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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦鈴鹿A組公式予選結果

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
2'09.008--162.046
236小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
2'09.313 0.305 0.305161.665
337佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
2'09.739 0.731 0.426161.133
445大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
2'09.789 0.781 0.050161.072
5*31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
2'09.877 0.869 0.088160.962
662佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'09.977 0.969 0.100160.838
777小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
2'10.174 1.166 0.197160.594
846徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
2'10.277 1.269 0.103160.469
915渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'10.716 1.708 0.439159.928
1014田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
2'10.759 1.751 0.043159.877
1141井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
2'10.826 1.818 0.067159.794
1287下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
2'10.873 1.865 0.047159.738
1344IC1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2'11.305 2.297 0.432159.211
14*96IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
2'11.903 2.895 0.598158.489
1521IC3小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
2'12.245 3.237 0.342158.079
1613IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
2'12.278 3.270 0.033158.040
1778小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
2'12.382 3.374 0.104157.916
18*97IC5坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'12.754 3.746 0.372157.473
198半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
2'12.771 3.763 0.017157.453
2011IC6中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
2'13.817 4.809 1.046156.222
2118IC7塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
2'14.783 5.775 0.966155.103
2223IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'19.64110.633 4.858149.707
---- 以上基準タイム(110% - 2'22.288)予選通過 ----
  • CarNo. 31, 96, 97は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第7戦鈴鹿B組公式予選結果

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
2'08.854--162.239
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
2'09.074 0.220 0.220161.963
37森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
2'09.340 0.486 0.266161.630
412洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
2'09.471 0.617 0.131161.466
581卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'09.692 0.838 0.221161.191
6*38奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
2'09.865 1.011 0.173160.976
7*88荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
2'09.869 1.015 0.004160.971
822藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
2'09.954 1.100 0.085160.866
998三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'10.263 1.409 0.309160.485
1034清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
2'10.274 1.420 0.011160.471
1116西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'10.399 1.545 0.125160.317
1249上野 大哲恒志堂レーシング・EAGLE
イーグルスポーツ
2'10.682 1.828 0.283159.971
1348堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
2'10.979 2.125 0.297159.607
1480野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
2'11.060 2.206 0.081159.509
1528中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
2'11.242 2.388 0.182159.287
1610IC1植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
2'11.625 2.771 0.383158.824
1730IC2DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
2'11.762 2.908 0.137158.659
182IC3仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
2'11.964 3.110 0.202158.416
1926IC4山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'12.537 3.683 0.573157.731
2071IC5大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
2'13.762 4.908 1.225156.287
2186IC6大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
2'14.342 5.488 0.580155.612
---- 以上基準タイム(110% - 2'21.998)予選通過 ----
-55IC-KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
no time---
  • CarNo. 88は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
  • CarNo. 38は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第2条C)(走路外走行3回)により、第7戦予選結果より3グリッド降格とする。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第7戦鈴鹿A組公式予選結果

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
2'08.923--162.153
236小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
2'09.107 0.184 0.184161.922
345大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
2'09.525 0.602 0.418161.399
437佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
2'09.600 0.677 0.075161.306
562佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'09.711 0.788 0.111161.168
6*31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
2'09.777 0.854 0.066161.087
777小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
2'10.023 1.100 0.246160.781
846徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
2'10.206 1.283 0.183160.556
915渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'10.422 1.499 0.216160.289
1014田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
2'10.526 1.603 0.104160.161
1187下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
2'10.613 1.690 0.087160.055
1241井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
2'10.724 1.801 0.111159.920
1344IC1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2'11.080 2.157 0.356159.484
1413IC2藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
2'11.432 2.509 0.352159.057
15*96IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
2'11.702 2.779 0.270158.731
1621IC4小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
2'11.761 2.838 0.059158.660
1778小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
2'12.194 3.271 0.433158.140
188半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
2'12.597 3.674 0.403157.660
19*97IC5坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'12.693 3.770 0.096157.546
2011IC6中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
2'13.589 4.666 0.896156.489
2118IC7塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
2'14.565 5.642 0.976155.354
2223IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'18.705 9.782 4.140150.717
---- 以上基準タイム(110% - 2'22.103)予選通過 ----
  • CarNo. 31, 96, 97は、FIA-F4選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第7戦、第8戦鈴鹿公式予選 三井優介が復活のダブルポール!!

第7戦、第8戦ともポールポジションは三井優介(HFDP RACING TEAM)

 2023年FIA-F4選手権シリーズ第7戦、第8戦の公式予選が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、三井優介(HFDP RACING TEAM)がベストタイム、セカンドタイムともに他を寄せ付けない速さを見せ、第7戦、第8戦の両方でポールポジションを獲得した。

 この鈴鹿大会もエントリー台数44と大盛況のFIA-F4選手権。公式予選は午前8時5分にA組の走行が開始された。天候は晴れ。コースはドライだ。

 まずはポイントリーダーの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が計測1周目に2分11秒383でトップに立つ。これを6野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が計測2周目に2分9秒131で上回る。小林は2分10秒012までタイムを縮めるが、野村との差は0秒881だ。野村は計測3周目に2分08秒923とさらにタイムアップ。小林も2分09秒630とタイムを削ってきた。4周目にも2分09秒107とペースを上げる小林。野村はベスト更新には至らないものの2分09秒008とセカンドタイムでも小林を寄せ付けない。

 トップの野村は残り時間7分で一旦ピットへ。この直後、S字コーナーで藤原誠(B-MAX ENGINEERING)がコースアウトしたため、ポストからは赤旗が提示され、予選は中断となった。予選は午前8時23分に残り時間3分で再開されたものの、トップの野村はガレージに留まる。小林も一旦はピットを離れたが、コントロールラインを通らずにピットに戻ってきた。

 結局、A組の予選は野村勇斗がトップ、小林利徠斗が2番手で終了。3番手には大宮賢人(PONOS F110)がつけた。

 続いてB組の予選が当初予定より5分遅れの午前8時40分より行われたが、集団が最初のコントロールラインを通過し、タイム計測が始まるや否や、1コーナーでコースアウトする車両があり、B組の予選もここで赤旗中断となる。飛び出したのは28KENTARO(Baum Field F4)だ。また中村賢明(トムスフォーミュラカレッジ F110)もアウトラップでスロー走行に陥り、そのままピットに戻っている。

 車両回収ののち、予選は午前8時47分に再開。残り時間は17分だ。集団の先頭を走るのは三井優介。最初の計測でいきなり2分08秒874とA組の野村を上回るタイムを叩き出してトップに立つ。2番手は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)で2分09秒074だ。

 計測2周目は遅いクルマに引っかかった影響もあり、三井2分09秒598、中村2分09秒208に留まる。それでも計測3周目には三井2分08秒854までタイムを更新、中村は2分09秒196とベスト更新はならず。

 三井は残り4分を切ったところでピットへ。中村もここで走行を切り上げた。ベストタイム2分09秒340で3番手につける森山冬星(HFDP RACING TEAM)は走行を継続したものの、タイム更新はならず、予選はそのまま午前9時04分にチェッカーが提示された。

 この結果、第7戦、第8戦共にポールポジションは三井優介、2番手に野村勇斗、3番手は中村仁となった。

 第7戦決勝はこのあと午後2時10分より、第8戦決勝は明日の朝9時30分より、共に11周で行われる。

第7戦、第8戦とも予選2位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

第7戦、第8戦とも予選3位は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎ 不運なアクシデントでポイント獲得はならず(B-Max)

 B-Max Racing Team(SF チーム代表 宮⽥雅史)は、8 ⽉19〜20 ⽇、モビリティリゾートもてぎで⾏われた全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権第7戦に参戦し、松下選⼿はアクシデントでリタイア、ハイマン選⼿は15位で完⾛を果たしました。

 シリーズも終盤戦に⼊り、是が⾮でもポイントの欲しいレースでしたが、好スタートを決めた松下選⼿は、スタート直後に前⽅で起きた多重クラッシュに巻き込まれリタイア。後⽅グリッドからスタートしたハイマン選⼿は、堅実な⾛りで完⾛したものの、今回もチームとしてポイントを獲得することはできませんでした。

 残すは最終⼤会の鈴⿅2連戦です。今シーズンの締め括りとして、また来シーズンに繋がるレースとして、納得できる内容とすべく準備を整えて臨みます。

■予選(8月19日(土)午後2時50分~)

 猛暑となった週末、Q1 Aグループに出走したハイマン選手は、初体験となったもてぎのコース攻略に手こずり11位。Q1 Bグループの松下選手は、午前中のフリー走行からセッティングを大幅にアジャストして臨みました。感触は悪くなかったものの、Q2進出ラインには僅かに届かず7位。それでも、13番グリッドとポイントを狙える位置からのスタートとなりました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 予選 Q1(順位) 1分33秒096( 7/11)
Q2(順位) —————-
総合順位 13位
50号車 ラウル・ハイマン 予選 Q1(順位) 1分35秒263(11/11)
Q2(順位) —————-
総合順位 22位
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:35度、路面温度:51度

■決勝(8月20日(日)午後3時~37周)

 連日の猛暑により、決勝はドライバーにとって体力的にかなり厳しい条件となりました。

 松下選手は、スタートで好ダッシュから数台をかわすと、1コーナーアウト側からさらに前車を抜きにかかりました。ところが、続く2コーナー立ち上がりで、トップを競っていたローソン選手が縁石に乗り上げスピン。後続車はこれを避けきれずに多重クラッシュになってしまいました。右側のランオフエリアに逃げた松下選手でしたが、運悪くクラッシュで舞い上がった車両と接触。幸い怪我はありませんでしたが、1周もせずにレースを終えることになってしまいました。

 レースは中断後にセーフティカー先導で再開され、ハイマン選手は16位から追い上げを図りました。無線のトラブルでピットインのタイミングを逃しましたが、21周目にタイヤ交換。その後は、1分36秒台後半から37秒台前半のタイムを安定して刻み、15位でチェッカーを受けました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 決勝 順位 DNF
ベストタイム —————-
51号車 ラウル・ハイマン 決勝 順位 15位
ベストタイム 1分36秒695(18/19)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:36度、路面温度:53度
チーム監督 本山 哲コメント

 ノブは、Q2に進出して流れを作れればなお良かったと思いますが、ポイントを狙えるグリッド位置を得て、明るい兆しが見えた予選でした。決勝のアクシデントは不運でしたが、ドライバーが全員無事で本当に良かったと思います。ただ、やはり予選のポジションを上げることで、アクシデントに遭遇するリスクも減りますので、その意味でも予選からレースをつくる必要があること改めて感じました。

 ラウルは、初めてのコースで苦戦していましたが、尻上がりに良くなって、決勝後半では安定したペースで走ることができました。鈴鹿ではファンや関係者の印象に残る走りを期待したいと思います。

 最終大会は、ノブ、ラウル、またチームにとっても今シーズンの集大成となりますので、しっかり完走してポイントを取りたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

50号車チーフエンジニア 宮田雅史コメント

 スタートは良かったですね。逆に良かったからアクシデントに巻き込まれてしまったともいえますが、これは結果論ですし、ドライバーに怪我がなくて本当に良かったと思います。フリー走行のロングランは悪くなかったので、最後まで走らせたかったというのが本音です。今シーズンは戦える位置にいると、なぜかトラブルやアクシデントに見舞われることが多いように思います。

 最終大会までは2か月空きますし、コンディションも変わリますので、じっくり考えたいと思います。とにかく鈴鹿では最後まで走り切りたいですね。

51号車チーフエンジニア ティム・ネフ コメント

 レース前半はペースが上がらずに厳しかったですね。無線に問題があったので、想定より遅れてピットインすることになってしまいました。でも、後半のペースは悪くなかったですし、無線のトラブルがなければ、もう少し上のポジションに行けたかもしれません。今シーズンのなかではラウルのベストレースのひとつだと思います。

50号車ドライバー 松下信治選手コメント

 アクシデントに巻き込まれたドライバーが、全員大事に至らずに本当に良かったです。

 スタートが決まって8番手あたりにいましたし、ポイントを取りたいという気持ちが強かったので、この結果はすごく悔しいです。暑いなか応援に来てくれたファンの人たちにも、良いレースを見せたかったですね。

 最終大会は少し間隔が空きますが、しっかりクルマを直して臨みたいと思います。厳しいレースが続いていますが、昨年優勝した鈴鹿ですので、良い形で締め括りたいと思います。

51号車ドライバー ラウル・ハイマン選手コメント

 ビッグクラッシュでしたが、ドライバーが無事で本当に良かったと思います。

 今回も難しいレースで、週末を通じてクルマを自分の思うようなセットに仕上げることはできませんでした。決勝では無線にトラブルが出て、チームの指示がまったく聞こえなくなり、ピットインのタイミングを逃してしまいました。前半はペースが良くなかったので、その間にかなりのタイムを失ってしまいました。

 ここまで結果が出せていませんが、残る鈴鹿のレースも自らのポテンシャルを最大限に引き出してベストを尽くします。

B-Max Racing Team Press Release
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎ決勝 王者復活!! 野尻智紀がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げる

トップでゴールする野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝が8月20日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が第2戦富士以来の今季2勝目を挙げた。

 併催の全日本ロードレースJSB1000クラスで赤旗中断があった影響で、第7戦決勝は当初予定より15分遅れの午後3時15分より37周で行われた。気温33℃、路面温度46℃の猛暑のなか、序盤からアクシデントの相次ぐ大荒れの戦いとなった。

決勝レースがスタートした

 スタートではポールポジションの野尻がトップで1コーナーに飛び込む一方で、予選2番手の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、予選8番手スタートの宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)がまさかのストールで後方に沈む。さらに2コーナーを立ち上がったところで縁石に乗り上げた予選3番手のリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)のスピンに牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が巻き込まれる多重クラッシュが発生したため、ポストからは直ちに赤旗が提示され、レースは中断となった。

スタート直後マルチクラッシュの事故現場

 牧野はメディカルセンターで診断を受け、腰の痛みを訴えたが深刻な状況ではなかった模様。他の3人に大きな怪我はなく、ローソンはリヤウィングを失いながらも自走でピットに戻ってきたが、関口、牧野、松下はここでレースを終えることになった。

 レースは午後3時50分にセーフティーカーの先導により、1周終了時点の順位で再開された。トップはポールポジションの野尻、2番手に大湯都史樹(TGM GP SF23)。以下、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)そして山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)の順だ。ピットガレージで懸命の修復作業に取り組んでいたローソンの15号車も作業が間に合い、ピットレーンから最後尾でレースに加わった。

 セーフティーカーは3周目にピットイン。4周目から追い越しが可能となった。上位7台の順位はそのまま。後方では宮田がここでラウル・ハイマン(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)をかわして16位。続いて5周目にジェム・ブリュックバシェ(TGM GP SF23)を捉えて15位まで挽回してきた。その後方ではローソンも5周を終えた時点で18位に。しかしローソンはその直後に赤旗中の作業違反ということでドライビングスルーペナルティを消化することになった。宮田は6周目に笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)、8周目には国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)をも捉え、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)がトラブルに見舞われたこともあって12位まで挽回してきた。

