
デビュー3戦目にして念願のGT300クラス優勝を果たした青木/田中組のトヨタ・セリカ(C)TOYOTA
全日本GT選手権(JGTC)
第5戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
JGTC第5戦 GT300クラスでセリカが念願の初優勝
改装前の富士スピードウェイ最後のレースで
スープラ勢健闘空しく有終の美を飾れず
全日本GT選手権の第5戦「JAPAN SPECIAL GT CUP」が8月2日、3日の両日、
静岡県の富士スピードウェイで開催された。
富士スピードウェイは9月15日から2005年4月までレーシングコースを閉
鎖し、本格的な改修工事に入る予定となっており、すでに南側の調整池や30度バ
ンク内側のショートコースなど造成も進行中。2日の予選日にはプレス向けの実地
見学会も行われ、今大会は現在のコースでの最後のGTレースとなった。
第4戦マレーシア大会の代替としてスプリント的な2ヒート制レースが3週間前
に行われたばかりの富士スピードウェイだが、今大会は通常の夏の大会(250km)
より若干長い300kmでの開催となった。
2日(土)には遅れていた関東地方の梅雨明けも宣言され、曇天ながら決勝日は
気温が31度まで上昇して真夏の暑さ。観客も両日合計で7万人近くが入場してJ‐
GTCの人気ぶりを改めてアピール。人気のワンメイクレース、ネッツカップ・ア
ルテッツアシリーズ第4戦、富士オリジナルのGC-21スポーツカーレース第4
戦などが併催されて大いに賑わいを見せた。
今回、トヨタ勢はGT500クラスにはここまで開幕戦と第3戦で優勝を果たし
現在ポイントランキングで同点首位につけるエッソウルトラフロースープラ1号車
をはじめとするスープラ7台が出場。GT300クラスでは新たにシグマの71号
車がセリカにスイッチし、2台のセリカと3台のMR-Sがエントリーした。この
セリカはリアセクションをパイプフレーム構造化したFRレイアウトの新型車両。
エンジンは3S‐GE型インタークーラーターボにGT300用リストリクターを
装着し、駆動系や足回りの一部などに01年型および02年型スープラのコンポー
ネントを採用して、高い耐久性を誇ると共に、軽く空力特性に優れたボディを持つ。
終盤戦までにはトムススピリット17号車もスイッチし、3台体制となる予定。
◆予選◆
トヨタのホームコースであり、長いストレートのコースレイアウトを持つ富士ス
ピードウェイは、空力に優れたスープラが得意とするコース。今季は不運にも勝利
を逃してきただけに、現在の富士スピードウェイ最後のレースへと各チームともい
つも以上に気合を入れて臨むこととなった。
公式予選では、金曜日の練習走行からトップタイムを維持していたauセルモスー
プラ38号車が午前中の予選1回目にもトップタイムをマーク。これにZENTト
ムススープラ37号車、WOODONEトムススープラ36号車、スープラ1号車、
プロジェクトμエスペリアスープラ35号車、ADVANスープラ25号車が続き、
スープラが1~6番手を独占した。
午後の予選2回目はやや路面温度が下がり、1回目のタイムを更新する車両は少
なかったが、それでもスープラ38号車はセッション終盤のGT500専用時間に
さらにタイムを詰め、文句なしのポールポジションを獲得。スープラ38号車は昨
年の同大会から富士で見事4回連続のポールポジション獲得となった。これにスー
プラ37号車が続きスープラは予選ワン・ツーを達成。
また、GT300クラスでもウェッズスポーツセリカ19号車が2戦連続ポール
を決め、シグマDUNLOPセリカ71号車が続いて嬉しいワン・ツーを果たした。
◆決勝◆
3日(日)の決勝レースは定刻にスタート。序盤はトップで逃げるスープラ38
号車に、僅差でスープラ37号車が続くが、16周目の1コーナーでスープラ37
号車はNSX18号車の先行を許し後退。
中盤のピット作業を経ても、スープラ38号車は首位をキープ。追いすがる2位
のNSX、続くスカイラインらを引き離して快走を続けた。
ところが、このままゴールかと思われた残り6周、スープラ38号車は右前輪が
パンクしてまさかのスピードダウン。内圧の下がったタイヤで渾身の走行を続ける
が後退は避けられず、NSX18号車とスカイライン23号車の先行を許し、無念
の3位でチェッカーを受けた。
これによりドライバーズランキングで同点首位だったスカイライン23号車に2
位入賞を譲り、6点差を付けられたが、同時にスカイライン23号車は40kgの
ウエイトを積むことになるため、残り3戦での巻き返しが期待される。
一方、GT300クラスは、ポールポジションを獲得したセリカ19号車が序盤
からトップを快走。ノートラブルで300kmのレースを走りきり、デビュー3戦
目で嬉しい初優勝を飾った。
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ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー青木孝行のコメント:
本当はもっと早く勝ちたかった。セリカには勝てるポテンシャルがあり、今回は全
てが順調。勝ててホッとした。次はウエイトを積むことになるがどんどん行きたい。
ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー田中実のコメント:
徹夜続きのメカニックに報いることが出来て良かった。セリカはタイヤグリップや
コンディション変化に寛容で、速さと同時に強さを感じる。終盤戦までにタイトル
争いに絡みたい。
auセルモスープラ38号車 ドライバー竹内浩典のコメント:
改修前の富士で勝つべく頑張ってきたが、不運としか言いようのないトラブルに見
舞われてしまい非常に残念。これもレースだと気持ちを切り替え、残り3戦に全力
を尽くす。
auセルモスープラ38号車 ドライバー立川祐路のコメント:
残り6周の1コーナーでタイヤの内圧低下に気づいた。その後頑張ったが届かなか
った。クルマは完璧だったし、竹内さんも体調が悪い中頑張ってくれていただけに
ものすごく悔しい。
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
GT300のセリカがデビュー3戦目で勝つことが出来て良かった。2台目の71
号車も決勝中のアクシデントがなければ、予選ワン・ツーからワン・ツー・フィニ
ッシュの可能性もあったと思う。セリカは素性の良さを見せてくれたので、今後が
楽しみだ。一方、GT500ではスープラ38号車がチームもドライバーもパフォ
ーマンスを見せてくれたにもかかわらず、アンラッキーなアクシデントに見舞われ
てしまった。
現コース最後の富士で勝てなかったことは残念だが、これもレースだと思う。また、
スープラ1号車が4位に入ったことはライバルとのウエイト差を含めた展開を考え
れば良い結果で、全チーム一丸になって残り3戦にベストを尽くしたい。
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第5戦 リザルト 順位 車両 No. ドライバー 所要時間/差 周回 予選結果
1 18 ホンダNSX 道上 龍/S.フィリップ 1:41'29.425 68 3
2 23 スカイラインGT-R 本山 哲/M.クルム 0.490 68 8
3 38 トヨタスープラGT 竹内浩典/立川祐路 5.541 68 1
4 1 トヨタスープラGT 脇阪寿一/飯田 章 6.026 68 5
5 36 トヨタスープラGT 土屋武士/E.コマス 21.723 68 4
6 37 トヨタスープラGT 黒澤琢弥/M.アピチェラ 30.876 68 2
7 39 トヨタスープラGT D.シュワガー/織戸 学 39.223 68 11
8 16 ホンダNSX 伊藤大輔/T.コロネル 44.469 68 12
9 64 ホンダNSX 松田次生/A.ロッテラー 47.157 68 13
10 35 トヨタスープラGT 服部尚貴/脇阪薫一 56.026 68 6
チーム 車両 No. ドライバー 第5戦結果
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタスープラGT 38 竹内浩典/立川祐路 3位
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 1 脇阪寿一/飯田 章 4位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 36 土屋武士/E.コマス 5位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 37 黒澤琢弥/M.アピチェラ 6位
TOYOTA TEAM SARD トヨタスープラGT 39 D.シュワガー/織戸 学 7位
KRAFT トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 10位
TEAM ADVAN・ツチヤ トヨタスープラGT 25 荒 聖治/J.デュフォア 36位
RACING PROJECT BANDOH トヨタセリカ 19 青木孝行/田中 実 15位/1位
TEAM RECKLESS トヨタMR-S 31 佐々木孝太/後藤 聡 17位/3位
シグマテックレーシングチーム トヨタセリカ 71 Guts城内/澤 圭太 リタイア
DENTAIRE PROJET RACING with apr トヨタMR-S 34 西澤誠剛/松田晃司 リタイア
TOM'S SPIRIT トヨタMR-S 17 松永まさひろ/長島正興 リタイア
ドライバーズポイント 順位 ドライバー ポイント
1位 本山 哲/M.クルム 65
2位 脇阪寿一/飯田 章 59
3位 R.ライアン/影山正美 47
5位 土屋武士/E.コマス 38
7位 D.シュワガー/織戸 学 30
8位 竹内浩典/立川祐路 29
9位 服部尚貴/脇阪薫一 19
チームポイント 順位 チーム ポイント
1位 NISMO 83
2位 ESSO TOYOTA Team LeMans 59
3位 TOYOTA TEAM TOM'S 42
6位 TOYOTA TEAM SARD 30
7位 TOYOTA TEAM CERUMO 29
8位 KRAFT 19
11位 TEAM ADVAN・ツチヤ 12
エンジンチューナーポイント 順位 エンジンチューナー ポイント
1位 オーテックジャパン 77
2位 トヨタテクノクラフト 76
3位 無限 45
4位 東名エンジン 35
5位 BMW Motorsport 2
6位 シエラスポーツ 2
※全て5戦終了次点。暫定
◆トヨタモータースポーツ情報はTOYOTA motorsportsをご覧下さい。

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第5戦
「JAPAN SPECIAL GT CUP」 決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年8月3日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■ザナヴィ ニスモGT-Rが僅差の2位
スカイラインGT-Rは、開幕より5戦連続で表彰台!!
「JAPAN SPECIAL GT CUP」決勝レースが8月3日富士スピードウェイで開催され、
本山哲/ミハエル・クルム組の#23ザナヴィ ニスモGT-Rがトップと僅か0.49秒
差の2位に入った。
決勝レースを前に、日産自動車のカルロス・ゴーン社長がサーキットに姿を現した。
ゴーン氏は3台のGT-Rドライバー一人一人に激励の言葉をかけていた。また、ゴー
ン氏がグランドスタンドの日産応援席に向かって手を振ると、チームカラーの赤一
色となった応援席は大きな歓声とウェーブでそれに応えていた。
午後3時にスタートしたレースでは、10番グリッドから好スタートを切った#12
が僚友の#22GT-Rを抜いて9位に。4周目にはさらに#23GT-Rを抜いて8位となった。
しかし、9周目の第1コーナーへのアプローチで#22が#12をオーバーテイクした際
に接触。#12は、スピンしリアウィングを飛ばしてしまう。また、右リアタイヤも
傷つけ、修復のためピットに戻った。ダメージはサスペンションにも及んでおり、
復帰に多くの時間を割くこととなった。
#12との接触事故の後#22は15位まで順位を落としたが、その後挽回し10位まで
浮上したところでピットイン。リチャード・ライアンにバトンタッチし残り周回20
周ぐらいからペースを上げてポジションアップを図った。
47周目に#25スープラをかわして7位となったが、その周回のヘアピンでブレー
キがロックし、減速しきれずにGT300車両のドアにノーズをヒット。その後、#37スー
プラをとらえて6位となり、さらに5位の#36スープラも追ったが、ヘアピンでの
接触事故に対してペナルティが課せられ、ピットエンドで10秒のペナルティストッ
プを実行、コースに戻ったがポジションは11位に。そのままチェッカーフラッグ
を受けることとなった。
ミハエル・クルムが8位からスタートした#23ザナヴィ ニスモGT-Rは、12周目に
は#25スープラを抜いて7位となる。さらに14周目に#35スープラを、16周目に
#36スープラをパス、26周目には3位の#37スープラも抜いた。そのままピットイ
ンし本山に交代したが、ニスモ得意の隙のないピットワークを終えてコースインす
ると、それまでトップを走っていた#38スープラの前に割って入ることができた。
ここでスタンドの日産応援席は沸騰する。しかしアウトラップはタイヤが温まって
いないため適切なグリップが得られず、#38に抜き返され、#18NSXにも先行を許す
ことに。これで3位は確定かと誰もが感じていたが、逃げ切り体制に入っていた#38
スープラが最終ラップで突然ペースダウン。ヘアピンで#18と本山の#23がこれをか
わして劇的な逆転を果たした。
■決勝結果
Pos. Car Name No. Driver Laps
1 TAKATA童夢NSX #18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 1:41'29"425
2 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム -0"490
3 auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路 -5"541
4 エッソウルトラフロー スープラ #35 脇阪寿一 / 飯田 章 -6"026
5 WOODONE トムススープラ #36 土屋武士 / エリック・コマス -21"723
6 ZENT トムススープラ #1 黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ -30"876
7 デンソーサードスープラGT #39 ドミニク・シュワガー / 織戸 学 -39"223
8 G'ZOX-NSX #16 伊藤大輔 / トム・コロネル -44"469
9 Mobil 1 NSX #64 松田次生 / アンドレ・ロッテラー -47"157
10 プロジェクトμエスペリアスープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一 -56"026
11 モチュールピットワーク GT-R #22 影山正美/リチャード・ライアン -1'03"356
33 カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 -12Laps
◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

どちらのチームにとっても待ちに待った優勝だ。(Photo:Motorsports@nifty)
■GT500クラス #18TAKATA童夢NSX
道上 龍
「ホント信じられないなと思う。
富士で最後のレースで勝てたのはすごく嬉しいし、富士はNSXに不利なサーキット
なのに勝てたということでは2倍嬉しい。
23号車にはピットストップで前に出られたが、向こうのタイヤが冷えているうちに
抜き返すことが出来た。でも前に出たのは出たけど、(向こうの)タイヤがあった
まってからはついてこられたので、自分のクルマをコントロールして後ろを押さえ
るのが精一杯だった。
終盤auとの距離がつまったので最初は「余裕で流してるのかな」と思ったが、ファ
イナルラップでホイールから白煙が出るのが見えたので「やった!勝てる」と思った。
チームのみんなも無限も頑張ってくれて、3回目の富士でさえ勝てたのだから、テク
ニカルサーキットへ行けばもっとポテンシャルが上がってると思う。
エンジンも良くなってるし、クルマの進化した部分もある。今回はダウンフォース
を減らしつつ、グリップも上げていくことができた。
ウチは次回60kgぐらいのウェイトになるけど、他のnsxがいいレースをすると思う。」
セバスチャン・フィリップ
「自分の周囲のスープラ勢がどのくらいのストレートスピードを出せるのかが分から
なくて最初は不安だったが、5周目くらいには自分の方がブレーキも安定してるし、
ハイペースで走れると分かった。
一番有利だと思ったのは最終コーナーで早めにアクセルを開けられたことと、ブレー
キが安定していたこと。
トラクションのよさとブレーキ性能が今回の結果を導いたと思う。
選手権的には出遅れたと思うが、これからはNSXの得意なサーキットが続くので、
いいレースを続けていきたい」
■GT300クラス #19ウェッズスポーツCELICA
青木孝行
「本当はもっと早く勝ちたかった。勝てるポテンシャルはこの前の富士からあった
わけだし。
レース中は多分シグマとダイシンとの争いになるかと思っていたが、結果的に後ろ
を20秒引き離して実さんに渡せたので、あとはペースカーでも入らない限り(優勝は)
間違いないと思った。
セリカは素直な特性なので、速くする作業に関して特に苦労したことはない」
田中 実
「富士最後のイベントということで、気持ち的にはトヨタ-トヨタの優勝で納めたい
と思っていたが、片輪を失ってしまったのは残念だ。でもなんとか残った片輪は優勝
することが出来たのは良かった。セルモは非常に残念だったね。
坂東親父はSだけど、レースになると究極のSに変わる。
そのせいでレースが近づくと徹夜徹夜徹夜でスタッフは働くことになるので、なんと
か労をねぎらいたいと思っていたから、今回勝てて本当に良かった。
クルマはまだまだ手付かずの部分も多いので、まだまだ速くなるはずです」

まさかの大逆転に、道上も開口一番「信じられへん!」(Photo:K.Takeshita)
ファイナルラップでまさかの大逆転!
JGTC第5戦JAPAN SPECIAL GT CUPは、終始トップを走り続けた#38auセルモスープラの
突然の失速により、#18TAKATA童夢NSXが逆転優勝を遂げるという、予想だにしない
結末を迎えた。
過去2回の富士のレースをいずれもポールポジションからスタートしながら勝利に結び
つけられなかったauセルモ。今回もスタートでトップに立つと、2位以下の接戦に乗じ
てぐんぐんとリードを築き上げていく。
その後方では2位スタートの#37ZENT トムススープラに#18TAKATA、#1エッソウルトラ
フロースープラ、#23ザナヴィ ニスモ GT-Rが次々に襲い掛かり、16周目に#18TAKATA
が、26周目には#1エッソと#23ザナヴィが相次いでパス。
これで順位は38-18-1-23-37の順となった。
auはピットストップの後も順調にハイペースを維持し、一旦は前に出てきた#18TAKATA
や#23ザナヴィを難なくかわすと、再び後続を引き離していく。TAKATA、ザナヴィ、
エッソの3台が接近戦をやっているためにその差は一時12秒台にまで開いてしまう。
このままauが今季初優勝を飾るかと思われたが、なんと最終ラップに入って突然auが
失速。コース上の異物を踏んだためにスローパンクチャーが発生していたのだ。
ホイールから白煙を上げながら我慢の走りを続ける#38立川を#18道上がヘアピンで
パス。更には#23本山にも抜かれて結局auは3位に留まるのがやっとだった。
こうして#18TAKATA童夢NSXが今季初優勝を遂げるとともに、ここまで不利な状況に
おかれていたNSX勢に復活の兆しのあることを証明してみせた。
GT300では、ポールからスタートした#19ウェッズスポーツCELICAが決勝でも安定した
速さを見せて今季初優勝。
予選2番手の#71シグマテックDUNLOPセリカもレース中盤まで2位を走行していたが、
44周目のヘアピンで#22モチュールピットワークGT-Rに押し出されてリタイヤすること
となった。このアクシデントに対し、#22モチュールには10秒ストップのペナルティが
課され、ドライブしていたライアンにはペナルティポイント1点が課された。
この結果、2位には#81ダイシンシルビア、3位には#31RECKLESS MR-Sが入ることと
なった。
2003年8月3日 富士スピードウェイ(静岡県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
-P.-No.Cls-Car------------------------------Drivers--------Lap-GoalTime---(WH)
1 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 68 1:41'29.425
2 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 68 - 0.490(70)
3 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 68 - 5.541(40)
4 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 68 - 6.026(90)
5 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 68 - 21.723(50)
6 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 68 - 30.876(10)
7 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 68 - 39.223(40)
8 16 500 G'ZOX-NSX 伊藤/コロネル 68 - 44.469(10)
9 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 68 - 47.157
10 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 68 - 56.026(10)
11 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 68 - 1'03.356(70)
12 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 68 - 1'13.157
13 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 68 - 1'23.891(10)
14 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 67 - 1 Lap
15 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 64 - 4 Laps (20)
16 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 63 - 5 Laps
17 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 63 - 5 Laps (45)
18 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 63 - 5 Laps (60)
19 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 63 - 5 Laps (30)
20 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 63 - 5 Laps (10)
21 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 63 - 5 Laps (15)
22 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 63 - 5 Laps
23 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 63 - 5 Laps (10)
24 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 63 - 5 Laps (30)
25 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 62 - 6 Laps
26 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 62 - 6 Laps
27 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 62 - 6 Laps (10)
28 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 62 - 6 Laps
29 10 300 レイジュン・ダンロップ GT3R OSAMU/古谷 60 - 8 Laps
30 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 60 - 8 Laps
31 61 300 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田/井原 60 - 8 Laps
32 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 60 - 8 Laps
33 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 56 - 12 Laps (70)
34 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/和田 56 - 12 Laps
35 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 56 - 12 Laps
36 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 50 - 18 Laps (10)
37 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 49 - 19 Laps (50)
38 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 46 - 22 Laps (65)
39 14 300 CASTLE IDEAL RX-7 Dian Ley/山野 45 - 23 Laps
-----------以上完走----------------------------------------------------------
71 300 シグマテックDUNLOPセリカ 城内/澤 43 - 25 Laps
34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 39 - 29 Laps
17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 23 - 45 Laps
15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 7 - 61 Laps
7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 7 - 61 Laps
62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 5 - 63 Laps
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Fastest Lap #38 auセルモスープラ(竹内) 1'26.598 3/68 182.914km/h
完走周回数 GT500:47周 GT300:44周
* No.15は、ピットレーン速度超過により罰金50,000円
* No.12は、ピット作業違反によりドライビングスルーペナルティ。
* No.22は、走行中の危険行為によりペナルティエリアストップ10秒。

第1調整池。右奥に見えるのが100R。(Photo:Motorsports@nifty)
JGTC第5戦の予選が行われた8月2日、富士スピードウェイの改修工事見学会が行われた。
今回の見学コースは、第1調整池(ヘアピン内側に新設)、第2調整池(Aコーナー外側
に新設)、ショートコース(30度バンク下に設置)などで、場内の沢や雨天時の雨水
を一時的に貯留するための調整池はほぼ完成に近い状態に見受けられた。
ショートコースについては、来年4月開業を目標に急ピッチで工事が進められている。
また、リニューアルオープン時には従来のサブゲートの近くにメインゲートを設置する
とのことで、入場すると富士山を正面に見ながらグランドスタンドまでの一本道を登って
いく、という演出がなされるそうだ。
富士スピードウェイによると、今回の改修工事においては環境へのインパクトを最小限
にとどめることに留意しているとのことで、その一環として池の周囲は緑化されており、
今後植林される木も、従来から自生していたクヌギやコナラを用いることになっている。

