが3位へとそれぞれポジションチェンジ。

 加藤とチェ、キムと志賀がそれぞれワンパックとなって第1セクターを通過。チェはまずは様子見か加藤に仕掛ける素振りは見せない。3位争いは第5コーナーで志賀がキムのインから差しに行くと、サイド・バイ・サイドでファーストアンダーブリッジを通過、130Rで志賀がオーバーテイク、3位にポジションを戻す。

 トップ2台の争いは加藤に分があるようで、V字コーナー~ヘアピンとチェをじわりと引き離す。加藤はこのレースに温存してあったニュータイヤをフロントに装着。本大会では2セットのタイヤが使用可能だが、前日の予選/決勝で2セット目を投入済みのチェはユーズドタイヤでスタート。この差が後半セクションで効いたのか、加藤は1.252秒の差をつけてオープニングラップを終えた。3位志賀は11.969秒差、4位キムは15.919秒差と早くも水をあけられている。ここでチェに対してタイムペナルティの提示。これはコースイン時の試走の手順違反で、フィニッシュタイムに10秒の加算が課せられることとなった。

 2周目も加藤のペースは速く、さっそく2分0秒196とこのレースのファステストラップを叩き出す。このタイムは今年8月にチェがマークした0秒859を大きく上回るコースレコードだ。2位のチェも0秒603と自分の記録を上回ったが、加藤とのギャップは1.659秒に拡大する。さらに3周目には2.018秒差まで広がった間合いは、4周目から減少に転じて1.922秒差、5周目1.620秒差、6周目1.448秒差と詰まる。

 7周目の5コーナーでトップから1分以上離されていた4位キムが単独スピン、グラベルにはまってしまう。

 チェはその後も加藤とのギャップを1.5秒程度にとどめて追走を続ける、しかし加藤の前に出て、なおかつ10秒以上の差をつけなければ勝てないことになるのに対して、チェもそこまでのスピード差はないと判断したのかポジションキープに徹しているように見える。3位の志賀とは40秒以上の差があり逆転の心配はない。

 10周目、オフィシャルの手を借りてキムが再スタート。しかしすでに4周の遅れをとっている。

 レースはそのまま淡々と進み12周目に23分が経過し、次の13周目がファイナルラップと宣言される。加藤、チェともに2分2秒台で周回し1.69秒の差を保ったまま走り切りチェッカードフラッグ。加藤が8月のレース1以来の優勝を飾った。2位のチェは10秒加算を受けて11.639秒の差。3位志賀は1分以上遅れたが今回の目標だった完走を果たし、表彰台も獲得した。コースアウトから復帰のキムは4周遅れながらも完走扱いで4位となった。

 ポディウムに戻ってきた加藤はマシンから降り立つと右手を高々と上げてガッツポーズでカメラに応じた。2位に終わったチェはペナルティに関してやや不満顔ではあったものの、すぐに笑顔になり加藤とがっちり握手、チームメイトを祝福。加藤は自らがオーナーのアウディをドライブした志賀にも駆け寄り表彰台獲得を祝った。

 TCRジャパンはこの後11月30日~12月1日にかけて第4戦としてレース8~10までの3レースがモビリティリゾートもてぎで開催される。

決勝2位は

決勝3位は志賀卓弥(Audi Team Mars)

決勝4位はキムソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース7決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 TCR JAPAN Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
16加藤 正将Hyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
1326'27.465--
2*3チェ ジョンウォンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
1326'39.10411.63911.639
365志賀 卓弥Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
1327'30.2731'02.80851.169
436キム ソンヒョンHyundai i30 N TCR
KMSA MOTORSPORT N
927'21.3004Laps4Laps
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 加藤正将(KMSA MOTORSPORT N) 2'00.196 (2/13) 143.795 km/h
  • CarNo. 3は、シリーズ特別規則第29条1(スタート手順)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース6、7公式予選ドライバーコメント レース6ポールポジション・加藤正将「足し算引き算で計算するとスリックだった」

レース6ポールポジション、レース7予選2位 加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)2分6秒612/2分4秒273

レース6ポールポジション、レース7予選2位の加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

 「(レース1の予選は)スタートでウエットタイヤを選択したのが不正解で、1周で戻ってきてスリックに替えました。ただ路面はところどころかなり濡れていたので微妙な感じではありました。でもたぶん足し算引き算で計算するとスリックだったかな。タイヤはレース1とレース2同じタイヤで行ったのに対して3号車はフロントにニュータイヤで行ったので、その差がレース2の結果かな、と思います。決勝は順当にいけば1位か2位だとは思うのですが(苦笑)、落ち着いて勝ちにいきたいな、と思っています」

レース6予選2位、レース7ポールポジション チェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)2分6秒978/2分2秒551

レース6予選2位、レース7ポールポジションのチェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

 「タイヤの選択については自分とチームの判断が正しかったと思います。2回とも路面のコンディションに問題はなかったです。チームメイトの加藤さんがポールポジションをとれたのでよかったです。決勝は加藤さんとチームメイト同士で競争になると思います。来週スーパー耐久に加藤さんと組んで出場するので、その前に無理はしない程度で走ろうと思います」

レース6、7予選3位 志賀卓弥(Audi Team Mars)2分15秒237/2分7秒813

レース6、7とも予選3位の志賀卓弥(Audi Team Mars)

 「レース1の予選は状況が掴めていなくて、タイヤをどう使っていいのかも分からなくて。今回僕(TCRが)初めてなうえにぶっつけ本番できているので、ちょっと難しすぎて。ブレーキの踏み方とかまだまだ甘い部分もあり、合わせずらかったのです。ただレース2の予選に関しては自分のやれることはやれたかな、と思います。1コーナーのオイルがけっこうひどかったので、感触としてはあまりいいタイムではなかったのですが、そこ以外はTCRマシンを楽しめた感じはあります。タイヤはレース1はまずレインで行って、すぐピットに戻ればよかったのですが、迷っているうちに2周しちゃってから戻ってスリックで行ったのですけれど、リヤタイヤが温まらずに終わってしまいました。他の(カテゴリーの)スリックは何種類か使ったことがありますが、このスリックはちゃんと温まってくれない、というか、ウェービンではなくブレーキを使って温めないと、というのが明らかに違うな、と思いました。決勝はまずは絶対に完走するという目標で、できる限り3番手を守って、2番手に上がることは難しいと思うのですが、なるべく離されないように必死についていきたいと思います」

レース6、7予選4位 キム・ソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N))7分59秒968/2分21秒019

レース6、7とも予選4位のキムソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)

「レース2の予選はマシントラブルで止まりました。レース1は問題なかったのですが、レース2はミッションのトラブルですぐに出られませんでした。この後の(レース1の)決勝までに修理が終わることを願っています」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース7公式予選 チェ・ジョンウォンが逆襲のポールポジション

ポールポジションはチェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

 TCRジャパン第3戦レース7公式予選は10月19日(土)、モビリティリゾートもてぎで行われ、「Hyundai Elantra N TCR」をドライブするチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)が大差でポールポジションを獲得した。

 第6戦予選に続いて行われた第7戦予選は10分のインターバルで午前9時40分開始。日差しがさし始めた路面はほぼドライコンディションだが、トンネル内には水が残っている。第6戦予選でV字コーナーにストップしたキム・ソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)はコースオープンに間に合わず、チェ、志賀卓弥(Audi Team Mars)、加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)の順にコースイン。3台がスリックタイヤで15分間の予選を開始した。

 普段であればインラップですぐにピットインして前後タイヤの入れ替えを行うTCR車両だが、今回は連続走行で計測1週目に突入。まずチェが残り時間10分に2分4秒109のトップタイムをマーク、加藤が0.164秒差の4秒273で続き、志賀が13秒486で3番手。

 チェは勢い余ったか第1コーナーでオーバーシュート、グラベルストップは免れて外側のグリーンを伝ってコースに復帰するとピットイン、フロントに第6戦の予選で使用したタイヤを装着する。加藤も同じタイミングでピットインするが、こちらは作業に取り掛かかる様子がない。志賀はその間も走行を続け9秒186まで自己ベストを短縮して3番手。

 その後残り7分にピットで作業をしていたキムがコースイン、さらにチェもコースインする。一方加藤はコースインせずに予選を終了。加藤によると連続して使用していたタイヤの限界が来たとのことで、決勝に向けてニュータイヤを温存する作戦に出たようだ。

 残り1分、チェはセクター1、セクター2と全体ベストを更新すると、2分2秒551を叩き出してポールポジションを確定させる。2番手加藤は序盤に出した4秒273でフロントロウを確保した。志賀は2戦連続の3番手を獲得、キムが4番手となった。

 レース7決勝は明日10月20日、午前8時25分から23分+1周で行われる。

予選2位は加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

予選3位は志賀卓弥(Audi Team Mars)

予選4位はキムソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース7公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/19) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2024 TCR JAPAN Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
13チェ ジョンウォンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
2'02.551--141.032
26加藤 正将Hyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
2'04.273 1.722 1.722139.078
365志賀 卓弥Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'07.813 5.262 3.540135.226
436キム ソンヒョンHyundai i30 N TCR
KMSA MOTORSPORT N
2'21.01918.46813.206122.562
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース6決勝ドライバーコメント 2位・加藤正将「例年になく速いペースのレースだと思う」

優勝 チェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)
 「(狙いすましたオーバーテイクに見えたが?)最終ラップを狙っていましたが、あそこで行ってしないました。それまではチームメイト(加藤)の走行を後ろから観察していました。(第1コーナーにアドバンテージがあると思った?)6~7周目まで加藤さんの動きを見て、一番安全で確信が持てた場所でした。チームメイトなのでクリーンなバトルができたのだと思います」
2位 加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)
 「だいぶエラントラにも慣れてきたのですが、今は走り方もかなり(チェ選手と)拮抗していて、ちょっとしたタイヤの内圧だったり、コンディションの差で勝敗がわかれる、例年になく速いペースのレースだと思うので、ハイレベルな戦いを2台でやっている状態ですね。めちゃめちゃ速いです。明日も厳しいですが頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
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SUPER GT

第7戦オートポリスGTA定例会見 12月の第5戦鈴鹿大会は300kmレースに!! GTAが概要を発表

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は10月20日、第7戦が行われている大分県日田市のオートポリスで定例会見を開き、その中で12月に予定されている第5戦鈴鹿大会を300kmレースとして開催すると発表した。

 当初は8月31-9月1日に350kmレースとして開催される予定だった第5戦は台風の影響により12月7-8日に延期となることが既に決まっていた。その後、開催に向けてチームやタイヤメーカーとの話し合いを重ねる中で、日没時間が早まることや気温、路面温度の低下を考慮して当初の350kmから300kmにレース距離を短縮することに決めたという。特に路面温度については午後3時を境に急激に低下することから、レースの終了時間をそれ以前に早めたいとの狙いもある。

 ただしドライタイヤの持ち込みセット数については通常の300kmレースで決められている4セットではなく、5セットとする。今回は未経験のコンディション下でのレースとなるため、ソフト2セット、ミディアム1セット、ハード2セットというように3種類のスペックを持ち込み可能とする狙いがある。6セットではなく5セットとしたのは各タイヤメーカーの生産、供給への負担を軽減するためだ。

 またドライバーなどから要望のあったタイヤウォーマーの仕様については、今回は見送られることになった。タイヤウォーマーの所有状況はチームごとに異なっており、これを所有していないチームや年式の古いものを使用しているチームも存在する。そのため、競技としての公平性を担保すること、またピットガレージ内で燃料を使用してタイヤウォーマーやジェットヒーターを使用することへの安全上の配慮もあってのことだ。

 一方、予選についてはノックアウト方式で行うが、タイヤのウォームアップに時間を要することを考慮して各セッションを5分間延長して行う。また出走順も今回はタイヤの温まりにくいGT500クラスを先に走らせることとし、GT500クラスのQ1、GT300クラスのQ1、GT500クラスのQ2、GT300クラスのQ2の順で予選を行う。

 オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT300kmレース グランドファイナル」は10月26日よりチケット販売開始。真冬の戦いを制し、2024シーズンの覇者となるのは一体誰なのか。注目の一線を見逃すな!!