 一方上位陣は大湯と太田、佐藤、阪口晴南(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が10周目にタイヤ交換を敢行。

 ところがピットアウトしようとする佐藤とピットインしようとした太田が接触。これで太田はノーズ交換を強いられる。そのままコースに戻った佐藤もタイヤに不調を訴えて13周目にピットに戻ってきた。作業を終えてコースに出て行った太田も14周目にガレージにクルマを戻している。

 続いて小林、小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)は11周目にピットに戻ったが、ここで小林はリヤタイヤの交換に手間取り、順位を失うことになる。

 これによりトップの野尻に続いて2位に平川、3位に山本、4位に山下が続き、宮田は5位。10位でコースに復帰した大湯は16周目までに6位に順位を上げてきた。トップの野尻とは18周を終えたところで30秒080の差だ。ここで野尻との差を詰めていきたい大湯だったが、スタート時より下がり始めた路面温度の影響からか、なかなかペースが上がらず、22周目には31秒607と逆に差を広げられてしまう。この時点で路面温度は39℃に低下していた。

 24周目に3位の山本がピットイン。トップの野尻と4位の山下も25周目にピットへ。これで平川がトップ、宮田が2位に浮上したが、その平川も26周目にはピットに戻ってきたが、右リヤタイヤの交換に手間取り、ピット出口で野尻と大湯の先行を許してしまった。さらに山本もタイヤに熱の入り切らない平川を90度コーナーでインから抜き去ろうとしたが、ここでインを閉めようとした平川と接触、左前輪にダメージを負って28周目の1コーナーでコースを飛び出し、そのままレースを終えることになった。

 この間に暫定トップを走っていた宮田は29周目にピットイン。これで再び野尻がトップに復帰、2位大湯、3位に平川が続き、宮田はアウトラップの3周目に阪口に抜かれ、5位でコントロールラインに戻ってきた。宮田はすかさず31周目の3コーナーで阪口をアウトから抜き去り、4位に浮上する。

 その前方では33周目のS字で平川が大湯を攻略して2位に上がってきた。しかし34周を終えた時点での野尻との差は10秒470。流石に残り3周で追いつくのは難しい状況。

 結局、レースは野尻智紀が後続に7秒439の大差をつけてチェッカーを受け、今季2勝目をものにした。2位は平川亮、3位に大湯都史樹が続き、宮田莉朋が4位でフィニッシュした。

 一方、宮田とチャンピオンを争うリアム・ローソンはタイヤ交換を29周目まで引っ張る作戦に出たが、これは実を結ばず14位ノーポイントでレースを終えた。

 この結果、ドライバーズランキングは宮田が94ポイント、ローソンは86ポイントで再び宮田が単独トップとなった。

 次戦のはいよいよ最終戦鈴鹿大会。10月28、29日に第8戦と第9戦がJAF鈴鹿グランプリとして行われる。

優勝は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

決勝2位は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

決勝3位は大湯都史樹(TGM GP SF23)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Kazuhiro NOINE
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎ決勝結果

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
11野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
371:31'13.699--
220平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
371:31'21.138 7.439 7.439
353大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
371:31'29.15515.456 8.017
437宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
371:31'29.63215.933 0.477
539阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
371:31'46.57232.87316.940
64小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
371:31'50.00136.302 3.429
7*7小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
371:31'50.47136.772 0.470
814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
371:31'51.84738.148 1.376
93山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
371:31'52.45138.752 0.604
1018国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
371:31'53.92840.229 1.477
1155ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
371:31'55.35241.653 1.424
1236笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
371:32'15.0651'01.36619.713
13*15リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
371:32'18.0391'04.340 2.974
1412福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
371:32'19.2761'05.577 1.237
1551ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
371:32'33.6931'19.99414.417
16*65佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
351:32'56.0602Laps2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 33 Laps)完走 ----
-64山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
271:15'29.35510Laps8Laps
-6太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1354'11.63324Laps14Laps
-38坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
844'39.16929Laps5Laps
-19関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
0-37Laps8Laps
-5牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
0-37Laps-
-50松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
0-37Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23) 1'34.458 (29/37) 182.977 km/h
  • CarNo. 15は、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第34条1.3(赤旗時のピットイン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 7は、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11.(アンセーフリリース)により、罰金5万円を科す。
  • CarNo. 65は、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11.(アンセーフリリース)により、競技結果に30秒を加算した。
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦決勝ドライバーコメント 優勝・白崎稜「リスタートが決まった」

優勝 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

優勝した白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「昨日のことがあったのでスタートが遅れました。でも1コーナーでアウトからまくって3位のままでした。2周目にトップに出ましたが、田中君が速いのはわかっているので、1周目にトップに立ちたかったです。そこからセーフティーカーが出ました。最後2、3周はニュータイヤを合わせきれず、若干タイムが落ちました。田中君が迫ってきましたが、リスタートをうまく決めて逃げ切れたのがよかったです。次の鈴鹿2レースをしっかり決めたいですね」

2位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

決勝2位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「6位からのスタートでうまく決まって1周目で3台抜けたので、そこはよかったです。途中でセーフティーカーが入って、そこでのリスタートが悪かったです。最後は追い上げましたが、ぎりぎり周回が足りなかったです。もうちょっと周回があればトップには立てました。でも最低限のことはできたと思います」

3位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝3位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「これが今の実力ですが、1位じゃないので素直には喜べないです。思ったより路面もグリップせず、アンダー気味でした。堂園君が追い上げてきてミラーで見てたんですが、自分のペースで落ち着いて走りました。最後は堂園君もしんどそうでした。3位なので次にはつながるかなと思います」

4位 堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

 「予選はミッショントラブルでした。昨日は、4輪の初めてのレースで、スタートが難しくて、あと1台抜けていればポールだったので惜しかったです。今日はスタートで1速が入らなくて、14番手くらいまで下がってしまいました。今回はスタートが課題でした。ペース自体はトップ4は同じくらいなので、もうちょっと頑張らないといけないですね。今年はトヨタのスクールも受けています」

5位 板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

 「ペースがよくありませんでした。チームメートの元山選手とミストの堂園選手がきたので締めずに譲りました。ポールから5位というのはそのくらいの実力なのかなと思います」

6位 髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

 「くやしいですね。ニュータイヤがいいのは分かっていたのですが、暑かったので後半たれてくるだろうと思っていました。3位争いが詰まっていたので、いけるかなと思ってたんですが、ペースカーが入って、僕にとってはよくない展開になりました。チームメートとの争いになりましたが、ジャパンチャレンジのポイントもあるので6位か7位の違いはすごく大きくて、1コーナーから2コーナーで並走して前に出られましたが、意地で抜き返しました」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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TCR JAPAN SUNDAY

第3戦もてぎ決勝 末廣武士が土日完全制覇 初参戦のチェ・ジョンウォンが3位に入る

加藤正将、MOTOTINO、チェ・ジョンウォンの争い

 TCRJサンデーシリーズ第3戦は20日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールトゥウインで優勝した。

 決勝は猛暑のなか午前10時25分にフォーメーションラップが始まった。

決勝がスタートした

 スタートでは予選3位のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)がストール気味で出遅れる。ポールポジションの末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は背後に予選2位の猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)を従えて1コーナーへ。予選5位のMOTOTINO(55MOTO RACING)は前でストールしていたジョンウォンの横をすり抜け、1コーナーでアウトから予選4位の加藤正将(Audi Team Mars)に並びかけ、続く各コーナーでサイドバイサイドの争いを演じる。

 オープニングラップのコントロールラインはトップ末廣、2位猪爪、3位MOTOTINO、4位加藤、5位鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)、6位ジョンウォン、7位梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)、8位玉田誠二(TAMADA Racing)の順で通過。

 3周目の1コーナーでは6位を走るジョンウォンがインから前を走る鈴木に並びかけると、2コーナーで前に出て5位に上がった。

 この間、トップを走る末廣は2以下を突き放しにかかる。2位を走る猪爪は、3位MOTOTINOと4位加藤が接近戦を演じていたため背後を脅かされることなく単独走行となった。

 6周目の5コーナーではついに4位を走っていた加藤がMOTOTINOのインを差し3位に上がった。

ストレートでストップした猪爪杏奈

 この周、2位を走る猪爪が90度コーナーからビクトリーコーナーにかけて失速、1コーナー手前でインフィールドにマシンを寄せ、止めた。昨日に続きタイヤがバーストしたようだ。

 2位の猪爪がいなくなったためトップ末廣と2位に上がった加藤の差は大きく広がった。ここから3位MOTOTINOと4位ジョンウォンのバトルが始まる。

 8周目の1コーナーでは4位のジョンウォンがインから3位のMOTOTINOに並びかけ2コーナーで先行するが、MOTOTINOも負けじと3コーナで先行。ここはMITOTINOの勝ち。

 10周目の1コーナーでもジョンウォンがMOTOTINOのインを差す。ここでは2コーナーでジョンウォンが前に出て、ついにこの決着に幕を下ろした。

 レースは規定の13周を回って終了。末廣が2位以下を30秒以上ちぎる独走で土日シリーズを完全制覇した。2位には加藤が入った。ジョンウォンは終盤、加藤の背後までつけたが、パスはできず届かず3位でゴールした。

 4位にはMOTOTINOが、5位には鈴木が、6位には梅本が、7位には玉田が入った。

 第4戦は10月8日、富士スピードウェイに舞台を移し開催される。

優勝は末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝2位は加藤正将(Audi Team Mars)

決勝3位はチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

決勝4位はMOTOTINO(55MOTO RACING)

決勝5位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝6位は梅本淳一(J\'S RACING CIVIC TCR FK7)

決勝7位は玉田誠二(TAMADA Racing)

猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)はリタイア

表彰式

シャンパンファイト

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦岡山決勝 白崎稜が今季3勝目 2位に田中風輝が、3位に元山泰成が入る

優勝した白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは20日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って3番グリッドからスタートした白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が優勝した。

 第6戦決勝は午前8時45分にフォーメーションラップが始まった。岡山は早朝からほぼ快晴。太陽は低いものの気温はぐんぐん上がり、酷暑のなかでスタートを迎えた。スターティンググリッドは昨日の第5戦の結果で決定されたが、上位6人がリバースグリッドとなり、ポールポジションは板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)、2番手は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)、3番手は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)、4番手は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)、5番手は元山泰成(ECOTEH WORKS)、6番手は第5戦優勝の田中風輝(M2 engineering KK-SII)となっている。

12周の決勝がスタートした

 スタートでは昨日のジャンプスタートが頭をよぎったか、3番手の白崎の動き出しが悪く順位を落としそうになる。しかし、1コーナーではアウトからまくりポジションをキープ。トップ、板倉、2位髙口、3位白崎の順で1コーナを通過。バックストレッチからリボルバーでは髙口が白崎、田中に相次いでかわされ、4位に落ちる。

 1周目のコントロールラインでは、板倉、白崎、田中、髙口、元山、三浦、堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)、宇高希(テイクファーストSAKURA)の順で戻ってきた。

 2周目のアットウッドでは2位の白崎が板倉をかわし、早くもトップに立った。板倉はダブルヘアピンで田中にもかわされ3位に落ちる。

 3周目にも板倉は元山と堂園にかわされ、ずるずると5位まで後退した。この間トップ白崎は2位に上がった田中との差を1秒1とする。

レースは途中セーフティーカーが導入される

 4周目、2コーナーで後方集団のアクシデントがあり、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。SCは8周を終わって退き、レースは9周目から残り4周で再開された。

  9周目にトップ白崎は2位田中との差を1秒1とするが、10周目、11周目と田中がファステストを連発して追い上げを開始。しかし、タイム差は大きく、0秒8差まで追い上げたところで12周のゴールを迎えた。

 3位の元山は4位に上がってきた堂園に背後を脅かされていたが、最後は突き放し3位元山、4位堂園の順でゴールした。

 序盤に5位まで落ちたポールスタートの板倉だったが、そこからは粘り、この順位を譲らなかった。

 終盤には髙口と三浦、チームメート同士の6位争いが白熱。最終ラップの1コーナーから2コーナーで並走するが、先輩の意地を見せた髙口が6位を守ってゴールした。

優勝は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝2位は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

決勝3位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝4位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

決勝5位は板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

決勝6位は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

表彰式

 この結果、ポイントを82と伸ばした白崎がランキングトップを堅守。田中が57ポイントで2位に浮上、3位には47ポイントで元山がつけている。

 第7戦、第8戦は12月2日、3日に舞台を鈴鹿サーキットに移し開催される。チャンピンシップは8戦中6戦での有効ポイントとなるため、3戦目から参加した田中は出場した全部のレースが加点される。全戦出場の白崎は2戦分のポイントを失うため、白崎と田中の差は思ったより少なそうだ。真夏から一転、初冬のレースとなる最終大会のチャンピオン争いに注目だ。

Text: Yosinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦岡山決勝結果

Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1224'42.310--
22田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
1224'43.163 0.853 0.853
31元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1224'45.404 3.094 2.241
456堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1224'45.897 3.587 0.493
555板倉 慎哉AMORE TOKYO Fレーシング
MYST KK-S2
1224'49.748 7.438 3.851
67髙口 大将レヴレーシングKK-SII
MYST KK-S2
1224'51.324 9.014 1.576
76三浦 柚貴LAPSレヴレーシング
MYST KK-S2
1224'51.439 9.129 0.115
812小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
1224'52.83910.529 1.400
923宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
1224'53.34411.034 0.505
1057吉田 宣弘EXTREEME☆MYST☆KK-SII
MYST KK-S2
1224'53.62511.315 0.281
1122中川 賢太ギディアップKKS2セキグチ
MYST KK-S2
1224'57.36915.059 3.744
1281妹尾 俊郎SSEC☆KRS☆10V
TOKYO R&D RD10V
1224'58.25615.946 0.887
130池野 雄人LAPS
MYST KK-S2
1224'58.38616.076 0.130
1421太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1224'59.45917.149 1.073
1515梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1225'05.27022.960 5.811
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-17百瀬 翔Rn-sports制動屋&KMR
MYST KK-S2
35'11.6879Laps9Laps
-11村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
35'12.1669Laps 0.479
-47山根 一人HKR TK-Sport MYST
MYST KK-S2
35'13.3459Laps 1.179
  • Fastest Lap: CarNo. 2 田中風輝(M2 engineering KK-SII) 1'38.351 (11/12) 135.543 km/h
Tags:

TCR JAPAN SUNDAY

第3戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
119末廣 武士CUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1326'57.836--
265加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1327'27.90630.07030.070
33チェ・ジョンウンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
1327'28.20030.364 0.294
455MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1327'29.46731.631 1.267
517鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1327'31.45133.615 1.984
669梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
1327'45.84048.00414.389
77玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
1327'47.17149.335 1.331
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-98猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
612'42.7397Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 19 末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】) 2'02.137 (2/13) 141.510 km/h
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎフリー走行2回目 小林可夢偉がトップタイム

フリー走行2回目:トップタイムは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝日、午前中に行われたフリー走行2回目は、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)がトップタイムをマークした。

