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2025年9月

Forumula Beat

第11戦岡山決勝上位3人のコメント 金井亮忠「セット変更がうまくいった」

第11戦優勝 金井亮忠(チームNATS正義001)

優勝した金井亮忠(チームNATS正義001)

 「予選終わってから大きなセット変更をしたんですけど、それがだいぶいい方向に行って、序盤どれだけ最初からタイム出せるかっていうところをずっとテーマにやってきたので、そこがハマった感じで。いいレースだったかなと思います」

 「(予選タイムを上回るファステストラップだったが)1周目からしっかりグリップ感があったのでタイヤの温まりも良くてそういう意味で多分タイム拠点より上げられたのかなと思いますね。(小雨の影響は)だいぶありましたね。ベストからしたら4秒近く。もうすぐ滑っちゃうんで、コースアウトしちゃってもしょうがありませんし」

 「SUGOはS耐の岡山とバッティングしているので次は最終戦の富士になります。またちょっとコース特性も変わるので、またいろいろクルマを改良しながら、優勝できるように頑張りたいと思います」

第11戦決勝2位 ハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

決勝2位のハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

 「スタートでシグナルが点灯し始めてからちょっと動いちゃいまして。それでペナルティー出るんじゃないかと思ってたんですけど、タイムペナルティー5秒ということで助かりました。最後まで金井さんが見える状態でと思ったんですけど、途中まではなんとか見えが入ってきたんですけど、最後は見えなくなっちゃいましたね」

 「(雨について)当然影響が出ました。ただコースにとどまっているのはそんなにきつくなかった。最終的にはまた雨足が弱まってきたんですけど、最後に多分1周ぐらいですね。ほとんど影響ない状態になりました」

 「今年はまだ1勝もしてないので、(SUGOでは)なんとか1勝をと。今作っているクルマは富士から投入します。基本的にこの車とベース車両が一緒なので、これを使って、色々とテストできてますね。以前使っていたクルマが完全にダメになったので。もの自体はタトゥースのフォーミュラルノーで変わりないんですが、エンジンがトヨタになります。以前はルノーでした。エンジンが違うことによって、重量なんか全然違ってくるし、その辺をいろいろやってるんです」

第11戦決勝3位 梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)

決勝3位の梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)

 「スタートが、最初の蹴り出しは良かったんですけど、その後でシフトアップができていなくて掻いてしまいました。そこで出遅れてしまって。その後のペースも正直前の方が速かったんですが、途中で雨が降ってきてからはその前と明らかに詰まっているのが見えました。しかも前がタイムペナルティー5秒になったんで、微妙な距離感だったんですけど、あそこでもっと怖がらずにチャレンジできたら、5秒以内入れて2位あったんかなと。やっぱり実力も全然足りないなっていう感じです」

 「次は富士に出ます。富士ではもう1つ2つ上の順位目指して走ります」

第11戦ジェントルマンクラス決勝1位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝4位、ジェントルマンクラス優勝のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「練習通りって感じですかね。途中で雨が第3セクターに来たので、スピンしないよう、チェッカー受けられるように気をつけました。すごい滑りましたね。半分ちょっとアクセルを踏んだ時はビーンとリアが出ちゃうんで。想定しなかったっていうかね。4秒ぐらい落としました」

 「スタートは逆によかったかなって。ハンマーさんも下手したら抜けるかなとは思ったんですけど、ラインを塞がれてたんで、下がっちゃいました」

 「次回のSUGOも出ますが2番くらいには行きたいかな。2番と3番あるんですけど、まだ優勝がないんで。このレース何が起こるか分かりませんので、最後まで腐らず諦めず頑張りたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第11戦岡山決勝 金井亮忠が独走で今季3勝目

優勝した金井亮忠(チームNATS正義001)

 2025年Formula Beat地方選手権第11戦の決勝が9月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、金井亮忠(チームNATS正義001)が独走のポール・トゥ・フィニッシュで今季3勝目を挙げた。

 第11戦決勝は午前11時40分より15周で行われた。空からは時折小雨が降ってきてはいるものの、路面はまだドライのままだ。

決勝がスタートした

 ホールショットは金井、2番手にハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)。以下、梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)、KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)と続く。後方では松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が1コーナーでスピンアウトするが、自力でレースに復帰している。

 1周終わって金井のリードは2秒289。その後もハイペースで1周1秒以上も後続を引き離しにかかり、10周目までに10秒544の大差をつけてきたばかりか、8周目には予選タイムを上回る1分32秒574を叩き出した。

 途中雨が降ってきた影響から1周4秒以上のペースダウンを強いられるが、2位以下には一切付け入る隙を与えずに走り切り、最後は後続に23秒494の差をつけてチェッカーを受け、金井亮忠(チームNATS正義001)が開幕戦鈴鹿、第5戦もてぎ以来の今季3勝目をものにした。

 2位はハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)。スタート手順違反で5秒加算のペナルティを受けたが、後続との差を6秒以上広げてポジションをキープしている。

 3位も予選3位のがベストタイムの梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)がそのまま3位を終えている。

 ジェントルマンクラスはKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)がトップ。総合でも4位でフィニッシュしている。

優勝は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝2位はハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

決勝3位は梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)

決勝4位、ジェントルマンクラス優勝はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝5位、ジェントルマンクラス2位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝6位は大蔦健太(MYST☆ダイヤ建設)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第11戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2025/09/28) Final Race Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2025 Formula Beat Round 11 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1523'38.398--
2*1ハンマー 伊澤萬羽アルカディア☆ハンマーR
TT104
1524'01.89223.49423.494
392梅本 幸汰ファーストガレージ FG01
FG01
1524'02.89724.499 1.005
49G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1524'26.88048.48223.983
511G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1524'34.58656.188 7.706
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ建設
MYST KK-ZS
1423'42.6381Lap 1Lap
763G3長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1423'57.1551Lap 14.517
821GG1村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1424'10.8781Lap 13.723
976GG2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1324'33.0192Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-88D-サマンスキー 智子ビジュー/ハンマーR☆F110
DOME F110
1223'52.6823Laps1Lap
-33G-杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
712'02.8708Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 72 金井亮忠(チームNATS正義001) 1'32.574 (8/15) 144.002 km/h
  • CarNo. 1は、岡山チャレンジカップレース特別規則第9章第31条3.6(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。

Forumula Beat

第11戦公式予選上位3人のコメント 金井亮忠「岡山は8年ぶり」

第11戦ポールポジション 

第11戦ポールポジション 金井亮忠(チームNATS正義001)

ポールポジションの金井亮忠(チームNATS正義001)

 「金曜日のフリー走行から好調でしたし、(予選では)レースウィークのベストタイムも更新できました。僕らが岡山を走るのは8年ぶりです。(今回からタイヤのロットが変わったが)当時とはクルマのパッケージが全然違ったので、初めての岡山みたいな感じなので、全然、何が違うとかもよく分からないし、大きな違和感は別になかったです。」

 「決勝に向けていろいろセットアップもしてるので、さらにタイムアップできるように頑張っていきたいと思います」

第11戦予選2位 ハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

予選2位のハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

 「15分しかないってのもあるし、タイヤを暖めに行ったらレッドフラッグが出ちゃって、ちょっとリズム狂っちゃいました。本来の目標とするタイムには全然届いてません。金井さんとは1秒くらい離れちゃってたんですけど、あのタイムは見えないんで」

 「あと、クルマが前回のオートポリスから使ってるんですけど、借り物なんですよ。お客さんのクルマで。自分のクルマもほぼこれと同じ型なんですけど、いま作ってる最中です。それができるまでのつなぎという感じなんで」

 「決勝は金井さんが目に見える範囲で戦いたいです。機会があれば追い抜きたいですが、厳しいですね。やれる範囲でベストを尽くします」

第11戦予選3位 梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)

予選3位の梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)

 「赤旗が出て、その後あんまり時間ないって分かったんですが。前にハンマーさんがいて。抜こうと思ったんですけど、やっぱりストレートの伸びで負けちゃうんで、そこで苦戦して。で、1回追いついて、その後に良いタイムを出して、そのままラストまでバンバンって上がっていくタイミングで、2コーナーのアウト側でタイヤ落としてしまい、後々のリズムがちょっと狂っちゃった感じでした。昨日の練習と似たような路面でフィーリング良かったんですけど、やっぱりそこからのリズム的な問題でうまく合わせきれなくて、完全自分のミスでした」

 「決勝のコンディションは昨日の2本目の方が基本的に近いと思います。昨日はアベレージが良かったので、しっかりスタート決めて、前出て、っていう感じで。レースペースは悪くはないと思います」

第11戦ジェントルマンクラス予選1位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

予選4位、ジェントルマンクラスポールポジションのKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「このタイヤを履くのが今日が初めてだったんで、最初の方はタイヤのグリップを確認しながら走ってました。赤旗が出ちゃったんで、みんなイコールコンディションだったんですけど、もう少し早くピット並んでれば、もう一周行けたと思うんですよ。たらればですけど、もうちょっと上げられたのかなと思って。クルマ的にもバランスが良くて、もう少しいけたかなと思って 」

 「決勝はもう、梅本君と、植田さんとの戦いになると思います。スタートはあんまり得意じゃないんで、多分僕が下がっちゃうと面白いレースになるかなと。スーパーFJではスタート得意だったんですけど、このクラスになってからスタートが苦手になっちゃいまして」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第11戦岡山公式予選 金井亮忠がポールポジションを獲得

ポールポジションは金井亮忠(チームNATS正義001)

 2025年Formula Beat地方選手権第11戦の公式予選が9月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、金井亮忠(チームNATS正義001)が後続を1秒以上突き放すタイムでポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時25分にコースオープン。天候は曇り。路面はドライだ。

 しかし始まってすぐにリボルバーとパイパーの間のコースサイドで村瀬和也(ミスト関口:制動屋:勝男武士)がストップしたため、開始5分で赤旗中断となってしまう。

 この時点では各車まだ漸く1周を計測したばかりという状況。この時点でのトップは金井亮忠(チームNATS正義001)で1分37秒380だ。

 村瀬は自走で戻ってきたが、コントロールラインを行き過ぎてしまい、再び赤旗に。予選は村瀬のピットインを待って8時35分に漸く再開された。終了予定時刻は5分延長されて8時45分だ。

 開始早々にトップに立った金井は6周目に1分33秒773、8周目に1分33秒130、9周目には1分32秒798と着実に縮めてポールポジションを獲得。

 2番手には終盤立て続けに好タイムを連発したハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)が1分33秒906で続き、梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)が1分34秒786で3番手、KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)が1'34秒970でジェントルマンクラスのトップだった。

 第11戦決勝はこのあと11時40分より15周で行われる。

予選2位はハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

予選3位は梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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第11戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2025/09/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Formula Beat Round 11 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
1*72金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1'32.798--143.654
21ハンマー 伊澤萬羽アルカディア☆ハンマーR
TT104
1'33.906 1.108 1.108141.959
392梅本 幸汰ファーストガレージ FG01
FG01
1'34.786 1.988 0.880140.641
49G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1'34.970 2.172 0.184140.369
511G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'35.356 2.558 0.386139.800
663G3長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1'38.701 5.903 3.345135.062
733G4杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1'38.731 5.933 0.030135.021
831大蔦 健太MYST☆ダイヤ建設
MYST KK-ZS
1'39.877 7.079 1.146133.472
921GG1村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1'40.847 8.049 0.970132.188
1076GG2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'43.12910.331 2.282129.263
1188D1サマンスキー 智子ビジュー/ハンマーR☆F110
DOME F110
1'57.07424.27613.945113.866
---- 以上基準タイム(130% - 2'00.638)予選通過 ----
  • CarNo. 72は、岡山チャレンジカップレース特別規則書第8章第27条8(ピット作業)違反により、訓戒とした。

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第5戦冨士レース12決勝 梅垣清、タイトルを引き寄せるポールtoウィン!

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦レース12の決勝が、9月27日、富士スピードウェイで行われ、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、ポールポジションから逃げ切って、今大会2連勝。タイトル争いでも大きくリードすることになった。

 マスタークラスも、アキタ(ACR FRegional)がクラスポールから優勝を果たした。
 すっかり夕暮れの雰囲気のなか、午後5時にレースがスタート。

 梅垣、鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)、卜部和久(B-MAX RACING F111)と、トップ3はグリッド順で1〜2コーナーをクリア。卜部は鈴木のアウトから仕掛けるが前に出ることは叶わなかった。
 オープニングラップのヘアピンで、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が、三浦愛 (AIWIN)を抜き4位へ。以降、7周目まで上位のオーダーは変わらず、レースは進んだ。

 8周目の14コーナー。4位で卜部を追っていた大宮の姿勢が崩れたかと思った途端、右リアタイヤが外れ、大宮はランオフエリアにストップ。これで卜部は単独3位となった。

 レース折り返し以降、トップ梅垣を追い詰めていた鈴木だったが、11周目の100Rで痛恨のスピン。幸いコースを外れることはなく、すぐに復帰したが、10秒余りをロス。順位も卜部の後ろ、3位に落ちてしまった。
 それでも、残り4周、ペースの良かった鈴木はそこから2位を取り戻すべく攻め続け、卜部との差を確実に縮めていった。そして、14周目、卜部の背後に迫った鈴木は、盛んに仕掛けようとするが、卜部も巧みに抑え、最後は鈴木が横に出て並走するも僅かに届かず。0.06秒差で卜部が2位の座を死守した。

 独走で優勝した梅垣は、今大会連勝を果たし、タイトル争いでも鈴木に23.5ポイント差とつけ、かなり有利な状況で、残る最終戦、鈴鹿の3レースに臨むことになった。

 マスタークラスは、クラスポールのアキタが独走。2位赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)が若手とバトルを繰り広げる間に、徐々に引き離して、クラス初優勝を飾った。

 次戦、第6戦(レース13、14、15)は、11月22〜23日、スーパーフォーミュラ最終大会のサポートレースとして、鈴鹿サーキットで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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第5戦富士レース12決勝結果

FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
137梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1524'24.543--
250卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1524'36.10611.56311.563
338鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1524'36.16611.623 0.060
413三浦 愛AIWIN
AIWIN
1524'40.04015.497 3.874
548リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1524'47.17322.630 7.133
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1524'49.11924.576 1.946
744M1AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1524'58.67934.136 9.560
821猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1525'03.02238.479 4.343
951ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1525'09.83445.291 6.812
1046入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1525'09.88445.341 0.050
1140M2⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1525'10.69646.153 0.812
1218M3YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1525'28.7351'04.19218.039
---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ----
-45大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
711'31.1078Laps8Laps
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'37.136 (11/15) 170.3km/h

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第5戦富士レース11決勝 梅垣清、今季6勝目、鈴木斗輝哉は痛恨のペナルティで優勝を逃す

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦レース11の決勝が、9月27日、富士スピードウェイで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、 トップでチェッカーを受けたものの、走路外走行のペナルティで降格。梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が優勝を飾った。

 マスタークラスは、赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)が、アキタ(ACR FRegional)の脱落もあり独走でクラスウィン。
 午後になって、気温も25度とやや暖かくなるなか、1時30分にスタートを迎えた。

 フロントローの鈴木、梅垣がグリッド順で1コーナーに飛び込み、これに続いたのが、卜部和久(B-MAX RACING F111)をかわした4番グリッドスタートの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)。

 トムスチームの2台、鈴木と梅垣のペースは1分37秒台と速く、38秒台で周回する3番手以下を徐々に引き離していく。

 レース折り返しの8周目から、急に差が縮まったのが、3位大宮と4位卜部。一時は2秒近い差のあった二人だが、卜部がじわじわと追い上げ、8周目には0.9秒、10周目には0.5秒となり、11周目には大宮の背後につき、スリップストリームを使って、12周目の1コーナーでアウトから一発で仕留めた。

 4位に落ちた大宮は、今度は三浦愛 (AIWIN)に迫られ、終盤は防戦一方となってしまった。

 終盤トップ二人は若干近づいたが、鈴木がポールからトップを守り切って、チェッカーを受けた。しかし、暫定結果では、トップチェッカーの鈴木に複数回の走路外走行があったとして、プラス5秒のペナルティが課され、2位に降格。梅垣が優勝となった。

 3位はグリッドポジションに戻した卜部。以下、大宮、三浦、リン・チェンファ(BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3)の順でフィニッシュ。
 優勝した梅垣は6勝目。この勝利でシリーズポイントを210とし、2位鈴木(196.5p)に13.5ポイント差をつけた。鈴木は勝っていれば、梅垣に並べただけに惜しいレースを落とすことになった。

