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2023年5月

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝優勝ドライバー・監督コメント 小川颯太「エンストしたが、ミラーを見たら誰も進んでいなかった」

優勝した小川颯太と髙木真一監督

小川颯太(Bionic Jack Racing)
 「スタートはエンストしました。ミラーをみたら誰も進んでいなかったので、面白かったです。回転落とし気味でホイールスピンしないようにいこうと思ったんですが、うまくいきませんでした。トップでスタートできたのでよかったです。レース4よりは1周半走れて、その間に後続を引き離すことができたので、レースというレースはしてないんですが、あのままいけたら気持ちのいいレースができたと思います。ミラーを見ても実際水しぶきで後ろがどのくらい離れているのかわからなかったので、どうか知らなかったんですが。乗れているなという感触はあったので、レース4もレース5もぶっちぎりで勝ちたかったです。レース5の方が雨は降っていたと思います。フォーメーションからの1周目は普通だったんですが、そこからどんどん降ってきて、2周目で路面が変わって、SCが入ってからはレース4よりもすごい雨が降っている状態でした。びしょびしょになっちゃうしで、こりゃ無理だろうとは思いました」
高木真一監督(Bionic Jack Racing)
 「予選から天候に左右されて、レース4もレースをせずにSCではじまりSCで終わって、レース5はスタンディングスタートで、颯太も優吾も1、3というポジションでした。車のバランスも雨は速そうで、優吾も2位を余裕で抜けそうでした。SCで優吾は不完全燃焼で終わったかも知れないけど、初表彰台を得たので今後調子を上げて、慣れていってもらいたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝 大雨のためまたしても赤旗終了 1周半のレースを制したのは小川颯太

優勝は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権(FRJ)第2戦レース5は14日、鈴鹿サーキットで雨のなか決勝を行い、赤旗終了となるレースを小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が制し、今季2勝目を飾った。

 レース5のスタート進行は午後3時25分に始まった。雨は小降りとなり、レース4と異なりスタンディングスタートが選択された。4時40分、参加7台(うち1台はマスタークラス)がグリッドを離れフォーメーションラップに向かう。

雨のなか決勝がスタートした

 スタートは大混乱で始まった。上位の3台、ポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)、予選2位の大木一輝(PONOS RACING)、予選3位のカレブ・ガトア(Sutekina Racing)がそろってストール。ウエット路面でホイールスピンしないよう、エンジン回転を下げてクラッチミートしたのが逆にストールの原因となったようだ。

 小川はなんとかトップのまま動き出すことができたが、後ろの2人はグリッド上で立ち往生。予選6位のリアム・シーツ(Sutekina Racing)はピットウォール側をまっすぐ走って一気に2位に浮上。予選4位の渡部智仁(HELM MOTORSPORTS F111/3)は前方で停止していた大木に詰まり、その横を予選5位の岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)がすり抜け、3位で1コーナーへ向かう。

 トップに立った小川は速い。みるみると2位のシーツとの差を広げると、1周目には4秒3離して戻ってきた。そのシーツの背後には岩澤がつけ、オーバーテークを狙う。4位にはガトアが、5位には大木が、6位にはMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)が、7位には渡部が続く。

 1周目終了あたりから次第に雨が強くなり、4位を走るガトアが水に乗ったか2周目のデグナー入り口を真っすぐ走り、コースアウト。このマシン排除のため3周目からセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCが4周目を走行中には、ガトアのマシン排除も終わり、レースが再開されると思われたが、雨脚が弱まることはなくSC運用は継続された。

 その後、天候回復の見込みはなく、赤旗が提示されレースは終了。レース4と異なり、グリッドにマシンが並べられ再開を待つことなく、5周目の順位をもってレースは成立した。

決勝2位はリアム・シーツ(Sutekina Racing)

決勝3位は岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)

 優勝は小川、2位シーツ、3位岩澤、4位大木、5位MOTOKI、6位渡部の結果となった。このレースの当初周回数は13周。75%の9周に満たないため、選手権はハーフポイントとなる。

表彰式

 午前中のレース4はSCスタートでそのまま終了。午後のレース5も実質1周半ほどのレースとなった。他カテゴリーのレースがSCを運用しながらもなんとか開催されたことを思うと、FRJだけ大雨にたたられ、2レースを通してレーシングスピードで走れたのは1周半と、運にも見放されたようだ。

 第3戦は岡山国際サーキットに舞台を移し、6月10、11日にレース6~8が開催される。梅雨時だが「晴れの国岡山」でドライのレースを期待したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/15) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
516'42.852--
227リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
516'43.475 0.623 0.623
397岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
516'44.910 2.058 1.435
445大木 一輝PONOS RACING
PONOS RACING
516'45.777 2.925 0.867
511M1MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
516'47.337 4.485 1.560
614渡部 智仁HELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
516'48.706 5.854 1.369
---- 以上規定周回数(75% - 3 Laps)完走 ----
-3カレブ・ガトアSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
12'29.3444Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 27 リアム・シーツ(Sutekina Racing) 2'34.409 (2/5) 135.338 km/h

TCR JAPAN SUNDAY

第1戦鈴鹿決勝 猪爪杏奈、雨中の独走劇 土日連勝で開幕大会を完全制覇

 TCRJサンデーシリーズ第1戦は14日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)がスタートでトップに立つと、そのまま後続を引き離し優勝した。

 相変わらず降り続く雨のなか、午後14時35分、決勝のフォーメーションラップが7台が参加して始まった。

雨の中、決勝がスタートした

 スタートではポールポジションのHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がストール。トップには予選2位の猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が立ち、2位には予選3位のMOTOTINO(55MOTO RACING)が上がる。HIROBONは3位でレースを始めることとなった。4位には加藤正将(Audi Team Mars)が、5位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)がつける。6位は玉田誠二(TAMADA Racing)だが、鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)パスされ最後尾に落ちた。

 1周目、猪爪はMOTOTINOを4秒離して早くも独走態勢に持ち込む。2周目にはデグナー手前でHIROBONがMOTOTINOを捉えて2位に上がる。その後方では、玉田が130Rでコースアウトしてリタイア。しかし、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。

猪爪杏奈を狙うHIROBON

 SCは3周を回って退いた。2位に上がったHIROBONは、トップ猪爪に並びかけ、プレッシャーをかけつつリスタートに備える。リスタート後、4周目の1コーナーでHIROBONは猪爪のインをうかがうがここではパスできず。逆に猪爪はHIROBONを突き放しにかかる。

 5周目には加藤が逆バンクでオーバーラン。6位と走行車両中の最後尾に落ちた。

優勝は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

決勝2位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝3位はMOTOTINO(55MOTO RACING )

 猪爪は6周目に、このレースのファステストラップをたたき出すとHIROBONとの差を3秒5まで広げる。このまま逃げ切り10周を回って独走優勝を飾った。2位には4秒7差でHIROBONが、3位には大きく遅れてMOTOTINOが入った。

 4位争いは、梅本、鈴木、加藤で繰り広げられていたが、9周目の1コーナーで5位の鈴木がオーバーランして6位に後退。最終ラップとなった10周目には4位の梅本がスプーンでコースアウトして6位と最後尾に落ちる。結局、4位加藤、5位鈴木、6位梅本の順でゴールした。

優勝した猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

表彰式

 優勝した猪爪は、土・日、両シリーズを制し、開幕大会を終えた。第2戦は、6月10~11日に岡山国際サーキットのチャレンジカップレース第3戦で行われる。猪爪の快進撃は続くのか、HIROBONの逆襲なるかに注目したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

TCR JAPAN SUNDAY

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/15) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
1026'18.501--
219HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1026'23.215 4.714 4.714
355MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1026'49.98631.48526.771
465加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1026'52.35133.850 2.365
517鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1026'56.29537.794 3.944
669梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
1027'02.41343.912 6.118
---- 以上規定周回数(75% - 7 Laps)完走----
-7玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
16'57.7779Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 98 猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING) 2'28.768 (6/10) 140.522 km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿決勝トップ3コメント 優勝・白崎稜「恵みの雨」

優勝 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

優勝した白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「雨が弱くて、予選よりグリップがあって、セットを変えないで出ました。天気が読めなかったんですが、ぼくとしては降るより降らない方がよかったです。雨が強くなってきましたが、S字でフロントをヒートさせたという思いがあったので、恵みの雨だったのかと思います。2連勝したのでこのままシリーズチャンピオンを決めたいと思います」

2位 八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)

決勝2位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)

 「セッティングを雨が降る方向にしんたんですが、まったく降らなくて予想よりコンディションがよくて、大外ししてしまいました。コースにとどまるのが精一杯でした。小川選手をなんとか押さえたいと思いましたが、クルマがいうことを聞かなくて最後は力尽きました。赤旗に助けられました」

3位 小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)

決勝3位の小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)

 「予選がうまくいかなくて、スタート順位が厳しかったんですが、スタートを決めて順位を上げてからのペースは予選よりよく、なんとか追い上げられてよかったです。雨は得意じゃなかったんですが、今回は恐れずにドライビングをコントロールできたので、雨が苦手じゃなくなりました。今シーズンも鈴鹿・岡山シリーズに出場するので残りのレースもしっかり2位以上、優勝もとってランキングトップを目指したいと思います」

 ※表彰式は、8周目の通過順により優勝・白崎、2位・小川、3位・八巻の順で行われたが、赤旗運用規定により、正式結果は1周減算の7周終了時点の順位、優勝・白崎、2位・八巻・3位・小川となっている。このコメントは正式結果が出る前のものである。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿決勝 雨の中、白崎稜が2連勝 白熱の2位バトルは八巻渉に軍配、3位に小川凉介

優勝は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 スーパーFJ選手権鈴鹿・岡山シリーズは14日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が優勝した。

 荒天のためスケジュールは当初予定の午後1時15分より、大きく遅れ1時40分よりフォーメーションラップが始まった。天候は徐々に回復し、雨は小降りとなった。22台のマシンがウェットタイヤを履いてグリッドを離れた。

雨の中決勝レースがスタートした

 スタートではポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)に、好スタートを切った八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)が1コーナーでインから並びかける。しかしここでは白崎が八巻を押さえてトップで2コーナーへ。3位は予選順位どおり元山泰成(ECOTEH WORKS)が続く。予選4位の村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)はスタートをミス、6位まで順位を落としてしまう。代わって4位には予選5位から新原光太郎(TAKE FIRST KK-SII)が、5位には予選7位から小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が上がってきた。村田はスプーンで、永原蒼翔(ピットワークながはらMYST)にもパスされさらに7位まで順位を落とす。

 オープニングラップのシケインでは鈴木七瀬(TQS☆A-ONE KKS-II)と宮島雄太(RSイディア・イーグルスポーツKK-S2)が絡み、鈴木はコースアウト。宮島はピットに入ってリタイアした。このアクシデントで早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCは4周を回ってピットイン。レースは5周目から再開された。この周のバックストレートでは小川が新原をパスして4位に浮上。シケインでは初参戦の田中風輝(24SYSTEMタイヤサービス M2 KK-SII)が村田をパスして7位に上がった。

 トップに立った白崎は盤石。2位以下の争いを尻目に逃げる。5周目には2位の八巻を2秒3、6周目には3秒8と独走状態に持ち込む。

 その6周目、小川の勢いが止まらない。1コーナーでは4位の元山をパスして3位まで上がってきた。

八巻渉と小川凉介の2位争い

 7周目、小川は2位の八巻の背後に迫る。ここから八巻と小川の2位争いバトルが勃発。

 8周目にはヘアピンで小川が八巻のインを差し2位に上がるも、八巻もクロスラインを取り小川を抜き返し2位を死守。続くシケインでは小川が八巻のインを差し再び小川が前。

 9周目の1コーナーでは八巻がアウトから小川をまくり、2位を奪い返した。しかし逆バンクで八巻に並びかけた小川がターン7で八巻を捉え、2位に浮上した。

 しかし、この前の周、デグナーでコースアウトしたマシンがあったため赤旗が提示された。レースはこの赤旗をもって終了した。

 上位陣は8周を終了し、9周目を走行中だったが、赤旗運用規定により1周減算の7周目の通過順位で決勝のリザルトが決定した。

決勝2位は八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)

決勝3位は小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)

 優勝は白崎。前戦の岡山に続き2連勝となった。バトルを演じていた八巻と小川だが、7周目のコントロールラインを通過した順位はわずか0秒199差で八巻が2位となった。3位には小川が入った。

決勝4位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝5位は新原光太郎(TAKE FIRST KK-SII)

決勝6位は永原蒼翔(ピットワークながはらMYST)

 4位は元山が、5位には新原が、6位には永原が続いた。

 第4戦は7月16日にここ鈴鹿サーキットで決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/14) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
719'09.813--
288八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ
MYST KK-S2
719'13.981 4.168 4.168
312小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
719'14.180 4.367 0.199
41元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
719'16.510 6.697 2.330
54新原 光太郎TAKE FIRST KK-SII
MYST KK-S2
719'17.311 7.498 0.801
651永原 蒼翔ピットワークながはらMYST
MYST KK-S2
719'18.625 8.812 1.314
72田中 風輝24SYSTEMタイヤサービス M2 KK-SII
MYST KK-S2
719'19.302 9.489 0.677
811村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
719'22.04212.229 2.740
919松田 大輝藤本電機工業K-TACK MYST
MYST KK-S2
719'22.52312.710 0.481
1055板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
719'28.21918.406 5.696
1144塚田 光彦ウエスト・綾さん・セキグチ・スキル・17J
WEST 17J
719'30.49120.678 2.272
1223宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
719'32.60122.788 2.110
1336畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
719'34.49624.683 1.895
1417中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
719'38.11828.305 3.622
1579三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
719'39.39229.579 1.274
1610小合 将司LOVCA/SimGym☆Noel
MYST KK-S2
719'42.57632.763 3.184
1747山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
719'49.41839.605 6.842
186谷川 文啓LOVCA F.Tworks TeamNoel
MYST KK-S2
719'58.36548.552 8.947
19*21太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
720'14.2751'04.46215.910
20*57東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
720'30.1731'20.36015.898
---- 以上規定周回数(90% - 6 Laps)完走 ----
-*29宮島 雄太RSイディア・イーグルスポーツKK-S2
MYST KK-S2
13'33.7006Laps6Laps
-53鈴木 七瀬TQS☆A-ONE KKS-II
MYST KK-S2
0-7Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 91 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース) 2'29.323 (6/7) 140.000km/h
  • CarNo. 21は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中のコースアウト)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 57は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中のスピン)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 29は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1①②(妨害行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4決勝優勝ドライバーコメント 大木一輝「どんな形であれ優勝」

優勝 大木一輝(PONOS RACING)

優勝した大木一輝(PONOS RACING)