 昨日行われた予選で、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が3位1ポイントを得たことで、シリーズポイントで宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)と並ぶこととなった。タイトル争いはこの2人がメインだが、この戦いに割って入ろうとするのが、ポールポジションを獲得した王者・野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)だ。

 今日、第7戦の結果次第では、三つ巴のタイトル争いになる可能性もある。

 決勝日朝のフリー走行は、序盤にベストタイムをマークした可夢偉が1分35秒392でトップタイム。山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)、平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が続いた。

 チャンピオンを争う二人、宮田は10位、ローソンは14位、そして野尻は5位。

 各チーム決勝に向けて、さまざまな試行を行っているため、単純にタイムで優劣を決めることはできないが、虎視眈々と逆転チャンピオンを狙うポールシッターの野尻は順調に仕上がっていることは間違いなさそうだ。

 決勝は、午後3時から37周で行われる。

フリー走行2回目:トップタイムは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

フリー走行2回目:2位は山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)

フリー走行2回目:3位は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎフリー走行2回目結果

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/20) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
17小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'35.392--181.185
264山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.478 0.086 0.086181.022
320平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'35.778 0.386 0.300180.455
418国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'35.788 0.396 0.010180.436
51野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.815 0.423 0.027180.385
636笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'35.845 0.453 0.030180.329
719関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'35.860 0.468 0.015180.300
86太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.861 0.469 0.001180.299
95牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.864 0.472 0.003180.293
1037宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'35.889 0.497 0.025180.246
1114大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'35.908 0.516 0.019180.210
1239阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.935 0.543 0.027180.159
1338坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.008 0.616 0.073180.022
1415リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.070 0.678 0.062179.906
1565佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.074 0.682 0.004179.899
163山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.085 0.693 0.011179.878
1753大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'36.166 0.774 0.081179.727
184小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.236 0.844 0.070179.596
1912福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'36.444 1.052 0.208179.209
2050松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'36.495 1.103 0.051179.114
2155ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'36.536 1.144 0.041179.038
2251ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'36.921 1.529 0.385178.327
Tags:

TCR JAPAN SUNDAY

第3戦もてぎ公式予選 末廣武士がポールポジション、2位に猪爪杏奈、3位にチェ・ジョンウォン

ポールポジションは末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 TCRJサンデーシリーズ第3戦は20日、モビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時10分から15分間で行われた。早朝だが太陽が昇ると気温がぐんぐんと上昇。猛暑のなか予選は行われた。

 2周目、チェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)が2分2秒858でトップに立ち、2位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が3秒633で、3位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が4秒022で、4位には玉田誠二(TAMADA Racing)が6秒392でつける。

 3周目には末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が一気にタイムを2分1秒595まで縮めトップに立つ。またMOTOTINO(55MOTO RACING)も3秒481で3位に浮上。この時点の順位は、トップ末廣、2位ジョンウォン、3位MOTOTINO、4位鈴木、5位梅本だ。

 4周目にはMOTOTINOが2分3秒142までタイムを縮めるが順位は変わらず。一度ピットインし前後タイヤを交換した加藤正将(Audi Team Mars)が2秒904で3位に入る。

 ここで、コース上をゆっくりと周回しウォームアップを行っていた猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が2分1秒850で2位に浮上。この時点の順位は、トップ末廣、2位猪爪、3位加藤、4位ジョンウォンだ。

 加藤はタイムを2分2秒485でまで縮めるも、その直後2秒441を出したジョンウォンに逆転され3位に落ちた。

 ポールポジションを獲得したのは末廣。2位猪爪、3位ジョンウォン、4位加藤、5位MOTOTINO、6位鈴木、7位梅本、8位玉田の順で予選を終えた。

 決勝はこのあと2時間余りのインターバルをおいて、午前10時25分より23分+1周で行われる。

予選2位は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

予選3位はチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

予選4位は加藤正将(Audi Team Mars)

予選5位はMOTOTINO(55MOTO RACING)

予選6位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

予選7位は梅本淳一(J\'S RACING CIVIC TCR FK7)

予選8位は玉田誠二(TAMADA Racing)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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TCR JAPAN SUNDAY

第3戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
119末廣 武士CUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'01.595--142.141
298猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
2'01.850 0.255 0.255141.843
33チェ・ジョンウンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
2'02.441 0.846 0.591141.159
465加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
2'02.485 0.890 0.044141.108
555MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'03.142 1.547 0.657140.355
617鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'03.633 2.038 0.491139.798
769梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
2'04.022 2.427 0.389139.359
87玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
2'04.932 3.337 0.910138.344
---- 以上基準タイム(110% - 2'13.754)予選通過 ----
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TCR JAPAN SATURDAY

第3戦もてぎ決勝 末廣武士が独走優勝 大健闘のチェ・ジョンウォンはガス欠に泣く

トップ争い

 TCRJサタデーシリーズ第3戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールトゥウインで優勝した。

 決勝は、午後4時5分よりフォーメーションラップが始まった。もてぎ上空には雲が広がってきた。

決勝がスタートした

 ポールポジションの末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は蹴り出しはよかったもののその後が伸びず、また予選2位の猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)はスタートをミスしたため、1コーナー手前では予選3位MOTOTINO(55MOTO RACING)と予選4位加藤正将(Audi Team Mars)が4ワイドとなる。

 1コーナーではアウトから末廣が先行するがスピードが乗らず、インから加藤と猪爪が末廣をパスして、トップ加藤、2位猪爪、3位末廣、4位MOTOTINOの順で2コーナーへ向かう。

 3位猪爪の背後につけていた末廣は、V字コーナーでインを差し猪爪をパスし2位に上がる。さらに末廣は90度コーナーでインを差すとビクトリーコーナーで先行し、トップに躍り出た。

 後方では梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)がバックストレートでアクセルペダルのトラブルのためマシンを止めて早くも戦列を去った。

 トップに立った末廣は盤石。ここから2位以下を突き放し独走状態に持ち込む。

 4周目には5位を走行していた鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がV字コーナーでスピンし最後尾の7位に落ちる。

 2位争いは加藤と猪爪の間で繰り広げられていたが、最後尾からスタートしたチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)がオープニングラップで6位に上がると、4周目に5位、7周目にMOTOTINOをパスして4位に上がるとこの2人に追いついた。

 延々と続いた2位争いだが、8周目にはついに猪爪がヘアピンで加藤にアウトから並びかけ、立ち上がりで2位に浮上。加藤は続く90度コーナーでブレーキングをミス、ジョンウォンにもパスされ4位に落ちた。

 3位に上がったジョンウォンは、9周目に2コーナーから3コーナーで猪爪に並びかけ4コーナーでついに2位に浮上。3位に落ちた猪爪は続く5コーナーでコースアウト。タイヤがバーストしたようで戦列を去った。

 ファイナルラップ手前の12周目には、トップ独走の末廣、2位ジョンウォン、3位に11周目に加藤をパスしたMOTOTINO、4位加藤、5位玉田誠二(TAMADA Racing)、6位鈴木の順で通過した。

 レースはこのまま終了すると思われたが、なんと2位を走っていたジョンウォンがV字コーナー立ち上がりでストップ。ガス欠だったようだ。

 優勝は独走で末廣、2位にMOTOTINO、3位に加藤、4位に玉田、5位が鈴木となった。

 TCRJサタデーシリーズ第4戦は10月7日に富士スピードウェイで行われる。

優勝は末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝2位はMOTOTINO(55MOTO RACING )

決勝3位は加藤正将(Audi Team Mars)

決勝4位は玉田誠二(TAMADA Racing)

決勝5位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝6位はチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

トップでゴールする末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎ予選 野尻智紀が王者の貫禄を見せポールポジション獲得

ポールポジションは野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の予選が、8月19日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ディフェンディングチャンピオンの野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がポールポジションを獲得した。

Q1 Aグループ

 各車が残り2分を切ってからアタックに入った。

 まずは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分33秒469でトップに立つが、これをリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が33秒339で更新。さらに、不調が続いていた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が復活の狼煙を上げる33秒072を叩き出す。

 しかし、好調の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が最後に関口を逆転。32秒983をマークしてQ1Aグループを締めくくった。

 順位:牧野-関口-ローソン-阪口-山本-可夢偉/-大嶋-山下-笹原-ブリュクバシェ-ハイマン

Q1 Bグループ

 Aグループ同様、残り2分からのアタックとなったが、やや雲が出てコンディションが良くなったからか、全体的にAグループより速い32秒台での攻防となった。

 坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING SF23)32秒849、宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)32秒619、野尻32秒666と、チャンピオンの可能性のある3人が好タイムをマークするが、これを最後に出し抜いたのは大湯都史樹(TGM GP SF23)。32秒387と2位以下をやや引き離すタイムをマーク全体トップタイムでQ2進出を決めた。

 順位:大湯-宮田-野尻-太田-平川-坪井/-松下-佐藤-小高-国本-福住

Q2

 ホンダとトヨタ、それぞれのエンジン搭載車が6台ずつQ2に進出。タイムはQ1より上がり、32秒台前半の争いとなった。

 最初に可夢偉が32秒370をマーク。このタイムをターゲットに各車が次々とアタック。ローソン、太田、関口、大湯と次々に可夢偉のタイムを上回るが、32秒の壁は破れず。そんななか、ただ一人32秒を切ったのは、逆転で3年連続のチャンピオンを狙う野尻。

 野尻は1分31秒955をマークし、チームが無線でポールポジションを取ったことを伝えると雄叫びを上げた。殊勲の2位はルーキーの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、3位にはローソンが入り、予選を終えた段階では、チャンピオン争いで無限チームの2人が優位に立つことになった。

順位:野尻-太田-ローソン-大湯-関口-可夢偉-平川-宮田-牧野-山本-坪井-阪口

決勝は、明日20日、午後3時から37周で行われる。

予選2位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選3位はリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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TCR JAPAN SATURDAY

第3戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
119末廣 武士CUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1326'49.750--
255MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1327'28.16538.41538.415
365加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
1327'28.23638.486 0.071
47玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
1327'45.67855.92817.442
517鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1327'48.55458.804 2.876
63チェ・ジョンウンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
1225'11.4411Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-98猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
816'45.0545Laps4Laps
-69梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
0-13Laps8Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 19 末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】) 2'01.711 (2/13) 142.005 km/h
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎ公式予選結果

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/19) Weather: Fine Course: Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
11B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'32.6661'31.955
26B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'32.7141'32.178
315Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'33.3391'32.237
453B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'32.3871'32.238
519A関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'33.0721'32.293
67A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'33.4691'32.370
720B平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'32.7471'32.385
837B宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'32.6191'32.391
95A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'32.9831'32.468
1064A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'33.4121'32.487
1138B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'32.8491'32.761
1239A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'33.3731'32.761
---- 以上Q2で決定 ----
1350B松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'33.096
1414A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'33.534
1565B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'33.127
163A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'33.557
174B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'33.379
1836A笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'33.643
1918B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'33.439
2055Aジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'33.652
2112B福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'33.671
2251Aラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'35.263
Tags:

SUPER FORMULA

第7戦もてぎノックアウトQ2結果

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/19) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'31.955--187.957
26B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'32.178 0.223 0.223187.502
315Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'32.237 0.282 0.059187.383
453B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'32.238 0.283 0.001187.380
519A関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'32.293 0.338 0.055187.269
67A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'32.370 0.415 0.077187.113
720B平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'32.385 0.430 0.015187.082
837B宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'32.391 0.436 0.006187.070
95A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'32.468 0.513 0.077186.914
1064A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'32.487 0.532 0.019186.876
1138B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'32.761 0.806 0.274186.324
1239A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'32.761 0.806 0.000186.324
Tags:

SUPER FORMULA

第7戦もてぎノックアウトQ1結果

■Aグループ

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/19) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'32.983--185.879
219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'33.072 0.089 0.089185.701
315リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'33.339 0.356 0.267185.170
439阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'33.373 0.390 0.034185.103
564山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'33.412 0.429 0.039185.025
67小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'33.469 0.486 0.057184.913
---- 以上Q2進出 ----
714大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'33.534 0.551 0.065184.784
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'33.557 0.574 0.023184.739
936笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'33.643 0.660 0.086184.569
1055ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'33.652 0.669 0.009184.551
1151ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'35.263 2.280 1.611181.430
---- 以上基準タイム(107% - 1'39.491)予選通過 ----

■Bグループ

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/19) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
153大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'32.387--187.078
237宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'32.619 0.232 0.232186.610
31野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'32.666 0.279 0.047186.515
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'32.714 0.327 0.048186.418
520平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'32.747 0.360 0.033186.352
638坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'32.849 0.462 0.102186.147
---- 以上Q2進出 ----
750松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'33.096 0.709 0.247185.654
865佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'33.127 0.740 0.031185.592
94小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'33.379 0.992 0.252185.091
1018国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'33.439 1.052 0.060184.972
1112福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'33.671 1.284 0.232184.514
---- 以上基準タイム(107% - 1'38.854)予選通過 ----
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦岡山決勝ドライバーコメント 優勝・田中風輝「ゴールしてから優勝を知った」

優勝 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

優勝した田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「3番手からスタートしてうまく2位に上がりましたが、トップと離れてしまったので、優勝は無理だと思いました。トップの人がペナルティーで1位になったので結果としては、よかったのかと思います。ゴールしてから優勝を知りました。次もトップになる勢いで頑張ります」

2位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「予選ではオーバー気味にセットを振って、決勝は暖かくなるのでセットを変えました。それがはまらなくてコンマ5くらいはタイムが落ちました。悔しいです。田中君は勢いがあるので上がってくると思っていました。バトルしても仕方ないので譲って、自分のペースで走りました」

3位 三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

決勝3位の三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

 「初レースだったのでいろんなことが不安でした。スタートもいけるかなと思いましたが、ホイールスピンしまくって普通に失敗しました。出遅れましたが、集団のなかに溶け込めて、細かいミスは多いですが大きなミスもななかったです。ペナルティーで3番手に上がれましたがそんなにうれしくないです。16歳です。カートのレースには出ていなくてシミュレーターをしていました。シミュレーターの大会ではラリークロスでワールドレコードを更新しました」

4位 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「グリッドでブレーキを離して待とうと思ったらそのまま流れてしまいました。クルマも僕自身もコースには合っていました。夏の路面とラバーが乗った感じは大丈夫です。あしたは3番手スタートなので集中していきます」

5位 髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

 「1台を抜く時間を短くしようと思って臨んでいました。スタートもポジションキープできたのでよかったです。5台くらいは抜いていますが、1周かかったということもなく、自信を持って乗れていたので、ずばずば行けていました。あしたは2番スタートですが、ユーズドタイヤなので、スタートを無難に決めて、序盤でスピードを作って後半耐えきれるかの勝負になると思います」

6位 板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

 「5位で走っていたら髙口君が来たので、抜かれても6位だなと思いました。あそこでやりあわずに普通に行かせました。後ろはそこから離れていきました。あしたはポールですが、ペースが違うので死守はできませんが、できるだけ前でゴールできるように頑張ります」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦岡山決勝 田中風輝が鈴鹿に続いて2連勝 2位には元山泰成が、3位には初参戦のシムレーサー三浦柚貴が入る

