5月2日、FIA-F4選手権の開幕大会第1、2戦の予選が、富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは、デビュー戦の酒井涼(TGR-DC RS F4)がトップタイム、セカンドベストともに、唯一人1分45秒台をマークして、第1、2戦のポールを獲得した。
インディペンデントクラスは、他を圧倒する速さを見せた鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)が、ベスト、セカンドベストともにトップタイムをマークし、両レースでポールポジションを奪った。
今シーズンもゴールデンウィークの富士で開幕したFIA-F4。昨年の上位ランカーはSFライツなどにステップアップを果たし、早くも活躍をしているだけに、今年も夢を掴もうと、チャンピオンクラスには33人の若者がエントリーしている。
また、今季から独立してレースが行われることになったインディペンデントクラスには、ホビーとしてレースを楽しむジェントルマンたち21人が集まり、こちらも盛況だ。
予選日は天候に恵まれ、開始時刻が近づくにつれて気温も上昇。20度超えの気温のなか、午後1時10分、チャンピオンクラスから20分間の予選が始まった。
■チャンピオンクラス
ドライコンディションの予選で、速さを見せたのはトヨタ育成の面々。開始から酒井、武藤雅奈(TGR-DC RS F4)、五十嵐文太郎(TGR-DC RS F4)の三人が、セッションをリードした。特に酒井の速さは際立っており、他の上位陣が1分46秒を切れずにいるなか、1分45秒台を連発した。

ただ、TGRドライバーすべてが速かったわけではなく、先日、鈴木斗輝哉の代役としてSFライツに抜擢された三浦柚貴(TGR-DC RS F4)は、11位に沈むなど、急に暖かくなったコンディションにクルマを上手く合わせることができたかが、ポイントになったようだ。
同様に、ポールを争うと思われた昨年ランキング3位の白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)は7位(第2戦は6位)、同6位のホンダ育成、百瀬翔(HFDP with B-Max Racing Team)に至っては、16位(同26位)と苦しい位置からのスタートとなった。
第1戦予選結果(Top10):酒井-武藤-五十嵐-鈴木-熊谷-翁長-白崎-豊島-中井-落合
第2戦予選結果(Top10):酒井-武藤-五十嵐-鈴木-熊谷-白崎-落合-三浦-豊島-黒沢
■インディペンデントクラス
チャンピオンクラスの予選終了後、10分のインターバルで始まったインディペンデントクラスの予選は、チームを移籍し、1年ぶりにエントリーした鳥羽の独壇場だった。
計測3周目に1分47秒に入れた鳥羽は、次の周には1分47秒455と早くもポールタイムをマーク。この時点で、2位のKENTARO(baum beauty clinic)に1秒以上の差をつけた。
予選が進むと、徐々に順位を上げてきた昨年のチャンピオン、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、同2位のKENTAROも47秒台に入れるが、両者が何とか1分47秒台に乗せたのに対し、鳥羽は終盤にも1分47秒台半ばのタイムを立て続けにマークする速さを見せた。

前日の練習走行では、鳥羽を上回る速さを見せていたDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)は、エンジンのリミッターが途中で効いてしまうトラブルに見舞われ、14位(第2戦は11位)に沈んでしまった。
第13戦予選結果(Top8):鳥羽-KENTARO-今田-HIROBON-IKARI-斎藤-清水-大山
第14戦予選結果(Top8):鳥羽-KENTARO-HIROBON-今田-大山-IKARI-斎藤-清水
第1戦の決勝は、明日の午前8時15分(INDP)、午前9時20分(CHAMP)から、第2戦の決勝は、明後日の午前8時15分(INDP)、午前9時20分(CHAMP)から14周(または上限30分)で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhisa SUEHIRO


