KYOJO CUP最終第5戦は10月31日、富士スピードウェイでスプリントレースを行い、ポールポジションからスタートした斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)がそのまま逃げ切り優勝。選手権でポイントリーダーに立った。
スプリントレースは午後1時10分、ローリングスタートに向け各車グリッドを離れた。上空の雲は増え、秋らしいさわやかな気候となった。気温18.6度、路面温度22.4度だ。
各車ローリングでスタートラインに戻り、シグナルグリーンでスタートが切られると、上位陣は予選順位のまま1コーナーを通過。トップ斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)、2位佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、3位翁長実希(nat KDDP KC-MG01)、4位富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)、5位ハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)、6位下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)だ。
続くヘアピンでは7位のジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が6位下野のインを差す。この2台は併走してヘアピンを立ち上がるが接触し、両車スピン。チコンテは走行を続けるが、下野はフロントウイングを壊しピットインし、リタイアとなった。
1周目、トップ斎藤は2位佐藤を0秒5離して戻ってきた。さらに0秒8差で3位が翁長。以下4位富下、5位バートンと続き、チコンテと下野の接触の混乱に乗じ三浦愛(Team ReFa KC-MG01)が6位に上がってきた。7位に松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が、8位に白石いつも(Team ReFa Aira KC-MG01)が、9位にペイジ・ラダッツ(富士山静岡レーシングKC-MG01)が、10位に平川真子(NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01)がつける。
3周目にはトップ斎藤がここまでのファステストラップ1分45秒705を記録し、2位佐藤との差を0秒9と広げる。3位翁長はその後ろ0秒7差。ポイントリーダー富下はさらに1秒2差で徐々に遅れ始める。
5周目、トップ斎藤はこのレースのファステストラップとなる1分45秒329をたたき出し2位佐藤との差を1秒5まで広げた。
斎藤はその後も佐藤との差を広げ8周目には2秒4と独走態勢に持ち込む。逆に2位佐藤には3位翁長が徐々に迫ってきた。この周その差はついに0秒2となり翁長は佐藤を射程に捉える。
9周目の1コーナーでは翁長が佐藤のインを差し、トップに立つもコカコーラコーナー立ち上がりでは佐藤が翁長に先行しトップを奪い返す。
レースは10周を回りフィニッシュ。トップ斎藤は2位を4秒以上離してぶっちぎりでの優勝。佐藤は最後まで翁長を押さえきり2位、3位には翁長が入った。
ポイントリーダーの富下はこのレース精彩を欠き、単独走行の4位でレースを終えた。5位バートン、6位三浦、7位松井は接近戦を演じていたが、順位は変わらず。8位にラダッツ、9位に白石、10位に平川が入った。
優勝した斎藤は選手権ポイントを82としポイントリーダーに立った。富下が80ポイントで2位、佐藤が74ポイントで3位、チコンテが70ポイントで4位、翁長が66ポイントで5位。ここまでがチャンピオンの可能性を残し明日のファイナルレースに臨むこととなった。
ファイナルレースは明日午後0時45分より15周で行われる。グリッド順はこのレースの結果となり、斎藤がポールからスタートする。富下は4位グリッドから斎藤の前に出ることがチャンピオンへの最低条件だ。佐藤と翁長も優勝しないとチャンピオンは厳しそう。ペナルティーで最後尾スタートとなったチコンテはチャンピオンの望みはほぼなくなった。斎藤が有利に見えるが、レースは何が起こるか分からない。明日のファイナルレースに注目だ。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