 マスタークラスは、総合でも8番グリッドと好位置につけたクラスポールの赤松が、序盤から大きくリード。クラス2番グリッドのアキタが、接触でフロントウィングを痛めて3周目にリタイアしたこともあり、赤松が独走でクラス優勝を飾った。

 レース12は、本日夕方、午後5時から15周で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第5戦富士レース11決勝結果

FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
137梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1524'28.449--
2*38鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1524'32.802 4.353 4.353
350卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1524'38.94610.497 6.144
445大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1524'40.49512.046 1.549
513三浦 愛AIWIN
AIWIN
1524'41.23012.781 0.735
648リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1524'50.17121.722 8.941
711小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1524'52.79124.342 2.620
840M1⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1525'02.44733.998 9.656
921猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1525'09.48441.035 7.037
1046入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1525'10.96942.520 1.485
1151ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1525'16.10747.658 5.138
1218M2YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1525'34.6901'06.24118.583
1323M3YUGOS2R Racing
N-SPEED
1424'42.8301Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ----
-44M-AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
23'56.35813Laps12Laps
  • Fastet Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'37.372 (6/15) 168.7 km/h
  • CarNo. 38は、シリーズ規則第20条2(ドライバーの遵守事項)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。

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第5戦富士レース11/12公式予選 鈴木斗輝哉、梅垣清がポールを分け合う

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦Race11、12の公式予選が、9月27日、富士スピードウェイスで行われ、レース11は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、レース12は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)がポールポジションを獲得した。

 マスタークラスも、赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)とアキタ(ACR FRegional)が、ポールを分け合った。

 年一度の世界耐久選手権「富士6時間レース」のサポートレースとして組まれたレースには、総合優勝を狙う若手11台とマスタークラス4台の計15台がエントリー。マスタークラス常勝の鳥羽豊は欠場し、13号車は三浦愛 (AIWIN)がドライブする。

 前日の金曜日に行われた練習走行では、やはり鈴木、梅垣、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、卜部和久(B-MAX RACING F111)のランキング上位者が速く、予選、レースはこの4人を中心に進むものと思われた。

 曇天となった土曜日。午前8時30分からレース11、午前9時からレース12の予選が、それぞれ15分間行われた。

レース11予選

 鈴木が常にリードし、これに梅垣が食い下がり、大宮、卜部が迫るといった、予想どおりの展開となった。

 鈴木は、徐々にペースを上げ、計測4周目に1分37秒31のトップタイムをマークすると、アタックを終了。ピットに入って他車の様子を見る余裕を見せた。

この時点で梅垣は37秒65とやや差をつけられていたが、その後37秒51、クールダウンラップを挟んで37秒49と必死にタイムを削った。しかし、鈴木のタイムには僅かに届かず。卜部も最後まで攻めたが37秒86まで詰めるのがやっとだった。

 4位以下は、大宮、三浦、ワン・ジョンウェイ(SKYMOTORSPORTS F111/3)と続いた。

 マスタークラスは赤松が、アキタ(ACR FRegional)を抑えてクラスポールを獲得した。

レース12予選

 15分のインターバルで始まったレース12の予選も、鈴木と梅垣のトムス勢の戦いとなった。

 鈴木が計測4周目に、レース11予選のタイムを大きく上回る1分36秒57をマーク。次の周も36秒55と僅かながらタイムアップ。これに対し、梅垣も36秒63、36秒57と、ほぼ同タイムで追随し、次の周に36秒47と、ついに鈴木を逆転することに成功した。

 3位はレース11と同じく卜部だったが、タイムは37秒15と、トップ2人には引き離された。4位には三浦が大宮を抑えて入った。

 マスタークラスは、1分38秒84をマークした赤松が連続クラスポールかと思われたが、終了間際にアキタが1分38秒68をマークして逆転した。

 レース11の決勝は、本日午後1時30分から、レース12は、午後5時から15周で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第5戦富士レース12公式予選結果

FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
137梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'36.470--170.279
238鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'36.553 0.083 0.083170.132
350卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'37.152 0.682 0.599169.083
413三浦 愛AIWIN
AIWIN
1'37.410 0.940 0.258168.636
545大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'37.575 1.105 0.165168.350
648リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1'37.762 1.292 0.187168.028
711小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'38.127 1.657 0.365167.403
851ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'38.549 2.079 0.422166.687
944M1AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1'38.687 2.217 0.138166.454
1040M2⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1'38.707 2.237 0.020166.420
1121猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'38.717 2.247 0.010166.403
1218M3YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1'39.061 2.591 0.344165.825
1336ワン ジョンウェイSKY MOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
1'39.381 2.911 0.320165.291
1446入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'39.866 3.396 0.485164.488
1523M4YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'42.679 6.209 2.813159.982
---- 以上基準タイム(110%)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第5戦富士レース11公式予選結果

FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'37.316--168.799
237梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1'37.497 0.181 0.181168.485
350卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'37.864 0.548 0.367167.853
445大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1'38.042 0.726 0.178167.549
513三浦 愛AIWIN
AIWIN
1'38.347 1.031 0.305167.029
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'38.630 1.314 0.283166.550
748リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1'38.630 1.314 0.000166.550
840M1⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride-Eagle
イーグルスポーツ
1'38.774 1.458 0.144166.307
944M2AKITAACR FRegional
ABBEY RACING
1'38.991 1.675 0.217165.942
1051ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1'39.611 2.295 0.620164.909
1121猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1'39.633 2.317 0.022164.873
1218M3YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1'39.713 2.397 0.080164.741
1346入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1'40.556 3.240 0.843163.360
1436ワン ジョンウェイSKY MOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
1'41.033 3.717 0.477162.588
1523M4YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'41.069 3.753 0.036162.531
---- 以上基準タイム(110%)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIAがF4ワールドカップをマカオで開催!! 日本からは佐藤樹が選出される

FIA-F4マカオワールドカップへの出場が決まった佐藤樹

 9月21日にスポーツランドSUGOで行われたGTアソシエイションの定例会見でも言及があったが、日本自動車連盟は同日付で、11月13日から16日にかけてマカオで開催される「第72回マカオグランプリ FIA フォーミュラ4(F4)ワールドカップ」に、現在、国内で開催されているFIA-F4選手権に参加している佐藤樹(さとう・いつき)選手の出場を決定したと発表した。

 FIA-F4ワールドカップはFIAが今年から開催を始めるFIA-F4の世界統一戦とも呼べるもので、FIAによる厳格な選考により、世界中のF4選手権のトップドライバー20名が参加。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハも走った伝統のマカオ市街地特設コースであるギアサーキットでレースが行われる。

 車両はF4中国選手権で使用されているMygale M21-F4が採用される予定。エンジンはアルピーヌだ。  第8、9、10戦が開催されたスポーツランドSUGOで佐藤選手本人に話を聞いた。

佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「(出場の話は)2回目の富士の時に聞きました。8月の富士の結果次第で、その時点でポイントリーダーの人が選ばれるよ、みたいな。気合いも入りましたけど、逆にそれで余計にちょっと緊張した感じでしたが、なんとか勝ち切れました」

 「楽しみにしています。フォーミュラでの海外レースも初めてですし、今年最後のレースなんで、チャンピオン取って、集大成として今まで出し切りたいなと思ってます」

 「ストリートコースは本当に全く初めてなんで、どうなるか全くわかんないんですけど、すごく楽しみです。多分今の若い世代の速い子が集まってくるんで、それも含めてすごい楽しみですね」

 「クルマも、メカニックも、エンジニアもFIAが用意するって聞いています。英語も勉強しないといけないなと思ってます」

関連リンク

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

第6戦SUGO GTA定例会見 FIA-F4は2クラス分離開催へ スーパーフォーミュラ・ライツとの併催も視野に

GTA定例記者会見: 坂東正明GTA代表取締役

 9月21日にスポーツランドSUGOで行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見では、FIA-F4選手権の今後についても坂東正明代表が言及。来季からの正式導入を視野に、次戦オートポリス大会ではチャンピオンクラスとインディペンデントクラスに分かれて決勝レースを実施する方向で検討に入っていることを明らかにした。

 日本では2015年に発足したFIA-F4選手権は、現在もF1で活躍する角田祐毅や、国内トップカテゴリーで活躍する坪井翔や牧野任祐、大湯都史樹など、多くのトップドライバーを輩出してきた。また昨年からジェントルマンクラスが正式なJAFの選手権となるなど、近年は若手の育成だけでなく、ジェントルマンドライバーの活躍の場としても注目されており、そのエントリー台数は増加傾向にある。

 前回の鈴鹿大会ではチャンピオンクラス30台、インディペンデントクラス20台とフルグリッドの49台を上回るエントリーがあり、今大会においても、チャンピオンクラスは29台、インディペンデントクラスは16台が参加と活況を呈しているが、こうした台数の多さ故のコース上のトラフィックや、セーフティーカー頻度の増加が問題となっている。

 こうしたことへの対策として、GTAとしては来季から各クラスごとに予選と決勝を分離して開催することを検討しており、実際に昨年のSUGO大会では決勝レースを別々に開催した実績もある。次回のオートポリス大会においても試験的に導入する予定だ。

 ただ現状では1大会2レースを各クラスごとに計4レース行うとなると、タイムスケジュールやパドックの運用などが厳しくなるため、従来は同カテゴリーの専有走行に充てられていた金曜日に公式予選を行うことも検討しているという。

 また、FIAのスーパーライセンスポイントの条件として年間14レース以上の開催が必要となっており、昨年までは岡山を除く国内7大会で2レースずつを行なってきたが、今年は第3戦にセパン大会が組み込まれたことにより、第2戦富士と第6戦SUGOにおいて3レースを開催することでこの条件をクリアしている。

 しかし今後2クラスを分離するのであれば、1大会で6レースの開催が必要となり、タイムスケジュールの面で無理が生じることから、GTAとしてはスーパーGTとは別の日程、例えばスーパーフォーミュラ・ライツとの併催などの方向でFIA-F4を開催することを検討しているとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第6戦SUGO優勝記者会見 名取鉄平「次生さんが過呼吸で倒れそうなぐらい泣いてた」

GT500クラス 24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(KONDO RACING)

松田次生(KONDO RACING)

GT500クラスで優勝した松田次生(KONDO RACING)

 「名取選手もそうですし、あと近藤監督、KONDOチームの皆さん、あとNISMOの皆さん、横浜タイヤさんにこの優勝で貢献できたと思います。本当に苦しい中で、なかなか思うようにいかないことがありました。その中で今年2年目を迎え、僕の中ではやっぱり2年目がいつも勝負っていうふうに思っているので、横浜タイヤさんに、僕の今まで培ってきたことをいろいろ盛り込んでいただきました。で、岡山で予選3位だった時に、方向性はちょっと見えたんですけど、まだうまくいかないことも結構ある中で、前回の鈴鹿は僕のミスで申し訳ないことしちゃいましたが、その時もあの方向性はすごくこう見えていました」

 「このSUGOは新しい舗装だし、これが合うんじゃないかっていうことを考えたんですが、そのおかげで僕のスティントはすごく調子が良くて、オーバーテイクして1回トップに立ちましたが、その後ピックアップが取れなかったのと、トラフィックのタイミングが悪くて。本当はトップを抜いてから名取選手のウォームアップが苦しくないように10秒差をつけようと思ってたんですけど、それができなかったのが心残りでした。」

 「ただタイヤはすごくいいっていうのは今回分かっていたし、本当にここまで苦労して、200戦目でやらかしちゃったので、201戦目は初心に戻って自分の走りをしたいっていう気持ちにまた立ち返って、レースを一生懸命できたので、それは本当にみんなのおかげだったと思います。クルマのセットアップを一生懸命やってきたことが、絶対報われないはずはないって思ってたんで、それがこのSUGOで勝つことができたことで、この25勝は多分もう今まで以上にまた忘れられない、25勝なると思います」

名取鉄平(KONDO RACING)

GT500クラスで優勝した名取鉄平(KONDO RACING)

 「もう嬉しすぎてよく分かんないんですけど、まあ300も500でも初優勝をKONDO RACINGでできて、なんかすごい運命を感じてます。チームとしても9年ぶりの優勝で帰ってきたら、次生さんが過呼吸になって倒れちゃうんじゃないかってぐらい泣いちゃってました。近藤さんもすごい喜んでくれて、チームのみんなも。シーズンを見ても、BS勢が強い中、こうやって僕らも負けてないんだっていうところを見せられたので、すごい嬉しいです」

 「(トップに立った瞬間は)あまり何も考えてませんでした。残り周回が6,7周くらいのところで一発行くだけ行っといた方がいいなと思って,もし離れても後ろに抜かれなければ追いつけるって自信があって、とりあえず一発勝負してみました。あとはトップの39号車にタイヤ使わせたいなと思ってずっと後ろでプレッシャーかけたんですが、サッシャ選手すごくてミスらなかったです。何回か1コーナーで追いついてアウトから抜こうというそぶりを見せて、そのいけるかいけないかの判断をずっとしていてましたが、アウトから抜くとピックアップ拾っちゃうんですよ。なのでファイナルラップでアウトから抜けるんだったら抜こうってずっと狙ってはいますした」

GT300クラス 60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(LM corsa)

吉本大樹(LM corsa)

GT300クラスで優勝した吉本大樹(LM corsa)

 「前回の失格がですね、失格って重たいですよね。それまで準備したことは全部なかったことになるので。非常に残念なレースだったんですけど、我々このLC500は絶対SUGOに合うと思ってたので、あとはタイヤとのマッチングでしかなかったんですけど、短い時間の間にダンロップさんがこのコンディションにバッチリはまるタイヤを作ってきてくださって、フリー走行も予選もよかったです」

 「ただ、決勝に向けては新しく初めて使うタイヤでしたし、昨日の公式練習がウェットコンディションになって、ロングスティントができなかったんで、タイヤがどれだけ持つかとか、全然わからない中でスタートしたので、不安でもあったんですが、序盤のペースが思ったより良かったことで、2番手、3番手には追い立てられてましたけど、それ以降とのギャップも作れたし、良かったと思います。ただ自分のスティント終わる頃にはもう結構ヘロヘロになってしまってたので。後半にスティントロングをかける河野選手の時が心配でした」

 「昨日の雨で1回ちょっとリセットされた路面コンディションも、ちょっとずつビルドアップしていた部分もありましたし、とにかく最後は河野選手がかっこいい走りで、抑えきってくれてよかったと思います」

河野駿佑(LM corsa)

GT300クラスで優勝した河野駿佑(LM corsa)

 「久しぶりの優勝、本当に本当に嬉しいです。2021年に優勝してから、苦しいレースが結構続いてて。で、今年はLC500という新しい車とともに戦ってきたんですけれども、前半戦は全く勝負できずポイント圏内に行けるか行けないかぐらいでした。鈴鹿からうまくピースがはまってきたと思ったら、失格になってしまって。ただ実力自体は800g足りなかったから速かったわけではなかったと思ってるんで。SUGOに向けてもクルマとの相性もいいと思ってましたし。新舗装に対して本当に短い期間で対応してくださったタイヤですが、公式練習が雨でテストもできなかったんですが、フィーリング自体はすごく良かったです」

 「まずは予選で吉本選手が2番手を取ってくださったことも良かったです。決勝ではあの吉本選手が本当に最初辛そうでしたが、なんとかトップを抑えてくださったんで。僕らのあのピット作業も早かったですし。あの事故があったのは、本当にショッキングでしたが、ドライバーの皆さんが無事だったっていうのをちょっと聞いて。そこからオフィシャルの皆さんも、しっかりレース再開に向けてやってくださったこと、天候が少し低くなったことも、僕らには味方したんじゃないかなと思います。最後の30分はもう予選アタック並みにええ、ずっと全開で走りました。あとはダンロップタイヤが最後までもつと信用をして。攻め切った結果、本当に久しぶりのトップチェッカーを受けることができてよかったです」

決勝フォトセッション: 両クラスのウイナー

決勝フォトセッション: GT500クラスのウィナー

決勝フォトセッション: GT300クラスのウィナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第6戦SUGO決勝GT300クラス シリーズ上位車に相次いだ不運、Syntium LMcorsa LC500 GTが優勝を飾る

GT300クラス優勝はSyntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)

 2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝が、9月21日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われた。レースは途中に起きたアクシデントで中断。1時間後に30分レースとして再開され、GT300クラスは、Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が優勝を飾った。

