優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)
「最後にSCが入らなければ気持ち良く行けたと思うのですけれど、最後合わせられて前に行かれちゃいましたけど、結果は優勝で。(ハンマーレーシングの1-2だが?)それが一番嬉しいですね。こんなに早く実現するとは思っていなかったです(笑)」
2位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)
「十勝は出てないですけど、前回のもてぎに続いて連続表彰台です。後残すのはてっぺんだけです。そのうち伊澤さん譲ってくれると思うので(伊澤と揃って爆笑)。(見事なオーバーテイクだったが?)あんなに全部きれいに決まると思わなかったですね」
3位 宇高希(TAKEFIRST F108)
「(初出場初表彰台?)正直展開に恵まれただけで、自分の走りはまだ課題があるのですけれど、結果を残せたのでよかったです。スリックタイヤで行きましたが、自分が下手くそで他の人よりタイヤ暖めるのに3周くらい余分にかかってしまいました。でもそこからはいい感じで。序盤にレインタイヤに行かれてしまうのは仕方ないと思っていたので。SC明けで徳升選手は抜けると思ったのですけれど、(ISHIKENとは)ミドルあたりのラインで入ってインを差されて、切り返しで狙いたかったですがだめでした。次のSUGOまでにちゃんと速くなって結果出せるように頑張ります」
4位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
「足りなかったですね、あと1周が難しかったな。仕方がない。レインタイヤはスリックよりも最初の3周はよかったですけれどね、その後は圧倒的にペース遅かったと思います。終わってみればスリックの方が正解だったのかなって感じですね。雲を見ていても黒いですし、これは(雨が)来たなと思ったのですけど、全然来ないし「おかしいなぁ」と思いながら走っていました(苦笑)。ま、こればっかりは誰にも読めないですね」
5位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)
「自分のペースどおり走れたので、結果はちょっと納得いかないですけれど、いいレースだったんじゃないかな、と思います。(スリックタイヤは?)最初はちょっと濡れていて霧の影響とかもあって苦しいなと思ったのですけれど。後半乾き始めてきたのでペースを取り戻すことができたので、先頭を走っていて行けるかなと思ったのですけれど。ちょっと接触とかあって、それがペナルティ対象に取られてしまったので、そこは僕も反省するところなのかな、って。前にいない僕が悪かったので、次は頑張ります」
6位(ジェントルマンクラス1位)植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
「(久々ジェントルマンのトップ快走だったが?)あのまま雨がちょっとでも降ってくれたら、行けるなと思ったのですけれど。途中からドライになっちゃったので、やっぱりドライ(タイヤ)には勝てないですね(苦笑)。それでもなんとか総合3位に入れるかな、と思っていたのですけでど、あのSCで一気に詰まって、そしたらもうドライタイヤ勢がどっと来たので、苦しかったです。まぁでも楽しくレースできて、よかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOIME
2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第7戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、雨上がりの微妙なコンデションの中、13周のレースの10周目に投入されたセーフティカー(SC)が12周目に退き、ファイナルラップ1周だけのレースで酒井翔太(ファーストガレージ F108)がトップでフィニッシュするも接触によるタイムペナルティ5秒加算で降格となり、2位フィニッシュのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が優勝となった。
本日の最終レースとして午後4時コースインが始まったF-Be第7戦。午前の第6戦でジェントルマンクラス2位に入った長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)は欠場となり、出場は19台。
雨はあがったものの路面は所々ウエットパッチが残っている微妙なコンデションな上に、いつ雨が降ってきてもおかしくない雲行き。ダミーグリッドについた各車は、スリックタイヤを履くものとレインタイヤを履くものが混在。しかもダミーグリッド上でもスリックからレインへ、反対にレインをスリックへと交換する選手がいて、グリッドはカオスな状況。果たして誰の選択が正解か?
そして午後4時20分のフォーメーションラップ開始直前に富士スピードウェイ名物の霧が立ち込め始め、ストレートからTGRコーナー方向が見通せないほどの濃霧、モニターの映像でもコーナーがまったく見えない箇所がある状態で、スタート進行はディレイ。その後嘘のように霧が晴れて、レースは15分遅れで、SCの先導でスタートすると宣言された。
SCの先導でレーススタート、すると1周目の終わりにポールポジションの金井亮忠(チームNATS 正義 001)がピットに飛び込んでくる。ここでスリックからレインへとタイヤを交換する事を決断したが、なんとタイヤの準備ができておらず大きくタイムロス。後で金井に聞いたところ、元々チームにはSCラン中にコースの状況を見てタイヤ交換に入る可能性があると告げてあったそうだが、年度が変わって新たな学生で編成された不慣れなチーム。悪いことに今回はメインイベントのWGTCアジアのマシンや機材が置かれたピットでの作業と環境の厳しさがあり、タイヤの準備が遅れてしまったようだ。これで20秒以上のタイムロスがあり、当初の見込みでは金井は隊列の最後尾につけてレース再開のはずが、隊列に追いつく前にグリーンフラッグが振られて20秒以上のビハインドを背負ってのレーススタートになってしまった。
2周目にSCがコースを外れ3周目から本格的にレーススタート。金井不在でトップから発進のハンマー伊澤を先頭に酒井~宇高希(TAKEFIRST F108)~徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)~植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)~KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)という並びでレースが始まる。
ハンマー伊澤と酒井はスムーズにスタート、一方スタートラインを越えた直後からバトルを始めたのが宇高、徳升、植田の3台で、並走でストレートを加速すると、TGRコーナーへは徳升が前を取って3番手、植田4番手、宇高5番手という順にターンイン。徳升と植田はダミーグリッド上でスリックからレインにタイヤ交換しており、一方宇高はスリックのままでスタート、とここではレインタイヤが有利な状況か。しかし徳升はTGRコーナーでアウトにはらんでコースアウト、すぐに復帰するが植田の先行を許してしまう。後方では5位に落ちた宇高にKAMIKAZEが襲い掛かりアドバンコーナー進入でオーバーテイクに成功。KAMIKAZEはグリッド上でレインからスリックに交換していたが、その後再度レインに戻した模様だ。彼がドライブする「SYNARGY RD04W」は昨年終盤にデビューしたこのカテゴリーでは久々のニューモデルだが、ここまでスタンディングスタートで度々エンジンストールを起こして苦慮していた。その後エンジンをチューナーに戻して設定してもらい、今回からスタートの問題は解消したと語っていた。
レインタイヤの植田はペースが速く、100Rでアウトからスリックの酒井を抜いて2位にポジションアップ。さらに徳升もダンロップコーナー入口のブレーキングで酒井を仕留めて3位へ。このあたりはレインタイヤが有利なのか、植田と徳升は13コーナーでスリックのハンマー伊澤に肉薄。そして最終パナソニックオートモビルコーナーでインから植田がハンマー伊澤のインを突いて前に出る。しかしストレートに出るとハンマー伊澤の加速がよく、植田に並びかけてコントロールライン上では0.027秒差と僅かに前に出てトップで3周目を終了。3位徳升も0.266秒差とテール・ツー・ノーズ状態。4位に落ちら酒井はそこから約1秒の遅れ。KAMIKAZ5位、6位に宇高を仕留めた松井俊仁(ファーストガレージ FG108)が浮上しジェントルマンクラスの2位3位を構成。スリックタイヤで苦戦の宇高は7位へドロップ。
4周目、ペースではレインタイヤの植田に分があり、TGRコーナー入口でハンマー伊澤をオーバーテイクしてトップ、徳升も植田に続きインからハンマー伊澤を仕留めて2位へあがる。植田の勢いは止まらず1分53秒801と徳升より2秒以上速いタイムでギャップを築く。久々にジェントルマンクラスのドライバーがトップを走る。一方3位に落ちたハンマー伊澤に今度は酒井が襲い掛かり、第2セクターでオーバーテイク、酒井3位、ハンマー伊澤4位に。ジェントルマンクラスによる5位争いも松井が先行しKAMIKAZEは6位に後退。続く5周目に酒井は徳升も片づけて2位へ浮上。本日3レース目の酒井だが16歳の体力は疲れを知らないのか。しかしこの間に植田は着々とギャップを築き、5周目終了時点で2位に4.059秒差と独走状態。酒井の後方、徳升とハンマー伊澤は0.6秒の差でトレイン状態だ。SCラン中のタイヤ交換でタイムをロスした金井は誰よりも速い1分52秒台で追い上げを敢行、14位までポジションを戻している。
ここから酒井が反撃を開始、6周目に1分51秒943とここまでの最速タイムを叩き出すと植田とのギャップを一気に削り取り1.882秒まで追い上げる。路面コンデションも好転して来ており、ここからはスリックタイヤ勢の反攻が始まる。ハンマー伊澤も6周目の最終コーナーからの立ち上がりで徳升をオーバーテイク、3位の座を取り戻す。松井を挟んで宇高とこちらもスリックのISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)がKAMIKAZEを攻略して6位、7位に上がる。
酒井はみるみるうちに植田に接近、7周目にテール・ツー・ノーズ状態に持ち込むとパナソニックオートモビルコーナーで勝負に出ると僅かに接触があり植田が姿勢を乱し、酒井が前でストレートに戻って来る。さらにハンマー伊澤も植田をオーバーテイクして2位へあがりコントロールライン上では酒井に0.570秒差。植田は2.5秒以上遅れたが3位を守っている。ハンマー伊澤はスリップストリームを活かして酒井のテールに食らいつき、テール・ツー・ノーズ状態でTGRコーナーに飛び込むが酒井もポジションを守る。8周目も両車の間合いは変わらず、ハンマー伊澤が1分50秒827とファステストラップを更新して酒井のテールを逃さず0.093秒差。3位に落ちて5秒以上の差をつけられた植田だが、第1セクターで最速タイムを出すなどまだスピードは失っておらず4位徳升とは2.5秒以上の差がある。そして宇高が松井を捕らえて5位に浮上。
酒井にプレッシャーをかけ続けていたハンマー伊澤が勝負に出たのは9周目、ストレートで酒井の横に出るとTGRコーナーのブレーキング勝負でアウトから仕掛けて酒井をオーバーテイク。トップの座を奪い取ると、じわりと差をひろげて0.417秒差、さらに10周目に1.116秒までギャップをひろげる。
このタイミングで酒井に対して、植田との接触でタイムペナルティ5秒加算が通達される。これで酒井が勝つためにはハンマー伊澤を逆転してなおかつ5秒以上の差をつけなければならなくなった。
さらに時を同じくして、17位を走っていた新井誠二(ファーストガレージRK01)がアドバンコーナーでスピン、コース上で停止してしまい、ただちにSC投入が宣言される。このままSCランでフィニッシュかとも思われたがオフィシャルの素早い対応でマシンが撤去され、レースはファイナルラップを残して再開。残り1周の超スプリントが行われる。
リスタート前の順位は トップ ハンマー伊澤、以下~酒井~植田(G1位)~徳升~宇高~ISHIKENというトップ6。ここまでが1.645秒以内のトレイン状態でレースは再開。そしてスタート直後のタイヤ交換で大きくポジションを失った金井が10位、トップと3.827秒差まで詰めている。泣いても笑ってもあとワンラップだ。
酒井はハンマー伊澤をピッタリとマーク。仕掛ける雰囲気をまき散らしながらコントロールラインを通過するとさっそくオーバーテイクに取りかかり、右サイドから並走。TGRコーナー手前でインからハンマー伊澤を抜き去る。後方では植田が後続集団にのみ込まれてTGRコーナーでは徳升~植田~ISHIKEN~宇高の順でターンインする。この中ではISHIKENのペースが速く、TGRコーナーでインから宇高をオーバーテイクすると、アドバンコーナーへの進入で植田をインから仕留めて4位へ上がる。さらに宇高もダンロップコーナーで植田をインからオーバーテイク、これで植田は6位までドロップ。
そして最終パナソニックオートモビルコーナー。酒井とハンマー伊澤は1車長の差。そして徳升とISHIKENがサイド・バイ・サイドでコーナーを立ち上がると最後のストレート勝負。そこに宇高も参戦して、ISHIKENと宇高がスリップストリームを使って徳升の前に出る。3台はもつれるようにフィニッシュラインを通過、3位ISHIKEN、4位宇高、5位徳升の順でその差は0.293秒だった。植田は最後同じジェントルマンクラスの三浦勝(NUTECルノー)に迫られたが守り切って6位、ジェントルマンクラス優勝となった。前方ではハンマー伊澤が酒井を追い詰めたが0.207秒及ばず。
しかし酒井には5秒加算のタイムペナルティが課されているため、トータルタイムで5位に降着。これにより優勝ハンマー伊澤、2位ISHIKEN、3位宇高、4位徳升、5位酒井、6位植田という結果になった。ジェントルマンクラスは総合6位の植田が優勝、総合7位の三浦、総合10位の松井というクラストップ3となった。
優勝したハンマー伊澤と2位のISHIKENは同じハンマーレーシングのチームメイト。両者はマシンを降りるとがっちりと握手。マシンビルダーでもあるハンマー伊澤にとっては自ら手掛けた「疾風」が1-2フィニッシュを飾るという本人いわく「夢だった」結果を手にすることになった。
Formula Beat第8戦、第9戦は7月20-21日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦のシリーズは折り返し。シリーズの行方を占うのはまだ早い。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 19 ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 13 29'32.299 - -
2 16 ISHIKEN HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 13 29'36.441 4.142 4.142
3 40 宇高 希 TAKE FIRST F108 ZAP F108 13 29'36.634 4.335 0.193
4 27 徳升 広平 BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 13 29'36.734 4.435 0.100
5 *6 酒井 翔太 ファーストガレージFG108 FG108 13 29'37.092 4.793 0.358
6 11 G 1 植田 正幸 Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS 13 29'38.382 6.083 1.290
7 34 G 2 三浦 勝 NUTECルノー Renault FC106 13 29'38.915 6.616 0.533
8 92 KENBOW ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 13 29'39.164 6.865 0.249
9 72 金井 亮忠 チームNATS正義001 NATS 001 13 29'39.575 7.276 0.411
10 3 G 3 船井 俊仁 ファーストガレージFG108 FG108 13 29'40.582 8.283 1.007
11 22 G 4 みきてぃ LP・Shop kts24 kts24 13 29'44.622 12.323 4.040
12 0 G 5 渡辺 義人 チームNATSエクシズWXR WXR MK-II 13 29'46.453 14.154 1.831
13 82 G 6 梅村 充史 F302.MAZDA Dallara F302 13 29'46.470 14.171 0.017
14 9 G 7 KAMIKAZE FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W 13 29'51.143 18.844 4.673
15 33 D 1 杉山 寛 ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 13 29'51.738 19.439 0.595
16 78 G 8 鈴木 尊文 ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 13 29'52.761 20.462 1.023
---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ----
- 85 G - 新井 誠二 ファーストガレージRK01 B-MAX RK-01 8 19'05.629 5Laps 5Laps
- 76 G - 松本 隆行 SHOUEI☆ミスト Dallara F307 4 11'13.226 9Laps 4Laps
- 63 G - 長嶋 重登 ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 - d.n.s - -
Fastest Lap: CarNo. 6酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'50.212 (13/13) 149.047 km/h
CarNo. 6は、富士スピードウェイ一般競技規則第16条5.1.a(他車への衝突)により、タイムペナルティー5秒を科した。
優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)
「(コンデションはかなり悪かった?)途中から雨上がってきていました。始めからそういう感じ(赤旗もあり得る)でやりますよという感じで聞いていたので、その流れでこうなったのかな、という気がします」
2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)
「次はポールシッタからなので。次は(雨が)降っても降らなくてもやるのだろうから、優勝めざして頑張りたいと思います」
3位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)
「なんか、できたレースだとは思うのですけれど。安全を優先したのかな、という感じでです。雨は得意なので走りたかったですね。次は走れることを祈って、頑張ります」
4位 宇高希(TAKEFIRST F108)
「ぜんぜん走れそうでしたけどね。Bコーナーで(SCの)ライトが消えないので『まだか?』と思いながらずっと待っていました(笑)。レインコンディションは金曜日に走って、そこそこだったので、レースもやってみたいなと思っています」
5位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
「レースできるんじゃない? という感じの雨の量でしたけどね。ま、しょうがない。もう1戦あるので、次、頑張ります」
6位(ジェントルマンクラス1位) 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
「SCで終わったので、昨日の予選が(上位で)よかったな、という感じで。路面はスタートできると思ったのですが、危険もあると審査委員長が判断したのだと思いますので。出来そうだったので一つでも前に行きたかったのですけれど、しょうがないですね。またこの後(第7戦が)あるので、頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2024年Formula Beat(F-Be)地方選手権第6戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、雨が降る中セーフティカー(SC)先導でスタートしたが、5周目に入ったタイミングでコンディションの回復が見込めないということで赤旗打ち切りとなり、ポールポジションから走行していたハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が優勝した。
前日は打って変わって早朝から雨が降り続ている富士スピードウェイ。午前8時25分開始予定だったスーパーFJの予選は中止になった。F-Beのコースイン時刻の午前8時50分時点では雨足がやや弱まったものの、この後も雨雲の接近が予想されている。路面はところどころ水たまりがあるウエットコンディションで、第6戦決勝はSC先導でスタートすることとなり、午前9時5分、19台がウエットタイヤを装着してSCスタートでレース開始。
各車SCの先導でタイヤに熱を入れるべくウェービングを繰り返しなかがら1周目、2周目とSCランを続ける。第2コーナーからコカ・コーラコーナーにかけては水煙がかなり上がりコンディションの悪さを示しでいる。
SCラン5周目に入ったところで赤旗が提示され、レースはここで中断。その後再スタートすることなく打ち切りが宣言され、3周目の順位をもって優勝はハンマー伊澤、以下2位金井亮忠(チームNATS 正義 001)、3位酒井翔太(ファーストガレージ F108)、4位宇高希(TAKEFIRST F108)、5位徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)、6位ジェントルマン優勝の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)、7位ジェントルマン2位の長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)、8位ジェントルマンクラス3位のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)という結果になった。
なおレースが3周で打ち切りのため規定によりシリーズポイントは半分になる。
第7戦の決勝は本日の最終レースとして午後4時コースイン予定だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 6 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 19 ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 3 11'17.784 - -
2 72 金井 亮忠 チームNATS正義001 NATS 001 3 11'18.360 0.576 0.576
3 6 酒井 翔太 ファーストガレージFG108 FG108 3 11'19.002 1.218 0.642
4 40 宇高 希 TAKE FIRST F108 ZAP F108 3 11'20.919 3.135 1.917
5 27 徳升 広平 BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 3 11'22.283 4.499 1.364
6 11 G 1 植田 正幸 Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS 3 11'24.002 6.218 1.719
7 63 G 2 長嶋 重登 ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 3 11'26.732 8.948 2.730
8 9 G 3 KAMIKAZE FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W 3 11'27.640 9.856 0.908
9 16 ISHIKEN HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 3 11'28.204 10.420 0.564
10 3 G 4 船井 俊仁 ファーストガレージFG108 FG108 3 11'29.474 11.690 1.270
11 34 G 5 三浦 勝 NUTECルノー Renault FC106 3 11'32.429 14.645 2.955
12 22 G 6 みきてぃ LP・Shop kts24 kts24 3 11'34.210 16.426 1.781
13 76 G 7 松本 隆行 SHOUEI☆ミスト Dallara F307 3 11'36.926 19.142 2.716
14 92 KENBOW ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 3 11'38.103 20.319 1.177
15 0 G 8 渡辺 義人 チームNATSエクシズWXR WXR MK-II 3 11'44.851 27.067 6.748
16 85 G 9 新井 誠二 ファーストガレージRK01 B-MAX RK-01 3 11'46.411 28.627 1.560
17 82 G 10 梅村 充史 F302.MAZDA Dallara F302 3 11'48.594 30.810 2.183
18 33 D 1 杉山 寛 ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 3 11'52.011 34.227 3.417
19 78 G 11 鈴木 尊文 ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 3 11'53.660 35.876 1.649
---- 以上規定周回数(90% - 2 Laps)完走 ----
Fastest Lap: CarNo. 27 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK) 3'37.575 (2/3) 75.499 km/h
第6戦ポールポジション/第7戦2位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)
「セカンドベストでは金井さんに前に行かれてしまいましたね。とりあえず一発(タイム)出てよかったですけれど。GTアジアの影響か、路面にGTアジア仕様のラバーが乗り過ぎていて、グリップする感じが薄かったのですけれど、それは皆さん同条件ということで」