優勝は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは19日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って田中風輝(M2 engineering KK-SII)が優勝した。

 決勝は太陽が高く昇り雲が掃けた酷暑のなか、午前11時35分にフォーメーションラップが始まった。

決勝がスタートした

 ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)は蹴り出しは鈍かったものの1コーナーまでに予選2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)を抑えてトップを堅守。2位は元山、3位には予選順位どおりに田中風輝(M2 engineering KK-SII)が続く。4位には予選5位から三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が、6位には予選6位から小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が、6位には予選7位から板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)が続く。

 トップ白崎が2周目に入ったとき、なんと白崎にジャンプスタートで10秒のタイムペナルティーが科された。スタート前のレッドシグナル中にマシンが動いたのが原因だ。ピットから掲示された10秒のボードを見た白崎は、自覚があったとのことで、このペナルティーを知ることなる。

 ここから白崎は2位以下を突き放しにかかる。4周目にはその差を3秒2まで広げた。5周目には、3位を走る田中がヘアピンで2位の元山を捉え2位に浮上。元山も田中とのスピード差があり無理をせずに3位に順位を落とす。

 5周目には前を走る小川を捉えた板倉が5位に浮上。しかし、8周目には予選12位から猛然と追い上げて来た髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)が、板倉の背後に迫る。第6戦が6位までのリバースグリッドとなるため、板倉は無理をせず、髙口を前に出し6位に順位を戻す。

 レースはこのまま12周を走って終了。トップでゴールをしたのは白崎だったが10秒ペナルティーだったため4位まで後退。今シーズンからジャンプスタートがドライビングスルーペナルティーからタイムペナルティー10秒になったことにすくわれた。

 優勝は2位に入った田中で鈴鹿に続き連勝。2位には3位でゴールした元山が入った。

 3位に入った三浦はシミュレーター出身の16歳。デビューレースで表彰台に登った。

 4位には白崎、5位には髙口、6位には板倉が入った。

 第6戦は明日20日、午前8時45分より12周で行われる。6位までのリバースグリッドのため板倉がポールからスタートすることとなる。序盤から順位の入れ替わる白熱したレースになりそうだ。

決勝2位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝3位は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

決勝4位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝5位は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

決勝6位は板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

優勝した田中風輝(M2 engineering KK-SII)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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TCR JAPAN SATURDAY

第3戦もてぎ公式予選 代役の末廣武士がポールポジション ヒョンデのエントラNが初登場

ポールポジションは末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 TCRJサタデーシリーズ第3戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。

 エントリーは前回の岡山大会から1台増加して8台となった。その1台が、今回から参加した韓国のヒョンデで、エラントラNをベースにしたTCR車両を持ち込んだ。KMSA MOTORSPORT Nからエントリーしたチェ・ジョンウォンがドライブする。

 公式予選は午前11時10分から15分間で猛暑のなか行われた。

 予選をリードしたのは、レギュラードライバーのHIROBONが岡山国際サーキットで行われているGTワールドチャレンジアジアに参加しているため代役でドライブした末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)。3周目に2分1秒595を出すとこのタイムを上回るドライバーは現れず、スポット参戦でいきなりポールポジションを獲得した。

 末廣のタイムに続いたのがこちらも初登場のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)。2分2秒412で2位に入る。マシン、チーム、ドライバーともレベルは高そうだ。しかし、車検で車両規則違反が見つかれ残念ながらタイムは抹消された。

 代わって2位には、ここまで土日シリーズ合わせて無傷の4連勝を飾っている猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が2分2秒581で入り、これにMOTOTINO(55MOTO RACING)が続いた。

 4位には加藤正将(Audi Team Mars)が、5位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、6位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が7位には玉田誠二(TAMADA Racing)が続いた。

 タイムを削除されたジョンウォンは午後のレースを最後尾からスタートする。

 決勝は午後4時5分から23分+1周で行われる。猪爪の連勝が続くのかに注目だ。

予選2位は猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)

予選3位はMOTOTINO(55MOTO RACING )

予選4位は加藤正将(Audi Team Mars)

予選5位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

予選6位は梅本淳一(J\'S RACING CIVIC TCR FK7)

予選7位は玉田誠二(TAMADA Racing)

初登場のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)はタイム抹消

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦岡山決勝結果

Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
12田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
1219'53.469--
21元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1219'57.021 3.552 3.552
36三浦 柚貴LAPSレヴレーシング
MYST KK-S2
1219'57.327 3.858 0.306
4*91白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1219'57.995 4.526 0.668
57髙口 大将レヴレーシングKK-SII
MYST KK-S2
1220'01.356 7.887 3.361
655板倉 慎哉AMORE TOKYO Fレーシング
MYST KK-S2
1220'02.563 9.094 1.207
756堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1220'03.56310.094 1.000
823宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
1220'04.35410.885 0.791
912小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
1220'05.41011.941 1.056
100池野 雄人LAPS
MYST KK-S2
1220'05.82612.357 0.416
1117百瀬 翔Rn-sports制動屋&KMR
MYST KK-S2
1220'06.08112.612 0.255
1257吉田 宣弘EXTREEME☆MYST☆KK-SII
MYST KK-S2
1220'07.68714.218 1.606
1381妹尾 俊郎SSEC☆KRS☆10V
TOKYO R&D RD10V
1220'09.48816.019 1.801
1447山根 一人HKR TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1220'11.39217.923 1.904
1522中川 賢太ギディアップKKS2セキグチ
MYST KK-S2
1220'11.78418.315 0.392
1615梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1220'17.91024.441 6.126
1721太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1220'18.51925.050 0.609
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laos)完走 ----
-11村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
0 -12Laps12Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 91 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース) 1'38.237 (11/12) 135.700 km/h
  • CarNo. 91は、2023 OKAYAMAチャレンジカップレース特別規則第9章第31条3.⑥(反則スタート)により、決勝結果に10秒を加算する。
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TCR JAPAN SATURDAY

第3戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2023/08/19) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 3 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
119末廣 武士CUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'01.284--142.505
298猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
羽衣6 DOME RACING
2'02.581 1.297 1.297140.997
355MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'03.633 2.349 1.052139.798
465加藤 正将Audi RS 3 LMS
Audi Team Mars
2'03.675 2.391 0.042139.750
517鈴木 建自Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'03.804 2.520 0.129139.605
669梅本 淳一Honda CIVIC TCR
J'S RACING CIVIC TCR FK7
2'04.619 3.335 0.815138.692
77玉田 誠二Audi RS 3 LMS
TAMADA Racing
2'06.696 5.412 2.077136.418
---- 以上基準タイム(110% - 2'13.412)予選通過 ----
-*3チェ・ジョンウンHyundai Elantra N TCR
KMSA MOTORSPORT N
deleted---
  • CarNo. 3は、公式通知No. 21(車両規則違反)により、予選タイムを抹消した。
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎフリー走行1回目 野尻智紀が貫禄のトップタイム

フリー走行1回目:トップタイムは野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦のフリー走行1回目が、8月19日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ディフェンディングチャンピオンの野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がトップタイムをマークした。

 2023年シーズンも残り3戦となった。現在ランキングトップにいるのはここまで2勝86ポイントの宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)。これを1点差で追うのが3勝のリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)。チャンピオ争いは、この2人の一騎討ちの様相を呈しているが、今回の結果次第では61ポイントの野尻、50ポイントの坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING SF23)にもチャンスはあるという状況だ。

 猛暑の中、午前9時20分から始まったフリー走行では、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF23)が開始早々に1分34秒685のトップタイムをマーク。

 周回を重ねるに従いトップは大湯都史樹(TGM GP SF23)1分34秒608、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)1分34秒249、野尻1分33秒488と入れ替わりながらタイムアップしていく。

 しかし、これらのタイムは昨年山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)がマークしたポールタイム1分30秒423には遠く及ばない。SF23になったことがかなりタイムにも影響しているようだ。

 残り15分、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF23)のKCMGベテラン勢も1分33秒台に入れて上位につける。牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)の前回表彰台を射止めた2人も僅差で続く。

 残り10分を切って、ほとんどの車両がピットイン。予選を想定したアタックが始まるが、大湯はスロー走行している車両に引っかかってしまいタイムアップならず。牧野もタイムを削り取るものの、野尻のタイムには届かず。ローソンも33秒台には入れるものの8番手止まり。

 結局、野尻のタイムを上回る者は現れず、上位は、野尻-牧野-可夢偉-太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)-宮田-山本の順となった。

 公式予選は午後2時50分よりノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目:2位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

フリー走行1回目:3位は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA

第7戦もてぎフリー走行1回目結果

MOBILITY RESORT MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2023/08/19) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'33.488--184.875
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'33.532 0.044 0.044184.788
37小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'33.767 0.279 0.235184.325
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'33.816 0.328 0.049184.229
537宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'33.825 0.337 0.009184.211
664山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'33.867 0.379 0.042184.129
718国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'33.888 0.400 0.021184.087
815リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'33.888 0.400 0.000184.087
920平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'33.919 0.431 0.031184.027
1036笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'33.981 0.493 0.062183.905
1114大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'34.066 0.578 0.085183.739
1219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'34.137 0.649 0.071183.600
133山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'34.166 0.678 0.029183.544
1455ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'34.185 0.697 0.019183.507
1565佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'34.249 0.761 0.064183.382
1650松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'34.266 0.778 0.017183.349
1738坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'34.384 0.896 0.118183.120
1853大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'34.608 1.120 0.224182.686
1939阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'34.685 1.197 0.077182.538
204小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'34.686 1.198 0.001182.536
2112福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'34.820 1.332 0.134182.278
2251ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'35.414 1.926 0.594181.143
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦岡山公式予選ドライバーコメント PP・白崎稜「タイム差が縮まっている」

ポールポジション 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「タイム差が縮まってるんでなんとかしないといけないです。後ろでスリップにつかれていましたが、見ずに集中してタイムを出せればいいかなと思っていました。昨日、おとといと雨だったのでドライのテストがあんまりできていないんです。決勝は、情報が少ないなかで決勝を戦っていくのでなんとかしないと。駆け引きで離せたらいいですね」

2位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

予選2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「イン側スタートなので、僕的にはいいかなと思います。クルマはリアが出てたので、それが抑えられていたら、もっとタイムはいけるかなという余裕はありました。前回はスタートをミスして、それが痛かったので今回は落ち着いて、スタートをし、あしたもレースがあるので、クルマを壊さないようにゴールしたいです」

3位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

予選3位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「木金の練習はドライで走ることができなくて、予選はぶっつけでドライだったので、正直タイムが出るかどうかわかりませんでした。3位以内なので優勝は狙えると思います。自分の出せる全力で戦います。スタートを決めて前に出られれば接戦になると思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦岡山公式予選 白崎稜がポールポジション、2位に元山泰成が、3位に田中風輝がつける

ポールポジションは白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第5戦は19日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時より行われた。岡山県には熱中症警戒アラートが発表されているが、早朝より雲が広がったためこの時期にしては比較的過ごしやすい。18台が参加してセッションがスタートした。

 予選は15分間で行われる予定だったが、開始早々5分を経過したあたりで、3周目を走行していた初参戦の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)がアトウッドのコース上で停止したため、マシン排除のため赤旗が提示された。

 予選は8時11分より7分間で再開された。6周目には白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が1分38秒567でトップに立ち、2位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が38秒590で、3位には元山泰成(ECOTEH WORKS)が38秒790で3位につける。

 7周目には元山が1分38秒418をたたき出し、一気にトップに浮上。白崎は38秒438までタイムアップしたものの2位に後退した。

 8周目には1分38秒298までタイムを縮めた白崎がトップを奪い返す。元山はタイムを更新できず、2位に後退した。3位にはここまで後方に沈んでいた田中風輝(M2 engineering KK-SII)がタイムアップして滑り込んで来た。

 予選はこのまま終了。ポールポジションは白崎、2位に元山、3位に田中が入った。4位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が、初参戦の三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が健闘して5位に入り、6位には小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が続いた。

 決勝レースは午前11時35分より12周で行われる。

予選2位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

予選3位は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

予選4位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

予選5位は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

予選6位は小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦岡山公式予選結果

Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/19) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1'38.298--135.616
21元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1'38.418 0.120 0.120135.451
32田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
1'38.429 0.131 0.011135.436
411村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
1'38.590 0.292 0.161135.215
56三浦 柚貴LAPSレヴレーシング
MYST KK-S2
1'38.727 0.429 0.137135.027
612小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
1'38.780 0.482 0.053134.954
755板倉 慎哉AMORE TOKYO Fレーシング
MYST KK-S2
1'38.940 0.642 0.160134.736
817百瀬 翔Rn-sports制動屋&KMR
MYST KK-S2
1'39.098 0.800 0.158134.521
923宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
1'39.176 0.878 0.078134.416
100池野 雄人LAPS
MYST KK-S2
1'39.240 0.942 0.064134.329
1157吉田 宣弘EXTREEME☆MYST☆KK-SII
MYST KK-S2
1'39.288 0.990 0.048134.264
127髙口 大将レヴレーシングKK-SII
MYST KK-S2
1'39.362 1.064 0.074134.164
1381妹尾 俊郎SSEC☆KRS☆10V
TOKYO R&D RD10V
1'39.414 1.116 0.052134.094
1447山根 一人HKR TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1'39.689 1.391 0.275133.724
1522中川 賢太ギディアップKKS2セキグチ
MYST KK-S2
1'39.917 1.619 0.228133.419
1615梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1'40.588 2.290 0.671132.529
1721太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1'40.607 2.309 0.019132.504
1856堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1'40.840 2.542 0.233132.198
---- 以上基準タイム(130% - 2'07.897)予選通過 ----
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO決勝ドライバーコメント 優勝・渡会太一「途中からミラーを見なかった」

優勝 6号車 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

優勝した渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「常にプレッシャーだったので、途中からミラー見ないようにして走っていました。(不安はなかった?)自分の速い箇所とかも分かっていたので、そこはうまく利用して、ずっと距離を見ながら走れたので、プレッシャーはあったのですけれど、抜かれる事なく行けるだろうなというのはありましたね。今回は予選から調子もよく勝てたので、今回のレースはよかったな、と思います」

2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝2位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

「(トップにプレッシャーかけ続けていた?)僕もめいっぱいだったので、渡会選手がミスするか、僕がミスするか、ずっと拮抗した戦いだったのですけれど。最後の方でやっとこの環境に慣れて走り方もちょっと見えてきたところで終わっちゃったので、それが悔しいですね。(もうちょっとレースがあったら?)そうですね、仕方ないですけど。この後は岡山の大会です」

3位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)

決勝3位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 「なんとか前の3台に絡めれば、っていうところで、序盤結構早めにエア圧高めにいったので、それがうまう行ったのですけれど、やっぱり予選の勢力図通りで終わったって感じですね。いっぱいいっぱいでした(笑)。コンディションは昨日同じようなタイミングで走っているので、これくらい路面は熱くて、タイヤはこれぐらいになるだろうな、っていう想定はあったのですけど、フロントタイヤが違うところもあったので、そこで大きくセット変更して、それがうまく行ったって感じですね。次は11月のもてぎなので日本一(決定戦)を見据えてもてぎをいっぱい走って、仕上げたいです」