 前日までの不安定な天候から、秋らしさの漂うレース日和となった決勝日。

 注目は、そろそろ気になるチャンピオン争いだ。現在のランキングは、65号車LEON AMG(64p)、777号車D'station Vantage(56.5p)、2号車HYPER WATER GR86(52.5p)、4号車グッドスマイルAMG(47.5p)、7号車CARGUY FERRARI(44.5p)となっている。

 ところが、レースがスタートすると、ランキング上位車に、次々に不運が襲いかかる。

 ポールからスタートしたランキング5位の7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(オサリバン)は、ペースが上がらずに周回を重ねる度に順位を落としてしまう。

 代わってトップに立った60号車Syntium LC500(吉本)は、4号車グッドスマイル初音ミク AMG(片岡)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手)、31号車apr LC500h GT(小山)を従えて、首位を快走する。

 15周目、10位を走っていたランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(菅波)が、3コーナーで他車と接触してスピン。大きく遅れてしまった。

 さらに、次の周には、5番グリッドからスタートし順位を落としていた、ランキング3位の2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(平良)がトラブルを抱えスローダウン。SPコーナーでストップしてしまった。

 これで、タイトル争いで俄然有利になった777号車D'station Vantage GT3(ファグ)は、3位(実質4位)まで順位を上げたところで、30周目にルーティンのピットイン。藤井にドライバーチェンジをしてトップを追う。

 その少し前、28周目にはトップを走っていた60号車Syntium LC500もピットに入って吉本から河野にチェンジ。3位の56号車リアライズGT-Rも34周目、2位の4号車グッドスマイル初音ミクAMGも36周目にピットインをしてゴールを目指した。

 レースは折り返しを過ぎ、60号車、56号車、777号車、31号車、4号車の順で進んだが、48周目に、今度はランキング2位の777号車が自ら大きな不運を招いてしまう。

 詳しい状況は不明だが、最終コーナーの上り坂区間で、777号車D'station Vantage GT3(藤井)がダートに片輪を落とし、コースに戻ったところで、31号車apr LC500h GT(ラスムッセン)と接触。777号車は反動でアウト側バリアに激しくクラッシュし、その際に外れたタイヤが、20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中)に当たってしまった。20号車はコントロールを失い、これを避けようとしたGT500クラスの64号車モデューロNSX(大草)も巻き込んでのマルチクラッシュに発展してしまった。(※9/24追記修正)

 このアクシデントでレースは赤旗中断。コース施設の修復などを経て、約1時間後に再開された。

 再開後は、60号車Syntium LC500(河野)と56号車リアライズGT-R(オリベイラ)の一騎討ちとなった。一時は、逃げる河野が2秒近くまでその差を開いたが、最後はオリベイラが詰め寄り、0.6秒差でチェッカーとなった。

 3位は、序盤から好位置をキープしていた666号車seven×seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)、4位は、途中まで優勝の可能性もあった4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、以下、5位は11号車GAINER TANAX Z(富田竜一郎/大木一輝)、6位には52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が入り、ここまでがトップ6。

 PPスタートの7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)は、徐々に順位を下げてしまい、8位でゴールした。

 この結果、第6戦終了時点のランキングは、65号車LEON AMG(68p)がトップを守り、2位には56号車リアライズGT-R(平手/64.5p)、3位には4号車グッドスマイルAMG(60.5p)が浮上。ノーポイントに終わった777号車D'station Vantage(56.5p)は4位、7号車CARGUY FERRARI(52.5p)は5位、2号車HYPER WATER GR86(52.5p)は6位に後退することになった。(※ポイントは手元集計)

GT300クラス決勝2位はリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)

GT300クラス決勝3位はseven × seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)

GT300クラス決勝4位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

GT300クラス決勝5位はGAINER TANAX Z(富田竜一郎/大木一輝)

GT300クラスの表彰式

 次戦、第7戦は、10月18〜19日にオートポリスで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第6戦SUGO決勝GT500クラス 白熱のドッグファイトを制したのは24号車リアライズコーポレーションADVAN Z!!

GT500クラス優勝はリアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)

 2025オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT300kmレース」の決勝が9月21日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは予選5位からスタートした24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が熾烈なトップ争いを勝ち抜き、今季初勝利をものにした。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日9700人/決勝日17,200人/大会総入場者数26,900人)

 ウォームアップ走行で4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)の右リヤタイヤが脱落。ピット出口でストップするアクシデントにより赤旗中断となった影響もあり、第6戦決勝は当初予定より10分遅れの午後1時40分に宮城県警の先導によるパレードランを開始、一周のフォーメーションラップに続いてスタートした。

 ホールショットを決めたのはは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)。2番手に関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)が3番手と、上位陣は予選順位のまま3周を消化する。

 しかし4周目の1コーナーで松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)が大外から山下健太(au TOM'S GR Supra)を抜いて4番手に浮上すると、2番手を走る関口も16号車との差を縮めにかかり、6周目の1コーナーで大外からこれを捉えてトップに躍り出た。

 その後方では予選8位の小出峻(Astemo CIVIC TYPE R-GT)と予選10位の笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)も一つずつ順位を上げている。

 24号車の松田は9周目の1コーナーで3号車を抜いて3番手に浮上、14周目の2コーナー立ち上がりでは16号車に並びかけ、3コーナー手前で2番手に浮上してきた。

 後方では15周目の1コーナーで小出が大外から山下健太(au TOM'S GR Supra)を抜いて5番手に。山下はその後も野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)や伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)の先行を許すなど、苦しいレースを強いられる。

 16周目には小出が3号車を捉えて4番手に浮上。

 しかし上位陣が18周目に入ったところで、平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)がトラブルによりコース脇でストップしたことにより、この日最初のフルコースイエロー(FCY)が宣言され、20周目に解除となる。

 この時点での39号車のリードは1秒394。そこから関口は22周目までに3秒498のリードを築くが、周回遅れに詰まったところを24号車の松田は見逃さず、23周終わりのホームストレートでアウトから39号車を抜いてトップに躍り出た。

 しかし24号車も周回遅れをかわす際にタイヤにピックアップを拾ってしまい、ペースを落とさざるを得なくなる。すると関口がすかさず26周目のヘアピン立ち上がりで24号車を抜き返してトップを奪い返した。

 この時点の順位はトップが39号車、2番手に24、16号車が3番手につけ、以下17号車、8号車、64号車と続く。

 そして規定周回の1/3となる28周目には4番手の17号車を筆頭に8号車、3号車、1号車らが相次いでピットイン。

 続いて29周目に16号車、64号車がピット作業を行なった。

 一方、2番手の24号車は39周目、トップの39号車は42周目まで引っ張ってようやくピットに飛び込んだ。

 この間に24号車がアウトラップで17号車の塚越広大と64号車の大草りきの先行を許す場面があったが、24号車の名取鉄平は43周目に64号車を抜き返し、ポジションを一つ戻している。

 そして43周目に山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)、44周目に石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)がピットインしたことで、GT500クラスは全車がピット作業を完了。ここで39号車がトップに返り咲くが、この周で26号車ANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)はトラブルによりピット出口でストップしてしまったため、この日2回目のFCYが宣言されてしまった。

 車両回収ののち47周終わりでFCYは解除となるが、48周終わりのホームストレートで藤井誠暢(D'station Vantage GT3)と平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)が絡むアクシデントが発生。これに64号車が巻きこまれてピット入り口のバリアに突っ込んでしまったため、直ちにセーフティーカーが導入され、50周目には赤旗が提示される事態となってしまった。

 幸いどのドライバーにも大きな怪我はなかったが、レースは車両回収とコースの修復のために長時間の中断を余儀なくされ、午後4時になってようやくセーフティーカーの先導で再開となる。

 最大延長時間は午後4時30分。残り周回の34周を消化することはほぼ不可能。フルポイントの条件となる規定周回の75%の63周を消化できるかどうかという状況だ。

 SCは54周を消化したところでようやくピットへ。しかしその直後に篠原拓朗(PONOS FERRARI 296)がコース上でストップしたために3回目のFCYが宣言される。

 FCYが解除され、追い越しが可能となったのは58周目。残り時間は14分を切った。あと5周で75%には到達する。あとはどこまで周回が可能となるかだ。

 そして60周目の1コーナーで名取が大外から17号車をパスして2番手に浮上、そのまま39号車を追い上げて僅か0秒735差でコントロールラインに戻ってきた。63周目にはその差が0秒165まで詰まった。39号車はすぐ目の前だ。

 名取は65周目の1コーナーで大外からアタックを試みるが、これは実を結ばず、24号車は大きくアウトに膨らんで2コーナーを立ち上がることに。すぐ後ろには17号車が迫ってきた。

 その後も1コーナーや馬の背で39号車に仕掛けるそぶりを見せる名取。しかし39号車のサッシャ・フェネストラズも巧みなライン取りでこれを許さない。

 しかし最大延長時間が目前に迫る70周目にレースは動く。

 馬の背コーナーで39号車にアウトから挑みかかった名取は、抵抗するフェネストラズをSPインでねじ伏せ、遂にトップに躍り出ると、39号車、17号車を僅差で従えたままSPアウトそして最終コーナーを駆け抜けてそのままチェッカー。24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が待望の今季初優勝を手にした。

 昨年GT500クラスに昇格した名取鉄平にとってはこれがクラス初優勝。松田次生にとっては2023年4月の第1戦岡山以来の勝利。そして参戦201戦目にして通算最多の25勝を手にすることとなった。

 なおKONDO RACINGにとっては2016年11月の第3戦もてぎ以来、実に9年ぶりの勝利となった。

 2位の39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)との差は0秒649、その0秒237後ろに3位の17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)が続くというまさに大接戦となった。

 次戦の舞台は九州のオートポリス。第2戦富士以来の3時間レースが10月18-19日に行われる。

GT500クラス決勝2位はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)

GT500クラス決勝3位はAstemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)

GT500クラス決勝4位はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)

GT500クラス決勝5位はDeloitte TOM\'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第6戦SUGO決勝結果

GT500クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy/Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
124松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1702:44'59.658--
239関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS58702:45'00.307 0.649 0.649
317塚越 広大
小出 峻
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS24702:45'00.544 0.886 0.237
416大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS18702:45'00.670 1.012 0.126
537笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS75702:45'01.127 1.469 0.457
6100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS54702:45'02.450 2.792 1.323
714大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS97702:45'03.310 3.652 0.860
88野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS43702:45'05.806 6.148 2.496
91坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS100702:45'06.078 6.420 0.272
1019国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH23702:45'07.422 7.764 1.344
11*38石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS86702:45'13.19613.538 5.774
123佐々木 大樹
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS34702:45'27.12227.46413.926
13*23千代 勝正
高星 明誠
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS58702:45'42.87343.21515.751
1412平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS55692:45'21.6511Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 49 Laps)完走 ----
-64伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL17471:06'53.59723Laps22Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 16 大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16) 1'12.079 (2/70) 179.128 km/h
  • CarNo. 23(千代勝正)は、SpR付則4.2.2(FCY中の減速)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、未消化のため競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 38(大湯都史樹)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為)により、タイムペナルティー5秒を科した。

GT300クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy/Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
160吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL8672:46'10.998--
256ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
平手 晃平
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH89672:46'11.658 0.660 0.660
3666近藤 翼
ハリー・キング
seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH45662:45'06.1901Lap 1Lap
4*4谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH100662:45'15.6931Lap 9.503
511富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL30662:45'17.5551Lap 1.862
652吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS81662:45'19.8701Lap 2.315
718小林 崇志
野村 勇斗
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH77662:45'20.6431Lap 0.773
87ザック・オサリバン
小林 利徠斗
CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH89662:45'30.1841Lap 9.541
95塩津 佑介
木村 偉織
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH66662:45'56.7031Lap 26.519
1062平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH16652:45'10.7722Laps1Lap
1165蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS100652:45'11.9802Laps 1.208
12*6片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH57652:45'16.3112Laps 4.331
1330永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI652:45'17.0772Laps 0.766
14360青木 孝行
荒川 麟
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH8652:45'21.9322Laps 4.855
15*0小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH63652:45'30.8392Laps 8.907
169阪口 良平
冨林 勇佑
PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH25652:45'41.7272Laps10.888
17*22和田 久
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH652:47'00.0852Laps1'18.358
1887松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH34642:45'22.2233Laps1Lap
1948井田 太陽
柴田 優作
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH642:45'25.2413Laps 3.018
2025松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH2642:45'52.4943Laps27.253
2145ケイ・コッツォリーノ
篠原 拓朗
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL68642:46'04.4703Laps11.976
22*61井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL88572:47'03.35610Laps7Laps
23*31オリバー・ラスムッセン
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS8512:23'31.04916Laps6Laps
24*777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL100441:06'44.41623Laps7Laps
---- 以上規定周回数(70% - 46 Laps)完走 ----
-20平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI431:06'46.98624Laps1Lap
-*26イゴール・オオムラ・フラガ
安田 裕信
ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH523956'38.43728Laps4Laps
-2堤 優威
平良 響
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1001521'04.68052Laps24Laps
-96新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL311015'48.30257Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 60 河野駿佑(Syntium LMcorsa LC500 GT) 1'18.945 (57/67) 163.549 km/h
  • CarNo. 4は、SpR.25-6は、ウォームアップ中の走行時ホイール脱落により、罰金10万円を科す。
  • CarNo. 0(元嶋佑弥)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為/コース外への追い出し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 26は、SpR.27-4(アンセーフリリース)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。
  • CarNo. 31(オリバー・ラスムッセン)は、SpR付則3.16.2(ピットレーンオープン前のピットイン)につき、ペナルティーストップ60秒を科したが、リタイアのため未消化。
  • CarNo. 22は、SpR.27-12(タイヤの平置き不良)につき、ドライビングスルーペナルティーを科したが、未消化のため競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 61(井口卓人)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)につきペナルティーストップ60秒を科したが、SpR.13-10(前項未消化)のため、競技結果に対して100秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 6(ロベルト・メルヒ・ムンタン)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為/接触)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 777(藤井誠暢)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。

SUPER GT

第6戦SUGO GTA定例会見 GT500車両の空力開発は2026〜2029までの4シーズン凍結へ

GTA定例記者会見: 坂東正明GTA代表取締役

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は9月21日、シリーズ第6戦が開催されている宮城県村田町のスポーツランドSUGOにて定例会見を行った。

 その席上で、坂東正明代表は来年以降のGT500車両について言及。2024年から2025年の最終戦まで凍結されていた空力開発を、来年の3月末を期限として解禁とすることを明らかにした。具体的には来年3月に富士スピードウェイで予定されている公式テストでの結果を受けて各メーカーが来季以降の仕様の登録を行い、2029シーズンまではその空力仕様でシーズンを戦う。ただし参戦している3メーカーでベース車の変更などがあった場合は、他のメーカーについても性能が均衡するように調整を行う可能性はあるとのことだ。

 併せて、エンジンの年間使用数も1基までに制限したいという。

 一方、レース距離については世界耐久選手権(WEC)の半分を目安とし、実施可能なサーキットでは距離を延したいとしており、より長く走れるタイヤ、エンジンを目指す。

 次世代の車両についても、コストダウンと環境対策を目標に設計開発を行い、2027年にはプロトタイプを完成させ、2030年以降のシーズンで使用していく方針だ。

 また2022年11月に発表された"SUPER GT Green Project 2030"では国産e-Fuelの採用を謳っていたが、日本国内で製造されているものという点においては来季からスーパーフォーミュラで使用される予定の国産E10燃料(植物由来のエタノールを10%混合した低炭素ガソリン)の使用も視野に検討しているとのこと。ただし現状では製造を担当するエネオスの生産能力の制約があり、スーパーGTで継続的に使用していくには各方面との調整が必要になるようだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第10戦SUGO決勝上位3人のコメント 佐藤樹「ドライのペースにはすごく自信があった」

第10戦優勝 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

優勝した佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「SCスタートになって、自分のコントロール下でスタートできました。ドライのレースペースに関してはすごく自信があったので、落ち着いて自分の走りができれば絶対勝てると思ってて、結果的にそれができて優勝できて良かったです」

 「(リスタートについて)鈴鹿ではタイヤを温める必要がありませんでしたが、今回は一番前ですし、自分のタイミング、自分の間隔で加速できるので、ちゃんとタイヤに熱を入れました」

 「(次戦オートポリス大会について)まだあのテストとかはしてなくて、全く予想はできないんですけど、今年はどのサーキットでも速く走れているので、そこに関しては自信持って、しっかり練習を重ねていけるように頑張りたいと思います」