Text: Kazuhisa SUEHIRO

TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース6決勝 ポールスタートの加藤正将をじっくりと攻めたチェ・ジョンウォンが優勝

優勝したチェジョンウォンと2位の加藤正将

 TCRジャパン第3戦レース6決勝は10月19日(土)、モビリティリゾートもてぎで行われ、フロントロウからスタートのチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)が、オープニングラップからポールシッターの加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)の背後につけてプレッシャーをかけ続け、9周目の第1コーナーで満を持してオーバーテイク、追いすがる加藤を振り切り優勝を飾った。

 23分プラス1周で行われるレース6決勝は午後1時50分フォーメーションラップ開始、気温は26度まで上昇し蒸し暑いほどだ。路面はドライコンディション。予選4番手だったキム・ソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)は予選中に発生したミッショントラブルの対処が終わらずグリッドにつくことができず3台でレースが開始。

 3台はスムーズに発進し、ポールシッターの加藤を先頭にチェ、志賀卓弥(Audi Team Mars)の順に第1コーナーをクリアする。

 スタート直後からチェは加藤の背後につけて3コーナー~4コーナーとテール・ツー・ノーズ状態で通過。そこからも1車長の間合いで加藤を追走。オープニングラップは0.219秒差でコントロールラインを通過する。少しでも長く前の2台についていきたいと話していた志賀だが早くも5.287秒の差がつき、早くも一騎打ちの様相に。

 2周目に加藤は2分1秒497とこのレースのファステストラップとなるタイムを出してチェとの差を0.479秒とすると、そのままチェを上回るペースで周回を続け、4周目には0.649秒までギャップを拡大する。志賀はこの2台から20秒以上遅れて単独走行。

 しかしここからチェの反撃が始まり、5周目には0.455秒差、7周目には0.250秒差までギャップを削り取る。2台は再びテール・ツー・ノーズ状態となり、ライトを点灯したチェが加藤にゆさぶりをかける。後はチェがどこで仕掛けるかに注目が集まる中、0.187秒差で8周目を終了、テール・ツー・ノーズ状態で第1コーナーへアプローチすると、インから加藤に襲い掛かり一気に前に出る。加藤も踏ん張りクロスラインで第2コーナーのインを取るが、チェはそこからの加速でバトルを制し、オーバーテイクを完了。トップの座を奪い取った。加藤はコーナーごとに再逆転のチャンスを狙うがチェは隙を見せない。

 この直後、 単独走行を続けていた志賀が第1コーナーをまっすぐ飛び出してスポンジバリアにクラッシュ。サンドトラップでかなり減速されてダメージは僅かなようだが志賀はここでリタイヤ。レース後に状況を聞いたところ、第1コーナーへのブレーキングで足がブレーキペダルから一瞬外れてしまい、すぐに踏みなおしたもののロックしたまま飛び出してしまったとのこと。

 志賀の車両撤去のためにセーフティカー(SC)投入が宣言される。コース上にはチェと加藤の2台だけとなり、そのまま9周、10周、11周とSCランが続き、その最中に23分が経過。SCアウト後のリスタートとなる12周目がファイナルラップと宣言された。

 1周勝負となった12周目。その手前の最終コーナーから加速を開始したチェに対して、加藤はリスタート後の1コーナーから2コーナーにかけて間合いを詰めて、テール・ツー・ノーズで3コーナーへ進入するが、4コーナーからの立ち上がりでチェが引き離す。ダウンヒルストレートでも加藤にチェを追い詰めるまでの速さはなく、ここで勝負あり。0.767秒の差でチェがトップでフィニッシュラインを通過、優勝を決めた。加藤は2位でチェッカードフラッグを受けた。

 ポディウムに戻ってきた2台の「Hyundai Elantra N TCR」のドライバーは互いに健闘を称えあい、笑顔で肩を組みカメラの前に並んだ。

 TCRジャパン第3戦レース7決勝は明日10月20日(日)午前9時10分から開始される。加藤の逆襲なるかに注目だ。

加藤正将とチェジョンウォンのトップ争い

優勝はチェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

決勝2位は加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

志賀卓弥(Audi Team Mars)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース6決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 TCR JAPAN Round 6 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
13チェ ジョンウォンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
1226'46.747--
26加藤 正将Hyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
1226'47.514 0.767 0.767
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-65志賀 卓弥Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
816'58.0324Laps4Laps
-36キム ソンヒョンHyundai i30 N TCR
KMSA MOTORSPORT N
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 加藤正将(KMSA MOTORSPORT N) 2'01.497 (2/12) 142.255 km/h
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース6公式予選 セミウエットの微妙なコンディションのなか加藤正将がポールポジション

ポールポジションは加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)

 TCRジャパン第3戦レース6公式予選は10月19日(土)、モビリティリゾートもてぎで行われ、「Hyundai Elantra N TCR」をドライブする加藤正将(KMSA MOTORSPORT N)がチームメイトのチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)を0.366秒差に下して今季初のポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前9時15分から15分間。前夜に降った雨が路面に残りウエット宣言が出されているがレコードラインは早くも乾きつつあるという状況で、タイヤの選択も難しいコンディション。気温は24度だ。4台のTCRマシンは全車ウエットタイヤでコースインした。

 インラップを終えるとチェと加藤は相次いでピットイン。路面の状況を見てスリックタイヤへと交換する。キム・ソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)と志賀卓弥(Audi Team Mars) はステイアウトを選択するがこの2台も次の周回にピットイン。タイヤ交換を始める。

 残り9分を切ってチェがピットアウト、加藤も続いてピットアウト。ここからがタイムアタックだ。

 インラップを終えて残り5分、チェが2分9秒986のトップタイムをマークするも1分後にコントロールラインを通過した加藤が9秒483でトップを奪う。志賀とキムもピットアウト。

 残り3分、チェが2分8秒126でトップを奪い返すと加藤が再びベストタイムを更新、6秒612を叩き出す。チェは続く周回で6秒978までタイムを削り取るが0.366秒及ばず加藤のポールポジションが確定した。シリーズ開幕から続いていたチェの連続ポールポジションは5でストップした。3番手は初めてTCRマシンをドライブした志賀、キムはピットアウト直後にV字でスピン、停止したまま4番手で予選を終えた。

 レース6決勝はこのあと午後1時35分より23分+1周で行われる。

予選2位はチェジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

予選3位は志賀卓弥(Audi Team Mars)

予選4位はキムソンヒョン(KMSA MOTORSPORT N)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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TCRジャパンシリーズ

第3戦もてぎレース6公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2024/10/19) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2024 TCR JAPAN Round 6 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
16加藤 正将Hyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
2'06.612--136.508
23チェ ジョンウォンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
2'06.978 0.366 0.366136.115
365志賀 卓弥Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'15.237 8.625 8.259127.802
436キム ソンヒョンHyundai i30 N TCR
KMSA MOTORSPORT N
7'59.9685'53.3565'44.73136.010
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SUPER GT

第7戦オートポリス優勝記者会見 中山雄一「ナカヤマ精密コーナーで見せ場を作れなかった」

決勝フォトセッション:両クラスのウイナー

GT500クラス 39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(TGR TEAM SARD)

関口雄飛(TGR TEAM SARD)

 「予選でもうちょっと前に行く予定だったんですけど、沈んでしまって。ましてや今日はワンデーで予選と決勝のインターバルが少ない中、脇阪監督が『方向性を変えよう』と言ってくれて、それをチーム代表も後押ししてくれたのがすごく良かった」

 「ドライバーは予選と決勝でそんなすぐに変わることはできないけど、クルマがすごく良かったので、そのクルマをくれたチームに感謝しています。開幕で2位になれましたが、そこからがドライバーもチームもすごく苦しかったので、今日の結果はすごく嬉しいです」

 「僕らはこれまで下を見ていました。今回を落とすとチャンピオンは厳しいと思っていたので、首の皮一枚繋がったなという感じです。次のレースでもうちょい上位との差を詰めて、そして初めて最終戦に向けてチャンピオンを意識するのかなと思います」

中山雄一(TGR TEAM SARD)

 「開幕戦で2位をとってから辛いレースが続いて、周りが段々ウェイトを積んできて、僕達が軽い部類に入ってきても結果が残っていなくて、なかなか厳しいを思いをチーム全員がしていました。それだけに今回にかける思いは強く、クルマのセットアップや走らせ方について、チーム代表や寿一さんを含めてミーティングを何回も重ねてきました」

「予選は10番手といい結果ではなく、チーム全体が『またか』という思いの中、ものすごく方向性を悩みましたが、最後にこれで行こう、と決めたセッティングでスタートして、関口選手の走りを見たら『今日はいけるぞ』と思いました。1回目のピットで一つ順位を落としましたが、2回目は寿一さんの戦略が完璧でした。采配が完璧な時はクルマが遅いことが多かったんですが、今日は戦略もクルマも完璧でした。要素が一つでも欠けるとGTは勝てないんですが、今回は全てのピースが完璧にはまったというか」

 「あとナカヤマ精密コーナーで見せ場を作れませんでしたが、ナカヤマ精密コーナーがあるサーキットで優勝できて良かったです。スポンサーお願いします(笑)」

 「本当にホッとしたというか、ここでやるしかなかったという状況で、すごく嬉しいんですけど、チームとしてもこれで活気が出て、いい雰囲気が作れると思います。残り2戦に対してポジティブな気持ちで臨めます。去年起きていた問題はここで解決できたと思うので、さらにブラッシュアップして、もてぎでトムスの上にいければなと。とにかくトムスに勝ちたいなと思います」

脇阪寿一(TGR TEAM SARD)

 「今回はドライバー二人が本当にチームを引っ張ってくれたと思います。色々と苦しいことをやってきました。僕もドライバー出身の監督で、どうチームを引っ張るかとやってきましたが、監督は監督でしかないんですね。やっぱりスーパーGTはドライバー二人がどれだけチームを引っ張るか、これが一番大きくて、二人の今回にかける思い、ライバルに負けないという強い気持ち。レース見ていただいたと思うんですけど、彼らのバトルにそれが完全に現れていたと思います。それがチームを引っ張ったと思っています」

 「ですから作戦だのセッティングだのって話を彼らはしていますけど、僕はそうは思っていなくて、彼ら二人の気持ちと走りがこの優勝を勝ち取ったと思っています。彼らを褒めてやってください」

GT300クラス 88号車JLOC Lamborghini GT3(JLOC)

元嶋佑弥(JLOC)

 「15番グリッドからのスタートで、正直言ってまさか勝てるとは思いませんでした。オートポリスは毎年イマイチ速く走れなくていい印象がなかったんですけど、個人的には地元九州のレースですし、応援に来てくれる人がたくさんいるので、今日勝てたことはすごく嬉しいです。今回はタイヤとクルマと全てがマッチしていて、チームも落ち着いて送り出してくれたので、ちゃんと勝てるチームになったんだなと感じました」

 「オートポリスをどう乗り切るかがチャンピオンシップを大きく左右する、とシーズン前からヨコハマタイヤさんとJLOCで考えていました。シーズン中のテストの段階からオートポリスに向けてのミーティングをしていたので。ここは耐えるレースと思っていたら、まさかの優勝でした。次は得意にしているもてぎなので、一気に気持ちが楽になりましたし、チャンピオン獲得に向けてかなりの追い風だと思っています。もてぎは得意ですし、鈴鹿といえば小暮さんのキレキレの走りがあるので、まあ心配ないなと思っています」

小暮卓史(JLOC)