第6戦2位/第7戦ポールポジション 金井亮忠(チームNATS 正義 001)
「だいぶ良くはなってきているかな、と思います。富士は2年ぶりなので。クルマもその間に改良したりとか、仕様も変わっているので。ドライバーも一昨日一本しか乗っていなくて、それで今朝(フリー走行)走っただけで、そういった意味で、タイム出たかな、と思います。(フリー走行では旧型のサイドポンツーンで走っていたが?)戻しました(笑)。フィーリングはいいんですけれど、ストレートがめちゃくちゃ遅くて、そこが課題ですね。どうバランスしていくかというところで。スリップストリームについて並んでも行かれてしまうのですよ。明らかにダウンフォース出すぎている気がするので、そこをうまく削っていけたらな、とは思うのですけれど。その辺はレース本番で(試すのは)賭けになっちゃうので、難しいです。ただ明日雨になればハイダウンフォースなので(笑)、いいかもしれないです」
第6戦3位/第7戦3位 酒井翔太(ファーストガレージ F108)
「最初タイヤがヒートする前は、いい感じでグリップするなと思っていたのですけれど。タイヤに熱が入ってきて、ヒートしだした時にちょっとオーバー(ステア)が止まらなくなっちゃって、第3セクターでタイムロスしちゃっていた。最後何とかタイム出せそうだなって時に引っかかっちゃって、ベストタイムを出し切ることができずに終わっちゃいました。自分のタイヤが暖まった時に、GTアジアの(ラバーの)路面ができちゃっていたので、それが難しかったです。明日は自分が得意な雨が降ってくれるのを願っています(笑)」
第6戦4位/第7戦4位 宇高希(TAKEFIRST F108)
「よかったと思います。朝いち(フリー走行)のフィーリングが、めちゃくちゃ悪い訳じゃなかったですけれど、もうちょっと良くなれば何とか前の方で走れるかなって思いがあったので。チームと話して、いいセッティングで走れてベストタイム出せたと思っています。(富士固有の難しさはある?)コース自体はあまり気にしていないのですけれど、このクルマがちょっと独特なところもあって。でも鈴木さんという速いドライバーが乗っているので、まだまだ自分が何とか追いつこうと、頑張ってクルマを理解しているところです」
第6戦5位/第7戦5位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
「(最後の方でタイム上がらなかった?)内圧上がり過ぎたかな、って思っていますけれど、ちょっとわかりません(笑)。明日雨ですからね、切り替えて、頑張りますよ。(今後は「徳升先生(高山短大で講師を務めている)」と呼ばないといけない?)いえいえ(苦笑)、生徒もう帰りましたので、先生言わんでいいです(笑)」
第6戦6位/第7戦6位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
「コースレコード出てよかったです。もうちょっと行きたかった、徳升の前ぐらい行きたかったですけれど(笑)。調子よかったので、まぁいいんじゃないですか、十分です。明日の決勝は雨なので、ちょっとどうですかね? クルマいまのところうまくセット出せていないので、スタート決めて、しのいでしのいでしのいで、というレースで勝ちたいですね(笑)」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第6戦/第7戦公式予選が6月22日(土)に富士スピードウェイで開催され、第6戦はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)がタイムアップ寸前にトップを奪回してポールポジションを獲得、逆転を喫した金井亮忠(チームNATS正義001)だがセカンドベストタイムでは1位となり第7戦のポールポジションを獲得した。
梅雨入りが宣言された東海地方だが本日の富士スピードウェイは午前中は好天に恵まれていた。しかし午後に入り雲が多くなり、F-Be予選が行われる午後2時半頃にはストレートを風が吹き抜けて雨の気配がただよっている。
現在JAF選手権ポイントリーダーの酒井翔太(ファーストガレージF1088)を先頭に、1台が欠場して19台がコースインして20分間の予選が開始。気温26度、ドライコンディションだ。
まずは残り14分、徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)が1分45秒405のトップタイムを出すと、すかざず酒井が44秒887を出してトップを奪い取る。さらに今回F-Be初出場の宇高希(TAKEFIRST F108)が45秒393で2番手へ、宇高は昨年のS-FJオートポリスシリーズのチャンピオンだ。これで3番手にドロップした徳升だが、続く周回で44秒320をマークして首位を奪回。さらに残り12分40秒に、金井が44秒434をマークして2番手へ。金井は日本自動車大学校で教鞭をとり、生徒が学校や現場でメカニックやエンジニアを務める実習を指導しながらレースを戦っている。今年も4月に新たな生徒によるチーム運営がスタートし、F-Beとしては新体制で今年度初のレースとなる。これで酒井は3番手にドロップ。4番手につける植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)はジェントルマンクラスのトップで44秒839を出している。宇高5番手で、ここ3戦連勝しているハンマー伊澤が45秒762で6番手に上がってくる。
残り10分を切って予選は折り返し。徳升は1分44秒122までトップタイムを短縮。酒井が1分44秒146で2番手へ浮上。さらにハンマー伊澤も44秒364と1分44秒台に入れて3番手へ。金井4番手へダウン、宇高が5番手で続き植田はジェントルマンクラスのレコードタイムを更新し44秒494を出すも全体6番手へ。ジェントルマンクラス2位は全体7番手のKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)、同3位は全体8番手の船井俊仁(ファーストガレージFG108)が続いている。
残り8分、ハンマー伊澤はさらにタイムを削り取り1分43秒台に入れて43秒789でトップに立つ。徳升2番手、酒井3番手と後退。植田は44秒392と立て続けにクラスのレコードタイムを更新して5番手へ上がり金井6番手。さらに宇高が残り5分で44秒040を出して2番手へ上がり徳升と酒井を追いやると、今度は金井が44秒016を出して2番手へ。さらに残り3分30秒、酒井が43秒914を出して2番手へ再浮上、金井3番手、宇高4番手、徳升5番手、植田は6番手変わらず。クラス2位に長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)が総合7位で上がってくる。
残り1分30秒、ハンマー伊澤がベストタイムを43秒731まで短縮、酒井も43秒880まで詰めるが0.149秒及ばす2番手。
これで予選は決着かと思われた残り3秒、金井が1分43秒560を出してトップに躍り出るが、直後にコントロールラインを通過したハンマー伊澤が43秒446を叩き出して再逆転、金井に0.114秒の差で第6戦のポールポジションを獲得した。金井は2番手、以下3番手酒井、4番手初F-Beの宇高、5番手徳升、6番手ジェントルマンクラストップの植田という順になった。
各選手のセカンドベストタイムで決まる第7戦のグリッドは、トップ金井、2番手ハンマー伊澤とポジションが入れ替わり、以下酒井、宇高、徳升、植田という順位となった。
Forumula Beat第6戦、第7戦決勝は明日6月23日に行われる。朝から雨の予報で勢力図がどう変わるか、特に雨の鈴鹿の開幕戦で2位以下を30秒以上離す異次元の速さを見せて酒井の巻き返しが注目だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 72 金井 亮忠 チームNATS正義001 NATS 001 1'43.594 - - 158.569
2 19 ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 1'43.683 0.089 0.089 158.433
3 6 酒井 翔太 ファーストガレージFG108 FG108 1'43.914 0.320 0.231 158.081
4 40 宇高 希 TAKE FIRST F108 ZAP F108 1'44.096 0.502 0.182 157.804
5 27 徳升 広平 BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 1'44.143 0.549 0.047 157.733
6 11 G 1 植田 正幸 Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS R1'44.494 0.900 0.351 157.203
7 63 G 2 長嶋 重登 ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 1'44.805 1.211 0.311 156.737
8 9 G 3 KAMIKAZE FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W 1'45.118 1.524 0.313 156.270
9 16 ISHIKEN HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 1'45.398 1.804 0.280 155.855
10 3 G 4 船井 俊仁 ファーストガレージFG108 FG108 1'45.500 1.906 0.102 155.704
11 34 G 5 三浦 勝 NUTECルノー Renault FC106 1'46.130 2.536 0.630 154.780
12 22 G 6 みきてぃ LP・Shop kts24 kts24 1'46.255 2.661 0.125 154.598
13 92 G KENBOW ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 1'47.575 3.981 1.320 152.701
14 76 G 7 松本 隆行 SHOUEI☆ミスト Dallara F307 1'47.813 4.219 0.238 152.364
15 0 G 8 渡辺 義人 チームNATSエクシズWXR WXR MK-II 1'47.959 4.365 0.146 152.158
16 85 G 9 新井 誠二 ファーストガレージRK01 B-MAX RK-01 1'48.522 4.928 0.563 151.368
17 82 G 10 梅村 充史 F302.MAZDA Dallara F302 1'49.024 5.430 0.502 150.671
18 33 D 1 杉山 寛 ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 1'50.486 6.892 1.462 148.678
19 78 G 11 鈴木 尊文 ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 1'52.290 8.696 1.804 146.289
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.849)予選通過 ----
- 55 G 13 河野 靖喜 ファーストガレージ&R-UP FR2000 d.n.s - - -
'R'マークは従来のコースレコード(G: 1'44.520)を更新した。
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 6 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 19 ハンマー 伊澤 アルカディア☆ハンマーRハヤテ 疾風 1'43.446 - - 158.796
2 72 金井 亮忠 チームNATS正義001 NATS 001 1'43.560 0.114 0.114 158.621
3 6 酒井 翔太 ファーストガレージFG108 FG108 1'43.880 0.434 0.320 158.132
4 40 宇高 希 TAKE FIRST F108 ZAP F108 1'44.040 0.594 0.160 157.889
5 27 徳升 広平 BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 1'44.122 0.676 0.082 157.765
6 11 G 1 植田 正幸 Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS 1'44.392 0.946 0.270 157.357
7 63 G 2 長嶋 重登 ミスト☆T.U.CGROUP Dallara F301 1'44.774 1.328 0.382 156.783
8 9 G 3 KAMIKAZE FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W 1'44.983 1.537 0.209 156.471
9 16 ISHIKEN HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 1'45.120 1.674 0.137 156.267
10 3 G 4 船井 俊仁 ファーストガレージFG108 FG108 1'45.473 2.027 0.353 155.744
11 34 G 5 三浦 勝 NUTECルノー Renault FC106 1'46.087 2.641 0.614 154.843
12 22 G 6 みきてぃ LP・Shop kts24 kts24 1'46.250 2.804 0.163 154.605
13 76 G 7 松本 隆行 SHOUEI☆ミスト Dallara F307 1'47.359 3.913 1.109 153.008
14 92 G KENBOW ファーストガレージRK01 B-MAX RK01 1'47.532 4.086 0.173 152.762
15 0 G 8 渡辺 義人 チームNATSエクシズWXR WXR MK-II 1'47.676 4.230 0.144 152.558
16 85 G 9 新井 誠二 ファーストガレージRK01 B-MAX RK-01 1'48.043 4.597 0.367 152.039
17 82 G 10 植村 充史 F302.MAZDA Dallara F302 1'48.401 4.955 0.358 151.537
18 33 D 1 杉山 寛 ミスト☆菱洋商事株式会社 DOME F110 1'50.469 7.023 2.068 148.701
19 78 G 11 鈴木 尊文 ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 1'51.606 8.160 1.137 147.186
---- 以上基準タイム(130% - 2'14.717)予選通過 ----
- 55 G 13 河野 靖喜 ファーストガレージ&R-UP FR2000 d.n.s - - -
優勝 渡会太一(FTKレブレーシングガレージ)
「まさか勝てるとは思っていなかったです(笑)。レインコンディションの中チームとしても1-2だったので、クルマの良さも見せられたしよかったなと思います。(見たか!って感じ?)ホントにそれで、ビリからでも勝てるって証明できたので、すごい嬉しいです」
2位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
「いつの間にやらポジション上がった、という感じです(笑)。富士が初めてて金曜土曜とウエットとドライは走れましたが、今日も予選なくていきなり決勝という感じでちょっと心配でしたが、いいレースができたなと思います。ただもっと早く2位に上がって渡会君を追い上げたかったですね」
3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)
「(トップに立ったあとのペースは?)単独のペースは前の二人(渡井と松井)の方が速くて、小田選手も速かったので、もう要所要所抑えるしかないと思って守っていたのですが、抑えきれずに残念な結果になってしまいました。なかなか(筑波では)できないバトルだったので、そこはよかったなと、誇るべきだと思います。(ダルマの目入れは次の筑波で?)そうしたいですね(笑)」
4位 小田優(Drago CORSE TAKE)
「トップに出た時にタイヤがタレてしまっていて、それでも1コーナー抜ければ逃げられるくらいのタイヤは残っていて、ペースもあったので、悔しいですね。1コーナーは磐上君が止まり切れていなくて、こっちはよけるしかないので、クルマ壊れなかっただけよかったなと思います。もうちょっとでいいレースで終われるところだったので、次頑張ります」
5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)
「序盤自分はペースがあって、トップについては行けたので、このまま優勝狙えるかなって思いました。3番手のクルマ(角間)と接触があったので、それでミラーが無くなっちゃって、後ろが確認できなかったので、譲るようなレースになっちゃったのですけれど、最後は後ろのクルマ離れたのがわかったので、自分のペースで走れたので5番まで戻って来られたので、良かったかなと思っています」
6位 伊藤駿(ZAPSPEED10ED)
「今回はしょうがないというか、こんなもんだろう、みたいな車両差がありますね。運転で差があるようには感じなくて、後ろから見ていてもKKSのいいところが出ているっていう感じで。自分の運転も今回見直すところをいっぱい見つけたのですが、それ以上にクルマの差があったかな、と思います。筑波帰って挽回ですね、筑波ならあまり差が出ないので、うまく行けるかな。シリーズポイント的にもけっこう拮抗しているので、なんとか勝ちを拾って行ければな、と思います」
R 角間光起(ELIVレーシング10VED)
「(TGRコーナーの接触について)ブレーキングポイントが前クルマとだいぶ違う感じで、石井君とか割とブレーキングポイントが近いのですけれど、酒井君は走り方が違っていて、自分が思ったよりも手前で(ブレーキを)踏む走り方みたいで。それに合わせ切れずに突っ込みそうになったので、強く踏んだらロックしちゃって、それでコントロールできなくなった感じです。スタートからホイールスピンさせ過ぎちゃって、気持ちが焦っていたところもあるので、そこを改善していかないといけないていう感じです。シリーズポイント的にも後がないと言うか、次から外せない状態になったので、次切り替えてちゃんと勝てる状態で挑みたいですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦決勝は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、トップが目まぐるしく入れ替わる12周のレースで、最後尾21番手スタートの渡会太一(FTK レブレーシングガレージ)がすべてのクルマをオーバーテイク、優勝を飾った。
予選がキャンセルになったことで筑波・富士シリーズのランカーが前方からスタート、鈴鹿・岡山シリーズの上位ランカーである松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が12番、小田優(Drago CORSE TAKE)13番、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)に至っては最後尾の21番グリッドからスタートすることになり、彼らがどんな追い上げを見せるかが注目された。
朝から降り続いた雨は12時55分のフォーメーションラップ開始時点でほぼやんでいるが、コースは依然としてウエットコンディション。21台全車がウエットタイヤでグリッドについて、レーススタート。
ポールシッターの角間光起(ELIVレーシング10VED)は好スタートを切ったが、それを上回るロケットスタートを見せたのが3番グリッドから発進の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)。髪をまるめた効果かスタートの加速で2番グリッドの伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)をかわすとTGRコーナーで角間をアウトから仕留めてトップに立つ。3位に落ちた伊藤も負けずにアドバンコーナーでは角間のインを差しに行くがここは角間がポジションを守る。その伊藤に今度は酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が襲い掛かり第3セクターでオーバーテイク、3位を奪ってストレートに戻って来る。
石井~角間~酒井~伊藤~黒川史哉(ZAP SPEED 10V)~津田光輝(ファーストガレージKK-SII)というトップ6でオープニングラップを終了。注目の渡会太一は1周で10台を抜き去って11位までポジションアップ。
勢いにのる酒井はスリップストリームを活かして角間に接近、2周目のTGRコーナーでインを突くとオーバーテイクを完了、2位に上がる。3位に落ちた角間は挽回を狙うが背後に伊藤が迫っている。2位争いのスキに石井はリードを拡げ、2周目に2位酒井に0.606秒の差をつける。酒井と3位角間は0.659秒差、そこから0.522秒のギャップで伊藤、0.462秒差で黒川と続き、6位には12番手スタートの小田が上がってきている。渡会太一は2つポジションを上げて9位。
スリップストリームが大変利く富士ではコントロールライン上で0.5秒程度の差があっても、TGRコーナー進入時にはほとんど差がない状態になる。それを利用したのが角間で3周目のストレートエンドで酒井に接近、テール・ツー・ノーズ状態でTGRコーナーに進入する。しかし角間はブレーキングで大きく姿勢を乱し、酒井と接触、アウト側へコースアウト、止まってしまう。リヤセクションのダメージが大きく角間はここで無念のリタイヤ。角間によるとブレーキングポイントが違う酒井に当たりそうになりブレーキの踏力を強めたらタイヤがロックして酒井に接触してしまったとのこと。酒井もこの接触でポジションを落としてしまう。
このアクシデントでセーフティカー(SC)投入が宣言される。この時点での順位は石井~伊藤~黒川~小田~酒井~磐上隼人(アルビ富士吟景GIAED)というトップ6。小田は4位まで進出、渡会は前を行くこれも鈴鹿組の元山泰成(Ecotech Works Racing F)にやや手こずり8位。さらに渡会の後方にチームメイトの松井が上がってきている。そして周囲が驚いたのが、10位につける落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)で、今回がスーパーFJで2レース目、20番グリッドからスタートし中団の混戦をかいくぐってオープニングラップで14位、2周目13位、3周目10位までポジションを上げてきた。
SCランは5周目まで続き6周目からレース再開。リスタートでは石井が13コーナー辺りから加速を始めると伊藤もこれにうまく対応。コントロールライン上ではテール・ツー・ノーズ状態に持ち込む。その後方では小田がTGRコーナー進入でインから黒川をオーバーテイク、3位に浮上する。さらに第1セクターで磐上が酒井を攻略、5位にポジションアップする。元山と渡会も酒井を仕留めてそれぞれ6位、7位へ浮上し磐上に接近する。
続く7周目、ストレートでスリップストリームを効かせた小田が伊藤に接近、TGRコーナーでインから前に出て2位。後方では6位まで上がってきていた元山がコースアウト、大きく順位を落とす。これで渡会が6位。小田は追撃の手を休めず石井を追い詰めにかかり、ダンロップコーナーでインからずばっとオーバーテイク、ついにトップに立つ。しかし石井も諦めずに小田を追走。7周目終了時点で0.153秒の差。3位伊藤はやや離され0.730秒のギャップ。トップスピードが202キロ/hの小田、205キロ/hの石井に対して193キロ/hの伊藤は富士の直線勝負で何とも分が悪い。4位に磐上、渡会も5位とそれぞれ黒川を仕留めてポジションアップ。
8周目、石井はTGRコーナーで小田をインから差してトップを奪回。そして勢いに乗る磐上も伊藤をオーバーテイク、3位に浮上する。磐上のマシンはコーナー毎にリヤが流れそうになるのをカウンターで抑え込んでの激走で、バトルを繰り広げる石井と小田の背後に迫る。小田はコーナー毎に石井にプレッシャーをかけるとGRスープラコーナーでアウトからクロスラインで石井を攻略、再度トップに立つ。磐上もコントロールライン手前で石井をオーバーテイク、毎レーススタンドで旗を振り声援をおくる事で有名な磐上の応援団に応えてみせた。
小田を先頭に、磐上~石井~伊藤~渡会が0.7秒以内のワンパックで9周目のTGRコーナーに殺到。ここで磐上が先頭に出るが勢い余ってオーバーシュート。これを回避するために小田もコースアウトし、石井がトップに立つ。伊藤も一瞬失速し、そのスキを見逃さず渡会と松井が2位、3位へと進出する。9周目を終えての順位は
トップ 石井
2位 渡会(+0.353秒)
3位 松井(+1.190秒)
4位 伊藤(+1.309秒)
5位 小田(+2.784秒)
6位 酒井(+3.790秒)
ストレートでスリップストリームを活かした渡会は石井との間合いをぐっと詰めるとTGRコーナーでインから仕掛ける。石井もアウトから被せるようにターンインするが渡会はドアをこじあけるように前に出てオーバーテイクに成功。ついに10周目にして最下位スタートからトップに躍り出るとじわじわと石井を引き離し0.539秒までギャップをひろげる。11周目も渡会のリードは拡がり、逆に石井は松井からのプレッシャーにさらされて防戦一方になる。アドバンコーナーでは松井が石井に並びかけてサイド・バイ・サイドで立ち上がり、ここは石井がしのぐもテール・ツー・ノーズ状態で第3セクターを抜けると最終コーナーからの加速で松井が並走。0.038秒の差でファイナルラップに突入する。その間にトップ渡会は1.447秒までリードを拡大。小田は伊藤をオーバーテイクして4位へ。
12周目のTGRコーナーで松井がインから石井を抜き去り2位にポジションアップ。石井はここで力尽きたか松井に追いすがることができず僅かずつだが間合いがひろがりここで勝負あり。
渡会は最後尾スタートから20台抜きを演じて会心の勝利、2位にチームメイトの松井がはいり、レヴレーシングの1-2フィニッシュとなった。3位石井は3戦連続の表彰台獲得も、両親から贈られた必勝のダルマに目を入れることは叶わなかった。4位小田、渡会同様圧倒的な速さを見せたがアクシデントに泣いた。5位酒井はフォーミュラBeatとのダブルエントリーで切り替えが大変だといいつつもファイナルラップで伊藤を仕留めて順位を上げた。伊藤はトップスピードの足りないマシンでレース巧者ぶりを見せたが悔しい6位に終わった。