第10戦決勝2位 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

決勝2位の鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

 「SCスタートでしたし、このコースはダウンフォース失うとやっぱり抜けないんで、もうなるようにしかならない順位だったのかなって感じですね。ミスさえしなければ、全然順位を落とすこともないですし、圧倒的にペースが良くても、簡単に抜けるコースではないんで」

 「グリッドスタートだったら、また別の展開で見てるお客さんも面白かったかもしれないですけど、それもレースなんで、みんなが公平で戦う上でのジャッジなんで、もうしょうがないかと。今回のグリッドが第1レースのベストタイム順なので、第1レースで悔やんだ通りの結果です。ボールが有利なのは間違いないので悔しいですし、ポイント差も週末通してだと7点しか縮まってないんで。まだチャンピオンがの可能性残ってるんで、まだ全然諦めてないですけど、今年の佐藤選手はかなりずっと安定して表彰台立ってますし、やっぱ速い。本当今年強いなっていう。もうなんかよっぽどのことがない限り、実力で勝つのはかなり難しいかなっていう。でもサーキット変わればガラッと変わることもあるだろうし、気温が変われば状況も変わると思うので、そこをうまく使えるように、もうちょっといいクルマが仕上げられるようになりたいなと」

第10戦決勝3位 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

決勝3位の白崎稜(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「(リスタートでは)SPコーナーをワイドに使って行って1コーナーで差すって決めてたんですけど、ちょっとタイヤの状況が変わっちゃってたので、うまくいきませんでした。四脱にならなかっただけで、ちょっとマシかなと思います。とにかくもう前の選手を抜くためにちょっとリスクを冒しました。あれ以上は難しかったですね。インフィールド速いところあるんですけど、結局SPと最終コーナーで離されちゃったんで。そこはちょっと改善すべき点だったんですけど」

 「次のオートポリスは馬刺しを食べながら優勝を目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第10戦SUGO決勝 佐藤樹が快勝しタイトルを引き寄せる、INDPクラスは今田信宏が制し、タイトル争いは三つ巴に

優勝は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

インディペンデントクラス優勝は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

 9月21日、2025FIA-F4選手権シリーズの第10戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)がポール・トゥ・ウィン。また一歩タイトルに近づいた。インディペンデントクラスも今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールから逃げ切って優勝を飾り、こちらのタイトル争いは混沌としてきた。

 昨日の第8戦、第9戦で連勝した鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が、佐藤に25.5ポイント差まで迫ったが、第10戦を佐藤が勝利したことで、その差は再び32.5ポイントへ。佐藤の安定した速さを考えると、残る4戦での逆転はかなり厳しそうだ。

 一方、インディペンデントクラスは、今田が優勝(147p)、DRAGON3位(163.5p)、KENTAROリタイア(150.6p)で三つ巴となってきた。

■チャンピオンクラス

 昨日同様に、路面に濡れた部分があり、スタートで不公平とならないようセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

決勝がスタートした

 2周を終えて、SCが外れると、PP佐藤はトップで1コーナーへ。上位は予選順に、鈴木、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、梅垣清(TGR-DC RS F4)、熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)、百瀬翔(HFDP with B-Max Racing)と続いた。

 上位に順位変動はなくレースは進むが、10周目の馬の背コーナーで、9位争いをしていた翁長実希(OTG Motor Sports MCS4)と、そのインを差した洞地遼⼤(PONOS RACING MCS-24)が接触。両車はストップし、これでSCが導入された。

 チャンピオンクラスの目立ったアクシデントは、この1度のみ。リスタートも決めた佐藤が逃げ切って、今季5勝目を飾った。佐藤とタイトルを争う鈴木は、2位を堅持したものの、昨日縮めた7ポイントを押し戻される形になった。

決勝2位は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

決勝3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)

表彰式

■インディペンデントクラス

 今田、KEN ALEX(BUZZ RACING)、KENTARO(Baum Beauty Clinic)、⾚松昌⼀朗(SHOEI-GIGS Ride with ES)、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)のオーダーで、グリッド順にレースは進んだ。

KENTAROとDRAGONが接触

クラッシュするKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 上位で大きな動きがあったのは、SCラン明けの14周目。10周目に赤松を抜いて、4位に上がっていたDRAGONが、前を行くKENTAROの動きを見定めて、2コーナーから3コーナーで並走。ヘアピン(4コーナー)でインを差して前へ出たところで、KENTAROが堪えて両者は接触。KENTAROはアウト側のバリアにクラッシュしてしまった。

 レースは、今田が優勝を飾り、KEN AREXに次いでDRAGONが3位に入った。

インディペンデントクラス決勝2位はケン・アレックス(BUZZ RACING)

インディペンデントクラス決勝3位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インディペンデントクラスの表彰式

 この結果、今田は25ポイント、DRAGONは15ポイントを積み重ねたが、ポイントリーダーだったKENTAROはノーポイント。3人によるタイトル争いは、残る4戦でますます加熱しそうな気配だ。

 次の大会、第11、12戦は10月18、19日にオートポリスで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第10戦SUGO決勝結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1727'47.216--
229鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1727'48.799 1.583 1.583
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1727'49.678 2.462 0.879
428梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1727'50.371 3.155 0.693
560熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1727'51.170 3.954 0.799
651百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1727'51.421 4.205 0.251
78落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1727'52.847 5.631 1.426
835鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1727'54.162 6.946 1.315
987豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1727'54.727 7.511 0.565
1037武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1727'55.548 8.332 0.821
1153酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1727'56.165 8.949 0.617
1219松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1727'57.57010.354 1.405
1333鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1727'58.06010.844 0.490
1438三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1727'58.61111.395 0.551
1534田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1727'58.97411.758 0.363
1650新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1727'59.57812.362 0.604
1752岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1728'00.23513.019 0.657
1854迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1728'00.93113.715 0.696
1914村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1728'01.13613.920 0.205
2043森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1728'01.52214.306 0.386
2163岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1728'02.53815.322 1.016
2248吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1728'03.09915.883 0.561
2362中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1728'03.72916.513 0.630
2436菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'04.39017.174 0.661
2597三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1728'07.23120.015 2.841
2615中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1728'07.86920.653 0.638
2746有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1728'31.78244.56623.913
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
-80翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
914'41.8248Laps8Laps
-45洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
914'42.1478Laps 0.323

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
144今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1728'08.666--
26ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1728'09.794 1.128 1.128
330DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1728'12.719 4.053 2.925
496齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1728'13.323 4.657 0.604
511植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1728'13.512 4.846 0.189
640⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1728'14.187 5.521 0.675
74佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1728'15.421 6.755 1.234
861坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1728'15.975 7.309 0.554
910中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1728'16.652 7.986 0.677
1098IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1728'17.172 8.506 0.520
1171大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1728'18.645 9.979 1.473
1286大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1728'19.58510.919 0.940
1374小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1728'21.41412.748 1.829
1488三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1728'22.30913.643 0.895
1523YUGOS2R Racing
N-SPEED
1728'29.66020.994 7.351
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
-55KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1322'21.9874Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 17 佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4) 1'24.018 (8/17) 153.674 km/h

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGOベストラップ順(第10戦スターティンググリッド)

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Best Lap Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'23.894--153.901
229鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'23.931 0.037 0.037153.834
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'24.239 0.345 0.308153.271
428梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.348 0.454 0.109153.073
560熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'24.371 0.477 0.023153.031
651百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'24.386 0.492 0.015153.004
78落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'24.469 0.575 0.083152.854
835鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.524 0.630 0.055152.754
980翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'24.576 0.682 0.052152.660
1053酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'24.584 0.690 0.008152.646
1137武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.595 0.701 0.011152.626
1245洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'24.650 0.756 0.055152.527
1319松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'24.657 0.763 0.007152.514
1487豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'24.659 0.765 0.002152.511
1533鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'24.682 0.788 0.023152.469
1650新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'24.705 0.811 0.023152.428
1734田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'24.769 0.875 0.064152.313
1838三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.800 0.906 0.031152.257
1943森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'24.816 0.922 0.016152.228
2014村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'24.832 0.938 0.016152.200
2154迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'24.871 0.977 0.039152.130
2252岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'24.885 0.991 0.014152.105
2348吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'24.910 1.016 0.025152.060
2436菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'24.932 1.038 0.022152.020
2563岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'25.049 1.155 0.117151.811
2646有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'25.058 1.164 0.009151.795
2715中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'25.136 1.242 0.078151.656
2862中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'25.439 1.545 0.303151.118
2997三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'25.492 1.598 0.053151.025

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Best Lap Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
144今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'25.366--151.248
26ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'25.435 0.069 0.069151.125
355KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'25.687 0.321 0.252150.681
440⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'25.758 0.392 0.071150.556
530DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'25.960 0.594 0.202150.202
696齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'26.380 1.014 0.420149.472
711植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'26.452 1.086 0.072149.348
84佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'26.517 1.151 0.065149.235
961坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'26.578 1.212 0.061149.130
1010中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'26.582 1.216 0.004149.123
1171大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'26.688 1.322 0.106148.941
1298IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'26.751 1.385 0.063148.833
1386大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'26.874 1.508 0.123148.622
1474小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'26.901 1.535 0.027148.576
1588三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'27.253 1.887 0.352147.977
1623YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'30.182 4.816 2.929143.170

SUPER GT

第6戦SUGO公式予選ポールポジション記者会見 佐藤蓮「迷い無くアタックできた」

GT500クラス 16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(ARTA)

大津弘樹

GT500クラスでポールポジションを獲得した大津弘樹(ARTA)

 「2戦連続ポールポジションを獲得できてよかったです。雨のフリー走行からマシンはよくて、トップ当たりにいましたし、乾いていっても手応えは変わりませんでした。予選に向けてチームがアジャストしてくれたので、Q1で走ったときもアウトラップからタイムは出そうな手応えはありました。フリー走行であまり走れなかったので、精度は高くなくて、2番手でトップの39号車との差はありました。Q2に向けてもチームがアジャストしてくれたので蓮のポールポジションつながったと思います。蓮に感謝です」

佐藤蓮

GT500クラスでポールポジションを獲得した佐藤蓮(ARTA)

 「フリー走行の走り始めから流れがよくて、マシンのポテンシャルはありましたが、足りない部分もあり、Q2に向けてアジャストし、フィードバックで、ドライビングの面で気をつける部分、攻める部分を知ることができたので、迷い無くアタックすることができました。チームみんなが頑張った結果がでてよかったです」

GT300クラス 7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(CARGUY MKS RACING)

ザック・オサリバン

GT300クラスでポールポジションを獲得したザック・オサリバン(CARGUY MKS RACING)

 「前向きな1日でした。フリー走行はウエットだったりドライだったりのミックスコンディションでしたので、あまりラップできませんでした。予選はドライでQ1を担当しましたが、トップタイムでクルマのバランスも乗り心地もよかったです。Q2でもポールポジションを獲得できたのでチームメートに感謝しています」

小林利徠斗

GT300クラスでポールポジションを獲得した小林利徠斗(CARGUY MKS RACING)

 「前回のレースで優勝することができ、今回も調子はよさそうでした。ザック選手がQ1でトップだったので想定したよりよくて驚きました。午前は路面がぬれててあまり練習はできませんでしたが、Q2はアタック1周目でタイムをまとめることができ、チームに恵まれてのポジションだと思います。まさか取れると思っていなかったので、この勢いであしたも頑張りたいと思います」

両クラスのポールシッター

GT500クラスのポールシッター

GT300クラスのポールシッター

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第9戦SUGO決勝上位3人のコメント 鈴木斗輝哉「スタートを決めて3連勝を目指したい」

第9戦優勝 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

優勝した鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

 「スタンディングスタートだったらまた別の展開だったのかなっていう風には思っています。前半かなり離れてたんで、逃げ切れるだろうなと思ってたんですけど、後半のペースがもう明らかに後方の(佐藤選手の)方が速いので。後半は自分もフルプッシュで走ってたんですけど、レインボーコーナーで大きなミスをしてしまい、差がかなり縮まってしまったので、残り2周ぐらいは本当に焦りましたね。ただ冷静に判断して、ギリギリゴールまで逃げ切れました。終盤中盤もずっとフルプッシュだったんですけど、僕が抜いてるかっていうぐらい向こうが速かったですね。バックミラー見たらみるみるうちに差が詰まってたんで、ミラーが嫌いになりそうですね。へし折ってやろうかなみたいな。レースペースはかなり向こうが速いんで、正直前に出られたら明日のレースはずっと逃げちゃうパターンかなって思ってます。それを阻止するべく、明日はスタートで必ず前に」

 「(タイヤは)ユーズドです、明日に残しているっていう感じです。明日もスタートで前に立てばその後は抜かれないかなって。圧倒的にペースが遅くなければ抜かれることはないと思ってるんで、本当にスタートだけきっちりうまく決めてあの3連勝を目指したいなっていう風に思ってます」

 「今回また7ポイント縮まりましたが、まだ15ポイントぐらい差があります。とりあえず明日も佐藤選手より上でゴールできたらと思います。3連勝できるよう頑張ります」

第9戦決勝2位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

決勝2位の佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「もう勝てるペースは確実にあったと思うんで。最初、2番手の選手を抜くのにちょこちょこずっちゃったのと、ちょっと足らなかったなっていう感じです」

 「(菊池選手との接触の影響は)左のフロントの翼端板が飛んでたんですけど、そんなに影響はなくて、普通に良いペースで走れてたんで。ペースはあったんですけど。最後追いついて、ちょっと近づいた時に僕が逆に焦ってしまって、ちょっとミスしてしまったりとか。ダウンフォース抜けた時の対処がちょっと僕的にはうまくいってなかったなっていうふうに思うのでそこは反省してます」

 「明日はポールなんで、しっかり明日はぶっちぎりたいなと思います」

第9戦決勝3位 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)

決勝3位の白崎稜(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「富士以来の表彰台です。鈴鹿で空いちゃいました。流れは戻ってきたんですけど、レースペースは今が限界ですね。チームの皆と相談しながら僕のアラを見つけてもらって、また明日のために自分を修正していけたらなと思っています」

 「僕のタイムで言うと、ずっとコンスタントでほぼ自分のベストタイムだったんで、それ以上に(佐藤)樹のベストタイムがずっとコンスタントでコンマ2ぐらい早かったと思ってます。どこが悪いとかタイヤがどうとかじゃなくて、止め方、横のかけ方も全て一個一個見直します」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第6戦SUGO公式予選GT500クラス 16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16が2戦連続PP達成!!

GT500クラスポールポジションはARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)

 2025オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が9月20日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が第5戦鈴鹿大会に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。

(天候;曇り コース:ドライ)

 公式予選は午後2時05分よりノックアウト方式で行われた。開始時点の気温は21℃。路面温度は22℃と肌寒さすら感じさせるコンディションだ。

予選Q1 関口雄飛がコースレコードを更新!

 GT500クラスの予選Q1は午後2時38分より48分までの10分間。上位10台が
Q2に駒を進める。前日の予報では天候が心配されたSUGO大会だが、ここまではオンタイムでの進行だ。

 各車入念なウォームアップ走行に続き、残り3分を切ったところから各車アタックを開始。まずは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1'09.825を記録。いきなり公式練習のトップタイムを上回って見せると、三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)も1分10秒032、松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も1分10秒214と相次いで好タイムを記録する。

 第3戦セパンで優勝し、目下ドライバーズランキング4位につける笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)は1分09秒986。松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)は1分10秒061。そして公式練習トップの小出峻(Astemo CIVIC TYPE R-GT)は1分09秒989とこちらも1分9秒台を記録してきた。

 そして残り時間が1分を切ったところで関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分09秒365を叩き出してトップに躍り出た。これは2023年に大湯都史樹(8号車ARTA MUGEN NSA GT)の記録した1分09秒413のコースレコードを上回るものだ。

 そして終了間際にポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分10秒027を叩き出してみせた。

 シーズン序盤から快進撃の続いたスープラ勢はいずれも重いサクセスウェイトを抱えての走行であったが、それでも39号車(58kg)がトップ、37号車(75kg)が5番手、1号車(116kg)は7番手でQ2に進出した。

 このほか2番手は16号車。3番手には3号車が続き、前回優勝の23号車も4番手で Q2に駒を進めている。

 一方8号車はトップから0秒849落ちの僅差だったが惜しくも11位に終わっている。

予選Q2 佐藤蓮が2戦連続ポールを達成!!