 「予選は僕が走りましたが非常に悔しい結果になりました。抜きつ抜かれずの状況でアタックに入れませんでしたし、出たタイミングも悪くて時間も経っちゃって不完全燃焼でしたが、クルマとタイヤのマッチングは良かったですし、元嶋選手の決勝も速かったなと思いました。チームもミスなく機能して、その結果優勝できました。なるべくしてなった気すらしているので、今後のレースがすごく楽しみです」

 「今までもチャンピオンを意識してきた中で、オートポリスだけがどうしてもネックというか一つの壁になると思っていました。ここを乗り越えたらチャンピオン争いができるんじゃないかという意識でしたが、乗り越えるどころか優勝できてしまったので、完全な追い風が吹いたなと。まだ点差は開いていますが、例年を振り返るともてぎと鈴鹿は決して悪い状況になっていないので、すごく期待はしています」

ナカヤマ精密コーナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス決勝 GT300優勝はVENTENY Lamborghini GT3

GT300クラス優勝はVENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

 10月20日に大分県日田市で行われた2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の決勝は、予選15位からスタートした88号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が第2戦富士に続いて今季2勝目を挙げた。

 第7戦決勝は午後1時20分にパレードラップ開始。予選3位からスタートした藤井誠暢(D'station Vantage GT3)オープニングラップでトップに立ち、予選2位のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)が2番手、予選4位の高木真一(K-tunes RC F GT3)が3番手で続く。

 今季初のポールポジションからスタートした片山義章(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)は4番手でコントロールラインに戻ってきた。

 777号車は3周目までに1秒205のリードを築くが、3番手の96号車が6周目までに56号車を捉えて2番手に浮上すると、11周目には777号車をも捉えてトップに浮上する。

 予選7位からスタートした蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)も4番手の6号車と3番手の56号車を次々に捉え、777号車の背後に迫ってきた。

 さらには予選11位からスタートした小高一斗(apr LC500h GT)も序盤から着実に順位を上げてきており、16周目には777号車に仕掛ける65号車の隙をついて3番手に浮上、19周目には777号車をも捉えて2番手に浮上する。

 その後方では予選20スタートの野中誠太(Green Brave GR Supra GT)5周目に最初の給油を行い、大幅なポジションアップを目論む。藤波清斗(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)も同じ周にピットイン。さらに平良響(muta Racing GR86 GT)も9周目でピットイン。こちらも狙いは同じのようだ。

 しかし2号車と52号車は最初のセーフティーカーランが明けた30周目に接触、これにより右前輪にダメージを負い、予定外のピットストップを強いられる。

 2号車の方は上位陣が最初のピット作業を行うに従って順位を上げていき、2度目のセーフティーカーランが入った時点でトップに浮上していた。2番手はまだピット作業を終えていない予選9位の87号車METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)、5周目にピットストップを行った5号車が3番手で続き、33周目に給油を行った31号車が4番手だ。

 その後、41周目に87号車はピットイン。42周目に31号車が5号車を捉えて2番手に。5号車の後ろには山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)と元嶋佑弥(VENTENY Lamborghini GT3)が迫り、43周目に立て続けに5号車をパスしていった。

 61号車は予選16位、88号車は予選15位と後方からのスタートだったが、両者とも決勝に入ると順調にポジションアップを果たしていたのだ。

 一方、2号車は45周を終えた時点で12秒181と着実にリードを広げてトップを快走しており、48周目に2度目の給油を終えてそのまま逃げ切りを図ろうとしたが、セーフティーカーラン後のリスタートにおいてセーフティーカーから5車身以上の車間を空けたとしてドライビングスルーペナルティを受けることとなり、大きく順位を落としてしまう。

 これでトップに立ったのは88号車だ。

 2号車の後ろを走っていた49周目に2度目の給油を行った31号車がまだ給油を済ませていない61号車にかわされて周回遅れとなり、大きくタイムロスをする間に、自身も55周目に給油を済ませてコースに復帰、その後3度目のセーフティーカーが入ったことでSC後に給油を行ったチームたちに対して大きなアドバンテージを得ることになったのだ。

 そのSC後に給油を行ったチームの中にいたのが61号車。ここで88号車の先行を許したばかりか、81周目にはマシントラブルにより第2ヘアピンを飛び出し、リヤ周りを大破するクラッシュに遭い、自らが4度目のセーフティーカーを呼び込む結果となってしまった。

 これによりレースはセーフティーカー先導のまま規定の3時間を迎え、88号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が第2戦富士に続いて今季2勝目を挙げることに。福岡県出身の元嶋にとっては地元九州で初めての勝利となった。

 2位はペナルティで後退を余儀なくされた2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、序盤トップを快走した96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)は3位でレースを終えている。

 次戦の舞台は栃木県のモビリティリゾートもてぎ。これまでと違ってハーフウェイトの戦いとなるが、昨年ここで初優勝を経験している元嶋はレース後の会見で「得意なコース」と自信をのぞかせた。

 果たして88号車の連勝はなるか。第8戦もてぎは11月3日決勝だ。

GT300クラスのスタートシーン

GT300クラス優勝はVENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

GT300クラス決勝2位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

GT300クラス決勝3位はK-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

muta Racing GR86 GTを先頭とするバトル

クラッシュしたSUBARU BRZ R&D SPORT

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス決勝 10番手からの大逆転!! 39号車DENSO KOBELCO SARD GR SupraがGT500を制す

GT500クラス優勝はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

 2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の決勝が10月20日、大分県日田市のオートポリスで行われ、GT500クラスは39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が予選10位からの大逆転劇を演じ、今季初優勝をものにした。

 19日の走行が行われなかったことを鑑み、ウォームアップ走行が40分間に延長されたことを受けて、第7戦決勝は当初予定より20分遅れの午後1時20分に大分県警の先導でパレードラップを開始、3時間の長い戦いが始まった。給油義務は2回。タイヤは6セットだ。スタート時の気温17℃、路面温度は24℃と予選に比べればいく分暖かいコンディションとなった。

 まずはポールポジションの松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)がトップで1コーナーに飛び込むが、その後方では予選3位の福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が千代勝正(MOTUL AUTECH Z)のインをついて2番手にジャンプアップ。しかしすかさず千代が2周目に14号車を抜き返して2番手を奪い返す.

 3周目までに24号車は2秒137のリード。5周目には2秒318まで広げるが、その後は23号車が反撃に転じ、徐々に差を詰めて12周目の第2ヘアピンでついに千代が松田のインに飛び込んでトップに躍り出た。

 一方、14号車は6周目に塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)の先行を許して4番手。21周目には関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)も14号車を捉えて4番手に浮上する。

 予選10位と後方からのスタートとなった関口だったが、オープニングラップを8番手で戻ってくると、その後も3周目に7番手、13周目には牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)を捉えて7番手。13周目には高星明誠(Niterra MOTUL Z)を抜いて6番手と着実に順位を上げてきていた。

 そして23周目。第1ヘアピンで国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)がコースオフ。そのままランオフエリアでストップしてしまったため、フルコースイエローが宣言され、トップが24周目に入ったところでこの日最初のセーフティーカーが導入される。これにより23周目までに千代が築いた40秒ものリードは失われることとなった。セーフティーカーは28周目にピットイン。29周目よりレースは再開となる。

 するとここで14号車、3号車、そして12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がピットイン、3、12、14の順でピットアウトしていった。ここで14号車のみが福住から大嶋にドライバー交代を行った。

 これを皮切りに各車最初の給油を行うこととなる。トップの23号車は33周目。24号車、39号車そしてポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が34周目。ここで39号車は関口から中山に交代した。35周目には17号車と100号車がピットインしている。

 すると38周目に17号車と14号車が100R手前で接触するアクシデントが発生。この弾みで縁石に乗り上げた17号車はグラベルに飛び出し、そのままガードレールに突っ込んでしまった。ドライバーの太田は自力でクルマを降りたが、このクラッシュにより2度目のセーフティーカーが導入された。

 この接触により14号車にはドライブスルーペナルティが課せられ、勝負権を失うこととなる。

 セーフティーカーは42周目にピットイン。この時点でトップは23号車、2番手に3号車、3番手に12号車とニッサンZが1−2−3、4番手にはポイントリーダーの36号車が続く。

 その後も着実にリードを広げる23号車の後方では、ドライバー交代で一つ順位を落とした格好の39号車が36号車に追いついて熾烈なバトルを展開、52周目のターン12で39号車の中山が36号車の山下をついに捉えて4番手に浮上する。

 ブルテンで定められた2回目の給油作業が始まったのは57周目から。まずは64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)がこの周に入り、大草から伊沢に交代すると、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)も58周目にピットへ。続いてトップの23号車、12号車、そして100号車が60周目にピットに入り、ここで100号車の山本が12号車の平峰の前でコースに復帰することに成功する。

 そして3号車と39号車が揃ってピットに飛び込んだ61周目。64号車の伊沢が3コーナーで飛び出し、クラッシュバリアに激しく突っ込んだことによりこの日3度目のセーフティーカーが導入された。

 これにより、すでにピット作業を開始していた3号車、39号車が大きなアドバンテージを得ることになり、39号車は23号車の前、3号車は100号車と16号車の間でコースに復帰することになった。

 その後、67周目にピットオープンとなり、68周目にレースは再開。このタイミングで36号車、24号車、38号車、14号車がピットインしたため、39号車はトップに躍り出ることになった。

 リスタートと同時に39号車に襲いかかる23号車のクインタレッリ。しかし中山一歩も引かない。この戦いに後ろから100号車山本が追いつき、さらに3号車の三宅も食らいついてきた。

 これにより23号車は防戦を強いられる格好になり、その隙に39号車が着実にリードを広げる展開となった。69周終わって0秒860だったリードは、70周目には3秒464まで開き、72周を終えては7秒040となる。

 この間に23号車と100号車の差もやや開いて73周目までに1秒123。100号車も3号車を押さえる必要に迫られて23号車を追いきれないでいた。

 そして86周目の1コーナーで三宅がついに100号車を捉えて3位に浮上する。100号車の後ろには12号車の平峰が迫ってきた。

 そしてトップが86周目を走行している最中に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が第2ヘアピンの先でクラッシュ。これによりレースは残り15分というところでフルコースイエローが宣言され、87周目から4度目のセーフティーカーランとなる。

 結局レースはセーフティーカー先導のまま規定の3時間に達したため、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)がそのままトップでチェッカーを受け、今季初優勝。関口にとっては2021年の最終戦富士以来、中山とTGR TEAM SARDにとっては2020年の第5戦富士以来のひさびさの勝利となった。

 2位は23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)、3位は3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)となり、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)がホンダ勢最上位の4位でレースを終えている。

 次戦の舞台は栃木県のモビリティリゾートもてぎ。通常ならここでノーウェイトの最終戦となるところだが、第5戦鈴鹿が12月に順延となったため、ハーフウェイトでの戦いとなる。決勝は2週間後の11月3日だ。

GT500クラスのスタートシーン

GT500クラス優勝はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

GT500クラス決勝2位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)

GT500クラス決勝3位はNiterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)