4位 7号車・髙口大将(レブレーシングKK-S2)

決勝4位の髙口大将(レブレーシングKK-S2)

 「自分が苦手としていたスタートが割と問題なく行けたのですけど、その後が全然ペースを自分で上げられずに、ストレートでなすすべなく行かれたって感じでしたね。コンデションとしては暑くてタイヤがタレてるとか、エンジンの出力が落ちるってのはみんな一緒の条件だと思うのですけど。僕の場合は比較的予選までは水温とかあまり上がっていなかったのでそんなに悪くなかったのですけれど、決勝になって、このレースウィークで初めて水温がだいぶ上がっちゃった部分もあって、それで自分の予期していない所で思ったよりパワーが出なかった、ってところはありました」

5位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)1分29秒222 トップと0.817秒差

決勝5位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(終盤の内田とのバトルは?)みんな出だし速くて、僕のピークが、タイム上がってきたのが9周目くらいだったので、もう調子よくなってきた時には等間隔になっちゃって、内田君はだんだんペース上がって抜けたのですけれど、高口さんに追いつくには足りなかったな、ということで。(調子はどうでした?)トップと比べちゃうとそんなに良くはなかったのですけれど、ピークに持ってこれるのがもっと前半だったらいいレースできただろうな、とは思います。(タイヤの内圧とか?)まだ見つけ切れていないですけど、最後まで速かったのでその辺りかもしれません。最後高口さんに追いついた後、接触もあったので、悔しいですけど、しょうがないですね」

6位 97号車・池田拓馬(テイクファースト & アメロイド)

決勝6位の池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

 「昨日の練習走行から全然スピードなかったので、それを考えるとここまで持ち直せたてよかったです。とりあえずチャンピオン争いしている内田君の前には入れたので、必要最低限の仕事はできたかなって事ですね。もうちょっと上に行きたかったですけれど」

リタイア 31号車・大村海太(ハンマーレーシング10V)

リタイアした大村海太(ハンマーレーシング10V)

 「(アクシデントの状況は?)スタート直後に僕がイン側取っていたのですけれど、閉められちゃってそのまま。右のフロントと相手側のリヤが当って、ステアリングのアームが壊れちゃいました。悔しいですね。チームの人にも申し訳ないですし、こんな下の順位走ってこういうことになったのは自分としても納得いかないです。次のレースの機会を作って頑張りたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO決勝 ポールシッターの渡会太一が白崎稜からのプレッシャーを跳ねのけてポール・ツー・ウイン

優勝は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がスタートでトップに立つと、2番手スタートの白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)と終始1秒以内の差で争う神経戦を制して優勝を獲得した。

 12周で行われる決勝は定刻の13時20分にコースイン。予選に比べて気温はさらに上昇し34度、夏の日差しが照りつける路面の温度は60度を超えている状況で、グリッドに立つだけでその熱が伝わってくる。

 13時35分フォーメーションラップ開始。15台全車がグリッドに戻りレッドライトが消灯されてレースがスタート。

スタート直後、大村海太と安藤弘人のクラッシュ

 ポールシッターの渡会がホールショットを奪い先頭で第1コーナーへターン。フロントロウから並んで発進の白崎も好スタートを見せるが渡会の前に出る事はできず2位のポジションキープ。いつもロケットスタートを見せる内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が6番グリッドから前を行く中澤凌(ZAP FOCS 10VED)を第1コーナーのインから差して5位に浮上する。上位陣はクリーンスタートからバトルをしつつ第1コーナーをクリアしたが、第2コーナー入口で14番手スタートの安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)と、インを突いた大村海太(ハンマーレーシング10V)が接触、安藤はスピンしてリヤからアウト側のグラベルにコースアウト。大村も姿勢を乱してアウト側に飛び出したところで安藤に再度接触。2台ともコースには復帰するがダメージが大きくそのままピットイン。今回初のスーパーFJレース参戦だった大村だがデビュー戦1周目にして無念のリタイヤを喫することとなった。

 トップを走る渡会は2位白崎をじわじわと引き離し、0.729秒の差てオープニングラップを終了。後方では7番手スタートの池田拓馬(テイクファースト & アメロイド)が中澤に接近、最終コーナーからの加速で前に出て6位に順位を上げてコントロールラインを通過。中澤はオープニングラップで2つポジションを落として7位にダウン。

 2周目、渡会を追う白崎はセクター1、セクター3と全体ベストのタイムでギャップを削り0.627秒差とする。この2台が速く、3位髙口大将(レブレーシングKK-S2)はそこから1.7秒以上離されている。その高口に迫るのが4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)で、0.296差と接近。池田対中澤の6位争いも激しく第3セクターで中澤が6位の座を奪い返す。3周目、渡会は1分29秒842とファステストラップを更新し、白崎との差を0.701秒とする。高口対椎橋の3位争いも激しくなり、4周目の第1コーナーで椎橋がインを突いてオーバーテイクに成功、3位椎橋、4位高口とポジションが入れ替わるが、このバトルの間にトップグループとの差は3秒以上に拡大してしまう。

 渡会は4周目もファステストラップを更新して0.929秒のリード。しかし白崎も負けておらず5周目に1分29秒459と渡会より0.3秒以上速いファステストラップを出して0.613秒差、さらに6周目も0.503秒差とギャップを削り取る。3位椎橋は4位高口はやや離れて1.162秒の差。6位中澤はこの頃からペースが上がりはじめ、前を行く内田に0.247秒差とテール・ツー・ノーズ状態になり、6周目の第3セクターで攻略に成功、5位の座を奪い返す。

 白崎にギャップを詰められていた渡会だが8周目には1分29秒287とこの日のファステストラップを叩き出して再び差を0.819秒と拡げる。レースは完全にこの二人のマッチレースの様相で、高口を突き放した3位椎橋だがこのペースにはついて行けず5秒以上の差を開けられてしまっている。この頃から順位争いが膠着する中で緊張が高まってきたのが内田対池田の6位争いで、6位に落ちた内田にやや元気がなく、7周目に0.248秒差と追いついた池田が8周目のセクター2で一気に間合いを詰めてセクター3でオーバーテイク、6位にポジションを上げる。

 10周目に入ると白崎がスパート、再びトップ渡会とのギャップを削り始めて0.581秒差。11周目のバックストレートでテールに近づくとSPコーナーでは左右にマシンを振ってプレッシャーをかける。しかし渡会は動じることなく間合いを守り0.522秒の差でファイナルラップに突入。白崎はラストチャンスを狙って最終コーナーからの加速に賭けるが渡会はポジションを守り切って0.214秒の差でフィニッシュ。チェッカードフラッグの下をガッツポーズで通過し、ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。白崎はスタート直後からチャンスを狙い続けたがスキを見い出すことができず2位フィニッシュ。3位は中盤から単独走行となった椎橋。4位高口の背後には中澤がファイナルラップだけで0.4秒を削り取って最後はメインストレートで並びかけたが僅かに高口が前の0.052差で中澤5位、ポイントリーダーの池田は6位でシリーズランキング首位の座を守った。

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦は3か月のインターバルをおいて11月18~19日に予定されている。開幕2連勝でポイントを荒稼ぎした池田60ポイント、優勝こそないがコンスタントに入賞している椎橋57ポイント、、今回やや不調だった内田が56ポイント、以下中澤52、豊島45、磐上43と6位までにチャンピオン獲得の目がある。長いインターバルを味方につけるのは誰だ?

決勝2位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝3位は椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

決勝4位は髙口大将(レブレーシングKK-S2)

決勝5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

決勝6位は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO公式予選ドライバーコメントー 2位・白崎稜「最終コーナーでひっかかった」

ポールポジション 6号車・渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)1分28秒405

ポールポジションの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「(さすがSUGOのレコードホルダーですね)得意なSUGOなので(笑)。昨日は調子もよくなかったので、それがちょっと不安ではあったのですけれど、うまく乗れたかなとは思います。(不調の原因は?)マシン的にも決まっている感じがなくて、そこらへんは決勝のペースもちょっと不安ではあるのですけれど、なんとか勝てるように頑張りたいなと思います。思ったよりは予選のタイムも出たし、決勝に関しては一番前からスタートできるので」

予選2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)1分28秒495 トップと0.090秒差

予選2位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「(コントロールタワーに呼ばれたのは?)クールダウンラップで水温が危なかったので、その辺で速度を落とし過ぎちゃって、他車との速度差があったので注意だけ。(タイム差はどう見る?)最終ラップに絶対抜けたタイムだったのですけれど、最終コーナーでひっかかってしまったので、そこはすごい悔しいですね。速さは十分あると思うので、昨日一昨日でちゃんとクルマはセット合っているので、後はちゃんと走らせるのみ、のはずです。レースウィークとしてSUGOは初めてです。感触は十分ですね、後はこの気温でタイヤが熱ダレとか、感触が落ちないことを祈って、ちょっとケアしながら走りたいですね。(今シーズンは好調なようだが要因は?)僕自身は鈴鹿は2021年のデビュー戦以降は走っていなかったのですが、テイクさんといろいろセットアップの話もして、データは提供して貰えているので、成長スピードはテイクさんのおかげです」

予選3位 7号車・髙口大将(レブレーシングKK-S2)1分28秒952 トップと0.547秒差

予選3位の髙口大将(レブレーシングKK-S2)

 「トップとコンマ5くらい離されてしまっているので……。昨日の練習ではそんな感触はなかった、もうちょっとトップとは縮まっている感じはあったのですけど、いざ新品タイヤを履いてみて、差が結構出ちゃったな、って感じです。(決勝に向けては?)コンマ5ってのは結構大きい差なので、スタートちょっと苦手意識はあるのですけれど、なんとか決めて、とりあえず前に出る、ってとこしかないかなって思っています。渡会選手とはチームメイトなのでいろいろ聞きながら、勝つ事もそうですけどチームとしていい結果が残せるように、頑張ります」

予選4位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)1分29秒005 トップと0.600秒差

予選4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 「みんなの話聞こうと思っているのですけど、フロントタイヤが(他と)違っているんですよ。昨日涼(内田涼風)も僕と同じタイヤなのですよ。それで涼は昨日ニュータイヤ入れてるみたいなので、そこのフィーリングの違いを確認しようかな、と思っています。昨日と比べて全然アンダーな傾向になっちゃってて、トップタイムが見えるかと言われたら正直全然自信ないですけど、もうちょっと、昨日と同じバランスで行けてたらいけたかな、とモヤモヤしています。(タイヤの違いとは?)製造週が違うんです。クルマはちょっと調整して、ここら辺(トップグループを指して)に絡めるとランキング的にはすごいチャンスなタイミングになるので」

予選5位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)1分29秒222 トップと0.817秒差

予選5位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(調子は?)あんまり、全然乗れていないのですけど。ちょっと金曜日から流れがよくなくて。乗れてないなって感じですけれど。やっぱり鈴鹿から来ている人が速いですね。コンマ8あると、ちょっと大変そうですけれど、ま、楽しむしかないですね。地元組が負けちゃった感じですけど、あまり(順位のことは)考えてないですけど、現実的にはこのへん(と3番手以上を指して)狙って行きたいですね」

予選6位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)1分29秒386 トップと0.981秒差

予選6位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「前日僕ユーズドタイヤでトップタイムだったのですけど。なのに全然感触悪いですね(苦笑)。(タイヤが路面を)喰っちゃってる気がしますね。決勝に向けてはとりあえずドライビングでもなんでも改善して前には行きます。頑張ります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO公式予選 レコードホルダー渡会太一がポールポジションを獲得

ポールポジションは渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦公式予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)に0.090秒の差でポールポジションを獲得した。

 モビリティリゾートもてぎでの第5戦から僅か2週間のインターバルで開催された本大会は全国を転戦するスーパーFJジャパンリーグの第4戦を兼ねており、もてぎSUGOシリーズ戦のレギュラーメンバーの他に有力選手が参戦して来ている。その筆頭ともいえるのが昨年4月のSUGO大会予選でコースレコードを叩き出した渡会だが、注目は目下鈴鹿/岡山シリーズのポイントリーダー白崎で、昨年筑波/富士シリーズ2位だった白崎は今年鈴鹿/岡山シリーズに転じてここまで4戦中2勝でポイントリーダーにつけている。そして同シリーズから高口大将(レヴレーシング KK-S2)も参戦、レギュラー組と対峙することになる。

 15分間の予選は午前9時45分に開始。南東北に位置するスポーツランドSUGOも熱波に襲われており気温はすでに30度超え。10%勾配のメインストレートを駆け上がるマシンには向かい風が吹き付ける。内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)、池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)のTeam RiNoA勢を先頭に15台がコースインした。

 まずは残り10分、白崎が1分30秒を切る1分29秒668のトップタイムをマーク。気温が高くタイヤのウオームアップが早いようだ。2番手は1分30秒079で渡会。次の周回で白崎は1分28秒905までタイムを短縮、渡会も1分28秒台に入れて28秒932、その差0.027秒。3番手にはもてぎ・SUGOシリーズ戦レギュラーの椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)が29秒005と渡会の0.1秒差につけている。4番手は29秒530の池田拓馬選手(テイクファースト & アメロイド)。池田は現在もてぎ・SUGOシリーズとジャパンリーグ両方でポイントリーダーに立っている。

 残り7分、渡会が1分28秒704をマークしてトップに浮上、白崎、椎橋はひとつずつポジションを落とし、4番手に29秒421で高口が上がってくる。残り4分で渡会はトップタイムを1分28秒405まで削り白崎に0.311秒の差をつける。高口も1分28秒台に入れ3番手にポジションアップ。

 渡会はここが今日の限界と見たか残り3分を切った時点でピットイン、タイヤを温存する作戦かタイムアタックを終了。一方で白崎は1分28秒606までタイムを縮め0.201秒差、さらにタイムアップ直前に28秒495で0.090秒差と渡会に迫るが逆転にはいたらずフロントロウに並んだ。

 高口、椎橋はベストタイム更新がなかったが3番手、4番手でセカンドロウを確保した。5番手には2週間前のもてぎでキャリア初優勝を飾った中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)が29秒222で順位を上げ、6番手には池田がつけていたが、チェッカードフラッグが振られる中最後のタイムアタックで自己ベストを更新した内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が1分29秒386で6番手を奪い、池田は7番手にドロップした。

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝レースは本日午後1時20分コースイン予定。気温も路面温度もピークに達しそうな時間帯の過酷なレースになりそうだ。

予選2位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

予選3位は髙口大将(レブレーシングKK-S2)

予選4位は椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

予選5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選6位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO 注目ドライバーインタビュー 大村海太「完走して楽しむ」

デビュー戦の大村海太(ハンマーレーシング10V)

 2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦が8月5日(土)にスポーツランドSUGOでで開催された。シリーズも終盤に差し掛かっているが、このタイミングでレースデビューを迎える選手もいる。今回はレーシングカート出身の31号車、大村海太(ハンマーレーシング10V)のデビューに注目し、予選を前に話を聞いた。

 ――これまでのキャリアは??