ウェイトハンデをものともせず、ザナヴィGT-Rがトップに。(Photo:Motorsports@nifty)
2003年8月3日 富士スピードウェイ(静岡県) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers---------BestTime(WH)
1 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 1'26.257 (70)
2 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 346 (40)
3 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 455
4 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 565 (90)
5 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 647 (10)
6 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 766 (50)
7 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 791 (40)
8 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 863 (10)
9 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 869 (10)
10 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 897 (70)
11 16 500 G'ZOX-NSX 伊藤/コロネル 937 (10)
12 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 977 (10)
13 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 27.141 (70)
14 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 555
15 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 960
16 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 28.666
17 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 29.345
18 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 30.522
19 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 1'33.095 (20)
20 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 520 (60)
21 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 700 (10)
22 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 804 (30)
23 71 300 シグマテックDUNLOPセリカ 城内/澤 832
24 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 915
25 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 34.039 (65)
26 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 107 (30)
27 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 470 (45)
28 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 715 (50)
29 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 725 (10)
30 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 805
31 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 838
32 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 35.012
33 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 024
34 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 118
35 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 159
36 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 252
37 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 314
38 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 410 (10)
39 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 449
40 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 625 (15)
41 61 300 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田/井原 36.242
42 10 300 レイジュン・ダンロップ GT3R OSAMU/古谷 924
43 14 300 CASTLE IDEAL RX-7 レイ/山野 37.326
44 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 689
45 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/清水 39.813
-----------------------------------------------------------------------------
* #100は、ピットレーン走行速度超過により罰金\50,000を課された。
** #18は、H項違反(黄旗追い越し)により罰金\50,000を課された。

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第5戦
「JAPAN SPECIAL GT CUP」 公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年8月2日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■ GT-R勢は、予選8・9・10番手タイム!
第5戦となった今回の舞台は前戦と同じ富士スピードウェイ。
予選は、各チームとも気温が上がり真夏日になると予想していたが、この日午前の
気温は27℃で前回とさほど変わらない。
午前に行われた予選第1回目は、GT500占有時間に各車ともタイムアタック。20
分の占有時間終盤にどのクルマもタイムアップを果たしたが、この時コースでは赤
旗が提示され、3台のGT-Rはいずれもこれに遮られてしまう。さらなるタイムアッ
プのタイミングを妨げられてしまったものの、#23「ザナヴィ ニスモGT-R」は本
山哲が1分24秒706のベストタイムで7番手、#22「モチュールピットワークGT-R」
はリチャード・ライアンが1分25秒046で本山に続く8位、#12「カルソニックス
カイライン」
はブノワ・トレルイエの1分25秒654で14番手となった。
午後3時25分から2回目の公式予選が行われた。朝サーキット上空を覆っていた
雲が薄くなり、あたりは幾分明るくなったが、気温は大きく上昇することなく、路
面温度も若干高めなレベルであった。
GT300/GT500合同走行から予選はスタートした。午前のセッションで赤旗に
よりタイムアタックのタイミングを逃した#12は、2回目のタイムアップが必須。
予選セットをチェックし、トレルイエのアタックランに備えた。そして、この日最
後の走行となったGT500の占有時間に#12はトレルイエがタイムアップに成功
し、ポジションアップを果たした。
#23は本山がアタックするものの、1回目のタイムにわずかに及ばずの1分24秒818。
#22はライアンがチャレンジし、わずかにタイムアップする1分24秒997を記録し
たが、#18NSXが1回目から3つ順位を上げるタイムを出したため、ポジションを
ひとつ落とすこととなった。
その結果、#23ザナヴィ ニスGT-Rが8位、#22モチュールピットワークGT-Rが
9位を確定、#12カルソニックスカイラインは、1回目よりも約0.4秒タイム
を縮め、10位となった。
決勝レースは、8月3日(日)の午後3時スタート。68周、約300kmで競われ
る。現在の富士スピードウェイでJGTCレースが行われるのは明日が最後。日産ワー
クスのGT-R 3台がこの記念すべきレースでいかに活躍するか、注目を集めている。
■公式予選結果
Pos. Car Name No. Driver Time
1 auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路 1'24"090
2 ZENT トムススープラ #1 黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ 1'24"299
3 TAKATA童夢NSX #18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 1'24"414
4 WOODONE トムススープラ #36 土屋武士 / エリック・コマス 1'24"415
5 エッソウルトラフロー スープラ #35 脇阪寿一 / 飯田 章 1'24"535
6 プロジェクトμエスペリアスープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一 1'24"560
7 ADVAN スープラ #25 荒 聖治 / ジェレミー・デュフォア 1'24"695
8 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム 1'24"706
9 モチュールピットワーク GT-R #22 リチャード・ライアン / 影山正美 1'24"997
10 カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'25"385
◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

ポールが3回で「サンポール」?!(Photo:Motorsports@nifty)
■GT500クラス #38auセルモスープラ
立川祐路
「満タンでロングランをしても二人とも同じタイムで走れるので、前回以上にクルマ
の調子はいいようです。
ここで勝てないとやばいかなと思ってるんで、勝ちにいきます。
(午前と午後を比較して)
そんなに午後も悪くなかった。実際タイムも上がったし。
本当は3秒台入れたかったんだけど(社長も3秒7だといってたので)、出そうな雰囲気
もあったけど、結局4秒台で終わってしまった。
前回に比べて特に変わったことはしてないけど、今回は二人ともが乗りやすいクルマ
にしてるので、雨さえ降らなければいい結果が出るんじゃないかと、どうも最近ツキ
がないんで、明日もこのままいってくれればいいなと思います。
特にマークするのは、36、37のトムス勢。あとはスカイラインもレースになると来る
し、NSXも今回来たので、レースがどうなるかはやってみないとわからない。
最近はポールとっても安心できませんから(笑)」
竹内浩典
「(富士で今季三連続ポールを取ったことについて)中々3回ともポール取るやつは
いないんじゃないかと。で、チームがつけた名前が「サンポール立川」
クルマは前回持ち込んだものをベースにダンパーを新しいものに変えたら、立川との
間にあった感覚的なギャップがなくなった。
今までの3回の中では一番乗りやすいセットになった。
(3連続ポールながら未だ未勝利であることに関して)3回目にもなるとプレッシャー
というより逆に開き直ってる感じですね。「コレで駄目ならしょうがないだろう」と。
僕はここでレースを覚えたので、最後の富士を勝って終わりたいですね。
十勝で頑張りすぎて腰が痛いので、明日は立川に頑張ってもらいます。
トムス勢とスカイライン勢がフルタンクでも速いので、この4台をマークしています」
■GT300クラス #19ウェッズスポーツCELICA
青木孝行
「クルマは今でも少しづつ進化してて、今回の予選でも前回の富士のタイムを上回れ
ました。
タイヤも前回とは違うものを履いてて、これが良かったようです。
(セッティングに関して)僕には合わない部分を田中さんに無理言って変更してもら
ったのでポールが取れたました。
レースですから確実なことはいえないけど、何事もなければ多分勝てるはず。
後半勝負になるのではないかと思う。
(気になるクルマは)みんな気になります」
田中 実
「前回は青木は失敗してたのにポールが取れたけれども、今回はシグマテックもセリカ
を投入しているので、気合を入れて予選に取り組んだ。
(青木とは)高速コーナーの好みが若干違う。それを今回は青木寄りにしてもらって
ポールを狙いにいきました。
もうそろそろ(勝っても)いいんじゃないかと思いますね。そっち(セルモの二人を
さして)じゃないけど(笑)
明日も青木寄りの仕様でいけばいい結果が出せるんじゃないかと思う。」

道上の奮闘によりトップ3の一角に食い込んだTAKATA童夢NSX(Photo:K.Takeshita)
2003年8月2日 富士スピードウェイ(静岡県) 予選総合結果 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers---------Time(am)-Time(pm)-(WH)
1 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 1'24.188 1'24.090 (40)
2 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 24.299 24.612 (10)
3 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 25.047 24.414
4 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 24.415 24.750 (50)
5 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 24.535 24.864 (90)
6 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 24.560 24.938 (10)
7 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 24.695 26.536 (10)
8 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 24.706 24.818 (70)
9 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 25.046 24.997 (70)
10 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 25.654 25.291 (70)
11 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 25.385 25.565 (40)
12 16 500 G'ZOX-NSX 伊藤/コロネル 25.393 25.446 (10)
13 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 25.534 25.577
14 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 25.628 26.119 (10)
15 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 25.861 26.350
16 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 26.110 26.021
17 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 26.157 26.039
18 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 28.276 28.542
19 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 1'31.524 1'31.976 (20)
20 71 300 シグマテックDUNLOPセリカ 城内/澤 31.748 33.290
21 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 32.160 32.020
22 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 32.284 32.439 (10)
23 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 32.326 32.858 (45)
24 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 32.362 33.186 (30)
25 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 32.419 32.897 (30)
26 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 32.512 32.807 (10)
27 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 32.561 34.374 (60)
28 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 32.665 32.864
29 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 32.704 32.974 (65)
30 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 33.453 32.708 (15)
31 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 32.821 32.860
32 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 33.074 33.020 (50)
33 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 33.316 33.769
34 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 33.463 計測できず
35 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 33.672 33.549
36 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 計測できず 33.638
37 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 33.934 33.737
38 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 33.758 33.751 (10)
39 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 34.051 34.989
40 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 34.133 35.031
41 61 300 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田/井原 34.706 37.520
42 *14 300 CASTLE IDEAL RX-7 レイ/山野 35.480 35.723
43 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 37.456 36.632
44 10 300 レイジュン・ダンロップ GT3R OSAMU/古谷 38.696 36.751
45 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/和田 37.056 36.900
-----------------------------------------------------------------------------
21 300 ダンロップBMW M3GT 一ツ山/松本 35.657 38.453
-----------------------------------------------------------------------------------
(クラス 500 107%) 1'30.166
(クラス 500 107%) 1'38.187
参加台数:46 出走台数:46
予選中断時間 1回目;11:00~11:06
*14は予選2回目、2003年全日本GT選手権統一規則第34条(ピット作業)違反により
罰金\50,000を課された。

走るほどに速くなるセリカ。後半戦の台風の目になるか。(Photo:K.Takeshita)
JGTC第5戦 JAPAN SPECIAL GT CUP予選2回目は快晴の下で行われ、GT500は#38auセルモ
スープラが午前中のタイムを更新して再びトップに立ち、ポールポジションを確定した。
GT300も#19ウェッズスポーツCELICAが再びトップタイムを出してポールを決め、結果的
にポールシッターは両クラスとも第4戦と同じ顔ぶれとなった。
2003年8月2日 富士スピードウェイ(静岡県) 予選2回目 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers---------BestTime-(WH)
1 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 1'24.090 (40)
2 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 1'24.414
3 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 1'24.612 (10)
4 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 1'24.750 (50)
5 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 1'24.818 (70)
6 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 1'24.864 (90)
7 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 1'24.938 (10)
8 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 1'24.997 (70)
9 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 1'25.291 (70)
10 16 500 G'ZOX-NSX 伊藤/コロネル 1'25.446 (10)
11 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 1'25.565 (40)
12 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 1'25.577
13 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 1'26.021
14 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 1'26.039
15 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 1'26.119 (10)
16 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 1'26.350
17 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 1'26.536 (10)
18 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 1'28.542
19 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 1'31.976 (20)
20 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 1'32.020
21 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 1'32.439 (10)
22 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 1'32.708 (15)
23 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 1'32.807 (10)
24 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 1'32.858 (45)
25 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 1'32.860
26 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 1'32.864
27 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 1'32.897 (30)
28 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 1'32.974 (65)
29 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 1'33.020 (50)
30 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 1'33.186 (30)
31 71 300 シグマテックDUNLOPセリカ 城内/澤 1'33.290
32 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 1'33.549
33 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 1'33.638
34 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 1'33.737
35 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 1'33.751 (10)
36 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 1'33.769
37 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 1'34.374 (60)
38 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 1'34.989
39 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 1'35.031
40 *14 300 CASTLE IDEAL RX-7 Dian Ley/山野 1'35.723
41 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 1'36.632
42 10 300 レイジュン・ダンロップ GT3R OSAMU/古谷 1'36.751
43 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/和田 1'36.900
44 61 300 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田/井原 1'37.520
45 21 300 ダンロップBMW M3GT 一ツ山/松本 1'38.453
17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 計測できず
-------------------------------------------------------------------------
* #14はピット作業違反により5万円の罰金を課された

予選では圧倒的な速さを見せるauスープラ。今度こそ結果を出したいところだ。(Photo:K.Takeshita)
梅雨明け宣言の出た8月2日、JGTC第5戦 JAPAN SPECIAL GT CUPの予選一回目が
富士スピードウェイで行われた。
GT500では、1分24秒188の#38auセルモスープラを筆頭に上位6位までをスープラ勢が
占め、第2戦、第4戦に続き、富士での圧倒的な速さを印象付けた。
GT300もまた、前回に続いて#19ウェッズスポーツCELICAが暫定PPを獲得したほか、
今回からセリカにスイッチした#71シグマテックも2位に入り、こちらもポテンシャル
の高さを改めて見せつける結果となった。
2003年8月2日 富士スピードウェイ(静岡県) 予選1回目 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers---------BestTime (WH)
1 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 1'24.188 (40)
2 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 1'24.299 (10)
3 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 1'24.415 (50)
4 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 1'24.535 (90)
5 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 1'24.560 (10)
6 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 1'24.695 (10)
7 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 1'24.706 (70)
8 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 1'25.046 (70)
9 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 1'25.047
10 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 1'25.385 (40)
11 16 500 G'ZOX-NSX 伊藤/コロネル 1'25.393 (10)
12 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 1'25.534
13 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 1'25.628 (10)
14 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 1'25.654 (70)
15 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 1'25.861
16 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 1'26.110
17 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 1'26.157
18 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 古谷/WADA 1'28.276
19 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 1'31.524 (20)
20 71 300 シグマテックDUNLOPセリカ 城内/澤 1'31.748
21 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 1'32.160
22 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 1'32.284 (10)
23 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 1'32.326 (45)
24 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 1'32.362 (30)
25 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 1'32.419 (30)
26 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 1'32.512 (10)
27 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 1'32.561 (60)
28 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 1'32.665
29 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 1'32.704 (65)
30 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 1'32.821
31 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 1'33.074 (50)
32 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 1'33.316
33 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 1'33.453 (15)
34 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 1'33.463
35 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 1'33.672
36 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 1'33.758 (10)
37 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 1'33.934
38 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 1'34.051
39 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 1'34.133
40 61 300 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田/井原 1'34.706
41 14 300 CASTLE IDEAL RX-7 レイ/山野 1'35.480
42 21 300 ダンロップBMW M3GT 一ツ山/松本 1'35.657
43 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/和田 1'37.056
44 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 1'37.456
45* 10 300 レイジュン・ダンロップ GT3R OSAMU/古谷 1'38.696
911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 計測できず
-------------------------------------------------------------------------
* 10号車は車両をミラージュGT-1からポルシェ911GT3Rに変更した。

圧倒的な強さで2戦連続優勝を果たしたJ.コートニー (C)Toyota
全日本F3選手権 第11/12戦 SUGO
全日本F3第6大会 トヨタ・トムス勢2戦連続表彰台独占
悪天候に強いJ.コートニーが圧倒的な強さで2連勝。
第11戦ではルーキー番場が初表彰台獲得
全10大会で競われる全日本F3選手権も中盤戦に差し掛かり、第6大会(第11
戦&第12戦)が7月26日~27日の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで
開催された。
仙台市近郊の丘陵に地形をそのまま利用したSUGOは、コーナーが連続し、最
大標高差も70m弱(69.83m)に及ぶアップダウンの激しいテクニカルコー
ス。今季のF3では9月6日~7日にも第15戦/第16戦の開催が予定されてお
り、後半戦の鍵を握るサーキットとなる。
今大会には14台がエントリーしたが、公式予選に出走したのは全11台と今季
最も少ない台数。この中でトヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車は8台を占
めた。
予選前日の25日(金)には、練習走行が行われたが、木曜日から続く降雨によ
りコースのところどころには川のように水が流れ、終日降り続けた霧雨が風に乗っ
て真横から吹きつけるなど厳しい状況。その難しいコンディションの中で、トムス
のJ.コートニーは2番手以下を1秒以上引き離す圧倒的なパフォーマンスを発揮
し、好調ぶりを印象づけた。
◆予選◆
26日(土)も雨は降り続け、早朝のヴィッツレース公式予選はなんとか行われ
たものの、路面状況は改善せず、F3の予選は順延されることとなった。
やや雨脚が弱まった午後3時35分より第11戦の予選のみが行われ、この日行
われる予定だった第11戦の決勝レースは翌27日(日)午前中に順延。第12戦
の予選は中止され、第11戦の決勝結果でグリッドを決定することとなった。
雨量は少なくなったとはいえ、至るところに川がある過酷な路面状況。ここでも
強さを見せたのはやはりJ.コートニーで、2位以下を1.230秒引き離すトッ
プタイムを記録。見事今季7度目のポールポジションを獲得した。2番手には横溝
直輝(インギング/トヨタ・トムス3S-GE)、3番手にR.クインタレッリ
(インギング/トヨタ・トムス3S-GE)とインギング勢が続き、トムスの片岡
龍也(トムス/トヨタ・トムス3S-GE)も4番手で2列目グリッドを決定した。
なお、同日宮城県を襲った地震によるサーキットの施設等への影響は見られなかっ
た。
◆第11戦決勝◆
27日(日)は朝方霧雨が残ったものの、間もなく雨は上がり、第11戦決勝は
午前8時40分から当初の18周を13周に短縮して行われた。
路面は乾きかけるものの、一部には依然コース脇から流れ込む水でウエット部分
が残り、乾いた部分も土や埃で滑りやすく、非常に難しいコンディション。各車ス
リックタイヤを履き、ドライのセッティングで臨むが、ただ1台吉本大樹(ナウモー
タースポーツ/トヨタ・トムス3S-GE)はレインタイヤを選ぶ賭けに出た。
ポールポジションのJ.コートニーはスタートを失敗。一方、予選3番手のR.
クインタレッリが絶妙なスタートでJ.コートニーと予選2番手の横溝直輝をパス。
1コーナーにトップで飛び込むパフォーマンスを見せた。
しかし、J.コートニーは間もなくR.クインタレッリの後方につけ、2周目の
1コーナー進入で首位逆転。その後は後続との差を広げて独走体制とし、最後は21
秒913もの大差をつけて今季6勝目を挙げた。2位はR.クインタレッリ、3位
には最後尾の予選11番手から見事な追い上げを見せた番場琢(ナウモータースポー
ツ/トヨタ・トムス3S-GE)がF3初表彰台を獲得。トヨタ・トムスエンジン
搭載車が表彰台を独占した。
また、4位には2周目に横溝直輝と1コーナーの進入で接触、スピンを喫しなが
らもその後迫真の走りで挽回した片岡龍也(トムス/トヨタ・トムス3S-GE)
が入った。
◆第12戦決勝◆
第12戦決勝レースは当初の予定通り午後1時5分より25周で実施。天候は回
復しコースは完全に乾いたが、最終コーナーなどには依然川のように水が流れる箇
所があり、ドライバーを苦しめた。
第11戦優勝によりポールポジションからのスタートとなったJ.コートニーは
好スタートを切り、2位はR.クインタレッリ、3位には片岡龍也が浮上。この3
台が後続を引き離す一方、最後尾からP.モンティン(ニッサンSR20VE)が
4位までポジションを上げてきた。
しかし、P.モンティンは片岡龍也の後方に迫ろうかというところで単独スピン。
追従から逃れた片岡龍也は温存していたタイヤグリップを活かして終盤ややペース
の落ちた2位のR.クインタレッリを猛追。残り3周は観客を沸かせたが結局パス
には至らず、J.コートニーが第11戦、第12戦で2連勝、R.クインタレッリ
が2位、片岡龍也が3位でチェッカーを受けた。
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トムスチームのJ.コートニーのコメント:
難しいコンディションだったが、今週はずっとマシンのセットアップが上手くいっ
ていたので、勝つことが出来た。久しぶりに表彰台の中央に戻れて嬉しい。今季は
最後までここに居続けたい。
INGING R.クインタレッリのコメント:
今日はJ.コートニーの方が速かった。第12戦では中盤から高速コーナーでトラ
ブルが出たため、2位をキープしてチェッカーを目指す作戦に切り替えた。2位表
彰台は初めてだが、次は1位を目指す。
トムスチームの片岡龍也のコメント:
第11戦で接触しなければ…という思いもあるが、あの時点では一旦引いて様子を
見るという判断は出来なかった。なんとしてもまずは一勝を挙げるべく、全力を尽
くしてアタックしていきたい。
ナウモータースポーツ 番場琢のコメント:
初表彰台は嬉しいが、3位に上がってからクインタレッリ選手を追うのに夢中でペ
ースを乱してしまった自分が悔しい。 童夢シャシーも決まってきたが、自分ももっ
と強くならなければと思う。
トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
パオロ(モンティン)との点差を30点拡大する結果となり、J.コートニーは良
かったが、片岡君と小早川君には、より闘争精神を持って強くなってほしい。それ
だけ我々の期待が大きいということでもあり、厳しいようだが、今後もあえてプレッ
シャーをかけ続けるつもりだ。とにかく彼らには良いレースをしてもらいたい。
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第11戦 リザルト
順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム 周回 予選
1 7 J.コートニー(オーストラリア)トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 18'23.573 13 1
2 4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) INGING 21.913 13 3
3 32 番場 琢 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 22.796 13 11
4 36 片岡龍也 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 23.976 13 4
5 19 柴田裕吉 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) DTM 24.585 13 7
6 2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B) TODA RACING 30.882 13 9
7 11 柴田裕紀 ホンダ(無限MF204B) 株式会社 無限 31.445 13 6
8 33 吉本大樹 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 1Lap 13 8
完走8台
第12戦 リザルト
順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム 周回 予選
1 7 J.コートニー(オーストラリア)トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 33'56.982 25 1
2 4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) INGING 14.787 25 2
3 36 片岡龍也 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 14.854 25 4
4 12 P.モンティン(イタリア) ニッサン (ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 18.763 25 11
5 2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B) TODA RACING 34.854 25 6
6 33 吉本大樹 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 41.422 25 8
7 8 小早川済瑠 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 42.382 25 9
8 3 横溝直輝 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) INGING 1'04.701 25 10
完走8台
ドライバーズポイント(第12戦までの有効得点:暫定)
順位 ドライバー名 エンジン ポイント
1 J.コートニー トヨタ・トムス 196
2 P.モンティン ニッサン 136
3 R.クインタレッリ トヨタ・トムス 124
3 片岡達也 トヨタ・トムス 124
6 横溝直輝 トヨタ・トムス 63
9 柴田裕吉 トヨタ・トムス 36
10 小早川済瑠 トヨタ・トムス 29
11 吉本大樹 トヨタ・トムス 27
11 番場琢 トヨタ・トムス 27
マニュファクチャラーポイント(第12戦までの有効得点:暫定)
順位 メーカー(エンジン名) ポイント
1 トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) 207
2 ニッサン(ニッサンSR20VE) 136
3 ホンダ (無限MF204B/C) 130
※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効
上記の詳細情報はhttp://www.toyota.co.jp/ms/をご覧下さい。