トップでゴールするDENSO KOBELCO SARD GR Supra

Niterra MOTUL ZとMARELLI IMPUL Z争い

クラッシュしたAstemo CIVIC TYPE R-GT

ストップしたWedsSport ADVAN GR Supra

Niterra MOTUL Zを先頭とするバトル

トップでゴールするDENSO KOBELCO SARD GR Supra

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス決勝結果

■GT500クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
139関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS38923:01'11.604--
223千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS46923:01'12.489 0.885 0.885
33高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS70923:01'14.570 2.966 2.081
4100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS86923:01'15.352 3.748 0.782
512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS60923:01'16.957 5.353 1.605
616大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS32923:01'19.251 7.647 2.294
736坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS98923:01'20.505 8.901 1.254
837笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS96923:01'21.84610.242 1.341
9*14大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS58923:01'23.58511.981 1.739
1038石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS80923:01'23.75612.152 0.171
11*8野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS52923:01'26.76915.165 3.013
1224松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH4892:52'21.5263Laps3Laps
---- 以上規定周回数(70% - 64 Laps)完走 ----
-64伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL14601:55'30.40432Laps29Laps
-17塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS52371:10'22.75755Laps23Laps
-19国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH122237'19.51370Laps15Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 23 千代勝正(MOTUL AUTECH Z) 1'35.832 (44/92) 175.582 km/h
  • CarNo. 8(松下信治)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 14(大嶋和也)は、SpR 13.1.a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
188小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH50883:01'28.683--
2*2堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS50883:01'32.688 4.005 4.005
396新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL14883:01'43.65414.97110.966
47荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI50883:01'47.91519.232 4.261
5777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL50883:01'50.22221.539 2.307
665蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS50883:01'53.13224.449 2.910
711富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL2883:01'55.96127.278 2.829
86片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH28883:01'56.39927.716 0.438
920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI883:01'59.38330.700 2.984
1060吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL6883:02'00.03431.351 0.651
1125菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH883:02'04.93436.251 4.900
1256佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH50883:02'05.69337.010 0.759
1387松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH36883:02'08.48339.800 2.790
1431小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS50883:02'11.66842.985 3.185
1518小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH8873:01'31.3301Lap 1Lap
164谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH50873:01'36.0131Lap 4.683
1762平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH2873:02'06.4081Lap 30.395
1852吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS50863:01'33.8802Laps1Lap
1930永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH863:01'35.3892Laps 1.509
209阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH863:01'38.2452Laps 2.856
21*360大滝 拓也
青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH863:01'40.4952Laps 2.250
2248井田 太陽
柴田 優作
眞田 拓海
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH863:01'45.1072Laps 4.612
2345ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI44853:01'29.7783Laps1Lap
24*22和田 久
城内 政樹
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH853:01'46.8813Laps17.103
2561井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL18802:42'36.4608Laps5Laps
---- 以上規定周回数(70% - 61 Laps)完走 ----
-5塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH501:44'19.76738Laps30Laps
-*50イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH293:01'32.16059Laps21Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 65 篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG) 1'45.523 (67/88) 159.457 km/h
  • CarNo. 22(和田久)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 360(青木孝行)は、SpR付則3.16(SC手順違反)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 2(平良響)は、SpR付則3.11(SC手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 22は、SpR38-7(義務ピット未消化)により、競技結果より1周減算した。
  • CarNo. 50は、SpR38-7(義務ピット未消化)により、競技結果より1周減算した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦AP決勝 Cクラスは野村勇⽃が、IクラスはDRAGONがポールtoウィンで3勝目

優勝した野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 10月20日、2024FIA-F4選手権シリーズの第12戦が、大分県・オートポリスで行われ、チャンピオンクラスは、野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、インディペンデントクラスは、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が、ともにポール・トゥ・ウィンで優勝を飾った。

 当初、予選と第11戦決勝が行われる予定だった19日(土)は、悪天候ですべてのスケジュールがキャンセルされ、第11戦は中止となった。この日行われた第12戦も予選を行っていないため、グリッドは金曜日の練習走行の結果により決定された。

■チャンピオンクラス

 コースには、まだ乾ききっていないところもあり、セーフティカー(SC)先導でレースがスタート。3周終了時にSCランが解除され、実質のスタートを切った。

 4周目は、グリッド順に、野村、佐野雄城(TGR-DC RS F4)、洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)、新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)の順で戻ってくるが、5周目のジェットコースターストレート先の右コーナーで、3位の洞池がややオーバースピードではらんでしまい、新原に先行を許してしまった。

 以降は、トップ野村と2位佐野がやや抜け出し、やや離れて新原と洞池が競り合うという展開になった。

 最近は、上位カテゴリーのフォーミュラ・リージョナルにも参戦し、優勝を飾るなど経験を積んでいる佐野は、トップ野村の背後につけてプレッシャーをかけ続けるが、野村は動じず「ミスだけはしないように心がけた」と安定したペースで走行を続け、佐野を従えたまま、今季3勝目のチェッカーを受けた。

 これで野村は、シリーズポイントを118pとし、チームメイトの洞池(107p)を逆転してランキングトップに躍り出ることになった。

■インディペンデントクラス

 SC先導でスタートした1周目に、3番グリッドの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)がタイヤを温めようとウィービングしてスピン。また、4番グリッドのKENTARO(Baum Field F4)もスタートに手こずってしまい、上位の2名が戦わずして勝負権を失ってしまった。

 これで漁夫の利を得たのが、5番グリッドの今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)。労せずして3位に浮上し、ポールスタートのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、KEN ALEX(BUZZ RACING)を追うことになった。

 SCランが解除されると、DRAGON、AREX、今田の三者は、0.5から1秒の間隔で周回を重ね、この状態は終盤になっても変わることなく、このままフィニッシュかと思われた。

 ところが、最終ラップの黄旗提示区間で、トップDRAGONの前に周回遅れの車両が出現。突然のことに、ペースを落とすしかなくなったDRAGONに、AREXと今田が迫り、一気に混戦状態となった。

 チェッカー目前では、DRAGONの背後にAREX、その後ろに今田がつけ、最後のストレートに入り、DRAGONが0.17秒差という僅差で薄氷の勝利を飾った。3勝目は楽勝のはずが、一転ぎりぎりの勝利となってしまったDRAGONは、思わぬアクシデントに苦笑いだった。

 この結果、ランキングではトップのDRAGONが131pで抜け出し、今田(120.5p)が追うという形になり、3位のKENTAROはノーポイントで102pと、4戦を残してB-Maxの二人の一騎討ちの様相を呈してきました。(ポイント集計が違っていたため、10/21に修正しました)

 

レースはセーフティーカースタートとなった

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

決勝2位は佐野雄城(TGR-DC RS F4)

決勝3位は新原光太郎(YBS Verve影⼭MCS4)

インデペンデントクラス優勝はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インデペンデントクラス決勝2位はケン・アレックス(BUZZ RACING)

インデペンデントクラス決勝3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦オートポリス決勝結果

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150C1野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1328'30.772--
235C2佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'31.380 0.608 0.608
316C3新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1328'36.244 5.472 4.864
451C4洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1328'36.812 6.040 0.568
538C5梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'38.886 8.114 2.074
637C6鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'41.18610.414 2.300
754C7佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1328'42.19811.426 1.012
845C8大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1328'44.12113.349 1.923
936C9卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'45.03314.261 0.912
1033C10佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1328'50.31519.543 5.282
1134C11清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1328'50.75219.980 0.437
1297C12白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1328'51.49020.718 0.738
1387C13下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1328'53.48522.713 1.995
142C14永原 蒼翔ピットワークながはらAKILAND
AKIRAND RACING
1328'54.67823.906 1.193
1560C15熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1328'55.12124.349 0.443
1690C16Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1329'00.16029.388 5.039
1714C17村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1329'00.58429.812 0.424
1846C18有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
1329'01.36930.597 0.785
1930I1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1329'13.94643.17412.577
209I2ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1329'14.12243.350 0.176
2144I3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1329'14.55643.784 0.434
2210I4中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1329'23.81753.045 9.261
2311I5植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1329'33.2981'02.526 9.481
2496I6齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1329'39.9991'09.227 6.701
254I7佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1329'40.2241'09.452 0.225
2640I8⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1329'40.6791'09.907 0.455
2771I9大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1329'44.7601'13.988 4.081
2886I10大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1329'56.8891'26.11712.129
29*63I11鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1330'08.7441'37.97211.855
30*55I12KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1330'22.1921'51.42013.448
3198I13IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1330'48.7712'17.99926.579
3223I14YUGOS2R Racing
N-SPEED
1229'17.9871Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10 Lasps)完走 ----
-5I-小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1023'49.6043Laps2Laps
-62C-森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
717'40.6226Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)1'52.183 (6/13) 149.991 km/h
  • CarNo. 63は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 55は、2024 FIA-F4 SpR第15条1.1(インシデント)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦決勝上位3位人のコメント 野村勇斗「持ち込みの状態から調子は良かった」

表彰式

第12戦優勝 野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「SUGO大会から短い期間でしたが、しっかり切り替えて勝つことができました。持ち込みの状態から調子が良くて、専有走行で微調整してさらに前進できたことが良かったです」

 「レインコンディションにも自信はあったので、昨日予選があってもポールは取れたと思います。佐野選手はセクター3が厳しそうだったので、あそこを押さえておけばホームストレートで追いつかれることはないと思ったので、勝つ自信はありました。F4でも近づくとフロントのダウンフォースが抜けちゃうんですよね」

 「もてぎまで2週間しかありませんが、もちろん優勝が目標です。今回前進できたので、2連勝狙っています」

第12戦決勝2位 佐野雄城(TGR-DC Racing School)

 「ここまできたら勝ちたかったなあと。でも今までドライコンディションで苦しんできたので、それが今週は水曜日からすごくいい形で過ごせたので、そう考えるとポジティブな週末だったと思います」

 「レースに関してはSCスタートでしたし、オートポリスは抜きにくいコースなので、優勝できなかったのは悔しいですけど、内容的にはそんなに悪くなかったと思います。やはり接近するとダウンフォースが抜けますし、第3セクターはダウンフォースを使うコーナーが多いので、そこで抜けちゃうとホームストレートで刺せないという苦しさがありました」

 「連勝が途切れましたが、切り替えて次のもてぎも頑張ります。リージョナルからいい流れでこれているので、リージョナル参戦がいいきっかけだったなと思います」

第12戦決勝3位 新原光太郎(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「木、金の練習と調子が良かったので、そのまま予選と決勝をして優勝を目指したいと思っていましたが、昨日の予選と決勝ができなかったので、ちょっとフラストレーションの溜まる週末になりました。でも最後は表彰台に上がることができたので、次は優勝を目指して頑張ります」

 「僕の普段の順位からしたら4番手スタートはいい部類ですが、もっと上の位置からスタートしたかったです。新品タイヤでグリッドに並んでSCスタートだったので、ライフの心配はなかったんですが、僕自身このクルマでオートポリスを走るのは初めてだったので、ちょっとセットを外してしまったかなと。トップ2に離されてしまったのでそれが原因かなと」

 「ここまでの最上位が3位なので、次は優勝を目指したいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス予選 GT300クラスはUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIがポール奪取

GT300クラスポールポジションはUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)

 2024オートバックスSUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 3HOURS RACE」の予選が、大分県・オートポリスで行われた。悪天候で日程、予選方式が変更されるなか、GT300クラスは、UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)が、ポールポジションを獲得した。

 当初の予選日(19日・土曜日)は、コースが朝から深い霧に包まれたことで、スケジュールが大幅に遅れ、さらに一旦は天候が回復したものの、午後になると豪雨と雷で、この日のスケジュールはすべてキャンセル。

 予選は、決勝日の朝8時から行われることになり、かつ、その方式もQ1、Q2によるノックダウン方式から、GT300とGT500のクラス別に、30分間のベストタイムで争うシンプルな形で行われることになった。

 日曜の朝も霧が発生していたが、予選開始時間が近づくに霧も徐々に晴れ、予定どおり午前8時からGT300クラスの予選が行われた。路面はセミウェットのため、多くのチームはウェットタイヤでコースイン。

 まずは、20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中)が1分51秒129でトップに立ち、折り返しとなる15分経過時には、31号車apr LC500h GT(小高)が1分49秒441で逆転。

 この頃から、徐々に路面状況も好転し、各チームはスリックタイヤに履き替え、本格的なアタックに入る。

 22分経過時にグッドスマイル 初音ミク AMG(片岡)がコースオフしガードレールにヒット。一旦コースサイドにストップし、自力でコース復帰は果たしたものの、赤旗が出て予選は中断となった。

 27分経過時に走行が再開されると、この頃には、路面状況の改善とともに、各車軒並みタイムアップ。順位も目まぐるしく変わっていった。

 トップタイムも、96号車K-tunes RC F GT3(高木)1分49秒187、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(オリベイラ)1分47秒383、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ムンタン)1分47秒352と、次々に更新されていった。

 予選の終了間際、56号車が1分46秒785までタイムを上げてトップに返り咲き、これで決まりと思われたが、最後の最後に6号車が1分46秒524で再逆転。F1経験を持つロベルト・メリ・ムンタンが今季から導入された新型フェラーリGT3を記念すべき初ポールポジションに導いた。

 なお、フェラーリのポールポジションは、2011年5月の岡山大会におけるJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(Ferrari 458)以来、実に13年5か月ぶり。

 予選2位は56号車リアライズ、3位には終盤タイムアップを果たしたランキング3位の777号車D'station Vantage GT3(藤井)が入り、以下、4位96号車K-tunes、5位20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中)、6位9号車PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG(冨林)と続いた。

 現在ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生)は7位、同2位の2号車muta Racing GR86 GT(堤)は14位とやや苦しい位置からのスタートとなった。

 決勝は、本日午後13時20分から3時間レースとして争われる。

GT300クラス予選2位はリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

GT300クラス予選3位はD\'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第7戦オートポリス公式予選 GT500クラスはリアライズコーポレーションADVAN Zが1年ぶりのPP獲得!!