 「レーシングカートをやっていました。去年は全日本に1回出ました。で、今回スーパーFJのデビュー戦です」

 ――今まで(スーパーFJでの)練習はどれくらい積んだ?

 「昨日(金曜日)の走行とその前2週間くらい前に走っているだけですね。スーパーFJ以外でのサーキット走行は鈴鹿サーキットと鈴鹿南と、袖ケ浦フォレストレースウェイですね」

 ――スーパーFJとカートの違いはどう?

 「全然違いますね、スーパーFJ乗った後にレーシングカート乗ると全然感覚が違っていて、まったくタイムが出ない感じです。スーパーFJだとコーナーでケツが滑るんですけど、カートは小回りがきいてそういうことがないので、ホントに感覚が狂いますね」

 ――レースに向けての意気込みを

 「とりあえず完走と、楽しむことですね。しっかり走って」

 ――今日のレースの後の参戦予定は?

 「特にはまだ決めていません。(まずはレースを経験してから?)はい、そうですね」

 予選では出だしの1分33秒から31秒623まで自己ベストを短縮。トップからは3.2秒ほど差があったが、ほとんど経験がないという事で今後の伸びしろに期待したい。

Text & Photo: Junichi SEKINE
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SUPER GT

第4戦富士優勝記者会見 高星明誠「前回のことについては自分達も思うところがあるが、全てを飲み込んで歯を食いしばってこの2ヶ月間耐えてきた」

GT500クラス優勝 3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)

千代勝正(NDDP RACING)

 「率直に嬉しいです。前回の鈴鹿では実力では勝ててなかったんですが、優勝ということで記者会見した後で色々あって4位という結果に終わったので。チームのみんなもしっかり実力で勝てるように、この2ヶ月しっかり準備してくれました。予選からいいパフォーマンスを出せたのもチームとミシュランタイヤのみんなのおかげです」

 「決勝は序盤のウェットの中リードを築けましたが、路面が乾くペースが早かったので、タイヤを労わりながら様子を見ていました。天候が読めない中でスリックに替えるタイミングが遅れてしまい、セカンドスティントは4番手に落ちてしまいました。今回は天候にも味方され、高星選手も力強い走りをしてくれたので、チームの底力とミシュランタイヤのパフォーマンスを証明できて本当によかったです」

高星明誠(NDDP RACING)

 「素直に嬉しいです。前回のことについては自分達も思うところがありますが、全てを飲み込んで歯を食いしばってこの2ヶ月間耐えてきたので、僕としても嬉しいし、チームのみんなも喜んでいるんじゃないかと思います」

 「レースに関しては千代選手がすごく長く走ってくれて、いいポジションで走って僕に渡してくれましたが、赤旗のタイミングで雨が降ってきてしまい、そこでのタイヤ選択は悩ましかったんですが、結果的に選択が当たって最後まで持つことができました。そういう意味でミシュランタイヤのパフォーマンスを示すことができたし、日産チームのパフォーマンスをドライ、ウェット両方で示せました」

GT300クラス優勝 11号車GAINER TANAX GT-R(GAINER)

塩津佑介(GAINER)

 「嬉しい気持ちでいっぱいです。もちろん今回走っていないんですけど。スタートの石川選手のオーバーテイクで始まり、しんどいコンディションで早めにドライタイヤへの交換して、タイヤも厳しい状況の中、いいペースでピットまで、最後までマネジメントして。富田選手に交代してからも赤旗が出たり、本当に難しい状況だったんですが、最後は感動的な展開でチェッカーを見ることができました。同じチームで走れて本当に幸せ者だなあと思いました」

石川京侍(GAINER)

 「すごく嬉しいです。僕にとっては2019年以来の優勝なので結構久しぶりです。今回は荒れた展開になるかなと思ったので、ウォームアップ走行の時に、みんながウェットタイヤを履く中、僕らはスリックタイヤを履いて、どのタイミングで交換するのが一番いいのかを試せたのが良かったし、ダンロップタイヤのパフォーマンスも良くて、チームの戦略も完璧だったので、全てが完璧なレースだったなと思います」

富田竜一郎(GAINER)

 「今年僕と京侍くんで11号車で組むことになって、開幕から苦しい戦いが続いていました。前回も非常に高いパフォーマンスがあったんですが、レース中断ということで最後まで戦うことができませんでした。今回も走り出しから調子が良くて、予選から僕も京侍くんも思う通りのアタックができたことで、非常にいい位置からレースをスタートすることができました」

 「京侍くんも前半すごく頑張ってくれて、難しいコンディションでしたが、チームの作戦、京侍くんの判断が完璧にハマりました。赤旗の直前はトップ狙えるかなと思っていましたが、雨が降ってきたことで厳しい状況になりました。再開後のタイヤ選択は僕がしたんですが、それがいい方向に行っていないなというのを数周で感じました。4号車に対して戦える武器がない状況でどうしていこうかと考えるなかで、エンジニアが『このタイミングでピットに入って』って言ってくれたのが本当にドンピシャのタイミングで、最後2ラップでトップに立つことができました。チームとダンロップタイヤさんとドライバー全てが噛み合った、本当にいい週末だったなと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第4戦富士決勝 波乱相次ぐ100ラップの戦いを制したのは3号車Niterra MOTUL Z!!

GT500クラス優勝はNiterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)

GT300クラス優勝はGAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)

 2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が逆転に次ぐ逆転の波乱の戦いを制した。

(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日20,200人/決勝日30,200人/大会総入場者数50,400人)

 サポートレースが行われている間に降り始めた雨は、ウォームアップ走行が始まる頃には一旦止んでいたが、グリッド整列の最中に再び降り始め、そしてスタート直前に小康状態となった。この天候の変化を鑑み、競技団は第4戦決勝をセーフティーカースタートとする決定を下した。

GT500クラスのスタートシーン

GT300クラスのスタートシーン

 午後1時45分、セーフティーカーの先導で100周の戦いが始まった。気温26℃、路面温度は33℃だ。セーフティーカーは2周終わりでピットへ。3周目から追い越しが可能となった。

 ポールポジションの佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)はそのままトップで逃げ切りを図るが、その後方で4番手スタートの千代勝正(Niterra MOTUL Z)が第3セクターで2台のARTA NSXを次々に抜き去り、一気に2位に浮上してきた。

 さらに千代は4周目のダンロップコーナーで早くも佐々木を攻め落とし、一気にトップに躍り出た。

 この頃には雨は一旦止み、路面は徐々に乾きつつあった。

 これにいち早く反応したのが24号車だ。佐々木は11周目にピットに飛び込み、給油とスリックタイヤへの交換を行った。国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)と宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)もこれに続く。

 その後もスリックタイヤに履き替えるチームが相次ぐが、トップの3号車は15周目にようやくピットイン。これが仇となって3号車は39号車の後ろでコースインすることとなり、4位まで後退してしまった。

 代わってトップに立ったのは、スリックへ交換してからハイペースで攻め続けた福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)。タイヤ交換のみでコースに戻った大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が2位につけ、同じくファステストラップを次々に更新しながら周回を重ねた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が3位だ。

 2位の大嶋は徐々に福住との差を詰め、23周目の最終コーナーでついに16号車のインに飛び込んだ。両者は並走のままホームストレートを駆け抜け、1コーナーでようやく14号車がここでトップに立つと、その周だけで一気に1秒372のリードを築き上げる。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 その後も着実にリードを広げる大嶋だったが、35周目に入ったところで佐藤公哉のドライブする244号車HACHI-ICHI GR Supra GTがマシントラブルにより出火し、コカコーラコーナー手前でストップするアクシデントが発生。これによりこの日最初のセーフティーカーが導入された。

 車両排除ののち41周終わりでセーフティーカーはピットイン。42周目からレースは再開される。ここで周回遅れの23号車に詰まって14号車との差をつめられない16号車を39号車の関口が捉えて2位に浮上する。

 その後も関口は徐々にトップとの差を詰めていったが、14号車は46周目に2度目のピットイン。40秒7の作業時間で山下健太をコースに送り出した。

 続いて39号車も47周目にピットイン。給油とドライバー交代を行ったが、作業に49秒1を要したために中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は14号車の後ろでコースインすることとなった。

 ここからGT500勢は相次いで2度目のピット作業を行うことになり、全車が作業を終えた時点で14号車が再びトップに立った。

 ところが66周目に入ったところで再びGT300車両の火災が発生する。244号車と同じくつちやエンジニアリングが走らせる25号車HOPPY Schatz GR Supra GTだ。25号車はダンロップコーナー先のランオフエリアで激しい炎を上げ、これがタイヤバリアに引火しそうな状況となった。

 このため当初はセーフティーカーが導入されたが、直ちにポストから赤旗が提示され、レースはここで中断となる。

 さらに消火作業が行われている間に再び雨が激しく降り始めたため、再スタート時刻は何度も延期され、午後4時30分にようやくセーフティーカーの先導で走行は再開された。またこの天候変化を考慮し、レースコントロールは各車にウェットタイヤへの交換を許している。

 セーフティーカーは71周目にピットイン。72周目から追い越し可能となった。

 すかさず高星明誠(Niterra MOTUL Z)がこの周のダンロップコーナーでアウトからジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)を抜いて3位、74周目の100Rで39号車をアウトから抜いて2位に。そしてこの周終わりのホームストレートでインから14号車を抜き去って、遂に再びトップに立った。

 さらに80周目の2コーナー立ち上がりで37号車が39号車を抜いて3位に浮上してきた。

 大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)も83周目までに野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)、37号車、14号車を次々に抜いて2位にジャンプアップ。

 83周目の最終コーナーでは37号車をアウトから抜こうとした8号車が縁石に乗り上げてスピン、大きく順位を落とすことに。

 そして14号車が83周目に3度目のピットイン。84周目に1号車もピットイン。彼らはここでスリックタイヤへの交換を行ったが、この賭けは実を結ばず、14号車と1号車は周回遅れにまで後退してしまった。

 その後は、7位で赤旗中断後のレースを再開していた山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が見事な追い上げを見せ、92周目に太田格之進(Modulo NSX-GT)を抜いて5位に浮上すると、93周目には1コーナーで38号車、100Rでは17号車を次々に捉えて3位に浮上した。

 こうした後続のバトルを尻目にトップの3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は着実にリードを広げていき、最後は2位に45秒244の大差をつけて100周を走り切り、今季初優勝をものにした。

 これに続いて16号車、100号車の順でチェッカーを受けたが、この2台は2度目のピット作業を行った際に、タイヤ交換が終わらないうちに給油を始めてしまったことが発覚。このため揃って40秒のタイム加算を受けることとなった。

 これにより、4番目にチェッカーを受けた64号車Modulo NSX-GT(伊沢拓也/太田格之進)が2位に繰り上がり、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は3位、100号車は表彰台圏外の6位に後退してレースを終えた。

GT500クラス決勝2位はModulo NSX-GT(伊沢拓也/太田格之進)

GT500クラス決勝3位はARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

 GT300クラスも天候とアクシデントに翻弄されて順位が激しく入れ替わる展開となった。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)だったが、追い越しが可能となった3周目のセクター3で予選2番手の井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が4号車を抜いてトップに。さらに予選3番手の石川京侍(GAINER TANAX GT-R)がこの2台を次々に捉えてトップに浮上した。

 しかし路面が乾き始めると4号車が反撃に転じ、7周目の1コーナーで11号車を捉えてトップを奪い返した。さらに4番手スタートの元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)も7周目の最終コーナーで11号車を抜いて2位に上がってきた。

 しかしその7周目からGT300勢も相次いでスリックタイヤを投入する展開となり、上位陣のタイヤ交換が一段落した12周目には4号車がトップ、88号車が2位、11号車が3位となった。

 その後はトップ3に大きな変動がないまま淡々と進行したが、25号車の出火で赤旗中断となった後からレースは大きく動くこととなる。

 まずセーフティーカーがピットインして追い越しが可能となった直後のコカコーラコーナーでトップの谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が痛恨のオーバーラン。これに乗じて安田裕信(PONOS GAINER GT-R)がトップに浮上し、富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)がそれに続く。

 さらに72周目のコカコーラコーナーで11号車が10号車を捉えてトップに。しかしこの2台を4号車が追い詰め、73周目の1コーナーで10号車を捉えて2位に、78周目の2コーナー立ち上がりでは11号車をも攻め落としてトップを奪い返す。

 しかし11号車は81周目にスリックタイヤへの交換を決断、3度目のピット作業を行った。すると4号車も84周目にスリックへ。その後はどのチームも相次いでスリックタイヤに交換することとなった。

 その結果、いち早く行動に移った11号車GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)がトップを奪い返し、今季初優勝を達成。

 これに7号車Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)が2位、6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が3位で続く形でレースは決着した。

GT300クラス決勝2位はStudie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)

GT300クラス決勝3位はDOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

 第5戦の舞台は今季2度目の鈴鹿サーキット。決勝は8月27日に今季4度目の450kmとして行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Tags:

SUPER GT

第4戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
13千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI581003:45'06.900--
264伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL21003:46'11.3351'04.4351'04.435
3*16福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS101003:46'32.1441'25.24420.809
436坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS721003:46'45.8461'38.94613.702
538立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS141003:46'48.0521'41.152 2.206
6*100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS441003:46'51.1801'44.280 3.128
717塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS34993:45'10.4071Lap 1Lap
837笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS10993:45'17.8791Lap 7.472
939関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS12993:45'32.2291Lap 14.350
1024佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH6993:45'42.3581Lap 10.129
1114大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS42993:45'50.4381Lap 8.080
1219国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH44993:45'55.6761Lap 5.238
13*23松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI50993:46'10.1211Lap 14.445
148野尻 智紀
大湯 都史樹
木村 偉織
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS22993:46'11.9301Lap 1.809
151平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS36993:46'27.4121Lap 15.482
---- 以上規定周回数(70% - 70 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 17 松下信治(Astemo NSX-GT) 1'30.507 (29/99) 181.498 km/h
  • CarNo. 17は、SpR.32(スタート手順違反/5分前以降の禁止作業)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 23は、SpR.22-3.3)(シャシー交換)により、ペナルティーストップ5秒を科した。
  • CarNo. 16, 100は、SpR.27-1.3)(給油中のタイヤ交換)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