武藤は3連勝でシリーズの主導権を握った。(Photo:FDO)
『3番手スタートの武藤が逆転優勝』
岡山県TIサーキット英田で、フォーミュラドリームレース03年度シリーズ第4イベ
ント(第7戦)が開催された。昨年からシリーズに加わったTIサーキットでのイベ
ントは、土曜日に2回のフリー走行、日曜日午前に公式予選、午後に決勝レースと
いうスケジュールの1イベント1レース形式となっている。武田雄一、河津光晴が欠
場したため、レース出走台数は12台である。
曇り空の下、日曜日午前9時から20分間にわたって行われた公式予選で第7戦のポー
ルポジションを奪ったのは、コースレコードを記録した坂本祐也。2位には安田裕
のぶが続き、シリーズ参戦1年目のルーキー2人がフロントローを占める結果になっ
た。3位にはランキング首位を独走中の武藤英紀、以下友森雄一、藤井誠暢、平出
英敏が並んだ。
スタートでポールポジション坂本の加速が乗り切らず安田に攻め込まれたが、坂本
は第1コーナーで首位を守り、結局上位はグリッド順でコーナーを立ち上がっていっ
た。一旦は首位を狙った安田は、レース序盤ペースが上がらず1周目のうちに武藤
に攻め寄られ、バックストレッチ先のヘアピンで2位の座を明け渡した。その直後、
ヘアピンで挙動を崩した平出に高崎が接触し、その混乱に巻き込まれた藤井と平出
がコースオフしてレースを終えた。
安田のペースは2周目に入っても上がらず、友森にも攻め寄られるが、テールトゥ
ノーズとなりながらも押さえ込む。一方武藤は首位坂本との間隔をじりじりと縮め
ていった。9周目、武藤はバックストレッチで坂本の内側に並びかかり、ヘアピン
の進入でブレーキングを遅らせてイン側へ飛び込んで、ついに首位へ立つと、その
勢いのまま坂本を引き離しにかかった。
後方では、1周目の混乱で一旦は遅れた高崎が8周目にファステストラップを記録す
るハイペースで追い上げ、順位を回復した。しかし岡本に追いついたところで押さ
え込まれ、2台は接近状態のままレース後半を過ごすことになる。武藤に先行され
た坂本は、14周目にファステストラップをたたき出して武藤を追いかけた。しかし
武藤も15周目にファステストラップを更新してこれに対抗、安定したペースで首位
を守る。
レース前半、3位の安田を攻め立てた友森は中盤戦で安田がようやくペースに乗っ
たため逆に引き離された。さらにフィニッシュ直前、24周目の最終コーナーでコー
スオフして惜しくもレースから脱落。高崎に攻められ続けた岡本も終盤になってペー
スを上げ高崎を突き放した。2位坂本は24周目にまたファステストラップを記録し
て首位武藤に追いすがったが届かず、25周のレースは武藤、坂本、安田、岡本、高
崎、行方の順でフィニッシュを迎えた。
詳しくは公式サイトへ。http://www.f-dream.gr.jp
■第7戦決勝正式結果
Pos.No.Driver Type Laps TotalTime Delay Gap Best Team/Car
-------------------------------------------------------------------------------------------------
1 9 武藤 英紀 FD-03/MF224 25 39'03.541 142.2081km/h 1'32.780 FD
2 11 坂本 祐也 FD-03/MF224 25 39'04.700 1.159 1.159 1'32.665 チョロQレーシング FD
3 4 安田 裕のぶ FD-03/MF224 25 39'15.470 11.929 0.562 1'32.997 SRS-F・ARTA FD
4 1 岡本 章平 FD-03/MF224 25 39'22.536 18.995 2.641 1'33.472 O.A.M FD
5 8 高崎 保浩 FD-03/MF224 25 39'23.520 19.979 0.494 1'33.006 FD
6 13 行方 由久 FD-03/MF224 25 39'46.542 43.001 6.899 1'34.063 Winds FD
7 3 篠田 佳典 FD-03/MF224 25 40'17.454 1'13.913 1.531 1'33.738 ドラゴ FD
8 7 前園 誠 FD-03/MF224 25 40'24.103 1'20.562 2.691 1'34.608 フジオフードシステム FD
9 5 友森 雄一 FD-03/MF224 23 36'11.835 2Lap 9.752 1'33.142 5ZIGEN FD
以上 規定周回数完走
-------------------------------------------------------------------------------------------------
12 吉田 剛二郎 FD-03/MF224 20 31'53.515 5Lap 2.821 1'34.206 Team Goji FD
10 藤井 誠暢 FD-03/MF224 0 25Lap LIAN戸田スカラシップ FD
15 平出 英敏 FD-03/MF224 0 25Lap MAKOME FD
開始時刻:14:23'05 終了時刻:15:02'08
Fastest Lap No.11 坂本祐也 1'32.665 24/25 143.86km/h
規定周回数 20
■第7戦終了時点でのポイントランキング
1位 9 武藤英紀 18 + 47 + 30 + 27 + 53 + 56 + 52 = 283点
2位 4 安田裕のぶ 28 + 1 + 2 + 47 + 19 + 29 + 23 = 149点
3位 8 高崎保浩 35 + 16 + 15 + 0 + 14 + 20 + 9 = 109点
4位 5 友森雄一 1 + 3 + 20 + 12 + 26 + 15 + 9 = 86点
4位 11 坂本祐也 16 + 23 + 1 + 3 + 6 + 1 + 36 = 86点
6位 1 岡本章平 9 + 16 + 13 + 18 + 10 + 1 + 15 = 82点
7位 10 藤井誠暢 1 + 9 + 12 + 12 + 1 + 2 + 0 = 37点
8位 14 河津光晴 6 + 2 + 7 + 1 + 2 + 6 + 0 = 24点
9位 2 武田雄一 1 + 2 + 9 + 4 + 1 + 1 + 0 = 18点
10位 15 平出英敏 0 + 0 + 0 + 0 + 1 + 11 + 0 = 12点
11位 13 行方由久 1 + 1 + 0 + 2 + 1 + 1 + 5 = 11点
12位 12 吉田剛二郎 1 + 1 + 3 + 1 + 1 + 1 + 0 = 8点
13位 7 前園誠 1 + 1 + 1 + 1 + 5 + 1 + 1 = 7点
14位 3 篠田佳典 1 + 1 + 1 + 0 + 1 + 1 + 1 = 6点
15位 6 松永智也 1 + 1 + 1 + 1 + 0 + 0 + 0 = 4点

本山4勝目。インパルにとっては先週のGTに続いての2連勝だ。(Photo:K.Takeshita)
本山 哲(1位)
「今朝の予選は何とかドライコンディションになってよかった。正直ウェット
セッティングには苦労してたし、ドライコンディションには自信があったから。
スタートで前に出れれば自分のレースが出来たはずだが、ホイールスピンさせて
しまい、前に出られなかった。序盤のうちにメインストレートで抜きたかったが、
若干濡れてるところがあってリスキーだったので辛抱した。
(ロッテラーを抜いたシーンについて)ブレーキングで前に出たかったが、前に
出られなかった。でもとにかくアウトに並べかけて、踏ん張ってれば3コーナー
ではコッチがインを取れると分かってたんで思い切っていった。
(ロッテラーも)スペースを残してくれていいバトルだったと思う。
予選からいろいろあって難しいレースだったが、僕が難しい以上に他の人は大変
だったみたいで、比べれてみれば上手くいったかなと。
今まで2回ともノーポイントで気持ち的に辛かったが、今日勝てて楽になった。」
アンドレ・ロッテラー(2位)
「今朝はPP取れてよかった。コースはドライだが若干ウェットの部分があり、
その中ではいいセッティングが出来てた。スタートもよかった。
ピットストップはチームがいい仕事をしてくれたが、タイヤが冷えてる状態で
無理をしすぎてしまい、ペースが上がらなかった。
(本山のオーバーテイクシーンに関して)完全に締めてしまうと危ないので、
それはやってはいけないと思った。これからもこういう形でいいレースをしたい
し、シリーズを考えてもポイントを取っておきたかったので、あれでよかったと
思う。本山選手は実力の一番あるドライバーだと思うが今シーズン中にはぜひ
とも勝てるように頑張りたい」
脇阪寿一(3位)
「課題のスタートは成功した。トップ2台が失敗気味だったので行き場がなく
てアクセル戻したくらいだった。
鈴鹿はストレート延びないしオーバーステアだったが、今度はアンダー方向に
行ってしまった。
ペース的にはアンダー気味でよくなかったし、後ろから(ブノワに)つつかれ
たが、チャンピオンシップを考えたら守りきらなきゃいけない順位だったし、
チームもピットストップでいい仕事をしてくれたお陰で順位を上げられたので、
なんとしても抑えきりたかった。
本山とは今回ポイントが離れてしまったが、後半戦で追い上げて行きたい。」
星野一義(TEAM IMPUL監督)
「テストでいいデータが取れたので安心していたが、もって来た時点では色々
悩みを抱えてしまった。
しかしスタッフがじっくり時間かけてデータ整理しながらクルマをまとめて
くれたので、いい方向にもっていけた。
僕は何もしてないが、若いスタッフが伸びてくれたので満足している。
ドライバーに関しては全く信頼している。何とかしなければならないところで
何とかできるだけの実力があるからね。実際今回もなんとかしてくれたし。
今年はそういう意味ですごく助かってる。
今回勝てたのはドライバーとスタッフの力で、感謝している。
フォーミュラニッポンはやるべきことははっきりしているが、GTではウェイト
などもあって、これから見極めなければならないことが多い。GTでは本山は敵
になるんだけどね(笑)
次週の8月3日は本山に照準合わせて頑張ります。(笑)」

トップフォーミュラの名に恥じない名勝負。激しく、そしてフェアな戦いだった。(Photo:K.Takeshita)
悪天候で土曜の予選がキャンセルされ、第2戦富士と同様に急遽ワンデーレースとして
開催された全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦スポーツランドSUGOは、予選2番手
からスタートした#19本山哲が先行する#2アンドレ・ロッテラーを熾烈なサイドバイサイド
の末に攻略し、今季4勝目を飾った。
2位にはロッテラー、3位には#22脇阪寿一が#20ブノワ・トレルイエの猛追をしのいで入った。
スタートではロッテラーが無難に抑え切ってホールショット。
以下、#19本山、#11松田次生、#20ブノワ・トレルイエが続く。
後方では#8土屋武士が#1小暮卓史と接触してコースアウト。すぐにコースに復帰する
が大きく順位を落とす。また、野田英樹がストールして最後尾に。
本山は激しくロッテラーを追いたてるが、中々前に出ることが出来ないでいる。
その後方では松田、トレルイエ、ライアンの3台が三つ巴の戦いをしているが、徐々に
ライアンは引き離されていき、脇阪、小暮の集団に飲み込まれてしまう。
10周目辺りから中団グループのピットストップが始まるが、トップを争う2台のうちで
最初に動いたのは本山で、19周目のことだった。アウトラップから一気にペースアップ
して主導権を握りたい本山だったが、目の前には野田と#10五十嵐勇大が立ちはだかり、
思うようにペースを上げることが出来ない。続いて20周目にロッテラーが入り、テール
エンダー2台を挟んで本山の前でピットアウト。
しかし本山も諦めずに追い上げ、再びテールトゥノーズの状態に持ち込む。
そして35周目。レースが動いた。
ピットストップを引き伸ばしてトップに立った土屋に、追いついてきたロッテラーと
本山が3台並走の状態で1コーナーへアプローチ!ブレーキングで土屋は引いたが、
ロッテラーと本山は並んだまま2コーナーを立ち上がっていく。ロッテラーがイン、
本山はアウトだが、次の3コーナーでは本山がインになる。そして3コーナー進入で本山
が目論見どおりトップを奪い、そのまま勢いに乗ってロッテラーを引き離しにかかる。
本山は最終的にはこの差を12秒4まで引き離して、今季4勝目を上げ、シリーズポイント
を40として後半戦を折り返すこととなった。
2位ロッテラーの後方では、脇阪とトレルイエの息詰まるバトルが展開されたが、71周目
のS字手前でトレルイエが痛恨のハーフスピンを犯して決着した。
2003年7月27日 スポーツランドSUGO(宮城県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P- No- Driver--------------- Team-------------Lap-Goal Time---BestTime
1 19 本山 哲 IMPUL 72 1:32'00.930 1'14.840
2 2 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 72 - 12.421 1'15.469
3 22 脇阪 寿一 TEAM 22 72 - 52.932 1'15.748
4 20 ブノワ・トレルイエ IMPUL 72 - 55.286 1'15.378
5 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 72 - 58.398 1'15.649
6 11 松田 次生 COSMO OIL CERUMO 72 - 59.021 1'15.857
7 8 土屋 武士 LeMans 72 - 1'00.017 1'14.872
8 7 金石 年弘 LeMans 72 - 1'04.017 1'15.700
9 41 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 72 - 1'04.997 1'15.943
10 12 井出 有冶 COSMO OIL CERUMO 72 - 1'13.386 1'16.019
11 4 ドミニク・シュワガー Olympic KONDO 71 - 1Lap 1'15.896
12 10 五十嵐勇大 TEAM NOVA 71 - 1Lap 1'16.729
-----------------------------以上完走---------------------------------
5 道上 龍 5ZIGEN 59 - 13Laps 1'15.743
3 立川 祐路 Olympic KONDO 54 - 18Laps 1'15.930
28 野田 英樹 CARROZZERIA MOHN 47 - 25Laps 1'15.742
1 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 34 - 38Laps 1'15.690
9 黒澤 治樹 PLANEX EBBRO NOVA 28 - 44Laps 1'16.564
----------------------------------------------------------------------
Fastest Lap #19 本山 哲 IMPUL 1'14.840 24/72Lap
シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

熾烈なバトルを展開する2位以下を尻目にリードを築き上げたコートニー。(Photo:K.Takeshita)
空は完全に晴れ上がり、コースもドライコンディションとなった第12戦も、前戦優勝
の#7ジェームス・コートニーが危なげなく後続を振り切って連勝を飾った。
2位には#36片岡龍也との熾烈なデッドヒートを制した#4ロニ・クインタレッリが
入った。3位片岡との差は実に0.067秒しかなかった。
最後尾スタートの#12パオロ・モンティンは序盤からアグレッシブな追い上げを展開し、
一時は2位争いに加わるも、一歩及ばず4位に終わった。
2003年7月27日 スポーツランドSUGO(宮城県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Gap------
1 7 ジェームス・コートニー D F302 TOYOTA 3S-GE -
2 4 ロニ・クインタレッリ D F302 TOYOTA 3S-GE 14.787
3 36 片岡龍也 D F302 TOYOTA 3S-GE 0.067
4 12 パオロ・モンティン D F303 NISSAN SR20VE 3.909
5 2 佐藤晋也 D F302 MUGEN MF204B 16.091
6 33 吉本大樹 L-D F106 TOYOTA 3S-GE 6.568
7 8 小早川済瑠 D F302 TOYOTA 3S-GE 0.960
8 3 横溝直輝 D F303 TOYOTA 3S-GE 22.319
-----------------以上完走-------------------------------------------
9 32 番場 琢 L-D F106 TOYOTA 3S-GE 10Lap
10 19 柴田裕吉 D F302 TOYOTA 3S-GE 10Lap
11 11 柴田裕紀 L-D F106 MUGEN MF204B 10Lap
--------------------------------------------------------------------
Fastest Lap #7ジェームス・コートニー 1'20.715(9Lap)

安定した速さを見せてきたロッテラーがついにPPを獲得。(Photo:K.Takeshita)
26日の予選セッションが全てキャンセルとなったため、決勝日朝のフリー走行の時間
を公式予選に充てることとなり、午前10時05分より1回限り30分のあわただしい予選
セッションが行われ、#2アンドレ・ロッテラーが1分13秒826で初のポールポジションを
獲得した。
天候は完全に回復し、ところどころ青空も見える状況だが、コースにはまだ濡れた
場所が残っている。
特にSPアウトから最終コーナーにかけてはまだ何本か水の筋が見え、油断できない
ポイントになっている。
セッション開始から順調にタイムを刻んできたのは#40リチャード・ライアン、
#20ブノワ・トレルイエの外国勢。これに#22脇阪寿一、#11松田次生、#8土屋武士が
絡んでいく。#28野田英樹も好調なようだ。更に金曜の合同テストから好調だった
#2アンドレ・ロッテラー、#1小暮卓史のPIAA NAKAJIMA勢も徐々にタイムを上げてきた。
10分経過時点での順位は、#28野田、#2ロッテラー、#22脇阪、#11松田、#8土屋、
#1小暮、#40ライアンの順。トップタイムは1分15秒685
#19本山哲はハイポイントコーナーでコースオフしたがすぐに復帰し、すぐさま3番手
タイムを出してきたがすぐに#40や#22脇阪が上回る。
17分が経過した頃、最終コーナーで#41服部尚貴がスピン。コース上に落下物がある
とのことで赤旗が提示され、セッションは中断となった。
この時点での順位は、#2ロッテラー、#1小暮、#40ライアン、#20トレルイエ、#22脇阪、
#8土屋、#19本山の順。ロッテラーからトレルイエまでが14秒台だ。
10時30分に予選再開。残り時間は13分しかない。
ここから各車最後のアタックを開始。再開後5分で#11松田次生が14秒621の2番手タイム
を出すが、すぐに#40ライアン、#22脇阪、#1小暮が相次いで14秒代前半のタイムを
出して上回る。
更に、残り3分強となった10時40分、ロッテラーが遂に13秒台に突入。このタイムが
このセッションでの最速タイムとなり、ロッテラーが初めてのポールポジションを
獲得した。
2位には本山、3位には松田がチェッカー直前にタイムアップして飛び込んできた。
決勝は当初の予定通り14時35分から、72周で戦われる。
2003年7月27日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:晴れ/コース:セミウェット
P- No- Driver--------------- Team------------- Time----- Delay-- Gap-----
1 2 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 1'13.826 - -
2 19 本山 哲 IMPUL 1'14.161 0.335 0.335
3 11 松田 次生 COSMO OIL CERUMO 1'14.222 0.406 0.071
4 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 1'14.254 0.428 0.022
5 20 ブノワ・トレルイエ IMPUL 1'14.266 0.440 0.012
6 22 脇阪 寿一 TEAM 22 1'14.276 0.450 0.010
7 1 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 1'14.350 0.524 0.074
8 5 道上 龍 5ZIGEN 1'14.717 0.891 0.367
9 8 土屋 武士 LeMans 1'14.809 0.983 0.092
10 12 井出 有冶 COSMO OIL CERUMO 1'14.826 1.167 0.017
11 28 野田 英樹 CARROZZERIA MOHN 1'15.317 1.658 0.491
12 10 五十嵐勇大 TEAM NOVA 1'15.323 1.664 0.006
13 41 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 1'15.352 1.693 0.029
14 3 立川 祐路 Olympic KONDO 1'15.478 1.819 0.126
15 7 金石 年弘 LeMans 1'15.480 1.821 0.002
16 9 黒澤 治樹 PLANEX EBBRO NOVA 1'15.577 1.918 0.097
17 4 ドミニク・シュワガー Olympic KONDO 1'15.979 2.320 0.402
-------------------------------------------------------------------------
*赤旗中断(10:23~10:30)
予選通過基準タイム(107%)1'19.258
参加台数:17台 出走台数:17台
シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