 「セーフティーカースタートでグリッドから出たときはぜんぜん行けそうな感じでした。SCがホームストレートに帰ってきてからは、目の前が白くなるくらい雨が降ってきたので、これスタートするのかなと思いながら、走っていました。タイヤは行けそうな感じだったので、気合を入れようと思っていたんですが。ハーフポイントですが、スポット参戦という立場なのでポイントを取りたいというのもあって、数字として結果が残ったので、どんな形であれ優勝を取れたのは満足しています」

マスタークラス優勝 MOTOKI(Rn-sports)

マスタークラスで優勝したMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)

 「ふたを開けたらエントリーはぼく一人でした。前のプロとどれくらいタイムを縮めるかでやっています。去年も出てましたがほとんど乗ってないし、今年はどうかなと思ってたら去年でていた人が誰も出ていませんでした。何もできずに終わりました。リージョナルで雨は乗ったことがないので、何もかもぶっつけ本番でやるしかないと思っていました。雨の量も多かったし、ちゃんと走れるかなと思ってたら終わってしまいました。今年はPCCJメインで、フォーミュラも勉強がてらタイミングが合ってチャンスがあれば乗れたらと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4決勝 荒天のためSC先導で赤旗終了 2周でレースは成立し優勝はPPの大木一輝

レースはセーフティーカースタートとなった

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦レース4は14日、鈴鹿サーキットで決勝を行なった。雨の中、セーフティーカー(SC)先導で始まったレースは天候悪化のため赤旗終了。2周でレースは成立し、ポールポジションの大木一輝(PONOS RACING)が優勝した。

 第2戦レース4の行われる鈴鹿は早朝より雨。ときおり激しい雨が路面をたたく。雨のため前プログラムでSCが導入された関係で、スタート時刻は15分遅れの10時となった。

 グリッドへの試走中には、渡部智仁(HELM MOTORSPORTS F111/3)がコースアウトを喫し、フロントウイングを損傷。グリッドでフロントウイングを交換した。

 スタート時には雨は若干まったが、SC先導によるスタートとなった。SC中には雨が再び強くなり、3周目のSC先導中にレーススタートは困難と判断され、赤旗が提示された。全車、グリッドに戻り再開を待つ。

レースは赤旗で終了し2周で成立した

 雨が降り続いたため、結局レースは再開されることなく終了。2周を回っているためレースは成立、ハーフポイントが与えられることとなった。

 順位は予選グリッドどおり。優勝は大木一輝(PONOS RACING)、2位小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)、3位リアム・シーツ(Sutekina Racing)、4位カレブ・ガトア(Sutekina Racing)、5位岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)、6位渡部智仁(HELM MOTORSPORTS F111/3)で、7位のMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)がマスタークラスの優勝となる。

表彰式

マスタークラスの表彰式

 レース5決勝は本日午後3時40分より13周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/14) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
145大木 一輝PONOS RACING
PONOS RACING
27'38.638--
298小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
27'39.570 0.932 0.932
327リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
27'40.281 1.643 0.711
43カレブ・ガトアSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
27'40.893 2.255 0.612
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
27'41.982 3.344 1.089
614渡部 智仁HELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
27'43.565 4.927 1.583
711M1MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
27'44.396 5.758 0.831
---- 以上規定周回数(98% - 1 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 11 MOTOKI(47TRADING with Rn-sports) 3'44.697 (2/2) 93.037 20/h

TCR JAPAN SUNDAY

第1戦鈴鹿公式予選 HIROBONがポールポジション 猪爪杏奈が2位につける

ポールポジションはHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 TCRJサンデーシリーズは14日、鈴鹿サーキットで第1戦の公式予選を行いHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後8時より15分間で行われた。鈴鹿は早朝より雨。ウエット宣言が出され、全7台がウエットタイヤを履いてコースインし、予選が始まる。

 バースレーシングの2台、HIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は1周回って、鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は2周回ってピットインし、暖まっているフロントタイヤと暖まりの悪いリアタイヤを組み替えてピットアウト。

 この間、猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)はアタックを続行。2周目には2分31秒461、3周目には昨日の自身のポールタイムを上回る29秒805でタイミングモニターのトップに名前を刻む。

 ここで梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が、自身4周目のヘアピン先の200Rでスピンし、スポンジバリアーにマシンをヒット。このアクシデントで赤旗が提示されることとなる。

 予選は8時23分より残り4分2秒で再開。実質1周でのタイムアタックとなった。

 真っ先にアタックラップに入ったのはHIROBON、その後ろに猪爪が続く。

 まずは、HIROBONが、2分29秒302で猪爪を逆転してトップに躍り出る。直後にコントロールラインを通過した猪爪のタイムは29秒623。これでHIROBONのポールポジションが確定。猪爪は2位で予選を終えた。

予選2位は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

予選3位はMOTOTINO(55MOTO RACING )

 3位にはMOTOTINO(55MOTO RACING)が、4位には加藤正将(Audi Team Mars)が入った。

 5位にはクラッシュする前のタイムで梅本がが続いた。

 玉田誠二(TAMADA Racing)は予選通過基準タイムを満たすことができず、鈴木もアタックラップのヘアピンでコースアウトし、赤旗前のタイムでは基準タイムに届かず、両者は予選不通過となり、嘆願書での決勝進出となる。

 決勝は本日午後2時15分より23分+1周で行われる。決勝も恐らく雨。HIROBONがサタデーシリーズの雪辱を果たすか、猪爪が土日シリーズ連勝するかに注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCR JAPAN SUNDAY

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/14) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
119HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'29.302--140.020
298猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
2'29.623 0.321 0.321139.719
355MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'33.626 4.324 4.003136.079
465加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
2'35.605 6.303 1.979134.348
569梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
2'37.663 8.361 2.058132.594
---- 以上基準タイム(110% - 2'44.232)予選通過 ----
-7玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
2'44.79115.489 7.128126.859
-17鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'57.99728.69513.206117.447

TCR JAPAN SATURDAY

第1戦鈴鹿決勝 雨の中、猪爪杏奈が初戦を制す

優勝した猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 TCRJサタデーシリーズ第1戦は13日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が優勝を飾った。

 決勝は午後4時35分にフォーメーションラップが始まった。雨は降り続き、全車7台がウエットタイヤを履き1周を回ってグリッドに着いた。

スタートでトップに立った猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 ポールポジションの猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)は好スタート。予選2位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)もポジションを守り1コーナーへ向かう。予選3位の鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は動き出しが鈍く6位までポジションダウン。代わって3位には予選4位から加藤正将(Audi Team Mars)が上がり、4位にはMOTOTINO(55MOTO RACING)が、5位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が続く。

 トップに立った猪爪だったが、オープニングラップのヘアピンでマシンをスライドさせ、2位のHIROBONの接近を許す。HIROBONは、スプーン手前でインから猪爪に並びかけ、トップに浮上した。

 猪爪も負けじと130RでHIROBONに並びかけるが、ここでは抜けず。1周目はHIROBONがトップ、2位には猪爪が続く。

 2周目の逆バンクでは、HIROBONが痛恨のコースアウト。これで猪爪は難なくトップを奪い返した。HIROBONは加藤にもパスされ3位に落ちた。

 ここから猪爪は2位に上がった加藤を突き放しにかかる。加藤の後方からは3位に落ちたHIROBONが徐々に接近。5周目には逆バンクで加藤に並びかけたHIROBONが、ターン7でインから加藤を捉え2位までポジションを回復した。

優勝は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

決勝2位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝3位は加藤正将(Audi Team Mars)

 この時点で、トップ猪爪とHIROBONの差は5秒4。7周目にHIROBONは、このレースのファステストラップをたたき出し、その差を4秒4とするも追い上げもここまで。この後、猪爪はHIROBONとの差をコントロールし、11周を回って、トップでゴールした。HIROBONは2位、3位には加藤が入った。

 4位でレースを始めたMOTOTINOは、7周目の2コーナーでスピン。5位に上がっていた鈴木にパスされることとなった。MOTOTINOはその後も鈴木に食い下がるもポジションは変わらず。鈴木が4位、MOTOTINOは5位でゴールを迎えた。

 序盤、5位を走行していた梅本は5周目にスプーンでスピンし後退。6位でレースを終えた。

表彰式

 サンデーシリーズは明日14日、午前8時から予選が、午後2時15分から決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

TCR JAPAN SATURDAY

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/13) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
1127'36.040--
219HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1127'40.693 4.653 4.653
365加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1128'00.89224.85220.199
417鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1128'06.27930.239 5.387
555MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1128'06.50330.463 0.224
669梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
1128'24.83048.79018.327
77玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
1027'40.5711Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 8 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 19 HIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】) 2'29.144 (7/11) 140.168 km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・白崎稜「ウオータースクリーンとの戦い」

ポールポジション(PP) 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「雨で新品タイヤが去年の筑波以来なので心配だったんですが、ドライのセットは決まっていたのでそこから逆算してこれくらいかなというところで。あとはウオータースクリーンとの戦いでした。前のタイヤが巻き上げた水で見えなかったので、そこでタイムが落ちちゃっいました。スリップを使うとブレーキタイミングが分からなくなるので難しかったです。あしたはスタートをしっかり決めてウオータースクリーン無しで快走したいと思います。岡本くんというベンチマークがいないので、どれくらい戦えているかわからないんですが、自分のできることをやってがんばります」

予選2位 八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)

 「走り始めのセッティングはいい感じでしたが、後半で雨が強くなって西で水たまりができるくらいだったので、そこから伸びませんでした。久しぶりのフロントローなのでいまからどきどきしています。天気予報だとあしたは今日よりしっかりした雨なので、もっとセットを合わしていきたいです。スタートを決めて押さえようかなと思います」

予選3位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「ドライが調子悪くて、どちらかというとレインは得意です。何も考えずにがんばりました。それだけです。クルマのセットも安定して走れました。決勝が大事なので、まずまずです。こういう状況だとスタートに力が入ってしまうので、力まず徐々に徐々に落ちついて走ろうかなと思います。抜けるところはしっかり抜いていきたいです」

Text: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿公式予選 白崎稜が雨の中、2戦連続ポールポジション 2位に八巻渉が、3位に元山泰成が入る

ポールポジションは白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第3戦は13日、鈴鹿サーキットで雨の中、公式予選を行い、白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)がポールポジションを獲得した。

 今回、開幕戦優勝の岡本大地はSUGOで行われている86/BRZレース出場のため欠席。初参戦を果たしたドライバーもおり、参加台数22台と開幕戦と同じ台数がエントリーした。

 公式予選は午後3時10分より20分間で行われた。昼過ぎから落ち始めた雨のため路面はウェット。参加22台がウェットタイヤを履いてコースイン。小雨から始まり、徐々に雨脚が強くなるコンディションでセッションは推移した。

 序盤からトップに立ったのは八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)。3周目に2分30秒006をマークすると、4周目に29秒749、5周目に29秒720までタイムアップ。その直後、このタイムを更新してきたのが白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)。29秒155と大幅に八巻のタイムを上回りトップに立った。

予選2位は八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ)

 この頃から雨脚は強まり、各ドライバータイム更新はならず。白崎がこのタイムでポールポジションを決めた。八巻は2位で予選を終えた。

予選3位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

 元山泰成(ECOTEH WORKS)は3~4周目まで5位に付けていたが、5周目に一気にタイムを更新し2分29秒763で3位に浮上。この順位で予選を終えた。

予選4位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

予選5位は新原光太郎(TAKE FIRST KK-SII)

予選6位は永原蒼翔(ピットワークながはらMYST)

 村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)は一時は2位に付けていたが、タイムを大きく伸ばすことができず4位までポジションダウン。5位には新原光太郎(TAKE FIRST KK-SII)が、6位には永原蒼翔(ピットワークながはらMYST)が入った。

 決勝は明日午後1時15分より10周で行われる。予報は雨。22台と参加台数も多く波乱の展開になるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCR JAPAN SATURDAY

第1戦鈴鹿公式予選 雨の中、猪爪杏奈がポールポジション 2位にHIROBONが、3位に鈴木建自が入る

ポールポジションは猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

 TCRジャパンサタデーシリーズは13日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)がポールポジションを獲得した。

 予選は午後2時5分より15分間で行われた。参加台数は7台と寂しいエントリーとなった。昨年、土・日シリーズともチャンピオンを獲得したHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が継続参戦。昨年、優勝とポールポジションも獲得し、速さを見せつけつつある猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)も参戦。シリーズはこの2人を中心に展開しそうだ。

 予選は前レース予選の途中から降り始めた雨のためコースはウェット。ウェットタイヤを履いて各車まずはウォームアップを行う。いったんピットインして、暖まっている前輪タイヤと後輪タイヤを交換してコースインするチームもあった。

 この間、コースにステイしアタックを継続したのが猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)。2分33秒122から31秒317、31秒207とタイムを更新し、2位以下を圧倒してトップに君臨。

 この猪爪のタイムに迫ってきたのがHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)。終盤には2分31秒241を出し、猪爪に肉薄。しかし、猪爪は最後に30秒467をたたき出し、HIROBONを突き放した。

予選2位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

予選3位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 ポールポジションは猪爪が獲得。2位にはHIROBONが、3位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】) が、4位には加藤正将(Audi Team Mars)が、5位にはMOTOTINO(55MOTO RACING)が、6位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が入った。

 決勝は本日午後4時35分より23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4、5ポールシッターコメント 大木一輝「昨日からアップデートできた」 小川颯太「クルマのバランスはいい感じ」

レース4ポールポジション 大木一輝(PONOS RACING)

第2戦レース4ポールシッター大木一輝(PONOS RACING)

 「一本目の予選ですが、昨日からセクター3が課題だったんですが、それをエンジニアさんと話して、セッティングとドライビングとでうまく合わせ込むことができました。そのセクター3が上がったおかげで全体のタイムアップもできて、昨日からアップデートできたアタックになったと思います。今回の路面なのかタイヤなのかわからないですが、ピークを過ぎるとがたっと落ちる傾向があって、アタックをやめて次の予選に向けてアジャストしようとすぐに帰ってきました。2回目の予選はアウトラップでぽつぽつときていて、雨粒がバイザーに当たって、西ストレートもぬれてきました、もっとタイムアップする予定だったので、もうちょっと早めにアタックすれば良かったと思います。あしたは雨のようですが、SUGOの練習でも雨は走ったことがあります。こういう素晴らしいチーム環境でやらせてもらっているので、クルマとかメンテは心配はなく、走りに集中して、クリアな視界でレースをしたいと思います」

レース5ポールポジション 小川颯太(Bionic Jack Racing)

第2戦レース5ポールシッター小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「こうした方がいいかなというのはあるんですが、クルマのバランスも問題なくていい感じに走れていました。天候の関係で、インタークーラーの温度が低すぎてストレートが伸びづらい感じがあったんですが、それに関しては誰のせいでもなく、しょうがないという印象です。2回目も1回目と同じでタイムが上がってこなくて、なかなか完璧なラップはできませんでした。雨が降ってきてくれたというのもあって、ポールを取れた感じです。タイムはもっと出せた自信はあるので、今回のドライビングの課題だと思います。気持ちを切り替えて、あしたは2番手でじゅうぶん優勝できる位置なので連勝目指してがんばります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5公式予選 小川颯太がポールポジション

