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FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第2戦筑波決勝 SC明けの1周勝負でFJ1500は酒井翔太が優勝、S-FJは切替悠喜が連勝

FJ1500:優勝は酒井翔太(ファーストガレージKK-F)

S-FJ:優勝は切替悠喜(ファーストガレージKKS2制動屋)

 2026年スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500筑波・富士選手権シリーズ第2戦決勝が5月5日(祝)に筑波サーキット開催され、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ KK-F)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージKKS2制動)がそれぞれ優勝した。

 5月5日に相応しくすっきりと晴れ上がった筑波、毎年恒例のこどもの日イベントが行われるサーキットには家族連れが賑わい、スタンドも場内も普段では見られない人出となっている。S-FJ/FJ1500の決勝は午後3時5分にコースイン開始。気温23度、路面温度45度のドライコンディションだ。午後3時15分フォーメーションラップ開始という予定だったがここで問題発生。直前に行われたデモランの走行の際にオイル漏れを起こしていた車両があった模様で、最終コーナーからコントロールラインにかけて付着しているのが発見された。

決勝はセーフティーカースタートとなった

 グリッドに並んだマシンの一部が移動され、ただちにオフィシャルによるオイル処理が開始される。かなりの量のオイルが漏れていたようで、清掃車両まで動員しての処理作業となった。この処置にかなり時間を要し、スタート進行は午後3時30分ごろから再開。オイル処理は行われたものの、最終コーナーのレコードラインからアウト側のグリッドにかけて処理跡があることからスタンディングスタートは取りやめとなり、SC先導によってレーススタートすることに決定された。

 午後3時37分、グリーンフラッグが振られてSCスタートが開始。2周目にSCが退き3周目のコントロールラインから18周のレースが開始された。先頭の酒井、2番手の鈴木大翔(ZAP SPEED KKF)、3番手光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)とトップ3台のFJ1500はスムーズに加速、鈴木が第1コーナーで酒井のインを伺う動きを見せるがここは酒井がスキを見せない。後方では早くもつばぜり合いが発生。5番手スタートの相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)が4番手切替に襲い掛かり、切替とピットウォールの間にマシンをねじ込むと、第1コーナーへ向けて加速。切替は相田を抑え込むようにターンイン。2台がやりあう間にアウトから6番手スタートの村上太晟(ファーストガレージ KK-F)が大外から仕掛けて3ワイドで第2コーナーへ。村上が抜け出して4番手へ、漁夫の利を得る。切替は相田の攻勢をS字までしのぎきって5番手、S-FJトップの座を守る。後方では7番手須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)に対して8番手秋山健也(スーパーウィンズKKS2ED)がプレッシャーかけるが須藤がしのいでS-FJの3位を守る。後方では10番手スタートのS-FJルーキー髙田陽大(群馬トヨペットリノアKKS2)と11番手S-FJの内藤大輝(RCITRaiseUPKKS2)が9番手FJ1500の山本龍(お先にどうぞ☆KK-F)をかわして、それぞれ9番手、10番手へポジションを上げている。

 トップに立つ酒井は2番手鈴木をじわじわ引き離し、0.713秒の差でオープニングラップを終了。鈴木と光山、村上はそれぞれ0.6~0.7秒の間合いで、村上の背後、0.222秒差でS-FJトップの切替が迫って4周目、切替はコーナーで優位と言われるFJ1500の村上にS字で並びかけ第1ヘアピンではアウトから被せるとダンロップコーナー入り口でオーバーテイクを完了4番手へと上がる。

 4周目、酒井は鈴木との差を1.113秒に拡大。ラップタイムが0.4秒ほど違う。5番手に落ちた村上に今度は相田が接近、0.286秒の差だ。後方でも須藤を先頭としたS-FJ3位争いが秋山~高田~内藤と連なって第1ヘアピンを通過する

 トップ酒井のペースは衰えず、6周目58秒272、7周目58秒151と予選並みの最速ラップで鈴木との差を2.628秒まで拡大。独走態勢にはいる。鈴木から3番手光山、4番手切替、5番手村上までもそれぞれ1~2秒差とややバラけてきた中で6番手相田は村上に0.270秒差とチャンスを伺っている。そしてS-FJの3位争いでは秋山が第1コーナーでアウトから須藤を仕留めて全体7番手のS-FJ3位へ、貫録を見せる。

 8周目、酒井はさらにギアを上げて58秒081とこの日のファステストラップを記録。9周目以降も58秒台前半のラップタイムで鈴木との差をひろげ11周目4.852秒の差とする。

 この11周目、バックストレートでイエローフラッグが振られる。ピットエントリー手前のコース上に何かのパーツが落ちているとのことで、回収のためにSC投入が宣言される。レース後確認したところ飛散したのは須藤のマシンのフロントのサスペンションをカバーするカウルだったそうだ。これで酒井のリードはリセットされてしまうのだが、なぜかSCが2番手鈴木の前に入ったため、酒井はそのまま隊列の最後尾へ。ほぼ1周のマージンがつくことになる。

 SCラン中の15周目、ここでようやく2番手鈴木以下の車両がSCの前に出て、酒井の後方に隊列を整えるべくペースを上げる。しかしここで8番手を走行していた須藤が第1コーナー手前で単独スピン、コースアウトしてしまう。ただちにコースに復帰するが須藤は15番手までポジションを落とし、さらにレース後にはペナルティも。

リスタートのシーン

 17周目に酒井を先頭とした隊列が形成されてSCが退き、ファイナルラップにレース再開、酒井のマージンがリセットされた状態でワンラップ勝負が始まった。酒井は最終コーナーでうまく加速して2番手鈴木に差をつけてコントロールラインを通過、3位光山は鈴木にうまく追随していく。リスタートをうまく決めたのが6番手の相田で、前を行く村上とテール・ツー・ノーズでコントロールラインを通過するとアウトから並走で第1コーナーに飛び込み、続く第2コーナーで大外刈りを決める。これで相田は総合5番手に進出する。

 酒井はリスタート後も落ち着いてリードを広げ、鈴木にまったくつけ入るスキを与えずファイナルラップを走り抜けてフィニッシュラインを通過。波乱の展開に関係なくレースを完全制圧して優勝した。リスタートのワンチャンスをモノにできなかった鈴木が2位、3位光山でこの3台がFJ1500の表彰台獲得。総合4番手の切替はS-FJの優勝、開幕戦に続いての連勝だ。総合5番手はS-FJ2位の相田、6番手FJ1500の4位村上を挟んで7番手秋山がS-FJ3位で開幕戦と同じ3人が表彰台を獲得した。

 優勝した酒井は余裕の表情でマシンを降車。この連休中は5月3日4日と富士スピードウェイでFIA-F4を2レース戦い、レース後筑波へ移動しての連戦だが18歳は疲れなど微塵も感じない様子だった。

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ/FJ1500選手権シリーズ第3戦は5月24日(日)に筑波で開催される。短いインターバルの間に勢力図を変える要素が見つかるかが注目される。

FJ1500:決勝2位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:決勝3位は光山勇正(Fガレージ丸和精密KK-F)

S-FJ:決勝2位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

S-FJ:決勝3位は秋山健也(スーパーウィンズKKS2 ED)

マスタークラス優勝は山本龍(お先にどうぞ☆KK-F)

マスタークラス決勝2位は本間隆史(MATレーシングPJ 10V)

マスタークラス決勝3位は池田悠亮(トップランクウインズKKS)

トップでゴールする酒井翔太(ファーストガレージKK-F)

FJ1500:表彰式

S-FJ:表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

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