コンディションが難しくなるほど、コートニーの速さは際立ってくる。(Photo:K.Takeshita)
悪天候によって日曜決勝となった全日本F3選手権第11戦は、PPの#7ジェームス・コート
ニーが他を寄せ付けない速さで後続を突き放して優勝。同時に第12戦のポールポジシ
ョンを獲得した。
2位にはスタートを決めた#4ロニ・クインタレッリ、3位には最後尾から追い上げた
#32番場琢が入った。
昨日まで降っていた雨も上がり、コース上にはまだ濡れたところが残っているものの、
これからどんどん乾いていくと思われる。
しかし、空にはまだ分厚い雲がかかっている。
本来なら26日に行われる予定だった全日本F3選手権第11戦の決勝は、雨によるコース
コンディション悪化で27日に順延となったため、急遽サポートレースの予定をずらし、
ヴィッツ東北シリーズの前に行われることとなった。周回数も当初の18週から13周に
短縮となった。
スタートはクインタレッリがホールショット。コートニーは出遅れたが、すぐさま1周
終わりのホームストレートでトップを取り返す。
クインタレッリの後方からはモンティンが猛然と追い上げており、2周目の馬の背手前
でゆうゆうと2位に浮上。しかしSPから最終コーナーにかけてはまだ濡れた部分が多く、
これに足をとられたモンティンはSPアウトでスピンアウト。必死でコース復帰を図る
が、焦りからか激しくスピンを繰り返し、最後は最終コーナーイン側に後ろから刺さっ
てリタイヤとなってしまった。タイトル争いを考えればこのミスは大きく響くことに
なるものと思われる。これでモンティンの第12戦最後尾スタートが確定した。
これでクインタレッリが再び2位に返り咲くが、ベストタイムを連発するトップのコー
トニーには周回ごとに引き離されてしまう。
その後方でもあちこちで接触やスピンが相次ぎ、これを上手くかわした#32番場琢が
最後尾グリッドから徐々に上位に進出、6周目に#19柴田裕吉を抜き去って遂に3位まで
登りつめてきた。
結局レースはコートニーが後続を21秒以上引き離して優勝。
2位にクインタレッリ、3位にはF3初表彰台となる番場が入った。
なお、この決勝結果がそのまま第12戦のスターティンググリッドとなる。
2003年7月27日 スポーツランドSUGO(宮城県) 決勝 天候:曇り/コース:セミウェット
第11戦決勝結果
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Time-------Gap------
1 7 ジェームス・コートニー D F302 TOYOTA 3S-GE 18'23.573 -
2 4 ロニ・クインタレッリ D F302 TOYOTA 3S-GE 45.486 21.913
3 32 番場 琢 L-D F106 TOYOTA 3S-GE 46.369 22.796
4 36 片岡龍也 D F302 TOYOTA 3S-GE 47.549 23.976
5 19 柴田裕吉 D F302 TOYOTA 3S-GE 48.158 24.585
6 2 佐藤晋也 D F302 MUGEN MF204B 54.455 30.882
7 11 柴田裕紀 L-D F106 MUGEN MF204B 55.018 31.445
8 33 吉本大樹 L-D F106 TOYOTA 3S-GE 12Lap 1Lap
-----------------以上完走------------------------------------------------------
9 * 8 小早川済瑠 D F302 TOYOTA 3S-GE 2Lap 10Lap
10 3 横溝直輝 D F303 TOYOTA 3S-GE 2Lap 11Lap
11 12 パオロ・モンティン D F303 NISSAN SR20VE 1Lap 12Lap
-------------------------------------------------------------------------------
* No.8は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗提示区間でのコースアウト)
により、訓戒および始末書提出のペナルティーを課した。
Fastest Lap #7ジェームス・コートニー 1'22.054(13Lap)

ウェットコンディションにおいてはまさに手のつけられない速さのコートニー (Photo:K.Takeshita)
雨のためにフォーミュラニッポンの予選は全てキャンセルとなったが、F3は予定より
大幅に遅れながらも第11戦の予選を実施し、#7ジェームス・コートニーがここでも他
を圧倒する速さを見せつけてポールポジションを獲得した。
なお、本日予定されていた第11戦の決勝は日曜日に順延。第12戦の予選はキャンセル
となり、第11戦の暫定結果を元にスターティンググリッドを決定することとなった。
フォーミュラ・ニッポンのパレードランが行われた後、午後3時35分よりF3第11戦の
予選が開始された。
コースのいたる所に川が流れる非常に難しいコンディションであるにも関わらず、
各車懸命にタイムアタックを重ねていく。
中でもコートニーの速さが際立っており、2回目のアタックで34.606を出してトップに。
以下#4クインタレッリ、#3横溝のインギング勢が続くが、コートニーとの間に築かれ
たギャップをどうしても縮めることが出来ない。
今回から再びローラ童夢を使用することとなった#11柴田裕紀も、昨日の専有走行での
タイムこそ更新したものの、上位に顔を出すことが出来ないでいる。
残り時間僅かとなったところで横溝がタイムを更新して2位に上がるが、コートニーは
さらに33秒台を連発しており、その差は縮まるどころかさらに開いていく。
結局、コートニーが2位以下を1秒以上引き離す圧倒的な速さを見せつけ、第11戦の
ポールポジションを確定した。
2003年7月26日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:雨/コース:ウェット
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Time-------Gap------
1 7 ジェームス・コートニー D F302 TOYOTA 3S-GE 1'33.820
2 3 横溝直輝 D F303 TOYOTA 3S-GE 1'35.050 1.230
3 4 ロニ・クインタレッリ D F302 TOYOTA 3S-GE 1'35.356 0.306
4 36 片岡龍也 D F302 TOYOTA 3S-GE 1'35.878 0.522
5 12 パオロ・モンティン D F303 NISSAN SR20VE 1'35.903 0.025
6 11 柴田裕紀 L-D F106 MUGEN MF204B 1'36.356 0.453
7 19 柴田裕吉 D F302 TOYOTA 3S-GE 1'36.420 0.064
8 33 吉本大樹 L-D F106 TOYOTA 3S-GE 1'36.460 0.040
9 2 佐藤晋也 D F302 MUGEN MF204B 1'36.475 0.015
10 8 小早川済瑠 D F302 TOYOTA 3S-GE 1'37.207 0.732
11 32 番場 琢 L-D F106 TOYOTA 3S-GE 1'37.844 0.637
------------------------------------------------------------------以上予選通過
予選通過基準タイム(110%) 1'44.216
参加台数11台 出走台数11台

いたる所に川が流れ、デモランでさえ細心の注意が必要なコンディションだった(Photo:K.Takeshita)
悪天候のためフォーミュラニッポンの予選第1回目はキャンセルとなったが、それ以降
も天候は回復の兆しを見せず、結局予選第2回目もキャンセルということになった。
これに伴い、本日来場した観客向けにチーム有志による15分間のパレードランが行われ
ることとなった。
なお、明日のタイムスケジュールに関しては夕方までに決定されるとのこと。
2003年7月26日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選2回目 天候:雨/コース:ウェット
キャンセル
7月26日午前10時から予定されていたフォーミュラニッポン予選1回目は、
天候不良によりキャンセルとなった。
今朝未明から何度も地震に見舞われている宮城県地方は、朝から激しい雨が降り続き、
コース上は完全なウェットで所々川が出来ている難しいコンディションとなった。
このため、フォーミュラニッポンの予選に先立って行われたヴィッツ東北シリーズの
予選でもスピンやコースアウトが相次ぎ、赤旗中断となる状況であった。
このため、当初10時から行われる予定だったフォーミュラニッポンの予選1回目は急遽
キャンセルとなった。
2003年7月26日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選1回目 天候:雨/コース:ウェット
キャンセル

スーパー耐久シリーズ2003 第5戦
「第10回 十勝24時間レース」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年7月20-21日
■開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■C-WESTアドバンZ33、2位で初の表彰台に
エンドレス アドバン GT-Rは4位でポイントリーダーを守る
第10回十勝24時間レースは、21日15時にゴールのチェッカーが振られて終了。クラ
ス3の#23C-WESTアドバンZ33が2位で初めての表彰台を獲得した。またクラス1の#
1エンドレス アドバン GT-Rはクラス4位で完走、ポイントリーダーを守った。
十勝は朝から雲がかかり、気温が上がらず涼しい。#23フェアレディZは、前夜の
デフトラブルでクラス4位に落ち、朝にはエキゾーストパイプの脱落、ドライブシャ
フトの交換などでなかなかポジションを上げることができなかった。それでもクルー
は最後までレースを諦めず、お昼前には3位の#83NSXがピットインした際についに
3位に浮上した。
お昼のセーフティカーランの間に、ドライバー交代のためにピットインしていった
ん4位にポジションを落としたが、すぐに逆転して3位。さらに12時20分にクラストッ
プの#15RX-7がエンジントラブルのためコース上でストップすると、とうとうクラ
ス2位に躍り出ることになった。最後はオーナードライバーの尾本が歓喜のチェッ
カーを受け、2位で初めての表彰台を獲得しフェアレディZのファンを喜ばせた。
いっぽう序盤から総合のトップを争うポルシェ勢がハイペースで周回を重ねる中、
#1GT-Rは予定どおりのペースを守りラップを重ねる。基本的には一人のドライバー
が1時間15分程の2スティントを担当し、間のピット作業はタイヤを交換せず給油だ
けを行うというもの。ブレーキも当初の予定どおり夜と昼前にキャリパーとローター
を交換して、万全を期した。
朝の時点で4位だった#1GT-Rは、11時過ぎに3位の#25ポルシェがタイヤのトラブ
ルでピット作業をしている間に3位に浮上し、一時は25秒の差をつけた。しかし12
時直前に3回目のセーフティカーが導入されると2台の差はわずか4秒となってしまっ
た。さらに13時30分直前のピットイン&給油で4位になりそのままゴールとなった。
■本山哲選手(#23C-WESTアドバンZ33、クラス2位/総合12位)
「表彰台に上がることができてよかった。前半にクラストップまで行けた
ことでクルマとチームに実力があることもこれで分かった。十勝はこれ
までなかなか出るチャンスがなかったけど、基本的に好きです。チャン
スを与えてくれたチームに感謝しています」
■RESULTS
Pos--No.--Class--Class Pos--Machine--(Lap)--Driver
1. #33-C1-1 FALKEN PORSCHE (949)
竹内浩典/田中哲也/影山正美
2. #109-C1-2 ランドリーOGBアドバンGT3 (948)
飯田章 /西澤和之/山路慎一 /荒聖治
3. #25-C1-3 ADVAN PORSCHE (938)
織戸学 /羽根幸浩 /谷口信輝
4. #1-C1-4 エンドレスアドバンGT-R (938)
木下みつひろ /青木孝行 /桂伸一
5. #99-C1-5 CRT-PIRELLIポルシェ (936)
砂子塾長/壷林貴也/吉富章/塚原久
6. #24-C1-6 PCJ ADVAN PORSCHE (914)
井上貴志/堤明彦/森啓一/藤田明
7. #27-C3-1 FINA BMW M3 (890)
古谷直広/長島正興/浅見武/白木洋平
8. #8-C4-1 ACID英進館YHS2000 (880)
筒井克彦/谷川達也/竹中正信/余郷敦
9. #20-C2-1 RSオガワADVANランサー (879)
小川日出生/小林且雄/伊藤勝一/高橋則行
10. #5-GN+ -1 5ZIGEN INTEGRA (869)
道上龍/服部尚貴/光貞秀俊/道上学
12. #23-C3-2 C-WEST アドバンZ33 (866)
尾本直史/星野一樹/本山哲/井出有冶
◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。
スーパー耐久シリーズ2003 第5戦
「第10回 十勝24時間レース 」
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■開催月日:2003年7月19-21日
■開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ
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◇ FUJITSUBO IMPREZA
クラス4位でポイントリーダーを堅守
第10回十勝24時間レースは7月20~21日に帯広市郊外の十勝スピードウェ
イで開催され、34台の車両が参戦。
FUJITSUBO IMPREZAはクラス4位/総合24位で完走を果たし15
点を加算してポイントリーダーを守った。
インプレッサはFUJITSUBO IMPREZAの1台だけ参加で、avex
・IMPREZAの村山智之と松田晃司が、清水和夫と吉田寿博とともにステアリ
ングを握る。今年の十勝24時間レースは、通常のフルコースではなく3.4km
のショートコースを使用。また予選は行われず、S耐第4戦までのシリーズ獲得ポ
イント順により決勝グリッドが決められ、FUJITSUBO IMPREZA
は総合4番グリッドを得た。
20日は晴れときどき曇りの天気で、スタート時も19℃と肌寒い。
それでも3万2300人の熱心なファンや家族連れが駆けつけた。
15時、24時間レースのスタートがきられた。序盤から吉田はマシンを労るよう
な走行を続けるが、ライバルのランサー勢はもっとペースが遅く、後続との差は広
がる一方。さらに燃費でもインプレッサがランサーをしのいで、徐々に独走状態と
なっていった。
吉田2度目のドライブとなった直後の21時過ぎに、左フロントに違和感を訴えて
ピットイン。ハブトラブルのためにパーツ交換などで15分間要し、クラストップ
から陥落する。さらに0時半ごろ、ブースト不足でチームは45分をかけてタービ
ン交換を敢行した。これでクラス最後尾となる6位にまでドロップダウンしたイン
プレッサだったが、徐々にポジションを回復していった。
朝がすっかり明け、村山は最初のドライブを無事完了。そして代わった吉田がポジ
ションをクラス3位まで引き上げ、あと10周ほどでピット作業というとき、左フ
ロントホイールが脱落したインプレッサが3輪走行のまま緊急ピットイン。再びの
ハブトラブルで4位へ落ち、上位進出は難しくなってしまった。
11時30分、3位を争っているインプレッサに清水が乗り込み、2秒近く速いペー
スで#3ランサーをかわして3位浮上。しかし、レースも残り1時間という14時
に緊急ピットイン。車両をガレージに入れて左リヤのドライブシャフト交換の作業
が始まった。
メカニックの迅速な作業で10分でピットアウトしたが、すでに#3ランサーは7
周先を周回中。しかし清水は、最後まで諦めることなくインプレッサをドライブさ
せ、15時に24時間レースのチェッカーを受けてゴール。完走を果たし4位に入っ
たことでシリーズランキングトップを守った。
■Race Results(クラス2)
Pos. No. Driver Car Name Laps Diff
1. #20 小川日出生/小林且雄/伊藤勝一/高橋則行
RSオガワADVANランサー 879
2. #11 中谷明彦/木下隆之/瀬在仁志/中村 啓
ジアラーランサーEVO VIII 859 20Laps
3. #3 村田信博/サトウカイチ/小暮吉則
エンドレスアドバン座間三菱エボ 850 29Laps
4. #2 吉田寿博/清水和夫/村山智之/松田晃司
FUJITSUBO IMPREZA 844 35Laps
5. #70 三上和美/藤澤哲也/福田川優/高橋浩司
リニューカーTCPROアドバン 835 44Laps
◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
スーパー耐久シリーズ2003 第5戦
小川日出生組三菱ランサーエボVIIIが優勝!
クラス2で三菱ランサーがワン・ツー・スリー・フィニッシュを果たす
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
■<結果>
〈クラス2〉*クラス2は完走5台
順位 1
ドライバー 小川日出生(CMSC山形)/小林且雄
伊藤勝一(CMSC山形)/高橋則行
車両 三菱ランサーエボリューション
タイム(周回数) 24:01’02.876(879周)
クラス2グリッド順位 6
順位 2
ドライバー 中谷 明彦/木下 隆之/瀬在仁志/中村啓
車両 三菱ランサーエボリューション
タイム(周回数) 24:00’06.829(859周)
クラス2グリッド順位 2
順位 3
ドライバー 村田信博(CMSC栃木)/サトウカイチ(CMSC座間)
小暮吉則
車両 三菱ランサーエボリューション
タイム(周回数) 24:00’39.777(850周)
クラス2グリッド順位 5
順位 4
ドライバー 吉田寿博/清水和夫/村山智之/松田晃司
車両 スバル・インプレッサ
タイム(周回数) 24:00’55.420(844周)
クラス2グリッド順位 1
順位 5
ドライバー 三上和美/藤澤哲也/福田川優/高橋浩司
車両 三菱ランサーエボリューション
タイム(周回数) 24:00’55.571(835周)
クラス2グリッド順位 4
*CMSC(コルトモータースポーツクラブ)は、三菱車愛好者を中心としたJAF
登録クラブで、東京の本部(会長:木全 巖)および全国24支部(各々独立JAF
登録クラブ)から構成され、現在約700名の会員が活躍しています。
--------------------------------------
■<開催概要>
開催日 7月20日(日)~21日(月)決勝
開催場所 北海道河西郡更別村
「十勝インターナショナルスピードウェイ」
周回数 24時間レース(一周3.405km)
参加台数 35台(決勝レース出走34台、完走31台)
クラス1(3501cc~) 6台
クラス2(2001~3500cc、4WD)6台(三菱ランサー5台)
クラス3(2001~3500cc、2WD)6台
クラス4(~2000cc) 11台
GN+クラス(スーパー耐久シリーズ・技術規則第8条に従った車両、
~2000cc、2WD) 3台
GTグループ 1台
プロダクショングループ 2台
観客数 32,300人(決勝当日)
--------------------------------------
スーパー耐久シリーズ 2003第5戦「第10回十勝24時間レース」が、7月
20日(日)~21日(月)に北海道の「十勝インターナショナルスピードウェイ」
(クラブマンコース1周3.405km)で開催された。同大会にはシリーズ外の
GTグループ、プロダクショングループを加えた7クラスに35台のエントリーがあ
り、クラス2には6台が参加。このうち三菱ランサーは5台を占めた。ドライバー登
録は通常3名となるが、24時間レースの場合は4名まで可能となっている。また、
今大会では初の試みとして公式予選を行わず、決勝グリッドは全クラスを通じて第4
戦までのシリーズポイントが多い順に決定された。これによりクラス2のランキング
2位につける中谷明彦選手組三菱ランサーエボリューションVIIIは総合7番手ク
ラス2番手から、同じくランキング3位の大橋正澄選手組(三菱ランサー)は総合1
6番手クラス3番手からのスタートとなった。
20日の天候はうす曇り時々晴れ。24時間レースは午後3時にスタートが切られ
た。クラス2では吉田寿博選手組(スバル・インプレッサ)が首位、中谷選手組三菱
ランサーが2番手で推移するが、夜半になって吉田選手組はエンジントラブルでピッ
トにストップ。これで中谷選手組がトップに浮上し、小川日出生選手組(三菱ランサ
ー)が2位、村田信博選手組(三菱ランサー)がこれに続き三菱ランサーエボリュー
ションVIIIのワン・ツー・スリー体制となる。その後、中谷選手組は未明にブレ
ーキ交換で遅れ、小川選手組が先行。小川選手組もブレーキ交換のため両者の差は詰
まるが、ともに710周を過ぎた午前10時ごろ、小川選手組はターボチャージャー、
中谷選手組はフロントデフ周りの交換を実施。この際の作業時間差で、両者の差は再
び広がった。一方、村田選手組はデフ交換で一旦吉田選手組の先行を許すが、吉田選
手組も駆動系のトラブルが2度発生して村田選手組が再逆転。小川選手組が同大会通
算4回目の優勝を飾り、三菱ランサーエボリューションVIIIが初のワン・ツー・
スリー・フィニッシュを果たした。なお、総合優勝は竹内浩典選手組のポルシェ(ク
ラス1)であった。
--------------------------------------
★第5戦終了時のシリーズポイント(全8戦中7戦有効)
〈クラス2〉
1位 吉田 寿博組(スバル・インプレッサ) 82
2位 中谷 明彦組(三菱ランサー) 73
3位 大橋 正澄組(三菱ランサー) 45
4位 小川日出生組(三菱ランサー) 38
5位 松本 達哉組(三菱ランサー) 37
6位 村山 智之組(スバル・インプレッサ) 30
7位 村田 信博組(三菱ランサー) 30
8位 三上 和美組(三菱ランサー) 26
9位 植松 忠雄組(三菱ランサー) 15
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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ラリーアート Web Site
■スーパー耐久ポイントランキング
| 全8戦中5戦終了
|
Class1 |
| Pos |
No |
Cls |
Driver |
Car |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
Total |
| 1 |
1 |
1 |
木下/青木/桂 |
エンドレス アドバン GT-R |
20 |
20 |
20 |
20 |
15 |
|
|
|
95 |
| 2 |
33 |
1 |
竹内/田中/影山 |
FALKEN☆PORCSHE |
15 |
12 |
12 |
15 |
30 |
|
|
|
84 |
| 3 |
25 |
1 |
織戸/羽根/谷口 |
ADVAN PORSCHE |
8 |
15 |
10 |
12 |
18 |
|
|
|
63 |
| 4 |
99 |
1 |
砂子/壷林/吉富/塚原 |
CRT-PIRELLIポルシェ |
12 |
10 |
15 |
10 |
12 |
|
|
|
59 |
| 5 |
109 |
1 |
飯田/西澤/山路/荒 |
ランドリー OGBアドバンGT3 |
10 |
DNC |
- |
6 |
23 |
|
|
|
39 |
| 6 |
24 |
1 |
井上/堤/森/藤田 |
PCJ ADVAN PORSCHE |
6 |
8 |
4 |
8 |
9 |
|
|
|
35 |
| 7 |
19 |
1 |
輿水/坂口 |
JMCダンロップGT-R |
DNQ |
6 |
8 |
4 |
- |
|
|
|
18 |
| 8 |
63 |
1 |
OSAMU/倉嶋/玉中 |
チームLEIJUNアンドB-1 |
- |
- |
6 |
- |
- |
|
|
|
6 |
Class2 |
| Pos |
No |
Cls |
Driver |
Car |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
Total |
| 1 |
2 |
2 |
吉田/清水/村山/松田 |
FUJITSUBO インプレッサ |
15 |
20 |
20 |
12 |
15 |
|
|
|
82 |
| 2 |
11 |
2 |
中谷/木下/瀬在/中村 |
ジアラーランサーEVO VIII |
20 |
DNC |
10 |
20 |
23 |
|
|
|
73 |
| 3 |
57 |
2 |
大橋/松浦/松井 |
グラムライツ ランサー |
8 |
10 |
12 |
15 |
- |
|
|
|
45 |
| 4 |
20 |
2 |
小川/小林/伊藤/高橋 |
RSオガワADVANランサー |
- |
- |
- |
8 |
30 |
|
|
|
38 |
| 5 |
22 |
2 |
村山/松田 |
avex・Impreza |
12 |
15 |
3 |
DNC |
- |
|
|
|
30 |
| 6 |
3 |
2 |
村田/サトウ/小暮 |
エンドレスアドバン座間三菱エボ |
DNC |
8 |
DNC |
4 |
18 |
|
|
|
30 |
| 7 |
56 |
2 |
松本/松本/日部/木内 |
NUTEC ダンロップランサー |
6 |
12 |
DNC |
10 |
DNC |
|
|
|
28 |
| 8 |
70 |
2 |
三上/藤澤/福田川/高橋 |
リニューカーTCPROアドバン |
- |
3 |
8 |
3 |
12 |
|
|
|
26 |
| 9 |
20 |
2 |
植松/小林/伊藤 |
RSオガワADVANランサー |
- |
- |
15 |
- |
- |
|
|
|
15 |
| 10 |
20 |
2 |
橋澤/小林/伊藤 |
RSオガワADVANランサー |
10 |
4 |
- |
- |
- |
|
|
|
14 |
| 11 |
6 |
2 |
冨桝/関 |
ファルケン☆ランサーEVO VIII |
DNQ |
2 |
4 |
6 |
- |
|
|
|
12 |
| 12 |
12 |
2 |
田中/竹島/三芳 |
クイーンスクエア.ネットエボⅧ |
- |
1 |
6 |
- |
- |
|
|
|
7 |
| 3 |
13 |
2 |
原田/脇田/山本 |
KSAUTO-LANCER |
- |
6 |
DNC |
- |
- |
|
|
|
6 |
|
26 |
2 |
朝倉/細野 |
エンドレスアドバン科芸専ランサー |
4 |
- |
DNC |
- |
- |
|
|
|
4 |
Class3 |
| Pos |
No |
Cls |
Driver |
Car |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
Total |
| 1 |
27 |
3 |
古谷/長島/浅見/白木 |
FINA BMW M3 |
20 |
15 |
20 |
20 |
30 |
|
|
|
105 |
| 2 |
83 |
3 |
古橋/玉木/小林/山内 |
BP ADVAN NSX |
8 |
20 |
12 |
DNC |
18 |
|
|
|
58 |
| 3 |
15 |
3 |
長島/山田/谷口/輿水 |
ORCアドバンRX-7 |
15 |
DNC |
15 |
15 |
12 |
|
|
|
57 |
| 4 |
14 |
3 |
今村/小松/山崎 |
REDLINEダイトウRX-7 |
12 |
10 |
8 |
12 |
15 |
|
|
|
57 |
| 5 |
23 |
3 |
尾本/星野/本山/井出 |
C-WEST アドバン Z33 |
10 |
6 |
DNC |
DNC |
23 |
|
|
|
39 |
| 6 |
39 |
3 |
八木/植田 |
DELPHI ADVAN NSX |
DNQ |
12 |
6 |
10 |
- |
|
|
|
28 |
| 7 |
77 |
3 |
吉岡/池田 |
TRUST ADVAN RX7 |
- |
8 |
10 |
6 |
- |
|
|
|
24 |
| 8 |
78 |
3 |
新宅/伊藤/有木 |
WW2 ダンロップRX-7 |
- |
- |
- |
8 |
- |
|
|
|
8 |
| 9 |
280 |
3 |
大城/前嶋/川越 |
PIRELLI花博I&Plus |
- |
4 |
- |
- |
- |
|
|
|
4 |
|
7 |
3 |
三好/大井 |
Swift DUNLOP RX7 |
- |
- |
DNC |
- |
- |
|
|
|
0 |
Class4 |
| Pos |
No |
Cls |
Driver |
Car |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
Total |
| 1 |
8 |
4 |
筒井/谷川/竹中/余郷 |
ACID英進館YHS2000 |
20 |
20 |
12 |
DNC |
30 |
|
|
|
82 |
| 2 |
69 |
4 |
梅本/長野/植田/前山 |
J'SRacingYHS2000 |
15 |
15 |
15 |
DNS |
6 |
|
|
|
51 |
| 3 |
73 |
4 |
山本/前嶋/花岡 |
ロイヤルハウスA-ONE無限μ |
- |
10 |
DNC |
12 |
23 |
|
|
|
45 |
| 4 |
18 |
4 |
浅野/笠原/坂井/水書 |
FK/マッシモADVANインテグラ |
12 |
6 |
3 |
- |
18 |
|
|
|
39 |
| 5 |
10 |
4 |
菊地/渡辺/松本 |
RED LINEベルノ東海DLDC5 |
DNC |
0 |
20 |
15 |
3 |
|
|
|
38 |
| 6 |
21 |
4 |
三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 |
クムホ・エクスタ・S2000 |
DNC |
8 |
DNC |
20 |
2 |
|
|
|
30 |
| 7 |
82 |
4 |
西村/津川/平山/クラゴン |
KTパサージュベルノ宮城FK |
DNC |
12 |
8 |
- |
9 |
|
|
|
29 |
| 8 |
67 |
4 |
長井/松浦/岡本/松原 |
YAMATO INTEGRA |
- |
- |
10 |
- |
12 |
|
|
|
22 |
| 9 |
34 |
4 |
川口/岡 |
タイヤガーデン-BP-DC5 |
6 |
0 |
4 |
10 |
- |
|
|
|
20 |
| 10 |
58 |
4 |
佐藤/富澤/斉藤/海老原 |
モンド スピードDL 2000 |
10 |
4 |
DNC |
- |
5 |
|
|
|
19 |
| 11 |
98 |
4 |
田嶋/海老澤/千田 |
Mooncraft S2000 |
8 |
2 |
DNC |
8 |
- |
|
|
|
18 |
| 12 |
28 |
4 |
佐藤/関谷/斉藤/関川 |
WAKO'S.ADVAN.ブリック |
- |
- |
- |
- |
15 |
|
|
|
15 |
| 13 |
60 |
4 |
小幡/成澤/柳田 |
RCB・DL・インテグラ |
10 |
3 |
- |
- |
- |
|
|
|
13 |
| 14 |
29 |
4 |
谷口/谷口 |
オベロンμ読売江東理工DC5 |
DNQ |
0 |
6 |
- |
- |
|
|
|
6 |
| 15 |
66 |
4 |
福田/萬雲 |
EXEDY シグナルオート DC5 |
- |
1 |
- |
DNC |
- |
|
|
|
1 |
|
95 |
4 |
小幡/市嶋/岡田/伊藤 |
SPOON S2000 |
- |
- |
- |
- |
0 |
|
|
|
0 |
ClassN+ |
| Pos |
No |
Cls |
Driver |
Car |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
Total |
| 1 |
36 |
N+ |
黒澤/佐々木 |
MAZIORA Kosei ALTEZZA |
15 |
15 |
20 |
20 |
- |
|
|
|
70 |
| 2 |
37 |
N+ |
影山/井入 |
SPIRIT KOSEI ALTEZZA |
20 |
12 |
15 |
15 |
- |
|
|
|
62 |
| 3 |
55 |
N+ |
田ヶ原/片岡/高木/峰尾 |
ARTA FOS アルテッツア |
12 |
8 |
DNC |
12 |
23 |
|
|
|
55 |
| 4 |
5 |
N+ |
道上/服部/光貞/道上 |
5ZIGEN INTEGRA |
- |
20 |
DNC |
DNC |
30 |
|
|
|
50 |
| 5 |
54 |
N+ |
山内/浅見 |
ADVANアンクルインテグラ |
- |
10 |
12 |
|
- |
|
|
|
22 |
| 6 |
163 |
N+ |
ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 |
H-OGURA ALTEZZA |
- |
- |
- |
- |
18 |
|
|
|
18 |
| 7 |
96 |
N+ |
藤田/山口/大村 |
ネッツ大分アドバンアルテッツア |
- |
DNC |
- |
10 |
- |
|
|
|
10 |
| 8 |
17 |
N+ |
田中/清水/山本 |
キーパー★ingsカワサキDL |
- |
6 |
DNC |
DQ |
- |
|
|
|
6 |
*****************************************************************
* 各クラス1位から10位までに 20-15-12-10-8-6-4-3-2-1 のポイント
* 24時間レースのポイントは 30-23-18-15-12-9-6
* 参加台数が5台に満たないクラスは、スーパー耐久協会が特に認めた場合を除き得点は与えられない
* 全8戦中ベスト7戦の有効ポイント制
* 優勝車の70%以上の周回数を完走とする(小数点以下切り捨て)
* ポイント対象のマシンは、Aドライバーと車両名称の両方で特定する
どちらか一方でも変更された場合は別チーム扱いとなる
* DNQ:予選落ち DNS:出走できず DNC:完走できず DQ:失格