応援団の目の前でトップ争いを見せた磐上は16位、しかし11周目にファステストラップを叩き出した。4台が出走のジェントルマンクラスは 終始クラストップを走った秋山健也(スーパーウインズKKS2)が総合13位でクラス優勝、以下総合17位の畠山退三(zap speed KKS2)、同18位の山根一人(光精工 TK-Sport MYST)というトップ3になった。
ポディウムに戻って来た渡会はまずクルーと抱擁。おもむろにヘルメットを脱いだオーバーテイクショーの主役は満面の笑みを見せた。
筑波・富士S-FJ選手権第6戦は7月28日に筑波サーキットで行われる。角間がノーポイントに終わったことでシリーズランキングは伊藤が56点でトップ。2位石井53点、角間52点、アレックス50点と混とんとしてきた。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
FANATEC GT World Challenge Asia -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 8 渡会 太一 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 12 27'33.712 - -
2 7 松井 啓人 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 12 27'35.088 1.376 1.376
3 53 石井 大雅 ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 12 27'35.959 2.247 0.871
4 43 小田 優 Drago CORSE TAKE FIRST MYST KK-S2 12 27'36.639 2.927 0.680
5 55 酒井 翔太 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 12 27'38.568 4.856 1.929
6 14 伊藤 駿 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 12 27'38.632 4.920 0.064
7 1 元山 泰成 Ecotech Works Racing F MYST KK-S2 12 27'39.425 5.713 0.793
8 15 黒川 史哉 ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V 12 27'43.286 9.574 3.861
9 52 津田 充輝 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 12 27'50.790 17.078 7.504
10 5 板倉 慎哉 AORE TOKYO Racinf F MYST KK-S2 12 27'51.982 18.270 1.192
11 22 内藤 大輝 RaiseUP RCIT ED MYST KK-S2 12 27'52.849 19.137 0.867
12 51 落合 蓮音 ファーストガレージKKS-2 MYST KK-S2 12 27'53.850 20.138 1.001
13 3 M 1 秋山 健也 スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 12 27'57.439 23.727 3.589
14 71 宮本 颯斗 leprix sport KKS-II MYST KK-S2 12 27'57.595 23.883 0.156
15 4 古里 拓 FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 12 28'05.480 31.768 7.885
16 33 磐上 隼斗 アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 12 28'07.279 33.567 1.799
17 38 M 2 畠山 退三 zap speed KKS2 MYST KK-S2 12 28'07.382 33.670 0.103
18 47 M 3 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 12 28'16.294 42.582 8.912
19 18 水谷 誠 HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V 12 28'52.462 1'18.750 36.168
20 25 M 4 フェリペ昌 WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 12 29'02.604 1'28.892 10.142
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
- 91 角間 光起 ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V 2 4'12.711 10Laps 10Laps
Fastest Lap: CarNo. 33 磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED) 2'03.185 (11/12) 133.351 km/h
2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦公式予選は6月23日(日)に富士スピードウェイで開催予定だったが、天候不良のためキャンセルとなった。
決勝のスターティンググリッドは、筑波・富士シリーズおよびS-FJジャパンリーグのポイントランキングに基づき、シリーズポイントのない選手は主催者判断でグリッドが決定された。。
これによりポールポジションは筑波・富士シリーズポイントリーダーの角間光起(ELIVレーシング10VED)が獲得。2番手に伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)が並び、以下石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)、酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)がセカンドロウ、5番手黒川史哉(ZAP SPEED 10V)、6番手内藤大輝(RaiseUP RCIT ED)というトップ6になった。
ポールポジション 角間光起(ELIVレーシング10VED)
「雨のドライビングには自信があるので、このまま(後ろを)抑えきれれば、シリーズ考えてもけっこう美味しい感じではありますね。まずは安全にゴールするのを第一に、頑張っていきたいなと思います。ずっと天気予報見ています(笑)けれど、スタート時点でまた雨が降って来るみたいな。決勝中にもコンディション変わるみたいなので、それにいかに適応できるかが今回勝負になってくるかなと思います」
決勝は12時40分コースイン予定、シリーズポイントを有さないために下位のグリッドに鈴鹿勢が並ぶことになり、彼らがどんなオーバーテイクショーを見せてくれるか、展開が期待される。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
優勝 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「この内容なので、SUGOでの10年ぶりの優勝はいい形ではありません。ただ、シリーズのポイントを考えると大事な1勝ですが、複雑です。スリッピーなコンディションで、グリップしなかったし、先頭だったので、ぎりぎり走れたんだと思います。雨量とかコース上の水の量とか多くないのに、どうしてこんなにグリップしなくて滑るんだろうと乗りながら思っていました。数周しか走ってませんが、いつコースアウトするか不安でした。ファンの皆さんにもお待たせして申し訳なかったです」
「週末は耐えるレースになると思っていましたが、チームの力に助けられて、ポール、優勝とつなげられたので、いい流れに乗っていけそうな足がかりをつかめたと思います。次の富士テストで、後半戦に弾みをつけられるようにしていきたいと思います」
2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
「レースを最後までできなかったので、悔しい思いがあります。最後まで戦って結果がどうなるかという勝負をしたかったです。ファンの方が長く待ってくださって、レースが再開されなかったのは、思うところはありますが、天候に関してはどうしようもないです。2戦連続2位で一番悔しい思いをする立場なのかと感じています」
「テストを挟むので、いろいろ見つかったりとか、ステップを踏めるタイミングだと思います。全選手一緒ですが、いま上位にいることはできているので、優勝できるようにパフォーマンスを上げていかないといけないと思ってます。後ろからもライバルが追い越そうと来るので、しっかり準備を全力でして、ひとつひとつ目の前の課題をクリアしていきたいと思います」
3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
「ウェットの調子はすごくよかったです。できればレースはやりたかったです。2月の鈴鹿のウエットテストはまったく速くなく、不安を抱えていました。練習が赤旗とかで走れなかったなかで、うまくアジャストして、決勝は数周でしたけど、速さは確認できました」
「右肩上がりで予選、決勝でも速さは出てきていると思います。まだトップは取れていないので、後半戦に向けてそろそろ勝たないとチャンピオンシップが苦しいと思います。富士テストはかなり肝になるポイントですし、チームと一緒に頑張っていきたいと思います。去年は、テストを有効に活用できず失速したので、そうならないようにしたいです。今年はチームが代わっているので、富士でテストをできるというのは大きなステップを踏めるチャンだと思っています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
優勝チーム監督 田中洋克氏(TEAM MUGEN)
「昨日の予選で野尻選手がポールで、岩佐選手が2位、チームとして1-2でした。この結果を持って今日はいいレースをできればいいなと思っていました。午前中のフリー走行で岩佐選手がクラッシュしましたが、雨の見た目以上に、かなり雨量が多かったです。野尻選手も岩佐選手もフロントローからのスタートでしたが、中盤以降の選手は相当危険だと思っていました」
「みなさんチームは好調に見えるかも知れませんが、今年の統一ダンパーのルールをまだまだ試しているところです。フリー走行では野尻選手が良かったり悪かったりで、岩佐選手のセットも見ながら予選に合わせてきましたが、まだ安定感という意味では精度も含めて足らないと思います。これからテストをしてチームチャンピオンと、野尻選手か岩佐選手のドライバーチャンピオンを取れるように取り組んでいきます」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Driver Car Team Engine Lap Time Behind Gap
1 16 野尻 智紀 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 12 26'22.982 - -
2 15 岩佐 歩夢 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 12 26'23.656 0.674 0.674
3 36 坪井 翔 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 12 26'24.532 1.550 0.876
4 5 牧野 任祐 DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 12 26'25.701 2.719 1.169
5 39 大湯 都史樹 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 12 26'26.038 3.056 0.337
6 3 山下 健太 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 12 26'26.620 3.638 0.582
7 20 国本 雄資 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F 12 26'28.132 5.150 1.512
8 4 小高 一斗 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 12 26'28.229 5.247 0.097
9 50 木村 偉織 San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E 12 26'28.771 5.789 0.542
10 7 小林 可夢偉 Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 12 26'28.899 5.917 0.128
11 65 佐藤 蓮 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E 12 26'29.713 6.731 0.814
12 38 阪口 晴南 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 12 26'30.463 7.481 0.750
13 8 福住 仁嶺 Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 12 26'31.050 8.068 0.587
14 6 太田 格之進 DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 12 26'32.070 9.088 1.020
15 12 三宅 淳詞 ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E 12 26'32.238 9.256 0.168
16 37 笹原 右京 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 12 26'32.665 9.683 0.427
17 19 平良 響 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F 12 26'33.905 10.923 1.240
18 53 ジュジュ TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 12 26'35.871 12.889 1.966
19 55 松下 信治 TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 12 26'37.438 14.456 1.567
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
- 14 大嶋 和也 docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F 4 9'44.259 8Laps 8Laps
- 64 山本 尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E 0 d.n.s - -
Fastest Lap: CarNo. 16 野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23) 1'27.606 (13/14) 128.276 km/h
優勝 野中誠太(TOM'S)
「少ない周回数でしたが、スタートを決めることができました。ライツで雨のレースを経験している人は少ないと思いますが、ぼくは経験値があるので前に出ることができたと思います。特別なことはやっていませんが、ドライとグリップレベルが違って、ホイールスピンをしやすいので、クラッチのつなぐ量とかを少なくしています。1コーナーでは余裕で前に出ていたわけではなくて、ブレーキング勝負でリスクを背負っていきいました。今週はドライもレインもペースがなかったので、SCには助けられました」
」
2位 小出峻(B-MAX RACING TEAM)
「午前中がSCスタートになったので、レインタイヤがどれくらい路面に食いつくかというのを確かめられませんでした。4番手の野中選手がすごいいいスタートで、1コーナーでサイドバイサイドになって、守りたかったんですが、野中選手の1コーナーのグリップがよかったので、前に出してしまいました。そこから追い抜こうとプッシュしたんですがSCが出て、そのまま終わってしまいました」
3位 中村仁(TOM'S)
「敗因はスタートでした。朝からスタート練習を何回もして、エンストだけは避けようと思いましたが、反応が悪かったです。エンストしなかったので5点くらいは与えてもいいのかなと思います。5位まで落ちましたが、その後はいい位置取りができました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦は23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、4番グリッドから好スタートを切った野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がトップに立つと、セーフティーカーランで終了したレースを制して今季3勝目を飾った。
レースは午後0時35分にフォーメーションラップが始まった。雨は間断なく降り続き、霧も立ちこめてきたが、今回はセーフティーカー(SC)先導ではなく、スタンディングスタートとなった。
好スタートを切ったのは4番グリッドの野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)。ストール気味だった、前方グリッドの中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)の左側をすり抜け、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、3番グリッドの荒川麟(B-MAX RACING 324)にアウトから並びかけると、1コーナで並走しつつトップに立った。2位には小出が、3位には好スタートを切った古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が上がるが、3コーナーでコースオフ。中村が3位に浮上し、4位には荒川が、5位には古川が、6位には小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。
トップの野中は1周目に2位の小出を1秒5離すと、2周目には1秒8まで広げる。しかし3周目からは小出が徐々に野中との差を詰め始めその差は1秒7、4周目には1秒3、5周目には0秒9と接近する。
しかし、レースは7周目に霧が濃くなり、視界不良のためSCが導入された。
この後も視界は回復することなく、レースは16周目に規定の30分間を経過したためSCランのまま終了。野中が今季3勝目を飾った。2位には小出が、3位には中村が、4位には荒川が、5位には2周目に古谷をパスした小林が、6位には古谷が入った。
マスタークラスは1周目にポールポジションの今田信宏(JMS RACING TEAM)をかわしたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が2連勝を飾った。
レースは規定周回数の75%、14周以上を周回したためフルポイントが与えられる。この結果、野中はドライバーポイントを38まで伸ばしリーダーを守った。2位には31ポイントで小出が、3位には30ポイントで中村が続いている。
第10戦~12戦は、富士スピードウェイに舞台を移し、7月20日、21日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 16 30'27.157 - -
2 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 16 30'29.776 2.619 2.619
3 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 16 30'31.096 3.939 1.320
4 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 16 30'32.631 5.474 1.535
5 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 16 30'33.837 6.680 1.206
6 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 16 30'34.613 7.456 0.776
7 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 16 30'35.181 8.024 0.568
8 1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 16 30'35.525 8.368 0.344
9 30 M 1 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 16 30'44.418 17.261 8.893
10 4 M 2 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 16 30'45.093 17.936 0.675
11 13 M 3 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 16 30'45.888 18.731 0.795
12 8 M 4 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 16 30'46.529 19.372 0.641
---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ----
Fastest Lap: CarNo. 35 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.454 (6/16) 139.652 km/h
優勝 中村仁(TOM'S)
「SCスタートで、抜きづらいレースになると思いましたが、ケイレン選手が3コーナーでミスしたところをうまく前に出ることができました。その後もハイペースで走れたので内容もすごくよかったです。大きなミスをしないようにしつつ速さも求め、新しい走りも試していました。次のレースも相手がミスすることを望んでいるわけではなく、ペースには自信があるのでオーバーテクは可能だと思っています」
2位 荒尾創大(TODA RACING)
「SCスタートで中村選手の後ろにつけていましたが、抜くことはできず、ケイレン選手がミスをしたときにも抜けませんでしたが、ペースはぼくの方がよかったです。後ろから小出選手が迫ってきたので焦ってミスをして抜かれてしまいました。最終ラップにチャンスをつかむことができてよかったです。次のレースですが、SCでもグリッドスタートでもどちらのコンディションでも合わせられるようにしていきます」
3位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)
「雨のなかの初レースでトリッキーで、得ることが多かったです。1~3コーナーの走りをつかんでなくて、ミスをしてしまいました。クルマのバランスにも問題があり、こういう結果になってしまいました。昨日もトラブルでいい週末ではないです。この経験を生かして次のレースに臨みますが、最後尾グリッドなのでポイント獲得は厳しいと思います」
※3位のケイレン・フレデリックは、この後ペナルティーを科され5位に降格となっている。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Engine Lap Time Behind Gap
1 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 18 31'16.226 - -
2 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 18 31'28.333 12.107 12.107
3 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 18 31'29.554 13.328 1.221
4 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 18 31'30.961 14.735 1.407
5 *1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 18 31'34.119 17.893 3.158
6 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 18 31'34.603 18.377 0.484
7 *36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 18 31'36.480 20.254 1.877
8 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 18 31'49.421 33.195 12.941
9 30 M 1 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 18 32'07.587 51.361 18.166
10 4 M 2 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 18 32'16.585 1'00.359 8.998
11 8 M 3 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 18 32'46.050 1'29.824 29.465
12 *13 M 4 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 16 32'34.339 2Laps 2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
Fastest Lap: CarNo. 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.093 (17/18) 140.200 km/h