第2戦レース5ポールポジションは小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦レース5は13日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)がポールポジションを獲得した。

 レース5予選はレース4予選に続いて午後1時35分より行われた。依然としてウェット宣言が出されているが、開始時のコースはドライ。

 ここではレース4より1周少ない3周目から各車アタックを開始。小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)がレース4予選よりタイムを大幅に更新した1分58秒940でトップに立つ。2位には58秒336で大木一輝(PONOS RACING)が、3位には58秒696でカレブ・ガトア(Sutekina Racing)が付ける。

 各車4周目に入る頃から、コースには雨が落ち始める。ここまで4位に付けていた渡部智仁(HELM MOTORSPORTS F111/3)が5周目に入ったところのデグナー出口でクラッシュ。ここで赤旗が提示された。

 予選は再開されたが、すでにコースはウェットとなりコースインするマシンもなく、赤旗前の順位でグリッドが決定した。

第2戦レース5予選2位は大木一輝(PONOS RACING)

第2戦レース5予選3位はカレブ・ガトア(Sutekina Racing)

 ポールポジションは小川が獲得。2位には大木が、3位にはガトアが入った。4位に渡部が、5位に岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)が、6位にリアム・シーツ(Sutekina Racing)が続いている。

 第2戦レース5は明日14日、午後3時20分より13周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4公式予選 大木一輝がポールポジション

第2戦レース4ポールポジションは大木一輝(PONOS RACING)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦レース4は13日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、大木一輝(PONOS RACING)がポールポジションを獲得した。

 予選は午後1時10分より15分間で行われた。エントリーは7台で内マスタークラスは1台と寂しい参加台数となった。開幕第1戦はレース1で平木湧也が、レース2で澤龍之介が、レース3で小川颯太が優勝したが、平木と澤はこのラウンド不参加。大木一輝(PONOS RACING)が今シーズン初参戦、フォーミュラリージョナルオセアニアに参戦していたカレブ・ガトア(Sutekina Racing)がこのシリーズに殴り込んできた。

 鈴鹿の天候は下り坂。午前中は薄日も差していたが、ときおり小雨がぱらつく中、予選は進行した。ウェット宣言は出されたが、トラックはドライだ。

 各車3周をウォームアップに費やし、4周目からアタックを開始。まずは大木一輝(PONOS RACING)が1分59秒589でトップに立つ。2位には59秒732で小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が、3位には2分0秒057でリアム・シーツ(Sutekina Racing)が付ける。

 ここからさらにタイムアップを目指し各車アタックを続けるが、路面温度が低いためかタイム更新ができない。小川は予選を中止し7周目にピットに入ってしまった。

第2戦レース4予選2位は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

第2戦レース4予選3位はリアム・シーツ(Sutekina Racing)

 結局、上位陣は4周目のタイムでグリッドが決定。ポールポジションは大木が獲得した。2位には小川が、3位にはシーツが入った。

 4位には終盤タイムを更新したカレブ・ガトア(Sutekina Racing)が、5位には岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)が、6位には渡部智仁(HELM MOTORSPORTS F111/3)が続いた。

 第2戦レース4は明日14日、午前9時40分より13周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/13) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
2'29.155--140.158
288八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'29.720 0.565 0.565139.629
31元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
2'29.763 0.608 0.043139.589
411村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
2'30.011 0.856 0.248139.358
54新原 光太郎TAKE FIRST KK-SII
MYST KK-S2
2'30.251 1.096 0.240139.135
651永原 蒼翔ピットワークながはらMYST
MYST KK-S2
2'30.427 1.272 0.176138.972
712小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
2'30.522 1.367 0.095138.885
855板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'30.865 1.710 0.343138.569
92田中 風輝24SYSTEMタイヤサービス M2 KK-SII
MYST KK-S2
2'30.879 1.724 0.014138.556
1053鈴木 七瀬TQS☆A-ONE KKS-II
MYST KK-S2
2'31.155 2.000 0.276138.303
1129宮島 雄太RSイディア・イーグルスポーツKK-S2
MYST KK-S2
2'31.304 2.149 0.149138.167
1244塚田 光彦ウエスト・綾さん・セキグチ・スキル・17J
WEST 17J
2'31.533 2.378 0.229137.958
1319松田 大輝藤本電機工業K-TACK MYST
MYST KK-S2
2'31.615 2.460 0.082137.883
1479三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
2'32.277 3.122 0.662137.284
1521太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'32.511 3.356 0.234137.073
1623宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
2'32.746 3.591 0.235136.863
1736畔柳 拓武イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'33.052 3.897 0.306136.589
1817中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
2'33.836 4.681 0.784135.893
1957東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
2'33.960 4.805 0.124135.783
2010小合 将司LOVCA/SimGym☆Noel
MYST KK-S2
2'34.007 4.852 0.047135.742
2147山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'34.869 5.714 0.862134.986
226谷川 文啓LOVCA F.Tworks TeamNoel
MYST KK-S2
2'43.42914.274 8.560127.916
---- 以上基準タイム(130% - 3'14.409)予選通過 ----

TCR JAPAN SATURDAY

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/13) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
2'30.467--138.935
219HIROBONCUPRA TCE
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'31.241 0.774 0.774138.224
317鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'34.001 3.534 2.760135.747
465加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
2'34.243 3.776 0.242135.534
555MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'34.247 3.780 0.004135.531
669梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
2'35.005 4.538 0.758134.868
---- 以上基準タイム(110% - 2'45.513)予選通過 ----
-7玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
2'45.64115.17410.636126.208

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'58.940--175.763
245大木 一輝PONOS RACING
PONOS RACING
1'59.336 0.396 0.396175.179
33カレブ・ガトアSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'59.696 0.756 0.360174.652
414渡部 智仁HELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'59.726 0.786 0.030174.609
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'59.731 0.791 0.005174.601
627リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'59.927 0.987 0.196174.316
711M1MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
2'02.732 3.792 2.805170.332
---- 以上基準タイム(110% - 2'10.834)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2023/05/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
145大木 一輝PONOS RACING
PONOS RACING
1'59.589--174.809
298小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'59.732 0.143 0.143174.600
327リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
2'00.057 0.468 0.325174.127
43カレブ・ガトアSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
2'00.238 0.649 0.181173.865
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
2'00.270 0.681 0.032173.819
614渡部 智仁HELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
2'00.845 1.256 0.575172.992
711M1MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
2'01.925 2.336 1.080171.460
---- 以上基準タイム(110% - 2'11.457)予選通過 ----

SUPER GT

第2戦富士 ANEST IWATA Racing RC F GT3は、予選から3ポジションアップの14位でレースを終える(ANEST)

 ANEST IWATA Racing with Arnageは、5月3日(水)~4日(木)、静岡県富士スピードウェイで開催された2023 SUPER GT第2戦GT300クラスにANEST IWATA Racing RC F GT3で参戦しました。

 今回、SUPER GTシリーズの決勝標準距離300kmを1.5倍に延長した走行距離450kmのレースとして開催されました。

 これに伴い、レース中のピットストップも2回が義務づけられました。

 ANEST IWATA Racingは今シーズン、イゴール・オオムラ・フラガ(24歳)と古谷悠河(22歳)の陣容でGT300クラスを闘いますが、450kmレースではリザーブ選手として3人目の小山美姫(25歳)がチームに加わりました。

 小山は、日本の女子選手として初めてFIA基準のフォーミュラカーレースシリーズでシリーズチャンピオンになった実力派です。

■公式予選

 悪天候に見舞われたシリーズ開幕戦から一転、富士スピードウェイは汗ばむほどの快晴となりました。

 3日水曜日午後に行われた公式予選では、Q1、Q2の2段階でタイムアタックを行い、タイム順に決勝スタートポジションを決めます。チームはQ1セッションを古谷にまかせ、タイムアタックに送り出しました。

 古谷はフロントタイヤの暖まりが十分ではないと感じましたが、予選セッションの10分間でタイヤをウォームアップするには限界があります。結局古谷は納得のいく状態にまでタイヤを温められずグリップ不足のままタイムアタックに入り、ラップタイムは1分36秒131でB組9番手に終わりました。

 Q2進出の8番手になるには0秒079足りませんでした。

 この結果、ANEST IWATA Racing RC F GT3のスタート位置は17番手と決まりました。

■決勝レース

 4日木曜日も富士スピードウェイは快晴となりました。公式予選でスタート位置が後方となってしまったので、チームは決勝レーススタート後、早めのピットインを行い、集団から離れたポジションでペースアップして順位を上げ、レース後半に2回目のピットストップを行うという作戦を選びました。

 スタートを担当したイゴールは、100周が予定されているレースの7周目に早めの1回目ピットインを行い、最小限だけ給油を行うとそのままコースへ戻りました。多くのチームはレース距離を3等分し、30周を過ぎた頃から1回目のピットインを始めましたが、イゴールは走り続け、見かけ上の順位は35周目に6番手まで上がりました。

 しかし本来狙っていたペースには乗れず、48周を走って2回目のピットインを行い、ここでイゴールは古谷と交代、給油を行いました。1回目のピットインを早めの7周目に行った結果ガソリンタンクはほぼ空になっており、レースを走りきるためにはそこから満タンにする必要がありました。この給油に時間がかかったこともあり、古谷がコースへ復帰すると順位は20番手にまで下がっていました。

 その後古谷は力走を続け、前を走るライバル車が2回目のピット作業をするたびに順位を上げていきました。最終的にはスタート時よりも3ポジション上の14位で91周を走りきりチェッカーフラッグを受けました。

 次回シリーズ第3戦は、6月3日(土)~4日(日)、三重県鈴鹿サーキットで開催される予定です。

■正式結果

  • 公式予選 クラス17位(出走26台)
  • Q1: 1分36秒131(古谷悠河:9位/26台)
  • Q2: 出走せず
  • 決勝 クラス14位(出走26台) 2周おくれ

■コメント

Aドライバー: イゴール・オオムラ・フラガ
 「開幕戦では悪天候で僕はほとんどまともに走れませんでしたから、今回やっとまともに走れました。でも選択したタイヤが決勝レースのコンディションには合っていなかったようで思ったよりペースが上がらなかったのが悔しいです。でも、きちんと完走してロングランのデータを収集できたので、チームみんなで相談して、次に繋げます」
Bドライバー: 古谷悠河
 「予選は、気温が想定よりも下がり過ぎたようでうまくいきませんでした。僕らはロングランのペースを見つけるのに、まだ苦労しています。終盤、前の車を追いかける過程で自分でも少しミスをしたので反省点もありますが、まずはロングランのペースを上げることが課題です。次のレースに向けての宿題としてなんとか解決できるよう頑張ります」
Cドライバー: 小山美姫
 「今回、私が乗る機会はありませんでしたが、もし乗れたとしたら嬉しいけれど、その時はチームとしてあまり希望がない時だったはずなので、複雑な気分でした。私はまだレースで乗っていないので話を聞くことしかできませんけれど、乗ることがあればポイント獲得に貢献できるように頑張りたいと思っています」
武田克己総監督
 「予選Q2に進出できなかったので、決勝レースはちょっと厳しくなりました。それでも2人のドライバーは100%の力を発揮してくれ、大きなトラブルもなく完走できました。正直なところ、今日のところが今のチームの総合力なのかなと思います。これまでロングランのデータを集める機会があまりなかったので、今回得られたデータには大きな意味があります。これをしっかりと分析して次のレースに繋げていきます」
ANEST IWATA Racing with Arnage
2023 SUPER GT RACE REPORT

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・小村明生「元チャンピオンとしてしっかり面目を保てている」

優勝 52号車・小村明生(ファーストガレージTKR S2)

優勝した小村明生(ファーストガレージTKR S2)

 「前回はゴール時点で(後続と)結構近い距離でチェッカー受けたので、今回はぶっちぎってやろうとレース前から決めていました。レースペースには自信があったので、しっかり距離を開けて、ダントツで優勝できたな、と思います。(これで2連勝)出来過ぎかな、というところもありますけれど、元チャンピオンとしてはしっかり面目を保てているかな、っていうところですかね」

2位 22号車・内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

決勝2位の内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

 「(スタートでのオーバーテイクは?)スタートで僕の方が決まって、ほぼ前に出ていたので、1コーナーで差していけました。序盤は(タイヤの)内圧が予選であんまりだったのでそこを調整したのですけれど、そこがちょっとうまくはまらなくて、(トップと)離れてしまって。武者君に後ろから突っつかれていたので、そこを気にしてしまって余計(前が)離れてしまったという感じなので、そこは反省点かなという感じです。マシンは完璧だったので、完全に自分の力不足です」

3位 15号車・武者利仁(ZAPコングレーシングED)

決勝3位の武者利仁(ZAPコングレーシングED)

 「スタートはストールしてしまいました。普通にミスってしまって、そこから内藤さんを抜けずに終わってしまいました。最初にちょっと内藤さんのコピーみたいに走っちゃっていたので、その意識を変えて、自分なりの今走りたい形にしたら(ギャップが)詰まっていった感じです。そこでどんどん予選と同じような走りを戻していったらよかったので、これだな、と。今月また(レースが)あるので、頑張ります」

4位 54号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

決勝4位の安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 「今の実力かな、って思います。スタートはとりあえずそこそこ決まって、抜きはしなかったですけれど。そこからしばらくは(前に)ついて行けたのですけれど、途中からはついて行ける状況でもなく、後ろから来ちゃって。ペースが上がらないっていうか、思うように(マシンを)降り回せていないところもあるし、そこも含めてもっとうまく乗りこなさないといけないな、っていうこと、セッティングも含めてですけれど。(10V固有の乗り方がある?)僕もまだ全部つかみ切れていないので、分からない部分が多いですけれど。(昨年までの)S2と違うのは間違いないですし、違う走らせ方とかセッティングも含めてやらなきゃいけないのは確実なので、そこがちょっとつかみ切れていないな、っていう感じです。次に向けて悪くなっていくことはないと思うので、よくなると信じて頑張ります」

5位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)

決勝5位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(安田選手を追いかけ回していたが?)アベレージで彼よりペースはよかったなと思っていたのですけれど、やっぱり筑波なので、スタートで抜けないで、後はそのままで終わっちゃいました。ペース自体はほとんど負けていなかったので、前にいれば問題なかったと思うのですけれど。タイムの方向にセットを持って行くのをタレない方向にしていたのが、そのまま出ちゃいました」

6位 91号車・角間光起(ELIVレーシング10VED)58秒884 トップと0.355秒差

決勝6位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「だいぶ体力とか身体的にも負担がかかって、自分自身緊張していたのもあるのですけれど、なかなか厳しい戦いだな、というのが印象です。(スタートから落ち着いていた?)スタートでけっこうホイールスピンさせちゃって、落ち着いて行こうみたいなところはあったので。序盤はまわりの動きを見て、というのはレース前から意識していたので、そういうところが適応したのかな、って思います。(今後の課題は?)自分の上手くいったベストの周とかは前の順位の方とあまり違いはないと思うので、ただその自分のベストを安定して出せるように、フィジカル的なところでもメンタル的なところでも、強化していかないといけないかなと思います」