 GT500クラスの予選Q2は午後3時16分から26分までの10分間で行われた。まずは16号車、3号車がアウトラップに続いてウォームアップラップ2周を行い、4周目にアタックに突入。ここで16号車の佐藤蓮がいきなり1分09秒122とQ1の関口のタイムを大きく上回ってきた。勿論これもコースレコードだ。

 佐藤は鈴鹿大会同様にチェッカーフラッグを待たずしてピットへ。残る9台のアタックをガレージで見守る展開となった。

 3号車の佐々木大樹も1分09秒586とまずまずのタイムを記録するが、16号車には及ばず。23号車の千代勝正も1分09秒776に留まる。

 Q1トップの39号車もサッシャ・フェネストラズが1分09秒568を記録するに止まった。

 この結果、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が鈴鹿大会に続いてポールポジションを獲得。2位に39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)が続き、3号車Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)が予選3位という結果に。

 そして最後の最後に山下健太が1分09秒692を叩き出したことにより、1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)はなんと予選4位で明日の決勝に臨むこととなった。

 シーズン最大のサクセスウェイトのもとで行われる、今季2回目の300kmレース。第6戦決勝は21日の午後1時30分より84周で行われる。

GT500クラス予選2位はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)

GT500クラス予選3位はNiterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第9戦SUGO決勝 鈴木斗輝哉が連勝、INDPクラスもKENTAROが連勝でランキングトップに!

優勝は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

インディペンデントクラス優勝はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 9月20日、2025FIA-F4選手権シリーズの第9戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が午前中のレースに続く連勝で今季3勝目。インディペンデントクラスもKENTARO(Baum Beauty Clinic)が連勝で、ランキングトップに躍り出た。

 午前の第8戦に続いて、鈴木は、佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)との一騎討ちを制したことで、ポイント差をまた7縮めた。それでもまだ25.5ポイントある。明日の第10戦では佐藤がポールスタートとなるが、何とか勝って次の大会に繋げるしかない。

 インディペンデントクラスは、KENTAROがDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)を2レース続けて抑えて優勝したことで、KENTAROが150.6ポイントでシリーズリーダーとなり、2ポイント差でDRAGON(148.5ポイント)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)は122ポイントとやや離されたが、明日の第10戦はポールスタートだけに、まだタイトルの行方は見えてこない。

■チャンピオンクラス

決勝がスタートした

 第8戦同様に、路面に濡れた部分があり、スタートで不公平とならないようセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

 SCが外れると、トップの鈴木は上手く加速して、1周目から2位菊池貴博(TGR-DC RS F4)を引き離して戻ってきた。

 6周目、ペースの良い3位佐藤が、1コーナーの飛び込みで2位菊池に襲いかかり、菊池がイン側に切り込んだことで両者は接触。菊池はスピンして大きく順位を落としてしまった。

 2位に上がった佐藤は、ここからトップ鈴木との差を丁寧に削り取っていく。その差は、6周目3.7秒、8周目3.1秒、10周目2.6秒と、確実に縮まっていく。この佐藤のプレッシャーに動揺した鈴木は、14周目のレインボーコーナー立ち上がりで姿勢を崩してしまい、両者の差は一気に0.5秒となる。

 佐藤に背後にまで迫られた鈴木だが、残り2周は冷静さを取り戻して逃げ切った。

 3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、以下、迫隆眞(PONOS RACING MCS4-24)、松井啓人(ATEAM Buzz Racing)、新原光太郎(HFDP with B-Max Racing) の順でチェッカーを受けたが、松井は危険なドライブ行為(幅寄せ)があったとして、プラス5秒ペナルティで、14位に降格となった。

決勝2位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

決勝3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)

表彰式

■インディペンデントクラス

 午前の第8戦と同じく、クラスポールスタートのKENTAROが逃げ、DRAGONが追うという展開になった。

 レース前半、DRAGONは、KENTAROの背後につけてチャンスを窺うが、KENTAROもがっちりガードして隙を見せず。コンマ数秒の緊張したバトルが続いた。

 しかし、中盤以降は、KENTAROのペースがやや上回り、徐々にDARGONを引き離していき、連勝のチェッカーを受けた。

 3位は、スタートからポジションを守りきった中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)、4位は植田正幸(Rn-sports MCS4)、5位に今田が入った。

 第10戦決勝は、明日の午前9時15分から、17周(または30分間)で行われる。

インディペンデントクラス決勝2位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インディペンデントクラス決勝3位は中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第9戦SUGO決勝結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
129鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1725'54.974--
217佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1725'55.381 0.407 0.407
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1725'59.933 4.959 4.552
454迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1726'04.652 9.678 4.719
550新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1726'06.56011.586 1.908
68落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1726'06.94911.975 0.389
728梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1726'07.45012.476 0.501
835鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1726'08.10213.128 0.652
960熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1726'08.80413.830 0.702
1033鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1726'09.53514.561 0.731
1151百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1726'09.72314.749 0.188
1245洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1726'10.51815.544 0.795
1343森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1726'10.98516.011 0.467
14*19松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1726'11.05416.080 0.069
1552岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1726'11.39016.416 0.336
1638三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1726'16.00321.029 4.613
1787豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1726'16.44021.466 0.437
1834田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1726'17.77822.804 1.338
1948吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1726'20.48325.509 2.705
2097三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1726'22.74327.769 2.260
2137武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1726'22.78427.810 0.041
2246有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1726'24.17129.197 1.387
2380翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1726'24.32629.352 0.155
2453酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1726'27.12332.149 2.797
2514村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1726'27.23032.256 0.107
2663岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1726'28.92433.950 1.694
2736菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1726'52.53157.55723.607
2862中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1626'55.5381Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
-15中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
13'02.05016Laps15Laps

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
155KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1726'33.819--
230DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1726'37.365 3.546 3.546
310中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1726'39.782 5.963 2.417
411植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1726'39.861 6.042 0.079
544今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1726'42.629 8.810 2.768
696齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1726'50.35616.537 7.727
798IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1726'51.41817.599 1.062
840⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1726'53.26019.441 1.842
961坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1726'54.14520.326 0.885
1074小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1726'54.45620.637 0.311
116ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1726'54.80920.990 0.353
1288三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1726'57.91224.093 3.103
134佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1727'07.15633.337 9.244
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1727'12.06938.250 4.913
1571大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1727'19.49845.679 7.429
1623YUGOS2R Racing
N-SPEED
1627'14.9961Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 17 鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4) 1'23.802 (9/17) 154.070 km/h
  • CarNo. 19は、FIA-F4 SpR.15-1.3(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

SUPER GT

第6戦SUGO公式予選GT300クラス CARGUY FERRARI 296 GT3がポール獲得!

GT300クラスポールポジションはCARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)

 2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の公式予選が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、GT300クラスは、CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)が、ポールポジションを獲得した。

 まさに魅せる予選だった。前回の鈴鹿大会で初優勝を遂げた勢いそのままに、Q2でスアリングを握った小林利徠斗は、Syntium LMcorsa LC500 GTの吉本大樹がマークしたトップタイムを、最後に一発のアタックを決めて100分の2秒上回った。

 今季、2年目のスーパーフォーミュラ・ライツでは、チャンピオン最右翼と言われながら、ここまで1勝のみで、チャンピオンを逃してしまった。小林はその鬱憤を晴らす走りをスーパーGTで見せている。

予選Q1

 午後2時5分から始まったGT300クラスの予選は、A、Bの2グループに分けて行われた。各グループ上位9台までがQ2に進出できる。

 Aグループでトップタイム1分17秒596をマークしたのは、7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン)。前回の鈴鹿戦同様にグループトップで、Q2の小林利徠斗に引き継いだ。

 2番手の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(JP・デ・オリベイラ)、3番手の2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(平良響)が1分17秒台で続いた。2号車はフルウェイトながら予選においても安定した速さを見せている。

 Bグループは、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(河野駿佑)が、2周続けてのアタックで、1分17秒569、17秒363と好タイムを連発し、グループトップを奪った。

 2番手は、87号車METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮)。サクセスウェイトの軽さを武器に1分17秒台に入れてみせた。3番手は、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)。

 なお、ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(菅波冬悟)はAグループ6位、ランキング2位の777号車D'station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)もBグループ8位でQ2に駒を進めた。

予選Q2

 まず、2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威)が、1分17秒761でアタックの口火を切ると、次にアタックをかけたBグループトップの60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹)は、Q1のタイムを大きく上回る1分16秒987をマークしてトップに立った。

 その後のアタックで2番手に上がった0号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史)のタイムが、1分17秒640であることを考えると、驚異的なタイムだ。

 終了間際まで、この状態が続き、60号車のポールは確定と思われた。

 ところが、最後にアタックをかけていた7号車CARGUY(小林利徠斗)が、「クルマは非常に良い状態だった。一発で決めることができて良かった」と、60号車のタイムを僅かに逆転してポールポジションを奪うことに成功した。

 ランキングトップ3の65号車LEON PYRAMID AMGは8位、777号車D'station Vantage GT3は10位、2号車HYPER WATER INGING GR86 GTは5位につけた。

 決勝は、明日、21日(日)の午後1時30分から84周(300km)で行われる。

GT300クラス予選2位はSyntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)

GT300クラス予選3位はVENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第6戦SUGOノックアウトQ2結果

GT500クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
116佐藤 蓮ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS18R1'09.122--186.791
239サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS581'09.568 0.446 0.446185.594
33佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS341'09.586 0.464 0.018185.546
41山下 健太au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1001'09.692 0.570 0.106185.264
524名取 鉄平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH11'09.746 0.624 0.054185.120
623千代 勝正MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS581'09.776 0.654 0.030185.041
738大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS861'10.160 1.038 0.384184.028
817塚越 広大Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS241'10.210 1.088 0.050183.897
914大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS971'10.398 1.276 0.188183.406
1037ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS751'10.664 1.542 0.266182.715
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'09.413)を更新した。

GT300クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
17小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH891'16.968--167.750
260吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL81'16.987 0.019 0.019167.709
30小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH631'17.640 0.672 0.653166.298
44片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1001'17.732 0.764 0.092166.101
52堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1001'17.761 0.793 0.029166.040
631小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS81'17.800 0.832 0.039165.956
756平手 晃平リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH891'17.803 0.835 0.003165.950
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1001'17.834 0.866 0.031165.884
9666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH451'17.900 0.932 0.066165.743
10777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1001'18.020 1.052 0.120165.488
1152野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS811'18.116 1.148 0.096165.285
126ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH571'18.252 1.284 0.136164.998
1387坂口 夏月METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH341'18.326 1.358 0.074164.842
1445ケイ・コッツォリーノPONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL681'18.346 1.378 0.020164.800
1511富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL301'18.830 1.862 0.484163.788
1625佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH21'18.954 1.986 0.124163.531
179阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH251'19.015 2.047 0.061163.404
1862平木 玲次HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH161'19.212 2.244 0.197162.998

SUPER GT

第6戦SUGO公式練習GT500クラス ホンダ勢が1-2 トップタイムは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT

公式練習: GT500クラストップタイムはAstemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)

 2025オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式練習が9月20日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時15分にコースオープン。朝から降っていた雨はFIA-F4の公式予選が終わる頃には止んでいたが、路面はまだ大部分が濡れており、各チームウェットタイヤで走行を開始したが、セッションが進むにつれてコンディションは回復。それに伴い相次いでドライタイヤに履き替えてアタックを行う展開となった。

 序盤トップに立ったのは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)で1分17秒112。しかしコースオープンから15分が経過する頃には各車1分16秒台にペースアップ。ここでは高星明誠(MOTUL AUTECH Z)が1分16秒210でトップに。さらに25分が経過したところで山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分15秒597を記録すると、関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)も1分15秒479でこれを上回った。

 この頃になると当初はウェット宣言を出していた競技団からLight ON解除との判断が下る。これに応じて各チームがドライタイヤを投入。ここからは1分13秒台、1分12秒台と瞬く間にタイムが更新され、残り時間30分を目前に大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分10秒758と一気に1分10秒台のタイムを叩き出す。

 しかしここで20号車シェイドレーシングGR86 GT(平中克幸/清水英志郎)がメカニカルトラブルに見舞われてピットレーン入り口でストップしたため、セッションは赤旗中断となってしまった。

 車両回収ののち午前10時33分に走行は再開。すると64号車の大草は1分10秒425までタイムアップ。続いて小出峻(Astemo CIVIC TYPE R-GT)も同じ1分10秒425を記録して2番手に続く。

 その後、2クラス混走は残り3分を切ったところで60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が2コーナーを飛び出し、グラベルに捕まってしまったために2回目の赤旗が提示され、これをもって終了となってしまった。

 その後は午前10時58分よりGT300クラスの専有走行が行われたが、ここでも赤旗中断があった影響から、GT500クラスの専有走行は当初予定より8分遅れの午前11時13分に走行開始となる。

 各車タイヤに熱を入れながら次第にペースを上げ、残り時間が3分となったあたりからタイムアタック合戦が始まった。

 まずは佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)が1分10秒416で混走のベストタイムを上回ってみせるが、17号車の小出が1分10秒240までタイムを縮めてトップに浮上する。続いて伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)も終了寸前に1分10秒251を記録してきた。

 これによりGT500クラスは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)がトップタイム。64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が2番手につけ、ホンダ勢が1-2という結果となり、3番手には3号車Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)が続いた。

 第6戦の公式予選は午後2時05分よりノックアウト方式で行われる。

公式練習: GT500クラス2位はModulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)

公式練習: GT500クラス3位はNiterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第6戦SUGOノックアウトQ1結果

GT500クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
139関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS58R1'09.365--186.137
216大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS181'09.825 0.460 0.460184.911
33三宅 淳詞Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS341'09.942 0.577 0.117184.602
423高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS581'09.959 0.594 0.017184.557
537笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS751'09.986 0.621 0.027184.485
617小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS241'09.989 0.624 0.003184.478
71坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1001'10.027 0.662 0.038184.377
838石浦 宏明KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS861'10.040 0.675 0.013184.343
924松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH11'10.055 0.690 0.015184.304
1014福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS971'10.173 0.808 0.118183.994
---- 以上Q2進出 ----
118松下 信治ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS431'10.214 0.849 0.041183.886
1219国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH231'10.452 1.087 0.238183.265
1364伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL171'10.493 1.128 0.041183.159
1412ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS551'10.596 1.231 0.103182.891
15100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS541'12.783 3.418 2.187177.396
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'09.413)を更新した。

GT300クラス(Aグループ)

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
17ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH891'17.596--166.393
256ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH891'17.873 0.277 0.277165.801
32平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1001'17.999 0.403 0.126165.533
4666ハリー・キングseven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH451'18.016 0.420 0.017165.497
531オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS81'18.069 0.473 0.053165.384
665菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1001'18.069 0.473 0.000165.384
745篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL681'18.112 0.516 0.043165.293
86片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH571'18.156 0.560 0.044165.200
99冨林 勇佑PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH251'18.197 0.601 0.041165.114
---- 以上Q2進出 ----
1096高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL311'18.308 0.712 0.111164.880
115木村 偉織マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH661'18.361 0.765 0.053164.768
12360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH81'18.466 0.870 0.105164.548
1322加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'19.326 1.730 0.860162.764
1430織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'19.452 1.856 0.126162.506

GT300クラス(Bグループ)

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
160河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL81'17.363--166.894
287松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH341'17.887 0.524 0.524165.771
34谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1001'17.974 0.611 0.087165.586
452吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS811'18.207 0.844 0.233165.093
50元嶋 佑弥VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH631'18.263 0.900 0.056164.975
625松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH21'18.340 0.977 0.077164.812
711大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL301'18.503 1.140 0.163164.470
8777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1001'18.505 1.142 0.002164.466
962平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH161'18.732 1.369 0.227163.992
---- 以上Q2進出 ----
1026イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH521'18.737 1.374 0.005163.981
1118小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH771'18.885 1.522 0.148163.674
1261井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL881'18.932 1.569 0.047163.576
1348柴田 優作脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'18.993 1.630 0.061163.450
-20平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MId.n.s---

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝上位3人のコメント 鈴木斗輝哉「残り2つ確実に連勝したい」

第8戦優勝 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

優勝した鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

 「2大会目の富士も、鈴鹿もかなりトヨタ勢は苦戦していて、その中でも一応トヨタの中ではかなりトップの方で戦えていたんですけど、やっぱり周りとちょっと差があると思いました。SUGOではシーズン始まったぐらいからテストしていたんですけど。かなり良い感触を持って臨めていたんで、それが実際にFPと予選とうまくいって、決勝でも優勝できたっていうのはかなり大きいです。まだまだトップのチームとは差があるので、そこは今後埋めていけるようにしたいと思うし、今回SUGOは3レースあって、一応,1個は優勝できたんで、残り2つ確実に連勝したい。ポイントランキングも2番手なんで、トップと差を縮められるように頑張りたいなと思います」