CarNo. 13は、H項2.10.11(SC中の危険走行/スピン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 1は、2024 SFL統一規則15.1.2(危険なドライブ行為/コース外への押し出し)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Driver Car Team Engine Time Behind Gap km/h
1 50 木村 偉織 San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E 1'34.502 - - 136.626
2 6 太田 格之進 DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'35.764 1.262 1.262 134.825
3 37 笹原 右京 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 1'36.390 1.888 0.626 133.950
4 55 松下 信治 TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 1'41.570 7.068 5.180 127.118
5 53 ジュジュ TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 1'48.008 13.506 6.438 119.541
6 16 野尻 智紀 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 2'12.024 37.522 24.016 97.796
7 7 小林 可夢偉 Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 2'14.101 39.599 2.077 96.281
8 38 阪口 晴南 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 2'22.262 47.760 8.161 90.758
9 39 大湯 都史樹 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 2'32.994 58.492 10.732 84.392
10 15 岩佐 歩夢 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 2'43.730 1'09.228 10.736 78.858
11 3 山下 健太 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F no time - - -
12 4 小高 一斗 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F no time - - -
13 5 牧野 任祐 DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E no time - - -
14 8 福住 仁嶺 Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F no time - - -
15 12 三宅 淳詞 ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E no time - - -
16 14 大嶋 和也 docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F no time - - -
17 19 平良 響 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F no time - - -
18 20 国本 雄資 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F no time - - -
19 36 坪井 翔 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F no time - - -
20 64 山本 尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E no time - - -
21 65 佐藤 蓮 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E no time - - -
優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)
「スタートを普通に決めればトップで帰ってこられると思っていました。スタートは80点くらいで決まったという感じはなかったんですが、後ろとの距離も変らず、ホールショットを取れました。2周目にファステストを狙って、そこからタイヤをマネジメントして走りました。途中、フレデリック選手のタイヤに問題があると無線で聞いて、チームメートですし、ひやひやしたので、そこからペースを1秒くらい落としてタイヤを守り、リスク無くレースを終えました。あしたは天候も展開も荒れると思うので、無理せずにチェッカーを受けたいと思います」
2位 中村仁(TOM'S)
「スタートはいままでで一番決まりました。3位を走ってて前のフレデリック選手に追いつく場面もあったんですが、処理するのに時間がかかりました。そこで小出選手に大きな差を築かれてしまったのでそこが課題です。ウエットはもてぎのテストで走りました。そこではいいパフォーマンスだったのですが、あしたは先入観を持たずに、いい走りをしたいと思います」
3位 荒川麟(B-MAX RACING TEAM)
「オートポリスでは3戦ともスタートが悪くて、今回スタート練習をして臨みました。スタートは、よかったのですが、中村選手に抜かれたので、そこは改善点です。フレデリックが厳しそうだったのですが、無理に追いつこうとせず、タイヤマネジメントをしながら最後に抜けたらと思っていました。ライツもクムホタイヤでの雨の経験は無いんですが、あしたは自分のできることをしっかりやって、いい結果で終れたらと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦は22日、スポーツランドSUGOで26周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップに立つと、後続を引き離しながら今季2勝目を飾った。
レースは午後3時35分にフォーメーションラップが始まる。気温も路面温度も高い。
トップ3、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選2位のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、同3位の荒川麟(B-MAX RACING 324)は無難なスタートを切るが、同4位の中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)は好スタート。インから荒川に並びかけ、1コーナーで3位に浮上する。以下、5位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、6位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、7位に荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、8位に小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。
2周目に入ったストレートでは6位の野中が古谷に並びかけ、アウトから1~2コーナーで5位に浮上した。
トップに立った小出は3周目に2位のフレデリックとの差を1秒とすると、その後も徐々にタイム差を開いていく。フレデリックは左リアタイヤにトラブルをかかえており、ペースが上がらない。それでもフレデリックは、ここ抜きにくいSUGOで懸命に後続を抑える。
15周目、トップ小出は2位のフレデリックとの差を8秒4まで開き独走態勢。フレデリックの左リアタイヤの状態はさらに悪化し、ゴムが剥離始めるとストレートスビードが伸びず、この周3位中村、4位荒川にストレートで並びかけられ、16周目の1コーナーで相次いでかわされ4位まで後退した。
フレデリックはこの後も順位をずるずると落とし、ついにたまらず20周目にピットインしてリタイアした。
トップの小出は、フレデリックの状況をチームから無線で知らされ、自身もタイヤをいたわりながら、ペースをコントロール。2位の中村にタイムは詰められるものの、26周を走って4秒差でゴール。今季2勝目を飾った。
2位には中村が、3位には荒川が、4位には野中が、5位には古谷が、6位には荒尾が入った。
マスタークラスは、PPの今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートでトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開きながら優勝。開幕から無傷の4連勝を飾った。
第8戦決勝は明日23日、午前9時より19周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 26 33'13.506 - -
2 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 26 33'17.600 4.094 4.094
3 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 26 33'19.437 5.931 1.837
4 36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 26 33'20.307 6.801 0.870
5 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 26 33'20.742 7.236 0.435
6 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 26 33'21.438 7.932 0.696
7 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 26 33'21.778 8.272 0.340
8 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 26 33'57.781 44.275 36.003
9 30 M 2 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 26 34'10.655 57.149 12.874
10 13 M 3 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 26 34'27.352 1'13.846 16.697
11 8 M 4 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 25 33'28.260 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ----
- 1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 20 25'55.773 6Laps 5Laps
Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'14.466 (2/26) 173.387 km/h
今回、チームインパルから初参戦を果たした平良響が、フリー走行終了後に記者会見を行った。平良は、昨年までスーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)に3年間参戦し、最終年にランキング2位で終えたが、今年はGT300への参戦は継続したもののフォーミュラのシートは失った。今回晴れてスーパーフォーミュラに搭乗するチャンスを得た。
「今回の出場は、鈴鹿のGTの予選が終わってから話しをもらいました。そこから3週間しかなくて、ここに向け全スケジュールを集中し、エンジニアとのコミュニケーションやスイッチの設定の仕方などを勉強してきました」
「去年、SFLでランキング2位に終わりましたが、今年はフォーミュラはないと決まっていました。フォーミュラのシートに戻ってこられて幸せです。フリー走行では涙が出るほどうれしかったです」
午前9時10分から90分間で行われたフリー走行では、平良は16位、トヨタエンジン勢では9位につけた。
「普段はGTと86しか乗ってないのでスピード感にはびっくりしました。最終コーナーの首への負担は衝撃を受けるほど強かったです。トレーニングを重ねてきたのでぎりぎり持ちこたえることができました」
「スピードが速すぎてSPや最終コーナーなど怖い部分もあります。高速コーナーではクルマの100%を生かし切れていなくて、恐怖心もあります」
このスポット参戦の結果いかんでは、平良の今シーズン以降のシートが決定するかも知れない。普通に無理しなといいつつ、一発行かなければというプレッシャーのなか、複雑な胸中を語る。
「今回ドンといけば、今年とか来年の話しが広がるのはわかっています。といっても一発の走り方というのは特にないので、いつもどおり走ります。でも一発ドンと行かなければいけないです」
「今日、明日がレース人生の中で一番大事な日だと思っています。よかったら、こいついけるじゃん、という感じになるので、人生で最大のキーポイントだと思います」
平良は沖縄県出身のいわゆる「うちなんちゅ」だ。自身の活躍で沖縄で走るカーターたちに夢を届けたいと語る。
「沖縄に18歳まで住んでいて、本土に引っ越してきました。沖縄の小さなサーキットで育って、腕を磨いてこちらでレースをしてきました。トップフォーミュラまで上り詰めることができたので、沖縄で走ってるカート少年たちもいっぱいいるので、ぼくの姿を見せて頑張ってもらいたいと思います」
平良は公式予選では残念ながらQ1で敗退し、予選19位の結果となった。明日の決勝では追い上げ、光るところを見せ、将来への道を切り開きたいところだ。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
「前戦は歩夢選手がポールでぼくが5番手だったので、チームメートに差をつけられました。ものすごく悔しくて、心が折れていてレースに向き合えないメンタルでした。でも義務感もあって、レースも近づいて来て、チームのスタッフと会話をしながらメンタルを積み上げてきました。今日は走り始めがよくなかったのですが、チームと自分を信じて臨みました。追い込まれたことが起爆剤となっていままででいちばんいい走りができました。ここは初優勝してるので思い入れはすごくあります。あれから10年たちますがあの再現ができていなくて、今日はいい流れに乗れたので、このまま優勝を飾りたいと思います」
2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
「Bグループの方がコンディション的にいいはずなのに、Q1の時点で野尻さんとタイムが変らなかったのでネガティブに捉えていました。クルマは良くもなく悪くもなく、Q2に向けてステップし、エンジニアと話し合った変更はいい感じでした。ただ、コンマ1は見える差なので、それをコース上で使い切れなかったのが悔しいです。初めてのサーキットで2戦連続いい結果が出せているのはポジティブです」
3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
「無限が強くてタイム差もあり、厳しい予選でした。Q1からQ2でタイムを上げられたのはよかったですが、トップ2は遠いです。開幕戦がひどすぎて、前回も僅差の6番手で、表彰台にも乗れ、順位的にはトップ争いをできるし、トムスに移籍していい形で来られていると感じています。そこはポジティブです。トップ2との差を分析して頑張りたいと思います。あした雨だと、前が見えないし、後ろの人はさらに危ないのでどうなるかわかりません。チャンスはあると思います。ノーポイントが一番いけないんですが、そのなかで優勝できればと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Weather: Fine Course: Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Gr. Driver Car Team Engine Q1 Q2
1 16 A 野尻 智紀 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 1'06.050 1'05.244
2 15 B 岩佐 歩夢 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 1'06.058 1'05.364
3 36 A 坪井 翔 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 1'06.162 1'05.500
4 5 B 牧野 任祐 DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'06.452 1'05.633
5 39 A 大湯 都史樹 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 1'06.448 1'05.764
6 3 A 山下 健太 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 1'06.629 1'05.789
7 6 A 太田 格之進 DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'06.380 1'05.862
8 14 B 大嶋 和也 docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F 1'06.059 1'05.934
9 20 B 国本 雄資 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F 1'06.391 1'05.952
10 4 B 小高 一斗 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 1'06.284 1'06.061
11 50 A 木村 偉織 San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E 1'06.573 1'06.433
12 38 B 阪口 晴南 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 1'06.171 1'07.797
---- 以上Q2で決定 ----
13 65 A 佐藤 蓮 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E 1'06.660
14 64 B 山本 尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E 1'06.523
15 7 A 小林 可夢偉 Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 1'06.925
16 8 B 福住 仁嶺 Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 1'06.630
17 12 A 三宅 淳詞 ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E 1'06.968
18 37 B 笹原 右京 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 1'06.900
19 19 A 平良 響 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F 1'06.984
20 53 B ジュジュ TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 1'07.457
21 55 A 松下 信治 TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 1'07.218
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Gr Driver Car Team Engine Time Behind Gap km/h
1 16 A 野尻 智紀 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 1'05.244 - - 197.894
2 15 B 岩佐 歩夢 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 1'05.364 0.120 0.120 197.531
3 36 A 坪井 翔 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 1'05.500 0.256 0.136 197.121
4 5 B 牧野 任祐 DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'05.633 0.389 0.133 196.721
5 39 A 大湯 都史樹 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 1'05.764 0.520 0.131 196.329
6 3 A 山下 健太 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 1'05.789 0.545 0.025 196.255
7 6 A 太田 格之進 DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'05.862 0.618 0.073 196.037
8 14 B 大嶋 和也 docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F 1'05.934 0.690 0.072 195.823
9 20 B 国本 雄資 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F 1'05.952 0.708 0.018 195.770
10 4 B 小高 一斗 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 1'06.061 0.817 0.109 195.447
11 50 A 木村 偉織 San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E 1'06.433 1.189 0.372 194.352
12 38 B 阪口 晴南 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 1'07.797 2.553 1.364 190.442
■Aグループ
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Driver Car Team Engine Time Behind Gap km/h
1 16 野尻 智紀 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E 1'06.050 - - 195.479
2 36 坪井 翔 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTATRD 01F 1'06.162 0.112 0.112 195.148
3 6 太田 格之進 DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E 1'06.380 0.330 0.218 194.507
4 39 大湯 都史樹 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F 1'06.448 0.398 0.068 194.308
5 50 木村 偉織 San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max HondaM-TEC HR-417E 1'06.573 0.523 0.125 193.943
6 3 山下 健太 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F 1'06.629 0.579 0.056 193.780
---- 以上Q2進出 ----
7 65 佐藤 蓮 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E 1'06.660 0.610 0.031 193.690
8 7 小林 可夢偉 Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F 1'06.925 0.875 0.265 192.923
9 12 三宅 淳詞 ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing HondaM-TEC HR-417E 1'06.968 0.918 0.043 192.800
10 19 平良 響 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTATRD 01F 1'06.984 0.934 0.016 192.753
11 55 松下 信治 TGM GP SF23 TGM Grand Prix HondaM-TEC HR-417E 1'07.218 1.168 0.234 192.082
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----
■Bグループ
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Driver Car Team Engine Time Behind Gap km/h
1 15 岩佐 歩夢 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E 1'06.058 - - 195.456