記念すべき初優勝を飾ったFALKEN☆PORCSHE(Photo:K.Takeshita)
今年で第10回を迎えた十勝24時間レースは、心配された朝方の霧も発生することな
く、21日午後3時無事チェッカーを迎えた。
優勝は、#33 FALKEN☆PORCSHE(竹内/田中/影山組)。#109ランドリーOGBアドバンGT3
との壮絶なバトルを制しての優勝だった。この優勝は、連勝を続けてきたスカイライ
ンGT-Rをポルシェが下したという点で、スーパー耐久の歴史にとっても節目となるも
のとなった。
3クラスは#27FINA BMW M3、4クラスはトラブルを乗り越えたACID英進館YH S2000が、
2クラスはRSオガワADVANランサー、Nプラスクラスは強力な助っ人を得た#5 5ZIGEN
INTEGRAが、総合でも7~10位に入って、それぞれクラス優勝を飾った。
田中哲也(FALKEN☆PORCSHE)のコメント
「接戦でしたが、GTRはいつもとはブーストが違うんです。そのへんは去年乗って
いた僕らが良く知っています。ここではポルシェにはチャンスがあると思っていまし
たし、ここで勝てたから次もと言うわけにはいかないと思います。ただ、流れは変え
られたかなとは思います」
観客:32,300人
2003年7月21日 十勝スピードウェイ(北海道) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap--Time-------
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 949 24:00'50.704
2 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 948 - 1 Lap
3 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 938 - 11 Laps
4 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 938 - 11 Laps
5 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 936 - 13 Laps
6 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 914 - 35 Laps
7 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 890 - 59 Laps
8 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 880 - 69 Laps
9 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 879 - 70 Laps
10 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 869 - 80 Laps
11 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 867 - 82 Laps
12 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 866 - 83 Laps
13 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 864 - 85 Laps
14 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 863 - 86 Laps
15 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 863 - 86 Laps
16 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 859 - 90 Laps
17 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 859 - 90 Laps
18 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 859 - 90 Laps
19 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 858 - 91 Laps
20 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 853 - 96 Laps
21 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 850 - 99 Laps
22 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 850 - 99 Laps
23 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 849 - 100 Laps
24 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 844 - 105 Laps
25 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 835 - 114 Laps
26 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 830 - 119 Laps
27 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 813 - 136 Laps
28 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 795 - 154 Laps
29 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 787 - 162 Laps
30 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 776 - 173 Laps
31 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 775 - 174 Laps
-----------以上完走---------------------------------------------------------
56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 641 - 308 Laps
72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 403 - 546 Laps
911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 290 - 659 Laps
----------------------------------------------------------------------------
Fastest Lap #109 ランドリーOGBアドバンGT3 1'25.308 143.728km/h
2003年7月21日 十勝スピードウェイ(北海道) 21時間経過順位 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap--Time-------
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 831 21:02'24.126
2 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 831 - 1'54.732
3 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 822 - 9 Laps
4 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 821 - 10 Laps
5 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 819 - 12 Laps
6 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 804 - 27 Laps
7 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 783 - 48 Laps
8 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 782 - 49 Laps
9 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 775 - 56 Laps
10 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 774 - 57 Laps
11 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 771 - 60 Laps
12 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 766 - 65 Laps
13 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 761 - 70 Laps
14 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 760 - 71 Laps
15 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 759 - 72 Laps
16 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 757 - 74 Laps
17 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 756 - 75 Laps
18 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 756 - 75 Laps
19 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 752 - 79 Laps
20 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 749 - 82 Laps
21 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 747 - 84 Laps
22 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 744 - 87 Laps
23 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 740 - 91 Laps
24 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 740 - 91 Laps
25 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 739 - 92 Laps
26 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 739 - 92 Laps
27 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 735 - 96 Laps
28 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 731 - 100 Laps
29 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 726 - 105 Laps
30 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 694 - 127 Laps
31 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 686 - 145 Laps
32 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 641 - 190 Laps
33 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 399 - 432 Laps
34 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 290 - 541 Laps
----------------------------------------------------------------------------
2003年7月21日 十勝スピードウェイ(北海道) 18時間経過順位 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap--Time-------
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 710 18:00'06.172
2 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 709 - 1 Lap
3 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 704 - 6 Laps
4 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 702 - 8 Laps
5 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 699 - 11 Laps
6 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 687 - 23 Laps
7 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 675 - 35 Laps
8 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 673 - 37 Laps
9 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 667 - 43 Laps
10 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 666 - 44 Laps
11 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 666 - 44 Laps
12 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 664 - 46 Laps
13 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 659 - 51 Laps
14 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 656 - 54 Laps
15 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 655 - 55 Laps
16 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 647 - 63 Laps
17 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 646 - 64 Laps
18 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 646 - 64 Laps
19 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 646 - 64 Laps
20 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 645 - 65 Laps
21 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 639 - 71 Laps
22 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 633 - 77 Laps
23 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 631 - 79 Laps
24 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 630 - 80 Laps
25 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 626 - 84 Laps
26 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 626 - 84 Laps
27 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 624 - 86 Laps
28 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 623 - 87 Laps
29 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 621 - 89 Laps
30 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 612 - 98 Laps
31 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 580 - 130 Laps
32 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 571 - 139 Laps
33 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 399 - 311 Laps
34 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 290 - 420 Laps
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2003年7月21日 十勝スピードウェイ(北海道) 15時間経過順位 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap--Time-------
1 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 588 15:00'44.373
2 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 588 - 17.452
3 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 585 - 3 Laps
4 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 582 - 6 Laps
5 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 577 - 11 Laps
6 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 568 - 20 Laps
7 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 563 - 25 Laps
8 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 558 - 30 Laps
9 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 551 - 37 Laps
10 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 551 - 37 Laps
11 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 551 - 37 Laps
12 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 551 - 37 Laps
13 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 550 - 38 Laps
14 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 549 - 39 Laps
15 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 547 - 41 Laps
16 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 547 - 41 Laps
17 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 545 - 43 Laps
18 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 542 - 46 Laps
19 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 539 - 49 Laps
20 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 536 - 52 Laps
21 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 535 - 53 Laps
22 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 535 - 53 Laps
23 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 520 - 68 Laps
24 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 517 - 71 Laps
25 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 517 - 71 Laps
26 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 515 - 73 Laps
27 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 515 - 73 Laps
28 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 511 - 77 Laps
29 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 511 - 77 Laps
30 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 497 - 91 Laps
31 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 468 - 120 Laps
32 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 457 - 131 Laps
33 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 399 - 189 Laps
34 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 290 - 298 Laps
----------------------------------------------------------------------------
2003年7月21日 十勝スピードウェイ(北海道) 9時間経過順位 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap-Time-------
1 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 348 9:01'15.616
2 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 347 - 1 Lap
3 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 345 - 3 Laps
4 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 345 - 3 Laps
5 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 339 - 9 Laps
6 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 336 - 12 Laps
7 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 334 - 14 Laps
8 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 332 - 16 Laps
9 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 329 - 19 Laps
10 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 329 - 19 Laps
11 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 328 - 20 Laps
12 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 327 - 21 Laps
13 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 326 - 22 Laps
14 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 326 - 22 Laps
15 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 324 - 24 Laps
16 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 323 - 25 Laps
17 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 323 - 25 Laps
18 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 323 - 25 Laps
19 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 323 - 25 Laps
20 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 323 - 25 Laps
21 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 319 - 29 Laps
22 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 317 - 31 Laps
23 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 317 - 31 Laps
24 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 314 - 34 Laps
25 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 314 - 34 Laps
26 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 314 - 34 Laps
27 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 313 - 35 Laps
28 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 311 - 37 Laps
29 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 295 - 53 Laps
30 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 292 - 56 Laps
31 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 290 - 58 Laps
32 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 286 - 62 Laps
33 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 283 - 65 Laps
34 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 263 - 85 Laps
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2003年7月20日 十勝スピードウェイ(北海道) 6時間経過順位 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap-Time-------
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 244 6:01'11.278
2 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 244 6:01'19.553
3 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 244 6:01'43.036
4 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 244 6:01'57.868
5 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 241 - 3 Laps
6 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 239 - 5 Laps
7 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 238 - 6 Laps
8 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 236 - 8 Laps
9 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 234 - 10 Laps
10 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 232 - 12 Laps
11 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 230 - 14 Laps
12 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 230 - 14 Laps
13 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 230 - 14 Laps
14 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 229 - 15 Laps
15 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 229 - 15 Laps
16 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 229 - 15 Laps
17 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 227 - 17 Laps
18 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 227 - 17 Laps
19 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 227 - 17 Laps
20 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 227 - 17 Laps
21 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 226 - 18 Laps
22 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 226 - 18 Laps
23 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 225 - 19 Laps
24 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 225 - 19 Laps
25 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 223 - 21 Laps
26 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 220 - 24 Laps
27 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 220 - 24 Laps
28 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 219 - 25 Laps
29 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 217 - 27 Laps
30 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 215 - 29 Laps
31 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 215 - 29 Laps
32 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 210 - 34 Laps
33 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 202 - 42 Laps
34 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 172 - 72 Laps
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2003年7月20日 十勝スピードウェイ(北海道) 4時間経過順位 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap-Time-------
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 163 4:00'47.334
2 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 163 - 7.193
3 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 163 - 1'07.514
4 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 162 - 1 Lap
5 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 161 - 2 Laps
6 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 161 - 2 Laps
7 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 159 - 4 Laps
8 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 158 - 5 Laps
9 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 156 - 7 Laps
10 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 156 - 7 Laps
11 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 155 - 8 Laps
12 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 155 - 8 Laps
13 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 155 - 8 Laps
14 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 154 - 9 Laps
15 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 154 - 9 Laps
16 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 154 - 9 Laps
17 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 153 - 10 Laps
18 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 153 - 10 Laps
19 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 153 - 10 Laps
20 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 153 - 10 Laps
21 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 153 - 10 Laps
22 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 152 - 11 Laps
23 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 152 - 11 Laps
24 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 152 - 11 Laps
25 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 152 - 11 Laps
26 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 149 - 14 Laps
27 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 149 - 14 Laps
28 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 146 - 17 Laps
29 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 146 - 17 Laps
30 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 144 - 19 Laps
31 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 144 - 19 Laps
32 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 143 - 20 Laps
33 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 143 - 20 Laps
34 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 125 - 38 Laps
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24時間先のゴール目指して34台がスタート!(Photo:K.Takeshita)
十勝24時間レースは、予定通り午後3時にスタート。
スタートから2時間経過して、ここまでは#33FALKEN☆PORCSHEと#109ランドリーOGB
アドバンGT3が首位を争っている。上位はポルシェ勢が占め、#1エンドレスアドバン
GT-Rが食い下がっている形だ。
2003年7月20日 十勝スピードウェイ(北海道) 2時間経過順位 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------Lap-Time-------
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 82 2:01'06.214
2 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 82 - 9.271
3 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 82 - 36.983
4 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 82 - 38.483
5 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 82 - 1'03.847
6 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 81 - 1 Lap
7 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 80 - 2 Laps
8 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 80 - 2 Laps
9 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 79 - 3 Laps
10 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 79 - 3 Laps
11 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 79 - 3 Laps
12 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 79 - 3 Laps
13 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 79 - 3 Laps
14 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 79 - 3 Laps
15 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 78 - 4 Laps
16 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 78 - 4 Laps
17 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 78 - 4 Laps
18 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 78 - 4 Laps
19 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 78 - 4 Laps
20 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 78 - 4 Laps
21 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 78 - 4 Laps
22 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 78 - 4 Laps
23 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 78 - 4 Laps
24 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 78 - 4 Laps
25 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 77 - 5 Laps
26 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 77 - 5 Laps
27 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 77 - 5 Laps
28 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 76 - 6 Laps
29 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 76 - 6 Laps
30 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 76 - 6 Laps
31 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 73 - 9 Laps
32 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 72 - 10 Laps
33 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 71 - 11 Laps
34 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 70 - 12 Laps
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GTカーを抑えて#33FALKEN☆PORCSHEがトップ(Photo:K.Takeshita)
決勝日午前中に行われたフリー走行では、クラス1の#33 FALKEN☆PORCSHE(竹内/
田中/影山組)が、GTクラスのポルシェを抑えてトップタイムをマーク。
ポルシェ勢の中で孤軍奮闘して、シリーズ連勝を続けている#1エンドレス アドバン
GT-R(木下/青木/桂組)は、ポルシェの後塵を拝し、5連勝に向け厳しい状況だ。
グループNプラス、4クラスでは、スポット参戦ながら、大物助っ人のドライブする
#163 H-OGURA ALTEZZA、#95 SPOON S2000が上位に顔を出している。
決勝は、午後3時にスタートを迎える。
2003年7月20日 十勝スピードウェイ(北海道) フリー走行 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------------BestTime
1 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山 1'25.531
2 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川 1'26.267
3 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口 1'26.380
4 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒 1'26.410
5 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田 1'27.749
6 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂 1'27.889
7 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原 1'28.565
8 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋 1'29.398
9 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢 1'29.809
10 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋 1'30.205
11 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上 1'30.937
12 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂 1'31.199
13 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤 1'31.417
14 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木 1'31.676
15 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村 1'32.026
16 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮 1'32.056
17 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾 1'32.056
18 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本 1'32.150
19 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫 1'32.531
20 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出 1'32.667
21 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷 1'32.702
22 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内 1'33.063
23 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡 1'33.160
24 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山 1'33.788
25 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原 1'33.990
26 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原 1'34.073
27 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内 1'35.223
28 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン 1'35.353
29 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書 1'35.544
30 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤 1'38.275
31 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西 1'40.731
32 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水 1'44.099
2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田 出走せず
28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川 出走せず
---------------------------------------------------------------------------