 「(佐藤選手のプレッシャーはきつかったか)そうですね。まあでも後半は多分彼はダウンフォース抜けでかなり苦しむかなっていう。やっぱり真後ろにいたら追いつけられないとは思うんで、別にそこら辺は気にしませんでした。ただ今回のレースのベストラップが第3レースのスターティンググリッドになるんで、後ろからどんどん来られるとね、自分の方がタイム遅いのかなというふうに気にしてはいましたが、プレッシャーはそんなに感じませんでした」

 「SUGOは本当にスタートでほぼ決まってしまうようなもんなんで、第3レースが2番手っていうのは正直悔しいところですけど、まあでも本当にベストも僅差ですので、3レース目はきっちりスタート決めて、いいレースで終われたらいいな,っていう風に思ってます」

第8戦決勝2位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

決勝2位の佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「1周目の1コーナーでまず1台抜いて、その後ペース良くって、真後ろまでは来れたんですけど、やっぱりあの距離感になると、どうしてもダウンフォースも抜けますし、なかなか仕掛けられずに終わってしまいました」

 「(レース後半は)ダウンフォース抜けでアンダーが強く出てしまっていて、フロントタイヤも後半キツくなってる感じがありました。後ろを走り続けてしまうとちょっと厳しいかなって。最後、SC明けでワンチャンスあるかなと思ったんですけど、向こうもローリング上手かったですね」

 「2レース目も頑張ります。勝ちたいんで」

第8戦決勝3位 熊谷憲太(OTG MOTORSPORTS)

決勝3位の熊谷憲太(OTG MOTORSPORTS)

 「とりあえず表彰台に上がれたことで今はホッとしてます。白崎選手のプレッシャーは感じていたんですけど、鈴鹿で吉本(大樹)選手にご指導いただきまして。結構後ろを意識して走っちゃうんで、吉本さんに『とにかく前だけ見ろ』って言われました。それで意識はずっと前を向いて、とにかくミスらないで、しっかりポジションをキープできるような走りをしました。後ろをあんまり気にしすぎると、自分のペースも乱れるし、ミスったりも多くなるし、いろいろちょっとマイナスな部分もあるんで、そこをしっかり意識しながら、自分のペースで走ってますね」

 「次のレースはなんかちょっと雨っぽいんですかね? でも雨だったら雨でしっかりと。改善点が見つかってるんで、そこをしっかりと改善して、タイムアップできるように頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝 鈴木斗輝哉が今季2勝目、INDPクラスはKENTAROが3勝目を飾る

優勝は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

インディペンデントクラス優勝はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 9月20日、2025FIA-F4選手権シリーズの第8戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、ランキング2位の鈴木斗輝哉が今季2勝目。インディペンデントクラスも、ランキング2位のKENTARO(Baum Beauty Clinic)が今季3勝目を飾った。

 残り3大会となって、ここからタイトル争いを意識した戦いが繰り広げられていくが、チャンピオンクラスは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が、39.5ポイント差と大きくリードしており、ランキング2位の鈴木にとってはすでに背水の陣といえる状況になっている。

 インディペンデントクラスは、KENTARO、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)による三つ巴の様相を見せており、ここから取りこぼしなく、上位フィニッシュすることが求められるという状況だ。

 また、このレースのベストラップが、明日の第10戦のグリッドを決めるとあって、タイトルの行方を左右する非常に重要な1戦となった。

■チャンピオンクラス

レースはセーフティーカースタートとなった

 路面にまだ濡れた部分があり、スターティググリッドのイン側とアウト側で不公平が生じるとの理由で、レースはセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

決勝がスタートした

 鈴木を先頭に、ほぼグリッド順でレースは進むが、初めて2番グリッドからスタートした菊池貴博(TGR-DC RS F4)は、2周目、4周目に立て続けにミスを犯して、自ら順位を下げてしまった。

 鈴木と佐藤のトップ2台は、スタート後こそ、鈴木が1秒以上の差をつけていたが、周回を重ねるたびに佐藤が少しずつ迫り、10周目には0.4秒差にまで詰め寄った。しかし、ここから鈴木が巧みに抑え込み、それ以上、二人の差が詰まることはなかった。

 残り4周となっところで、10位を走行していた吉田馨(BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4)が、SPコーナーで飛び出してしまい、コースサイドにストップ。これでSCが入ることになり、再開は微妙な状況になる。

 結局、車両回収が終わらずに、SC先導のままフィニッシュを迎え、鈴木がポール・トゥ・ウィン。2位佐藤とのポイント差を7ポイント詰めた。

 2人からは遅れたが、3位熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)は初の表彰台を射止めた。4位白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、5位落合蓮音(TGM Grand Prix F4)、梅垣清(TGR-DC RS F4)は、序盤から変わらず。

 なお、ファステストラップは佐藤が奪い、第10戦のポールポジションを手に入れた。

決勝2位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

表彰式

■インディペンデントクラス

 クラスポールスタートのKENTAROが逃げ、1周目に2位に上がったDRAGONが追うという展開が、スタートから続いた。

 二人の差が最も近くなったのが、8周目。ストレートでKENTAROの背後についたDRAGONは、1コーナーでアウトから並びかけるが、KENTAROも上手く抑えた。これ以降は、僅かずつKENTAROが差を開き、逆に3位の今田がハイペースでDRAGONに迫りつつあった。

 しかし、今田の追い上げもSCが入ったことで終了となり、KENTARO、DRAGON。今田の順でフィニッシュ。

 この結果、12ポイントあったDRAGONとKENTAROの差は、5ポイントまで縮まり、今大会で逆転の可能性も出てきた。

 なお、今田がファステストラップを記録し、第10戦のポールとなった。

 第9戦決勝は、本日午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、17周(または30分間)で行われる。

インディペンデントクラス決勝2位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インディペンデントクラス決勝3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
129鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'51.273--
217佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1728'51.904 0.631 0.631
360熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1728'53.089 1.816 1.185
416白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1728'53.341 2.068 0.252
58落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1728'53.528 2.255 0.187
628梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'53.780 2.507 0.252
735鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'54.009 2.736 0.229
8*19松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1728'54.228 2.955 0.219
951百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1728'54.405 3.132 0.177
1036菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1728'54.836 3.563 0.431
1133鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1728'55.001 3.728 0.165
1254迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1728'55.780 4.507 0.779
1350新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1728'57.486 6.213 1.706
1445洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1728'58.987 7.714 1.501
1538三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1729'00.491 9.218 1.504
1643森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1729'00.804 9.531 0.313
1737武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1729'01.003 9.730 0.199
1834田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1729'03.89012.617 2.887
1987豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1729'04.82013.547 0.930
2080翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1729'05.71914.446 0.899
2114村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1729'06.73415.461 1.015
2253酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1729'08.36017.087 1.626
2352岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1729'08.68717.414 0.327
2415中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1729'08.94317.670 0.256
2546有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1729'10.33719.064 1.394
2697三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1729'10.58819.315 0.251
2763岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1729'10.95119.678 0.363
2862中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1729'12.45121.178 1.500
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
-48吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1219'13.6495Laps5Laps

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
155KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1729'13.238--
230DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1729'14.112 0.874 0.874
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1729'15.855 2.617 1.743
410中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1729'17.096 3.858 1.241
511植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1729'19.421 6.183 2.325
696齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1729'20.953 7.715 1.532
798IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1729'21.205 7.967 0.252
840⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1729'21.754 8.516 0.549
971大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1729'23.116 9.878 1.362
1061坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1729'23.94810.710 0.832
114佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1729'25.78112.543 1.833
1274小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1729'28.17414.936 2.393
1388三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1729'29.40616.168 1.232
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1729'31.83318.595 2.427
156ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1729'33.98020.742 2.147
1623YUGOS2R Racing
N-SPEED
1629'16.3401Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 17 佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4) 1'23.894 (7/17) 153.901 km/h
  • CarNo. 19は、FIA-F4 SpR.15.1.2(危険なドライブ行為)により、訓戒とする。

SUPER GT

第6戦SUGO公式練習GT300クラス Green Brave GR Supra GTがトップタイム

公式練習: GT300クラストップタイムはGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)

 2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の公式練習が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、GT300クラスは、Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)がトップタイムをマークした。

 レースウィークに入って、仙台地方は急に秋めいてきた。予選日の土曜日は朝から雨模様で、肌寒い天候となった。セッションの開始される午前9時15分には雨も上がり、路面も急速に乾いていった。

 練習走行でトップタイムをマークしたのは、現在ランキング8位(40.5p)の52号車Green Brave GR Supra GT。残り3戦で逆転の可能性もあるだけに、今回のレースでは優勝を狙いたいところ。

 2番手タイムは、逆転チャンピオンを狙う2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)。今季、ここまで優勝はないものの、コンスタントに上位入賞を続け、ランキング3位(52.5p)につけている。

 3番手タイムは、666号車seven × seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)。タイトル争いでは大きく遅れて入るものの、サクセスウェイトも45kgと少ないだけに、ポルシェGT3の実力を引き出せれば、上位入賞の可能性も高い。

 4番手以下は、31号車apr LC500h GT(オリバー・ラスムッセン/小山美姫)、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、48号車脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作)と続いた。

 現在ランキングトップの、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)は9位につけ、順調な仕上がりを見せている一方で、気になるのは、ランキング2位の777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)。満足に周回できずに、最後はトラブルでコース上でストップしてしまった。

 ランキング上位は、サクセスウェイトはマックスの100kg(運用で+50kgと給油リストリクター制限)となっており、予選では厳しい戦いを強いられる可能性が高いが、決勝ペースをいかにうまくまとめるのかが勝負の鍵になる。

 とりあえずは、現時点でランキングトップ3の65号車、777号車、2号車の戦いぶりに注目だ。

 予選は、本日午後2時5分から行われる。

公式練習: GT300クラス2位はHYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)

公式練習: GT300クラス3位はseven × seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第6戦SUGO公式練習結果

GT500クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Official Practice Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
117塚越 広大
小出 峻
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS241'10.240--183.818
264伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL171'10.251 0.011 0.011183.790
33佐々木 大樹
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS341'10.416 0.176 0.165183.359
424松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH11'10.508 0.268 0.092183.120
539関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS581'10.561 0.321 0.053182.982
637笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS751'10.600 0.360 0.039182.881
7100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS541'10.798 0.558 0.198182.370
823千代 勝正
高星 明誠
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS581'10.819 0.579 0.021182.315
98野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS431'10.846 0.606 0.027182.246
1038石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS861'10.864 0.624 0.018182.200
1114大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS971'11.151 0.911 0.287181.465
1216大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS181'11.170 0.930 0.019181.416
1312平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS551'11.262 1.022 0.092181.182
141坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1001'11.268 1.028 0.006181.167
1519国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH231'14.312 4.072 3.044173.746

GT300クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Official Practice Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
152吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS811'18.023--165.482
22堤 優威
平良 響
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1001'18.280 0.257 0.257164.939
3666近藤 翼
ハリー・キング
seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH451'18.525 0.502 0.245164.424
431オリバー・ラスムッセン
小山 美姫
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS81'18.582 0.559 0.057164.305
560吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL81'18.612 0.589 0.030164.242
648井田 太陽
柴田 優作
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'18.678 0.655 0.066164.104
76片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH571'18.734 0.711 0.056163.988
856ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
平手 晃平
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH891'18.761 0.738 0.027163.931
965蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1001'18.845 0.822 0.084163.757
100小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH631'18.887 0.864 0.042163.670
117ザック・オサリバン
小林 利徠斗
CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH891'18.940 0.917 0.053163.560
1245ケイ・コッツォリーノ
篠原 拓朗
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL681'19.082 1.059 0.142163.266
13360青木 孝行
荒川 麟
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH81'19.108 1.085 0.026163.212
144谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1001'19.140 1.117 0.032163.146
1596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL311'19.171 1.148 0.031163.082
1618小林 崇志
野村 勇斗
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH771'19.222 1.199 0.051162.977
1762平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH161'19.365 1.342 0.143162.684
1861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL881'19.423 1.400 0.058162.565
1911富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL301'19.544 1.521 0.121162.318
2087松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH341'19.544 1.521 0.000162.318
2125松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH21'19.766 1.743 0.222161.866
2230永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'19.862 1.839 0.096161.671
239阪口 良平
冨林 勇佑
PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH251'19.949 1.926 0.087161.495
245塩津 佑介
木村 偉織
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH661'20.324 2.301 0.375160.741
2526イゴール・オオムラ・フラガ
安田 裕信
ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH521'20.497 2.474 0.173160.396
2622和田 久
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'20.691 2.668 0.194160.010
2720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'21.900 3.877 1.209157.648
28777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1001'25.058 7.035 3.158151.795

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦、第9戦SUGO公式予選上位3人のコメント 鈴木斗輝哉「ここまできたら三連勝を」

第8戦、第9戦ポールポジション 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

第8戦、第9戦ともポールポジションの鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

 「結構赤旗入るかなっていう、荒れた予選を予想をしてたんですけど、とりあえず赤旗1回で済みました。ウェットコンディションで位置取りがなかなか難しくて、視界も確保しづらいし、距離感とか感覚が掴みにくいし、台数も多く、本当にトリッキーなコンディションでしたが、その中でも最初から自分のクルマはセットアップが決まって、タイヤも内圧も良くて、最初からタイムを出していけたました。赤旗前にもベストラップが出ていたので、それも良かったんじゃないかと思います」

 「走り出しからは全然いけるなっていう感じがあって、周りよりも全然ペースが良かったですし、全くペースには困ってないかなって。ウェットは正直ドライバーの面が結構でかいのかなって思ってます。自分がうまいとかじゃないんですけど。ただ、その中でも本当にチームの方々がいろいろメンテナンスしてくれて、すごい準備してきてくださったので、それがこういった形でいい予選結果で終われたのは、とても良かったと思います」

 「第3レースが(第1レースの)ベストラップ順かなんかですよね。第1レースはウェットでもドライでもトップで走ればクリーンエアで走れますし、いいレースができるんじゃないかな。ここまで来たら3連勝を目指してミスがないようにしたいなと思います」

第8戦、第9戦予選2位 菊池貴博(TGR-DC Racing School)

第8戦、第9戦とも予選2位の菊池貴博(TGR-DC RS F4)

 「前日や一昨日のドライの状況でも5番手とか、割といい位置にはいたので、今季のベストリザルトは出せるかなという感じでした。逆に雨が降っちゃってあまり自信はなかったんですけど,いろいろトライしたことがうまくはまっていて、メカニックさんもすごい良いクルマを作ってくれて、自分のパフォーマンスもクルマのポテンシャルも引き出せたと思いますし、今年の中ではベストリザルトだったので、このまま表彰台優勝を目指して、決勝もスタート切っていきたいなというふうに思っています」

 「僕がちょうど最終コーナーを立ち上がった瞬間に赤旗が出て、前の人はスルーしたんですけど、僕はピットに入れたんで、それでクリアな状況が作れたので、コンディション的にもアタックする場所取りとしてもすごい運にも恵まれて、すごいいい結果を残すことができましたね。タイムアップはその要因じゃないかなという風に思います」

 「やっぱり36番っていうのは、10年前に坪井さんが走ってたり,トヨタの中でもエース的な番号だと思います。僕は今まで36にふさわしい走りは全然できてなかったんですけど、今回のSUGOラウンドは36にふさわしい、恥じない走りができているとは思っています」

第8戦、第9戦予選3位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

第8戦、第9戦とも予選3位の佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

 「序盤は悪くなかったんですけど、赤旗が入って以降は、もうちょっとタイムがあげれるかなと思ってたんですけど、思ったよりいけなくて。僕らとしても、あんまり原因は突き止められてなくて、内圧なのか、どのセットなのか、ちょっとわからないんです。レコードラインは結構乾き始めてるような感じでドライ調子良かっただけにちょっと悔しいんですけど」

 「決勝の天気はちょっとまだわかんないんですが、ドライは自信があります。ウェットでも原因を突き止めて、まだやれることはあると思います。3連勝で今大会を終えたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦、第9戦SUGO 公式予選 Cクラスは鈴木斗輝哉、IクラスはKENTAROがWポール獲得

第8戦、第9戦ともポールポジションは鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

インディペンデントカップ第8戦、第9戦ともポールポジションはKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 9月20日、FIA-F4選手権第8、9戦の予選が、スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が、インディペンデントクラスはKENTARO(Baum Beauty Clinic)が、ベスト、セカンドベストともにトップタイムをマークし、両レースともにポールポジションを獲得した。