2 14 大嶋 和也 docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTATRD 01F 1'06.059 0.001 0.001 195.453
3 38 阪口 晴南 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F 1'06.171 0.113 0.112 195.122
4 4 小高 一斗 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F 1'06.284 0.226 0.113 194.789
5 20 国本 雄資 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTATRD01F 1'06.391 0.333 0.107 194.475
6 5 牧野 任祐 DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E 1'06.452 0.394 0.061 194.297
---- 以上Q2進出 ----
7 64 山本 尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E 1'06.523 0.465 0.071 194.089
8 8 福住 仁嶺 Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F 1'06.630 0.572 0.107 193.778
9 37 笹原 右京 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTATRD 01F 1'06.900 0.842 0.270 192.996
10 53 ジュジュ TGM GP SF23 TGM Grand Prix HondaM-TEC HR-417E 1'07.457 1.399 0.557 191.402
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----
第7戦ポールポジション、第8戦予選4位 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)
「木曜日の練習から調子自体は悪くなくて、安定して上にいました。ポールを確実にするためにエンジニアと話をして、ドライビングを見直しました。第7戦はうまくはまりましたね。第8戦は、第7戦からの路面の変化を読み切れなくて、ちょっとポールを取れませんでした。決勝ですが、やるべきことは普通にスタートして、そのまま危なげない走りで勝ちたいと思います。第7戦勝てば第9戦のポールなので第7戦の方が重要度は高いので、予選的にはトータルでよかったと思います」
第7戦予選2位、第8戦ポールポジション ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)
「第7戦が2位、第8戦がポールポジションで、2レースともにフロントローからスタートできることはとても嬉しいです。今回のリザルトはオートポリス大会と比べて天と地の差があります。チームがオートポリスからクルマを見直してくれて、今回のパフォーマンスを示すことができました。チームの持てる力、スピードをアピールすることができて良かったです」
第7戦予選3位、第8戦予選6位 荒川麟(B-MAX RACING 324)
「第7戦は僅差で、トップが見えたので第8戦は思い切っていったら、セクター2で飛び出してしまいました。タイヤのいいところを使えずに沈んでしまいました。攻めた結果なのでしょうがないです。決勝ですが、オートポリスもここもぜんぜん抜けないので、スタート勝負になると思います。でも、スタートは得意ではないです」
第7戦予選4位、第8戦予選2位 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)
「第7戦はおおきなミスが響きました。第8戦も行けたかも知れないというタラレバがありました。そこが課題です。コースのコンディションとか読んで、一発で合わせきるという力がまだまだなくて未熟だと感じます。第7戦の大きなミスを修正して走れたのはよかったんですが、第8戦はその反面消極的になってしまいました。練習もロングで走りましたが、今日は暑いのでそこはシビアになってくると思います。スタートさえミスしなければ表彰台は乗れると思います」
第7戦予選7位、第8戦予選3位 荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)
「第7戦の予選はミスもあっていい形で終れませんでしたが、第8戦の予選ではうまくまとめることができ、まずまずの順位で終れてよかったです。第7戦はトップからコンマ3でしたが、自分のミスでそれ以上落としているのがあるので、それがなければちぎれたのかなと思います。決勝ですが、順位を上げられればいいですが、前回のレースもいいスタートを切れてないので、まずは普通にスタートしたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Shigeru KITAMICHI
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦、第8戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い、第7戦は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第8戦はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がポールポジションを獲得した。
第7戦の公式予選は午前11時から10分間で行われた。天候は晴れで、徐々に暑くなってきた。
真っ先にコースインしたのは小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)。3周ウォームアップを行い、4周目に1分13秒574を記録しトップに立つ。このタイムを上回ったのは、3周目にアタックした古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)で13秒575で小林をかわしトップに立つ。
さらに、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、1分13秒260でトップに立つと、2位にはケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が13秒260で続く。3位にも荒川麟(B-MAX RACING 324)が13秒336で上がってきた。
4位には中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が上がり、古谷は5位、小林は6位まで順位を落とし予選を終えた。7位には荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が、ここまで2勝を飾っている野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が8位で続いた。
ポールポジション(PP)小出と2位フレデリックとの差は0秒072、その後ろの3位の荒川は0秒004差、トップから8位荒尾まではなんと0秒490差で、僅差の予選となった。
マスタークラスは総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。
第8戦の公式予選は第7戦終了から10分間のインターバルで午前11時20分より10分間で行われた。
ここでも小林が真っ先にアタックを敢行。1分13秒290でトップに立つ。古谷が13秒437で2位につけるが、直後、中村が13秒037をたたき出しトップに浮上。
その中村を上回ったのはフレデリック。1分13秒025でトップに立った。その後、荒川がセクター1で全体ベストを更新しながらアタックを続けるが、コースアウトして万事休す。フレデリックが来日初PPを獲得した。2位には中村が、3位にはタイムを更新してきた荒尾が入った。
第7戦PPの小出は振わず、4位。5位には小林が、6位には荒川が入った。
マスタークラスは前戦に続き、総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。
第7戦決勝は本日22日午後3時35分より26周で、第8戦決勝は明日23日午前9時より19周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 1'13.025 - - 176.808
2 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.037 0.012 0.012 176.779
3 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 1'13.151 0.126 0.114 176.503
4 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 1'13.236 0.211 0.085 176.299
5 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.290 0.265 0.054 176.169
6 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 1'13.328 0.303 0.038 176.077
7 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 1'13.437 0.412 0.109 175.816
8 36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.599 0.574 0.162 175.429
9 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 1'15.023 1.998 1.424 172.099
10 30 M 2 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 1'15.554 2.529 0.531 170.890
11 8 M 3 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 1'15.952 2.927 0.398 169.994
12 13 M 4 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 1'16.060 3.035 0.108 169.753
---- 以上基準タイム予選通過 ----
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 50 小出 峻 HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM 1'13.260 - - 176.241
2 1 ケイレン・フレデリック Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM 1'13.332 0.072 0.072 176.068
3 51 荒川 麟 B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM 1'13.336 0.076 0.004 176.058
4 35 中村 仁 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.440 0.180 0.104 175.809
5 37 古谷 悠河 Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S 1'13.515 0.255 0.075 175.629
6 38 小林 利徠斗 モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.574 0.314 0.059 175.489
7 2 荒尾 創大 HFDP WITH TODA RACING TODA RACING 1'13.590 0.330 0.016 175.450
8 36 野中 誠太 PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC TOM'S 1'13.750 0.490 0.160 175.070
9 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM 1'15.336 2.076 1.586 171.384
10 30 M 2 DRAGON TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 1'15.585 2.325 0.249 170.820
11 13 M 3 藤原 誠 TEAM DRAGON 324 TEAM DRAGON 1'17.067 3.807 1.482 167.535
12 8 M 4 清水 康弘 GNSY 324 GNSY RACING 1'17.201 3.941 0.134 167.244
---- 以上基準タイム予選通過 ----
東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos № Gr Driver Car Team Engine Time Behind Gap km/h
1 39 A 大湯 都史樹 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 1'06.133 - - 195.234
2 8 B 福住 仁嶺 Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 1'06.426 0.293 0.293 194.373
3 15 B 岩佐 歩夢 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 1'06.454 0.321 0.028 194.291
4 3 A 山下 健太 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 1'06.508 0.375 0.054 194.133
5 64 B 山本 尚貴 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E 1'06.539 0.406 0.031 194.043
6 36 A 坪井 翔 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 1'06.647 0.514 0.108 193.728
7 37 B 笹原 右京 VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F 1'06.655 0.522 0.008 193.705
8 5 B 牧野 任祐 DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'06.672 0.539 0.017 193.656
9 4 B 小高 一斗 REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F 1'06.960 0.827 0.288 192.823
10 65 A 佐藤 蓮 PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E 1'07.063 0.930 0.103 192.526
11 38 B 阪口 晴南 VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F 1'07.203 1.070 0.140 192.125
12 14 B 大嶋 和也 docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F 1'07.207 1.074 0.004 192.114
13 55 A 松下 信治 TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 1'07.225 1.092 0.018 192.062
14 20 B 国本 雄資 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F 1'07.276 1.143 0.051 191.917
15 16 A 野尻 智紀 Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E 1'07.490 1.357 0.214 191.308
16 19 A 平良 響 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F 1'07.613 1.480 0.123 190.960
17 7 A 小林 可夢偉 Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F 1'08.199 2.066 0.586 189.319
18 12 A 三宅 淳詞 ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E 1'08.316 2.183 0.117 188.995
19 50 A 木村 偉織 San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E 1'08.410 2.277 0.094 188.736
20 53 B ジュジュ TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E 1'08.918 2.785 0.508 187.344
21 6 A 太田 格之進 DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E 1'09.806 3.673 0.888 184.961
総合&v.Grantzクラス優勝 大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)
猪爪杏奈(スタートドライバー)
「ロング重視のセッティングにしたので、ニュータイヤのおいしいときに抜かれましたが、ペースはよかったです。安定していいクルマを作ってもらったので、ペースのいいままバトンを渡せました」
大阪八郎(チーム代表/2スティント目を担当)
「最初からショートで行く予定でした。猪爪選手をできるだけ引っ張って、ぼくがショートで、最後の荒川選手が45分という予定でした。SCが多くてみなさん入れないなかで、ショートで入った戦略がよかったです」
荒川麟(最終3スティント目を担当)
「ピットアウトしたときは無線が聞き取れなくて順位はわかりませんでした。とあえず、全力で走って前のクルマを抜こうと思っていました。ストレートに戻ってきたときにP1と出てたのでトップだとわかりました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
ミニッツ・エンデュアランス・チャレンジ(MEC120)第1戦は16日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、v.Granzクラスは大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)が、VITA Pro-Amaクラスは斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)が、VITA Ama-Amaクラスは中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)が優勝した。
レースは午後3時25分に太陽が容赦なく照りつける酷暑のなか2時間先のゴールを目指して、ローリングラップが始まった。レース中、2回の200秒間のドライバー交代を伴うピットストップが義務づけられている。
スタートから飛ばしたのはポールシッター、山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)の渡会。予選5位から1周目に2位に上がってきた杉本雄作/三島優輝/塩津佑介組(12号車・KF MOTORSPORT v.Granz)の塩津を4周目までに8秒8ちぎり大量リードを築く。
5周目に12号車に代わって2位に上がってきたのが林寛樹/兒島弘訓/木村偉織組(71号車・ZENKAIRACING vGranz)の兒島。トップ渡会と兒島のタイム差は9秒4だが、ここからこの2台は同じペースで周回を始めタイム差は開かなくなった。
7周目にはコースアウト車両があり、1回目のセーフーティーカー(SC)が導入されると、777号車渡会のリードはご破算となった。10周目にはSCが解除されるが、直後、コース上でVITAクラスの車両のフロントカウルが脱落したため2回目のSCが導入された。
この時点でトップは777号車渡会、2位に71号車兒島、3位に12号車塩津、4位に大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)の猪爪が続く。
17周目に777号車渡会がピットインしてドライバーを山口に交代すると、各チーム1回目のピットストップを始める。
19周目にはデグナーでコースアウトした車両があり3回目のSCが導入されると、解除直後にまだ1回目のピットストップを行っていなかったチームも続々とピットイン。
26周目には4位を走っていた、777号車山口がヘアピン立ち上がりから続くコーナーでVITAをパスしようと片足をコース外に落としてクラッシュ。ドライバーは無事だったがマシンが横転するほどの激しいクラッシュで、4度目のSCが導入された。
この時点でトップは、71号車木村、2位坂直純/下野璃央組(87号車・DrDry☆vGranz)の下野、3位BANKCY/藤波清斗組(666号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)の藤波だが、この3台を含め上位陣は2回目のピットストップを残している。
この4度目のSCはマシンの破片の回収、クラッシュパッドの修復などで24分もの時間を要した。この時間帯に最終スティントのドライバー交代を行う予定だったチームはコースにとどまり、これが勝敗の明暗を分けることとなる。
SCが退きレースは33周目から残り19分で再開された。各チームが最後のドライバー交代を行うと、38周目、残り10分を切ったところでトップに立ったのはOOKA/佐藤公哉組(31号車・G-TECH)のOOKAだった。そしてその背後、1秒9差にはやはり早めのピットインを行った86号車荒川が迫る。
この混乱のなか、OOKAも荒川も自身のポジションは分かっていない。39周目に荒川がスプーンでOOKAをパスしてホームストレートに戻ってきたとき、自身がトップだというのを初めて知ることとなる。
レースは40周で2時間が経過し終了。ファイナルラップ1周前にトップに立った大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)が優勝。2位にOOKA/佐藤公哉組(31号車・G-TECH)が、3位に坂直純/下野璃央組(87号車・DrDry☆vGranz)が入った。
VITAクラスは、序盤でポールシッターの富田栄造/富田竜一郎組(47号車・CPホールディングスNILZZ VITA)がリタイア。中盤はPro-AMAクラス藤原大輝/奥住慈英組(66号車・seven×seven VITA)とAma-Amaクラス中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)の争いとなるが、Pro-Amaクラスに先行して中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)が優勝を飾った。
Pro-Amaクラスは、終止上位で争っていた女性コンビの斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)が優勝した。
このレース、2時間中、4回のSCで、SCランは55分以上にも及んだ。このためピット戦略が明暗を分け、悲喜こもごものなか、各チーム鈴鹿を後にした。第2戦はモビリティリゾートもてぎに舞台を移し、8月11日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
【総合】
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Lap Time Behind Gap
1 86 v.Granz 1 大阪 八郎 猪爪 杏奈 荒川 麟 DrDry☆vGranz 40 2:01'17.883 - -
2 31 v.Granz 2 OOKA 佐藤 公哉 G-TECH 40 2:01'24.081 6.198 6.198
3 87 v.Granz 3 坂 直純 下野 璃央 DrDry☆vGranz 40 2:02'02.852 44.969 38.771
4 41 v.Granz 4 中川 徹 青合 正博 Racing TEAM HERO'S 40 2:02'28.499 1'10.616 25.647
5 71 v.Granz 5 林 寛樹 兒島 弘訓 木村 偉織 ZENKAIRACING vGranz 40 2:02'34.555 1'16.672 6.056
6 *666 v.Granz 6 BANKCY 藤波 清斗 seven×seven with KF MOTORSPORT 40 2:02'34.786 1'16.903 0.231
7 *1 v.Granz 7 関 正俊 河村 直樹 グラック&KTS 40 2:02'50.459 1'32.576 15.673
8 12 v.Granz 8 杉本 雄作 三島 優輝 塩津 佑介 KF MOTORSPORT v.Granz 40 2:03'11.041 1'53.158 20.582
9 *6 v.Granz 9 大崎 達也 岡部 隆志 岡部システムHFRP 40 2:03'24.406 2'06.523 13.365
10 *20 v.Granz 10 K.K 飯田 裕樹 いむら せいじ ABBEY RACING 40 2:03'27.271 2'09.388 2.865
11 17 v.Granz 11 鈴木 建自 木村 建登 末廣 武士 BRP NUTEC制動屋v.Granz 40 2:03'29.953 2'12.070 2.682
12 5 VITA Ama-Ama 1 中里 紀夫 大賀 裕介 SHINSEI MiDLAND C72 39 2:01'27.687 1Lap 1Lap