前田大道(ELIVレーシング代表)

前田大道(ELIVレーシング代表)

 「無事に2台完走できて、まずはホっとしています。デビューレースだった角間選手も6位でチェッカーを受けられて入賞したので、今日はこれでお腹いっぱいです(笑)。ただタイムとか見ていても走りは安定していないですし、一発の速さはトップ集団とひけを取らないのですけれど、まだまだケアレスミスも多いので、そういった部分をもうちょい詰めていって、今シーズン最終戦では表彰台争いを確実にできるようにしていくのが、僕の今の展望です。マスターズクラスで2位になった貫戸選手も、S耐で有名な選手なので、やっぱりスプリントレースは4年ぶりだったという事なので、ブランクもあるなかで、大健闘かな、と。筑波サーキットも昨日生まれて初めて走っていたので、その状態でどんどんラップを重ねるごとに、上達していってタイムも上がっていったので。決勝中に59秒7まで出ていたので、この調子でいけば、59秒前半を安定してラップできるようになってくると思うので、そうすれば入賞圏内で戦えると思うので、ぜひまた機会があったら出ていただきたいな、って思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波決勝 小村明生が盤石の走りでポール・ツー・ウイン

優勝は小村明生(ファーストガレージTKR S2)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝が5月5日(金)に筑波サーキットで行われ、ポールポジションからスタートの小村明生(ファーストガレージTKR S2)がホールショットを奪うとそのままトップを守り18周を走り切ってフィニッシュ。開幕戦に続いて優勝を飾った。

 朝から好天が続くこどもの日の筑波サーキット、午後に入り風がやや出てきてパドック内の鯉のぼりも気持ち良さげに泳いでいる。「筑波サーキット・カーフェスティバル」と銘打った毎年恒例のイベントは、新旧のフェラーリやロータス、懐かしのトヨタ2000GTの展示やデモランも行われ、また子供向けのアトラクションも設置されて終日家族連れでにぎわった。

 午後1時20分、予定より5分ほど遅れてスーパーFJがコースイン。今回はまずドライバーの集合写真の撮影があるとの事で、13人がフィニッシュライン上に整列してポーズを取った。

 13時40分フォーメーションラップ開始。気温は25度を超えてコースにいるとじりじりと暑い。路面温度もかなり高くなっているようだ。

スタートシーン

 レッドライトが消えてレーススタート、ポールポジションの小村はスムーズに発進したが2番手スタートの武者利仁(ZAPコングレーシングED)の反応が悪く、3番手スタートの内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)が襲いかかる。武者はスタートの瞬間エンジンストールしかけたそうで、痛恨のミス。

 小村はアウト側から第1コーナーに入りホールショットを奪う。内藤はストレートエンドで武者の前に出ると2位にポジションアップしてターンイン。4番手スタートの安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)も武者のインを窺うが、ここは武者が踏みとどまる。後方では6番手スタートの角間光起(ELIVレーシング10VED)が第1ヘアピンで5位の中澤凌(ZAP FOCS 10VED)のインを突くが、中澤が抑えこんでコーナーを抜ける。後方では7番手スタートの小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)の蹴り出しが弱く、第1コーナーまでに8番手の村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)、逆にスタートがよかった10番手の貫戸幸星(ELIVレーシングKKSII制動)に次々とかわされ、さらに第1ヘアピンで秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)にインを差されてしまい10位までポジションダウン。

 トップ小村は0.908秒の差をつけて1周目を終了、2位内藤と3位武者は0.34秒のギャップで続く。2周目、武者は第1コーナーからS字、ヘアピンと内藤の背後でプレッシャーをかけるが内藤は動じない。それでもディフェンシブにならざるを得ず、2周目1.052秒、3周目1.319秒と小村にじわじわと引き離されてしまう。武者は0.3秒から0.5秒の間合いで内藤を追い、4位安田はそこから0.6秒差で、角間を振り切った5位中澤が0.39秒差につけている。マスターズクラスはスタートで秋山を仕留めた貫戸がクラストップに立っている、秋山も逃がさず0.259秒と背後につけている。

 小村は5周目59秒231、6周目59秒136、7周目58秒990とファステストラップを連発して内藤との差を2.438秒までひろげ、独走態勢を作り上げる。内藤も自己ベストは更新し続けているが小村とは毎ラップ0.4秒程度の差がある。3位武者も0.585秒差で内藤を追うものの、攻めあぐねている状態だ。

 マスターズクラスの順位が動いたのは6周目、そこまで1分0秒台とタイムが伸びない貫戸を追い立てていた秋山が第1コーナーの進入でオーバーテイク、クラストップを奪い返す。貫戸は小田部にもかわされて全体10位に落ちる。

 トップを行く小村はその後も内藤を突き放し続けて9周目には3.104秒差。内藤~武者も接近戦が続いているが決定的な場面は訪れない。そんな中緊張感が増してきたのが4番手安田と5番手中澤のギャップで、8周目0.394秒、10周目0.283秒と中澤が安田を追い詰める。しかしここから安田も踏ん張りつけ入るスキは与えない。

優勝は小村明生(ファーストガレージTKR S2)

決勝2位は内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

決勝3位は武者利仁(ZAPコングレーシングED)

決勝4位は安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

決勝5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

決勝6位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 11周目、小村は58秒928というこの日のファステストラップを叩き出し、内藤を3.535秒差まで突き放す。その後も毎ラップその差を拡大。17周目には5.453秒までマージンを開くとファイナルラップはややペースを落とす余裕も見せて18周のレースを完勝、ポール・ツー・ウインを飾った。2位内藤はファイナルラップにやや差を詰めたものの3.721秒の大差で2位、武者もスタートで失った順位を奪回するに至らず0.38秒差の3位でフィニッシュした。安田対中澤の4位争いも最後まで続き、最後はテール・ツー・ノーズ状態でフィニッシュラインを通過したが0.182秒差で安田が4位、中澤5位となった。6位はデビューレースをしっかりポジションを守り切った角間。こちらも7位村田とは0.333秒と僅差だった。

マスタークラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

 マスターズクラスは6周目にトップを奪い返した秋山が全体8位のクラス優勝、クラス2位の貫戸は全体10位、クラス3位には本間隆史(MATレーシングPJ10V)だった。

表彰式

マスタークラスの表彰式

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月28日に筑波サーキットで開催される。連勝でシリーズの主役に躍り出た感のある小村に対しストップをかけるのは誰か? 僅か3週間のインターバルの間に挽回のカギを見つけ出さなければならない。

集合写真

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波決勝結果

筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2023/05/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
152小村 明生ファーストガレージTKR S2
MYST KK-S2
1817'51.562--
222内藤 大輝RaiseUP RCIT ED
MYST KK-S2
1817'55.283 3.721 3.721
315武者 利仁ZAPコングレーシングED
TOKYO R&D RD10V
1817'55.658 4.096 0.375
454安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
TOKYO R&D RD10V
1817'58.013 6.451 2.355
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1817'58.195 6.633 0.182
691角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1817'59.553 7.991 1.358
786村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1817'59.886 8.324 0.333
83M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
1818'04.58213.020 4.696
978小田部 憲幸いえらいふZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'05.18113.619 0.599
1072M2貫戸 幸星ELEVレーシングKKSII制動
MYST KK-S2
1818'11.09419.532 5.913
1146M3本間 隆史MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
1818'13.50121.939 2.407
1271M4ハヤシ ヒロキゼンカイレーシング遊戯闘速
MYST KK-S2
1818'50.01158.44936.510
1355M5高橋 三徳RCIT RaiseUP ED
WEST 07J改
1718'16.7881Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 52 小村明生(ファーストガレージTKR S2) 58.928 (11/18) 124.932 km/k

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・小村明生「自分の方が経験値として有利」

ポールポジション 52号車・小村明生(ファーストガレージTKR S2)58秒529

ポールポジションの小村明生(ファーストガレージTKR S2)

 「中盤以降ベストタイムは出せませんでしたけれど、感触的にはタイヤが終わったという感覚はなかったので。単純にちょっとギアのミスも何回かあったし、というところで。できれば58秒3まで行きたかったですけれど、その辺まではいけた、という感覚があるので全然問題なく。とりあえずはポールが取れたので安心しています。決勝はレースペースは問題なく自分の方が経験値としても有利になると思います。かと言って(相手は)勢いよく、抜きにかかってくると思うので、前半うまく抑えつつ、後はまわりがタイヤで苦しんでくる中で、自分はそこのマシンの転がし方というのは自信あるので、じりじり離してゴールできたらな、と思います」

予選2番手 15号車・武者利仁(ZAPコングレーシングED)58秒544 トップと0.015秒差

予選2位の武者利仁(ZAPコングレーシングED)

 「(途中でタイムが伸び悩んだ?)昨日(の練習走行で)、なかなか今のタイヤに合わせることができなくて。それで予選中もいろいろ試行錯誤していて、練習みたいに走っていたのですけれど、それでタイムがバラつきがあったり伸びがなかったりした感じです。(試行錯誤の甲斐はあった?)課題だった最終コーナーだったりとか、さっき走ってやっとわかって、それで全部がほとんどまとまって2番手タイムだったので。あともう少しだったので悔しいかったです。決勝ではもう一回監督と、今日は代表もいらっしゃるので、データロガーとかオンボードを見て、いろいろと煮詰めたいと思います」

予選3番手 22号車・内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)58秒691 トップと0.162秒差

予選3位の内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

 「マシンの感触もよくて、後半もうちょっとタイム伸ばせればよかったのですけれど、タイヤ(の状態)もあって、あまり伸びなかったなって感じがしています。内圧のセットとか前半にタイム出しに行こうというふうに思っていたので、後半きつくなってしまいました。(考えた通りの展開?)もうちょっとでポールが取れたので、そこをもうちょい頑張ればよかったな、という気がします。決勝に向けてはマシンは確実にいいので、前ともそんなにタイム差ないので、しっかりついていきながら、いいところでしっかり前に出られたらいいな、と思っています」

予選4番手 54号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)58秒735 トップと0.206秒差

予選4位の安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 「今これで全力なので、これが実力かな、と思います。内容的にはミスしたわけじゃないし、今持っている力を全力で出したので、まぁしょうがないですね。受け止めるしかないです。決勝に向けては、レースになっちゃえばタイムはみんな落ちると思うので、そこのペースも予想つかないでのですけれど、バトルできたらいいかな、と思います」

予選5番手 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)58秒773 トップと0.244秒差

予選5位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(中盤からタイム伸び悩んだ?)自分よりペースの遅い車にはまってしまったのと、(タイヤの)内圧調整するのにピットに入ったタイミングも若干早かったのもあって、後半タイヤがタレてしまって、いい間合いで走れなかったです。なのでピットイン後がタイムアップできなかったです。決勝に向けては改善できるとこも思い当たるフシがあるので、そこを改善しつつ。前を狙えない位置ではないので、抜きずらいコースですけれど、抜いていきたいと思います」

予選6番手 91号車・角間光起(「ELIVレーシング10VED)58秒884 トップと0.355秒差

予選6位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「一回ピットインして、(タイヤの)内圧変えて、それで再アタック、という形で。徐々に自分が新しいタイヤにも慣れてきた感じだったので、そういうところが後半のタイムの伸びにつながったのかな、と思います。決勝は中団からのスタートなので、一番混雑するところだと思うので、無事に完走できたらいいかな、という感じがあります。少しでも前には行きたいですけれど、まずはアクシデント無く」

Text: Junichi SEKINE
Photo:Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波公式予選 前回優勝の小村明生がポールポジション獲得、武者利仁は0.015秒及ばず

ポールポジションは小村明生(ファーストガレージTKR S2)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦公式予選が5月5日(金)に筑波サーキットで行われ、開幕戦優勝の小村明生(ファーストガレージTKR S2)が2戦連続となるポールポジションを獲得した。

 毎年5月5日の子供の日に開催される「筑波サーキット・カーフェスティバル」が今年も行われ、普段のシリーズ戦以上にレース以外のイベントも盛りだくさんの会場には親子連れの姿が目立ち、パドックもスタンドも賑わった。

 20分間の予選は朝9時25分開始、前戦の結果順に小村を先頭にエントリーした13台がコースイン。朝から好天に恵まれたコースの気温は20度、文句なしのドライコンディションだ。

 各車ウォームアップを終えて計測2周目、まずは小村が59秒410のトップタイム。そこから59秒092、59秒064とタイムを削り取る。2番手には前回2位の武者利仁(ZAPコングレーシングED)が59秒652→59秒239で続き、3番手は前戦4位の安田航(ファーストガレージ&Sウインズ)がつけている。

 残り16分、武者が59秒064を出してトップに立ち小村は2番手へドロップ。3番手には59秒105の中澤凌(ZAP FOCS 10VED)、4番手に内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)が59秒139で続き安田は5番手へ押しやられる。6番手には角間光起(「ELIVレーシング10VED)が59秒302で進出。角間はSIMレーサーで今回が実車での初レースだ。

 いったんは2番手に落ちた小村だが、続く周回で58秒893としてトップを奪い返す。さらに内藤58秒950、中澤58秒981と戦いは58秒台に入り、武者も自己ベストは更新するが58秒台に0.008秒届かず4番手へダウン。5番手には前戦6位の村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)が59秒108を出して、安田は59秒202で6番手。 今回5台がエントリーのマスターズクラス(40歳以上)では秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が全体9番手でクラストップ、S耐ドライバーで5シーズンぶりにスーパーFJ参戦の貫戸幸星(ELIVレーシングKKSII制動)が0.36秒の差で2番手。

 残り13分、内藤が58秒891と小村を0.002秒上回りトップ、しかしすぐに小村が58秒529を叩き出して再びトップに立つ。内藤も58秒835と自己ベストを詰めるが2番手へ後退。武者が58秒975と58秒台に入れて3番手へ上がるが続く周回で中澤、安田がタイムアップ。それぞれ58秒833、58秒881で3番手、4番手とするも武者もすかざず58秒862を出してこの二人の間に割って入る。

 残り9分、内藤は58秒691までタイムを詰めるが小村には0.162秒届かない。5位に落とされていた安田が58秒812で3位に浮上。この頃からタイムアップする選手が少なくなくなり順位は膠着状態に。気温、路面温度ともに上昇中でタイヤが厳しくなってきたか。

 いったんは落ち着いたポジション争いが再開されたのは残り5分を切ってから。まず中澤が58秒773で3番手に上がるが直後に安田が58秒735を出してこれを上回り、さらに武者が58秒544で2番手に返り咲く。内藤は3番手に落ち、安田~中澤と続いて6番手には小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)が58秒997で上がってくる。小田部は前戦がデビューレース、雨の中表彰台を獲得したが、ドライでも戦えることを予想させる。