GT500クラスポールポジションはリアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)

 2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の公式予選が10月20日、大分県日田市のオートポリスで行われ、GT500クラスは24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が1年ぶりのポールポジションを獲得した。

 公式予選は当初19日午後に予定されていたが、雨や霧、落雷などの影響でこの日の走行が全てキャンセルとなったため、20日朝8時よりGT300、GT500各クラス30分間の計時予選で行われることになった。これは通常のノックアウト方式ではなく、全車が一斉に30分間の走行を行い、それぞれのベストタイム順でスターティンググリッドを決めるもの。19日の時点では45分間とされていた走行時間は30分間に短縮された。

 コースオープン時点の気温は12℃、路面温度は13℃と今季一番の寒さ、路面にはまだ濡れたところがあり、朝から出ていた霧も完全には晴れていない状況。当初の予定では8時30分にメインポストからGT500ボードが出てGT500クラスの走行が始まることになっていたが、先に行われたGT300の予選で赤旗中断があり、GT300の走行が5分延長となった影響で、GT500クラスの予選は午前8時35分に開始となった。

 まだ完全なドライというわけではなかったため、23号車MOTUL AUTECH Z(NISMO)など、いくつかのチームが走り出しでウェットタイヤを使用し、数周ののちにスリックに履き替えるという作戦をとった。

 この状況下で序盤トップに立ったのは関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)で1分37秒845。塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分38秒165で続く。

 残り18分で牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分35秒777でトップに浮上。牧野は次の周で1分34秒729までタイムを縮めた。

 続いて平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)が1分36秒713で2位に浮上するが、これを大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1分35秒480で上回る。伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)も1分35秒804を記録して、この時点でシビック勢が1-2-3を形成。さらに残り10分を切ったところで塚越の17号車が1分35秒345で2番手に割って入って、上位4台をホンダ勢が占める。

 塚越はさらに次の周で区間ベストを立て続けに記録、1分33秒801を叩き出してトップに躍り出た。

 しかし終盤に入ると名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)がホンダ勢を上回るペースでアタックを開始。まずは1分35秒166で4位に割って入ると、次の周では1分33秒162までタイムを縮めてトップに立った。

 続いて福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分33秒550で2位に浮上すると、次の周でもセクター1、セクター2で全体ベストを更新する走りで1分33秒326までタイムを縮める。

 しかしメインポストからチェッカーフラッグが出された直後に千代勝正(MOTUL AUTECH Z)がいきなり1分33秒243を叩き出し、2位に飛び込んできた。

 これにより、24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が2023年の第4戦富士以来のポールポジションを獲得。今年GT500に昇格してきた名取にとってはこれがGT500初ポールとなった。

 2位には23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が続いてニッサン勢がフロントローを独占する結果となった。

 3位にはこちらも今年トヨタ勢に加わったばかりの福住のドライブする14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が入り、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)はホンダ勢最上位の4位から午後の決勝に臨むこととなった。

 第7戦の決勝はこのあと午後1時20分より3時間で行われる。

GT500クラス予選2位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)

GT500クラス予選3位はENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス公式予選結果

■GT500クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
124松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH41'33.162--180.614
223千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS461'33.243 0.081 0.081180.458
314大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS581'33.326 0.164 0.083180.297
417塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS521'33.801 0.639 0.475179.384
53高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS701'33.930 0.768 0.129179.138
616大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS321'34.046 0.884 0.116178.917
7100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS861'34.049 0.887 0.003178.911
819国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH121'34.155 0.993 0.106178.710
936坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS981'34.176 1.014 0.021178.670
1039関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS381'34.346 1.184 0.170178.348
118野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS521'34.501 1.339 0.155178.055
1212平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS601'34.746 1.584 0.245177.595
1338石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS801'34.780 1.618 0.034177.531
1437笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS961'34.940 1.778 0.160177.232
1564伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL141'35.048 1.886 0.108177.031

■GT300クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
16片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH281'46.524--157.959
256佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH501'46.785 0.261 0.261157.573
3777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL501'47.176 0.652 0.391156.998
496新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL141'47.519 0.995 0.343156.497
520平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'48.194 1.670 0.675155.521
69阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'48.202 1.678 0.008155.509
765蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS501'48.698 2.174 0.496154.800
825菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'48.980 2.456 0.282154.399
987松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH361'49.158 2.634 0.178154.147
1062平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH21'49.189 2.665 0.031154.103
1131小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS501'49.441 2.917 0.252153.749
1260吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL61'49.976 3.452 0.535153.001
1318小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'50.166 3.642 0.190152.737
142堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS501'50.241 3.717 0.075152.633
1588小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH501'50.475 3.951 0.234152.310
16360大滝 拓也
青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'50.509 3.985 0.034152.263
1745ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI441'50.721 4.197 0.212151.971
1861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL181'50.761 4.237 0.040151.916
195塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'50.764 4.240 0.003151.912
2052吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS501'51.234 4.710 0.470151.270
2130永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'51.271 4.747 0.037151.220
227荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI501'51.452 4.928 0.181150.974
2350イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'51.695 5.171 0.243150.646
24*4谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH501'52.199 5.675 0.504149.969
2511富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL21'52.201 5.677 0.002149.967
2648井田 太陽
柴田 優作
眞田 拓海
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'54.177 7.653 1.976147.371
2722和田 久
城内 政樹
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'56.237 9.713 2.060144.759
  • CarNo. 4は、SpR第29条5(赤旗原因車両)により、ベストタイムを抹消した。
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SUPER GT

第7戦のタイムスケジュールが再度変更 決勝スタートは午後1時20分に

 2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」は、悪天候により公式練習がキャンセル、公式予選は20日朝に順延となったが、この影響を受けてタイムスケジュールの改訂版が午後3時30分付で発行された。

 これによると、当初は午前11時30分より20分間で予定されていたウォームアップ走行が、11時30分より12時10分までの40分間に延長されている。

 この影響で決勝のスタート時刻は午後1時から午後1時20分に繰り下げられ、終了時刻も午後4時から午後4時20分に変更されることになった。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

第7戦オートポリス公式予選は悪天候のため20日朝に順延に

 大分県日田市のオートポリスで行われているオートバックス スーパーGT第7戦、およびFIA-F4選手権シリーズ第11戦、第12戦は、悪天候の影響により10月19日の午後に予定されていたFIA-F4第11戦決勝とGTの公式予選が共にキャンセルとなった。

 この日は朝から降り続く雨の影響でFIA-F4の公式予選とGTの公式練習が共にキャンセルとなっていたが、その後天候は回復、一時は晴れ間をのぞかせる状況となっていた。

 しかしピットウォークの終了直前あたりから再び雨が降り始め、次第にその強さを増していったため、コースの至る所に川が発生。また場内には落雷も認められたことから、競技団は午後2時05分にこの日予定されていたすべての走行セッションをキャンセルするとの決定を下した。

 これによりGTの公式予選は20日の朝8時より行われ、GT300クラス、GT500クラスそれぞれ30分間の走行でスターティンググリッドを決定することとなった。またFIA-F4の第11戦決勝はキャンセル。第12戦決勝は午前9時25分より行われることが決まった。第12戦のスターティンググリッドは第11戦で予定されていた順位がそのまま採用される。

 この件を受けてシリーズをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は急遽坂東正明代表が会見を開き、以下のようにコメントした。

 「天気予報と睨めっこの状態でやってきたが、先ほどセーフティーカーを走らせて状態を確認したところ、川の状態が酷く、現状だと走れないと判断した。今後もし天候が回復したとしても、コース上に溜まった水が捌けていかないだろうということで、コースを用いたイベントはすべて中止と決定した」

 「キッズウォークなどのコースを使用しないイベントは、雷の影響がないのであれば、予定時刻を早めて実施することにした。明日は早朝から予選をすることになるので、ゲートオープンの時刻を早めるようサーキットには要望を出している」

 「GTの予選は明日の朝から30分一本勝負。それをGT300、GT500それぞれでやる。そこでもし何かあるなら、その時はポイント順でと考えている」

 「アナウンスでは厳しめのことを言ったが、お客様の安全を考慮してのことなので、どうかご理解いただきたい」

 現時点では、明日は晴れの予報が出ている。朝行われる予選、午後に行われる3時間レースともに予定通り開催されることを今は祈るばかりだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリスの予選方式が変更に 各クラス45分間の計時予選を採用

 スーパーGT第7戦の公式練習が悪天候でキャンセルになったのに伴い、今大会の予選方式が変更されることが午前11時32分付の公式通知により発表された。

 それによると、今回はGT300、GT500それぞれが45分間の専有走行を行う方式となり、第1〜第3ドライバーを問わず、各車のベストタイムを採択してスターティンググリッドを決定する。

 予選で使用できるタイヤは、ドライタイヤの場合は予選用マーキングタイヤを2セットとも使用でき、ウェット宣言下でウェットタイヤを使用する場合はセット数に制限はない。

 また、決勝におけるスタートタイヤは、予選用のマーキングタイヤの中から各チームで自由に選択が可能。ただし同一マーキングのタイヤのセットとする。つまりAタイヤとBタイヤを混ぜて使うことはできない。

 現在の予定ではGT300クラスの公式予選が午後2時50分から午後3時35分まで。GT500クラスは午後3時35分から午後4時20分まで。インターバルはなく、メインポストからGT500ボードを提示するとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

 

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SUPER GT

第7戦オートポリスの公式練習は悪天候のためキャンセルに

 スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の公式練習は、残念ながら悪天候のためキャンセルとなった。

 公式練習はFIA-F4の公式予選に続いて午前9時20分より予定されていたが、依然として濃い霧がコース上を覆い尽くしていたため、競技団はコースオープン時刻を9時40分に延期するとの決定を下す。

 しかしその後も天候は回復の兆しを見せなかったため、10時30分の段階で公式練習のキャンセルがアナウンスされた。

 当初の予定ではこのあと午後2時50分より公式予選が行われることになっているが、10時45分よりチーム監督ミーティングが召集されており、そこで今後の予定が話し合われる模様だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第11戦、第12戦AP公式予選は霧のためキャンセル 練習走行結果により第11戦のCクラスは野村勇⽃が、IクラスはDRAGONがPPを獲得

 10月19日、オートポリスで行われる予定だったFIA-F4選手権第11、12戦の予選は、朝からサーキットを包みこんだ霧のため、キャンセルとなった。

 これにより、第11戦の決勝グリッドは金曜日に行われた練習走行の結果により決定され、チャンピオンクラスは野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、インディペンデントクラスは、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)がポールポジションからスタートすることになった。

 1か月前のSUGO戦は雨に翻弄され、消化不良のまま終わってしまった。その前の鈴鹿戦も台風の影響で延期になっているだけに、今回は秋晴れの週末を願ったが、土曜日のオートポリスは、早朝から霧に包まれ、視界が確保できない状況になってしまった。