 朝から、小雨模様の天候となり、コンディションはウェット。気温もぐっと下がるなか、午前8時からチャンピオンクラス、8時35分からインディペンデントクラスの予選が行われた。

■チャンピオンクラス

 開始から、好調にタイムを上げたのは、現在シリーズランキング2位の鈴木斗輝哉。20分の予選時間の前半を終えた時点で、唯一、1分32秒台に入れて、2番手のランキングトップ佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)以下を引き離していった。

 後半になって、路面状況が徐々に改善してくると、好調の鈴木は1分32秒355までタイムアップ。2番手には菊池貴博(TGR-DC RS F4)が1分32秒788で上がり、トヨタ育成ドライバーがワンツーとなった。

 一方、ホンダ育成ドライバーの2人はタイムが伸びず、前回の鈴鹿で優勝を飾った新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)、初表彰台を得た百瀬翔(HFDP with B-Max Racing)ともに、10位あたりで苦しみ続けた。

 結局、この勢力図は変わらないまま予選は終了。

 ベストタイムで決まる第8戦のトップ6は、鈴木、菊池、佐藤、熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)、鈴木恵武(TGR-DC RS F4)、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)。

 第9戦のグリッドを決めるセカンドベストは、トップ3は、鈴木、菊池、佐藤と変わらず。4位以下は、白崎、熊谷、迫隆眞(PONOS RACING MCS4-24)の順となった。

 ホンダ育成の新原は、12位と7位、百瀬はコースインの際にホワイトラインカットがあったとして、ベストタイム抹消となり、13位と14位と、抜きどころの少ないSUGOで厳しい位置からのスタートとなった。

■インディペンデントクラス

 予選序盤から、タイトルを争うDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)とKENTAROが、激しいポール争いを繰り広げ、これに中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)と植田正幸(Rn-sports MCS4)が絡むという展開で予選が進んだ。

 序盤から、優位に予選を進めたのはKENTARO。1分35秒417、1分35秒192とトップタイムを更新し続け、途中、DRAGONが1分34秒752でトップを奪うも、すぐに1分34秒425で逆転。常に予選をリードし続けた。

 路面が回復した終了直前、中島が1分34分676までタイムアップし2番手に。KENTAROは1分34秒325までタイムを縮め、トップを盤石なものとした。

 ベストタイムで決まる第8戦は、KENTARO、中島、DRAGON、植田、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、IKARI(Bionic Jack Racing)がトップ6。

 セカンドタイムで決まる第9戦は、中島とDRAGONが順位を入れ替えたが、トップ6は同じ顔ぶれとなった。

 なお、今大会の3レース目、第10戦のグリッドは第8戦決勝中のベストタイムで決定する。

 第8戦の決勝は、本日午前11時50分から、第9戦決勝は午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、すべて17周(または30分間)で行われる。

第8戦、第9戦とも予選2位は菊池貴博(TGR-DC RS F4)

第8戦、第9戦とも予選3位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

インディペンデントカップ第8戦予選2位、第9戦予選3位は中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)

インディペンデントカップ第8戦予選3位、第9戦予選2位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第9戦SUGO公式予選結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
129鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.607--139.421
236菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.886 0.279 0.279139.003
317佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'32.977 0.370 0.091138.867
416白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'33.108 0.501 0.131138.671
560熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'33.114 0.507 0.006138.662
654迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'33.294 0.687 0.180138.395
750新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'33.312 0.705 0.018138.368
819松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'33.367 0.760 0.055138.287
935鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.398 0.791 0.031138.241
108落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'33.401 0.794 0.003138.236
1128梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.541 0.934 0.140138.029
1248吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'33.551 0.944 0.010138.015
1333鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'33.725 1.118 0.174137.758
14*51百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'33.735 1.128 0.010137.744
1538三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.777 1.170 0.042137.682
1643森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.811 1.204 0.034137.632
1745洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'33.904 1.297 0.093137.496
1880翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'33.943 1.336 0.039137.439
1952岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'33.971 1.364 0.028137.398
2034田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'34.236 1.629 0.265137.011
2153酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'34.377 1.770 0.141136.807
2287豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'34.746 2.139 0.369136.274
2346有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'34.858 2.251 0.112136.113
2497三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'34.968 2.361 0.110135.955
2515中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'35.013 2.406 0.045135.891
2662中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'35.044 2.437 0.031135.847
2763岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'35.255 2.648 0.211135.546
2837武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'35.302 2.695 0.047135.479
2914村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'35.579 2.972 0.277135.086
---- 以上基準タイム(105% - 1'37.465)予選通過 ----
  • CarNo. 51は、FIA-F4 L項 4.6.c(出口のホワイトラインカット)により、ベストタイムを削除した。

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
155KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'34.425--136.737
230DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'34.859 0.434 0.434136.111
310中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'35.016 0.591 0.157135.887
411植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'35.083 0.658 0.067135.791
544今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'35.255 0.830 0.172135.546
698IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'35.384 0.959 0.129135.362
796齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'35.595 1.170 0.211135.064
871大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'35.729 1.304 0.134134.874
940⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'35.783 1.358 0.054134.798
1061坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'36.470 2.045 0.687133.838
1174小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'37.635 3.210 1.165132.242
1288三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'38.053 3.628 0.418131.678
136ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'38.158 3.733 0.105131.537
---- 以上基準タイム(105% - 1'39.505)予選通過 ----
-4佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'42.471 8.046 4.313126.001
-86大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'42.667 8.242 0.196125.760
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'47.68013.255 5.013119.905

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO公式予選結果

Championクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
129鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.355--139.802
236菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.788 0.433 0.433139.149
317佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'32.871 0.516 0.083139.025
460熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'32.893 0.538 0.022138.992
535鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'32.913 0.558 0.020138.962
616白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'33.021 0.666 0.108138.801
728梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.026 0.671 0.005138.793
88落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'33.119 0.764 0.093138.655
954迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'33.149 0.794 0.030138.610
1048吉田 馨BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'33.153 0.798 0.004138.604
1119松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'33.157 0.802 0.004138.598
1250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'33.260 0.905 0.103138.445
13*51百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'33.317 0.962 0.057138.361
1433鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'33.611 1.256 0.294137.926
1538三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.706 1.351 0.095137.786
1637武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'33.720 1.365 0.014137.766
1743森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'33.723 1.368 0.003137.761
1845洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'33.723 1.368 0.000137.761
1953酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'33.823 1.468 0.100137.614
2052岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'33.845 1.490 0.022137.582
2180翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'33.896 1.541 0.051137.507
2287豊島 里空斗Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'33.982 1.627 0.086137.382
2334田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'34.049 1.694 0.067137.284
2497三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'34.779 2.424 0.730136.226
2514村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'34.806 2.451 0.027136.188
2663岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'34.808 2.453 0.002136.185
2715中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'34.813 2.458 0.005136.178
2846有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'34.836 2.481 0.023136.145
2962中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'34.887 2.532 0.051136.071
---- 以上基準タイム(105% - 1'37.305)予選通過 ----
  • CarNo. 51は、FIA-F4 L項 4.6.c(出口のホワイトラインカット)により、ベストタイムを削除した。

Independentクラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
155KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'34.325--136.882
210中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'34.676 0.351 0.351136.375
330DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'34.752 0.427 0.076136.265
411植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'35.039 0.714 0.287135.854
544今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'35.051 0.726 0.012135.837
698IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'35.296 0.971 0.245135.487
796齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'35.593 1.268 0.297135.066
871大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'35.702 1.377 0.109134.913
940⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'35.747 1.422 0.045134.849
1061坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'36.052 1.727 0.305134.421
1188三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'37.300 2.975 1.248132.697
1274小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'37.382 3.057 0.082132.585
136ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'37.794 3.469 0.412132.027
---- 以上基準タイム(105% - 1'39.314)予選通過 ----
-86大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'40.962 6.637 3.168127.884
-4佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'41.466 7.141 0.504127.249
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'47.52113.196 6.055120.083

VITA筑波

第4戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・兒島弘訓「赤旗を想定して序盤は飛ばさずタイヤマネジメントした」

優勝 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 「レース自体も赤旗が出ずに終われたということでしたが、赤旗を想定して序盤は飛ばさずにタイヤマネジメントしていました。中盤以降(1分)3秒6というターゲットタイムをずっと出せるように狙って走っていて。一回3秒4に入れて、そこからもう一声いけるかなというところだったのですがちょっとグリップダウンしてしまって、それ以降は3秒6を目指して走っていて、ペースコントロールという部分では、いいレースができたと思います。スタートも悪くはなかったですが抜群というわけではなかったので解析が必要かと思いますが、失敗ではないスタートだったので、次回もこういうスタートができるように、練習してきたいと思います」

2位 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)

 「スタートはうまく行ったのですが、その先でシフトミスをしてしまって、後ろの人たちに迷惑をかけてしまいました。その後は兒島さんには逃げられてしまったので(後ろの)佐藤さんを気にしながら、距離が開くかどうかを見ながらのレースをしていました。想定していたのとは違いますがが、2位はキープできたので、ヨシとします」

3位 佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)

 「スタートでちょっと並ばれたのですが、1コーナーで冷静に対処して3位をキープしたまま、最後まで順位を死守できたのはよかったです。ただ前を行く兒島選手と西濱選手に対して中盤から後半自分のペースが遅くて、ついて行くのがやっとだったので、まだまだトップ2に食らいつくには練習が必要かな、というレースでした。来週が十勝(3時間)で、再来週が岡山でMEC120分と3週連続でVITAでのレースなので、今日はちょうどいいトレーニングにもなりました」

4位 佐藤考洋(Tipo ETA VITA-01)

 「まずは順位を落とさないように、と。ラッキーなことに大沢さんがペナルティで下がったので、順位をキープして抜かれたくないなと思っていたのですがスタートを失敗して(苦笑)抜かれてしまって。それからは前のクルマがやりあっていたので、チャンスがこないかという思いで見ていて。で、チャンスが来たので、それを活かせたかなと思います。レースは楽しめました」

5位 山本龍( お先にどうぞ☆VITA)

 「終盤佐藤(考洋)さんに接近されて、振り切ろうと思っていましたがだめでした。あまりいいところの無かったレースでした」

6位 大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)

 「スタートはばっちり決まりました。前の龍さんは抜けそうだったのですが、ちょっと気を抜いたら(順位を)戻されて、続いて後ろからコーナーでインを差されて。放っておけば(相手が)まっすぐ行ってくれそうだったのにこちらも同調してしまって(笑)、順位をひとつ下げました。次は出られないのですが、最終戦また頑張ります」

Text: Junichi SEKINE

VITA筑波

第4戦筑波決勝 兒島弘訓がポール・ツー・ウインの完勝で4連勝を飾る

優勝は兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第4戦決勝は9月14日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がホールショットを奪うとそのまま後続を引き離して危なげない走りで18周を走り切り優勝。開幕からのシリーズ連勝を4と伸ばしチャンピオンに大きく近づいた。

 決勝は本日の最終レースとして午後3時45分にフォーメーションラップ開始。日差しはやや傾いたものの依然として気温31.4度、路面温度37.5度という暑さだ。13台のVITA-01が15周または30分のレースに向けてグリッドに整列するとレーススタート。

決勝がスタートした

フロントロウの兒島、西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)は好スタート。3番グリッド佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)、4番グリッド山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)もスムーズにスタートしてポジションを守り、第1コーナーで山本がアウトから仕掛けるが、佐藤元春はしっかりインを押さえて3位を守る。

 加速がよかったのが7番手スタートの大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)で5番手スタートの佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)、6番手スタートの土屋伊津季(ディープレーシングVITA)をストレートエンドまでにごぼう抜き、5位に上がって第1コーナーへ飛び込む。土屋はさらに9番手スタートの中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)にもオーバーテイクを許し8位に後退。8番手スタートのおぎねぇ(ORC白岩設備ワコーズVITA)もスタートの蹴り出しが弱く第1コーナーまでに中島、並木海和(ViVa ETA VITA)に先行されて10位にダウン。

 オープニングラップを終えてトップは兒島は2位西濱と早くも2.064秒の差。そこから0.304秒差で3位佐藤元春、0.296秒差の4位山本、5位大沢は0.218秒差、さらに0.271秒差で6位佐藤孝洋。

 3周目に入り序盤が勝負と言っていたトップ兒島が1分3秒791と最速タイムで2位西濱との差を2.267秒に拡げる。前を追いたい西濱だが0.263秒差で3位佐藤元春がチャンスを伺っていて、防戦に回らざるを得ない。4位山本はそこから1.022秒離され、勢いのある大沢とは0.110秒差とテール・ツー・ノーズ状態だ。

 兒島は5周目に1分3秒664とファステストを更新。ただひとり1分3秒台で周回し6周目には2位西濱との差を3.704秒まで拡大して独走状態になる。3位以降も膠着状態だ、

 8周目に入りレースは後半戦。兒島はまったくペースを緩めず1分3秒662、さらに9周目3秒604と最速タイムを更新し続けて、10周目は3秒521と本日のファステストラップを叩き出して2位西濱と6.691秒差と段違いのスピードを見せる。各車ポジションを守っている中で次第に接近してきたのが5位大沢と6位佐藤孝洋で、8周目に1.037秒あった間合いが10周目に0.217秒と一気に短縮。4位山本にセクター1で仕掛けた大沢にミスがあったようで佐藤孝洋に詰め寄られることになった。二人のバトルは11周目0.123秒差とテール・ツー・ノーズ状態になると12周目の第1セクターで逆転。佐藤孝洋5位、大沢6位と入れ替わる。

 トップ兒島は13周目に入ってようやく手綱を僅かに緩めて1分4秒台、それでも2位西濱よりは0.5秒速いペースでリードは8.829秒。ここで12位を争っていた内田美保乃(RaiseUP miiisuke VITA)と鈴木悠太(ELEV Racing Dream)が接触。それぞれマシンにダメージを負いストップしてしまう。そして14周目、4位を走る山本を佐藤孝洋がロックオン、最終コーナーからの加速で山本をオーバーテイク。4位佐藤孝洋、5位山本の順でファイナルラップへ。

 後方の混乱をよそに兒島はそのまま15周を走り切ってチェカードフラッグの下を通過。2位以下に10秒以上の大差をつけるぶっちぎりで優勝を飾った。2位西濱、3位佐藤元春が表彰台を獲得。4位佐藤孝洋、5位山本、6位大沢というトップ6になった。

 第4戦を終えてVITA筑波シリーズのランキングは4連勝の兒島が80ポイントと大きくリード、2位には52ポイントの西濱が上がって47ポイントの山本が3位にダウン。残り2レースということでシリーズチャンピオン争いはこの3人に絞られて、次戦第5戦は10月26日(日)に行われる。

決勝2位は西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

決勝3位は佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)

決勝4位は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)

決勝5位は山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)

決勝6位は大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Kazuhiro NOINE

VITA筑波

第4戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・兒島弘訓「コースレコードを狙えると思っていた」

ポールポジション 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)1分3秒183

 「気温的には自分のコースレコード(第1戦の1分2秒909)を狙えるかなと思っていたのですが、(直前の)スーパーFJの予選辺りから晴れてきてしまって、路面温度が上がって、厳しいかなと思いつつ1分2秒台を狙っていたのですがかなわずでした。1回ピットに入って(ショックアブソーバーの)減衰変えたり、いくつかセットを変えてみたのですが、そもそも路面のコンディションが雨上がりということもあってパフォーマンスを出せきれずでした。コンディションの割には悪くない予選だったと思いますが、目標タイムには届かず、という感じでした。決勝に向けてのクルマの方向性とかはセット変えた時の感触の違いとか、どちらの方がよかったかというのはタイヤがタレた時の雰囲気もわかったので、それはよかったかなと思います」

2位 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)1分3秒650(+0.467秒)

 「前回よりは少し(兒島との)差が詰まったかな、という気もしますが、やっぱりまだ差は大きいなと思います。今日までけっこう準備してきたのですが、それでも兒島君は遠かったです。まだまだ精進します。路面改修されて、全開率が高くなった気がするし、タイムも上がっていると思います」

3位 佐藤元春( KOSHIDO×ビーンズVITA)1分3秒950(+0.767秒)