■GT300クラス

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
111富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL18933:45'08.233--
27荒 聖治
柳田 真孝
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI75933:45'16.137 7.904 7.904
36片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH12933:45'16.525 8.292 0.388
456ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH90933:45'22.42714.194 5.902
531嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS9933:45'29.14520.912 6.718
661井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL18933:45'29.64721.414 0.502
710安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL27933:45'35.82027.587 6.173
888小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH15933:45'36.91728.684 1.097
952吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS84933:45'58.40150.16821.484
10*60吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL21933:45'59.03550.802 0.634
112堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS90933:45'59.24651.013 0.211
124谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH6933:46'02.68054.447 3.434
1330永井 宏明
織戸 学
小河 諒
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH6933:46'15.2241'06.99112.544
14360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH933:46'44.8231'36.59029.599
1520平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL3933:46'47.3301'39.097 2.507
1687松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH12923:45'14.4871Lap 1Lap
1718小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH60923:45'29.4381Lap 14.951
185冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH923:46'43.6541Lap 1'14.216
19*50イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH923:46'47.0771Lap 3.423
2027岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH24913:45'36.1002Laps1Lap
21*48井田 太陽
田中 優暉
眞田 拓海
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH913:46'02.2682Laps26.168
229阪口 良平
リアン・ジャトン
川端 伸太朗
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH913:46'41.3962Laps39.128
2396新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL6893:45'54.0174Laps2Laps
2422和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH883:45'28.7395Laps1Lap
2565蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS72662:55'40.53727Laps22Laps
---- 以上規定周回数(70% - 65 Laps)完走 ----
-25菅波 冬悟
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH3601:53'24.73433Laps6Laps
-244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH333158'41.75962Laps29Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 11 富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R) 1'38.323 (56/93) 167.070 kmh
  • CarNo. 60(吉本大樹)は、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 50(イゴール・オオムラ・フラガ)は、SpR.付則-3(SC運用手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 48(眞田拓己)、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 22(和田久)は、SpR.26-11.(ウォームアップ時のピットレーン速度)違反により、罰金2万円を科した。
  • CarNo. 22(和田久)は、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
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SUPER GT

第4戦富士ポールポジション会見 佐々木大樹「ポールポジションを取ることで、悪い流れを断ち切れた」

GT500クラス 24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(KONDO RACING)

平手晃平(KONDO RACING)

 「前回の鈴鹿の悔しい予選結果から2ヶ月のインターバルがあり、自分達もテストをこなして、必勝を期して予選に臨みました。走り出しからクルマの調子が良く、タイヤも僕らの想像以上のパフォーマンスを発揮してくれたので、自信を持ってQ1を行かせていただけました」

 「自分よりも大樹の方が富士は得意そうだったので、Q2は大樹に行ってもらうことにして、僕はQ1でしっかりタイムを出して大樹にフィードバックしようと思っていました。大樹も自信を持って走ってくれたので、本当にいい予選だったと思います」

佐々木大樹(KONDO RACING)

 「2ヶ月ブランクがあったんですけど、テストを通じてヨコハマさんがしっかり夏用のタイヤを用意してくださいました。予選ではちょっとミスしてしまいましたが本当にクルマに助けられました。前回のようなこともあり、ここで流れを取り戻さなければと思っていたので、またポールポジションを取って明日レースできることで、鈴鹿からの悪い流れを断ち切れると思います。明日は思いっきり戦います」

GT300クラス 4号車グッドスマイル初音ミクAMG(GOODSMILE RACING & TeamUKYO)

片岡龍也(GOODSMILE RACING & TeamUKYO)

 「今回は走り出しから好調で、富士は谷口さんが得意としていて、Q2を行ってもらうことになったんですが、今回は本当に調子がいいので、これだったら僕でも(ポールが)欲しいなと思ったんですが、ここは確実に行ってもらうことにしました」

 「チームとしてもずっと苦しんでいて、去年やっと勝てて、今回は6年ぶりのポールということで士気も上がってきています。忘れかけていたいろんなものが戻ってきたなという感じで嬉しく思います」

谷口信輝(GOODSMILE RACING & TeamUKYO)

 「持ち込みからクルマの調子が良くて、思いのほか早く、着替えてもいないうちに乗る番が回ってきました。2ヶ月の休養をもらって『肩慣らしに行くか』くらいの気持ちで走ったらトップタイムが取れちゃった、くらいにクルマが決まっていました。ロングやってニュータイヤを走らせたらもう予選は行けるみたいな感じでした」

 「今回Q2を譲ってもらって、しかもQ1トップタイムを取って渡されたので、『まずいな。片岡のタイムを抜かないと』という感じでしたが、慌てることなくきちんと走らせようという感じで走らせたらタイムが出ました」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「最終コーナーはタイヤやクルマをうまく蹴り出せるようにと、今回一番意識した」

第5戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「(スタートは)反応自体は昨日と同じくらいでしたが、クラッチの繋がりが食いつきすぎてストール気味になってしまいました。そこのコントロールはまだまだ練習が必要ですね。リスタートも自分の実力不足としか言いようがありません。セーフティーカーに追いついちゃいけないと思って、思うように仕掛けられませんでした。一度アクセルを踏んでから戻すのはダメなので、『ああこれは行かれたな』と思いながらアクセルを踏んでいきました。まだまだ経験が足りなくて、反省するポイントばっかりですが頑張ります」

 「最終コーナーは、セッティングも走り方も含めて、タイヤとかクルマをうまく蹴り出せるようにと、そこは今回一番意識していましたね。そこが決まったのが大きかったですが、その分弱点も生まれるので、我慢するところは我慢して、自分が勝負できるところで勝負することを心がけて、それができたのは良かったです」

 「(終盤の黄旗について)最終コーナーからの立ち上がりが強いのは分かっていたので、1コーナーで仕掛けられないのは苦しいなと思いつつも、それ以外で、というのは考えました。その点ではクルマのセットアップを見直さないといけないなと思いました」

 「前回の鈴鹿大会では赤旗のタイミングなどもあり、予選は思わしくなかったですが、決勝のペースでは引けをとらなかったと思うので、次回も今回と変わらず、自分のペースとクルマに集中して、いい結果を残せるように頑張ります」

第5戦決勝2位 中村仁(TGR-DC Racing School)

 「悔しいです。心に穴が開いてる感じです。やれることはやったし、仕方ありません」

 「(リスタートは)小林選手がスープラコーナーで加速して、一度減速したので、これは自分がミスらなければ1コーナーでねじ込んでいけるなと思いました。(三井選手とのバトルについて)1コーナーはめちゃくちゃ自信があったわけではありませんが、普通に走っていれば行かれることはないなと思って、冷静に走っていました。クルマは悪くはなかったですね。最後は少しペースを落としてしまいましたが。やれることは全部できました」

 「鈴鹿はうまく走れるので、予選さえ決めれば前に行かせることなく逃げ切れると思います。今回悪かったところはしっかり直して挑みたいです」

第5戦決勝3位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

「残念です。2回ともポールスタートだったので優勝を狙っていたんですけど。レースペースで差があったなという感じです」

 「(小林選手とは)最終コーナー進入の部分ではそんなに差がないと思うんですが、トラクションのかかり方が違うので追いつけませんでした。ストレート対策はテストで色々やってきたので、これ以上ダウンフォースを削ってもタイムに反映できないのは分かっていました。マシンの部分でやることはあまり残っていませんでした。走りの部分でまだまだ改善すべきでした」

 「(リスタートは)アウトからトップを狙っていったんですけど、あと少し足りませんでしたね」

 「前回の鈴鹿大会では3位と3位だったので、次も今回のように連続ポールをとって、優勝を狙っていきます」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝 熱く激しくそしてクリーンな戦いを制し、小林利徠斗が二連勝を達成!!

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023年FIA-F4選手権シリーズ第6戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が前日の第5戦に続いて2連勝を飾った。

 第6戦決勝は午前8時にフォーメーション開始。天候は晴れだが昨日より雲の量が多めだ。路面はドライ。

決勝がスタートした

 スタートではポールの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)がそのままトップで1コーナーに飛び込み、予選2番手の小林が続く。その後方では4番手スタートの中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1コーナーでアウトから予選3番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて3位に上がってきた。

 すかさずこの周終わりのホームストレートでスリップについた三井は2周目の1コーナーでインをついたが、中村はこれを退け、小林を追い上げにかかる。

 小林は2周目の最終コーナー立ち上がりで抜群の加速を見せ、続くホームストレートでアウトから野村に並びかけ、3周目の1コーナー手前でトップに立った。野村の背後には中村と三井が迫る。

 4周目の1コーナーで再び中村のインに飛び込んだ三井だったが、中村はここでも三井を退けると、この周のダンロップコーナーで野村のインに飛び込んで2位に浮上する。ホームストレートで抜き返そうと並びかけた野村だったが、ここでも中村はポジションを守った。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 しかしトップの小林が5周目に入ったところで中島功(Rn. SHINSEI. F110)がコース脇にストップしたため、ここでセーフティーカーが導入された。

 セーフティーカーは7周目にピットイン。8周目からレースが再開される。ところがここでトップの小林の加速が伸びない。これを後続の二人は見逃さず、1コーナー手前でインから中村、アウトからは野村が次々に小林に並びかけて抜き去っていく。ここでトップに立ったのは中村だ。

 しかし小林はすかさず9周目の1コーナーで野村のインをついて2位に浮上する。その後方では佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)がダンロップコーナーで荒川麟(Dr. Dry F110)のインに飛び込んで5位に上がってきた。

 9周終わって中村のリードは0秒564。10周目には0秒363差まで小林が詰めてきた。しかしここでインディペンデントカップに参戦するKENTARO(Baum Field F4)が1コーナーのグラベルに飛び出してしまったため、富士では一番のオーバーテイクポイントであるこの区間はダブルイエローとなってしまった。仕方なく中村の後方でチャンスを窺う小林。そのチャンスはファイナルラップでようやく訪れる。

 トップ2台がファイナルラップに差し掛かろうとするちょうどその時、車両排除の終わった1コーナーポストの黄旗が解除されると、小林利徠斗はすかさずホームストレートで並びかけ、中村を抜き去ってトップを奪い返すと、そのまま逃げ切って今季3勝目をものにした。

 2位に中村仁が続き、TGR-DC Racing Schoolが1-2フィニッシュを達成する。野村勇斗は最後まで三井優介の追撃を退けて3位フィニッシュ。昨日に続いての表彰台を獲得した。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。3週間後の8月26日に第7戦、27日に第8戦が行われる。

決勝2位は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

決勝3位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'20.157--
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'20.507 0.350 0.350
36野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'21.051 0.894 0.544
45三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'21.256 1.099 0.205
537佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'21.654 1.497 0.398
67森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'23.600 3.443 1.946
731平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1427'24.628 4.471 1.028
888荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'26.684 6.527 2.056
962佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'27.165 7.008 0.481
1038奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'27.379 7.222 0.214
1145大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1427'27.879 7.722 0.500
1281卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'29.505 9.348 1.626
1377小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1427'31.22311.066 1.718
1422藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'31.45311.296 0.230
1546徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1427'31.93411.777 0.481
1680野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1427'32.06011.903 0.126
1715渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'32.46612.309 0.406
1834清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1427'33.60313.446 1.137
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'34.98114.824 1.378
2041井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1427'35.27315.116 0.292
2128中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1427'35.27815.121 0.005
2296IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'38.43818.281 3.160
2349居附 明利RSイディアイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1427'38.52818.371 0.090
2487下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'38.87018.713 0.342
2548堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1427'39.31119.154 0.441
268半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1427'39.45919.302 0.148
272IC3仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'39.81619.659 0.357
2813IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1427'43.45723.300 3.641
2910IC5植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1427'43.85823.701 0.401
3097IC6坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'44.53724.380 0.679
3198三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'45.83825.681 1.301
3218IC7塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'52.61832.461 6.780
3371IC8大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'59.75839.601 7.140
3411IC9中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1428'00.86440.707 1.106
3526IC10山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1428'05.56345.406 4.699
3623IC11YUGOS2R Racing
N-SPEED
1428'10.73950.582 5.176
37*12洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1428'24.2771'04.12013.538
38*78小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1428'31.5151'11.358 7.238
3961奥住 慈英HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1327'49.8181Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 12 Lpas)完走 ----
-55IC-KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1020'27.7204Laps3Laps
-21IC-小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
919'08.3295Laps1Lap
-86IC-大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
59'54.3959Laps4Laps
-14田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
35'38.93711Laps2Laps
-16西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
11'56.33713Laps2Laps
-44IC-今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo, 36 小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'46.875 (11//14) 153,701 km/h
  • CarNo.12は、シリーズ規則第15条1,1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.78は、シリーズ規則第15条1,1)(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/08/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1218'02.510--
291白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1218'02.724 0.214 0.214
353椎橋 祐介FG&SW NMSP KKSII
MYST KK-S2
1218'10.398 7.888 7.674
47髙口 大将レブレーシングKK-S2
MYST KK-S2
1218'12.67810.168 2.280
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'12.73010.220 0.052
697池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1218'14.28811.778 1.558
782内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1218'15.53713.027 1.249
881池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'15.75313.243 0.216
927豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1218'20.64018.130 4.887
1036磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'26.37523.865 5.735
1186村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1218'26.99624.486 0.621
1214熱田 行雲ZAP 10V ARY ED
TOKYO R&D RD10V
1218'36.97334.463 9.977
1324甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'37.16234.652 0.189
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-15G-安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
12'25.80411Laps11Laps
-31大村 海太ハンマーレーシング10V
TOKYO R&D RD10V
13'22.91811Laps57.114
  • Fastest Lap: CarNo. 6 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ) 1'29.287 (8/12) 144.606 km/h
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第6戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/08/05) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'28.405--146.048
291白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1'28.495 0.090 0.090145.900
37髙口 大将レブレーシングKK-S2
MYST KK-S2
1'28.952 0.547 0.457145.150
453椎橋 祐介FG&SW NMSP KKSII
MYST KK-S2
1'29.005 0.600 0.053145.064
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.222 0.817 0.217144.711
682内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1'29.386 0.981 0.164144.445
797池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1'29.512 1.107 0.126144.242
881池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1'29.673 1.268 0.161143.983
936磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.695 1.290 0.022143.948
1027豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1'29.762 1.357 0.067143.840
1114熱田 行雲ZAP 10V ARY ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.811 1.406 0.049143.762
1286村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1'30.231 1.826 0.420143.093
1324甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.509 2.104 0.278142.653
1415G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.969 2.564 0.460141.932
1531大村 海太ハンマーレーシング10V
TOKYO R&D RD10V
1'31.623 3.218 0.654140.919
---- 以上基準タイム(130% - 1'55.203)予選通過 ----
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SUPER GT

第4戦富士公式予選 24号車リアライズコーポレーションADVAN Zが堂々のポール獲得!! 第3戦鈴鹿の雪辱を果たす

GT500クラスポールポジションはリアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)

GT300クラスポールポジションはグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の公式予選が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が、GT300クラスは4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がいずれも今季初のポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

予選Q1 公式練習トップの16号車がトップ通過

 GT500クラスの予選Q1は午後3時53分に走行開始。

 この予選を前に、公式練習中にトラブルに見舞われてストップした39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)は結局エンジンを交換することになった。このほか1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)も走行後にトラブルが見つかり、エンジンと燃料リストリクターを交換して予選に臨んだ。

 ここではアウトラップに続いて2周のウォームアップを行なったアタックに入るチームと3周のウォームアップを行うチームの二つに大きく分かれた。

 そうした中、ウォームアップ1周でアタックに入った高星明誠(Niterra MOTUL Z)がまず1分28秒448を記録してきた。続いてウォームアップ2周の福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1'27.858。同じくウォームアップ2周の太田格之進(Modulo NSX-GT)は1分28秒478、平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)は1'27.935でこの時点で2番手に。