 チェッカーフラッグが振られる中で最後に自己ベストを更新したのは角間で、58秒884をマーク、一時8番手まで落ちていたポジションを6番手まで押し上げてデビューレースを迎えることとなった。

予選2位は武者利仁(ZAPコングレーシングED)

予選3位は内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)

予選4位は安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

予選5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選6位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

マスタークラス予選2位は貫戸幸星(ELEVレーシングKKSII制動)

 ポールポジションは小村、中盤に出した58秒529のタイムでその座を守り切った。2番手武者は58秒544で0.015秒届かずに終わった。以下セカンドロウは内藤、安田、3列目に中澤、角間というグリッドになった。 マスターズクラスは終始クラストップに立っていた秋山が全体9番手のポジション。59秒038はポールポジションから僅か0.694秒の差。毎度のこととは言え筑波の予選は僅差だ。

 決勝は午後1時30分スタート予定。今日は終日好天が予報されており、これから気温も路面温度も上昇すると見込まれる。デグラデーションが穏やかになったと言われる今シーズンのダンロップタイヤだが、予選の様子を見るとやはりコンディショニングは難しそうで、それがレースにどう作用するか。注目される。

鯉のぼり

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波公式予選結果

筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2023/05/05) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152小村 明生ファーストガレージTKR S2
MYST KK-S2
58.529--125.784
215武者 利仁ZAPコングレーシングED
TOKYO R&D RD10V
58.544 0.015 0.015125.752
322内藤 大輝RaiseUP RCIT ED
MYST KK-S2
58.691 0.162 0.147125.437
454安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
TOKYO R&D RD10V
58.735 0.206 0.044125.343
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.773 0.244 0.038125.262
691角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.884 0.355 0.111125.025
778小田部 憲幸いえらいふZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.981 0.452 0.097124.820
886村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
59.038 0.509 0.057124.699
93M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
59.223 0.694 0.185124.310
1072M2貫戸 幸星ELEVレーシングKKSII制動
MYST KK-S2
59.575 1.046 0.352123.575
1146M3本間 隆史MATレーシングPJ 10V
TOKYO R&D RD10V
59.679 1.150 0.104123.360
1271M4ハヤシ ヒロキゼンカイレーシング遊戯闘速
MYST KK-S2
1'00.663 2.134 0.984121.359
1355M5高橋 三徳RCIT RaiseUP ED
WEST 07J改
1'02.410 3.881 1.747117.962
---- 以上基準タイム(130% - 1'16.164)予選通過 ----

筑波・富士S-FJ選手権

第2戦筑波 注目ドライバーにインタビュー(高橋三徳、貫戸幸星、角間光起)

 2023年JAF地方選手権スーパーFJ筑波/富士シリーズ第2戦が5月5日(金)に筑波サーキットで開催された。13台のエントリーの中には、初の実車でのレース参戦が1名、久々のスーパーFJ参戦が2名がいた。予選を前にインタビューを行った。

 まずはゼッケン55番「RCIT RaiseUP ED」をドライブする高橋三徳。高橋は2019年最終戦以来、3年半ぶりの参戦となる

高橋三徳一問一答

高橋三徳(RCIT RaiseUP ED)

 ――久しぶりの参戦?

 「3年ぶりくらいです。スーパーFJ筑波と富士で出ていました。今の22号車です」

 ――シリーズ第2戦だが、ここからシリーズ参戦する?

 「まだ未定です。今年からコロナも落ち着いたので、出られるときにちょいちょい出ようかな、という感じです。筑波だけでなく、あちこち、別のカテゴリーも含めて」

 ――別カテゴリーは何を?

 「まだ決まってはいないですけれど、いろうろ調整中です」

 ――3年ぶりのレースの感触は?

 「タイヤも初めてなので、ちょっと。今日は頑張って完走しようかな、という感じで」

 残る2台は前田代表率いる「ELEVレーシング」からのエントリー。ゼッケン72「ELIVレーシングKKSII制動号車」の貫戸幸星はスーパー耐久で活躍する選手で、今年はST-4クラスでロードスターをドライブしている。スーパーFJは2018年以来の出場だ。

貫戸幸星一問一答

貫戸幸星(ELEVレーシングKKSII制動)

 ――スーパーFJのレースは何年ぶり?

 「3年か4年くらいです。最近はスーパー耐久がメインです」

 ――今回はスポットでの参戦?

 「今回の筑波だけの参戦の予定です」

 ――今回参戦の経緯は?

 「前田代表が以前一緒に走っていた仲間で、彼が自分でレーシング会社をはじめて、今回だけドライバーがいないということで声かけてくれたので、来ました」

 ――久しぶりのスーパーFJの印象は?

 「スーパーFJ(のドライビング)は大丈夫ですけれど、筑波が初めてで、昨日初めて走って他のサーキットとは全然勝手が違って、コースの特性も違って、なかなか苦戦しています(笑)。独特です」

 もう一人はゼッケン91「ELIVレーシング10VED」の角間光起。角間はeスポーツ出身で、e国体で行われたグランツーリスモなどSIMレースの世界で活躍しており、今回は実車でのレースに初挑戦する。

角間光起一問一答

角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 ――実車でのレースは初めて?

 「去年何度か草レースや軽の耐久レースには出ましたが、公式戦は初めてです」

 ――eスポーツと実車の違いはどんな部分?

 「Gのかかり方とかを自分の身体で感じ取らなければならない部分は実車とSIMレースでは結構違うので、そこが自分の苦労している部分でもあるんですけれど、そこになんとか適応していかなければという風には思っています」

 ――前日の練習走行での感触は?

 「昨日練習してみて、最初から上に行けるとは思っていないので、とりあえず実力が出し切れればいいかなっていう感じです」

 2名のドライバーを擁する「ELIVレーシング」の前田代表にも意気込みを聞いた。

 「今回も2台体制でスーパーFJに参加させていただく。まずは91号車、RD10Vを今年からはニューカラーで初レース、ドライバーも期待の新人です。角間選手はJAF戦の公式レースは初めてなんですけれど、バーチャルの世界ではグランツーリスモの国体とか出ているくらいの凄腕なので、初めてのレースで緊張していると思うのですけれど、精いっぱい頑張ってほしいなと思います。72号車の方はS耐ドライバーで、実績ある方なので、久しぶりのフォーミュラで頑張っていただきたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第2戦富士 根本悠生、2023年スーパーGTデビュー戦でポイント獲得!(BORDERLESS)

 5/3(水)~5/4(木)に根本が今年参戦するAUTOBACS SUPER GTの第2戦となるFUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACEが、晴天に恵まれた富士スピードウェイにて開催された。

 開幕戦岡山では荒れた天候を味方につけベストな戦略で一時トップ争いを展開するほどの活躍を見せたものの、まさかのワイパー関連のトラブルに見舞われ戦線離脱。またレース終了間際のリスタートでもマイナートラブルを抱えるなど、新造車ならではの悔しさを味わうこととなった。今大会はそういった背景もあり、まずは着実にQ2進出、そしてポイント獲得を目標に戦った。

 今大会はシーズン初の450kmロングレースとなり、レギュラードライバーの嵯峨宏紀/小高一斗に加え根本が合流。根本にとっては念願のスーパーGTデビューレースを迎えることとなった。

■Qualify:Q1-7th Q2-2nd

 現地時間3日15時33分、練習走行日であった前日とほぼ同等のドライコンディションの中、決勝のスターティンググリッドを決する公式予選が行われた。スーパーGTでは参戦台数が多いことからグループA・グループBに分けられた上で予選1回目、Q1を実施。それぞれのグループの各上位8台が、決勝のスターティンググリッドを決めるQ2へ進出しポールポジションを争うレギュレーションとなっている。開幕戦の岡山では経験豊富な嵯峨選手がQ1、光る速さのある小高選手がQ2を担当していたが、チーム監督である金曽はQ1に根本を大抜擢。実は根本はこれまでのテストで主にロングランでのタイヤテストやセットアップ確認を中心とした走行プログラムを担当しており、まだ新品タイヤでの経験が無い状態で予選に臨むことになり、持ち味である適応能力の高さを試されることとなった。

 練習走行での小高選手でのフィードバックから、正しくタイヤへの熱入れを行いスムーズに走行ができればQ1突破はできるだろうと予想ができていたこともあり、初の予選とはいえ程よい緊張感でアタックに突入。これまでのユーズドタイヤでのフィーリングからは大幅なグリップレベルの向上を感じることができた一方で、ライバル勢よりも一周速くアタックに入ってしまった根本。1分35秒950を記録し一時はトップタイムを記録するも、ウォームアップが少し早すぎた結果、二度目のアタックの時点までグリップレベルを維持することができず、最終的には7番手となった。とはいえチームとしての目標であったQ1突破という目標は見事達成し、小高選手が担当するQ2へとコマを進めた。

 小高は2020年にADVICS muta MC86で二度のポールポジションを獲得したことがある実力者。今年は日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラでも速さをみせつつある、期待のドライバーだ。新造車であるこのapr LC500h GTの開発にも大きく貢献しており、快晴に恵まれたこの予選でどこまで戦えるのか、関係者一同が大注目の10分間となった。

 Q1ではハードタイヤを使用した一方、Q2ではソフトタイヤを投入しポールポジション獲得に向けコースインした小高は、根本のフィードバックもあり、慎重にタイヤのウォームアップを実施。計測4周目にアタックを敢行すると、1分35秒176をマークし2番手を記録、見事フロントロウを獲得してみせた。

■Race:8th

 450km/100Lapsというロングレースとなった今大会。昨年までのデータから、無交換もしくは1回交換という戦略が有効なのではないかという意見が出る中、今大会へ持ち込んだタイヤ戦略的にいずれかの予選でソフトタイヤを投入せざるを得ない状況に。スーパーGTでは決勝のスタートタイヤが抽選により決められるが、運悪くソフトタイヤを投入したQ2のタイヤが選ばれてしまい、31号車はレース中にタイヤを2回交換し、ソフトタイヤ→ハード→ハードという戦略を取らざるを得ない状況となってしまった。”たられば”となってしまうが、この時点でライバルに対して大幅なタイムロスが確定してしまい、厳しい戦いになることが予想された。

 5/4(木)午後1時30分、いよいよレースがスタートすると、想定よりも高い路面温度に早速ソフトタイヤが悲鳴をあげる。3周目を迎えたあたりからグリップ不足を訴えていた嵯峨選手だったが、その後の戦略の都合もあり、いくつか順位を落としつつも10周目までなんとかタイヤをもたせピットイン。根本へのドライバー交代、タイヤ交換そして給油を行うフルサービスでコースに復帰した。

 根本はQ1で使用したユーズドタイヤで走行開始。序盤は1分38秒0をコンスタントに刻み、上位で戦えるポテンシャルを発揮しつつあったものの、20周目を超えたあたりからペースの劣る11号車GT-Rや7号車BMWに前を塞がれる形となってしまう。LC500h GTはトップスピードこそ光る速さを見せたものの、立ち上がりでのトラクション不足に悩まされていた。GT500との絡みや他車両とのバトルを何とか活用し、ようやくオーバーテイクを成功させると、担当した合計43周の後半には再び1分38秒台前半というラップタイムを取り戻した。単独でのペースはトップグループと遜色なかったということもあり、レース中盤で先行車両に引っ掛かってしまったことが悔やまれる結果となった。

 53周目に二度目のピットインを実施し小高選手に交代。ここでハードのニュータイヤを投入し、追い上げを開始。コンスタントに1分37秒台後半~38秒台前半というラップタイムを記録しながら、大きなトラブルなく無事に残り周回を走り切った。最終的にapr LC500h GTはクラス8位を獲得し、一年半ぶりとなる入賞、ポイント獲得を果たした。

根本コメント:

 「まずは改めて国内最高峰レースであるスーパーGTへ、名門チームであるaprより第3ドライバーとしてデビューできたことを嬉しく思います。スポンサー各社様、個人スポンサーの皆様そしてファンの皆様に感謝致します」

 「練習走行の走り出しの際、小高選手のフィーリングがあまり良くなかったことから、車両セットアップを煮詰める作業に時間を費やした結果、僕自身は20分間のFCYテストのみの走行となり、短い時間で走りの質を高めていく必要がありました。そして練習走行終了後、金曽さんからのQ1担当という指示を頂いた時は当然驚いたものの、期待して頂けているという嬉しさが大きかったです」

 「これまで一度も新品タイヤを履いたことがなく、ぶっつけ本番となったことで熱入れの手順やアタックのタイミングなどを完璧に遂行することができなかったことが個人的に悔しいポイントでした。それでも目標であったQ1突破を果たし、Q2担当の小高選手へバトンを繋ぐことができたのは素直に嬉しかったです」

 「ロングラン自体は冬場のテストである程度こなしていたこと、また海外のエンデュランスレースでの経験もあったことで、今大会の決勝も不安なく走行することができました。個人的に唯一予測ができなかったのがタイヤで、予選から考えると計50周近く高負荷で走った時にどのくらいグリップレベルが落ちるのか分からない状況だったのが懸念点でした」

 「途中かなり激しいバトルがあったり、細かな接触があったりしたものの、スティント後半でも1分38秒台前半というラップタイムを刻むことができたのは、ブリジストンタイヤの高い信頼性があってこそだったと感じました。これでまた一つ学ぶことができたので、今後のレースに活かしていきたいと思います」

 「次戦鈴鹿はLC500h GTが最も得意としているサーキットなのではないかと言われています。実際にクルマを転がしてみないと分からない部分もありますし、正しいタイヤを正しいセット数持ち込めるかどうかという点も気を付けないといけません。3人のドライバー、そしてチーム全員でポイント獲得だけでなく、表彰台そして優勝を視野に全力で戦いたいと思います」

  • 来場者数公式発表(決勝日14:30時点)
  • 5月3日(水)31,600人(晴れ)
  • 5月4日(木)48,600人(晴れ)
  • 大会総入場者数 80,200人
BORDERLESS LLC.