唯一のGTクラス PCJアルティアADVAN GT3(Photo:K.Takeshita)
今回の十勝24時間レースは公式予選が行われず、シリーズ第4戦までの獲得ポイント
を基準に大会審査委員会によって決定グリッドが決定された。
2003年7月20日 十勝スピードウェイ(北海道) 決勝グリッド 天候:-/コース:-
-P--No.Cl.-Car-----------------------Drivers-----------------------
1 911 GT PCJアルティアADVAN GT3 平川/小山/高見沢/宮川
2 1 1 エンドレス アドバンGT-R 木下/青木/桂
3 27 3 FINA BMW M3 古谷/長島/浅見/白木
4 2 2 FUJITSUBO INPREZA 吉田/清水/村山/松田
5 33 1 FALKEN☆PORCSHE 竹内/田中/影山
6 8 4 ACID英進館YH S2000 筒井/谷川/竹中/余郷
7 11 2 ジアラランサーEVO VIII 中谷/木下/瀬在/中村
8 99 1 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子/壷林/吉富/塚原
9 25 1 ADVAN PORSCHE 織戸/羽根/谷口
10 15 3 ORCアドバンメーカーズRX-7 長島/山田/谷口/興水
11 69 4 J'S Racing YH S2000 梅本/長野/植田/前山
12 14 3 REDLINE大東メーカーズ7 今村/山崎/白井/島沢
13 83 3 BP ADVAN NSX 古橋/玉本/小林/山内
14 10 4 REDLINEベルノ東海DL DC 菊地/渡辺/松本
15 55 N+ ARTA FOS アルテッツァ 田ヶ原/片岡/高木/峰尾
16 56 2 NUTECダンロップランサー 松本/松本/日部/木内
17 21 4 クムホエクスタS2000 三船/WADA-Q/袖山/赤鮫
18 24 1 PCJ ADVAN PORSCHE 井上/堤/森/藤田
19 73 4 ロイヤルハウスA-ONE無限μ 山本/前嶋/花岡
20 18 4 FK/マッシモADVANインテグラ浅野/笠原/坂井/水書
21 5 N+ 5ZIGEN INTEGRA 道上/服部/光貞/道上
22 82 4 KTパサージュベルノ宮城FK 西村/津川/平山/クラゴン
23 109 1 ランドリーOGBアドバンGT3 飯田/西澤/山路/荒
24 23 3 C-WEST アドバン Z33 尾本/星野/本山/井出
25 70 2 リニューカーTCPROアドバン 三上/藤澤/福田川/高橋
26 58 4 モンドスピードDL S2000 佐藤/富沢/斉藤/海老原
27 3 2 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田/サトウ/小暮
28 67 4 YAMATO INTEGRA 長井/松浦/岡本/松原
29 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/小林/伊藤/高橋
30 163 N+ H-OGURA ALTEZZA ヒロミ/脇坂/小倉/脇坂
31 95 4 SPOON S2000 小幡/市嶋/岡田/伊藤
32 28 4 WAKO'S.ADVAN.ブリック 佐藤/関谷/斉藤/関川
33 29 P スワローWAKO'Sブリック 二瓶/藤井/高橋/佐藤
34 72 P 北斗病院・SAT・NGK・EG 谷岡/吉田/村西/村西
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2003全日本GT選手権 第4戦
「MALAYSIAN JGTC in FUJI SPEEDWAY」
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■開催月日:2003年7月12-13日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ 一時は4位走行も
無念のリタイア
JGTC第4戦は7月12~13日富士スピードウェイで開催され、小林且雄/谷
川達也組のクスコスバルADVANインプレッサは第2ヒートの20周目に駆動系
のトラブルで残念ながらリタイアとなった。
今回のレースは当初マレーシアのセパン・サーキットで開催される予定だったが、
SARSの影響で中止。代替イベントとして富士で開催されることになったもの。
第5戦富士までのインターバルも短いため、通常のレースとスタイルを変え2ヒー
ト制のレースとして企画された。
公式予選は12日に2回行われ、谷川がアタックを担当。予選1回目は1分33秒
568のタイムで13位。予選2回目は1分33秒518へタイムアップするもの
の予選の総合では12位となった。1分32秒台に7台、1分33秒台に11台の
車両がひしめきあうという激しい予選だった。
明けて13日の決勝日は朝から雨と霧。決勝レースのスタート前にも霧がコースを
覆って視界が確保できないためにスケジュールは順延。
天気の回復を待った結果、第1ヒートは20周、第2ヒートはピットインなしの30
周という2つのスプリントレーススタイルになった。
14時19分に第1ヒートがスタート。第1ヒートを担当するのは小林。
雨は上がったもののコースはセミウェット状態で、タイヤ選択が難しい状況だった。
小林はスタートも問題なく決めて、1周目に11位、2周目に10位とポジション
アップするが、予想以上に左リヤタイヤの磨耗が激しくペースも落ちて徐々にポジ
ションダウン。スリックタイヤを選択したチームが上位にポジションアップする中、
17位で第1ヒートを終えた。
30分間のインターバルを挟み、第2ヒートのスタート進行がスタートした。しか
し再び弱い雨が降り出し、ウェットコンディションに。16時4分に猛烈な水しぶ
きとともにスタートが切られると、第2ヒートを担当する谷川は1周目に17位か
ら一気に8位へポジションアップ。
2周目にGT500クラス車両のアクシデントが発生。その他にもオープニングラッ
プでストップした車両がコース脇に止まっていたこともあり、車両の排除のために
セーフティカーが導入された。
リスタート後の8周目に谷川は5位にポジションアップすると15周目にはなんと
4位まで順位を上げた。しかし駆動系のトラブルでペースをあげられずに1台にか
わされ、5位のポジションを守ったまま周回を続けていったが20周目にスローダ
ウン。ヘアピンでペースの落ちた谷川はそのままピットインして、ガレージの中に
マシンをしまい、悔しいリタイアとなった。
■Race Results(第1、第2ヒートのポイントを集計した最終順位)
Pos.No.Driver Car Name Total Race Points
1 #55 木下隆之/山田英二 ECLIPSE タイサンADVANバイパー 58
2 #11 松田秀士/田中哲也 JIM RodeoDrive アドバンF360 57
3 #3 柳田真孝/木下みつひろ ハセミスポーツ・エンドレス・Z 54
4 #81 植松忠雄/星野一樹 ダイシンADVANシルビア 49
5 #19 田中 実/青木孝行 ウェッズスポーツCELICA 46
6 #26 西澤和之/山路慎一 プラスe タイサン ADVAN GT3R 45
7 #51 加藤正将/尾本直史 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 44
8 #24 浅井亮博/余郷 敦 EndlessタイサンADVAN GT3R 42
9 #43 新田守男/高木真一 ARTA Garaiya 39
10 #17 長島正興/松永まさひろ Kosei SPIRIT MR-S 39
24 #77 小林且雄/谷川達也 クスコスバルADVANインプレッサ 14
◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

第1レース12位、第2レース5位で総合8位となったTAKATA童夢NSX (C)Honda
悪天候のなか道上 龍 選手(TAKATA童夢NSX)が第2レース5位(総合8位)
■決勝日時 :7月13日(日)
■天候 :雨
■気温 :19.3℃
■コース :セミウェット(第1レース)/ウェット(第2レース)
■観客数 :6万人
7月12日(土)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2003年全日本GT選手権
シリーズ(JGTC)第4戦「Malaysian JGTC in FUJI SPEEDWAY」の予選が行われた。
本来であればJGTC第4戦はマレーシア・セパンインターナショナルサーキットで
開催される予定であったがSARS(新型肺炎)の影響によりマレーシアでの開催を中
止し、富士スピードウェイにおいて代替開催をすることとなった。それに伴い決勝
レースの形態も特別な形となり、第1・2レースの2レース制にて行い各レースに
対しドライバーも各1人ずつ走ることとなった。また、選手権ポイントの決定方法
も異なり、第1・2レースの成績を点数換算し、合算させた順位に通常のレースと
同様の選手権ポイントが与えられることとなった。
7月12日(土)、早朝に降った雨は止み、ドライ路面のもと、決勝第1レースの
スターティンググリッドを決定する予選が行われた。NSX-GT勢は、道上 龍/セバ
スチャン・フィリップ 組(TAKATA 童夢 NSX)が1分25秒167を記録し10番手。加藤
寛規/光貞秀俊組(RAYBRIG NSX)は1分25秒820を記録し12番手。先日のフォーミュ
ラ・ニッポンで起きたクラッシュの影響を考慮し、大事をとって欠場した金石年弘
選手の代役として金石勝智選手が出場した、土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)は
1分26秒439を記録し14番手。シーズン当初からの予定通りJGTC後半戦からA.ロッテ
ラー選手がドライブする松田次生/アンドレ・ロッテラー 組(Mobil 1 NSX)は、1
分26秒066を記録し13番手。伊藤大輔/トム・コロネル 組(G’ZOX無限 NSX)は、
午前の予選で伊藤選手が1分26秒352を記録していたものの、午後の予選で再びドラ
イブした伊藤選手がクルマを破損させてしまい、T.コロネル選手の予選タイムが計
測できなかったため予選落ちとなったが、大会審査委員の措置により決勝日当日の
フリー走行において規定タイムをクリアしたため、GT500クラス最後尾となる18番
手から第1レースをスタートすることとなった。
7月13日(日)、フリー走行後から発生した濃霧の影響でスケジュールは1時間
遅れ、第1レースの周回数も30周から20周に短縮されることとなった。NSX-GT勢の
第1レースのドライバーはS.フィリップ選手(TAKATA 童夢 NSX)、加藤寛規選手
(RAYBRIG NSX)、金石勝智選手(ARTA NSX)、A.ロッテラー選手(Mobil 1 NSX)、
伊藤大輔選手(G’ZOX無限 NSX)が挑み、14時20分にローリングスタートが切られ
た。
オープニングラップ、1台がコースアウトした以外は大きなアクシデントも無く
レースは始まった。4周目あたりから小雨が降り出す状況となり、NSX-GT勢は7周
目に加藤選手が8位、S.フィリップ選手は9位、最後尾からスタートした伊藤選手
は猛追をみせ10位までポジションアップを果たす。加藤選手は9周目に6位までポ
ジションを上げて粘り強い走りを続けるが、レース中盤から雨が止み、路面が乾き
始めた状況のなか、最終的に10位でチェッカーフラッグを受けた。伊藤選手は12位、
A.ロッテラー選手が13位、S.フィリップ選手は14位、金石選手は15位で第1レース
を終えた。
第2レースの周回数は50周から30周に短縮して行われることとなり、スターティ
ンググリッドは第1レースの結果をもとに決定された。NSX-GT勢は光貞秀俊選手
(RAYBRIG NSX)が10番手、T.コロネル選手(G’ZOX無限 NSX)が12番手、松田次
生選手(Mobil 1 NSX)が13番手、道上 龍選手(TAKATA 童夢 NSX)が14番手、土
屋圭市選手(ARTA NSX)が15番手からスタートすることとなった。
再び雨が降り、次第に勢いが激しくなるなか、16時05分にローリングスタートが
切られた。スタート直後、1コーナーは水しぶきによる視界不良のため、数台のク
ラッシュが発生した。さらに2周目のホームストレート後半で12位を走行していた
光貞選手がスピンを喫し、1コーナーまで滑りながら他車と接触し無念のリタイア
となる。このためセーフティカーが7周目まで入ることとなった。NSX-GT勢は12周
目に道上選手が7位、T.コロネル選手が10位、松田選手が12位、ポジションアップ
を果たした。道上選手はその後も激しくプッシュし続け、最終的には5位でチェッ
カーフラッグを受けた。3周目にタイヤ交換のためピットインし、最後尾まで順位
を落としていた土屋選手は猛追を見せ9位、T.コロネル選手が10位、松田選手が13
位で第2レースを終えた。
この結果、総合順位は道上 龍/セバスチャン・フィリップ 組(TAKATA 童夢 NSX)
が総合8位、土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)が総合11位、伊藤大輔/トム・コ
ロネル 組(G’ZOX無限 NSX)が総合12位、松田次生/アンドレ・ロッテラー 組
(Mobil 1 NSX)が総合13位となった。
●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「予選から厳しいレースとなりました。スプリントレースとなり、我々のクルマは
不利な状況でしたが、第1レースでもタイヤ選択が上手くいけば上位をねらえた
と思いますし、シャシーは良い方向に向かっていると思います。確実にライバル
たちとの差が縮まっているのは確かですが、まだまだ不満です。今後も開発を進
めていき、後半戦に備えたいと思いますのでご声援を宜しくお願いいたします」
■第2レース5位 #18 TAKATA童夢NSX
●道上 龍(Ryo Michigami)選手
「悪コンディションの中、激しいレースができました。最後はもう少しで4位だっ
たのですが、残念ながら届きませんでした。クルマの状態は完璧ではありません
でしたが、富士の予選でドライコンディションの中、ライバル達との差を確実に
縮めることができました。事前テストでクルマが良い方向へ向かっているようで
す。次回も同じ富士なので更にクルマを煮詰めて、後半戦は巻き返しを図りたい
です」
◆ホンダモータースポーツ情報はHonda Racingをご覧下さい。

2ヒート総合でトヨタ・スープラ勢最上位の3位に入ったシュワガー/織戸組のトヨタ・スープラ(C)TOYOTA
全日本GT選手権(JGTC)
第4戦 Malaysian JGTC in FUJI SPEEDWAY
JGTC第4戦 変則2ヒートで行われた富士でスープラが3位
スープラ勢は予選で速さを見せるも、決勝は霧と雨の悪コンディション。
路面状況の判断が結果を分ける
全日本GT選手権の第4戦「Malaysian JGTC in FUJI SPEEDWAY」が7月12日
~13日にかけて静岡県の富士スピードウェイで開催された。
今大会は本来6月22日にマレーシア・セパンサーキットで予定されていたが、
新型肺炎SARSの影響を考慮して中止となり、代替イベントとして急遽富士スピー
ドウェイで行われることになったもの。
富士でのGTレースは5月の第2戦のほか、8月にも第5戦が予定されているこ
とから、今回はシリーズ初の試みとして2ヒート制が採用された。予選で第1ヒー
トのグリッド順を決定、決勝はピットストップなしのスプリント的な30周で第1
ヒートを行ったあと、25分間のインターバルをおいて第1ヒートの結果順に第2
ヒートを実施。今度はピットストップを義務つけた50周で行われる。
レースとしてはあくまで1レースで、総合順位はそれぞれのヒート結果に与えら
れる仮ポイントの合計によって決定される。2つのヒートの周回数が異なり、イン
ターバルにはセッティング変更も可能など、通常のイベントとは異なる要素が注目
を集め、決勝当日は霧と断続的に小雨の降る不安定な天候も影響して波乱含みの展
開となった。
今大会はGT500に18台/GT300に26台のエントリーがあり、このう
ちトヨタ勢はGT500クラスに7台のトヨタ・スープラ、GT300に4台のト
ヨタ・MR-Sと1台のトヨタ・セリカ、合計12台が参加した。
◆予選◆
12日の公式予選は曇天。路面はドライだったが降雨も予想されており、午前中
の1回目セッションの早いうちから積極的なアタックが行われた。
スープラ勢はストレートの長い富士に合わせた空力パーツを装着して予選に臨み、
この中でauセルモスープラ38号車が早めのタイムアタックで1分24秒324
を記録してトップに。その後赤旗中断をはさんでスープラ勢がタイムアップを果た
し、WOODONEトムススープラ36号車が2番手、プロジェクトμエスペリア
スープラ35号車が3番手、そしてZENT トムススープラ37号車が4番手に
つけた。
午後の予選2回目も結局雨は降らなかったが、他カテゴリー車の走行などにより
路面状況が思わしくなく、大半の車両が1回目のタイムを更新できず、第2戦富士
に続くスープラ38号車のポールポジションが決定した。また、ADVANスープ
ラ25号車は悪条件下で果敢にアタックを決めて総合5番手に食い込み、スープラ
勢は見事グリッド1~5位を占める圧倒的なパフォーマンスを披露した。
一方、GT300クラスではウェッズスポーツセリカ19号車が初のポールポジ
ションを獲得した。前戦SUGOでシェイクダウンしたばかりのセリカだが、その
後開発も進み序々に本来のパフォーマンスを発揮。決勝に期待を持たせた。
◆決勝◆
決勝日の13日は朝から小雨模様。朝のフリー走行は霧の影響で5分遅れとなり、
その後霧は一度晴れたが、第1ヒートのスタート前には再び発生。このためスター
ト時刻は1時間15分遅れ、当初の予定から周回数を短縮して行われることとなっ
た。第1ヒートは20周、第2ヒートは30周となり、第2ヒートのピット義務も
撤廃された。
霧が晴れ、第1ヒートのスタートが切られた午後2時20分には、雨は殆ど上が
り、路面もハーフウェット状態に。このため基本はウエットタイヤだが一部のチー
ムはスリックタイヤを選択していた。
ポールポジションスタートのスープラ38号車は雨を予想してダウンフォースが
強めのセッティングで臨むも、雨はスタート直後に一旦落ちたのみで、不利な展開
となった。強めのダウンフォースでストレートスピードの伸びない38号車は4周
目にスカイライン12号車の先行を許したあと序々に後退。2番手スタートのスー
プラ36号車も乾きかけた路面にレインタイヤがマッチせず、ピットに戻ってスリッ
クタイヤに履き替え、順位を落とすこととなった。
一方、スリックタイヤでのスタートに賭けたデンソーサードスープラ39号車は、
周回を重ねるごとに順位を浮上する快進撃を見せ、4位で迎えた最終ラップに2台
をパス。2位でチェッカーを受けた。
続いてインターバルの整備時間をはさんで午後4時4分にスタートが切られた第
2ヒートは強い雨の中、2番手スタートから好スタートを決めたスープラ39号車
がトップで周回を開始。序盤は後続を引き離しにかかるが、セーフティカー導入に
よりそのリードは帳消し。その後、路面コンディションにレインタイヤがマッチせ
ず序々にペースダウン。スカイラインの先行を許すこととなってしまった。一方、
スープラ38号車はじわじわと順位を上げ、残り5周で3位にポジションをアップ。
さらに上位を窺うがそのままチェッカーとなった。
この結果レース順位は39号車が3位に入り、第2戦に続く富士での連続表彰台
を獲得。38号車も4位、また前戦での優勝などにより110kgものウエイトを
積んで臨んでいたスープラ1号車も6位入賞を果たし、ポイントランキング首位に
踏みとどまることに成功した。
一方、GT300クラスで初PPを獲得したセリカ19号車は、第1ヒートはタ
イヤ選択をミス、第2ヒートはフロントウインドウが曇るトラブルに見舞われてク
ラス5位に終わった。
デンソーサードスープラ39号車 ドライバーD.シュワガーのコメント:
第1ヒートは必ず乾くと読んでスリックを履いてスタートしたが、序盤に一時雨が
落ちたときは駄目かと思った。3位表彰台は2回目だが、今後はさらに上位を目指
す。
デンソーサードスープラ39号車 ドライバー織戸学のコメント:
第2ヒートは水しぶきがすごく、スタートで前に出ようと狙っていた。ややコンデ
ィションが合わず、首位を明け渡さざるを得なかったが、初めてGTでトップを走
り、自信につながった。
auセルモスープラ38号車 ドライバー竹内浩典のコメント:
第1ヒートはフルレイン寄りの強めのダウンフォースが路面状況に合わず、本来の
パフォーマンスを発揮出来なかった。しかし、きちんと戦えたことで次戦への手ご
たえを感じている。
auセルモスープラ38号車 ドライバー立川祐路のコメント:
第2ヒートではややライバルに安定性で及ばず悔しい結果となったが、今季初めて
きちんとゴールすることが出来た。さらに勢いを増して次の富士に向けては必勝を
期す。
トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
霧と雨という非常に難しいコンディションの中、きちんと大会が開催されたことは
良かったと思う。ドライの予選では相応の速さを発揮出来たが、99年開幕戦(鈴
鹿)以来となったウエットレースでは雨でのパフォーマンスを更に高める必要性を
感じている。次戦の富士に向けては仕切り直して全力を尽くす。
第4戦 リザルト
順位 No. 車両 第1ヒート 第2ヒート 2ヒートの合計ポイント
ドライバー順位ポイント ドライバー順位ポイント
1 12 スカイラインGT-R 井出有治 1 30 B.トレルイエ 1 30 60
2 22 スカイラインGT-R 影山正美 4 27 R.ライアン 2 29 56
3 39 トヨタスープラGT D.シュワガー 2 29 織戸 学 6 25 54
4 38 トヨタスープラGT 竹内浩典 6 25 立川祐路 3 28 53
5 23 スカイラインGT-R 本山 哲 3 28 M.クルム 7 24 52
6 1 トヨタスープラGT 飯田 章 9 22 脇阪寿一 4 27 49
7 36 トヨタスープラGT E.コマス 7 24 土屋武士 8 23 47
8 18 ホンダNSX S.フィリップ12 19 道上 龍 5 26 45
9 62 ヴィーマックRD350R 柴原眞介 5 26 密山祥吾 14 17 43
10 35 トヨタスープラGT 服部尚貴 11 20 脇阪薫一 12 19 39
チーム 車両 No.ドライバー 第4戦結果
TOYOTA TEAM SARD トヨタスープラGT 39 D.シュワガー/織戸 学 3位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタスープラGT 38 竹内浩典/立川祐路 4位
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 1 脇阪寿一/飯田 章 6位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 36 土屋武士/E.コマス 7位
KRAFT トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 10位
TEAM ADVAN・ツチヤ トヨタスープラGT 25 荒 聖治/J.デュフォア 14位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 37 黒澤琢弥/M.アピチェラ 15位
RACING PROJECT BANDOH トヨタセリカ 19 青木孝行/田中 実 5位
TOM'S SPIRIT トヨタMR-S 17 松永まさひろ/長島正興 10位
DENTAIRE PROJET RACING with aprトヨタMR-S 34 西澤誠剛/松田晃司 11位
TEAM RECKLESS トヨタMR-S 31 佐々木孝太/後藤 聡 14位
シグマテックレーシングチーム トヨタMR-S71 Guts城内/澤 圭太 18位
ドライバーズポイント
順位 ドライバー ポイント
1位 脇阪寿一/飯田 章 49
1位 本山 哲/M.クルム 49
3位 R.ライアン/影山正美 47
5位 土屋武士/E.コマス 30
6位 D.シュワガー/織戸 学 26
8位 服部尚貴/脇阪薫一 18
11位 竹内浩典/立川祐路 15
チームポイント
順位 チーム ポイント
1位 NISMO 67
2位 ESSO TOYOTA Team LeMans 49
4位 TOYOTA TEAM TOM'S 32
5位 TOYOTA TEAM SARD 26
7位 KRAFT 18
9位 TOYOTA TEAM CERUMO 15
11位 TEAM ADVAN・ツチヤ 12
エンジンチューナーポイント
順位 エンジンチューナー ポイント
1位 トヨタテクノクラフト 64
2位 オーテックジャパン 62
3位 無限 35
4位 東名エンジン 25
5位 BMW Motorsport 2
6位 シエラスポーツ 2
※全て4戦終了次点。暫定
◆トヨタモータースポーツ情報はTOYOTA motorsportsをご覧下さい。