13 719 v.Granz 12 臼井 卓士 山崎 学 小松 響 イッチャン 39 2:02'17.071 1Lap 49.384
14 7 v.Granz 13 大野 尊久 奥村 浩一 徳升 広平 Rising west v.Granz 39 2:03'12.247 1Lap 55.176
15 102 v.Granz 14 大原 学 甲野 将哉 長島 正明 アイフォア神戸v.Granz 39 2:03'17.635 1Lap 5.388
16 *85 VITA Ama-Ama 2 西尾 和早 猪股 京介 CURクローズアップレーシング制動屋 39 2:03'31.561 1Lap 13.926
17 *81 v.Granz 15 長谷川 睦 AKITA 寺島 大 CLEANLIFE ITAL ABBEY 39 2:03'33.781 1Lap 2.220
18 117 VITA Pro-Ama 1 斎藤 愛未 三浦 愛 Team M岡部自動車D.D.R 39 2:03'37.315 1Lap 3.534
19 *56 v.Granz 16 南 清和 岩澤 優吾 坂入 悠斗 KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz 39 2:03'38.665 1Lap 1.350
20 *333 VITA Ama-Ama 3 上田 裕司 西沢 耕治 野郎レーシング★萬雲塾★VITA 39 2:03'41.556 1Lap 2.891
21 30 VITA Ama-Ama 4 大野 宗 太田 達也 YouTube「ゴキブリ博士」VITA 39 2:03'44.758 1Lap 3.202
22 66 VITA Pro-Ama 2 藤原 大輝 奥住 慈英 seven×seven VITA 39 2:03'45.090 1Lap 0.332
23 93 VITA Ama-Ama 5 田幸 和純 米田 弘幸 TMR萬雲塾VITA 39 2:03'47.366 1Lap 2.276
24 27 VITA Ama-Ama 6 大沢 良明 三上 潤 ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA 39 2:03'48.817 1Lap 1.451
25 105 VITA Pro-Ama 3 吉村 雅一 谷川 達也 ヨシムラオートVITA 39 2:03'49.975 1Lap 1.158
26 *2 VITA Ama-Ama 7 GAMISAN HIROBON サンズクリエイト&HIROTEX 39 2:04'02.522 1Lap 12.547
27 161 VITA Ama-Ama 8 木村 一廊 渡部 智仁 KOO`ON WITH ABBEY RS 38 2:01'22.985 2Laps 1Lap
28 28 VITA Pro-Ama 4 DAISUKE 片岡 龍也 TKRI松永建設VITA 38 2:01'51.370 2Laps 28.385
29 *72 v.Granz 17 大山 正芳 橋本 守生 浦田 裕喜 ダイワNアキランドv.Granz 38 2:02'09.235 2Laps 17.865
30 83 VITA Ama-Ama 9 齋藤 隆 東 幸夫 スリーワイドレーシング.レプリスポーツ 38 2:02'09.258 2Laps 0.023
31 77 VITA Ama-Ama 10 井本 大雅 荻原 友美 武者 利仁 seven×seven VITA 38 2:03'20.359 2Laps 1'11.101
32 15 v.Granz 18 吉村 一悟 寺西 玲央 NEXSEED V.Granz 38 2:03'21.893 2Laps 1.534
33 *8 VITA Ama-Ama 11 イシカワ ヨシオ 菊地 靖 東京IRCニルズvivo VITA 38 2:05'38.780 2Laps 2'16.887
34 787 VITA Ama-Ama 12 柿沼 一峰 橋村 剛 TAKE chan 恵比寿プラチナVITA制動屋 37 2:01'32.609 3Laps 1Lap
35 18 VITA Ama-Ama 13 櫻井 貴広 巽 雅剛 ClubD'zウエストポイント京都 37 2:01'34.427 3Laps 1.818
36 96 VITA Ama-Ama 14 中川 恵裕 木村 真史 ABBEY RACING 37 2:02'13.387 3Laps 38.960
37 *11 VITA Ama-Ama 15 高橋 裕史 眞田 拓海 リーガルトップwithガレージプラチナ 37 2:02'26.517 3Laps 13.130
38 39 VITA Ama-Ama 16 阿部 貴一 佐藤 正弘 西山 雄一 ACRE☆BBC☆SH-R VITA 37 2:03'15.979 3Laps 49.462
39 78 VITA Ama-Ama 17 鍋家 武 岡井 貴経 イマージュToyBoxセレクトSPプラス 36 2:03'39.318 4Laps 1Lap
40 *37 VITA Ama-Ama 18 清水 忠行 飛田 善晴 中山 正年 Progressプロμ舞VITA 35 2:03'24.748 5Laps 1Lap
41 61 v.Granz 19 米谷 浩 佐々木 孝太 山本 龍司 K.Kヨネタニアキランド 33 2:01'30.204 7Laps 1Lap
42 *88 v.Granz 20 山本 恭平 CHUNG ADRIAN K-one with CALLA 29 2:01'43.015 11Laps 29'18.077
---- 以上規定周回数完走 ----
- 22 VITA Ama-Ama - 佐藤 元春 上野 大哲 恒志堂レーシングCLASS VITA 34 1:51'25.197 6Laps 1Lap
- 44 VITA Ama-Ama - 早川 正資 関口 大悟 國枝 惣一郎 クニトモエナペタルVITA 29 1:32'24.938 11Laps 4Laps
- 777 v.Granz - 山口 礼 渡会 太一 seven×seven with KF MOTORSPORT 26 1:16'12.826 14Laps 3Laps
- 10 v.Granz - 植田 正幸 阪口 晃平 藤原 優太 ルーニーアキランドv.Granz 19 56'18.724 21Laps 7Laps
- 23 VITA Ama-Ama - 高橋 幸宏 阪本 一世 熊井 僚 髙橋モータースVITA01☆F 10 27'55.778 30Laps 9Laps
- 47 VITA Pro-Ama - 富田 栄造 富田 竜一郎 CPホールディングスNILZZ VITA 10 28'13.235 30Laps 17.457
【クラス別】
■v.Granzクラス
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 v.Granz class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Lap Time Behind Gap
1 86 大阪 八郎 猪爪 杏奈 荒川 麟 DrDry☆vGranz 40 2:01'17.883 - -
2 31 OOKA 佐藤 公哉 G-TECH 40 2:01'24.081 6.198 6.198
3 87 坂 直純 下野 璃央 DrDry☆vGranz 40 2:02'02.852 44.969 38.771
4 41 中川 徹 青合 正博 Racing TEAM HERO'S 40 2:02'28.499 1'10.616 25.647
5 71 林 寛樹 兒島 弘訓 木村 偉織 ZENKAIRACING vGranz 40 2:02'34.555 1'16.672 6.056
6 *666 BANKCY 藤波 清斗 seven×seven with KF MOTORSPORT 40 2:02'34.786 1'16.903 0.231
7 *1 関 正俊 河村 直樹 グラック&KTS 40 2:02'50.459 1'32.576 15.673
8 12 杉本 雄作 三島 優輝 塩津 佑介 KF MOTORSPORT v.Granz 40 2:03'11.041 1'53.158 20.582
9 *6 大崎 達也 岡部 隆志 岡部システムHFRP 40 2:03'24.406 2'06.523 13.365
10 *20 K.K 飯田 裕樹 いむら せいじ ABBEY RACING 40 2:03'27.271 2'09.388 2.865
11 17 鈴木 建自 木村 建登 末廣 武士 BRP NUTEC制動屋v.Granz 40 2:03'29.953 2'12.070 2.682
12 719 臼井 卓士 山崎 学 小松 響 イッチャン 39 2:02'17.071 1Lap 1Lap
13 7 大野 尊久 奥村 浩一 徳升 広平 Rising west v.Granz 39 2:03'12.247 1Lap 55.176
14 102 大原 学 甲野 将哉 長島 正明 アイフォア神戸v.Granz 39 2:03'17.635 1Lap 5.388
15 *81 長谷川 睦 AKITA 寺島 大 CLEANLIFE ITAL ABBEY 39 2:03'33.781 1Lap 16.146
16 *56 南 清和 岩澤 優吾 坂入 悠斗 KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz 39 2:03'38.665 1Lap 4.884
17 *72 大山 正芳 橋本 守生 浦田 裕喜 ダイワNアキランドv.Granz 38 2:02'09.235 2Laps 1Lap
18 15 吉村 一悟 寺西 玲央 NEXSEED V.Granz 38 2:03'21.893 2Laps 1'12.658
19 61 米谷 浩 佐々木 孝太 山本 龍司 K.Kヨネタニアキランド 33 2:01'30.204 7Laps 5Laps
20 *88 山本 恭平 CHUNG ADRIAN K-one with CALLA 29 2:01'43.015 11Laps 4Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
- 777 山口 礼 渡会 太一 seven×seven with KF MOTORSPORT 26 1:16'12.826 14Laps 3Laps
- 10 植田 正幸 阪口 晃平 藤原 優太 ルーニーアキランドv.Granz 19 56'18.724 21Laps 7Laps
■VITA Pro-Amaクラス
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Pro-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Lap Time Behind Gap
1 117 斎藤 愛未 三浦 愛 Team M岡部自動車D.D.R 39 2:03'37.315 - -
2 66 藤原 大輝 奥住 慈英 seven×seven VITA 39 2:03'45.090 7.775 7.775
3 105 吉村 雅一 谷川 達也 ヨシムラオートVITA 39 2:03'49.975 12.660 4.885
4 28 DAISUKE 片岡 龍也 TKRI松永建設VITA 38 2:01'51.370 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
- 47 富田 栄造 富田 竜一郎 CPホールディングスNILZZ VITA 10 28'13.235 29Laps 28Laps
■VITA Ama-Amaクラス
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Ama-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Lap Time Behind Gap
1 5 中里 紀夫 大賀 裕介 SHINSEI MiDLAND C72 39 2:01'27.687 - -
2 *85 西尾 和早 猪股 京介 CURクローズアップレーシング制動屋 39 2:03'31.561 2'03.874 2'03.874
3 *333 上田 裕司 西沢 耕治 野郎レーシング★萬雲塾★VITA 39 2:03'41.556 2'13.869 9.995
4 30 大野 宗 太田 達也 YouTube「ゴキブリ博士」VITA 39 2:03'44.758 2'17.071 3.202
5 93 田幸 和純 米田 弘幸 TMR萬雲塾VITA 39 2:03'47.366 2'19.679 2.608
6 27 大沢 良明 三上 潤 ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA 39 2:03'48.817 2'21.130 1.451
7 *2 GAMISAN HIROBON サンズクリエイト&HIROTEX 39 2:04'02.522 2'34.835 13.705
8 161 木村 一廊 渡部 智仁 KOO`ON WITH ABBEY RS 38 2:01'22.985 1Lap 1Lap
9 83 齋藤 隆 東 幸夫 スリーワイドレーシング.レプリスポーツ 38 2:02'09.258 1Lap 46.273
10 77 井本 大雅 荻原 友美 武者 利仁 seven×seven VITA 38 2:03'20.359 1Lap 1'11.101
11 *8 イシカワ ヨシオ 菊地 靖 東京IRCニルズvivo VITA 38 2:05'38.780 1Lap 2'18.421
12 787 柿沼 一峰 橋村 剛 TAKE chan 恵比寿プラチナVITA制動屋 37 2:01'32.609 2Laps 1Lap
13 18 櫻井 貴広 巽 雅剛 ClubD'zウエストポイント京都 37 2:01'34.427 2Laps 1.818
14 96 中川 恵裕 木村 真史 ABBEY RACING 37 2:02'13.387 2Laps 38.960
15 *11 高橋 裕史 眞田 拓海 リーガルトップwithガレージプラチナ 37 2:02'26.517 2Laps 13.130
16 39 阿部 貴一 佐藤 正弘 西山 雄一 ACRE☆BBC☆SH-R VITA 37 2:03'15.979 2Laps 49.462
17 78 鍋家 武 岡井 貴経 イマージュToyBoxセレクトSPプラス 36 2:03'39.318 3Laps 1Lap
18 *37 清水 忠行 飛田 善晴 中山 正年 Progressプロμ舞VITA 35 2:03'24.748 4Laps 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
- 22 佐藤 元春 上野 大哲 恒志堂レーシングCLASS VITA 34 1:51'25.197 5Laps 1Lap
- 44 早川 正資 関口 大悟 國枝 惣一郎 クニトモエナペタルVITA 29 1:32'24.938 10Laps 5Laps
- 23 高橋 幸宏 阪本 一世 熊井 僚 髙橋モータースVITA01☆F 10 27'55.778 29Laps 19Laps
Fastest Lap(v.Granz): CarNo. 777 渡会太一(seven×seven with KF MOTORSPORT) 2'15.280 (2/26) 154.533 km/h
Fastest Lap(VITA): CarNo.5 中里紀夫(SHINSEI MiDLAND C72) 2'26.391 (6/39) 142.804 km/h
CarNo. 666, 1は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 6は、MECシリーズ規則第26条1(ピット滞在時間)違反により、競技結果に対して33秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 20は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(黄旗中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 85, 56, 333は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第52条13.8(ローリングスタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 81は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、ペナルティーストップ10秒を科した。
CarNo. 81は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.2(妨害行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 2は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 72は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、ペナルティーストップ10秒を科した。
CarNo. 15は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.2(妨害行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 8は、MECシリーズ統一規則第28条3(SC中の給油)により、競技結果に対して230秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 11は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 11は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.2(妨害行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 37は、MECシリーズ統一規則第25条1(スタートドライバー登録)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
CarNo. 88は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中の追い越し、スピン、危険なコース復帰)により、競技結果に対して5周減算のペナルティーを科した。
優勝 小田優(Drago CORSE TAKE)
「鈴鹿初優勝です。フォーメーションラップでリアタイヤを暖めきれなくて、最初の2周くらいはつらかったんですが、タイヤが暖まってからはペースよく走れました。最期の方がタイヤも厳しくなってタイムも落ちましたが、余裕はありました。セットアップもよかったと思います。残りもレースも全部勝って締めくくりたいと思います」
2位 迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)
「スタートでエンストしたのが敗因でした。4位で1コーナーへ行ってその周で2位まで上がりました。ペースは小田選手と変らなかったんですが、あの間合いではスリップが効かず、追いついていくのは難しかったです。チャンピオンになったみたいですが、日本一に向けてクラブマンレースで頑張ってきたので、最後は勝って終わりたいと思います」
3位 加納康雅(イーグルスポーツ)
「何台か抜いてめちゃくちゃ楽しいレースでした。S-FJはカートと違って機敏に動いてくれないので、怖かったりもしました。日本一もありますし、自分にとって有意義なレースでした。3位から5位ばかりなので、今度こそきっちり優勝したいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第6戦は16日、鈴鹿クラブマンレース第3戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした小田優(Drago CORSE TAKE)が一度もトップを譲ることなく、ポールトゥウインで優勝した。
決勝は午前9時にフォーメーションラップが始まる。早朝より太陽が顔を出し蒸し暑いなかで各車グリッドを離れた。地崎壱星(レプリスポーツKKS-II)が出走を取りやめたため、29台が1周を回ってグリッドに着いた。
シグナルがブラックアウトすると、ポールポジションの小田優(Drago CORSE TAKE)が素晴らしい蹴り出しで、1コーナーへ向かう。一方予選2位の迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)はグリッドでストールして出遅れ、4位に落ちた。2位には予選3位から渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が、3位には同4位から豊島里空斗(C.S.I Racing)が上がるが、迫が2コーナーで豊島に並びかけS字入口で3位に浮上した。
予選5位の加納康雅(イーグルスポーツ)と同6位の松本拓海(EAGLE ERS)も1コーナーでサイドバイサイドとなるが、2コーナーでアウトにつけていた加納がS字入口で松本を攻略。チームメート同士のバトルは加納に軍配が上がり、予選順位通り加納が5位、松本が6位で東コースに向かった。
続く130Rでは、2位の迫がインから前を走る渡会をパス。予選位置までポジションを回復した。その後方では、5位の加納が豊島を攻略し4位に浮上した。
オープニングラップの1周目、トップでコントロールラインを通過したのは2位の迫を0秒9離した小田。3位に渡会が、4位に加納が、5位に豊島が、6位に松本が続く。
2周目、2位を走る迫がファステストラップ2分15秒159をたたき出しトップ小田との差を0秒7とする。5位の豊島は、松本にもパスされ6位に落ちた。
2位迫との差を詰められていたトップ小田だったが、タイヤが暖まると3周目~5周目にかけてここまでのファステストラップを2分14秒922、14秒739、14秒562と更新しながら迫を突き放す。5周目を終わってその差は1秒2まで開いた。
3位の渡会もペースが上がらない。4位に上がってきた加納が序盤1秒8あった差を徐々に削り始める。5周目にその差を0秒4とすると、シケイン侵入でアウトから並びかけ、立ち上がりで前に出ると、続く6周目の1コーナーでは食い下がる渡会を制して3位に浮上した。
ここからのトップ小田は盤石。さらに2位迫との差を広げると10周を回って2位迫との差を1秒7まで広げ優勝を飾った。2位には迫が、3位には加納が入った。
5位の松本は9周目に4位渡会との差を0秒2とすると、最終ラップの130Rで背後につける。松本はシケイン手前でインを抑える渡会にアウトから行くと見せかけて、空いたインにずばっと切り込むとブレーキングで渡会をパスして4位に上がった。5位には渡会が、6位には豊島が入った。
3台が参加したジェントルマンクラスは、総合18位に入った中嶋匠(Aviator A one)が優勝した。
優勝した小田は、昨年のスーパーFJ日本一決定戦での優勝経験はあるものの、シリーズ戦では初優勝となった。
2位に入った迫はチャンピオンシップポイントを105まで伸ばし、最終戦を待たずして今シーズンの鈴鹿・岡山シリーズのチャンピオンを決めた。迫は第1戦から第3戦まで3連勝、第4戦から第6戦まで連続2位と、文句のない成績での戴冠となった。
最終第7戦は、10月6日にここ鈴鹿サーキットで決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 43 小田 優 Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 10 22'29.665 - -
2 56 迫 隆眞 自動車工房ミストKデンタルオフィス MYST KK-S2 10 22'31.365 1.700 1.700
3 31 加納 康雅 イーグルスポーツ MYST KK-S2 10 22'35.592 5.927 4.227
4 29 松本 拓海 EAGLE ERS MYST KK-S2 10 22'39.506 9.841 3.914
5 8 渡会 太一 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 22'39.621 9.956 0.115
6 27 豊島 里空斗 C.S.I Racing MYST KK-S2 10 22'42.302 12.637 2.681
7 22 酒井 翔太 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 10 22'49.054 19.389 6.752
8 10 杉田 悠真 LAPS with REV RACING GARAGE MYST KK-S2 10 22'51.101 21.436 2.047
9 7 松井 啓人 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 22'56.070 26.405 4.969
10 71 宮本 颯斗 leprix sport KKS-II MYST KK-S2 10 22'56.740 27.075 0.670
11 1 元山 泰成 ECOTEH WORKS MYST KK-S2 10 22'57.157 27.492 0.417
12 99 Aki Jitranuwath ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 10 22'57.296 27.631 0.139
13 6 三浦 柚貴 LAPS withレヴレーシング MYST KK-S2 10 22'57.821 28.156 0.525
14 81 丸山 陽平 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 10 22'57.866 28.201 0.045
15 57 東 慎之介 サンセルモMYST/ORM MYST KK-S2 10 23'01.041 31.376 3.175
16 2 吉田 紘大 ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 10 23'04.165 34.500 3.124
17 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 10 23'04.672 35.007 0.507
18 17 G 1 中嶋 匠 Aviator A one MYST KK-S2 10 23'04.752 35.087 0.080
19 51 落合 蓮音 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 10 23'05.895 36.230 1.143