SUPER GT

第2戦富士優勝会見 宮田莉朋「岡山で感じた悔しい気持ちを晴らすことができて嬉しい」

GT500クラス優勝 36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した宮田莉朋と坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

 「僕らは岡山で悔しい思いをしたので、今大会は絶対取る、という強い気持ちで臨みました。公式練習から決勝を見据えたクルマだったりタイヤだったり戦略だったり、あくまで450kmを戦うためのシナリオを組み立てていったので、予選順位は全然心配していませんでした。ただ1コーナーで思い切り追突されたのが心配でしたが、クルマにダメージはありませんでした。それで順位を落としてしまいましたが、1台1台丁寧にオーバーテイクすることができて、最終的にはほぼトップで第1スティントを終えることができたし、第2スティントはしっかりリードを広げることができて、できること全てをしっかりこなすことができました」

 「リードを広げている展開だったので、セーフティーカーやFCYなど何も起きないでくれ、と思いながらタイヤマネジメントをして、少しでも宮田選手のためにリードを築いて、のびのび走ってもらおうと思っていました」

宮田莉朋(TGR TEAM au TOM'S)

 「僕はラストスティントを担当しましたが、後ろに10秒ぐらいのマージンがある状態から走り始めました。アウトラップから最初の数周が勝負だと思ってプッシュしていきました。そこで頑張ったこともあって差が少し開いたし、最終的に大きな差で優勝できました。岡山で感じた悔しい気持ちを晴らすことができて嬉しいですし、坪井選手が頑張ってくれたからこそ大量リードで優勝できたので、坪井選手とチームに感謝しています」

GT300クラス優勝 56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(KONDO RACING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した名取鉄平とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

 「本当に嬉しいです。非常に強い三日間でした。チームは素晴らしい仕事をしてくれました。フリープラクティスからクルマにはポテンシャルがあると感じましたし、一つ一つミスなく積み上げてきました」

 「今朝はセオリー通りのセッティングを行なってレースを迎えました。2号車は僕らとは違うストラテジーでしたが、本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮していました。それでも僕らのストラテジーがうまくいって勝つことができました。KONDO RACINGとヨコハマタイヤに感謝しています」

 「第1戦はうまくいきませんでしたが、第2戦でフルポイントを獲得してリカバーすることができました」

名取鉄平(KONDO RACING)

 「ここまでマシンを作り上げてくれたKONDO RACINGの皆さんやMOLAの皆さん、そして僕を起用してくださった日産とニスモの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。JPさんもいい走りをしてくれて、マージンを稼いでくれたおかげで僕も余裕を持って走ることができました」

 「僕のスティントでは2号車とかなり接近したバトルをしていました。2号車もロングランが強そうだなとフリープラクティスの時から感じていました。追いつきそうで追いつけない戦いをずっとしていましたが、GT500が絡んだ一瞬の隙でオーバーテイクできました。本当にGTらしい戦い方ができたなと思います」

決勝フォトセッション:両クラスの優勝ドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第2戦富士決勝 中断なき100周のガチンコ勝負を制したのはau TOM'S GR Supra!!

GT500クラス優勝はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

 2023オートバックス スーパーGT第2戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT450kmレース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)、GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が今季初勝利を挙げた。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日31,600人/決勝日48,600人/大会総入場者数80,200人)

静岡県警の白バイとパトカーのパレードラップでレースは始まった

 第2戦決勝は、午後1時30分に静岡県警の先導によるパレードランに続いて100周で行われた。このレース距離を鑑み、今大会は2回の給油が義務付けられる。また予選でタイヤにダメージを負った38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)はタイヤ交換のためにピットスタートを選択して決勝に臨んだ。

GT500クラスのスタートシーン

 スタートでトップに立ったのはポールの牧野任祐(STANLEY NSX-GT)。2位に国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)、3位福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)、4位佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)の順で1周目を終えたが、2周目のダンロップコーナーで福住が国本を捉えて2位に浮上、佐々木も国本を抜いて3位でコントロールラインに戻ってきた。

 さらに予選6番手からスタートした坪井翔(au TOM'S GR Supra)も1周目こそ順位を一つ落としたものの、そこから着実に順位を上げ、4周目にはロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)、野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)そして国本を一気に抜き去って4位に浮上してきた。

 トップの牧野は8周終わって1.590のリードを築くが。そこから福住が追い上げ、10周目には0.478差にまで迫る。その後2台は1秒以内の差を保って周回を重ねることとなった。

 その後方では坪井が佐々木に接近、16周目の1コーナーでアウトから並びかけるが、そこではあとひと伸びが足りず、オーバーテイクには至らない。

 坪井はその後も果敢にアタックを続けるが、佐々木もこれを懸命に押さえ込む。

 しかし20周目のコカコーラコーナーで坪井はアウトから佐々木を捉え、ついに扉をこじ開けた。これで36号車は3位に浮上。その後はトップ2台との差を徐々に詰め始め、30周終わりのホームストレートでアウトから福住に並び、続く1コーナーで16号車がアウトに膨らんだところを見逃さず、クロスラインをかけてコカコーラコーナー手前で抜き去った。

 その直後、牧野と福住は31周終わりで揃ってピットイン。給油とタイヤ交換のみを行ってコースに復帰する。これで36号車がトップに浮上した。

 その36号車も32周目にピットイン。こちらも給油とタイヤ交換のみを行ってそのまま坪井がコースに復帰する。その後方では22周目にピット作業を終えて充分タイヤに熱の入った8号車の野尻がピットアウトしたばかりの牧野を33周目の1コーナーで捉えて実質2位に浮上する。

 これでトップに立ったのは佐々木の24号車。KONDO RACINGはピット作業をできるだけ遅らせる作戦を採って最初の給油を39周目まで引っ張り、平手晃平に交代した。同様に予選8番手からスタートした松下信治(Astemo NSX-GT)も40周目まで給油を引き伸ばす作戦に出て、塚越広大に残り2スティントを託した。

 その17号車がピットに入ったことで、トップは再び36号車に。坪井は順調にリードを広げながら周回を重ねる。

 そして8号車が61周目に2度目のピット作業を行ったことで再び100号車が2位に浮上。

 トップの36号車は62周目にピットインして宮田莉朋に交代し、100号車は63周目に山本尚貴に交代。作業時間とアウトラップで10秒のアドバンテージを得た100号車が8号車をかわすことに成功する。

 一方、スタートから100号車の背後で周回を重ねていた16号車は最初の給油で作業違反があったとしてドライビンススルーペナルティを課せられ、勝負権を失ってしまう。

 さらに24号車も、2度目の給油を78周目まで引っ張ることで作業時間の短縮に成功し、8号車の前でコースに復帰、3位で周回を重ねることに。

 その後方では76周目まで2度目の作業を引き伸ばした17号車の塚越が81周目に6位、90周目には高星明誠(Niterra MOTUL Z)を抜き去って5位に浮上し、4位の大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)を激しく攻め立てる。このバトルに高星も加わり、4位争いは3台がもつれあう展開となった。

 そして95周目。それまで3位を走っていた24号車が白煙をあげてピットに飛び込み、そのままリタイヤとなる。周回遅れとの接触が原因のようだ。ピットの地面にはラジエタークーラントと思しき緑色の液体が滴り落ちていた。

 そしてゴールまであと1周に迫った99周目。今度は8号車が最終コーナーで突如スローダウンし、そのまま力なくピットに向かうこととなった。これで17号車が3位に繰り上がった。

GT500クラス優勝はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

GT500クラス決勝2位はSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 一方、トップの宮田は最後まで後続に付け入る隙を与えずに着実にリードを広げながら100周を走り切り、最後は2位に28秒519もの大差をつけてチェッカーフラッグをうけ、36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が今季初勝利をものにした。

 2位は100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、17号車Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)が3位となり、一度もFCYやSCが入ることなく進行した100周の熱く激しい戦いは幕を閉じた。

GT300クラスのスタートシーン

 一方、GT300クラスはポールポジションからトップを快走するジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)を、1周目に最初のピット作業を行うという奇襲作戦に出た堤優威(muta Racing GR86 GT)がかわしてトップに立つ展開で始まる。

 しかしレース後半に入ると、46周目に最後のタイヤ交換を行って我慢の走りを強いられた平良響(muta Racing GR86 GT)を30周目、61周目と均等にスティントを分ける正攻法で戦った名取鉄平(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が猛追する形となり、80周目の最終コーナーで名取はついに平良のインに飛び込んだ。しかし平良も一歩も譲らず、両者並走のままホームストレートを駆け抜けるが、1コーナーの飛び込みでは名取にアドバンテージがあり、56号車がついにトップを奪い返した。

GT300クラス優勝はリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)

GT300クラス決勝2位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)

GT300クラス決勝3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

 それでも平良は最後まで名取の背後に食らいつき、最後の直線をテール・トゥ・ノーズで戻ってきたが、名取は最後までトップを守り切り、56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が今季初優勝。名取にとってはこれがスーパーGT初勝利だ。

 惜しくも2位に終わった2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)だが、フィニッシュラインを通過した時点での56号車との差はわずか0.579秒だった。

 3位には3周終わりで最初の給油を済ませ、48周目にドライバー交代を行った52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が入った。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。決勝は今回と同じ450kmでの開催となる。6月4日決勝だ。

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
136坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1002:33'36.151--
2100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1002:34'04.67028.51928.519
317塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81002:34'25.52149.37020.851
414大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161002:34'26.61750.466 1.096
53千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI301002:34'34.31058.159 7.693
637笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1002:34'35.73659.585 1.426
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI421002:34'41.0611'04.910 5.325
839関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61002:34'41.3201'05.169 0.259
91平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS101002:34'56.2501'20.09914.930
10*16福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1002:34'57.3501'21.199 1.100
118野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS22992:33'07.0581Lap 1Lap
1219国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH4992:33'43.4161Lap 36.358
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS12992:33'44.2661Lap 0.850
1464伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL2992:35'03.8241Lap 1'19.558
1524佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH952:26'36.6555Laps4Laps
---- 以上規定周回数(70% - 70Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 100 牧野任祐(STANLEY NSX-GT) 1'29.213 (4/100) 184.130 km/h
  • CarNo. 16は、SpR.28-5.(タイヤ装着不完全での給油)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH3932:35'03.979--
22堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS932:35'04.558 0.579 0.579
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS18922:33'55.6661Lap 1Lap
465蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS48922:34'16.1051Lap 20.439
510安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL922:34'25.2971Lap 9.192
688小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH922:34'26.3221Lap 1.025
76片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH922:34'33.5031Lap 7.181
831嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS922:34'46.8041Lap 13.301
996新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL922:34'47.9531Lap 1.149
1025菅波 冬悟
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH922:35'07.3071Lap 19.354
1161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL912:33'40.4952Laps1Lap
1220平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL912:34'07.9552Laps27.460
137荒 聖治
柳田 真孝
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI15912:34'10.0302Laps 2.075
1450イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH912:34'10.9432Laps 0.913
1527岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH24912:34'22.8782Laps11.935
16244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH33912:34'50.1152Laps27.237
1711富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL912:34'58.6262Laps 8.511
1830永井 宏明
織戸 学
小河 諒
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH902:33'46.8883Laps1Lap
19360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH902:34'33.8643Laps46.976
2048井田 太陽
甲野 将哉
眞田 拓海
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH902:34'39.9283Laps 6.064
2122和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH892:34'32.9604Laps1Lap
225冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH872:35'12.3436Laps2Laps
2360吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL9742:33'50.93619Laps13Laps
---- 以上規定周回数(70% - 65Laps)完走 ----
-18小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH60461:23'33.63647Laps28Laps
-4谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH6421:10'43.01451Laps4Laps
-87松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH12915'44.36884Laps33Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 88 元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3) 1'37.190 (4/92) 169.017 km/h

SUPER GT

第2戦富士は前売り完売の大盛況!! GTAが定例会見で明らかに

GTA定例会見:前売り券も売り切れスタンドは満員

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は5月4日、シリーズ第2戦の行われている富士スピードウェイで定例会見を開催した。

 会見の中で坂東正明代表はコロナ禍の始まった2020シーズンを振り返り、春の公式テストが急遽中止になったこと、開幕4戦を無観客で開催したことなどを経験する中で、実際にファンをサーキットに迎え入れる中でレースを開催することの大切さを痛感したと語った。

 それに対し、数々の制限が緩和され、あらゆるスポーツ大会が盛況となっている今シーズンは、スーパーGTにおいても第1戦、第2戦と観客が戻ってきており、特にこの第2戦においては前売り券の完売という状況になっているという。富士スピードウェイによれば最寄駅から運行されるシャトルバスを利用するファンに対してのみ当日券を用意するとのこと。これは路上駐車による周辺地域への影響を考慮しての措置だ。

GTA定例会見:テントを張る観客も

 実際、場内は公式予選日からコース脇をファンの持ち込んだテントが埋め尽くす状況となっており、多くのファンがゴールデンウィークの二日間を思い思いのスタイルで楽しみながら過ごしている。

 こうした状況を踏まえ、坂東代表は「モータースポーツはこんなに元気だよ」ということをこれからも発信していきたいとしている。また、駐車場の拡充など、さらなる改善にも取り組む考えを明らかにした。

 注目の第2戦決勝は午後1時30分より100周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝上位3人のコメント 中村仁「自分の実力じゃないので正直悔しい」

第2戦優勝 中村仁(TGR-DC Racing School)

 「正直自分の実力ではないんで悔しいですね。(再スタートで)三井くんが抜きに行って、気をつけてはいたと思うんですが、ほんの数センチのところで前に行っちゃった感じです」

 「(再スタートでは)不注意で1コーナーでインを開けたところに野村選手が入ってきました。あそこは自分が甘かったです。」

 「次の鈴鹿はちゃんと自分の力で勝てるように準備していきたいです」

第2戦決勝2位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「スタートがうまく行って、一度抜くことができたんですが、マシンのバランスが想定と違った面もあるし、自分のペース不足もあったので、そこは今後に向けての反省点ですし、悔しいですね」

 「(昨年まで参戦していたフランスF4との違いについて)フランスも日本も実力が拮抗しているのは同じですが、日本は割とクリーンで、向こうはアグレッシブな面があります。そうした中で、自分がどこまでアグレッシブに行っていいのか、という部分が今回のレースでわかったりしました。あとはクルマの特性の違いくらいですね。向こうはターボがついているので、その辺の違いも走り分けないといけませんね」

 「今回はトヨタ勢に負けてしまったので、次の鈴鹿では勝ってチームの士気を上げていきたいです。目標はチャンピオンなので、それに向けてしっかり頑張っていきます」

第2戦決勝3位 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

「セーフティーカースタートはそんなに失敗したわけではなかったのですが、駆け引きの部分でまだ経験が足りてないというか、考えが甘かったと思うので、次戦に向けて配信を見直したりして勉強していきたいです。それと前を走っていた3人は1レース目で早めにリタイヤしているので、その分だけタイヤの差がありました。最終ラップもブレーキ勝負を仕掛けましたが、タイヤの差で止まりきれずに順位を上げられませんでした」

 「でも不利なら不利なりの戦い方というのもあると思います。ブレーキ勝負して飛び出したから3ポジションダウン、じゃなくて、堪えて1ポジションダウン、2ポジションダウンで押さえられればもっと強いレースができると思います。タイヤの差があった割には前についていけていたので、そこは自信を持てました」

 「鈴鹿サーキットは1周が長いのもありますし、ドライビングによる差が出やすい面もあるので、今回あったスピードを活かして強く戦えるようにしたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝 三井優介にまさかのペナルティ! 中村仁が通算2勝目を挙げる

優勝は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第2戦の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が自身通算2勝目を挙げた。(天候:晴れ コース:ドライ)

 第2戦決勝は午前8時15分より14周で行われた。

 フォーメーションラップでは予選2番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)がホームストレートに戻ってきたところで単独スピンを喫する場面もあったが、三井はすぐに走り出して自分のグリッドに戻ってきた。