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第4戦
「MALAYSIAN JGTC IN FUJI SPEEDWAY」 決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年7月13日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■カルソニックスカイライン、総合優勝。
モチュールピットワークGT-Rは2位。
ザナヴィ ニスモGT-Rも5位で、スカイラインGT-Rが
再び富士を席捲!!
JGTC第4戦「MALAYSIAN JGTC IN FUJI SPEEDWAY」の決勝レースは、13日午前の
不安定な天候に翻弄された。
スタート前のウォームアップ走行が行なわれる予定の12時を過ぎても視界がクリ
アにはならず、ただ状況の好転を待つのみであった。
レース進行が中断されたまま約1時間が経過すると、幸い霧が少しずつ上空に消え
たため、レースは短縮して行われると発表された。
30周の第1レースは、20周で行われることとなった。2時20分にレース隊列
はコントロールラインを通過。JGTC異例のスプリントレースの火蓋が切って落
とされた。7位スタートの#12「カルソニックスカイライン」は、スタート直後
に上位車の後ろにピタリとつけた。1周目に5位に上がると、2周目には4位に、
さらに#35スープラをパスすると4周目のストレートで一気にスパート。一度に
2台を抜き差ってトップに躍り出た。その後は独走態勢を敷き、2位以降との差を
ぐんぐんと広げた。
終盤、#39スープラが後方から追い上げたが、リードを崩すには至らず、第1レー
スは#12が堂々優勝を飾った。
一方、8番グリッドスタートの#23「ザナヴィ ニスモGT-R」は第1コーナー
で2台をパス。6位で1周目を通過した。そして15周目には3位に上がり、19
周目には2位の#22とドッグファイトを繰り広げ、Aコーナー手前でついに抜き
差って2位となったが、#39スープラに抜かれて3位でチェッカーフラッグを受
けた。
#22「モチュールピットワークGT-R」は、6番グリッドからスタート。
序盤は一時順位を下げたが、4周目に4位に浮上。14周目にはポールポジション
の#38スープラをパスし2位となった。しかし、19周目に#23 GT-Rに
先行を許し、ファイナルラップにはドライタイヤをはいた#39に抜かれて4位と
なった。
30周に短縮された第2レースは、4時5分にスタートした。第2レースは完全な
ウェット。トップグループが一斉に第1コーナーになだれ込んでいった際、#12
GT-Rを#39スープラが抜きレースをリードした。
しかし2周目の1コーナーでアクシデントが発生。セーフティカーが導入されたが、
8周目にレースが再開されると、#12はすぐに反撃を開始。
9周目の第1コーナーで#39スープラを抜いてレースリーダーの座を奪還した。
その後4位スタートの#22 GT-Rが2位となると、徐々に#12との差を詰
め、特にレース中盤からは2台のGT-R同士の激しいトップ争いが会場を興奮さ
せた。しかし、#12GT-Rはレースリーダーのポジションを譲らずそのまま逃
げ切り、2レース完全制覇を果たした。
トップは取れなかったものの、#12とほぼ同じペースで周回を重ねた#22 GT
-Rは、3位以降を寄せ付けることもなく30秒以上の大差をつけて2位を確定し
た。3位で第2レースをスタートした#23 GT-Rは、7位でチェッカーフラッ
グを受けてレースを終了した。
JGTC第4戦は、2レース各々のポイントを集計して最終順位が確定。
2レースとも1位でゴールしたブノワ・トレルイエ/井出有治組の#12GT-R
が完全制覇の総合優勝を獲得した。2位には影山正美/リチャード・ライアン組の
#22 GT-Rが入り、本山哲/ミハエル・クルムの#23 GT-Rは5位となっ
た。またしてもJGTC富士スピードウェイ戦は、GT-R勢大活躍の舞台となっ
た。#23の本山/クルム組はシリーズポイントランキングでトップタイとなり、
#22影山/ライアン組は同3位、#12のトレルイエ/井出組も同4位となった。
■決勝結果(2レースのポイントを集計した最終順位)
Pos. Car Name No. Total Point
1 カルソニックスカイライン #12 60
2 モチュールピットワーク GT-R #22 56
3 デンソーサードスープラGT #39 54
4 auセルモスープラ #38 53
5 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 52
6 エッソウルトラフロー スープラ #1 49
7 WOODONE トムススープラ #36 47
8 TAKATA童夢NSX #18 45
9 ARTA NSX #8 38
10 G'ZOX無限NSX #16 38
◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

(Photo:K.Takeshita)
2003年7月13日 富士スピードウェイ(静岡県) 総合順位表 天候:曇り/雨/コース:セミウェット/ウェット
■GT500クラス
-P.-No.Cls-Car------------------------------Drivers-------1st(P)/2nd(P)/Total
1 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 30( 1)/30( 1)/60
2 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 27( 4)/29( 2)/56
3 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 29( 2)/25( 6)/54
4 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 25( 6)/28( 3)/53
5 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 28( 3)/24( 7)/52
6 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 22( 9)/27( 4)/49
7 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 24( 7)/23( 8)/47
8 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 19(12)/26( 5)/45
9 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 26( 5)/17(14)/43
10 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 20(11)/19(12)/39
11 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 16(15)/22( 9)/38
12 16 500 G'ZOX無限NSX 伊藤/コロネル 17(14)/21(10)/38
13 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 18(13)/18(13)/36
14 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 15(16)/20(11)/35
15 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 13(18)/16(15)/29
16 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 23( 8)/ 0( -)/23
17 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 21(10)/ 0( -)/21
18 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 14(17)/ 0( -)/14
----------------------------------------------------------------------------
■GT300クラス
-P.-No.Cls-Car------------------------------Drivers-------1st(P)/2nd(P)/Total
1 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 29( 2)/29( 2)/58
2 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 27( 4)/30( 1)/57
3 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 30( 1)/24( 7)/54
4 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 28( 3)/21(10)/49
5 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 20(11)/26( 5)/46
6 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 17(14)/28( 3)/45
7 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 26( 5)/18(13)/44
8 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 23( 8)/19(12)/42
9 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 24( 7)/15(16)/39
10 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 16(15)/23( 8)/39
11 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 9(22)/27( 4)/36
12 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/清水 15(16)/20(11)/35
13 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 18(13)/17(14)/35
14 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 8(23)/25( 6)/33
15 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 11(20)/22( 9)/33
16 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 12(19)/16(15)/28
17 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 13(18)/13(18)/26
18 71 300 シグマMR-S 城内/澤 25( 6)/ 0( -)/25
19 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 22( 9)/ 0( -)/22
20 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 10(21)/12(19)/22
21 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 21(10)/ 0( -)/21
22 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 6(25)/14(19)/20
23 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 19(12)/ 0( -)/19
24 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 14(17)/ 0( -)/14
25 10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 OSAMU/水谷 7(24)/ 0( -)/ 7
----------------------------------------------------------------------------
注)各レースのポイントは、1位から順に、30-29-28-27-26-25……と配点され、合計
ポイントで順位が決定。
注)上の順位表のポイント欄(1st(P)/2nd(P)/Total)は、「第1レースポイント(順位)
/第2レースポイント(順位)/ポイント計」です。このポイントは総合順位を出すため
の仮ポイントで、選手権ポイントは総合順位に基づいて与えられます。
◆富士スピードウェイ http://www.fujispeedway.co.jp/

難しいコンディションを見事に乗り切った優勝クルー(Photo:Motorsports@nifty)
■GT500クラス #12カルソニックスカイライン
井出有治
「朝のフリー走行でも雨が降ってて、そのときのタイムが良かったので、
ウェットでもいけると思っていた。
今日は順位を考えずに、とにかく前を行くクルマを抜こうと思って走った。
#39がスリックで行くとスタート前に聞いていたから、トップに立ってからは
とにかく逃げるだけ逃げておかないと何があるか分からないと思っていたので、
トップでゴールできて安心した。
ここまでスタッフにはすごく助けられてるし、ラッキーな部分もあったけど、
ここで気を緩めないできっちりやっていこうと思います」
ブノワ・トレルイエ
「僕自身はウェットコンディションは好きなんだ、あまりそんなドライバーは
いないと思うけど。
前戦で有治が凄くいいレースをしたので、自分はポジションをキープすれば良い
と思っていたので、プレッシャーも全く無く、いいレースをすることが出来た。
ライアンともいいバトルが出来たしね。
GTでチャンピオンを採るのは難しいので、一歩づつ着実に行きたいと思う。
チームの雰囲気は凄くいい。星野さんもシリアスだったり可笑しかったりでいい
コミュニケーションが取れてるから」
■GT300クラス #55ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
木下隆之
「全日本での優勝からしばらく遠ざかっていたのでほっとしたし嬉しい。
路面を見て、絶対スリックだと思った。最初の5,6ラップだけ耐えれば、あとは
スリックのコンディションだと思っていたので、迷わずスリックを履いて出た。
ただ、足回りはウェットセットでスリックを履いていたのでもうちょっと乾くの
が遅ければよかったが、Zと抜きつ抜かれつのレースが出来て楽しかった。
バイパーはポルシェに比べるとイロモノっぽかったけど、これでチャンピオンを
狙えるところまできたと思う」
山田英二
「本当に嬉しい。僕自身バイパーは4年目だが、前からアメリカの文化とかクルマ
が好きだったので、「バイパーで」勝てた、というのが本当に嬉しい。
フェラーリを抜いて、「バイパーがフェラーリを抜く」というシチュエーションに
「やったぁ!」と思ったが、リヤが滑りやすくなり、何度もドリフト状態になって
抜き返されてしまった。
チームチャンピオンの獲得を第一に考えているが、速さプラスキャラクターの面白さ
でファンを増やしていきたいとも思う。アメリカのプロレスみたいに一人ぐらいは
ヒール役がいてもいいでしょ」

第1、第2レースとも完勝したカルソニックコンビ。
約一時間のインターバルを置いて行われた第2レースは、一転して完全なウェット
コンディションとなったが、ここでも#12カルソニックスカイラインを駆るブノワ・
トレルイエが圧倒的な速さを見せて優勝。トータルでもフルポイントの60点で第4戦
のウィナーとなった。
2位には#22リチャード・ライアンが入り、第2ヒートをスカイラインの1-2フィニッ
シュで飾った。また、1レース2位の#39デンソーサードスープラが6位に終わったため、
トータルポイントでも#22モチュールピットワークGT-Rが上回り、JGTC第4戦富士は
第2戦富士500kmに続いてのスカイライン1-2フィニッシュとなった。
GT300では#11JIM RodeoDrive アドバンF360を駆る田中哲也が#55ECLIPSE タイサン
ADVAN バイパーの山田英二とのドッグファイトに競り勝ってトップでチェッカーを
受けた。しかし1レースとのトータルでは#55バイパーがトップとなった。
序盤セミウェットからドライに変化した第1レースとは異なり、インターバルから降り
始めた小雨のために第2レースはフルウェット状態でスタートすることとなった。
1コーナーを制したのは2位スタートの#39織戸学。以下#12トレルイエ、#23クルム、
#22ライアンと続く。
2周目の1コーナー手前で#100RAYBRIG NSXの光貞がスピン、ランオフエリアを横切って
コースに飛び出し、#88ノマド ディアブロ JGT-1の山西に激突してコース上に破片を
撒き散らしたためにセーフティカーが導入された。
8周目でリスタート。1コーナーで#22ライアンが#23クルムのインを突いて3位に浮上。
9周目には#39織戸、#12トレルイエ、#22ライアンの3台が団子状態で1コーナーに殺到。
これを制したのは#12トレルイエ。続いて#22ライアンも#38立川を抜き去ってGT-Rが
1-2体制を形成。さらにクルムが13周目の1コーナーで#39織戸を抜き去り、20周目には
ダンロップの進入で#38立川を攻め落として3位に。これで今度こそスカイライン1-2-3
フィニッシュかと思われたが、25周を終えた辺りから#23クルムのペースが落ちはじめ、
#38立川、#1脇阪、#18道上の先行を許してしまう。
途中周回遅れが絡んで1-2位が急接近する場面もあったが、結局#12トレルイエ、#22
ライアンの順番は変わらず、#12カルソニックスカイラインが第1レースに続いて連勝、
仮ポイントも60点満点でJGTC第4戦を完全制圧した。
フェアレディZ、バイパー、F360、セリカ、911GT3、インプレッサが入り乱れての混戦
が予想されたGT300クラスは、リスタート直後から#11F360の田中哲也と#55バイパーの
山田による激しいドッグファイトが繰り返され、一旦は#55山田がトップに立つも、
終盤ナーバスな挙動に悩まされる間に#11田中に逆転され、一時は#26PLUS e タイサン
アドバン GT3Rの山路に抜かれたものの、なんとかクラス2位でチェッカーを受けること
ができた。この結果、1、2レースのトータルポイントでは他を上回って第4戦優勝を決め
ることとなった。#11、#55に続いては#26が3位でフィニッシュ、予選PPながら第1レース
を11で終えた#19ウェッズスポーツCELICAの青木も積極果敢な走りで順位を挽回、一時
はクラス3位を射程に収めるが、最後に#34DENTAIRE MR-Sの松田に抜かれ、クラス5位
に終わった。
2003年7月13日 富士スピードウェイ(静岡県) 決勝第2レース 天候:雨/コース:ウェット
-P.-No.Cls-Car------------------------------Drivers-----Lap-GoalTime---(WH)
1 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ 30 1:00'33.078(20)
2 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン 30 - 1.341(40)
3 38 500 auセルモスープラ 立川 30 - 44.235(30)
4 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪(寿) 30 - 52.835(110)
5 18 500 TAKATA童夢NSX 道上 30 - 53.295
6 39 500 デンソーサードスープラGT 織戸 30 - 1'02.624(10)
7 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R クルム 30 - 1'05.221(90)
8 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋(武) 30 - 1'20.696(50)
9 8 500 ARTA NSX 土屋(圭) 30 - 1'21.596
10 16 500 G'ZOX無限NSX コロネル 30 - 1'32.522(10)
11 25 500 ADVAN スープラ 荒 29 - 1 Lap(10)
12 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 脇阪(薫) 29 - 1 Lap
13 64 500 Mobil 1 NSX 松田 29 - 1 Lap
14 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 田中 28 - 2 Laps(30)
15 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 密山 28 - 2 Laps
16 37 500 ZENTトムススープラ アピチェラ 28 - 2 Laps
17 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田 28 - 2 Laps
18 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路 28 - 2 Laps(65)
19 34 300 DENTAIRE MR-S 松田 28 - 2 Laps
20 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木 28 - 2 Laps
21 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木 28 - 2 Laps(60)
22 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下 28 - 2 Laps(35)
23 43 300 ARTA Garaiya 高木 28 - 2 Laps(20)
24 15 300 AMPREX BMW M3GT クワン 28 - 2 Laps
25* 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野 28 - 2 Laps
26 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋 28 - 2 Laps
27* 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷 28 - 2 Laps(20)
28* 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本 27 - 3 Laps
29 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川 27 - 3 Laps
30 111 300 ARKTECHダンロップGT3 芳賀 27 - 3 Laps
31 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永 26 - 4 Laps
32 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢 26 - 4 Laps
33 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅 26 - 4 Laps(10)
34 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸 26 - 4 Laps
-----------以上完走---------------------------------------------------------
77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 谷川 20 - 10 Laps
10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 OSAMU 15 - 15 Laps
2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 渡辺 15 - 15 Laps(10)
88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西 1 - 29 Laps
100 500 RAYBRIG NSX 光貞 1 - 29 Laps(10)
76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤 1 - 29 Laps
7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口 1 - 29 Laps(10)
----------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
Fastest Lap #35 プロジェクトμエスペリアスープラ(脇阪(薫)) 1'35.492
29/29 165.878km/h
* No.81は、反則スタートによりドライビングスルーペナルティ。
* No.24,51は、2003全日本GT選手権統一規則28条7.違反によりドライビングスルーペ
ナルティ。
◆富士スピードウェイ http://www.fujispeedway.co.jp/