20 44 宮園 拓真 ABBEY RACING MYST KK-S2 10 23'06.007 36.342 0.112
21 47 G 2 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 10 23'06.769 37.104 0.762
22 18 鈴木 七瀬 FORM with 雅企画 MYST KK-S2 10 23'16.614 46.949 9.845
23 11 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 10 23'17.877 48.212 1.263
24 78 三瓶 旭 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J 10 23'19.759 50.094 1.882
25 4 古里 拓 FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 10 23'23.172 53.507 3.413
26 70 Rainy Medina Lucky Chaneces Race for MYST KK-S2 10 23'27.011 57.346 3.839
27 32 天谷 伶奈 TODOROKI☆KKSII MYST KK-S2 10 23'32.741 1'03.076 5.730
28 5 G 3 高橋 浩史 BBK☆レヴレーシング MYST KK-S2 10 23'46.905 1'17.240 14.164
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
- 79 八巻 渉 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J 8 23'33.053 2Laps 2Laps
- 16 地崎 壱星 レプリスポーツKKS-II MYST KK-S2 - d.n.s - -
Fastest Lap: CarNo. 43 小田優(Drago CORSE TAKE) 2'14.562 (5/10) 155.357 km/h
■v.Granz
ポールポジション 山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)
渡会「S-FJで取れなかったので(渡会はS-FJとダブルエントリー)、こちらは取ろうと思っていました。決勝はペースもいいし、チームも1-2なので状況をみながらうまく走りたいと思います。勝てるように頑張ります」
予選2位 seven×seven with KF MOTORSPORT(BANKCY/藤波清斗)
藤波・KFMS代表「ライバルチームも1-2に来るいきおいだったので心配していました。チームを立ち上げて3年目でやっと仕上がってきて1-2を取れました。本当にいろんな人のおかげで、メカニックさんも頑張っているので、あとはぼくらがミス無く生かせればいいかなと思います。台数も多くなり、精度も上がって、データ量も多くなっているので、チームとしていい結果で終れたらと思います」
予選3位 大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)
荒川「ベスト周のセクター1で大きなミスをしてしまいました。シェイクダウンしたばかりでセットアップとか、パーツもないですし、そのなかでは最善の結果だと思います。みんなで協力して勝てるように頑張ります」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
ミニッツ・エンデュアランス・チャレンジ(MEC120)第1戦は15日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、v.Granzクラスは山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)が、VITA Pro-Amaクラスは富田栄造/富田竜一郎組(47号車・CPホールディングスNILZZ VITA)が、VITA Ama-Amaクラスは佐藤元春/上野大哲組(22号車・恒志堂レーシングCLASS VITA)がポールポジションを獲得した。
昨年からシリーズ化されたMEC120は、今シーズンも鈴鹿サーキットで開幕を迎えた。参加台数は48台を集め、v.Granz22台、VITA26台だ。特にv.Granzは過去最大のエントリーとなった。
公式予選は、v.GranzとVITAに分けられてそれぞれ30分間で行われた。
午後3時から行われたv.Granzでは、山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)が渡会のドライブで早々にアタックを行い、2分13秒701を出すとピットイン。その後、このタイムを上回るチームは現れず、ポールポジション(PP)を獲得した。
2位には僚友のBANKCY/藤波清斗組(666号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)が入り、KF MOTORSPORTが1-2。3位には大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)が続いた。
VITA(Pro-Ama/Ama-Ama)クラスの予選は午後3時45分から行われた。
こちらも親子でコンビを組んだPro-Amaクラスの富田栄造/富田竜一郎組(47号車・CPホールディングスNILZZ VITA)が2分25秒166を記録すると、終了までトップを明け渡すこと無くPPを獲得した。
VITAクラス総合で2位に入りAma-AmaクラスのPPを獲得したのは佐藤元春/上野大哲組(22号車・恒志堂レーシングCLASS VITA)。3位にはPro-Amaクラス2位の藤原大輝/奥住慈英組(66号車・seven×seven VITA)が入った。
4位もAma-AmaクラスのGAMISAN/HIROBON組(2号車・サンズクリエイト&HIROTEX)が入りクラス2位。5位、6位にはPro-Amaクラスの吉村雅一/谷川達也組(105号車・ヨシムラオートVITA)、斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)が続き、7位にはAma-Amaクラスの3位の鍋家武/岡井貴経組(78号車・イマージュToyBoxセレクトSPプラス)が入った。
決勝は明日16日、午後3時25分より2時間レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
【総合】
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Time Behind Gap km/h
1 777 v.Granz 1 山口 礼 渡会 太一 seven×seven v.Granz 2'13.701 - - 156.358
2 666 v.Granz 2 BANKCY 藤波 清斗 seven×seven v.Granz 2'13.722 0.021 0.021 156.333
3 86 v.Granz 3 大阪 八郎 猪爪 杏奈 荒川 麟 DrDry☆vGranz 2'13.966 0.265 0.244 156.049
4 71 v.Granz 4 林 寛樹 兒島 弘訓 木村 偉織 ZENKAIRACING vGranz 2'13.977 0.276 0.011 156.036
5 12 v.Granz 5 杉本 雄作 三島 優輝 塩津 佑介 KF MOTORSPORT v.Granz 2'14.132 0.431 0.155 155.855
6 87 v.Granz 6 坂 直純 下野 璃央 窪田 俊浩 DrDry☆vGranz 2'14.144 0.443 0.012 155.841
7 719 v.Granz 7 臼井 卓士 山崎 学 小松 響 イッチャン 2'14.168 0.467 0.024 155.814
8 61 v.Granz 8 米谷 浩 佐々木 孝太 山本 龍司 K.Kヨネタニアキランド 2'14.665 0.964 0.497 155.239
9 10 v.Granz 9 植田 正幸 阪口 晃平 藤原 優太 ルーニーアキランドv.Granz 2'14.902 1.201 0.237 154.966
10 72 v.Granz 10 大山 正芳 橋本 守生 浦田 裕喜 ダイワNアキランドv.Granz 2'14.956 1.255 0.054 154.904
11 56 v.Granz 11 南 清和 岩澤 優吾 坂入 悠斗 KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz 2'14.961 1.260 0.005 154.898
12 6 v.Granz 12 大崎 達也 岡部 隆志 岡部システムHFRP 2'15.358 1.657 0.397 154.444
13 7 v.Granz 13 大野 尊久 奥村 浩一 徳升 広平 Rising west v.Granz 2'15.397 1.696 0.039 154.399
14 41 v.Granz 14 中川 徹 青合 正博 Racing TEAM HERO'S 2'16.043 2.342 0.646 153.666
15 31 v.Granz 15 OOKA 佐藤 公哉 G-TECH 2'16.091 2.390 0.048 153.612
16 15 v.Granz 16 吉村 一悟 寺西 玲央 NEXSEED V.Granz 2'16.101 2.400 0.010 153.601
17 17 v.Granz 17 鈴木 建自 木村 建登 末廣 武士 BRP NUTEC制動屋v.Granz 2'16.328 2.627 0.227 153.345
18 1 v.Granz 18 関 正俊 河村 直樹 グラック&KTS 2'16.396 2.695 0.068 153.268
19 102 v.Granz 19 大原 学 甲野 将哉 長島 正明 アイフォア神戸v.Granz 2'16.663 2.962 0.267 152.969
20 20 v.Granz 20 K.K 飯田 裕樹 いむら せいじ ABBEY RACING 2'17.414 3.713 0.751 152.133
21 88 v.Granz 21 山本 恭平 CHUNG ADRIAN K-one with CALLA 2'17.450 3.749 0.036 152.093
22 81 v.Granz 22 長谷川 睦 AKITA 寺島 大 CLEANLIFE ITAL ABBEY 2'19.161 5.460 1.711 150.223
23 47 VITA Pro-Ama 1 富田 栄造 富田 竜一郎 CPホールディングスNILZZ VITA 2'25.166 11.465 6.005 144.009
24 22 VITA Ama-Ama 1 佐藤 元春 上野 大哲 恒志堂レーシングCLASS VITA 2'25.212 11.511 0.046 143.963
25 66 VITA Pro-Ama 2 藤原 大輝 奥住 慈英 seven×seven VITA 2'25.281 11.580 0.069 143.895
26 2 VITA Ama-Ama 2 GAMISAN HIROBON サンズクリエイト&HIROTEX 2'25.346 11.645 0.065 143.831
27 105 VITA Pro-Ama 3 吉村 雅一 谷川 達也 ヨシムラオートVITA 2'25.728 12.027 0.382 143.454
28 117 VITA Pro-Ama 4 斎藤 愛未 三浦 愛 Team M岡部自動車D.D.R 2'25.923 12.222 0.195 143.262
29 78 VITA Ama-Ama 3 鍋家 武 岡井 貴経 イマージュToyBoxセレクトSPプラス 2'26.278 12.577 0.355 142.914
30 27 VITA Ama-Ama 4 大沢 良明 三上 潤 ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA 2'26.416 12.715 0.138 142.779
31 11 VITA Ama-Ama 5 高橋 裕史 眞田 拓海 リーガルトップwithガレージプラチナ 2'26.475 12.774 0.059 142.722
32 787 VITA Ama-Ama 6 柿沼 一峰 橋村 剛 TAKE chan 恵比寿プラチナVITA制動屋 2'26.504 12.803 0.029 142.694
33 85 VITA Ama-Ama 7 西尾 和早 猪股 京介 CURクローズアップレーシング制動屋 2'26.509 12.808 0.005 142.689
34 5 VITA Ama-Ama 8 中里 紀夫 大賀 裕介 SHINSEI MiDLAND C72 2'26.535 12.834 0.026 142.664
35 93 VITA Ama-Ama 9 田幸 和純 米田 弘幸 TMR萬雲塾VITA 2'26.552 12.851 0.017 142.647
36 333 VITA Ama-Ama 10 上田 裕司 西沢 耕治 野郎レーシング★萬雲塾★VITA 2'26.586 12.885 0.034 142.614
37 161 VITA Ama-Ama 11 木村 一廊 渡部 智仁 KOO`ON WITH ABBEY RS 2'26.665 12.964 0.079 142.537
38 77 VITA Ama-Ama 12 井本 大雅 荻原 友美 武者 利仁 seven×seven VITA 2'26.764 13.063 0.099 142.441
39 8 VITA Ama-Ama 13 イシカワ ヨシオ 菊地 靖 東京IRCニルズvivo VITA 2'26.970 13.269 0.206 142.241
40 30 VITA Ama-Ama 14 大野 宗 太田 達也 YouTube「ゴキブリ博士」VITA 2'27.342 13.641 0.372 141.882
41 28 VITA Pro-Ama 5 DAISUKE 片岡 龍也 TKRI松永建設VITA 2'27.776 14.075 0.434 141.465
42 23 VITA Ama-Ama 15 高橋 幸宏 阪本 一世 熊井 僚 髙橋モータースVITA01☆F 2'27.952 14.251 0.176 141.297
43 18 VITA Ama-Ama 16 櫻井 貴広 巽 雅剛 ClubD'zウエストポイント京都 2'28.793 15.092 0.841 140.499
44 83 VITA Ama-Ama 17 齋藤 隆 東 幸夫 スリーワイドレーシング.レプリスポーツ 2'28.851 15.150 0.058 140.444
45 96 VITA Ama-Ama 18 中川 恵裕 木村 真史 ABBEY RACING 2'30.274 16.573 1.423 139.114
46 44 VITA Ama-Ama 19 早川 正資 関口 大悟 國枝 惣一郎 クニトモエナペタルVITA 2'30.875 17.174 0.601 138.560
47 39 VITA Ama-Ama 20 阿部 貴一 佐藤 正弘 西山 雄一 ACRE☆BBC☆SH-R VITA 2'31.656 17.955 0.781 137.846
48 37 VITA Ama-Ama 21 清水 忠行 飛田 善晴 中山 正年 Progressプロμ舞VITA 2'31.907 18.206 0.251 137.618
【クラス別】
■v.Granzクラス
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 v.Granz class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Time Behind Gap km/h
1 777 山口 礼 渡会 太一 seven×seven v.Granz 2'13.701 - - 156.358
2 666 BANKCY 藤波 清斗 seven×seven v.Granz 2'13.722 0.021 0.021 156.333
3 86 大阪 八郎 猪爪 杏奈 荒川 麟 DrDry☆vGranz 2'13.966 0.265 0.244 156.049
4 71 林 寛樹 兒島 弘訓 木村 偉織 ZENKAIRACING vGranz 2'13.977 0.276 0.011 156.036
5 12 杉本 雄作 三島 優輝 塩津 佑介 KF MOTORSPORT v.Granz 2'14.132 0.431 0.155 155.855
6 87 坂 直純 下野 璃央 窪田 俊浩 DrDry☆vGranz 2'14.144 0.443 0.012 155.841
7 719 臼井 卓士 山崎 学 小松 響 イッチャン 2'14.168 0.467 0.024 155.814
8 61 米谷 浩 佐々木 孝太 山本 龍司 K.Kヨネタニアキランド 2'14.665 0.964 0.497 155.239
9 10 植田 正幸 阪口 晃平 藤原 優太 ルーニーアキランドv.Granz 2'14.902 1.201 0.237 154.966
10 72 大山 正芳 橋本 守生 浦田 裕喜 ダイワNアキランドv.Granz 2'14.956 1.255 0.054 154.904
11 56 南 清和 岩澤 優吾 坂入 悠斗 KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz 2'14.961 1.260 0.005 154.898
12 6 大崎 達也 岡部 隆志 岡部システムHFRP 2'15.358 1.657 0.397 154.444
13 7 大野 尊久 奥村 浩一 徳升 広平 Rising west v.Granz 2'15.397 1.696 0.039 154.399
14 41 中川 徹 青合 正博 Racing TEAM HERO'S 2'16.043 2.342 0.646 153.666
15 31 OOKA 佐藤 公哉 G-TECH 2'16.091 2.390 0.048 153.612
16 15 吉村 一悟 寺西 玲央 NEXSEED V.Granz 2'16.101 2.400 0.010 153.601
17 17 鈴木 建自 木村 建登 末廣 武士 BRP NUTEC制動屋v.Granz 2'16.328 2.627 0.227 153.345
18 1 関 正俊 河村 直樹 グラック&KTS 2'16.396 2.695 0.068 153.268
19 102 大原 学 甲野 将哉 長島 正明 アイフォア神戸v.Granz 2'16.663 2.962 0.267 152.969
20 20 K.K 飯田 裕樹 いむら せいじ ABBEY RACING 2'17.414 3.713 0.751 152.133
21 88 山本 恭平 CHUNG ADRIAN K-one with CALLA 2'17.450 3.749 0.036 152.093
22 81 長谷川 睦 AKITA 寺島 大 CLEANLIFE ITAL ABBEY 2'19.161 5.460 1.711 150.223
■VITA Pro-Amaクラス
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Pro-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Time Behind Gap km/h
1 47 富田 栄造 富田 竜一郎 CPホールディングスNILZZ VITA 2'25.166 - - 144.009
2 66 藤原 大輝 奥住 慈英 seven×seven VITA 2'25.281 0.115 0.115 143.895
3 105 吉村 雅一 谷川 達也 ヨシムラオートVITA 2'25.728 0.562 0.447 143.454
4 117 斎藤 愛未 三浦 愛 Team M岡部自動車D.D.R 2'25.923 0.757 0.195 143.262
5 28 DAISUKE 片岡 龍也 TKRI松永建設VITA 2'27.776 2.610 1.853 141.465
■VITA Ama-Amaクラス
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Ama-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Time Behind Gap km/h
1 22 佐藤 元春 上野 大哲 恒志堂レーシングCLASS VITA 2'25.212 - - 143.963
2 2 GAMISAN HIROBON サンズクリエイト&HIROTEX 2'25.346 0.134 0.134 143.831
3 78 鍋家 武 岡井 貴経 イマージュToyBoxセレクトSPプラス 2'26.278 1.066 0.932 142.914
4 27 大沢 良明 三上 潤 ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA 2'26.416 1.204 0.138 142.779
5 11 高橋 裕史 眞田 拓海 リーガルトップwithガレージプラチナ 2'26.475 1.263 0.059 142.722
6 787 柿沼 一峰 橋村 剛 TAKE chan 恵比寿プラチナVITA制動屋 2'26.504 1.292 0.029 142.694
7 85 西尾 和早 猪股 京介 CURクローズアップレーシング制動屋 2'26.509 1.297 0.005 142.689
8 5 中里 紀夫 大賀 裕介 SHINSEI MiDLAND C72 2'26.535 1.323 0.026 142.664
9 93 田幸 和純 米田 弘幸 TMR萬雲塾VITA 2'26.552 1.340 0.017 142.647
10 333 上田 裕司 西沢 耕治 野郎レーシング★萬雲塾★VITA 2'26.586 1.374 0.034 142.614
11 161 木村 一廊 渡部 智仁 KOO`ON WITH ABBEY RS 2'26.665 1.453 0.079 142.537
12 77 井本 大雅 荻原 友美 武者 利仁 seven×seven VITA 2'26.764 1.552 0.099 142.441
13 8 イシカワ ヨシオ 菊地 靖 東京IRCニルズvivo VITA 2'26.970 1.758 0.206 142.241
14 30 大野 宗 太田 達也 YouTube「ゴキブリ博士」VITA 2'27.342 2.130 0.372 141.882
15 23 高橋 幸宏 阪本 一世 熊井 僚 髙橋モータースVITA01☆F 2'27.952 2.740 0.610 141.297
16 18 櫻井 貴広 巽 雅剛 ClubD'zウエストポイント京都 2'28.793 3.581 0.841 140.499
17 83 齋藤 隆 東 幸夫 スリーワイドレーシング.レプリスポーツ 2'28.851 3.639 0.058 140.444
18 96 中川 恵裕 木村 真史 ABBEY RACING 2'30.274 5.062 1.423 139.114
19 44 早川 正資 関口 大悟 國枝 惣一郎 クニトモエナペタルVITA 2'30.875 5.663 0.601 138.560
20 39 阿部 貴一 佐藤 正弘 西山 雄一 ACRE☆BBC☆SH-R VITA 2'31.656 6.444 0.781 137.846
21 37 清水 忠行 飛田 善晴 中山 正年 Progressプロμ舞VITA 2'31.907 6.695 0.251 137.618
ポールポジション 小田優(Drago CORSE TAKE)
「鈴鹿では初ポールです。練習の段階からスリップを使える状況に持っていきたいと思っていました。でもクリアも取りたいので、最初に出ようと思ってたんですが、シグナルを見ていなくて出遅れ、みんなの後ろで走っていました。それがたまたまよかったみたいです。タイムを出した周はスリップを使えなくてほぼ単独走行でした。それ以降は出る気がしなくて戻ろうかなと思ってましたが、他も上げてくるかも知れないので、コースにとどまりました。決勝はこのまま優勝したいと思います」
2位 迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)
「練習から好調でしたが、毎セッション小田選手よりコンマ1足らなかったです。そこが今回の課題でした。スリップは使いましたが、単独でも2回くらい同じタイムが出ました。ちょっと届かなかったですね。集団で走れば置いて行かれることもなくて、バトルするペースはあるので、あしたは1位で帰ってこられればと思います」
3位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)
「練習の時から前の2台に比べればスピードが劣っていたので、予選も厳しいと思っていました。3位が目標で、自分もクルマのベストも尽くせました。トップ2台にはかなわなかったです。スリップを使ってのタイムだったので、使えなければもっと下だったと思います。タイム差がひどいので、レースになってもこの差は埋まらないし、あしたは耐えるレースになると思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第6戦は15日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、小田優(Drago CORSE TAKE)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午後1時15分より20分間で行われた。朝方雲間から顔を出していた太陽も隠れ、天候は曇り。風が吹けばいくぶん涼しい中で予選は進行した。参加台数は前第4、5戦と同じ30台と多くのドライバーが参戦した。
計測2周目には小田優(Drago CORSE TAKE)が2分14秒643を記録しトップに立つ。2位には迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が14秒838で、3位には渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が15秒339でつける。
ここから路面温度も高く、タイヤのピークを過ぎたのか各ドライバータイムが上がらない。迫が計測4周目にタイムを2分14秒742まで縮めたもののトップには届かず。渡会も15秒293まで縮めたものの3位のまま。
このまま予選は終了し、小田がポールポジション(PP)を獲得した。小田は昨年もてぎで行われたスーパーFJ日本一決定戦でのPPの経験はあるものの、シリーズ戦では初のPPとなった。
2位には迫が、3位には渡会が入った。