 スタートでトップに立ったのはポールの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)。以下、三井そして中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)の順で1コーナーを通過していった。

レースは開始早々にセーフティーカーが導入された

 しかし後方集団がダンロップコーナーに差し掛かったところで多重クラッシュが発生、ここで大宮賢人(PONOS F110)、辻本始温(BJ Racing F110)、渡部智仁(Media Do YBS影山F110)、中村賢明(トムスフォーミュラカレッジ F110)、堀尾風允(MOST-HM Racing F4)、大阪八郎(Dr. Dry F110)らがストップしてしまったため、第1戦に続いて2周目からセーフティーカー(SC)が導入される事態となった。第1戦のインディペンデントカップを制した鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)も接触に巻き込まれたため、ピットイン。一旦は7周遅れでコースに復帰したものの、すぐに戻ってきてレースを終えることになった。

 SCは5周終わりでピットイン。6周目からレースは再開となるが、ここでタイミング良く加速した三井がアウトから小林に仕掛ける。三井は前日のレースでスタート直後にリタイヤしたこともあり、優勝した小林とはタイヤの消耗度合いが違う。そのため1コーナーでのブレーキング勝負ではアドバンテージがあり、ギリギリまで抵抗を試みた小林はここで痛恨のオーバーランを喫してしまった。

 これにより三井がトップに浮上、リスタートで中村をかわした野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が2位に上がり、小林は中村の後ろ、4位にまで後退した。

 トップを快走する三井の後ろでは中村が野村を猛追。8周終わりのホームストレートで中村が野村を捉えて2位に浮上した。後ろからは小林も迫り、2位争いは3台の団子状態となる。

 小林はファイナルラップの1コーナーで野村のインをつくが、野村もうまくラインをクロスさせて抜き返し、3位を守る。野村もまた前日は4周目でアクシデントにより早々とレースを終えており、タイヤの消耗度合いは少ない状況だ。

優勝は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

決勝2位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 結局、レースは三井が後続を引き離してチェッカーを受けるが、6周目の再スタートで違反があったとの判定が下り、40秒加算のペナルティを受けてしまう。

 この結果、2番目にフィニッシュした中村仁がこのレースの優勝者となり、野村が2位、小林は3位という結果となった。

 中村の勝利は昨年の第10戦SUGO以来。このレースもまた小出峻のスタート違反により中村は繰り上げでFIA-F4初優勝を手にしている。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。6月3-4日に第3戦、第4戦が行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1430'10.169--
26野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1430'10.736 0.567 0.567
336小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1430'11.340 1.171 0.604
488荒川 鱗Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1430'13.259 3.090 1.919
57森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1430'16.443 6.274 3.184
662佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1430'16.492 6.323 0.049
738奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1430'17.946 7.777 1.454
881卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1430'19.915 9.746 1.969
937佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1430'20.83610.667 0.921
1098三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1430'21.82211.653 0.986
1134清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1430'21.87511.706 0.053
1216西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1430'23.01312.844 1.138
1312洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1430'24.72314.554 1.710
1422藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1430'24.80214.633 0.079
1514田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1430'26.95616.787 2.154
1618大島 和也AKILAND RACING F110
AKILAND RACING
1430'27.95017.781 0.994
1746徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1430'28.34718.178 0.397
1887下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1430'28.39618.227 0.049
19*77小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1430'30.51220.343 2.116
2080野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1430'33.44223.273 2.930
2113IC1藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1430'34.41624.247 0.974
2210IC2植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1430'34.48524.316 0.069
232IC3仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1430'43.00232.833 8.517
2430IC4DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1430'43.28933.120 0.287
2526IC5山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1430'43.35533.186 0.066
2678小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1430'47.33337.164 3.978
278半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1430'47.60937.440 0.276
28*5三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1430'47.62337.454 0.014
2999IC6近藤 善嗣アドバンスドIoTくじらルーニースポーツ
Rn-sports
1430'48.96238.793 1.339
3055IC7KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1430'53.00442.835 4.042
3111IC8中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1430'54.08343.914 1.079
3271IC9大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1430'56.33446.165 2.251
3396IC10齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1430'58.39848.229 2.064
3441IC11青合 正博Racing TEAM HERO'S
Buzz Racing
1431'02.96152.792 4.563
35*49IC12⼤川 ⽂誠私⽴うらめし学園withイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1431'43.7391'33.57040.778
36*21IC13小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1431'46.9961'36.827 3.257
37*15渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1432'03.0761'52.90716.080
3844IC14今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1432'05.7181'55.549 2.642
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
616'53.6238Laps8Laps
-63IC-鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
13'11.10513Laps5Laps
-45大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
0-14Laps1Lap
-97辻本 始温BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps-
-48堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
0-14Laps-
-86IC-大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
0-14Laps -
-28中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
0-14Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 5 三井優介(HFDP RACING TEAM) 1'45.368 (12/14) 155.899 km/h
  • 公式通知No. 15により、CarNo. 10の選手権得点の付与は行わない。
  • CarNo. 77は、シリーズ規則第30条(スタート手順)位範囲より、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 5は、リスタート時の反則スタートにより、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 49は、H項違反(SC中の走路外走行)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 21は、シリーズ規則第15.1.1)(他車への衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 15は、シリーズ規則第15.1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 15は、H項違反(SC中の走路外走行)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

SUPER GT

第2戦富士ポールポジション会見 牧野任祐「ポールは嬉しいが開幕戦の借りがあるので、明日はしっかり頑張る」

GT500クラスポールポジション 100号車STANLEY NSX-GT(TEAM KUNIMITSU)

山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

予選記者会見:GT500クラスポールポジションの山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

 「明日いい位置からスタートできるということで、ポールポジションを獲得してくれた牧野選手と、Q1、Q2を通してクルマを作ってくれたチームスタッフの皆さんにありがとうございますという気持ちです」

 「いい位置からスタートできるので、自分達でペースをコントロールできるはずです。FCYやセーフティーカーといった不確定要素がなければいいなと思います。逃げ切れる強いレースをしたいと思います」

牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

予選記者会見:GT500クラスポールポジションの牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

 「ポールを取れてホッとしています。公式練習からセットアップを進めていく中で、専有走行の状態から予選までにコンディションが変わることは想定していましたが、(実際には)それ以上に大きな変化をしていました」

 「そうした中で尚貴さんがQ1を突破してくれて、アジャストも本当に良かったので、クルマがすごく良くなっていることを体感しながら走ることができました。ポールが取れて本当に嬉しいですが、開幕戦の借りもあるんで、明日はしっかり頑張ります」

GT300クラスポールポジション 56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(KONDO RACING)

名取鉄平(KONDO RACING)

予選記者会見:GT300クラスポールポジションの名取鉄平(KONDO RACING)

 「今の気持ちは素直に嬉しいです。去年1年お休みして、今年スーパーGTに復帰しましたが、第1戦の岡山は荒れたレースで思うような結果が残せませんでした。ですから第2戦は落とせないレースでしたが、予選でポールを獲得できたことで、明日の決勝は一番前からスタートできるので、今から楽しみです」

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

予選記者会見:GT300クラスポールポジションのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

 「今朝からいいフィーリングでした。クルマは速かったし、タイヤもよかった。明日の決勝に向けてセットアップを進める中で良いバランスが見つかりましたし、ポールポジションを獲得する自信にもつながりました」

 「今回がGT300クラスで初めてのポールポジションになります。ここ2、3年は開幕戦でいい成績を残せた結果、第2戦以降は重いサクセスウェイトに苦しんできたので、レース結果は良くてもポールポジションを獲得するのは難しい状況になっていました。今回はウェイトが軽かったこともあり、ポールポジションが獲得できたのはよかったです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第2戦富士公式予選 牧野任祐渾身の1周! 100号車STANLEY NSX-GTがポールポジションを獲得

GT500クラスポールポジションはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 オートバックス スーパーGT第2戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT450kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは公式練習トップの100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がここでも速さを見せてポールポジションを獲得、GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

予選Q1  ARTAが1-2でQ2へ

 GT500の予選Q1は午後3時48分スタート。高星明誠(Niterra MOTUL Z)と松田次生(MOTUL AUTECH Z)を除く13台が一斉にコースイン。高星は残り7分を切ったところでピットアウト。

 松田も残りが6分30秒を切ろうかというところでようやくピットを離れた。

 コース上ではアウトラップに続いて2周目1分36秒台、3周目1分33秒台と徐々にペースを上げていくドライバーが多い中、3高星は2周目にいきなり1分31秒081を記録し、3周目からアタックにかかる作戦。この辺りは持ち込んだタイヤの特性の違いによるものか。高星は3周目に1分27秒593でトップに立つ。ここで残り時間が2分を切った。

 続いて佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)が4周目に1分27秒481で高星を上回ると、山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)が5周目に1分26秒968、大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)も5周目に1分27秒002を記録してきた。

 そして大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)が5周目に1分26秒817でトップに浮上したところでチェッカーフラッグが提示されるが、その間にもアタックを継続していた大津が6周目に1分26秒595までタイムを縮めてトップに。これで2番手に後退した大湯とともにARTAが1-2体制でQ2に臨むこととなる。

 佐々木も2度目のアタックで1分26秒892までタイムを縮めて3番手。これがニッサン勢で唯一のQ2進出チームとなった。

 GT300クラスは、午後3時15分にA組のQ1が始まり、序盤は片山義章(DOBOT Audi R8 LMS)が1分35秒987でトップに立つが、終了10秒前に大草りき(PONOS GAINER GT-R)が1分35秒697を出して片山を上回り、トップに。片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分35秒921で2番手に続き、片山は3番手に後退しながらもQ1突破を果たした。

 B組の走行では富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)がウォームアップ1周でいきなり1分35秒749を叩き出し、トップに立つ。この時点で2番手につけたのは4周目に1分35秒950を記録した根本悠生(apr LC500h GT)。しかし河野駿佑(Syntium LMcorsa GR Supra GT)がこれを上回り、1分35秒849で2番手に。

そして元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)が1分35秒538で富田を上回るが、平良響(muta Racing GR86 GT)が5周目に1分35秒512を記録してトップに浮上。ここでチェッカーフラッグが提示される。

 この結果、2号車muta Racing GR86 GTがトップ、88号車JLOCランボルギーニGT3が2番手となり、3番手には最後の最後に1分35秒726を叩き出した名取鉄平(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が滑り込んだ。

GT500クラスポールポジションはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラス予選3位はARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

予選Q2 100号車が100分の7秒差でPP獲得

 GT500クラスのQ2は午後4時26分から36分までの10分間で行われた。ここではまず、平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)がウォームアップ2周でアタックに入り、1分26秒779を記録する。

 続いてウォームアップ3周でアタックを行った牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が1分26秒420でトップに。おなじ周に松下信治(Astemo NSX-GT)は1分27秒253を記録するが、松下はもう1周アタックを行って1分26秒953までタイムを縮める。

 続いてウォームアップラップを4周行ってタイヤを念入りに温めた福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分26秒609で牧野に次ぐタイムを記録、これを阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分26秒496で上回り、2番手に上がってきたところでチェッカーフラッグ。

 この結果、100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がポールポジションを獲得し、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が2番手、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は3番手から決勝に臨むこととなった。

 なおニッサン勢で唯一のQ2進出チームとなった24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)は最終的に5番手となっている。

GT300クラスポールポジションはリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)

GT300クラス予選2位はapr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)

GT300クラス予選3位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 GT300クラスは、まず篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)がウォームアップ2周でアタックに入り、1分35秒576を記録するが、これを同じ周にアタックした堤優威(muta Racing GR86 GT)が上回り、1分35秒286。さらに川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が二人を上回る1分35秒279を記録、しかしジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)がここで1分35秒114を叩き出してトップに躍り出た。

 続いて残り時間が1分を切ったところで小高一斗(apr LC500h GT)が1分35秒176で2番手に浮上、ここでチェッカーフラッグが提示されるが、最後の最後に谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分35秒277を6周目に記録して3番手に入った。

 この結果、ポールポジションは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)。オリベイラにとっては意外にもこれがGT300での初のポール獲得となった。

 2番手は31号車apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)、3番手には4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が続く結果となった。

 今季初の450kmレースとなる第2戦決勝は、4日の午後1時30分より100周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「スタートからゴールまでやるべきことをやりきれた」

第1戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「結果に対してはすごく嬉しいです。予選で後続に対して大差をつけていることがわかったので、決勝は自信を持って走り切ることができました。今回は波乱があり、展開的にも恵まれましたが、明日はそういうことがなくても純粋に速さで勝ち切れるような強さを見せたいです」

 「スタートからゴールまでやるべきことをやり切れたのですごく満足です。明日の第2戦も他人がどうこうではなく、自分の信念を貫くというか、そういうことにだけ集中して取り組んでいきたいです」

第1戦決勝2位 奥本隼士(TGR-DC Racing School)

 「最終ラップの最終コーナーまで4番手で、どうにか前を抜けないかなとずっと考えていたら、最終コーナーでは僕の速さが勝っていたので、そこでいくしかないと思いました。そこで前のクルマがミスをしたこともあり、ギリギリで前に出られました。フィニッシュした瞬間はすごく興奮しました。床を踏み抜く勢いでアクセルを踏みました」

 「去年はプライベートチームのヒーローズさんから出させてもらいましたが、そこでの経験がすごく生きました。一年を通して成長できたので、今回の表彰台を達成できたのがすごく嬉しいです」

 「僕は頭で考えすぎちゃうとダメなタイプで、今回は本能のまま走ってうまくいったので、明日も気負いすぎず、縮こまりすぎず、思い切り行こうと思います」

第1戦決勝3位 佐野雄城(TGR-DC Racing School)

 「1周目はすごく混乱していて、そこでうまく9位まで順位を上げることができました。そこからも数台抜いていくことができましたが、上位の集団になってくると、ペースの差も無くなるので、そこでまだバトルができていない実感があるので、明日はそこを改善していきたいです」

 「3位という順位は嬉しいですが、隙を見せて抜かれちゃう場面もあったので、改善するところがいっぱいあります。明日はもっと上の順位でフィニッシュできるように頑張ります」

 「予選では路面の変化に対応できていなかったし、コメントもちゃんとできていませんでした。今回路面の変化を経験できたので、次の鈴鹿の予選でその経験を活かしたいです」

 「昨年は全日本カート選手権のOKクラスに出てランキング2位でした。トムスさんでやっているEVカートにも参戦しましたが、フォーミュラのレースは今年が初めてです。マシンが大きいんで、まだ掴みきれてない部分がありました。まだ伸び代はいっぱいあると思うし、理解できていない部分もあるので、しっかり理解を進めていきたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝 後方の混乱を尻目に小林利徠斗が独走でポール・トゥ・フィニッシュを達成