 このため、8時10分から行われる予定だった予選は、開始時間を遅らせ天候の回復を待つことになったが、10分経過しても改善が見込めないためキャンセルとなった。

 この結果、第11戦の決勝のグリッドは、金曜に行われた練習走行の結果により決定することになった。第12戦のグリッドは未発表。

■チャンピオンクラス

第11戦グリッドTOP6

1 野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)
2 佐野雄城(TGR-DC RS F4)
3 洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)
4 新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)
5 梅垣清(TGR-DC RS F4)
6 鈴⽊⽃輝哉(TGR-DC RS F4)

■インディペンデントクラス

第11戦グリッドTOP6

1 DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)
2 KEN ALEX(BUZZ RACING)
3 鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)
4 KENTARO(Baum Field F4)
5 今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)
6 中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)

 すでにスケジュールに遅れが発生しているが、当初予定では第11戦の決勝は、本日午後1時45分からとなっている。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro Noine

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第11戦、第12戦オートポリス練習走行結果(第12戦決勝グリッド順)

■Championクラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 Champion class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1'52.897--149.042
235佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'52.947 0.050 0.050148.976
351洞地 遼大HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1'53.128 0.231 0.181148.738
416新原 光太郎YBS Verve影山MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'53.180 0.283 0.052148.669
538梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'53.201 0.304 0.021148.642
637鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'53.320 0.423 0.119148.486
754佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1'53.352 0.455 0.032148.444
833佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1'53.459 0.562 0.107148.304
945大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1'53.469 0.572 0.010148.291
1036卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'53.590 0.693 0.121148.133
1162森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'53.651 0.754 0.061148.053
1234清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1'53.780 0.883 0.129147.885
1387下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'53.959 1.062 0.179147.653
1497白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'54.036 1.139 0.077147.553
152永原 蒼翔ピットワークながはらAKILAND
AKIRAND RACING
1'54.631 1.734 0.595146.788
1690Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1'54.745 1.848 0.114146.642
1760熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'54.752 1.855 0.007146.633
1814村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'55.246 2.349 0.494146.004
1946有村 将真アポロ電工フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
1'56.249 3.352 1.003144.744
-64HIROBONHELM with Team KRC
HELM MOTORSPORTS
d.n.s---

■Independentクラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 Indipendent class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'55.597--145.561
29ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'55.680 0.083 0.083145.456
363鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'55.713 0.116 0.033145.415
455KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'55.743 0.146 0.030145.377
544今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'56.150 0.553 0.407144.868
610中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'56.160 0.563 0.010144.855
796齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'56.308 0.711 0.148144.671
811植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'56.528 0.931 0.220144.398
998IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'56.636 1.039 0.108144.264
104佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1'56.936 1.339 0.300143.894
115小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'56.957 1.360 0.021143.868
1240赤松 昌一朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'57.201 1.604 0.244143.569
1371大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'58.257 2.660 1.056142.287
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'58.352 2.755 0.095142.173
1523YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'01.692 6.095 3.340138.270
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SUPER FORMULA

第6戦、第7戦富士決勝 野尻智紀「この経験は必ずプラスになって返ってくる」

野尻智紀(TEAM MUGEN)

 10月12日に行われた第6戦において予選3位からスタートした野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は一時トップを快走するも、ピット戦略の違いなどもあってタイヤ交換後は順位を落とすことになり、6位でフィニッシュした。これにより優勝した坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)とのポイント差は僅か0.5ポイントに縮まってしまった。この戦いを野尻は以下のように振り返る。

 「富士は予選に関して不安だった部分もありましたが、トップ3に戻ってこれたということで、自分達も頑張ったなと評価できますが、予選にフォーカスし過ぎたという点で、現状に目を向けられていなかったんじゃないかと感じます」

 「硬めのクルマ作りをしているため、ロングランになると他車に劣る傾向が元々あり、その中でさらに予選に向けたセットアップ、トライをしてきたのでクリーンエアではポテンシャルを発揮できるものの、他車の後ろに回ると劣勢になるという傾向が他のチームより顕著に出ていました。ただ岩佐選手が早めのピットインをすることでクリーンエアで走る状況を作ってタイムを稼ぎ出したように、戦略で自分達のパフォーマンスを活かすことはできたと思います。次のレースでは今あるものを結果に結びつけるにはどうすべきかを徹底的にチームと話し合う必要がありますね」

 また野尻は、JRPが昨年から本格導入を始め、着実にダウンロード数を伸ばしている専用アプリ「SFgo」の影響も口にする。

 「レース前半の戦いぶりを見れば誰しも調子がいいだろうと思うでしょうから、そうではないということをチームとコミニュケーションを取りたいところでしたが、SFgoがあることによって(無線の内容を他のチームも傍受できるため)、『パフォーマンスが低いから早めに入った方がいい』みたいにはっきり言いにくくなっています。まあレースを面白くはしているんでしょうが」

 このレース、野尻は最初のスティントを引っ張るという選択をし、後方に坪井を従えてトップで周回を重ね、21周目にタイヤ交換を行った。

 「坪井選手があの位置にいたことで、チームの意識がいやでも坪井選手に向いていた面があると思います。あの状況の中で、坪井選手を無視してミニマムの周回数でピットに入るという判断は難しいということも理解できます。少なくとももっと予選からもっとパフォーマンスを発揮できていたと思います」

 一方、チームメイトの岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)はルール上最低限の周回数である10周目にピットイン。この作戦が功を奏して2位でレースを終えている。

 「岩佐選手のタイムも把握はしていました。ですが引っ張るという判断をした以上、中途半端な周回で入って前を押さえられるよりも、タイヤの性能差が開いてから入る方が上位に上がる可能性があります。ミニマムで入らないという選択をした時点で(岩佐)歩夢に先に行かれるのは仕方ないかなあというところでした」

 そしてピットアウト後は今回久々の3位表彰台を獲得した小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)と接戦を繰り広げることになる。

 「可夢偉選手の前ギリギリでピットアウトしたため、低内圧の時にタイヤに無理をさせちゃいました。今のタイヤは性能の落ち込みが早く来る特性があるので、低内圧からじっくり熱を入れる必要があるんです。もう1周ぐらい早めにピットに入っていれば違った展開になったと思います。」

 そうした状況を踏まえ、野尻は翌日の第7戦の展望を語る。

 「予選に関しては状況がいいことがわかったので、なんとかポールポジションをもぎ取りたいなと思っています。決勝に関しては上位にいられれば戦えると思います」

 続いて13日に行われた第7戦。野尻はポール獲得はならなかったものの、坪井に次ぐ2位でフロントローからスタート。序盤からセーフティーカーが入る大荒れの展開となる中、前日の岩佐に倣って10周目にタイヤ交換を行ったが、その直後に1コーナーでアクシデントが発生。この日2度目のセーフティーカーが入り、その目論見は打ち砕かれ、結局7位でレースを終えることとなった。

 「予選はなんとかパフォーマンスを引き出そうと、セットアップも含めてかなり尖ったものを用意して、しっかりと2番手に入れたのはその辺りが機能したと思います」

 「レースに関しても色々とトライして臨んだんですが、思ったような結果が得られませんでした。ダウンフォースをつけ目で走っていたにもかかわらず、セクター3が思ったように改善されず、あそこで追いつかれ、OTを使わざるを得ない状況になって、翌周相手がOTを使える状態になってパスされるという、ワンパターンな展開になってしまいました」

 「ダウンフォースをつけたのはリヤグリップの向上を狙ってのことだったんですが、思うようにグリップが得られず、むしろアンダーステアが強くなってしまった。ダウンフォースを増やした旨みを感じられませんでした。でも今日もがいて苦しんだ経験は必ずどこかでプラスになって返ってくると信じています。それが鈴鹿になるのか、その先になるのかはわかりませんが、鈴鹿でこの経験がプラスになって返ってきてくれればいいなと思います」

 「もうちょっとフロントの車高を下げないと集団の中では走れないなというのがありました。第6戦のデータを振り返ると、集団の中でフロントの車高が上がっていたというのがあったので、まずはリヤのダウンフォースをつけた上で、フロントの車高も下げる。そうすれば集団の中で速く走れると思って臨んでいたんですが、結果的に昨日より悪くなってしまったなあと。リヤウィングの感度が大きく、クルマの姿勢もいいものになりませんでした」

 「これからの1ヶ月間は人生の中でも一番頑張った1ヶ月にしないといけません。まだまだチャンピオンは諦めていませんし、なんとか挽回して、スーパーフォーミュラを盛り上げる役者の一人になりたいなと思います」

 この第7戦において、ドライバーズランキングは坪井がトップに浮上し、野尻は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)に次ぐ3位に後退した。現時点で坪井とのポイント差は16.5だ。

 「次の土曜日のレースでどうかですよね。そこでポールを取って優勝ができれば一気に変わってきますから、その時点で坪井選手がどこにいて、牧野選手がどうかでなんで、まだまだじゃないですかね。牧野選手は鈴鹿も速いかと思うんですけども、まだ逆転は充分できるポイント差だと思います」

 「チームもそうですし、僕もどこかでやりきれてない部分があると思うんです。そこを戒める要素として今週のレースを捉えて、強く戦うしかないかなと思います」

 2024年のスーパーフォーミュラもいよいよ残り2戦。果たして栄冠を勝ち取るのは誰なのか。このまま坪井が逃げ切ってしまうのか。開幕戦鈴鹿大会を制した野尻の逆転はあるのか。それとも昨年太田格之進の初優勝で大いに会場を沸かせたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGと牧野がここで再びあのドラマを再現するのか。

 第8戦、第9戦JAF鈴鹿グランプリは11月9-10日開催だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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VITA岡山

第5戦岡山決勝ドライバーコメント 2位・増本千春「努力の人、上田さんに完敗」

優勝/シリーズチャンピオン 上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

優勝してチャンピオンを獲得した上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

 「絶対勝とうと思って、決勝をスタートしました。チャンピオンは意識していませんでした。ミスをしないことに集中して走りきろうと、それだけを考えていました。SCが入りましたが、周回数が減って楽になり、冷静にSC明けのスタートもちゃんと決められました。後ろから増本さんが来ていましたが、ぼくの速いところと、増本さんの速いところを冷静に把握できていたので、ミスしなければ大丈夫と思っていました。来年もみなさんとがちゃがちゃできるように頑張ります」

2位 増本千春(SANNO SHIEL制動屋)

決勝2位の増本千春(SANNO SHIELD制動屋)

 「こうなってくれたらいいのになあ、というのになったので作戦通りでした。上田さんが練習して、すごく速くなっているので、簡単には抜けないですね。ミスを待っていましたが、なかなかミスをされないので、練習量の違いかなと思います。上田さんは努力の人ですから、完敗です」

3位 上村優太(粟村打抜金網VITA)

決勝3位の上村優太(粟村打抜金網VITA)

 「最近、スタンディングスタートはしたことがなくて、何回転が一番ベストなのかもわかないですし、案の定出遅れて5番手になりました。クルマはチームと話してよくなってきたので、ペース自体はよかったです。2台オーバーテクすることができ、3位になりました。SCがなければもうちょっと前に行けたのかと思います。VITAは面白いですし、いいカテゴリーだと思います」

4位 武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

決勝4位の武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

 「真面目に練習もしましたし、1年間楽しめたので、まぁ仕方がないです」

5位 MAKOTO(まこと君VITA)

決勝5位のMAKOTO(まこと君VITA)

 「予選は最終コーナーでミスして8位でした。レースペースが予選よりも感触がよくて、1台抜けて、もう1台行けるかなあという感じでした。無理せずに、なんとか事故がなくて終れました。VITAで走ることに生きがいを感じてるので、まだまだ楽しみます」

6位/トロフィークラス優勝/同シリーズチャンピオン 蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)

トロフィークラスで優勝しチャンピオンを獲得した蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)