 「前半でタイム出ましたね。今回のレースウィークは天候が不安定で、ドライでしっかり練習ができなかったのですが。想像よりタイヤの熱の入りが早かったので、自分の想定より早い段階でタイムが出ました。ただ、まだ少し心残りがあるのですが3番手スタートということで、自分としては満足のいく予選アタックでした。筑波の習熟に関してはままだこれからだと思います。なので決勝もここのライバルたちに揉まれながら成長できたらなと思います」

4位 山本龍(お先にどうぞ⭐︎VITA)1分4秒026(+0.843秒)

 「タイヤがいい時に、うまく走れなくて、その後はわりとすぐにタイヤがズルズルになってしまった感じでした。前回からのエンジンの吹けについてはエンジン本体以外のところを変えてみたけれどあまり変わらない感じで、ちょっと苦しいですね。2列目スタートなので表彰台目指して頑張ります」

5位 佐藤考洋(Tipo ETA VITA-01)1分4秒452(+1.269秒)

 「もう精いっぱいでした。車両が旧型なので、若干マシンの差を感じつつも今できることのベストをやって。それでも上位に上がるにはちょっと無理があったので、順当な予選の順位なのかなと思います」

6位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)1分4秒734(+1.551秒)

 「序盤、前のクルマに詰まってしまって、タイムを出すのに苦労しました。もうちょっと行けたかもしれないのですが、詰まってしまって。位置取りの部分をもっと工夫すればもう少しタイム出せたのかな、と思います。タイヤの持ちはいつも通りという感じで、5、6周くらいで一番タイムが出て、そこから下がってくるという感じでした。その意味ではタイヤの美味しいところは使えたと思います。今回レース参加3回目で、まだポイント取れたことがないので、このまま行きたいですね」

Text: Junichi SEKINE

VITA筑波

第4戦筑波公式予選 兒島弘訓がポールポジション獲得で4連勝に近づく

ポールポジションは兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第4戦予選は9月14日(日)に開催され、開幕3連勝の兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)が2番手に0.467秒の差でポールポジションを獲得した。

 9月中旬に入り前日まで気温20度台と暑さも一段落かと思われた筑波サーキットだが、今日の筑波は猛暑が復活。2カ月前の第3戦までは兒島が怒涛の3連勝で60ポイントを荒稼ぎ。シリーズ2番手の39ポイント山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)を引き離し、本日の結果いかんではチャンピオンに大きく近づくことになる。

 筑波サーキットは8月に路面の補修が行われ、第1ヘアピンの入り口からダンロップコーナーを経て80Rまでの舗装が新しくなった。に変化について印象を聞くと思ったほどグリップが向上していないとのことだが、今日は雨あがりでもあり予選~決勝とコンディションの変化が大きいだろうと予想している。

 15分間の予選は午前10時50分コースオープン。筑波シリーズ規則によって前戦優勝の兒島を先頭に13台のVITA-01がコースイン。すでに気温29.5度、路面温度37.4度で、路面はほぼドライコンディションだ。

 ウオームアップを終えて計測1周目、早くも兒島が1分4秒208をマークしてトップ。2番手に4秒518で山本がつけるが、直後に大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)が4秒400のタイムで山本を上回る。

 残り時間12分。兒島はトップタイムを1分3秒573まで短縮。2番手には3秒904で西濱康行(ETA白波ワークス VITA)が上がってくる。山本も4秒066までタイムを詰めて3番手。大沢4番手にドロップ。後方で順位を上げてきたのがおぎねぇ(ORC白岩設備ワコーズVITA)、4秒902で6番手へ進出。

 残り時間10分、タイムアタックに入った佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)が1分4秒022で13番手から3番手へと一気にポジションアップ。初めての筑波でのVITAレースだが十勝のVITAのチャンピオン経験者、今年はFCR-VITAに参戦し上位入賞、さらにスーパー耐久ST-5Rクラスでもオートポリスでの第5戦ではクラス優勝を飾っている。土屋伊津季(ディープレーシングVITA)が8番手、こちらも筑波VITAレース初出場の山口心愛(FIRSTGARAGE大和設備工業VITA)が9番手へそれぞれ順位を上げている。

 トップ兒島はさらにタイムを削り取り1分3秒183。2番手西濱3秒814、3番手佐藤元春3秒950とトップ3は揃って1分3秒台。4番手山本、5番手大沢、6番手には佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)がつけている。

 このあたりで各車タイヤのピークを終えたかタイムを短縮するが少なくなる。そんな中で2番手西濱は1分3秒650まで自己ベストを削り取るが、トップ兒島とは0.467秒の差。大沢も1分4秒109と詰めるも5番手変わらず。

 15分の予選が終わりチェカードフラッグ。残り時間3分に早々とピットインした兒島が1分3秒183でポールポジション。2番手西濱3秒650でフロントロウを獲得。セカンドロウ3番手に佐藤元春3秒950、4番手山本4秒026。5番手タイムは4秒109の大沢だが、ホワイトラインカットがあり7番グリッドに降格。替わって佐藤孝洋が4秒452で5番グリッド、土屋が4秒734で6番グリッドを獲得した。

 筑波VITAシリース第4戦決勝は本日最終のレースとして午後3時42分スタート予定だ。

予選2位は西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

予選3位は佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)

予選4位は山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)

予選5位は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)

予選6位は土屋伊津季(ディープレーシングVITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・津田充輝「常に自分のベストを出すことだけ考えて走った」

優勝 津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)

優勝した津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)

 「ある程度ペースはあるとわかっていたので、そこをひたすら追求して、常にプッシュしていました。今回に関しては常に自分のベストを出すことだけ考えて走っていました。満足がいくレースでした」

ファーストガレージ 佐々木孝太アドバイザー

 「津田君は安定しているし、クルマをどう動かしたら速く走れるかということを理解できてきたと思います。そこに自分のクルマを持っていけるようになった。練習から安定感は抜群だったので、後は一発が出れば行くだろうなと思っていた通りになりました。今日は強いレースでしたね。彼は今年筑波に勝負を賭けてやっているし、すごく練習もやっている」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「前を追うのもしんどかったですが、僕自身もセッティングも今日はずっとうまく合わせきれなかったのが一番大きかったです。ただ、うまく合わせられていたとしても、今日の津田さんとは接戦になるだろうと思っていたので、最後は思った以上に早く逃げられてしまったので、それは悔しいです。最初に仕留め切りたかったのですが、そこも難しかったですね」

3位 濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)

決勝3位の濵邊誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

 「とにかくタフなレースでした。予選と決勝のインターバルにセット変更をしていて、そのセットに対する走り方を習熟できるまでの間が後ろに追い詰められていて、非常に苦しい戦いでありました。それでも自分の中で周回を重ねるごとに成長していって、結果として3位、表彰台にのぼることができたので、よかったと思います」

ELEV Racing Dream 前田大道代表

 「久しぶりのスーパーFJ表彰台とても嬉しく思います。ドライバーのマサキ選手とレース後、車検場裏で抱き合って喜んでしまいました。彼とは長い付き合いでドライビングのセンスが抜群であることは確固たるものでしたが、初の4輪デビューレースで練習も充分といえない状況だったので確証はありませんでした。レースウィーク前々日、プラクティスから電気系トラブルや大幅仕様変更による挙動理解不足からのセットアップなど試練続きでしたが、それを乗り越えて獲得した3位表彰台は本当にすごいことだと思います。マサキ選手と一緒に次は表彰台の天辺目指して準備を進めていきたいと思います」

4位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)

決勝4位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)

 「予選の時点でちょっとセッティングが固まっていなかったのと、自分の理想とする走りがまだ確立していないです。トップとの差や違いは、彼らが理想とするクルマや走りが定まっているのに対して、自分が定まっていなくて。そこでセットも詰め切れなかったし、ドライビングでも攻めきれなかったところがあったので、そこは次までにやって行かなければならないなと思いました」

5位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)

決勝5位の相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

 「ちょっとスタートで、シグナル消えた後に出遅れて。切替君が1コーナーで後ろからきていて、なんとか第1ヘアピン入り口までは粘っていたのですが、抜かされてしまって。その後前に必死に追いつこうとしたのですが、離されてしまって。でもレースペース的には自分の過去のレースと比べてもいいタイムが出ていたと思うので、次は表彰台狙えるように、細かな点から見なおしていきたいです。課題はスタートと、自分の課題を修正していく感じですかね」

6位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

決勝6位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「スタートでひとつ上がったのはよかったのですが、その後前に置いて行かれてしまったので、単純に速さが足りなかったところがあります。次戦が筑波の最終戦になるので、それまでに少しでもペースを上げられるように、練習できればなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Junichi SEKINE

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦筑波決勝 津田充輝が2位以下につけいるスキを与えずポール・ツー・ウイン デビュー戦の濵邊誠己が表彰台を獲得

トップでゴールする津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)

 2025年JAF筑波・富士スーパーFJ選手権シリーズ地方権第6戦決勝が9月14日(日)に筑波サーキットで行われ、ポールポジションからスタートの津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)がホールショットを奪うと、そのままトップを守り切り完勝。シリーズ3勝目を飾った。

 18周もしくは30分で行われる決勝は午後3時12分にフォーメーションラップ開始。気温31.2度、路面温度37.6度のドライコンディションだ。ひところの猛暑ではなくなったがかなり蒸し暑い。11台がグリッドに整列してレーススタート。

レースがスタートした

 フロントロウ2番手の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)の蹴り出しがよく、ポールシッターの津田に並びかけるように加速。津田はその酒井を牽制するように進路を左に寄せていき両車並んで第1コーナーへ向かう。酒井は第1コーナーで津田のアウトから大外刈りを狙うが津田がしっかりインを押さえてトップを守る。後方では4番グリッドから発進の相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)の加速がややにぶく、5番手スタートの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)が第1コーナーでインを突いてS字を並走、第1ヘアピンへのブレーキングで相田の前に出る。それぞれのバトルの間で濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)がグリッド通りの3位のポジションをキープしている。

 2台が出場しているジェントルマンクラスは6番手スタートからの蹴り出しが弱かった秋山健也(スーパーウインズKKS2)に対して8番グリッドの畠山退三(Hobbybase&zap-ED)が第1コーナーまでに前に出て7位畠山、8位秋山と入れ替わる。

 オープニングラップを終えてトップは津田。しかし酒井が0.346秒と約3車長の差で続く。3位濵邊はそこから0.778秒の差。4位切替は5位相田を0.549秒差として6位内藤は相田に0.300秒に接近している。

 2周目、津田は酒井を0.4秒近く上回るペースで0.731秒までギャップを拡げるが、酒井も粘って0.7秒の差を3周目、4周目と保持する。しかし5周目に津田は2段目に点火したように58秒691とそこまでのファステストラップを出して1.094秒まで間合いを拡げる。3位濵邊に対して4位切替が0.385秒と接近し、5位相田と6位内藤はそれぞれ単独走行になっている。7位畠山がトップに出たジェントルマンクラスの争いは秋山が0.5秒差まで接近してきた。

 津田はペースを緩めず6周目1.304秒、7周目1.728秒と酒井との間にギャップを築いていく。酒井が59秒を切るか切らないかというペースなのに対して津田はコンスタントに58秒台で走行。7周目には58秒656、9周目に58秒627と立て続けにファステストラップを更新してリードを2.319秒まで拡げ独走態勢を固めつつある。3位濵邊は酒井と2.576秒差と離されつつもしっかりポジションを守って4位切替に0.907秒の差をつけている。

 11周目、津田はペースを緩めることなく酒井の差は2.815秒。3位以降の順位も落ち着いてレースはやや膠着状態。13周目にも津田が58秒618のファステストラップを出して酒井と3.402秒差。その後も58秒台のペースを守って14周目3.626秒、15周目3.916秒と酒井を突き離すと16周目には本日のファステストラップ、58秒552を叩き出してそのまま18周を走り切りフィニッシュラインを通過。圧勝ともいえる展開で優勝を飾った。2位酒井は5.281秒差。3位濵邊はバトルこそなかったものの、ファイナルラップで自己ベストの58秒972をマークするなど最後まで集中力を切らさず表彰台の一角を守り切って前田代表の起用に応えた。以下4位切替、5位相田と続きレーシンスーツを新調した内藤が久しぶりで6位に入賞した。

 ジェントルマンクラスは総合7位の畠山が優勝、総合8位の秋山がクラス2位となった。

 これで津田はシリーズ3勝目。ポディウムでのふるまいにも風格が出てきた。シリースポイントを105点まで伸ばし2位の酒井77点とは28点の差がついたがシーズンは残り2戦。まだわからない。

 筑波・富士シリーズ第7戦は約ひと月のインターバルで10月26日に筑波サーキットで開催される。

優勝は津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

決勝3位は濵邊誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

決勝4位は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)

決勝5位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

決勝6位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

マスタークラスで優勝した畠山泰三(Hobbybase & ZAP-ED)

表彰式

ファーストガレージの面々

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦筑波決勝結果

SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2025/09/14) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
152津田 充輝ファーストガレージ制動屋KKS2
MYST KK-S2
1817'42.179--
255酒井 翔太ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1817'47.460 5.281 5.281
372濵邊 誠己ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1817'50.701 8.522 3.241
451切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋KKS2
MYST KK-S2
1817'52.63110.452 1.930
514相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1817'56.30214.123 3.671
622内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1818'02.46820.289 6.166
738M1畠山 泰三Hobbybase & ZAP-ED
MYST KK-S2
1818'03.02920.850 0.561
83M2秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
1818'04.89622.717 1.867
991佐藤 颯太ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'06.77024.591 1.874
1039池田 悠亮トップランクスーパーウィンズ
MYST KK-S2
1818'11.79929.620 5.029
1159村上 太晟ファーストガレージKK-S2
MYST KK-S2
1818'17.48835.309 5.689
---- 以上規定周回数(90% - 18 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 52 津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2) 58.552 (16/18) 125.734 km/h

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦筑波公式予選ドライバーコメント 3位・濵邊誠己「自分の中で見つけた答えを最後に出した1周」

ポールポジション 津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)58秒499

ポールポジションの津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)

 「今日は思ったより路面がよくなかった感じで、前日や前々日の練習ではもっといいタイムが出ていたので、路面改修の影響はある程度あると思います。(それでも手ごたえはよかった?)そうですね、それなりにタイムも安定して、いいタイムが出ていましたので。酒井君とは昨日、一昨日とこんな差だったので、こう(僅差に)なるだろうなとは思っていました」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)58秒583(+0.084秒)

予選2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

 「ぜんぜんうまく(コンディションに)合わせきれなかったのと、うまくいったな、というラップが一度もなかったです。昨日に比べて路面温度とかが高くなっていて、昨日は雨もあって路面が冷えていたので、いい感じのセットで走れていたのですが。路面温度が高くなってしまうとどうしても思った方向に転がってくれなかったので、これからデータロガーとか見比べてどこを調整するのか、というのを分析して決勝でしっかり勝てるようにがんばります」

3位 濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)58秒890(+0.391秒)

予選3位の濵邊誠己(ELEVレーシングS2制動屋)

 「(終盤に)タイヤの状況は悪くなっていましたけれど、最後のアタックに向けて10何周かトライしつづけて、自分の中で見つけた答えを最後に出した1周でした。なんとかまとめ切れました。タイム的には満足ですが、タイヤの一番おいしい時にその走りができていなかったので、(タイムが出たのが)最後になってしまったというのは、悔しいポイントではあります。決勝は前の2台がめちゃくちゃ速いので、学びのレースだと思って、前の子から一つでも多く得て、結果として表彰台に乗れるように、できれば優勝も目指してやろうと思います」

4位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)58秒900(+0.401秒)

予選4位の相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

 「序盤に58秒台を出した後は、アタックしていてもうまくまとまる周がなくて、58秒ポツポツ出してはいましたが3番手キープできなくて、最後の最後に抜かれてしまって残念ですね。決勝は表彰台が目の前なので、どうにか前を攻略したいなと思います」

5位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)58秒943(+0.444秒)

予選5位の切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)

 「路面について予想がかなり外れてしまって、いいとこなしでぜんぜん駄目でした。決勝までにできることをやって、オープニングラップでうまいこと行けたらいいな、という感じです」

6位 秋山健也(スーパーウインズKKS2)59秒395(+0.896秒)マスタークラストップ

予選6位、マスタークラスポールポジションの秋山健也(スーパーウインズKKS2)

 「路面の補修でグリップは上がっている気がしますが、昨日初めて走って(雨のせいで)ほとんど1本目しか試せなかったので、まだよくわからないですね。違和感と言うか感覚はかなり変わりますね。予選はちょっと空気圧が上がりすぎた感じがあったので、そのあたりを修正してよくなれば、もう少し上に行きたいところです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

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