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第1戦の決勝が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が後続を寄せ付けない走りで終始レースをリードし、初戦を勝利で飾った。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 第1戦決勝は午後2時10分にフォーメーションラップを開始。予選通過基準タイムを満たせなかった1台を除く総勢45台による14周の、そして2023年の熱く長い戦いが遂に始まった。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの小林。その後方では予選2番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)と同4番手の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1コーナーで接触するアクシデントが発生。これに乗じて予選5番手の野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が2位に浮上するが、これをAコーナーで佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)が捉えて2位でコントロールラインに戻ってきた。さらにセクター3でも多重クラッシュが発生したため、早くも2周目からセーフティーカー(SC)が導入される波乱の幕開けとなった。 

レースは開始早々セーフティーカーが導入された

 1周目で姿を消したのは三井と中村の他、ルーキーの清水啓伸(Drago CORSE F110)、参戦2年目の平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)、そして徳升広平(フジタ薬局アポロ電工M.T)と辻本始温(BJ Racing F110)だ。

 SCは3周終わりでピットイン。4周目からレースはリスタート。すかさず野村が1コーナーでアウトから佐藤に襲い掛かるが、野村のイン側から佐藤が追突する格好となり、野村はスピンを喫して最後尾の39位に後退。2位で走行を続けた佐藤に対してはドライブスルーペナルティが課せられて10周目にピットイン。これで勝負権を失う結果となった。

 これによって大宮賢人(PONOS F110)が2位に繰り上がり、奥本隼士(TGR-DC RSフィールドF4)が3位となる。

 その間にもトップの小林は後続との差を着実に広げ、6周終わって3.949秒のリードを築き上げると、その後も8周目に4秒617、11周目には7秒106までその差を広げる。

 その後方では予選8番手からスタートした森山冬星(HFDP RACING TEAM)が11周目に奥本を捉えて3位に浮上すると、12周目の1コーナーではアウトから大宮を抜いて2位に浮上する。

 そして迎えたファイナルラップ。

決勝2位は奥本隼士(TGR-DC RSフィールドF4)

 圧倒的なリードを築いてトップを快走する小林の後方では、奥本が1コーナーでアウトから大宮を抜きにかかったが、大宮も一歩も引かず、2台は揃って1-2コーナーをオーバーシュートしてしまい、この間に佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)が3位に浮上、大宮が4位でこれを追い、その後ろから奥本が追い上げる展開となり、第3セクターで大宮、奥本が揃って佐野を捉えると、最後のストレートでは奥本が僅か0.033秒差で大宮をかわして森山に次ぐ3位でチェッカーを受けた。

2位に入った森山冬星(7号車)と4位の大宮賢人(45号車)はペナルティーで降格

 しかしまだ波乱は終わらなかった。

 2位でフィニッシュした森山に対し、競技団は走路外追い越しがあったとして10秒のタイムペナルティを課した他、大宮に対しても他者をコース外に追いやるドライビングがあったとしてこちらも10秒のタイム加算を課す裁定を下す。

 これにより、優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)、2位に奥本隼士(TGR-DC RSフィールドF4)、そして3位に佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)とTGR-DC Racing Schoolの1-2-3という結果となった。

 インディペンデントカップは予選トップの仲尾恵史(TCS AKILAND F110)をかわしてトップに立った鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が優勝をものにしている。

 第2戦決勝は4日朝8時15分より14周または30分間で行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第2戦富士公式練習 接戦を制し、100号車STANLEY NSX-GTがトップタイム

公式練習:GT500クラストップタイムはSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 2023オートバックス スーパーGT第2戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT450kmレース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間の予定でスタートした。天候は晴れ。コースはドライだ。

 序盤トップに立ったのは4周目に1分30秒949を記録した大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)。続いて山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が5周目に1分28秒245までタイムを縮めてトップに浮上、松下信治(Astemo NSX-GT)も5周目に1分28秒939を記録して2番手、阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分29秒088で3番手となる。

 ここで山本と松下は一旦ピットイン。この間に大嶋が1分28秒810を6周目に記録して2番手に上がってきた。

 続いて平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が4周目に1分28秒517、坪井翔(au TOM'S GR Supra)も自身4周目に1分28秒646、そして阪口も7周目に1分28秒517と次々にタイムを更新。

 そして走行開始から間も無く20分が経過しようかというところで、坪井が5周目に1分28秒128までタイムを縮めてトップに躍り出た。

 さらに石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)も6周目に1分28秒220で2番手に。

 しかしこの間に5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号がセクター3のグラベルでストップ。これによりセッションは赤旗中断となり、車両回収ののち数分後に再開された。

 しかしトップの36号車、8周目に大嶋が1分28秒225を出して3番手に浮上した14号車はピットにとどまったまま。この間に松下が1分28秒167で2番手に浮上した。

 再開から10分以上経過して36号車はようやく走行を再開。ドライバーは坪井のまま。36号車は3周して再びピットへ。タイムは9周目に1分27秒924をマーク。この間に17号車は塚越に交代。12周目に1分28秒167。そして福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分28秒187を12周目に記録して3番手に浮上する。

 その後36号車は宮田に交代、16周目には1分27秒990を記録するが、それ以外は1分28〜29秒台で周回を重ねて混走は終了した。

 GT500の専有走行は午前10時40分、赤旗の影響もあってか予定より5分遅れて始まったが、ここでは予選を彷彿とさせる激しいタイムアタック合戦が展開される。

 まずは14号車の山下健太が1分27秒639でいきなり坪井のタイムを上回ると、続いて100号車の牧野も1分27秒629をピットアウトして4周目に叩き出す。

 結局これが専有走行でのベストタイムとなり、100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がトップ。2番手に14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が3番手でチェッカー。トップから1秒以内に14台が連なる接戦で公式練習は終了した。

 なおニッサン勢の最上位はは1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の8番手、前回優勝の23号車MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は12番手といずれも苦しい滑り出しとなった。

公式練習:GT300クラストップタイムはJLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

 GT300クラスは、混走序盤にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)が1分35秒748を記録、その後の混走、そして専有走行に入ってもこれを上回るチームが現れなかったため、56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-Rがそのままトップで混走を終了。2番手には88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が続き、専有走行で1分36秒165をマークした2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)が3番手で公式練習を終了した。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第2戦富士ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
1100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'26.420--190.081
219阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'26.496 0.076 0.076189.914
316福住 仁嶺ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'26.609 0.189 0.113189.666
414大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161'26.743 0.323 0.134189.373
524平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'26.779 0.359 0.036189.295
636宮田 莉朋au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'26.786 0.366 0.007189.279
78野尻 智紀ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'26.816 0.396 0.030189.214
817松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81'26.953 0.533 0.137188.916

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH31'35.114--172.706
231小高 一斗apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'35.176 0.062 0.062172.594
34谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH61'35.277 0.163 0.101172.411
452川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS181'35.279 0.165 0.002172.407
5*2堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'35.286 0.172 0.007172.395
688小暮 卓史JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'35.339 0.225 0.053172.299
711石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.420 0.306 0.081172.153
810安田 裕信PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.447 0.333 0.027172.104
965篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS481'35.576 0.462 0.129171.872
1096新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.601 0.487 0.025171.827
1160吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL91'35.716 0.602 0.115171.620
126ロベルト・メルヒ・ムンタンDOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'35.840 0.726 0.124171.398
1325野中 誠太HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'35.915 0.801 0.075171.264
145冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'36.187 1.073 0.272170.780
1518小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH601'36.362 1.248 0.175170.470
16*87松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'36.381 1.267 0.019170.436
  • CarNo. 2, 87は、SpR.29-7(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

SUPER GT

第2戦富士ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
116大津 弘樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'26.595--189.697
28大湯 都史樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'26.817 0.222 0.222189.212
324佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'26.892 0.297 0.075189.048
414山下 健太ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS161'26.968 0.373 0.076188.883
536坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'26.985 0.390 0.017188.846
617塚越 広大Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS81'27.189 0.594 0.204188.405
719国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH41'27.240 0.645 0.051188.294
8100山本 尚貴STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'27.242 0.647 0.002188.290
---- 以上Q2進出 ----
93高星 明誠Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI301'27.538 0.943 0.296187.653
1023松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI421'27.584 0.989 0.046187.555
1137笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.649 1.054 0.065187.416
121平峰 一貴MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS101'27.704 1.109 0.055187.298
13*38石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS121'27.864 1.269 0.160186.957
1464太田 格之進Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL21'27.912 1.317 0.048186.855
1539関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61'28.286 1.691 0.374186.063
  • CarNo. 38は、SpR.29-7(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

■GT300クラス(A組)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
110大草 りきPONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.697--171.654
24片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH61'35.921 0.224 0.224171.253
36片山 義章DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'35.987 0.290 0.066171.136
425菅波 冬悟HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'36.188 0.491 0.201170.778
5*87坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'36.290 0.593 0.102170.597
652吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS181'36.344 0.647 0.054170.502
75松井 孝允マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'36.384 0.687 0.040170.431
818小出 峻UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH601'36.642 0.945 0.258169.976
---- 以上Q2進出 ----
9244三宅 淳詞HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH331'36.744 1.047 0.102169.797
1020清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'36.759 1.062 0.015169.770
1130小河 諒apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'36.848 1.151 0.089169.614
12360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'37.220 1.523 0.372168.965
13*48井田 太陽植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'37.914 2.217 0.694167.768
  • CarNo. 48, 87は、SpR.29-7.(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

■GT300クラス(B組)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
12平良 響muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'35.512--171.987
288元嶋 佑弥JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'35.520 0.008 0.008171.972
356名取 鉄平リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH31'35.726 0.214 0.206171.602
411富田 竜一郎GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.749 0.237 0.023171.561
596高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.754 0.242 0.005171.552
660河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL91'35.788 0.276 0.034171.491
731根本 悠生apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'35.950 0.438 0.162171.202
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS481'36.022 0.510 0.072171.073
---- 以上Q2進出 ----
950古谷 悠河ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'36.101 0.589 0.079170.933
1061井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'36.155 0.643 0.054170.837
117荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI151'36.270 0.758 0.115170.633
1227伊東 黎明Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH241'36.743 1.231 0.473169.798
1322和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'37.740 2.228 0.997168.066

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'22.217--
238奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'34.03011.81311.813
337佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'34.44712.230 0.417
416西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'35.02812.811 0.581
598三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'35.59413.377 0.566
612洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'38.27616.059 2.682
787下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'38.43616.219 0.160
877小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1427'39.70817.491 1.272
9*7森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'40.38618.169 0.678
1022藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'40.97718.760 0.591
1115渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'41.96519.748 0.988
1214田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1427'42.52020.303 0.555
1318大島 和也AKILAND RACING F110
AKILAND RACING
1427'42.66520.448 0.145
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1427'42.98020.763 0.315
15*45大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1427'44.06321.846 1.083
1663IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'47.30825.091 3.245
172IC2仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'49.61527.398 2.307
1848堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1427'56.20933.992 6.594
1980野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1427'56.72134.504 0.512
2081卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'59.16636.949 2.445
2144IC3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1428'02.15539.938 2.989
2213IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1428'05.13942.922 2.984
2330IC5DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1428'05.14942.932 0.010
2426IC6山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1428'05.71143.494 0.562
2599IC7近藤 善嗣アドバンスドIoTくじらルーニースポーツ
Rn-sports
1428'07.13744.920 1.426
2696IC8齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1428'07.97645.759 0.839
2778小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1428'09.66547.448 1.689
28*62佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1428'10.52848.311 0.863
2986IC9大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1428'11.04448.827 0.516
3021IC10小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1428'11.38749.170 0.343
3155IC11KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1428'14.71052.493 3.323
3271IC12大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1428'15.51253.295 0.802
338半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1428'18.22356.006 2.711
34*88荒川 鱗Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1428'20.33758.120 2.114
3511IC13中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1428'21.39859.181 1.061
3649IC14⼤川 ⽂誠私⽴うらめし学園withイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1428'21.88259.665 0.484
3741IC15青合 正博Racing TEAM HERO'S
Buzz Racing
1428'22.5931'00.376 0.711
38*10IC16植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1428'47.2121'24.99524.619
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-6野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
512'27.8859Laps9Laps
-5三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
0-14Laps5Laps
-*35中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
0-14Laps-
-34清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
0-14Laps-
-31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
0-14Laps-
-97辻本 始温BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps-
-46徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
0-14Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 88 荒川鱗(Dr. Dry F110) 1'45.620 (8/14) 155.527 km/h
  • CarNo. 88は、反則スタート(リスタート時)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 7は、シリーズ規則第19条2.(走路外追い越し)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 45は、シリーズ規則第19条4.(他車を走路外へ追い出し)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 62は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、
  • CarNo. 10は、反則スタート(リスタート時)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 35は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦、第2戦富士予選上位3人のコメント 小林利徠斗「できればスリップに頼らずにトップを取ってやろうという気持ちで走った」

第1戦、第2戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「今日の予選は想定通りというか、自分の中でやらなきゃいけないことができましたし、その上でついてきた結果ですので、本当に嬉しいです」

 「富士だとスリップストリームを使ってタイムを出すやり方が主流だと思いますが、そうやって出したタイムは自分のタイムじゃないと思うんです。できればそれに頼らずとも走れるぐらいの強さを見せたいと思っていました。むしろみんなの逆手を取って単独で走ってトップを取ってやろうという気持ちで走りました」

 「予選もそうですが、決勝も自分のやれることに専念するのが今の僕のテーマです。自分の実力を出し切った結果なら後悔はしないと、常にそういうところを目指していれば強くなれると思うので、変に焦らず、今やれることだけをやります」

第1戦、第2戦予選2位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「率直にいうと悔しいですが、路面温度の差などもあると思うので、タイムの出方を見ていてもA組の方がタイムを出しやすい方向にあったのかなと思います。それを考慮すれば全然負けてはいないと思います。決勝レースに持ち込めば同じペースで戦えると思うので、決勝でいかに前にいるかだと思います」

 「ただタイムで負けてるのも事実なので、まだあとコンマ1、コンマ2縮められるように考えたいです」

 「2番手スタートですが、ちゃんとトップで帰ってきたいです。去年も第1戦で勝ってるので、今年も初戦で優勝して、一年のいい流れを作っていきたいです」

第1戦、第2戦予選3位 佐藤樹(HELM MOTORSPORTS)

 「昨日まであまり調子いい感じではなかったんですが、今回はタイムが上がってくるにつれてクルマのバランスが良くなってきていて、ドライビングも昨日の修正点をまとめることができました」

 「去年のSUGOでスポット参戦した時も前日の練習ではタイムは悪くなかったんですが、予選で焦ってまとめることができませんでした。今回はうまくまとめることができました。オフの色々準備を進めてきましたが、FIA-F4には去年のスポット参戦以降は今年の公式テストまで乗っていません」

 「決勝では表彰台が狙える位置にいますし、うまくいけば勝つこともできるポジションからのスタートなので、やれることをやっていい結果で終われるようにしたいです。とりあえずシーズンよりも目の前のことに集中したいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

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