難しいコンディションを見事に井出が制した!
JGTC第4戦の第1レースは霧のためにスタートが遅れたため、当初の周回数より10周
短縮された20週で行われ、#12カルソニックスカイラインを駆る井出有治が4周目の
ホームストレートで一気にトップに躍り出ると、そのまま後続を突き放してこの
レースを制した。GT300はタイヤ選択が完全に命運を分けた格好で、スタート間際に
スリックタイヤを選択した#3ハセミスポーツ・エンドレス・Zの柳田真孝が
#55ECLIPSE タイサン ADVAN バイパーの木下孝之との熾烈なトップバトルを制した。
当初13時05分からスタートの予定だった第1レースは、サポートレース終了直後に
垂れ込めてきた濃霧のために進行が大幅に遅れたため、14時15分より予定周回数を
10周縮めた20周で行われることとなった。
この時点で雨は上がっており、コースはウェットだったためトップグループはインタ
ーミディを選択したが、中にはレース中にコースが乾くことを予想してスリックを
選ぶチームもあった。
スタートでトップに立ったのは#38auセルモスープラ。しかし後方から#12カルソニック
や#23ザナヴィのスカイライン勢が着実に順位を上げ、トップをうかがう位置までやってくる。
1周目を終えた時点での順位はトップau、2位#36WOODONE トムススープラ、3位#35プロ
ジェクトμエスペリアスープラ、4位#25ADVAN スープラで、#12井出と#23本山が5位6位
で続き、さらに2周目で#25デュフォアをパスして4位5位に上がる。さらに井出は3周目
に#35服部を抜いて3位に上がると、その前で#36コマスに抜かれて2位に落ちていた
#38竹内のテールに食らいつき、4周目のホームストレートで一気に2台のスープラを
抜き去ってトップに立ち、そのままぐんぐんペースを上げて後続を突き放していった。
この辺りからコースが乾き始めていたためか、#36コマスはドライビングミスから大きく
後退すると、5周目終了でピットに飛び込み、スリックタイヤにチェンジ。この判断が
功を奏して#36WOODONEは7位まで挽回して第2レースを迎えることとなった。
レース中盤は2位以下が熾烈な順位争いを展開。レインセッティングが祟ってペース
ダウンを余儀なくされた#38竹内を#22影山、#23本山が相次いでパス。さらには#22と
#23がファイナルラップまで2位を争って接近戦を展開。このままスカイラインの1-2-3
体制でレースは終わるかに見えたが、スリックタイヤの選択が的中して終盤目覚しい
ペースアップを果たしていた#39シュワガーが最終ラップで2位に躍り出てフィニッシュ。
3位に本山、影山は4位。
GT300は序盤PPの#19ウェッズスポーツCELICAがトップを快走するも、コースコンディ
ションの変化に対応できず、次第に後退。11周目にスリックに交換するも、時既に
遅く11位でレースを終えた。
対照的にスリックを選択した#3ハセミスポーツZの柳田、#55タイサンバイパーの木下、
#81ダイシンシルビアの植松らが着実に上位に進出してきた。#3柳田と#55木下は何度
もトップを入れ替えながら走り続け、最後は#3柳田が競り勝ってトップでフィニッシュ
した。
2003年7月13日 富士スピードウェイ(静岡県) 決勝第1レース 天候:曇り/コース:セミウェット
-P.-No.Cls-Car------------------------------Drivers-----Lap-GoalTime-(WH)
1 12 500 カルソニックスカイライン 井出 20 31'22.121(20)
2 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー 20 - 6.958(10)
3 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 20 - 7.406(90)
4 22 500 モチュールピットワークGT-R 影山 20 - 8.179(40)
5 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原 20 - 8.595
6 38 500 auセルモスープラ 竹内 20 - 16.404(30)
7 36 500 WOODONEトムススープラ コマス 20 - 17.015(50)
8 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 WADA 20 - 19.142
9 1 500 エッソウルトラフロースープラ 飯田 20 - 23.763(110)
10 100 500 RAYBRIG NSX 加藤 20 - 28.048(10)
11 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部 20 - 28.551
12 18 500 TAKATA童夢NSX フィリップ 20 - 39.988
13 64 500 Mobil 1 NSX ロッテラー 20 - 40.338
14 16 500 G'ZOX無限NSX 伊藤 20 - 40.439(10)
15 8 500 ARTA NSX 金石 20 - 56.302
16 25 500 ADVAN スープラ デュフォア 20 -1'15.622(10)
17 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 田嶋 20 -1'28.289
18 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤 19 - 1 Lap
19 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 柳田 19 - 1 Lap(35)
20 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 木下 19 - 1 Lap
21 81 300 ダイシンADVANシルビア 植松 18 - 2 Laps
22 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田 18 - 2 Laps(30)
23* 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 加藤 18 - 2 Laps
24 71 300 シグマMR-S 澤 18 - 2 Laps
25 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 長嶋 18 - 2 Laps
26 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 浅井 18 - 2 Laps(20)
27 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中 18 - 2 Laps(30)
28 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋 18 - 2 Laps(10)
29 19 300 ウェッズスポーツCELICA 田中 18 - 2 Laps
30* 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 大井 18 - 2 Laps(10)
31 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 宮川 18 - 2 Laps
32 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 西澤 17 - 3 Laps(65)
33 43 300 ARTA Garaiya 新田 17 - 3 Laps(20)
34 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 清水 17 - 3 Laps
35 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林 17 - 3 Laps
36 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 筒井 17 - 3 Laps(10)
37 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島 17 - 3 Laps
38 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本 17 - 3 Laps
39 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 位高 17 - 3 Laps
40 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤 17 - 3 Laps
41 31 300 RECKLESS MR-S 後藤 17 - 3 Laps(60)
42 10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 水谷 15 - 5 Laps
43 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 砂子 15 - 5 Laps
--------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
Fastest Lap #36 WOODONEトムススープラ(E.コマス) 1'27.701 14/20 180.614km/h
* No.7はピットレーン通過速度違反によりドライビングスルーペナルティ。
* No.51はH項違反(黄旗区間のスピン)によりドライビングスルーペナルティ。
◆富士スピードウェイ http://www.fujispeedway.co.jp/

いつもはピットロードに溢れるファンもきれいに2分割(Photo:Motorsports@nfty)
毎戦多くのファンで賑わうピットウォークだが、最前列に陣取るギャル派と、マシン
を間近で見たいレース派との間に、以前から静かなる戦いが繰り広げられていた。
この解決策として、GTアソシエイションは、富士スピードウェイで行われているJGTC
第4戦で、ピットウォークを2分割するという新たな試みを行った。
これは、ピットウォーク場所を、コースとピットロードに分け、キャンギャルはコー
ス側に並ぶというもの。これにより、ピットロードの混雑を解消し、両派のファンの
要望を満たそうというもの。
今回は代替イベントで雨ということもあり、ファンの数はいつもよりは若干少なかっ
たが、両者の比率は、レース派6、ギャル派4といったところで、程よく分割されて
おり、試みは見事に成功した感じだ。

レース参戦は2年ぶりとなる高橋国光氏(Photo:Motorsports@nifty)
今シーズンは新型肺炎SARSの影響で残念ながら中止となってしまったJGTCマレーシ
ア大会だが、セパン・インターナショナルサーキット(SIC)とGTアソシエイション事
務局は、2004年以降3年間の開催について基本合意したことを明らかにした。
また、GTA会長である高橋国光氏が、JGTCマレーシア大会のプロモーションを兼ねて、
8月30日に行われる「マレーシア独立記念12時間耐久レース」に参戦することもあわ
せて発表された。
国光氏の参戦は、チーム国光としてRAYBRIG NSXを駆る光貞秀俊、加藤寛規選手と組
むという豪華ラインナップ。マシンはホンダ・インテグラを使う。
国光会長は「セパンサーキットが前向きな姿勢を見せてくれたのは嬉しいですね。
GTAとしてもできる限りの協力をし、ASEAN地域のモータースポーツ振興に一役買いた
いと思います」と語った。

富士は朝から雨模様。GTR勢が1-2-4位と好調だ(Photo:Motorsports@nifty)
8月13日。JGTC第4戦の決勝を占うフリー走行が小雨の降る富士スピードウェイで
行われ、#23ザナヴィ ニスモ GT-Rを駆る本山哲が1分35秒866でトップに、さらに
#12カルソニックスカイラインのトレルイエが2番手と、スカイラインが1-2体制を
形成し、ウェットコンディションでの好調ぶりをみせつけた。
GT300クラスでは、終始トップタイムを出していた#19ウェッズスポーツCELICAを
最後の最後に上回った#43ARTA Garaiyaが1分42秒882でトップであった。
決勝日の朝を迎えた富士スピードウェイは、フリー走行開始前から小雨が降り始め、
所々薄い霧も垂れ込める予選とは全く違ったコンディションとなった。
8時25分、当初の予定より5分遅れてフリー走行が始まった。
路面はウェットだが、GT500では開始早々から39秒台が出ており、それほどコンデ
ィションは悪くないようだ。
このセッションでは序盤から#22モチュールピットワークGT-R、#12カルソニック
スカイラインらが好調で、コンスタントに上位タイムを記録しながら走行している。
このスカイライン勢とトップタイムを入れ替えながら走行しているのが#36WOODONE
トムススープラ、#37ZENT トムススープラのトムス勢と#38auセルモスープラ。
ここでもスカイラインとスープラの緊迫した戦いが期待できそうだ。
しかし#1エッソウルトラフロー スープラだけは10番手前後を上下している。
やはり110kgのウェイトハンデは苦しいようだ。
NSX勢では#18TAKATA童夢NSXが一時3番手タイムを記録して気を吐くが、セッション
終盤に向けてスープラ勢やスカイライン勢のタイムアップについていけず、7番手
まで順位を落としてしまう。
残り5分を切った時点で、それまで中団以下で走っていた#23ザナヴィ ニスモ GT-R
が一気に35秒866を出してトップに躍り出た。2位には#12カルソニックが36秒071で
続き、スカイラインが1、2番手を占めてセッションを終えた。
GT300では、PPの#19ウェッズスポーツCELICAが終始トップタイムを記録して周回し、
そのポテンシャルの高さをみせつけていたが、セッション終了間際に#43ARTA Garaiya
が42秒882を叩き出してトップとなった。以下#69FK/Massimo外国屋ADVANポルシェ、
#31RECKLESS MR-S、#55ECLIPSE タイサン ADVAN バイパーと様々な車種が入り乱れる
展開であり、決勝でも混戦が予想される。
2003年7月13日 富士スピードウェイ(静岡県) フリー走行 天候:雨/コース:ウェット
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers------------BestTime(WH)
1 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 1'35.866(90)
2 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 1'36.071(20)
3 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 1'36.467
4 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 1'36.957(40)
5 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 1'36.962(30)
6 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 1'37.127(50)
7 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 1'37.705
8 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 1'37.760
9 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 1'37.772(10)
10 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 1'37.962
11 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 1'38.125(10)
12 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 1'38.442(10)
13 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 1'38.483(110)
14 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 1'38.758
15 16 500 G'ZOX無限NSX 伊藤/コロネル 1'38.848(10)
16 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 1'38.855
17 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 1'40.232
18 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 1'42.326
19 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 1'42.882(20)
20 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 1'43.707
21 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 1'44.944
22 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 1'45.021(60)
23 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 1'45.224
24 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 1'45.370(35)
25 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 1'45.937
26 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 1'46.120(10)
27 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 1'46.147(30)
28 71 300 シグマMR-S 城内/澤 1'46.163
29 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 1'46.281
30 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 1'46.295(10)
31 10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 OSAMU/水谷 1'46.634
32 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/清水 1'46.770
33 21 300 ダンロップBMW M3GT 一ツ山/松本 1'46.802
34 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 1'47.002
35 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 1'47.391
36 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 1'47.612
37 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 1'47.711(20)
38 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 1'47.723(30)
39 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 1'47.960
40 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 1'48.802
41 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 1'49.241(65)
42 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 1'51.455
43 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 1'55.735
44 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 1'58.660(10)
---------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
◆富士スピードウェイ http://www.fujispeedway.co.jp/

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第4戦
MALAYSIAN JGTC IN FUJI SPEEDWAY 公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年7月12日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■スカイラインGT-Rは、予選6・7・8位
第4戦のマレーシアラウンドがキャンセルとなったため、代替の第4戦Malaysian
JGTC in FUJI SPEEDWAYは7月の第2ウィークエンドに富士スピードウェ
イで開催されることとなった。
公式予選1回目は、12日(土)午前11時から開始された。参加台数は44台。
第2戦で優勝している#22「モチュールピットワークGT-R」
は、ハンディウェイト40kgを積んでこのレースに臨んでいる。
#23はアタックタイミングをずらすためにピットで約5分待機したのち、リチャー
ド・ライアンがコースイン。アタック走行に入る前に赤旗が提示され、予選は一時
中断となってしまう。再開後、残り6分間でライアンは再びアタック走行を行ない、
終了間際に1分24秒999のベストラップを計測。ポジションは5位であった。
また、ハンディウェイト20kgとGT-R勢では最も条件の良い#12「カルソ
ニックスカイライン」は、ブノワ・トレルイエがタイムアタック。1分25秒035
を出して6番手となった。
公式予選2回目は、午後3時50分から1時間行われた。
#23「ザナヴィ ニスモGT-R」は、本山が担当。終了8分前、本山は満を持
してコースインしていったが、タイムアップとポジションアップすることはできな
かった。
#22「モチュールピットワークGT-R」は、影山正美が決勝のセットアップチ
ェックを行ない、ハンドリングの微調整を行った。そして、リチャード・ライアン
にバトンタッチ。結果は#23同様タイムアップならず、であった。#12はブノ
ワ・トレルイエが再タイムアタック。しかし、こちらも午前のタイムを100分の
1秒縮めるにとどまった。
GT300を含む他車も、ほとんどがタイムアップ出来なかった。GT500では、
唯一#25スープラがタイムを更新して5位となったため、総合予選結果は#22
が6位、#12が7位、#23が8位となり、GT-R勢が並んで翌日の第1レー
スをスタートすることとなった。
13日の決勝第1レースは午後1時スタート。第1レースは、1名のドライバーに
よる30周のスプリントレースとなる。レースフィニッシュ後、30分のインター
バルを挟み第2レースが行われる。第2レースは給油を含む50周となる。
■公式予選結果
Pos. Car Name No. Driver Laps
1. auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路 1'24"324
2. WOODONE トムススープラ #36 土屋武士 / エリック・コマス 1'24"464
3. プロジェクトμエスペリアスープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一 1'24"514
4. ZENT トムススープラ #1 黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ 1'24"632
5. ADVAN スープラ #25 荒 聖治 / ジェレミー・デュフォア 1'24"971
6. ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム 1'24"999
7. カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'25"034
8. モチュールピットワーク GT-R #22 リチャード・ライアン / 影山正美 1'25"156
9. デンソーサードスープラGT #39 ドミニク・シュワガー / 織戸 学 1'25"158
10. TAKATA童夢NSX #18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 1'25"167
◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。
変則2ヒート制で行われるJGTC第4戦のそれぞれのドライバーが以下のとおり発表さ
れた。それぞれのチームの思惑があっての決定だが、完全スプリントとなる第1レー
ス、給油ありのセミスプリントとなる第2レースという形態に加えて、天候が雨とな
る可能性が高いだけに、この出走順が結果に大きな影響を与えそうだ。
・第1レース 30周 130km 給油義務なし
・第2レース 50周 200km 給油義務あり
◆JGTC.net http://www.jgtc.net/
◆富士スピードウェイ http://www.fujispeedway.co.jp/
Grd-No.Cl.-Car------------------------------第1レース--第2レース
1 38 500 auセルモスープラ 竹内 立川
2 36 500 WOODONEトムススープラ コマス 土屋
3 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部 脇阪
4 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤 アピチェラ
5 25 500 ADVAN スープラ デュフォア 荒
6 22 500 モチュールピットワークGT-R 影山 ライアン
7 12 500 カルソニックスカイライン 井出 トレルイエ
8 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 クルム
9 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー 織戸
10 18 500 TAKATA童夢NSX フィリップ 道上
11 1 500 エッソウルトラフロースープラ 飯田 脇阪
12 100 500 RAYBRIG NSX 加藤 光貞
13 64 500 Mobil 1 NSX ロッテラー 松田
14 8 500 ARTA NSX 金石 土屋
15 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 田嶋 黒澤
16 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原 密山
17 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 WADA 山西
18 16 500 G'ZOX無限NSX 伊藤 コロネル
------------------------------------------------------------------
19 19 300 ウェッズスポーツCELICA 田中 青木
20 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 柳田 木下
21 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 西澤 山路
22 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤 松田
23 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 浅井 余郷
24 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 木下 山田
25 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田 田中
26 43 300 ARTA Garaiya 新田 高木
27 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 位高 山岸
28 31 300 RECKLESS MR-S 後藤 佐々木
29 71 300 シグマMR-S 澤 城内
30 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林 谷川
31 81 300 ダイシンADVANシルビア 植松 星野
32 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 長嶋 松永
33 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 加藤 尾本
34 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋 渡辺
35 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 筒井 菅
36 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中 三船
37 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 大井 谷口
38 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 宮川 平川
39 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 砂子 高見沢
40 10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 水谷 OSAMU
41 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本 クワン
42 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 清水 石橋
43 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島 芳賀
44 21 300 ダンロプBMW M3GT 一ツ山 松本
------------------------------------------------------------------
2003年7月12日 富士スピードウェイ(静岡県) 予選総合結果 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers------------BestTime(WH)
1 38 500 auセルモスープラ 竹内/立川 1'24.324(30)
2 36 500 WOODONEトムススープラ 土屋/コマス 1'24.464(50)
3 35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部/脇阪 1'24.514
4 37 500 ZENTトムススープラ 黒澤/アピチェラ 1'24.632
5 25 500 ADVAN スープラ 荒/デュフォア 1'24.971(10)
6 22 500 モチュールピットワークGT-R ライアン/影山 1'24.999(40)
7 12 500 カルソニックスカイライン トレルイエ/井出 1'25.034(20)
8 23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山/クルム 1'25.156(90)
9 39 500 デンソーサードスープラGT シュワガー/織戸 1'25.158(10)
10 18 500 TAKATA童夢NSX 道上/フィリップ 1'25.167
11 1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田 1'25.454(110)
12 100 500 RAYBRIG NSX 加藤/光貞 1'25.820(10)
13 64 500 Mobil 1 NSX 松田/ロッテラー 1'26.066
14 8 500 ARTA NSX 土屋/金石 1'26.439
15 76 500 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤/田嶋 1'26.684
16 62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原/密山 1'27.574
17 88 500 ノマド ディアブロ JGT-1 山西/WADA 1'28.286
18 19 300 ウェッズスポーツCELICA 青木/田中 1'32.099
19 3 300 ハセミスポーツエンドレスZ 木下/柳田 1'32.283(35)
20 26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R 山路/西澤 1'32.405(65)
21 34 300 DENTAIRE MR-S 西澤/松田 1'32.467
22 24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R 余郷/浅井 1'32.614(20)
23 55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下 1'32.712
24 11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田/田中 1'32.937(30)
25 43 300 ARTA Garaiya 新田/高木 1'33.176(20)
26 69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高 1'33.251
27 31 300 RECKLESS MR-S 佐々木/後藤 1'33.421(60)
28 71 300 シグマMR-S 城内/澤 1'33.454
29 77 300 クスコスバルADVANインプレッサ 小林/谷川 1'33.518
30 81 300 ダイシンADVANシルビア 星野/植松 1'33.556
31 17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永/長嶋 1'33.562
32 51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/加藤 1'33.645
33 2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX 高橋/渡辺 1'33.678(10)
34 9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT 菅/筒井 1'33.711(10)
35 5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R 玉中/三船 1'33.735(30)
36 7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口/大井 1'34.107(10)
37 910 300 910 BOROアドバンポルシェ 平川/宮川 1'34.455
38 911 300 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢/砂子 1'34.497
39 10 300 レイジュン・ダンロップ GT-1 OSAMU/水谷 1'35.367
40 15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本/クワン 1'35.473
41 70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/清水 1'35.510
42 111 300 ARKTECHダンロップGT3 飯島/芳賀 1'37.302
43* 16 500 G'ZOX無限NSX 伊藤/コロネル 1'26.352(10)
44* 21 300 ダンロプBMW M3GT 一ツ山/松本 1'36.987
---------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
* No.16,21は、一方のドライバーが予選通過基準タイムに達しなかったが、決勝日
朝のウォーミングアップ走行で、当該クラスの上位3台の107%をクリアすることを
条件に各クラスの最後尾から出走が認められた。

■GT500クラス #38auセルモスープラ
立川祐路
「クルマの調子はずっといい。ただ結果が残ってないだけ。ウェイトもそんなに
載ってないので予定通りポールが取れました。
今日のコンディションもどうなるかわからなかったんで、二人とも基準タイムを
クリアするためにも、僕が早めにアタックして、500の専有のうちに竹内さんに
渡すという作戦で、それがうまくいきました。
午後は雨が降ると思っていたのに降らなかったので、他がタイムアップするかと
思ったが、路面コンディションが良くなかったみたいで上がらなかったですね。
明日の順番は........内緒です(笑)
基本的には耐久王の竹内さんがスプリントで見せる、と(笑)、僕は2回目の予定です」
竹内浩典
「今までは立川寄りのセッティングだったので乗り辛くて色々あったが、今回は
自分のセッティングで走れるのでいいレースが出来ると思う。普段と違うといって
も、殆ど今までもスプリントみたいなもんなんで、特別どうということはない。
明日は立川に通せんぼの仕方を教わって(笑)、トップのまま立川に渡してプレッシャ
ー掛けたいと思います」
■GT300クラス #19ウェッズスポーツCELICA
青木孝行
「もともと高いポテンシャルのクルマだということは菅生の時点で分かっていたし、
ここへくるまでにもテストをして膿み出しも終わってたんで、ポールは取れると
思っていた。
坂東さんからもポールを取れといわれていた。
この先ウェイトが載れば分からないが。まだまだ良くなる感触はある。
明日の順番は僕が後......ですね。
明日は暑さが問題、ドライバーだけじゃなくて色んな部分が溶けたりしてるんで.....
その辺の膿み出しはまだこれからやっていかないと。
明日が雨でも悪くはないけど、雨だとポルシェが速いんで、できればドライでレース
したいです」
田中 実
「僕はピットから応援してただけ。青木の力でポールを取れたようなもの。
ここまで3戦は苦戦したが、あれは青木の弟が乗ってたんで(笑)。4戦目からは青木
本人が乗ってますから大丈夫です。
何よりも、お膝元でトヨタが2台揃ってポール取れた、しかも3戦目までは辛酸をなめ
ていた2台が取れたということは本当に良かったと思う」