 「トロフィーのランキングをトップで迎えて、当たられたら終わるし、ひやひやもんでした。2位の下垣さんが優勝してぼくが0ポイントなら逆転されるので、完走の1ポイント思ってましたが、予選がうまくいったので、1番になりたいと思っていました。結果オーライでありがたいです。来年はトロフィーじゃなくなるので、鍛錬してチャレンジで上位に行けるように頑張ります」

13位/トロフィークラス2位 下垣和也(SOUEISHA-VITA)

トロフィークラス2位の下垣和也(SOUEISHA-VITA)

 「前回、全体の3位に入ってトロフィークラスのポイントがなかったのが痛かったです。今日はぜんぜんだめ、何もかもだめでした。次、頑張ります」

14位/トロフィークラス3位 CCキタジョー(CRAFT COMPANY VITA)

トロフィークラス3位のCCキタジョー(CRAFT COMPANY VITA)

 「あまりこのレースは出てなかったんですよ。春にクルマを手にしましたが、3月にエンジンブローして、積み替えるのに、時間とお金の問題でけっこうかかって、ようやく昨日からクルマを動かせるようになりました。ストレートが遅いのでいろいろ原因を探ったら、ヘッドのロッカーアームが1つ落ちていました。昨日は絶望的でしたが、夜に直せたので、そういう意味ではよかったです」

20位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)(インタビューは降格前)

決勝20位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「ペースがなくて、苦しい展開になりました。ついてくことはできましたが、追い抜くまでいけませんでした。上位でバトルできたのですごく勉強になりました。悔しいですが、あと一つ上に行けば表彰台というのを実感できたのでそこはよかったです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山決勝 上田裕司がポールトゥウインで初優勝、初戴冠 練習は裏切らない

チャンピオンを獲得した上田裕司

 VITA岡山シリーズの最終第5戦が13日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)が初優勝、同時にシリーズタイトルも獲得した。

 決勝は、午後1時55分にフォーメーションラップが始まった。予選時に比べると少し雲も増え、太陽が隠れると過ごしやすい気候となった。

 ポールポジション(PP)の上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)は好スタートを切り、2位には増本千春(SANNO SHIEL制動屋)が続く。

 「スタンディングスタートは久しぶり」という予選3位の上村優太(粟村打抜金網VITA)の動き出しが鈍かったため、3位には予選4位から中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)が、4位には予選5位から落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が上がってきた。上村は5位に落ち、6位には武地孝幸(odula TONE TMR VITA)が続く。

 その後方では、予選16位からスタートしたTAKE chan(恵比寿アキランドVita制動屋)がモスSで他車と接触したか、クラッシュ。早くもセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SC導入中の1周目順位は、トップ上田、2位増本、3位中島、4位落合、5位上村、6位武地、7位トロフィークラストップの蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)、8位MAKOTO(まこと君VITA)、9位関正俊(グラック&KTS)、10位清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)、11位長田茂久(TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA)、12位中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)、13位植島禎一(MBR-Trace★制動屋)、14位トロフィークラス2位の下垣和也(SOUEISHA-VITA)、15位新井薫(THE BRIDE VITA)、16位トロフィークラス3位の武連良治(TBR RAYBROS VITA)だ。

 Take Chanのマシン撤去は時間を要し、4周を回ってようやくSCカーがピットイン。レースは5周目から再開された。

 5周目、上田はトップをキープ。2位に増本が、3位に中島が、4位に落合が続くが互いの差は0秒5ほどだ。落合の背後には5位上村が張り付き隙をうかがう。6位には武地がつけている。

 6周目、上田と2位増本の差が0秒3と縮まった。その後方、3位中島との差は0秒5。4位落合と5位上村はテールトゥーノーズ。スリップを使った上村が7周目の1コーナーで落合をパスして4位に浮上した。

 7周目、トップ上田と2位増本の差は相変わらず0秒3。3位の中島は上位2台についてゆくことができず徐々に遅れ始め、その差は1秒と広がる。中島の背後には4位に上がった上村が徐々に近づいてきた。6位は武地、7位にMAKOTO、8位に藺牟田、9位に清水、v.Granzが主戦場でVITAが久々の関は10位まで上がってきた。

 8周目、トップ上田と2位増本は接近戦だが、上田は冷静に増本の速いところ、遅いところを見定め、隙を与えない。増本は上田のミス待ちだが、その機会は訪れそうにない。3位の中島には4位の上村が0秒3差で迫る。0秒9差で5位落合が続き、6位の武地は3秒近く落合から遅れている。

 9周目、2位の増本はトップを追うのをあきらめたか、トップ上田との差が0秒7と開いた。3位の中島の背後には上村が張り付き、ついに最終ラップの10周目に上村が3位に浮上。4位に落ちた中島には5位の落合が近づいてきた。

 最終ラップの10周目、レッドマンコーナーで「距離があるので来ないと思っていた」という4位中島が空けていたインに5位落合が強引に飛び込む。2台は接触し、中島はスピンして大きく順位を落とした。落合は4位に浮上して走行を続けた。

 トップでゴールしたのは上田で初優勝。2位に増本、3位に上村、4位は落合、5位には中島の後退で繰り上がった武地、6位にMAKOTO、7位に藺牟田、8位に清水、9位に関、10位に長田が続いた。

 しかし、接触した落合にはレース後、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第18条(ドライバーの安全遵守事項)の2.1(危険なドライブ行為)により、30秒加算のペナルティーが科された。このため落合は20位に後退。5位以下が繰り上がり、4位武地、5位MAKOTO、6位藺牟田、7位清水、8位関、9位永田、10位植島となった。

 トロフィークラス優勝は総合6位の藺牟田、2位に総合13位の下垣が、3位に総合14位のCCキタジョー(CRAFT COMPANY VITA)が入った。

 優勝した上田はポイントを46まで伸ばし、4位に入った武地も46ポイントとし、同ポイント。岡山チャレンジカップレース特別規則書第44条(シリーズランキング)の2(複数ドライバーが同一得点)の規定により、上田と武地は優勝回数は同じだが、2位の回数が上田が2回、武地が0回のため、2位の回数で上回った上田がシリーズチャンピオンを獲得した。

 上田は昨年からVITAシリーズに参戦、練習に練習を重ね、徐々に速さを身につけると、今シーズンの第3戦、第4戦で連続2位、この第5戦で初優勝を飾り、わずか2年で頂点まで上り詰めた。

 トロフィークラスは、ランキングトップの藺牟田がクラスPPから優勝したため、文句なしでチャンピオンを獲得した。

 この後、12月15日には、VITAも参戦するMEC120がここ岡山国際サーキットで開催され、短いシーズンオフを経て、例年通りなら、来年2月には岡山チャレンジカップレース第1戦が開催される予定だ。

表彰式

Text & Photo: Yoshinoiri OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 VITA岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
1333上田 裕司PHOENIX®ARDS&萬雲塾
1020'55.836--
268増本 千春SANNO SHIELD制動屋
1020'56.242 0.406 0.406
333上村 優太粟村打抜金網VITA
1020'57.882 2.046 1.640
439武地 孝幸odula TONE TMR VITA
1021'02.553 6.717 4.671
588MAKOTOまこと君VITA
1021'03.664 7.828 1.111
64Trophy1蘭牟田 政治SSJOKER☆ダイワN通商VITA
1021'04.476 8.640 0.812
775清水 康友ENDLESS☆カーブテイックTrace
1021'04.704 8.868 0.228
89関 正俊グラック&KTS
1021'05.290 9.454 0.586
946長田 茂久TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA
1021'05.88510.049 0.595
1034植島 禎一MBR-Trace★制動屋
1021'09.26313.427 3.378
1166中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1021'10.20214.366 0.939
1225新井 薫THE BRIDE VITA
1021'10.54414.708 0.342
1314Trophy2下垣 和也SOUEISHA-VITA
1021'12.09816.262 1.554
1444Trophy3CCキタジョーCRAFT COMPANY VITA
1021'18.86323.027 6.765
1557Trophy4武連 良治TBR RAYBROS VITA
1021'19.62723.791 0.764
16219中島 僚斗&GコーポレーションANGLE VITA
1021'20.72124.885 1.094
177Andrew HatanoSoleil時間割VITA
1021'26.81230.976 6.091
18105Trophy5吉村 雅一ヨシムラオートVita
1021'27.00731.171 0.195
19525Trophy6CHAYKRS VITA
1021'30.10334.267 3.096
20*51落合 蓮音ホージャストレーシングVITA
1021'30.17734.341 0.074
2161Trophy7木村 一廊KOO′ON with ABBEY
1021'33.20937.373 3.032
2236戸田 淳也アングルオートVita
1021'33.30437.468 0.095
2380Trophy8AKI MORIMURA恵比寿B※RIGHT-VITA
1021'34.05538.219 0.751
24320西尾 光芳エス★コンプリート320 VITA
1021'34.18638.350 0.131
2511高橋 裕史リーガルトップVITA
1021'41.36445.528 7.178
2621Trophy9汐崎 幸司SURE STYLE☆萬雲塾VITA
1021'48.32352.487 6.959
2726Trophy10清野 真KPR OS GARUDA VITA
1022'19.0031'23.16730.680
28331Trophy11丸野 哲郎ナオチエVITA
1022'50.6341'54.79831.631
---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ----
-10三宅 永泰TOY'S MS制動屋VITA
38'20.7137Laps7Laps
-78Trophy-TAKE chan恵比寿アキランドVita制動屋
0-10Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 33 上村優太(粟村打抜金網VITA) 1'45.679 (8/10) 126.144 km/h
  • CarNo. 51は、岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第4章第18条2.1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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VITA岡山

第5戦岡山公式予選ドライバーコメント PP・上田裕司「予選を想定して練習をしてきた」

ポールポジション 上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

ポールポジションの上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

 「木曜日から準備してきて、金曜、土曜と予選を想定して練習をしてきました。狙ってるタイムが44秒の7、8で、昨日とコンディションも変らず、ちょっと悪かったくらいなので、うまくまとめることができました。クルマも速かったですが、予選なので、決勝で1番を取れるように頑張ります」

2位 増本千春(SANNO SHIEL制動屋)

予選2位の増本千春(SANNO SHIELD制動屋)

 「惜しかったですけどね。僕のせいなんですが、シフトミスをしてしまいました。ベストの周で、5速に入れるときに3速に入ってしまいました。それがなくても上田さんが速いです。練習、イコール、速くなるですからね」

3位 上村優太(粟村打抜金網VITA)

予選3位の上村優太(粟村打抜金網VITA)

 「VITAのスプリントレースは初めてで、ニュータイヤも初めて履きました。右肩上がりなので、ぱっと来て、ぱっとポールを取れたらかっこいいなと思ったけど、そんなに甘くはなかったです。クルマは足回りも自由、ブレーキパッドメーカーも自由で、ある程度変えられる範囲があって、皆さんテストを重ねて組み合わせを探しているので、なかなか腕だけでねじ伏せることはできませんでした。これを極めようと思ってるわけではなく、VITAの雰囲気を味わって、その経験をお客様にフィードバックするのが狙いなので、クルマを壊さず、ペナルティーを受けずに表彰台に乗りたいと思います。優勝は狙います。スリップストリームも効くのでチャンスはあると思います」

4位 中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)

予選4位の中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)

 「大失敗です。ドライバーのミスです。ベストの周のダブルヘアピン2個目の立ち上がりで、ケツを出してしまいました。決勝は行くしかないですね」

5位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

予選5位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「昨日、新品タイヤを履いたら、中古のときより遅いタイムしかでませんでした。やばい状況でしたが、予選はスリップについて走ったらちゃんとタイムが出たので、よかったです。10番以内に入れたらいいなあと思っていました。僕がピットに入ってきたときは4位だったので、1つ落ちましたがけっこういい順位につけたと思います。みなさんベストと同じタイムで走っているなかで、ぼくだけセカンドベストが0秒5くらい落ちているので、その不安はありますが、決勝は、抜かれても抜き返す勢いで頑張りたいと思います」