4位には豊島里空斗(C.S.I Racing)が、5位には加納康雅(イーグルスポーツ)が、6位には松本拓海(EAGLE ERS)が入った。
3台がエントリーしているジェントルマンクラスは中嶋匠(Aviator A one)が総合18位でトップタイムを記録している。
決勝は明日16日、午前9時より10周で行われる。上位2台、小田と迫のタイムは接近しているが、3位以下は水を空けられた。小田と迫のトップ争いと、3位以下の接近戦に期待したい。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 43 小田 優 Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 2'14.643 - - 155.264
2 56 迫 隆眞 自動車工房ミストKデンタルオフィス MYST KK-S2 2'14.742 0.099 0.099 155.150
3 8 渡会 太一 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'15.293 0.650 0.551 154.518
4 27 豊島 里空斗 C.S.I Racing MYST KK-S2 2'15.508 0.865 0.215 154.273
5 31 加納 康雅 イーグルスポーツ MYST KK-S2 2'15.510 0.867 0.002 154.271
6 29 松本 拓海 EAGLE ERS MYST KK-S2 2'15.562 0.919 0.052 154.211
7 10 杉田 悠真 LAPS with REV RACING GARAGE MYST KK-S2 2'15.827 1.184 0.265 153.910
8 22 酒井 翔太 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 2'15.828 1.185 0.001 153.909
9 18 鈴木 七瀬 FORM with 雅企画 MYST KK-S2 2'15.880 1.237 0.052 153.850
10 6 三浦 柚貴 LAPS withレヴレーシング MYST KK-S2 2'15.907 1.264 0.027 153.820
11 7 松井 啓人 FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 2'16.191 1.548 0.284 153.499
12 11 梅本 幸汰 Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 2'16.289 1.646 0.098 153.389
13 99 Aki Jitranuwath ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 2'16.395 1.752 0.106 153.270
14 44 宮園 拓真 ABBEY RACING MYST KK-S2 2'16.541 1.898 0.146 153.106
15 1 元山 泰成 ECOTEH WORKS MYST KK-S2 2'16.550 1.907 0.009 153.096
16 71 宮本 颯斗 leprix sport KKS-II MYST KK-S2 2'16.641 1.998 0.091 152.994
17 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 2'16.870 2.227 0.229 152.738
18 17 G 1 中嶋 匠 Aviator A one MYST KK-S2 2'16.936 2.293 0.066 152.664
19 57 東 慎之介 サンセルモMYST/ORM MYST KK-S2 2'17.069 2.426 0.133 152.516
20 81 丸山 陽平 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 2'17.107 2.464 0.038 152.474
21 79 八巻 渉 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J 2'17.171 2.528 0.064 152.402
22 47 G 2 山根 一人 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 2'17.243 2.600 0.072 152.323
23 78 三瓶 旭 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J 2'17.427 2.784 0.184 152.119
24 51 落合 蓮音 ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 2'17.538 2.895 0.111 151.996
25 2 吉田 紘大 ATEAM Buzz Racing KKS2 MYST KK-S2 2'17.901 3.258 0.363 151.596
26 4 古里 拓 FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 2'18.381 3.738 0.480 151.070
27 32 天谷 伶奈 TODOROKI☆KKSII MYST KK-S2 2'18.921 4.278 0.540 150.483
28 70 Rainy Medina Lucky Chaneces Race for MYST KK-S2 2'18.995 4.352 0.074 150.403
29 16 地崎 壱星 レプリスポーツKKS-II MYST KK-S2 2'19.422 4.779 0.427 149.942
30 5 G 3 高橋 浩史 BBK☆レヴレーシング MYST KK-S2 2'19.759 5.116 0.337 149.580
---- 以上基準タイム(130% - 2'55.360)予選通過 ----
■GT500クラス
SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Tire SW Lap Time Behind Gap
1 37 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S BS 8 92 3:00'22.971 - -
2 *14 大嶋 和也 福住 仁嶺 ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE BS 6 92 3:00'33.939 10.968 10.968
3 16 大津 弘樹 佐藤 蓮 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-G ARTA BS 4 92 3:00'47.544 24.573 13.605
4 12 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL BS 10 92 3:00'48.074 25.103 0.530
5 36 坪井 翔 山下 健太 au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S BS 62 92 3:00'55.962 32.991 7.888
6 17 塚越 広大 太田 格之進 Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING BS 28 92 3:01'09.497 46.526 13.535
7 100 山本 尚貴 牧野 任祐 STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU BS 32 92 3:01'09.729 46.758 0.232
8 3 高星 明誠 三宅 淳詞 Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NISMO NDDP BS 54 92 3:01'31.508 1'08.537 21.779
9 24 松田 次生 名取 鉄平 リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING YH 92 3:01'42.677 1'19.706 11.169
10 *23 千代 勝正 ロニー・クインタレッリ MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO BS 44 91 3:00'26.732 1Lap 1Lap
11 39 関口 雄飛 中山 雄一 DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD BS 38 91 3:01'19.762 1Lap 53.030
12 19 国本 雄資 阪口 晴南 WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH YH 2 91 3:01'22.543 1Lap 2.781
13 *64 伊沢 拓也 大草 りき Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing DL 2 87 3:01'15.157 5Laps 4Laps
---- 以上規定周回数(70% - 64 Laps)完走 ----
- 8 野尻 智紀 松下 信治 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA BS 6 48 2:02'07.281 44Laps 39Laps
- 38 石浦 宏明 大湯 都史樹 KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO BS 28 41 1:19'38.552 51Laps 7Laps
Fastest Lap: CarNo. 12 ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z) 1'48.752 (67/92) 192.228 km/h
CarNo. 14は、SpR27.14(ピットエリア遵守事項:ファストレーン走行中の車両走行妨害)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 23(千代勝正)は、SpR13.1.a附則7.3.4.1(CarNo. 38への追突)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 64(伊沢拓也)は、SpR13.11(2回以上の危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT300クラス
SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Tire SW Lap Time Behind Gap
1 777 藤井 誠暢 マルコ・ソーレンセン チャーリー・ファグ D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing DL 85 3:00'58.681 - -
2 2 堤 優威 平良 響 muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING BS 54 85 3:01'36.711 38.030 38.030
3 6 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 Team LeMans YH 2 85 3:01'44.567 45.886 7.856
4 31 小高 一斗 中村 仁 根本 悠生 apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr BS 24 85 3:01'54.143 55.462 9.576
5 52 吉田 広樹 野中 誠太 Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave BS 38 85 3:02'02.495 1'03.814 8.352
6 45 ケイ・コッツォリーノ リル・ワドゥー PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING MI 4 85 3:02'18.394 1'19.713 15.899
7 7 荒 聖治 ニコラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW M Team Studie × CRS MI 22 85 3:02'23.255 1'24.574 4.861
8 65 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING BS 36 85 3:02'24.622 1'25.941 1.367
9 96 新田 守男 高木 真一 K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing DL 10 84 3:00'45.148 1Lap 1Lap
10 60 吉本 大樹 河野 駿佑 Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa DL 84 3:01'18.637 1Lap 33.489
11 62 平手 晃平 平木 湧也 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS YH 2 84 3:01'56.328 1Lap 37.691
12 4 谷口 信輝 片岡 龍也 グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO YH 24 84 3:02'01.996 1Lap 5.668
13 18 小林 崇志 小出 峻 三井 優介 UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE YH 8 83 3:00'36.750 2Laps 1Lap
14 50 イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage YH 83 3:00'44.961 2Laps 8.211
15 20 平中 克幸 清水 英志郎 シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING MI 83 3:00'54.202 2Laps 9.241
16 56 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING YH 32 83 3:01'31.718 2Laps 37.516
17 9 阪口 良平 冨林 勇佑 藤原 優汰 PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM YH 83 3:01'53.336 2Laps 21.618
18 25 菅波 冬悟 松井 孝允 佐藤 公哉 HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA YH 83 3:01'57.695 2Laps 4.359
19 30 永井 宏明 小林 利徠斗 織戸 学 apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr YH 83 3:02'04.398 2Laps 6.703
20 88 小暮 卓史 元嶋 佑弥 JLOC Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC YH 52 83 3:02'06.074 2Laps 1.676
21 *87 松浦 孝亮 坂口 夏月 METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC YH 14 83 3:02'07.778 2Laps 1.704
22 *48 井田 太陽 柴田 優作 眞田 拓海 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing YH 82 3:02'17.932 3Laps 1Lap
23 360 大滝 拓也 青木 孝行 荒川 麟 RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS YH 81 3:00'36.409 4Laps 1Lap
24 22 和田 久 城内 政樹 小山 美姫 アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS YH 81 3:01'32.579 4Laps 56.170
25 5 藤波 清斗 塩津 佑介 マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH YH 68 3:01'58.590 17Laps 13Laps
---- 以上規定周回数(70% - 59 Laps)完走 ----
- 61 井口 卓人 山内 英輝 SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT DL 2 46 1:38'07.003 39Laps 22Laps
- 11 富田 竜一郎 石川 京侍 GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER DL 37 1:19'03.200 48Laps 9Laps
Fastest Lap: CarNo.777 藤井誠暢(D'station Vantage GT3) 2'00.290 (64/85) 173.790 km/h
CarNo. 87(松浦孝亮)は、SpR附則4.2.2(FCY時の減速遅れ)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo. 48は、SpR27.1.2(ピットエリア遵守事項)違反によりドライビングスルーペナルティーを科した。
■Championクラス
SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver CarTeam Lap Time Behind Gap
1 50 野村 勇斗 HFDP with B-Max Racing HFDP WITH B-max Racing Team 11 23'39.380 - -
2 62 森山 冬星 HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS 11 23'43.446 4.066 4.066
3 51 洞地 遼⼤ HFDP with B-Max Racing HFDP WITH B-max Racing Team 11 23'43.701 4.321 0.255
4 16 新原 光太郎 YBS Verve影⼭MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing 11 23'48.535 9.155 4.834
5 34 清水 啓伸 Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE 11 23'52.319 12.939 3.784
6 35 佐野 雄城 TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School 11 23'53.141 13.761 0.822
7 38 梅垣 清 TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School 11 23'53.791 14.411 0.650
8 45 大宮 賢人 PONOS RACING MCS4 PONOS RACING 11 23'55.185 15.805 1.394
9 54 佐藤 凛太郎 PONOS RACING MCS4 PONOS RACING 11 23'57.373 17.993 2.188
10 36 卜部 和久 TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School 11 23'57.877 18.497 0.504
11 33 佐藤 樹 Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE 11 23'57.926 18.546 0.049
12 60 熊谷 憲太 OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS 11 23'58.549 19.169 0.623
13 *37 鈴木 斗輝哉 TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School 11 24'08.258 28.878 9.709
14 77 松田 大輝 WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED 11 24'09.229 29.849 0.971
15 64 HIROBON HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS 11 24'13.542 34.162 4.313
16 14 村田 将輝 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED 11 24'14.258 34.878 0.716
17 46 有村 将真 フジタ薬局アポロ電⼯ フジタ薬局レーシング 11 24'19.405 40.025 5.147
18 26 三枝 拓己 FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT 11 24'21.234 41.854 1.829
19 87 下野 璃央 Dr.Dry Racing Team Dr. Dry 11 24'25.565 46.185 4.331
20 90 Lin Chenghua ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING 11 24'28.693 49.313 3.128
21 97 白崎 稜 Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing 11 24'29.100 49.720 0.407
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
■Independentクラス
SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver CarTeam Lap Time Behind Gap
1 30 DRAGON B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM 11 24'27.002 - -
2 44 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM 11 24'27.335 0.333 0.333
3 10 中島 功 Rn-sports MCS4 Rn-sports 11 24'27.984 0.982 0.649
4 11 植田 正幸 Rn-sports MCS4 Rn-sports 11 24'29.863 2.861 1.879
5 96 齋藤 真紀雄 CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING 11 24'31.510 4.508 1.647
6 63 鳥羽 豊 HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS 11 24'32.138 5.136 0.628
7 55 KENTARO Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS 11 24'35.651 8.649 3.513
8 2 仲尾 恵史 TCS AKILAND AKILAND RACING 11 24'36.615 9.613 0.964
9 98 IKARI Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing 11 24'43.632 16.630 7.017
10 9 ケン・アレックス BUZZ RACING Buzz Racing 11 24'44.250 17.248 0.618
11 4 佐々木 祐一 仙台DayDream with RICHO DAYDREAM RACING 11 24'45.224 18.222 0.974
12 86 大阪 八郎 Dr.Dry Racing Team Dr. Dry 11 24'47.445 20.443 2.221
13 71 大山 正芳 ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING 11 24'48.812 21.810 1.367
14 61 坂井 フォックス・ウィリアム HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS 11 24'58.649 31.647 9.837
15 5 小谷 泰弘 TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN 11 24'59.370 32.368 0.721
16 *40 ⾚松 昌⼀朗 SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ 11 25'20.030 53.028 20.660
17 23 YUGO S2R Racing N-SPEED 11 25'39.530 1'12.528 19.500
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
Fastest Lap: 森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4) 2'08.560 (3/11) 162.610 km/h
CarNo. 37は、FIA-F4選手権統一規則第15条1.2(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
CarNo. 40は、FIA-F4選手権統一規則第30条7(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。