 その後、ウォームアップ3周組がアタックを行い、野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分28秒025、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)は1分28秒251、そして石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分28秒273で5番手に入ったところでチェッカーフラッグが提示された。

 この結果トップは16号車、2番手に24号車、3番手に8号車と続き、以下100号車、38号車、3号車、64号車そして17号車がQ2に進出。

 スープラ勢では38号車が唯一のQ1突破だ。第3戦優勝の国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は8番手の塚越広大(Astemo NSX-GT)に0秒076及ばず9番手。第2戦優勝の宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)はなんと15番手に終わっている。

 GT300クラスのAグループは午後3時20分より10分間の走行。むせかえるような暑さは幾分和らいできた印象だ。

 まずは片山義章(DOBOT Audi R8 LMS)が1分37秒780を記録。これを富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)が上回り、1分36秒903でトップに。平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)も1分37秒682で2番手につける。

 今回から新型車ウラカンEvo2を投入した元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)が1分37秒861で4番手。第3戦まで88号車として走っていた車両を譲り受けた坂口夏月(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)は元嶋を上回る1分37秒193で2番手に食い込んできた。さらにルーキーの古谷悠河(ANEST IWATA Racing RC F GT3)も終盤に1分37秒596を叩き出して3番手に浮上した。

 この結果、トップは11号車、2番手は87号車、3番手50号車と続き、20号車、6号車、88号車、56号車そして65号車までがQ2進出を果たした。

 Bグループの走行は午後3時38分にコースオープン。まずは眞田拓海(植毛ケーズフロンティアGT-R)が1分39秒191。続いて片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分37秒657でトップに立つ。安田裕信(PONOS GAINER GT-R)は1分37秒718と一歩及ばず。対する片岡は前を走る大滝拓也(RUNUP RIVAUX GT-R)のスリップをうまく使って1分36秒896を叩き出す。

 続いて根本悠生(apr LC500h GT)が1分37秒621。これを高木真一(K-tunes RC F GT3)が上回り、1分37秒300でこの時点で2番手に食い込んできた。

 そして終了直前に井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分37秒185で2番手に割って入ったところでチェッカーが提示され、Bグループの走行は終了した。

 そして熾烈を極めた8番手争いは、最後までアグレッシブに攻め続けた野中誠太(HOPPY Schatz GR Supra GT)がチェッカー提示直後に1分38秒024を叩き出して8番手に滑り込んだ。

 その結果。トップは4号車、2番手は61号車、3番手は96号車となり、以下31号車、10号車、60号車、360号車そして25号車がQ2に進出した。

予選Q2 24号車が前戦鈴鹿の雪辱を果たす

 GT500クラスの予選Q2は午後4時13分に走行開始。まずは大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)がピットを離れ、コースへ。残り8分となったところで大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)、伊沢拓也(Modulo NSX-GT)がコースイン。その後各チームが次々に走行を開始。最後に千代勝正(Niterra MOTUL Z)がピットを離れ、全車がアタックを開始した。

 まずは大津がウォームアップ2周から1分27秒831を記録。大湯はウォームアップ3周から1分27秒852と僅かに及ばず。大湯はその後もアタックを試みるが、1分27秒991とタイム更新ならず。通算最多PP記録の更新がかかる立川は1分28秒326でこの時点で3番手。

 しかし佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)がここでウォームアップ2周から1分27秒763を叩き出して一気にトップに躍り出た。千代は1分28秒114で4番手だ。

 その結果、24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)がポールポジションを獲得。トップタイムを叩き出しながら車検落ちとなった第3戦鈴鹿の雪辱を果たした。2番手は16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)が3番手という結果となった。

 スープラ勢で唯一のQ2進出となった38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)は結局7番手から明日の決勝に臨むこととなった。

GT500クラス予選2位はARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

GT500クラス予選3位はARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)

 GT300クラスのQ2は午後4時13分に走行開始。まずは新田守男(K-tunes RC F GT3)がウォームアップ1周で1分37秒790。ロベルト・メルヒ・ムンタン(DOBOT Audi R8 LMS)が1分36秒982を記録する。

 これをウォームアップ2周の谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が上回り、1分36秒617でトップに立つ。石川京侍(GAINER TANAX GT-R)が1分36秒854で2番手。新型車で挑んだ小暮卓史(JLOCランボルギーニGT3)は1分36秒882でこの時点で3番手だ。

 谷口は次の周でも1分36秒395とさらにタイムを縮める。ここで小高一斗(apr LC500h GT)が1分36秒775で2番手に上がってきたが、チェッカー直後に山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分36秒705を叩き出し、31号車を退けて2番手に食い込んできた。

 この結果4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が6年ぶりにポールポジションを獲得。61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が2番手、31号車apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)が3番手で予選は終了。

 しかしその後に行われた車検において、31号車から採取した燃料の成分が指定どおりのものではなかったことが判明。31号車は失格となり、繰上げで11号車GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)が3番手という結果となった。

GT300クラス予選2位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

GT300クラス予選3位はGAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)

 第5戦決勝は明日の午後1時45分より100周(450km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「何回抜かれても焦ることなく、自分に自信を持って走れたことが大きかった」

第5戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「すごく大変でした(笑)結構熱くはやりましたけど、ギリギリの1ラインを残すとか、スレスレのバトルをしながらでも一番クリーンに速く走るとか、そういうところを心がけて最後まで走ることができました。そういうところは良かったと思うし、何回抜かれても焦ることなく、自分に自信を持って走れたことが大きかったですね」

 「スリップストリームを使って抜かれたってことは、自分にも抜くチャンスがあるってことなので、何度も気持ちを切り替えて最善を尽くすことができました」

 「(中盤の中村選手とのバトルについて)毎周このラインとこの飛び込み方で行ったらどうだ、というのを変えながら走っていました。クルマの限界もあるので、一瞬でも無理すると飛んでっちゃいますから、自分の中の引き出しを一つ一つ冷静に試すことができました。かなりギリギリでしたが、僕があの中で一番速いだろうという自信はありますが、他人のペースがどうかというのはわからないので、なるべく早めに仕掛けたいとは思っていました」

 「明日はタイヤがさらに減っていくでしょうし、僕が勝ったことで相手も対策を練ってくるでしょうから、より厳しい戦いになるだろうと思います。でもあくまでも僕のやることは予選をわざわざ単独で走ったことも含めて、自分の走りに集中することかなと思っているので、それを信じて頑張りたいと思います」

第5戦決勝2位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「最後まで仕掛けられそうになかったです。スリップを使ってなんとか離されずには行けましたが、小林選手は最終コーナー出口のトラクションやセクター3が速かったので、チャンスはありませんでした」

 「2位にはなりましたが、クルマは明日に向けていい方向になったので、次のレースもポールからスタートできますし、優勝目指して頑張ります」

 「スタート直後は確かにロックさせてしまいましたが、すぐに切り替えて走ることができました。(そこから先の小林選手とのトップ争いは)バトルでは負けたくないんで、ちょっと強引かと思いましたが、行きました。小林選手も中村選手もクリーンな選手なので、お互いを尊重しながら戦えました」

第5戦決勝3位 中村仁(TGR-DC Racing School)

「序盤から中盤まで勝てるかな?と思いつつ、ペースが足りなかったので『早く終われ』と思いながら走っていました。でもやっぱりちょっと厳しかったですね」

 「調子は悪くないんですけど、単独のペースになると(ライバルに)負けちゃってるところがあるんで、ストレートで追いつかれて、並びかけられて、っていう繰り返しになりました。バトルはすごく自信があったんですけど、その自信にペースが追いついてなくて厳しかったです。決勝ペースが良くないのは分かっていたので、スタートで前に出て、後ろでガチャガチャやらせている間に逃げ切ろう、という作戦でしたが、あまりうまく行きませんでした」

 「このレースは激しかったので、明日はもう少しクレバーなレースをしたいです。そうすれば後半にチャンスは生まれてくると思うので。前半のチャンスじゃなくて後半のチャンスを取りに行きたいです」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝 息詰まる接戦を制し、小林利徠斗が今季2勝目を挙げる

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第5戦の決勝が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が激しいバトルの末、今季2勝目をものにした。

(天候:晴れ コース:ドライ)

決勝がスタートした

 第5戦決勝は午後2時15分にフォーメーション開始。14周の熱い戦いが始まった。

 ポールポジションの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)は最初の1コーナーでホイールをロックアップさせてしまい、アウトに膨らんだ隙に予選2番手の小林にインに飛び込まれてしまう。しかし野村は一歩も引かず、両者は並走のまま2オーナー、コカコーラコーナーに飛び込んでいく。結局野村は100Rで小林を押さえ込んでトップを死守。続くヘアピンでは予選4番手の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が小林のインをついて2位に浮上してきた。その後方では森山冬星(HFDP RACING TEAM)が三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて4位に。

 しかしその後方では平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)と三島優輝(BJ Racing F110)の2台がヘアピンで接触、揃ってコースサイドにストップしたため、2周目から早くもセーフティーカーが導入される。

 車両回収ののち、セーフティーカーは3周終わりでピットイン。4周目からレースは再開となる。

 すかさずアウトから野村に並びかけようとする中村、懸命に押さえ込もうとする野村だったが、コカコーラコーナーで中村がトップに浮上する。すかさず小林も野村を攻略し、2位に。すぐさまスリップストリームを使ってトップの中村に攻めかかる小林だったが、中村もインをガッチリ固めて簡単にはポジションを明け渡さない。野村も2台の背後にピッタリついて隙を窺っている。

 レースが動いたのは7周目だった。それまで1コーナーでアウトから並びかけ、クロスラインを取って中村を抜こうとしていた小林が、ここでアウトアウトのラインをとって並走状態に持ち込んできた。そして遂にコカコーラコーナー手前で中村を捉え、トップに浮上した。

 続く100Rで野村も中村を捉えて2位に。すかさずヘアピンで小林のインをついてトップを奪い返した野村だったが、小林もダンロップコーナーで野村を抜き返して再びトップに。後ろからは森山もトップ3台に迫ってきた。

 一時は荒川麟(Dr. Dry F110)の先行をも許して6位まで後退した三井も荒川を抜き返して森山に迫り、9周目には一旦森山の前に出るが、森山もすかさず抜き返し、10周目は森山4位、三井5位で戻ってきた。後ろには荒川に加えて奥住慈英(HELM MOTORSPORTS F110)も接近して一瞬の隙も見せられない状況だ。

 この間にトップ3台は少しずつ4位以下を引き離し始めるが、それでも11周を消化してなお小林のリードは0秒682に留まる。野村と中村の差も0秒779と何があってもおかしくない状況だ。

 そして13周目。ダンロップコーナーの進入で森山が僅かに姿勢を乱したのを見逃さず、三井が4位を奪い返した。

 結局トップの小林利徠斗は僅差ながらも後続に付け入る隙を与えず、そのままトップで14周を走り切り、開幕戦富士以来の今季2勝目をものにした。2位は野村勇斗、3位は中村仁だった。

 第6戦決勝は明日の朝8時より、同じく14周で行われる。

決勝2位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Tags:

SUPER GT

第4戦富士公式練習 ARTAが1-2 トップタイムは16号車ARTA MUGEN NSX-GT

公式練習:GT500クラストップタイムはARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

公式練習:GT300クラストップタイムはGOODSMILE RACING & TeamUKYO(谷口信輝/片岡龍也)

 2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の公式練習が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスは4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時に走行開始。今回も85分間の混走と10分間の専有走行が行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 序盤トップに立ったのは伊沢拓也(Modulo NSX-GT)。コースオープンと同時に連続して7周を走り、6周目に1分29秒844までタイムを縮めてピットに戻ってきた。

 するとその直後、福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分29秒650を5周目にマークして64号車を上回った。16号車はコースオープン直後に1周を走って一旦ピットに戻り、すぐに再び走り出している。

 これに続くように野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)、宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)、笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)、立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)、中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)がピットアウトしてきた。NSX勢はいずれも1周してピットに戻っているが、スープラ勢はいずれもコースオープンからピットで待機しており、ここでようやく走行を開始した格好だ。

 すると中山が6周目に1分29秒501でトップに浮上。立川も6周目に1分29秒606で2番手に続く。3番手は笹原で1分29秒634だ。

 その後は各車ピットイン、ピットアウトを繰り返しながら粛々と周回を重ねていたが、走行開始から30分が経過したところで野尻が12周目に1分28秒920と最初に1分28秒台のタイムを記録してトップに浮上、13周目にも1分28秒822までタイムを縮めてきた。

 福住も12周目に1分29秒043までタイムを縮めて2番手につけ、佐々木大樹が5周目に1分29秒518を記録して3番手。こちらは一旦ピットに戻ってから20分以上待機してようやく走り出したチームだ。

 福住は開始から40分が経過したところで1分28秒721(15周目)を記録してトップへ。この間に8号車は野尻から大湯に交代した。先月トレーニング中に鎖骨を負傷してスーパーフォーミュラ第6戦を欠場、今もその影響が心配される大湯だったが、走り始めて3周目(17周目)になんと1'29.667を記録、スピードは衰えていないようだ。その後8号車は再び野尻がドライブすることになった。

 混走は残り時間10分を切ったところで赤旗中断となる。コカコーラコーナー手前で井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がギヤボックスが6速にスタックしてしまうトラブルに見舞われてストップしたためだ。

 61号車はFROに牽引されてピットに戻り、午前10時22分に走行は再開。その3分後にGT300の専有走行が始まった。

 その後、GT500クラスの専有走行は午前10時35分に走行開始。まずは太田格之進(Modulo NSX-GT)が1分29秒333で3番手に浮上。これを石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分28秒890で上回る。

 しかしその直後、セクター1を全体ベストで駆け抜けていた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がダンロップコーナー手前で突如白煙をあげる。関口はすぐさま39号車をコース外に退避させてストップ、クルマを降りて自分で消火器を手に戻ってきた。これを受けてポストからはこの日2度目の赤旗が提示され、専有走行はそのまま終了となる。

 その結果、トップタイムは混走で1分28秒721をマークした16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、2番手も同じく混走で1分28秒822を出した8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)とARTAが1-2を達成。3番手には専有走行でタイムアップを果たした38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)が続いた。

公式練習:GT500クラス2位はARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)

公式練習:GT500クラス3位はZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)

 GT300クラスは混走から4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)と6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が好タイムをマークするが、6号車は専有走行で片山がコカコーラコーナーでコントロールを失ってコースオフ、専有でのタイム更新の機会を失ってしまう。

 一方の4号車は谷口がここで1分37秒452、1分37秒067と快調にタイムを削ってトップに浮上。残り時間1分を切ったところで大草りきが1分37秒587を記録して10号車PONOS GAINER GT-R(安田裕信/大草りき)が2番手。3番手には混走で1分37秒649のトップタイムを記録していた6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が3番手につけた。

公式練習:GT300クラス2位はPONOS GAINER GT-R(安田裕信/大草りき)

公式練習:GT300クラス3位はDOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Tags:
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