6位 武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

予選6位の武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

 「シフトミスしました。アットウッドで3速に入れたと思ったら5速に入ってしまいました。その周はセクター1がベストだったので失敗しましたね。チャンピオンがかかっていますが、ポイントとか気にするよりも1台でも前に行くことしか考えてないので、頑張ります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山公式予選 上田裕司が初ポールポジション 2位に増本千春、3位に上村優太が続く

 VITA岡山シリーズ第5戦は10月13日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、上田裕司が初ポールポジションを獲得した。

 VITA岡山シリーズもいよいよ第5戦を迎えた。12月15日には、VITAも出場するMEC120が控えているが、こちらは得点対象外のため、これがチャンピオンシップとしては最終の戦いとなる。

 出走台数は30台と多くのエントリーを集めた。ポイントリーダーは35ポイントの武地孝幸(odula TONE TMR VITA)、2位に30ポイントの清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)、3位に28ポイントの上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)、4位に24ポイントの増本千春(SANNO SHIEL制動屋)がつけている。中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)、MAKOTO(まこと君VITA)、下垣和也(SOUEISHA-VITA)が21ポイントで並び、ここまでがチャンピオンの可能性があるが、実質的には武地、清水、上田あたりの争いになりそうだ。

 50歳以上もしくはNCP13エンジンを搭載車両で、申請した選手で争われるトロフィークラスは、ポイントリーダーは38ポイントの蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)、2位に25ポイントの武連良治(TBR RAYBROS VITA)が、3位に下垣がつけており、この3人がチャンピオンの可能性を残しているが、圧倒的に藺牟田が有利だ。

 今回は、スーパーGT、スーパー耐久、PCCJなどで活躍した上村優太(粟村打抜金網VITA)、先週鈴鹿で行われたスーパーFJでいきなり予選2位、決勝でも4位に入った16歳の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)も岡山シリーズ初参戦。彼らも上位に食い込んでくることが予想され、チャンピオン争いに影響を与えそうだ。

 公式予選は午前10時20分より15分間で行われた。「晴れの国岡山」は早朝から雲一つない秋晴れに恵まれ、絶好のレース日和となった。出走30人中、12人がトロフォークラスだ。

 計測が始まった2周目には、藺牟田が1分46秒857でトップに立つ。2位には清水が47秒395で、3位には上田が47秒425で、4位にはMAKOTOが47秒468で、5位にはTAKE chan(恵比寿アキランドVita制動屋)が47秒538で、6位には長田茂久(TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA)が47秒549でつける。

 3周目には、岡山初参戦、16歳の落合が2分45秒214でトップに上がってきた。藺牟田は45秒603までタイムを縮めるも2位に後退。3位にはこちらも岡山初参戦のトップドライバー上村が45秒696で浮上。MAKOTOはタイムを43秒784まで縮めたものの4位と順位は変わらず、5位には下垣が45秒952で浮上、清水は46秒368までタイムを縮めたものの6位まで順位を落とした。

 4周目には、上田が1分45秒122でトップとめまぐるしく順位がかわる。2位にはさらにタイムを45秒157まで更新した上村が順位をアップ。3位には一気にタイムを更新してきた中島が45秒205で浮上。タイムを更新できない落合は4位に落ち、5位には武地が45秒323で上がってきた。藺牟田はタイムを45秒351まで縮めるも6位まで後退してしまった。

 5周目には、上田がタイムを1分44秒852まで縮めついに44秒台に入った。タイヤのピークを過ぎたか、2位上村、3位中島、4位落合はタイムを更新できず。5位には増本千春(SANNO SHIEL制動屋)が45秒232で浮上し、タイムを更新できなかった武地は6位に落ちた。

 6周目、各選手タイムが伸びず、このままの順位で予選は終了するかと思われたが、5位につけていた増本が1分45秒135と一気にタイムを更新、トップ上田と上村の間に入って、2位に浮上した。

 公式予選、ポールポジションは上田、2位増本、3位上村、4位中島、5位落合、6位武地となった。

 トロフィークラスポールポジションは総合7位の藺牟田、2位に総合12位の下垣、3位に総合15位の武連となった。

 ポールポジションを獲得した上田は練習の虫で努力の人。いままで予選最高位が4位だったがついに予選でトップに立った。チャンピオンを争うランキングトップの武地が予選6位、同2位の清水が予選11位と振るわなかったため、仮に決勝がこのままの順位で終われば、上田の逆転チャンピオンとなる。

 決勝レースは午後1時55分より10周で行われる。チャンピオン争いに注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 VITA岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
1333上田 裕司PHOENIX®ARDS&萬雲塾
1'44.852--127.139
268増本 千春SANNO SHIELD制動屋
1'45.135 0.283 0.283126.797
333上村 優太粟村打抜金網VITA
1'45.157 0.305 0.022126.770
4219中島 僚斗&GコーポレーションANGLE VITA
1'45.205 0.353 0.048126.713
551落合 蓮音ホージャストレーシングVITA
1'45.214 0.362 0.009126.702
639武地 孝幸odula TONE TMR VITA
1'45.351 0.499 0.137126.537
74Trophy1蘭牟田 政治SSJOKER☆ダイワN通商VITA
1'45.460 0.608 0.109126.406
888MAKOTOまこと君VITA
1'45.640 0.788 0.180126.191
99関 正俊グラック&KTS
1'45.695 0.843 0.055126.125
1046長田 茂久TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA
1'45.719 0.867 0.024126.097
1175清水 康友ENDLESS☆カーブテイックTrace
1'45.933 1.081 0.214125.842
1214Trophy2下垣 和也SOUEISHA-VITA
1'45.952 1.100 0.019125.819
1334植島 禎一MBR-Trace★制動屋
1'45.961 1.109 0.009125.809
1466中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1'46.064 1.212 0.103125.686
1557Trophy3武連 良治TBR RAYBROS VITA
1'46.143 1.291 0.079125.593
1678Trophy4TAKE chan恵比寿アキランドVita制動屋
1'46.175 1.323 0.032125.555
1725新井 薫THE BRIDE VITA
1'46.309 1.457 0.134125.397
1861Trophy5木村 一廊KOO′ON with ABBEY
1'46.339 1.487 0.030125.361
19320西尾 光芳エス★コンプリート320 VITA
1'46.381 1.529 0.042125.312
207Andrew HatanoSoleil時間割VITA
1'46.381 1.529 0.000125.312
2144Trophy6CCキタジョーCRAFT COMPANY VITA
1'46.452 1.600 0.071125.228
2210三宅 永泰TOY'S MS制動屋VITA
1'46.481 1.629 0.029125.194
23105Trophy7吉村 雅一ヨシムラオートVita
1'47.408 2.556 0.927124.114
2480Trophy8AKI MORIMURA恵比寿B※RIGHT-VITA
1'47.588 2.736 0.180123.906
25525Trophy9CHAYKRS VITA
1'47.596 2.744 0.008123.897
2636戸田 淳也アングルオートVita
1'48.408 3.556 0.812122.969
2711高橋 裕史リーガルトップVITA
1'48.704 3.852 0.296122.634
2821Trophy10汐崎 幸司SURE STYLE☆萬雲塾VITA
1'48.997 4.145 0.293122.304
2926Trophy11清野 真KPR OS GARUDA VITA
1'52.660 7.808 3.663118.328
30331Trophy12丸野 哲郎ナオチエVITA
1'55.75210.900 3.092115.167
---- 以上基準タイム(130% - 2'16.563)予選通過 ----
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Forumula Beat

第13戦岡山決勝ドライバーコメント 2位・酒井翔太「ユーズドタイヤの方がグリップがある」

表彰式

優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「スタートで失敗が毎度のことになってるので、なんとかしないとまずいですね。第12戦は新品タイヤで、このレースはユーズドでしたが、こちらの方がしっくりした感じでした。不思議ですね。酒井選手が、リボルバーでコースアウト気味になったときに、内側に入って抜くことができました。その後も迫られていましたが、抜きにくいサーキットなので、アトウッドの立ち上がりさえしっかりしていればいいと思っていました」

2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「すべて自分のせいです。なんか新品タイヤよりユーズドの方が最初からグリップがあったので、いいのかなと思います。スタートは普通でしたが、マシンのアンダー、オーバーが原因で飛び出してしまいました。それがなければ追いつかれてもギリギリ逃げられたかなと思います」

3位 宇高希(TAKE FIRST F108)

 「スタートで2位に上がって、トップのクルマを右から抜こうとしたんですが、後ろのドライバーが寄ってきました。アウト側からまくれたんですが、すぐに抜かれてしまいました。ついていこうと思っいましたが、1レース目と一緒になりました。ニュータイヤで相手がユーズドだったんですが、熱の入りが良くありませんでした」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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Forumula Beat

第13戦岡山決勝 ハンマー伊澤が今季7勝目 酒井翔太は痛恨のオーバーラン 

ハンマー伊澤と酒井翔太のトップ争い

 フォーミュラ・ビート第13戦は13日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートしたハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が、一度は3位まで順位を落とすも、挽回して優勝した。

 決勝は午後3時45分、日も傾いた秋の夕暮れのなかフォーメーションラップが始まった。杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)はスタートできず、6台が1周を回ってグリッドに着き、スタートが切られた。

 ポールポジションのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)は前戦に続きまたしてもスタートをミス。予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)、同3位の宇高希(TAKE FIRST F108)の先行を許す。しかし伊澤はすかさずオープリングラップのヘアピンでインから宇高を攻略。トップ酒井に狙いを定める。

 1周目、トップ酒井は2位に上がった伊澤を1秒5離して戻ってきた。3位には宇高、4位にはKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)、5位には松本隆行(SHOUEI☆ミスト)、6位には田中諭(ミスト・制動屋)が続く。

 ここから3位以下を置き去りにして、酒井と伊澤、若者とベテランのマッチレースが始まる。2周目には伊澤が1分32秒663のファステストラップ(FL)をマークして伊澤との差を1秒3と縮める。3周目には32秒178と酒井がFLを更新、その差を1秒5と再び広げた。4周目には伊澤が32秒034のFLをたたき出し、酒井に1秒2と迫る。

 伊澤のプレッシャーか、この週末アンダーで曲がらないという問題をかかえていたのが原因か、酒井は5周目のリボルバーコーナーでオーバーラン。この隙に、伊澤が酒井のインに入り、パイパーコーナー手前で前に出てトップを奪った。

 2位に落ちた酒井もあきらめない。6周目には1秒2となった伊澤との差を徐々に削り、10周目にその差を0秒5とすると、テールトゥーノーズに持ち込んだ。しかし老獪な伊澤は、酒井の追撃を振り切り、12周を回って0秒395差で優勝、今季7勝目を飾った。2位には酒井が入った。

 3位には単独走行となった宇高が入った。4位にはジェントルマンクラス優勝のKAMIKAZEが、5位には8周目に松本を攻略した田中が、6位には松本が続いた。

 最終大会となる第14戦、第15戦はスポーツランドSUGOに舞台を移し11月10日決勝が行われる。総合チャンピオンは、181ポイントの酒井と180ポイントの伊澤が僅差で争う。JAF戦は有効ポイント制の12戦で計算されるため、開幕大会欠場で全ポイントが加算される伊澤に対して、失うポイントのある酒井は不利な状況だ。最終大会のチャンピオン争いに注目だ。

12周の決勝がスタートした

優勝はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝3位は宇高希(TAKE FIRST F108)

ジェントルマンクラス優勝はKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

優勝したハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

ジェントルマンクラスで優勝したKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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Forumula Beat

第13戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/14) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 13 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1218'39.470--
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1218'39.865 0.395 0.395
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1218'46.457 6.987 6.592
49G1KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1218'55.08215.612 8.625
517G2田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
1219'41.2281'01.75846.146
676G3松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1219'41.7421'02.272 0.514
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-33G4杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 19 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ) 1'32.034 (4/12) 144.846 km/h
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